JPH09207137A - インサート金具自動調芯金型 - Google Patents
インサート金具自動調芯金型Info
- Publication number
- JPH09207137A JPH09207137A JP3910796A JP3910796A JPH09207137A JP H09207137 A JPH09207137 A JP H09207137A JP 3910796 A JP3910796 A JP 3910796A JP 3910796 A JP3910796 A JP 3910796A JP H09207137 A JPH09207137 A JP H09207137A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- core
- movable
- plate
- aligning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 インサート金具81を成形部キャビティc内
で確実に調芯保持すると共に、インサート金具81のセ
ット作業の容易性を損なわない。 【解決手段】 型閉めの際には、可動側受け板5が可動
側型板2の背面に接触され、調芯コア53が可動側型板
2に形成されたコア型21への挿入方向に前進するの
で、コア型21に放射方向に挿入された複数の調芯ピン
23の頭部23aが調芯コア53のテーパ状の先端外周
面53の大径側へ乗り上がって外径側へ押し出され、コ
ア型21の外周のインサート金具81を調芯拘束する
(図1A)。また、型開き終了の際には、可動側受け板
5が可動側型板2の背面から離れ、これに伴って調芯コ
ア53がコア型21に対して抜き出し方向に後退移動す
るので、調芯ピン23がコイルスプリング24の付勢力
により内径側へ変位してインサート金具81の拘束を解
除する(図1B)。
で確実に調芯保持すると共に、インサート金具81のセ
ット作業の容易性を損なわない。 【解決手段】 型閉めの際には、可動側受け板5が可動
側型板2の背面に接触され、調芯コア53が可動側型板
2に形成されたコア型21への挿入方向に前進するの
で、コア型21に放射方向に挿入された複数の調芯ピン
23の頭部23aが調芯コア53のテーパ状の先端外周
面53の大径側へ乗り上がって外径側へ押し出され、コ
ア型21の外周のインサート金具81を調芯拘束する
(図1A)。また、型開き終了の際には、可動側受け板
5が可動側型板2の背面から離れ、これに伴って調芯コ
ア53がコア型21に対して抜き出し方向に後退移動す
るので、調芯ピン23がコイルスプリング24の付勢力
により内径側へ変位してインサート金具81の拘束を解
除する(図1B)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、環状のインサート
金具が同心的に一体接合された合成樹脂又はエラストマ
等の環状製品を得るためのインサート成形用金型であっ
て、インサート金具の調芯機構を備えたものに関する。
金具が同心的に一体接合された合成樹脂又はエラストマ
等の環状製品を得るためのインサート成形用金型であっ
て、インサート金具の調芯機構を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】環状のインサート金具が同心的に一体化
された合成樹脂製品の典型的な例としては、例えば図9
に示すようなステータ100がある。この種のステータ
100は、自動変速機の内部に回転自在に装着され、環
状の合成樹脂製本体101に形成されたスクリュ羽根1
02の軸流ポンプ作用によって、変速機内部に潤滑油の
流れを生じさせるものであり、前記本体101の内周に
はワンウェイクラッチの金属製アウターレース103が
一体的にインサートされている。
された合成樹脂製品の典型的な例としては、例えば図9
に示すようなステータ100がある。この種のステータ
100は、自動変速機の内部に回転自在に装着され、環
状の合成樹脂製本体101に形成されたスクリュ羽根1
02の軸流ポンプ作用によって、変速機内部に潤滑油の
流れを生じさせるものであり、前記本体101の内周に
はワンウェイクラッチの金属製アウターレース103が
一体的にインサートされている。
【0003】上述のステータ100は、従来から、図1
0に一部を示すようなインサート成形用金型200を用
いて射出成形されている。すなわちこのインサート成形
用金型200は、固定側型板201と、これに密接衝合
される可動側型板202とのパーティング面PLに、ラ
ンナbを介してスプルaに連通する成形部キャビティc
が形成される。そして前記ステータ100の射出成形に
際しては、可動側型板202側に成形部キャビティcの
内周に位置して設けられたコア型202aの外周面に、
まずインサート金具(アウターレース)103をセット
し、固定側型板201と可動側型板202とを型閉めし
た後、射出ノズル(図示省略)から溶融樹脂材料をスプ
ルa及びランナbを介して成形部キャビティc内に射出
する。成形部キャビティc内の樹脂材料は、架橋硬化と
共にインサート金具103に一体接合される。
0に一部を示すようなインサート成形用金型200を用
いて射出成形されている。すなわちこのインサート成形
用金型200は、固定側型板201と、これに密接衝合
される可動側型板202とのパーティング面PLに、ラ
ンナbを介してスプルaに連通する成形部キャビティc
が形成される。そして前記ステータ100の射出成形に
際しては、可動側型板202側に成形部キャビティcの
内周に位置して設けられたコア型202aの外周面に、
まずインサート金具(アウターレース)103をセット
し、固定側型板201と可動側型板202とを型閉めし
た後、射出ノズル(図示省略)から溶融樹脂材料をスプ
ルa及びランナbを介して成形部キャビティc内に射出
する。成形部キャビティc内の樹脂材料は、架橋硬化と
共にインサート金具103に一体接合される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によれ
ば、成形部キャビティcに対するインサート金具(アウ
ターレース)103の調芯すなわち芯合わせは、このイ
ンサート金具103の内周面とコア型202aの外周面
との間のクリアランス管理によって行われているが、こ
のクリアランスを小さくすると、コア型202aへのイ
ンサート金具103のセットが困難になってしまうた
め、インサート金具103の挿入作業の容易性を確保す
るには、前記クリアランスをある程度大きくする必要が
ある。したがって、このクリアランスの存在による成形
部キャビティcとインサート金具103の軸芯の僅かな
ずれの発生が避けられず、合成樹脂性本体101とイン
サート金具103との同心度が損なわれて回転時の振れ
を発生する問題が指摘される。またこのため、従来は成
形品を離型した後、その外周をチャックしてインサート
金具103の内周を機械加工するか、あるいはインサー
ト金具103の内周をチャックして本体101の外周面
を機械加工するといった、製品の同心性を回復するため
の後加工が必要であった。
ば、成形部キャビティcに対するインサート金具(アウ
ターレース)103の調芯すなわち芯合わせは、このイ
ンサート金具103の内周面とコア型202aの外周面
との間のクリアランス管理によって行われているが、こ
のクリアランスを小さくすると、コア型202aへのイ
ンサート金具103のセットが困難になってしまうた
め、インサート金具103の挿入作業の容易性を確保す
るには、前記クリアランスをある程度大きくする必要が
ある。したがって、このクリアランスの存在による成形
部キャビティcとインサート金具103の軸芯の僅かな
ずれの発生が避けられず、合成樹脂性本体101とイン
サート金具103との同心度が損なわれて回転時の振れ
を発生する問題が指摘される。またこのため、従来は成
形品を離型した後、その外周をチャックしてインサート
金具103の内周を機械加工するか、あるいはインサー
ト金具103の内周をチャックして本体101の外周面
を機械加工するといった、製品の同心性を回復するため
の後加工が必要であった。
【0005】本発明は、上記のような事情のもとになさ
れたもので、その技術的課題とするところは、インサー
ト金具を成形部キャビティ内で確実に調芯すると共に、
成形部キャビティへのインサート金具のセット作業の容
易性を損なうことのない調芯機構を備えた金型を提供す
ることにある。
れたもので、その技術的課題とするところは、インサー
ト金具を成形部キャビティ内で確実に調芯すると共に、
成形部キャビティへのインサート金具のセット作業の容
易性を損なうことのない調芯機構を備えた金型を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題を有
効に解決するための手段として、本発明に係るインサー
ト金具自動調芯金型は、成形部キャビティの内周側にあ
ってインサート金具が外挿されるコア型の軸心部に、先
端外周面が先細り形状に形成された調芯コアが軸方向移
動自在に挿入され、前記コア型にその軸心部を中心とす
る放射方向移動可能に複数の調芯ピンが挿入されると共
に、この調芯ピンが前記軸心部へ向けて付勢されてその
頭部が前記調芯コアの先端外周面に接触され、前記調芯
コアは型閉め時にコア型内へ前進して各調芯ピンの先端
を前記コア型の外周面から突出させ、型開き終了時に後
退して各調芯ピンの先端を前記コア型の外周面から没入
させるものである。
効に解決するための手段として、本発明に係るインサー
ト金具自動調芯金型は、成形部キャビティの内周側にあ
ってインサート金具が外挿されるコア型の軸心部に、先
端外周面が先細り形状に形成された調芯コアが軸方向移
動自在に挿入され、前記コア型にその軸心部を中心とす
る放射方向移動可能に複数の調芯ピンが挿入されると共
に、この調芯ピンが前記軸心部へ向けて付勢されてその
頭部が前記調芯コアの先端外周面に接触され、前記調芯
コアは型閉め時にコア型内へ前進して各調芯ピンの先端
を前記コア型の外周面から突出させ、型開き終了時に後
退して各調芯ピンの先端を前記コア型の外周面から没入
させるものである。
【0007】本発明の金型によれば、コア型の軸心部へ
の挿入方向へ調芯コアが前進した場合は、前記コア型に
放射方向に挿入された各調芯ピンの頭部が調芯コアの先
細り形状を呈する先端外周面の大径側へ乗り上がるの
で、各調芯ピンがコア型の外径方向へ押し出されてその
先端がコア型の外周面から突出し、調芯コアが後退した
場合は、前記頭部が前記調芯コアの先端外周面における
小径側へ接触することになるので、コア型の軸心部へ向
けて付勢された各調芯ピンは内径方向へ移動してその先
端がコア型の外周面から没入する。そして、調芯コアの
前進動作は型閉め時に同期されているので、これに伴い
外径方向に押し出される各調芯ピンの先端が、型閉めに
先行してコア型の外周にセットされたインサート金具の
内周面に接触し、これによって、インサート金具は型閉
めと同時にコア型に対して自動的に調芯され、拘束され
る。また、調芯コアの後退動作は型開き終了時に同期さ
れているので、型開き終了後の製品離型工程において
は、各調芯ピンの先端がコア型内へ没入して成形品内周
のインサート金具の内周面に対する拘束を解除し、離型
動作を妨げない。
の挿入方向へ調芯コアが前進した場合は、前記コア型に
放射方向に挿入された各調芯ピンの頭部が調芯コアの先
細り形状を呈する先端外周面の大径側へ乗り上がるの
で、各調芯ピンがコア型の外径方向へ押し出されてその
先端がコア型の外周面から突出し、調芯コアが後退した
場合は、前記頭部が前記調芯コアの先端外周面における
小径側へ接触することになるので、コア型の軸心部へ向
けて付勢された各調芯ピンは内径方向へ移動してその先
端がコア型の外周面から没入する。そして、調芯コアの
前進動作は型閉め時に同期されているので、これに伴い
外径方向に押し出される各調芯ピンの先端が、型閉めに
先行してコア型の外周にセットされたインサート金具の
内周面に接触し、これによって、インサート金具は型閉
めと同時にコア型に対して自動的に調芯され、拘束され
る。また、調芯コアの後退動作は型開き終了時に同期さ
れているので、型開き終了後の製品離型工程において
は、各調芯ピンの先端がコア型内へ没入して成形品内周
のインサート金具の内周面に対する拘束を解除し、離型
動作を妨げない。
【0008】上記動作において、調芯コアの前進動作及
びこれに伴うインサート金具に対する調芯ピンの調芯拘
束動作を型閉め時に同期させ、また、調芯コアの後退動
作及びこれに伴うインサート金具への調芯ピンの拘束解
除動作を型開き終了時に同期させるための好ましい構成
としては、固定側型板と、この固定側型板に対して軸方
向移動自在に組み合わされて成形部キャビティを形成す
る可動側型板とを備え、前記可動側型板がその背後の可
動側受け板に所定の可動範囲での軸方向相対移動を許容
された状態で連結され、前記固定側型板と可動側型板と
の互いの型開き距離がリンク部材を介して一定に制限さ
れ、コア型が前記可動側型板に形成され、調芯コアが前
記可動側受け板に固定される。
びこれに伴うインサート金具に対する調芯ピンの調芯拘
束動作を型閉め時に同期させ、また、調芯コアの後退動
作及びこれに伴うインサート金具への調芯ピンの拘束解
除動作を型開き終了時に同期させるための好ましい構成
としては、固定側型板と、この固定側型板に対して軸方
向移動自在に組み合わされて成形部キャビティを形成す
る可動側型板とを備え、前記可動側型板がその背後の可
動側受け板に所定の可動範囲での軸方向相対移動を許容
された状態で連結され、前記固定側型板と可動側型板と
の互いの型開き距離がリンク部材を介して一定に制限さ
れ、コア型が前記可動側型板に形成され、調芯コアが前
記可動側受け板に固定される。
【0009】この構成によれば、固定側型板に対して可
動側型板を型閉めすると、可動側受け板が可動側型板の
背面に接触され、この可動側受け板に固定された調芯コ
アが可動側型板に形成されたコア型への挿入方向に前進
するので、インサート金具に対する各調芯ピンの調芯拘
束動作を型閉めに同期させることができる。また、固定
側型板に対して可動側型板を型開きすると、この可動側
型板が所定の型開き距離に達してリンク部材により型開
き方向の移動が制限された時点で、その後も型開き方向
への移動が継続される可動側受け板が可動側型板の背面
から離れ、これに伴って、調芯コアがコア型に対して抜
き出し方向に後退移動するので、インサート金具に対す
る各調芯ピンの拘束解除動作を型開き終了時に同期させ
ることができる。
動側型板を型閉めすると、可動側受け板が可動側型板の
背面に接触され、この可動側受け板に固定された調芯コ
アが可動側型板に形成されたコア型への挿入方向に前進
するので、インサート金具に対する各調芯ピンの調芯拘
束動作を型閉めに同期させることができる。また、固定
側型板に対して可動側型板を型開きすると、この可動側
型板が所定の型開き距離に達してリンク部材により型開
き方向の移動が制限された時点で、その後も型開き方向
への移動が継続される可動側受け板が可動側型板の背面
から離れ、これに伴って、調芯コアがコア型に対して抜
き出し方向に後退移動するので、インサート金具に対す
る各調芯ピンの拘束解除動作を型開き終了時に同期させ
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1乃至図8は、本発明に係るイ
ンサート金具自動調芯金型の好ましい一実施形態を示す
ものである。なお、以下の説明で用いられる「軸方向」
とは、金型の開閉方向、すなわち各図における左右方向
をいう。
ンサート金具自動調芯金型の好ましい一実施形態を示す
ものである。なお、以下の説明で用いられる「軸方向」
とは、金型の開閉方向、すなわち各図における左右方向
をいう。
【0011】図1乃至図8に示される実施形態におい
て、参照符号1は固定側型板、2はこの固定側型板1に
軸方向移動自在に組み合わされる可動側型板である。固
定側型板1は固定側取付板3に取り付けられており、こ
の固定側型板1及び固定側取付板3を軸方向に貫通して
設けられたスプルブッシュ4によって、図4に示す射出
ノズル9からの溶融樹脂材料Pの供給口となるスプルa
が形成されている。固定側型板1に対する可動側型板2
の対向面(パーティング面PL)にはコア型21が形成
されており、図3に示す型閉め状態において、このコア
型21と固定側型板1との間にはランナb及びこのラン
ナbを介してスプルaと連通する環状の成形部キャビテ
ィcが形成されるようになっている。コア型21は、こ
のコア型21の外周にセットされるインサート金具81
の内周面よりも僅かに小径に形成されている。
て、参照符号1は固定側型板、2はこの固定側型板1に
軸方向移動自在に組み合わされる可動側型板である。固
定側型板1は固定側取付板3に取り付けられており、こ
の固定側型板1及び固定側取付板3を軸方向に貫通して
設けられたスプルブッシュ4によって、図4に示す射出
ノズル9からの溶融樹脂材料Pの供給口となるスプルa
が形成されている。固定側型板1に対する可動側型板2
の対向面(パーティング面PL)にはコア型21が形成
されており、図3に示す型閉め状態において、このコア
型21と固定側型板1との間にはランナb及びこのラン
ナbを介してスプルaと連通する環状の成形部キャビテ
ィcが形成されるようになっている。コア型21は、こ
のコア型21の外周にセットされるインサート金具81
の内周面よりも僅かに小径に形成されている。
【0012】可動側型板2は、その背後(固定側型板1
と反対側)に配置された可動側受け板5にリンクボルト
51によって連結されており、前記可動側受け板5は、
スペーサブロック61を介して図示されていないボルト
により可動側取付板6に取り付けられている。可動側受
け板5には、成形部キャビティcの外周側の位置で可動
側型板2を貫通して固定側型板1側へ突出した位置決め
ピン52が設けられており、この位置決めピン52は、
固定側型板1に開設された位置決め孔11に挿入される
ことによって、型閉め時における固定側型板1と可動側
型板2との互いの調芯がなされるようになっている。
と反対側)に配置された可動側受け板5にリンクボルト
51によって連結されており、前記可動側受け板5は、
スペーサブロック61を介して図示されていないボルト
により可動側取付板6に取り付けられている。可動側受
け板5には、成形部キャビティcの外周側の位置で可動
側型板2を貫通して固定側型板1側へ突出した位置決め
ピン52が設けられており、この位置決めピン52は、
固定側型板1に開設された位置決め孔11に挿入される
ことによって、型閉め時における固定側型板1と可動側
型板2との互いの調芯がなされるようになっている。
【0013】スペーサブロック61を介して互いに離れ
ている可動側受け板5と可動側取付板6との間の空間に
はエジェクタプレート7が軸方向移動自在に設けられて
いる。このエジェクタプレート7には、可動側受け板5
及び可動側型板2を軸方向に貫通して先端が成形部キャ
ビティc内に突没されるエジェクタピン71が固定され
ている。
ている可動側受け板5と可動側取付板6との間の空間に
はエジェクタプレート7が軸方向移動自在に設けられて
いる。このエジェクタプレート7には、可動側受け板5
及び可動側型板2を軸方向に貫通して先端が成形部キャ
ビティc内に突没されるエジェクタピン71が固定され
ている。
【0014】固定側型板1の外側端部には、可動側型板
2、可動側受け板5等を含む可動側の部品群の外側端部
位置へ向けて軸方向に延びるリンクプレート12が固定
されている。このリンクプレート12には、その長手方
向に延びる長孔12aが形成されている。一方、可動側
型板2の外側端部にはリンクピン22が突設されると共
に、前記リンクプレート12の長孔12aにその長手方
向移動自在に係合されている。
2、可動側受け板5等を含む可動側の部品群の外側端部
位置へ向けて軸方向に延びるリンクプレート12が固定
されている。このリンクプレート12には、その長手方
向に延びる長孔12aが形成されている。一方、可動側
型板2の外側端部にはリンクピン22が突設されると共
に、前記リンクプレート12の長孔12aにその長手方
向移動自在に係合されている。
【0015】このリンクプレート12とリンクピン22
は、可動側取付板6の後退動作によって固定側型板1か
ら可動側型板2を後退させ、型開きさせて行った時に、
図6に示すように、可動側型板2の後退移動と共にリン
クプレート12の長孔12a内を移動するリンクピン2
2がやがて前記長孔12aの先端12bと干渉すること
によって、固定側型板1と可動側型板2との互いの型開
き距離Lを一定に制限するものである。
は、可動側取付板6の後退動作によって固定側型板1か
ら可動側型板2を後退させ、型開きさせて行った時に、
図6に示すように、可動側型板2の後退移動と共にリン
クプレート12の長孔12a内を移動するリンクピン2
2がやがて前記長孔12aの先端12bと干渉すること
によって、固定側型板1と可動側型板2との互いの型開
き距離Lを一定に制限するものである。
【0016】可動側受け板5に螺合固定されたリンクボ
ルト51は、その頭部座面51aが可動側型板2を緊結
した状態にはなく、可動側型板2とその背後の可動側受
け板5は、このリンクボルト51を介して所定の可動範
囲ΔLでの軸方向相対移動が許容された状態に連結され
ている。また、可動側取付板6は、L+ΔLに相当する
距離を軸方向往復動作されるようになっている。したが
って、リンクピン22がリンクプレート12の長孔12
aの先端12bに干渉することによって可動側型板2の
型開き動作が制限された後も、可動側取付板6が後退動
作を継続することによって、可動側受け板5が可動側型
板2の背面から可動距離ΔLだけ開離される。
ルト51は、その頭部座面51aが可動側型板2を緊結
した状態にはなく、可動側型板2とその背後の可動側受
け板5は、このリンクボルト51を介して所定の可動範
囲ΔLでの軸方向相対移動が許容された状態に連結され
ている。また、可動側取付板6は、L+ΔLに相当する
距離を軸方向往復動作されるようになっている。したが
って、リンクピン22がリンクプレート12の長孔12
aの先端12bに干渉することによって可動側型板2の
型開き動作が制限された後も、可動側取付板6が後退動
作を継続することによって、可動側受け板5が可動側型
板2の背面から可動距離ΔLだけ開離される。
【0017】図1に最も明瞭に示されるように、可動側
型板2のコア型21の軸心部には、先端外周面53aが
先細りのテーパ状に形成された調芯コア53が軸方向移
動自在に挿入されており、この調芯コア53の基端部5
3bは可動側受け板5に固定されている。また、前記コ
ア型21にはその軸心部を中心とする放射状に、複数の
調芯ピン23が半径方向移動可能な状態で挿入されてい
る。この調芯ピン23は、前記コア型53の軸心部側を
向いた頭部23aが、前記調芯コア53のテーパ状の先
端外周面53aに接触されており、その接触面は、調芯
コア53の先端外周面53aのテーパ角度に対応した傾
斜面をなしている。前記頭部23aにはコイルスプリン
グ24が当接配置され、このコイルスプリング24によ
って、前記各調芯ピン23は、調芯コア53の先端外周
面53aと常時接触されるようにコア型21の軸心側へ
向けて弾性的に付勢されている。
型板2のコア型21の軸心部には、先端外周面53aが
先細りのテーパ状に形成された調芯コア53が軸方向移
動自在に挿入されており、この調芯コア53の基端部5
3bは可動側受け板5に固定されている。また、前記コ
ア型21にはその軸心部を中心とする放射状に、複数の
調芯ピン23が半径方向移動可能な状態で挿入されてい
る。この調芯ピン23は、前記コア型53の軸心部側を
向いた頭部23aが、前記調芯コア53のテーパ状の先
端外周面53aに接触されており、その接触面は、調芯
コア53の先端外周面53aのテーパ角度に対応した傾
斜面をなしている。前記頭部23aにはコイルスプリン
グ24が当接配置され、このコイルスプリング24によ
って、前記各調芯ピン23は、調芯コア53の先端外周
面53aと常時接触されるようにコア型21の軸心側へ
向けて弾性的に付勢されている。
【0018】図1(A)に示すように、可動側受け板5
が可動側型板2の背面に密接することによって、調芯コ
ア53がコア型21に対する挿入限度位置まで前進した
状態では、調芯ピン23の頭部23aが調芯コア53の
先細りテーパ状を呈する先端外周面53aの大径側に乗
り上がって、コア型21の外径側へ向けて押し出された
状態にある。調芯ピン23は、この状態において先端2
3bがコア型21の外周面から僅かに突出する長さとな
っている。また、図1(B)に示すように、可動側受け
板5が先に述べたリンクボルト51による可動範囲ΔL
だけ可動側型板2の背面から離れることによって、調芯
コア53がコア型21に対する後退位置にある状態で
は、各調芯ピン23は、その頭部23aがコイルスプリ
ング24の付勢力によって調芯コア53の先端外周面5
3aの小径側に接触されているので、コア型21の軸心
側へ変位しており、先端23bはコア型21の外周面か
ら没入した状態になる。
が可動側型板2の背面に密接することによって、調芯コ
ア53がコア型21に対する挿入限度位置まで前進した
状態では、調芯ピン23の頭部23aが調芯コア53の
先細りテーパ状を呈する先端外周面53aの大径側に乗
り上がって、コア型21の外径側へ向けて押し出された
状態にある。調芯ピン23は、この状態において先端2
3bがコア型21の外周面から僅かに突出する長さとな
っている。また、図1(B)に示すように、可動側受け
板5が先に述べたリンクボルト51による可動範囲ΔL
だけ可動側型板2の背面から離れることによって、調芯
コア53がコア型21に対する後退位置にある状態で
は、各調芯ピン23は、その頭部23aがコイルスプリ
ング24の付勢力によって調芯コア53の先端外周面5
3aの小径側に接触されているので、コア型21の軸心
側へ変位しており、先端23bはコア型21の外周面か
ら没入した状態になる。
【0019】以上の構成を備えるインサート金具自動調
芯金型を用いて、内周に環状のインサート金具81が同
心的に一体化された例えば図9に示すステータ100等
のような環状の合成樹脂製品8を成形する工程を、その
工程順に説明する。
芯金型を用いて、内周に環状のインサート金具81が同
心的に一体化された例えば図9に示すステータ100等
のような環状の合成樹脂製品8を成形する工程を、その
工程順に説明する。
【0020】まず図2は、固定側型板1と可動側型板2
とを型開きした状態において、可動側型板2のコア型2
1の外周に、インサート金具81を外挿する工程を示す
ものである。先に述べたように、コア型21は、インサ
ート金具81の内周面よりも僅かに小径であり、また、
この型開き状態では、可動側受け板5が可動側型板2の
背面から可動距離ΔLだけ離れていることによって調芯
コア53が後退位置にあり、図1(B)に示すように各
調芯ピン23はコア型21の軸心側へ変位してその先端
23bがコア型21の外周面から没入した状態にあるた
め、コア型21へのインサート金具81のセットを容易
に行うことができる。
とを型開きした状態において、可動側型板2のコア型2
1の外周に、インサート金具81を外挿する工程を示す
ものである。先に述べたように、コア型21は、インサ
ート金具81の内周面よりも僅かに小径であり、また、
この型開き状態では、可動側受け板5が可動側型板2の
背面から可動距離ΔLだけ離れていることによって調芯
コア53が後退位置にあり、図1(B)に示すように各
調芯ピン23はコア型21の軸心側へ変位してその先端
23bがコア型21の外周面から没入した状態にあるた
め、コア型21へのインサート金具81のセットを容易
に行うことができる。
【0021】次に図3は、可動側取付板6を前進動作さ
せることによって、固定側型板1と可動側型板2とを型
閉めした状態を示す。この型閉め状態では、固定側型板
1と可動側型板2の互いのパーティング面PLには、コ
ア型21の外周側に、ランナbを介してスプルaと連通
した環状の成形部キャビティcが形成される。
せることによって、固定側型板1と可動側型板2とを型
閉めした状態を示す。この型閉め状態では、固定側型板
1と可動側型板2の互いのパーティング面PLには、コ
ア型21の外周側に、ランナbを介してスプルaと連通
した環状の成形部キャビティcが形成される。
【0022】この型閉めに至る過程では、可動側取付板
6によって可動側受け板5が可動側型板2の背面に押し
付けられ、これに伴って、可動側受け板5に固定されて
いる調芯コア53が可動側型板2のコア型21に対して
相対的に距離ΔLだけ前進移動する。したがって図1
(A)に示すように、放射状に配置された複数の調芯ピ
ン23は、それぞれの頭部23aが調芯コア53の先細
りテーパ状を呈する先端外周面53aの大径側に乗り上
がり、コイルスプリング24の付勢力に抗して外径側へ
互いに等距離だけ押し出され、その先端23bがコア型
21の外周面から突出してインサート金具81の内周面
に圧接する。このため、インサート金具81は型閉めと
同時にコア型21に対する調芯が自動的に行われ、前記
調芯ピン23によって内周側から拘束される。
6によって可動側受け板5が可動側型板2の背面に押し
付けられ、これに伴って、可動側受け板5に固定されて
いる調芯コア53が可動側型板2のコア型21に対して
相対的に距離ΔLだけ前進移動する。したがって図1
(A)に示すように、放射状に配置された複数の調芯ピ
ン23は、それぞれの頭部23aが調芯コア53の先細
りテーパ状を呈する先端外周面53aの大径側に乗り上
がり、コイルスプリング24の付勢力に抗して外径側へ
互いに等距離だけ押し出され、その先端23bがコア型
21の外周面から突出してインサート金具81の内周面
に圧接する。このため、インサート金具81は型閉めと
同時にコア型21に対する調芯が自動的に行われ、前記
調芯ピン23によって内周側から拘束される。
【0023】次に図4に示すように、射出機の射出ノズ
ル9の先端をスプルブッシュ4のスプル開口に衝合し、
この射出ノズル9から、溶融樹脂材料Pを、図3に示す
スプルa及びランナbを介して成形部キャビティcへ射
出する。成形部キャビティc内に賦形された樹脂材料P
は、その架橋硬化に伴って、コア型21の外周のインサ
ート金具81に一体接合される。
ル9の先端をスプルブッシュ4のスプル開口に衝合し、
この射出ノズル9から、溶融樹脂材料Pを、図3に示す
スプルa及びランナbを介して成形部キャビティcへ射
出する。成形部キャビティc内に賦形された樹脂材料P
は、その架橋硬化に伴って、コア型21の外周のインサ
ート金具81に一体接合される。
【0024】樹脂材料が硬化するのに必要な所定の時間
が経過したら、図5に示すように、可動側取付板6を軸
方向後退移動させることによって型開きを行う。この型
開きに際しては、成形部キャビティc内で硬化しインサ
ート金具81に一体化された製品本体8と、スプルa及
びランナb内部で硬化した部分8a,8bとからなる成
形体8’は、固定側型板1から離れて行く可動側型板2
に取り付いている。
が経過したら、図5に示すように、可動側取付板6を軸
方向後退移動させることによって型開きを行う。この型
開きに際しては、成形部キャビティc内で硬化しインサ
ート金具81に一体化された製品本体8と、スプルa及
びランナb内部で硬化した部分8a,8bとからなる成
形体8’は、固定側型板1から離れて行く可動側型板2
に取り付いている。
【0025】上記型開きの過程では、可動側型板2の後
退移動に伴って、この可動側型板2の外側端部に突設さ
れたリンクピン22が、固定側型板1の外側端部から延
びるリンクプレート12の長孔12a内をその先端12
b側へ向けて移動し、やがて図6に示すように、リンク
ピン22が前記先端12bに干渉するので、固定側型板
1に対する可動側型板2の型開き距離Lが一定に制限さ
れる。そして、これによって可動側型板1が停止した後
も、可動側受け板5は、図7に示すように、可動側取付
板6によって、可動範囲ΔLだけ後退移動が継続される
ため、可動側型板2の背面から可動側受け板5が離れ、
これに伴って、可動側受け板5と一体の調芯コア53が
可動側型板2のコア型21からの抜け出し方向へΔLだ
け後退移動する。したがって、各調芯ピン23は、図1
(B)に示すように、コア型21の軸心側へ変位してそ
の先端23bがコア型21の外周面から没入し、インサ
ート金具81に対する拘束状態を解除する。また、後退
を規制された可動側型板2に対して、他の可動側部品群
が一体的に前記可動範囲ΔLだけ後退移動されることに
よって、エジェクタピン71も後退し、その先端が成形
部キャビティc内の製品本体8から分離される。
退移動に伴って、この可動側型板2の外側端部に突設さ
れたリンクピン22が、固定側型板1の外側端部から延
びるリンクプレート12の長孔12a内をその先端12
b側へ向けて移動し、やがて図6に示すように、リンク
ピン22が前記先端12bに干渉するので、固定側型板
1に対する可動側型板2の型開き距離Lが一定に制限さ
れる。そして、これによって可動側型板1が停止した後
も、可動側受け板5は、図7に示すように、可動側取付
板6によって、可動範囲ΔLだけ後退移動が継続される
ため、可動側型板2の背面から可動側受け板5が離れ、
これに伴って、可動側受け板5と一体の調芯コア53が
可動側型板2のコア型21からの抜け出し方向へΔLだ
け後退移動する。したがって、各調芯ピン23は、図1
(B)に示すように、コア型21の軸心側へ変位してそ
の先端23bがコア型21の外周面から没入し、インサ
ート金具81に対する拘束状態を解除する。また、後退
を規制された可動側型板2に対して、他の可動側部品群
が一体的に前記可動範囲ΔLだけ後退移動されることに
よって、エジェクタピン71も後退し、その先端が成形
部キャビティc内の製品本体8から分離される。
【0026】上記型開きが終了したら、図8に示すよう
に、後退位置にあったエジェクタプレート7が前進移動
され、これに伴ってエジェクタピン71の先端が成形部
キャビティc内へ進出して、成形体8’における製品本
体8を突き出す。この時点では、先に述べたように、調
芯ピン23によるインサート金具81の拘束状態が解除
されているので、成形体8’は容易に離型される。
に、後退位置にあったエジェクタプレート7が前進移動
され、これに伴ってエジェクタピン71の先端が成形部
キャビティc内へ進出して、成形体8’における製品本
体8を突き出す。この時点では、先に述べたように、調
芯ピン23によるインサート金具81の拘束状態が解除
されているので、成形体8’は容易に離型される。
【0027】離型後は、次の成形サイクルに移行し、す
なわち図2に示すインサート金具81のセット工程から
の一連の工程が繰り返される。
なわち図2に示すインサート金具81のセット工程から
の一連の工程が繰り返される。
【0028】
【発明の効果】本発明に係るインサート金具自動調芯金
型によると、次のような効果が実現される。 (1) 型閉め時に、コア型に内挿された調芯ピンが外径方
向へ押し出されてコア型外周のインサート金具を自動的
に調芯状態に拘束するので、成形部キャビティとインサ
ート金具の芯ずれによって製品の同心度が損なわれるこ
とがなく、製品の同心度を回復するための後加工が不要
となる。 (2) 成形部キャビティに対するインサート金具の調芯の
ためにコア型とインサート金具とのクリアランスを小さ
くする必要がないので、インサート金具のセット作業及
び製品離型の容易性が損なわれない。
型によると、次のような効果が実現される。 (1) 型閉め時に、コア型に内挿された調芯ピンが外径方
向へ押し出されてコア型外周のインサート金具を自動的
に調芯状態に拘束するので、成形部キャビティとインサ
ート金具の芯ずれによって製品の同心度が損なわれるこ
とがなく、製品の同心度を回復するための後加工が不要
となる。 (2) 成形部キャビティに対するインサート金具の調芯の
ためにコア型とインサート金具とのクリアランスを小さ
くする必要がないので、インサート金具のセット作業及
び製品離型の容易性が損なわれない。
【図1】本発明に係るインサート金具自動調芯金型の好
ましい一実施形態の要部断面図で、(A)はインサート
金具に対する調芯拘束状態、(B)は拘束解除状態を示
すものである。
ましい一実施形態の要部断面図で、(A)はインサート
金具に対する調芯拘束状態、(B)は拘束解除状態を示
すものである。
【図2】上記実施形態において、コア型の外周にインサ
ート金具を外挿する工程を示す説明図である。
ート金具を外挿する工程を示す説明図である。
【図3】上記実施形態において、型閉めと共にインサー
ト金具を調芯拘束する工程を示す説明図である。
ト金具を調芯拘束する工程を示す説明図である。
【図4】上記実施形態において、溶融樹脂材料の射出工
程を示す説明図である。
程を示す説明図である。
【図5】上記実施形態において、型開き開始過程を示す
説明図である。
説明図である。
【図6】上記実施形態において、固定側型板と可動側型
板との型開き距離が制限された状態を示す説明図であ
る。
板との型開き距離が制限された状態を示す説明図であ
る。
【図7】上記実施形態において、型開き終了と共にイン
サート金具に対する拘束を解除する工程を示す説明図で
ある。
サート金具に対する拘束を解除する工程を示す説明図で
ある。
【図8】上記実施形態において、成形体の離型工程を示
す説明図である。
す説明図である。
【図9】環状のインサート金具が同心的に一体化された
合成樹脂製品の一例としてのステータを示す断面図であ
る。
合成樹脂製品の一例としてのステータを示す断面図であ
る。
【図10】従来技術による金型を示す部分的な断面図で
ある。
ある。
1 固定側型板 11 位置決め孔 12 リンクプレート 12a 長孔 2 可動側型板 21 コア型 22 リンクピン 23 調芯ピン 23a 頭部 23b 先端 24 コイルスプリング 3 固定側取付板 4 スプルブッシュ 5 可動側受け板 51 リンクボルト 52 位置決めピン 53 調芯コア 53a 先端外周面 6 可動側取付板 61 スペーサブロック 7 エジェクタプレート 71 エジェクタピン 8 製品本体 8’ 成形体 81 インサート金具 a スプル b ランナ c 成形部キャビティ P 溶融樹脂材料
Claims (2)
- 【請求項1】 成形部キャビティ(c)の内周側にあっ
てインサート金具(81)が外挿されるコア型(21)
の軸心部に、先端外周面(53a)が先細り形状に形成
された調芯コア(53)が軸方向移動自在に挿入され、 前記コア型(21)にその軸心部を中心とする放射方向
移動可能に複数の調芯ピン(23)が挿入されると共
に、この調芯ピン(23)が前記軸心部へ向けて付勢さ
れてその頭部(23a)が前記調芯コア(53)の先端
外周面(53a)に接触され、 前記調芯コア(53)は型閉め時にコア型(21)内へ
前進して各調芯ピン(23)の先端(23b)を前記コ
ア型(21)の外周面から突出させ、型開き終了時に後
退して各調芯ピン(23)の先端(23b)を前記コア
型(21)の外周面から没入させることを特徴とするイ
ンサート金具自動調芯金型。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、 固定側型板(1)と、 この固定側型板(1)に対して軸方向移動自在に組み合
わされて成形部キャビティ(c)を形成する可動側型板
(2)を備え、 前記可動側型板(2)がその背後の可動側受け板(5)
に所定の可動範囲(ΔL)での軸方向相対移動を許容さ
れた状態で連結され、 前記固定側型板(1)と可動側型板(2)との互いの型
開き距離(L)がリンク部材(12,22)を介して一
定に制限され、 コア型(21)が前記可動側型板(2)に形成され、 調芯コア(53)が前記可動側受け板(5)に固定され
たことを特徴とするインサート金具自動調芯金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3910796A JPH09207137A (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | インサート金具自動調芯金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3910796A JPH09207137A (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | インサート金具自動調芯金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09207137A true JPH09207137A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=12543860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3910796A Withdrawn JPH09207137A (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | インサート金具自動調芯金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09207137A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100728364B1 (ko) * | 2006-06-16 | 2007-06-13 | 한국단자공업 주식회사 | 금형조립체의 인서트물 고정장치 |
JP2009023227A (ja) * | 2007-07-19 | 2009-02-05 | Kurashiki Kako Co Ltd | 成形用金型 |
JP2009090502A (ja) * | 2007-10-05 | 2009-04-30 | Yamashiro Seiki Seisakusho:Kk | インサートコアの位置決め機構 |
-
1996
- 1996-02-02 JP JP3910796A patent/JPH09207137A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100728364B1 (ko) * | 2006-06-16 | 2007-06-13 | 한국단자공업 주식회사 | 금형조립체의 인서트물 고정장치 |
JP2009023227A (ja) * | 2007-07-19 | 2009-02-05 | Kurashiki Kako Co Ltd | 成形用金型 |
JP2009090502A (ja) * | 2007-10-05 | 2009-04-30 | Yamashiro Seiki Seisakusho:Kk | インサートコアの位置決め機構 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3963209A (en) | Ejector pin assembly for injection moulding tools | |
JP4273401B2 (ja) | 射出成形用金型 | |
JPH09207137A (ja) | インサート金具自動調芯金型 | |
JP4659286B2 (ja) | 円筒成形品の射出成形型および射出成形方法 | |
JP2658635B2 (ja) | 射出成形装置 | |
JP4290654B2 (ja) | 成形用金型、成形方法及び成形機 | |
JPH09225969A (ja) | 射出成形金型 | |
JP2006264208A (ja) | 樹脂プーリ用射出成形金型および射出成形方法 | |
JP7365091B1 (ja) | インサート成形用金型部品、インサート成形用金型、及びインサート樹脂成形品の製造方法 | |
JP4402617B2 (ja) | 整流子の製造装置及び製造方法 | |
JP3138996B2 (ja) | 突き出し機構付き金型 | |
JP4602575B2 (ja) | 脆性リングのインサート成形用金型 | |
JPH08267467A (ja) | 金型装置および成形方法 | |
JP4511902B2 (ja) | 成形装置および成形方法 | |
JPH0533309Y2 (ja) | ||
JPH0586518U (ja) | リング部材の樹脂モールド装置 | |
JPH0716886A (ja) | インサート成形用金型 | |
JP2929693B2 (ja) | インサート成形用金型装置 | |
JPH0655586A (ja) | 射出成形金型 | |
JP3377493B2 (ja) | 射出成形用金型装置 | |
JPH0716843A (ja) | インサート成形用金型装置 | |
JPH0131456Y2 (ja) | ||
JPH09193198A (ja) | 射出成形金型装置 | |
JP3131960B2 (ja) | 突き出し機構付き金型 | |
JPS5931389Y2 (ja) | 射出成形用金型 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030506 |