JPH09207115A - 物品保管システム及びそれを用いたコンクリートブロック養生方法 - Google Patents

物品保管システム及びそれを用いたコンクリートブロック養生方法

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JPH09207115A
JPH09207115A JP9011555A JP1155597A JPH09207115A JP H09207115 A JPH09207115 A JP H09207115A JP 9011555 A JP9011555 A JP 9011555A JP 1155597 A JP1155597 A JP 1155597A JP H09207115 A JPH09207115 A JP H09207115A
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well
block
cable
hoisting mechanism
storage system
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JP9011555A
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English (en)
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Pierre Gagnon
ピエール・ガグノン
Pierre Laforest
ピエール・ラフォレスト
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Gestion Laforest Inc
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    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G49/00Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for
    • B65G49/05Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for for fragile or damageable materials or articles
    • B65G49/08Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for for fragile or damageable materials or articles for ceramic mouldings
    • B65G49/085Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for for fragile or damageable materials or articles for ceramic mouldings for loading or unloading racks or similar frames; loading racks therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B11/00Apparatus or processes for treating or working the shaped or preshaped articles
    • B28B11/24Apparatus or processes for treating or working the shaped or preshaped articles for curing, setting or hardening
    • B28B11/245Curing concrete articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
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    • B28B13/04Discharging the shaped articles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品を効率的に保管でき、特にコンクリー
トブロック用の養生室として効果的に使用できる、積み
込み・積み出し装置を備えた物品保管システムを提供す
る。 【解決手段】 保管ラックが、平行な複数の行をなす
ように間隔をおいて配置された一連の柱状部材からな
り、上部が開放された格納用ウェルを形成している。巻
揚げ機構ブロックは、選択されたウェルの柱状部材によ
りガイドされて、その柱状部材の間に降ろされる。巻揚
げ機構ブロックには一対のフックが設けられており、こ
れは互いに接近・分離することで閉位置と開位置とをと
る。また、一連のパレットに取り付けて、それらの両端
を突き合わせた形態で運搬するパレット保持用の一対の
断面がZ形状のZ梁は、フックに懸吊され、フックが閉
位置にあるときにはステップを通過する。フックを開い
てZ梁の頂部を広げると、Z梁がステップに掛けられて
懸吊された状態になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートブロ
ック養生室の保管ラック、及び前記保管ラックに出し入
れされる物品の搬送に用いられるパレットを前記保管ラ
ックから出し入れするための積み込み・積み出し装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】1911年11月21日に、A.A.P
AULYに付与された、“セメント状用材養生装置(AP
PARATUS FOR CURING CEMENTITIOUS MATERIAL)”なる名
称の米国特許第1,009,557号には上側より積み
込み・積み出しを行う保管ラックが開示されているが、
この保管ラックには、直接的な人間の介入が不要な機械
的手段による上部からの積み込み・積み出しが不可能で
あるという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主な目的は、
デッドスペースを最小限にすると共に様々な基準高さの
物品を格納できる柔軟性を有する、上部に積み込み・積
み出しシステムを備えた保管ラックを提供することであ
る。
【0004】本発明の別の目的は、上述の特許発明のよ
うな保管ラックであって、最小限のフレームワークを有
しトラックを除去した形態の、上部より積み込み・積み
出しを行う保管ラックを提供することである。
【0005】本発明の更に別の目的は、上述の特許発明
のような保管ラックから押し込み・引き出しシステムを
完全に取り除いた形態の積み込み・積み出しシステムを
提供することである。
【0006】本発明の更に別の目的は、コンクリートブ
ロックを取り扱うのに必要なフレームワークの量を最小
限にすると共に効果的な養生機能を維持できるような養
生室を用いたコンクリートブロックの養生方法であっ
て、前記保管ラックはブロックの中程度の硬化のために
のみ使用され、ブロックが他のブロックを支持するに十
分な圧縮強度を有するに至った後、ブロックをパレット
の上に乗せて積み上げ、複数の、例えば10個のブロッ
クからなるブロックの組の単位で、最終的な養生を養生
室のなかで行う、コンクリートブロックの養生方法を提
供することである。
【0007】本発明の更に別の目的は、上述の特許発明
のようなシステムであって、保管ラック及び積み込み・
積み出しシステムを外被する建物の大きさが著しく小さ
いシステムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明によれば、保管ラックと、物品搬送用パレッ
トを前記保管ラックから出し入れするための積み込み・
積み出し装置とを有する物品保管システムであって、前
記保管ラックが、複数の平行な行にをなすように間隔を
おいて配置された複数の柱状部材から形成された、隣り
合わせに並べて配置された複数の上部の開放されたの細
長い格納用ウェルを含み、各前記ウェルの柱状部材に、
前記ウェルの中央に向かって前記柱状部材から同一の長
さで延出している、垂直方向に間隔をおいて設けられ
た、上向きの一連のステップが設けられ、前記ステップ
が、等しい高さのステップからなるステップの組を形成
していることを特徴とし、前記積み込み・積み出し装置
が、一連の前記パレットを両端を突き合わせた形態で運
搬するためのパレットホルダを有し、前記パレットホル
ダが、前記一連のパレットの両方の側部に沿って配置さ
れ得る、個別の一対の、前記一連のパレットの下側に延
びてそれを支持する下側内向きフランジと、上側外向き
フランジとからなる、断面がZ形状の梁と、巻揚げ機構
ブロックを有するクレーンと、前記巻揚げ機構ブロック
を前記ウェルの上を横切るように移動させ、選択された
ウェルの上で停止させる電動手段と、前記巻揚げ機構ブ
ロックを、前記選択されたウェルの前記複数の柱状部材
の間で降下・巻揚げを行う手段と、前記巻揚げ機構ブロ
ックに回動自在に支持されて従属している一対のフック
と、前記巻揚げ機構ブロックに対する開位置と閉位置と
をとるように、前記フックを互いに接近・分離するよう
に動かす手段とを有することを特徴とし、前記フック
が、前記断面がZ形状の梁の前記上側外向きフランジに
係合し、それによって、前記断面がZ形状の梁を介して
前記物品搬送用パレットを懸吊し得ることを特徴とし、
前記フックが前記閉位置にある場合に、前記物品搬送用
パレット、前記断面がZ形状の梁、前記フック、及び前
記巻揚げ機構ブロックのアセンブリが前記ステップに接
触せずに通過し、前記物品搬送用パレットが、前記ウェ
ルを通して、選択された高さから、または選択された高
さに上げ下ろしできるようにすることを特徴とし、前記
フックが前記閉位置から開かれることにより、前記一対
の断面がZ形状の梁の前記上側外向きフランジが互いに
離れる方向に広がるように移動し、前記選択されたレベ
ルにある対応する前記ステップの組に係合し得る状態に
なることを特徴とする物品保管システムが提供される。
【0009】また、本発明により、保管ラックと、物品
搬送用パレットを前記保管ラックから出し入れするため
の積み込み・積み出し装置とを有する物品保管システム
であって、前記保管ラックが、平行な行をなすように並
べて配置され、複数の柱状部材の複数の平行な行によっ
て囲まれた垂直な細長いウェルを画定し、各前記ウェル
は均一な長さ及び幅で頂部が完全に開かれた形状を有し
ていることを特徴とし、前記積み込み・積み出し装置
が、移動ブリッジ及び巻揚げ機構ブロックを有し、前記
保管ラックの上を横切って移動し得るクレーン手段を有
し、前記巻揚げ機構ブロックは、前記保管ラック外部の
支持面からの、または支持面への物品搬送用パレットの
上げ下ろしを行うことが可能であり、前記物品搬送用パ
レットを、前記保管ラックの上で選択されたウェルと垂
直方向に位置が合うように移動し、次いで、前記物品搬
送用パレットを、前記選択されたウェル内の選択された
高さから、または選択された高さまで上げ下ろしするこ
とを特徴とし、前記移動ブリッジから動かされて前記物
品搬送用パレットを前記ウェル内の前記高さに固定し、
若しくは取り外す、前記巻揚げ機構ブロックに支持され
た手段を更に有することを特徴とする物品保管システム
が提供される。
【0010】更に、本発明により、コンクリートブロッ
クの養生方法であって、所定の数の個別のパレット上に
生地ブロックを置き、前記パレットを位置合わせし、そ
の位置合わせされた前記パレットの両側に一対の支持梁
を適合させることにより、所与の長さの第1アセンブリ
を形成する第1過程と、前記第1アセンブリを、コンク
リートブロック養生室内に配置されたラックの頂部より
高いレベルまで巻揚げ、前記第1アセンブリの長さ及び
幅より僅かに大きい長さ及び幅を有する垂直な細長い壁
を形成する第2過程であって、前記壁が、前記ラックの
頂部の末端よりアクセス可能で並べて配置されており、
各前記ウェルの柱状部材が、前記ウェルの中央に向かっ
て前記柱状部材から同一の長さで延出している、垂直方
向に間隔をおいて設けられた、一連の上向きのステップ
を有し、前記ステップが、等しい高さのステップからな
るステップの組を形成している。該第2過程と、細長い
レジスタと共にある選択されたウェルの上に向けて、前
記第1アセンブリを水平方向に移動させる第3過程と、
前記第1アセンブリを、前記選択されたウェルを通して
下降させ、前記第1アセンブリの前記支持梁を、格納さ
れた位置にある下側のステップの組に掛ける第4過程
と、前記第1アセンブリと実質的に同一の第2アセンブ
リに対して、前記第1過程〜前記第3過程を反復する第
5過程と、前記第2アセンブリを、前記選択されたウェ
ルを通して下降させ、前記第2アセンブリの支持梁を、
上側のステップの組に掛けて、前記第1アセンブリと前
記第2アセンブリとが垂直方向に互いに離隔された位置
関係にあるようにする第6過程と、前記生地ブロック
を、前記養生室の中で硬化できるようにする第7過程と
を有することを特徴とするコンクリートブロックの養生
方法が提供される。
【0011】上述のような、中程度に硬化した10個の
コンクリートブロックは、各ブロックに損傷を与えるこ
となく積み重ねてコンクリートブロックアセンブリとす
ることができる、ということがわかっている。
【0012】
【発明の実施の形態】図1及び図2を参照すると、壁部
4、床部6、及び屋根部8によって画定されたコンクリ
ートブロック養生室2が示されている。一端にある壁部
の1つ4aの屋根部8の近くにはドア付き開口部10が
設けられており、このドア付き開口部10は、閉位置と
上昇した開位置との間で垂直方向に移動可能なドア12
によって閉じられ得る。図面においては、ドアの開位置
は点線で、閉位置は実線で示されている。このドアは、
誤って閉位置に落ちることに対するフェールセーフとし
て、バランスウェイト機構(図示せず)を用いて閉位置
に対するカウンタバランスをとられている。
【0013】図1及び図2には、コンクリートブロック
成形装置(図示せず)からくる生地ブロックコンベヤ1
4、養生室のなかで硬化したブロックを受け取るドライ
ブロックコンベヤ18、及びドライブロックコンベヤ1
8の下に設置された断面がZ形状の梁であるZ梁を蓄積
するZ梁蓄積器20も示されている。
【0014】保管ラックは、養生室2内部に配置されて
いる。このラックは、単に、平行な複数の行をなし、か
つそれに直角に交差する複数の行をもなすように配置さ
れた一連の柱状部材24からなるもので、各柱状部材が
備えるフットプレート26は、ボルト・ナット機構28
(図4参照)によって床部6に固定される。ボルト・ナ
ット機構28により、各柱状部材の高さ及び傾きを調節
することができる。各柱状部材は、好ましくはウェブ3
0及びフランジ32を備えた溝形材を2つ反対方向を向
くように結合して形成され、H形状の断面を有する(図
3参照)。柱状部材の両側には、フランジ32から打ち
抜き加工された一連の耳部34が設けられており、これ
らの耳部34は、垂直方向に等間隔で設けられた上向き
のステップを形成する。
【0015】図1、図2及び図4を参照すると、コンク
リートブロック成形装置から入ってくる成形されたばか
りのコンクリートブロックCは、従来より用いられてい
る一般に薄い鋼鉄のプレートからなるパレットPに載置
され、これらの生地ブロックは、養生室2に収めるため
に保管ラックに格納しなければならない。このため、ブ
ロック搬送用パレットPが、生地ブロックコンベヤ14
の一部分14aに連続して積み重ねられる。この部分1
4aは、図1に見られるように、ドア付き開口部10に
隣接し、かつ平行に設けられる。一対のZ梁36は、蓄
積されたパレットPのグループに係合し、それらを養生
室内に搬送するのに使用され、更にブロックの養生のた
め、選択された柱状部材の行の、選択されたレベルのス
テップ34にパレット及びブロックを掛けるために用い
られる。Z梁は、硬化したブロックCを載せたパレット
を取り除き、ドライブロックコンベヤ18のコンベヤ部
分18aに移動させるためにも使用される。
【0016】図4について更に詳述すると、各Z梁36
はコンベアの一部分14aと概ね等しい長さを有し、即
ち格納用のウェル37の長さ方向全体に亘って延在して
いる。複数のウェル37が並んで配置されており、各ウ
ェル37は、養生室を横切ってコンベア部分14a及び
18aと平行に延在している。各ウェルは2本の平行な
柱状部材の行に囲まれており、中間のウェルについて
は、1本の行が隣り合う2つのウェルに共有されてい
る。各ウェル37は、更に、例えば4つのサブウェルに
分割されており(図1参照)、各サブウェル37aは矩
形で、4つの柱状部材24に囲まれている(図3参
照)。中間のウェルにおいては、2つの隣接するサブウ
ェルが柱状部材24を共有している。
【0017】各Z梁36はウェブと共に、上側外向きフ
ランジ40及び下側内向きフランジ42を有している
(図4及び図13参照)。更に、ウェブは、その上側部
分44がウェブの下側部分46に対して鈍角をなす折れ
曲がった形状を有している。ウェブの上側部分44は、
柱状部材における2つの連続したステップ34の間の間
隔よりわずかに大きな幅を有し、外向きフランジ40が
同じレベル(高さ)の一連のステップに係合しているパ
レット懸吊位置において(図4参照)、ウェブの上側部
分44は、1段低いレベルのステップに当接し、これに
より実質的に垂直に維持されることになる。このように
して、パレットPの両側の下に係合するZ梁36の下側
内向きフランジ42は、ステップ34から十分に離れた
位置に維持される。このことは、柱状部材とパレットP
の両側との間のクリアランスが十分であり、従って、Z
梁、パレット、及びコンクリートブロックからなるZ梁
アセンブリと柱状部材との間のクリアランスも十分であ
って、Z梁アセンブリの選択されたウェル37内におけ
る下降若しくは巻揚げが可能なように柱状部材間の間隔
を選択した結果可能となるのである。
【0018】一対の平行なレール48は、柱状部材24
の頂部の高さで、養生室内からその外側に達するまで延
びており、ウェル37に対しては直角をなし、コンベア
部分14a及び18aの位置に達している。レール48
は、ドアが通過できるようにドア付き開口部10のとこ
ろで中断している。しかし、このドアは、その上部にレ
ール部分50を有しており、これがドアが下げられた位
置にあるときレール48の途切れを架橋し、養生室内へ
とレールが連続することになる。クレーンは、Z梁36
のアセンブリと共に、コンクリートブロック搬送用パレ
ットPの生地ブロックコンベア14から保管ラック22
への、また硬化の後養生室からドライブロックコンベア
18への移送を行うために用いられる。このクレーン
は、移動ブリッジ52及び移動ブリッジから懸吊された
巻揚げ機構ブロック54を含む。巻揚げ機構ブロック5
4はウェル37全体に亘る長さを有し、概ねレール48
間の距離を横切るだけの長さである。
【0019】図7〜図9を参照すると、移動ブリッジ5
2は、概ね逆U字形の形状を有し、レール48上で回転
するホイール58をその末端部に備えている。移動ブリ
ッジはレール48を支持する梁60に摺動自在に係合し
ているサイドシュー58によってレール48上での移動
をガイドされている。止め部62は梁60のレール48
に沿った所定の位置に固定されており、移動ブリッジ5
2のフレームワークによりガイドされ垂直方向に動くこ
とのできる一対のロックピン64が係合するようになっ
ている。即ち、ロックピン64は、止め部への係合時に
は、図8に完全に示されているように下降位置をとり、
止め部62に当接して、これにより移動ブリッジ52が
選択されたウェル37に垂直方向に位置を合わせられた
状態で停止するのである。ロックピン64はその上側末
端部に、ケーブル68が巻回されたプーリー66を備え
ている。ケーブル68を張ることにより、プーリー66
は連係しているロックピン64を持ち上げ、それが止め
部62から外されて、移動ブリッジの移動が可能とな
る。移動ブリッジは、レール48に沿って移動し、任意
の選択されたウェル37の部位に達し、またコンベア1
4及び18の養生室の外部の部位に達することができ
る。移動ブリッジは養生室内において、後に説明する第
2ウェル70(図2参照)の上の位置にも移動すること
が可能である。
【0020】図1及び図10に示すように、移動ブリッ
ジ52の両端は、ロックピン64と止め部62との作用
により、任意の1つの選択された位置に確実に停止し得
る。移動ブリッジの各端部に存在するケーブル68は、
一端が養生室の遠い方の末端の固定点72に固定され、
反対側の一端は液圧シリンダ74のピストンに取り付け
られており、この液圧シリンダ74はケーブル68を引
っ張り、それによってプーリー66及びロックピン64
を持ち上げる役目を果たす。移動ブリッジ上に設けられ
たプーリー66は、ケーブル68が巻回されているプー
リー76と共に、移動ブリッジのレール48に沿った移
動を可能にしている。
【0021】巻揚げ機構ブロック54は(図3に示すよ
うに)リンク78によって位置の合った状態を確保され
ているいくつかのサブブロック54aからなる。各サブ
ブロック54aは、一般に矩形の形状を有し、4つの角
部分に配置された4つの柱状部材14により囲まれたサ
ブウェル37a内にぴったりとはまる大きさである。各
サブブロック54aは外側フレーム80及び内側フレー
ム82を有しており、内側フレーム82は外側フレーム
内に設置されている。リンク78は4つの外側フレーム
80を相互に結合している。外側フレーム80及び内側
フレーム82は、一方が他方に対して垂直方向に移動す
ることが可能である。外側フレーム80は、その4つの
角部を水平なブレース(brace)84aで補強され、上
側及び下側端部にガイドホイール86を備えた下向きに
垂設されたガイド部材84を有する。これらのガイドホ
イール86は、巻揚げ機構ブロックが前記柱状部材に囲
まれたサブウェル内部で上げ下げされたとき、柱状部材
24のフランジ32に係合する。
【0022】また、ガイドホイール86は、移動ブリッ
ジ52上の垂直ガイド部材88にガイドされるように係
合する。従って、各サブブロック54aはブリッジ52
に完全に納められ、移動ブリッジから柱状部材に移送さ
れるまで連続的にガイドされる。またその逆もあり得
る。これは、ガイド部材88が柱状部材の上方向の延長
部分をなすからである。
【0023】内側フレーム82は、内側プーリー90を
備え、一方外側フレーム80は一対の外側プーリー92
を備えており、プーリー90及び92はサブブロック5
4aの中央を横切るように配置されている(図3及び図
4参照)。内側ケーブル94及び外側ケーブル96は、
それぞれ内側プーリー90及び2つの外側プーリー92
に巻回されており、内側フレームを外側フレームに対し
て、及び外側フレームを内側フレームに対して選択的に
上昇させる役目を果たす。これらの2本のケーブルも、
各サブブロック54aを移動ブリッジからつり上げ、後
に説明するように、巻揚げ機構ブロック54を上げ下げ
する役目を果たす。図3を参照すると、外側フレーム8
0に対して持ち上げられたとき内側フレーム82は、位
置が調整可能な当接部材81に当接して上側限界位置に
止まる。当接部材81は外側フレーム80に固定されて
おり、好ましくは位置が調節可能である。2つのフレー
ムは互いに垂直方向の相対的位置を変えるためにガイド
されている。当接部材(図示せず)により、内側フレー
ム82の下向きの移動が下側限界点までに制限される。
各サブブロック54aはその2つの末端部において、互
いに横方向の対応する位置にある一対の内向きのフック
98を備えており、これは横方向の対応する位置に配置
された柱状部材14の内部に入り込む。フックの好適実
施例は図5及び図6の符号98aで示されている。
【0024】各フック98若しくは98aは、一般に三
角形の形状で、その下側端部にフックプレート100を
備えており、これはZ梁36の外向き上側フランジ40
に係合する。図4を参照されたい。各フック98の上側
部分は、符号102で示された部分において、外側フレ
ーム80に、符号104で示された部位において内側フ
レーム82に回動自在に取り付けられている。回動部1
02及び104は、サブブロック54aを横切るように
配置されている。回動部104は内側フレーム82上に
摺接するようになっている。内側ケーブル94を外側ケ
ーブル96より長くすることにより、内側フレーム82
が外側フレーム80に対して低くなり、これにより所与
の一対の対向するフックは図4の符号106で示すよう
に閉位置に動いて閉じる。このとき、フック及びそれに
掛けられたZ梁及びパレットPとブロックCのアセンブ
リがサブウェル37a内部で内向きに延出しているステ
ップ34を通過することができる。またこのとき、複数
の、例えば4つの互いに結合されたサブブロック54a
からなる巻揚げ機構ブロック54は、Z梁、パレット及
びコンクリートブロックのアセンブリを、選択されたウ
ェル内で上げ下げすることができる。従って巻揚げ機に
ブロックCが積み込まれたとき、荷重は主に2つの外側
プーリー92にかかる。
【0025】内側ケーブル94を短くすると、サブブロ
ック上の荷重は、スペアプーリー90上に十分に移行
し、これによって外側フレーム80の内側フレーム82
に対する垂直方向の移動が起こる。この結果、フック9
8は中間的開位置を取り、Z梁36の外向き上側フラン
ジ40がステップ34と垂直方向の位置が合うようにす
ることができる。これにより、これらのZ梁を巻揚げ機
構ブロックの下降時にステップ上に移すことができる
(図4位置108)。更にフック98を開き、Z梁の上
側フランジ40を通過すると、巻揚げ機構ブロックはウ
ェル37から持ち上げられ取り出され得ることになる。
【0026】フック98は完全に開かれたとき、Z梁3
6を、パレットPの両側を通るその下側内向きフランジ
32のところで懸吊し、パレットを生地ブロックコンベ
ア部分14aから持ち上げたり、解放してドライブロッ
クコンベア部分18aに置くことが可能となる。
【0027】パレットをそこから持ち上げたり、解放し
てそこに置く休止面は、Z梁がパレットの両側の下に係
合し得るように、パレットの両側を外に出した形態でパ
レットを支持するものでなければならないということに
注意されたい。
【0028】各フック98はカム部材110を備えてお
り、このカム部材は、選択されたウェルの柱状部材24
における内向きに対向するステップ34の上にZ梁の上
側フランジが移されているときに、Z梁がパレットPに
係合した状態を確保する役目を果たす。各カム部材は細
長い形状を有し、その上側端部は符号112で示された
回動部102及び104の下側の部位においてそれぞれ
回動自在に留められている。カム部材110はガイドホ
イール114を備えた下側末端部を有し、このガイドホ
イール114はフックの下側端部の下に位置し、即ちフ
ックプレート100の下側に位置し、Z梁の中央部分に
係合している。カム部材110はキャビティ118が下
側の末端部である外部カムエッジ116を有する。外側
フレーム80上に設けられたカムフォロワ120はカム
エッジ116に係合し、カム部材110の作用により、
フック98を開きZ梁を図4の符号108で示す位置に
移す間に、下側内向きフランジ420がパレットPの下
側に係合した状態を確保するようにする。この図4に
は、異なる高さのブロックCが養生を行うべく同じウェ
ル37内に格納され得ることも示されている。
【0029】図5及び図6に示すのは、フック及びカム
部材からなる機構の好適実施例であって、フック98
a、フック98aに符号112aで示された部位に回動
自在に取り付けられたカム部材110a、及び外側フレ
ーム80上に設けられたカムフォロワ120aによって
特定されている。これらの図においては、回動部102
a及び104aの位置及びカムフォロワ120aの位置
は図4の実施例と同一である。というのは、回動部10
2a及び104aはそれぞれ外側フレーム80a及び内
側フレーム82a上に設けられているからである。ここ
で、カム部材110aのカムエッジ116aは、図4に
示すように外側でなくウェルの中央に向かって内向きに
向けられている。カムフォロワ120aは外側フレーム
でなくて内側フレーム上に設けられている。フック98
a及びカム部材110は、図5及び図6に示されたもの
が好適であるが、外側ピボット102a及びカムフォロ
ワは内側フレーム82上に設けられ、内側回動部104
aは、図4に示すように外側フレーム80上に設けられ
るべきであり、同じ理由により、ブロックの荷重は2つ
の外側プーリーによって支持され、次いでフックは閉位
置にされる。
【0030】図5に示すのは中間的開位置にあるフック
及びカムであって、この中間的開位置は、Z梁をステッ
プ34に移す、若しくはステップ34からフックに移す
ための位置108に類似したものである。また、図6に
示すフック、カム、及びZ梁を組み合わせたアセンブリ
がとっている位置は、パレットを上述の休止面に載せ
る、若しくは休止面から取り出すべく、パレットの側縁
部を通過せしめるような最大限に開かれた位置である。
【0031】図10、図11、及び図12に示すケーブ
ル及び駆動システムは、移動ブリッジ52をレール48
に沿って移動させ、任意のウェル37または70及びコ
ンベヤ14aまたは18aの上で止め、上述のフック9
8または98aを開閉するためのケーブル手段を含むサ
ブブロック54aのアセンブリを上げ下げする。クレー
ンが高湿高温の雰囲気を有する養生室の中に入っていか
なければならないという事実から、上述の動作は、本発
明の重要な特徴に基づいて、ケーブル手段及び駆動手段
を通して外部より制御される。この駆動手段は、図1に
示すように、コンベヤ14及び18の外側のプラントの
床部に固定されたフレームワーク122に取り付けられ
ている。
【0032】移動ブリッジ52は、その各端部に作用す
るケーブル及び駆動機構により、レール48に沿って移
動する。ケーブル124は、その両端126が移動ブリ
ッジに取り付けられており、養生室の反対側の端部に固
定されているプーリー128に巻回され、フレームワー
ク122上に設けられた二対のプーリー130及び一対
のトッププーリー129にも巻回され、中心を貫通する
多角形の断面を有する駆動軸134により回転駆動され
るウィンチドラム132に数回巻き付けられている。1
個の電動モータ136がギヤボックス138を介して2
本の駆動軸134を駆動している。駆動軸の一方は、動
力伝達軸140を通して移動ブリッジの一方の端部に延
びている。
【0033】更に、移動ブリッジをウェル37に位置合
わせするための手段が設けられている。この位置合わせ
手段は、ケーブル124により形成された2本のケーブ
ルループが、共通フレーム144上のプーリー130の
間に設置された一対のプーリー142の両側に巻回され
ることによって構成されている。このプーリーの水平方
向の位置は複動液圧シリンダ146によって調節され得
る。シリンダ146が動作することにより、ケーブル1
24の伸び出し長さが短縮され、同時にテーブルの巻き
取り長さが長くされる。このようなシステムは、移動ブ
リッジの一方の端部においてのみ設けられ得る。
【0034】前述のように、それぞれ巻き上げサブブロ
ック54a上に設けられしたプーリー90及び92に巻
回されたケーブル94及び96は、フックを開閉する役
目を果たすと同時に、巻揚げ機構ブロックを上げ下げす
る。ケーブル94及び96は移動ブリッジ上に設けられ
たプーリー148に巻回され、養生室の遠い方の末端の
部分150に固定される。ケーブルの他の部分はフレー
ムワーク122上に設けられたプーリー152に巻回さ
れ、ついでバランスウエイト158が設置された梁13
6上に設けられたプーリー154に巻回される。この2
本のケーブルは液圧シリンダ162により水平方向に移
動して位置が調節される二重プーリー160に巻回され
る。図に示した例においては、サブブロック54aは4
つ存在し、同じケーブル94及び96が2つのサブブロ
ックで共有されている。同じシステムが残りの2つのサ
ブブロックに対しても設けられている。二重プーリー1
60の位置をサブブロック54aの各対の位置に調節す
ることにより、巻揚げ機構ブロック54が引き込まれ
て、巻揚げ機構ブロックの長さ方向全体に亘るフック9
8もしくは98aがウェルの長さ方向沿った同じ高さの
ステップに対して適切な高さにくるようにされ得るとい
うことは理解されよう。
【0035】各端部の二重プーリー160の位置を調節
するために、巻揚げ機構ブロックに不均衡な荷重をか
け、ケーブル94及び96を不均衡な長さにすることが
必要となり得る。ケーブルの伸びた程度は、各ケーブル
94及び96上に設置された荷重セル164により測定
され、荷重セルにより得られた測定値は、液圧シリンダ
162の位置の調節に用いられる。
【0036】フック98または98aは内側ケーブル9
4の外側ケーブル96に対する長手方向の位置を動かす
ことによって開閉され得る。これは、フレームワーク1
32上に設けられた液圧シリンダ168により駆動され
る垂直方向に移動可能なプーリー166上にケーブル9
4を巻回することによって可能となる。プーリー166
はフレームワーク122上に設けられた一対のプーリー
170の間に配置される。バランスウェイト158は、
巻揚げ機構ブロック54とその積載物の重さより重くな
っており、これによってそれらを自動的に上昇させ、移
動ブリッジ52内部に完全に納まる最上部の位置に至ら
しめる。巻揚げ機構ブロック及びその積載物を下に降ろ
すためには、電動モータ172が減速機176を介して
軸174を駆動する。軸174は梁156を支持するバ
ランスウェイトに取り付けられた垂直方向に取り付けら
れたスプロケットチェーン178を駆動する。
【0037】Z梁蓄積器20は図2及び図13に示され
ている。Z梁36は、2本の間隔をおいて設けられた垂
直方向ガイドレール180の間に積み上げられる。この
ガイドレール180は、ドライブロックコンベヤセクシ
ョン18a上に置かれたパレットPの両側と垂直方向の
位置が合わせられている。図13に示すように、各Z梁
36の外向き上側フランジ40のエッジは、ガイドレー
ルの間に露出している。従って、傾斜ラム184のピス
トンのヘッド182は、上側フランジのエッジに係合
し、押す力を加え、ラム184が設置されているブラケ
ット188上に設けられたホルダ186に押し付けた状
態に維持することができる。ブラケット188は、図面
には示されていない手段によりガイドレール80の横を
垂直方向に移動可能なフレームワーク192上の、水平
軸190の周りで回動自在に設けられている。フレーム
192上には、ブラケット188をピボット190の周
りで回転させる役目を果たすラム194が設けられてい
る。ボルト・ナット機構196の調節により、Z梁36
のパレットPに対する遠近の位置を調節することができ
る。ブラケット188を内向きに回動させることによ
り、Z梁を、巻揚げ機構ブロック上に設けられたフック
98または98aから確実に外すことができる。巻揚げ
機構ブロックが移動して離れた後、図13に示すように
ブラケット188は回動して直立位置をとり、傾斜ラム
184によりホルダ186内に収めされた状態を維持し
ているZ梁は、ガイドレール180の間で確実に降ろさ
れ、積み上げ位置をとることになる。逆の動作は図13
に示されており、この場合、最上部のZ梁が持ち上げら
れ、その内向きフランジが、巻揚げ機構ブロックのフッ
ク98により持ち上げられる位置にあるパレットPの下
側に係合する。
【0038】図2を参照すると、ウェル37の横に並ん
だ追加的なウェル70が設けられてもよく、ウェル70
は柱状部材198によって画定されており、柱状部材1
98は柱状部材24と類似しているが、ステップ34が
設けられていない点で異なっている。移動ブリッジ52
は、任意のウェル70と位置を合わせて止められ、巻揚
げ機構ブロックが、Z梁36によりコンクリートブロッ
ク搬送用パレットPの組を下降させるようにされ得る。
ここで巻揚げ機構ブロックは柱状部材198によりガイ
ドされる。このようにして、完全には硬化していないコ
ンクリートブロックCを搬送するパレットPが、他の完
全には硬化していないブロックCのグループの上に直接
載せられて積み上げられて、コンクリートブロックの養
生が完了することになる。
【0039】本発明のシステムは、以下のように動作す
る。
【0040】動作の開始時には、ドライブロックセクシ
ョン18aにはパレットPは1つも載せられていない。
従って、一対のZ梁36は、ラム84及びホルダ86の
作用によりコンベヤセクションと同じ高さまで持ち上げ
られて、巻揚げ機構ブロック54のフック98または9
8aにより取り上げられる。移動ブリッジ52は生地ブ
ロックコンベヤの上まで移動され、巻揚げ機構ブロック
54はZ梁と共に下げられて、フック98により、前述
のステーションで組み立てられた一連の生地ブロック搬
送用パレットの下に、Z梁が係合するようにする。2本
のZ梁と生地ブロック搬送用パレットを組み合わせたも
のと共に、巻揚げ機構ブロックは持ち上げられて、移動
ブリッジ内に収められる。ドア12が開かれ、移動ブリ
ッジはレール48上を移動させられて、選択されたウェ
ル37上で止められる(図2参照)。即ち、巻揚げ機構
ブロックはその積載物と共に、柱状部材24にガイドさ
れて下降する。下降中、フックは完全に閉じられ、Z梁
は柱状部材のステップ34で止まらずに通過する。巻揚
げ機構ブロックは選択された正確な位置で止まり、Z梁
の上側フランジ40が、Z梁が懸吊される選択されたス
テップのすぐ上の部分にくることになる。フック98ま
たは98aはその中間的位置まで開かれ、次いで巻揚げ
機構ブロック54が僅かに下げられて、Z梁がフックか
らステップ34に移される。次いで巻揚げ機構ブロック
が下げられ、フックはZ梁の上側フランジ40が通るよ
うに完全に開かれ、更に巻揚げ機構ブロックが最上部ま
で移動して、移動ブリッジ52内に完全に収められる。
移動ブリッジは、初めにZ梁蓄積器20から他のZ梁の
対を取り出して、同様の作業サイクルを反復し得る。ま
た、各ウェル37には、図2に示す最下部のレベルから
積み込みが行われる。
【0041】好ましくは、コンクリートブロックの中程
度の硬化の後に、これらのコンクリートブロックを柱状
部材198間での積み上げ位置に移送し、そこでその養
生が完了される。完全に養生がなされた後、ブロックは
養生室から取り除かれ、ドライブロックコンベヤ部分1
8a上に移送されると共に、Z梁が、Z梁蓄積器に積み
重ねられる。コンベヤ18は、ドライブロックを発送ス
テーションに移動させる。
【0042】
【発明の効果】以上より、本発明に基づき、物品を効率
的に保管でき、特にコンクリートブロック用の養生室と
して効果的に使用できる、積み込み・積み出し装置を備
えた物品保管システムが提供される。
【0043】また、この物品保管システムを養生室とし
て使用するコンクリートブロックの養生方法も提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくシステムの一般的な編成を示し
た平面図であって、養生室の屋根部を取り除いて示して
ある。
【図2】養生室の線図による立面図であって、養生室内
の保管ラック、生地ブロック及びドライブロックコンベ
ア及びZ梁蓄積器の断面が模式的に示されている。
【図3】ウェルの柱状部材に係合している巻揚げ機構ブ
ロックの部分平面図であって、柱状部材の断面が示され
ている。
【図4】ウェルの柱状部材のステップにZ梁を移送する
プロセスにおけるフックの一実施例の形態を示す巻揚げ
機構ブロックの断面図であって、Z梁が、異なる高さの
ブロックを搬送するパレットをどのように支持している
かも示している。
【図5】図3の線5−5で切った部分断面図であって、
フックの第2好適実施例の取りうる異なる2つの位置を
示している。
【図6】図3の線5−5で切った部分断面図であって、
図5と同様フックの第2好適実施例を示している。
【図7】移動ブリッジの一端及びそれを支持する1本の
レールの断面図である。
【図8】図7の線8−8で切った移動ブリッジの端面図
である。
【図9】移動ブリッジ内から保管ラックのウェル内へガ
イドされるプロセスにおける巻揚げ機構ブロックを示し
た移動ブリッジの断面図である。
【図10】移動ブリッジ、巻揚げ機構ブロック、及びそ
のフックを制御するための駆動装置の半分を示す斜視図
であって、他の半分も同様の形態である。
【図11】ケーブル及びプーリー機構を備えた移動ブリ
ッジの半分及び養生室の外側に設置された駆動装置の平
面図である。
【図12】駆動装置の一方の半分を示す立面図である。
【図13】Z梁の蓄積器の一部である、Z梁移送機構の
側立面図である。
【符号の説明】
2 コンクリートブロック養生室 4 壁部 6 床部 8 屋根部 10 開口部 12 ドア 14 生地ブロックコンベヤ 14a (生地ブロックコンベヤの)コンベヤ部分 18 ドライブロックコンベヤ 18a (ドライブロックコンベヤの)コンベヤ部分 20 Z梁蓄積器 22 保管ラック 24 柱状部材 26 フットプレート 28 ボルト・ナット機構 30 (柱状部材の)ウェブ 32 (柱状部材の)フランジ 34 ステップまたは耳部 36 Z梁 37 格納用ウェル 37a サブウェル 40 (Z梁の)外側外向きフランジ 42 (Z梁の)下側内向きフランジ 44 (Z梁の)ウェブの上側部分 46 (Z梁の)ウェブの下側部分 48 レール 50 ドアのレール部分 52 移動ブリッジ 54 巻揚げ機構ブロック 54a サブブロック 58 ホイール 60 (レール支持用)梁 62 止め部 64 ロックピン 66 プーリー 68 ケーブル 70 第2ウェル 72 (ケーブルの)固定点 74 液圧シリンダ 76 プーリー 78 リンク 80 外側フレーム 81 当接部材 82 内側フレーム 84 ガイド部材 84a ブレース 86 ガイドホイール 88 ガイド部材 90 内側プーリー 92 外側プーリー 94 内側ケーブル 96 外側ケーブル 98 フック 100 フックプレート 102 回動部 104 回動部 110 カム部材 114 ガイドホイール 116 外部カムエッジ 118 キャビティ 120 カムフォロワ 122 フレームワーク 124 ケーブル 126 (ケーブルの)両端 128 プーリー 129 トッププーリー 130 プーリー 132 ウィンチドラム 134 駆動軸 136 電動モータ 138 ギヤボックス 140 動力伝達軸 142 プーリー 144 共通フレーム 146 複動液圧シリンダ 148 プーリー 150 固定点 152 プーリー 154 プーリー 156 梁 158 バランスウェイト 160 二重プーリー 162 液圧シリンダ 164 荷重セル 166 プーリー 168 液圧シリンダ 170 プーリー 172 電動モータ 174 軸 176 減速機 178 スプロケットチェーン 180 ガイドレール 182 ピストンヘッド 184 傾斜ラム 186 ホルダ 188 ブラケット 190 水平軸 192 フレームワーク 194 ラム 196 ボルト・ナット機構 198 柱状部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピエール・ラフォレスト カナダ国ケベック州・エイチ2エム 2シ ー4・モントリオール・ジャックルメート ル 1608

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保管ラックと、物品搬送用パレットを
    前記保管ラックから出し入れするための積み込み・積み
    出し装置とを有する物品保管システムであって、 前記保管ラックが、複数の平行な行にをなすように間隔
    をおいて配置された複数の柱状部材から形成された、隣
    り合わせに並べて配置された複数の上部の開放されたの
    細長い格納用ウェルを含み、各前記ウェルの柱状部材
    に、前記ウェルの中央に向かって前記柱状部材から同一
    の長さで延出している、垂直方向に間隔をおいて設けら
    れた、上向きの一連のステップが設けられ、前記ステッ
    プが、等しい高さのステップからなるステップの組を形
    成していることを特徴とし、 前記積み込み・積み出し装置が、一連の前記パレットを
    両端を突き合わせた形態で運搬するためのパレットホル
    ダを有し、前記パレットホルダが、 前記一連のパレットの両方の側部に沿って配置され得
    る、個別の一対の、前記一連のパレットの下側に延びて
    それを支持する下側内向きフランジと、上側外向きフラ
    ンジとからなる、断面がZ形状の梁と、 巻揚げ機構ブロックを有するクレーンと、 前記巻揚げ機構ブロックを前記ウェルの上を横切るよう
    に移動させ、選択されたウェルの上で停止させる電動手
    段と、 前記巻揚げ機構ブロックを、前記選択されたウェルの前
    記複数の柱状部材の間で降下・巻揚げを行う手段と、 前記巻揚げ機構ブロックに回動自在に支持されて従属し
    ている一対のフックと、 前記巻揚げ機構ブロックに対する開位置と閉位置とをと
    るように、前記フックを互いに接近・分離するように動
    かす手段とを有することを特徴とし、 前記フックが、前記断面がZ形状の梁の前記上側外向き
    フランジに係合し、それによって、前記断面がZ形状の
    梁を介して前記物品搬送用パレットを懸吊し得ることを
    特徴とし、 前記フックが前記閉位置にある場合に、前記物品搬送用
    パレット、前記断面がZ形状の梁、前記フック、及び前
    記巻揚げ機構ブロックのアセンブリが前記ステップに接
    触せずに通過し、前記物品搬送用パレットが、前記ウェ
    ルを通して、選択された高さから、または選択された高
    さに上げ下ろしできるようにすることを特徴とし、 前記フックが前記閉位置から開かれることにより、前記
    一対の断面がZ形状の梁の前記上側外向きフランジが互
    いに離れる方向に広がるように移動し、前記選択された
    レベルにある対応する前記ステップの組に係合し得る状
    態になることを特徴とする物品保管システム。
  2. 【請求項2】 前記断面がZ形状の梁の前記下側内向
    きフランジが、前記パレットの側縁部の下に達するだけ
    の寸法を有し、前記パレットがその前記側縁部を露出し
    た状態で支持面に支持されているとき、前記フックが回
    動して更に開かれた位置を取り、前記下側内向きフラン
    ジが前記パレットの前記側縁部を通過できるようにする
    ことを特徴とする請求項1に記載の物品保管システム。
  3. 【請求項3】 前記巻揚げ機構ブロックが任意の選択
    されたウェルを通して上げ下げされるとき、前記巻揚げ
    機構ブロックをガイドするガイド手段を更に有すること
    を特徴とする請求項1に記載の物品保管システム。
  4. 【請求項4】 各前記格納用ウェルが同一の幅及び長
    さを有し、前記一連のステップが前記柱状部材上の長手
    方向に等間隔をおいて設けられ、前記断面がZ形状の梁
    が前記格納用ウェルと実質的に同一の長さを有すること
    を特徴とする請求項3に記載の物品保管システム。
  5. 【請求項5】 各ウェルが、矩形の断面形状を有し、
    前記柱状部材が4つの角部に位置し、それによって囲ま
    れたサブウェルに分割されており、前記巻揚げ機構ブロ
    ックが、その両端を突き合わせた状態で相互に結合され
    たサブブロックに分割されており、各サブブロックが矩
    形をなし、前記サブウェルを取り囲む柱状部材によって
    ガイドされて、その柱状部材の間を上げ下げされる幅及
    び長さを有することを特徴とする請求項4に記載の物品
    保管システム。
  6. 【請求項6】 前記柱状部材が、ウェブ及びそれに直
    角をなすフランジを有するH形状の断面を有し、前記巻
    揚げ機構ブロックに前記柱状部材の前記フランジに係合
    して、任意の格納用ウェル内での上昇及び下降運動の間
    に前記巻揚げ機構ブロックをガイドするガイドホイール
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の物品保
    管システム。
  7. 【請求項7】 前記柱状部材がウェブ及びそれに直角
    をなすフランジを有するH形状の断面を有し、前記ステ
    ップが、抜き打ち加工により形成された、前記柱状部材
    の前記フランジの外向きに傾斜している部分であること
    を特徴とする請求項1に記載の物品保管システム。
  8. 【請求項8】 各前記格納用ウェルが同一の幅及び長
    さを有し、前記一連のステップが前記柱状部材上の長手
    方向に等間隔をおいて設けられており、前記断面がZ形
    状の梁が前記格納用ウェルと実質的に同一の長さを有す
    ることを特徴とし、 前記柱状部材の行が、互いに隣接し合う前記ウェルにお
    いて共有されていることを特徴とする請求項1に記載の
    物品保管システム。
  9. 【請求項9】 前記サブブロックが、その4つの角部
    に垂直方向に細長く延びた形状のガイド部材を有し、前
    記ガイドホイールが、前記ガイド部材の上側端部及び下
    側端部に設けられていることを特徴とする請求項5に記
    載の物品保管システム。
  10. 【請求項10】 前記電動手段が、前記ウェルの上を
    横切って移動し得る移動ブリッジと、前記巻揚げ機構ブ
    ロックと前記移動ブリッジとの間に延在する第1ケーブ
    ル手段及び第2ケーブル手段とを有し、前記巻揚げ機構
    ブロックが、互いに垂直方向の相対運動を行えるように
    ガイドされた外側フレーム及び内側フレームを有し、前
    記内側フレーム及び前記外側フレームには当接手段が設
    けられて、その垂直方向の相対運動を制限しており、前
    記外側フレームが前記第1ケーブル手段に、前記内側フ
    レームが前記第2ケーブル手段にそれぞれ結合されてお
    り、各前記フックの上側端部が、前記外側フレーム及び
    前記内側フレームの双方に対して横向きに間隔をおいて
    設けられた回動部において、前記外側フレーム及び前記
    内側フレームに回動自在に取り付けられており、前記第
    1ケーブル手段及び前記第2ケーブル手段による前記外
    側フレーム及び前記内側フレームの選択的な巻揚げ運動
    が、前記フックの前記閉位置と前記開位置との間の回動
    を引き起こすことを特徴とする請求項3に記載の物品保
    管システム。
  11. 【請求項11】 各フックに沿って延在し、前記フッ
    クに回動自在に取り付けられた上側端部を有するカム部
    材を更に有し、各前記カム部材が、前記フックの下側端
    部から下向きに延出しており、いくつかの前記フックに
    懸吊された、断面がZ形状の梁の外側部分と係合し得る
    下側部分を有し、各前記カム部材が、カムエッジを有
    し、カムフォロワが前記フレームの1つの上に設けられ
    て、前記フックの回動時、即ち前記フックが開いて、前
    記断面がZ形状の梁の上側外向きフランジが動いたとき
    前記カムエッジに従動し、前記カム部材の前記下側部分
    により、前記断面がZ形状の梁の前記下側内向きフラン
    ジが前記一連のパレットに係合してそれらを支持してい
    る状態を確保され、前記フックが閉じるときに、前記カ
    ム部材の前記下側部分が前記断面がZ形状の梁を前記パ
    レットの方に内向きに押して、前記下側内向きフランジ
    が前記一連のパレットに係合してそれらを支持している
    状態にすることを特徴とする請求項10に記載の物品保
    管システム。
  12. 【請求項12】 各前記断面がZ形状の梁が、上側部
    分及び下側部分からなるウェブを有し、両部分が互いに
    鈍角をなしており、前記ウェブの上側部分は前記上側外
    向きフランジの部分をその末端部としており、前記上側
    外向きフランジが垂直方向に間隔をおいて隣接する2つ
    のステップの組の上側の組に掛けられているとき、前記
    2つのステップの組に当接するだけの十分な幅を有して
    おり、これによって前記ウェブの下側部分が下方向内向
    きに傾斜した姿勢を維持し得ることを特徴とし、 前記パレットが、前記ウェルを通して上げ下げされてい
    るときに前記ステップの部位を十分な隙間を持って通過
    し、前記断面がZ形状の梁の前記下側内向きフランジに
    より格納位置に確実に維持されるような寸法に形成され
    得ることを特徴とする請求項1に記載の物品保管システ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記格納用ウェルの各末端部に沿っ
    て前記格納用ウェルに対して垂直な方向に、前記保管ラ
    ックの頂部において水平方向に延在するように設けられ
    た一対のレールを更に有し、前記レールが各前記保管ラ
    ックの存在する部位の一端を越えて延在しており、前記
    移動ブリッジが、前記レール上にガイドされて移動する
    ことができ、前記第1ケーブル手段及び前記第2ケーブ
    ル手段が、前記移動ブリッジ上に設けられたプーリーに
    巻回されており、前記第1ケーブル手段及び前記第2ケ
    ーブル手段の一方を他方に対して短縮する動力式ケーブ
    ル短縮手段が設けられており、更に、前記第1ケーブル
    手段及び前記第2ケーブル手段に作用して、それらの延
    び出し長さ及び巻き取り長さを調節することにより、前
    記巻揚げ機構ブロックを前記移動ブリッジに対して上げ
    下げするケーブル延び出し・巻き取り動力手段が設けら
    れており、また、第3ケーブル手段及び電動ウィンチ手
    段が設けられており、これらが前記移動ブリッジを前記
    ウェル上で選択的に移動させて選択されたウェルの上の
    位置、及び前記保管ラックの存在する部位の一端より横
    向きに外側の位置に位置させるようにし、前記ケーブル
    短縮手段、前記ケーブル延び出し・巻き取り動力手段及
    びウィンチ手段が、前記保管ラックの存在する部位の一
    端の横向きに外側の位置に配置されていることを特徴と
    する請求項10に記載の物品保管システム。
  14. 【請求項14】 前記移動ブリッジが、逆U字形の形
    状を有し、前記巻揚げ機構ブロックがその最も高い巻揚
    げ位置において前記移動ブリッジ内に完全に納められ、
    前記ウェルの上を通過できるようになるような寸法及び
    形状を有することを特徴とする請求項10に記載の物品
    保管システム。
  15. 【請求項15】 前記移動ブリッジに支持された垂直
    方向に細長く延びたガイド手段を更に有し、これが前記
    巻揚げ機構ブロックがその上で停止する前記選択された
    ウェルの前記柱状部材と垂直方向に位置が合わせられて
    おり、また前記巻揚げ機構ブロック上に設けられたガイ
    ドホイールを更に有し、これが前記巻揚げ機構ブロック
    が前記移動ブリッジ内に完全に納められたときには、前
    記ガイド手段にのみ係合することができ、前記巻揚げ機
    構ブロックが前記部分的に押されたときには、双方と係
    合することができ、前記巻揚げ機構ブロックが前記選択
    されたウェル内に完全に配置されたときには、前記選択
    されたウェルの前記柱状部材のみに係合し得ることを特
    徴とする請求項14に記載の物品保管システム。
  16. 【請求項16】 前記移動ブリッジの各端部に設けら
    れた垂直方向に移動可能なロックピンと、 両前記レールに沿って延在し、各プーリーに巻回されて
    おり、一端が固定点に固定された第4ケーブルと前記第
    4ケーブル手段の他方の端部に取り付けられて、前記第
    4ケーブル手段を選択的に引っ張り、前記ロックピンを
    上昇させ、若しくは前記第4ケーブルをゆるめて、前記
    ロックピンを加工させる第4ケーブル引っ張り手段と、 各前記ウェルの各前記レールに沿った部位に設けられ、
    前記ロックピンが下げられて、前記移動ブリッジの前記
    選択されたウェルと垂直方向に位置を合わせた配置を確
    保するときにのみ、前記ロックピンに係合する当接手段
    とを更に有することを特徴とする請求項15に記載の物
    品保管システム。
  17. 【請求項17】 前記第3ケーブル手段が、前記移動
    ブリッジの各端部に取り付けられ、それと連携するケー
    ブルループをなし、前記ウィンチ手段が各ケーブルルー
    プに対するウィンチを有し、各ケーブルループが、前記
    ウィンチと前記移動ブリッジとの間に延びるケーブルの
    延び出し長さ及び巻き込み長さを有し、前記移動ブリッ
    ジと前記ウェルとを位置合わせする手段が、少なくとも
    1本のケーブルループの延び出し長さを交替的に短縮若
    しくは延長し、同時に前記巻き込み長さを同じ長さだけ
    交替的に延長、短縮するためのケーブル短縮動力手段を
    有することを特徴とする請求項13に記載の物品保管シ
    ステム。
  18. 【請求項18】 2本の断面が多角形の駆動軸と、前
    記駆動軸が軸心を貫通し回転しないように取着されてい
    るウィンチドラムとが各前記ウィンチに備えられてお
    り、前記ウィンチドラムが前記ウィンチドラムによって
    駆動される前記ケーブルループを数回巻回するための螺
    旋状の溝を有することを特徴とする請求項17に記載の
    物品保管システム。
  19. 【請求項19】 前記2つの駆動軸が共通のモータに
    よって駆動されることを特徴とする請求項18に記載の
    物品保管システム。
  20. 【請求項20】 前記格納用ウェルが同一の幅及び長
    さを有し、前記一連のステップが前記柱状部材上の長手
    方向に等間隔をおいて設けられており、前記断面がZ形
    状の梁が前記格納用ウェルと実質的に等しい長さを有
    し、各格納用ウェルが、前記柱状部材が4つの角部に配
    置され、それによって囲まれた矩形で同一の寸法のサブ
    ウェルに分割されており、前記巻揚げ機構ブロックが前
    記サブウェルと同じ数のサブブロックに分割されてお
    り、前記サブブロックがその端部を突き合わせた形態で
    相互に結合されており、各前記サブブロックが、矩形の
    形状を有し、前記サブウェルを囲む前記柱状部材によっ
    てガイドされて前記柱状部材の間を上げ下げされるよう
    な幅及び長さを有し、前記第1ケーブル手段及び前記第
    2ケーブル手段が、各サブブロックに対して、前記保管
    ラックの一端とは反対側の前記保管ラックの一端の固定
    ステーションに固定されたループをなすケーブルと、前
    記ループをなすケーブルに懸吊され、前記サブブロック
    が前記物品搬送用パレットの荷重を受けていないとき、
    前記ウェルの頂部を通過できる最上位置に、相互に結合
    された前記サブブロックを付勢するバランスウェイトと
    を有することを特徴とする請求項11に記載の物品保管
    システム。
  21. 【請求項21】 相互に結合された前記サブブロック
    のアセンブリの高さを調節する高さ調節手段を更に有す
    ることを特徴とする請求項20に記載の物品保管システ
    ム。
  22. 【請求項22】 前記高さ調節手段が、前記ループを
    なすケーブルの一方に対する他方の相対的な長さを選択
    的に短縮若しくは伸張する動力手段を有することを特徴
    とする請求項21に記載の物品保管システム。
  23. 【請求項23】 前記保管ラックが配置されるエンク
    ロージャを更に有し、前記エンクロージャが、壁部、屋
    根部、及びコンクリートブロック養生手段を形成するた
    めの加熱手段を有し、前記屋根部は前記壁部の上に、そ
    れと間隔をおいて設けられ、前記壁部の1つが前記保管
    ラックの上側にアクセスするための開口部と、前記開口
    部用のドアとを有することを特徴とし、 前記物品が、生地コンクリートブロックであって、前記
    パレットと共に前記ウェル内に格納されて養生される
    が、このとき各前記パレット上には複数の前記生地ブロ
    ックの組が載置されており、前記生地ブロックを載置し
    て各パレットが互いに垂直方向に位置を合わせ、かつ間
    隔をおいた状態で前記生地ブロックの養生が行われるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の物品保管システム。
  24. 【請求項24】 前記養生室内の格納用床領域を更に
    有し、前記動力手段が、前記巻揚げ機構ブロックを前記
    ウェルの上を横切って前記床領域の上に移動させること
    ができ、前記クレーンが、前記養生室の前記ウェルに、
    前記生地ブロックを載せた前記パレットを連続的に配置
    することができ、前記養生室内において前記ブロックが
    中程度に硬化した後、前記クレーンが前記中程度に硬化
    したブロックを、それらを載せた前記パレットと共に選
    択されたウェルから連続的に取り出して、前記床領域上
    に前記ブロック及びそれらを載せたパレットを直接積み
    上げ、前記断面がZ形状の梁を取り除いて、間に前記パ
    レットを挟み込んだ積み上げられた一塊りのブロック群
    を形成し、この状態で前記ブロック群の、前記養生室内
    における完全に硬化がなされることを特徴とする請求項
    23に記載の物品保管システム。
  25. 【請求項25】 コンクリートブロックの養生方法で
    あって、 所定の数の個別のパレット上に生地ブロックを置き、前
    記パレットを位置合わせし、その位置合わせされた前記
    パレットの両側に一対の支持梁を適合させることによ
    り、所与の長さの第1アセンブリを形成する第1過程
    と、 前記第1アセンブリを、コンクリートブロック養生室内
    に配置されたラックの頂部より高いレベルまで巻揚げ、
    前記第1アセンブリの長さ及び幅より僅かに大きい長さ
    及び幅を有する垂直な細長い壁を形成する第2過程であ
    って、前記壁が、前記ラックの頂部の末端よりアクセス
    可能で並べて配置されており、各前記ウェルの柱状部材
    が、前記ウェルの中央に向かって前記柱状部材から同一
    の長さで延出している、垂直方向に間隔をおいて設けら
    れた、一連の上向きのステップを有し、前記ステップ
    が、等しい高さのステップからなるステップの組を形成
    している。該第2過程と、 細長いレジスタと共にある選択されたウェルの上に向け
    て、前記第1アセンブリを水平方向に移動させる第3過
    程と、 前記第1アセンブリを、前記選択されたウェルを通して
    下降させ、前記第1アセンブリの前記支持梁を、格納さ
    れた位置にある下側のステップの組に掛ける第4過程
    と、 前記第1アセンブリと実質的に同一の第2アセンブリに
    対して、前記第1過程〜前記第3過程を反復する第5過
    程と、 前記第2アセンブリを、前記選択されたウェルを通して
    下降させ、前記第2アセンブリの支持梁を、上側のステ
    ップの組に掛けて、前記第1アセンブリと前記第2アセ
    ンブリとが垂直方向に互いに離隔された位置関係にある
    ようにする第6過程と、 前記生地ブロックを、前記養生室の中で硬化できるよう
    にする第7過程とを有することを特徴とするコンクリー
    トブロックの養生方法。
  26. 【請求項26】 前記養生室において前記生地ブロッ
    クが中程度に硬化した後、前記第2アセンブリが、前記
    ウェルから巻揚げられて、前記養生室内の休止面上に直
    接降ろされる第7過程と、 前記第2アセンブリの支持梁が、引き込まれる第8過程
    と、 前記第1アセンブリが前記ウェルから巻揚げられて、前
    記第2アセンブリの上に降ろされて、前記第1アセンブ
    リのパレットが、前記第2アセンブリの前記中程度に硬
    化したコンクリートブロックの上に直接載せられて、各
    アセンブリが積み上げられた状態を形成する第9過程
    と、 前記第1アセンブリの支持梁が、前記第1アセンブリの
    パレットから引き込まれる第10過程と、 積み上げられた前記コンクリートブロックを、前記養生
    室内で完全に硬化させる第11過程とを更に有すること
    を特徴とする請求項25に記載の方法。
  27. 【請求項27】 少なくとも8つの追加的アセンブリ
    に対して前記第1過程〜前記第11過程を反復し、前記
    支持ビームを取り除いた、10個のアセンブリからなる
    積み上げられたコンクリートブロックを形成する過程を
    更に有することを特徴とする請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 保管ラックと、物品搬送用パレット
    を前記保管ラックから出し入れするための積み込み・積
    み出し装置とを有する物品保管システムであって、 前記保管ラックが、平行な行をなすように並べて配置さ
    れ、複数の柱状部材の複数の平行な行によって囲まれた
    垂直な細長いウェルを画定し、各前記ウェルは均一な長
    さ及び幅で頂部が完全に開かれた形状を有していること
    を特徴とし、 前記積み込み・積み出し装置が、移動ブリッジ及び巻揚
    げ機構ブロックを有し、前記保管ラックの上を横切って
    移動し得るクレーン手段を有し、前記巻揚げ機構ブロッ
    クは、前記保管ラック外部の支持面からの、または支持
    面への物品搬送用パレットの上げ下ろしを行うことが可
    能であり、前記物品搬送用パレットを、前記保管ラック
    の上で選択されたウェルと垂直方向に位置が合うように
    移動し、次いで、前記物品搬送用パレットを、前記選択
    されたウェル内の選択された高さから、または選択され
    た高さまで上げ下ろしすることを特徴とし、 前記移動ブリッジから動かされて前記物品搬送用パレッ
    トを前記ウェル内の前記高さに固定し、若しくは取り外
    す、前記巻揚げ機構ブロックに支持された手段を更に有
    することを特徴とする物品保管システム。
JP9011555A 1996-01-26 1997-01-24 物品保管システム及びそれを用いたコンクリートブロック養生方法 Pending JPH09207115A (ja)

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