JP2000302248A - 長尺物積載装置及び長尺物の積載方法 - Google Patents

長尺物積載装置及び長尺物の積載方法

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JP2000302248A
JP2000302248A JP11113048A JP11304899A JP2000302248A JP 2000302248 A JP2000302248 A JP 2000302248A JP 11113048 A JP11113048 A JP 11113048A JP 11304899 A JP11304899 A JP 11304899A JP 2000302248 A JP2000302248 A JP 2000302248A
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Hisanori Miyata
久典 宮田
Katsuhiko Kamoto
克彦 鴨頭
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ISHII SANGYO
Ishii Corp
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ISHII SANGYO
Ishii Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】積載時の落差及び衝撃が小さくなり、長尺物を
積載する作業が確実且つ容易に行える長尺物積載装置及
び長尺物の積載方法を提供する。 【解決手段】パイプ(又はパイプ群)を載置台に載置し
た後、保持ユニットを降下して、保持ベルトを、載置台
のガイド溝に対して一端側から挿入し、ガイド溝の他端
側に突出した保持ベルトを挾持板で挾持する。載置台を
前後に分割して、保持ベルトをパイプの外周面に巻付け
た後。保持ユニットを上昇して、保持ベルトで保持した
パイプを台車上方に移動停止した後、パイプを、台車の
積載面に接地した後又は接地する前に、保持ベルトを、
パイプの外周面から取外して積載するので、積載時の落
差及び衝撃、騒音が小さくなり、パイプを整列した状態
に積載することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばパイプ、
棒、柱、線条等の長尺物を台車に積載する作業に用いら
れる長尺物積載装置及び長尺物の積載方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のパイプを台車に積載する
装置としては、例えば図15に示すように、複数本の昇
降コンベア50を、台車51側部に立設した縦枠52…
の間に上方から垂直挿入し、昇降コンベア50を水平方
向に後退移動させて、台車51の縦枠52…の間から抜
取り、昇降コンベア50上に積載された複数本のパイプ
A…を、台車51に積載する装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図16に示す
ように、上述した縦枠52…の間に横枠53を架設した
り、或いは、縦枠52…の間を保護シート(図示省略)
で覆ったり、縦枠52の代わりに支持壁(図示省略)を
立設した場合、昇降コンベア50の挿入が横枠53によ
り阻止されるので、パイプAを、縦枠52の上方から積
載しなければならならず、積載時の落差及び衝撃が大き
く、パイプAの外周面にスリ傷が付いたり、破損又は損
傷することがあり、パイプAの商品価値が損なわれてし
まうという問題点を有している。
【0004】また、例えば図17に示すように、パイプ
Aを、アーム60,60で保持して積載する場合、先に
積載されたパイプAよりも上方でアーム60,60によ
る保持を解除するので、積載時の落差及び衝撃が大き
く、上述のような問題が起きやすい。且つ、積載時に於
いて、台車51の縦枠52に対して所定間隔に離間した
位置でアーム60,60による保持を解除するので、パ
イプAを、台車51の縦枠52に近接又は密着した状態
に積載することが困難であるという問題点を有してい
る。
【0005】この発明は上記問題に鑑み、巻付け体を、
長尺物の外周面に巻付けて保持することにより、積載時
の落差及び衝撃が小さく、長尺物の商品価値が損なわれ
るのを防止することができると共に、積載作業が確実且
つ容易に行える長尺物積載装置及び長尺物の積載方法の
提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
任意本数の長尺物を積載部に積載する長尺物積載装置で
あって、上記長尺物の外周面に巻付け体を巻付けて保持
すると共に、該巻付け体で保持した長尺物を積載部に積
載する積載手段を設けた長尺物積載装置であることを特
徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記積載手段に、上記長尺物を載置す
る載置台に、上記巻付け体を長尺物の外周面に対して巻
付けられる方向にガイドするガイド溝を形成すると共
に、上記巻付け体を上記載置台のガイド溝に挿入して、
上記長尺物の外周面に対して巻回する巻付け手段を設け
た長尺物積載装置であることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、上記請求項2記載
の構成と併せて、上記巻付け手段に、上記ガイド溝の他
端側に突出した巻付け体の端部を挾持する対の挾持板を
設け、上記挾持板の対向面に、上記巻付け体の端部に形
成した孔部に係止する突起と、該突起を係止する係止孔
とを設けた長尺物積載装置であることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、任意本数の長尺物
を積載部に積載する長尺物の積載方法であって、上記長
尺物の外周面に巻付け体を巻付けて保持した後、該巻付
け体で保持した長尺物を積載部に移動して、上記長尺物
を積載部に接地する直前又は接地した後、該長尺物の外
周面から巻付け体を取外して積載する長尺物の積載方法
であることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の長尺物積載装置は、積載手段を
駆動して、巻付け体(例えばベルト、線条等)を、長尺
物の外周面に巻付けて保持した後、巻付け体で保持した
長尺物を積載部(例えば台車)に移動して、長尺物を積
載部に接地する直前又は接地した後、巻付け体を、長尺
物の外周面から取外して積載するので、積載部の積載
面、枠部及び先に積載した長尺物に対して可能な限り近
接して積載することができ、移載時の落差及び衝撃が小
さく、長尺物の商品価値が損なわれるのを防止すること
ができる。
【0011】請求項2記載の長尺物積載装置は、上記請
求項1記載の作用と併せて、長尺物を載置台に載置した
後、巻付け手段を駆動して、巻付け体を、載置台のガイ
ド溝の一端側から挿入し、長尺物の外周面に対して巻付
けられる方向に挿入ガイドするので、巻付け体により長
尺物を確実に保持することができる。
【0012】請求項3記載の長尺物積載装置は、上記請
求項2記載の作用と併せて、巻付け体の端部を対の挾持
板で挾持するとき、一方の挾持板に形成した突起を、巻
付け体端部に形成した孔部に挿通し、他方の挾持板に形
成した係止孔に係止して抜止めするので、積載途中に於
いて、長尺物が脱落するのを防止することができる。
【0013】請求項4記載の長尺物の積載方法は、長尺
物の外周面に巻付け体を巻付けて保持した後、巻付け体
で保持した長尺物を積載部に移動して、上記長尺物を積
載部に接地する直前又は接地した後、該長尺物の外周面
から巻付け体を取外して積載するので、長尺物を積載す
る作業が確実且つ容易に行える。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、巻付け体を巻付けて
保持した長尺物を積載部に積載するので、積載部の積載
面、枠部及び先に積載した長尺物に対して可能な限り近
接して積載することができ、従来例のようなコンベアや
アームで積載するよりも積載時の落差が小さく、長尺物
に付与される衝撃が軽減され、その時に生じる騒音を低
減することができる。且つ、長尺物が破損又は損傷した
りせず、長尺物の商品価値が損なわれるのを確実に防止
することができる。
【0015】しかも、巻付け体を載置台のガイド溝に挿
入して、長尺物の外周面に対して巻付けられる方向に挿
入ガイドするので、巻付け体により長尺物を確実に保持
することができ、長尺物を積載部に移動する作業が安定
して行える。
【0016】さらに、対の挾持板に形成した突起と係止
孔とを、巻付け体に形成した孔部を介して互いに係止す
るので、巻付け体が強固に抜止めされ、積載途中に於い
て、長尺物が脱落するのを確実に防止することができ、
重量の重い長尺物を積載する作業が容易に行える。
【0017】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は長尺物の一例として、パイプ又はパイプ
群を台車に積載する作業に用いられる長尺物積載装置を
示し、図1及び図2に於いて、この長尺物積載装置1
は、一本のパイプA(又は複数本を一つに束ねてなるパ
イプ群)を搬送路上の供給位置aに搬送する搬送コンベ
ア2と、供給位置aに搬送されたパイプAを持上げ、搬
送コンベア2側部の保持位置bに配設した載置台4に載
置する移載コンベア3と、載置台4に載置されたパイプ
Aを積載ユニット6で略水平に保持して持上げ、載置台
4側部の積載位置cに待機させた台車7に積載する積載
機構5とで構成される。
【0018】なお、パイプAは、例えばポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレン等の合成樹脂により中空形状に形成
(例えば略丸形断面、略角形断面)しているが、金属、
ガラス、陶器、金属繊維、ガラス繊維等の材質又は合成
樹脂を複合してもよい。
【0019】上述の搬送コンベア2は、例えば中央部外
周面から両端部外周面に向けて大径となる形状(略鼓
形)に形成した支持ローラ2aを、搬送方向に対してパ
イプAが略水平に支持される前後間隔に隔てて多数本軸
架し、一部又は全部の支持ローラ2aを、減速機付きモ
ータ(図示省略)で搬送方向に回転して、結束機又は包
装機を介して、パイプA又は複数本のパイプを束ねてな
るパイプ群を、搬送路上に設定した供給位置aに搬送す
る。
【0020】上述の支持ローラ2aに代わる他の搬送手
段として、例えばローラを、正面から見て略V字状に配
列して搬送してもよく、また、ベルトコンベア、チェー
ンコンベア等の搬送手段で構成してもよい。
【0021】前述の移載コンベア3は、供給位置aと保
持位置bとの間に、上述の搬送コンベア2と直交して配
設され、供給位置aに配列した支持ローラ2a…の間に
対して、パイプAを移送するための受け台10を出没可
能に複数設けている。
【0022】受け台10は、支持枠11に張架した移送
チェーン12上に一つ又は複数固定され、移送チェーン
12は、支持枠11に軸支したスプロケット13,13
の間に張架している。始端側下部に固定した減速機付き
モータ14は、スプロケット14a,14a及びチェー
ン14bを介して、移送チェーン12に取付けた受け台
10を、供給位置aと保持位置bとに往復移動又は周回
移動する。
【0023】且つ、支持枠11下部に配設した減速機付
きモータ15は、スプロケット15a,15a及びチェ
ーン15bを介して、ピニオン16を正逆回転すると共
に、支持枠下部に垂設したラック17をピニオン16の
回転により上下方向に移動させ、受け台10を、供給位
置aと保持位置bとで昇降する。
【0024】前述の積載機構5は、保持位置bと積載位
置cとの間に配設され、可動枠21を、保持位置b上方
と積載位置c上方との間に架設したレール20…に対し
て水平移動可能に架設し、可動枠21に固定した移動チ
ェーン23を、保持位置b上方と積載位置c上方とに軸
支したスプロケット22の間に張架している。
【0025】積載側上部に配設した減速機付きモータ2
4は、スプロケット24a,24a及びチェーン24b
を介して、移動チェーン23を矢印方向に正逆回転さ
せ、可動枠21に垂設した積載ユニット6を、保持位置
b上方と積載位置c上方とに往復移動する。なお、移動
チェーン23に代わる他の移動手段として、例えばネジ
送り機構(ボールネジ機構)、エアーシリンダ等の手段
を用いてもよい。
【0026】可動枠21上部に固定した減速機付きモー
タ25はピニオン26に直結され、ピニオン26の正逆
回転により、昇降枠28の後側上部に鉛直固定したラッ
ク27を上下方向に移動させ、昇降枠28に取付けた積
載ユニット6を、パイプAの水平移動(供給位置aと保
持位置bとの間)が許容される上昇位置と、載置台4に
載置されたパイプAを保持する中間位置と、台車7に対
してパイプAを積載する降下位置との間で上下動する。
なお、積載ユニット6は、台車7に積載されるパイプA
の積載段数に対応して任意高さに上下動する。
【0027】なお、移載コンベア3と移載ユニット6と
を、例えばネジ送り機構、チェーン機構、エアーシリン
ダ等の昇降手段により上下動してもよい。
【0028】また、移載コンベア3を上下動する代わり
に、搬送コンベア2と載置台4とを上下動したり、積載
ユニット6を上下動する代わりに、パイプAを、載置台
4により所定高さに持上げてもよい。
【0029】上述の積載ユニット6は、図3、図8にも
示すように、可動枠21の全長に対して、パイプAの略
中央部と略両端部とを保持する間隔に隔てて複数配設さ
れ、揺動アーム30,30の基端部を、昇降枠28の前
側上部に立設した支持枠29の上端部に対して左右揺動
可能に枢着している。
【0030】昇降枠28に固定した開閉シリンダ31
は、リンク32を介して、揺動アーム30,30に連結
され、揺動アーム30,30の遊端側を、載置台4の両
端側開口部に対向する開角度と、所定間隔(パイプAの
外周面に対して保持ベルト33が圧接される間隔)に近
接する閉角度とに回動する。
【0031】一方の揺動アーム30に取付けた保持ベル
ト33は、パイプA(又はパイプ群)の外周面に対して
周回可能な長さに形成され、載置台4の一端側開口部と
対向して揺動アーム30に設けた収納部34に対して収
納保持している。アーム側面に固定したロッドレス型の
進退シリンダ35は、保持ベルト33を、収納部34に
対して収納する収納状態と、パイプAの外周面に対して
周回する突出状態とに進退動作する。
【0032】なお、保持ベルト33は、例えば繊維、樹
脂、金属等の材質で形成され、パイプAを保持可能な
幅、厚み、強度に形成している。保持ベルト33に代わ
る巻付け体として、例えばバンド、ワイヤ、ロープ、線
条等を用いてもよい。
【0033】他方の揺動アーム30の遊端側に取付けた
挾持板36,36は、図7にも示すように、載置台4の
他端側開口部に突出される保持ベルト33の端部と対向
して取付けられ、アームの遊端側に固定した挾持シリン
ダ37は、挾持板36,36を、保持ベルト33の端部
が挾持される閉位置と、保持ベルト33の挿入が許容さ
れる開位置とに移動する。
【0034】挾持板36,36の挾持面には、保持ベル
ト33の端部に形成した孔部33aと対向して、該孔部
33aに挿通されるピン形状の係止突起36aと、その
係止突起36aを係止する係止孔36bとを形成してい
る。且つ、挾持面に、例えば合成ゴム、軟質樹脂等の接
触抵抗の大きい部材を貼着したり、歯面、凹凸を形成す
る等して引抜き方向に対して抵抗を付与する。
【0035】且つ、揺動アーム30の遊端部に軸支した
偏心カム30aは、挾持板36,36の間に挿入される
保持ベルト33の端部に対して圧接され、カムの周面に
は、例えばローレット、凹凸等の食込み面を形成してい
る。
【0036】前述の載置台4は、図4、図5にも示すよ
うに、パイプAの略中央部と略両端部とを略水平に支持
する間隔に隔てて複数配設され、正面から見て略凹状に
形成した対のガイド部材38を相対向して配設すると共
に、略U字状又は略円弧状のガイド溝38aを、ガイド
部材38の対向側端面に沿って円周方向に連続して形成
している。
【0037】ガイド部材38に連結した進退シリンダ3
9は、ガイド部材38を、保持ベルト33の周回をガイ
ドする閉状態と、ガイドが解除される開状態とに進退動
作する。ガイド溝38aは、保持ベルト33を、パイプ
Aの外周面に対して周回ガイドされる溝幅及び形状に形
成している。
【0038】なお、上述の進退シリンダ35に代わる駆
動手段として、例えば巻取りドラム、ネジ送り機構、チ
ェーン機構等を用いてもよく、また、シリンダ31,3
5,39に代えて、例えばソレノイド、モータ等の駆動
手段を用いてもよい。
【0039】前述の台車7は、図9、図10にも示すよ
うに、略長方形に形成した積載面7aの両側縁部に、パ
イプAが支持される間隔に隔てて複数本の縦枠7bを略
鉛直に立設すると共に、その縦枠7b…の間に、複数本
の横枠7cを略水平に架設している。なお、縦枠7bに
代わる他の支持手段として、例えば1本の支持バー、支
持壁等を立設してもよい。
【0040】積載面7aの底面側には、複数の走行輪7
d(例えばキャスター等)が取付けられており、台車7
を、作業者の手で走行移動したり、レール(図示省略)
に沿って走行する等して、積載位置cに走行移動する。
【0041】なお、積載面7a、縦枠7b、横枠7cが
覆われる状態に保護シートを敷設して、パイプAの外周
面にスリ傷が付くのを防止してもよい。
【0042】台車7の他の移動方法として、例えばフォ
ークリフト、リフト付き運搬車等の運搬機により台車7
を持上げて移動したり、モータ又はエンジンの駆動力に
より台車7を走行移動したり、レール等の軌条に沿って
走行移動してもよい。
【0043】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、長尺物積載装置1により包装済み又は未包装
のパイプAを積載する動作を説明する。先ず、図1、図
2、図3に示すように、移載コンベア3を上昇して、搬
送コンベア2上の供給位置aに搬送したパイプA(又は
結束済みのパイプ群)を受け台10で持上げ、供給位置
aから保持位置bに水平移動する。この後、移載コンベ
ア3を降下して、パイプAを、載置台4に載置する。
【0044】パイプAを、載置台4を構成するガイド部
材38の内周側に積載した後、積載ユニット6を降下し
て、開角度に回動した揺動アーム30,30の遊端側
を、載置台4の両端側開口部に近接する。
【0045】次に、図4、図6に示すように、保持ベル
ト33を、揺動アーム30の収納部34から繰出し、ガ
イド部材38のガイド溝38aに挿入して、載置台4に
載置したパイプAの外周面に周回する。
【0046】図7に示すように、載置台4の他端側に突
出した保持ベルト33を、挾持板36,36で挾持し、
偏心カム30aを保持ベルト33に圧接して、保持ベル
ト33に付与される引下げ力を利用して強固に圧接す
る。且つ、一方の挾持板36に突設した係止突起36a
を、保持ベルト33の端部に形成した孔部33aに挿通
し、他方の挾持板36に形成した係止孔36bに係止し
て抜止めする。
【0047】この後、図5、図8に示すように、ガイド
部材38,38を開位置に移動して、保持ベルト33の
保持を解除した後、揺動アーム30,30を閉角度に回
動して、保持ベルト33の両端部を絞り込み、保持ベル
ト33を収納部34に牽引収納して、保持ベルト33
を、パイプAの外周面に巻回して保持する。
【0048】移載ユニット6を上昇して、保持ベルト3
3で保持したパイプAを、保持位置bから積載位置cに
移動させ、積載位置cに待機する台車7上方に停止す
る。
【0049】パイプAを、台車7の左側角隅部から順に
積載する場合、図1、図9にも示すように、移載ユニッ
ト6で保持したパイプAを、左側縦枠7bの内壁面に沿
って垂直降下させ、台車7の積載面7aに接地して積載
する。
【0050】積載時に於いて、図10に示すように、積
載ユニット6…を、前端部、中央部、後端部の順に降下
させ、パイプA自体の撓みを利用して、パイプAの前端
部を、台車7の積載面7aに先に接地した後、パイプA
の中央部と後端部とを続いて台車7の積載面7a又は先
に積載したパイプA上に接地するので、積載時に付与さ
れる衝撃が大幅に軽減される。
【0051】また、図11に示すように、中央部の積載
ユニット6を先に降下させ、両端部の積載ユニット6を
続いて降下させ、パイプAの中央部を台車5の積載面7
aに接地した後、パイプAの両端部を台車5の積載面7
aに接地してもよい。或いは、積載ユニット6…を同時
に降下して、パイプAを台車5に積載してもよい。
【0052】接地直後又は接地直前に、挾持板36,3
6による挾持を解除した後、移載ユニット6を上昇した
り、収納部34に牽引回収する等して、保持ベルト33
を、パイプAの外周面から取り外し、台車7の左側角隅
部に対してパイプAを幅寄せした状態(例えば密着又は
近接した状態)に積載する。また、揺動アーム30,3
0を開角度に回動した後、保持ベルト33を、パイプA
の外周面から取り外してもよい。
【0053】上述と同様に、搬送コンベア2により搬送
される後続のパイプAを、移載コンベア3で持上げて載
置台4に順次載置する。移載ユニット6を、保持位置b
と積載位置cとに往復移動して、載置台4に載置された
パイプAを保持して台車7上方に移動し、先に積載した
パイプAの側部に幅寄せして順次積載し、複数本のパイ
プA…を最下段に積載する。
【0054】上段側にパイプAを積載する場合、後続の
パイプAを、先に積載したパイプAの上部(同一中心
上)又はパイプAの谷間部分に順次積載し、任意本数の
パイプAを複数段積載する。なお、台車7の縦枠7b,
7bを任意間隔に拡張調節したり、専用台車7に入れ替
える等して、任意本数のパイプAを積載してもよい。
【0055】パイプAの積載作業が完了した後、積載済
みの台車7を、人為的手段(作業者の手)又は機械的手
段(モータの駆動力)により走行移動して、積載位置c
から搬出する。次の台車7を積載位置cに搬入した後、
上述と同様にして、パイプA(又はパイプ群)の積載作
業を継続して行う。
【0056】以上のように、保持ベルト33をパイプA
の外周面に巻付けて保持した後、そのパイプAを上下及
び水平に移動して台車7に積載するので、台車7の積載
面7a、縦枠7b及び先に積載したパイプAに対して可
能な限り近接して積載することができ、従来例のような
昇降コンベア50やアーム60で積載するよりも積載時
の落差が小さく、パイプAに付与される衝撃が軽減さ
れ、その時に生じる騒音を低減することができる。且
つ、パイプAが破損又は損傷したりせず、パイプAの商
品価値が損なわれるのを確実に防止することができる。
【0057】しかも、保持ベルト33を、載置台4を構
成するガイド部材38のガイド溝38aに沿って挿入し
て、パイプAの外周面に対して巻付けられる方向に挿入
ガイドするので、保持ベルト33によりパイプAを確実
に保持することができ、パイプAを台車7に移動する作
業が安定して行える。
【0058】さらに、挾持板36,36の対向面に形成
した係止突起36aと係止孔36bとを、保持ベルト3
3に形成した孔部33aを介して互いに係止するので、
保持ベルト33が強固に抜止めされ、積載途中に於い
て、パイプAが脱落するのを確実に防止することがで
き、重量の重いパイプAを積載する作業が容易に行え
る。
【0059】図12は、支持アーム43を供給位置aと
保持位置bとに往復揺動して、搬送コンベア2上の供給
位置aに搬送されたパイプAを受け台10で持上げ、保
持位置bに配設した載置台4に移載する方法を示し、支
持アーム43の基端部を、供給位置aと保持位置bとの
間の略下部中央に枢着して、支持アーム43の基端側に
連結した揺動シリンダ44により、支持アーム43を搬
送コンベア2側に揺動させ、受け台10を、搬送コンベ
ア2を構成する支持ローラ2aの搬送面よりも下方に没
入した状態に待機させる。
【0060】搬送コンベア2上の供給位置aにパイプA
が搬送されたとき、支持アーム43の上端側に取付けた
昇降シリンダ45により受け台10を垂直上昇させ、パ
イプAを、受け台10により持上げる。
【0061】この後、支持アーム43を載置台4側に揺
動し、パイプAを、受け台10で略水平に支持した状態
のまま載置台4上方に移動させ、受け台10を降下し
て、パイプAを、載置台4に載置するので、パイプAを
積載する作業が容易に行える。
【0062】図13、図14は、保持ベルト33の周回
をガイドする載置台4の他の構造を示し、略U字状又は
略円弧状に形成したガイド部材40の内周側両縁部と対
向して、略同形状に形成したガイド部材41を前後に配
設している。ガイド部材41に連結した進退シリンダ4
2は、ガイド部材41を、ガイド部材40の内周面に沿
って形成したガイド溝40aを閉塞する閉状態と、開放
する開状態とに進退移動する。
【0063】パイプAを、ガイド部材41のガイド溝4
0aを閉塞するガイド部材41,41の内周側に積載し
た後、保持ベルト33を、ガイド部材40のガイド溝4
0aに沿って挿入する。この後、ガイド部材41,41
を開方向に移動して、ガイド部材41の内周側を開放し
た後、揺動アーム30,30を閉角度に回動し、保持ベ
ルト33をパイプAの外周面に周回する。
【0064】同時に、保持ベルト33の両端部を互いに
近接して絞り込み、パイプAの外周面に巻回して保持す
るので、上述の実施例と略同等の作用効果を奏すること
ができる。また、パイプAをガイド部材40に直接載置
した後、保持ベルト33を、ガイド部材40のガイド溝
40aに挿入してパイプAに巻付けてもよい。
【0065】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の長尺物は、実施例のパイプA又は
パイプ群に対応し、以下同様に、積載手段は、積載機構
5及び積載ユニット6に対応し、積載部は、台車7に対
応し、巻付け手段は、揺動アーム30と、開閉シリンダ
31と、リンク32と、進退シリンダ35とに対応し、
巻付け体は、保持ベルト33及びワイヤ、ロープ、線条
等に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみ
に限定されるものではない。
【0066】なお、上述の長尺物積載装置1は、複数本
のパイプAを一つに束ねてなるパイプ群を積載する作業
にも用いることができ、パイプAの大きさ、形状、本
数、束ね状態に応じて、任意の積載状態に変更すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 長尺物積載装置の積載動作を示す正面図。
【図2】 長尺物積載装置の配置状態を示す平面図。
【図3】 積載ユニットの降下動作を示す背面図。
【図4】 載置台によるベルトのガイド状態を示す平面
図。
【図5】 ベルトの巻付け直前の状態を示す平面図。
【図6】 ベルトの差込み状態を示す背面図。
【図7】 挾持板によるベルトの挾持状態を示す拡大背
面図。
【図8】 積載ユニットによる保持状態を示す背面図。
【図9】 積載ユニットによる積載動作を示す背面図。
【図10】 パイプ端部を先に接地する積載動作を示す
側面図。
【図11】 パイプ中央部を先に接地する他の積載動作
を示す側面図。
【図12】 受け台を揺動してパイプを移載する動作を
示す正面図。
【図13】 載置台によるベルトの他のガイド状態を示
す平面図。
【図14】 ベルトの巻付け直前の状態を示す平面図。
【図15】 第1従来例の積載装置による積載動作を示
す正面図。
【図16】 縦枠の間に横枠を架設した台車に対する積
載動作を示す側面図。
【図17】 第2従来例の積載装置による積載動作を示
す正面図。
【符号の説明】
A…パイプ 1…長尺物積載装置 2…搬送コンベア 3…移載コンベア 4…載置台 5…積載機構 6…積載ユニット 7…台車 30…揺動アーム 33…保持ベルト 33a…孔部 34…収納部 35…進退シリンダ 36…挾持板 36a…係止突起 36b…係止孔 38,40…ガイド部材 38a…ガイド溝 39,42…進退シリンダ 40,41…ガイド部材 40a…ガイド溝 43…支持アーム 44…揺動シリンダ 45…昇降シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F072 AA25 GD05 KD07 KD22 KD27 KE04 3F076 AA04 CA01 CA09 DA11 DB13 GA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】任意本数の長尺物を積載部に積載する長尺
    物積載装置であって、上記長尺物の外周面に巻付け体を
    巻付けて保持すると共に、該巻付け体で保持した長尺物
    を積載部に積載する積載手段を設けた長尺物積載装置。
  2. 【請求項2】上記積載手段に、上記長尺物を載置する載
    置台に、上記巻付け体を長尺物の外周面に対して巻付け
    られる方向にガイドするガイド溝を形成すると共に、上
    記巻付け体を上記載置台のガイド溝に挿入して、上記長
    尺物の外周面に対して巻回する巻付け手段を設けた請求
    項1記載の長尺物積載装置。
  3. 【請求項3】上記巻付け手段に、上記ガイド溝の他端側
    に突出した巻付け体の端部を挾持する対の挾持板を設
    け、上記挾持板の対向面に、上記巻付け体の端部に形成
    した孔部に係止する突起と、該突起を係止する係止孔と
    を設けた請求項2記載の長尺物積載装置。
  4. 【請求項4】任意本数の長尺物を積載部に積載する長尺
    物の積載方法であって、上記長尺物の外周面に巻付け体
    を巻付けて保持した後、該巻付け体で保持した長尺物を
    積載部に移動して、上記長尺物を積載部に接地する直前
    又は接地した後、該長尺物の外周面から巻付け体を取外
    して積載する長尺物の積載方法。
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