JP3531959B2 - スプール及び中敷板の仕分け移載方法及びその装置 - Google Patents

スプール及び中敷板の仕分け移載方法及びその装置

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JP3531959B2
JP3531959B2 JP33610393A JP33610393A JP3531959B2 JP 3531959 B2 JP3531959 B2 JP 3531959B2 JP 33610393 A JP33610393 A JP 33610393A JP 33610393 A JP33610393 A JP 33610393A JP 3531959 B2 JP3531959 B2 JP 3531959B2
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spools
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正彦 相馬
修 図師
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd
Yokohama Rubber Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スプール及び中敷板
の仕分け移載方法及びその装置に係わり、更に詳しくは
移送コンベヤ上に位置決めされて搬送されて来たスプー
ル箱内の多段積みのスプールと中敷板とを、それぞれ交
互に保持してスプールをスプール旋回受渡し装置に移送
すると共に、中敷板を中敷板置き場に仕分けして移送す
るスプール及び中敷板の仕分け移載方法及びその装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、タイヤの補強コード等に使用する
スチールコードを巻付けた複数個のスプールを収容した
スプール箱を、投入工程からクリールスタンドまで搬送
する場合、フォークリフトにより搬送してきたスプール
箱を搬送コンベヤ上に投入し、搬送コンベヤ上にあるス
プール箱の位置を作業員が修正した後、所定位置まで搬
送するようにしている。
【0003】そして、順次搬送されてくる複数のスプー
ル箱内のスプールと中敷板Wとを仕分けしてスプールを
ローディング台車上に移載してクリールスタンドの近傍
まで移送し、ローディング台車からスプールを取出して
クリールスタンドのクリール軸に順次掛け渡していた。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】然しながら、前記ス
プール箱内からスプールを取り出す場合、スプールと中
敷板とは、別々の機械等を使用したり、またスプールは
機械で取出し、中敷板は人手により中敷板置き場に取り
除いているために、多くの労力と時間を要し、作業能率
が極めて悪いと言う問題があった。またスプールは一定
の長さのスチールコードを巻付けたスプール1個の重量
は、10〜40Kg程度の重さがあり、取扱には注意が必
要であった。
【0005】この発明は、かかる従来の課題に着目して
案出されたもので、移送コンベヤ上に位置決めされて搬
送されて来たスプール箱内の多段積みのスプールと中敷
板とを、それぞれ交互に保持してスプールをスプール旋
回受渡し装置に移送すると共に、中敷板を中敷板置き場
に仕分けして移送するので、人手を介することなく仕分
けて移送ができ、作業時間の短縮に加え、設備の簡略化
を図ることが出来、作業能率を著しく向上させることが
出来るスプール及び中敷板の仕分け移載方法及びその装
置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、中敷板を介してスプールが収容されたスプ
ール箱を多段積みして成る移送コンベヤ上に、スプール
旋回受渡し装置と中敷板置き場との間に複数本のガイド
レールを敷設したフレームを架設し、前記ガイドレール
上に、複数本のシリンダーを介して連結し、かつガイド
レールに沿って往復移動可能な二台一対の同期して作動
する走行フレームを載置し、前記二台一対の同期して作
動する走行フレームの一方の走行フレームに、スプール
箱内の複数個のスプールを保持する複数の保持部材を設
け、前記二台一対の同期して作動する走行フレームの他
方の走行フレームに、スプール間に介在させた中敷板を
吸着保持する複数の保持部材を吊設したことを要旨とす
るものである。
【0007】
【発明の作用】この発明は上記のように構成され、移送
コンベヤ上に位置決めされて搬送されて来たスプール箱
内の多段積みのスプールと中敷板とを、スプール旋回受
渡し装置と中敷板置き場との間を往復移動可能な二台一
対の走行フレームによってスプールと中敷板Wとをそれ
ぞれ保持する際、前記二台一対の走行フレームの一方の
走行フレームによって移送コンベヤ上の複数個のスプー
ルを保持してスプール旋回受渡し装置の受渡し場所まで
移送する時には、前記二台一対の走行フレームの他方の
走行フレームによってスプール間に介在されている中敷
板を保持し、この他方の走行フレームによって中敷板を
中敷板置き場に移載させている時には、一方の走行フレ
ームによって移送コンベヤ上の複数個のスプールを保持
し、これらの往復移動の操作を架台上のフレームに相対
向して設置された複数本のシリンダーの伸縮作動により
交互に繰返し行うことをことにより、人手を介すること
なく仕分けて移送ができ、作業時間の短縮に加え、設備
の簡略化を図ることが出来、作業能率を著しく向上させ
ることが出来るものである。
【0008】
【発明の実施例】以下、添付図面に基づき、この発明の
実施例を説明する。図1は、この発明を実施したスプー
ルの搬送移載装置の工程を示す概略平面図、図2は図1
の側面図を示し、前記搬送移載装置の搬送工程として
は、投入位置Xから搬送コンベヤ10上に投入された一
定の長さのスチールコードを巻付けた複数個(この実施
例では、1段で、縦3個,横4個,計12個)のスプー
ルWを収容したスプール箱Wxを、搬送コンベヤ10の
搬送方向と平行になるように位置修正を行う位置修正工
程20と、この位置修正を行ったスプール箱Wxの幅決
めを行う幅位置決め工程30と、この位置決めを行った
スプール箱Wxを移載位置Yまで搬送するスプール箱W
xの搬送工程50と、この移載位置Yで待機するスプー
ル箱WxからスプールWと中敷板Wzとを分離して取り
出すと共に、スプールWをスプール旋回装置210に移
載するスプール移載工程100と、スプールWを90度
旋回させた状態でローディング台車250に受渡すスプ
ール受渡し工程200と、ローディング台車250が移
載されたトラバース台車280をクリールスタンド30
0の近傍まで搬送して、ローディング台車250から夫
々のスプールWをクリールスタンド300のクリール軸
310に掛け渡す台車搬送工程350及び空クリールの
回収工程400とから構成されている。
【0009】前記搬送コンベヤ10,位置修正工程20
及び幅位置決め工程30の構成は、図3及び図4に示す
ように、略直線的に接続されている。前記投入位置Xか
らフォークリフト等により複数のスプールWが中敷板W
zを介して多段積みされた(この実施例では6段)スプ
ール箱Wxが投入される搬送コンベヤ10は、図3及び
図5,図6に示すように、機台11上のコンベヤフレー
ム12上の幅方向中央部に、フリーローラコンベヤ13
が水平に設置され、その両側には、チェーンコンベヤ1
4が平行に配設されている。
【0010】チェーンコンベヤ14の左右一対のチェー
ン14aは、コンベヤフレーム12上の前後に設置され
た駆動スプロケット15と従動スプロケット16に掛け
回され、その上面HーHは、前記フリーローラコンベヤ
13の上面と略同一面となるように配設されている。前
記駆動スプロケット15は、コンベヤフレーム12の側
面に設置された駆動モータ17を介して駆動され、搬送
コンベヤ10の先端側(図5の左側,スプール箱Wxの
搬送側)の両側には、スプール箱Wxをガイドするガイ
ドフレーム18が対称位置に配設されている。
【0011】前記複数のスプールWが中敷板Wzを介し
て多段積みされたスプール箱Wxは、ベース台Lを介し
て前記フリーローラコンベヤ13及びチェーンコンベヤ
14上に載置されるものである。次に、スプール箱Wx
を搬送コンベヤ10の搬送方向と平行になるように位置
修正を行う位置修正工程20を構成する斜め修正コンベ
ヤ21は、図3及び図7〜図10に示すように、前記搬
送コンベヤ10と同様に、機台22上のコンベヤフレー
ム23上の幅方向中央部に、前記フリーローラコンベヤ
13と同一幅のフリーローラコンベヤ24が水平に設置
され、その両側には、前記チェーンコンベヤ14と同一
幅のチェーンコンベヤ25が平行に配設されている。
【0012】前記チェーンコンベヤ25の左右一対のチ
ェーン25aは、コンベヤフレーム23上の前後に設置
された駆動スプロケット26aと従動スプロケット26
bに掛け回され、その上面は、前記フリーローラコンベ
ヤ24の上面と略同一面となるように配設されている。
前記駆動スプロケット26aは、コンベヤフレーム23
の側面に設置された駆動モータ27を介して駆動される
ものである。
【0013】前記フリーローラコンベヤ24とチェーン
コンベヤ25との間には、エアーシリンダ等の昇降シリ
ンダ28を介してフリーローラコンベヤ24とチェーン
コンベヤ25との搬送面に対して昇降する回転自在な中
空円盤状のターンテーブル28aが設置され、このター
ンテーブル28aの下面は、複数のガイドローラ28a
により回転自在に支持され、またまたコンベヤフレーム
23の幅方向の対称位置には、スプール箱Wxが搬送コ
ンベヤ10の搬送方向と平行になるように斜め修正を行
う斜め修正シリンダ29a,29bが設置されている。
【0014】従って、搬送コンベヤ10上に投入された
複数のスプールWを中敷板Wzを介して多段積みされた
スプール箱Wxが、ベース台Lを介して搬送方向に対し
て斜めの状態で投入され、更にその状態で斜め修正コン
ベヤ21上に供給された場合、斜め修正コンベヤ21で
は、まず昇降シリンダ28が伸長作動してスプール箱W
xをターンテーブル28aによってフリーローラコンベ
ヤ24とチェーンコンベヤ25との搬送面から上方に持
ち上げ、この状態で幅方向から斜め修正シリンダ29
a,29bが伸長作動して、スプール箱Wxの相対向す
る側面を押圧することで斜め修正コンベヤ21の幅方向
中心にセンターリングされるものである。
【0015】そしてセンターリング終了後は、左右対称
の斜め修正シリンダ29a,29bが後退し、更に昇降
シリンダ28が収縮作動して、センターリングされたス
プール箱Wxをターンテーブル28aを介して下降させ
てフリーローラコンベヤ24とチェーンコンベヤ25と
の搬送面に載置させる。次に、斜め修正等の位置修正を
行ったスプール箱Wxの幅決めを行う幅位置決め工程3
0を構成する幅決めコンベヤ31は、図3及び図11,
図12に示すように、ベースプレート32上に、スプー
ル箱Wxの搬送方向と直交する向きに移動可能な台車3
3が設置され、この台車33上に設置されたコンベヤフ
レーム34上の幅方向中央部には、前記フリーローラコ
ンベヤ13,24と同一幅のフリーローラコンベヤ35
が水平に設置され、その両側には、前記チェーンコンベ
ヤ14,25と同一幅のチェーンコンベヤ36が平行に
配設されている。
【0016】前記チェーンコンベヤ36の左右一対のチ
ェーン36aは、コンベヤフレーム34上の前後に設置
された駆動スプロケット37aと従動スプロケット37
bに掛け回され、その上面は、前記フリーローラコンベ
ヤ24の上面と略同一に配設されている。前記駆動スプ
ロケット37aは、コンベヤフレーム34の側面に設置
された駆動モータ38を介して駆動されるものである。
【0017】なお、前記斜め修正コンベヤ21と幅決め
コンベヤ31とを一つにして、夫々の機能を持たせるこ
とも可能である。前記台車33の一側部のベースプレー
ト32上には、シリンダフレーム39が設置され、この
シリンダフレーム39の上部には、前記フリーローラコ
ンベヤ35及びチェーンコンベヤ36上に多段積み上げ
されたスプール箱Wxを、ベースプレート32の他側部
に立設された位置決め用のローラ40に当接させて位置
決めを行う位置決めシリンダ41が水平に設置されてい
る。
【0018】また、シリンダフレーム39の下部には、
前記台車33を一定位置でロックするロックシリンダ4
2が水平に設置され、このロックシリンダ42のロッド
43は台車33の側部に連結されている。従って、移載
されたスプール箱Wxの幅決めを行う場合には、スプー
ル箱Wxが積載された台車33を位置決めシリンダ41
を介して位置決め用のローラ40に当接するまでスプー
ル箱Wxの搬送方向と直交する方向に移動させ、この
時、台車33の移動と共にロックシリンダ42のロッド
43も伸長作動する。
【0019】前記スプール箱Wxが位置決め用のローラ
40に当接した時点でスプール箱Wxの位置決めが終了
し、位置決めシリンダ41が元の位置に収縮作動する前
には、ロックシリンダ42はロック状態になるため、台
車33は位置決めされた位置に停止保持された状態とな
り、スプール箱Wxの幅決め作動が終了する。前記幅位
置決め工程30の幅決めコンベヤ31には、この位置決
めを行ったスプール箱Wxを移載位置Yまで搬送するス
プール箱Wxの搬送工程50が直列に接続されている。
【0020】このスプール箱Wxの搬送工程50は、図
3及び図13〜図15に示すように、移送コンベヤを構
成する第1移載コンベヤ51と、中間接続コンベヤ71
と、第2移載コンベヤ91とで構成されており、以下の
説明で、第1移載コンベヤ51と第2移載コンベヤ91
とは、同一構成要素であるので、第1移載コンベヤ51
の構成,作用を説明して第2移載コンベヤ91の説明は
省略する。
【0021】前記スプール箱Wxの搬送工程50を構成
する第1移載コンベヤ51は、図3及び図13,図14
に示すように、ベース基盤52上にリンクアーム53と
シリンダ54とから成る公知の昇降装置55を介して昇
降可能なベースプレート56が設置され、このベースプ
レート56上に前後方向に摺動するプレート57と、左
右方向に摺動するプレート58とがガイドレール59及
び60を介してそれぞれ載置され、プレート58上に
は、コンベヤフレーム61が設置されている。
【0022】前記コンベヤフレーム61上には、複数本
のローラ62を並列に配設した駆動ローラコンベヤ63
が設置され、この駆動ローラコンベヤ63の各ローラ6
2は、ローラ軸64に設けたスプロケット65にチェー
ン66を介して連結され、端末部に設けたローラ62の
ローラ軸64には、コンベヤフレーム61に設置された
駆動モータ67と駆動伝達機構68(チェーン,スプロ
ケット等)を介して連結されている。
【0023】従って、駆動モータ67の回転駆動によ
り、駆動伝達機構68を介して各ローラ62が回転駆動
し、ローラ62上に多段積みされたスプール箱Wxを一
定の方向へ移送するものである。前記ベースプレート5
6の側部には、コンベヤフレーム61をガイドレール6
0及びプレート58を介して、図13及び図14の左右
方向へ摺動させる摺動シリンダ69aと、コンベヤフレ
ーム61をガイドレール59及びプレート57を介し
て、図13及び図14の前後方向へ摺動させる摺動シリ
ンダ69bとが設置されている。
【0024】また、第1移載コンベヤ51に直列に接続
される中間接続コンベヤ71は、図15に示すように、
この支持台72上に設置されたコンベヤフレーム73上
の幅方向中央部に、フリーローラコンベヤ74が水平に
設置され、その両側には、前記チェーンコンベヤ75が
平行に配設されている。前記チェーンコンベヤ75の左
右一対のチェーン76は、コンベヤフレーム73上の前
後に設置された駆動スプロケット77aと従動スプロケ
ット77bに掛け回され、その上面は、前記フリーロー
ラコンベヤ74の上面と略同一に配設されている。前記
駆動スプロケット77aは、コンベヤフレーム73の側
面に設置された駆動モータ78を介して駆動されるもの
である。
【0025】そして、第1移載コンベヤ51により移送
されて来たスプールWを多段積みしたスプール箱Wx
を、中間接続コンベヤ71を介して第2移載コンベヤ9
1上に移載し、第1移載コンベヤ51及び第2移載コン
ベヤ91上に載置されたスプール箱Wxを次工程に供給
するように待機するものである。前記スプール箱Wxの
搬送工程50上には、図1,図3及び図16〜図24に
示すように、スプールWの搬送方向と直交する向きにス
プール移載工程100の架台101が設置され、このス
プール移載工程100では、前記位置決めを行ったスプ
ール箱WxからスプールWと中敷板Wzとを分離して取
り出すと共に、中敷板Wzは、搬送工程50の側部の中
敷板置き場Zに積載され、またスプール箱Wxから取り
出したスプールWは、次工程のスプール受渡し工程20
0に移送される。
【0026】前記第1移載コンベヤ51,中間接続コン
ベヤ71,第2移載コンベヤ91を跨ぐように架設され
た架台101上のフレーム102には、図16〜図18
に示すように、複数本のガイドレール103aがそれぞ
平行に敷設され、このガイドレール103a上には、
ガイドレール103aと直交する向きに複数本のガイド
レール103bが移動可能に載置されている。ガイドレ
ール103aに沿って移動する複数本のガイドレール1
03b上には、複数本のシリンダ104及び車輪105
を介して中敷板置き場Z,搬送工程50及びスプール受
渡し工程200を同期して往復移動する一対の走行フレ
ーム106,107が移動可能に載置されている。な
お、移動させる手段としては、歯車等の伝動機構を用い
ることも可能である。
【0027】前記一方の走行フレーム106は、スプー
ルWを保持して次工程に搬送するために移動するもの
で、また他方の走行フレーム107は、第1移載コンベ
ヤ51及び第2移載コンベヤ91上に積載された多段積
みされたスプールWの間に介在された中敷板Wzを移送
するために移動するものである。前記走行フレーム10
6には、図19に示すようにブラケット108を介して
パワーシリンダ109が垂直に立設され、このパワーシ
リンダ109のロッド110の下端部には、複数本のガ
イドロッド111を介して保持プレート112が水平に
取付けられている。
【0028】前記保持プレート112には、スプール箱
Wx内に配列された複数個(この実施例では12個)の
スプールWの中心穴にそれぞれ挿入され、かつスプール
Wをチャッキングする複数本(この実施例では12本)
のチャッキングロッド113が吊設されている。このチ
ャッキングロッド113は、図23,図24に示すよう
に、中空筒状のロッド114内にシリンダ115を介し
て伸縮するシリンダーロッド116が内装され、前記ロ
ッド114の先端には、前記シリンダーロッド114に
より圧縮された際、径方向に膨出してスプールWの内壁
面Waを圧着させる環状ゴム等の圧着部材114aが取
付けられている。
【0029】なお、このスプールWのチャッキング機構
としては、本願出願人が既に出願した特願昭61−16
6581号(円筒状物品のチャッキング装置)と同様な
構成のものを使用しているが、フック等で引っ掛ける機
械的な手段を用いることも可能である。また、各チャッ
キングロッド113には、図21〜図23に示すよう
に、スプール箱Wxから取出したスプールWの間隔を同
一ピッチに調整するためのピッチ調整手段116がそれ
ぞれ12個取付けられ、このピッチ調整手段116は、
前記保持プレート112上にベースプレート112aを
介してガイドレール117が敷設され、このガイドレー
ル117上にガイドベース118を介して前記チャッキ
ングロッド113のシリンダ115が取付けられ、ガイ
ドベース118及びチャッキングロッド113は、ピッ
チ調整シリンダ119を介して移動出来るように構成さ
れている。
【0030】以上のように、走行フレーム106に吊設
された各チャッキングロッド113は、スプール箱Wx
内に収容されている複数個のスプールWを同時にチャッ
キングしてパワーシリンダ109によりピンの挿入量を
検出するリミットスイッチ等の検出手段120に当接す
る位置まで持ち上げ、更に所定のピッチ間隔に調整する
ものである。
【0031】そして、チャッキングロッド113に保持
されたスプールWは、走行フレーム106を介してスプ
ール受渡し工程200側に移送するものである。次に、
スプールWの間に介在された中敷板Wzを移送するため
に移動する走行フレーム107は、図18及び図20に
示すように、昇降シリンダ121が走行フレーム106
の中心に立設され、この昇降シリンダ121のロッド1
22の先端には、ガイドロッド123を介して保持プレ
ート124が水平に取付けられている。
【0032】この保持プレート124には、前記チャッ
キングロッド113により取外されたスプールWの間に
介在された中敷板Wzを吸着保持する複数本(この実施
例では8本)のバキュームパット125がガイドプレー
ト126を介して配設され、前記チャッキングロッド1
13でスプールWを取り去った後の中敷板Wzを吸着保
持して走行フレーム107により中敷板置き場Zに移送
するものである。
【0033】前記走行フレーム106,107間には、
各走行フレーム106,107をガイドレール103a
に沿って移動させる複数本のシリンダ128,129が
各々設けられている。なお、歯車機構等の伝動手段を用
いて移動させることも可能である。以上のように、この
スプール移載工程100では、前記位置決めを行った多
段積みのスプール箱WxからスプールWと中敷板Wzと
をそれぞれ分離して取り出すと共に、中敷板Wzは、走
行フレーム107に取付けられたバキュームパッド12
5を介して搬送工程50の側部の中敷板置き場Zまで移
送して積載させ、またスプール箱Wxから取り出したス
プールWは、走行フレーム106に取付けたチャッキン
グロッド113を介して次工程のスプール受渡し工程2
00に移送するものである。
【0034】次に、前記スプール移載工程100から搬
送されて来たスプールWを保持し、スプールWを90度
旋回させた状態でローディング台車250に受渡すスプ
ール受渡し工程200は、図25〜図27に示すよう
に、前記チャッキングロッド113により水平に保持さ
れて移送されて来たスプールWを水平状態で受けるスプ
ール旋回装置210を備えている。
【0035】このスプール旋回装置210は、ベースプ
レート211上に設置された支持フレーム212上に、
旋回中心となる軸受部材213及びシャフト214を介
して旋回保持プレート215の背面中心部が旋回可能に
支持され、前記シャフト214の一端には、プーリ21
6,ベルト217及び駆動プーリ218を介して旋回駆
動モータ219に連結されている。
【0036】前記旋回保持プレート215は、図26の
状態から約90度時計方向に旋回して垂直状態になるも
ので、旋回保持プレート215の表面には、前記チャッ
キングロッド113で一定のピッチに調整した複数個の
スプールWを保持位置決めする二本一対の位置決めピン
220が複数本(この実施例では24個のスプールWを
保持するための位置決めピン220が計48本)植設さ
れている。
【0037】また、旋回保持プレート215の裏面側に
は、前記位置決めピン220により保持されたスプール
Wを、ローディング台車250の挿入ピン251に押し
出す押出しシリンダ221が立設されている。従って、
前記スプール移載工程100のチャッキングロッド11
3により水平状態で移送されて来た複数個のスプールW
が、水平位置で待機する旋回保持プレート215の表面
に移載されると、図示しない検出手段がこれを検出し
て、旋回駆動モータ219を回転駆動させ、位置決めピ
ン220により保持されたスプールWを、水平状態から
時計方向に90度旋回して停止する。この状態でローデ
ィング台車250が移載位置まで進入して来て、スプー
ルWの移載作業が行われるものである。
【0038】前記スプール受渡し工程200のスプール
旋回装置210の側部に進入して来るローディング台車
250は、前記スプール旋回装置210の側部のベース
252に敷設されたガイドレール253上に車輪254
a,254bを介して移動可能に載置され、一方の車輪
254aは、図28〜図31に示すように駆動モータ2
55及びプーリ及びベルト等の伝達機構256及びクラ
ッチ機構257を介して駆動力を伝達したり、非駆動状
態となるように構成され、また他方の車輪254bに
は、所定位置で停止した後にローディング台車250を
固定するためのディスクブレーキ258が取付けられて
いる。
【0039】前記ローディング台車250のベース台2
59上には、前記スプール旋回装置210からスプール
Wが移載される支持フレーム260が垂直に立設され、
この支持フレーム260の表面には、前記挿入ピン25
1が所定の間隔を隔てて複数本(この実施例では24
本)揺動可能に取付けられている。なお、挿入ピン25
1の代わりに2本のバーにより下方からスプールWを支
えるようにしても良く、この場合には挿入ピン251の
ように位置決めや、挿入に際する問題を解消出来るもの
である。
【0040】前記複数本の挿入ピン251の基端部は、
軸受部材261に回転自在に支持されたシャフト262
を介して固定され、このシャフト262はアーム263
を介して前記支持フレーム260の背部に取付けられた
角度調整シリンダ264に連結され、また、挿入ピン2
51の一部は、ガイドレスシリンダ265に連結されて
いる。
【0041】また、前記支持フレーム260の表面側に
は、図28,図29及び図32に示すように、前記挿入
ピン251に挿入された複数のスプールWのフランジ部
を支持フレーム260に対して固定するスプール固定手
段266が取付けられている。このスプール固定手段2
66は、ローディング台車250の移動時にスプールW
が挿入ピン251から脱落しないように固定するもの
で、支持フレーム260の背面側に垂直下向きに取付け
られたピンシリンダ267のロッド268の先端に、ピ
ン269を支点として旋回する固定爪270の基端部が
連結されている。
【0042】固定爪270の先端はL字状に形成され
て、前記スプールWのフランジ部と係止するようになっ
ており、前記ピンシリンダ267の伸縮作動によりピン
269を支点として旋回し、スプールWを係止したり、
解除するようになっている。また、支持フレーム260
の背面側中央下部には、図33及び図34に示すように
ローディング台車250の位置決めピン装置271が取
付けられ、この位置決めピン装置271は、支持フレー
ム260の背面側中央下部に垂直下向きに位置決めシリ
ンダ272が取付けられ、この位置決めシリンダ272
のロッド273の先端に、ガイドレール253の側面に
設置された係合部274と係合可能な突起275が取付
けられている。
【0043】従って、ローディング台車250がガイド
レール253に沿ってスプール旋回装置210の側部に
所定位置まで進入して来た時に、図示しない検出手段が
検出して前記位置決めシリンダ272を作動させ、ロッ
ド273の先端に設けた突起275をガイドレール25
3の側面に設置された係合部274に係合させることに
より所定位置に位置決めを行うものである。
【0044】次に、ローディング台車250を移載させ
た状態で搬送するトラバース台車280を、図1及び図
35〜図38を参照しながら説明する。トラバース台車
280は、ローディング台車250が走行するガイドレ
ール253と直交する向きに敷設されたガイドレール2
81a上を走行するもので、ベース台282上には、前
記ローディング台車250が走行するガイドレール25
3と同一幅のガイドレール281bが敷設され、またベ
ース台282の下部には、前記ガイドレール281a上
を走行する左右一対の駆動車輪283と従動車輪284
とがそれぞれシャフト285を介して相対向して設置さ
れている。
【0045】前記駆動車輪283は、ベース台282上
に設置された駆動モータ286に伝達機構287を介し
て接続され、この伝達機構287は、駆動モータ286
の駆動軸288と、前記駆動車輪283のシャフト28
5とに設けたプーリ289及びベルト290を介して連
結され、駆動モータ286の駆動によってトラバース台
車280は自走するようになっている。
【0046】前記トラバース台車280のベース台28
2上の一側部には、トラバース台車280の走行位置決
めを制御する制御盤291が設置され、この制御盤29
1の上端には、L字状のフレーム292を介して前記ロ
ーディング台車250の電源を供給する横行用トロリー
ダクト293が取付けられている。前記トラバース台車
280のベース台282の下部には、トラバース台車2
80の停止センサー294及びオーバーラン用センサー
295が取付けられ、この各センサー294及び295
は、前記ガイドレール281aの近傍の所定位置に設置
したドグ296a,296bを検出して、トラバース台
車280を停止させたり、オーバランしたことを検出す
るものである。
【0047】前記トラバース台車280が走行するよう
に敷設されたガイドレール281aの一側部(図1,図
37,図38において右側)には、搬送されて来るロー
ディング台車250から夫々のスプールWをクリールス
タンド300のクリール軸310に掛け渡す台車搬送工
程350が設置され、またトラバース台車280が走行
するように敷設されたガイドレール281aの他側部
(図1,図37及び図38において左側)には、空クリ
ールの回収工程400が設置されている。
【0048】前記ローディング台車250を載置したト
ラバース台車280は、前記停止センサー294及びオ
ーバーラン用センサー295がガイドレール281aの
近傍の所定位置に設置したドグ296a,296bを検
出して所定位置停止すると、次に、台車搬送工程350
に敷設された複数列のガイドレール351上に、前記ス
プールWを搭載したローディング台車250を順次移載
させ、クリールスタンド300のスプール移載位置まで
順次搬送させる。スプールWを搭載した複数のローディ
ング台車250は、台車搬送工程350に敷設されたガ
イドレール351上で順次待機し、クリールスタンド3
00に移載位置にスプールWが進むように構成されてい
る。
【0049】前記クリールスタンド300は、図39,
図40に示すように、ベースプレート312上に、スタ
ンド311が垂直に立設され、このスタンド311の前
後面には、前記ローディング台車250に搭載されてい
る複数個のスプールWを掛け渡す複数本のクリール軸3
10が所定の角度で上向きで取付けられ、このクリール
軸310には、ブラケット313を介してワイヤーガイ
ドローラ314がそれぞれ取付けられている。
【0050】前記クリールスタンド300の前方には、
図1及び図2に示すようにワイヤーガイド装置316が
設置され、このワイヤーガイド装置316を通過した複
数本のワイヤーQは、ベルト等を成形する図示しないカ
レンダー装置に供給されるものである。次に、各スプー
ルWからワイヤーQを巻き出して空となった空クリール
の回収装置について説明する。
【0051】前記クリールスタンド300にスプールW
を掛け渡して空になったローディング台車250は、前
記台車搬送工程350に敷設されたガイドレール351
に沿ってトラバース台車280上に移載させ、更にトラ
バース台車280上から図1及び図41,図42に示す
ように、空クリールの回収工程400側に接続する4本
の渡りレール320上を往復移動する空クリール回収台
車321上に移載される。
【0052】前記空クリール回収台車321上には、前
記搬送工程50で空になったスプール箱Wxがガイドロ
ーラ330を介して移動可能に載置されており、空クリ
ール回収台車321をクリールスタンド300に移動
し、作業車で空クリールを取外してスプール箱Wx内に
収容する。前記空クリール回収台車321の底部には、
図42に示すように前記4本の渡りレール320a,3
20b上に載置されて移動する前後8個の車輪322
a,322b,323a,323bが取付けられ、内側
の車輪323a,323bは、渡りレール320bを通
過する時のみ使用され、外側の車輪は323a,323
bは、渡りレール320aが切れるため、クリールスタ
ンド300側のレール351にかかるまで中空にある。
【0053】また、前記渡りレール320bの下側には
駆動装置が設置され、この駆動装置は、駆動モータ32
5の駆動軸326に駆動ギャ327が固定され、この駆
動ギャ327が渡りレール320bの底面に固定された
ラック328と噛合している。渡りレール320bは、
トラバース台車280がレール位置にない時に動かさ
れ、トラバース台車280及び人の移動用の橋として使
用される。
【0054】前記渡りレール320bは、凹部330に
敷設されたベース部329上に敷設された渡りレール3
20a上に載置され、凹部330のベース部329の深
さは、渡りレール320上に載置された空クリール回収
台車321上に載置される前記空クリールを収容したス
プール箱Wxの底面と面ーとなるように構成されてい
る。
【0055】次に、空クリールの回収工程400は、図
1及び図43に示すように、前記位置修正工程20,幅
位置決め工程30,スプール箱Wxの搬送工程50と並
列に二列の搬出用チェーンコンベヤ410a,410b
が敷設され、この搬出用チェーンコンベヤ410a,4
10bの前後における渡りレール320の近傍には、搬
出用チェーンコンベヤ410a,410bを接続する出
没可能なフリーローラコンベヤ420a,420bと、
その両側に接続用チェーンコンベヤ430a,430b
が配設されている。
【0056】前記空クリール回収台車321は、凹部3
30に敷設されたベース部329上に敷設された渡りレ
ール320上に載置され、凹部330のベース部329
の深さは、渡りレール320上に載置された空クリール
回収台車321上に載置される前記空クリール搬送面と
スプール箱Wxの上部開口面とが略面ーとなるように構
成されている。
【0057】次に、空クリールの回収工程400は、図
1及び図67に示すように、前記位置修正工程20,幅
位置決め工程30,スプール箱Wxの搬送工程50と並
列に二列の搬出用チェーンコンベヤ410a,410b
が敷設され、この搬出用チェーンコンベヤ410a,4
10bの前後における渡りレール320の近傍には、搬
出用チェーンコンベヤ410a,410bを接続する出
没可能なフリーローラコンベヤ420a,420bと、
その両側に接続用チェーンコンベヤ430a,430b
が配設されている。
【0058】前記搬送工程50で空になったスプール箱
Wxは、図1及び図43の矢印Xa,Xbに示すよう
に、搬送工程50と接続する駆動ローラコンベヤ410
a→接続用チェーンコンベヤ430a→搬出用駆動ロー
ラコンベヤ410b→駆動チェーンコンベヤ420b→
接続用チェーンコンベヤ430b及び搬出用駆動ローラ
コンベヤ410aにより、空クリール回収台車321か
らの空クリール移載位置Pまで順次移送され、この空ク
リール移載位置Pで待機するスプール箱Wx内に複数の
空クリールが回収されて移載されると、再び搬出用駆動
ローラコンベヤ410a→駆動チェーンコンベヤ420
a→搬出用駆動ローラコンベヤ410bを介してスプー
ル箱Wxの投入位置X側に順次搬出されるものである。
【0059】この発明は、上記のように搬送コンベヤ1
0上に投入された複数個のスプールWを収容したスプー
ル箱Wxを、搬送コンベヤ10の搬送方向と平行になる
ようにスプール箱Wxの位置修正を位置修正工程20で
行い、そして、この位置修正を行ったスプール箱Wxの
幅決めを幅位置決め工程30で行った後、スプール箱W
xを搬送工程50により移載位置Yまで搬送する。
【0060】そして、スプール移載工程100では、前
記移載位置Yで待機するスプール箱WxからスプールW
と中敷板Wzとを分離すると共に、スプール旋回装置2
10に移載させ、スプール旋回受渡し装置200でスプ
ールWを90度旋回させた状態でローディング台車25
0に受渡し、ローディング台車250を移載したトラバ
ース台車280を台車搬送工程350でクリールスタン
ド300の近傍まで搬送して、ローディング台車250
から夫々のスプールをクリールスタンド300のクリー
ル軸310に掛け渡すものである。
【0061】また、クリールスタンド300で空になっ
たクリールは、空クリールの回収工程400を介して回
収し再び使用する。以上のように、この発明ではスプー
ルWの供給と、スプールWをクリールスタンド300に
掛け渡すまでの工程において、それぞれの作業を停止さ
せることなく連続して継続させることで、スプールWの
搬送,移載,掛け渡し作業の作業能率の効率化を図り、
時間の短縮,作業能率を向上させることが出来る。ま
た、空のなったクリールを回収するシステムも対応出来
ることで、次の作業にも結び付けることができ、作業能
率の効率化を図ったものである。
【0062】
【発明の効果】この発明は、上記のように移送コンベヤ
上に位置決めされて搬送されて来たスプール箱内の多段
積みのスプールと中敷板とを、スプール旋回受渡し装置
と中敷板置き場との間を往復移動可能な二台一対の走行
フレームによってスプールと中敷板Wとをそれぞれ保持
する際、前記二台一対の走行フレームの一方の走行フレ
ームによって移送コンベヤ上の複数個のスプールを保持
してスプール旋回受渡し装置の受渡し場所まで移送する
時には、前記二台一対の走行フレームの他方の走行フレ
ームによってスプール間に介在されている中敷板を保持
し、この他方の走行フレームによって中敷板を中敷板置
き場に移載させている時には、一方の走行フレームによ
って移送コンベヤ上の複数個のスプールを保持し、これ
らの往復移動の操作を架台上のフレームに相対向して設
置された複数本のシリンダーの伸縮作動により交互に繰
返し行うので、人手を介することなく仕分けて移送がで
き、作業時間の短縮に加え、設備の簡略化を図ることが
出来、作業能率を著しく向上させることが出来る効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したスプールの搬送移載装置の
工程を示す概略平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】搬送コンベヤ,位置修正工程及び幅位置決め工
程の構成を示す平面図である。
【図4】図3の正面図である。
【図5】搬送コンベヤの拡大平面図である。
【図6】図5の正面図である。
【図7】位置修正コンベヤの平面図である。
【図8】図7の正面図である。
【図9】位置修正コンベヤの昇降装置を示す一部平面図
である。
【図10】図8の側面図である。
【図11】幅位置決めコンベヤの正面図である。
【図12】幅位置決めコンベヤにおける位置決めシリン
ダ及びロックシリンダの拡大正面図である。
【図13】スプール箱の搬送工程の第1移載コンベヤの
平面図である。
【図14】図13の正面図である。
【図15】中間接続コンベヤの平面図である。
【図16】スプール移載工程の概略平面図である。
【図17】図16のBーB矢視側面図である。
【図18】図16のAーA矢視側面図である。
【図19】スプールを搬送する走行フレームの拡大正面
図である。
【図20】スプール及び中敷板Wを移送する走行フレー
ムの一部拡大正面図である。
【図21】スプールを保持するチャッキングロッドの配
置を示す平面図である。
【図22】チャッキングロッドのピッチ調整手段を示す
平面図である。
【図23】図22の正面図である。
【図24】チャッキングロッドの構成を示す拡大正面図
である。
【図25】スプール受渡し工程のスプール旋回装置の平
面図である。
【図26】スプール受渡し工程のスプール旋回装置の正
面図である。
【図27】スプール旋回装置とローディング台車との関
係を示す正面図である。
【図28】ローディング台車の平面図である。
【図29】ローディング台車の正面図である。
【図30】ローディング台車の側面図である。
【図31】ローディング台車の駆動部の拡大正面図であ
る。
【図32】ローディング台車のスプール固定爪の拡大正
面図である。
【図33】ローディング台車の位置決めピン装置の正面
図である。
【図34】ローディング台車の位置決めピン装置の側面
図である。
【図35】トラバース台車の正面図である。
【図36】トラバース台車の左側面図である。
【図37】トラバース台車及びローディング台車の台車
搬送工程の平面図である。
【図38】図60の正面図である。
【図39】クリールスタンドの側面図である。
【図40】クリールスタンドの正面図である。
【図41】空クリール回収工程の渡りレールの正面図で
ある。
【図42】空クリール回収台車の一部拡大正面図であ
る。
【図43】空クリール回収工程の平面図である。
【符号の説明】
10 搬送コンベヤ 20 位置修正
工程 21 斜め修正コンベヤ 30 幅位置決
め工程 31 幅位置決めコンベヤ 50 搬送工程 100 スプール移載工程 200 スプー
ル受渡し工程 102 フレーム 103a,103b ガイ
ドレール 106,107 走行フレーム 113 保持部材(チャッキングロッド)210 スプ
ール旋回装置 250 ローディング台車 280 トラ
バース台車 300 クリールスタンド 310 クリール軸 321 クリー
ル回収台車 350 台車搬送工程 400 空クリ
ールの回収工程 W スプール Wx スプール箱 Wz 中敷板 X スプール箱の投入位置 Y 移載位置 Z 中敷板置き場
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 町島 健二 東京都中央区日本橋室町2−3−14 古 河ビル 東京製綱株式会社内 (72)発明者 堤 久夫 東京都中央区日本橋室町2−3−14 古 河ビル 東京製綱株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−277566(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 47/46 B65G 47/84 B65G 57/03 B65H 67/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移送コンベヤ上に位置決めされて搬送さ
    れて来たスプール箱内の多段積みのスプールと中敷板と
    を、スプール旋回受渡し装置と中敷板置き場との間を往
    復移動可能な二台一対の走行フレームによってスプール
    と中敷板Wとをそれぞれ保持する際、前記二台一対の走
    行フレームの一方の走行フレームによって移送コンベヤ
    上の複数個のスプールを保持してスプール旋回受渡し装
    置の受渡し場所まで移送する時には、前記二台一対の走
    行フレームの他方の走行フレームによってスプール間に
    介在されている中敷板を保持し、この他方の走行フレー
    ムによって中敷板を中敷板置き場に移載させている時に
    は、一方の走行フレームによって移送コンベヤ上の複数
    個のスプールを保持し、これらの往復移動の操作を架台
    上のフレームに相対向して設置された複数本のシリンダ
    ーの伸縮作動により交互に繰返し行うことを特徴とする
    スプール及び中敷板の仕分け移載方法。
  2. 【請求項2】 中敷板を介してスプールが収容されたス
    プール箱を多段積みして成る移送コンベヤ上に、スプー
    ル旋回受渡し装置と中敷板置き場との間に複数本のガイ
    ドレールを敷設したフレームを架設し、前記ガイドレー
    ル上に、複数本のシリンダーを介して連結し、かつガイ
    ドレールに沿って往復移動可能な二台一対の同期して作
    動する走行フレームを載置し、前記二台一対の同期して
    作動する走行フレームの一方の走行フレームに、スプー
    ル箱内の複数個のスプールを保持する複数の保持部材
    設け、前記二台一対の同期して作動する走行フレームの
    他方の走行フレームに、スプール間に介在させた中敷板
    を吸着保持する複数の保持部材を吊設したことを特徴と
    するスプール及び中敷板の仕分け移載装置。
  3. 【請求項3】 前記二台一対の同期して作動する走行フ
    レームの一方の走行フレームに、スプール保持部材のピ
    ッチを所定間隔に調整可能なピッチ調整手段を設けた請
    求項2に記載のスプール及び中敷板の仕分け移載装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102343685B1 (ko) * 2020-07-22 2021-12-27 주식회사 씨케이피 가스실린더의 가스자동공급모듈
KR102343760B1 (ko) * 2020-08-07 2021-12-29 주식회사 씨케이피 고압가스통의 가스자동공급장치 및 그 방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102343685B1 (ko) * 2020-07-22 2021-12-27 주식회사 씨케이피 가스실린더의 가스자동공급모듈
KR102343760B1 (ko) * 2020-08-07 2021-12-29 주식회사 씨케이피 고압가스통의 가스자동공급장치 및 그 방법

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