JPH09203352A - エバポシステムおよびその診断方法 - Google Patents
エバポシステムおよびその診断方法Info
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- JPH09203352A JPH09203352A JP8010633A JP1063396A JPH09203352A JP H09203352 A JPH09203352 A JP H09203352A JP 8010633 A JP8010633 A JP 8010633A JP 1063396 A JP1063396 A JP 1063396A JP H09203352 A JPH09203352 A JP H09203352A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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Abstract
断に係り、特にエバポシステム内の圧力変化により、よ
り正確なリーク診断ができるエバポシステム、およびそ
の診断方法。 【解決手段】前記課題を達成するために、エバポ通管あ
るいはエバポガス放出管から分岐してエンジン絞り弁よ
りも上流または大気に開口するゲージバルブ付きゲージ
管と、前記エバポシステム系内の圧力を検出する圧力セ
ンサ,パージバルブとで構成したエバポシステムである
こと。また前記システムのリーク診断は前記パージバル
ブとゲージバルブの開閉による前記圧力センサの検出値
に基づいて行う。そのため正確な診断結果が得られる。
Description
ンク内に発生する蒸発燃料(以下エバポガスと略称す
る)をキャニスタに一時的に吸着し、この吸着したエバ
ポガスを吸気系に放出するエバポシステムに関し、特に
前記エバポシステム系のリークを精度良く検出する、エ
バポシステムおよびその診断方法に関する。
中に放出されるのを防ぐために、所謂エバポシステムが
設けられている。このシステムは、エバポガスをキャニ
スタの吸着剤に一時的に吸着させ、エンジンの運転状態
に応じてキャニスタの大気孔(ドレイン)から吸入され
る新気とともに、吸着されているエバポガスをエンジン
の吸気管内にパージして燃焼させるものである。
にではあるが運転中に故障することがある。例えば、燃
料タンクや燃料タンクとキャニスタとの間のエバポ通管
に穴があいたり、亀裂あるいは配管の外れなどが発生す
ることがある。このような場合には、エバポガスはキャ
ニスタの吸着剤に吸着されることなく、大気中に放出さ
れてしまう可能性がある。こうしたエバポシステムの故
障による大気汚染を防止するために、エバポガスのリー
クを運転中に検出して運転者に警報するエバポシステム
のリーク診断は特に重要な診断項目で、これまでにいく
つか提案されている。
テムのリークを診断する方法が開示されている。それは
ドレインへの開閉弁を閉じてパージ制御弁を開き、エバ
ポシステムの系内を一旦負圧にした状態でパージバルブ
を閉じ、エバポシステム系内の圧力変化からリークを検
出するものである。
を開閉したときの空燃比の変化からエバポシステムの診
断を行う方法が開示されている。これは高負荷でパージ
バルブを開閉し、空燃比の変化がみられたときは、低負
荷で再度パージバルブを開閉し、そのときの空燃比の変
化からエバポシステムの診断を行うものである。
には燃料タンクの燃料残量に応じたデユーテイでパージ
バルブを制御して、前記エバポシステムの診断を行うこ
とが開示されている。
リークを診断するには、系内を密封状態にし、減圧(負
圧)あるいは加圧のいずれの手段をとるにしても、大気
圧との圧力差でリークしたときの圧力変化により診断し
ている。したがって前記エバポシステム内あるいは外部
に何らかの要因による圧力変動があるとリークを正確に
診断することができなくなる。
ている場合、特にその発生量が多い場合には系内の圧力
は上昇する。これは診断中といえども燃料の蒸発は継続
しているから、リークによる圧力変化と区別が難しく、
診断結果に大きな誤差が生じてしまう。特に燃料の蒸発
を促進するような環境下、例えばタンク内の燃料残量が
少ないとき、高負荷で長時間運転したあと、あるいは暑
い気候での長時間放置後などは燃料温度自体が高くなっ
ているためエバポガスの発生による圧力上昇が大きく診
断が難しい。また揮発性が異なる燃料の場合、同じ燃料
残量でもエバポガスの発生割合が異なるからエバポシス
テム内の圧力上昇に差があるため、やはり誤診断の原因
になる。
気圧の変化も大きな問題である。平地と2000mを越
える高地とでは、リーク径が同じでも圧力変化に差異が
生じるから、やはり誤診断の原因になる。このようにエ
バポシステム内の圧力変化を利用する診断方法では、エ
バポシステムのリーク以外の圧力変動要因によって、エ
バポシステムの診断に誤差が生じたり、さらには診断そ
のものが困難になるなどの問題があった。
決するためになされたものであって、その目的とすると
ころは、燃料タンク内の燃料蒸発,大気圧変動があった
場合でも前記エバポシステムのリーク診断を正確に行う
ことができるエバポシステムおよびその診断方法を提供
することにある。
に、本発明は次の手段により前記課題を解決するもので
ある。
通管を介し一時的に吸着するキャニスタと、前記吸着し
たエバポガスをエンジンの吸気管に放出制御するパージ
バルブを有するガス放出管とを備えたエバポシステムに
おいて、前記ガス放出管のパージバルブの前記キャニス
タ側から分岐して前記エンジン吸気管に連通するゲージ
管を設けたエバポシステム。
開放でもよいし、大気圧とほぼ同等の圧力を有する部位
でもよいが、ゲージ管の汚れを防止できること、エバポ
ガスがゲージ管から直接大気に放出されるのを防止でき
ること、などの理由から、前記ゲージ管を前記エンジン
吸気管のエアクリーナとエアフローセンサとの間に連通
せしめること、あるいはブローバイガスの吹き出し口よ
りも上流側に連通せしめること、またブローバイガスの
吹き出し口よりも上流側でかつ前記エアフローセンサよ
りも下流に連通せしめるシステムであってもよい。
弁の上流側に開口しているものであればよい。
る圧力センサは前記パージバルブと前記燃料タンクとの
間に設けたこと、あるいは前記燃料タンクに前記圧力セ
ンサを設けたこと、また前記キャニスタに新気を導入す
る経路にその新気の導入を制御するドレインバルブを設
けたエバポパージシステム。
を、以下の方法で行う。
ブ,パージバルブ、およびゲージバルブを閉じ、その後
前記パージバルブを開き前記系内圧力があらかじめ定め
た負圧になったとき、前記パージバルブを閉じ、その後
の前記圧力センサにより検出される系内圧力の変化と、
前記ゲージバルブを開いたときの前記系内圧力の変化に
基づいて前記エバポシステムのリーク診断を行うこと。
の前記圧力センサにより検出される系内圧力の変化と、
前記パージバルブ閉後あらかじめ定めた時間経過後前記
ゲージバルブを開いたときの前記系内圧力の変化に基づ
いて前記エバポシステムのリーク診断を行うこと。
パージバルブ、およびゲージバルブを閉じ、その後前記
パージバルブを開き前記系内圧力があらかじめ定めた負
圧になったとき、前記パージバルブを閉じ、その後の前
記圧力センサにより検出される系内圧力の変化と、前記
パージバルブを閉後所定時間経過したとき前記パージバ
ルブを再度開き、前記系内圧力があらかじめ定めた負圧
になったとき、前記パージバルブを閉じ、その後前記ゲ
ージバルブを開いたときの前記系内圧力の変化とに基づ
いて前記エバポシステムのリーク診断を行うこと。
施診断を行うこと。
れらの診断を行わないほうがいい場合がある。
あらかじめ定められた状態、あるいはあらかじめ定めら
れた変化状態の時がそうである。エンジンの運転パラメ
ータとしては、絞り弁開度,吸入空気量,吸気管圧力、
あるいはエンジン回転数などががあらかじめ定めた値、
あるいはそれらの変化率があらかじめ定めた値、あるい
はあらかじめ定めた診断マスク領域にはいったとき、前
記診断を行わないようにするものである。
検出された圧力、あるいは前記圧力の変化率があらかじ
め定めた値になったとき、あるいはあらかじめ定めた値
を越えたときは前記診断をマスクすることである。
動作が正常であるときは前記診断を行い、前記ゲージバ
ルブの開閉動作が異常と判断されたときには、前記診断
をマスクすること。
前記ゲージバルブのゲージオリフィス径よりも大きく設
定したエバポシステムであること。
一実施例を示している。燃料14を内蔵した燃料タンク
13からの蒸発燃料(エバポガス)はエバポ通管20を
通してキャニスタ8内の吸着剤9に吸着され、吸着され
た燃料は放出管7を介してエンジンのスロットルバルブ
3の下流側にパージされ燃焼する。放出管7にはパージ
バルブ4が設けられ、パージのタイミング及びパージの
量を制御する。また、燃料タンク13と、吸着剤9を内
蔵したキャニスタ8は圧力調整バルブ16により接続さ
れる。この圧力調整バルブ16は、燃料タンク内圧力が
所定値以上になった時のみ、燃料タンク13内に発生し
たエバポガスを吸着剤9に吸着させるように動作する。
本圧力調整バルブは、たとえば大気圧との差圧で開閉動
作するタイプと、圧力調整バルブ16前後の差圧で開閉
動作するタイプとがあり、燃料タンク13の内圧が大気
圧あるいは、圧力調整バルブ16のキャニスタ8側圧力
に対して、所定値(10〜20mmHg)以上になると開
いて、燃料タンク13内に発生した、エバポガスがキャ
ニスタ8内の吸着剤9に流れていき、吸着される。一
方、燃料タンク13の内圧が大気圧あるいは圧力調整バ
ルブ16のキャニスタ8側圧力に対して、所定値以下
(−数mmHg)になると開いて、ドレインバルブ10を
介して大気が燃料タンク13に流れて、燃料タンク13
内が過度の負圧にならないようにしている。このように
形成されたエバポシステム6に対して、バイパスバルブ
15は、圧力調整バルブ16をバイパスし、燃料タンク
13とキャニスタ8を直結するように動作する。また、
圧力センサ11は、エバポシステム6の圧力を検出す
る。さらに、ドレインバルブ10は、キャニスタ8の新
気導入口(ドレイン)に設置され、ドレインからの新気
導入をカットするように動作する。放出管7から分岐し
たゲージ管5はゲージオリフィス19,ゲージバルブ1
7を介して放出管7と吸気管を連通させている。ゲージ
管5の連通先は直接大気解放(図3)であっても良いが
(図3ではフィルタ21を装着して、ゲージバルブ1
7,ゲージオリフィス19を汚れから保護している)、
ゲージバルブ17及びゲージオリフィス19を汚れから
保護するため、およびゲージバルブ17が開いたまま故
障した場合に、エバポガスが大気に流出することを防ぐ
ため、ゲージ管5の連通先をエンジンとすることが好ま
しい。本実施例ではゲージ管5はエアクリーナ1とエア
フローセンサ2の間に接続されているが、ゲージバルブ
17に内包されたゲージオリフィス19がブローバイガ
ス等により目詰まりを起こさぬよう、ブローバイガス吹
き出し口18よりも上流に接続するのが良い。図2はこ
の構成を実現すべく圧力ゲージ管をブローバイガス吹き
出し口18の上流に位置させた実施例である。ECU1
2は、パージバルブ4,ゲージバルブ17,ドレインバ
ルブ10,バイパスバルブ15を制御し、エバポシステ
ム6の圧力を計測,処理することにより、エバポシステ
ム6から大気に対して漏れ出ているエバポガス量を判定
する。
分岐させているが、エバポシステム6の構成によっては
エバポ通管20から分岐させても良い。図4にエバポ通
管20から分岐した例を示す。
ルブ17およびパージバルブ4の構成を示している。ゲ
ージバルブ17は電気的に開閉されるON−OFFバル
ブであり、ゲージオリフィス19を内包している。パー
ジバルブ4は電気的に制御されるデューティバルブであ
り、等価開口面積を制御する。本実施例では、上記のご
とくゲージバルブ17をON−OFFバルブとしている
が、デューティバルブまたはステッピングモータ式のバ
ルブを使用することもできる。この場合、等価開口面積
を制御することにより、ゲージオリフィス19の機能を
実現し、ゲージオリフィス19を削除することも可能で
ある。
の配置位置について図6から図8により説明する。
6およびバイパスバルブ15との間に燃料タンク圧力セ
ンサ11を配置している。この場合、バイパスバルブ1
5を閉じた状態でドレインバルブ10を閉じ、パージバ
ルブ4を開いて吸気管の負圧を導入すると、圧力調整バ
ルブ16は開かない(バルブ16の種類によっては、燃
料タンク13側との差圧で開動作してしまうので、その
場合には導入する負圧の大きさを限定する必要があ
る。)ため、バイパスバルブ15と圧力調整バルブ16
より燃料タンク13側を除いたエバポシステム6のリー
ク判定が可能である。また、バイパスバルブ15を閉じ
た状態でドレインバルブ10を閉じ、パージバルブ4を
開いて吸気管の負圧を導入した後にゲージバルブ17を
開き圧力変化を測定することによりゲージバルブ17の
動作やゲージオリフィス19の断面積Agの診断を行う
ことができる。さらに、バイパスバルブ15を閉じた状
態でドレインバルブ10を閉じ、ゲージバルブ17を開
いてゲージバルブ17上流の圧力を測定できる。これに
より、例えばゲージバルブ17の上流をエアクリーナ1
の下流に接続している場合、エアクリーナ1の詰まりを
判定することができる。図6では、以上述べたような判
定等をする場合には好適であるが、燃料タンク13と圧
力センサ11との間の配管の圧損や配管内の流れの影響
で燃料タンク13内の圧力とは多少ずれが生じることを
考慮しておく必要がある。
の間に圧力センサ11を配置している。図6同様の特徴
がある。但し、配管の圧損等の影響はより大きくなる。
さらにこの場合には、負圧導入時に、仮に配管が詰まっ
たりしていても圧力センサ11で測定される負圧を越え
た過大な負圧がキャニスタ8に印加されることがないの
で、キャニスタ8の耐圧性に余裕がない場合にも適して
いる。
16およびバイパスバルブ15との間、あるいは燃料タ
ンク13に圧力センサ11を配置している。この場合一
番正確にエバポシステム6の圧力を測定可能である。但
し、図6や図7で述べたようなゲージバルブ17の診断
やエアクリーナ1の詰まり判定には適さない。これらの
判定を実施するためには、別途圧力センサを設けるか、
圧力センサ11のつなぎ先を切り換えるための手段を別
途設ける必要がある。
ので、目的に応じて圧力センサ11の配置位置を選定す
る必要がある。また、搭載上の制限で配置位置が限定さ
れる場合には、その配置位置の特徴を考慮して制御定数
の適合等を行うことが好ましい。
各バルブの動作タイミングならびにエバポシステム内の
圧力変化を示している。
ブ15を閉じ、ドレインバルブ10を開放している。燃
料タンク13で発生するエバポガスの圧力が所定圧力以
上になると圧力調整バルブ16が開きエバポガスはキャ
ニスタ8内の吸着剤9に吸着される。エンジンの運転状
態に応じて、パージバルブ4を開くと、吸気管内が負圧
であるので、大気開放されたドレインバルブ10を介し
て流入する空気とともに一度吸着されたエバポガスが吸
着剤9から脱離して吸気管へ搬送されてエンジンでの燃
焼に供される。このようにして燃料タンク13で発生す
る燃料蒸気が大気に放出しないようにしている。
一旦パージバルブ4を閉じ、バイパスバルブ15を開
き、ドレインバルブ10を閉じる。この状態で燃料タン
ク13を含んだエバポシステム6は一つの閉空間とな
る。次にパージバルブ4を開くと吸気管内の圧力が負圧
であるのでエバポシステム6の系内は急速に減圧(プル
ダウン)される。圧力センサ11で大気圧Paとの差圧
Ptを測定し、差圧Ptが所定圧Pt0(−20〜−3
0mmHg程度に設定される)以下となったらパージバル
ブ4を閉じ、差圧Pt11を測定する。これで再びエバ
ポシステム内が密封されるのでリークがなければ圧力は
一定に保たれるが、エバポシステム内のどこかにリーク
があると圧力はリーク大きさに応じて次第に大気圧に近
づく。所定時間T1経過後または圧力変化が所定値以上
(Pt11からの変化量が所定値、またはPtそのもの
がPt11とは異なる所定値になった場合のどちらかで
規定される。以下、同様。)となったら、差圧Pt12
を測定する。次にゲージバルブ17を開き、差圧Pt2
1を測定し、所定時間T2経過後または圧力変化が所定
値以上となったら差圧Pt22を測定する。次にゲージ
バルブを閉じ、差圧Pt31を測定し、所定時間T3経
過後または圧力変化が所定値以上となったら差圧Pt3
2を測定する。その後、バイパスバルブ15を閉じ、ド
レインバルブ10を開いて、パージバルブ4を開く(通
常の制御状態に戻す。)。以上の過程はECU12で実
施され、さらに差圧Pt11,Pt12,Pt21,P
t22,Pt31,Pt32等の測定値に基づいてエバ
ポシステム6のリークが判定される。
バルブ4を閉じて、バイパスバルブ15を開くまでの間
に所定時間間隔をおくと、圧力センサ11にはドレイン
バルブ10を介して大気圧が印加されるので、その時の
圧力センサ11の出力の大気圧からのずれ(差圧センサ
の場合0からのずれ)を測定しておき、その後の圧力の
測定値を補正すれば、圧力センサの誤差を補正できる。
際のフローチャートを示す図である。ステップ101で
パージバルブ4を閉じ、バイパスバルブ15を開き、ド
レインバルブ10を閉じてエバポシステム6を閉空間と
しておいて、ステップ102でパージバルブ4を開く。
負圧である吸気管にエバポシステム内の気体が吸引され
てエバポシステム内は急速に減圧される。所定圧Pt0
に至ったところでステップ104でパージバルブ4を閉
じて、ステップ105でPt11を測定する。所定時間
経過後または圧力変化が所定値以上となったらステップ
107でPt12を測定し、このPt11,Pt12によ
りリークによる圧力変化DP1=(Pt12−Pt11)
/所用時間を計算する。次にステップ108でゲージバ
ルブ17を開き、ステップ109でPt21を測定す
る。所定時間経過後または圧力変化が所定値以上となっ
たらステップ111でPt22を測定し、このPt2
1,Pt22によりリークとゲージオリフィス19から
流れ込みによる圧力変化DP2=(Pt22−Pt21)
/所用時間を計算する。さらにもう一度、ステップ11
2でゲージバルブ17を閉じ、ステップ113でPt3
1を測定する。所定時間経過後または圧力変化が所定値
以上となったらステップ115でPt32を測定し、こ
のPt31,Pt32によりリークによる圧力変化DP
3=(Pt32−Pt31)/所用時間を計算する。こ
のとき、差圧Ptがほぼ0すなわちほぼ大気圧となるよ
うにプログラム定数を設定しておく。このようにすると
リークによる圧力変化が殆どなくなり、エバポガスによ
る圧力上昇が支配的になる。したがってDP3はエバポ
ガスによる圧力変化を表していることになる。以上のプ
ロセスによりリークの判定に必要な測定は終了するの
で、エバポシステム6を通常の状態に戻すため、ステッ
プ116でバイパスバルブ15を閉じ、ドレインバルブ
10を開き、ステップ117でパージバルブ4を開く
(通常の制御状態に戻す。)。以上の測定結果を用い、
ステップ118で以下に示す演算式に従ってリーク面積
Alを求める。
力P(絶対圧)は、Pa≧Pであれば基本的に(1)式
で表される。
る場合にはゲージオリフィス19の断面積を含む),
R:ガス定数,T:エバポシステム内ガス温度,V:エ
バポシステム容積,ρ:大気密度,Pa:大気圧力,P
s:飽和蒸気圧力,Pg:エバポガス分圧,k:蒸発率
をそれぞれ示す。なお、差圧Pt=P−Paである。こ
れらのうち、エバポシステム容積Vは燃料タンク13内
の燃料の残量、大気密度ρは高度(気圧)や気温,エバ
ポガスの蒸発速度分であるk(Ps−Pg)は燃料温度
等によって変化する状態パラメータであり、リーク判定
のための差圧等の測定結果はこれら状態パラメータの影
響を受ける。これらの状態パラメータの影響を排除する
ため、(1)式と上述したプロセスの測定結果である差
圧Pt11,Pt12,Pt21,Pt22および圧力
変化率DP1,DP2,Dp3から、リーク面積Alを
(2)式に従って求める。ここで、Agはゲージオリフ
ィス19の断面積を示す。
(Pt21+Pt22)/2とした。
い値)以上ならば、ステップ121で異常であると判定
する。さらには運転者への警報や故障コード及び故障を
検出したときの運転状態等の記憶や、あらかじめ定めた
プロセスにしたがってフェイルセーフを行うようにして
もよい。リーク面積Alが所定値未満ならば、ステップ
120で正常であると判定する。
比較すれば明らかであるが、(1)式におけるエバポシ
ステム容積V,大気密度ρについては(2)式で消去さ
れる。従ってそれらのパラメータを測定する必要がな
く、測定のために新たに測定手段を追加しなくてすむ。
また、測定に伴う誤差に、リーク判定結果が影響される
ことがない。さらに、燃料蒸発圧力分であるk(Ps−
Pg)についてもエバポシステム6内の差圧がほぼ0の
状態での圧力変化DP3を求め(2)式に適用するだけ
でほとんど消去可能である。
異なる方法を説明する。まず、診断するための各バルブ
の動作タイミングならびにエバポシステム内の圧力変化
を図11を用いて説明する。リーク診断する場合、まず
一旦パージバルブ4を閉じ、バイパスバルブ15を開
き、ドレインバルブ10を閉じる。次にパージバルブ4
を開きエバポシステム6の系内を減圧(プルダウン)す
る。燃料タンク13の差圧Ptを測定し、差圧Ptが所
定圧Pt0以下となったらパージバルブ4を閉じ、差圧
Pt11を測定する。所定時間T1経過後または圧力変
化が所定値以上となったら、差圧Pt12を測定する。
次に再びパージバルブ4を開きプルダウンする。差圧P
tが所定圧Pt0以上となったらパージバルブ4を閉
じ、さらにゲージバルブ17を開き、差圧Pt21を測
定する。所定時間T2経過後または圧力変化が所定値以
上となったら差圧Pt22を測定する。次にゲージバル
ブ17を閉じ、差圧Pt31を測定し、所定時間T3経
過後または圧力変化が所定値以上となったら差圧Pt3
2を測定する。その後、バイパスバルブ15を閉じ、ド
レインバルブ10を開いて、パージバルブ4を開く(通
常の制御状態に戻す。)。次にECU12で診断処理を
実行する際のフローチャートを図12により説明する。
パージバルブ4を閉じ、バイパスバルブ15を開き、ド
レインバルブ10を閉じてエバポシステム6を閉空間と
しておいて、パージバルブ4を開きエバポシステム内を
減圧する。所定差圧Pt0に至ったところでパージバル
ブ4を閉じて、Pt11を測定する。所定時間経過後ま
たは圧力変化が所定値以上となったらPt12を測定
し、このPt11,Pt12によりリークによる圧力変
化DP1=(Pt12−Pt11)/所用時間を計算す
る。次にステップ208で再びパージバルブ4を開きプ
ルダウンする。差圧Ptが所定圧Pt0以下となったら
ステップ210でパージバルブ4を閉じ、さらにステッ
プ211でゲージバルブ17を開き、ステップ212で
差圧Pt21を測定する。所定時間経過後または圧力変
化が所定値以上となったらステップ214でPt22を
測定し、このPt21,Pt22によりリークとゲージ
オリフィス19から流れ込みによる圧力変化DP2=
(Pt22−Pt21)/所用時間を計算する。さらにも
う一度、ステップ215でゲージバルブ17を閉じ、ス
テップ216でPt31を測定する。所定時間経過後ま
たは圧力変化が所定値以上となったらステップ218で
Pt32を測定し、このPt31,Pt32によりリー
クによる圧力変化DP3=(Pt32−Pt31)/所
用時間を計算する。このとき、差圧Ptがほぼ0すなわ
ちほぼ大気圧となるようにプログラム定数を設定してお
くことにより、DP3はエバポガスによる圧力変化を表
していることになる。以上のプロセスによりリークの判
定に必要な測定は終了するので、エバポシステムを通常
の状態に戻すため、ステップ219でバイパスバルブ1
5を閉じ、ドレインバルブ10を開き、ステップ220
でパージバルブ4を開く(通常の制御状態に戻す。)。
以上の測定結果を用い、ステップ221で前述の(2)
式を用いて以下に示す演算式に従ってリーク面積Alを
求める。
1であるため計算式を簡略化できることを意味する。ま
た、当然(2)式そのものを用いて計算してもよいが、
その場合でもPt1≒Pt2の関係があるので√(Pt
1/Pt2)の計算が容易であるという利点がある。さ
らに、万一圧力センサ11の計測値である差圧Ptに誤
差があっても、影響を受けにくいという利点もある。
い値)以上ならば、ステップ224で異常であると判定
する。リーク面積Alが所定値未満ならば、ステップ2
23で正常であると判定する。
な点は、大気圧との差圧が生じている状態でゲージバル
ブ17が開いている場合と閉じている場合での圧力変化
を測定することである。また、エバポガスによる圧力上
昇の影響を検出するために大気圧との差圧がほとんどな
い状態での圧力変化を測定することである。したがっ
て、各バルブの開閉手順や、測定の順番や回数を上記実
施例に限定するものではない。例えば精度向上のために
何回か測定を繰り返して圧力変化を測定し、その平均的
値によりリーク面積を求めてもよい。また、圧力変化D
P1,DP2,DP3、および圧力P1,P2を連続的
に測定しなくてもよく(例えばプルダウンしてゲージバ
ルブ17が閉じた状態での圧力変化を測定し、その後時
間間隔をおいてから再度プルダウンしてゲージバルブ1
7が開いた状態での圧力変化を測定する。等々)、燃料
残量や、大気密度等ががほとんど変化していないと見な
せる時間以内に全ての測定が終了していればよい。この
ことは実際の診断にあたって、診断に適した条件が成立
している時間が連続しては存在しないような場合であっ
ても診断を完了させる機会を広げるために利用できる。
さらに、各点における差圧の測定タイミングについても
上記実施例に限定するものではない。例えば、パージバ
ルブやゲージバルブの開閉動作後エバポシステム内の圧
力が安定するのに数秒程度かかることがあるので、バル
ブの開閉動作後所定時間経過後または所定圧力変化して
から測定するようにしてもよい。また、計算式について
も上記実施例に限定するものではない。例えば圧力変化
をDPx=(√Ptx2−√Ptx1)/経過時間,x
=1,2とすればリーク面積の推定精度が向上する。
診断の禁止、または中断方法について説明する。
御関連部品に異常や不具合が発生し正確なエバポシステ
ム診断を実施できないような状態が発生したときには、
誤判定を避けるために診断を禁止する、あるいは診断中
であるならば診断を中断をする必要がある。
されたエアクリーナ1に目詰まりが発生した場合につい
て説明する。エバポシステム6の診断方法において、リ
ークチェックのためのゲージ管5をエアクリーナ1下流
に連通している。これは、エアクリーナ1の下流に連通
することで、大気中のゴミ等によるゲージ管の目詰まり
の防止や、ゲージバルブ17が開いた状態で動作不能の
故障が発生した場合にも、エバポガスを大気に放出する
ことなくエンジンで燃焼できるよう考慮したものであ
る。そしてゲージ管5の連通先は、エバポシステム6の
リークを検出するためには、本来大気圧に保たれていな
ければならない。しかしながら、エアクリーナ1に目詰
まりが発生した場合、その通気抵抗によりエアクリーナ
1下流吸気管が負圧になり、正確な診断ができなくなる
可能性がある。このため、エアクリーナ1に目詰まりが
発生した場合、診断の禁止や診断結果の補正が必要とな
る。その時の動作方法の一実施例を、図13の制御フロ
ーにより説明する。
力検出手段である圧力センサ11が正常であるか否かの
判定を行う(ステップ301)。圧力センサ11のチェ
ック方法は、センサ出力信号ラインの電気的な接続(機
能)チェック(短絡、または断線の検出)や、所定の運
転状態下でのエンジン吸気管内圧力(吸気管内圧力セン
サ検出値、あるいはエンジン吸入空気量やエンジン回転
数,吸気温,スロットル開度等のエンジン状態パラメー
タを少なくとも二つ以上利用して求めた吸気管内圧力対
応値)との比較による性能チェック、あるいは相対圧セ
ンサであればエバポシステム内のセンサのセンシング部
分を所定の圧力(エンジン技術では一般に大気圧または
吸気管内負圧が用いられる)にしたときの出力チェック
等により行う。圧力センサ異常時は、エバポシステム診
断禁止処理(ステップ308)ヘ進み、圧力センサ11
異常に伴う誤診断の防止や跳ね返り対策処理を実行す
る。圧力センサ11が正常なら、次にエアクリーナ1の
目詰まり状態を判定するのに適したエンジン運転領域に
あるか否かのチェックを行う(ステップ301)。運転
領域は、エンジン負荷,回転速度,スロットル開度等の
エンジン状態パラメータの大きさや変化量により判断す
る。エアクリーナ1の目詰まりチェックに適したエンジ
ン運転領域にあると判断されたならば、(ステップ30
3)にて、エアクリーナ1の目詰まり状態判定のため
に、エバポシステム内のバルブ類の操作を行う。まず、
パージバルブ4を閉じた後、バイパスバルブ15を閉
じ、その後ドレインバルブ10を閉じることにより、エ
バポシステム6を大気圧状態に密封する。それぞれの動
作間の待ち時間は運転状態やエンジン,エバポシステム
6の違いにより異なる。次に、(ステップ304)に
て、ゲージバルブ17を開き、(ステップ305)のエ
バポシステム内の圧力を計測する。圧力の計測は、ゲー
ジバルブ17を開いた後の所定期間における圧力の大き
さあるいは変化量を検出する。そして、(ステップ30
6)にて計測した圧力と所定値を比較することで、エア
クリーナ1の目詰まり状態を判断する。計測圧力が所定
値より大であれば、エアクリーナ1に目詰まりがなく、
エバポシステムの診断が正常に行われる状態にあると判
断して、(ステップ307)のエバポシステム診断処理
を実行する。計測圧力が所定値以下であれば、エアクリ
ーナ1に目詰まり状態を検出したとして、(ステップ3
08)のエバポシステム診断禁止処理(跳ね返り対策や
異常報知等)を実行する。
態以外では、誤診断防止のために、診断の禁止や中断を
行う方法を説明する。例えば、運転状態が急変するよう
な過渡状態では、車両振動の発生によりエバポガスの発
生が促進され、エバポシステム内圧が急に上昇し正確な
診断に支障をきたす場合がある。このため、診断に適し
た運転状態にあるか否かを常に監視する必要がある。ま
た、エバポシステム6のバルブ類が正常に動作しない場
合にも、正確な診断に悪影響を与える。図14は、その
一実施例を説明するフローチャートである。
始するに際し、診断に適した状態にあるか否かの判定を
行う。ここでは、診断に適した運転状態判定の他に、エ
バポシステム6等における診断に必要なバルブ等のアク
チュエータ類が診断に適した動作ができるか、また診断
に必要なセンサ類が正常な範囲の性能を有しているか、
あるいは車両のおかれている環境状態やエンジン状態が
エバポガスを多量に発生させるような状態にないか等の
判定も行う。診断に適した運転状態を判定するパラメー
タとして、例えば、車両速度,車両加速度,スロットル
開度,アクセル開度,エンジン回転速度,吸入空気量,
エンジン負荷,吸気管内圧力(吸気管内圧力センサ検出
値、あるいはエンジン吸入空気量やエンジン回転数,吸
気温,スロットル開度等のエンジン状態パラメータを少
なくとも二つ以上利用して求めた吸気管内圧力対応
値),燃料噴射量(インジェクションシステムにおける
燃料噴射パルス幅)等の少なくとも一つ以上を利用す
る。そして、その大きさや変化量(変化率)が所定範囲
にあるか否かにより判断する。エバポシステム診断に必
要なバルブは、パージバルブ4,ドレインバルブ10,
ゲージバルブ17,バイパスバルブ15,圧力調整バル
ブ16等がある。エバポシステム診断に必要なセンサ類
としては、エバポシステム内圧力センサ11等がある。
車両のおかれている環境状態やエンジン状態を判定する
ものには、燃料温度,燃料残量,大気圧,外気温度,外
気湿度,エンジン吸気温度,エンジン冷却水温度,エン
ジン油温等がある。例えば、外気温度が低いときには、
バルブのシール性能が低下し、診断に悪影響を与える。
これらを必要に応じて、選択しチェックして、診断に適
した状態にあると判断されたならば、診断の開始を許可
し(ステップ402,403)の診断処理に移る。(ス
テップ402)では、診断中(診断開始から診断終了ま
での間)に、診断へ悪影響を与える状態(特に(ステッ
プ401)に説明した運転状態が急変するような過渡状
態)を常時監視し、診断への悪影響を与える状態の発生
や運転領域からの逸脱を検出したならば、(ステップ4
04)の診断中断処理を行う。ここでは、診断の中断と
今回の診断のための計測データの破棄だけでなく、次回
の診断に使用できる有効データの選択,メモリへの記憶
(保存)を行うことも可能である。次回の診断に使用で
きる有効データを再利用することで、診断時間の短縮
や、診断精度の向上が期待できる。(ステップ402)
における判定条件パラメータは、(ステップ401)の
それと同様のものから、選択して利用する。例えば、車
両速度,車両加速度,スロットル開度,アクセル開度,
エンジン回転速度,吸入空気量,吸気管内圧力(吸気管
内圧力センサ検出値、あるいはエンジン吸入空気量やエ
ンジン回転数,吸気温,スロットル開度等のエンジン状
態パラメータを少なくとも二つ以上利用して求めた吸気
管内圧力対応値)、エンジン負荷,燃料噴射量(インジ
ェクションシステムにおける燃料噴射パルス幅),燃料
温度等の大きさや変化量(変化率)である。(ステップ
402)で、診断中断が生じず、(ステップ403)で
の診断を継続実行し、(ステップ406)で診断の終了
が判定されたならば、診断結果に対応した処理を実施す
る(ステップ406)。ここで、診断結果に対応した処
理とは、例えばエバポシステム6の故障を検出した時の
運転者への警報や故障コードおよび故障を検出した時の
運転状態等の記憶,エバポシステム故障状態に対応した
エンジンの制御等の処理を指す。
ム診断に適した状態以外では、誤診断防止のために、診
断の禁止や中断を行う方法における、(ステップ40
1)と(ステップ402)を一つの判定条件成立判定
(ステップ411)処理とした場合のフローチャートで
ある。診断処理(ステップ412)の終了が判定される
(ステップ414)まで常に(ステップ411)にて、
正常な診断が行われる状態にあるか否かを監視する方法
である。(ステップ411)に利用される判定パラメー
タも(ステップ401)のパラメータと同様のものの中
から、車両やエバポシステム6に応じて適切に選択す
る。また、診断条件不成立時の処理(ステップ413)
は、図14(ステップ404)の診断中断処理と、診断
結果に対応した処理(ステップ415)は、図14(ス
テップ406)の診断結果に対応した処理と、それぞれ
ほとんど同様の処理を実施する。
19を含めたゲージ系に異常がある場合に、エバポシス
テム診断を禁止する方法を説明する。
を含めたゲージ系に異常がある場合にはエバポシステム
6の診断誤差が大きくなるため、診断を禁止する。
る。ステップ501において、ゲージバルブ17とEC
U12を含めた制御系の電気的接続が異常のときには、
ステップ511でエバポシステム6の診断を禁止する。
電気的接続が正常の場合にはステップ502にてバイパ
スバルブ15,ドレインバルブ10,ゲージバルブ17
を閉じ、パージバルブ4を開いてエバポシステム6の圧
力を所定値(大気圧に対して−20〜−30mmHg程
度)まで下げる。その後パージバルブ4を閉じて圧力セ
ンサ11にて圧力の変化P1′を計測する(ステップ5
03)。このとき圧力変化P1′が所定値以上と判定さ
れた場合には(ステップ504)、エバポシステム6に
リークがあると判定する(ステップ512)。ステップ
504において、P1′の変化が所定値以下と判定され
た場合には、ステップ505にてゲージバルブ17を開
き、圧力変化P2′を計測する。この様子を図17に示
す。図17の(a),(b),(c)及び(d)のようにパ
ージバルブ4,バイパスバルブ15,ドレインバルブ1
0及びゲージバルブ17を操作し、圧力変化(e)のP
1′及びP2′を計測する。この圧力変化(e)のP
1′及びP2′を使用して、図16のステップ507に
てエバポシステム6に存在する蒸発燃料(エバポガス)
のリーク断面積を計算すると共に、ゲージオリフィス1
9の断面積Agを計算する。Agの推定値は例えば下式
により計算できる。
り決定される値である。ステップ508にてリーク断面
積が所定値以上と判定された場合には、ステップ512
にてエバポシステム6に所定値以上の穴径に相当するリ
ークが存在すると判断する。また、ステップ508にて
リーク断面積演算値が所定値以下の場合、計算されたゲ
ージオリフィス断面積が所定範囲内かどうかを判定(ス
テップ509)し、所定範囲内であればステップ510
にて次の診断ステップへと進む。ステップ509にてゲ
ージオリフィス断面積の演算値が所定範囲を越えて大き
い、または小さい場合にはステップ511にてエバポシ
ステム6の診断を禁止する。
断面積Agの精度が重要であるが、ゲージバルブ17を
介して燃料タンク13とエアクリーナ1の下流部または
大気とを連通させるための経路であるゲージ管5,放出
管7,エバポ通管20の最狭絞り部断面積ApをAgよ
り大きくする必要がある。さらに好ましくは3倍以上に
することが望ましい。このことは以下のように理由付け
られる。ゲージバルブ17を開けたときに実際に有効と
なる断面積をAeとすると下式で表される。
積であるApは物毎にばらつくのでApの変化に対して
Ae/Agが安定している必要がある。また、ゲージオ
リフィス19の断面積Agのみの精度管理でリーク判定
精度を確保できるようにした方が好ましく、Ae=Ag
が望ましい。したがって、Ap/Agは大きい方がよ
い。具体的には、Apに対する要求精度をAgに対する
要求精度の半分以下とするためには、少なくともAp/
Ag>1、すなわちAp>Agである必要がある(例え
ば、Apが10%ばらついた場合とAgが5%ばらつい
たときのAeへの影響度を同じにするためにはAp>A
gである必要があるということである。)。さらに好ま
しくはApをAgの3倍以上とすればApに対する要求
精度をAgに対する要求精度の10分の1以下とでき、
AeはAgに対して5%程度の誤差以内とすることがで
きる。なお、配管に絞りが多数箇所ある場合には、Ap
としては合成した通気面積を検討する必要がある。例え
ば直径3mm相当の絞りが2箇所あるとApは直径2.5m
m 相当として検討する必要がある。また、キャニスタ8
等で通気抵抗が大きい場合には、等価的なApを計算し
て、同様にAp>Agに設定する必要がある。
ン空燃比フィードバック制御における補正量(本実施例
では、燃料計算における空燃比フィードバック制御補正
量である補正係数αにより説明する)を利用し、診断時
の補正係数αに応じたプルダウン制御量(プルダウンの
中止,プルダウン速度やプルダウン目標圧力)を選択,
変更することで、診断による排気への跳ね返りを最小限
に押さえる(排気有害成分排出の抑制)方法や、短時間
に診断を終了する方法について説明する。
ク制御について説明する。
エアフローセンサ31,スロットル開度センサ32,冷
却水温センサ33,空燃比センサ34等のセンサ類を備
え、それぞれの検出値をECU12に取り込み、燃料噴
射量や点火制御値,アイドルスピード制御(ISC)値等
を演算している。そして、燃料噴射量は燃料噴射パルス
幅信号によりインジェクタ35を励磁して供給し、点火
制御出力値は最終的に点火プラグ36により最適な時期
に着火させる。また、ISC制御量は、ISC制御バル
ブ37に出力され、最適な補助空気量を供給している。
そのほか、インジェクタ35へ供給する燃料を加圧する
燃料ポンプ38や、その加圧燃料の圧力を調整する燃圧
調整バルブ39を備える。
料は、吸入空気との混合気を形成しながら気筒内に流れ
込み、ピストン運動における圧縮中の点火により爆発燃
焼し、排気ガスが排気管に排出される。この排気ガス
は、排気管途中に設置された触媒40により、酸化環元
作用が促進され、有害排気ガス成分であるHC,CO,
NOxを浄化している。この触媒40による浄化効率を
最大限に活用するために、本システムでは、空燃比セン
サ34の出力に応じて混合気比率を理論空燃比近傍の濃
淡交互にフィードバック制御する空燃比フィードバック
システム(ECU12により制御される)を備えている。
ダウンによりエバポシステム6を負圧にすることで、燃
料タンク13内でのエバポガスの発生を助長したり、エ
バポガスが多量に吸気管に放出されたことにより、前述
の空燃比フィードバック制御が追従できなくなり、制御
空燃比が理論空燃比から外れてしまい、排気の悪化や運
転性の悪化を招く可能性がある。このような排気の悪化
や運転性の悪化を抑制する方法について、その実施例を
図20〜図24を用いて説明する。
過剰なエバポガスが放出されているか否かを、排気管に
設置した空燃比センサ34の出力に基づいて演算された
空燃比フィードバック補正係数α(以降、空燃比補正係
数αという)の変化量を検出して判断し、過剰なエバポ
ガスが放出されている場合には、診断を中断することで
排気の悪化を抑制する方法について説明するタイミング
チャートである。プルダウンによる過剰なエバポガスが
エンジンに放出されている場合に、診断を中断せずに継
続すると、そのエバポガスによる空燃比の段差分だけ、
排気の悪化や燃焼変動によるトルク変動が引き起こす運
転性悪化を生ずる。
ルダウンを開始したが、時刻t2にて空燃比補正係数α
がしきい値bに達したため、パージバルブ4を閉じてプ
ルダウンを中断する。この時の、空燃比の段差は、α平
均値a(時刻t1におけるαの平均値)とαのしきい値
であるb(時刻t2におけるαの値)である。時刻t2
にて空燃比補正係数αがしきい値bに達してからも診断
を継続したとすると、空燃比フィードバックが追従でき
る時刻t3におけるα平均値c(時刻t3におけるαの
平均値)とα平均値a(時刻t1におけるαの平均値)
との空燃比の段差となり、診断を中断したときと比べて
明らかに排気を悪化することになる。また、パージバル
ブ4を閉じるのと同時にドレインバルブ10を開くこと
で、エバポシステム内が負圧の状態から大気圧状態付近
まで上昇させ、燃料タンク13での無用なエバポガスの
発生を防止できる。
ポガスがエンジン30に放出されていることを空燃比補
正係数αにより検出し、エバポガスが過剰に放出されて
いる場合には、プルダウン速度を変化させることで、空
燃比フィードバック制御の追従性を向上し、排気性能や
運転性能の悪化を最小限にする方法を説明する。
値bに達した時に、エバポガス過剰放出と判断し、例え
ばパージバルブ4が電磁式のデューティ制御弁であるな
らば、そのデューティを減少させることで、パージバル
ブ4の開口面積を減少させ、プルダウン速度(圧力の引
き速度)を減少させる。あるいは、ステッパモータ式の
制御弁の場合も、開口面積が減少する方向にパルス励磁
にて制御する。
動量の面積変化により説明する。空燃比変動面積S1
は、時刻t2にて、空燃比補正係数αがしきい値bに達
した時に、プルダウン速度を減少させる(図中ではバル
ブ制御デューティを20%から10%に減少させる)こ
とで空燃比制御の追従性能が向上した結果、空燃比変動
面積である斜線部Sa分の改善効果を得られることにな
る。L10のラインは、バルブ制御デューティを10%
に減少させたことで、エバポガスのエンジン流入量が減
ぜられ、空燃比制御の追従性能が向上し、空燃比変動の
収束性が早くなった様子を示したものである。
パージバルブ4が閉じられた場合の空燃比変動面積S2
の高さh2と、時刻t4にバルブ制御デューティ10%
のパージバルブ4が閉じられた場合の空燃比変動面積S
3の高さh3との違いは、パージバルブ4の開度差(デ
ューティ20%とデューティ10%との差)によるエバ
ポガスの放出量の差(α平均値d20とα平均値d1
0)が、パージバルブ4が閉じられることによる、エバ
ポガスの急な放出停止時の空燃比変動の大きさの差によ
るものである。エバポガスの発生時に、プルダウン速度
を可変することで、プルダウン後のパージバルブ4の閉
時における空燃比変動を抑制し、排気性能や運転性能の
改善効果が得られる。バルブ制御デューティ20%の空
燃比変動面積S2と、バルブ制御デューティ10%の空
燃比変動面積S3との発生時刻が違っているが、空燃比
変動面積S3を時刻t3に置き換える(空燃比変動面積
S4とする)と、空燃比変動面積S2とS4との差であ
る斜線部Sb分の排気改善効果を得られることになる。
スがエンジン30に放出されていることを空燃比補正係
数αにより検出し、エバポガスが過剰に放出されている
場合には、プルダウンの目標圧力を変えることで、プル
ダウン時間を短縮し、排気性能や運転性能の悪化を最小
限にする方法を説明する図である。
値bに達した時に、エバポガス過剰放出と判断して、プ
ルダウン目標圧力を、現状の目標圧力P0から目標圧力
P1に切り換えることで、プルダウン時間を短縮し、空
燃比変動を小さくでき、排気性能や運転性能の改善効果
が得られる。
ルダウンを開始したが、時刻t2にて空燃比補正係数α
がしきい値bに達したため、目標圧力P1に切り換え時
刻t2でパージバルブ4閉じてプルダウンを終了する。
この時の、空燃比の段差は、目標圧力P0時の空燃比の
段差(α平均値cとα平均値aとの差)に比べ小さく、
それらの差だけ排気が改善されることになる。
ン30に放出されていることを空燃比補正係数αにより
検出する場合に、例えば、図23に示すプルダウン開始
後所定時刻t2に至っても、空燃比補正係数αがしきい
値bに達しなければ(あるいは、しきい値bより所定値
以上差がある)、プルダウンによるエバポガスのエンジ
ン放出(排気性能や運転性能の悪化)が非常に少ないと
判断し、プルダウン速度を速め、プルダウンより引き起
こされる排気悪化や運転性能の悪化時間を短縮できる。
また、エバポシステム診断(プルダウン)時間を短縮す
ることで、みかけ上のエバポシステム診断可能領域を広
げ(診断可能領域での滞留時間が同じであるとすれば、
その分診断回数を増やせる)、早く確実にエバポシステ
ム診断を実行できる効果が得られることになる。プルダ
ウン速度を変える方法は、図21に説明した通りであ
る。
場合に、パージバルブ4の開口面積を変更するのと同時
に空燃比補正係数をステップ的に小さくしてやること
で、空燃比フィードバック制御の追従性を向上させ、排
気性能改善が得られる方法を図24に示す。空燃比補正
係数のステップ量は、例えばバルブ制御デューティの関
数とし、図24に示すパージバルブ制御デューティ20
%から30%への変更であれば、(α平均値a−α平均
値c)*{(Q30−Q20)/Q20}とする。なお、
Q30,Q20はそれぞれデューティ20%と30%に
おけるパージバルブ4の流量である。
バポシステム6を大気圧に対して負圧(−20mmHg〜
−30mmHg)にする(プルダウン)際に、エバポシス
テム6の診断を行う方式について説明する。図25は、
プルダウンの際にエバポシステム6の診断を行う一実施
例を示している。目標圧力値80はプルダウンを行う際
に、エバポシステム6の圧力が変化する目標値を示して
いる。通常の場合、実圧力81は目標圧力値80に沿っ
て変化する。実圧力値81が目標圧力値80に対してず
れている場合には、パージバルブ4の制御デューティ8
3を制御し、実圧力81が目標圧力80に沿って変化す
るようにする。このとき、プルダウン開始後所定時間t
(本実施例では10秒)における実圧力81と目標圧力
値80の差dPが所定値(本実施例では15mmHg)以
上の場合には、エバポシステム6にリークがあると判定
する。このとき燃料タンクからのエバポガスが大量に発
生している場合には、実圧力81と目標圧力80の差が
大きくなる可能性があるため、上記を含めたリーク診断
を行わない。
する方式を図26に示す。パージバルブ4,バイパスバ
ルブ15,ドレインバルブ10,ゲージバルブ17をそ
れぞれ図26の(a),(b),(c),(d)のように開閉
操作する。このとき、燃料タンク13を含めたエバポシ
ステム6が閉じられた系となるため、エバポガスが大量
に発生している場合には、図26の(e)の変化(A)
に示すようにエバポシステム6内の圧力が上昇してい
く。エバポガスの発生量が少ないときには、変化(B)の
ように圧力上昇が少ない。従ってこの圧力上昇が大きい
場合には、上記を含めたリーク診断を実施しないこと
で、誤診断を防止する。
の診断の禁止あるいは診断に対する補正方法について、
図27により説明する。
るいはエバポシステム6の診断実行)が許可された後、
時刻t2でパージバルブ4を閉じる。ここで、エバポシ
ステム内圧がほぼ大気圧状態近辺に収束する期間(エバ
ポシステム6の構成部品の種類や配管の長短等により違
い、実測結果等により設定される)の経過を待って、時
刻t3でバイパスバルブ15を開き、ドレインバルブ1
0を閉じ、エバポシステム6をほぼ大気圧状態近辺に密
閉する。もし、キャニスタ8と燃料タンク13の間に圧
力調整バルブ16及び、そのバルブ16をバイパスする
制御可能なバイパスバルブ15を備えるエバポシステム
6の場合には、エバポガス発生状態検出(診断実行)が
許可されてからドレインバルブ10を閉じるまでの間
に、バイパスバルブ15を開く必要がある(但し、エバ
ポガス発生状態検出へ悪影響を与えない範囲であれば、
ドレインバルブ10が閉じられた後にバイパスバルブ1
5を閉じてもよい)。その後、所定の期間内(エバポシ
ステム6の構成部品の種類や配管の長短等により違い、
実測結果等により設定される時刻t3から時刻t5の期
間)にエバポシステム内圧が所定のしきい値x(正圧)
を超えたならば(図27中における時刻t4)、エバポ
ガスの発生が所定量以上であると判断する。あるいは、
エバポシステム内圧の変化量(変化率)により、エバポ
ガスの発生状態を検出できる。
は、そのエバポガス発生分圧によるエバポシステム内圧
の上昇が、エバポシステム診断における外乱として影響
し、診断精度の低下を招く。このため、エバポガスが多
量に発生している状態を検出した時には、診断を禁止あ
るいは中断するか、またはエバポシステム診断における
リーク判定しきい値を誤診断を防止する方向に変更(通
常の値よりも大きく設定する)する。もしくは、リーク
断面積Alの推定値を小さくする方向の補正(式(1)
のDP3に、エバポガス発生による上記エバポシステム
内圧の変化量を使用しても良い)を行うことで誤診断を
防止する。
変化と圧力の測定のタイミングについて説明する。図2
8は本発明による一実施例においてリーク判定のため各
バルブを開閉動作させたとき発生する現象を確認するた
め2箇所で圧力を測定したときの圧力変化の例と、その
時の圧力の測定位置を説明するための図である。圧力P
Tは燃料タンク13の近く、圧力PCはキャニスタ8の
近くでそれぞれ測定しており、その間のエバポ通管はお
よそ1mである。圧力変化を示す二つの曲線で分かるよ
うに圧力PTとPCとの間には違いがある。この違い
は、2箇所の測定位置の間の配管内に流れがある場合に
生じる。原因は配管の通気抵抗と流れによる動圧分の減
少である。したがって圧力PCによりリーク判定を行う
場合、真の値である圧力PTとずれを生じる。このよう
な圧力測定位置による測定圧力のずれは、リーク判定結
果に誤差の原因となり得るので、除去することが望まし
い。解決手段として、前述のように圧力センサ11の配
置位置を燃料タンク13と圧力調整バルブ16およびバ
イパスバルブ15との間あるいは燃料タンク13とした
り、圧損を低減するために配管を太くしたり、動圧分に
よる圧力の減少を低減するために圧力センサ11の配置
位置をなるべく流れの発生していない場所とすることが
ある。但し、装着上の制限により、これらの手段では解
決しきれないことが多く、実際に装着可能な位置に圧力
センサ11を取り付けて測定すると圧力PCに近い挙動
を示すことが多い。圧力センサ11の計測値をPtとし
て、種種の実験を行った結果によれば、例えばプルダウ
ン中の圧力PtとPTとの差はプルダウンのためのパー
ジバルブ4の開度等にもよるが5〜10mmHg程度はあ
る。また、パージバルブ4を閉じた後に圧力PtがPT
と一致するのにかかる時間は、プルダウンのためのパー
ジバルブ4の開度や燃料残量,リークの有無により異な
るが数秒程度である。また、ゲージバルブ17を開いて
いる間の圧力PtとPTとの差は数mmHg程度,ゲージ
バルブ17を開いた後に圧力Ptが安定するのにかかる
時間はおよそ1秒以内,ゲージバルブ17を閉じた後に
圧力PtがPTと一致するのにかかる時間はおよそ1秒
以内である。したがってパージバルブ4を閉じた後のP
tの測定(Pt11の測定)はパージバルブ4を閉じた
時から所定時間T1経過以降に行う。さらにゲージバル
ブ17を開いた後のPtの測定(Pt21の測定)はゲ
ージバルブ17を開いたときから所定時間T2経過以降
に行い、ゲージバルブ4を開いた後のPtの測定(Pt
31の測定)はゲージバルブ17を閉じた時から所定時
間T3経過以降に行う。さらに好ましくは、例えばT1
は、プルダウンのためのパージバルブ4の開度が大きい
場合には長めに、およびまたは、燃料残量が多いときに
は短めに変更して設定する。
じた後のPt11の測定はパージバルブ4を閉じた時点
の圧力から所定圧力dP1だけ圧力が変化した以降から
行う。さらにゲージバルブ17を開いた後のPt21の
測定はゲージバルブ17を開いた時点の圧力から所定圧
力dP2だけ圧力が変化した以降から行い、ゲージバル
ブ17を閉じた後のPt31の測定はゲージバルブ17
を閉じた時点の圧力から所定圧力dP3だけ圧力が変化
した以降から行う。さらに好ましくは例えばdP1はプ
ルダウンのためのパージバルブ4の開度が大きい場合に
は大きめに変更して設定する。
せてもよい。例えばバルブ動作後所定時間経過以降に圧
力を測定することを基本とし、その所定時間が経過して
いなくとも所定圧力変化したら測定するようにしたり、
パージバルブ4を閉じた後には所定圧力dP1を適用
し、ゲージバルブ17を開閉した後には所定時間T2,
T3を適用するようにしてもよい。
測定するPt21やPt22等の圧力測定時に、圧力P
CとPTとの差を考慮して補正してからリーク面積Al
の計算をすることも好ましい。
ク診断を行うに当たり、所定の圧力を封入されたエバポ
システムから、既知のオリフィス径を介して外気への連
通路を設けた際の、エバポシステム内圧力変化を検出す
ることにより、種々の外乱要因(燃料残量,燃料温度,
燃料性状,大気圧等)のエバポリーク診断への影響を排
除することができ、このためエバポシステムのリーク診
断を正確に行うことができる。また上記外乱要因を検出
する検出器が不要であるため廉価なシステム構成とする
ことが可能であり、マッチング要素を大幅に削減するこ
とが可能である。
ブの構成の例を示す図である。
変化を示す図である。
力変化を示す図である。
ローチャートである。
ある。
ある。
ートである。
動作タイミングと圧力変化を示す図である。
Apと実効断面積Aeとの関係を示す図である。
構成図である。
ある。
図である。
する図である。
る。
る。
明する図である。
図である。
図である。
変化を示す図である。
7…放出管、8…キャニスタ、10…ドレインバルブ、
11…圧力センサ(圧力検出手段)、12…ECU、1
3…燃料タンク、15…バイパスバルブ、16…圧力調
整バルブ、17…ゲージバルブ、19…ゲージオリフィ
ス、20…エバポ通管。
Claims (31)
- 【請求項1】燃料タンクで発生するエバポガスをエバポ
通管を介して導入し、エバポガスを一時的に吸着する吸
着剤を内包したキャニスタと、吸着したエバポガスをエ
ンジン吸気管に放出するパージバルブを有する放出管と
を備えたエバポシステムにおいて、前記放出管の前記パ
ージバルブの前記キャニスタ側から分岐して、前記吸気
管または大気に開口するゲージ管を設けたことを特徴と
するエバポシステム。 - 【請求項2】燃料タンクで発生するエバポガスをエバポ
通管を介して導入し、エバポガスを一時的に吸着する吸
着剤を内包したキャニスタと、吸着したエバポガスをエ
ンジン吸気管に放出するパージバルブを有する放出管と
を備えたエバポシステムにおいて、 燃料タンクとキャニスタを連結する前記エバポ通管から
分岐して前記吸気管又は大気に開口するゲージ管を設け
たことを特徴とするエバポシステム。 - 【請求項3】請求項1又は2において、前記ケージ管は
前記吸気管のエアクリーナとエアフローセンサとの間に
開口していることを特徴とするエバポシステム。 - 【請求項4】請求項1又は2において、前記ゲージ管は
前記吸気管のブローバイガス吹出口の上流側に開口して
いることを特徴とするエバポシステム。 - 【請求項5】請求項1又は2において、前記ゲージ管は
前記吸気管のエアフローセンサの下流側でかつブローバ
イガスの吹出口の上流側に開口していることを特徴とす
るエバポシステム。 - 【請求項6】請求項1又は2において、前記ゲージ管は
前記吸気管の絞り弁上流側に開口していることを特徴と
するエバポシステム。 - 【請求項7】請求項1又は2に記載のエバポシステムに
おいて、 前記燃料タンクと前記パージバルブとの間あるいは燃料
タンクの少なくとも一箇所の圧力を検出する圧力検出手
段とを設けたことを特徴とするエバポシステム。 - 【請求項8】請求項7において、前記圧力検出手段は、
前記燃料タンクと前記キャニスタとの間に設けられたこ
とを特徴とするエバポシステム。 - 【請求項9】請求項7において、前記圧力検出手段は、
前記キャニスタと前記パージバルブとの間に設けたこと
を特徴とするエバポシステム。 - 【請求項10】請求項7において、前記エバポ通管に所
定圧力で開閉動作する圧力調整バルブを設け、前記圧力
検出手段は、前記圧力調整バルブと前記キャニスタとの
間に設けたことを特徴とするエバポシステム。 - 【請求項11】請求項1,2又は7のいずれかにおい
て、前記キャニスタへ新気を導入する経路にその新気を
制御するドレインバルブを設けたことを特徴とするエバ
ポシステム。 - 【請求項12】キャニスタのドレインバルブを閉じた状
態で、前記キャニスタと吸気管との間に設けられたパー
ジバルブを開け、その開けられた状態でパージシステム
内の圧力を検出し、その検出した圧力が所定値に達した
ときに前記パージバルブを閉じ、その閉じられた状態
で、ゲージバルブを閉じた状態でのエバポシステム内圧
力と、ゲージバルブを開いた状態でのエバポシステム内
圧力を検出し、これらの検出された圧力に基づいてエバ
ポシステムの診断を行うことを特徴とするエバポシステ
ムの診断方法。 - 【請求項13】請求項12において、前記パージシステ
ム内の圧力を検出した後、所定の時間経過後、前記ゲー
ジバルブを開くことを特徴とするエバポシステムの診断
方法。 - 【請求項14】請求項12において、最初にゲージバル
ブを閉じた状態での前記エバポシステム内の圧力を検出
し、その後ゲージバルブを開いた状態での前記エバポシ
ステム内の圧力を検出することを特徴とするエバポシス
テムの診断方法。 - 【請求項15】請求項14において、所定圧力までプル
ダウンし、前記パージシステム内圧力を検出することを
複数回行い、前記パージシステム内の検出圧力にもとづ
いて前記パージシステムの診断を行うことを特徴とする
エバポシステムの診断方法。 - 【請求項16】請求項15において、2回目のプルダウ
ン終了後、前記ゲージバルブを開とし、前記パージ系内
の検出圧力にもとづいて、前記パージシステムの診断を
行うことを特徴とするエバポパージシステムの診断方
法。 - 【請求項17】請求項15において、複数回パージシス
テム内圧力を検出し、前記ゲージバルブを開いたときと
閉じたときの前記検出圧力に基づいて、前記パージシス
テムの診断を行うことを特徴とするエバポシステムの診
断方法。 - 【請求項18】請求項7に記載のシステムにおいて、検
出されたエバポシステム内圧力からエバポシステムの診
断を行う手段と、所定の条件のときは前記診断を禁止す
る手段とを有することを特徴とするエバポシステム。 - 【請求項19】請求項18において、前記所定の条件は
前記ゲージ管が連通したエンジン吸気管部と大気圧との
差が所定値以上という条件であることを特徴とするエバ
ポシステム。 - 【請求項20】請求項18において、前記所定の条件は
エンジンの所定の診断運転領域以外の運転領域であるこ
とを特徴とするエバポシステム。 - 【請求項21】請求項18において、前記所定の条件
は、前記ゲージ管,ゲージバルブ,ゲージオリフィスか
らなるゲージ系統の機能が所定の性能を有していない条
件であることを特徴とするエバポシステム。 - 【請求項22】請求項21において、前記所定の性能と
はゲージバルブの開閉動作が正常であることを特徴とす
るエバポシステム。 - 【請求項23】請求項21において、前記所定の性能と
はゲージオリフィスの断面積が所定の範囲内であること
を特徴とするエバポシステム。 - 【請求項24】請求項1および2において、前記ゲージ
管,放出管あるいはエバポ通管の断面積は前記ゲージオ
リフィスの断面積よりも大であることを特徴とするエバ
ポシステム。 - 【請求項25】請求項1又は2において、前記吸気管か
らエバポシステムへの負圧導入速度であるプルタウン速
度を可変にしたことを特徴とするエバポシステム。 - 【請求項26】請求項12において、プルダウン中のエ
ンジン空燃比フィードバック補正量に基づいて、エバポ
システムの診断を中断することを特徴とするエバポシス
テムの診断方法。 - 【請求項27】請求項12において、プルダウン中のエ
ンジン空燃比フィードバック補正量に基づいて、プルダ
ウンの目標圧力を変更することを特徴とするエバポシス
テムの診断方法。 - 【請求項28】請求項25において、プルダウン中の目
標圧力値と実圧力検出値との偏差に基づいてエバポリー
ク診断を行うことを特徴とするエバポシステス。 - 【請求項29】請求項28において、前記エバポリーク
診断は前記燃料タンク内のベーパ発生量が所定値以下の
ときに実施することを特徴とするエバポシステム。 - 【請求項30】請求項12において、前記ベーパ発生量
が所定値以上と判定されたときにリーク判定しきい値あ
るいは演算されたリーク面積を変更設定することを特徴
とするエバポシステムの診断方法。 - 【請求項31】請求項12において、プルダウン終了
後、所定圧力変化後の検出圧力を用いて診断を行うこと
を特徴とするエバポシステムの診断方法。
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