JPH09202480A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

Info

Publication number
JPH09202480A
JPH09202480A JP8028604A JP2860496A JPH09202480A JP H09202480 A JPH09202480 A JP H09202480A JP 8028604 A JP8028604 A JP 8028604A JP 2860496 A JP2860496 A JP 2860496A JP H09202480 A JPH09202480 A JP H09202480A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
separating means
feeding
paper feed
separating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8028604A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3556038B2 (ja
Inventor
Masahiro Ogawa
昌弘 尾川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Nisca Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisca Corp filed Critical Nisca Corp
Priority to JP02860496A priority Critical patent/JP3556038B2/ja
Priority to US08/779,668 priority patent/US6017031A/en
Publication of JPH09202480A publication Critical patent/JPH09202480A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3556038B2 publication Critical patent/JP3556038B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H3/00Separating articles from piles
    • B65H3/46Supplementary devices or measures to assist separation or prevent double feed
    • B65H3/56Elements, e.g. scrapers, fingers, needles, brushes, acting on separated article or on edge of the pile

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 分離時に原稿の裏汚れを発生さず、またくさ
び現象によるミスフィードやダブルフィードを生じさせ
ずに、円滑に原稿の分離ができる給紙装置を提供するこ
とにある。 【課題を解決する手段】 原稿を積載収容する給紙トレ
イと、この給紙トレイ上の原稿を順次繰り出す繰出し手
段と、この繰出し手段からの原稿の所定以上の通過を阻
止するギャツプ形成部材から成る第1の分離手段と、こ
の第1の分離手段の下流側に配置され用紙相互の摩擦係
数より大きい摩擦係数を有し一枚以上の原稿の通過を阻
止する摩擦部材から成る第2の分離手段と、第1の分離
手段と第2の分離手段との間に先端が原稿の進行方向先
端縁に摺接して捌き所定以上の原稿の進行を阻止する弾
性部材から成る第3の分離手段とを備えた給紙装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層された原稿束の最
下位原稿に転接して1枚に分離供給する分離手段を具備
し、複写機やファクシミリの原稿を自動送りするのに有
用な給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、給紙トレー上に積層された原稿束
の最下位原稿に転接して1枚に分離供給する給紙ローラ
を具備した給紙装置として、図6に示す自動原稿送り装
置Kがある。
【0003】この自動原稿送り装置Kは、積載された原
稿を1枚に分離して、複写機CのプラテンP上に送るも
のであり、次のように構成される。
【0004】図6において、原稿を1枚づつに分離し供
給する分離部125は、原稿を進行方向に送る給紙ロー
ラ126と、この給紙ローラ126に接して第2紙以下
の順方向への進行を阻止する分離部材とから構成されて
いる。分離部材は分離パッド127から成り、該分離パ
ッドには、少なくとも原稿同士の摩擦力よりも大きな摩
擦力が原稿との間に働くよう、大きな摩擦係数を有する
材料が用いられる。そして、この分離パッド127は、
パッドホルダ128とばねホルダ130との間に設けら
れた抑えばね129によって、給紙ローラ126側に押
圧されている。
【0005】給紙トレー11に積載されたシート原稿
は、ガイド板113とともに繰り出し手段を構成するピ
ックアップローラ121によって下側から複数枚の束の
形で繰り出され、該原稿束は前捌き板114を経て先端
部が斜めに捌かれつつ分離部125へ導かれ、該分離部
125の給紙ローラ126と分離パッド127で最下位
原稿のみが分離されて反転空間部133へ送り出され
る。この分離動作の中で、ピックアップローラ121に
よる原稿の繰り出し時に、図示しないソレノイド等の駆
動手段により、ウエイト板123で原稿束を上から下方
に押圧し、ピックアップローラ121と原稿との摩擦力
を上げることにより、原稿の搬送力を得て、給紙ローラ
126まで送り出している。
【0006】ウエイト板123による押圧動作は、送り
出された原稿が、給紙ローラ126と分離パッド127
とによりニップされるまで続けられ、その後は押圧を解
除している。これは、ウエイト板123による押圧動作
が、最下位原稿とピックアップローラ121との摩擦力
を上げるのと同時に原稿間の摩擦力をも上げており、分
離部125による分離動作に対して妨げになるため、最
下位原稿が分離部125にニップされた後は速やかに押
圧を解除する必要があるからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の給紙装置の場合、分離部125の分離ローラ126と
分離パッド127との間に、比較的多くの数枚の原稿が
入る形となっているので、次のような課題があった。
【0008】(1)積載された原稿束の重みに起因して
下層の原稿間に係る摩擦力が大きくなると、分離部12
5において、最下層の1枚目原稿とその上の2枚目原稿
とが互いに大きな摩擦力を伴いながらずらされることに
なるので、最下層の1枚目原稿の表面の文字の色が、そ
の上の2枚目原稿の裏面に転移して、2枚目原稿の裏面
を汚したり、1枚目原稿の表面がこすられて汚れること
になる。この現象は、複写機やファクシミリの自動原稿
搬送装置において、鉛筆やボールペン等で書かれた原稿
を扱う場合に問題となる。
【0009】(2)積載された原稿束の重みや原稿の薄
さ等に起因して、下層における原稿間の摩擦力が大きい
ときは、ピックアップローラ121において、最下位原
稿とその上層原稿とが多数枚同時に繰り出され易く、こ
れらの原稿が前記給紙ローラの手前に設けられた前捌き
板114によるゲートや、前記給紙ローラに摺接して2
枚目原稿以下の進行を阻止する分離パッド127との間
に一度に進入して、いわゆる「くさび現象」を起こし、
給紙不能(いわゆるミスフィード)や重送現象(いわゆ
るダブルフィード)を起こすことになる。
【0010】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、分離時に原稿の裏汚れを発生さず、またくさび現象
によるミスフィードやダブルフィードを生じさせずに、
円滑に原稿の分離ができる給紙装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では次のように構成している。
【0012】(1)請求項1に記載の発明は、原稿を積
載収容する給紙トレイと、この給紙トレイ上の原稿を順
次繰り出す繰出し手段と、この繰出し手段からの原稿の
所定以上の通過を阻止するギャツプ形成部材から成る第
1の分離手段と、この第1の分離手段の下流側に配置さ
れ用紙相互の摩擦係数より大きい摩擦係数を有し一枚以
上の原稿の通過を阻止する摩擦部材から成る第2の分離
手段を備えた給紙装置において、上記第1の分離手段と
第2の分離手段との間に先端が原稿の進行方向先端縁に
摺接して捌き所定以上の原稿の進行を阻止する弾性部材
から成る第3の分離手段を設けたものである。
【0013】更に、請求項2に記載の発明は、請求項1
記載の装置において、前記繰出し手段からの原稿を給送
方向に搬送する給紙ローラを設け、この給紙ローラの周
上に前記第1、第2及び第3の分離手段を配置したもの
である。
【0014】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
の給紙装置において、 前記第1の分離手段を剛性を有
する板部材で、前記第2の分離手段を摩擦ローラ部材
で、前記第3の分離手段を弾性フィルム部材で構成した
ものである。
【0015】上記の請求項1または2、3の給紙装置で
は、給紙トレイに積載されたシート原稿は、繰り出し手
段、例えばピックアップローラ或いは給紙トレーの傾斜
によって繰り出され、第2の分離手段へと導かれる。こ
の第2の分離手段に至る途中において、第1の分離手段
によって複数枚の束の形に分離され、さらに上側の原稿
が弾性部材で成る第3の分離手段の先端で引掛けられて
阻止力を受ける。ここで下層の1枚又は2枚程度の原稿
だけが分離送出される。
【0016】この第3の分離手段で1枚又は2枚程度と
なった原稿は、第2の分離手段へと導かれ、その第2の
分離手段にて最下位原稿のみが分離されて送り出され
る。
【0017】このように、第3の分離部材によって先に
1枚又は2枚程度の少ない枚数とした原稿が、最終の第
2の分離手段による分離作用を受けるので、その原稿間
に生じる摩擦力は従来の多数枚の原稿束の場合に比べて
小さい。このため、原稿間のずらし作用によって生じる
原稿汚れ、即ち1枚目原稿の表面の色が2枚目原稿に擦
られながら転写して2枚目原稿裏面を汚したり、1枚目
原稿表面の文字が擦られて滲んで来るといった原稿汚れ
の度合いが、より少なくなる。また、同時にダブルフィ
ードの防止及び未給紙の防止も有効に達成される。
【0018】(2)請求項4に記載の発明は、請求項2
の給紙装置において、前記給紙ローラを搬送直交方向に
間隔を有する2つ以上のローラで構成し、前記第3の分
離手段を先端が該ローラ間隔に進入する少なくとも1つ
の舌片からなる弾性フィルム部材で構成したものであ
る。
【0019】また、請求項5に記載の発明は、請求項2
の給紙装置において、前記給紙ローラの搬送直交方向に
少なくとも1つの凹陥溝を形成し、前記第3の分離手段
先端を先端が該凹陥溝に進入する舌片から成る弾性フィ
ルム部材で構成したものである。
【0020】請求項4または請求項5の給紙装置では、
第3の分離手段の先端部の舌片が給紙ローラ間の凹部ま
たは給紙ローラに形成された凹部に挿入されているの
で、給紙ローラと第3の分離手段との間を通過する際
に、原稿束は、上側の原稿が第3の分離手段の先端で引
掛けられて阻止力を受ける。この阻止力は、先端部の舌
片が給紙ローラ間の凹部にまたは給紙ローラに形成され
た凹部に挿入されているので、単にローラ表面に押圧す
る場合よりも大きく、ここで分離に近い捌き作用が営ま
れ、下層の1枚又は2枚程度の原稿だけが送出される。
【0021】このように、第3の分離部材によって先に
1枚又は2枚程度の少ない枚数とした原稿が、最終の第
2の分離手段による分離作用を受けるので、その原稿間
に生じる摩擦力は従来の多数枚の原稿束の場合に比べて
小さい。このため、原稿間のずらし作用によって生じる
原稿汚れ、即ち1枚目原稿の表面の色が2枚目原稿に擦
られながら転写して2枚目原稿裏面を汚したり、1枚目
原稿表面の文字が擦られて滲んで来るといった原稿汚れ
の度合いが、より少なくなる。また、同時にダブルフィ
ードの防止及び未給紙の防止も有効に達成される。
【0022】(3)請求項6に記載の発明は、請求項2
の給紙装置において、前記第2の分離手段及び前記第3
の分離手段の先端が前記給紙ローラの鉛直中心線から給
紙方向下流側90度の範囲内に位置するよう配置したも
のである。
【0023】この請求項6の給紙装置の場合、第2の分
離手段及び第3の分離手段をこの範囲内に配置すること
によって、第2、第3の分離手段のより有効な分離作用
が営まれる。
【0024】(4)請求項7に記載の発明は、請求項6
の給紙装置において、前記繰り出し手段が給紙ローラに
原稿を導くガイド板を有し、前記第3の分離手段がこの
ガイド板上面の平行延長線と直交する前記給紙ローラの
中心線上の近傍に配置されたものである。
【0025】この請求項7の給紙装置の場合、第3の分
離手段をこの位置に定めると、ガイド板により導かれて
来る原稿に対して第3の分離手段がほぼ直交状態とな
り、上側原稿に対する阻止作用が最も大きくなるので、
捌き板の捌き作用が最も良好に行われるようになる。
【0026】(5)請求項8に記載の発明は、請求項2
記載の給紙装置において、前記第2の分離手段をトルク
リミッタ付の摩擦ローラ部材で構成し、そのトルクリミ
ッタを、該摩擦ローラ部材と前記給紙ローラとの間に入
る原稿が1枚のときは摩擦ローラ部材が従動回転し2枚
以上のときは摩擦ローラ部材の回転が阻止されるように
設定したものである。
【0027】この請求項8の給紙装置の場合、給紙ロー
ラと摩擦ローラ部材との間に2枚以上の原稿が入ったと
きは原稿間に滑りが生じるため、トルクリミッタが働か
ず摩擦ローラ部材の回転が阻止される。しかし、給紙ロ
ーラと摩擦ローラ部材との間に入った原稿が1枚だけの
ときは、給紙ローラの力が原稿を介して摩擦ローラ部材
に伝達されるため、トルクリミッタが働き、摩擦ローラ
部材が従動回転する。従って、原稿が1枚だけのときで
も、原稿は給紙ローラ及び摩擦ローラ部材間でこすられ
ることがなく、原稿汚れが防止される。
【0028】(6)請求項9に記載の発明は、請求項3
の給紙装置において、前記第1分離手段に前記第3の分
離手段を分離手段を取り付けたものである。
【0029】この請求項9の給紙装置の場合、第3の分
離手段を弾性フィルム部材で構成した場合でも、その支
持を第1の分離手段で行い強固にすることができる。
【0030】(7)請求項10に記載の発明は、請求項
9の給紙装置において、前記第1の分離手段及び第3の
分離手段を給紙方向に揺動自在に垂下し、その重心を下
端が分離ローラから離間する方向に設定したものであ
る。
【0031】この請求項10の給紙装置の場合、原稿の
ジャム時にケースを解放したとき、自然に第1の分離手
段及び第3の分離手段の全体が分離ローラから離間する
ように構成できるので、ジャムした原稿の除去が容易に
なり、またメンテナンスもし易くなる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0033】図2及び図4において、10は電子複写装
置Cの自動原稿送り装置であり、その給紙部20に本発
明の給紙装置が適用されている。
【0034】自動原稿送り装置10は、図4に示すよう
に、原稿を載置する給紙トレイ11と、この給紙トレイ
11からの原稿を1枚に分離して給紙する給紙部(給紙
装置)20と、この給紙部20からの原稿を受けて搬送
し、複写装置CのプラテンP上に定位して露光処理を受
けさせる搬送部40と、露光済み原稿を排出する排出部
50と、排出された原稿を集積する排紙トレイ12など
から成っている。
【0035】搬送部40は、駆動ローラ41と従動ロー
ラ42との間に、搬送ベルト43を張設し、搬送ベルト
43の内側に多数のピンチローラ44を配設して成る。
【0036】排出部50は、排出ガイド51に沿って原
稿を送る排出ローラ52と、裏面原稿を複写するため、
原稿を逆送する切換え爪53と、逆送り原稿を案内する
逆送ガイド54等とから成っている。
【0037】給紙部20には、図1,図2に示すよう
に、最下部の原稿を繰り出す繰り出し手段として、給紙
トレイ11から原稿を案内するガイド板13と、該ガイ
ド板13から上方に露出して最下部の原稿に接触し回転
する半月状のピックアップローラ21とが設けられてい
る。更に、図4に示すように、このピックアップローラ
21の上方にエンプティセンサ22が設けられており、
そのアクチュエータ23が最上位原稿に接しなくなった
とき原稿がないことを検出するようになっている。
【0038】半月状のピックアップローラ21と、後述
する給紙ローラ26との間には、原稿の先端を押さえて
原稿を一時停止させ、図示してないソレノイドで適時に
開閉するストッパ24が配設されている。このストッパ
24は、上記ガイド板13と給紙ローラ26の交差する
付近にてガイド板13の下方から上側に出没するように
なっている。このガイド板13と給紙ローラ26の交差
点は、給紙ローラ26を図1の如く90度づつのセクタ
I 、II、III、IV に分けた場合、給紙ローラ26の上
半分における給紙方向上流側のセクタ(第1セクタ I
)内の上方に定められている。換言すれば、ガイド板
13はその先端部領域が給紙ローラ26の第1セクタ I
の側に被せられている。
【0039】25は原稿を1枚づつに分離し供給するた
めの分離供給部であり、原稿を進行方向に送る給送手段
たる給紙ローラ26と、この給紙ローラ26に接して第
2紙以下の順方向への進行を阻止する分離ローラ27
(第2の分離手段)とから構成されている。
【0040】給紙ローラ26は、図3に示す如く同一軸
上に複数個のローラを一定の間隔を設けて配置した構成
のものであり、そのローラ周面の頂部がガイド板13の
延長線より僅かに上位に位置するように設けられてい
る。
【0041】分離ローラ27は、ここではトルクリミッ
タ付の分離ローラから成り、給紙ローラの周囲における
給紙ローラ26の垂直中心線より給紙方向下流側90゜
の範囲内に配設され、給紙ローラ26に接している。換
言すれば、分離ローラ27は、給紙ローラ26を上記9
0度づつのセクタ I 、II、III、IV に分けた場合、給
紙ローラ26の上半分における給紙方向下流側のセクタ
(第2セクタII)内に在る。
【0042】この分離ローラ27には、少なくとも原稿
同士の摩擦力よりも大きな摩擦力が原稿との間に働くよ
う、大きな摩擦係数を有する材料が用いられている。そ
して、この分離ローラ27に付設のトルクリミッタは、
分離ローラ27と給紙ローラ26との間に入る原稿が1
枚のときは分離ローラが従動回転し、2枚以上のときは
分離ローラ27の回転が阻止されるように設定されてい
る。
【0043】繰り出し手段13,21から分離ローラ2
7への給紙途中、ここでは上記第1セクタI内におい
て、給紙ローラ26の周囲には、給紙ローラ周面に対し
先端部15が所定間隔dだけ離されて第1のギャップ形
成部材14(第1の分離手段)が設けられている。この
第1のギャップ形成部材14は、一部の中央領域Aを残
し、通過する原稿幅のほぼ全域にわたって存在している
(図3参照)。そして、第1のギャップ形成部材14の
先端部15の内側面(上流側面)15aは、水平面に対
して約30度の角度で傾斜しており、その内側面15a
の延長線は給紙ローラ26の頂部で交わっている。
【0044】上記第1のギャップ形成部材14から分離
部材27までの給紙ローラの周囲において、第1のギャ
ップ形成部材14の給紙方向下流側、つまり第2のセク
タII内には、給紙ローラ周面に対し先端が上記所定間隔
dよりも小さい間隔だけ離されて剛性の板部材から成る
第2のギャップ形成部材16(第1の分離手段)が配置
されている。また、同じく第2のセクタII内において、
この第2のギャップ形成部材16から上記分離ローラ2
7までの給紙ローラ26の周囲には、第2のギャップ形
成部材16の給紙方向下流側に、マイラー等のフィルム
状薄板、ここではマイラー板から成る弾性フィルム部材
17(第3の分離手段)が設けられている。
【0045】この第2のギャップ形成部材16及び弾性
フィルム部材は、図3に示すように、通過する原稿幅の
うち、第1のギャップ形成部材14が存在せずに残され
ていた中央領域Aにわたって存在している。そして、こ
の弾性フィルム部材17は、その上部基部が上記第2の
ギャップ形成部材16に重ね合わされて一体に取り付け
られている。この弾性フィルム部材17の先端部17a
には、図3に示す如く、舌片17bが形成され、この舌
片17bは、後述する如く先端部17aを傾斜させた状
態下で、その先端側から約0.5mm程、上記給紙ロー
ラ26の凹部261内に挿入されている。
【0046】上記弾性フィルム部材17を担持した第2
のギャップ形成部材16は、ケーシングの固定フレーム
に設けた軸18aを中心として揺動自在の揺動片18
に、ネジ18bにて取り付けられている。つまり、上記
第2のギャップ形成部材16及び弾性フィルム部材17
から成る組立体19全体は、給紙方向に揺動自在に軸1
8aに垂下されており、その全体の重心は、支えがなけ
れば、第2のギャップ形成部材16及び弾性フィルム部
材17の下端が、給紙ローラ26の表面から離間して、
図5の如く傾斜した状態の非作用位置となるように設定
されている。
【0047】この非作用位置の組立体19を所定の作用
位置へ押圧する支え手段として、ここでは給紙部ケーシ
ングのレジスト部の開閉蓋部分201に、内側フレーム
202が突出部を有する形で立設され、該突出部たるパ
ッド付上端部203が揺動片18に当接し押圧すること
により組立体19が押し戻され、これにより通常、第2
のギャップ形成部材16が図1及び図2に示す作用位置
つまり給紙ローラ26の垂直中心線上にほぼ一致する位
置に位置決めされるようになっている。
【0048】しかし、これは厳密なものではなく、弾性
フィルム部材17が、ガイド板13上面の平行延長線と
直交する給紙ローラ26の中心線上の近傍に配置されて
いれば、良好な捌き効果が得られる。ここでは、原稿の
先折れを回避するため、弾性フィルム部材17の先端部
17a(図3参照)が給紙ローラ26の垂直中心線に対
し給紙方向下流側に傾斜しており、この状態下で舌片1
7bが給紙ローラ26のコロ間の凹部261内に僅かに
挿入されている。
【0049】次に作用について説明する。
【0050】給紙トレー11上に原稿が載置され、複写
装置Cをスタートさせると、ピックアップローラ21が
始動して、原稿束の下部の原稿をガイド板13に沿って
分離供給部25の方に送り出す。このとき同時にストッ
パ24の図示してないソレノイドも作動してスットパ2
4を下方に下げる。
【0051】給紙トレー11に積載されたシート原稿束
は、押圧による原稿とピックアップローラ21との間の
摩擦力により、ピックアップローラ21の回転に従動し
て繰り出される。この原稿束は、まず第1のギャップ形
成部材14の先端部15の内側面15aの障壁作用によ
り、先端部が斜めに捌かれつつその下方の所定間隔dの
ゲート開口を経て、下側から通常はより枚数の少ない複
数枚の原稿束が分離されて繰り出され、次の第2のギャ
ップ形成部材16及び弾性フィルム部材17へと導かれ
る。
【0052】この第2のギャップ形成部材16は先端が
給紙ローラ26の周面に対し上記第1のギャップ形成部
材14の所定間隔dよりも小さい間隔で離されているの
で、ここで原稿束は更に少ない枚数に分離される。次い
で、この原稿束は、先端部が舌片として形成され前記給
紙ローラ間の凹部261に挿入された可撓性の弾性フィ
ルム部材17の下を通過する。この弾性フィルム部材1
7は、その先端部の舌片17bが給紙ローラ間の凹部2
61内に挿入されているので、この給紙ローラ26と弾
性フィルム部材17との間を通過する際に、原稿束は、
上側の原稿が弾性フィルム部材17の端口で引掛けられ
て阻止力を受ける。この阻止力は、舌片17bが給紙ロ
ーラ間の凹部261に挿入しようとする力で発揮される
ので、単に給紙ローラ表面に弾性フィルム部材が押圧す
る場合よりも大きい。しかも、ここでは既に第1のギャ
ップ形成部材14及び第2のギャップ形成部材16を経
て原稿枚数がより少なくなっているので、最下部原稿に
かかる上層の原稿圧は小さい。従って、最下部原稿とそ
の上の原稿との間に大きな摩擦力増大を生じさせること
なく、ここでも追加的な捌き作用が営まれ、下層の1枚
又は2枚程度の原稿だけが分離されて送出される。
【0053】この弾性フィルム部材17で1枚又は2枚
程度となった原稿は、給紙ローラ26及び分離ローラ2
7導かれ、その給紙ローラ26と分離ローラ27とで最
下位原稿のみが分離されて、反転空間部33(図2)へ
送り出される。なお、分離され反転空間部33に送出さ
れたシートは、フレーム202の内側に形成された案内
面に沿って徐々に方向を変えて進み、下方に位置するレ
ジストローラ35に突き当たる。給紙ローラ26の回転
により原稿にループが形成され姿勢が整えられた後、原
稿は、その後半分が分離供給部25で保持された状態か
らレジストローラ35及びそのピンチローラ36により
送られて行く。
【0054】このように、第1のギャップ形成部材1
4、第2のギャップ形成部材16及び弾性フィルム部材
17によって、先に1枚又は2枚程度の少ない枚数とし
た原稿が、最終の給紙ローラ及び分離部材による分離作
用を受けるので、その原稿間に生じる摩擦力は従来の多
数枚の原稿束の場合に比べて小さい。このため、給紙ロ
ーラ26及び分離ローラ27によって1枚目と2枚目の
原稿がずらし作用を受けても、1枚目原稿の表面の色が
2枚目原稿に擦られながら転写して2枚目原稿裏面を汚
したり、1枚目原稿表面の文字が擦られて滲んで来ると
いった原稿汚れの度合いが少ない。また、同時にダブル
フィードの防止及び未給紙の防止も有効に達成される。
【0055】しかも、分離ローラ27はトルクリミッタ
付の分離ローラ27で構成され、分離ローラ27と給紙
ローラ26との間に入った原稿が1枚であったときは、
給紙ローラ26の回転力が原稿を介して分離ローラ27
に伝達されて、トルクリミッタが働き、分離ローラ27
が従動回転して原稿の通過を許すようになっている。従
って、原稿が1枚だけのときでも、原稿は分離ローラ及
び給紙ローラ間でこすられることがなく、原稿汚れが防
止される。もし分離ローラ27と給紙ローラ26との間
に2枚以上の原稿が入ったときは原稿間に滑りが生じる
ため、トルクリミッタが働くに至らず、分離ローラ27
0の回転が阻止される。従って、2枚の原稿が有効に分
離される。
【0056】また、マイラー製の弾性フィルム部材17
を第2のギャップ形成部材16に一体に取り付けたの
で、マイラーを強固に支持することができると共に、比
較的狭い第1のギャップ形成部材14と分離ローラ27
間に第2のギャップ形成部材と弾性フィルム部材とを容
易に配置することができ、2つの分離機能を追加するこ
とができる。
【0057】また、第2のギャップ形成部材16及び弾
性フィルム部材17を、ガイド板13上面の平行延長線
が直交する給紙ローラ26の中心線上の近傍に配置した
ので、ガイド板13により導かれて来る原稿に対して第
2のギャップ形成部材16及び弾性フィルム部材17が
ほぼ直交状態となり、上側原稿に対する捌き作用及び阻
止作用が最も大きくなるので、第2のギャップ形成部材
16及び弾性フィルム部材17に良好な捌き作用を営ま
せることができる。分離ローラ27は、1枚又は2枚と
なった原稿を扱えばよいので、給紙ローラ26の垂直中
心線より給紙方向下流側90゜の範囲(第2セクタII)
内に配置すればよく、この範囲内に置くことによって分
離部材に有効な分離作用を営ませることができる。その
理由は、第2セクタII内に在る場合には有効な搬送力を
確保することができるのに対し、第1セクタI内に在る
場合はくさび現象が発生し易く、第3セクタIII内に在
る場合は一度に原稿が入ってしまうからである。なお、
分離ローラ27としては、分離パッド等を用いることも
できる。
【0058】原稿が給紙部20でジャムした時には、給
紙部ケーシングの開閉蓋部分201を、図5に示す如
く、枢軸204を中心として上方から開く。これによ
り、開閉蓋部分201のフレーム202に装置されてい
る分離ローラ27及びピンチローラ36は、相手側の給
紙ローラ26及びレジストローラ35から離れる。この
とき、フレーム202のパッド付上端部203も揺動片
18から離れる。これにより組立体19全体は、その重
心の片寄りにより、図2の作用位置から図5の非作用位
置に回動偏寄し、その第2のギャップ形成部材16及び
弾性フィルム部材17が自然に給紙ローラ26から離間
する。
【0059】従って、給紙部ケーシングの開閉蓋部分2
01を開くだけで、給紙部にジャムした原稿を容易に除
去することができ、また、給紙部20のメンテナンスも
容易に行うことができる。
【0060】なお、給紙ローラは上記構成に限るもので
はなく、例えば1個のローラを搬送方向周面に一つ以上
の凹部をを形成してもよい。
【0061】また、上記実施形態は、第1、第2ギャッ
プ形成部材を設けて原稿束を除除に分離して弾性フィル
ム部材に導いたが、第1または第2のギャップ形成部材
のいずれか1つを設けて、原稿束を分離して弾性フィル
ム部材に導いてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果が得られる。
【0063】(1)請求項1または2、3に記載の発明
によれば、給紙トレイに積載されたシート原稿は、繰り
出し手段、例えばピックアップローラ或いは給紙トレー
の傾斜によって繰り出され、第2の分離手段へと導かれ
る。この第2の分離手段に至る途中において、第1の分
離手段によって複数枚の束の形に分離され、さらに上側
の原稿が弾性部材で成る第3の分離手段の先端で引掛け
られて阻止力を受ける。ここで下層の1枚又は2枚程度
の原稿だけが分離送出される。
【0064】この第3の分離手段で1枚又は2枚程度と
なった原稿は、第2の分離手段へと導かれ、その第2の
分離手段にて最下位原稿のみが分離されて送り出され
る。
【0065】このように、第3の分離部材によって先に
1枚又は2枚程度の少ない枚数とした原稿が、最終の第
2の分離手段による分離作用を受けるので、その原稿間
に生じる摩擦力は従来の多数枚の原稿束の場合に比べて
小さい。このため、原稿間のずらし作用によって生じる
原稿汚れ、即ち1枚目原稿の表面の色が2枚目原稿に擦
られながら転写して2枚目原稿裏面を汚したり、1枚目
原稿表面の文字が擦られて滲んで来るといった原稿汚れ
の度合いが、より少なくなる。また、同時にダブルフィ
ードの防止及び未給紙の防止も有効に達成される。
【0066】(2)請求項4または請求項5に記載の発
明によれば、第3の分離手段の先端部の舌片が給紙ロー
ラ間の凹部または給紙ローラに形成された凹部に挿入さ
れているので、給紙ローラと第3の分離手段との間を通
過する際に、原稿束は、上側の原稿が第3の分離手段の
先端で引掛けられて阻止力を受ける。この阻止力は、先
端部の舌片が給紙ローラ間の凹部にまたは給紙ローラに
形成された凹部に挿入されているので、単にローラ表面
に押圧する場合よりも大きく、ここで分離に近い捌き作
用が営まれ、下層の1枚又は2枚程度の原稿だけが送出
される。
【0067】このように、第3の分離部材によって先に
1枚又は2枚程度の少ない枚数とした原稿が、最終の第
2の分離手段による分離作用を受けるので、その原稿間
に生じる摩擦力は従来の多数枚の原稿束の場合に比べて
小さい。このため、原稿間のずらし作用によって生じる
原稿汚れ、即ち1枚目原稿の表面の色が2枚目原稿に擦
られながら転写して2枚目原稿裏面を汚したり、1枚目
原稿表面の文字が擦られて滲んで来るといった原稿汚れ
の度合いが、より少なくなる。また、同時にダブルフィ
ードの防止及び未給紙の防止も有効に達成される。
【0068】(3)請求項6に記載の発明によれば、第
2の分離手段及び第3の分離手段をこの範囲内に配置す
ることによって、第2、第3の分離手段のより有効な分
離作用が営まれる。
【0069】(4)請求項7に記載の発明によれば、第
3の分離手段をこの位置に定めると、ガイド板により導
かれて来る原稿に対して第3の分離手段がほぼ直交状態
となり、上側原稿に対する阻止作用が最も大きくなるの
で、捌き板の捌き作用が最も良好に行われるようにな
る。
【0070】(5)請求項8に記載の発明によれば、給
紙ローラと摩擦ローラ部材との間に2枚以上の原稿が入
ったときは原稿間に滑りが生じるため、トルクリミッタ
が働かず摩擦ローラ部材の回転が阻止される。しかし、
給紙ローラと摩擦ローラ部材との間に入った原稿が1枚
だけのときは、給紙ローラの力が原稿を介して摩擦ロー
ラ部材に伝達されるため、トルクリミッタが働き、摩擦
ローラ部材が従動回転する。従って、原稿が1枚だけの
ときでも、原稿は給紙ローラ及び摩擦ローラ部材間でこ
すられることがなく、原稿汚れが防止される。
【0071】(6)請求項9に記載の発明によれば、第
3の分離手段を弾性フィルム部材で構成した場合でも、
その支持を第1の分離手段で行い強固にすることができ
る。
【0072】(7)請求項10に記載の発明によれば、
原稿のジャム時にケースを解放したとき、自然に第1の
分離手段及び第3の分離手段の全体が分離ローラから離
間するように構成できるので、ジャムした原稿の除去が
容易になり、またメンテナンスもし易くなる。
【0073】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る給紙装置の要部の説
明図である。
【図2】本発明を適用した自動原稿送り装置の給紙部を
示した図である。
【図3】図2の第1、第2及び第3のギャップ形成部材
と分離ローラとの関係を示した図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る自動原稿送り装置の
全体図である。
【図5】本発明を適用した自動原稿送り装置の給紙部を
ケースを開いた状態で示した図である。
【図6】従来の自動原稿送り装置における給紙部の縦断
面図である。
【符号の説明】
10 自動原稿送り装置 11 給紙トレイ 12 排紙トレイ 13 ガイド板(繰り出し手段) 14 第1のギャップ形成部材(第1の分離手段) 15 先端部 15a 内側面 16 第2のギャップ形成部材(第1の分離手段) 17 弾性フィルム部材(第3の分離手段) 17a 先端部 17b 舌片 18 揺動片 18a 軸 18b ネジ 19 組立体 20 給紙部(給紙装置) 201 給紙部ケーシングの開閉蓋部分 202 フレーム 203 パッド付上端部 204 枢軸 21 ピックアップローラ(繰り出し手段) 22 エンプティセンサ 23 ウエイト板 24 ストッパ 25 分離供給部 26 給紙ローラ 261 ローラ間の凹部 27 分離部材 270 分離ローラ 33 反転空間部 35 レジストローラ 36 ピンチローラ 40 搬送部 41 駆動ローラ 42 従動ローラ 43 搬送ベルト 44 ピンチローラ 50 排出部 51 排出ガイド 52 排出ローラ 53 切換え爪 54 逆送ガイド 111 給紙トレイ 113 ガイド板 114 前捌き板 121 ピックアップローラ 123 ウエイト板 125 分離部 126 給紙ローラ 127 分離パッド 128 パッドホルダ 129 抑えばね 130 ばねホルダ 133 反転空間部 d 所定間隔 A 中央領域 C 電子複写装置 P プラテン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を積載収容する給紙トレイと、この
    給紙トレイ上の原稿を順次繰り出す繰出し手段と、この
    繰出し手段からの原稿の所定以上の通過を阻止するギャ
    ツプ形成部材から成る第1の分離手段と、この第1の分
    離手段の下流側に配置され用紙相互の摩擦係数より大き
    い摩擦係数を有し一枚以上の原稿の通過を阻止する摩擦
    部材から成る第2の分離手段を備えた給紙装置におい
    て、上記第1の分離手段と第2の分離手段との間に先端
    が原稿の進行方向先端縁に摺接して捌き所定以上の原稿
    の進行を阻止する弾性部材から成る第3の分離手段を設
    けたことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記繰出し手段からの原稿を給送方向に
    搬送する給紙ローラを設け、この給紙ローラの周上に前
    記第1、第2及び第3の分離手段を配置したことを特徴
    とする請求項1記載の給紙装置
  3. 【請求項3】 前記第1の分離手段を剛性を有する板部
    材で、前記第2の分離手段を摩擦ローラ部材で、前記第
    3の分離手段を弾性フィルム部材で構成したことを特徴
    とする請求項2記載の給紙装置
  4. 【請求項4】 前記給紙ローラを搬送直交方向に間隔を
    有する2つ以上のローラで構成し、前記第3の分離手段
    を先端が該ローラ間隔に進入する少なくとも1つの舌片
    からなる弾性フィルム部材で構成したことを特徴とする
    請求項2記載の給紙装置
  5. 【請求項5】 前記給紙ローラの搬送直交方向に少なく
    とも1つの凹陥溝を形成し、前記第3の分離手段先端を
    先端が該凹陥溝に進入する舌片から成る弾性フィルム部
    材で構成したことを特徴とする請求項2記載の給紙装置
  6. 【請求項6】 前記第2の分離手段及び前記第3の分離
    手段の先端が前記給紙ローラの鉛直中心線から給紙方向
    下流側90度の範囲内に位置するよう配置したことを特
    徴とする請求項2記載の給紙装置
  7. 【請求項7】 前記繰り出し手段が給紙ローラに原稿を
    導くガイド板を有し、前記第3の分離手段がこのガイド
    板上面の平行延長線と直交する前記給紙ローラの中心線
    上の近傍に配置されたことを特徴とする請求項6記載の
    給紙装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の分離手段をトルクリミッタ付
    の摩擦ローラ部材で構成し、そのトルクリミッタを、該
    摩擦ローラ部材と前記給紙ローラとの間に入る原稿が1
    枚のときは摩擦ローラ部材が従動回転し2枚以上のとき
    は摩擦ローラ部材の回転が阻止されるように設定したこ
    とを特徴とする請求項2記載の給紙装置。
  9. 【請求項9】 前記第1分離手段に前記第3の分離手段
    を分離手段を取り付けたことを特徴とする請求項3記載
    の給紙装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の分離手段及び第3の分離手
    段を給紙方向に揺動自在に垂下し、その重心を下端が分
    離ローラから離間する方向に設定したことを特徴とする
    請求項10記載の給紙装置。
JP02860496A 1996-01-22 1996-01-22 給紙装置 Expired - Fee Related JP3556038B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02860496A JP3556038B2 (ja) 1996-01-22 1996-01-22 給紙装置
US08/779,668 US6017031A (en) 1996-01-22 1997-01-07 Document feeder

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02860496A JP3556038B2 (ja) 1996-01-22 1996-01-22 給紙装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09202480A true JPH09202480A (ja) 1997-08-05
JP3556038B2 JP3556038B2 (ja) 2004-08-18

Family

ID=12253193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02860496A Expired - Fee Related JP3556038B2 (ja) 1996-01-22 1996-01-22 給紙装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6017031A (ja)
JP (1) JP3556038B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008105812A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Seiko Epson Corp シート送り出し装置および小切手読取装置
JP2008201502A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Seiko Epson Corp 媒体送り出し装置および媒体分離方法
US8485518B2 (en) 2006-10-26 2013-07-16 Seiko Epson Corporation Sheet media feeding device, sheet media separation method, and sheet media processing device
JP2014136644A (ja) * 2013-01-18 2014-07-28 Pfu Ltd 媒体供給装置
JP2019026424A (ja) * 2017-07-28 2019-02-21 ブラザー工業株式会社 シート搬送装置

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE507979C2 (sv) * 1996-11-28 1998-08-03 Tekniko Design Ab Arkframmatare samt scanner försedd med arkframmatare
US6315283B1 (en) * 1999-05-10 2001-11-13 Fargo Electronics, Inc. Input hopper and encoding station for card printer
US6758470B1 (en) 2000-06-27 2004-07-06 Fargo Electronics, Inc. Card thickness selection gate for a card feeder
US6585250B1 (en) * 2000-11-14 2003-07-01 Silitek Corporation Document separating apparatus
DE10105521A1 (de) * 2001-02-07 2002-08-08 Giesecke & Devrient Gmbh Vorrichtung und Verfahren zum Vereinzeln von Blattgut
US7399131B2 (en) * 2001-03-05 2008-07-15 Fargo Electronics, Inc. Method and Device for forming an ink-receptive card substrate
US6979141B2 (en) * 2001-03-05 2005-12-27 Fargo Electronics, Inc. Identification cards, protective coatings, films, and methods for forming the same
US7037013B2 (en) * 2001-03-05 2006-05-02 Fargo Electronics, Inc. Ink-receptive card substrate
DE10224486A1 (de) * 2002-06-03 2003-12-11 Giesecke & Devrient Gmbh Vorrichtung zum Vereinzeln von Blattgut
JP4323973B2 (ja) * 2004-02-04 2009-09-02 キヤノン株式会社 シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置並びに画像読取装置
JP2006219212A (ja) * 2005-02-08 2006-08-24 Canon Electronics Inc シート材搬送装置およびそれを備えた画像読取装置並びに画像形成装置
TWI314100B (en) * 2006-11-01 2009-09-01 Avision Inc Torque limiter and separating roller and sheet separating mechanism using the same
US8956490B1 (en) 2007-06-25 2015-02-17 Assa Abloy Ab Identification card substrate surface protection using a laminated coating
US7841592B2 (en) * 2008-04-15 2010-11-30 Foxlink Image Technology Co., Ltd. Paper feeding device
JP4752873B2 (ja) * 2008-06-20 2011-08-17 ブラザー工業株式会社 シート材搬送装置、それを備えた画像読取装置さらに画像読取装置を備えた画像記録装置
JP2012106837A (ja) * 2010-11-17 2012-06-07 Konica Minolta Business Technologies Inc 用紙搬送装置及び画像形成装置
JP6110146B2 (ja) 2013-01-18 2017-04-05 株式会社Pfu 媒体供給装置
JP6089787B2 (ja) * 2013-02-28 2017-03-08 株式会社リコー 自動原稿搬送装置およびこれを備えた画像形成装置
TWI560128B (en) * 2014-12-15 2016-12-01 Avision Inc Sheet-feeding device with multistage stop arms
JP6769237B2 (ja) * 2016-10-27 2020-10-14 ブラザー工業株式会社 シート搬送装置
JP2019026425A (ja) * 2017-07-28 2019-02-21 ブラザー工業株式会社 シート搬送装置

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4015839A (en) * 1971-11-15 1977-04-05 True Data Corporation Card feeding station
CH541499A (de) * 1972-12-08 1973-09-15 Klopfer Albert Vorrichtung zum Abziehen einzelner flächenhafter Gegenstände von einem Stapel
US4443006A (en) * 1980-07-21 1984-04-17 Billcon Corporation Of America Document and currency counter
JPS6097137A (ja) * 1983-10-31 1985-05-30 Ricoh Co Ltd シ−ト自動給送装置
JPS6097138A (ja) * 1983-10-31 1985-05-30 Ricoh Co Ltd シ−ト自動給送装置
JPS60244734A (ja) * 1984-05-18 1985-12-04 Ricoh Co Ltd 分離給紙装置
JPH0717286B2 (ja) * 1985-08-10 1995-03-01 キヤノン株式会社 シ−ト給送装置
JPS63133538U (ja) * 1987-02-23 1988-09-01
US4958826A (en) * 1988-08-08 1990-09-25 Microtek Lab., Inc. Paper feed system having a pressure plate that resiliently urges a plurality of elongated bearing, spring biased idler rollers against associated drive rollers for feeding a sheet of paper therebetween
US5082270A (en) * 1988-11-24 1992-01-21 Mita Industrial Co., Ltd. Sheet transport device
US5052676A (en) * 1988-12-28 1991-10-01 Nisca Corporation Sheet feeding device
JPH02178133A (ja) * 1988-12-28 1990-07-11 Nippon Seimitsu Kogyo Kk 給紙装置
JPH0297339U (ja) * 1989-01-20 1990-08-02
US5083766A (en) * 1989-07-19 1992-01-28 Nisca Corporation Automatic sheet feeding device having a miniaturized structure
ATE173230T1 (de) * 1991-08-21 1998-11-15 Canon Kk Automatischer apparat zum zuführen von blättern
JPH05286594A (ja) * 1992-04-13 1993-11-02 Musashi Eng Co Ltd 紙葉計数機の紙葉繰り出し装置
US5537227A (en) * 1994-10-14 1996-07-16 Hewlett-Packard Company Paper picking and separator system for facsmile or copy machine
JPH08143173A (ja) * 1994-11-17 1996-06-04 Riso Kagaku Corp 給紙装置
US5575467A (en) * 1995-09-25 1996-11-19 Lexmark International, Inc. Dynamic force paper separator

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008105812A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Seiko Epson Corp シート送り出し装置および小切手読取装置
US8485518B2 (en) 2006-10-26 2013-07-16 Seiko Epson Corporation Sheet media feeding device, sheet media separation method, and sheet media processing device
JP2008201502A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Seiko Epson Corp 媒体送り出し装置および媒体分離方法
JP2014136644A (ja) * 2013-01-18 2014-07-28 Pfu Ltd 媒体供給装置
JP2019026424A (ja) * 2017-07-28 2019-02-21 ブラザー工業株式会社 シート搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3556038B2 (ja) 2004-08-18
US6017031A (en) 2000-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09202480A (ja) 給紙装置
JPS58172136A (ja) 紙葉類の分離給送装置
US5052676A (en) Sheet feeding device
JPH06100191A (ja) 給紙装置
JP3733841B2 (ja) シート供給装置
JPH02305743A (ja) シート搬送装置
JP2504655Y2 (ja) 給紙装置
JP2011057303A (ja) 媒体送り装置、記録装置
JP5472599B2 (ja) 媒体送り装置、記録装置
JP2560987Y2 (ja) 給紙装置
JPH05124774A (ja) 再給紙装置
JP3287622B2 (ja) 自動給紙装置及び記録装置
JP2011063369A (ja) 媒体送り装置、記録装置
JPH0411452B2 (ja)
JPH05338837A (ja) 給紙装置
JP2001114440A (ja) シート給送装置
JP2504656Y2 (ja) 給紙装置
JP3002836B2 (ja) 給紙装置
JP2723883B2 (ja) 給紙装置
JPH0741724Y2 (ja) 給紙装置
JPH0741723Y2 (ja) 給紙装置
JPS63218444A (ja) 自動給紙装置
JP3947910B2 (ja) ペーパーサポート及び給紙装置
JP2002241028A (ja) 用紙排出装置
JPH06127722A (ja) 原稿分離給紙装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20031225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040420

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040511

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090521

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100521

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110521

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110521

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120521

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees