JP2560987Y2 - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2560987Y2
JP2560987Y2 JP2583890U JP2583890U JP2560987Y2 JP 2560987 Y2 JP2560987 Y2 JP 2560987Y2 JP 2583890 U JP2583890 U JP 2583890U JP 2583890 U JP2583890 U JP 2583890U JP 2560987 Y2 JP2560987 Y2 JP 2560987Y2
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sheet
guide plate
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roller
separation roller
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幸夫 大沢
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ニスカ 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、積層されたシートの最下位シートに転接
して1枚に分離給送する分離ローラを具備した給紙装置
に関する。
[従来の技術] 積層されたシート束の最下位シートに転接して1枚に
分離給送する分離ローラを具備した給紙装置では、従来
分離ローラにシートを導くガイド板のシート進行方向
と、この分離ローラの前記ガイド板との交点における接
線方向との成す角度は比較的小さく、例えば30度前後で
あった。
[考案が解決しようとする課題] ところが、このように前記角度が小さいと、積載され
たシートの重みで下層におけるシート間の摩擦力が大き
くなり、最下位シートとその上層シートとが多数枚繰り
出され、これらのシートが前記分離ローラの手前に設け
られた前捌きゲートや、前記分離ローラに摺接して第2
シート以下の進行を阻止する分離パッドとの間に一度に
進入して、くさび現象を起こし、給紙不能、すなわちい
わゆるミスフィードや、重送現象、すなわちダブルフィ
ードなどの一原因となっていた。
[考案の目的] 本考案は、このような従来の技術における問題点に鑑
み、前記角度と前記くさび現象との相関に関する綿密な
実験を重ねた結果に基づいて成されたもので、ガイド板
の方向と、分離ローラのガイド板との交点での接線方向
との成す前記角度を適切な値にするという簡単な構成
で、シートが分離ローラと前捌きゲートや分離パッドと
の間にくさび状に詰り、ミスフィードとなったり、ダブ
ルフィードとなるようなことのない給紙装置を提供する
ことを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本考案の要旨とするところ
は、 積層されたシートの最下位シートに転接してシートを
繰り出す繰り出しローラと、前記繰り出しローラにより
繰り出されたシートを1枚に分離して供給する分離ロー
ラ及び前記分離ローラに圧接する分離部材と、前記分離
ローラにシートを導くガイド板とを具備し、前記分離ロ
ーラが前記ガイド板から突出するように互いに交差して
配置した給紙装置において、 前記分離ローラと前記ガイド板との交点の送り込み側
近傍において、前記ガイド板から突出して、前記ガイド
板に沿ってシートを挿入する際、シートの先端を規制
し、給紙動作開始時に前記ガイド板上から退避するスト
ッパと、 前記ガイド板のシート進行方向と、前記分離ローラの
前記ガイド板との交点における接線方向とのなす角度を
45度乃至55度の範囲とするとともに、 前記交点から前記分離部材と分離ローラとの接触開始
点までの間に先端が位置され、前記分離ローラの回転に
伴って前記交点にて上方に押し上げられ且つ前記分離部
材の方向へ送給される少なくとも最下位シートの先端部
の浮き上がりを規制して積層されたシートの上層部分の
送給を阻止するゲート部材とを設けた給紙装置、に存す
る。
[作用] ガイド板のシート進行方向と、前記分離ローラの前記
ガイド板との交点近傍において、前記ガイド板から突出
していて原稿の先端を規制するストッパを具備している
から、ガイド板に沿ってシートを挿入・積層する際に
は、シートの先端が流れて、分離ローラから遠いシート
が先に進行方向に行くことがない。
しかして、分離給送動作が開始されると同時に、上記
ストッパはガイド板から退避するが、同時に分離ローラ
の作用も開始され、分離ローラに接しているシートから
前方に送られて行く。そしてこの際、最下層のシートの
先端部は分離ローラによって急激に大きく斜め上方に方
向を変更される。つまり、シート先端部は同時に上方へ
持ち上げられ、ゲート部材に沿ったかたちに揃えられ、
分離ローラに接しているシート及びこれに追従する最小
限のシートのみが分離パッドとの隙間に挿入され、ここ
で更に最下位の1枚だけが分離されて送られていく。
[実施例] 以下、図面に基づき電子複写装置に用いられた本考案
の一実施例を説明する。
給紙装置10は第3図に示すように、給紙トレー11に積
層された原稿シートを受けて1枚づつ給送する給紙部20
と、前記原稿シートを搬送し、複写処理中はプラテンP
上に定位する搬送部40と、複写後原稿シートを排出する
排出部50と、排出された原稿シートを受ける排紙トレー
12とから成っている。
搬送部40は、駆動ローラ41と従動ローラ42との間に、
広巾の搬送ベルト43を張設し、多数のピンチローラ44を
配設して成る。
排出部50は、排出ガイド51に沿って原稿シートを送る
排出ローラ52と、裏面原稿を複写するため、原稿シート
を逆送する切換爪53と、逆送りシートの逆送ガイド54な
どとから成っている。
給紙部20は第1図に示すように、給紙トレー11から原
稿シートを案内するガイド板13が設けられ、このガイド
板13から最下部の原稿シートに接触して回転するピック
アップローラ21が上方に露出して設けられ、さらに最上
原稿シートに接して、これを下方のピックアップローラ
21に押し付けるウエイト板ばね23およびエンプテイセン
サ22が設けられている。
ピックアップローラ21と、次に述べる分離ローラ26と
の間には、原稿シートを一時停止させ、図示しないソレ
ノイドで適時に開閉するストッパ24が前記ガイド板13の
下方から上方に起伏自在に配設されている。
さらに、ピックアップローラ21によって送られる原稿
シートの前縁端を捌いて分離しやすくするためのゲート
部材としての前捌きゲート(ゲート部材)14が設けられ
ている。
原稿シートを1枚づつに分離するための分離部25は、
原稿シートを進行方向に送る分離ローラ26と、この分離
ローラ26に接して第2紙以下の進行を阻止する分離部材
としての分離パッド27とから構成されており、前記分離
ローラ26はやはり前記ガイド板13から上方に露頭して設
けられている。
しかして、前記ガイド板13のシート進行方向線Aと、
このガイド板13および分離ローラ26の交点Bにおける分
離ローラ26の接線Dとのなす角度αは、本実施例ではα
=45°になされている。
分離パッド27は原稿シートに接してその進行を阻止す
るものであって、少なくとも原稿シートどうしの摩擦力
よりも大きな摩擦力が原稿シートとの間に働くよう、大
きな摩擦係数を有する材料が用いられている。そして、
抑えばね29によって、分離ローラ26側に押圧されている
パッドホルダ28によって保持されており、抑えばね29は
ばねホルダ30によって保持されている。
分離された1枚の原稿シートを案内するために、外側
ガイド板31と、内側ガイド板32とが配設されている。そ
して、前記分離パッド27のすぐ下流側には、原稿シート
を下方において進行方向を反転させ、かつ後述のレジス
トローラ35のニッブ点において傾斜せずに食い込ませる
ためのループマージンを確保する必要から、やや広くし
た反転空間部33が設けられており、ついで、内側ガイド
板32の屈曲部32aから下流は、外側ガイド板31とともに
狭められた直進案内部34が構成されている。
そして、前記反転空間部33には、シートの紙端を受
け、しなやかに撓みながら緩やかに進行方向を反転させ
るシート緩衝部材38が配設されている。
前記直進案内部34の先には、原稿シートの先端を姿勢
を整えて食い込ませるとともに、搬送部40への送り込み
のタイミングをとるためのレジストローラ35ならびにピ
ンチローラ36が設けられている。
また、レジストローラ35の直前には、原稿シートを検
知するレジストセンサ37が設けられている。
レジストローラ35によって送られた原稿シートはシー
トガイド39に沿って搬送部40に給送される。
次に作用を説明する。
給紙トレー11上に原稿シートが積層載置され、複写装
置Cをスタートさせると、ウエート板ばね23の図示しな
いソレノイドが作動し、該ウエート板ばね23をピックア
ップローラ21側に圧接させ、ピックアップローラ21の図
示しない駆動モータが正転側に始動して、原稿シート束
の下部のシートをガイド板13に沿って分離部25の方に送
り出す。このとき同時にストッパ24の図示しないソレノ
イドも作動してストッパ24を下方に下げる。
原稿シートは第2図に示すように、その下層部分は前
記交点Bにおいて上方に可成り急激に押し上げられる一
方、上層部分は前捌きゲート14に阻止されて、ここに下
層と上層の分離が確実になされ、最下層の少数枚のシー
トのみが分離部25に送られる。
このとき、通常は1枚以上のシートが送り出される
が、分離ローラ26に圧接されている分離パッド27に阻止
され、最下位の原稿シートのみが送り出される。
前記交点Bにおける前記角度αに関しては、本考案者
によって種々のものが試されたが、少なくとも第2図に
示す諸元において、α=39°ではくさび現象によるシー
ト詰まりがしばしば発生し、α=45°においてはこのよ
うな楔現象が観察されなかった。
上記角度αの上限については必ずしも限定はしくにい
が、少なくともα=55°までは同様にくさび現象による
詰まりはないようである。
分離された1枚のシートは反転空間部33中に突き出て
いるシート緩衝部材38の固定された基部側から自由端側
に向かって緩やかに当接して進行し、該部材38の弾性力
に依存して徐々に方向を換えて直進案内部34に向かい、
レジストローラ35に突き当たる。
シートがレジストローラ35に突き当たる直前に、レジ
ストセンサ37が紙端を検知し、若干の時間を置いて前記
駆動モータを停止させる。
さらに、若干の時間後今度は前記駆動モータは逆転を
開始する。この駆動モータは分離ローラ26と共有の駆動
源と成っており、逆転時には前記分離ローラ26を停止さ
せ、レジストローラ35を給紙方向に回転させるようにな
されている。すなわち、原稿シートはシートの後半分を
分離部25に保持された状態でレジストローラ35によって
送られて行く。
そして、やがてシートが分離部25を離れる瞬間、後紙
端は激しく反撥するが、前記シート緩衝部材38によっ
て、その反撥エネルギーは吸収され、騒音は出ない。
そして、レジストセンサ37によって、シートの後端が
検知されると、若干の時間をおいて駆動モータは停止
し、原稿シートは搬送部40の搬送ベルト43によって送ら
れ、プラテンPの所定場所に定位する。
ここで、複写処理がなされた後、搬送部40から排出部
50に引き渡され、そのまま排紙トレー12に排出される。
また、反転複写モードが選択されているときには、切換
爪53が第3図において上方に切り替わって原稿シートは
逆送ガイド54を経て、逆転作動する搬送ベルト43によっ
て再びプラテンP上に定位され、複写処理を受けて排出
される。この反転複写処理中は、次の原稿シートは紙端
をレジストローラ35に突き当たった状態のまま待機して
いる。
[考案の効果] 前述した給紙装置によれば、ガイド板に沿ってシート
を挿入・積層する際には、シートの先端が流れて、分離
ローラから遠いシートが先に進行方向に行くことがな
い。したがって、分離給送動作が開始されると同時に、
上記ストッパはガイド板から退避するが、同時に分離ロ
ーラの作用も開始され、分離ローラに接しているシート
から前方に送られて行き、この際、最下層のシートの先
端部は分離ローラによって急激に大きく斜め上方に方向
を変更される。つまり、シート先端部は同時に上方へ持
ち上げられ、ゲート部材に沿ったかたちに揃えられ、分
離ローラに接しているシート及びこれに追従する最小限
のシートのみが分離パッドとの隙間に挿入され、分離パ
ッドとの間にシートが一度に進入する、いわゆるくさび
現象をおこすことがなくなり、分離ローラの分離動作を
確実ならしめ、ミスフィードやダブルフィードの発生す
ることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示しており、第1
図は要部の縦断側面図、第2図は分離部近傍の詳細説明
図、第3図は装置の全体の縦断面図である。 10……給紙装置、11……給紙トレー 13……ガイド板、14……前捌きゲート 20……給紙部、21……ピックアップローラ 25……分離部 26……分離ローラ、27……分離パッド 33……反転空間部 40……搬送部 50……排出部 C……電子複写装置 P……プラテン A……ガイド板のシート進行方向線 B……ガイド板と分離ローラとの交点 D……交点Bにおける分離ローラの接線 α……方向線Aと接線Dとのなす角度

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】積層されたシートの最下位シートに転接し
    てシートを繰り出す繰り出しローラと、前記繰り出しロ
    ーラにより繰り出されたシートを1枚に分離して供給す
    る分離ローラ及び前記分離ローラに圧接する分離部材
    と、前記分離ローラにシートを導くガイド板とを具備
    し、前記ガイド板を前記分離ローラが前記ガイド板から
    突出するように互いに交差して配置した給紙装置におい
    て、 前記分離ローラと前記ガイド板との交点の送り込み側近
    傍において、前記ガイド板から突出して、前記ガイド板
    に沿ってシートを挿入する際、シートの先端を規制し、
    給紙動作開始時に前記ガイド板上から退避するストッパ
    と、 前記ガイド板のシート進行方向と、前記分離ローラの前
    記ガイド板との交点における接線方向とのなす角度を45
    度乃至55度の範囲とするとともに、 前記交点から前記分離部材と分離ローラとの接触開始点
    までの間に先端が位置され、前記分離ローラの回転に伴
    って前記交点にて上方に押し上げられ且つ前記分離部材
    の方向へ送給される少なくとも最下位シートの先端部の
    浮き上がりを規制して積層されたシートの上層部分の送
    給を阻止するゲート部材とを設けた給紙装置。
JP2583890U 1990-03-14 1990-03-14 給紙装置 Expired - Lifetime JP2560987Y2 (ja)

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JPH03116320U JPH03116320U (ja) 1991-12-02
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