JP2001114440A - シート給送装置 - Google Patents

シート給送装置

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JP2001114440A
JP2001114440A JP29295399A JP29295399A JP2001114440A JP 2001114440 A JP2001114440 A JP 2001114440A JP 29295399 A JP29295399 A JP 29295399A JP 29295399 A JP29295399 A JP 29295399A JP 2001114440 A JP2001114440 A JP 2001114440A
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sheet
stopper
roller
separating
sheets
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JP29295399A
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English (en)
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Masahiro Tomita
昌宏 富田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セットされた多数のシートの最下位シートを
ピックアップローラの回転によって送り出し、複数のシ
ートが共に送り出されたとき、分離ローラと分離部材の
間で、そのシート同士を分離して、最下位のシートだけ
を搬出するシート給送装置において、シートをセットす
るとき、そのシートが分離ローラと分離部材の間に押し
込まれることを阻止する。 【解決手段】 シートSをセットするとき、その先端を
シートストッパ13によって止め、最下位のシートS1
が送り出されるとき、そのシートS1がシートストッパ
13を持ち上げるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セットされたシー
トの搬出すべきシートの面に当接しながら回転して当該
シートを送り出すピックアップローラと、該ピックアッ
プローラによって、搬出すべきシートと他のシートが共
に送り出されたとき、搬出すべきシートだけが搬出され
るように、搬出すべきシートと他のシートを分離するシ
ート分離手段とを具備し、該シート分離手段は、分離ロ
ーラと、該分離ローラの周面に圧接する分離部材とを有
し、該分離ローラと分離部材とによって搬出すべきシー
トと他のシートとを分離するシート給送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ、印刷
機又はこれらの少なくとも2つの機能を備えた複合機な
どとして構成される画像形成装置、或いは読取装置など
において、原稿或いは記録媒体などのシートを所定の個
所に送り出して供給する目的で上記形式のシート給送装
置を用いることは従来より周知である。
【0003】この種のシート給送装置においては、例え
ば、上下に重ね合された複数枚のシート束を手で持ち、
その最下位又は最上位のシートがピックアップローラの
周面に当接するように、当該シート束を差し込んでセッ
トする。このようにしてピックアップローラの周面に当
接した搬出すべきシートを、そのピックアップローラの
回転によって送り出すことできる。
【0004】上述のようにシートの束を差し込んで当該
シートの束をセットするとき、これを強く押し込むとシ
ートの先端部が分離ローラと分離部材との圧接部に達す
る。このときのシート束のシート枚数が多く、例えば、
その枚数が3枚以上であるとき、このシートの束を強く
押し込むことにより、これらのシートが分離ローラと分
離部材との間に入り込む。このようになると、シートの
給送時に、分離ローラと分離部材の間に入り込んだ多数
枚のシートのうちの搬出すべきシートとその他のシート
とを正しく分離することができなくなり、複数のシート
が共に搬出される所謂重送が発生する。
【0005】そこで、ピックアップローラと搬出すべき
シートの当接部と、分離ローラと分離部材の圧接部との
間にシートストッパを設け、シートの束をセットすると
き、そのシートの先端をシートストッパに当てて停止さ
せ、分離ローラと分離部材との間に3枚以上のシートが
押し込まれることを阻止したシート給送装置も提案され
ている。この場合、シートの給送時には、シートストッ
パがシートの送り出しの邪魔とならぬように、ソレノイ
ドなどの駆動装置によって、シートストッパを退避させ
る。ところが、この形式のシート給送装置によると、シ
ートストッパを退避させるための駆動装置が必要となる
ため、シート給送装置のコストが上昇する欠点を免れな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の欠点を除去した冒頭に記載した形式のシート給送
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、冒頭に記載した形式のシート給送装置にお
いて、前記ピックアップローラと搬出すべきシートとの
当接部よりもシート送り出し方向下流側であって、前記
分離ローラと分離部材との圧接部よりもシート送り出し
方向上流側の個所において、セットされるシートの先端
に当接して該シートを停止させるためのシートストッパ
を設け、該シートストッパは、その先端が前記ピックア
ップローラにより送り出されたシートの搬送面に当接す
る位置と、該先端が前記搬送面から離間した位置との間
を移動可能に配置され、かつ該シートストッパの先端部
領域に、シート送り出し方向に向けて、漸次、前記シー
トの搬送面に接近する向きに傾斜した傾斜面が形成され
ていることを特徴とするシート給送装置を提案する(請
求項1)。
【0008】そに際、前記シートストッパの先端が前記
搬送面に当接した状態で、該搬送面から最も離れた前記
傾斜面の端部と搬送面との間の距離が0.2乃至0.5
mmに設定されていると有利である(請求項2)。
【0009】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、冒頭に記載した形式のシート給送装置において、前
記ピックアップローラと搬出すべきシートとの当接部よ
りもシート送り出し方向下流側であって、前記分離ロー
ラと分離部材との圧接部よりもシート送り出し方向上流
側の個所において、セットされるシートの先端に当接し
て該シートを停止させるためのシートストッパを設け、
該シートストッパは、その先端が前記ピックアップロー
ラにより送り出されたシートの搬送面から間隔をあけて
位置していることを特徴とするシート給送装置を提案す
る(請求項3)。
【0010】その際、前記シートストッパの先端と前記
搬送面との間の間隔が0.2乃至0.5mmに設定されて
いると有利である(請求項4)。
【0011】また、上記請求項1乃至4のいずれかに記
載のシート給送装置において、前記ピックアップローラ
と搬出すべきシートが当接した当接部と、シートストッ
パとの間に位置するシート部分を押え付ける押圧部材を
設けると有利である(請求項5)。
【0012】さらに、本発明は、上記目的を達成するた
め、冒頭に記載した形式のシート給送装置において、前
記ピックアップローラと搬出すべきシートとの当接部よ
りもシート送り出し方向下流側であって、前記分離ロー
ラと分離部材との圧接部よりもシート送り出し方向上流
側の個所において、セットされるシートの先端に当接し
て該シートを停止させるためのシートストッパを設け、
該シートストッパは、その先端が前記ピックアップロー
ラにより送り出されたシートの搬送面に当接する位置
と、該先端が前記搬送面から離間した位置の間を揺動可
能に支持され、該シートストッパの先端部領域のストッ
プ部がセットされるシートを停止させることを特徴とす
るシート給送装置を提案する(請求項6)。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。
【0014】図1は、シートの一例である原稿を画像読
取部に1枚ずつ搬出して送り出すファクシミリのシート
給送装置の一例を示す部分断面図である。ここに示した
シート給送装置は、シートを載置するシート載置台1
と、ピックアップローラ2と、加圧部材3と、シート分
離手段4とを有していて、このシート分離手段4は、分
離ローラ5と分離部材6とを有している。
【0015】シート載置台1は、ファクシミリの下部筐
体7の一部によって構成され、ピックアップローラ2と
分離ローラ5は、この下部筐体7に回転可能に支持され
ている。また加圧部材3は、その基端部がピン8を介し
てファクシミリの上部筐体9に回動可能に支持され、図
示していないばねの作用によって、この加圧部材3が図
1における時計方向に回動付勢され、これによって加圧
部材3の先端部がピックアップローラ2の周面に圧接す
る。分離部材6は、分離部材本体10とこれに固定され
た分離パッド11とを有し、分離部材本体10の基端部
がピン12を介して上部筐体9に回動可能に支持されて
いる。この分離部材本体10も、図示していないばねの
作用によって、図1における時計方向に回動付勢され、
これによって分離パッド11が分離ローラ5の周面に圧
接している。上部筐体9は下部筐体7に対して回動開閉
可能に支持され、シートが搬送トラブルを起こしたと
き、上部筐体9を上方に回動させ、トラブルを起こした
シートを処理できるように構成されている。
【0016】ここで、ユーザは、上下に重ね合された複
数枚のシートSの束を手で持ち、そのシートSの束を、
ピックアップローラ2の側の挿入口15から矢印A方向
に挿入して、図2に示すようにそのシートSの束を加圧
部材3とピックアップローラ2との間に差し込む。これ
により、そのシートSの束はシート載置台1上にセット
され、そのシートSの先端側の部分がピックアップロー
ラ2と加圧部材3との間に挟持され、最下位のシートS
1の先端側下面がピックアップローラ2の周面に圧接す
る。このときの最下位のシートS1とピックアップロー
ラ2との当接部を符号N1を付して示す。また符号13
はシートストッパを示しているが、これについては後に
詳しく説明する。
【0017】原稿より成るシートSは、例えばカット
紙、樹脂シート、樹脂フィルム又は布などの可撓性を有
するシートより成り、そのシート載置台1を向いた側の
面に画像が形成されている。シート給送装置は、かかる
シートSを1枚ずつファクシミリの画像読取部(図示せ
ず)に向けて給送、すなわち送り出して供給する用をな
す。その詳細は以下の通りである。
【0018】図示していない制御部からのシート給送信
号に基づいて、ピックアップローラ2と分離ローラ5
は、共に図2における時計方向に回転駆動される。この
とき複数のシートSのうちの最下位のシートS1の下面
がピックアップローラ2の周面に圧接しているので、両
者間に作用する摩擦力によって、このシートS1が、図
3に示すように、矢印B方向に送り出される。このよう
にピックアップローラ2は、セットされたシートSのう
ちの搬出すべきシートS1の面に当接しながら回転し
て、そのシートS1を送り出す用をなす。
【0019】上述のように送り出されたシートS1は、
下部筐体7の一部によって構成されたシートの搬送面1
4にガイドされながら搬送され、互いに圧接した分離ロ
ーラ5と分離部材6との間に圧接部(ニップ)N2に進
入してここを通り、引き続き矢印B1で示す方向に搬出
され、画像読取部に給送される。シートS1が画像読取
部を通るとき、そのシートS1の画像が読み取られ、次
いで当該シートS1は図示していない排出部に排出され
る。
【0020】ピックアップローラ2の回転によって最下
位のシートS1がシート載置台1から送り出されると
き、そのシートS1以外のシート、すなわち下から2番
目のシートS2が共に送り出され、2枚のシートS1,
S2の先端が、分離部材6の分離パッド11と、分離ロ
ーラ5の周面との圧接部N2の入口部に突き当ったと
き、或いはこれらのシートS1,S2の先端部が分離パ
ッド11と分離ローラ5の周面との圧接部N2に進入し
たとき、2番目のシートS2は最下位のシートS1から
分離される。このようにして2番目のシートS2の搬送
が阻止され、最下位のシートS1だけが矢印B1方向に
搬出される。分離ローラ5の周面とシートとの間の摩擦
係数をμ1、分離パッド11とシートとの間の摩擦係数
をμ2、シート間の摩擦係数をμ3としたとき、μ1>
μ2>μ3となるように各摩擦係数がそれぞれ設定さ
れ、これによって最下位のシートS1が他のシートS2
から分離されて、矢印B1方向に搬出されるのである。
【0021】上述のように、シート分離手段4は、ピッ
クアップローラ2によって、搬出すべきシートS1と他
のシートS2が共に送り出されたとき、搬出すべきシー
トS1だけが搬出されるように、搬出すべきシートS1
と他のシートS2を分離する用をなす。本例のシート分
離手段4は、分離ローラ5と、その分離ローラ5の周面
に圧接する分離部材6とを有し、該分離ローラ5と分離
部材6とによって搬出すべきシートS1と他のシートS
2とを分離するように構成されている。
【0022】以上説明したシート給送装置の構成は、シ
ートストッパ13を除き、従来のシート給送装置と変り
はない。従来のシート給送装置の場合も、シートSの束
を図1に矢印Aで示した方向に押し込んでシート載置台
1上にセットするが、従来のシート給送装置において
は、シートSの束を強く押し込むと、そのシートSの束
が図2に示した位置よりも奥側(図2の右方)へ挿入さ
れ、当該シートSの先端部が分離ローラ5と分離部材6
の間に入り込んでしまうおそれがあった。
【0023】セットするシートSの枚数が少数で、これ
が2枚以下であるときは、そのシートSの先端が分離ロ
ーラ5と分離部材6との間の圧接部N2の入口部に達し
たとき、当該シートの腰が弱いため、通常、1枚又は2
枚のシートSの先端部が分離ローラ5と分離部材6の間
に入り込むことはない。また仮に2枚のシートの先端部
が分離ローラ5と分離部材6の間に入り込んだとして
も、シートの給送時に、これらのシートを互いに分離し
て最下位のシートS1だけを搬出することができる。
【0024】ところが、セットするシートSの枚数が3
枚以上であると、これらのシートSの束を強く押し込ん
だとき、そのシート全体の腰が強いため、従来のシート
給送装置においては、当該シートSが分離ローラ5と分
離部材6の間に入り込んでしまう。このように分離ロー
ラ5と分離部材6の間に3枚以上のシートの先端部が入
り込んでしまうと、シートの給送時にシートを正しく分
離できず、シートの重送が発生するのである。
【0025】そこで、本例のシート給送装置には、前述
のシートストッパ13が設けられている。図1乃至図3
に例示したシートストッパ13は、ピックアップローラ
2と分離ローラ5の間に位置すると共に、シートの搬送
面14の上側に位置している。そして、このシートスト
ッパ13は、上部筐体9に固定された一対のガイド部材
17に案内されて、シートの搬送面14に対して垂直な
方向に上下動可能となっている。また、シートストッパ
13の先端(図の例では下端)18は、シートストッパ
13の自重によってシートの搬送面14に当接してい
る。図示していないばねによってシートストッパ13を
下方に付勢し、その先端18を搬送面14に突き当てる
ようにしてもよい。
【0026】上述のようにシートストッパ13の先端1
8を搬送面14に当接させた状態で、前述のように、シ
ートSの束を挿入口15から矢印A方向に挿入して当該
シートSをシート載置台1上にセットすると、図2に示
すように、そのシートSの先端が、挿入口15の側を向
いたシートストッパ13のストップ部19に突き当た
り、シートSの束がこの位置で停止する。このため、シ
ートSの束をセットするとき、これを強く押し込んで
も、当該シートSの先端部が分離ローラ5と分離部材6
の間に入り込むことはない。
【0027】ここで、シートストッパ13の先端部領域
には、シートの送り出し方向に向けて漸次低くなった傾
斜面16が形成されている。このため、前述のようにピ
ックアップローラ2を図3の時計方向に回転駆動したと
き、最下位のシートS1は矢印B方向に送り力を受ける
ので、そのシートS1の先端がシートストッパ13の傾
斜面16に突き当たり、図3に示すように、そのシート
S1がシートストッパ13を上方に押し上げ、当該シー
トS1はシートストッパ13の先端18と搬送面14と
の間を通して搬送される。このように、シートS1を送
り出すときは、そのシートS1がシートストッパ13を
押し上げるので、そのシートS1を支障なく送り出し、
これを分離ローラ5と分離部材6の間の圧接部に搬送す
ることができる。
【0028】上述のように、本例のシート給送装置に
は、ピックアップローラ2と搬出すべきシートS1との
当接部N1よりもシート送り出し方向下流側であって、
分離ローラ5と分離部材6との圧接部N2よりもシート
送り出し方向上流側の個所において、セットされるシー
トSの先端に当接して該シートSを停止させるためのシ
ートストッパ13が設けられていて、当該シートストッ
パ13は、その先端18がピックアップローラ2により
送り出されたシートS1の搬送面14に当接する位置
と、該先端18が搬送面14から離間した位置との間を
移動可能に配置されている。シートストッパ13が、搬
送面14を基準として、ピックアップローラ2の設けら
れた側と反対の側に移動可能となっているのである。し
かも、このシートストッパ13の先端部領域に、シート
送り出し方向Bに向けて、漸次、シートの搬送面14に
接近する向きに傾斜した傾斜面16が形成されている。
【0029】上記構成により、シートSを挿入口15か
ら差し入れて、当該シートSをシート載置台1上にセッ
トするときは、前述の傾斜面16よりも、搬送面14か
ら離れた側のシートストッパ部分であるストップ部19
によってそのセットされたシートSの先端を停止させ、
これによって分離ローラ5と分離部材6との間の圧接部
にシートが押し込まれることを防止できる。しかも最下
位のシートS1を送り出すときは、シートストッパ13
がそのシートS1に押されて搬送面14から離れる向き
に移動するので、当該シートS1を支障なく送り出すこ
とができる。このように、シートS1の送り出し時に、
シートストッパ13を、ソレノイドの如き駆動装置によ
って、セットされたシートSの先端から退避させる必要
はなく、かかる駆動装置は不要である。これによりシー
ト給送装置のコストアップを効果的に抑えることができ
る。
【0030】ところで、図4はシートストッパ13の先
端18が搬送面14に接した状態で、その搬送面14か
ら最も離れた傾斜面16の端部20と、搬送面14との
間の距離(間隔)Cを示す拡大図である。ここで、挿入
口15から差し込まれてセットされた複数のシートSの
厚さDが、上記距離Cよりも大きければ、この距離Cに
相当する部分よりも上方に位置するシートがシートスト
ッパ13のストップ部19に当るので、当該シートSの
束を支障なく停止させることができる。ところが、仮
に、この距離Cが3枚のシートの厚さ分よりも大きいと
すると、3枚のシートSの束を挿入口15から差し込ん
でセットするとき、その3枚のシートSの先端が共にシ
ートストッパ13の傾斜面16に当ってこれを押圧し、
そのシートストッパ13を上昇させてしまい、当該3枚
のシートSが共にシートストッパ13を通過して、分離
ローラ5と分離部材6の間に押し込まれてしまうおそれ
がある。逆に、上述の距離Cが小さすぎると、ピックア
ップローラ2の回転によって最下位のシートS1を送り
出すとき、そのシートS1が傾斜面16のところにうま
く入り込まず、当該シートS1を送り出せなくなるおそ
れがある。
【0031】そこで、本例のシート給送装置において
は、図4に示した前述の距離Cが、0.2乃至0.5m
m、好ましくは0.2乃至0.3mmに設定されている。
シート1枚の厚さは通常0.1mm程である。かかるシー
トSが複数枚シート載置台1上にセットされたとき、そ
の各シートの間には空気層が存在するので、当該シート
の枚数が3枚であるとき、空気層を含めた3枚のシート
S1,S2,S3の全厚さDは、0.5mm、特に0.3
mmよりも大きくなるのが普通である。このため、3枚の
シートSを挿入口15から差し入れて押し込んだとき、
その最上位のシートS3は、シートストッパ13のスト
ップ部19に当たり、これによって3枚のシートが共に
シートストッパ13によって止められる。このため、3
枚のシートSが分離ローラ5と分離部材6の間の部位に
押し込まれてしまう不具合を阻止できる。
【0032】また2枚のシートSを挿入口15から差し
込んでこれをセットすると、その2枚のシートSの空気
層を含めた厚さが、距離Cよりも小さく、従ってその2
枚のシートSの先端が、共にシートストッパ13の傾斜
面16に当ってこれを押圧し、シートストッパ13を上
昇させながらシートストッパ13を通過し、分離ローラ
5と分離部材6の間に押し込まれる。ところが、このよ
うに2枚のシートが分離ローラ5と分離部材6の圧接部
に送られても問題のないことは先に説明した通りであ
る。これは、1枚のシートをセットするときも同様であ
る。このように、シートストッパ13を設けることによ
って、シートのセット時に、分離ローラ5と分離部材6
との間に押し込まれても問題とはならない枚数のシート
が、その分離ローラ5と分離部材6との間に押し込まれ
ることはあっても、これよりも多数枚のシートをセット
するときは、これらのシートがシートストッパ13によ
って止められるので、シートの給送時に重送が発生する
おそれはない。
【0033】また、前述の距離Cは0.2mm以上である
ため、ピックアップローラ2の回転によって最下位のシ
ートS1を送り出すときは、そのシートS1の先端が確
実にシートストッパ13の傾斜面16に突き当たり、そ
のシートストッパ13を上方に持ち上げる。このため、
そのシートS1を確実に分離ローラ5と分離部材6の間
に送り込むことができる。
【0034】次に、図5乃至図8は第2の実施形態例の
シート給送装置を示しており、この例のシート給送装置
も、ピックアップローラ2と搬出すべきシートS1との
当接部N1よりもシート送り出し方向下流側であって、
分離ローラ5と分離部材6との圧接部N2よりもシート
送り出し方向上流側の個所において、セットされるシー
トSの先端に当接して該シートSを停止させるためのシ
ートストッパ13Aが設けられている。その際、このシ
ートストッパ13Aは、図8に明示するように、その先
端18Aがピックアップローラ2により送り出されたシ
ートの搬送面14から間隔Eをあけて位置している。シ
ートストッパ13Aの先端18Aと搬送面14との間に
隙間Gが形成されているのである。この場合も、シート
ストッパ13Aの先端18Aと搬送面14との間の間隔
Eは、0.2乃至0.5mm、特に0.2乃至0.3mmに
設定されている。
【0035】図5乃至図8に示した例では、シートスト
ッパ13Aが、上述のように搬送面14から離間した位
置に不動に固定されるように、当該シートストッパ13
Aがブラケット17Aを介して上部筐体9に固定支持さ
れている。シートストッパ13Aが図5乃至図8に示し
た位置から上方に移動できるように当該シートストッパ
13Aを支持してもよい。また図5乃至図8に示した例
では、シートストッパ13Aの先端部領域に傾斜面は形
成されていない。図5乃至図8に示したシート給送装置
の他の構成は、図1乃至図4に示した第1の実施形態例
のシート給送装置と変りはない。
【0036】第2の実施形態例においても、シートSの
束を挿入口15から差し入れてこれを奥側に押し込んだ
とき、そのシートSの先端が、挿入口15を向いた側の
シートストッパ13Aのストップ部19Aに突き当って
止められる(図6)。その際、前述の間隔Eが0.2mm
乃至0.5mm、特に0.2mm乃至0.3mmに設定されて
いるので、先の実施形態例において説明したところと同
様に、3枚以上のシートSの束を押し込んだ場合には、
下から3枚目より上のシートS3の先端がシートストッ
パ13Aのストップ部19Aに突き当って、そのシート
S1,S2,S3の全体が止められる(図8)。1枚又
は2枚のシートを挿入口15から差し込んで押し込んだ
ときは、これらのシートは、シートストッパ13Aと搬
送面14との間の隙間Gを通して通過するが、かかる少
数のシートが分離ローラ5と分離部材6との間に押し込
まれても間題は発生しない。シートのセット時に、分離
ローラ5と分離部材6との間に押し込まれても問題とな
らない枚数のシートが分離ローラ5と分離部材6との間
に押し込まれることはあっても、これよりも多数枚のシ
ートをセットするときは、これらのシートがシートスト
ッパ13Aによって止められ、シートの給送時に重送が
発生することが阻止されるのである。
【0037】上述のようにシートをシート載置台1上に
セットした後、ピックアップローラ2が時計方向に回転
すると、間隔Eが0.5mm以下、特に0.3mm以下に設
定されているので、最下位のシートS1又はこれと2番
目のシートS2が隙間Gを通して送り出される。2枚の
シートS1,S2が共に送り出されたときは、分離ロー
ラ5と分離部材6とによって、これらのシートS1,S
2が分離され、搬出すべきシートS1だけが矢印B1方
向に搬出される。
【0038】また間隔Eは0.2mm以上に設定されてい
るので、ピックアップローラ2の回転によって、最下位
のシートS1は、シートストッパ13Aに邪魔されるこ
となく確実に矢印B方向に送り出される。
【0039】上述のように、第2の実施形態例のシート
給送装置によっても第1の実施形態例の場合と全く同様
な作用効果を奏することができる。
【0040】なお、図5乃至図8に示したようにシート
ストッパ13Aを不動に固定した場合には、その先端部
領域に、図1乃至図4に示したシートストッパ13Aと
同様な傾斜面を形成し、シートの給送時に、各シートを
シートストッパ13Aと搬送面14との間に滑らかに送
り込むように構成することもできる。
【0041】上述したいずれの実施形態例においても、
通常は、先に説明したように、シートの給送時に最下位
のシートS1を送り出すことができるが、セットされた
シートSの先端部が大きくカールしていたり、或いは大
きく波打っていると、シートの給送時にそのシートを送
り出せなくなるおそれがある。例えば、図9に示すよう
に、2枚のシートS1,S2をセットした際、その先端
部が上方に向けて湾曲していたとすると、このシートS
1,S2の先端が、シートストッパ13のストップ部1
9に突き当ることがある。このようになると、ピックア
ップローラ2を回転させて最下位のシートS1を送り出
そうとしても、その先端がストップ部19に当接してい
るため、その先端が傾斜面16に入り込まず、当該シー
トS1が送り出されず、これがジャムを起こしたり、そ
のシートS1に大きな外力が加えられて、当該シートS
1に傷が付けられるおそれもある。これは、図5乃至図
8に示したシートストッパ13Aの場合も同様である。
【0042】そこで、図10乃至図13に示した第3の
実施形態例においては、前述の第1の実施形態例の構成
に、押圧部材21が追加されている。この押圧部材21
は、例えば板ばねより成り、その基端部22が、上部筐
体9に固定されたブラケット23に固定され、図10に
示すようにシートがセットされていないときは、当該押
圧部材21の自由端側24は搬送面14に圧接する。図
示した例では2個の押圧部材21が用いられ、その各押
圧部材21は、図13に示すように、シートストッパ1
3の長手方向外側に位置している。
【0043】図11に示すように、挿入口15からシー
トSの束が挿入されると、そのシートSの束によって押
圧部材21が弾性変形させられ、当該押圧部材21は、
シートストッパ13によって止められたシートSの先端
部を上から押え付ける。このように、押圧部材21は、
ピックアップローラ2と搬送すべきシートS1が当接し
た当接部N1と、シートストッパ13との間に位置する
シート部分を搬送面14の側に押え付けるのである。こ
の押圧作用により、セットされたシートSの先端部がカ
ールしていたり、湾曲したり、波打っていたりしても、
シートSの先端が上方に浮き上がることはない。このた
め、セットされたシートの枚数がいかなるときも、その
各シートSを、図12に示すように、ピックアップロー
ラ2の回転によって確実にシートストッパ13を通過さ
せて送り出すことができる。
【0044】上述の押圧部材21は、図5乃至図8に示
した実施形態例にも、そのまま採用することができ、こ
れによって、セットされたシートSの枚数がいかなると
きも、ピックアップローラ2の回転により、各シートS
をシートストッパ13Aと搬送面14との間の隙間Gを
通して確実に送り出すことができる。
【0045】図14乃至図17に示した第4の実施形態
例においても、ピックアップローラ2と搬出すべきシー
トS1との当接部N1よりもシート送り出し方向下流側
であって、分離ローラ5と分離部材6との圧接部N2よ
りもシート送り出し方向上流側の個所において、セット
されるシートSの先端に当接して該シートSを停止させ
るためのシートストッパ13Bが設けられているが、こ
の例のシートストッパ13Bは、その基端部がピン25
を介して加圧部材3に回動可能に連結されている。図1
4に示すようにシート載置台1上の所定の位置にシート
がセットされていないとき、シートストッパ13Bの先
端18Bは搬送面14に当接している。また、このシー
トストッパ13Bの先端部領域には、搬送面14に向け
て鉤状に曲がったストップ部19Bが形成されている。
シートストッパ以外の他の構成は、先に説明した第1の
実施形態例と変りはない。
【0046】挿入口15から複数のシートSの束を差し
込んでこれを押し込むと、そのシートSの束は、図15
に示すように加圧部材3を押し上げながらセットされる
が、このとき加圧部材3の動きに追従してシートストッ
パ13Bも持ち上がる。このようにしてセットされたシ
ートSの上部に位置するシートの先端がシートストッパ
13Bのストップ部19Bに突き当たり、シートSの全
体がこの位置に止められる。これによって、多数枚のシ
ートSが分離ローラ5と分離部材6の間に押し込まれる
不具合が阻止される。このとき、シートストッパ13B
の先端18Bは搬送面14から上方に浮き上がり、両者
の間に隙間G1が形成される。このように、この例のシ
ートストッパ13Bは、その先端18Bがピックアップ
ローラ2により送り出されたシートの搬送面に当接する
位置と、この先端18Bが搬送面14から離間した位置
の間を揺動可能に支持されていて、かかるシートストッ
パ13Bの先端部領域のストップ部19Bがセットされ
るシートSを停止させるように構成されている。
【0047】図16に示すようにピックアップローラ2
が時計方向に回転すると、最下位のシートS1はシート
ストッパ13Bと搬送面14との間の隙間G1を通して
分離ローラ5と分離部材6の圧接部N2に送り出され
る。このようにして、支障なくシートSを1枚ずつ矢印
B方向に搬出させることができる。
【0048】残されたシートの数が少なくなると、シー
トストッパ13Bの先端18Bは搬送面14に当接する
ことになるが、このときも残された各シートはシートス
トッパ13Bと搬送面14との間を通って送り出され
る。図17は最後のシートSNが送り出されるときの様
子を示している。このとき、シートストッパ13Bの先
端18Bは搬送面14に当接している。シートSNは、
ピックアップローラ2の回転によって送り出され、その
先端がシートストッパ13Bのストップ部19Bに突き
当る。これによってそのシートSNの先端部は図17に
示すように湾曲する。このため、シートストッパ13B
のストップ部19Bは、図17に矢印で示すように、徐
々にシートSNの先端から大きな力を受けるようにな
り、遂にはそのシートストッパ13Bが図17における
反時計方向に跳ね上がるようにして回転し、その先端1
8Bと搬送面14との間にわずかな隙間ができる。この
とき、シートSNの先端部は、瞬時に、平坦な形態に戻
りながら、その隙間に入り込み、引き続くピックアップ
ローラ2の回転によって、矢印B方向に送り出される。
【0049】また、1枚又は2枚のシートSを挿入口1
5から差し入れて当該シートをセットするときも、その
先端部がシートストッパ13Bのストップ部19Bに突
き当り、さらに当該シートを強く押し込むと、上述した
ところと同様にしてそのシートがシートストッパ13B
を跳ね上げ、シートは隙間を通して分離ローラ5と分離
部材6の間に押し込まれるが、3枚以上のシートを挿入
口15から差し入れ、これらのシートがシートストッパ
13Bのストップ部19Bに突き当ったときは、当該シ
ートの枚数が多いため、これらが図17に示すように湾
曲することはない。このため、そのシートの束はシート
ストッパ13Bによって確実に止められ、3枚以上のシ
ートが分離ローラ5と分離部材6の間に押し込まれるこ
とはない。このように、この例の場合も、シートのセッ
ト時に、分離ローラ5と分離部材6の間に押し込まれて
も問題とはならない枚数のシートがその分離ローラ5と
分離部材6の間に押し込まれることはあっても、これよ
りも多数枚のシートをセットするときは、これらのシー
トがシートストッパ13Bにより止められるので、重送
が発生するような多数枚のシートが分離ローラ5と分離
部材6との間に押し込まれることはない。
【0050】図14乃至図17に示した例では、シート
ストッパ13Bの基端部を加圧部材3に揺動可能に連結
したが、他の部材、例えば上部筐体9にシートストッパ
13Bの基端部を揺動可能に連結することもできる。
【0051】以上、セットされたシートの最下位のシー
トから給送するシート給送装置の例を示したが、本発明
は、セットされたシートの最上位のシートから送り出す
シート給送装置にも適用できる。この場合には、ピック
アップローラを、セットされたシートの最上位シートに
圧接させればよく、従って前述の加圧部材3を廃止する
ことができる。
【0052】また、上述したいずれの形態のシート給送
装置においても、分離ローラに圧接する分離部材とし
て、それ自体周知のようにローラなどを用いることもで
きる。
【0053】本発明は、ファクシミリの記録媒体を給送
するシート給送装置や、ファクシミリ以外の各種画像形
成装置、或いは読取装置などにおける記録媒体或いは原
稿を給送するシート給送装置にも広く適用できるもので
ある。
【0054】
【発明の効果】請求項1、3及び6に記載の発明によれ
ば、シートのセット時に、分離ローラと分離部材の間
に、重送が発生するような枚数のシートが押し込まれる
不具合を阻止できる。しかもシートストッパによって止
められたシートをピックアップローラの回転により送り
出すときは、そのシートを支障なく送り出すことができ
る。その上、シートストッパを駆動する装置が不要なた
め、シート給送のコストアップを抑えることができる。
【0055】請求項2及び4に記載の発明によれば、上
記作用をより確実なものとすることができる。
【0056】請求項5に記載の発明によれば、シートス
トッパによってシートの送り出しが阻害される不具合を
より一層確実に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態例のシート給送装置にシートを
セットする前の様子を示す部分断面図である。
【図2】図1に示したシート給送装置にセットされたシ
ートがシートストッパによって止められている状態を示
す部分断面図である。
【図3】図1に示したシート給送装置のピックアップロ
ーラの回転によってシートが送り出されるときの様子を
示す部分断面図である。
【図4】図1に示したシート給送装置におけるシートス
トッパの部分拡大図である。
【図5】第2の実施形態例のシート給送装置にシートを
セットする前の様子を示す部分断面図である。
【図6】図5に示したシート給送装置にセットされたシ
ートがシートストッパによって止められている状態を示
す部分断面図である。
【図7】図5に示したシート給送装置のピックアップロ
ーラの回転によってシートが送り出されるときの様子を
示す部分断面図である。
【図8】図5に示したシート給送装置におけるシートス
トッパの部分拡大図である。
【図9】シートの先端部が上方に向けて湾曲している
と、そのシートを送り出せなくなるおそれのあることを
示す説明図である。
【図10】第3の実施形態例のシート給送装置にシート
をセットする前の様子を示す部分断面図である。
【図11】図10に示したシート給送装置にセットされ
たシートがシートストッパによって止められている状態
を示す部分断面図である。
【図12】図10に示したシート給送装置のピックアッ
プローラの回転によってシートが送り出されるときの様
子を示す部分断面図である。
【図13】図10に示したシート給送装置のシートスト
ッパと押圧部材の位置関係を説明する概略平面図であ
る。
【図14】第4の実施形態例のシート給送装置にシート
をセットする前の様子を示す部分断面図である。
【図15】図14に示したシート給送装置にセットされ
たシートがシートストッパによって止められている状態
を示す部分断面図である。
【図16】図14に示したシート給送装置のピックアッ
プローラの回転によってシートが送り出されるときの様
子を示す部分断面図である。
【図17】図14に示したシート給送装置によって、最
後のシートを送り出すときの様子を示す説明図である。
【符号の説明】
2 ピックアップローラ 4 シート分離手段 5 分離ローラ 6 分離部材 13 シートストッパ 13A シートストッパ 13B シートストッパ 14 搬送面 16 傾斜面 18 先端 18A 先端 18B 先端 19B ストップ部 20 端部 B シート送り出し方向 C 距離 E 間隔 N1 当接部 N2 圧接部 S シート S1 シート S2 シート S3 シート SN シート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セットされたシートの搬出すべきシート
    の面に当接しながら回転して当該シートを送り出すピッ
    クアップローラと、該ピックアップローラによって、搬
    出すべきシートと他のシートが共に送り出されたとき、
    搬出すべきシートだけが搬出されるように、搬出すべき
    シートと他のシートを分離するシート分離手段とを具備
    し、該シート分離手段は、分離ローラと、該分離ローラ
    の周面に圧接する分離部材とを有し、該分離ローラと分
    離部材とによって搬出すべきシートと他のシートとを分
    離するシート給送装置において、 前記ピックアップローラと搬出すべきシートとの当接部
    よりもシート送り出し方向下流側であって、前記分離ロ
    ーラと分離部材との圧接部よりもシート送り出し方向上
    流側の個所において、セットされるシートの先端に当接
    して該シートを停止させるためのシートストッパを設
    け、該シートストッパは、その先端が前記ピックアップ
    ローラにより送り出されたシートの搬送面に当接する位
    置と、該先端が前記搬送面から離間した位置との間を移
    動可能に配置され、かつ該シートストッパの先端部領域
    に、シート送り出し方向に向けて、漸次、前記シートの
    搬送面に接近する向きに傾斜した傾斜面が形成されてい
    ることを特徴とするシート給送装置。
  2. 【請求項2】 前記シートストッパの先端が前記搬送面
    に当接した状態で、該搬送面から最も離れた前記傾斜面
    の端部と搬送面との間の距離が0.2乃至0.5mmに設
    定されている請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 【請求項3】 セットされたシートの搬出すべきシート
    の面に当接しながら回転して当該シートを送り出すピッ
    クアップローラと、該ピックアップローラによって、搬
    出すべきシートと他のシートが共に送り出されたとき、
    搬出すべきシートだけが搬出されるように、搬出すべき
    シートと他のシートを分離するシート分離手段とを具備
    し、該シート分離手段は、分離ローラと、該分離ローラ
    の周面に圧接する分離部材とを有し、該分離ローラと分
    離部材とによって搬出すべきシートと他のシートとを分
    離するシート給送装置において、 前記ピックアップローラと搬出すべきシートとの当接部
    よりもシート送り出し方向下流側であって、前記分離ロ
    ーラと分離部材との圧接部よりもシート送り出し方向上
    流側の個所において、セットされるシートの先端に当接
    して該シートを停止させるためのシートストッパを設
    け、該シートストッパは、その先端が前記ピックアップ
    ローラにより送り出されたシートの搬送面から間隔をあ
    けて位置していることを特徴とするシート給送装置。
  4. 【請求項4】 前記シートストッパの先端と前記搬送面
    との間の間隔が0.2乃至0.5mmに設定されている請
    求項3に記載のシート給送装置。
  5. 【請求項5】 前記ピックアップローラと搬出すべきシ
    ートが当接した当接部と、シートストッパとの間に位置
    するシート部分を押え付ける押圧部材を設けた請求項1
    乃至4のいずれかに記載のシート給送装置。
  6. 【請求項6】 セットされたシートの搬出すべきシート
    の面に当接しながら回転して当該シートを送り出すピッ
    クアップローラと、該ピックアップローラによって、搬
    出すべきシートと他のシートが共に送り出されたとき、
    搬出すべきシートだけが搬出されるように、搬出すべき
    シートと他のシートを分離するシート分離手段とを具備
    し、該シート分離手段は、分離ローラと、該分離ローラ
    の周面に圧接する分離部材とを有し、該分離ローラと分
    離部材とによって搬出すべきシートと他のシートとを分
    離するシート給送装置において、 前記ピックアップローラと搬出すべきシートとの当接部
    よりもシート送り出し方向下流側であって、前記分離ロ
    ーラと分離部材との圧接部よりもシート送り出し方向上
    流側の個所において、セットされるシートの先端に当接
    して該シートを停止させるためのシートストッパを設
    け、該シートストッパは、その先端が前記ピックアップ
    ローラにより送り出されたシートの搬送面に当接する位
    置と、該先端が前記搬送面から離間した位置の間を揺動
    可能に支持され、該シートストッパの先端部領域のスト
    ップ部がセットされるシートを停止させることを特徴と
    するシート給送装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009120400A (ja) * 2007-10-26 2009-06-04 Ishikawa Seisakusho Ltd シート状ワークの送り出し装置及びシート状ワークの送り出し方法
JP2016179872A (ja) * 2015-03-23 2016-10-13 セイコーエプソン株式会社 媒体搬送装置、画像読取装置
JP2019163128A (ja) * 2018-03-19 2019-09-26 株式会社リコー 原稿搬送補助装置、自動原稿搬送装置、原稿読取装置、及び画像形成装置
JP2021004106A (ja) * 2019-06-25 2021-01-14 株式会社プレッシオ 紙葉類搬送機構、中入れ装置、および、丁合・中入れ装置

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