JPH09192767A - 線材の成形装置 - Google Patents

線材の成形装置

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JPH09192767A
JPH09192767A JP652896A JP652896A JPH09192767A JP H09192767 A JPH09192767 A JP H09192767A JP 652896 A JP652896 A JP 652896A JP 652896 A JP652896 A JP 652896A JP H09192767 A JPH09192767 A JP H09192767A
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wire
wire rod
lead wire
passage
pusher
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Hitoshi Nishimura
仁 西村
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 リード線の曲げ加工に用いる成形装置。 【解決手段】 はんだメッキされているリード線3の加
工巾に対応する加工部12bを先端側に有し、リード線
の長手方向と略垂直な方向にリード線を押圧するプッシ
ャー12と、加工部の先端でリード線を押しながらプッ
シャーの先端側から後端側に向けて侵入できる通路13
を有する金型台14と、リード線とプッシャーの加工部
先端とが接触した状態で金型台の通路を通過するよう
に、プッシャーを移動させるプッシャー移動手段15と
からなる。プッシャーには、その後端側に、金型台の通
路内に付着したり、リード線のはんだメッキ片を除去す
るための、加工部の巾寸法より広く、金型台通路の巾寸
法より狭い巾寸法の突起部12aが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線材に曲げ加工を
行う際に用いる、線材の成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に示す電子部品1は、円筒形のフェ
ライトコア2にリード線3を貫通させたインダクタの一
種で、直径と長さが数ミリから10数ミリのビーズのよ
うな小さなフェライトコア2を使用しており、一般にビ
ーズインダクタと呼ばれている。 このような電子部品
1は、まず所定の長さのリード線3を用意し、このリー
ド線3を略U字形状に成形し、その後、リード線3の一
端を円筒形のフェライトコア2の貫通孔に挿入すること
で、製造されている。
【0003】図2は、従来の成形装置4であり、このよ
うな電子部品1のリード線3を略U字形状に成形するた
めのものである。
【0004】この成形装置4は、リード線3の長手方向
と略垂直な方向にリード線3を押圧する押圧手段である
プッシャー5と、このプッシャー5が通過できるよう
に、プッシャーの幅寸法よりも大きな幅寸法を有する通
路6を有する金型台7と、プッシャー5を、リード線3
に対向する方向へ移動させる移動手段8とを備えてい
る。また、金型台7には、リード線3の長手方向がプッ
シャー5の幅方向と略平行となるように、プッシャー5
と相対する位置に、リード線3を支持するリード線支持
手段9が設けられている。
【0005】この従来の成形装置4を用いて、電子部品
1のリード線3を成形するには、まず、図3(a)に示
すように、リード線3をその長手方向が水平となるよう
に、金型台7のリード線支持手段9に載置する。次に、
図3(b)に示すように、図2に示した移動手段8を駆
動させることにより、プッシャー5を図3中、下方へ前
進させる。プッシャー5が前進すると、まずプッシャー
5の先端部がリード線3に接触し、さらにプッシャー5
が前進すると、金型台7に成形された通路6内に侵入す
る。そして、プッシャー5が通路6内に侵入することに
より、リード線3の湾曲が開始する。図3(c)に示す
ように、さらにプッシャー5が前進し、通路を通過する
と、リード線3の成形が完了し、略U字形状に成形され
たリード線3が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子部品のリー
ド線のような線材の成形装置においては、次のような問
題を有していた。
【0007】通常、電子部品1のリード線3は、はんだ
の濡れ性を良好にするため、その表面にはんだメッキが
施されている。したがって、リード線3を成形するとき
にリード線3が通路6内において、金型台7とこすれる
ため、図4に示すように、リード線3のはんだメッキが
剥れ、剥れたはんだメッキ片10が金型台7の通路6内
に付着する。そして、成形を操り返す度に、金型台7の
通路6内に付着するはんだメッキ片10が大きくなり、
一定の大きさを越えると、図5に示すように金型台7か
らはんだメッキ片10がとれて、リード線3に、はんだ
メッキ片10が強く付着する。あるいは、図6(a)に
示すように、リード線3の成形時に、金型台7の通路6
内においてプッシャー5が傾き、図6(b)に示すよう
に、所望の形状とは異なったリード線3が得られること
になる。
【0008】このように、リード線3に、はんだメッキ
片10が強く付着したり、リード線3の成形異常が発生
すると、電子部品1の特性にバラツキが発生したり、特
性に悪影響を及ぼす。また、例えばリード間ピッチなど
の、ユーザーへの規格寸法が保障できなくなる。そのた
め、リード線3の成形の次工程において、検出機構を設
け、リード線3の不良品を検出した際には、装置が停止
するように設定されている。また、次工程において、装
置が停止した際には、リード線3の不良品を取り除くと
ともに、金型台7の通路6内のはんだメッキ片10の清
掃を行なうことにより、再始動が可能であるが、一定の
時間が経過すると、金型台7の通路6内のはんだメッキ
片10が再び成長し、大きくなるため、次工程において
装置が再び停止することとなる。したがって、従来の電
子部品1のリード線3の成形装置4では、長時間の連続
運転が困難で、稼動率が低いという問題点があった。
【0009】本発明は、このような不都合に鑑みて創案
されたものであって、確実に線材の成形ができ、長時間
の連続運転が可能で、稼動率の向上を図ることができる
線材の成形装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の線材の成形装置
は、このような目的を達成するために、線材の加工幅に
対応する幅寸法の加工部を先端側に有し、線材の長手方
向に略垂直な方向に線材を押圧する押圧手段と、前記押
圧手段がその加工部先端で線材を押しながら、前記押圧
手段の先端側から後端側に向けて侵入できる通路を有
し、該通路はその幅寸法が前記押圧手段の加工部側面と
の間に線材が通過する隙間が形成できる大きさのものか
らなる型台と、前記線材と前記押圧手段の加工部先端と
が接触した状態で前記型台の通路を通過するように、前
記押圧手段と前記型台とを相対的に移動させる移動手段
とを備え、前記押圧手段には、その後端側に、前記加工
部の幅寸法より広く、前記型台の通路の幅寸法より狭い
幅寸法を有する突起部が設けられていることを特徴とし
ている。
【0011】本発明の線材の成形装置によれば、押圧手
段に、押圧手段の幅方向に突出する突起部が設けられて
いるので、型台の通路内に付着するはんだメッキ片等の
付着物は、押圧手段の突起部が通路を通過する度に除去
される。したがって、成形後の線材にバラツキや悪影響
を生じさせる程大きく成長することはない。
【0012】なお、本発明においては、押圧手段の後端
側に、突起部が設けられていることを特徴の一つとして
いるが、ここで言う後端側とは、型台の通路を通過する
押圧手段の後端側であって、突起部の後端に、さらに型
台の通路を通過しない延長部材を設けた場合をも含む広
い概念である。
【0013】また、本発明の線材の成形装置は、線材に
接触する前記押圧手段の加工部先端から、前記突起部ま
での寸法は、線材の前記押圧手段の加工部先端に接触す
る位置から、線材の端部までの寸法よりも大きいことを
特徴としている。
【0014】この場合には、線材の成形時に型台の通路
と、押圧手段の突起部との間に、線材が介在することが
ないので、突起部が形成された部分における押圧手段
と、通路とのクリアランスをより緻密に設定することが
できる。
【0015】さらに、本発明の線材の成形装置は、線材
を切断し、線材の不要部分を除去する切断手段を備える
ことを特徴としている。
【0016】この場合には、線材の成形前に、線材を所
定の長さに設定することができる。
【0017】さらに、本発明の線材の成形装置は、前記
通路の入口付近に、前記押圧手段を前記通路に導くため
のガイド部が設けられていることを特徴としている。
【0018】この場合には、押圧手段の通路内への侵入
が容易になるとともに、線材の通路内への引き込みが円
滑となる。
【0019】さらにまた、本発明の線材の成形装置は、
前記型台に、線材の長手方向が前記押圧手段の幅方向と
略平行となるように、前記押圧手段と相対する位置に線
材を支持する、線材支持手段が設けられていることを特
徴としている。
【0020】この場合には、簡単な構造で、線材を確実
に支持することが可能となる。
【0021】また、本発明の線材の成形装置は、電子部
品のリード線に曲げ加工を行うのに特に適している。
【0022】また、本発明の線材の成形装置は、表面に
メッキが施された線材に曲げ加工を行うのに特に適して
いる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の線材の成形装置の一実施
例について、図面に基づいて説明する。
【0024】図7に示すように、この成形装置11は、
はんだメッキされているリード線3の加工幅に対応する
幅寸法の加工部12bを先端側に有し、リード線3の長
手方向に略垂直な方向にリード線3を押圧する押圧手段
であるプッシャー12と、プッシャー12がその加工部
12bの先端でリード線3を押しながら、プッシャー1
2の先端側から後端側に向けて侵入できる通路13を有
し、該通路13はその幅寸法がプッシャー12の加工部
12bの側面との間にリード線3が通過する隙間が形成
できる大きさのものからなる金型台14と、リード線3
とプッシャー12の加工部12bの先端とが接触した状
態で金型台14の通路13を通過するように、プッシャ
ー12を移動させるプッシャー移動手段15とからな
る。
【0025】プッシャー12には、その後端側に、金型
台14の通路13内に付着した、リード線3のはんだメ
ッキ片10を除去するためのものであって、加工部12
bの幅寸法より広く、金型台14の通路13の幅寸法よ
り狭い幅寸法を有する突起部12aが設けられている。
したがって、プッシャー12は、その幅寸法が2段階に
設定されている。プッシャー12の幅寸法は、リード線
3の加工幅の大きさに対応して任意に設定できる。
【0026】そして、リード線3に接触するプッシャー
12の加工部12bの先端から、突起部12aまでの寸
法は、リード線3のプッシャー12の加工部12bの先
端に接触する位置から、リード線3の端部までの寸法よ
りも大きく設定されている。また、リード線3に接触す
るプッシャー12の加工部12bの先端に対向するプッ
シャーの後端部12cには、プッシャー移動手段15の
一端が連結されている。
【0027】金型台14は、一定の厚みを有する略矩形
平板形状で、プッシャー12が移動可能な主平面を備え
ている。この主平面上の端部には、金型台14の厚み方
向に突出する凸部であって、リード線3の長手方向がプ
ッシャー12の幅方向と略平行となるように、プッシャ
ー12と相対する位置にリード線3を支持するリード線
支持手段16が設けられている。金型台14の近傍に
は、リード線支持手段16にリード線3を供給するリー
ド線供給手段(図示せず)が設けられている。また、こ
のリード線支持手段16には、プッシャー12が通過可
能な幅寸法を有する通路13が設けられている。通路1
3の入口付近であって、通路13の幅寸法を設定する通
路13の側面と、リード線3に接触するリード線支持手
段16の支持面とによって形成される角部には、Rが設
けられており、プッシャーの加工部12b先端を通路に
導くためのガイド部13aとなっている。
【0028】また、金型台14の両側には、切断手段で
ある切断ガイド17がそれぞれ設けられている。切断ガ
イド17は、金型台14よりも大きな厚み寸法を有して
いるとともに、リード線3と対向する面には、切断面が
形成されている。
【0029】また、リード線支持手段16に連続する金
型台14の端面には、切断ガイド17の切断面とリード
線3とが対向方向に相対移動するように、金型台14を
移動させる金型台移動手段18の一端が連結されてい
る。
【0030】次に、本発明の線材の成形装置を用いた線
材の成形方法について、成形装置の動作の説明とともに
図面に基づいて詳述する。
【0031】まず、図8(a)に示すように、金型台1
4のリード線支持手段16に、リード線3を、その長手
方向に沿って、図8中、左側よりリード線供給手段(図
示せず)により、供給する。
【0032】次に、図8(b)に示すように、図7に示
した金型台移動手段18を駆動させ、切断ガイド17の
切断面と、リード線3とが対向方向に相対移動するよう
に、金型台14を図8中、上方へ移動させる。これによ
り、リード線3の不要部分が切断され、除去される。
【0033】次に、図8(c)に示すように、図7に示
したプッシャー移動手段15を駆動させ、リード線3と
プッシャー12の加工部12bの先端とが接触した状態
で金型台14の通路13を通過するように、プッシャー
12を図8中、下方へ移動させる。このとき、プッシャ
ー12の加工部12bの先端はガイド部13aに導かれ
ることにより、容易に通路13内に侵入するとともに、
リード線3は円滑に、通路13内へ引き込まれる。これ
により、リード線3の湾曲が開始する。
【0034】次に、図8(d)に示すように、幅寸法が
2段階に設けられたプッシャー12の、突起部12aが
設けられていない、幅寸法の小さい部分すなわち加工部
12bが、通路13を通過することで、リード線3の成
形が完了し、略U字形に成形されたリード線3が取り出
される。さらに、プッシャー12を移動させると、突起
部12aが設けられた幅寸法の大きい部分が通路13を
通過し、このとき通路13内に付着しているはんだメッ
キ片10は除去される。プッシャー12の、突起部12
aが設けられた幅寸法の大きい部分における、通路13
との片側クリアランスは、0.1mm以下に設定される
ので、はんだメッキ片10が通路13内に若干残留する
ことはあっても、電子部品の特性にバラツキや悪影響を
生じさせる程大きく成長させることはない。また、リー
ド線3の成形部に接触するプッシャー12の先端部12
bから、突起部12aまでの寸法が、リード線3の成形
部から、リード線の端部までの寸法よりも大きく設定さ
れているので、通路13と突起部12aとの間にリード
線3が介在することがないので、通路13とプッシャー
12の突起部12aが設けられた部分におけるクリアラ
ンスの設定を緻密に行うことができる。
【0035】また、図7に示すように、突起部12aの
先端面は、下方から上方に向うにしたがって、プッシャ
ー12の先端部12bへ向って傾斜するテーパー状の曲
面12dとなっているので、通路13内に付着していた
メッキ片10は、プッシャー12の突起部12aに付着
することなく、除去される。
【0036】以上のように、本発明の線材の成形装置に
ついて、一実施例に基づき、詳細に説明したが、本発明
は、この実施例に限定されるものではなく、本発明の趣
旨の範囲内において種々の変更が可能である。
【0037】例えば、上記の実施例においては、リード
線3を成形するために、プッシャー12を移動させる構
造としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、
金型台14を移動させる構造とすることも可能であり、
さらに、プッシャー12と金型台14の両方を移動させ
る構造とすることも可能である。
【0038】また同様に、上記実施例においては、リー
ド線3を切断するために、金型台14を移動させる構造
としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、切
断ガイド17を移動させる構造とすることも可能であ
り、さらに、金型台14と切断ガイド17の両方を移動
させる構造とすることも可能である。
【0039】また、上記実施例においては、線材を電子
部品のリード線としたが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、棒状や板状の線材であっても構わない。
【0040】また、上記実施例においては、表面に、は
んだメッキが施された線材を用いて説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、成形時における型台
とこすれにより、その線材の一部が型台の通路内に付着
するものであれば、種々の線材に適用可能である。
【0041】また、上記実施例においては、突起部12
aは、プッシャー12と同じ材質からなる連続する一体
物としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えば、プッシャー12の後端側の側面に、後端側の側
面から突出するブラシを設け、これを突起部としても良
い。
【0042】その他、プッシャー12、金型台14、切
断ガイド17の形状や材質が種々の変更が可能であるこ
とは勿論である。
【0043】
【発明の効果】本発明の線材の成形装置によれば、押圧
手段に、押圧手段の幅方向に突出する突起部が設けられ
ているので、型台の通路内に付着するはんだメッキ片等
の付着物は、押圧手段の突起部が通路を通過する度に除
去される。したがって、成形後の線材の特性にバラツキ
や悪影響を生じさせる程大きく成長することはない。
【0044】よって、確実に線材の成形ができ、長時間
の連続運転が可能で、稼働率の向上を図ることができ
る。
【0045】また、本発明の線材の成形装置において、
線材に接触する前記押圧手段の加工部先端から、前記突
起部までの寸法は、線材の前記押圧手段の加工部先端に
接触する位置から、線材の端部までの寸法よりも大きい
場合には、線材の成形時に型台の通路と、押圧手段の突
起部との間に、線材が介在することがないので、突起部
が形成された部分における押圧手段と、通路とのクリア
ランスをより緻密に設定することができる。
【0046】したがって、型台の通路内に付着するはん
だメッキ片等の付着物を確実に除去することができる。
【0047】さらに、本発明の線材の成形装置におい
て、線材を切断し、線材の不要部分を除去する切断手段
を備える場合には、線材の成形前に、線材を所定の長さ
に設定することができる。
【0048】したがって、線材を切断する装置を成形装
置と別に用意する必要がないので低コストとなり、型台
や移動手段を共有できるので小型化が可能となる。
【0049】さらに、本発明の線材の成形装置におい
て、前記通路の入口付近に、前記押圧手段を前記通路に
導くためのガイド部が設けられている場合には、押圧手
段の通路内への侵入が容易になるとともに、線材の通路
内への引き込みが円滑となる。
【0050】したがって、簡単な構造で、確実に線材を
成形することができる。
【0051】さらにまた、本発明の線材の成形装置にお
いて、前記型台に、線材の長手方向が前記押圧手段の幅
方向と略平行となるように、前記押圧手段と相対する位
置に線材を支持する、線材支持手段が設けられている場
合には、簡単な構造で、線材を確実に支持することが可
能となる。
【0052】したがって、低コストであるとともに、成
形異常の発生を防止でき、長時間の連続運転が可能とな
る。
【0053】また、本発明の線材の成形装置は、電子部
品のリード線に曲げ加工を行うのに特に適している。
【0054】また、本発明の線材の成形装置は、表面に
メッキが施された線材に曲げ加工を行うのに特に適して
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例および本実施例にかかる線材の成形装置
により成形された線材を用いて製造された電子部品を示
す斜視図である。
【図2】従来例にかかる線材の成形装置を示す斜視図で
ある。
【図3】従来例にかかる線材の成形装置の動作を示す説
明図である。
【図4】従来例にかかる線材の成形装置であって通路内
に付着物が付着した状態を示す平面図である。
【図5】従来例にかかる線材の成形装置によって成形さ
れた線材であって、線材に付着物が付着した状態を示す
平面図である。
【図6】従来例にかかる線材の成形装置と、これによっ
て成形された線材であって、付着物によって押圧手段が
傾き、線材に成形異常が生じた状態を示す平面図であ
る。
【図7】本実施例にかかる線材の成形装置を示す斜視図
である。
【図8】本実施例にかかる線材の成形装置の動作を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 電子部品 3 リード線(線材) 11 成形装置 12 プッシャー(押圧手段) 12a 突起部 12b 加工部 13 通路 13a ガイド部 14 金型台(型台) 15 プッシャー移動手段(移動手段) 16 リード線支持手段(線材支持手段) 17 切断ガイド(切断手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線材の加工幅に対応する幅寸法の加工部
    を先端側に有し、線材の長手方向に略垂直な方向に線材
    を押圧する押圧手段と、 前記押圧手段がその加工部先端で線材を押しながら、前
    記押圧手段の先端側から後端側に向けて侵入できる通路
    を有し、該通路はその幅寸法が前記押圧手段の加工部側
    面との間に線材が通過する隙間が形成できる大きさのも
    のからなる型台と、 前記線材と前記押圧手段の加工部先端とが接触した状態
    で前記型台の通路を通過するように、前記押圧手段と前
    記型台とを相対的に移動させる移動手段とを備え、 前記押圧手段には、その後端側に、前記加工部の幅寸法
    より広く、前記型台の通路の幅寸法より狭い幅寸法を有
    する突起部が設けられていることを特徴とする線材の成
    形装置。
  2. 【請求項2】 線材に接触する前記押圧手段の加工部先
    端から、前記突起部までの寸法は、線材の前記押圧手段
    の加工部先端に接触する位置から、線材の端部までの寸
    法よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の線材
    の成形装置。
  3. 【請求項3】 線材を切断し、線材の不要部分を除去す
    る切断手段を備えることを特徴とする請求項1または請
    求項2のいずれかに記載の線材の成形装置。
  4. 【請求項4】 前記通路の入口付近には、前記押圧手段
    を前記通路に導くためのガイド部が設けられていること
    を特徴とする請求項1、請求項2または請求項3のいず
    れかに記載の線材の成形装置。
  5. 【請求項5】 前記型台には、線材の長手方向が前記押
    圧手段の幅方向と略平行となるように、前記押圧手段と
    相対する位置に線材を支持する、線材支持手段が設けら
    れていることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項
    3または請求項4のいずれかに記載の線材の成形装置。
  6. 【請求項6】 前記線材は、電子部品のリード線である
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4または請求項5のいずれかに記載の線材の成形装
    置。
  7. 【請求項7】 前記線材は、表面にメッキが施されてい
    ることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請
    求項4、請求項5または請求項6のいずれかに記載の線
    材の成形装置。
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JP (1) JPH09192767A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100913494B1 (ko) * 2007-07-03 2009-08-25 주식회사 거성정밀 금속 선재의 성형방법 및 이를 위한 금형 어셈블리
CN104014694A (zh) * 2014-06-12 2014-09-03 苏州乔岳软件有限公司 一种折弯机构
CN104242019A (zh) * 2014-10-09 2014-12-24 苏州博众精工科技有限公司 一种软排线折弯机构
JP2020028898A (ja) * 2018-08-22 2020-02-27 株式会社デンソー 成形装置

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