JP2003007949A - リードフレームの切断分離金型およびその切断分離方法 - Google Patents

リードフレームの切断分離金型およびその切断分離方法

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JP2003007949A
JP2003007949A JP2001191340A JP2001191340A JP2003007949A JP 2003007949 A JP2003007949 A JP 2003007949A JP 2001191340 A JP2001191340 A JP 2001191340A JP 2001191340 A JP2001191340 A JP 2001191340A JP 2003007949 A JP2003007949 A JP 2003007949A
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punch
separating
lead wire
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Mamoru Nakamura
守 中村
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NEC Yamaguchi Ltd
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NEC Yamaguchi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パンチに付着した半田を除去することにより、
半田屑の付着不良を防止する。 【解決手段】半導体装置1に取付けられて半田めっきが
施されたリードフレーム2を切断する切断金型におい
て、パンチ4に付着した半田を除去する半田除去手段を
設けたことを特徴とし、半田除去手段が、パッド5内に
設けられパンチ4の上下動作と連動して回転する粘着ロ
ーラ7やラバー入り研磨剤(8)である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半田除去機能付き
切断分離金型およひその切断分離方法に関し、特に切断
分離用パンチへの半田屑の付着を防止した切断分離金型
およひその切断分離方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置のパッケージに取付け
られるリードフレームを切断する際に、このリードフレ
ームの表面にめっきされてある半田がパンチに付着し、
堆積して半田屑となったものがリードに転写して半田屑
不良が発生する可能性が高かった。
【0003】このような半田屑不良を防止する従来技術
の1つに、特開平9―192767号公報(従来例1)
に示される従来技術1の線材成形装置に用いられた金型
がある。図3はこの切断分離金型の一種である。図3に
示すように、この成形装置11は、はんだメッキされて
いるリード線2bの加工幅に対応する幅寸法の加工部1
2bを先端側に有し、リード線2bの長手方向に略垂直
な方向にリード線2bを押圧する押圧手段であるプッシ
ャー12と、プッシャー12がその加工部12bの先端
でリード線3を押しながら、プッシャー12の先端側か
ら後端側に向けて侵入できる通路13を有し、該通路1
3はその幅寸法がプッシャー12の加工部12bの側面
との間にリード線2bが通過する隙間が形成できる大き
さのものからなる金型台14と、リード線2bとプッシ
ャー12の加工部12bの先端とが接触した状態で金型
台14の通路13を通過するように、プッシャー12を
移動させるプッシャー移動手段15とからなるものであ
る。
【0004】プッシャー12には、その後端側に、金型
台14の通路13内に付着した、リード線2bのはんだ
メッキ片10を除去するためのものであって、加工部1
2bの幅寸法より広く、金型台14の通路13の幅寸法
より狭い幅寸法を有する突起部12aが設けられてい
る。したがって、プッシャー12は、その幅寸法が2段
階に設定されている。プッシャー12の幅寸法は、リー
ド線3の加工幅の大きさに対応して任意に設定できる。
【0005】このリード線2bに接触するプッシャー1
2の加工部12bの先端から、突起部12aまでの寸法
は、リード線2bのプッシャー12の加工部12bの先
端に接触する位置から、リード線2bの端部までの寸法
よりも大きく設定されている。また、リード線2bに接
触するプッシャー12の加工部12bの先端に対向する
プッシャーの後端部12cには、プッシャー移動手段1
5の一端が連結されている。
【0006】金型台14は、一定の厚みを有する略矩形
平板形状で、プッシャー12が移動可能な主平面を備え
ている。この主平面上の端部には、金型台14の厚み方
向に突出する凸部であって、リード線2bの長手方向が
プッシャー12の幅方向と略平行となるように、プッシ
ャー12と相対する位置にリード線2bを支持するリー
ド線支持手段16が設けられている。金型台14の近傍
には、リード線支持手段16にリード線2bを供給する
リード線供給手段(図示せず)が設けられている。ま
た、このリード線支持手段16には、プッシャー12が
通過可能な幅寸法を有する通路13が設けられている。
通路13の入口付近であって、通路13の幅寸法を設定
する通路13の側面と、リード線2bに接触するリード
線支持手段16の支持面とによって形成される角部に
は、Rが設けられており、プッシャーの加工部12b先
端を通路に導くためのガイド部13aとなっている。
【0007】また、金型台14の両側には、切断手段で
ある切断ガイド17がそれぞれ設けられている。切断ガ
イド17は、金型台14よりも大きな厚み寸法を有し、
またリード線2bと対向する面には、切断面が形成され
ている。
【0008】また、リード線支持手段16に連続する金
型台14の端面には、切断ガイド17の切断面とリード
線2bとが対向方向に相対移動するように、金型台14
を移動させる金型台移動手段18の一端が連結されてい
る。
【0009】まず、図4(a)に示すように、金型台1
4のリード線支持手段16に、リード線2bを、その長
手方向に沿って、図4中、左側よりリード線供給手段
(図示せず)により、供給する。次に、図4(b)に示
すように、図3に示した金型台移動手段18を駆動さ
せ、切断ガイド17の切断面と、リード線2bとが対向
方向に相対移動するように、金型台14を図4中、上方
へ移動させる。これにより、リード線2bの不要部分が
切断され、除去される。
【0010】次に、図4(c)に示すように、図3に示
したプッシャー移動手段15を駆動させ、リード線3と
プッシャー12の加工部12bの先端とが接触した状態
で金型台14の通路13を通過するように、プッシャー
12を、図4中の下方へ移動させる。このとき、プッシ
ャー12の加工部12bの先端はガイド部13aに導か
れることにより、容易に通路13内に侵入するととも
に、リード線2bは円滑に、通路13内へ引き込まれ
る。これにより、リード線2bの湾曲が開始する。
【0011】次に、図4(d)に示すように、幅寸法が
2段階に設けられたプッシャー12の、突起部12aが
設けられていない、幅寸法の小さい部分すなわち加工部
12bが、通路13を通過することで、リード線2bの
成形が完了し、略U字形に成形されたリード線2bが取
り出される。さらに、プッシャー12を移動させると、
突起部12aが設けられた幅寸法の大きい部分が通路1
3を通過し、このとき通路13内に付着しているはんだ
メッキ片10は除去される。プッシャー12の、突起部
12aが設けられた幅寸法の大きい部分における、通路
13との片側クリアランスは、0.1mm以下に設定さ
れるので、はんだメッキ片10が通路13内に若干残留
することはあっても、電子部品の特性にバラツキや悪影
響を生じさせる程大きく成長させることはない。また、
リード線2bの成形部に接触するプッシャー12の先端
部12bから、突起部12aまでの寸法が、リード線2
bの成形部から、リード線の端部までの寸法よりも大き
く設定されているので、通路13と突起部12aとの間
にリード線2bが介在することがないので、通路13と
プッシャー12の突起部12aが設けられた部分におけ
るクリアランスの設定を緻密に行うことができる。
【0012】また、図3に示すように、突起部12aの
先端面は、下方から上方に向うにしたがって、プッシャ
ー12の先端部12bへ向って傾斜するテーパー状の曲
面12dとなっているので、通路13内に付着していた
メッキ片10は、プッシャー12の突起部12aに付着
することなく、除去される。
【0013】また、図5(a)に示す従来技術2のよう
に、半導体装置1のパッケージに取付けられて半田めっ
きが施されたリードフレーム2を切断金型により切断す
る際に、ダイ6の上にセットされたパット5にパンチ4
を貫通させて、そのリードフレーム2を切断している。
【0014】この場合、リードフレーム2を切断して、
リードフレーム2の切断片2aが生成される際に、図5
(b)に示すように、パンチ5に堆積した半田3がリー
ドフレーム2の上に転写され、半田付け不良を発生する
問題がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来技術
2では、パンチ5に堆積した半田3がリードフレーム2
の上に転写され、半田付け不良を発生する問題があり、
また従来技術1でも、プッシャー12の突起部12aで
は、通路13内に付着していたメッキ片10が除去され
るかもしれないが、プッシャー12の先端部12bに付
着したメッキ片を除去できずに、従来技術2と同様に、
先端部12bに堆積した半田3がリード線2bの上に転
写され、半田付け不良を生ずる問題がある。
【0016】本発明の目的は、これらの金型に付着され
る半田を容易に除去でき、半田付け不良をなくしたリー
ドフレームの切断分離金型およひその切断分離方法を提
供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、半導体
装置に取付けられて半田めっきが施されたリードフレー
ムを切断する切断金型において、パンチに付着した半田
を除去する半田除去手段を設けたことを特徴とする。
【0018】本発明において、半田除去手段が、パンチ
の上下動作と連動して回転する粘着ローラであることが
でき、また 粘着ローラが、円筒形ローラの表面に粘着
物を塗布させたものであることができる。
【0019】また、本発明において、半田除去手段が、
上型のパット部内にパンチに接したラバー入り研磨剤を
設置したものであることができ、またラバー入り研磨剤
が、ラバー材にセラミックフィラー等の研磨剤を含ませ
たものできる。
【0020】さらに、本発明の他の構成は、半導体装置
に取付けられて半田めっきが施されたリードフレームを
切断金型により切断するリードフレームの切断分離方法
おいて、上部パッド内に取付けた半田除去手段をによ
り、この半田除去手段が、パンチの上下動に連動してこ
のパンチに付着した半田を除去することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、図面により本発明の実施形
態を詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態の金型
使用時の断面図である。図1においては、金型の上型の
パット部5の内にパンチ4の上下動作と連動して回転す
る粘着ローラ7を設置した構成をとっている。
【0022】この粘着ローラ7の構成は、円筒形ローラ
の表面に粘着物を塗布させたもので、パンチ4の動きに
連動して、パンチ4表面に付着した半田を除去するが、
例ば、カーペットの掃除に使用されるローラに粘着シー
トを張り付けたものと同等のものが考えられる。なお、
リードを成形する工程では、エレクトンシートと称され
る粘着シートにより金型機能部に付着した半田を除去し
ており、これと同等のものを用いることができる。
【0023】この金型のパット部5内に取り付けられた
粘着ローラ7が、パンチ5の上下動作に連動して回転
し、パンチ5に付着した半田3を取り除いている。
【0024】図2は本発明の第2の実施形態の金型使用
時の断面図である。本実施形態では、上型のパット部5
内にパンチ4に接したラバー入り研磨剤8を設置した構
成をとっている。
【0025】このラバー入り研磨剤8は、一般鋼材や金
属部品の研磨剤として使用されるもので、ラバー(ゴ
ム)材の中にセラミックフィラー等の研磨剤を含ませた
もので、粒子の細かい砂消ゴムのようなもので、(株)
招研で作られたセラポリッシャブロックがある。
【0026】この上型パット部5内に取り付けられたラ
バー入り研磨剤8より、パンチ4上下する際にパンチ4
付着した半田を削り取ることが出来る。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来はパンチ表面に付着した半田を除去することが出来
ずに、半田屑による不良が多発する可能性が高かった
が、本発明では、切断金型の内パンチの上下運動に連動
して回転する粘着ローラを設置し、パンチに付着した半
田を粘着ローラに貼りつけ、除去することにより、半田
屑の付着不良を防止することが出来るという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を説明する切断金型の
使用時の断面図。
【図2】本発明の第2の実施形態を説明する切断金型の
使用時の断面図。
【図3】従来例1の線材成形装置の斜視図。
【図4】(a)〜(d)は図3の動作を工程順に説明す
る断面図。
【図5】(a)(b)は他の従来例の切断金型の使用時
の断面図。
【符号の説明】
1 半導体装置 2 リードフレーム 2a 切断片 2b リード線 3 半田 4 パンチ 5 パッド 6 ダイ 7 粘着ローラ 8 ラバー入り研磨剤 11 成形装置 12 プッシャー(押圧手段) 12a 突起部 12b 加工部 13 通路 13a ガイド部 14 金型台 15 プッシャー移動手段 16 リード線支持手段 17 切断ガイト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置に取付けられて半田めっきが
    施されたリードフレームを切断する切断金型において、
    パンチに付着した半田を除去する半田除去手段を設けた
    ことを特徴とする切断分離金型。
  2. 【請求項2】 半田除去手段が、パンチの上下動作と連
    動して回転する粘着ローラである請求項1記載の切断分
    離金型。
  3. 【請求項3】 粘着ローラが、円筒形ローラの表面に粘
    着物を塗布させたものである請求項2記載の切断分離金
    型。
  4. 【請求項4】 半田除去手段が、上型のパット部内にパ
    ンチに接したラバー入り研磨剤を設置したものである請
    求項1記載の切断分離金型。
  5. 【請求項5】 ラバー入り研磨剤が、ラバー材にセラミ
    ックフィラー等の研磨剤を含ませたものである請求項4
    記載の切断分離金型。
  6. 【請求項6】 半導体装置に取付けられて半田めっきが
    施されたリードフレームを切断金型により切断するリー
    ドフレームの切断分離方法おいて、上部パッド内に取付
    けた半田除去手段をにより、この半田除去手段が、パン
    チの上下動に連動してこのパンチに付着した半田を除去
    することを特徴とするリードフレームの切断分離方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008016571A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Nec Electronics Corp リード切断装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008016571A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Nec Electronics Corp リード切断装置
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