JP2000260923A - リードフレーム用打抜き金型 - Google Patents

リードフレーム用打抜き金型

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JP2000260923A
JP2000260923A JP6649899A JP6649899A JP2000260923A JP 2000260923 A JP2000260923 A JP 2000260923A JP 6649899 A JP6649899 A JP 6649899A JP 6649899 A JP6649899 A JP 6649899A JP 2000260923 A JP2000260923 A JP 2000260923A
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JP
Japan
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lead
lead frame
stripper
punching
die
Prior art date
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Pending
Application number
JP6649899A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Endo
裕寿 遠藤
Kazuhisa Kishino
和久 岸野
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リード部の変形及び断面形状の変形がなく、そ
の結果テープ貼付部やめっき面が平坦な高品質のリード
フレームを打抜くことができるリードフレーム用打抜き
金型を提供すること。 【解決手段】IC、LSI等に用いる多ピン、且つ狭ピ
ッチのリードフレームを打抜くための金型において、打
抜きの際に材料を押さえるためのストリッパの材料接触
面側が粗化されているリードフレーム用打抜き金型。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リードフレーム用
打抜き金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】リードフレームは、半導体パッケージの
フレーム材として大量に生産されている。
【0003】このリードフレームの製造作業では、まず
金属条を打抜き金型を介して打抜き、それからその打抜
いたフレーム材を金属めっき処理等を行うことにより生
産されている。
【0004】(従来のリードフレーム用打抜き金型の構
成)図2は、従来のリードフレーム用打抜き金型により
素材の金属条からリードフレームを打抜いている様子を
示した断面説明図である。
【0005】図2において、1は上型、2はパンチホル
ダー、3は主ガイド、4は補助ガイド、5はストリッ
パ、6は下型、7はダイ、8はパンチ、9は金属条11
を打抜いて形成されたリード、10はバネである。
【0006】即ち、従来のリードフレーム用打抜き金型
は、上型1と下型6とは主ガイド3で結び付けられてお
り、そして図示はしないが、その主ガイド3は上型1内
を上下できるように構成されている。そして上型1の下
側にはパンチホルダー2が設置されており、そのパンチ
ホルダー2の下側中央にはパンチ8が固定されている。
【0007】下型6の上にはダイ7が設置されており、
そしてそのダイ7上には打抜き材料の金属条11が載せ
られている。更に、その金属条11の上にはストリッパ
5が設置されており、このストリッパ5の上側とパンチ
ホルダー2の下側との間にはバネ10が設置されてい
る。
【0008】(従来のリードフレーム用打抜き金型の動
作)従来のリードフレーム用打抜き金型による打抜き作
業では、まず素材の金属条11をストリッパ5とダイ7
の間でクランプする。このときにおける金属条11への
押さえ力は、ストリッパ5の上方に配置されているバネ
10により与えられる。
【0009】図3は、図2の部分拡大断面説明図であ
る。
【0010】図3において、5はストリッパ、7はダ
イ、8はパンチ、11は金属条である。
【0011】リードフレームのような微細パターンの打
抜き作業は順送金型打抜き方式で行われるので、リード
の左右は別ステーシで打抜かれることになる。
【0012】即ち、図3から分かるように図示しない打
抜き装置が降下すると上型1全体が降下し、それにより
パンチ8とダイ7の間でまず1回目の打抜きが行われ、
一方側が打抜かれる。
【0013】次に、金属条11が所定距離だけ順送りさ
れ、それから2回目の打抜きが行われ、それにより他方
側が打抜かれてリード9が形成される。
【0014】図4は、従来のリードフレーム用打抜き金
型による打抜き作業において、リード9が形成された後
における抜き時のリード9の様子を示した部分拡大断面
説明図である。
【0015】図4において、5はストリッパ、7はダ
イ、8はパンチ、9はリード、11は金属条である。
【0016】図4から分かるようにリード9の左右周辺
は異なるステージで打抜かれ、しかも後抜きの過程でパ
ンチ8によって引き込まれて回転し、その結果断面形状
が四角形を保つことが困難となっている。このパンチ8
による引き込まれ度合い及び変形度は、当然ながら微細
化なリード9程大きくなる。つまり、打抜き時にはパン
チ8によってリード9が引き込まれ、その結果リード9
のパンチ8側表面に傾きが発生するのである。
【0017】そこで、後抜きの際におけるリード9の回
転を防止するため、金属条11をストリッパ5により押
さえるようになっている訳である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リード
9の幅が狭いリードフレームを打抜くときには、従来の
ストリッパ5による押さえだけではパンチ8による引き
込みとそれに伴う変形とを防止できなくなってきてい
る。つまり、リード9の幅が狭いリードフレームの打抜
きでは打抜きだれが大きくなり、それによりリード9の
上面側に位置するストリッパ5との接触面積が減少し、
その結果リード9の引き込み量が増加すると共に断面形
状が大きく変形してしまうのである。
【0019】他方、LOC用リードフレームではテープ
との接着性の問題がある。
【0020】図5は、LOC用リードフレームの平面説
明図である。
【0021】図5において、9はリード、12はリード
フレーム、13はテープである。
【0022】即ち、LOC用リードフレームではリード
フレーム12のリード9の先端にテープ13を貼り付
け、それからその貼り付けたテープ13の表面上に図示
しないICチップを搭載するようになっている。このた
め、リードフレーム12とテープ13との接着性が重要
な問題となる。
【0023】LOC用リードフレームではリードフレー
ムのバリ側のコーニングを行うが、テープ13を貼り付
ける打抜きだれ側面は無処理である。このため、リード
9の幅が狭いリードフレームの打抜きだれ側面ではリー
ド9の傾きが大きくなり、その結果リード9とテープ1
3との接着性が悪化してしまうのである。
【0024】このように従来のリードフレーム用打抜き
金型による打抜き作業では、リード9が回転し、それに
より打抜きだれ側並びにバリ側の傾き発生が避けられな
かった。
【0025】本発明はかかる点に立って為されたもので
あって、その目的とするところは前記した従来技術の欠
点を解消し、打抜いてもリード部の変形及び断面形状の
変形がなく、その結果テープ貼付部やめっき面が平坦な
高品質のリードフレームを打抜くことができるリードフ
レーム用打抜き金型を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、IC、LSI等に用いる多ピン、且つ狭ピッチの
リードフレームを打抜くための金型において、打抜きの
際に材料を押さえるためのストリッパの材料接触面側が
粗化されていることを特徴とするリードフレーム用打抜
き金型にある。
【0027】ここで、ストリッパの粗化されている面
は、十点平均粗さで0.5μm以上2μm以下となって
いることが好ましい。
【0028】また、ストリッパの粗化部分は、リード長
手方向に沿って筋目状となっていることが好ましい。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明のリードフレーム用
打抜き金型の一実施例を図面により説明する。
【0030】図1は、本発明のリードフレーム用打抜き
金型の一実施例を示した部分拡大断面説明図である。
【0031】図1において、7はダイ、8はパンチ、9
はリード、14は突起部、15は突起部リード粗化面、
16は突起付ストリッパである。
【0032】即ち、本発明のリードフレーム用打抜き金
型の一実施例の特徴とするところは、パンチ8に接する
下側面にリード9の変形を抑えるための突起部14を設
けた突起付ストリッパ16を用いたことにある。しかも
本発明のリードフレーム用打抜き金型の一実施例では、
その突起部14のリード9に接する下側面を突起部リー
ド粗化面15としたことである。
【0033】ここにおいて突起部リード粗化面15の粗
化は一般的粗化であっても、また筋目状粗化であっても
よい。
【0034】また、突起部リード粗化面15の粗化レベ
ルは、0.5〜2.0μmが適切である。これは、粗化
レベルが0.5μm以下ではリードの先端回転の抑え効
果が小さく、その結果リードの変形を抑止できないため
である。逆に、粗化レベルが2.0μm以上ではリード
に外傷を与えてしまうためである。
【0035】本発明のリードフレーム用打抜き金型の一
実施例によれば、素材の金属条からリードフレームを打
抜いたときにリード部先端の回転を効果的に防止でき、
それによりリード部の変形がなく、且つテープ貼付部や
めっき面が平坦な高品質のリードフレームを打抜くこと
ができる。
【0036】
【発明の効果】本発明のリードフレーム用打抜き金型に
よれば、打抜きの際のリード部先端の回転を効果的に防
止でき、それによりリード部の変形がなく、且つテープ
貼付部やめっき面が平坦な高品質のリードフレームを打
抜くことができるものであり、工業上有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例説明図である。
【図2】一般的な打抜き金型の構造を示す説明図であ
る。
【図3】図2の打抜き金型による打抜き状態を示す説明
図である。
【図4】従来の打抜き金型による打抜き状態を示す説明
図である。
【図5】LOC用リードフレームの平面説明図である。
【符号の説明】
1 上型 2 パンチホルダー 3 主ガイド 4 補助ガイド 5 ストリッパ 6 下型 7 ダイ 8 パンチ 9 リード 10 バネ 11 金属条 12 リードフレーム 13 テープ 14 突起部 15 突起部リード粗化面 16 突起付ストリッパ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】IC、LSI等に用いる多ピン、且つ狭ピ
    ッチのリードフレームを打抜くための金型において、打
    抜きの際に材料を押さえるためのストリッパの材料接触
    面側が粗化されていることを特徴とするリードフレーム
    用打抜き金型。
  2. 【請求項2】ストリッパの粗化されている面が、十点平
    均粗さで0.5μm以上2μm以下となっていることを
    特徴とする請求項1記載のリードフレーム用打抜き金
    型。
  3. 【請求項3】ストリッパの粗化部分が、リード長手方向
    に沿って筋目状となっていることを特徴とする請求項2
    記載のリードフレーム用打抜き金型。
JP6649899A 1999-03-12 1999-03-12 リードフレーム用打抜き金型 Pending JP2000260923A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106140934A (zh) * 2015-05-14 2016-11-23 株式会社三井高科技 模具设备和冲裁薄板的方法

Cited By (2)

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US10252318B2 (en) 2015-05-14 2019-04-09 Mitsui High-Tec, Inc. Die apparatus and method for blanking thin plate

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