JP2938038B1 - タイバー切断金型 - Google Patents

タイバー切断金型

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JP2938038B1
JP2938038B1 JP16383598A JP16383598A JP2938038B1 JP 2938038 B1 JP2938038 B1 JP 2938038B1 JP 16383598 A JP16383598 A JP 16383598A JP 16383598 A JP16383598 A JP 16383598A JP 2938038 B1 JP2938038 B1 JP 2938038B1
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tie bar
resin
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Inventor
潤司 居倉
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大分日本電気株式会社
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Abstract

【要約】 【課題】 タイバー切断時に、ダム樹脂を確実に打ち抜
くことができ、樹脂の垂れ下がりを防止することのでき
るタイバー切断金型を提供する。 【解決手段】 電子デバイスの製造に当たり、リードフ
レームのタイバー切断工程にて使用される、タイバーカ
ットパンチ及びタイバーカットダイからなるタイバー切
断金型において、タイバーカットパンチ3の樹脂バリカ
ット部3aの平面視形状を、根元から先端に行くほど幅
狭となる台形に形成して、ダム樹脂(樹脂バリ)5とパ
ンチ3の接線長さを短縮した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子デバイスの製
造に当たり、リードフレームのタイバー及びパッケージ
の樹脂バリをカットするタイバー切断金型に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、IC、LSIなどの電子デバイ
スの組立工程では、集積回路が形成された半導体チップ
をリードフレームに搭載し、搭載された半導体チップと
リードフレームのリードとを金属細線でワイヤリングし
た後、リードおよび金属細線を含む半導体チップの構成
体を樹脂封止して電子デバイスのパッケージを形成して
いる。そして、この後の仕上げ工程で、外郭体であるパ
ッケージより導出するリードを連結している不要なタイ
バーを切断除去したり、さらにリード曲げ加工などが行
なわれて、初めて電子デバイスとして完成している。こ
の仕上げ工程におけるタイバー切断除去工程は、プレス
金型であるタイバー切断金型によって行なわれている。
【0003】このタイバー切断金型は、タイバーカット
パンチ及びタイバーカットダイとからなる。一般的にダ
イは、図5に示すように、その刃先が片持になってお
り、パンチは、ダイの刃先間のスリット部にちょうど嵌
まるように、タイバーカット部及び樹脂バリカット部の
全体が平面視長方形状に形成されている。そして、タイ
バー切断時には、パンチの樹脂バリカット部がパッケー
ジのダム樹脂(樹脂バリ)にかかることでダム樹脂を切
断する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のパン
チは、タイバーカット部及び樹脂バリカット部の全体が
平面視長方形になっていたので、ダム樹脂に対して単に
押し下げ力をかけるだけで、ダム樹脂を確実に打ち抜け
ずに、垂れ下がった状態にしてしまうことがあった。
【0005】そのために、タイバー工程がメッキ工程前
の時には、タイバー工程の次のメッキ工程で、垂れ下が
った樹脂を落とすことができていたが、メッキ工程の後
にタイバー工程を行う場合には、ダム樹脂が垂れ下がっ
たまま残ってしまい、後工程にて落下し、選別不良や異
物付着あるいはリード曲がり等の不良を発生させる問題
があった。
【0006】本発明は、上記事情を考慮し、タイバー切
断時に、ダム樹脂を確実に打ち抜くことができ、樹脂の
垂れ下がりを防止することのできるタイバー切断金型を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電子
デバイスの製造に当たり、リードフレームのタイバー切
断工程にて使用される、タイバーカットパンチ及びタイ
バーカットダイからなるタイバー切断金型において、前
記タイバーカットパンチの樹脂バリカット部の平面視形
状を、根元から先端に行くほど幅狭となる台形に形成し
て、樹脂バリとタイバーカットパンチの接線長さを短縮
したことを特徴とする。
【0008】
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1はパンチと、タイバー及びダム
樹脂等の関係を示す平面図、図2は同側面図である。ま
た、図3、図4は切断時の各段階を示す側面図である。
【0011】図1及び図2において、4は電子デバイス
のパッケージ(樹脂体)、5はダム樹脂(樹脂バリ)、
1はパッケージ4から並んで導き出されたリードフレー
ムのリード、2は隣接するリード1を連結するタイバ
ー、3はタイバー切断金型の上型に設けられタイバー2
やダム樹脂5を打ち抜くパンチ(タイバーカットパン
チ)、3aはパンチ3に設けられた樹脂バリカット部、
6はパンチ3をガイドすると共に上型の下降時にリード
フレームを押さえるパット、7は下型に設けられ上型下
降時にパット6と共にリードフレームを挟み込んでパン
チ3を受けるダイ(タイバーカットダイ)である。
【0012】このタイバー切断金型では、前記パンチ3
の樹脂バリカット部3aの平面視形状が、ダム樹脂5と
パンチ3の接線長さを短縮するように、根元から先端に
行くほど幅狭となる台形に形成されている。
【0013】次に動作を説明する。送り部により送り込
まれたリードフレームが金型内にセットされると、次に
タイバー切断金型の上型が下降し、図3に示すように、
リードフレームをパット6とダイ7にて挟み込み固定す
る。さらに、その次の段階で、図4に示すように、パン
チ3が突き出して、ダイ7のスリットに入り込むことに
より、タイバー2を打ち抜くと共に、ダム樹脂5の一部
を打ち抜く。そして、樹脂屑8及びタイバー屑9が落下
する。
【0014】この打ち抜きの際に、樹脂バリカット部3
aの平面視形状を台形にすることで、パンチ3とダム樹
脂5の接線長さが短くなっている(ダム樹脂5に対する
パンチ3の接触面積が小さくなっている)ので、単位面
積当たりの打ち抜く力が大きくなり、確実にダム樹脂5
を垂れ下がらないように打ち抜くことができる。つま
り、パンチ3の先端を台形にすることにより、ダム樹脂
5の垂れ下がりの問題を解決することができる。
【0015】なお、樹脂バリカット部3aの形状は、根
元から先端に行くほど幅狭となる形状で、ダム樹脂5と
パンチ3の接線長さを短縮する形状であればよく、半円
形、半楕円形、その他の多角形(例えば五角形)として
もよいが、パンチ3の先端が鋭角になると、パンチ3の
寿命が短くなってしまうので、先端が平坦な台形にする
のがよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パンチとダム樹脂の接線長さを短くすることにより、打
ち抜く力を大きくすることができ、ダム樹脂を垂れ下が
らせないように、確実に打ち抜くことができる。従っ
て、ダム樹脂が垂れ下がったまま残ってしまい、後工程
にて落下し、選別不良や異物付着あるいはリード曲がり
等の不良を発生する問題を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態のタイバー切断金型におけ
るパンチとタイバー及びダム樹脂等の関係を示す平面図
である。
【図2】 図1と同様な内容を示す側面図である。
【図3】 本発明の実施形態において、上型を下降させ
た状態を示す図2と同様な側面図である。
【図4】 図3の次の段階を示す図3と同様な側面図で
ある。
【図5】 タイバー切断金型のダイの例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 リード 2 タイバー 3 パンチ 3a 樹脂バリカット部 4 パッケージ 5 ダム樹脂(樹脂バリ) 6 パット 7 ダイ 8 樹脂屑 9 タイバー屑

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子デバイスの製造に当たり、リードフ
    レームのタイバー切断工程にて使用される、タイバーカ
    ットパンチ及びタイバーカットダイからなるタイバー切
    断金型において、 前記タイバーカットパンチの樹脂バリカット部の平面視
    形状を、根元から先端に行くほど幅狭となる台形に形成
    して、樹脂バリとタイバーカットパンチの接線長さを短
    縮したことを特徴とするタイバー切断金型。
JP16383598A 1998-06-11 1998-06-11 タイバー切断金型 Expired - Lifetime JP2938038B1 (ja)

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