JP2024047600A - 平角導線の被膜剥離装置及び被膜剥離方法 - Google Patents

平角導線の被膜剥離装置及び被膜剥離方法 Download PDF

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【課題】平角導線の絶縁被膜を剥離する平角導線の被膜剥離方法及び被膜剥離装置を提供する。【解決手段】平角導線12の被膜剥離装置10は、第1及び第2ガイド面38、46を備える導線ガイド18を有する。第1ガイド面38は、案内路32に向かって突出した第1突起68を有する。第1突起68は、平角導線12の第1剥離対象側面12aを被覆する絶縁被膜14に接触可能である。第2ガイド面46は、案内路32に向かって突出した第2突起70を有する。第2突起70は、平角導線12の第2剥離対象側面12bを被覆する絶縁被膜14に接触可能である。平角導線12の延在方向において、第1突起68と第2突起70とがオフセットして配置される。【選択図】図2

Description

本発明は、平角導線の絶縁被膜を剥離する平角導線の被膜剥離方法及び被膜剥離装置に関する。
特許文献1の被膜剥離装置は、平角導線を案内する基台と、基台に沿って水平に移動する一組の把持部材と、基台に対して直交方向に移動可能な一組の剥離刃とを備える。平角導線の延在方向において、一組の剥離刃は、一組の把持部材の間に配置される。
送り機構によって基台に沿って平角導線を送り出し、一組の把持部材を平角導線の側面に向けて移動させる。一組の把持部材によって平角導線を基台の所定位置で挟持する。把持部材の移動方向と直交する方向に一組の剥離刃を移動させる。一組の剥離刃の先端が平角導線の側面を覆う絶縁被膜に接触する。これにより、平角導線の絶縁被膜が剥離刃によって剥離される。
特許第6546974号公報
特許文献1のような被膜剥離装置において、一組の把持部材の不具合等によって、把持部材が平角導線に向けて移動せず、把持部材によって平角導線が所定位置に位置決めされないことがある。この場合、剥離刃を平角導線に向けて移動させても、平角導線の絶縁被膜の剥離が不完全となり、所望の剥離代が得られない。
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
本発明の態様は、平角導線の向かい合う側面を第1及び第2剥離対象側面とし、前記第1及び第2剥離対象側面を被覆する絶縁被膜の第1及び第2剥離対象部分を剥離する平角導線の被膜剥離装置であって、第1方向に互いに向かい合う第1ガイド面及び第2ガイド面を有し、前記第1ガイド面と前記第2ガイド面との間に、前記第1方向と直交する第2方向に前記平角導線が移動可能な案内路が形成された導線ガイドと、前記案内路を挟んで互いに離間し、前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向に変位可能であり、前記第3方向に沿って剥離位置へと移動することで、前記第1及び第2剥離対象側面から前記第1及び第2剥離対象部分をそれぞれ剥離することが可能な一組の剥離刃と、前記導線ガイドに対して前記第1方向に移動可能であり、前記第1方向から前記平角導線に当接して、前記平角導線を前記導線ガイドに対して位置決めする把持部材と、を備え、前記第1ガイド面は、前記第1剥離対象側面を被覆する前記絶縁被膜に接触可能であり前記案内路に向かって突出した第1突起を有し、前記第2ガイド面は、前記第2剥離対象側面を被覆する前記絶縁被膜に接触可能であり前記案内路に向かって突出した第2突起を有し、前記第2方向において、前記第1突起と前記第2突起とがオフセットして配置される。
本発明によれば、平角導線の絶縁被膜を剥離するにあたって把持部材が作動せず、把持部材によって平角導線を保持できないとき、第2方向にオフセットして配置された第1及び第2突起により、第1方向への平角導線の位置ずれを効果的に抑制できる。これにより、把持部材が作動せずに平角導線を所定位置に保持できない場合でも、一組の剥離刃によって一組の剥離対象側面の絶縁被膜を確実に剥離することができる。案内路において平角導線が第2方向に対して傾斜したとき、第1及び第2突起によって第1及び第2ガイド面と平角導線の絶縁被膜との接触が回避されるため、絶縁被膜の損傷が効果的に抑制される。
図1は、本発明の実施形態に係る平角導線の被膜剥離装置の全体正面図である。 図2は、図1の被膜剥離装置の中心部近傍を示す拡大正面図である。 図3は、図1のIII-III線に沿った断面図である。 図4は、把持部材によって平角導線が支持された状態を示す中心部近傍の拡大正面図である。 図5は、図4の被膜剥離装置において剥離刃によって絶縁被膜を剥離するときを示す拡大正面図である。 図6は、絶縁被膜が剥離された平角導線が排出されるときを示す拡大正面図である。 図7は、把持部材が作動せず平角導線が把持部材によって支持されない場合を示す拡大正面図である。 図8は、把持部材によって平角導線が支持されず、案内路内で平角導線が傾斜した場合を示す拡大正面図である。
図1に示されるように、本実施形態に係る平角導線12の被膜剥離装置10(以下、単に被膜剥離装置10という)は、平角導線12の側面を被覆する絶縁被膜14を剥離する。被膜剥離装置10は、図示しないワイヤフィダーから平角導線12が送出され、平角導線12の絶縁被膜14を剥離する加工設備ラインで用いられる。
平角導線12は、例えば、銅やアルミニウム等の導電性材料から形成される。図3に示す平角導線12の延在方向と直交する方向から見て、平角導線12の断面形状は長方形状である。絶縁被膜14は、例えば、電気的絶縁性を示す樹脂等からなる。絶縁被膜14の厚さは、平角導線12の各側面で略同一である。
以下、平角導線12の断面の長辺を構成する側面を一組の第1及び第2剥離対象側面12a、12bとする。第1及び第2剥離対象側面12a、12bを被覆する絶縁被膜14を第1及び第2剥離対象部分14a、14bとする。第1及び第2剥離対象部分14a、14bを剥離する例について説明する。図1及び図2では、理解を容易にするべく第1及び第2剥離対象部分14a、14bにハッチングを付している。平角導線12の断面の短辺を構成する側面についても、長辺を構成する側面と同様に、加工設備ラインに配置された別の被膜剥離装置10によって絶縁被膜14が剥離される。
ここでは、被膜剥離装置10において、平角導線12の延在方向をX方向(第2方向)とし、平角導線12の延在方向と直交する被膜剥離装置10の幅方向(図3参照)をY方向(第3方向)とする。平角導線12の延在方向(矢印X方向)と直交し、且つ、被膜剥離装置10の幅方向(矢印Y方向)と直交する方向をZ方向(第1方向)とする。以下、図2に示すように、Z方向の一方である矢印Z1方向に、平角導線12の第1剥離対象側面12aが配置され、Z方向の他方である矢印Z2方向に、平角導線12の第2剥離対象側面12bが配置される場合について説明する。
図1に示すように、被膜剥離装置10は、ボディ16と、導線ガイド18と、一対の把持部材20a、20bと、一対の剥離刃22a、22bとを有する。
ボディ16は、加工設備ラインのワイヤ搬送路26に配置される。ワイヤ搬送路26は、平角導線12の延在方向(矢印X方向)と平行な水平方向に延在する。図示しない搬送装置によって、ワイヤフィダーからワイヤ搬送路26に沿って平角導線12が供給される。なお、平角導線12の供給方向は、図1のX方向に沿った左方から右方向である。ボディ16の内部に平角導線12が移動可能に挿通される。
導線ガイド18は、ボディ16の中央部に固定される。導線ガイド18は、平角導線12の延在方向(矢印X方向)に沿って配置される。導線ガイド18は、平角導線12の延在方向(矢印X方向)に沿って平角導線12を案内する。
図2に示すように、導線ガイド18は、矢印Z方向(第1方向)に互いに向かい合う第1ガイド部材28及び第2ガイド部材30と、第1ガイド部材28と第2ガイド部材30との間に形成された案内路32とを備える。案内路32は、平角導線12が供給される入口部34と、平角導線12が排出される出口部36とを有する。
第1ガイド部材28は、平角導線12の第1剥離対象側面12aに向かい合う。第1ガイド部材28は、第1ガイド面38と、第1挿通孔40を有する。
第1ガイド面38は、平角導線12の延在方向(矢印X方向)に沿って延在する。第1ガイド面38は、平角導線12の延在方向に沿った平坦面を有する。第1ガイド面38は、平角導線12の第1剥離対象側面12aに向かい合う。第1ガイド面38は、案内路32の一部を構成する。
第1挿通孔40は、剥離刃22aが移動可能に挿通される。第1挿通孔40は、第1ガイド面38からZ1方向に窪む。すなわち、第1挿通孔40は、第1ガイド面38に対して案内路32から離間する方向に窪む。第1挿通孔40は、第1ガイド面38に開口する空間である。第1挿通孔40は、第1ガイド面38の延在方向における略中央に配置される。図2に示す平角導線12の延在方向と直交する断面において、第1挿通孔40の断面形状は矩形状である。第1挿通孔40は、被膜剥離装置10の幅方向(図3中、Y方向)に沿って延在する。
第1ガイド面38は、第1入口側ガイド42と、第1出口側ガイド44とを備える。第1入口側ガイド42は、第1挿通孔40に対して案内路32の上流側に配置される。第1出口側ガイド44は、第1挿通孔40に対して案内路32の下流側に配置される。すなわち、第1挿通孔40を挟んで、第1入口側ガイド42と第1出口側ガイド44とがX方向に離間して配置される。
第2ガイド部材30は、平角導線12の第2剥離対象側面12bに向かい合う。第1ガイド部材28と第2ガイド部材30とが案内路32を挟んでZ方向に向かい合う。
第2ガイド部材30は、第2ガイド面46と、第2挿通孔48とを有する。
第2ガイド面46は、平角導線12の延在方向(矢印X方向)に沿って延在する。第2ガイド面46と第1ガイド面38とがZ方向に離間する。第2ガイド面46は、平角導線12の延在方向に沿った平坦面を有する。第2ガイド面46は、平角導線12の第2剥離対象側面12bに向かい合う。すなわち、第2ガイド部材30の第2ガイド面46に対して平角導線12がZ1方向に配置される。
第2挿通孔48は、第2ガイド面46からZ2方向に窪む。すなわち、第2挿通孔48は、第2ガイド面46に対して案内路32から離間する方向に窪む。第2挿通孔48は、第2ガイド面46に開口する空間である。第2挿通孔48は、第2ガイド面46の延在方向における略中央に配置される。第2挿通孔48は、第1挿通孔40に向かい合う。図1に示す平角導線12の延在方向と直交する断面において、第2挿通孔48の断面形状は矩形状である。第2挿通孔48は、被膜剥離装置10の幅方向(図3中、Y方向)に沿って延在する。
第2挿通孔48は、剥離刃22bの挿通される刃収容部50と、把持部材20a、20bが挿通される一対の把持部材収容部52a、52bとを有する。刃収容部50は、第2挿通孔48の中央部に配置される。第1及び第2ガイド面38、46の延在方向(X方向)において、第2挿通孔48の刃収容部50と第1挿通孔40とが略同一長さである。
一対の把持部材収容部52a、52bは、第2ガイド面46の延在方向(X方向)において刃収容部50の両側に配置される。すなわち、第1挿通孔40に対して、第2挿通孔48が、第2ガイド面46の延在方向に大きい。
第2ガイド面46は、第2入口側ガイド54と、第2出口側ガイド56とを備える。第2入口側ガイド54は、第2挿通孔48に対して案内路32の上流側に配置される。第2入口側ガイド54と第1ガイド面38の第1入口側ガイド42とが向かい合う。第2出口側ガイド56は、第2挿通孔48に対して案内路32の下流側に配置される。第2出口側ガイド56と第1ガイド面38の第1出口側ガイド44とが向かい合う。すなわち、第2挿通孔48を挟んで、第2入口側ガイド54と第2出口側ガイド56とがX方向に離間して配置される。
案内路32は、第1ガイド部材28の第1ガイド面38と第2ガイド部材30の第2ガイド面46との間に形成される。案内路32は、第1ガイド面38と第2ガイド面46との間でZ方向に幅を有した空間である。案内路32は、絶縁被膜14を剥離される平角導線12が移動可能である。案内路32は、平角導線12の延在方向に沿って形成される。矢印Z方向において、案内路32の高さは、平角導線12の厚さよりも大きい。すなわち、平角導線12と案内路32との間には矢印Z方向に隙間を有する。
案内路32の入口部34は、第1ガイド部材28の第1入口側ガイド42及び第2ガイド部材30の第2入口側ガイド54の端部に配置される。入口部34は、平角導線12の延在方向に沿った案内路32の一端で開口する。入口部34には、ワイヤ搬送路26から案内路32に向けて平角導線12が供給される。すなわち、入口部34は平角導線12の案内路32への供給口である。入口部34は、平角導線12が供給される方向に向けて幅広状である。入口部34は、入口部34の開口端から案内路32の内部に向けて徐々に幅狭となるテーパ形状である。
案内路32の出口部36は、第1ガイド部材28の第1出口側ガイド44及び第2ガイド部材30の第2出口側ガイド56の端部に配置される。出口部36は、平角導線12の延在方向に沿った案内路32の他端で開口する。案内路32に供給された平角導線12が出口部36を介して案内路32よりも下流側のワイヤ搬送路26へと搬出される。出口部36は、案内路32から平角導線12を送出する排出口である。
一対の把持部材20a、20bは、平角導線12の延在方向(矢印X方向)に所定距離離間して並列する。一対の把持部材20a、20bは、Z方向に沿って延在する。一対の把持部材20a、20bは、第2ガイド部材30の貫通孔57に移動可能に保持される。
一対の把持部材20a、20bの先端は、第2ガイド部材30の把持部材収容部52a、52bに配置される。一対の把持部材20a、20bの先端は、それぞれ当接部58を有する。各当接部58が、平角導線12の第2剥離対象側面12bに向かい合う。把持部材20a、20bは、平角導線12の第2剥離対象側面12bに対して接近又は離間する方向に移動可能である。
図3に示すように、一対の把持部材20a、20bの基端は、第1カム面60を有する。第1カム面60は、把持部材20a、20bの延在方向(矢印Z1、Z2方向)に対して傾斜した傾斜面である。第1カム面60は、第1カム面60に向かい合う押圧部材62の第2カム面64と接触する。押圧部材62は、剥離刃22a、22bと平行に配置されY方向に沿って移動可能に配置される。押圧部材62の移動方向(矢印Y方向)と把持部材20a、20bの移動方向(矢印Z1、Z2方向)とが直交する。
図示しない駆動機構の駆動力によって、把持部材20a、20bに向けて押圧部材62が矢印Y方向(図3中、右方向)に移動すると、第2カム面64を介して把持部材20a、20bの第1カム面60に駆動力が伝達される。これにより、一対の把持部材20a、20bが平角導線12側(矢印Z1方向)に向けて移動して接近する。各当接部58が、第2剥離対象側面12bを被覆する絶縁被膜14の把持対象部分にそれぞれ当接する。これにより、一対の把持部材20a、20bの当接部58によって、平角導線12が第1ガイド部材28の第1ガイド面38に向けて押圧されて支持される(図4参照)。
図示しない駆動機構によって押圧部材62が把持部材20a、20bから離間する方向(図3中、Y方向に沿った左方向)に移動する。押圧部材62の移動に伴って、付勢機構(図示せず)によって、一対の把持部材20a、20bが平角導線12から離間する方向(矢印Z2方向)へ付勢される。一対の把持部材20a、20bがZ2方向へ移動する。これにより、一対の把持部材20a、20bによる平角導線12の保持状態が解除される(図2参照)。
一対の剥離刃22a、22bは、平角導線12の延在方向に対して直交するY方向に延在する(図3参照)。一対の剥離刃22a、22bは、Z方向に互いに離間する。一対の剥離刃22a、22bの間隔は、第1剥離対象側面12aと第2剥離対象側面12bとの距離に対応した大きさである。
図2に示すように、一方の剥離刃22aは、第1ガイド部材28の第1挿通孔40に挿通される。他方の剥離刃22bは、第2ガイド部材30の第2挿通孔48の刃収容部50に挿通される。剥離刃22bは、一方の把持部材20aと他方の把持部材20bとの間に配置される。換言すれば、平角導線12の延在方向において、一対の剥離刃22a、22bの外側において一対の把持部材20a、20bで平角導線12を保持可能である。
図3に示すように、各剥離刃22a、22bの先端は、刃先66を有する。刃先66は、先端に向けて先細状である。各剥離刃22a、22bの基端は、図示しない剥離刃押圧部材に固定される。
一対の剥離刃22a、22bは、図示しない駆動機構の駆動力によって剥離刃押圧部材を介して平角導線12の第1及び第2剥離対象側面12a、12bの面方向(図3中、Y方向)に沿って移動可能である。図3において、実線で示す剥離刃22a、22bは、平角導線12から後退(離間)した後退位置に位置している。図3において二点鎖線で示すように、剥離刃22a、22bは、平角導線12の第1及び第2剥離対象部分14a、14bを剥離する剥離位置Pまで移動可能である。各刃先66との接触によって第1及び第2剥離対象部分14a、14bの絶縁被膜14が剥離する(図5参照)。
平角導線12の絶縁被膜14の剥離が行われないとき、一対の剥離刃22a、22bは、平角導線12からY方向に離間した後退位置(実線形状参照)に配置される。平角導線12の絶縁被膜14の剥離を行うとき、一対の剥離刃22a、22bは、図3に示す後退位置から平角導線12に向けてY方向に前進する(二点鎖線形状参照)。
図2に示すように、第1ガイド部材28の第1ガイド面38は、第1ベース面39と、第1ベース面39から突出した一対の第1突起68を有する。第1ベース面39は、案内路32の延在方向(X方向)と平行な平坦面である。第1突起68は、案内路32に向かって突出する。すなわち、第1突起68は、第1ガイド面38から第2ガイド部材30の第2ガイド面46に向けて突出する。第1突起68は、案内路32に配置された平角導線12の第1剥離対象側面12aに接触可能である。
一対の第1突起68は、入口側突起72と、出口側突起74とを備える。入口側突起72は、第1ガイド面38の第1入口側ガイド42に配置される。入口側突起72は、第1入口側ガイド42の第1ガイド面38から第2ガイド面46(第2入口側ガイド54)に向けて突出する。入口側突起72は、最も小径となる入口部34の内端に配置される。入口側突起72は、入口部34と連続する傾斜面76を有する。
出口側突起74は、第1ガイド面38の第1出口側ガイド44に配置される。出口側突起74は、第1出口側ガイド44から第2ガイド面46の第2出口側ガイド56に向けて突出する。出口側突起74は、外部に開口した出口部36の端部に配置される。入口側突起72と出口側突起74とは、平角導線12の延在方向(X方向)に間隔を置いて配置される。入口側突起72と出口側突起74との間に、剥離刃22a、22bが絶縁被膜14を剥離する剥離位置Pが配置される。
第1ガイド面38に対する入口側突起72及び出口側突起74の突出高さは略同一である。なお、第1ガイド面38に対する入口側突起72の突出高さと出口側突起74の突出高さとが異なってもよい。
第2ガイド部材30の第2ガイド面46は、第2ベース面47と、第2ベース面47から突出した一対の第2突起70を有する。第2ベース面47は、案内路32の延在方向(X方向)と平行な平坦面である。
一対の第2突起70は、入口側突起78と、出口側突起80とを備える。入口側突起78は、第2ガイド面46の第2入口側ガイド54に配置される。入口側突起78は、第2入口側ガイド54から第1ガイド面38の第1入口側ガイド42に向けて突出する。入口側突起78は、第2挿通孔48に隣接する第2入口側ガイド54の端部に配置される。入口側突起78(第2突起70)と入口側突起72(第1突起68)とが、第1及び第2ガイド面38、46の延在方向(案内路32の延在方向)にオフセットして配置される。
出口側突起80は、第2ガイド面46の第2出口側ガイド56に配置される。出口側突起80は、第2出口側ガイド56から第1ガイド面38の第1出口側ガイド44に向けて突出する。出口側突起80は、第2挿通孔48に隣接する第2出口側ガイド56の端部に配置される。入口側突起78と出口側突起80とは、平角導線12の延在方向(X方向)に間隔を置いて配置される。入口側突起78と出口側突起80との間に剥離位置Pが配置される。出口側突起80(第2突起70)と出口側突起74(第1突起68)とが、第1及び第2ガイド面38、46の延在方向(X方向)にオフセットして配置される。
第2ガイド面46に対する入口側突起78及び出口側突起80の突出高さは略同一である。なお、第2ガイド面46に対する入口側突起78の突出高さと出口側突起80の突出高さとが異なってもよい。
次に、被膜剥離装置10による平角導線12の絶縁被膜14を剥離する被膜剥離方法について説明する。
図示しない加工設備ラインのワイヤフィダーからワイヤ搬送路26に沿って被膜剥離装置10に平角導線12を供給する。入口部34から案内路32の内部に平角導線12が供給される。案内工程において、案内路32に沿って平角導線12がX方向に案内される。このとき、図2に示すように、平角導線12の第1剥離対象側面12aが、第1ガイド部材28の第1ガイド面38に向かい合う。平角導線12の第2剥離対象側面12bが、第2ガイド部材30の第2ガイド面46に向かい合う。
次に、案内路32において平角導線12を所定位置に支持する支持工程が行われる。図4に示す支持工程では、第1剥離対象側面12aの第1剥離対象部分14a、第2剥離対象側面12bの第2剥離対象部分14bが、それぞれ剥離刃22a、22bの剥離位置Pに配置される。図示しない駆動機構によって、図3に示す押圧部材62をY方向に移動させる。これにより、一対の把持部材20a、20bが押圧部材62によって平角導線12に向けてZ1方向に移動する。図4に示すように、一対の把持部材20a、20bが平角導線12に向けて移動して当接部58が第2剥離対象側面12bに当接する。把持部材20a、20bの当接部位(支持部位)は、第1及び第2剥離対象部分14a、14b(剥離位置P)に対してX方向外側となる部位である。
把持部材20a、20bのZ1方向への移動に伴って、把持部材20a、20bによって平角導線12が第1ガイド面38に向けて押圧される。平角導線12の第1剥離対象側面12aは、第1突起68の入口側突起72及び出口側突起74の先端に当接する。案内路32において、入口側突起72及び出口側突起74によって平角導線12が略水平に支持される。このとき、平角導線12の第1剥離対象側面12aと第1ガイド面38との間に隙間を有する。平角導線12の第2剥離対象側面12bと第2ガイド面46との間に隙間を有する。
これにより、図4に示す支持工程において、一対の把持部材20a、20bの間に、平角導線12の第1及び第2剥離対象部分14a、14bが配置された状態で支持される。第1及び第2剥離対象部分14a、14bが、剥離刃22a、22bに向かう合う剥離位置Pに配置される。
次に、一対の剥離刃22a、22bを、後退位置(図3参照)から平角導線12に向けてY方向に前進させる。第1及び第2挿通孔40、48に沿って各剥離刃22a、22bが移動する。各剥離刃22a、22bの刃先66が案内路32内に突出する。刃先66の突出方向は、案内路32(平角導線12)の延在方向と直交方向である。各剥離刃22a、22bの刃先66が、平角導線12の第1及び第2剥離対象部分14a、14bに接触し、第1及び第2剥離対象側面12a、12bを挟んで向かい合いつつY方向に沿って移動する(図3中、二点鎖線形状参照)。
剥離刃22a、22bの刃先66が、第1及び第2剥離対象部分14a、14bのY方向の一端側の端部から、他端側の端部まで移動することで、図5に示されるように、第1及び第2剥離対象側面12a、12bを被覆する第1及び第2剥離対象部分14a、14bが刃先66によって剥離される。剥離した第1及び第2剥離対象部分14a、14bは、第1及び第2挿通孔40、48を介して被膜剥離装置10の外部へそれぞれ排出される。
第1及び第2剥離対象部分14a、14bの剥離がなされた後、図示しない駆動機構によって、図3に示される一対の剥離刃22a、22bを、平角導線12から離間するようにY方向に移動させて後退位置(実線形状位置)とする。図示しない駆動機構によって、押圧部材62を把持部材20a、20bからY方向(図3中、Y方向に沿った左方向)に離間させる。これにより、図6に示すように、図示しない付勢機構によって、把持部材20a、20bがZ2方向に移動する。把持部材20a、20bの当接部58が、平角導線12の第2剥離対象側面12bから離間する。これにより、一対の把持部材20a、20bによる平角導線12の支持が解除される。平角導線12における第1及び第2剥離対象部分14a、14bの剥離が完了する。
図示しないワイヤフィダーによって、図6に示すように平角導線12を矢印X方向に送ることで、次の新たな第1及び第2剥離対象部分14a、14bを剥離位置Pに配置する。一対の把持部材20a、20bによって支持した後、一対の剥離刃22a、22bを前進させることで、平角導線12の絶縁被膜14の剥離を連続して行うことが可能である。以降は、上記と同様の工程を行うことによって、平角導線12の延在方向に沿って、平角導線12の複数の第1及び第2剥離対象側面12a、12bから複数の第1及び第2剥離対象部分14a、14b(図1参照)を剥離していくことができる。
図7に示すように支持工程において、何らかの原因によって一対の把持部材20a、20bがZ1方向に作動せず、把持部材20a、20bによる平角導線12の支持ができない場合について説明する。
把持部材20a、20bがZ1方向に移動しないことで、把持部材20a、20bの当接部58が平角導線12の第2剥離対象側面12bに当接しない。平角導線12は、一対の把持部材20a、20bによって矢印Z1方向に押圧されない。これにより、案内路32において、平角導線12は、第1ガイド面38と第2ガイド面46との間でZ1、Z2方向に移動可能な状態となる。
案内路32において、平角導線12の第1剥離対象側面12aは、第1突起68の入口側突起72と出口側突起74に接触する。第1剥離対象側面12aは、入口側突起72及び出口側突起74の2点でZ1方向に支持される。第1剥離対象側面12aと第1ガイド面38の第1ベース面39との間には、Z方向に隙間を有する。平角導線12の第2剥離対象側面12bは、第2突起70の入口側突起78と出口側突起80に接触可能である。平角導線12がZ2方向に移動したとき、第2剥離対象側面12bは、入口側突起78及び出口側突起80の2点でZ2方向に支持される。第2剥離対象側面12bと第2ガイド面46の第2ベース面47との間には、Z方向に隙間を有する。
これにより、一対の把持部材20a、20bが作動しないときでも、第1及び第2突起68、70によって平角導線12が案内路32において案内路32の延在方向(X方向)と略平行に支持される。平角導線12の第1及び第2剥離対象部分14a、14bが、一対の剥離刃22a、22bによる剥離位置Pに向かい合うように配置される。すなわち、第1及び第2突起68、70によって平角導線12を支持することで、平角導線12のZ1、Z2方向への位置ずれが抑制される。そのため、一対の剥離刃22a、22bによって、平角導線12の第1及び第2剥離対象部分14a、14bを所定の剥離代で剥離可能である。
図8に示すように、第1及び第2剥離対象部分14a、14bを剥離した平角導線12を案内路32に沿って搬送するとき、入口側突起72の摩耗に伴って、平角導線12が出口部36側で第2ガイド面46に接近し、入口部34側で第1ガイド面38に接近するように傾斜することがある。このとき、平角導線12は、第1剥離対象側面12aが第1突起68の入口側突起72に接触し、第2剥離対象側面12bが第2突起70の出口側突起80に接触する。これにより、傾斜した平角導線12は、第1及び第2突起68、70によって支持される。そのため、第1剥離対象側面12aと第1ガイド面38の第1ベース面39との接触が好適に回避されるとともに、第2剥離対象側面12bと第2ガイド面46の第2ベース面47との接触が好適に回避される。
以上のように、本発明の実施形態では、平角導線12の被膜剥離装置10において、平角導線12を把持するための把持部材20a、20bが作動せず、把持部材20a、20bによって平角導線12を支持できないとき、平角導線12を案内する案内路32の第1ガイド面38に配置された第1突起68と、第2ガイド面46に配置された第2突起70とによって、平角導線12を支持することが可能である。そのため、第1及び第2ガイド面38、46の方向(Z1、Z2方向)への平角導線12の位置ずれを効果的に抑制できる。
従って、把持部材20a、20bが作動せずに平角導線12を案内路32において所定位置に保持できないときであっても、一対の剥離刃22a、22bによって平角導線12の第1及び第2剥離対象側面12a、12bの絶縁被膜14(第1及び第2剥離対象部分14a、14b)を確実に剥離することができる。
把持部材20a、20bが作動せずに案内路32において平角導線12が傾斜したとき、第1及び第2突起68、70によって第1及び第2ガイド面38、46(第1ベース面39及び第2ベース面47)と平角導線12の第1及び第2剥離対象側面12a、12bとの接触を回避できる。これにより、第1及び第2ガイド面38、46(第1ベース面39及び第2ベース面47)と平角導線12との接触に起因した絶縁被膜14の損傷が抑制される。
第1突起68における入口側突起72及び出口側突起74と、第2突起70における入口側突起78及び出口側突起80とによって、平角導線12の第1及び第2剥離対象側面12a、12bをそれぞれ支持することで、平角導線12の位置ずれ(傾き)をより一層抑制することができる。
平角導線12の絶縁被膜14を剥離するとき、少なくとも把持部材20a、20b及び第1及び第2突起68、70のいずれかによって平角導線12の第1及び第2剥離対象側面12a、12bを支持できる。そのため、把持部材20a、20bが作動せずに平角導線12を把持部材20a、20bによって保持できないときでも、第1及び第2突起68、70によって平角導線12を確実に支持した状態とし、剥離工程において第1及び第2剥離対象側面12a、12bの絶縁被膜14を一対の剥離刃22a、22bによって確実に剥離することができる。
上記の実施形態をまとめると、以下のようになる。
上記の実施形態は、平角導線(12)の向かい合う側面を第1及び第2剥離対象側面(12a、12b)とし、前記第1及び第2剥離対象側面を被覆する絶縁被膜(14)の第1及び第2剥離対象部分(14a、14b)を剥離する平角導線の被膜剥離装置(10)であって、
第1方向に互いに向かい合う第1ガイド面(38)及び第2ガイド面(46)を有し、前記第1ガイド面と前記第2ガイド面との間に、前記第1方向と直交する第2方向に前記平角導線が移動可能な案内路(32)が形成された導線ガイド(18)と、
前記案内路を挟んで互いに離間し、前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向に変位可能であり、前記第3方向に沿って剥離位置(P)へと移動することで、前記第1及び第2剥離対象側面から前記第1及び第2剥離対象部分をそれぞれ剥離することが可能な一組の剥離刃(22a、22b)と、
前記導線ガイドに対して前記第1方向に移動可能であり、前記第1方向から前記平角導線に当接して、前記平角導線を前記導線ガイドに対して位置決めする把持部材(20a、20b)と、
を備え、
前記第1ガイド面は、前記第1剥離対象側面を被覆する前記絶縁被膜に接触可能であり前記案内路に向かって突出した第1突起(68)を有し、
前記第2ガイド面は、前記第2剥離対象側面を被覆する前記絶縁被膜に接触可能であり前記案内路に向かって突出した第2突起(70)を有し、
前記第2方向において、前記第1突起と前記第2突起とがオフセットして配置される。
前記第1突起は一対配置され、前記一対の第1突起は、前記剥離位置が前記一対の第1突起の間に位置するように、前記第2方向に間隔を置いて配置され、
前記第2突起は一対配置され、前記一対の第2突起は、前記剥離位置が前記一対の第2突起の間に位置するように、前記第2方向に間隔を置いて配置される。
平角導線の向かい合う側面を第1及び第2剥離対象側面とし、前記第1及び第2剥離対象側面を被覆する絶縁被膜の第1及び第2剥離対象部分を剥離する被膜剥離装置による平角導線の被膜剥離方法であって、
前記被膜剥離装置は、第1方向に互いに向かい合う第1ガイド面及び第2ガイド面を有し、前記第1ガイド面と前記第2ガイド面との間に、前記第1方向と直交する第2方向に前記平角導線が移動可能な案内路が形成された導線ガイドと、
前記案内路を挟んで互いに離間し、前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向に変位可能であり、前記第3方向に沿って剥離位置へと移動することで、前記第1及び第2剥離対象側面から前記第1及び第2剥離対象部分をそれぞれ剥離することが可能な一組の剥離刃と、
前記導線ガイドに対して前記第1方向に移動可能であり、前記第1方向から前記平角導線に当接して、前記平角導線を前記導線ガイドに対して位置決めする把持部材と、
前記第1ガイド面から前記案内路に向かって突出し、前記第1剥離対象側面を被覆する前記絶縁被膜に接触可能な第1突起と、
前記第2ガイド面から前記案内路に向かって突出し、前記第2剥離対象側面を被覆する前記絶縁被膜に接触可能であり、前記第2方向において前記第1突起とオフセットして配置される第2突起と、
を備え、
前記被膜剥離方法は、前記導線ガイドによって前記平角導線を支持し、前記平角導線を前記第2方向に沿って案内する案内工程と、
前記第1及び第2剥離対象側面の前記第1及び第2剥離対象部分が前記剥離位置に配置されたとき、前記導線ガイドと前記把持部材とによって、又は前記導線ガイドによって、前記平角導線を前記第1方向に支持する支持工程と、
前記一組の剥離刃を、前記第1及び第2剥離対象側面を挟んで向かい合わせつつ、前記第3方向に沿って前記第1及び第2剥離対象側面の面方向に沿うように相対的に移動させることで、前記第1及び第2剥離対象側面から前記第1及び第2剥離対象部分を剥離する剥離工程と、
を有する。
なお、本発明は、上述した開示に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得る。
10…被膜剥離装置 12…平角導線
12a…第1剥離対象側面 12b…第2剥離対象側面
14…絶縁被膜 14a…第1剥離対象部分
14b…第2剥離対象部分 18…導線ガイド
20a、20b…把持部材 22a、22b…剥離刃
32…案内路 38…第1ガイド面
46…第2ガイド面 68…第1突起
70…第2突起

Claims (3)

  1. 平角導線の向かい合う側面を第1及び第2剥離対象側面とし、前記第1及び第2剥離対象側面を被覆する絶縁被膜の第1及び第2剥離対象部分を剥離する平角導線の被膜剥離装置であって、
    第1方向に互いに向かい合う第1ガイド面及び第2ガイド面を有し、前記第1ガイド面と前記第2ガイド面との間に、前記第1方向と直交する第2方向に前記平角導線が移動可能な案内路が形成された導線ガイドと、
    前記案内路を挟んで互いに離間し、前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向に変位可能であり、前記第3方向に沿って剥離位置へと移動することで、前記第1及び第2剥離対象側面から前記第1及び第2剥離対象部分をそれぞれ剥離することが可能な一組の剥離刃と、
    前記導線ガイドに対して前記第1方向に移動可能であり、前記第1方向から前記平角導線に当接して、前記平角導線を前記導線ガイドに対して位置決めする把持部材と、
    を備え、
    前記第1ガイド面は、前記第1剥離対象側面を被覆する前記絶縁被膜に接触可能であり前記案内路に向かって突出した第1突起を有し、
    前記第2ガイド面は、前記第2剥離対象側面を被覆する前記絶縁被膜に接触可能であり前記案内路に向かって突出した第2突起を有し、
    前記第2方向において、前記第1突起と前記第2突起とがオフセットして配置される、平角導線の被膜剥離装置。
  2. 請求項1記載の被膜剥離装置において、
    前記第1突起は一対配置され、前記一対の第1突起は、前記剥離位置が前記一対の第1突起の間に位置するように、前記第2方向に間隔を置いて配置され、
    前記第2突起は一対配置され、前記一対の第2突起は、前記剥離位置が前記一対の第2突起の間に位置するように、前記第2方向に間隔を置いて配置される、平角導線の被膜剥離装置。
  3. 平角導線の向かい合う側面を第1及び第2剥離対象側面とし、前記第1及び第2剥離対象側面を被覆する絶縁被膜の第1及び第2剥離対象部分を剥離する被膜剥離装置による平角導線の被膜剥離方法であって、
    前記被膜剥離装置は、第1方向に互いに向かい合う第1ガイド面及び第2ガイド面を有し、前記第1ガイド面と前記第2ガイド面との間に、前記第1方向と直交する第2方向に前記平角導線が移動可能な案内路が形成された導線ガイドと、
    前記案内路を挟んで互いに離間し、前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向に変位可能であり、前記第3方向に沿って剥離位置へと移動することで、前記第1及び第2剥離対象側面から前記第1及び第2剥離対象部分をそれぞれ剥離することが可能な一組の剥離刃と、
    前記導線ガイドに対して前記第1方向に移動可能であり、前記第1方向から前記平角導線に当接して、前記平角導線を前記導線ガイドに対して位置決めする把持部材と、
    前記第1ガイド面から前記案内路に向かって突出し、前記第1剥離対象側面を被覆する前記絶縁被膜に接触可能な第1突起と、
    前記第2ガイド面から前記案内路に向かって突出し、前記第2剥離対象側面を被覆する前記絶縁被膜に接触可能であり、前記第2方向において前記第1突起とオフセットして配置される第2突起と、
    を備え、
    前記被膜剥離方法は、前記導線ガイドによって前記平角導線を支持し、前記平角導線を前記第2方向に沿って案内する案内工程と、
    前記第1及び第2剥離対象側面の前記第1及び第2剥離対象部分が前記剥離位置に配置されたとき、前記導線ガイドと前記把持部材とによって、又は前記導線ガイドによって、前記平角導線を前記第1方向に支持する支持工程と、
    前記一組の剥離刃を、前記第1及び第2剥離対象側面を挟んで向かい合わせつつ、前記第3方向に沿って前記第1及び第2剥離対象側面の面方向に沿うように相対的に移動させることで、前記第1及び第2剥離対象側面から前記第1及び第2剥離対象部分を剥離する剥離工程と、
    を有する、平角導線の被膜剥離方法。
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