JPH09189186A - 杭孔掘削装置 - Google Patents

杭孔掘削装置

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JPH09189186A
JPH09189186A JP234296A JP234296A JPH09189186A JP H09189186 A JPH09189186 A JP H09189186A JP 234296 A JP234296 A JP 234296A JP 234296 A JP234296 A JP 234296A JP H09189186 A JPH09189186 A JP H09189186A
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JP
Japan
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bar
leader
kelly
pile
kelly bar
Prior art date
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Pending
Application number
JP234296A
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English (en)
Inventor
Akira Goshima
朗 五島
Shigemitsu Yoshida
茂光 吉田
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Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】押込機構の小型化を図った杭孔掘削装置を得
る。 【解決手段】先端に施工工具が取り付けられたケリーバ
を回転させながら、リーダに設けられたガイドレール1
6,18に沿って押し込んで杭孔を掘削する。その際に
ケリーバ8を掴持する押込機構20を、ガイドギブ24
によりガイドレール16,18に係合させて、押込機構
20をガイドレール16,18に沿って下降してケリー
バ8を押し込む。この押込機構20は、リーダ2に敷設
され背中合わせに歯面が形成されたラック36の、それ
ぞれの歯面に噛合する一対のピニオン38,40を備え
ている。また、ケリーバ8を通過させながら回転させる
回転機構を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先端に施工工具が
取り付けられたケリーバを回転させながら押し込んで杭
孔を掘削する杭孔掘削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、先端に施工工具が取り付けら
れたケリーバを押し込む押込機構を、リーダに設けられ
たガイドレールに沿って昇降可能に配置し、押込機構に
よりケリーバの後端を押しながらガイドレールに沿って
下降させて、杭孔を掘削していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ケリー
バの押込力は非常に大きく、押込力付与の際に、無駄な
水平分力が生じると、ガイドレールに昇降可能に配置さ
れた押込機構の摩擦抵抗を高める結果となり、より大き
な押込力を必要とし、押込機構が大型化するという問題
があった。
【0004】本発明の課題は、押込機構の小型化を図っ
た杭孔掘削装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成すべ
く、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即
ち、先端に施工工具が取り付けられたケリーバを回転さ
せながら、立設されるリーダに設けられたガイドレール
に沿って押し込んで杭孔を掘削する杭孔掘削装置におい
て、前記ケリーバを掴持し、かつ前記ガイドレールに沿
って下降して前記ケリーバを押し込む押込機構を前記リ
ーダに配置し、該押込機構は、前記リーダに前記ガイド
レールに沿って敷設され背中合わせに歯面が形成された
ラックの、それぞれの歯面に噛合する一対のピニオンを
有する駆動機構を備えたことを特徴とする杭孔掘削装置
がそれである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1に示すように、1はクロ
ーラによる自走式の杭施工機本体で、リーダ2が一対の
ステー4及びキャッチングホーク6によって起倒自在に
支持されると共に、リーダ2をその軸の廻りに旋回させ
ることができるように支持されている。
【0007】ケリーバ8は、本実施例では、そのほぼ全
長にわたって、外形断面形状が四角に形成されており、
杭施工時には、掘削した深さに応じて複数本のケリーバ
8が継ぎ足される。ケリーバ8の先端には、施工工具1
2が取り付けられており、例えば、施工工具12として
は、オーガスクリューや攪拌翼、更には、アースドリル
等がある。
【0008】本実施例では、施工工具12として、攪拌
翼が用いられており、ケリーバ8は中空に形成されて、
ケリーバ8の後端に取り付けられたスイベルジョイント
14を介して供給されるソイルセメントなどの地盤改良
剤を攪拌翼から噴射できるように構成されている。
【0009】リーダ2にはその長手方向に沿って断面円
形の長尺状の2本のガイドレール16,18が連続して
敷設されており(図2参照)、ガイドレール16,18
には、押込機構20が複数のガイドギブ24を介して、
ガイドレール16,18に沿って摺動可能に係合されて
いる。
【0010】押込機構20は、駆動機構28と掴持機構
30とを備えている。駆動機構28は、図2に示すよう
に、リーダ2にガイドレール16,18と平行に敷設さ
れ両側面に背中合わせに歯面が形成されたラック36に
噛合された一対のピニオン歯車38,40を備え、本体
ケース42に取り付けられた一対の油圧モータ44,4
6によりピニオン歯車38,40が回転されるように構
成されている。
【0011】また、図3に示すように、掴持機構30
は、ケリーバ8が挿入される貫通孔48が形成された支
持部材50を備え、支持部材50は、本体ケース42に
一対のシリンダ52,54を介して取り付けられ、ケリ
ーバ8の軸方向に移動できるように配置されている。支
持部材50には、ケリーバ8を挿入できる大きさのテー
パ孔56が形成された回転部材58が、ベアリング60
を介して支持部材50に回転可能に支持されている。
【0012】ケリーバ8の外周とテーパ孔56との間に
は、一対の楔部材62,64が挿入されており、楔部材
62,64にはリンク部材66,68の一端が支点ピン
70,72を介して連結されており、リンク部材66,
68の他端は、本体ケース42にベアリング74を介し
て回転可能に支持された枠部材76に支点ピン78,8
0を介して連結されている。
【0013】また、図4に示すように、枠部材76に
は、ケリーバ8と平行な2本の連結ピン82,84が回
転部材58に向かって立設されており、連結ピン82,
84の先端は、回転部材58に穿設された挿入孔86,
88に摺動可能に挿入されて、枠部材76と回転部材5
8とが一体的に回転できるように構成されている。
【0014】更に、本体ケース42には、回転機構32
が設けられており、回転機構32は、図5に示すよう
に、ケリーバ8を挿入可能な貫通孔90が形成され本体
ケース42にベアリング92,94を介して回転可能に
支持された駆動歯車96を備えている。駆動歯車96に
は、2個のピニオン歯車98(一方のみ図示する。)が
噛合されており、両ピニオン歯車98は、2台の電動モ
ータ100,102により減速機104,106を介し
て回転駆動されるように構成されている。
【0015】また、駆動歯車96の両側に、ケリーバ8
と同軸上で本体ケース42に回転可能に支持された保持
部材108,110が一体的に固定されている。各保持
部材108,110には、2組のローラ112,114
(一部のみ図示する。)がケリーバ8の外周の各4面に
それぞれ接触されて回転可能に支持されており、ケリー
バ8と共に、ローラ112,114、保持部材108,
110、駆動歯車96が一体となって回転するように構
成されている。尚、ケリーバ8の後端に取り付けられた
スイベルジョイント14は、ガイドレール16,18に
摺動可能に係合された摺動台116に支持されている。
【0016】次に、前述した本実施例の杭孔掘削装置の
作動について説明する。まず、ケリーバ8と施工工具1
2とを分離した状態で、ケリーバ8を図示しないクレー
ン等で吊上げ、ケリーバ8の先端を、図3に示すよう
に、押込機構20の両楔部材62,64の間を通して、
支持部材50の貫通孔48を通した後、回転機構32の
ローラ112,114、駆動歯車96の貫通孔90を通
す。通したケリーバ8の先端に施工工具12を接続す
る。
【0017】押込機構20をリーダ2の上端側に上昇さ
せ、押込機構20のシリンダ52,54を駆動して、支
持部材50を引き上げる。これにより、回転部材58の
テーパ孔56により楔部材62,64が中心によるよう
に押圧され、楔部材62,64がケリーバ8の外周に強
く押し当てられて、ケリーバ8が掴持される。
【0018】次に、回転機構32の電動モータ100,
102が駆動され、ピニオン歯車98、駆動歯車96、
保持部材108,110、ローラ112,114を介し
て、ケリーバ8が回転される。また、押込機構20の油
圧モータ44,46を駆動して、ピニオン歯車38,4
0を回転させる。
【0019】ピニオン歯車38,40は逆方向に回転さ
れるので、ラック36とピニオン歯車38,40との噛
合により生じる双方の駆動力の水平成分が互いに打ち消
し合う。よって、駆動力の水平成分によるガイドギブ2
4とガイドレール16,18との間の摩擦抵抗がなくな
るので、ガイドギブ24とガイドレール16,18との
摩擦が減少する。また、摺動の際の摩擦が減少するの
で、垂直成分による押込力が有効に得られる。
【0020】また、両ピニオン歯車38,40を1台の
モータでアイドル歯車等を介して回転させる場合は、両
ピニオン歯車38,40の回転速度は同一となるが、ピ
ニオン歯車38,40やラック36の形状に誤差がある
ので、両ピニオン歯車38,40の回転速度を同一にし
てしまうと、無理な力が作用する場合がある。
【0021】本実施例では、2台の油圧モータ44,4
6により別個にピニオン歯車38,40を駆動するの
で、ピニオン歯車38,40やラック36の形状に誤差
があっても、同一の油圧源から両油圧モータ44,46
に作動油が供給されるので、両油圧モータ44,46の
液圧が同一となり、無理な力の発生が防止される。
【0022】押込機構20がガイドレール16,18に
沿って下降されて、楔部材62,64を介してケリーバ
8に軸方向の押込力が付与される。よって、施工工具1
2により掘削が行われると共に、スイベルジョイント1
4を介して供給される地盤改良剤が施工工具12から噴
射されて攪拌され、杭施工が行われる。施工工具12に
より掘削しながら、押込機構20がガイドレール16,
18に沿って下降されて、リーダ2の下端にまで達する
と油圧モータ44,46の駆動が停止される。
【0023】その後、押込機構20のシリンダ52,5
4が駆動されて支持部材50が押し下げられ、テーパ孔
56が楔部材62,64から離れて、楔部材62,64
による押圧が解除され、ケリーバ8の掴持が解放され
る。そして、油圧モータ44,46を逆回転させて押込
機構20をリーダ2の上端に上昇させてから、再び、新
たなケリーバ8を継ぎ足し、前述したと同様にしてシリ
ンダ52,54を駆動してケリーバ8を掴持する。次
に、油圧モータ44,46を駆動して押込機構20を下
降させて、押込力を付与して、施工工具12による掘削
を継続する。
【0024】一方、所定の深さまで杭孔を掘削した後、
ケリーバ8を引き抜くときは、押込機構20によりケリ
ーバ8を掴持して、押込機構20を駆動してリーダ2の
上端にまで上昇させて、ケリーバ8を引き上げる。次
に、押込機構20によるケリーバ8の掴持を解放してか
ら、押込機構20を下降させ、再び掴持機構30により
ケリーバ8を掴持して、押込機構20を上昇させて、ケ
リーバ8を引き上げる。引き上げの際、杭施工に応じて
回転機構32によりケリーバ8を回転させる。
【0025】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の杭孔掘削装
置は、両ピニオン歯車が逆方向に回転されるので、ラッ
クとピニオン歯車との噛合により生じる双方の駆動力の
水平成分が互いに打ち消し合い、駆動力の水平成分によ
る摩擦が減少し、垂直成分による押込力が有効に得られ
るので、押込機構を小型化することができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての杭孔掘削装置の正面
図である。
【図2】本実施例の押込機構のラックを含む横断面図で
ある。
【図3】本実施例の押込機構の楔部材を含む縦断面図で
ある。
【図4】図3のAA断面図である。
【図5】本実施例の回転機構の縦断面図である。
【符号の説明】
1…杭施工機本体 2…リーダ 8…ケリーバ 12…施工工具 14…スイベルジョイント 16,18…ガイドレール 20…押込機構 28…駆動機構 30…掴持機構 32…回転機構 36…ラック 38,40…ピニオン歯車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に施工工具が取り付けられたケリー
    バを回転させながら、立設されるリーダに設けられたガ
    イドレールに沿って押し込んで杭孔を掘削する杭孔掘削
    装置において、 前記ケリーバを掴持し、かつ前記ガイドレールに沿って
    下降して前記ケリーバを押し込む押込機構を前記リーダ
    に配置し、 該押込機構は、前記リーダに前記ガイドレールに沿って
    敷設され背中合わせに歯面が形成されたラックの、それ
    ぞれの歯面に噛合する一対のピニオンを有する駆動機構
    を備えたことを特徴とする杭孔掘削装置。
JP234296A 1996-01-10 1996-01-10 杭孔掘削装置 Pending JPH09189186A (ja)

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JP234296A JPH09189186A (ja) 1996-01-10 1996-01-10 杭孔掘削装置

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JP234296A JPH09189186A (ja) 1996-01-10 1996-01-10 杭孔掘削装置

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JP (1) JPH09189186A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11311080A (ja) * 1998-04-30 1999-11-09 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 施工機の掘削制御装置
JP2002357071A (ja) * 2001-06-01 2002-12-13 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 振れ止め装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002357071A (ja) * 2001-06-01 2002-12-13 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 振れ止め装置
JP4741747B2 (ja) * 2001-06-01 2011-08-10 日本車輌製造株式会社 振れ止め装置

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