JPS60112926A - パイルの並列圧入施工法及びその施工機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はパイルの並列圧入施工法及びその施工機、特に
アースオーガーの掘進とパイルの圧入を併行して施すパ
イルの並列圧入施工法及びその施工法の実施に使用する
パイルの並列圧入施工機に関する。

従来、地盤にパイルを圧入しつつこれに宿ってアースオ
ーガーを掘進させて行くパイル圧入施工法は公知であり
、アースオーガーの掘進でパイル圧入が容易化されるの
で、パイルの出入、即ち油圧による静荷重の負荷による
パイルの建込みを比較的硬質の地盤についても行うこと
ができ有利である。

しかしながら、このようなパイル圧入施工法として従来
知られているものは、パワーショベル等の建設機械にお
けると同様なベースマシンにパイルの長さに相当する高
さのリーダーを立て、該リーダーにアースオーガーを保
持させると共に、リーダーに掴みを設けてこれによりア
ースオーガーとパイルを掴むようにされた施工機に依存
する方式であって、前記リーダーのため施工機の移動に
は大きな空間を必要とし、高架下、橋下、送電や′電話
ケーブル下等の上下空間の狭い場所には施工機の搬入が
不可能乃至は著しく困難である。即ちかかる場所にはそ
れに即応する短かさのスクリューオーガー及びパイルそ
れぞれの継ぎ足しで、アースオーガー掘進とパイル圧入
の併行施工を実際問題として、行い得ない制約がある。

そこで本発明はアースオーガーの保持及びパイルを掴む
のに高いリーダーを必要としない、従って上記の如き上
下空間の狭い個所でも、アースオーガー掘進とパイル圧
入を併行することが保証されるパイルの並列圧入施工法
及びその施工機を提供しようというものである。

本発明のパイルの並列圧入施工法は、相互に隣合って配
置され、かつ相互の間に相対的上下駆動ならびに隣合う
方向へパイルの一建込みピッチ以上の相対的前後駆動が
可能なりラング及びチャックを具備するパイル圧入機を
用いて行う工法であって、このパイル圧入機におけるク
ランプで地盤の既並列建込みパイルを掴み、チャックで
アースオーガーのケーシング及び被圧入パイルを並べて
掴み、該アースオーガーの掘進の下でのクランプに対す
るチャックの押下げ、該チャックの掴み解放での１件、
再掴み押下げの繰返しにより、アースオーガーの掘進と
パイルの圧入を併行し、かくして成るパイルの圧入が終
ると、アースオーガーの引抜き後、チャックを解放下、
所要高さにクランプに対し上昇させて、パイルの一建込
みピッチ分、パイルの並列方向へ移動させ、その移動し
た位置でチャックによりアースオーガーのケーシング及
び新たなパイルを並べて掴み、該パイルを上記アースオ
ーガーの掘進及びパイル圧入の併行により適当深さまで
地盤に予備圧入し、該予備圧入パイル及びアースオーガ
ーのケーシングを支持体として、クランプを解放下、既
並列建込みパイルより上方へ上昇させ、チャックの側へ
クランプを寄せてこれを降下させ、再び既並列建込みパ
イルを掴む操作を以て、パイル圧入機を地盤の既並列建
込みパイルを足場として所要の側へステップさせ、この
ステップの繰返しと上記パイル圧入操作とでパイルを並
列して地盤に圧入して行くことを特徴としている。

上記のパイルの並列圧入施工法の実施に使用するパイル
の並列圧入施工機は、地盤に並べて建込まれたパイルを
掴むクランプ、及び該クランプに隣接して配置され該ク
ランプとの間に、相対的上下駆動ならびに上記パイル並
列方向へのパイルの一建込みピッチ以上の相対的前後駆
動が可能なかつアースオーガーのケーシングとパイル、
！：を並べて掴むチャックを備えたことを特徴とするパ
イル圧入機からなっている。

本発明に従えば、パイル圧入機をそれにおけるクランプ
で既並列建込みパイルを掴んで自立させ、ヤツクで掴み
、クランプに対し該チャックを適宜の手段、例えば油圧
駆動により押下げることにより、地盤にパイルを圧入で
きると共に、その際、アースオーガーを回転させて削孔
、即ち掘進を併せて行い得る。そして、このチャックの
ｌ押下げ動が終ると、次いで該チャックの掴みを解放し
て上昇させ、再びアースオーガーのケーシング及びパイ
ルを掴んで押下げるという動作を繰返すことにより、パ
イルの所要深さについての圧入全従来のような高いリー
ダーを用いることなく行うことができる。従って本発明
によれば、高架下、橋下、送電や電話ケーブル下等の上
下空間の狭い個所でも、アースオーガー及びパイルに然
るべき短かさのものを適用して、アースオーガー掘進と
パイル圧入を併行する施工を行うことが保証される。

本発明においてはパイルの圧入が終了すれば、その圧入
に併行して掘進したアースオーガーはチャックの解放下
、適当な手段、例えばクレーンに備えた引抜き機により
ケーシングと共に引抜き、或いは圧入完了パイルより上
方において、アースオーガーのケーシングを上記パイル
圧入機のチャックで掴んで、クランプに対し上昇させ、
その上昇した位置でケーシングを解放して、降下させ、
再びケーシングを掴んで上昇させる動作の繰返しにより
引抜けばよい。

本発明においてはパイル圧入機のチャックの上述した押
下げで成るパイルの圧入が終ると、アーー　スオーガー
の引抜き後、クランプは既並列建込みパイルを掴んｌど
ままとし、チャックの解放下、これを当該圧入完了パイ
ルより上方に上昇させ、所要の側へチャックをパイルの
一建込みピッチ分、パイル並列方向に移動させ、（この
際、望むならばチャックでアースオーガーのケーシング
を掴んで移動させることができる）、その移動した位１
ｕでチャックによりアースオーガーのケーシング及び新
たなパイルを掴み、該ノくイルをノくイル圧入機の支持
が可能となる深さまで地酷に予備圧入し、該新規被圧入
パイル及びアースオーガーのケーシングを支持体として
クランプを開いて持上げ、チャックの側ヘクランプを寄
せてこれを降下させ、再び既並列建込みパイルを掴んで
、新規被圧入ノくイルの圧入金権すという要領でパイル
圧入機を地盤の既並列建込みパイルの上を１ピツチ、新
たな・（イルの圧入に必要な側へほふく的にステップさ
せる、即ち自刃移動させることができる。この場合、ク
ランプとチャックはパイルの並列方向に隣合っているの
で、はふく的ステップに際し、）（イル圧入機を持上げ
ると、その持上げに対する支持体のｕをなしているアー
スオーガーには横方向の荷重が加わるが、アースオーガ
ーケーシングと並んでチャックに掴すれているパイルが
補強材として働くため、アースオーガーが変形するよう
なことがないと共に、アースオーガーケーシングと７く
イルの並列組合せ体が支持体となるので、充分に犬なる
載架性が得られ、安定してパイル圧入機をほふく的にス
テップさせることができる。

以下、本発明の実施例を図面について説明する。

図で（１）がパイル圧入機で、該パイル圧入機（１）は
地盤に並べて建込んだパイル（ａ）を掴む複数のクラッ
プ（２）、該クランプ（２）を備えたサドル（３）、該
サドル（３）に搭載されたスライドベース（４）、該ス
ライドベース（４）に立設されたマスト（５）、該マス
ト（５）に架装された昇降体（６）、クラップ（２）の
並列体に被圧入パイルの側（第１図において右側）に隣
接しそ昇降体（６ンに取付けられたチャ・ツク（７）を
具備している。

クラップ（２）は第１図において図面の衣、裏方向に向
合った固定の掴みメンバーと油圧駆動でその対向方向に
前後動し得る掴みメンバーとの組合せ構造になっている
。チャック（７）はアースオーガー（８）のケーシング
（９）と被圧入パイル（ｂ）を並べて掴む、少なくとも
片方が油圧駆動で向合った方向に前後動し得る対向した
掴みメンバー叫αυの組合せ構造になっている。

上記スライドベース（４）ｉｉサドル（３）との間にパ
イル（ａ）の並列方向へパイルの一建込みピッチ以上の
相対的前後駆動がｉｊＪ能であり、マスト（５）は水平
方向へスライドベース（４）上で節回可能であり、昇降
体（６）はマスト（５）に対し上下駆動が可能である。

即ち、図示のパイル圧入機ではチャック（７）は、クラ
ップ（２）のサドル（３）、スライドベース（４）及び
マスト（５）の組合せ体、換言すれば実質的にクラップ
（２）との間に相対的上下駆動が可能であり、またチャ
ック（７）の昇降体（６）、マスト（５）及びスライド
ベース（４）の組合せ体、換言すれば実質的にクランプ
（２）のサドル（３）、従ってクランプ（２）との間に
パイル（ａ）の並列方向（従方向）へパイルの一建込み
ピッチ以上の相対的前後駆動が可能である。更にチャッ
ク（７）は昇降体（６）上で垂直軸線の周りの方向へ旋
回し得るようになっている。チャック（７）をクランプ
（２）との間に相対的に上下駆動させるには油圧駆動、
例えば一端がマスト（５）に結合され他端が昇降体（６
）に結合された油圧シリンダー・プランジャー装置θＧ
による方法を適用すればよく、クランプ（２）とチャッ
ク（７）との間の縦方向への相対的前後駆動も装置０時
と同様な装置（図示せず）により行えばよく、マスト（
５）の旋回及びチャック（７）の旋回も同様な装置或い
は油圧モーター（図示せず）Ｖこより行えばよい。

上記アースオーガー（８）はそのオーガースクリュー＠
に連結してこれを回転させる油圧モーターθ、′９、及
び該オーガースクリュー（６）と油圧モーター（ｌの組
合せ体をアースオーガーケーシング（９）に対し上下駆
動させる油圧シリンダー・グラ／ジャー装置Ｑ４１を有
する。

上記のパイル圧入機（１）におけるクラップ（２）で既
並列建込みパイル（ａ）を掴んで、該パイ・ル（ａ）上
にパイル圧入機（１）を自立させ、該パイル（ａ）に後
続して隣接する側でアースオーガー（８）のケーシング
（９）及び被圧入パイル（ｂ）を並べてチャック（７）
で掴み（第１図参照、但し第１図にはパイル（ｂ）を便
宜上、垂直軸線の周シヘ９０位置を振った状態で示した
）、パイル（ａ）を反力アンカーとして、クランプ（２
）に対するチャック（７）の押下げにより（この際、要
すれば油圧シリンダー・プランジャー装置ａ＜によりア
ースオーガー（８）のオーガースクリュー（２）の位置
調整を行い、）パイル（ｂ）を地盤に圧入しつつ、アー
スオーガー（８）を油圧モーターＯＪにより駆動して、
掘進させる。クランプ０）に対するチャック（７）の押
下げが所定進度に達すれば、その御下げを止め、チャッ
ク（７）の掴みメンバーＱＯＱυを開いて、アースオー
ガーケーシング（９）及びパイル（ｂ）の掴みを解放し
、チャック（７）を必要高さに上げ、その上昇した位置
で再びアースオーガーケーシング（９）及びパイル（ｂ
）を掴み、アースオーガー（８）の作動の下、チャック
（７）を再度押下げるという操作を繰返して、パ・１ル
（ｂ）を所要の深さに亘って地盤に圧入する。

パイル（ｂ）の所要深さへの圧入が終了すると、チャッ
ク（７）を開いてアースオーガー（８）を適当な方法に
より引抜き、然る後、既並列建込みパイル（ａ）をクラ
ンプ（２）で掴んだ状態下で、チャック（７）の解放下
、これを該圧入終了パイルにつかえない高さにパイル（
ａ）を支持体として上昇させ、第１図の右方部ちパイル
（ａ）の並列方向の所要の側へチャック（７）をパイル
の一建込みピッチ分、クランプ（２）に対し移動させ（
この際、望むならばケーシング（９）におツク（７）を
垂直軸線の周りの方向へ１８０旋回させ、アースオーガ
ー（８）のケーシング（９）と新たな被圧入パイルを並
べてチャック（７）で掴み、チャック（７）を押下げて
、パイル圧入機（１）をＬＢ下げ状に支持し得るに足る
深さまで該新核圧入パイルを地盤に予備圧入し、クラン
プ（２）を開いて、パイル圧入機（１）をｒ−スオーガ
ーケーシ／グ（９）及び該予ｖ！ｔｔ圧入パイルに支持
させ、その状態下でクランプ（２）を既並列建込みパイ
ル（ａ）につかえない＾さにチャック（７）Ｋ対し上昇
させ、チャック（７）の側にクランプ（２）をパイルの
一建込みピッチ分、寄せた仮、これを既並列建込みパイ
ル（ａ）の個所に下げ、パイル（ａ）を再び掴ませる。

即ち、これ等の一連の動作でパイル圧入ｍ　（１）は地
盤の既並列建込みパイルの上を新たなパイルの圧入に必
要とする１ピツチのステップを行う。

上記のパイル圧入及びパイル圧入機（１）のステップの
反復繰返しにより次々と新たなパイルの並列圧入を行う
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明飽工法の実施に使用する施工機の一例を
示す正面図、第２図はそれにおけるチャック部の拡大横
断面図、第８図は第２図ｌ１ｌ−Ｉｌｌ線断面図である
。 （ａ）は既並列建込みパイル、（ｂ）は被圧入パイル、
（１）はパイル圧入機、　（２）はクランプ、（３）は
サドル、　（４）は、スライドベース、（５ンはマスト
、　（６）は昇降体、 （７）にチャック、　（８）はアースオーガー、（９）
はアースオーガーのケーシング、（１０（ｌυ・・・チ
ャックの掴みメンバー。 （以上） −、：、Ｉ 第２図 一一］７ 一＝ｊ 第３図 昭和５９年４・月３日 特許庁長官　若　杉　和　夫　殿 １　事件の表示 昭和５８年特許願第２２０９１５号 ２　発明の名称 パイルの並列圧入施工法及びその施工機３　補正をする
者 事件との関係　特許出願人 株式会社技研製作所 ４代理人 自発 ６　補正の対象 明細書中「発明の詳細な説明」の項 ７　補正の内容 補正の内容 １　明細書中東１２頁第１２行「（７）の」とあるを「
（７）は」と補正する。 ２　明細書第１３頁第５〜１４行「組合せ体・・・・・
・従って」とあるを下記の通り補正する。 −「組合せ体と共に、クランプ（２）のサドル（３）に
対し、換言すれば実質的に」 ３　明細書第１３頁第５〜６行「装置（１０）と」ある
を削除する。 （以　上）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■　相互に隣合って配置され、かつ相互の間に相対的上
   下駆動ならびに隣合う方向へパイルの一建込みピッチ以
   上の相対的前後駆動が可能なりラング及びチャックを具
   備するパイル圧入機を用いて行う工法であって、このパ
   イル圧入機におけるクラップで地盤の既並列建込みパイ
   ルを掴み、チャックでアースオーガーのケーシング及び
   被圧入パイルを並べて掴み、該アースオーガーの掘進の
   下でのクラップに対するチャックの押下げ、該チャック
   の掴み解放での上昇、再掴み押下げの繰返しにより、ア
   ースオーガーの掘進とパイルの圧入を併行し、かくして
   成るパイルの圧入が終るとアースオーガーの引抜き後、
   チャックを解放下、所要高さにクラップに対し上昇させ
   て、パイルの一建込みピンチ分、パイルの並列方向へ移
   動させ、その移動した位置でチャックによりアースオー
   ガーのケーシング及び新たなパイルを並べて掴み、該パ
   イルを上記アースオーガーの掘進及びパイル圧入の併行
   により適当深さまで地盤に予備圧入し、該予備圧入パイ
   ル及びアースオーガーのケーシングを支持体として、ク
   ランプを解放下、既並列建込みパイルより上方へ上昇さ
   せ、チャックの側へクランプを寄せてこれを降下させ、
   再び既並列建込みパイルを掴む操作を以て、パイル圧入
   機を地盤の既並列埋込みパイルを足場として所要の側へ
   ステップさせ、このステップの繰返しと上記パイル圧入
   操作とでパイルを並列して地盤に圧入して行くことを特
   徴とするパイルの並列圧入施工法。 ■　地盤に並べて建込まれたパイルを掴むクラップ、及
   び該クランプに隣接して配置され該クランプとの間に、
   相対的上下駆動ならびに上記パイル並列方向へのパイル
   の一建込みピッチ以上の相対的前後駆動が可能なかつア
   ースオーガーのケーシングとパイルとを並べて掴むチャ
   ックを備えたことを特徴とするパイル圧入機からなり、
   アースオーガーの掘進とパイルの圧入を併行する工法で
   あって、クランプとチャックの間の相対的上下駆動及び
   パイル並列方向へのパイル−建込みピッチ分の相対的前
   後駆動の複合とこれ等クランプ、チャックの掴み、その
   解放の選択切換えにより、既並列建込みパイル、及びこ
   れに隣接して適当深さ地盤に予備圧入されたパイルとア
   ースオーガーのケーシングを足掛りとしてパイル圧入機
   を所要の側ヘステップさせて、パイルを並列して地盤に
   圧入する工法の実施に使用するパイルの並列圧入施工機
   。