JPH09182135A - 情報伝達システム及び端末装置 - Google Patents

情報伝達システム及び端末装置

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Publication number
JPH09182135A
JPH09182135A JP7341292A JP34129295A JPH09182135A JP H09182135 A JPH09182135 A JP H09182135A JP 7341292 A JP7341292 A JP 7341292A JP 34129295 A JP34129295 A JP 34129295A JP H09182135 A JPH09182135 A JP H09182135A
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JP
Japan
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mobile terminal
terminal device
transmitted
transmission system
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JP7341292A
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Hiroshi Shimizu
宏 清水
Teiji Kuwabara
禎司 桑原
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一方向・不特定多数相手の放送通信で伝達す
ると共に、通信エリアを仕切ってエリア毎の情報を伝達
できるようにすること。 【解決手段】 情報を提供する発信装置と前記情報を伝
達する媒体と伝達された情報を受信する端末装置とから
なる情報伝達システムにおいて、前記発信装置側から前
記端末装置側への単一方向にのみ情報を伝達し、前記媒
体の通過を阻止する手段によって区切られた複数のエリ
アを形成し、各エリア毎に同一の媒体を用いて各エリア
毎の異なる種類の情報を提供すること。伝達された情報
を受信する端末装置は、前記端末装置にあらかじめ入力
されている情報と各エリア毎に受信した情報とをリンク
して記憶し表示すること。また、デパートのフロア別の
情報を受信するととともに、端末装置を利用してキャッ
スレスの購買を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報を提供・授受する
機能に係わり、特に携帯型情報端末装置を用いて、外出
中、利用者が特に限定された領域内に位置する時に、情
報を入手するのに最適な情報伝達システム及び端末装置
に係わる。
【0002】
【従来の技術】人が、買物等の目的で街を歩くとき、必
要な情報として、街の地理情報、そして地理情報に付随
した、お店等の位置及び取り扱い品目の情報である。一
般には紙で供給される地図を用いて街の状況を把握した
り、また専門の雑誌等を用いて、お店のより詳細な情報
を把握したりする手段が取られてきた。また、特に車載
機器として一般的なナビゲーションシステムは、地理情
報に付随して、各地のレストランやお店等の情報がCD
−ROMのような情報媒体を用いて提供され、これを再
生することで利用者が地理情報を知ることが出来る。
【0003】しかし、雑誌やCD−ROMのような事前
に入手する媒体では、記載された情報は少なくとも数時
間以上前のものであり、最新の地理情報を得ることは難
しい。これに対応して、特に道路の混雑状況をリアルタ
イムで伝達するシステムとして、ATISと呼ばれるシ
ステムが存在する。これは車載ナビゲーションシステム
と携帯電話を接続し、道路の混雑や工事等による不通道
路の状況を、携帯電話を用いて日本道路交通情報センタ
ーに問合せることで、最新の道路状況の情報を入手する
ことが出来る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法は、
情報を入手するために、利用者が情報提供者にアクセス
をする必要があり、このアクセスは電話を用いるため1
対1で回線を占有する必要があり、アクセスのコストが
かかる。また、アクセスをかけない限りは情報を入手す
ることが不可能であるという問題があり、情報をより簡
便に入手することを可能にするためには、この課題を解
決する必要がある。
【0005】また、例えば赤外線のような帯域の狭い情
報伝達手段を用いたとき、その情報伝送量には限度があ
り、例えばデパート等の建物内のすべての情報を伝送す
るには情報量が多すぎて転送することは困難になる。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明では、情報の伝達を電話回線のような1対1
の、1ユーザー占有回線ではなく、一方向・不特定多数
相手の通信である、放送等の通信方法を用いる。そして
本発明では例えばデパート等の建物の複数のフロア別に
各々の階に関する情報を別に流す。利用者は建物への進
入時に、各階の地図情報をあらかじめ受取り、各フロア
に移動する時に、その階に関する詳細な情報を前記放送
により受信する。
【0007】放送形式の情報伝達手段を用いることで、
情報の伝達を1対1の占有回線を用いる必要がなく、同
報形式で多数の利用者に同時に情報を伝達することが出
来る。また、デパート等の建物の各フロア別に情報を流
すことで、例えば4Fと5Fで同じ帯域の電波もしくは
赤外線を用いて、別々な情報を流すことが出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図を用
いて説明する。
【0009】図1は、本発明による情報伝達システム及
び端末装置のシステム概要の例を示すブロック図であ
る。利用者に提供する情報は、情報データベース140
0に蓄積されている。これは放送局1000もしくは赤
外線情報発信局1500により、電波による放送情報1
010もしくは赤外線情報1510として送信される。
【0010】携帯端末1200は、この放送情報101
0を受信し、利用者1300に提示する。携帯端末12
00には、あらかじめ地図情報1100のような容量が
大きく、且つ固定された情報が入力されており、この情
報と、放送情報1010を重ね合わせて利用者に提示す
る。情報は携帯端末上のディスプレイの他に、イヤホン
1500を通じて音声を用いても、利用者に伝達され
る。
【0011】図2は、本発明による情報伝達システム及
び端末装置の、建物の中のような閉鎖空間で利用すると
きの形態を示す例を示した説明図である。図1で示した
放送情報1010もしくは赤外線情報1510が、建物
の各階で分離出来ることを利用して、各階毎に別な情報
を伝達する方法を示したものである。
【0012】本図に於いて、4F関連情報2011は4
F情報データベース2010より、5F関連情報200
1は5F情報データベース2000より発信される。4
Fに位置する携帯端末2040は、5Fとは天井により
区切られているため、電波もしくは赤外線を用いた情報
は、5Fの情報と混信することなく、受信することが出
来る。5Fの携帯端末2030も同様で、5F関連情報
2001は、5Fの階の中だけ存在することが出来るの
で、4F関連情報2011と混信することなく、携帯端
末2030により受信することが出来る。
【0013】前提条件として上記したように、電波もし
くは赤外線が4Fと5Fの境界を通過しないことが必要
であるが、例えば通常の小電力無線電話程度の電波は、
一般の鉄筋建築の壁を通り抜けることはごく少なく、ま
た赤外線光も、天井の壁を擦り抜けることはないので、
現実的な問題点はない。
【0014】図3は、本発明による端末装置のハードウ
ェア構成の例を示すブロック図である。CPU3000
を核に、バス3050の周囲に、メモリ3010、ディ
スプレイ3020、タッチパネルI/F3030、IC
カードI/F3040、放送受信機3071及びその復
調回路3070、赤外線受信機3081及びその復調回
路3080、音声出力手段3090、音声合成回路30
92、イヤホン3091等で構成される。
【0015】メモリ3010には、あらかじめ携帯端末
が所持している地図等の大容量の情報であるマップ情報
3011、そして、放送受信機3071もしくは赤外線
受信機3081により受信した取得情報3012が記憶
される。ここで、マップ情報3011は、本図の通りで
なく、ICカードI/F3040に差し込まれたICカ
ードのメモリ上にあっても良い。
【0016】放送情報は放送受信機3071により受信
される。復調回路3070により復調された情報は、情
報の着信を割込み3060により復調回路3070から
CPU3000に伝達され、バス3050を経由してメ
モリ3010に取り込まれる。赤外線受信機3081及
び復調回路3080も同様であり、図示しない割込み3
060もしくは、CPU3000からの復調回路内に設
けたバッファの定期的な巡回により、情報の着信を検出
してメモリに取り込まれる。
【0017】メモリに蓄積された取得情報3012は、
単体もしくはあらかじめ携帯端末が有しているマップ情
報3011等と重ね合わせてディスプレイ3020に表
示される。また、放送により送信された音声信号や、取
得情報を音声合成回路3092により音声信号に変換さ
れた情報は、音声出力手段3090により音声に変換さ
れ、イヤホン3091により利用者に提示される。ディ
スプレイの表示や、音声の出力、またその他の携帯端末
の操作は、ディスプレイ3020と一体に構成されるタ
ッチパネルより利用者から入力され、タッチパネルI/
Fを通してCPU3000が認識し、必要な動作を行
う。
【0018】図4は、本発明による端末装置の、地図情
報と放送情報の最も基本的な重ね合わせを示した説明図
である。白地図4010は、図3に於けるメモリ301
0内もしくはICカードI/F3040により接続され
るICカードメモリ上のマップ情報3011を示したも
のである。デパート等の建築物のあるフロアのレイアウ
トを示したものである。
【0019】フロアのどの場所にどのような店舗が並ぶ
かは、日によって異なるので、この固定情報には添付さ
れない。お店情報添付地図4020は、放送情報により
得られた店舗に関する情報を重ね合わせた地図を示して
いる。フロアのレイアウトの各エリアに具体的な店舗名
が入る。日によってこの情報は異なるので、その日の最
新の情報を放送により供給する。さらに図示しないが、
各店舗毎の目玉商品等の最新情報も、併せて表示するこ
とが出来る。
【0020】図5は、本発明による端末装置の、表示画
面の例を示した説明図である。放送情報を受信した携帯
端末は、各店舗の情報を店名リスト表示5010のよう
な形で表示する。この例はあるデパートの4Fのショッ
プリストを示しており、4Fで取り扱っている商品の品
目リスト及び、その商品を扱っている店名が並んでい
る。右のスクロールバーにより上下にスクロールして、
お店を選択することが出来る。
【0021】お店を選択した後「地図表示」アイコンを
叩くと、店内地図表示5020に画面は切り替わる。こ
のデパートの4Fの地図を示しており、図4のお店情報
添付地図と同一であるが、選択した化粧品の店の場所に
網かけ等の表示をすることで、選択した店の場所を知る
ことが出来る。
【0022】図6は、本発明による情報伝達システム
の、フロア移動中に情報を伝達する方法の例を示した説
明図である。本実施形態は、ある建造物のあるフロアか
ら別のフロアに移動するエスカレーターの上で、移動中
に情報を伝達する方法を示したものである。エスカレー
ター6000の各ステップには赤外線ユニット6020
が、また天井にも赤外線ユニット6010が設置されて
いる。
【0023】携帯端末を携行する利用者が、このエスカ
レーター6000に乗って、エスカレーター走行距離6
030を移動する間に、赤外線ユニットから繰返し送信
される情報の、少なくとも1サイクルを受信する。ここ
で、赤外線ユニットからの情報の伝送速度を、115.
2kbpsとすると、1秒間に14400バイト、漢字
で7200文字の情報を伝達することが可能である。エ
スカレーターの移動時間を例えば20秒とすると、その
間に送信出来る情報は最大288Kバイト程度となり、
次のフロアに関するかなりの情報を伝達することが出来
る。
【0024】ここで、例えば4Fから5Fに行くエレベ
ーターは5Fに関する情報を送信するが、エスカレータ
ーの入り口は4Fであり、4Fで放送している情報と混
信する可能性がある。これを避けるために、エスカレー
ターの入り口から、ある程度の距離だけ離れてから、情
報の送信を開始する。もしくはエスカレーターの入り口
付近では、情報の送信を行わないような、赤外線ユニッ
ト等の送信装置の配置を行うことによって解決できる。
【0025】図7は、図6に示した送信情報のフォーマ
ットの例を示した説明図である。情報はヘッダ7000
と、情報1単位7010を一つの要素として構成され
る。ここでヘッダ7000は、情報1単位の中には決し
て出現しないユニークなコードであり、送信情報704
0を連続して受信しているときに、必ずヘッダの位置を
認識することが出来る。ヘッダ7020及び情報1単位
7030も同様であり、この要素を繰返し連続して送信
する。
【0026】ヘッダ及び情報1単位を送信するに要する
時間を情報1単位サイクル時間7060とする。また、
図6で説明したエスカレーターの走行時間を7050と
すると、 情報1単位サイクル時間7060<エスカレーターの走
行時間7050 であることが必要である。また、 (情報1単位サイクル時間7060×n)<エスカレー
ターの走行時間7050 とすれば、エスカレーターの走行中にn回の受信を行う
ことが出来、情報1単位内に設けた図示しないパリティ
ビット等により受信エラーの検出を行い、複数回の受信
の中でエラーがなく受信出来たデータを利用することが
可能となる。
【0027】ここで、本データを受信するハードウェア
を図3に示したが、復調回路3070,3080が、ヘ
ッダ7000を受信した段階で、CPUに割込みをかけ
ることで、CPUは、それ以降の情報1単位を逐次受信
することが出来る。又は、ヘッダ及び情報1単位の大き
さだけのバッファを復調回路が持ち、復調回路は、情報
1単位を受信して、次のヘッダを受信した段階で、デー
タ受信の終了を検知、さらにパリティエラーが発生しな
かったことを確認した段階で、CPUに割込みをかけ、
CPUはバッファ内にメモリされた情報の読取りを開始
する。
【0028】図8は、本発明による情報伝達システム及
び端末装置をデパート等で実際に運用するときの手順を
示すフローチャートである。利用者はまず、デパートに
来店したときに、その玄関で端末装置を借用する(80
10)。これは、端末装置自体を借用する場合と、図9
で後述するデパートの基本地図が入ったICカードを借
用し、利用者自身が所有する端末装置に装着する場合が
ある。
【0029】次に端末を用いて買物をするために、クレ
ジットカード番号を端末に入力する(8020)。これ
は、端末装置を借用したときに利用者が持つクレジット
カードを端末装置自身や、端末装置を借用する時に、端
末装置が接続されているクレジットカード番号の読取り
装置に挿入してもよい。また、このクレジットカード
は、一般のクレジット会社のカードだけでなく、そのデ
パート自身が持つ積み立てのような会員制システムのカ
ードでもよい。勿論カード自身でなく、番号を入力して
利用者が本人であるかどうかの照合が取れる手段であれ
ば何でも良い。
【0030】次に端末装置もしくはインフォメーション
センターにより欲しい商品のお店の所在フロアを検索す
る(8030)。端末装置にあらかじめ入力されている
地図情報に、概略の商品リストがあれば、そこから検索
が出来、また最新の情報は該当フロアに行く前にインフ
ォメーションセンターで入手することが出来る。
【0031】次に指定のn階に移動中にその階のお店の
情報を入手する(8040)。情報の入手方法は、図6
に示したエスカレーターの移動中に行うか、該当フロア
に到着してから、フロアを歩いている間に受信してもよ
い。
【0032】次に図5で示したように、店の選択を行
い、地図を表示し(8050)、その店に向かう。そし
て、買物が終了するまで(8060)、商品の購入を行
い、支払を端末を用いて行う(8070)。具体的に
は、端末内で利用金額をカウントし、同様の動作を、デ
パートのネットワークでも行う。デパートのネットワー
クがない場合でも、通常のクレジット購入と同様な操作
を行うことで買物が可能であり、端末自身は、その日の
利用金額を集計しておけば良い。
【0033】そして端末をデパートに返却するときに精
算を行い(8080)、最後に、借用した端末内部にメ
モリされたクレジットカード番号を確実に消去して(8
090)端末装置を返却する。ここで、商品の購入(8
070)に於いて、商品をその場で納品することも出来
るが、クレジットカードで登録している住所に送付の依
頼をすることも出来る。
【0034】また、ここでは手続きだけを行い、精算時
(8080)及びクレジットカードの消去(8090)
時に、まとめて納品を受けることも出来る。精算時に納
品を受けることで、納品と本人の照合を改めて行うこと
が出来るので、各店舗で本人の照合を得る手間がはぶ
け、且つカードの不正使用を防止することが出来る。ま
た、前記端末装置の返却時に購買品目の精算を行い、利
用者のプリペイドカードまたはクレジットカードの口座
に通知を行うことも可能である。
【0035】図9は、本発明による情報伝達システム
の、端末にあらかじめ情報を与える方法の例を示した説
明図である。各建造物(例えばデパート)は、その建造
物の内部レイアウト地図に相当する情報を持つICカー
ドを用意している。具体的にはAデパートはAデパート
のレイアウト地図情報を持つICカード、Aデパートカ
ード9010を、BデパートはBデパートのレイアウト
地図情報を持つICカード、Bデパートカード9020
を用意して、デパートの入り口受付にて利用者に貸し出
す。
【0036】利用者は、そのカードを自身が持つ携帯端
末9030や、デパート内の各フロアの要所にACコン
セントだけで設置されている公衆端末9040に差し込
んで、携帯端末もしくは公衆端末のディスプレイに地図
及び店舗の情報を表示する。
【0037】公衆端末9040は、携帯端末9030と
同様に放送情報9000を無線で受信するため、その設
置はACコンセントによる電源だけ、もしくは内蔵バッ
テリーで駆動する場合には、設置のためのハードウェア
の設備は不要であり、必要な場所に自由に設置すること
が出来る。
【0038】図10は、本発明による端末装置の利用者
機密情報を確実に削除する方法の例を示したブロック図
である。図8のフローチャートで示したように、本発明
による携帯端末を利用したクレジットカードを用いた買
物をした場合、借用した携帯端末装置のメモリに、自己
クレジットカードの番号を記載し、それを用いて買物を
行う。従って返却時にクレジットカードの番号をそのま
ま残しておくと、その端末を利用して別な者が買物をし
て、クレジットカードが使われてしまう可能性がある。
【0039】本発明では、例えば携帯端末10020の
メモリとしてフラッシュメモリ10000を利用し、特
定の1ページに記載されたクレジットカード番号100
10を消去する方法を示している。図8に於ける精算時
(8080)に、携帯端末はデパートの受付設置されて
いる外部ターミナルに接続して精算処理を行う。このと
き、クレジットカード番号10010を記載しているア
ドレスを、消去アドレス指定手段10030で指定し、
外部ターミナル10040よりリセット信号10050
を送ることで、フラッシュメモリ10000の当該アド
レスの内容を完全に消去する。
【0040】本実施形態のようにフラッシュメモリを利
用した場合には、指定のページの削除指定で、そのペー
ジのデータが完全に消去されるが、通常のS−RAMを
使用した場合には、これを1バイト単位で行う必要があ
る。また、確実に指定のアドレスを消去したことを証明
する必要があるが、この点は図14で後述する。
【0041】図11は、本発明による情報伝達システム
及び端末装置を用いて、呼出し放送を行う方法の例を示
した説明図である。呼出し放送11000は、従来の音
声による方法の他に、本発明による電波もしくは赤外線
による伝達を行う。これを受信した携帯端末11010
は、受信したメッセージを表示、及び音声によるアラー
ムで、利用者に呼出しの発生を知らせる。
【0042】呼出し放送11050に記載された情報
は、呼出し情報である旨を知らせるヘッダ11020、
呼出し先の利用者のIDコード11030、そして携帯
端末に表示する文書の番号を示す定形文書コード110
40である。IDコードは、利用者が携帯端末を借用し
た段階で、各携帯端末毎に割り当てたIDコードであ
り、これを用いることで、放送を傍受しても、他の利用
者に該当利用者が呼出されたことを知られないでも済
む。
【0043】また、デパート等に於ける通常の呼出し
は、指定の場所に来てもらうことか、電話をかけること
程度であり、全文を送信する必要はなく、幾つかの定形
文書を用意しておいて、その中から指定のものを選択し
て利用すれば良く、この方法で放送情報の使用率を下げ
て、効率的な放送情報の利用を行うことが出来る。受信
した端末装置は、指定のIDコード以外のものは表示し
ないようなプログラムをしておけば良く、簡単な構造で
特定の利用者だけに呼出しを行うことが出来る。
【0044】図12は、本発明により借用した携帯端末
を不用意に建造物の外部に持出すのを防止する警告シス
テムの例を示した説明図である。通常の利用状態では携
帯端末は1F12010に於いて、通常の放送情報を受
信している。この携帯端末を間違って利用者が携行した
まま外に出ようとしたとき、必ず通過する場所、例えば
玄関12000では、持出し警告放送12020を常に
送信している。この放送を受信した携帯端末は、音声メ
ッセージによるアラームで、持出し不可であることを利
用者に知らせる。これにより、利用者の不用意な持出し
を防止することが出来る。
【0045】図13は、本発明による端末装置を用い
て、買物をするときの表示画面の例を示した説明図であ
る。各店舗にはレジターミナル13000が設置されて
おり、これと携帯端末13010を、有線もしくは赤外
線等による無線でドッキングして、購入の手続きや支払
の手続き等を行う。このような買物の記録を表示した携
帯端末画面13020には、買物をしたフロア及び購入
品目、そして金額が表示される。そして、その合計金額
と、クレジットカードの限度額や、デパートの積み立て
限度額等から、利用した金額を差し引いた残金の表示を
行う。
【0046】購入品目が多数に亘る場合には、スクロー
ルバーを用いてスクロールさせることで、過去に購入し
た品目をいつでも確認することが出来、買物メモとして
そのまま利用することが出来る。そして合計金額等を表
示することで、利用者はいつでも支払った金額を確認す
ることが出来、自己の限度を越えた買物をすることを防
止することが出来る。
【0047】図14は、本発明による情報伝達システム
と端末装置に於ける、携帯端末装置の外観を示した説明
図である。携帯端末装置14000は、放送情報を受信
するためのアンテナ14030又は赤外線受光部140
10を有しており、またあらかじめ入力される地図情報
等の情報を記載したICカード14050を内蔵してい
る。
【0048】また、本実施形態では携帯端末を利用する
ために買物袋等から取り出したとき、自動的に起動及び
赤外線による情報の受信を行うための、太陽電池兼可視
光センサ14020を有し、これに光が当たったことを
検知して、携帯端末の自動起動、赤外線信号の受信を行
う。
【0049】画面に表示されているのは、クレジットカ
ード番号消去メッセージ14040であり、図10で説
明した、内部に記録したクレジットカード番号を確実に
消去したことを証拠として示すものである。動作が確実
に行われたことを示す証拠として、消去メッセージに付
随して、消去プログラムの責任元及びそのロゴマークを
表示して、確実にクレジットカード番号が消去されたこ
とを利用者に示す証拠としている。
【0050】このメッセージは、図10の外部ターミナ
ルに転送して、精算書の末尾に印刷して利用者に渡すこ
とで、確実に消去動作が機能して、利用者にクレジット
カードが返却された証拠と同等に扱うことが出来る。
【0051】
【発明の効果】以上に示す本発明により、閉鎖空間であ
る建物の、各フロア間の壁による、放送情報の分離を利
用して、単一方向通信でありながら、各フロア別の情報
を、そのフロア内で伝達することを可能にした。また、
この端末装置の借用手続きを利用して、キャッスレス購
買を可能とし、さらにキャッシュレス購買の基本トラブ
ルを解決することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報伝達システム及び端末装置のシステム概要
の例を示すブロック図である。
【図2】情報伝達システム及び端末装置の、建物の中の
ような閉鎖空間で利用するときの形態を示す例を示した
説明図である。
【図3】端末装置のハードウェア構成の例を示すブロッ
ク図である。
【図4】端末装置の、地図情報と放送情報の最も基本的
な重ね合わせを示した説明図である。
【図5】端末装置の、表示画面の例を示した説明図であ
る。
【図6】情報伝達システムの、フロア移動中に情報を伝
達する方法の例を示した説明図である。
【図7】送信情報のフォーマットの例を示した説明図で
ある。
【図8】情報伝達システム及び端末装置をデパート等で
実際に運用するときの手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】情報伝達システムの、端末装置にあらかじめ情
報を与える方法の例を示した説明図である。
【図10】端末装置の利用者機密情報を確実に削除する
方法の例を示したブロック図である。
【図11】情報伝達システム及び端末装置を用いて、呼
出し放送を行う方法の例を示した説明図である。
【図12】借用した端末装置を不用意に建造物の外部に
持出すのを防止する警告システムの例を示した説明図で
ある。
【図13】端末装置を用いて、買物をするときの表示画
面の例を示した説明図である。
【図14】情報伝達システムと端末装置に於ける、携帯
端末装置の外観を示した説明図である。
【符号の説明】
1200,2030,2040,9030,11010,13010,14000 携帯端末装
置 9040 公衆端末装置 1000 放送局 1500 赤外線情報発信局 6000 エスカレーター 6010,6020 赤外線ユニット 7060 情報1単位サイクル時間 10000 フラッシュメモリ 10010 クレジットカード番号 10030 消去アドレス指定 11000 呼出し放送 13000 レジターミナル 14010 赤外線受光部 14020 太陽電池兼可視光センサ 14030 アンテナ 14040 クレジットカード番号消去メッセージ 14050 ICカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/22

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を提供する発信装置と前記情報を伝
    達する媒体と伝達された情報を受信する端末装置とから
    なる情報伝達システムにおいて、 前記発信装置側から前記端末装置側への単一方向にのみ
    情報を伝達し、 前記媒体の通過を阻止する手段によって区切られた複数
    のエリアを形成し、 各エリア毎に同一の媒体を用いて各エリア毎の異なる種
    類の情報を提供することを特徴とする情報伝達システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 情報を伝達する媒体は、電波または赤外線でであること
    を特徴とする情報伝達システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 伝達された情報を受信する端末装置は、前記端末装置に
    あらかじめ入力されている情報と各エリア毎に受信した
    情報とを結合して記憶し表示することを特徴とする情報
    伝達システム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 伝達された情報を受信する端末装置は、あらかじめ端末
    装置毎に指定されたIDコードと、伝達された情報に付
    された送付先IDコードを比較して、両者が一致したと
    きに、あらかじめ指定された手順の動作を行うことを特
    徴とする情報伝達システム。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記複数のエリアは建物のそれぞれのフロアであって、 第1のフロアから第2のフロアへの移動経路に前記発信
    装置を設置し、 前記移動経路での移動中に前記発信装置から前記端末装
    置に第2のフロアに関する情報が伝達されることを特徴
    とする情報伝達システム。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3または5において、 伝達する情報は特定の長さの情報を一単位として、前記
    一単位の情報を繰返して伝達することを特徴とする情報
    伝達システム。
  7. 【請求項7】 請求項5において、 伝達する情報は特定の長さの情報を一単位として、第1
    フロアから第2のフロアへの移動時間は、前記一単位の
    情報を伝達するに要する時間の整数倍以上であることを
    特徴とする情報伝達システム。
  8. 【請求項8】 請求項1、2または3において、 前記端末装置は、商用電源または内蔵バッテリで動作す
    るエリア毎に設けられた公衆端末であることを特徴とす
    る情報伝達システム。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし7のいずれか1つの請求
    項において、 前記端末装置は内蔵バッテリで動作する携帯端末である
    ことを特徴とする情報伝達システム。
  10. 【請求項10】 情報を提供する発信装置から前記情報
    を伝達する媒体を介して伝達された情報を受信する携帯
    端末において、 前記発信装置側からの単一方向のみからの情報を受信
    し、 前記媒体の通過を阻止する手段によって区切られた各エ
    リア毎に同一の媒体を用いて各エリア毎の異なる種類の
    情報を受信することを特徴とする携帯端末。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記携帯端末は、前記携帯端末にあらかじめ入力されて
    いる情報または前記携帯端末に装着されるICカードに
    記憶された情報と、各エリア毎に受信した情報と、を結
    合して記憶し表示することを特徴とする携帯端末。
  12. 【請求項12】 請求項10または11において、 借用した前記携帯端末のメモリにプリペイドカードまた
    はクレジットカードの認識番号を入力し、購買終了後の
    前記携帯端末返却時に前記認識番号を消去できることを
    特徴とする携帯端末。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 個々の購買記録及び購買金額の合計、またはプリペイド
    カードまたはクレジットカードの購買限度額から購買金
    額を差し引いた残金、を表示できることを特徴とする携
    帯端末。
  14. 【請求項14】 請求項12において、 前記認識番号を消去したことを証する消去メッセージを
    表示することを特徴とする携帯端末。
  15. 【請求項15】 請求項12において、 前記認識番号を記憶するメモリとしてフラッシュメモリ
    を用い、フラッシュメモリ中の前記認識番号を含むペー
    ジを、ページ単位で消去することを特徴とする携帯端
    末。
  16. 【請求項16】 請求項12において、 前記携帯端末の返却時に購買品目の精算を行い、利用者
    のプリペイドカードまたはクレジットカードの口座に通
    知を行うことを特徴とする携帯端末。
  17. 【請求項17】 請求項1において、 前記端末装置の使用可能なエリアから端末装置を持出し
    た際に、端末装置に対して持出しを禁止する旨のメッセ
    ージを送信する送信手段を前記エリア外に設け、端末装
    置は受信した前記メッセージを表示し、利用者に持出し
    禁止を伝達することを特徴とする情報伝達システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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