JP2005018540A

JP2005018540A - 情報提供システム

Info

Publication number: JP2005018540A
Application number: JP2003184090A
Authority: JP
Inventors: Takayuki Nakano; 貴之中野
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 2003-06-27
Filing date: 2003-06-27
Publication date: 2005-01-20

Abstract

【課題】本発明は携帯機器を所有するカード利用者へ優待・特典情報を提供する情報提供システムに関し，利用者の現在位置で自分が持っているカードの各発行会社が提供する優待・特典情報を知ることができることを目的とする。
【解決手段】各カード発行会社が提携する店舗や施設の所在地，名称，優待等の内容等の優待情報を格納した優待情報データベースと，カード利用者の利用者ＩＤと所有するカード名を格納した利用者情報データベースと，移動通信網を含むネットワークとの通信を行うネットワーク接続部とを備える。携帯機器で取得した位置情報と利用者ＩＤを付加して優待情報を要求するアクセスに対し，優待情報作成部が，利用者情報データベースからカード名を抽出し，そのカード名を用いて利用者がいる地域の店舗または施設の名称等の優待情報を優待情報データベースから抽出して，利用者の携帯機器に通知するよう構成する。
【選択図】図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯電話を持つカード利用者へ優待・特典情報を提供する情報提供システムに関する。
【０００２】
近年，クレジットカード，銀行カード，会員カード等の種々のカードの発行が盛んであり，利用者は複数のカードを所有して買い物等の支払いにカードを使用している。一方，このようなカードの利用者に対してカード発行会社は各種の施設（遊園地，ホテル，レストラン，デパート，その他各種業種の店舗等）の利用時にカード利用者への割引等の特典を与えることが多い。ところが，カード利用者は，施設を利用した時に自分が所有するカードにより特典を受けることができるのか否かを，その場では分からないため，特典を受けることなく一般の利用者と同じ支払いをすることが多く，カードを所有してもその特典が有効に利用されていない。
【０００３】
【従来の技術】
最近は多数のクレジットカード，銀行カード，会員カード等が発行され，さまざまな会員特典・優待が提供され，例えば，特定の飲食店やホテルでの料金割引や来店時のプレゼント進呈などがある。
【０００４】
カード発行会社は，会員に対して優待サービスが受けられる店舗や施設及び優待の内容を一覧にした冊子（紙媒体）の配付，電話での応答サービス，インターネットのＷＷＷ等のさまざまな手段で提供している。いずれの手段でも，優待を受けるには利用者が予め優待情報を入手して，どの店でどのような優待が利用できるか把握しておく必要がある。
【０００５】
このため，優待が利用しにくいのが現実であり，優待があることを知らずに店舗を利用していたことが後で分かるということがしばしばある。
【０００６】
移動電話では，基地局が数１００ｍ〜数１０Ｋｍ単位の間隔で設置されていることから，どの基地局と通信しているかの情報をもとに，現在の位置を大まかに知ることができる。また，移動電話の会社の中には特定の機種に，ＧＰＳ衛星の情報を加味して詳細な現在位置を割り出すサービスを行っている。
【０００７】
更に，この位置情報をもとに最寄りの駅，ホテルや料理店の情報を提供するサービスも行なわれている。しかし，これらの情報は移動体電話の会社の位置情報サービスに登録されている店舗や施設のみに限られている。また，移動体端末を使う人全てに共通の情報であり，利用者個々に対する特典を与えるものではない。
【０００８】
また，従来技術の一つとして情報配信システムという名称の発明が提案されている（特許文献１参照）。図７はその従来システムの接続構成を示す。
【０００９】
図７において，ホストコンピュータ９０の中継者（情報配信のシステム提供者）と各種の店舗や施設等との間で契約を行い，特典を利用する個人は情報配信システムに年齢，性別等の個人情報を登録し，情報の送り手として各種の店舗の送信端末９１からサービスの提供や商品の販売等に関する情報を中継者のホストコンピュータ９０に対しインターネットを介して送信し，中継者のホストコンピュータ９０は送り手から配信された情報の種類に応じて，情報の受け手である電子メール受信端末または携帯式装置等の受信端末９２に対して情報を配信する。情報の受け手は情報の送り手に対して，受信情報を開示することで特典を受けることができる。また，位置を特定できる受信端末９２に対し所在地に応じて適した情報を配信する等の技術が開示されている。
【００１０】
【特許文献１】
特開２００１−２６５９９６号公報
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来のカード発行会社が会員に対して優待サービスが受けられる店舗や施設及び優待の内容を一覧にした冊子を会員に配付する方法では，クレジットカードや会員カードの優待の利用できる店舗が全国各地に多数点在しており，利用者が全てを把握するのは困難である。また，一人で複数のカードを所有している場合は，カード枚数に応じて特典の利用できる店舗や施設の数が増大するため，全ての優待情報を漏れなく把握しておくのは不可能に近い。
【００１２】
しかも，店頭や窓口では，どのカードのどの優待が利用できるのか明示されてないことが多く，特典や優待が利用できるのに係わらず，特典などを利用しないことが多い。
【００１３】
また，上記図７に示す従来技術（特許文献１）の場合は，各種の店舗や施設は情報配信システムの中継者と契約する必要があり，更に特典を利用したい人は情報配信システムと個人情報を登録する必要があり，手続きが複雑であるという問題があった。
【００１４】
本発明は携帯機器を所有する利用者の現在位置で自分が持っている１または複数のカードの各発行会社が提供する特典や優待を受けることができる最寄りの店舗等の施設や特典等の内容を知ることができるカード利用者への情報提供システムを提供することを目的とする。
【００１５】
【課題を解決するための手段】
図１は本発明の原理構成を示す図である。図中，１はカード利用者への優待，特典の情報を知らせる情報提供システム，１０は複数の移動通信網を含むネットワーク２と接続するためのネットワーク接続部，１１は後述する優待情報データベース及び利用者情報データベースから利用者へ通知する優待情報を抽出する優待情報作成部，１２は複数のカード会社から送られた，各カード会社の会員に対する優待，特典を与える店舗や施設に関する情報（所在地，店舗等の業種，店舗の名称，カード名称（会社），住所（位置），優待・特典の内容）を格納した優待情報（ＤＢ）データベース，１３はこの情報提供システム１によるカードによる優待情報の提供を受けることを希望するカード利用者が登録した個人情報（使用する移動体通信の識別名（キャリア名），利用者ＩＤ（顧客番号，サブスクライバＩＤ，携帯機器の電話番号，携帯機器の製造番号等を使用できる），会員となっているカード会社のカード名等を格納した利用者情報（ＤＢ）データベース，２は複数の移動通信網を含むネットワーク，３はインターネットによる通信が可能な携帯電話等の携帯機器，４−１〜４−ｎは各カード会社を表す。
【００１６】
本発明の情報提供システムによりカード会社による優待・特典を受けることができる店舗や施設の情報提供を受けたい利用者は，情報提供システム１に対して予め利用者情報（通信会社名，利用者ＩＤ，カード名称等）の登録を要求して利用情報の入力を行うと，情報提供システム１において受け取ったデータを利用者情報データベース１３に格納される。図１では利用者情報の入力経路が示されてないが，後述する実施例の構成（図２，図５参照）では携帯機器３から入力する構成が示される。情報提供システム１へ通信経路を介して入力また，各カード会社４−１〜４−ｎはそれぞれが契約する各業種（ホテル，レストラン，デパート，遊園地等）の店舗や施設の情報（住所，業種，名称，カード会社，優待・特典の内容等）を入力すると優待情報データベース１２に格納される。なお，各カード会社別に優待情報データベースを設けて，それぞれ別々に格納するようにしてもよい。また，店舗または施設の名称だけでなく，それらと直ちに連絡できるよう，店舗等の電話番号を格納するようにしてもよい。
【００１７】
携帯機器３の利用者が移動中に自分の位置を知りたい場合，ネットワーク２の移動網へ問い合わせるか，携帯機器３がＧＰＳ機構を備えるか等により図２の（１）で示すように携帯機器３で位置情報を取得する。利用者が自分が会員になっているカード会社により優待・特典を受けることができる店舗または施設の情報提供を受けたい場合，先ず携帯機器３で位置情報を検出して，その位置情報と利用者ＩＤを付加して携帯機器３からネットワーク２を介して情報提供システム１に対して図２の（２）で示すように送信を行う。この要求はネットワーク２を介して情報提供システム１のネットワーク接続部１０で受け取ると，優待情報作成部１１を駆動する。
【００１８】
優待情報作成部１１は受け取った利用者ＩＤを用いて利用者情報データベース１３を検索して，この利用者が契約（所有）するカード名称（カード会社）を取り出す。次に携帯機器３から送られた位置情報に近い場所に存在し，取り出したカード会社（複数の場合を含む）と契約する優待・特典が受けられる店舗または施設のリストを優待情報データベース１２から抽出して優待情報のリストを作成する。この時，最初に優待情報データベース１２から携帯機器３の位置情報に近い場所に所在地があり優待・特典を受けることができる店舗または施設のリストを抽出し，次に抽出されたリストの中から利用者が加入するカード会社が契約する優待情報だけを選択するようにしてもよい。
【００１９】
次に選択された優待情報のリストを携帯機器３で表示できる形式（業種，店舗名，所在地，優待・特典の内容等）にして，携帯機器３に向けてネットワーク接続部１０から送信され，図２の（３）に示すように携帯機器３で受信されてその表示部（図示省略）に表示される。この時，優待情報に含まれた店舗や施設等の位置を地図情報と組み合わせて示すよう加工して携帯機器３に送信することもできる。
【００２０】
なお，利用者から特定の業種の店舗（または施設）のリストを要求したり，特定の時間帯（サービスを受けたい時間）を指定する等の，条件を付けて情報提供システム１に要求した場合，優待情報作成部１１において，上記に説明した処理により抽出された優待情報のリストについて，絞込検索を行う手段により指定された条件を満たす店舗または施設を抽出する。
【００２１】
【発明の実施の形態】
図２は実施例１の構成を示す。図中，１は情報提供システム，１ａはキャリア（移動通信のネットワーク）とのゲートウェイ（図１のネットワーク接続部１０に対応），１ｂ〜１ｆはそれぞれの機能または処理を実行する機構であり，１ｂは利用者情報を登録するための利用者登録処理部，１ｃは優待情報作成のための全体の処理を行う優待情報作成処理部，１ｄは利用者情報データベースから所有するカードの情報等を抽出する利用者情報抽出部，１ｅは優待情報抽出部（図１の１１に対応），１ｆは利用者の携帯機器３で表示するために表示データを整形する表示整形部である。１２，１３は上記図１の同じ符号と同様に１２は優待情報データベース，１３は利用者情報データベースである。２は移動体電話等の移動通信のネットワーク，２０〜２２はそれぞれ移動通信のキャリアに設けられた基地局の例であり，３は移動する利用者が持つ携帯機器である。
【００２２】
利用者情報を登録する場合，携帯機器３から無線により近い位置に設けられた基地局（例えば２０）と接続され，移動通信のネットワーク２を通って情報提供システム１にアクセスし，個人情報の登録を要求すると，キャリアとのゲートウェイ１ａから利用者登録処理部１ｂが起動する。この後，携帯機器３との通信により携帯機器３のキャリア名，利用者ＩＤ及び所有するカード名（カード会社）等の利用者情報を送信すると，利用者登録処理部１ｂにより利用者情報データベース１３に利用者情報が登録される。また，優待情報データベース１２には各カード会社から優待情報が入手されて登録される。
【００２３】
図３に利用者情報データベースの登録データの例を示し，この例では，キャリアは「ＡＢＣ通信会社」，利用者ＩＤは携帯機器の電話番号を使用し「０９０××××××７８」とする。所有するカードは図３に示す名称の２枚である。図４に優待情報データベースの登録データの例を示し，店舗や施設の所在地，各店舗等の業種（ホテル，遊園地，飲食店，デパート等），店舗等の名称，各店舗等が契約するカード会社名，店舗等による優待または特典の内容が設定され，この例では，「川崎市中原区○○」という地域に含まれるカード会社と契約している（１）〜（４）の店舗を示している。
【００２４】
優待情報データベース１２及び利用者情報データベース１３に情報が登録された状態で，携帯機器３の利用者が移動先で契約しているクレジットカード等のカードによる優待・特典を受けたい場合，まず移動中の自分の位置情報の取得を行う。携帯機器の位置の検出は，従来の移動通信（携帯電話）会社によるサービスの一つとして提供されている（携帯機器からの電波を移動通信会社の複数の基地局で検出して，発信位置を計算により求めたり，衛星を用いるＧＰＳの機構を用いる場合等がある）。
【００２５】
携帯機器３の位置（所在位置の住所に変換される）が求められて，この例では「川崎市中原区○○」であるものとする。なお，位置情報として緯度経度が得られる場合もあるが，これを地域名に変換することは可能である。
【００２６】
この位置情報と利用者ＩＤを付加して移動通信のネットワーク２から情報提供システム１に情報提供の要求を行う。情報提供システム１のキャリアとのゲートウェイ１ａで情報提供の要求を識別すると，優待情報作成処理部１ｃを起動して位置情報と利用者ＩＤを送る。優待情報作成処理部１ｃは利用者ＩＤを利用者情報抽出部１ｄに送って抽出処理を実行させると共に優待情報抽出部１ｅに位置情報を供給してこれを起動する。利用者情報抽出部１ｄは優待情報作成処理部１ｃから受け取った利用者ＩＤにより利用者情報データベース１３を検索して対応するカード情報を抽出する。図３に示す利用者ＩＤ「０９０××××××７８」の例では，対応して登録された２つのカード名が抽出され，そのカード名と利用者ＩＤが優待情報抽出部１ｅに供給される。
【００２７】
優待情報抽出部１ｅは，受け取った２つのカード名と位置情報を用いて優待情報データベース１２を検索して，利用者の現在位置に存在する２つのカード名の会社と契約（加盟）している店舗（または施設）名の一覧（リスト）を取り出す。利用者の現在の位置が「川崎市中原区小田中」である場合に，図３に示す利用者情報データベースを検索することで，「ＸＹカード」と「ＫＱクラブ」が得られ，図４に示すような優待情報データベースを検索すると，利用者の位置に存在する店舗（または施設）の中で利用者が加入しているカード名の会社と契約する店舗（または施設）は，図４に示す４つの店舗（または施設）の中の２つの店舗（１）と（３）の店舗名と優待内容が抽出される。優待情報抽出部１ｅで抽出された結果データは，表示整形部１ｆに送られ，ここで携帯機器３の表示部での表示に適した形態に整形され，得られた表示データはキャリアとのゲートウェイ１ａから，移動通信のネットワーク２及び利用者の位置に近い基地局から携帯機器３に通知されて，その表示部に表示される。
【００２８】
利用者はその表示から，店舗や施設の場所，名前（その電話番号），優待・特典の内容を知ってそれらの店舗や施設を選択して利用することができる。
【００２９】
図５は実施例２の構成を示す。図中，１，１ａ〜１ｆは上記図２の同一符号と同じであり，説明を省略する。１ｇは優待情報を絞り込み条件により更に絞り込みを行う優待情報絞込部，１ｈは優待情報を利用した場合に利用状況を蓄積する利用状況蓄積処理部である。
【００３０】
カード会社からの優待情報の優待情報データベース１２への登録は上記実施例１と同様に行われる。利用者情報の利用者情報データベース１３への登録は上記実施例１と同様に利用者情報の登録を要求すると，キャリアとのゲートウェイ１ａから利用者登録処理部１ｂが起動する。この時，利用者が所有する携帯機器３のキャリア名，利用者ＩＤ及び所有するカード名（カード会社）の他に，利用者が利用したい施設の業種（例えば，飲食店のみ）や，利用時間帯等を絞り込み条件として含んだ利用者情報を送信すると，利用者登録処理部１ｂにより利用者情報データベース１３に利用者情報が登録される。なお，この利用者ＩＤに関する通知履歴（後述する利用者が優待情報を利用したことを表す記録）を絞り込み条件のデータとすることができる。
【００３１】
利用者が携帯機器３に位置情報を取得して，利用者ＩＤを付加して情報提供システム１に契約カードによる優待・特典情報を要求すると，優待情報作成処理部１ｃは利用者ＩＤを利用者情報抽出部１ｄに送って抽出処理を実行させると共に優待情報抽出部１ｅに位置情報を供給してこれを起動する。利用者情報抽出部１ｄは優待情報作成処理部１ｃから受け取った利用者ＩＤにより利用者情報データベース１３を検索して，この利用者が所有するカード名及び絞り込み条件（及び通知履歴）の情報を抽出する。
【００３２】
優待情報抽出部１ｅは，上記実施例１（図２）と同様に利用者の現在位置に存在するカード名の会社と契約している店舗等の名前及優待・特典の内容の一覧を抽出される。優待情報抽出部１ｅで抽出された優待情報は優待情報絞込部１ｇに送られる一方，利用者情報抽出部１ｄは利用者情報データベース１３から取り出した絞り込み条件（及び通知履歴）を優待情報絞込部１ｇに供給する。これにより，優待情報絞込部１ｇは抽出された優待情報の中から更に絞り込み条件を用いて，優待情報を絞り込んで，得られた情報を表示整形部１ｆに出力する。表示整形部１ｆで整形されたデータはキャリアとのゲートウェイ１ａから移動通信のネットワーク２を介して利用者の携帯機器３へ通知される。
【００３３】
図６は優待情報利用時の表示例を示し，Ａ．は通知された優待情報（絞り込みの場合を含む）の表示例を示し，Ｂ．は利用通知をした後に送られてくるメッセージの表示例である。図６のＡ．の例では，優待情報として飲食店の名前と所在地が表示されると共に，その下部に「この情報を利用したらクリックして下さい」というメッセージが表示される。携帯機器３の利用者がこの情報を利用（優待情報で示す店舗を利用）して，この表示画面に対して，指示された操作（クリック）を行うと，優待情報の末尾にあるリンクを通して，優待情報を利用したことを情報提供システム１に返信する。返信内容は，自動的に通知された優待情報の内容を特定できる利用状況データ（店名，カード名，利用者ＩＤ，利用時間等を含む）を含む。これを受け取った情報提供システム１ではキャリアとのゲートウェイ１ａで利用状況データであることを識別すると，利用状況蓄積処理部１ｈに利用状況データを送って蓄積処理を実行させる。利用状況蓄積処理部１ｈは，これにより利用者情報データベース１３に利用履歴として店舗等の業種，店舗名，利用時間等を蓄積し，優待情報データベース１２に利用状況（店舗等の所在地，業種，店舗名，カード名，利用者ＩＤ，利用時間等）を蓄積する。
【００３４】
利用状況蓄積処理部１ｈによる蓄積処理が終了すると，処理結果の通知を表すデータを表示整形部１ｆに出力し，表示整形部１ｆで整形された表示データは，キャリアとのゲートウェイ１ａから移動体通信ネットワーク２から携帯機器３に送られる。この時，表示されるメッセージの例を図６のＢ．に示す。
【００３５】
このように，利用状況データを蓄積しておくことにより，利用者情報データベースの利用履歴や，優待情報データベースの利用状況を随時読み出して解析することで，通知した情報の有効度を識別することができ，カード会社別に提携する店舗や施設の利用度や，店舗別の利用状況の解析データを得ることができる。
【００３６】
（付記１）携帯機器を所有するカード利用者へ優待・特典情報を提供する情報提供システムにおいて，各カード発行会社が提携する店舗または施設の所在地，名称，優待・特典の内容からなる優待情報を格納した優待情報データベースと，カード利用者の利用者ＩＤと所有するカード名を格納した利用者情報データベースと，移動通信網を含むネットワークとの通信を行うネットワーク接続部と，カード利用者が前記携帯機器で取得した位置情報と利用者ＩＤを付加して優待情報を要求するアクセスに対して前記ネットワーク接続部により駆動される優待情報作成部とを備え，前記優待情報作成部は，利用者情報データベースから当該利用者が所有するカード名を抽出し，抽出されたカード名を用いて前記利用者の位置情報の地域に所在地がある店舗または施設の優待情報を前記優待情報データベースから抽出して，結果データとして前記利用者の携帯機器に通知することを特徴とする情報提供システム。
【００３７】
（付記２）付記１において，前記優待情報作成部は，利用者ＩＤを用いて前記利用者情報データベースを検索して当該利用者が所有するカード名を取得する利用者情報抽出部と，取得したカード名を用いて前記優待情報データベースを検索して，所有するカードによる優待情報を抽出する優待情報抽出部とを制御して，優待情報を得ることを特徴とするカード利用者への情報提供システム。
【００３８】
（付記３）付記１において，前記利用者からの優待情報の要求時に，店舗の業種や利用時間等を絞り込み条件として指定すると，前記優待情報作成部で作成された優待情報から前記絞り込み条件に適合する優待情報だけ抽出する優待情報絞り込み部を備え，前記優待情報絞込部で抽出した結果を利用者の携帯機器へ通知することを特徴とする情報提供システム。
【００３９】
（付記４）付記１において，前記カード利用者に対し優待情報を通知した時，前記カード利用者からの店舗または施設を利用したことを表す返信の操作を促すメッセージを前記携帯機器に通知し，前記携帯機器からの返信を受け取ると，前記優待情報の利用履歴を蓄積することを特徴とする情報提供システム。
【００４０】
（付記５）付記４において，前記利用履歴として利用者ＩＤに対応して店舗名，利用時間等を利用者情報データベースに蓄積し，利用者が優待情報を要求するアクセスが発生した時，前記利用者情報データベースから対応する利用履歴が得られると，該利用履歴に含まれた情報を絞り込み条件として，前記優待情報作成部で作成された優待情報から前記絞り込み条件に適合する優待情報を抽出する優待情報絞込部を備え，前記優待情報絞込部で抽出した結果を利用者の携帯機器へ通知することを特徴とする情報提供システム。
【００４１】
（付記６）付記１において，前記カード利用者へ優待情報を通知する時，前記結果データに含まれた利用者ＩＤ，店舗等の業種，名前，カード名等の利用状況を前記優待情報データベースに格納し，優待情報データベースに格納された利用履歴から各店舗別の利用状況のデータを生成して店舗に通知することを特徴とする情報提供システム。
【００４２】
【発明の効果】
本発明によれば，カード所有者がどの場所に行っても，カード会社別にそれぞれ提携する店舗や施設についての全ての優待情報の提供を携帯機器で受けることができ，カードを有効に利用することができる。
【００４３】
また，情報提供システムは店舗や施設と契約を交わすことなく，カード利用者から利用者情報を所有し，カード会社からの優待情報を所有することで，簡易な構成で利用者に優待情報を提供することができる。
【００４４】
更に，利用者から指定された絞り込み条件や履歴データを用いることで，利用者に必要な優待情報を絞り込むことが可能となる。
【００４５】
また，利用者が実際に店舗や施設を利用した時に利用状況のデータを保存することにより，各店舗や施設の利用度や，カード会社別の利用状況等のデータが簡単に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の原理構成を示す図である。
【図２】実施例１の構成を示す図である。
【図３】利用者情報データベースの登録データの例を示す図である。
【図４】優待情報データベースの登録データの例を示す図である。
【図５】実施例２の構成を示す図である。
【図６】優待情報利用時の表示例を示す図である。
【図７】従来システムの接続構成を示す図である。
【符号の説明】
１情報提供システム
１０ネットワーク接続部
１１優待情報作成部
１２優待情報データベース（ＤＢ）
１３利用者情報データベース（ＤＢ）
２ネットワーク
３携帯機器
４−１〜４−ｎカード会社

Claims

携帯機器を所有するカード利用者へ優待・特典情報を提供する情報提供システムにおいて，
各カード発行会社が提携する店舗または施設の所在地，名称，優待・特典の内容からなる優待情報を格納した優待情報データベースと，カード利用者の利用者ＩＤと所有するカード名を格納した利用者情報データベースと，移動通信網を含むネットワークとの通信を行うネットワーク接続部と，カード利用者が前記携帯機器で取得した位置情報と利用者ＩＤを付加して優待情報を要求するアクセスに対して前記ネットワーク接続部により駆動される優待情報作成部とを備え，
前記優待情報作成部は，利用者情報データベースから当該利用者が所有するカード名を抽出し，抽出されたカード名を用いて前記利用者の位置情報の地域に所在地がある店舗または施設の優待情報を前記優待情報データベースから抽出して，結果データとして前記利用者の携帯機器に通知することを特徴とする情報提供システム。
請求項１において，
前記優待情報作成部は，利用者ＩＤを用いて前記利用者情報データベースを検索して当該利用者が所有するカード名を取得する利用者情報抽出部と，取得したカード名を用いて前記優待情報データベースを検索して，所有するカードによる優待情報を抽出する優待情報抽出部とを制御して，優待情報を得ることを特徴とするカード利用者への情報提供システム。
請求項１において，
前記利用者からの優待情報の要求時に，店舗の業種や利用時間等を絞り込み条件として指定すると，前記優待情報作成部で作成された優待情報から前記絞り込み条件に適合する優待情報だけ抽出する優待情報絞込部を備え，
前記優待情報絞込部で抽出した結果を利用者の携帯機器へ通知することを特徴とする情報提供システム。