JP2001343249A - ドライバ案内システムおよび広告料課金方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライバが店舗を選択しやすく、広告主に合
理的に広告料金を課金する。 【解決手段】 複数の車両に設置され、識別情報を有
し、車両の位置を検出する位置検出手段を備える車載端
末と、各車載端末に通信を介して接続され、広告情報を
格納したデータベースを備える広告情報提供端末とから
構成されたシステムであって、広告情報提供端末は、車
載端末から識別情報と車両の位置を示す車両位置情報と
を受信し、車両位置情報と広告対象店舗の位置を示す店
舗位置情報とに基づいて、広告情報をデータベースから
抽出し、抽出した広告情報を識別情報が特定する車載端
末に送信する。車載端末は広告情報を表示する手段と、
広告された店舗に到着したことを示す到着情報を広告情
報提供端末に送信する手段とを更に備える。広告情報提
供端末は、受信した到着情報に応答して店舗の広告主に
広告料金を課金する手段を更に備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ドライバ案内シス
テムおよび広告料課金方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】図１２は、移動中のユーザ（ドライバ）
に、ネットワークを利用して、広告情報を提供するドラ
イバ案内システムの構成を模式的に示した図である。従
来のドライバ案内システムは、車両に搭載されたユーザ
端末５０と、案内センターに設置された広告情報提供装
置２０と、小売店、娯楽施設等の店舗に設置されたロー
カル端末３０と、これらを相互に接続するネットワーク
６０とから構成されている。

【０００３】案内センターは、ネットワーク６０上に、
ドライバ案内ページを開設している。広告情報を提供す
ることを希望する店舗経営者は、ローカル端末３０から
ドライバ案内ホームページにアクセスし、広告情報を登
録する。案内センターを運営する事業者は、広告主に対
して登録に必要な広告料を課す。

【０００４】広告情報提供装置２０は、階層構造をした
データベースを備えており、データベースには、例え
ば、小売店、娯楽施設等の店舗が立地する地域や、ドラ
イバの利用目的毎に、店舗の名称、所在地、案内図、連
絡先等の広告情報を登録している。ドライバは、ユーザ
端末５０を使用して、ドライバ案内ページにアクセス
し、小売店、娯楽施設等の店舗を選択し、その広告情報
を取得し、利用する。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】従来のドライバ案内シ
ステムでは、ドライバが案内を希望する店舗を探す際
に、検索される地域の範囲が広いという問題があった。
そのため、ユーザ端末の画面に、数多くの候補地となる
店舗が表示され、ドライバがその中から最寄りの店舗を
選択することは困難であった。一方、店舗の広告主が、
遠隔地を移動中のドライバに対して広告情報を提供して
も来店の可能性は低く、有効な広告にはなりにくかっ
た。

【０００６】また、従来のドライバ案内システムでは、
広告主は、広告情報が営業にどのくらい寄与するのかを
客観的に確認することが難しいという問題があった。そ
のため、広告主は、広告料に対して割高感を持たざるを
得なかった。つまり、従来のシステムは、例えば新聞折
込み広告のように不特定多数のユーザを広告対象にして
おり、また、広告料が、個々の店舗における商品の販売
効果とは無関係に定められていた。

【０００７】本発明は、上記実情に鑑みて成されたもの
であり、複数の広告情報から目的とする店舗の広告情報
を探す際に、目的とする店舗を選択しやすいドライバ案
内システムを提供することを目的とする。また、本発明
は、ドライバに案内される店舗の広告主が、広告情報に
よる効果を把握しやすい広告料課金方法を提供すること
を目的とする。そのために、広告情報による効果に基づ
いて定められた広告料を広告主に課金する広告料課金方
法を提供することを目的とする。また、ドライバが所望
する店舗までの道順を案内できるドライバ案内システム
を提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第１の観点に係るドライバ案内システム
は、複数の車両に設置された車載端末と、各車載端末に
通信を介して接続された広告情報提供端末とから構成さ
れ、各車載端末は、車両の位置を検出する検出手段と、
前記車載端末の識別情報と、前記検出手段により検出さ
れた車両の位置を示す車両位置情報と、を前記広告情報
提供端末に送信し、前記広告情報提供端末より広告情報
を受信する送受信手段と、受信した広告情報を表示する
表示手段と、広告された店舗に到着したことを示す到着
情報を前記広告情報提供端末に送信する到着通知手段
と、を有し、前記広告情報提供端末は、店舗の広告情報
を複数格納したデータベースと、前記車載端末から、識
別情報と車両位置情報とを受信し、受信した車両位置情
報に基づいて、広告情報を前記データベースから抽出
し、抽出した広告情報を識別情報が特定する車載端末に
送信する送受信手段と、前記車載端末から前記到着情報
を受信し、受信した到着情報に応答して前記広告された
店舗の広告主に広告料金を課す課金制御手段と、を有し
てもよい。

【０００９】また、ドライバ案内システムは、車両の位
置を検出する検出手段と、識別情報と、前記検出手段に
より検出された車両の位置を示す車両位置情報と、をネ
ットワークを介して、広告情報を提供するための広告情
報提供端末に送信し、前記広告情報提供端末から前記ネ
ットワークを介して、広告情報を受信する送受信手段
と、広告情報を表示する表示手段と、広告された店舗に
到着したことを示す到着情報を、広告料の課金処理のた
めに、前記広告情報提供端末に送信する到着通知手段
と、を有する車載端末を備えてもよい。

【００１０】また、ドライバ案内システムは、店舗の広
告情報を複数格納したデータベースと、車載端末から、
識別情報と車両の位置を示す車両位置情報とをネットワ
ークを介して受信し、受信した車両位置情報に基づい
て、広告情報を前記データベースから抽出し、抽出した
広告情報を、識別情報が特定する車載端末に送信する送
受信手段と、前記送受信手段が送信した広告情報の広告
する店舗に到着したことを示す到着情報を受信し、受信
した到着情報に応答して前記店舗の広告主に広告料金を
課す課金制御手段と、を有する広告情報提供端末を備え
てもよい。

【００１１】各車載端末は、前記送受信手段により受信
された前記広告情報により広告された店舗へ車両を案内
する案内情報を表示する手段をさらに備えてもよい。

【００１２】前記広告情報は店舗位置情報を含み、前記
広告情報提供端末は、前記車載端末から車両位置情報を
受信し、受信した車両位置情報と、広告情報に含まれる
店舗位置情報とに基づいて、広告する店舗へ車両を案内
する案内情報を生成して、各車載端末に送信する手段を
さらに備えてもよい。

【００１３】前記広告情報は、店舗位置情報を含み、各
車載端末は、前記送受信手段により受信された前記広告
情報に含まれる店舗位置情報から、広告された店舗へ車
両を案内する案内情報を生成する案内情報生成手段をさ
らに備えてもよい。

【００１４】前記到着通知手段は、前記広告された店舗
の店舗位置情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段か
ら前記店舗位置情報を読み出す読出し手段と、前記読出
し手段により読み出された店舗位置情報が示す店舗位置
が、前記車両位置情報が示す車両の位置と同一か否か判
定する判定手段と、前記判定手段により、前記車両位置
情報が前記広告された店舗情報と同一であると判定され
た場合に、前記到着情報を前記広告情報提供端末へ送信
する送信手段と、を備えてもよい。

【００１５】前記課金制御手段は、広告情報ごとに前記
到着情報を蓄積する蓄積手段と、前記蓄積手段により蓄
積された到着情報に基づいて広告料金を算出し、広告料
金を請求する料金請求情報を生成する請求情報生成手段
と、前記料金請求情報を広告主に送信する送信手段と、
を備えてもよい。

【００１６】また、本発明の第２の観点に係る広告料課
金方法は、車載端末から、識別情報と車両の位置を示す
車両位置情報とを、ネットワークを介して、広告情報を
データベースに格納している広告情報提供端末に送信す
る送信ステップと、前記車載端末からネットワークを介
して受信した車両位置情報に基づいて、広告情報を前記
広告情報提供端末のデータベースから抽出する抽出ステ
ップと、ネットワークを介して、前記広告情報提供端末
から、抽出した広告情報を識別情報が特定する車載端末
に送出し、前記車載端末が、前記広告情報提供端末より
広告情報を受信する送受信ステップと、前記送受信ステ
ップで受信した広告情報を表示する表示ステップと、前
記広告情報の広告する店舗に到着したことを示す到着情
報をネットワークを介して前記広告情報提供端末に送信
する到着通知ステップと、前記広告情報提供端末が、前
記車載端末から前記到着情報をネットワークを介して受
信し、受信した到着情報に応答して前記店舗の広告主に
広告料金を課す課金制御ステップと、を有する、ことを
特徴とする。

【００１７】また、この広告料課金方法は、前記広告す
る店舗へ車両を案内する案内情報を生成し、前記車載端
末に表示し、車両を広告する店舗へ案内するステップ
を、さらに備えてもよい。

【００１８】これらの構成によれば、ドライバが複数の
店舗の広告情報から目的とする店舗の広告情報を探す際
に、車両の位置に基づいて店舗の検索地域が限定され
る。従って、目的地の候補となる店舗も従来のシステム
よりも限定され、車載端末に表示される店舗数も少なく
なるので、ドライバは店舗を選択しやすい。

【００１９】また、これらの構成によれば、ドライバが
広告情報を利用して目的とする店舗に到着する毎に、そ
の店舗の広告主に広告料を課金するので、広告の効果に
基づいて広告料が定まる。従って、広告主が広告情報の
効果を把握しやすくなる。また、これらの構成によれ
ば、ドライバが目的とする店舗を指定すると、店舗まで
の道順を案内する案内情報が生成されるので、ドライバ
は案内情報を利用することにより目的地へ到達できる。

【００２０】

【発明の実施の形態】本発明の実施形態を以下図面を参
照して説明する。図１は、本発明の第１の実施形態に係
るドライバ案内システムの構成図である。

【００２１】このドライバ案内システムは、ドライバ端
末１０と、広告情報提供装置２０と、ローカル端末３０
と、これらを相互に接続するインターネット４０を備え
ている。

【００２２】ドライバ端末１０は、車両に搭載される情
報端末であり、パーソナルコンピュータ等の情報処理装
置と、通信衛星により位置を検出する位置検出装置とを
組み合わせて構成されている。また、ドライバ端末１０
は、位置検出装置１１と、ＣＰＵ１２と、メモリ１３
と、通信部１４と、表示部１５と、操作部１６とを備
え、端末を識別する装置ＩＤ（装置識別情報）および車
速センサ等のセンサ類を有する。

【００２３】位置検出装置１１は、通信衛星の電波を受
信するアンテナATNを備え、ＧＰＳ（Global Positionin
g System）により、車両の絶対位置（緯度、経度）を検
出し、車両の位置を示す車両位置情報をＣＰＵ１２に常
時伝達する。ＣＰＵ１２は、マイクロプロセッサーから
構成され、ドライバ端末１０内の各種装置に指示を与
え、各種装置の動作を制御する。

【００２４】メモリ１３は、広告情報提供装置２０から
受信した広告情報を記憶する。通信部１４は、インター
ネット４０を介して、広告情報提供装置２０に、車両位
置情報などを自動送出する機能を有し、さらに、店舗の
広告情報を指定するための指定情報を送信し、広告情報
提供装置２０から、広告情報と、店舗までの道順を案内
する案内情報とを受信する。表示部１５は、文字ならび
に画像を表示する画面と音声出力装置とを備え、広告情
報と案内情報を出力する。

【００２５】操作部１６は、ドライバの操作に基づい
て、ドライバを目的とする店舗へ案内する動作等を指示
するための情報をＣＰＵ１２に与える。また、操作部１
６は、画面を含み、画面表示された項目をドライバが指
で触れる（クリックする）ことによりＣＰＵ１２へ指示
を与えることができる。

【００２６】ＣＰＵ１２は、図２に示すように、メモリ
アクセス制御部７１と、到着情報生成部７２と、通信ア
クセス制御部７３を含む。

【００２７】メモリアクセス制御部７１は、メモリ１３
に記憶された広告情報を読み出す。到着情報生成部７２
は、車両が店舗に到着したことを示す到着情報を生成
し、通信アクセス制御部７３に送出する。到着情報は、
車両位置情報と、店舗の情報と、装置ＩＤとを含む。通
信アクセス制御部７３は、操作部１６の操作により、通
信部１４から取得したデータを表示部１５に表示させ、
更に、ＣＰＵ１２と通信部１４との間で各種の情報を伝
達する。

【００２８】広告情報提供装置２０は、案内センターに
設置され、案内センターを運営するサービス事業者によ
り使用される。案内センターは、インターネット４０上
にドライバ案内ホームページを開設してドライバへの広
告情報を提供する。広告情報は、例えば、小売店または
娯楽施設等における店舗の名称、販売商品の名称、価格
等の宣伝情報と、店舗の位置を示す店舗位置情報を含
む。

【００２９】広告情報提供装置２０は、センター端末２
１と、データベース２２と、課金システム２３と、記憶
装置２４とを含む。センター端末２１は、ワークステー
ション・サーバ等の情報処理装置によって構成され、デ
ータベース２２と課金システム２３と記憶装置２４とに
指示を与え、動作を制御する。

【００３０】センター端末２１は、インターネット４０
を介してドライバ端末１０から、広告情報の検索項目を
指定するための指定情報を受信した場合に、受信した指
定情報に基づきデータベース２２を検索する。その際、
センター端末２１は、車両の位置を中心に、例えば、半
径５ｋｍの範囲に立地する店舗の広告情報を抽出し、該
当する広告情報を一覧にした広告情報一覧を生成し、ド
ライバ端末１０に送信する。

【００３１】センター端末２１は、ドライバ端末１０か
ら、店舗の情報と車両位置情報と装置ＩＤを取得した場
合に、店舗までの道順を案内する案内情報を生成するプ
ログラムを、記憶装置２４から読み込んで案内情報を生
成し、生成された案内情報をドライバ端末１０に定期的
に送出する。また、この場合に、センター端末２１は、
ドライバ端末１０から受信した装置ＩＤと店舗の情報と
を課金システム２３に登録する。

【００３２】センター端末２１は、ドライバ端末１０か
ら、到着情報を受信した場合には、到着情報に含まれる
車両位置情報と、課金システム２３に登録した店舗位置
情報とを比較する。車両位置情報が、登録された店舗位
置情報に合致する場合には、センター端末２１は、課金
システム２３の格納領域に、店舗毎に到着情報を格納す
る。

【００３３】データベース２２は階層構造を有し、広告
情報を登録されており、また、ドライバの店舗利用目的
に応じた検索項目毎に複数設置されている。各データベ
ース２２に登録された広告情報は必要に応じて更新され
る。

【００３４】課金システム２３は、ドライバ端末１０か
ら受信した装置ＩＤと店舗の情報とを格納する。また、
課金システム２３は、店舗毎に、到着情報と広告単価
と、例えば１ヶ月間の到着情報の受信数とを蓄積し、受
信数と広告単価から広告料金を算出し、広告主に広告料
金を請求する料金請求情報を生成する。

【００３５】記憶装置２４は、地図情報と、ガイダンス
データと、最短経路プログラムと、案内情報プログラム
とを含む。ガイダンスデータは、道順を案内するための
文字データ、画像データおよび音声データを含む。最短
経路プログラムは、車両位置情報と、店舗位置情報と、
地図情報とに基づいて、車両の位置から店舗までの最短
経路を探索し、最短経路を決定する。案内情報プログラ
ムは、最短経路プログラムで決定された最短経路を車両
が通行するように複数のガイダンスデータを組み合わせ
て案内情報を生成する。

【００３６】案内情報は、目的とする店舗までの案内図
と案内図上の車両位置等を含む地図ガイダンスと、目的
地までの道順等を案内するアナウンスによる音声ガイダ
ンスとから構成され、車両の移動による車両位置情報の
変化に合わせて生成され、例えば、車両が５００ｍ移動
する毎に更新される。地図ガイダンスは、例えば、車両
と目的とする店舗の間の距離が５００ｍ以下になると、
画面表示される到着確認ボタンを含み、到着確認ボタン
を操作すると、到着情報を生成する指示がなされ、ま
た、案内情報を終了する指示がなされる。

【００３７】ローカル端末３０は、広告情報を提供した
店舗に設置され、パーソナルコンピュータ等の情報処理
装置から構成される。ローカル端末３０の操作者は、イ
ンターネット４０を介して、広告情報提供装置２０に広
告情報を登録及び更新することができる。また、ローカ
ル端末３０が到着情報を受信した場合に、店舗では、到
着情報をドライバに対する優待等に利用してもよい。

【００３８】次に、図１のドライバ案内システムのナビ
ゲーションと課金の処理の流れについて図３に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。

【００３９】ドライバがドライバ端末１０を操作してイ
ンターネット４０上のドライバ案内ホームページ（Ｈ
Ｐ）を開くと、ドライバ端末１０の画面は、例えば、図
４に示すＨＰを表示する。図４に示す検索項目の中か
ら、ドライバが給油をクリックすると、ドライバ端末１
０は、給油を指定した指定情報（給油）を車両位置情
報、装置ＩＤとともに、広告情報提供装置２０に送出す
る(ステップＳ３１)。

【００４０】広告情報提供装置２０のセンター端末２１
は、指定情報（給油）と車両位置情報を受信すると、例
えば、車両の位置を中心として半径５ｋｍの範囲（エリ
ア）に立地する店舗の広告情報を、データベース（給
油）２２から検索し(ステップＳ３２)、抽出する。そし
て、センター端末２１は、抽出した広告情報を一覧にし
た広告情報一覧を生成し、ドライバ端末１０に送出する
(ステップＳ３３)。

【００４１】ドライバ端末１０は、例えば、図５に示す
ような広告情報一覧を受信し、画面表示する(ステップ
Ｓ３４)。図５に示す広告情報一覧には、店舗の名称
と、到達時間と、料金と、特典とが表示される。到達時
間は店舗までの距離と車両の平均速度から算出される。

【００４２】ドライバは、広告情報一覧の左端の番号を
クリックすることにより、目的とする店舗を選択する。
例えば、ドライバが番号２をクリックすると、ドライバ
端末１０は、指定情報（２）と車両位置情報を装置ＩＤ
とともに広告情報提供装置２０に送信する（ステップＳ
３５）。

【００４３】広告情報提供装置２０のセンター端末２１
は、受信した指定情報（２）により、店舗の情報（ガソ
リンスタンドＢ）と装置ＩＤとを課金システム２３に記
憶する（ステップＳ３６）。また、センター端末２１
は、受信した店舗位置情報と車両位置情報に基づいて、
記憶装置２４の最短経路プログラムと案内情報プログラ
ムを実行し、ガソリンスタンドＢまでの道順を案内する
案内情報を生成し、ドライバ端末１０に送信する（ステ
ップＳ３７）。案内情報は、画面表示される地図ガイダ
ンスと、音声出力装置から出力される音声ガイダンスを
含む。

【００４４】車両がガソリンスタンドＢに接近すると、
案内情報により、ドライバ端末１０の画面は、図６に示
す到着確認ボタンを表示する（ステップＳ３８）。この
時、音声出力装置が「到着確認ボタンをクリックして下
さい。」というアナウンスをしてもよい。ドライバが到
着確認ボタンをクリックすると、ドライバ端末１０の到
着情報生成部７２が到着情報を生成する。到着情報は、
装置ＩＤと車両位置情報とガソリンスタンドＢの情報を
含んでおり、ドライバ端末１０は、到着情報を通信部１
４を介して広告情報提供装置２０と、ガソリンスタンド
Ｂに設置されたローカル端末３０に送信する(ステップ
Ｓ３９)。

【００４５】広告情報提供装置２０は到着情報を受信す
ると、案内情報の送出を終了し、課金システム２３に格
納された店舗位置情報と、到着情報に含まれる車両位置
情報を比較し（ステップＳ４０）、合致した場合には、
課金システム２３に到着情報と到着情報の受信回数を記
録する。広告情報提供装置２０は、ドライバに店舗の利
用を促すために、再びドライバ端末１０に店舗の優待等
のサービス内容を送信してもよい。

【００４６】広告情報提供装置２０は、同様な案内処理
をして、到着情報を受信するたびに、課金システム２３
に、到着情報の受信回数を加算し蓄積する。課金システ
ム２３は、例えば、一ヶ月毎にまとめた到着情報の受信
回数に広告単価を乗じて、広告料を算出し、ガソリンス
タンドＢの広告主に対する料金請求情報を生成する(ス
テップＳ４１)。

【００４７】ステップＳ３９において、店舗に設置され
たローカル端末３０で受信した到着情報を、ドライバへ
の優待サービスに利用するために、ローカル端末３０か
ら即座に店舗の受付に通知する(ステップＳ４２)ように
してもよい。また、ステップＳ３４において、一部の店
舗を推奨するために、広告情報一覧に、例えば、「おす
すめ」マークを表示したり、あるいは広告情報一覧の先
頭位置へ表示するなどのオプションを用意してもよい。
その場合には、案内センターは、店舗の通常広告料とは
別に特別料金を広告主に課す。

【００４８】上述のように、第１の実施形態では、到着
情報をドライバ端末１０から広告情報提供装置２０に送
信する際に、ドライバが画面上の到着確認ボタンを操作
したが、ドライバ端末１０が自動的に到着情報を送信す
る機能を有したドライバ案内システムを第１の実施形態
の変形として説明する。

【００４９】図７は、このドライバ案内システムのドラ
イバ端末１０ａの構成を示す構成図である。このドライ
バ端末１０ａは、基本的には、第１の実施形態のドライ
バ端末１０とほぼ同じ構成をしているので、各部が果た
す機能の差分のみを説明する。

【００５０】ＣＰＵ１２ａは、図７に示すように、メモ
リアクセス制御部７１と、到着情報生成部７２と、通信
アクセス制御部７３と、位置情報確認部７４とを含む。

【００５１】メモリアクセス制御部７１は、メモリ１３
に記憶された広告情報を読み出す。位置情報確認部７４
は、メモリ１３から読み出された広告情報に含まれる店
舗位置情報が、位置検出装置１１から伝達された車両位
置情報と同一か否か判定する。到着情報生成部７２は、
位置情報確認部７４により店舗位置情報が車両位置情報
と同一であると判定された場合に、到着情報を生成す
る。到着情報は、店舗の情報と装置ＩＤを含む。また、
到着情報生成部７２は、到着情報を生成すると、到着情
報を広告情報提供装置２０とローカル端末３０へ送信す
る指示を通信部１４に与える。通信アクセス制御部７３
は、ＣＰＵ１２ａと通信部１４との間で各種情報の授受
をする。

【００５２】図８は、このドライバ案内システムのナビ
ゲーションと課金の処理の流れを示す。ドライバがイン
ターネット４０上のドライバ案内ホームページ（ＨＰ）
を開き、例えば、図４に示すＨＰの検索項目の中から、
給油を選択した場合の処理の流れを説明する。

【００５３】ドライバが画面上で給油をクリックする
と、ドライバ端末１０ａは、指定情報（給油）を車両位
置情報、装置ＩＤとともに、広告情報提供装置２０に送
出する(ステップＳ５１)。広告情報提供装置２０のセン
ター端末２１は、指定情報（給油）と車両位置情報を受
信すると、車両の位置に基づいて、所定範囲に立地する
店舗の広告情報を、データベース（給油）２２から検索
し(ステップＳ５２)、抽出した広告情報から広告情報一
覧を生成し、ドライバ端末１０ａに送出する(ステップ
Ｓ５３)。

【００５４】ドライバ端末１０ａは、例えば、図５に示
す広告情報一覧を受信し、画面表示する(ステップＳ５
４)。ドライバが、目的とする店舗の番号として、例え
ば、２番をクリックすると、ドライバ端末１０ａは、指
定情報（２）と車両位置情報を装置ＩＤとともに広告情
報提供装置２０に送信する（ステップＳ５５）。

【００５５】広告情報提供装置２０のセンター端末２１
は、受信した指定情報（２）により店舗位置情報を読出
し、店舗位置情報と車両位置情報に基づいて、記憶装置
２４の最短経路プログラムと案内情報プログラムを実行
し、ガソリンスタンドＢまでの道順を案内する案内情報
を生成し、ドライバ端末１０ａに送信する（ステップＳ
５６）。

【００５６】ステップＳ５６で生成された案内情報によ
り、車両が目的とする店舗に向かって移動すると、ドラ
イバ端末１０ａのＣＰＵ１２ａ内の位置情報確認部７４
は、車両位置情報が店舗位置情報と同一か否かを常時判
別する（ステップＳ５７）。位置情報確認部７４は、車
両位置情報が店舗位置情報と同一であると判定した場合
には、到着情報生成部７２に、到着情報を生成する指示
を与える。ドライバ端末１０ａは、生成した到着情報を
広告情報提供装置２０と、ガソリンスタンドＢに設置さ
れたローカル端末３０に自動送出する(ステップＳ５
８)。

【００５７】広告情報提供装置２０は到着情報を受信す
ると、課金システム２３に到着情報と到着情報の受信回
数を記録し、課金システム２３は、所定期間に蓄積した
到着情報の受信回数に広告単価を乗じて、広告料を算出
し、ガソリンスタンドＢの広告主に対する料金請求情報
を生成する(ステップＳ５９)。

【００５８】上述のようにこの実施例によれば、ドライ
バは、到着情報を送信する必要がないので、ドライバ端
末１０を取り扱い易くなる。

【００５９】次に、これまでの説明では、広告情報提供
装置２０が、ドライバに目的とする店舗までの道順を案
内する案内情報を生成する機能を有していたが、ドライ
バ端末１０が案内情報を生成してもよい。そこで、通常
の道路案内をするためのナビゲーション装置に、このド
ライバ案内システムを採用し、ドライバ端末１０ｂが、
道順を案内する案内情報を生成し、かつ、到着情報を自
動送出することにより広告料を課金できるシステムを第
２の実施形態として説明する。図９は、本発明の第２実
施形態に係るドライバ案内システムの構成を示す構成図
である。

【００６０】このドライバ案内システムは、ドライバ端
末１０ｂと、広告情報提供装置２０ｂと、ローカル端末
３０と、これらを相互に接続するインターネット４０を
備えている。

【００６１】ドライバ端末１０ｂは、ナビゲーション装
置と情報処理装置を組み合わせて構成され、位置検出装
置１１と、ＣＰＵ１２ｂと、メモリ１３と、通信部１４
と、表示部１５と、操作部１６と、ＣＤ−ＲＯＭ１７
と、ファイル部１８とを備え、端末を識別する装置ＩＤ
（装置識別情報）、車速センサ等を有する。

【００６２】ＣＰＵ１２ｂは、マイクロプロセッサーか
ら構成され、ドライバ端末１０ｂ内の各種装置に指示を
与え、各種装置の動作を制御する。メモリ１３は、広告
情報提供装置２０ｂから受信する店舗位置情報を含む広
告情報を一時的に記憶する。

【００６３】ＣＤ−ＲＯＭ１７には、地図情報が記録さ
れており、記録された地図情報はＣＰＵ１２ｂにより読
み出される。ファイル部１８は、ガイダンスデータを含
み、更に、最短経路プログラムと案内情報プログラムと
を備える。

【００６４】ＣＰＵ１２ｂは、図１０に示すように、メ
モリアクセス制御部７１と、到着情報生成部７２と、通
信アクセス制御部７３と、位置情報確認部７４と、案内
情報生成部７５を含む。

【００６５】ＣＰＵ１２ｂの案内情報生成部７５以外の
各部は、第１の実施形態のＣＰＵ１２ａと同一の機能を
有するので、その差分のみ説明する。案内情報生成部７
５は、ＣＤ−ＲＯＭ１７から地図情報を読み出し、ま
た、ファイル部１８から最短経路プログラムと案内情報
プログラムを読込み、案内情報を生成し、表示部に出力
する。

【００６６】広告情報提供装置２０ｂは、センター端末
２１と、データベース２２と、課金システム２３とから
構成され、各部の機能は、第１の実施形態の広告情報提
供装置２０と同一なので、説明を省略する。

【００６７】次に、図９のドライバ案内システムのナビ
ゲーションと課金の処理の流れについて図１１に示すフ
ローチャートを参照して説明する。ドライバがインター
ネット４０上のドライバ案内ホームページ（ＨＰ）を開
き、例えば、図４に示すＨＰの検索項目の中から、給油
を選択した場合の処理の流れを説明する。

【００６８】ドライバが画面上で給油をクリックする
と、ドライバ端末１０ｂは、指定情報（給油）を車両位
置情報、装置ＩＤとともに、広告情報提供装置２０ｂに
送出する(ステップＳ７１)。広告情報提供装置２０ｂの
センター端末２１は、指定情報（給油）と車両位置情報
を受信すると、車両の位置に基づいて、所定範囲に立地
する店舗の広告情報を、データベース（給油）２２から
検索し(ステップＳ７２)、抽出した広告情報から広告情
報一覧を生成し、ドライバ端末１０ｂに送出する(ステ
ップＳ７３)。

【００６９】ドライバ端末１０ｂは、例えば、図５に示
す広告情報一覧を受信し、画面表示する(ステップＳ７
４)。ドライバが、目的とする店舗の番号として、例え
ば、２番をクリックすると、ドライバ端末１０ｂは、指
定情報（２）と車両位置情報を装置ＩＤとともに広告情
報提供装置２０ｂに送信する（ステップＳ７５）。

【００７０】一方、ドライバが画面上でガソリンスタン
ドＢを指定したときに、ドライバ端末１０ｂは、ガソリ
ンスタンドＢの広告情報から店舗位置情報を取得する。
ドライバ端末１０ｂのＣＰＵ１２ｂは、ガソリンスタン
ドＢの店舗位置情報と、車両位置情報とに基づいて、Ｃ
Ｄ−ＲＯＭ１７から地図情報を読出し、ファイル部１８
からプログラムを読み込み、案内情報を生成する（ステ
ップＳ７６）。

【００７１】ステップＳ７６で生成された案内情報によ
り、車両が目的とする店舗に向かって移動すると、ドラ
イバ端末１０ｂのＣＰＵ１２ｂ内の位置情報確認部７４
は、車両位置情報が店舗位置情報と同一か否かを常時判
別する（ステップＳ７７）。位置情報確認部７４は、車
両位置情報が店舗位置情報と同一であると判定した場合
には、到着情報生成部７２に、到着情報を生成する指示
を与える。ドライバ端末１０ｂは、生成した到着情報を
広告情報提供装置２０ｂと、ガソリンスタンドＢに設置
されたローカル端末３０に自動送出する(ステップＳ７
８)。

【００７２】広告情報提供装置２０ｂは到着情報を受信
すると、課金システム２３に到着情報と到着情報の受信
回数を記録し、課金システム２３は、所定期間に蓄積し
た到着情報の受信回数に広告単価を乗じて、広告料を算
出し、ガソリンスタンドＢの広告主に対する料金請求情
報を生成する(ステップＳ７９)。

【００７３】上述のように、この実施形態では、本発明
のドライバ案内システムを通常の道路案内をするナビゲ
ーション装置に組み込むことにより、目的とする店舗ま
での道順を案内する案内情報をドライバ端末で生成する
ので、刻々と変化する車両位置に柔軟に対応した案内情
報を生成することができる。

【００７４】本発明のドライバ案内システムにおいて、
案内センターは、店舗の広告主の利便性を考慮して、到
着情報と料金請求情報とをＨＰ上に提供し、広告主がそ
れらをいつでも確認できるようにしてもよい。

【００７５】また、このドライバ案内システムを、ドラ
イバの利便性のために、駅、学校、役所、公園、などの
公共施設や非営利機関への道路案内も可能なシステムに
拡張する場合には、広告情報の広告主を、公共施設等に
無関係の第三者に委託してもよい。案内センターは、例
えば、映画、コンサートなどの公演・興行の主催者から
広告情報を取得し、その広告情報を、公共施設などの案
内情報等と共に画面に表示させる。その際に、ホームペ
ージ上のどの公共施設等を検索した場合でも、単独のス
ポンサーの広告情報が表示されるようにして、時間帯
別、日替わり、地域別等で変更するなどの工夫をしても
よい。

【００７６】また、このドライバ案内システムを、ドラ
イバの利便性のために、現在の車両の位置から所定範囲
の広告情報のみではなく、ある特定の地点からの所定範
囲の広告情報を検索できるように拡張してもよい。この
場合、ドライバ端末から広告情報提供装置に送出される
位置情報は、現在の車両の位置を示すものではなく、画
面表示される地図上で、ドライバが任意に指定できる地
点の位置情報とする。例えば、ドライバが、画面表示さ
れた地図上の任意の地点をクリックしたときに、その地
点の位置を示す位置情報をドライバ端末が取得し、広告
情報提供端末に送信できるようにする。この位置情報を
受信した広告情報提供端末は、指定された地点の位置情
報を基準にして広告情報を検索すればよい。

【００７７】また、店舗等の広告主に広告料金を請求す
る場合に、案内センターは、広告料金をクレジット会社
などの金融機関を介して広告主に請求するようにしても
よい。この場合、課金システム２３は、例えば、複数の
クレジット会社などの金融機関で構成されたネットワー
クに接続され、オンラインで決済処理をしてもよい。第
１の実施形態と、その変形の実施形態と、第２の実施形
態のドライバ案内システムは、ネットワークに、インタ
ーネット４０を用いたが、その他の専用のネットワーク
等を用いてもよい。

【００７８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ドライバが目的とする店舗を選択しやすいドライバ案内
システムを提供できる。また、本発明によれば、広告主
に広告情報による効果に基づいて定められた広告料を課
金する広告料課金方法を提供できる。従って、広告主
は、広告情報の効果を把握しやすい。また、広告された
店舗までの道順を案内する案内情報をドライバに提供で
きるので、店舗への来店を推進することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 第１の実施形態のドライバ案内システムの構
成を模式的に示した構成図である。

【図２】 第１の実施形態のドライバ端末を示すブロッ
ク図である。

【図３】 第１の実施形態のドライバ案内システムにお
ける案内と課金の処理の流れを示した図である。

【図４】 ドライバ端末の表示画面の一例である。

【図５】 ドライバ端末の表示画面の一例である。

【図６】 ドライバ端末の表示画面の一例である。

【図７】 第１の実施形態を変形した形態のドライバ案
内システムのドライバ端末を示すブロック図である。

【図８】 第１の実施形態を変形した形態のドライバ案
内システムにおける案内と課金の処理の流れを示した図
である。

【図９】 第２の実施形態のドライバ案内システムの構
成を模式的に示した構成図である。

【図１０】 第２の実施形態のドライバ案内システムの
ドライバ端末を示すブロック図である。

【図１１】 第２の実施形態のドライバ案内システムに
おける案内と課金の処理の流れを示した図である。

【図１２】 従来のドライバ案内システムの構成を模式
的に示した構成図である。

【符号の説明】

１０、１０ａ、１０ｂ ドライバ端末 １１ 位置検出装置 １２、１２ａ、１２ｂ ＣＰＵ １３ メモリ １４ 通信部 １５ 表示部 １６ 操作部 １７ ＣＤ−ＲＯＭ １８ ファイル部 ２０、２０ｂ 広告情報提供装置 ２１ センター端末 ２２ データベース ２３ 課金システム ２４ 記憶装置 ３０ ローカル端末 ４０ インターネット ５０ ユーザ端末 ６０ ネットワーク ７１ メモリアクセス制御部 ７２ 到着情報生成部 ７３ 通信アクセス制御部 ７４ 位置情報確認部 ７５ 案内情報生成部

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０９Ｂ 29/10 Ｇ０９Ｂ 29/10 Ａ // Ｇ０８Ｇ 1/0969 Ｇ０８Ｇ 1/0969 Ｆターム(参考） 2C032 HB22 HB23 HC31 HD03 HD07 2F029 AA02 AB07 AB13 AC02 AC14 AC18 5B049 BB11 BB31 BB49 CC02 CC36 DD01 DD05 EE01 EE05 FF03 FF04 FF09 GG04 GG07 5H180 EE10 FF05 FF13 FF22 FF25

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】複数の車両に設置された車載端末と、各車
   載端末に通信を介して接続された広告情報提供端末とか
   ら構成され、 各車載端末は、 車両の位置を検出する検出手段と、 前記車載端末の識別情報と、前記検出手段により検出さ
   れた車両の位置を示す車両位置情報と、を前記広告情報
   提供端末に送信し、前記広告情報提供端末より広告情報
   を受信する送受信手段と、 受信した広告情報を表示する表示手段と、 広告された店舗に到着したことを示す到着情報を前記広
   告情報提供端末に送信する到着通知手段と、 を有し、 前記広告情報提供端末は、 店舗の広告情報を複数格納したデータベースと、 前記車載端末から、識別情報と車両位置情報とを受信
   し、受信した車両位置情報に基づいて、広告情報を前記
   データベースから抽出し、抽出した広告情報を識別情報
   が特定する車載端末に送信する送受信手段と、 前記車載端末から前記到着情報を受信し、受信した到着
   情報に応答して前記広告された店舗の広告主に広告料金
   を課す課金制御手段と、 を有する、 ことを特徴とするドライバ案内システム。
2. 【請求項２】車両の位置を検出する検出手段と、 識別情報と、前記検出手段により検出された車両の位置
   を示す車両位置情報と、をネットワークを介して、広告
   情報を提供するための広告情報提供端末に送信し、前記
   広告情報提供端末から前記ネットワークを介して、広告
   情報を受信する送受信手段と、 広告情報を表示する表示手段と、 広告された店舗に到着したことを示す到着情報を、広告
   料の課金処理のために、前記広告情報提供端末に送信す
   る到着通知手段と、 を有する車載端末を備えることを特徴とするドライバ案
   内システム。
3. 【請求項３】店舗の広告情報を複数格納したデータベー
   スと、 車載端末から、識別情報と車両の位置を示す車両位置情
   報とをネットワークを介して受信し、受信した車両位置
   情報に基づいて、広告情報を前記データベースから抽出
   し、抽出した広告情報を、識別情報が特定する車載端末
   に送信する送受信手段と、 前記送受信手段が送信した広告情報の広告する店舗に到
   着したことを示す到着情報を受信し、受信した到着情報
   に応答して前記店舗の広告主に広告料金を課す課金制御
   手段と、 を有する広告情報提供端末を備えることを特徴とするド
   ライバ案内システム。
4. 【請求項４】前記車載端末は、前記送受信手段により受
   信された前記広告情報により広告された店舗へ車両を案
   内する案内情報を表示する手段をさらに備える、 ことを特徴とする請求項１又は２に記載のドライバ案内
   システム。
5. 【請求項５】前記広告情報は店舗位置情報を含み、 前記広告情報提供端末は、前記車載端末から車両位置情
   報を受信し、受信した車両位置情報と、広告情報に含ま
   れる店舗位置情報とに基づいて、広告する店舗へ車両を
   案内する案内情報を生成して、各車載端末に送信する手
   段をさらに備える、 ことを特徴とする請求項２又は３に記載のドライバ案内
   システム。
6. 【請求項６】前記広告情報は、店舗位置情報を含み、 各車載端末は、前記送受信手段により受信された前記広
   告情報に含まれる店舗位置情報から、広告された店舗へ
   車両を案内する案内情報を生成する案内情報生成手段を
   さらに備える、 ことを特徴とする請求項４に記載のドライバ案内システ
   ム。
7. 【請求項７】前記到着通知手段は、 前記広告された店舗の店舗位置情報を記憶する記憶手段
   と、 前記記憶手段から前記店舗位置情報を読み出す読出し手
   段と、 前記読出し手段により読み出された店舗位置情報が示す
   店舗位置が、前記車両位置情報が示す車両の位置と同一
   か否か判定する判定手段と、 前記判定手段により、前記車両位置情報が前記広告され
   た店舗情報と同一であると判定された場合に、前記到着
   情報を前記広告情報提供端末へ送信する送信手段と、 を備えることを特徴とする請求項１または２に記載のド
   ライバ案内システム。
8. 【請求項８】前記課金制御手段は、 広告情報ごとに前記到着情報を蓄積する蓄積手段と、 前記蓄積手段により蓄積された到着情報に基づいて広告
   料金を算出し、広告料金を請求する料金請求情報を生成
   する請求情報生成手段と、 前記料金請求情報を広告主に送信する送信手段と、 を備えることを特徴とする請求項１または３に記載のド
   ライバ案内システム。
9. 【請求項９】車載端末から、識別情報と車両の位置を示
   す車両位置情報とを、ネットワークを介して、広告情報
   をデータベースに格納している広告情報提供端末に送信
   する送信ステップと、 前記車載端末からネットワークを介して受信した車両位
   置情報に基づいて、広告情報を前記広告情報提供端末の
   データベースから抽出する抽出ステップと、 ネットワークを介して、前記広告情報提供端末から、抽
   出した広告情報を識別情報が特定する車載端末に送出
   し、前記車載端末が、前記広告情報提供端末より広告情
   報を受信する送受信ステップと、 前記送受信ステップで受信した広告情報を表示する表示
   ステップと、 前記広告情報の広告する店舗に到着したことを示す到着
   情報をネットワークを介して前記広告情報提供端末に送
   信する到着通知ステップと、 前記広告情報提供端末が、前記車載端末から前記到着情
   報をネットワークを介して受信し、受信した到着情報に
   応答して前記店舗の広告主に広告料金を課す課金制御ス
   テップと、 を有する、 ことを特徴とする広告料課金方法。
10. 【請求項１０】前記広告する店舗へ車両を案内する案内
    情報を生成し、前記車載端末に表示し、車両を広告する
    店舗へ案内するステップを、 さらに備えることを特徴とする請求項９に記載の広告料
    課金方法。