JP6638579B2 - 情報提供装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、地図上に位置する地点に関する広告情報を提供する情報提供装置及びコンピュータプログラムに関する。
近年、車両の走行案内を行い、運転者が所望の目的地に容易に到着できるようにしたナビゲーション装置が車両に搭載されていることが多い。ここで、ナビゲーション装置とは、GPS受信機などにより自車の現在位置を検出し、その現在位置に対応する地図データをDVD−ROMやHDDなどの記録媒体またはネットワークを通じて取得して液晶モニタに表示することが可能な装置である。更に、かかるナビゲーション装置では、自車の現在位置の周辺にある地点(例えば施設)や特定のエリア内(例えば走行予定経路周辺)にある地点に関する情報を案内することも行われている。また、近年は携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ等においても上記ナビゲーション装置と同様の機能を有するものがある。
ここで、上記地点に関する情報として、特に該地点に関する広告情報を案内することについても行われていた。広告情報としては、例えば該地点が店舗である場合には店舗名、住所、電話番号、店舗で取り扱う商品、販売価格、イベントに関する情報等がある。特開2004−132717号公報には、サーバから端末へと店舗の広告情報を配信し、端末において表示された地図画像中に広告情報の対象となる店舗がある場合に、該店舗の広告情報を案内する技術について記載されている。
特開2004−132717号公報(第8−9頁、図13)
ここで、上記特許文献1に記載の技術では、端末の現在位置の周辺にある店舗に関する広告情報が基本的に全て案内されることとなるので、ユーザにとって不要な広告情報が多数案内される事態が生じていた。そして、案内される広告情報が多くなり過ぎると、ユーザにとって有用な広告情報が埋もれてしまい、広告効果が薄れてしまう問題がある。また、広告情報の案内が多すぎると端末の本体の目的である車両の走行案内に支障が生じる問題もあった。
一方、上記特許文献1では予め広告情報の案内対象とする業種をユーザが選択することについても開示されている(段落0059)が、ユーザにとって必要な広告情報はユーザの状況によって刻々変化する。例えば、ユーザが出勤中の場合には、コンビニエンスストアやファーストフード店等の広告情報は有用であるが、レジャー施設やレストラン等の広告情報は不要である。一方で、ユーザが休暇中の場合には、レジャー施設やレストラン等の広告情報について有用となる。上記特許文献1ではユーザの状況が変化する度に案内対象とする業種をユーザが選択し直す必要があり、ユーザに大きな操作負担が生じていた。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、ユーザの分類や状況に合わせて提供対象となる広告情報を抽出して案内するので、ユーザに操作負担を課すことなくユーザにとって不要な広告情報の提供が行われることを防止するとともに、ユーザに有用な広告情報の提供を適切に行い、広告効果について向上させた情報提供装置及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本発明に係る情報提供装置は、地図情報を取得する地図情報取得手段と、前記地図情報を用いてユーザの移動案内を行う移動案内手段と、前記地図情報に含まれる地点の広告情報を取得する広告情報取得手段と、前記ユーザの分類を特定するユーザ特定手段と、前記ユーザの移動開始時刻及び移動開始地点を取得する移動開始情報取得手段と、前記ユーザの分類、現在の日時、前記ユーザの現在位置、前記ユーザの移動開始時刻及び移動開始地点に基づいて前記ユーザの現在の状況を推定する状況推定手段と、前記広告情報取得手段により取得した広告情報の内、前記状況推定手段により推定された前記ユーザの現在の状況に応じて前記ユーザに提供する対象となる広告情報を抽出する広告情報抽出手段と、前記広告情報抽出手段により抽出された前記広告情報を前記ユーザに提供する広告情報提供手段と、を有する。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、ユーザに広告情報の提供を行うプログラムである。具体的には、コンピュータを、地図情報を取得する地図情報取得手段と、前記地図情報を用いてユーザの移動案内を行う移動案内手段と、前記地図情報に含まれる地点の広告情報を取得する広告情報取得手段と、前記ユーザの分類を特定するユーザ特定手段と、前記ユーザの移動開始時刻及び移動開始地点を取得する移動開始情報取得手段と、前記ユーザの分類、現在の日時、前記ユーザの現在位置、前記ユーザの移動開始時刻及び移動開始地点に基づいて前記ユーザの現在の状況を推定する状況推定手段と、前記広告情報取得手段により取得した広告情報の内、前記状況推定手段により推定された前記ユーザの現在の状況に応じて前記ユーザに提供する対象となる広告情報を抽出する広告情報抽出手段と、前記広告情報抽出手段により抽出された前記広告情報を前記ユーザに提供する広告情報提供手段と、して機能させる。
前記構成を有する本発明に係る情報提供装置及びコンピュータプログラムによれば、ユーザの分類や状況に合わせて提供対象となる広告情報を抽出して案内するので、ユーザに操作負担を課すことなくユーザにとって不要な広告情報の提供が行われることを防止するとともに、ユーザに有用な広告情報の提供を適切に行うことが可能となる。その結果、ユーザにとって有用な広告情報が埋もれてしまうことなく、広告効果について向上させることが可能となる。また、ユーザの現在の状況に合わせて提供対象となる広告情報を抽出して案内するので、広告情報を提供する際においてユーザがどのような状況にあるかについて考慮し、ユーザの現在の状況に対して有用となる広告情報の提供を適切に行うことが可能となる。
本実施形態に係る情報提供システムを示した概略構成図である。 広告情報DBに記憶される広告情報の一例を示した図である。 本実施形態に係るナビゲーション装置の制御系を模式的に示すブロック図である。 本実施形態に係るユーザ分類特定処理プログラムのフローチャートである。 学習結果に基づいて特定されるユーザの分類の一例を示した図である。 本実施形態に係る広告情報提供処理プログラムのフローチャートである。 広告情報の案内例を示した図である。
以下、本発明に係る情報提供装置をナビゲーション装置に具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るナビゲーション装置1を含む情報提供システム2の概略構成について図1を用いて説明する。図1は本実施形態に係る情報提供システム2を示した概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る情報提供システム2は、情報管理センタ3が有する情報サーバ4と、ユーザ5が乗車する車両に搭載されたナビゲーション装置1とを基本的に有している。尚、ナビゲーション装置1は、ナビ機能を備えた情報端末であれば良く、ナビゲーション装置以外に携帯電話機、PDA、タブレット型端末、スマートフォン、パーソナルコンピュータ等としても良い。また、情報管理センタ3とナビゲーション装置1とは通信ネットワーク網6を介して互いに電子データを送受信可能に構成されている。
ここで、情報サーバ4は、全国各地の地点に関する広告情報を広告情報DB7に記憶する。尚、地点としては施設以外に地図上の特定の場所(観光名所等)、通り、自治体、エリア等も含む。そして、情報サーバ4は通信ネットワーク網6を介してDBに記憶された広告情報を、ナビゲーション装置1に対して提供する。また、広告情報としては、提供される広告の内容(地点名、住所、電話番号、取り扱う商品、販売価格、イベントに関する情報等)に加えて、広告地点(広告主)を特定する為の情報(地図上の地点の位置座標、ジャンル、ID等)についても含む。更に、広告情報は後述のように複数のカテゴリに分類されて広告情報DB7に記憶されている。
ここで、図2は広告情報DB7に記憶されるとともにナビゲーション装置1に対して提供される広告情報の一例を示した図である。図2に示すように、広告情報は、広告対象となる“地点の名称”と、“地点の住所”と、“電話番号”と、地図上の地点の位置を特定する“位置座標”と、名称や住所以外の広告に関する“その他の広告内容”と、“広告有効期限”と、“分類を特定する情報”とを含む。ここで、“地点の名称”、“地点の住所”、“電話番号”はユーザに提供される広告の内容であるとともに広告地点(広告主)を特定する情報にも該当する。また、“広告有効期限”はナビゲーション装置1への配信対象となる期間を示す。また、“分類を特定する情報”は、広告情報をユーザがどのような状況にある場合に提供すべき情報であるのかに基づいて分類するとともに、分類したカテゴリを特定する情報である。
具体的に本実施形態では、以下の(A)〜(D)の各ユーザの状況において提供すべき情報であるか否かに基づいて分類される。
(A)ユーザが勤務日であって特に出勤時
(B)ユーザが勤務日であって特に帰宅時
(C)ユーザが休日である場合
(D)ユーザが旅行中である場合
例えば、図2に示す喫茶店である『○○カフェ』の広告情報は、(A)、(C)、(D)においてそれぞれ提供すべき広告情報のカテゴリに分類される。一方、食料品販売店である『スーパー××』の広告情報は、(B)、(C)においてそれぞれ提供すべき広告情報のカテゴリに分類される。
そして、後述のように情報サーバ4から上記広告情報が配信されたナビゲーション装置1は、ユーザの現在の状況と広告情報の分類とに基づいて、ユーザに提供する対象となる広告情報を抽出し、抽出された広告情報を提供する。尚、ナビゲーション装置1を介して実際にユーザに提供されるのは、図2に示す広告情報の内、“地点の名称”、“地点の住所”、“電話番号”、“その他の広告内容”とする。但し、必ずしもそれらの全てを提供対象とする必要はなく、“地点の名称”と“地点の住所”のみを提供する構成としても良い。また、情報サーバ4では、他のサーバから取得したり、情報サーバ4の管理者による入力操作によって新たな広告情報が順次、広告情報DB7に格納される。更に、広告情報の分類分けについては情報サーバ4で行っても良いし、予め分類分けされた情報を取得する構成としても良い。
一方、ナビゲーション装置1は、目的地までの推奨経路を探索したり、サーバから取得したりメモリに格納された地図データに基づいてユーザ5の現在位置周辺や任意のエリアの地図画像を所定の縮尺で表示したり、表示された地図画像中においてユーザ5の現在位置を表示したり、設定された案内経路に沿った移動案内を行ったり、上述した広告情報をユーザに提供する機能を有する。尚、上記機能の全てをナビゲーション装置1が備えている必要はなく、少なくともユーザ5の現在位置周辺や任意のエリアの地図画像を表示する機能及び広告情報をユーザに提供する機能を有していれば本願発明を構成することが可能である。
また、通信ネットワーク網6は全国各地に配置された多数の基地局と、各基地局を管理及び制御する通信会社とを含み、基地局及び通信会社を有線(光ファイバー、ISDN等)又は無線で互いに接続することにより構成されている。ここで、基地局はナビゲーション装置1との通信をするトランシーバー(送受信機)とアンテナを有する。そして、基地局は通信会社の間で無線通信を行う一方、通信ネットワーク網6の末端となり、基地局の電波が届く範囲(セル)にあるナビゲーション装置1の通信を情報サーバ4との間で中継する役割を持つ。
次に、情報提供システム2が有するナビゲーション装置1の概略構成について図3を用いて説明する。図3は本実施形態に係るナビゲーション装置1の制御系を模式的に示すブロック図である。
図3に示すように本実施形態に係るナビゲーション装置1は、ナビゲーション装置1が搭載された車両の現在位置を検出する現在位置検出部11と、各種のデータが記録されたデータ記録部12と、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うナビゲーションECU13と、ユーザからの操作を受け付ける操作部14と、ユーザに対して車両周辺の地図や施設に関する案内情報を表示する液晶ディスプレイ15と、経路案内に関する音声ガイダンスを出力するスピーカ16と、記憶媒体であるDVDを読み取るDVDドライブ17と、情報管理センタ3やVICS(登録商標:Vehicle Information and Communication System)センタ等の情報センタとの間で通信を行う通信モジュール18と、を有している。
以下に、ナビゲーション装置1が有する各構成要素について順に説明する。
現在位置検出部11は、GPS21、車速センサ22、ステアリングセンサ23、ジャイロセンサ24等からなり、現在の車両の位置、方位、車両の走行速度、現在時刻等を検出することが可能となっている。ここで、特に車速センサ22は、車両の移動距離や車速を検出する為のセンサであり、車両の駆動輪の回転に応じてパルスを発生させ、パルス信号をナビゲーションECU13に出力する。そして、ナビゲーションECU13は発生するパルスを計数することにより駆動輪の回転速度や移動距離を算出する。尚、上記4種類のセンサをナビゲーション装置1が全て備える必要はなく、これらの内の1又は複数種類のセンサのみをナビゲーション装置1が備える構成としても良い。
また、データ記録部12は、外部記憶装置及び記録媒体としてのハードディスク(図示せず)と、ハードディスクに記録された地図情報DB31、走行履歴DB32、配信情報DB33、暦(カレンダー)に関する情報及び所定のプログラム等を読み出すとともにハードディスクに所定のデータを書き込む為のドライバである記録ヘッド(図示せず)とを備えている。尚、データ記録部12をハードディスクの代わりにメモリーカードやCDやDVD等の光ディスクを有しても良い。また、ナビゲーション装置1は、地図情報DB31を有さずに外部のサーバから地図情報を通信により取得しても良い。
ここで、地図情報DB31は、例えば、道路(リンク)に関するリンクデータ、ノード点に関するノードデータ、地点に関する地点データ、地図を表示するための地図表示データ、各交差点に関する交差点データ、経路を探索するための探索データ、地点を検索するための検索データ等が記憶された記憶手段である。
また、走行履歴DB32は、車両の走行履歴を記憶するDBである。具体的には、過去に車両が走行したリンクが走行時刻とともに累積的に記憶される。また、車両のACC電源(accessory power supply)がOFFされた地点やOFFされた時刻についても記憶される。そして、ナビゲーションECU13は走行履歴DB32に記憶された走行履歴情報に基づいて、後述するようにユーザの移動特性に関する分類を特定する。尚、走行履歴DB32は外部のサーバ(例えば情報サーバ4)が有しても良い。
また、配信情報DB33は、情報サーバ4から配信された広告情報を記憶するDBである。そして、ナビゲーションECU13は、配信情報DB33に記憶された広告情報を所定のタイミングで液晶ディスプレイ15に表示したり、スピーカ16で出力することにより、ユーザに提供する。尚、広告情報を提供するタイミングや提供する方法は後述のようにユーザの現在の状況や提供対象となる広告情報のカテゴリに基づいて決定される。
また、ナビゲーションECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)13は、ナビゲーション装置1の全体の制御を行う電子制御ユニットであり、演算装置及び制御装置としてのCPU41、並びにCPU41が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるとともに、経路が探索されたときの経路データ等が記憶されるRAM42、制御用のプログラムのほか、後述のユーザ分類特定処理プログラム(図4)や広告情報提供処理プログラム(図6)等が記録されたROM43、ROM43から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ44等の内部記憶装置を備えている。尚、ナビゲーションECU13は、処理アルゴリズムとしての各種手段を有する。例えば、地図情報取得手段は、地図情報を取得する。移動案内手段は、地図情報を用いてユーザの移動案内を行う。広告情報取得手段は、地図情報に含まれる地点の広告情報を取得する。ユーザ特定手段は、ユーザの分類を特定すると、広告情報抽出手段は、広告情報取得手段により取得した広告情報の内、ユーザの分類、現在の日時及びユーザの現在位置に基づいてユーザに提供する対象となる広告情報を抽出する。広告情報提供手段は、広告情報抽出手段により抽出された広告情報をユーザに提供する。
操作部14は、走行開始地点としての出発地及び走行終了地点としての目的地を入力する際等に操作され、各種のキー、ボタン等の複数の操作スイッチ(図示せず)を有する。そして、ナビゲーションECU13は、各スイッチの押下等により出力されるスイッチ信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。尚、操作部14としては液晶ディスプレイ15の前面に設けたタッチパネルを有する構成としても良い。また、マイクと音声認識装置を有する構成としても良い。
また、液晶ディスプレイ15には、道路を含む地図画像、交通情報、操作案内、操作メニュー、キーの案内、出発地から目的地までの案内経路、案内経路に沿った案内情報、ニュース、時刻、メール、テレビ番組等が表示される。また、本実施形態では、後述のように情報サーバ4から取得した広告情報を案内する際にも用いられる。尚、液晶ディスプレイ15の代わりに、HUDやHMDを用いても良い。
また、スピーカ16は、ナビゲーションECU13からの指示に基づいて走行予定経路に沿った走行を案内する音声ガイダンスや、交通情報の案内を出力する。また、本実施形態では、後述のように情報サーバ4から取得した広告情報を案内する際にも用いられる。
また、DVDドライブ17は、DVDやCD等の記録媒体に記録されたデータを読み取り可能なドライブである。そして、読み取ったデータに基づいて音楽や映像の再生、地図情報DB31の更新等が行われる。尚、DVDドライブ17に替えてメモリーカードを読み書きする為のカードスロットを設けても良い。
また、通信モジュール18は、交通情報センタ、例えば、VICSセンタやプローブセンタ等から送信された渋滞情報、規制情報、交通事故情報等の各情報から成る交通情報を受信する為の通信装置であり、例えば携帯電話機やDCMが該当する。また、本実施形態では情報サーバ4から広告情報を受信するのにも用いられる。
続いて、前記構成を有するナビゲーション装置1においてCPU41が実行するユーザ分類特定処理プログラムについて図4に基づき説明する。図4は本実施形態に係るユーザ分類特定処理プログラムのフローチャートである。ここで、ユーザ分類特定処理プログラムは、車両のACC電源(accessory power supply)がOFFされる際に実行され、ユーザの走行履歴に基づいてユーザの分類を特定するプログラムである。尚、以下の図4、図6にフローチャートで示されるプログラムは、ナビゲーション装置1が備えているRAM42やROM43に記憶されており、CPU41により実行される。
先ず、ユーザ分類特定処理プログラムではステップ(以下、Sと略記する)1において、CPU41は、直近の車両のACC電源(accessory power supply)がONされてからOFFされるまでのユーザの走行履歴を走行履歴DB32に記憶する。具体的には、車両が走行したリンクが走行時刻とともに累積的に記憶される。また、車両のACC電源がOFFされた地点(即ち車両が走行を終了した地点)やOFFされた時刻(即ち車両が走行を終了した時刻)についても累積的に記憶される。
次に、S2においてCPU41は、ユーザの移動特性が学習済みか否か判定する。尚、ユーザの移動特性は走行履歴DB32に記憶されているユーザの走行履歴に基づいて特定され、例えば、出勤日と休日のパターン(例えば月曜から金曜が出勤日で、土曜日曜が休日)、出勤時間や帰宅時間のパターン(例えば8:00〜9:00の間に主に出勤、19:00〜20:00の間に主に帰宅)、休日の行動パターン(例えば休日に遠出はほとんどしない)等が特定される。
そして、ユーザの移動特性が学習済みであると判定された場合(S2:YES)には、S6へと移行する。それに対して、ユーザの移動特性が学習済みでないと判定された場合(S2:NO)には、S3へと移行する。
次に、S3においてCPU41は、現時点までに走行履歴DB32に格納されているユーザの走行履歴に基づいて、ユーザの移動特性が学習できるか否か、即ちユーザの移動特性が特定できるか否か判定する。尚、走行履歴DB32に格納される走行履歴のサンプル数が閾値以上収集され、収集した走行履歴からユーザの行動パターン(例えば自宅を出発する時刻、勤務先に到着する時刻、勤務先を退社する時刻、自宅に帰宅する時刻、休日に立ち寄るエリア等)がある程度の範囲内に収束した段階で、ユーザの移動特性を学習できると判定する。
そして、現時点までに走行履歴DB32に格納されているユーザの走行履歴に基づいて、ユーザの移動特性が学習できると判定された場合(S3:YES)には、S4へと移行する。それに対して、現時点までに走行履歴DB32に格納されているユーザの走行履歴に基づいて、ユーザの移動特性が学習できないと判定された場合(S3:NO)には、当該ユーザ分類特定処理プログラムを終了する。そして、ユーザの移動特性が学習できるまで継続して走行履歴を収集する。
S4においてCPU41は、現時点までに走行履歴DB32に格納されているユーザの走行履歴に基づいてユーザの移動特性を特定し、特定されたユーザの移動特性からユーザの分類を行う。特に本実施形態では、「出勤日」、「休日」、「勤務形態」、「休日の行動」の4つの要素を用いてユーザを分類する。図5は学習結果に基づいて特定されるユーザの分類の一例を示した図である。例えば『パターン1』の分類は、出勤日が“月曜から金曜”、休日が“土曜、日曜、祝日”、勤務形態が“昼勤のみ”、休日の行動として“遠出しない”となる。また『パターン2』の分類は、出勤日が“月曜から金曜”、休日が“土曜、日曜”、勤務形態が“夜勤あり”、休日の行動として“遠出する”となる。また『パターン3』の分類は、出勤日が“火曜から日曜”、休日が“月曜、祝日”、勤務形態が“昼勤のみ”、休日の行動として“遠出しない”となる。尚、図5に示す例ではユーザの移動特性を「出勤日」、「休日」、「勤務形態」、「休日の行動」で分類しているが、これら以外の要素を用いて分類しても良い。例えば、「連休中の行動」、「出勤時間」、「帰宅時間」等がある。また、前記S4で最終的に特定されたユーザの分類は例えばフラッシュメモリ44等に記憶される。
次に、S5においてCPU41は、走行履歴DB32に格納されているユーザの走行履歴に基づいてユーザの自宅及び勤務地を設定する。尚、ユーザの自宅や勤務地に関しては、走行履歴から特定するのではなくユーザに入力させても良い。
一方、S6においてCPU41は、現時点までに走行履歴DB32に格納されているユーザの走行履歴に基づいて、ユーザの移動特性が既に学習している内容から変化したが否か判定する。例えば、ユーザが転職したり、引っ越した場合には、ユーザの行動パターン(例えば自宅を出発する時刻、勤務先に到着する時刻、勤務先を退社する時刻、自宅に帰宅する時刻、休日に立ち寄るエリア等)が変化することとなり、ユーザの移動特性が学習済みの内容から変化することとなる。
そして、ユーザの移動特性が既に学習している内容から変化したと判定された場合(S6:YES)には、S4へと移行する。その後、改めて現時点までに走行履歴DB32に格納されているユーザの走行履歴に基づいてユーザの移動特性を特定し、特定されたユーザの移動特性からユーザの分類を行う(S4、S5)。それに対して、ユーザの移動特性が既に学習している内容から変化していないと判定された場合(S6:NO)には、当該ユーザ分類特定処理プログラムを終了する。
続いて、ナビゲーション装置1においてCPU41が実行する広告情報提供処理プログラムについて図6に基づき説明する。図6は本実施形態に係る広告情報提供処理プログラムのフローチャートである。ここで、広告情報提供処理プログラムは車両のACC電源(accessory power supply)がONされた後に実行され、情報サーバ4から配信された広告情報からユーザに提供する対象となる広告情報を抽出し、ユーザに提供するプログラムである。
先ず、広告情報提供処理プログラムではS11において、CPU41は情報サーバ4から広告情報を受信する。尚、前記S11で取得対象となるのはユーザの現在位置周辺や案経路周辺(ナビゲーション装置1において案内経路が設定されている場合のみ)の地図情報に含まれる地点に関する広告情報であって、且つ現在の日時が広告情報に設定されている広告有効期限内の広告情報である。また、広告情報は前述したように広告対象となる“地点の名称”と、“地点の住所”と、“電話番号”と、地図上の地点の位置を特定する“位置座標”と、名称や住所以外の広告に関する“その他の広告内容”と、“広告有効期限”と、“分類を特定する情報”とを含む(図2参照)。尚、前記S11で情報サーバ4から受信した広告情報は配信情報DB33に格納される。
次に、S12においてCPU41は、ユーザが走行を開始した走行開始時刻と、走行を開始した走行開始地点(例えば自宅や勤務地等)をそれぞれ現在位置検出部11の検出結果を用いて取得する。尚、ユーザが走行を開始していない場合には走行を開始するまで待機する。
続いて、S13においてCPU41は、ユーザの分類と、現在の日時と、ユーザの現在位置と、前記S12で取得したユーザの走行開始地点及び走行開始時刻に基づいてユーザの現在の状況を推定する。尚、ユーザの分類は前述したユーザ分類特定処理プログラム(図4)において特定される。
例えば、図5に示すパターン1にユーザが分類されている場合であって、現在の日時が『月曜日の午前8時』、ユーザの現在位置が『自宅と勤務地の間の経路上』、ユーザの走行開始地点が『自宅』、走行開始時刻が『午前7時50分』である場合には、ユーザの現在の状況は以下のように推定できる。
《ユーザの現在の状況》・・・10分前に自宅を出発して勤務地へと向かう出勤途中
また、図5に示すパターン2にユーザが分類されている場合であって、現在の日時が『土曜日の午前11時』、ユーザの現在位置が『自宅から100km以上離れた高速道路上』、ユーザの走行開始地点が『自宅』、走行開始時刻が『午前9時30分』である場合には、ユーザの現在の状況は以下のように推定できる。
《ユーザの現在の状況》・・・1時間半前に自宅を出発して遠方の目的地へと向かう旅行中
次に、S14においてCPU41は、前記S13で推定されたユーザの現在の状況に基づいて、前記S11で情報サーバ4から受信し、配信情報DB33に格納されている広告情報の内、ユーザに提供する対象となる広告情報(以下、提供対象広告情報という)を抽出する。具体的には、ユーザの現在の状況に応じた分類(カテゴリ)に属する広告情報を提供対象広告情報として抽出する。
ここで、前述したように広告情報は、広告情報をユーザがどのような状況にある場合に提供すべき情報であるのかに基づいて分類されている。具体的には、上記(A)〜(D)の各ユーザの状況において提供すべき情報であるか否かで分類されている。従って、例えば前記S13で推定されたユーザの現在の状況が『出勤中』であれば、“(A)ユーザが勤務日であって特に出勤時”において提供すべき情報に分類された広告情報を提供対象広告情報として抽出する。また、例えば前記S13で推定されたユーザの現在の状況が『休日の走行中』であれば、“(C)ユーザが休日である場合”において提供すべき情報に分類された広告情報を提供対象広告情報として抽出する。
但し、前記S13で推定されたユーザの現在の状況が『勤務日での出勤中や帰宅中』であったとしても、休日の前日である場合には、“(A)ユーザが勤務日であって特に出勤時”や“(B)ユーザが勤務日であって特に帰宅時”において提供すべき情報に分類された広告情報に加えて、“(C)ユーザが休日である場合”に提供すべき情報に分類された広告情報についても提供対象広告情報として抽出する。
続いて、S15においてCPU41は、前記S14で抽出された提供対象広告情報について、前記S13で推定されたユーザの現在の状況又は提供対象広告情報の分類(カテゴリ)に基づいて、提供対象広告情報をユーザに提供するタイミングと提供方法をそれぞれ設定する。
ここで、提供対象広告情報をユーザに提供するタイミングとしては例えば以下の(a)〜(d)のタイミングがある。
(a)走行開始直後
(b)広告情報の地点から所定距離以内に車両が接近した場合
(c)液晶ディスプレイ15に表示された地図画像内に広告情報の地点が含まれた場合
(d)予め決められた時刻(例えば11時、18時等)
例えば、ユーザが出勤中である場合には、目的地である勤務地への到着を急ぐことが考えられるので、提供対象広告情報の地点に接近した場合にのみ提供を行うことが望ましい。従って提供するタイミングは(b)とする。
一方、ユーザが旅行中である場合には、土地勘のない場所を走行することとなるのでユーザにとって立ち寄る可能性のある場所は予め把握しておいたほうが望ましい。従って提供するタイミングは(a)とする。
また、提供対象広告情報が、特に食事に関する広告情報である場合には、食事をする時間に合わせて広告情報を提供するのが望ましい。従って提供するタイミングは(d)とする。
一方、提供対象広告情報をユーザに提供する方法としては例えば以下の(e)、(f)の方法がある。
(e)広告情報のみを表示する
(f)地図画像と対応付けて広告情報を表示する
尚、地図画像と対応付けて広告情報を表示する方法としては、例えばアクセスマップを表示したり、地図画像上に提供対象広告情報の地点を示すマークを表示し、そのマークに広告情報を表示したウィンドウを重畳して表示する方法等がある(図7参照)。
例えば、ユーザが出勤中である場合には、目的地である勤務地への到着を急ぐことが考えられるので、より簡略化した形で広告情報の提供を行うことが望ましい。従って提供する方法は(e)とする。
一方、ユーザが旅行中である場合には、土地勘のない場所を走行することとなるので、より詳細な形で広告情報の提供を行うことが望ましい。従って提供する方法は(f)とする。
また、提供対象広告情報が、特に小規模の施設である場合には、施設の場所をユーザが把握し難いので、より詳細な形で広告情報の提供を行うことが望ましい。従って提供する方法は(f)とする。
その後、S16においてCPU41は、地図情報DB31から自車位置周辺の地図情報を取得するとともに、取得した地図情報を用いて車両の走行案内を行う。例えば、液晶ディスプレイ15に対して自車位置周辺の地図画像を表示したり、ナビゲーション装置1において案内経路が設定されている場合には案内経路に沿った右左折の案内等を行う。
次に、S17においてCPU41は、前記S15で設定された提供対象広告情報の提供タイミングとなったか否かを判定する。尚、提供対象広告情報をユーザに提供するタイミングとしては例えば上記(a)〜(d)のいずれかが設定される。
そして、前記S15で設定された提供対象広告情報の提供タイミングとなったと判定された場合(S17:YES)には、S18へと移行する。それに対して、前記S15で設定された提供対象広告情報の提供タイミングでないと判定された場合(S17:NO)には、S19へと移行する。
S18においてCPU41は、前記S14で抽出された提供対象広告情報をユーザに対して提供する。具体的には、前記S15で設定された(e)又は(f)のいずれかの提供方法により提供する。
ここで、図7は前記S18における提供対象広告情報の提供方法の一例を示した図である。図7に示すように車両の走行中においては液晶ディスプレイ15に走行案内画面50が表示される。走行案内画面50は、車両の現在位置周辺の地図画像51と、案内経路52(案内経路が設定されている場合のみ)と、地図上にマッチングされた車両の現在位置を示す自車位置マーク53とが表示される。そして、提供対象広告情報の提供タイミングとなると、地図画像上の提供対象広告情報の地点にマーク54が表示され、該地点の広告情報を表示する情報ウィンドウ55についても表示される。その結果、ユーザは走行案内画面50を参照することによって、現在の車両周辺の地図情報や現在設定されている案内経路に加えて、案内経路の周辺にあるお勧めの地点の情報について把握することが可能となる。また、広告情報の提供は液晶ディスプレイ15以外にスピーカ16を用いて行っても良い。
その後、S19においてCPU41は、車両の走行案内を終了するか否か判定する。そして、車両の走行案内を終了すると判定された場合(S19:YES)には、当該広告情報提供処理プログラムを終了する。それに対して、車両の走行案内を終了しないと判定された場合(S19:NO)にはS16へと戻り、継続して車両の走行案内や広告情報の提供を行う。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るナビゲーション装置1及びナビゲーション装置1で実行されるコンピュータプログラムでは、ユーザの走行履歴からユーザの分類を特定する(S4)一方で、情報サーバ4から地図情報に含まれる地点の広告情報を取得し(S11)、取得した広告情報の内、ユーザの分類、現在の日時及びユーザの現在位置に基づいてユーザに提供する対象となる広告情報を抽出し(S14)、抽出された広告情報をユーザに提供する(S18)ので、ユーザに操作負担を課すことなくユーザにとって不要な広告情報の提供が行われることを防止するとともに、ユーザに有用な広告情報の提供を適切に行うことが可能となる。その結果、ユーザにとって有用な広告情報が埋もれてしまうことなく、広告効果について向上させることが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では、広告情報の分類分けは上記(A)〜(D)の各ユーザの状況において提供すべき情報であるか否かに基づいて行われているが、(A)〜(D)以外のユーザの状況についても考慮しても良い。例えばユーザが連休中である場合に提供すべき情報であるか否かで分類分けを行っても良い。
更に、本実施形態では、広告情報をユーザがどのような状況にある場合に提供すべき情報であるのかに基づいて分類しているが、その他の分類方法で分類しても良い。例えば、広告情報の広告主のジャンル(例えばレストラン、コンビニエンスストア、ファーストフード)で分類しても良い。
また、本実施形態では、広告情報は情報サーバ4側で分類する構成としているが、ナビゲーション装置1側で分類する構成としても良い。
また、本発明はナビゲーション装置以外に、ユーザの走行案内を行う機能を有する装置に対して適用することが可能である。例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ等(以下、携帯端末等という)に適用することも可能である。また、サーバと携帯端末等から構成されるシステムに対しても適用することが可能となる。その場合には、上述したユーザ分類特定処理プログラム(図4)及び広告情報提供処理プログラム(図6)の各ステップは、サーバと携帯端末等のいずれが実施する構成としても良い。
また、本発明に係る情報提供装置を具体化した実施例について上記に説明したが、情報提供装置は以下の構成を有することも可能であり、その場合には以下の効果を奏する。
例えば、第1の構成は以下のとおりである。
地図情報を取得する地図情報取得手段(41)と、前記地図情報を用いてユーザの移動案内を行う移動案内手段(41)と、前記地図情報に含まれる地点の広告情報を取得する広告情報取得手段(41)と、前記ユーザの分類を特定するユーザ特定手段(41)と、前記広告情報取得手段により取得した広告情報の内、前記ユーザの分類、現在の日時及び前記ユーザの現在位置に基づいて前記ユーザに提供する対象となる広告情報を抽出する広告情報抽出手段(41)と、前記広告情報抽出手段により抽出された前記広告情報を前記ユーザに提供する広告情報提供手段(41)と、を有する。
上記構成を有する情報提供装置によれば、ユーザの分類や状況に合わせて提供対象となる広告情報を抽出して案内するので、ユーザに操作負担を課すことなくユーザにとって不要な広告情報の提供が行われることを防止するとともに、ユーザに有用な広告情報の提供を適切に行うことが可能となる。その結果、ユーザにとって有用な広告情報が埋もれてしまうことなく、広告効果について向上させることが可能となる。
また、第2の構成は以下のとおりである。
前記ユーザの分類は、ユーザの移動特性に関する分類である。
上記構成を有する情報提供装置によれば、ユーザの移動特性に基づいて提供対象となる広告情報を抽出するので、広告情報を提供する際においてユーザがどのような移動を行っているかについて考慮し、ユーザの移動に合わせた有用な広告情報の提供を適切に抽出することが可能となる。
また、第3の構成は以下のとおりである。
ユーザの移動履歴を取得する移動履歴取得手段(41)を有し、前記ユーザ特定手段(41)は、前記ユーザの移動履歴に基づいて前記ユーザの分類を特定する。
上記構成を有する情報提供装置によれば、ユーザの過去の移動履歴からユーザの移動特性を特定するので、ユーザに操作負担を課すことなくユーザにとって有用な広告情報の提供を適切に抽出することが可能となる。
また、第4の構成は以下のとおりである。
前記ユーザの移動開始時刻及び移動開始地点を取得する移動開始情報取得手段(41)と、前記ユーザの分類、現在の日時、前記ユーザの現在位置、前記ユーザの移動開始時刻及び移動開始地点に基づいて前記ユーザの現在の状況を推定する状況推定手段(41)と、を有し、前記広告情報抽出手段(41)は、前記状況推定手段により推定された前記ユーザの現在の状況に応じて前記ユーザに提供する対象となる広告情報を抽出する。
上記構成を有する情報提供装置によれば、ユーザの現在の状況に合わせて提供対象となる広告情報を抽出して案内するので、広告情報を提供する際においてユーザがどのような状況にあるかについて考慮し、ユーザの現在の状況に対して有用となる広告情報の提供を適切に行うことが可能となる。
また、第5の構成は以下のとおりである。
前記広告情報は複数のカテゴリに分類され、前記広告情報抽出手段(41)は、前記状況推定手段(41)により推定された前記ユーザの現在の状況に応じたカテゴリに属する広告情報を、前記ユーザに提供する対象となる広告情報として抽出する。
上記構成を有する情報提供装置によれば、広告情報を予め分類しておくことによって、煩雑な処理を必要とすることなく、ユーザの現在の状況に合わせて提供すべき対象となる広告情報を適切に抽出することが可能となる。
また、第6の構成は以下のとおりである。
前記状況推定手段(41)により推定された前記ユーザの現在の状況又は提供対象となる広告情報のカテゴリに基づいて、前記広告情報を前記ユーザに提供するタイミングを設定するタイミング設定手段(41)を有し、前記広告情報提供手段(41)は、前記タイミング設定手段により設定されたタイミングで広告情報を前記ユーザに提供する。
上記構成を有する情報提供装置によれば、ユーザの現在の状況や提供対象となる広告情報の分類に基づいて、広告情報を効果的なタイミングでユーザに提供することが可能となる。その結果、広告効果について向上させることが可能となる。
また、第7の構成は以下のとおりである。
前記状況推定手段(41)により推定された前記ユーザの現在の状況又は提供対象となる広告情報のカテゴリに基づいて、前記広告情報を前記ユーザに提供する方法を設定する提供方法設定手段(41)を有し、前記広告情報提供手段(41)は、前記提供方法設定手段により設定された方法で広告情報を前記ユーザに提供する。
上記構成を有する情報提供装置によれば、ユーザの現在の状況や提供対象となる広告情報の分類に基づいて、広告情報を効果的な方法でユーザに提供することが可能となる。その結果、広告効果について向上させることが可能となる。
また、第8の構成は以下のとおりである。
前記広告情報は、勤務日に提供する対象となる情報と休日に提供する対象となる情報とに分類し、前記広告情報抽出手段(41)は、前記状況推定手段により推定された前記ユーザの現在の状況が勤務日且つ休日の前日に移動を行っている状況である場合には、勤務日に提供する情報に加えて休日に提供する情報に分類された広告情報についても前記ユーザに提供する対象となる広告情報として抽出する。
上記構成を有する情報提供装置によれば、次の日が休日のユーザに対して事前に休日に提供すべき情報を提供することが可能となる。その結果、広告効果についてより向上させることが可能となる。
1 ナビゲーション装置
2 情報提供システム
3 情報管理センタ
4 情報サーバ
5 ユーザ
7 広告情報DB
13 ナビゲーションECU
15 液晶ディスプレイ
31 地図情報DB
32 走行履歴DB
33 配信情報DB
41 CPU
42 RAM
43 ROM

Claims (8)

  1. 地図情報を取得する地図情報取得手段と、
    前記地図情報を用いてユーザの移動案内を行う移動案内手段と、
    前記地図情報に含まれる地点の広告情報を取得する広告情報取得手段と、
    前記ユーザの分類を特定するユーザ特定手段と、
    前記ユーザの移動開始時刻及び移動開始地点を取得する移動開始情報取得手段と、
    前記ユーザの分類、現在の日時、前記ユーザの現在位置、前記ユーザの移動開始時刻及び移動開始地点に基づいて前記ユーザの現在の状況を推定する状況推定手段と、
    前記広告情報取得手段により取得した広告情報の内、前記状況推定手段により推定された前記ユーザの現在の状況に応じて前記ユーザに提供する対象となる広告情報を抽出する広告情報抽出手段と、
    前記広告情報抽出手段により抽出された前記広告情報を前記ユーザに提供する広告情報提供手段と、を有する情報提供装置。
  2. 前記ユーザの分類は、ユーザの移動特性に関する分類である請求項1に記載の情報提供装置。
  3. ユーザの移動履歴を取得する移動履歴取得手段を有し、
    前記ユーザ特定手段は、前記ユーザの移動履歴に基づいて前記ユーザの分類を特定する請求項2に記載の情報提供装置。
  4. 前記広告情報は複数のカテゴリに分類され、
    前記広告情報抽出手段は、前記状況推定手段により推定された前記ユーザの現在の状況に応じたカテゴリに属する広告情報を、前記ユーザに提供する対象となる広告情報として抽出する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の情報提供装置。
  5. 前記状況推定手段により推定された前記ユーザの現在の状況又は提供対象となる広告情報のカテゴリに基づいて、前記広告情報を前記ユーザに提供するタイミングを設定するタイミング設定手段を有し、
    前記広告情報提供手段は、前記タイミング設定手段により設定されたタイミングで広告情報を前記ユーザに提供する請求項に記載の情報提供装置。
  6. 前記状況推定手段により推定された前記ユーザの現在の状況又は提供対象となる広告情報のカテゴリに基づいて、前記広告情報を前記ユーザに提供する方法を設定する提供方法設定手段を有し、
    前記広告情報提供手段は、前記提供方法設定手段により設定された方法で広告情報を前記ユーザに提供する請求項又は請求項に記載の情報提供装置。
  7. 前記広告情報は、勤務日に提供する対象となる情報と休日に提供する対象となる情報とに分類し、
    前記広告情報抽出手段は、前記状況推定手段により推定された前記ユーザの現在の状況が勤務日且つ休日の前日に移動を行っている状況である場合には、勤務日に提供する情報に加えて休日に提供する情報に分類された広告情報についても前記ユーザに提供する対象となる広告情報として抽出する請求項乃至請求項のいずれかに記載の情報提供装置。
  8. コンピュータを、
    地図情報を取得する地図情報取得手段と、
    前記地図情報を用いてユーザの移動案内を行う移動案内手段と、
    前記地図情報に含まれる地点の広告情報を取得する広告情報取得手段と、
    前記ユーザの分類を特定するユーザ特定手段と、
    前記ユーザの移動開始時刻及び移動開始地点を取得する移動開始情報取得手段と、
    前記ユーザの分類、現在の日時、前記ユーザの現在位置、前記ユーザの移動開始時刻及び移動開始地点に基づいて前記ユーザの現在の状況を推定する状況推定手段と、
    前記広告情報取得手段により取得した広告情報の内、前記状況推定手段により推定された前記ユーザの現在の状況に応じて前記ユーザに提供する対象となる広告情報を抽出する広告情報抽出手段と、
    前記広告情報抽出手段により抽出された前記広告情報を前記ユーザに提供する広告情報提供手段と、して機能させる為のコンピュータプログラム。
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