JP2019035615A - デジタルサイネージ制御装置、デジタルサイネージ制御方法、プログラム、記録媒体 - Google Patents

デジタルサイネージ制御装置、デジタルサイネージ制御方法、プログラム、記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】デジタルサイネージによる情報提供の効果を向上させることが可能なデジタルサイネージ制御装置等を提供する。【解決手段】所定の道路の周辺に設置されるデジタルサイネージに情報を表示させる表示制御部と、乗員がデジタルサイネージを視認可能な道路上の所定範囲内に位置する対象車両を検出する対象車両検出部と、対象車両の乗員がデジタルサイネージの情報を視認する頻度に関する視認頻度情報を取得する視認頻度情報取得部と、を備え、表示制御部は、視認頻度情報に応じて、デジタルサイネージに表示させる情報の内容を変化させる。【選択図】図5

Description

本発明は、デジタルサイネージ制御装置等に関する。
車両に乗車している運転者を含む車両の乗員向けのデジタルサイネージが知られている(例えば、特許文献1等参照)。
米国特許出願公開第2016/0180709号明細書
しかしながら、デジタルサイネージに同じ情報が継続的に表示される場合、デジタルサイネージによる車両の乗員に対する情報提供の効果が低下する可能性がある。例えば、デジタルサイネージの周辺の道路を頻繁に通過するユーザにとって、デジタルサイネージに表示される情報は既知の情報であり、情報提供の効果が低下してしまう可能性がある。
そこで、上記課題に鑑み、デジタルサイネージによる情報提供の効果を向上させることが可能なデジタルサイネージ制御装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一実施形態では、
所定の道路の周辺に設置されるデジタルサイネージに情報を表示させる表示制御部と、
乗員が前記デジタルサイネージを視認可能な前記道路上の所定範囲内に位置する対象車両を検出する対象車両検出部と、
前記対象車両の乗員が前記デジタルサイネージの情報を視認する頻度に関する視認頻度情報を取得する視認頻度情報取得部と、を備え、
前記表示制御部は、前記視認頻度情報に応じて、前記デジタルサイネージに表示させる情報の内容を変化させる、
デジタルサイネージ制御装置が提供される。
本実施形態によれば、デジタルサイネージ制御装置は、視認頻度情報に基づき、デジタルサイネージの周辺で検出された対象車両の乗員によるデジタルサイネージの情報の視認頻度を考慮して、デジタルサイネージに表示させる情報の内容を変化させることができる。従って、デジタルサイネージ制御装置は、例えば、デジタルサイネージの近傍を車両で頻繁に通過し、デジタルサイネージの情報の視認頻度が高い乗員に対して、通常表示されている情報と異なる情報を表示させるようなことができる。そのため、デジタルサイネージの情報の視認頻度が比較的高い乗員の飽きを抑制し、デジタルサイネージによる情報提供の効果を向上させることができる。
また、上述の実施形態において、
前記対象車両又は前記対象車両に乗車中の対象乗員が所持する携帯端末から、位置情報を含む移動履歴情報を収集する移動履歴情報収集部を更に備え、
前記視認頻度情報取得部は、前記視認頻度情報として、前記移動履歴情報に基づき特定される、前記対象車両が前記デジタルサイネージの近傍を通過した通過回数、又は、前記対象乗員が車両に乗車して前記デジタルサイネージの近傍を通過した通過回数を取得し、
前記表示制御部は、前記視認頻度情報取得部により取得される通過回数に応じて、前記デジタルサイネージに表示させる情報の内容を変化させてもよい。
本実施形態によれば、デジタルサイネージ制御装置は、デジタルサイネージ周辺で検出された対象車両やその乗員(対象乗員)が所持する携帯端末の移動履歴情報に基づき、対象車両等がデジタルサイネージ近傍を通過した通過回数を取得することができる。従って、デジタルサイネージ制御装置は、対象車両等がデジタルサイネージ近傍を通過した通過回数に基づき、具体的に、対象車両の乗員によるデジタルサイネージの視認頻度を考慮して、デジタルサイネージに表示される情報の内容を変化させることができる。
また、上述の実施形態において、
前記対象車両が前記デジタルサイネージの近傍を通過したときに、前記デジタルサイネージの内容を前記対象車両に乗車していた乗員が把握できる状況であったか否か、又は、前記対象乗員の乗車していた車両が前記デジタルサイネージの近傍を通過したときに、前記デジタルサイネージの内容を前記対象乗員が把握できる状況であったか否か、を判定する可否判定部を更に備え、
前記視認頻度情報取得部は、前記対象車両が前記デジタルサイネージの近傍を通過した全体の通過回数のうちの、前記可否判定部による判定結果が可判定に該当する状況で、前記対象車両が前記デジタルサイネージの近傍を通過した通過回数、又は、前記対象乗員が車両に乗車して前記対象車両の近傍を通過した全体の通過回数のうちの、前記可否判定部による判定結果が可判定に該当する状況で、前記対象乗員の乗車していた車両が前記デジタルサイネージの近傍を通過した通過回数を取得してもよい。
本実施形態によれば、デジタルサイネージ制御装置は、全体の通過回数から乗員がデジタルサイネージを視認できなかった可能性があるものを除外し、乗員が実際にデジタルサイネージの情報を視認した視認回数に相当する通過回数を取得することができる。
また、上述の実施形態において、
前記可否判定部は、前記対象車両又は前記対象乗員の乗車していた車両が前記デジタルサイネージの近傍を通過したときに、前記対象車両又は前記対象乗員が乗車していた車両の車速が所定速度以上であった場合、前記対象車両に乗車していた乗員又は前記対象乗員から前記デジタルサイネージを見たときに逆光状態であった場合、又は、前記デジタルサイネージの周辺が所定の悪天候であった場合、前記対象車両に乗車していた乗員又は前記対象乗員が、前記デジタルサイネージの内容を把握できる状況でなかったと判定してもよい。
本実施形態によれば、デジタルサイネージ制御装置は、車速が相対的に高かった場合、逆光状態であった場合、或いは、悪天候であった場合を、具体的に、デジタルサイネージの内容を把握できる状況でなかったと判定することができる。
また、上述の実施形態において、
前記表示制御部は、前記視認頻度情報取得部により取得される通過回数が相対的に少ない場合、所定の対象に関連する基本情報と該所定の対象に関連する場所の位置案内情報とを表示させ、前記前記視認頻度情報取得部により取得される通過回数が相対的に多い場合、前記基本情報と、前記対象に関連する詳細情報、補足情報、及び最新情報うちの少なくとも一つとを前記デジタルサイネージに表示させてもよい。
本実施形態によれば、デジタルサイネージ制御装置は、デジタルサイネージの視認頻度が相対的に低い乗員に対して、例えば、商品や店舗等の所定の対象に関する基本情報の他、位置案内情報を提供することができる。従って、デジタルサイネージ制御装置は、デジタルサイネージの視認頻度が相対的に低い乗員に、情報の対象と当該対象に関連する場所等の当該対象に関連する入口となる情報を知ってもらうことができる。一方、デジタルサイネージ制御装置は、デジタルサイネージの視認頻度が相対的に高い乗員に対して、基本情報の他、詳細情報、補足情報、最新情報等を提供することができる。従って、具体的に、デジタルサイネージの視認頻度が比較的高い乗員の飽きを抑制し、デジタルサイネージによる情報提供の効果を向上させることができる。
また、上述の実施形態において、
前記デジタルサイネージに表示される候補となる複数の候補情報が予め規定されると共に、前記複数の候補情報には、それぞれ、優先度が予め規定され、
前記表示制御部は、前記視認頻度情報取得部により取得される通過回数が相対的に少ない場合、前記複数の候補情報のうちの前記優先度が相対的に高い候補情報を前記デジタルサイネージに表示させ、前記視認頻度情報取得部により取得される通過回数が相対的に多い場合、前記複数の候補情報のうちの前記優先度が相対的に低い候補情報の候補情報を前記デジタルサイネージに表示させてもよい。
本実施形態によれば、デジタルサイネージ制御装置は、デジタルサイネージの視認頻度が相対的に低い乗員に対して、優先度が高い情報を提供するため、優先度が高い情報をより多くの乗員に視認させることができる。また、デジタルサイネージ制御装置は、デジタルサイネージの視認頻度が相対的に高い乗員に対して、優先度が低い情報を提供するため、当該乗員の飽きを抑制し、具体的に、デジタルサイネージによる情報提供の効果を向上させることができる。
また、上述の実施形態において、
前記視認頻度情報取得部は、前記視認頻度情報として、前記対象車両の所有者又は前記対象車両に乗車中の対象乗員が前記デジタルサイネージの設置位置を含む所定のエリアの居住者か否かに関する属性情報を取得し、
前記表示制御部は、前記属性情報に基づき、前記所有者又は前記対象乗員が前記エリア内の居住者である場合と、前記エリア内の居住者でない場合とで、前記デジタルサイネージに表示させる情報の内容を異ならせてもよい。
本実施形態によれば、デジタルサイネージ制御装置は、車両の所有者或いは乗員がデジタルサイネージの設置位置が含まれる所定のエリア内の居住者である場合、即ち、地元の住民である場合、視認頻度は比較的高いと判断することができる。一方、デジタルサイネージ制御装置は、車両の所有者や乗員が上記エリア内の居住者でない場合、即ち、他の地域から来た観光客等である場合、デジタルサイネージの視認頻度は比較的低いと判断することができる。従って、デジタルサイネージ制御装置は、具体的に、対象車両の乗員によるデジタルサイネージの視認頻度を考慮して、対象車両の所有者や乗員が上記エリア内の居住者である場合と、そうでない場合とで、デジタルサイネージに表示させる内容を異ならせることができる。
また、上述の実施形態において、
前記対象車両又は前記対象乗員が所持する携帯端末から位置情報を含む移動履歴情報を収集する移動履歴情報収集部と、
前記移動履歴情報に基づき生成される、前記対象車両又は前記対象乗員が前記デジタルサイネージに表示される情報における所定の対象に関連する場所を訪問した訪問履歴に関する訪問履歴情報を取得する訪問履歴情報取得部と、を更に備え、
前記表示制御部は、前記訪問履歴情報に基づき、前記デジタルサイネージに表示させる情報の内容を変化させてもよい。
本実施形態によれば、デジタルサイネージ制御装置は、対象車両等がデジタルサイネージに表示される情報における所定の対象に関連する場所、例えば、広告情報の対象の商品が販売される店舗や広告情報の対象施設等への訪問履歴を考慮して、デジタルサイネージに表示させる内容を変化させることができる。従って、デジタルサイネージ制御装置は、例えば、対象車両等が広告情報の対象店舗を訪問したことがない場合、対象店舗を知ってもらうためにブランド名等の基本情報や位置案内情報等の入口となる情報をデジタルサイネージに表示させることができる。一方、デジタルサイネージ制御装置は、対象車両等が広告情報の対象店舗に訪問済みである場合、更に興味を持ってもらうために、入荷情報等の付加情報を表示させることができる。そのため、デジタルサイネージの近傍を通過する車両の乗員の飽きを抑制し、デジタルサイネージによる情報提供の効果を更に向上させることができる。
また、上述の実施形態において、
前記訪問履歴情報取得部は、前記訪問履歴情報として、前記対象車両又は前記対象乗員が前記場所を訪問したことがあるか否かに関する情報を取得し、
前記表示制御部は、前記訪問履歴情報により前記対象車両又は前記対象乗員が前記場所を訪問したことがない旨が示される場合、前記所定の対象に関連する基本情報と前記場所に関する位置案内情報とを前記デジタルサイネージに表示させ、前記訪問履歴情報により前記対象車両又は前記対象乗員が前記場所を訪問したことがある旨が示される場合、前記基本情報と、前記所定の対象に関連する詳細情報、補足情報、及び最新情報のうちの少なくとも一つとを前記デジタルサイネージに表示させてもよい。
本実施形態によれば、デジタルサイネージ制御装置は、所定の対象に関連する場所に訪問したことがない乗員に対して、所定の対象に関連する基本情報と位置案内情報を提供することができる。従って、デジタルサイネージ制御装置は、デジタルサイネージに訪問したことがない乗員に、情報の対象と当該対象に関連する場所等の当該対象に関連する入口となる情報を知ってもらうことができる。一方、デジタルサイネージ制御装置は、所定の対象に関連する場所に訪問済の乗員に対して、基本情報の他、位置案内情報の代わりに、詳細情報、補足情報、最新情報等を提供することができる。従って、具体的に、デジタルサイネージに表示される情報の対象に関連する場所に訪問したことがある乗員の飽きを抑制し、デジタルサイネージによる情報提供の効果を向上させることができる。
また、上述の実施形態において、
前記訪問履歴情報取得部は、前記訪問履歴情報として、前記対象車両又は前記対象乗員が前記場所を訪問したことがあるか否かに関する情報を取得し、
前記表示制御部は、予め規定される複数の候補情報のうち、前記訪問履歴情報により前記対象車両又は前記対象乗員が訪問したことがない旨が示される場所に関連する候補情報を前記デジタルサイネージに表示させてもよい。
本実施形態によれば、デジタルサイネージ制御装置は、複数の候補情報のうち、対象車両等による訪問履歴がない場所に関連する候補情報、即ち、対象車両の乗員(対象乗員)が知らない可能性が高い候補情報をデジタルサイネージに表示させることができる。
また、本発明の他の実施形態は、デジタルサイネージ制御方法、プログラム、及び、該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体により実現される。
上述の実施形態によれば、デジタルサイネージによる情報提供の効果を向上させることが可能なデジタルサイネージ制御装置等を提供することができる。
第1実施形態に係る情報配信システムの構成の一例を概略的に示す図である。 第1実施形態に係る車両の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。 第1実施形態に係るセンタサーバの機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。 広告情報を構成する複数の個別情報の一例を示す図である。 第1実施形態に係るセンタサーバによる処理の一例を概略的に示すフローチャートである。 第2実施形態に係るセンタサーバの機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。 第3実施形態に係るセンタサーバの機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。 第3実施形態に係るセンタサーバによる処理の一例を概略的に示すフローチャートである。 第4実施形態に係る情報配信システムの構成の一例を概略的に示す図である。 第4実施形態に係る携帯端末の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。 第4実施形態に係るセンタサーバの機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。 第4実施形態に係るセンタサーバによる処理の一例を概略的に示すフローチャートである。 第5実施形態に係るセンタサーバの機能的な構成を示す機能ブロック図である。 第5実施形態に係るセンタサーバによる処理の一例を概略的に示すフローチャートである。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。
<第1実施形態>
[情報配信システムの構成]
まず、図1〜図3を参照して、本実施形態に係る情報配信システム1の構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る情報配信システム1の構成を概略的に示す図である。図2は、本実施形態に係る車両3の機能的な構成の一例を概略的に示す機能ブロック図である。図3は、センタサーバ5の機能的な構成の一例を概略的に示す機能ブロック図である。
情報配信システム1は、複数の車両3と、任意の道路の近傍、例えば、道路の路側や道路の真上等に設置される複数のデジタルサイネージ装置7と、複数の車両3及び複数のデジタルサイネージ装置7と通信可能に接続されるセンタサーバ5を含む。情報配信システム1は、デジタルサイネージ装置7の設置位置に隣接する道路に位置する車両3の乗員向けの広告情報を、当該デジタルサイネージ装置7に配信する。
尚、複数の車両3のそれぞれにおける情報配信システム1に関連する構成は、略同じである。また、複数のデジタルサイネージ装置7のそれぞれにおける情報配信システム1に関連する構成は、略同じである。そのため、図中には、そのため、図中には、一の車両3及び一のデジタルサイネージ装置7が代表的に示されている。以下、図9についても同様である。
車両3は、DCM(Data Communication Module)31と、ECU(Electronic Control Unit)32と、GPS(Global Positioning System)モジュール33と、ACCスイッチ34と、車速センサ35と、を含む。
DCM31は、例えば、多数の基地局を末端とする携帯電話網やインターネット網等を含む所定の通信ネットワークNW1(以下、通信ネットワークNW2,NW3についても同様)を通じて、センタサーバ5と双方向で通信を行う通信デバイスである。DCM31は、CAN(Controller Area Network)等の車載ネットワークを通じて、ECU32を含む各種ECUと相互に通信可能に接続される。
ECU32は、車両3における所定の機能に関する各種制御処理を行う電子制御ユニットである。例えば、ECU32は、車両3の状態(車両状態)、車両3の乗員の状態、及び車両3の周辺の状態等に関する各種情報(車両情報)を取得し、DCM31を介して、プローブ情報としてセンタサーバ5にアップロードする処理を行う。ECU32は、その機能が任意のハードウェア、ソフトウェア、或いはその組み合わせ等により実現されてよく、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、補助記憶装置、I/O(Input-Output interface)を含むマイクロコンピュータを中心に構成されてよい。ECU32は、例えば、ROMや補助記憶装置に格納される一以上のプログラムをCPU上で実行することにより実現される機能部として、車両情報取得部321と、マップマッチング部322と、プローブ情報送信部323を含む。また、ECU32は、補助記憶装置等の内部メモリに規定される記憶領域として、記憶部320を含む。記憶部320には、地図情報DB(Data Base)320Aが格納される。
尚、ECU32の機能の一部は、一又は複数の他のECUにより分担されてもよい。
車両情報取得部321は、GPSモジュール33、ACCスイッチ34、及び車速センサ35等から入力される車両情報をRAM内のバッファ等から取得する。具体的には、車両情報取得部321は、GPSモジュール33から入力される車両3の位置情報を取得する。また、車両情報取得部321は、ACCスイッチ34から入力されるACCスイッチ34のON/OFF信号を取得する。また、車両情報取得部321は、車速センサ35から入力される車両3の車速に関する情報(車速情報)を取得する。
マップマッチング部322は、記憶部320に格納される地図情報DB320Aと、車両情報取得部321により取得される車両3の位置情報に基づき、車両3の位置情報に対応する道路リンク、即ち、車両3が現在位置する道路リンクを特定する。例えば、地図情報DB320Aに含まれる道路網を構成する複数の道路リンクのそれぞれには、予め識別情報、即ち、リンクID(Identifier)が規定されている。マップマッチング部322は、車両3が現在位置する道路リンクのリンクIDを特定する。
尚、地図情報DB320Aには、交差点に対応するノード、隣接する交差点間の道路に対応する、即ち、ノード間を接続する道路リンク、各建物や道路等の地物に対応するラインやポリゴン等を含むGIS(Geographic Information System:地理情報システム)データ等が含まれる。以下、後述する地図情報DB5200Aについても同様である。
プローブ情報送信部323は、所定周期ごとに、車両情報取得部321により取得される各種車両情報、マップマッチング部322により特定される道路リンクID、及び各種車両情報に対応する時刻情報等を含むプローブ情報を生成する。そして、プローブ情報送信部323は、DCM31を介して、生成したプローブ情報をセンタサーバ5に送信する。プローブ情報には、車両3の位置情報、車両3の位置情報に対応する時刻情報、車両3の位置情報に対応するリンクID、車両3の起動・停止に関する情報を含むそれぞれの車両3の移動に関する情報(車両移動情報)が含まれる。以下、本実施形態では、車両3の起動に関する情報として、ACCスイッチ34がOFF状態からONされた旨の情報(ACC−ON情報)を採用し、車両3の停止に関する情報として、ACCスイッチ34がON状態からOFFされた旨の情報(ACC−OFF情報)を採用する。
尚、車両3からセンタサーバ5に送信されるプローブ情報には、各種車両情報に対応する時刻情報が含まれなくてもよい。この場合、センタサーバ5は、車両3における車両移動情報の送信時刻、センタサーバ5における車両移動情報の受信時刻、或いはこれらの時刻から算出される、車両3の位置情報に対応する推定時刻等を、各種車両情報に対応する時刻情報とすればよい。そして、センタサーバ5は、当該時刻情報を、車両3から受信されたプローブ情報における各種車両情報に対応する時刻情報として、当該プローブ情報に追加すればよい。
GPSモジュール33は、車両3の上空の三以上、好ましくは、四以上の衛星から送信されるGPS信号を受信し、自己が搭載される車両3の位置を測位する。GPSモジュール33は、一対一の通信線やCAN等の車載ネットワークを通じてECU32等と通信可能に接続され、測位された車両3の位置情報は、ECU32等に入力される。
ACCスイッチ34は、車両3の運転者等の乗員による所定操作に応じて、車両3のアクセサリ電源をON/OFFする。例えば、ACCスイッチ34は、車室内の運転席のステアリング近傍のインストルメンタルパネルに設けられるパワースイッチ(ACCスイッチ34及びイグニッションスイッチ(IGスイッチ)を操作するボタン型スイッチ)に対する操作に応じて、ON/OFFされる。ACCスイッチ34は、一対一の通信線やCAN等の車載ネットワークを通じてECU32等と通信可能に接続され、その状態信号(ON信号/OFF信号)は、ECU32に入力される。
車速センサ35は、車両3の車速を検出する既知の検出手段である。車速センサ35は、一対一の通信線やCAN等の車載ネットワークを通じてECU32等と通信可能に接続され、車両3の車速情報は、ECU32に入力される。
デジタルサイネージ装置7(デジタルサイネージの一例)は、所定の道路の近傍に設置され、所定の通信ネットワークNW2を通じてセンタサーバ5から配信される広告情報(広告画像)を自己の表示部、例えば、液晶ディスプレイに表示する。これにより、当該道路を走行する車両3や当該道路を歩行する歩行者等に対して、デジタルサイネージ装置7に表示される広告情報を視認させることができる。
センタサーバ5は、複数の車両3からプローブ情報を収集し、蓄積させる。また、センタサーバ5は、デジタルサイネージ装置7に広告情報を配信し、表示させる。また、センタサーバ5(デジタルサイネージ制御装置の一例)は、複数の車両3から収集するプローブ情報に基づき、デジタルサイネージ装置7の周辺を走行する車両3を検出し、検出した車両3に合わせて、デジタルサイネージ装置7に表示させる情報を制御する。センタサーバ5は、通信機器51と、処理装置52を含む。
尚、センタサーバ5の機能は、複数のサーバにより実現されてもよい。
通信機器51は、処理装置52(具体的には、通信処理部521)による制御の下、所定の通信ネットワークNW1,NW2を通じて、複数の車両3及び複数のデジタルサイネージ装置7のそれぞれと双方向で通信を行うデバイスである。
処理装置52は、センタサーバ5における各種制御処理を実行する。処理装置52は、例えば、CPU、RAM、ROM、補助記憶装置、I/O等を含む一又は複数のサーバコンピュータを中心に構成される。処理装置52は、ROMや補助記憶装置に格納される一以上のプログラムをCPU上で実行することにより実現される機能部として、通信処理部5201と、車両移動情報蓄積処理部5202と、通過回数特定部5203と、対象サイネージ情報取得部5204と、対象車両検出部5205と、視認頻度情報取得部5206と、情報配信部5207を含む。また、処理装置52は、例えば、サーバコンピュータの補助記憶装置やサーバコンピュータに接続される外部記憶装置に規定される記憶領域としての記憶部520を含む。記憶部5200には、地図情報DB5200Aと、プローブ情報DB5200Bと、車両移動履歴DB5200Cと、車両情報DB5200Dと、サイネージ情報DB5200Eと、通過回数情報DB5200Fと、広告DB5200Gが格納される。
通信処理部521は、通信機器51を制御し、複数の車両3のそれぞれとの間での各種信号(制御信号、情報信号等)の送受信を行う。
車両移動情報蓄積処理部5202(移動履歴情報収集部の一例)は、通信処理部521により複数の車両3のそれぞれから逐次受信される車両移動情報に加工を施し、車両3の移動履歴(車両移動履歴)として車両移動履歴DB5200Cに蓄積させる処理を行う。例えば、車両移動情報蓄積処理部5202は、プローブ情報DB5200Bに格納される複数の車両3のそれぞれの車両移動情報の時系列データに基づき、それぞれの車両3が起動されてから停止されるまでの期間ごと、即ち、一回のトリップごとの移動履歴に関する情報(トリップ情報)を生成する。換言すれば、車両移動情報蓄積処理部5202は、車両3の一回のトリップごとの出発地から目的地までのトリップ情報を生成する。具体的には、車両移動情報蓄積処理部5202は、車両移動情報に含まれるACC−ON情報に基づき、車両3の起動を判断し、ACC−ON情報を含む車両移動情報に含まれる車両3の位置情報を車両3の今回のトリップの起点(出発地)と規定する。また、車両移動情報蓄積処理部5202は、当該車両移動情報よりも時系列的に後の車両移動情報の中でACC−OFF情報を含む直近の車両移動情報に含まれる車両3の位置情報を車両3の今回のトリップの終点(目的地)と規定する。そして、車両移動情報蓄積処理部5202は、車両3の一回のトリップの起点及び終点の双方に係る2つの車両移動情報と、時系列的に、この2つの車両移動情報の間にある複数の車両移動情報(車両移動情報群)を一つにまとめて、トリップ情報を生成する。車両移動情報蓄積処理部5202は、生成したそれぞれの車両3のトリップ情報を、対応する車両3の識別情報、例えば、VIN(Vehicle Index Number)や所定の車両ID等と紐づけて、それぞれの車両3の移動履歴として車両移動履歴DB5200Cに保存する。
尚、車両移動情報蓄積処理部5202による当該処理は、通信処理部5201により複数の車両3のそれぞれから逐次受信されるプローブ情報に対応して、リアルタイムに実行されてもよいし、定期的に、プローブ情報DB5200Bにある程度溜まった未処理のプローブ情報に対して実行されてもよい。また、複数の車両3のそれぞれの識別情報は、車両情報DB5200Dに予め登録されている。
通過回数特定部5203は、それぞれのデジタルサイネージ装置7について、複数の車両3のそれぞれが、デジタルサイネージ装置7の近傍を通過した全体の通過回数(全体通過回数)を特定する。「デジタルサイネージ装置7の近傍を通過する」とは、デジタルサイネージ装置7が道路の路側に配置されている場合、当該デジタルサイネージ装置7の前を通過することを意味し、デジタルサイネージ装置7が道路の真上に配置されている場合、当該デジタルサイネージ装置7の下を通過することを意味する。例えば、通過回数特定部5203は、サイネージ情報DB5200Eに登録されるそれぞれのデジタルサイネージ装置7の設置位置に関する情報と、車両移動履歴DB5200Cに保存されるそれぞれの車両3の車両移動履歴に基づき、全体通過回数を算出する。通過回数特定部5203は、算出した全体通過回数を、対応する車両3の識別情報及びデジタルサイネージ装置7の識別情報と紐づけて、通過回数情報DB5200Fに保存する。
通過回数特定部5203は、あるデジタルサイネージ装置7及びある車両3について、通過回数情報DB5200Fに通過回数が登録されていない場合、一から通過回数を算出する。一方、通過回数特定部5203は、通過回数情報DB5200Fに通過回数が登録されている場合、定期的に、未処理分の当該車両3の車両移動履歴に対して、当該デジタルサイネージ装置7の近傍の通過回数(追加分)を算出する。そして、通過回数特定部5203は、新たに算出したデジタルサイネージ装置7の近傍を通過した通過回数(追加分)を既に登録されている通過回数に加算することにより、通過回数情報DB5200Fを更新する。
対象サイネージ情報取得部5204は、インターネット網等のネットワーク経由或いはサーバコンピュータの入力装置から入力(入稿)される所定の広告の配信対象となるデジタルサイネージ装置7に関する情報を、サイネージ情報DB5200Eから取得する。具体的には、対象サイネージ情報取得部5204は、サイネージ情報DB5200Eから、配信対象のデジタルサイネージ装置7の位置情報、表示部が配置される高さの情報、隣接する道路との位置関係に関する情報等を取得する。
尚、広告DB5200Gには、入稿された広告の内容に相当する広告データ(例えば、広告画像等)の他、当該広告によりユーザを誘導したい誘導先(広告の対象商品等を販売する実店舗等)に関する情報(誘導先情報)、当該広告のターゲットとなる対象ユーザの特性情報(ユーザ特性ターゲット情報)、当該広告のターゲットとなるロケーション(例えば、対象ユーザが多く集まるPOI(Point Of Interest)、誘導先に近いエリア、誘導先に向かうユーザが通過する可能性が高い道路リンク等)に関する情報(ロケーションターゲット情報)等が広告データに紐づけられる態様で保存されている。配信対象のデジタルサイネージ装置7は、これらのターゲット情報を総合的に勘案して決定されてよい。
対象車両検出部5205は、複数の車両3の中から、所定の広告の配信対象であるデジタルサイネージ装置7の周辺に位置する車両3(対象車両)を検出する。例えば、対象車両検出部5205は、乗員が当該デジタルサイネージ装置7を視認可能な道路上の所定の範囲(視認可能範囲)に位置する対象車両を検出する。具体的には、対象車両検出部5205は、プローブ情報DB5200B或いは車両移動履歴DB5200Cにおける複数の車両3のそれぞれの最新の位置情報と、対象サイネージ情報取得部5204により取得されるデジタルサイネージ装置7に関する情報に基づき、対象車両を検出する。デジタルサイネージ装置7の視認可能範囲は、例えば、デジタルサイネージ装置7と隣接する道路との位置関係、デジタルサイネージ装置7の表示部が設置される高さ、車両3が移動する方向等に基づき、適宜設定される適合値である。
尚、対象車両検出部5205は、他の方法で、デジタルサイネージ装置7の視認可能範囲に位置する車両3を検出してもよい。例えば、デジタルサイネージ装置7に、カメラ等の車両3を検出するためのセンサを搭載し、対象車両検出部5205は、当該センサの出力情報に基づき、デジタルサイネージ装置7の視認可能範囲に位置する車両3を検出する態様であってもよい。具体的には、デジタルサイネージ装置7によって、具体的な検出処理が行われ、検出結果がデジタルサイネージ装置7からセンタサーバ5に送信される態様であってよい。これにより、対象車両検出部5205は、通信処理部5201により受信されるデジタルサイネージ装置7からの検出結果に応じて、デジタルサイネージ装置7の視認可能範囲に位置する車両3を検出することができる。
視認頻度情報取得部5206は、対象車両検出部5205により検出された対象車両(車両3)に乗車している乗員のデジタルサイネージ装置7の視認頻度に関する情報(視認頻度情報)を取得する。本実施形態では、視認頻度情報取得部5206は、視認頻度情報として、対象車両が当該デジタルサイネージ装置7の近傍を通過した全体の通過回数(全体通過回数)を通過回数情報DB5200Fから取得する。詳細は、後述する。
情報配信部5207(表示制御部の一例)は、通信処理部5201を介して、広告の配信対象のデジタルサイネージ装置7に広告データを送信する。これにより、情報配信部5207は、デジタルサイネージ装置7の表示部に、広告データに相当する広告情報(広告画像)を表示させることができる。また、情報配信部5207は、視認頻度情報取得部5206により取得される、対象車両の視認頻度情報に応じて、デジタルサイネージ装置7に表示される広告情報の内容を変化させる。具体的には、情報配信部5207は、通信処理部5201を介して、指令信号をデジタルサイネージ装置7に送信することにより、デジタルサイネージ装置7に表示される広告情報の内容を変化させる。より具体的には、情報配信部5207は、視認頻度情報取得部5206により取得される視認頻度情報に基づき、対象車両の乗員の当該デジタルサイネージ装置7の表示部に表示される情報の視認頻度を判断する。そして、情報配信部5207は、対象車両の乗員の視認頻度が相対的に高い場合と、対象車両の乗員の視認頻度が相対的に高い場合とで、広告情報の内容を異ならせる。この場合、例えば、情報配信部5207は、双方の場合に対応する広告情報の二つの広告データを、通信処理部5201を介して、デジタルサイネージ装置7に予め配信しておく。これにより、デジタルサイネージ装置7の情報の視認頻度が比較的高い乗員に対して、異なる情報を提供する等することができるため、当該乗員の飽きを抑制し、デジタルサイネージ装置7による情報提供の効果を向上させることができる。
例えば、図5は、広告情報を構成する複数の個別情報の一例を示す図である。具体的には、図5は、ある店舗に関する広告情報に含まれうる複数の詳細情報の具体例を示す図である。
図5に示すように、ある店舗に関する広告情報を構成する複数の個別情報として、店舗のブランド名称、店舗名称、位置案内情報、取扱商品情報、セール情報、クーポン情報、これ以外のその他の情報が規定されている。
店舗のブランド名称及び店舗名称は、広告情報の広告対象を示す基本的な情報(基本情報)である。
位置案内情報は、広告対象である店舗の位置に関する情報を案内する情報である。位置案内情報には、例えば、広告対象の店舗の位置に対応する住所情報や、デジタルサイネージ装置7の設置位置付近から当該店舗までの経路を案内するルート案内情報等が含まれうる。
取扱商品情報は、広告情報(基本情報)に関連する詳細情報の一例であり、広告対象の店舗で取り扱いの商品の種類やブランドに関する情報である。
セール情報及びクーポン情報は、広告情報(基本情報)に関連する更新されうる新規の情報、即ち、最新情報の一例である。セール情報には、広告対象の店舗で開催中のセールに関する情報、例えば、セール対象の商品、そのセールによる値引き率、及びセールの期間等が含まれる。また、クーポン情報には、ウェブ、新聞の折り込み広告、或いは店頭等で取得可能なクーポンに関する情報であり、例えば、クーポンの取得方法、クーポンの対象商品、クーポンによる特典の内容、及びクーポンの適用期間等が含まれる。
その他の情報には、例えば、店舗の電話番号やウェブサイトのURL等、広告情報(基本情報)を補足する補足情報が含まれうる。
例えば、情報配信部5207は、視認頻度情報としての対象車両のデジタルサイネージ装置7の近傍の全体通過回数が相対的に少ない、具体的には、所定閾値より少ない場合、広告情報に含まれうる複数の個別情報のうち、基本情報と位置案内情報をデジタルサイネージ装置7に表示させる。対象車両の全体通過回数が相対的に少ない場合、対象車両の乗員は、デジタルサイネージ装置7に表示される広告情報に係る広告対象(店舗)を知らない可能性が高く、基本情報や位置案内情報により広告対象を知ってもらう必要があるからである。一方、情報配信部5207は、視認頻度情報としての対象車両のデジタルサイネージ装置7の近傍の全体通過回数が相対的に多い、具体的には、所定閾値以上である場合、広告情報に含まれうる複数の個別情報のうち、基本情報と、最新情報、詳細情報、及び補足情報のうちの少なくとも一つをデジタルサイネージ装置7に表示させる。この際、情報配信部5207は、対象車両の乗員に広告対象の店舗を認識させることが可能であれば、全ての基本情報を表示させる必要はなく、例えば、店舗のブランド名称或いは店舗の名称の何れかだけを表示させる態様でもよい。対象車両の全体通過回数が相対的に多い場合、対象車両の乗員は、既に、デジタルサイネージ装置7に表示される広告情報に係る広告対象(店舗)に関する基本情報や位置情報は既知である可能性が高く、詳細情報、最新情報、補足情報等を提供する方が有効だからである。
尚、デジタルサイネージ装置7に表示される広告情報の内容を変化させる際、情報配信部5207からの指令信号に応じて、デジタルサイネージ装置7により、広告情報の内容を変更する画像加工処理が実施される態様であってもよい。
[情報配信システムの動作の詳細]
次に、図5を参照して、本実施形態に係る情報配信システム1の具体的な動作について説明をする。
図5は、本実施形態に係るセンタサーバ5の処理装置52による処理の一例を概略的に示すフローチャートである。
本フローチャートによる処理は、複数のデジタルサイネージ装置7のうちの所定の広告の配信対象であるデジタルサイネージ装置7ごとに実行される。また、本フローチャートによる処理は、対象車両検出部5205により所定の広告の配信対象のデジタルサイネージ装置7の視認可能範囲に車両3が検出されると開始され、当該車両3が検出されなくなるまで繰り返し実行される。また、対象車両検出部623により複数の車両3が検出されている場合、当該フローチャートによる処理は、検出された複数の車両3のうち、デジタルサイネージ装置7に最も近い車両3を対象として実行されてよい。以下、図8、図12、及び図14のフローチャートについても同様である。
ステップS502にて、視認頻度情報取得部5206は、通過回数情報DB5200Fから当該デジタルサイネージ装置7の近傍を対象車両が通過した全体通過回数を取得する。
ステップS504にて、情報配信部5207は、当該デジタルサイネージ装置7の近傍を対象車両が通過した全体通過回数が所定閾値より少ないか否かを判定する。情報配信部5207は、当該全体通過回数が所定閾値より少ない場合、ステップS506に進み、所定閾値以上である場合、ステップS508に進む。
ステップS506にて、情報配信部5207は、基本情報及び位置案内情報で構成される広告情報を表示させる指令信号を、通信処理部5201を介して、デジタルサイネージ装置7に送信する。これにより、上述の如く、当該デジタルサイネージ装置7の視認頻度が比較的低い可能性がある対象車両の乗員に対して、広告情報に係る広告対象に関する基本情報や位置案内情報を知ってもらうことができる。
一方、ステップS508にて、情報配信部5207は、基本情報及び最新情報で構成される広告情報を表示させる指令信号を、通信処理部5201を介して、デジタルサイネージ装置7に送信する。これにより、上述の如く、当該デジタルサイネージ装置7の視認頻度が比較的高い可能性がある対象車両の乗員に対して、更新されうる最新情報を提供し、当該乗員の飽きを抑制し、広告配信による効果を向上させることができる。
[作用]
このように、本実施形態では、情報配信部5207は、対象車両の乗員がデジタルサイネージ装置7を視認する頻度に関する視認頻度情報に応じて、当該デジタルサイネージ装置7に表示させる情報の内容を変化させる。
これにより、センタサーバ5は、視認頻度情報に基づき、デジタルサイネージ装置7の周辺で検出された対象車両の乗員によるデジタルサイネージ装置7の情報の視認頻度を考慮して、デジタルサイネージ装置7に表示させる情報の内容を変化させることができる。従って、センタサーバ5は、例えば、デジタルサイネージ装置7の近傍を車両3で頻繁に通過し、デジタルサイネージ装置7の情報の視認頻度が高い乗員に対して、通常表示されている情報と異なる情報を表示させるようなことができる。そのため、デジタルサイネージ装置7の情報の視認頻度が比較的高い乗員の飽きを抑制し、デジタルサイネージ装置7による情報提供の効果を向上させることができる。
また、本実施形態では、車両移動情報蓄積処理部5202は、対象車両含む複数の車両3から、位置情報を含む車両移動情報を収集し、車両移動履歴(トリップ情報)として、車両移動履歴DB5200Cに保存する。また、視認頻度情報取得部5206は、視認頻度情報として、通過回数特定部5203により車両移動履歴に基づき算出される、対象車両がデジタルサイネージ装置7の近傍を通過した通過回数を取得する。そして、情報配信部5207は、視認頻度情報取得部5206により取得される通過回数に応じて、デジタルサイネージ装置7に表示させる情報の内容を変化させる。
これにより、センタサーバ5は、デジタルサイネージ装置7の周辺で検出された対象車両の車両移動履歴情報に基づき、対象車両がデジタルサイネージ装置7の近傍を通過した通過回数を取得することができる。従って、センタサーバ5は、対象車両がデジタルサイネージ装置7の近傍を通過した通過回数に基づき、具体的に、対象車両の乗員によるデジタルサイネージ装置7の視認頻度を考慮して、デジタルサイネージ装置7に表示される情報の内容を変化させることができる。
また、本実施形態では、情報配信部5207は、視認頻度情報取得部5206により取得される通過回数が相対的に少ない場合、所定の対象に関連する基本情報と、当該対象に関連する場所の位置案内情報とを表示させる。一方、情報配信部5207は、視認頻度情報取得部5206により取得される通過回数が相対的に多い場合、当該対象に関連する基本情報と、詳細情報、補足情報、及び最新情報うちの少なくとも一つとをデジタルサイネージ装置7に表示させる。
これにより、センタサーバ5は、デジタルサイネージ装置7の視認頻度が相対的に低い乗員に対して、例えば、商品や店舗等の所定の対象に関する基本情報の他、該対象に関連する場所の位置案内情報を提供することができる。従って、センタサーバ5は、デジタルサイネージ装置7の視認頻度が相対的に低い乗員に、情報の対象と当該対象に関連する場所等の当該対象に関連する入口となる情報を知ってもらうことができる。一方、センタサーバ5は、デジタルサイネージ装置7の視認頻度が相対的に高い乗員に対して、基本情報の他、詳細情報、補足情報、最新情報等を提供することができる。従って、具体的に、デジタルサイネージ装置7の視認頻度が比較的高い乗員の飽きを抑制し、デジタルサイネージ装置7による情報提供の効果を向上させることができる。
尚、本実施形態において、センタサーバ5は、同じ広告対象に関する広告情報を構成する個別情報の組み合わせを変化させる代わりに、広告対象が異なる複数の広告情報の中から異なる広告情報を選択することによりデジタルサイネージ装置7に表示される情報の内容を変更してもよい。以下、第2実施形態〜第4実施形態についても同様である。この場合、例えば、候補となる複数の候補情報が予め規定されると共に、複数の候補情報には、それぞれ、優先度が予め規定される。そして、情報配信部5207は、視認頻度情報取得部5206により取得される通過回数が相対的に少ない場合、複数の候補情報のうちの優先度が相対的に高い候補情報をデジタルサイネージ装置7に表示させ、視認頻度情報取得部5206により取得される通過回数が相対的に多い場合、複数の候補情報のうちの優先度が相対的に低い候補情報の候補情報をデジタルサイネージ装置7に表示させてもよい。
これにより、センタサーバ5は、デジタルサイネージ装置7の視認頻度が相対的に低い乗員に対して、優先度が高い情報を提供するため、優先度が高い広告情報をより多くの乗員に視認させることができる。また、センタサーバ5は、デジタルサイネージ装置7の視認頻度が相対的に高い乗員に対して、優先度が低い情報を提供するため、当該乗員の飽きを抑制し、具体的に、デジタルサイネージ装置7による情報提供の効果を向上させることができる。
<第2実施形態>
次いで、第2実施形態について説明する。
本実施形態に係る情報配信システム1は、対象車両がデジタルサイネージ装置7の近傍を通過した全体の通過回数のうち、対象車両の乗員がデジタルサイネージ装置7の内容を把握することができた状況での通過回数を利用する点で第1実施形態と異なる。具体的には、本実施形態に係る情報配信システム1は、センタサーバ5の処理装置52において、視認可否判定部5208及び気象情報DB5200Hが追加される点で、第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態と同一或いは対応する構成には同一の符号を付し、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
[情報配信システムの構成]
図6を参照して、本実施形態に係る情報配信システム1の構成について説明する。
図6は、本実施形態に係るセンタサーバ5の機能的な構成の一例を示す図である。
尚、本実施形態に係る情報配信システム1の構成、及び車両3の機能的な構成は、第1実施形態と同様、図1及び図2で表される。
センタサーバ5は、第1実施形態と同様、通信機器51と、処理装置52を含む。
処理装置52は、ROMや補助記憶装置に格納される一以上のプログラムをCPU上で実行することにより実現される機能部として、通信処理部5201と、車両移動情報蓄積処理部5202と、通過回数特定部5203と、対象サイネージ情報取得部5204と、対象車両検出部5205と、視認頻度情報取得部5206と、情報配信部5207と、視認可否判定部5208を含む。また、処理装置52は、例えば、サーバコンピュータの補助記憶装置やサーバコンピュータに接続される外部記憶装置に規定される記憶領域としての記憶部520を含む。記憶部5200には、地図情報DB5200Aと、プローブ情報DB5200Bと、車両移動履歴DB5200Cと、車両情報DB5200Dと、サイネージ情報DB5200Eと、通過回数情報DB5200Fと、広告DB5200Gと、気象情報DB5200Hが格納される。
視認可否判定部5208は、車両3がデジタルサイネージ装置7の近傍を通過したときに、デジタルサイネージ装置7の内容を当該車両3に乗車していた乗員が把握可能な状況であったか否かを判定する。具体的には、視認可否判定部5208は、通過回数特定部5203によって、あるデジタルサイネージ装置7及びある車両3を対象として、当該車両3が当該デジタルサイネージ装置7の近傍を通過したと判断された各回について、当該可否判定を行う。
例えば、視認可否判定部5208は、車両3がデジタルサイネージ装置7の近傍を通過したときの当該車両3の車速情報に基づき、当該可否判定を行ってもよい。この際、視認可否判定部5208は、プローブ情報DB5200Bに格納される当該車両3の車速情報を参照することができる。車両3の車速が相対的に高くなると、デジタルサイネージ装置7に表示される情報を視認するために高い動体視力が要求され、乗員はデジタルサイネージ装置7に表示される内容を把握しにくくなるからである。具体的には、視認可否判定部5208は、車両3がデジタルサイネージ装置7の近傍を通過したときに、当該車両3の車速が所定速度以上であった場合、当該車両3に乗車していた乗員がデジタルサイネージ装置7の内容を把握できない状況であったと判定してよい。
また、例えば、視認可否判定部5208は、車両3がデジタルサイネージ装置7の近傍を通過したときに、当該車両3から当該デジタルサイネージ装置7を見て逆光状態であったか否かに基づき、当該可否判定を行ってもよい。この際、視認可否判定部5208は、車両移動履歴DB5200C及びサイネージ情報DB5200Eに基づき、当該車両3と当該デジタルサイネージ装置7の表示部との位置関係を参照することができる。また、視認可否判定部5208は、気象情報DB5200Hに基づき、車両3がデジタルサイネージ装置7の近傍を通過したときの気象状況やそのときの太陽の方位角等を参照することができる。車両3の乗員からデジタルサイネージ装置7を見たときに逆光状態であると、乗員は、デジタルサイネージ装置7に表示される内容が見えにくくなるからである。具体的には、視認可否判定部5208は、車両3がデジタルサイネージ装置7の近傍を通過したときに、当該車両3から当該デジタルサイネージ装置7を見て逆光状態であったか否かを判断する。そして、視認可否判定部5208は、逆光状態であった場合、当該車両3に乗車していた乗員が当該デジタルサイネージ装置7の内容を把握できない状況であったと判定してよい。
また、例えば、視認可否判定部5208は、車両3がデジタルサイネージ装置7の近傍を通過したときに、当該デジタルサイネージ装置7の周辺が悪天候であったか否かに基づき、当該可否判定を行ってもよい。この際、視認可否判定部5208は、気象情報DB5200Hに基づき、車両3がデジタルサイネージ装置7の近傍を通過したときの天候を参照することができる。悪天候には、霧、大雨(単位時間ごとの雨量が所定量以上の雨)、大雪(単位時間ごとの降雪量が所定量以上の雪)、雹、霰等が含まれうる。デジタルサイネージ装置7の周辺が悪天候になると、視界不良により、当該車両3の乗員からデジタルサイネージ装置7の内容が見えにくくなるからである。具体的には、視認可否判定部5208は、車両3がデジタルサイネージ装置7の近傍を通過したときの当該デジタルサイネージ装置7の周辺の天候を確認する。そして、視認可否判定部5208は、悪天候であった場合、当該車両3に乗車していた乗員が当該デジタルサイネージ装置7の内容を把握できない状況であったと判定してよい。
尚、センタサーバ5は、例えば、インターネット網等を含む所定の通信ネットワークを通じて、外部の気象情報サーバ等に接続可能であり、気象情報DB5200Hは、当該気象情報サーバ等から取得される情報で適宜更新されうる。
通過回数特定部5203は、第1実施形態と同様、複数のデジタルサイネージ装置7のそれぞれについて、複数の車両3のそれぞれが、デジタルサイネージ装置7の近傍を通過した全体の通過回数(全体通過回数)を算出する。また、通過回数特定部5203は、複数の車両3のそれぞれが、デジタルサイネージ装置7の近傍を通過した全体の通過回数のうち、デジタルサイネージ装置7の内容を当該車両3に乗車していた乗員が把握可能な状況で通過した通過回数(視認可通過回数)を算出する。つまり、通過回数特定部5203は、車両3がデジタルサイネージ装置7の近傍を通過した全体の通過回数のうち、視認可否判定部5208による判定結果が可判定である状況で、車両3がデジタルサイネージ装置7の近傍を通過した視認可通過回数を算出する。通過回数特定部5203は、算出した全体通過回数と視認可通過回数を、対応する車両3の識別情報及びデジタルサイネージ装置7の識別情報と紐付けて、通過回数情報DB5200Fに保存する。
視認頻度情報取得部5206は、第1実施形態と異なり、対象車両検出部5205により検出された対象車両に乗車している乗員のデジタルサイネージ装置7に関する視認頻度情報として、視認可通過回数を取得する。
情報配信部5207は、第1実施形態と異なり、視認頻度情報取得部5206により取得される、対象車両の視認可通過回数に基づき、デジタルサイネージ装置7に表示される広告情報の内容を変化させる。
例えば、情報配信部5207は、あるデジタルサイネージ装置7について、対象車両の視認可通過回数が相対的に少ない、具体的には、所定閾値より少ない場合、広告情報に含まれうる複数の個別情報のうち、基本情報と位置案内情報を当該デジタルサイネージ装置7に表示させる。一方、情報配信部5207は、対象車両の視認可通過回数が相対的に多い、具体的には、所定閾値以上である場合、広告情報に含まれうる複数の個別情報のうち、基本情報と、最新情報、詳細情報、及び補足情報のうちの少なくとも一つを当該デジタルサイネージ装置7に表示させる。
尚、本実施形態に係る情報配信システム1による具体的な動作は、第1実施形態の図5と同様の処理で実現される、つまり、図5における処理のうち、「全体通過回数」を「視認可通過回数」に置換することにより実現されるため、詳細な説明は省略する。
[作用]
このように、本実施形態では、視認可否判定部5208は、対象車両がデジタルサイネージ装置7の近傍を通過したときに、デジタルサイネージ装置7の内容を対象車両に乗車していた乗員が把握できる状況であったか否かを判定する。そして、視認頻度情報取得部5206は、対象車両がデジタルサイネージ装置7の近傍を通過した全体の通過回数(全体通過回数)のうちの、視認可否判定部5208による判定結果が可判定に該当する状況で、対象車両がデジタルサイネージ装置7の近傍を通過した通過回数(視認可通過回数)を取得する。
これにより、センタサーバ5は、全体の通過回数から乗員がデジタルサイネージ装置7を視認できなかった可能性があるものを除外し、乗員が実際にデジタルサイネージ装置7の情報を視認した視認回数に相当する通過回数を取得することができる。
また、本実施形態では、視認可否判定部5208は、対象車両がデジタルサイネージ装置7の近傍を通過したときに、対象車両の車速が所定速度以上であった場合、対象車両に乗車していた乗員からデジタルサイネージ装置7を見たときに逆光状態であった場合、又は、デジタルサイネージ装置7の周辺が所定の悪天候であった場合、対象車両に乗車していた乗員がデジタルサイネージ装置7の内容を把握できる状況でなかったと判定する。
これにより、センタサーバ5は、車速が相対的に高かった場合、逆光状態であった場合、或いは、悪天候であった場合を、具体的に、デジタルサイネージ装置7の内容を把握できる状況でなかったと判定することができる。
これにより、センタサーバ5は、全体の通過回数から乗員がデジタルサイネージ装置7を視認できなかった可能性があるものを除外し、乗員が実際にデジタルサイネージ装置7の情報を視認した視認回数に相当する通過回数を取得することができる。
また、本実施形態では、視認可否判定部5208は、対象車両がデジタルサイネージ装置7の近傍を通過したときに、対象車両の車速が所定速度以上であった場合、対象車両に乗車していた乗員からデジタルサイネージ装置7を見たときに逆光状態であった場合、又は、デジタルサイネージ装置7の周辺が所定の悪天候であった場合、対象車両に乗車していた乗員がデジタルサイネージ装置7の内容を把握できる状況でなかったと判定する。
これにより、センタサーバ5は、車速が相対的に高かった場合、逆光状態であった場合、或いは、悪天候であった場合を、具体的に、デジタルサイネージ装置7の内容を把握できる状況でなかったと判定することができる。
<第3実施形態>
次いで、第3実施形態について説明する。
本実施形態に係る情報配信システム1は、対象車両に乗車している乗員のデジタルサイネージ装置7に関する視認頻度情報として、対象車両の所有者の居住地に関する情報(居住地情報)を利用する点で、第1実施形態と異なる。具体的には、本実施形態に係る情報配信システム1は、センタサーバ5の処理装置52において、通過回数特定部5203及び通過回数情報DB5200Fが省略される点で、第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態と同一或いは対応する構成には同一の符号を付し、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
[情報配信システムの構成]
まず、図7を参照して、本実施形態に係る情報配信システム1の構成について説明する。
図7は、本実施形態に係るセンタサーバ5の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。
尚、本実施形態に係る情報配信システム1の全体構成、及び車両3の機能的な構成は、第1実施形態と同様、図1及び図2で表される。
センタサーバ5は、第1実施形態と同様、通信機器51と、処理装置52を含む。
処理装置52は、例えば、ROMや補助記憶装置に格納される一以上のプログラムをCPU上で実行することにより実現される機能部として、通信処理部5201と、車両移動情報蓄積処理部5202と、対象サイネージ情報取得部5204と、対象車両検出部5205と、視認頻度情報取得部5206と、情報配信部5207を含む。また、処理装置52は、例えば、サーバコンピュータの補助記憶装置やサーバコンピュータに接続される外部記憶装置に規定される記憶領域としての記憶部520を含む。記憶部5200には、地図情報DB5200Aと、プローブ情報DB5200Bと、車両移動履歴DB5200Cと、車両情報DB5200Dと、サイネージ情報DB5200Eと、広告DB5200Gが格納される。
視認頻度情報取得部5206は、第1実施形態と異なり、車両情報DB5200Dに基づき、対象車両(車両3)に乗車している乗員のデジタルサイネージ装置7に関する視認頻度情報として、対象車両の所有者の居住地情報を取得する。
尚、車両情報DB5200Dには、複数の車両3のそれぞれの識別情報と紐づけて、それぞれの車両3の所有者の居住地情報、例えば、住所情報が予め登録されている。
情報配信部5207は、第1実施形態と異なり、視認頻度情報取得部5206により取得される、対象車両の所有者の居住地情報に基づき、デジタルサイネージ装置7に表示される広告情報の内容を変化させる。
例えば、情報配信部5207は、対象車両の所有者の居住地が、デジタルサイネージ装置7の設置位置を含む所定のエリア内に含まれない場合、広告情報に含まれうる複数の個別情報のうち、基本情報と位置案内情報を当該デジタルサイネージ装置7に表示させる。当該エリアは、例えば、人が日常的に自家用の車両を利用して移動すると想定される限界の範囲として適宜規定されてよい。デジタルサイネージ装置7の設置位置を中心と対象車両の所有者が、デジタルサイネージ装置7の設置位置を含む所定のエリア内に居住していない場合、当該対象車両は、ある程度遠方から来ており、その乗員が当該デジタルサイネージ装置7を視認する頻度は比較的低いと考えることができる。そのため、デジタルサイネージ装置7の視認頻度が比較的低いと考えられる対象車両の乗員に対して、広告情報に係る基本情報や位置情報等を情報提供することにより、広告対象を知ってもらうことができる。一方、情報配信部5207は、対象車両の所有者の居住地が、デジタルサイネージ装置7の設置位置を含む所定のエリア内に含まれる場合、広告情報に含まれうる複数の個別情報のうち、基本情報と、最新情報、詳細情報、及び補足情報のうちの少なくとも一つを当該デジタルサイネージ装置7に表示させる。この際、情報配信部5207は、対象車両の乗員に広告対象の店舗を認識させることが可能であれば、全ての基本情報を表示させる必要はなく、例えば、店舗のブランド名称或いは店舗の名称の何れかだけを表示させる態様でもよい。対象車両の所有者が、デジタルサイネージ装置7の設置位置を含む所定のエリア内に居住している場合、当該対象車両は、デジタルサイネージ装置7の近傍を過去に通過している可能性が高く、その乗員が当該デジタルサイネージ装置7を視認する頻度は比較的高いと考えることができる。そのため、デジタルサイネージ装置7の視認頻度が比較的高いと考えられる対象車両の乗員に対して、広告情報に係る最新情報、詳細情報、及び補足情報等を情報提供することにより、当該乗員の飽きを抑制し、情報提供による効果を向上させることができる。
[情報配信システムの動作の詳細]
次に、図8を参照して、本実施形態に係る情報配信システム1の具体的に動作について説明する。
図8は、本実施形態に係るセンタサーバ5の処理装置52による処理の一例を概略的に示すフローチャートである。
ステップS802にて、視認頻度情報取得部5206は、車両情報DB5200Dから対象車両の所有者の居住地情報を取得する。
ステップS804にて、情報配信部5207は、対象車両の所有者の居住地が当該デジタルサイネージ装置7の設置位置を含む所定のエリア内に含まれるか否かを判定する。情報配信部5207は、対象車両の所有者の居住地が当該エリア内でない場合、ステップS806に進み、当該エリア内である場合、ステップS808に進む。
ステップS806,S808は、第1実施形態の図5におけるステップS506,508と同じであるため、説明を省略する。
[作用]
このように、本実施形態では、視認頻度情報取得部5206は、対象車両の乗員がデジタルサイネージ装置7を視認する頻度に関する視認頻度情報として、対象車両の所有者がデジタルサイネージの設置位置を含む所定のエリアの居住者か否かに関する属性情報(居住地情報)を取得する。そして、情報配信部5207は、居住地情報に基づき、対象車両の所有者がエリア内の居住者である場合と、エリア内の居住者でない場合とで、デジタルサイネージに表示させる情報の内容を異ならせる。
これにより、センタサーバ5は、対象車両の所有者がデジタルサイネージ装置7の設置位置が含まれる所定のエリア内の居住者である場合、即ち、地元の住民である場合、視認頻度は比較的高いと判断することができる。一方、センタサーバ5は、車両の所有者や乗員が上記エリア内の居住者でない場合、即ち、他の地域から来た観光客等である場合、デジタルサイネージ装置7の視認頻度は比較的低いと判断することができる。従って、センタサーバ5は、具体的に、対象車両の乗員によるデジタルサイネージ装置7の視認頻度を考慮して、対象車両の所有者や乗員が上記エリア内の居住者である場合と、そうでない場合とで、デジタルサイネージ装置7に表示させる内容を異ならせることができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について説明する。
本実施形態に係る情報配信システム1は、視認頻度情報として、対象車両に乗車している乗員が車両に乗車してデジタルサイネージ装置7を過去に通過した通過回数を利用する点で、第1実施形態と異なる。具体的には、本実施形態に係る情報配信システム1は、車両3の所有者を含むユーザが所持する携帯端末4が含まれる点で、第1実施形態と異なる。また、本実施形態に係る情報配信システム1は、センタサーバ5の処理装置52において、端末移動情報蓄積処理部5209と、乗車車両抽出部5210と、利用車両特定部5211と、乗車中特定部5212が追加される点で、第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態と同一或いは対応する構成には同一の符号を付し、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
[情報配信システムの構成]
図9〜図11を参照して、本実施形態に係る情報配信システム1の構成について説明する。
図9は、本実施形態に係る情報配信システム1の構成を概略的に示す図である。図10は、本実施形態に係る携帯端末4の機能的な構成の一例を概略的に示す機能ブロック図である。図11は、センタサーバ5の機能的な構成の一例を概略的に示す機能ブロック図である。
尚、本実施形態に係る車両3の機能的な構成は、第1実施形態と同様、図2で表される。
本実施形態に係る情報配信システム1は、複数の車両3と、複数の携帯端末4と、デジタルサイネージ装置7と、複数の車両3、複数の車両3の所有者を含むユーザのそれぞれのユーザが所持する複数の携帯端末4、及び複数のデジタルサイネージ装置7のそれぞれと通信可能に接続されるセンタサーバ5を含む。
尚、複数の携帯端末4のそれぞれにおける情報配信システム1に関連する構成は、略同じであるため、図中には、一の携帯端末4が代表的に示されている。
携帯端末4は、例えば、車両3の所有者を含むユーザが所持する携帯電話、スマートフォン、タブレット端末等である。携帯端末4は、通信機器41と、処理装置42と、GPSモジュール43と、加速度センサ44と、タッチパネルディスプレイ(以下、単に「ディスプレイ」と称する)45を含む。
通信機器41は、処理装置42(具体的には、後述する通信処理部421)による制御の下、所定の通信ネットワークNW3を通じて、センタサーバ5と双方向で通信を行うデバイスであり、例えば、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation)等の通信規格に対応する移動通信モジュールである。
処理装置42は、携帯端末4における各種制御処理を行う。処理装置42は、例えば、CPU、RAM、ROM、補助記憶装置、I/O等を含むコンピュータを中心に構成されてよく、ROMや補助記憶装置に格納される一以上のプログラムをCPU上で実行することにより実現される機能部として、通信処理部421と、センサ情報取得部422と、移動手段判定部423と、端末移動情報送信部424を含む。
通信処理部421は、通信機器41を制御し、センタサーバ5との間での各種信号の送受信を行う。
センサ情報取得部422は、GPSモジュール43、加速度センサ44等の各種センサから入力されるセンサ情報を、RAM内のバッファ等から取得する。具体的には、センサ情報取得部422は、GPSモジュール43から入力される携帯端末4の位置情報を取得する。また、センサ情報取得部422は、加速度センサ44から入力される携帯端末4の加速度に関する情報(加速度情報)を取得する。
移動手段判定部423は、任意の方法を用いて、携帯端末4を所持するユーザが移動手段としての車両で移動しているか、それ以外の移動手段(徒歩、自転車、電車等)で移動しているかを判定する。例えば、移動手段判定部423は、加速度センサ44から入力される加速度情報に基づき、移動手段としての車両で移動している場合と車両以外の移動手段で移動している場合とを識別可能に予め機械学習された識別器を適用することにより、当該判定を行ってよい。また、例えば、移動手段判定部423は、加速度センサ44から入力される加速度情報に加えて、或いは、代えて、GPSモジュール43から入力される携帯端末4の位置情報に基づき、ユーザが移動手段としての車両で移動しているか、車両以外の移動手段で移動しているかを判定してもよい。
端末移動情報送信部424は、携帯端末4の移動、即ち、携帯端末4を所持するユーザの移動に関する情報(端末移動情報)を生成し、通信処理部421を介して、センタサーバ5に送信する。端末移動情報には、携帯端末4の位置情報、当該位置情報に対応する時刻情報、移動手段判定部423による判定結果(例えば、車両移動中であることを示す車両移動中タグの有無等)が含まれうる。
尚、車両3からセンタサーバ5に送信されるプローブ情報の場合と同様、携帯端末4からセンタサーバ5に送信される端末移動情報には、位置情報に対応する時刻情報が含まれなくてもよい。この場合、センタサーバ5は、プローブ情報の場合と同様、携帯端末4における端末移動情報の送信時刻、センタサーバ5における端末移動情報の受信時刻、或いはこれらの時刻から算出される、携帯端末4の位置情報に対応する推定時刻等を、端末移動情報に対応する時刻情報とすればよい。そして、センタサーバ5は、当該時刻情報を、携帯端末4から受信された端末移動情報に対応する時刻情報として、当該端末移動情報に追加すればよい。
センタサーバ5は、第1実施形態と同様、通信機器51と、処理装置52を含む。
通信機器51は、処理装置52(具体的には、通信処理部521)による制御の下、所定の通信ネットワークNW1〜NW3を通じて、複数の車両3、複数のデジタルサイネージ装置7、及び複数の携帯端末4のそれぞれと双方向で通信を行うデバイスである。
処理装置52は、例えば、ROMや補助記憶装置に格納される一以上のプログラムをCPU上で実行することにより実現される機能部として、通信処理部5201と、車両移動情報蓄積処理部5202と、通過回数特定部5203と、対象サイネージ情報取得部5204と、対象車両検出部5205と、視認頻度情報取得部5206と、情報配信部5207と、端末移動情報蓄積処理部5209と、乗車車両抽出部5210と、利用車両特定部5211と、乗車中特定部5212を含む。また、処理装置52は、例えば、サーバコンピュータの補助記憶装置やサーバコンピュータに接続される外部記憶装置に規定される記憶領域としての記憶部520を含む。記憶部5200には、地図情報DB5200Aと、プローブ情報DB5200Bと、車両移動履歴DB5200Cと、車両情報DB5200Dと、サイネージ情報DB5200Eと、通過回数情報DB5200Fと、広告DB5200G、端末移動履歴DB5200Iと、端末情報DB5200Jと、利用車両DB5200Kが格納される。
端末移動情報蓄積処理部5209(移動履歴情報収集部の一例)は、通信処理部521により複数の携帯端末4のそれぞれから逐次受信される端末移動情報を、携帯端末4の移動履歴(端末移動履歴)として端末移動履歴DB5200Iに蓄積させる処理を行う。
尚、端末移動情報蓄積処理部5209による当該処理は、通信処理部521により複数の携帯端末4のそれぞれから逐次受信される端末移動情報に対応して、リアルタイムに実行されてもよいし、定期的に、RAM等のバッファにある程度溜まった未処理の端末移動情報に対して実行されてもよい。
乗車車両抽出部5210は、車両移動履歴DB5200C及び端末移動履歴DB5200Iに蓄積される複数の車両3の車両移動履歴及び複数の携帯端末4の端末移動履歴に基づき、複数の携帯端末4のそれぞれのユーザが乗車した車両3を抽出する。換言すれば、乗車車両抽出部5210は、複数の車両3の中から、複数の携帯端末4のそれぞれのユーザの乗車実績がある車両3を抽出する。
例えば、乗車車両抽出部5210は、端末移動履歴DB5200Iにおけるそれぞれの携帯端末4の端末移動履歴と、車両移動履歴DB5200Cにおけるそれぞれの車両3の車両移動履歴、即ち、トリップ情報群に基づき、以下の二つの条件成立の有無を判定する。
具体的には、第一に、乗車車両抽出部5210は、車両3の出発地及び目的地において、携帯端末4の滞在実績があることを示す滞在実績条件の成立の有無を判定する。より具体的には、乗車車両抽出部5210は、携帯端末4の端末移動履歴が、車両3のトリップ情報における車両3の起動時、即ち、ACC−ON時より以前の所定時間(例えば、10分)以内で、出発地付近に滞在していたことを示しているか否かを判定する。また、乗車車両抽出部5210は、携帯端末4の端末移動履歴が、車両3の当該トリップ情報における車両3の停止時、即ち、ACC−OFF時より以降の所定時間(例えば、10分)以内で、目的地付近に滞在していたことを示しているか否かを判定する。これにより、乗車車両抽出部5210は、車両3が出発地及び目的地のそれぞれに駐車されていた時間帯において、携帯端末4が車両3の出発地及び目的地のそれぞれの付近に滞在していたと判断することができる。
また、第二に、乗車車両抽出部5210は、車両3と同時刻に、出発地から目的地までの移動経路上の同じ位置に存在していたことを示す同期移動条件の成立の有無を判定する。より具体的には、乗車車両抽出部5210は、車両3のトリップ情報に含まれる出発地と目的地との間の車両移動情報(時刻情報及び位置情報)のデータ群と、当該データ群と同じ時間帯の携帯端末4の端末移動履歴に含まれる端末移動情報(時刻情報及び位置情報)のデータ群とを比較する。そして、乗車車両抽出部5210は、携帯端末4と車両3とが、同じ時刻において、同じ位置に存在したと判断可能な車両3の車両移動情報と携帯端末4の端末移動情報との間のマッチングが複数ある場合、同期移動条件が成立したと判定する。
つまり、乗車車両抽出部5210は、複数の携帯端末4のそれぞれの端末移動履歴に対して、滞在実績条件及び同期移動条件の双方が成立する車両3のトリップ情報を探索することにより、携帯端末4のユーザが乗車した車両3を抽出できる。
尚、乗車車両抽出部5210は、滞在実績条件を省略し、同期移動条件だけを利用して、携帯端末4のユーザの乗車実績がある車両3を抽出してもよい。また、乗車車両抽出部5210は、車両移動情報蓄積処理部5202及び端末移動情報蓄積処理部5209のそれぞれによる車両移動履歴DB5200C及び端末移動履歴DB5200Iの更新に合わせて、リアルタイムに上述した処理を実行してよい。また、乗車車両抽出部5210は、定期的に、ある程度溜まった未処理の車両移動履歴及び端末移動履歴に対して、上述した処理を実行してもよい。
利用車両特定部5211は、複数の携帯端末4のそれぞれのユーザが利用する車両3を特定する。携帯端末4のユーザが利用する車両3とは、ドライバとして利用する車両3だけでなく、ドライバの同乗者として利用する車両3を含む。具体的には、利用車両特定部5211は、乗車車両抽出部5210により抽出される、複数の携帯端末4のそれぞれのユーザが乗車した、即ち、乗車実績のある車両3の中から、複数の携帯端末4のそれぞれのユーザが利用する車両3を特定する。利用車両特定部5211は、それぞれの携帯端末4、或いは、複数の携帯端末4のそれぞれのユーザと、特定した複数の携帯端末4のそれぞれのユーザが利用する車両3とを紐づけて、利用車両DB5200Kに保存する。以下、利用車両DB5200Kには、携帯端末4と、当該携帯端末4のユーザが利用する車両3とが紐づけられて保存される前提で説明を進める。また、この際、利用車両特定部5211は、特定した複数の携帯端末4のそれぞれのユーザが利用する車両3への乗車頻度(乗車回数)も併せて、利用車両DB5200Kに保存する。即ち、利用車両特定部5211は、複数の携帯端末4のそれぞれと、複数の携帯端末4のそれぞれのユーザが利用する車両3との間を、関係性を表す乗車頻度(乗車回数)で紐づける態様の利用車両DB5200Kを構築する。例えば、利用車両DB5200Kは、それぞれの車両3、及びそれぞれの携帯端末4をノードとし、乗車頻度をリレーション情報とするグラフ型データベースとして構築されうる。
上述の如く、乗車車両抽出部5210は、車両移動履歴DB5200C及び端末移動履歴DB5200Iの更新に応じて、リアルタイムに、或いは、定期的に、複数の車両3の何れかに乗車実績があるユーザの抽出処理を実行する。そのため、利用車両特定部5211は、乗車車両抽出部5210により逐次実行される抽出処理の結果に応じて、利用車両DB5200Kを更新する。具体的には、利用車両特定部5211は、乗車車両抽出部5210によって、携帯端末4のユーザが今まで乗車実績のない車両3に乗車したとして、当該車両3が新たに抽出された場合、当該携帯端末4のユーザと、当該車両3とを紐づける態様で、利用車両DB5200Kに保存する。また、利用車両特定部5211は、乗車車両抽出部5210によって、携帯端末4のユーザが既に乗車実績のある車両3に乗車したとして、新たに当該車両3が抽出された場合、利用車両DB5200Kに保存されるリレーション情報としての乗車頻度を更新する。
尚、利用車両DB5200Kは、グラフ型データベースでなく、一般的なリレーショナルデータベースとして構築されてもよい。
乗車中特定部5212は、利用車両DB5200Kに保存される、複数の携帯端末4と複数の車両3との相互間の紐付き関係に基づき、携帯端末4のユーザが、当該携帯端末4のユーザが利用する車両3に現に乗車しているかを特定する。例えば、乗車中特定部5212は、複数の携帯端末4のそれぞれの現在の端末移動情報と、利用車両DB5200Kで複数の携帯端末4のそれぞれと紐づけられる車両3の現在の車両移動情報とをリアルタイムに比較する。これにより、乗車中特定部5212は、利用車両DB5200Kにおいて、携帯端末4のユーザが利用するとして、予め特定されている車両3の車両移動履歴だけをモニタリングすればよく、現実的な処理時間で、携帯端末4のユーザが車両3に乗車しているかを特定することができる。
通過回数特定部5203は、それぞれのデジタルサイネージ装置7について、それぞれの携帯端末4のユーザが車両に乗車してデジタルサイネージ装置7の近傍を通過した全体の通過回数(全体通過回数)を算出する。例えば、通過回数特定部5203は、サイネージ情報DB5200Eに登録されるそれぞれのデジタルサイネージ装置7の設置位置に関する情報と、端末移動履歴DB5200Iに保存されるそれぞれの携帯端末4の端末移動履歴に基づき、全体通過回数を算出する。この際、通過回数特定部5203は、端末移動履歴DB5200Iの端末移動履歴を構成するそれぞれの端末移動情報に含まれる車両移動中タグの有無に基づき、携帯端末4のユーザが車両に乗車していたか否かを判断することができる。通過回数特定部5203は、算出した全体通過回数を、対応する携帯端末4の識別情報(例えば、端末ID等)及びデジタルサイネージ装置7の識別情報と紐づけて、通過回数情報DB5200Fに保存する。
尚、それぞれの携帯端末4の識別情報は、それぞれの携帯端末4の各種情報が予め登録される端末情報DB5200Jに保存されている。
通過回数特定部5203は、あるデジタルサイネージ装置7及びある携帯端末4について、通過回数情報DB5200Fに通過回数が登録されていない場合、一から通過回数を算出する。一方、通過回数特定部5203は、通過回数情報DB5200Fに通過回数が登録されている場合、定期的に、未処理分の当該携帯端末4の端末移動履歴に対して、当該デジタルサイネージ装置7の近傍を通過した通過回数(追加分)を算出する。そして、通過回数特定部5203は、新たに算出したデジタルサイネージ装置7の近傍を通過した通過回数(追加分)を既に登録されている通過回数に加算することにより、通過回数情報DB5200Fを更新する。
視認頻度情報取得部5206は、対象車両検出部5205により検出された対象車両(車両3)に乗車している乗員のデジタルサイネージ装置7の視認頻度に関する情報(視認頻度情報)を取得する。本実施形態では、視認頻度情報取得部5206は、視認頻度情報として、対象車両に乗車している乗員が車両に乗車して当該デジタルサイネージ装置7の近傍を通過した全体の通過回数(全体通過回数)を通過回数情報DB5200Fから取得する。
具体的には、まず、乗車中特定部5212は、対象車両(車両3)のユーザとして利用車両DB5200Kに保存される携帯端末4のユーザが当該対象車両に乗車中であるか否かを特定する。そして、乗車中特定部5212により当該携帯端末4のユーザが対象車両に乗車中であると特定されると、視認頻度情報取得部5206は、通過回数情報DB5200Fから当該携帯端末4のユーザの全体通過回数を、対象車両の乗員の全体通過回数として取得する。
また、利用車両DB5200Kに対象車両のユーザとして複数の携帯端末4のユーザが保存されている場合があり得る。この場合、視認頻度情報取得部5206は、乗車中特定部5212により複数の携帯端末4のユーザが対象車両に乗車中であると特定されたときに、特定された複数の携帯端末4のユーザのそれぞれの全体通過回数を取得する。
情報配信部5207は、視認頻度情報取得部5206により取得される、対象車両に乗車している乗員が車両に乗車してデジタルサイネージ近傍全体通過回数に基づき、デジタルサイネージ装置7に表示される広告情報の内容を変化させる。
例えば、情報配信部5207は、あるデジタルサイネージ装置7について、対象車両に乗車している乗員の全体通過回数が相対的に少ない、具体的には、所定閾値より少ない場合、広告情報に含まれうる複数の個別情報のうち、基本情報と位置案内情報を当該デジタルサイネージ装置7に表示させる。一方、情報配信部5207は、対象車両に乗車している乗員の全体通過回数が相対的に多い、具体的には、所定閾値以上である場合、広告情報に含まれうる複数の個別情報のうち、基本情報と、最新情報、詳細情報、及び補足情報のうちの少なくとも一つを当該デジタルサイネージ装置7に表示させる。これにより、上述の実施形態と同様、デジタルサイネージ装置7の視認頻度が比較的高い乗員の飽きを抑制し、情報提供による効果を向上させることができる。
尚、例えば、情報配信部5207は、対象車両に乗車している乗員が複数いる場合、それぞれの乗員の全体通過回数の平均値が相対的に多いか少ないかに基づき、広告情報の内容を変化させてよい。また、例えば、情報配信部5207は、それぞれの乗員のそれぞれの全体通過回数が相対的に多いか少ないかの判定を行い、全体通過回数が相対的に多いとする判定結果と、相対的に少ないとする判定結果の何れが多いかに基づき、広告情報の内容を変化させてもよい。
[情報配信システムの動作の詳細]
次に、図12を参照して、本実施形態に係る情報配信システム1の具体的な動作について説明する。
図12は、本実施形態に係るセンタサーバ5の処理装置52による処理の一例を概略的に示すフローチャートである。
ステップS1202にて、情報配信部5207は、利用車両DB5200Kから、対象車両(車両3)を利用する携帯端末4のユーザを特定する。
ステップS1204にて、乗車中特定部5212は、ステップS1202で特定されたユーザが対象車両に乗車中であるか否かを特定する。
ステップS1206にて、情報配信部5207は、乗車中特定部5212により対象車両に当該ユーザが乗車中であると特定されたか否かを判定する。情報配信部5207は、乗車中特定部5212により当該ユーザが対象車両に乗車中であると特定された場合、ステップS1208に進み、当該ユーザが対象車両に乗車中でないと特定された場合、ステップS1212に進む。
尚、本例では、対象車両を利用する携帯端末4のユーザが対象車両に乗車中でない場合(ステップS1206のNo)、第1実施形態と同様、対象車両の全体通過回数を利用して、図5のステップS502〜S508の処理に移行してもよい。この場合、通過回数特定部5203は、それぞれのデジタルサイネージ装置7について、それぞれの携帯端末4のユーザが当該デジタルサイネージ装置7を通過した全体通過回数に加えて、第1実施形態と同様、それぞれの車両3が当該デジタルサイネージ装置7を通過した全体回数を算出し、通過回数情報DB5200Fに保存する。
ステップS1208にて、視認頻度情報取得部5206は、ステップS1202で特定された携帯端末4のユーザ(即ち、対象車両に乗車している乗員)が当該デジタルサイネージ装置7の近傍を通過した全体通過回数を、通過回数情報DB5200Fから取得する。
ステップS1210にて、情報配信部5207は、対象車両に乗車している当該携帯端末4のユーザが当該デジタルサイネージ装置7の近傍を通過した全体通過回数が所定閾値より少ないか否かを判定する。情報配信部5207は、当該全体通過回数が所定閾値より少ない場合、ステップS1212に進み、所定閾値以上である場合、ステップS1214に進む。
ステップS1212,S1214は、第1実施形態(図5)のステップS506,S508と同じであるため、説明を省略する。
[作用]
このように、本実施形態では、情報配信部5207は、対象車両の乗員がデジタルサイネージ装置7を視認する頻度に関する視認頻度情報に応じて、当該デジタルサイネージ装置7に表示させる情報の内容を変化させる。
具体的には、端末移動情報蓄積処理部5209は、対象車両に乗車中の乗員を含むユーザが所持するそれぞれの携帯端末4から、位置情報を含む端末移動情報を収集し、端末移動履歴として、端末移動履歴DB5200Iに保存する。また、視認頻度情報取得部5206は、視認頻度情報として、端末移動履歴に基づき算出される、対象車両に乗車している乗員(対象乗員)が車両に乗車してデジタルサイネージ装置7の近傍を通過した通過回数を取得する。そして、情報配信部5207は、視認頻度情報取得部5206により取得される通過回数に応じて、デジタルサイネージ装置7に表示させる情報の内容を変化させる。
これにより、センタサーバ5は、デジタルサイネージ装置7の周辺で検出された対象車両に乗車している乗員が所持する携帯端末4の端末移動履歴に基づき算出される、当該乗員がデジタルサイネージ装置7の近傍を通過した通過回数を取得することができる。従って、第1実施形態と同様、センタサーバ5は、対象車両に乗車中の乗員がデジタルサイネージ装置7の近傍を通過した通過回数に基づき、具体的に、対象車両の乗員によるデジタルサイネージ装置7の視認頻度を考慮して、デジタルサイネージ装置7に表示される情報の内容を変化させることができる。
尚、視認頻度情報として、第2実施形態と同様、対象車両に乗車中の対象乗員が車両に乗車して対象車両の近傍を通過した全体の通過回数のうちの、デジタルサイネージ装置7の内容を対象乗員が把握できる状況で、対象乗員の乗車していた車両がデジタルサイネージの近傍を通過した通過回数(視認可通過回数)が使用されてもよい。この場合、視認可否判定部5208は、それぞれの携帯端末4のユーザが車両に乗車してデジタルサイネージ装置7の近傍を通過したときに、デジタルサイネージ装置7の内容を当該ユーザが把握可能な状況であったか否かを判定する。具体的には、視認可否判定部5208は、通過回数特定部5203によって、あるデジタルサイネージ装置7及びある携帯端末4のユーザを対象として、当該ユーザが車両に乗車して当該デジタルサイネージ装置7の近傍を通過したと判断された各回について、当該可否判定を行う。
また、視認頻度情報として、第3実施形態と同様、対象車両に乗車中の対象乗員の居住地情報が利用されてもよい。この場合、視認頻度情報取得部5206は、端末情報DB5200Jに予め登録される、それぞれの携帯端末4のユーザの居住地情報の中から、対象乗員の居住地情報を取得してよい。そして、情報配信部5207は、第3実施形態と同様、対象乗員の居住地情報に応じて、デジタルサイネージ装置7に表示させる情報の内容を変化させてよい。
<第5実施形態>
次いで、第5実施形態について説明する。
本実施形態に係る情報配信システム1は、対象車両がデジタルサイネージ装置7に表示される広告情報に関連する場所を訪問した訪問履歴に関する情報(訪問履歴情報)に応じて、デジタルサイネージ装置7の情報の内容を変化させる点で、第1実施形態と異なる。具体的には、本実施形態に係る情報配信システム1は、センタサーバ5の処理装置52において、訪問履歴特定部5213、訪問履歴情報取得部5214、及び訪問履歴DB5200Lが追加される点で、第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態の構成と同一或いは対応する構成には同一の符号を付し、異なる部分を中心に説明する。
[情報配信システムの構成]
まず、図13を参照して、本実施形態に係る情報配信システム1の構成について説明する。
図13は、本実施形態に係るセンタサーバ5の機能的な構成の一例を概略的に示す機能ブロック図である。
尚、本実施形態に係る情報配信システム1の全体構成、及び本実施形態に係る車両3の機能的な構成は、第1実施形態と同様、図1及び図2で表される。
センタサーバ5は、第1実施形態と同様、通信機器51と、処理装置52を含む。
処理装置52は、ROMや補助記憶装置に格納される一以上のプログラムをCPU上で実行することにより実現される機能部として、通信処理部5201と、車両移動情報蓄積処理部5202と、通過回数特定部5203と、対象サイネージ情報取得部5204と、対象車両検出部5205と、視認頻度情報取得部5206と、情報配信部5207を含む。また、処理装置52は、例えば、サーバコンピュータの補助記憶装置やサーバコンピュータに接続される外部記憶装置に規定される記憶領域としての記憶部520を含む。記憶部5200には、地図情報DB5200Aと、プローブ情報DB5200Bと、車両移動履歴DB5200Cと、車両情報DB5200Dと、サイネージ情報DB5200Eと、通過回数情報DB5200Fと、広告DB5200Gと、訪問履歴DB5200Lが格納される。
訪問履歴特定部5213は、広告DB5200Gに保存される、複数のデジタルサイネージ装置7の何れかに表示される広告情報について、複数の車両3のそれぞれが当該広告情報の広告対象に関連する場所を訪問したことがあるか否かを特定する。広告情報の広告対象に関連する場所とは、具体的には、広告対象の商品を販売する、或いは、サービスを提供する店舗、広告対象の店舗、施設等である。訪問履歴特定部5213は、地図情報DB5200A及び車両移動履歴DB5200Cに基づき、複数の車両3のそれぞれが広告対象に関連する場所に訪問したことがあるか否かを特定する。また、訪問履歴特定部5213は、複数の車両3のそれぞれが広告対象に関連する場所に訪問したことがある場合、その訪問回数を特定(カウント)する。訪問履歴特定部5213は、広告対象に関連する場所への訪問履歴の有無、及び訪問回数を含む訪問履歴情報を、対応する車両3の識別情報及び広告情報の識別情報(例えば、広告ID)と紐づけて、訪問履歴DB5200Lに保存する。
尚、上述の如く、車両移動履歴DB5200Cは、適宜更新されるため、訪問履歴特定部5213による当該処理は、車両移動履歴DB5200Cの更新に合わせて、実行されてよい。また、訪問履歴特定部5213による当該処理は、定期的に、未処理分の車両移動履歴DB5200Cに対して実行されてもよい。
訪問履歴情報取得部5214は、対象車両検出部5205により検出された対象車両がデジタルサイネージ装置7に表示される広告情報の広告対象に関連する場所を訪問したことがあるか否かに関する訪問履歴情報を、訪問履歴DB5200Lから取得する。
情報配信部5207は、訪問履歴情報取得部5214により取得される対象車両の訪問履歴情報に応じて、デジタルサイネージ装置7に表示される情報の内容を変化させる。
例えば、情報配信部5207は、訪問履歴情報により対象車両がデジタルサイネージ装置7に表示される広告情報の広告対象に関連する場所に訪問したことがない旨が示される場合、広告対象に関連する基本情報と位置案内情報をデジタルサイネージ装置7に表示させる。これにより、広告対象に関連する場所に訪問したことがない可能性が高い対象車両の乗員に対して、広告対象を知ってもらうための入口となる情報である基本情報や位置案内情報等を提供することができる。一方、情報配信部5207は、訪問履歴情報により対象車両がデジタルサイネージ装置7に表示される広告情報の広告対象に関連する場所に訪問したことがある旨が示される場合、広告対象に関連する基本情報と、詳細情報、補足情報、及び最新情報のうちの少なくとも一つをデジタルサイネージ装置7に表示させる。これにより、広告対象に関連する場所に訪問したことがある可能性が高い対象車両の乗員の飽きを抑制し、デジタルサイネージ装置7による情報提供の効果を向上させることができる。
[情報配信システムの動作の詳細]
次に、図14を参照して、本実施形態に係る情報配信システム1の具体的な動作について説明する。
図14は、本実施形態に係る情報配信システム1による処理の一例を概略的に示すフローチャートを示す図である。
ステップS1402,S1404は、第1実施形態(図5)のステップS502,S504と同じであるため、説明を省略する。
対象車両のデジタルサイネージ装置7に関する全体通過回数が所定以下である場合(ステップS1404のYes)、ステップS1406にて、訪問履歴情報取得部5214は、訪問履歴DB5200Lから当該デジタルサイネージ装置7に表示される広告情報の広告対象に関連する場所に対する対象車両の訪問履歴情報を取得する。
ステップS1408にて、情報配信部5207は、取得された訪問履歴情報に基づき、対象車両が広告対象に関連する場所に訪問したことがあるか否かを判定する。情報配信部5207は、対象車両が広告対象に関連する場所に訪問したことがない場合、ステップS1410に進み、訪問したことがある場合、ステップS1412に進む。
ステップS1410,S1412は、第1実施形態(図5)のステップS506,S508と同じであるため、説明を省略する。
尚、本例では、情報配信部5207は、対象車両が広告対象に関連する場所に訪問した訪問回数に応じて、デジタルサイネージ装置7に表示させる情報の内容を変化させてもよい。即ち、訪問履歴情報取得部5206は、訪問履歴情報として、訪問履歴DB5200Lから対象車両が広告対象に関連する場所に訪問した訪問回数に関する情報を取得してもよい。例えば、情報配信部5207は、当該訪問回数が相対的に多い場合と、相対的に少ない場合とで、デジタルサイネージ装置7に表示させる情報の内容を異ならせてよい。具体的には、ステップS1408にて、情報配信部5207は、上記処理の代わりに、対象車両が広告対象に関連する場所に訪問した訪問回数が所定回数以下であるか否かを判定する処理を行ってよい。そして、情報配信部5207は、当該訪問回数が所定回数以下である場合、ステップS1410に進み、所定回数を超えている場合、ステップS1412に進む処理を行ってよい。
また、本例では、視認頻度情報として、第2実施形態と同様、対象車両の全体通過回数の代わりに、視認可通過回数が利用されてもよい。また、視認頻度情報として、第4実施形態と同様、対象車両の全体通過回数の代わりに、対象車両に乗車中の乗員の全体通過回数或いは視認可通過回数が利用されてもよい。
また、本例では、情報配信部5207は、視認頻度情報と訪問履歴情報の双方に応じて、デジタルサイネージ装置7に表示される内容を変化させるが、訪問履歴情報だけに応じて、デジタルサイネージ装置7に表示される内容を変化させてもよい。この場合、ステップS1402,S1404が省略される。
[作用]
このように、本実施形態では、車両移動情報蓄積処理部5202は、対象車両含む複数の車両3から、位置情報を含む車両移動情報を収集し、車両移動履歴(トリップ情報)として、車両移動履歴DB5200Cに保存する。また、訪問履歴情報取得部5214は、訪問履歴特定部5213により車両移動履歴に基づき生成される、対象車両がデジタルサイネージ装置7に表示される情報の所定の対象に関連する場所を訪問した訪問履歴に関する訪問履歴情報を取得する。そして、情報配信部5207は、訪問履歴情報に基づき、デジタルサイネージ装置7に表示させる情報の内容を変化させる。
これにより、センタサーバ5は、対象車両がデジタルサイネージ装置7に表示される情報の所定の対象に関連する場所、例えば、広告情報の対象の商品が販売される店舗や広告情報の対象施設等への訪問履歴を考慮して、デジタルサイネージ装置7に表示させる内容を変化させることができる。従って、センタサーバ5は、例えば、対象車両が広告情報の対象店舗を訪問したことがない場合、対象店舗を知ってもらうためにブランド名等の基本情報や位置案内情報等の入口となる情報をデジタルサイネージ装置7に表示させることができる。一方、センタサーバ5は、対象車両が広告情報の対象店舗に訪問済みである場合、更に興味を持ってもらうために、入荷情報等の付加情報をデジタルサイネージ装置7に表示させることができる。そのため、デジタルサイネージ装置7の近傍を通過する車両の乗員の飽きを抑制し、デジタルサイネージ装置7による情報提供の効果を更に向上させることができる。
また、本実施形態では、訪問履歴情報取得部5214は、訪問履歴情報として、対象車両がデジタルサイネージ装置7に表示される情報の所定の対象に関連する場所を訪問したことがあるか否かに関する情報を取得する。そして、情報配信部5207は、訪問履歴情報により対象車両が当該場所を訪問したことがない旨が示される場合、所定の対象に関連する基本情報と当該場所の位置案内情報とをデジタルサイネージ装置7に表示させる。一方、情報配信部5207は、訪問履歴情報により対象車両が当該場所を訪問したことがある旨が示される場合、基本情報と、所定の対象に関連する詳細情報、補足情報、及び最新情報のうちの少なくとも一つとをデジタルサイネージ装置7に表示させる。
これにより、センタサーバ5は、所定の対象に関連する場所に訪問したことがない乗員に対して、情報の対象と当該対象に関連する場所等の当該対象に関連する入口となる情報を知ってもらうことができる。一方、センタサーバ5は、所定の対象に関連する場所に訪問済の乗員に対して、基本情報の他、位置案内情報の代わりに、詳細情報、補足情報、最新情報等を提供し、具体的に、当該乗員の飽きを抑制し、デジタルサイネージ装置7による情報提供の効果を向上させることができる。
尚、本実施形態において、センタサーバ5は、同じ広告対象に関する広告情報を構成する個別情報の組み合わせを変化させる代わりに、広告対象が異なる複数の広告情報の中から異なる広告情報を選択することによりデジタルサイネージ装置7に表示される情報の内容を変更してもよい。この場合、情報配信部5207は、予め規定される複数の候補情報のうち、訪問履歴情報により対象車両が訪問したことがない旨が示される場所に関連する候補情報をデジタルサイネージ装置7に表示させてよい。また、情報配信部5207は、訪問履歴情報により対象車両が訪問したことがない旨が示される場所に関連する候補情報が2以上ある場合、その中で、複数の候補情報のそれぞれに対して予め規定される優先度が最も高い候補情報をデジタルサイネージ装置7に表示させてよい。
これにより、センタサーバ5は、複数の候補情報のうち、対象車両による訪問履歴がない場所に関連する候補情報、即ち、対象車両の乗員が知らない可能性が高い候補情報をデジタルサイネージ装置7に表示させることができる。また、予め複数の候補情報のそれぞれに対して適宜優先度を規定しておくことにより、優先度が高い候補情報が優先的にデジタルサイネージ装置7に表示されるようにすることができる。
また、本実施形態において、対象車両の訪問履歴情報の代わりに、対象車両に乗車している乗員(対象乗員)がデジタルサイネージ装置7に表示される情報に関連する場所に訪問した訪問履歴に関する訪問履歴情報が使用されてもよい。この場合、例えば、センタサーバ5は、第4実施形態の端末移動情報蓄積処理部5209と同様、対象車両に乗車中の乗員を含むユーザが所持するそれぞれの携帯端末4から、位置情報を含む端末移動情報を収集し、端末移動履歴として記憶部520に保存してよい。また、訪問履歴特定部5213は、端末移動履歴に基づき、複数のデジタルサイネージ装置7の何れかに表示される広告情報について、それぞれの携帯端末4のユーザが当該広告情報の広告対象に関連する場所を訪問したことがあるか否かを特定してよい。また、訪問履歴特定部5213は、それぞれの携帯端末4のユーザが広告対象に関連する場所に訪問したことがある場合、その訪問回数を特定(カウント)してよい。そして、訪問履歴特定部5213は、広告対象に関連する場所への訪問履歴の有無、及び訪問回数を含む訪問履歴情報を、対応する携帯端末4の識別情報及び広告情報の識別情報(例えば、広告ID)と紐づけて、訪問履歴DB5200Lに保存してよい。
以上、本発明を実施するための形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、デジタルサイネージ装置7に表示される情報は、二つの表示パターンの中で段階的に変化するが、三つ以上の表示パターンの中で段階的に変化する態様であってもよい。
また、上述した実施形態において、対象車両検出部5205、視認頻度情報取得部5206、訪問履歴情報取得部5214の機能、並びに、情報配信部5207のデジタルサイネージ装置7に表示される内容を変化させる部分に対応する機能の一部又は全部は、デジタルサイネージ装置7に設けられてもよい。この場合、デジタルサイネージ装置7(視認頻度情報取得部5206及び訪問履歴情報取得部5214)は、センタサーバ5に問い合わせを行うことにより、視認頻度情報や訪問履歴情報等を取得することができる。
また、上述した実施形態において、デジタルサイネージ装置7には、広告情報が表示されるが、広告情報以外の任意の情報が表示されてよい。例えば、デジタルサイネージ装置7には、当該デジタルサイネージ装置7が設置されるエリアの公的なイベント等に関する情報等の任意の情報が表示されてもよい。この場合についても、上述した実施形態と同様に、デジタルサイネージ装置7に表示される情報の内容を変化させることにより、同様の作用・効果を奏する。
1 情報配信システム
3 車両
4 携帯端末
5 センタサーバ(デジタルサイネージ制御装置)
7 デジタルサイネージ装置
31 DCM
32 ECU
33 GPSモジュール
34 ACCスイッチ
35 車速センサ
41 通信機器
42 処理装置
43 GPSモジュール
44 加速度センサ
45 タッチパネルディスプレイ
51 通信機器
52 処理装置(コンピュータ)
321 車両情報取得部
322 マップマッチング部
323 プローブ情報送信部
421 通信処理部
422 センサ情報取得部
423 移動手段判定部
424 端末移動情報送信部
5200 記憶部
5200A 地図情報DB
5200B プローブ情報DB
5200D 車両情報DB
5200E サイネージ情報DB
5200F 通過回数情報DB
5200G 広告DB
5200H 気象情報DB
5200I 端末移動履歴DB
5200J 端末情報DB
5200K 利用車両DB
5200L 訪問履歴DB
5201 通信処理部
5202 車両移動情報蓄積処理部(移動履歴情報収集部)
5203 通過回数特定部
5204 対象サイネージ情報取得部
5205 対象車両検出部
5206 視認頻度情報取得部
5207 情報配信部(表示制御部)
5208 視認可否判定部
5209 端末移動情報蓄積処理部(移動履歴情報収集部)
5210 乗車車両抽出部
5211 利用車両特定部
5212 乗車中特定部
5213 訪問履歴特定部
5214 訪問履歴情報取得部

Claims (13)

  1. 所定の道路の周辺に設置されるデジタルサイネージに情報を表示させる表示制御部と、
    乗員が前記デジタルサイネージを視認可能な前記道路上の所定範囲内に位置する対象車両を検出する対象車両検出部と、
    前記対象車両の乗員が前記デジタルサイネージの情報を視認する頻度に関する視認頻度情報を取得する視認頻度情報取得部と、を備え、
    前記表示制御部は、前記視認頻度情報に応じて、前記デジタルサイネージに表示させる情報の内容を変化させる、
    デジタルサイネージ制御装置。
  2. 前記対象車両又は前記対象車両に乗車中の対象乗員が所持する携帯端末から、位置情報を含む移動履歴情報を収集する移動履歴情報収集部を更に備え、
    前記視認頻度情報取得部は、前記視認頻度情報として、前記移動履歴情報に基づき特定される、前記対象車両が前記デジタルサイネージの近傍を通過した通過回数、又は、前記対象乗員が車両に乗車して前記デジタルサイネージの近傍を通過した通過回数を取得し、
    前記表示制御部は、前記視認頻度情報取得部により取得される通過回数に応じて、前記デジタルサイネージに表示させる情報の内容を変化させる、
    請求項1に記載のデジタルサイネージ制御装置。
  3. 前記対象車両が前記デジタルサイネージの近傍を通過したときに、前記デジタルサイネージの内容を前記対象車両に乗車していた乗員が把握できる状況であったか否か、又は、前記対象乗員の乗車していた車両が前記デジタルサイネージの近傍を通過したときに、前記デジタルサイネージの内容を前記対象乗員が把握できる状況であったか否か、を判定する可否判定部を更に備え、
    前記視認頻度情報取得部は、前記対象車両が前記デジタルサイネージの近傍を通過した全体の通過回数のうちの、前記可否判定部による判定結果が可判定に該当する状況で、前記対象車両が前記デジタルサイネージの近傍を通過した通過回数、又は、前記対象乗員が車両に乗車して前記対象車両の近傍を通過した全体の通過回数のうちの、前記可否判定部による判定結果が可判定に該当する状況で、前記対象乗員の乗車していた車両が前記デジタルサイネージの近傍を通過した通過回数を取得する、
    請求項2に記載のデジタルサイネージ制御装置。
  4. 前記可否判定部は、前記対象車両又は前記対象乗員の乗車していた車両が前記デジタルサイネージの近傍を通過したときに、前記対象車両又は前記対象乗員が乗車していた車両の車速が所定速度以上であった場合、前記対象車両に乗車していた乗員又は前記対象乗員から前記デジタルサイネージを見たときに逆光状態であった場合、又は、前記デジタルサイネージの周辺が所定の悪天候であった場合、前記対象車両に乗車していた乗員又は前記対象乗員が、前記デジタルサイネージの内容を把握できる状況でなかったと判定する、
    請求項3に記載のデジタルサイネージ制御装置。
  5. 前記表示制御部は、前記視認頻度情報取得部により取得される通過回数が相対的に少ない場合、所定の対象に関連する基本情報と前記所定の対象に関連する場所の位置案内情報とを表示させ、前記前記視認頻度情報取得部により取得される通過回数が相対的に多い場合、前記基本情報と、前記対象に関連する詳細情報、補足情報、及び最新情報うちの少なくとも一つとを前記デジタルサイネージに表示させる、
    請求項2乃至4の何れか一項に記載のデジタルサイネージ制御装置。
  6. 前記デジタルサイネージに表示される候補となる複数の候補情報が予め規定されると共に、前記複数の候補情報には、それぞれ、優先度が予め規定され、
    前記表示制御部は、前記視認頻度情報取得部により取得される通過回数が相対的に少ない場合、前記複数の候補情報のうちの前記優先度が相対的に高い候補情報を前記デジタルサイネージに表示させ、前記視認頻度情報取得部により取得される通過回数が相対的に多い場合、前記複数の候補情報のうちの前記優先度が相対的に低い候補情報の候補情報を前記デジタルサイネージに表示させる、
    請求項2乃至4の何れか一項に記載のデジタルサイネージ制御装置。
  7. 前記視認頻度情報取得部は、前記視認頻度情報として、前記対象車両の所有者又は前記対象車両に乗車中の対象乗員が前記デジタルサイネージの設置位置を含む所定のエリアの居住者か否かに関する属性情報を取得し、
    前記表示制御部は、前記属性情報に基づき、前記所有者又は前記対象乗員が前記エリア内の居住者である場合と、前記エリア内の居住者でない場合とで、前記デジタルサイネージに表示させる情報の内容を異ならせる、
    請求項1に記載のデジタルサイネージ制御装置。
  8. 前記対象車両又は前記対象車両に乗車中の対象乗員が所持する携帯端末から位置情報を含む移動履歴情報を収集する移動履歴情報収集部と、
    前記移動履歴情報に基づき生成される、前記対象車両又は前記対象乗員が前記デジタルサイネージに表示される情報における所定の対象に関連する場所を訪問した訪問履歴に関する訪問履歴情報を取得する訪問履歴情報取得部と、を更に備え、
    前記表示制御部は、前記訪問履歴情報に基づき、前記デジタルサイネージに表示させる情報の内容を変化させる、
    請求項1に記載のデジタルサイネージ制御装置。
  9. 前記訪問履歴情報取得部は、前記訪問履歴情報として、前記対象車両又は前記対象乗員が前記場所を訪問したことがあるか否かに関する情報を取得し、
    前記表示制御部は、前記訪問履歴情報により前記対象車両又は前記対象乗員が前記場所を訪問したことがない旨が示される場合、前記所定の対象に関連する基本情報と前記場所に関する位置案内情報とを前記デジタルサイネージに表示させ、前記訪問履歴情報により前記対象車両又は前記対象乗員が前記場所を訪問したことがある旨が示される場合、前記基本情報と、前記所定の対象に関連する詳細情報、補足情報、及び最新情報のうちの少なくとも一つとを前記デジタルサイネージに表示させる、
    請求項8に記載のデジタルサイネージ制御装置。
  10. 前記訪問履歴情報取得部は、前記訪問履歴情報として、前記対象車両又は前記対象乗員が前記場所を訪問したことがあるか否かに関する情報を取得し、
    前記表示制御部は、予め規定される複数の候補情報のうち、前記訪問履歴情報により前記対象車両又は前記対象乗員が訪問したことがない旨が示される場所に関連する候補情報を前記デジタルサイネージに表示させる、
    請求項8に記載のデジタルサイネージ制御装置。
  11. デジタルサイネージ制御装置により実行されるデジタルサイネージ制御方法であって、
    所定の道路の周辺に設置されるデジタルサイネージに情報を表示させる表示制御ステップと、
    乗員が前記デジタルサイネージを視認可能な前記道路上の所定範囲内に位置する対象車両を検出する対象車両検出ステップと、
    前記対象車両の乗員が前記デジタルサイネージの情報を視認する頻度に関する視認頻度情報を取得する視認頻度情報取得ステップと、を含み、
    前記表示制御ステップでは、前記視認頻度情報に応じて、前記デジタルサイネージに表示させる情報の内容を変化させる、
    デジタルサイネージ制御方法。
  12. コンピュータに、
    所定の道路の周辺に設置されるデジタルサイネージに情報を表示させる表示制御ステップと、
    乗員が前記デジタルサイネージを視認可能な前記道路上の所定範囲内に位置する対象車両を検出する対象車両検出ステップと、
    前記対象車両の乗員が前記デジタルサイネージの情報を視認する頻度に関する視認頻度情報を取得する視認頻度情報取得ステップと、を実行させるプログラムであって、
    前記表示制御ステップでは、前記視認頻度情報に応じて、前記デジタルサイネージに表示させる情報の内容を変化させる、
    プログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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