JP4393680B2 - 広告システム、端末装置、電波発信装置、およびデータセンター - Google Patents

広告システム、端末装置、電波発信装置、およびデータセンター Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、比較的狭い範囲に到達する電波の出力装置と、その電波を受信可能な端末装置を用いた情報受発信技術に関するものである。
【0002】
【先行技術】
従来の無線データ送受信機能を有する技術としては、赤外線通信方式があった。これらは、機器同士で赤外線を用いてデータの送受信を行えるものの、機器同士を10センチメートル前後まで近づけないと動作しない。また、機器同士の間に障害物があるとデータの送受信に支障を来す。更に、複数の機器への同時接続には限界があった。
【0003】
本発明に関連する技術として、特開平9−161177号、9−319991号、10−341476号、10−53376号、11−55726号、11−69404号、11−252003号、11−338870号、2000−113390号、2000−123296号などを抽出した。また、本発明に関連する技術として、エリクソン社(スウェーデン)、ノキア社(フィンランド)、モトローラ社(米国)等が共同開発している「Bluetooth」(商標名)について説明する。
【0004】
「Bluetooth」は、2.4ギガヘルツの高周波帯を利用してデータをやり取りする通信方式であって、機器同士を10メートル離しても、毎秒1メガビットの高速伝送が可能である。障害物に弱いという赤外線通信方式の欠点を解消している。すなわち、機器同士が最大で約百メートル離れ、障害物が間に存在しても送受信が可能であり、複数の機器への同時接続に関する制限が緩和された。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した技術は、新たに提供されたものであるため、機器同士の情報交換以外に、用途がはっきりしていなかった。本発明が解決すべき課題は、新たに提供された「Bluetooth」の技術を用いた高度な情報受発信技術を提供することにある。
【0006】
ここで、請求項1から請求項4に記載の発明の目的は、広告情報を発信してその効果を検証可能な広告システムを提供することである。
また、請求項5から請求項8に記載の発明の目的は、双方向無線通信の機能を活かして広告情報を利用可能な端末装置を提供することである。
また、請求項9から請求項12に記載の発明の目的は、双方向無線通信の機能を活かして広告情報を発信可能な電波発信装置を提供することである。
【0007】
請求項13から請求項16に記載の発明の目的は、携帯電話網と双方向通信の機能を活かして広告を発信可能なデータセンターを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記した目的を達成するためのものである。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、ある店舗に関する広告情報を発信するシステムに係る。
すなわち、店舗に設けられてその店舗に関する広告情報をユーザに係る端末装置に発信する広告システムであって、 広域到達電波を出力する広域電波発信手段と、 前記端末装置に備えられ、前記広域到達電波を受信することによって広域セッション出力を実行するとともに当該端末装置に固有の識別情報である端末IDを送信する広域セッション出力手段と、 前記広域セッション出力および前記端末IDを受信する広域セッション受信手段と、 前記広域セッション出力を実行する前記端末装置に対して前記店舗の広告情報を発信する広告情報発信手段と、 前記広域到達電波よりも狭い地域に到達する狭域到達電波を出力する狭域電波発信手段と、 前記端末装置に備えられ、前記狭域到達電波を受信することにより狭域セッション出力を実行するとともに前記端末IDを送信する狭域セッション出力手段と、 前記狭域セッション出力および前記端末IDを受信する狭域セッション受信手段と、 前記広域セッション受信手段および前記狭域セッション受信手段が受信した前記端末IDを蓄積する受信データベースと、 前記受信データベースに蓄積された端末IDに基づいて前記店舗への来店誘発率を演算する演算手段と、を備える。
【0009】
(用語説明)
「店舗」とは、商品やサービスを提供する集客スペースをいう。仮設店舗、自動車などに設備を積載した移動店舗、イベント会場等をも含む。
「広域到達電波」とは、半径10〜100メートルの範囲に到達する電波をいうものとし、「狭域到達電波」とは、電波発信手段から店舗におけるお客様の入り口までの距離に達する電波、具体的には半径3〜10メートルの範囲に到達する電波をいうものとする。店舗前でワゴン販売をしているような場合には、そのワゴン周辺までの距離となる。
【0010】
「広域、狭域」とは相対的な関係である。また、「広域、狭域」につき、少なくとも二種類の電波があればよく、広告効果の検証のために三種類以上の電波を出力することとしてもよい。
「双方向無線装置」とは、前述の「Bluetooth」を組み込んで双方向通信が行える装置であり、各種の制御、データの蓄積、保存などが行えるように小型のコンピュータを備えている。
【0011】
「端末装置」とは、「Bluetooth」を組み込んで双方向通信が行える携帯電話、携帯情報端末(PDA)、カーナビゲーション装置などである。
また、「端末ID」とは、端末装置の個体を識別するためのIDである。「Bluetooth」チップ毎に付されたIDのほか、携帯電話番号であってもよい。
「広告情報」とは、文字、画像、音声あるいはそれらの組み合わせからなるデジタルデータであって、双方向無線装置が設置されている店舗に関連する広告あるいは広報データである。このデータに基づく行動を為した場合には、狭域到達電波を受信可能な領域に達する。具体的には、時間限定の特売情報、限定数によるサービス、個数限定の販売情報、割引用電子クーポン、各種の特典などの情報である。
【0012】
(作用)
まず、広域電波発信手段が広域到達電波を出力する。
その広域到達電波が達する範囲に滞在しているユーザに係る端末装置は、その広域到達電波を受信する。そして、その端末装置に備えられた広域セッション出力手段によって、広域セッション出力を実行するとともに当該端末装置に固有の識別情報である端末IDを送信する
広域セッション受信手段が、前記広域セッション出力および前記端末IDを受信する。すると、前記広域セッション出力を実行した前記端末装置に対して前記店舗の広告情報を、広告情報発信手段が発信する。 更に、狭域電波発信手段が狭域到達電波を出力する。
前記店舗の広告情報を受信した端末装置のユーザは、その広告情報を出力させ、その広告情報に係る店舗に興味を覚えた場合に、その店舗に向かったとする。 そして、そのユーザに係る端末が前記狭域到達電波を受信すると、狭域セッション出力手段が狭域セッション出力を実行するとともに前記端末IDを送信する。
その狭域セッション出力および端末IDを狭域セッション受信手段が受信する。そして、前記広域セッション受信手段および前記狭域セッション受信手段が受信した前記端末IDを受信データベースが蓄積する。 その受信データベースに蓄積された端末IDに基づいて前記店舗への来店誘発率を、演算手段が演算する。
【0013】
本願に係る広告システムによれば、広域セッション受信手段が受信した前記端末IDの数によって、広告情報を発信した数が把握できる。そして、狭域セッション受信手段が受信した端末IDの数によって、広告情報を受信した数のうちで、その広告情報に影響を受けた人の数が把握できる。
広域セッション受信手段が受信した前記端末IDの数のうち、狭域セッション受信手段が受信した端末IDの数の割合を演算すれば、発信した広告情報の効果(来店誘発率)がどれほどであったのかを把握することができる。
【0014】
(請求項2)
請求項2記載の発明は、請求項1記載の広告システムを限定したものであり、
前記広域電波発信手段は、前記広告情報発信手段を兼ねて構成し、 前記広域電波発信手段が発信する前記広域到達電波は、前記広告情報を含むこととした広告システムに係る。
【0015】
(請求項3)
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の広告システムを限定したものである。
すなわち、前記広域セッション出力手段は、前記端末IDとして携帯電話番号を前記広告情報発信手段に対して送信することとし、 前記広告情報発信手段は、前記端末IDとしての携帯電話番号を用いて携帯電話網を介することによって前記広告情報を前記端末装置に受信させて出力させることとした広告システムに係る。
【0016】
(請求項4)
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の広告システムを限定したものである。
すなわち、前記広域電波発信手段は、当該広域電波発信手段に固有の識別情報である店舗IDを保持しており、 前記端末装置は、前記広域到達電波とともに前記店舗IDを受信して記憶する店舗IDメモリを備えるとともに、 受信した当該店舗IDが当該メモリに記憶されている場合には、待ち受けモードとなるようにした。
【0017】
(作用)
広域セッション受信手段が取得した端末IDに係る端末装置を、所定時間内に再び受信したとする。その場合、データセンター指示手段がデータセンターへ端末IDを送信しないこととすることができる。その場合、データセンターにおいては端末装置の電話番号を算出することがなく、広告情報が送られることはない。すなわち、所定時間内に再び広域セッションを出力するような状況、つまり広域到達電波の到達領域に足を踏み入れたとしても、同じ広告情報を再び受け取ることがない。
【0018】
(バリエーション)
双方向無線装置を設置している店舗から送信される端末IDを受信する受信手段と、 端末IDに対応する携帯電話番号を蓄積したユーザデータベースと、 広告情報を蓄積する広告データベースと、 広告データベースの広告情報を、携帯電話網を用いて送信する広告情報送信手段とを備えたユーザデータベース装置を提供することもできる。
ここで、「ユーザデータベース」とは、端末装置を購入したあるいは契約したユーザに関するデータを、購入または契約の際に、あるいは使用開始後に入手して蓄積する。または、端末装置からユーザデータを発信してもらい、それを蓄積することとしてもよい。
「広告情報データベース」とは、例えば、ワントゥーワンマーケティングに基づく広告情報などである。
【0019】
(上記バリエーションの作用)
予め、端末IDに対応する携帯電話番号を蓄積したユーザデータベースと、広告情報を蓄積する広告データベースを備えている。そして、受信手段が、双方向無線装置を設置している店舗から送信される端末IDを受信する。その端末IDとユーザデータベースとを用いて端末IDに対応する携帯電話番号を引き出し、その携帯電話番号へ携帯電話網を介して、広告データベースの広告情報を送信する。
【0020】
(請求項5)
請求項5記載の発明は、店舗に関する広告情報を発信する広告システムから当該広告情報を受信するユーザに係る端末装置に関する。
前記広告システムは、広域到達電波を出力する広域電波発信手段と、 前記端末装置に備えられ、前記広域到達電波を受信することによって広域セッション出力を実行するとともに当該端末装置に固有の識別情報である端末IDを送信する広域セッション出力手段と、 前記広域セッション出力および前記端末IDを受信する広域セッション受信手段と、 前記広域セッション出力を実行する前記端末装置に対して前記店舗の広告情報を発信する広告情報発信手段と、 前記広域到達電波よりも狭い地域に到達する狭域到達電波を出力する狭域電波発信手段と、 前記端末装置に備えられ、前記狭域到達電波を受信することにより狭域セッション出力を実行するとともに前記端末IDを送信する狭域セッション出力手段と、 前記狭域セッション出力および前記端末IDを受信する狭域セッション受信手段と、 前記広域セッション受信手段および前記狭域セッション受信手段が受信した前記端末IDを蓄積する受信データベースと、 前記受信データベースに蓄積された端末IDに基づいて前記店舗への来店誘発率を演算する演算手段と、を備えて形成されている。
一方、端末装置は、前記広告システムが出力する広域到達電波を受信することにより広域セッション出力を実行するとともに当該端末装置に固有の識別情報である端末IDを送信する広域セッション出力手段と、 前記端末IDを受信した前記広告システムが出力する前記店舗の広告情報を受信する広告情報受信手段と、 受信した広告情報を当該ユーザに出力する広告情報出力手段と、 前記広告システムが出力して前記広域到達電波よりも狭い地域に到達する狭域到達電波を受信することにより狭域セッション出力を実行するとともに、前記端末IDを送信する狭域セッション出力手段と、 前記狭域到達電波を受信することにより狭域セッション出力を実行するとともに、前記端末IDを送信する狭域セッション出力手段と、を備えた端末装置である。
【0021】
(作用)
双方向無線装置を設置している店舗が新たな広告情報を作成した場合、その店舗から新たな広告情報が送信されれば、受信手段がそれを受信し、広告データベースが蓄積して、使用すべき時に、携帯電話網を介してその広告情報を送信することができる。
【0022】
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の端末装置を限定したものである。
すなわち、前記広域電波発信手段は、前記広告情報発信手段を兼ねて構成し、 前記広域電波発信手段が発信する前記広域到達電波は、前記広告情報を含むとすることとした端末装置に係る。
【0023】
(用語説明)
前述の「広告情報出力手段」とは、文字、画像、音声あるいはそれらの組み合わせからなるデジタルデータを出力できる装置であり、具体的には、液晶画面、スピーカ、バイブレータなどである。
【0024】
(作用)
双方向無線通信が可能な端末装置のユーザが、広域到達電波のエリアに入ると、広域電波受信手段が広域到達電波を受信する。すると、広域到達電波を受信した場合に受信した旨を、端末IDとともに広域セッション送信手段が双方向無線装置へ送信する。
双方向無線装置は、端末IDをユーザデータベース装置へ送信する。そのユーザデータベースからは、本請求項に係る双方向無線端末装置へ携帯電話網から広告情報が送信され、その広告情報を広告情報受信手段が受信する。この広告情報を広告情報出力手段が出力したユーザが、この当該広告情報を見てまたは聞いて、興味を持ったらその広告情報が導く区域、すなわち狭域到達電波の到達する区域へ出向く。その区域までは数十メートルの距離である。
ユーザが当該区域に到達すると、狭域受信手段が狭域到達電波を受信可能となる。そして、狭域セッション送信手段が狭域到達電波を受信した旨および端末IDを双方向無線装置へ送信する。ここにおいて、双方向無線装置は、広告情報の効果を知ることができる。
【0025】
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の端末装置を限定したものである。
すなわち、 前記広域セッション出力手段は、前記端末IDとして携帯電話番号を前記広告情報発信手段に対して送信することとし、 前記広告情報発信手段は、前記端末IDとしての携帯電話番号を用いて携帯電話網を介することによって前記広告情報を前記端末装置に受信させて出力させることとした端末装置に係る。
【0026】
(用語説明)
「広告選別入力手段」とは、例えば、広告メニューの中から選ぶ方式である。メニュー方式の場合、対応する広告情報については、例えば、分類コードを付された統一規格とすることによってメニューへの表示や選択に対応する。高度な検索システムを採用する場合には、広告情報についてテキストマイニングなどの技術を用いて広告情報の種類を分類することとして対応することもできる。
【0027】
選別の対象となる「広告情報」の種類については、例えば飲食店、娯楽施設、美容院といった業種別の種類や、割引やクーポンの有無などの特典別の種類など、広告の分類の仕方を特に定めるものではない。なお、「広告選別入力手段」の代わりに、全ての広告情報の受信許否を入力する広告受信許否入力手段を備えることとしても良い。
【0028】
(作用)
双方向無線端末装置のユーザは、広告選別入力手段を用いて、広告情報の種類によって出力するか否かを入力する。入力された情報は、選別情報として広告選別記憶手段に記憶される。そして、広告出力手段は、選別情報に基づいて、送信されてくる広告情報の出力を制御する。このため、双方向無線端末装置のユーザとしては、必要と思われる広告のみを出力させる、あるいは不要と思われる広告情報を出力させないことができる。
【0029】
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、請求項5から請求項7のいずれかに記載の端末装置を限定したものである。
すなわち、前記広域電波発信手段は、当該広域電波発信手段に固有の識別情報である店舗IDを保持しており、 前記端末装置は、前記広域到達電波とともに前記店舗IDを受信して記憶する店舗IDメモリを備えるとともに、 受信した当該店舗IDが当該メモリに記憶されている場合には、待ち受けモードとなるようにした端末装置に係る。
【0030】
(作用)
双方向無線端末装置のユーザは、広告選別入力手段を用いて、広告情報の種類によって出力するか否かを入力する。入力された情報は、選別情報として広告選別記憶手段に記憶される。そして、広域セッション送信手段は、選別情報をも送信する。その選別情報は、ユーザデータベース装置に登録され、広告情報の送信に制御に用いられる。このため、双方向無線端末装置のユーザとしては、必要と思われる広告のみを出力させる、あるいは不要と思われる広告情報を出力させないことができる。
【0031】
(請求項9)
請求項9に記載の発明は、店舗に設けられてその店舗に関する広告情報をユーザに係る端末装置に発信する広告システムに用いる電波発信装置に係る。
すなわち、広域到達電波を出力する広域電波発信手段と、 前記広域到達電波を受信することによって広域セッション出力を実行するとともに固有の識別情報である端末IDを送信する端末装置から、前記広域セッション出力および前記端末IDを受信する広域セッション受信手段と、 前記広域セッション出力を実行する前記端末装置に対して前記店舗の広告情報を発信する広告情報発信手段と、 前記広域到達電波よりも狭い地域に到達する狭域到達電波を出力する狭域電波発信手段と、 前記狭域到達電波を受信することにより狭域セッション出力を実行するとともに前記端末IDを送信する前記端末装置から、前記狭域セッション出力および前記端末IDを受信する狭域セッション受信手段と、を備えた電波発信装置に係る。
そして、前記広告システムは、前記広域セッション受信手段および前記狭域セッション受信手段が受信した前記端末IDを蓄積する受信データベースと、 前記受信データベースに蓄積された端末IDに基づいて前記店舗への来店誘発率を演算する演算手段と、を備えて形成されている。
【0032】
(用語説明)
「店舗ID」とは、広域到達電波を発信した双方向無線装置の個体識別に用いる予め当該装置に付されたIDである。「ID記憶手段」とは、双方向無線端末装置に備えられたメモリであり、少なくとも一定時間は不揮発である。
【0033】
(作用)
ID記憶手段が広域到達電波を発信した装置の店舗IDを記録する。そして、広告出力手段は、そのID記憶手段へ所定時間内に記憶された店舗IDに係る広告情報の出力を停止させる。このため、所定時間内に広域到達電波を複数回受信しても、同じ広告情報を出力手段が出力することはない。
【0034】
(請求項10)
請求項10記載の発明は、請求項9に記載の電波発信装置を限定したものであり、
前記広域電波発信手段は、前記広告情報発信手段を兼ねて構成し、 前記広域電波発信手段が発信する前記広域到達電波は、前記広告情報を含むこととしたものである。
【0035】
(請求項11)
請求項11記載の発明は、請求項9に記載の電波発信装置を限定したものである。
すなわち、 前記広域セッション出力手段は、前記端末IDとして携帯電話番号を前記広告情報発信手段に対して送信することとし、 前記広告情報発信手段は、前記端末IDとしての携帯電話番号を用いて携帯電話網を介することによって前記広告情報を前記端末装置に受信させて出力させることとした電波発信装置に係る。
【0036】
(請求項12)
請求項12記載の発明は、請求項9または請求項10のいずれかに記載の電波発信装置を限定したものである。
すなわち、前記広域電波発信手段は、当該広域電波発信手段に固有の識別情報である店舗IDを保持しており、 前記端末装置は、前記広域到達電波とともに前記店舗IDを受信して記憶する店舗IDメモリを備えるとともに、 受信した当該店舗IDが当該メモリに記憶されている場合には、待ち受けモードとなるようにした電波発信装置に係る。
【0037】
(請求項13)
請求項13記載の発明は、 ユーザに係る端末装置に対してある店舗に関する広告情報を携帯電話網にて送信する広告システムに用いるデータセンターに係る。
そのデータセンターは、前記広告情報を蓄積する広告データベースと、 広域到達電波を出力する広域電波発信手段と、 前記広域到達電波を受信したユーザに係る端末装置がその端末IDとともに送信した広域セッション出力を受信する広域セッション受信手段と、 前記広域到達電波よりも狭い地域に到達する狭域到達電波を出力する狭域電波発信手段と、 前記狭域到達電波を受信ユーザに係る端末装置がその端末IDとともに送信した狭域セッション出力および前記端末IDを受信する狭域セッション受信手段と、 前記広域セッション受信手段および前記狭域セッション受信手段が受信した前記端末IDを蓄積する受信データベースと、 前記広域セッション出力を実行する前記端末装置に対して前記広告データベースへ蓄積された広告情報を発信する広告情報発信手段と、を備える。
そして、前記広告システムは、前記広域セッション受信手段が受信した端末IDと前記狭域セッション受信手段が受信した端末IDとを用いて来店誘発率を演算する演算手段を備える。
【0038】
(請求項14)
請求項14記載の発明は、請求項13に記載のデータセンターを限定したものであり、
前記広域電波発信手段は、前記広告情報発信手段を兼ねて構成し、 前記広域電波発信手段が発信する前記広域到達電波は、前記広告情報を含むとすることとしたデータセンターである。
【0039】
(請求項15)
請求項15記載の発明は、請求項13に記載のデータセンターを限定したものである。
すなわち、 前記広域セッション出力手段は、前記端末IDとして携帯電話番号を前記広告情報発信手段に対して送信することとし、 前記広告情報発信手段は、前記端末IDとしての携帯電話番号を用いて携帯電話網を介することによって前記広告情報を前記端末装置に受信させて出力させることとしたデータセンターに係る。
【0040】
(請求項16)
請求項16記載の発明は、請求項13から請求項15のいずれかに記載のデータセンターを限定したものである。
すなわち、当該広域電波発信手段に固有の識別情報である店舗IDを保持しており、 前記端末装置は、前記広域到達電波とともに前記店舗IDを受信して記憶する店舗IDメモリを備えるとともに、 受信した当該店舗IDが当該メモリに記憶されている場合には、待ち受けモードとなるようにしたデータセンターに係る。
【0041】
(削除)
【0042】
以下のような発明を提供することもできる。その発明は、ある店舗に備えられた双方向無線装置から出力される狭域到達電波および広告情報を含む広域到達電波の少なくとも二種類の出力電波を受信可能な受信手段を備えた双方向無線端末装置に組み込まれたマイクロコンピュータに対し、無線電波による広告を出力させるプログラムに係る。
そのプログラムは、広域到達電波を受信する広域電波受信手順と、 広域到達電波を受信した場合に受信した旨を双方向無線装置へ送信する広域セッション送信手順と、 携帯電話網から送信される広告情報を受信する広告情報受信手順と、 受信した広告情報を出力する広告情報出力手順と、 前記広域到達電波よりも狭い地域に到達する前記双方向無線装置から出力される狭域到達電波を受信する狭域電波受信手順と、 狭域到達電波を受信した場合に受信した旨を双方向無線装置へ送信する狭域セッション送信手順とを備え、且つ双方向無線端末装置に組み込まれたマイクロコンピュータへインストール可能なプログラムである。
【0043】
インストールの方法については、予め双方向無線端末装置に備えられた不揮発性メモリなどの記憶装置へ、通信やケーブルを用いてダウンロードするといった一般的な手法が採用される。
【0044】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施の形態及び図面に基づいて、更に詳しく説明する。ここで使用する図面は、図1乃至図7である。図1は、本発明の実施形態を示す概念図である。図2および図3は、本発明の一の実施形態を示すフローチャートである。図4から図7は、本発明の実施形態におけるハードウエアの諸機能を示す概念図である。
【0045】
(概要)
図1に示すように、広告を発信したい広告発信店には、双方向無線システム「Bluetooth」のチップを内蔵した装置がパーソナルコンピュータに接続されている。この双方向無線内蔵装置から、広域到達電波と狭域到達電波とを発信している。広域到達電波には広告情報が含まれている。「広域到達電波」とは、この実施の形態では半径50メートルの範囲に到達する電波であり、「狭域到達電波」とは、電波発信手段から店舗におけるお客様の入り口までの距離に達する電波、この実施の形態では半径5メートルの範囲に到達する電波とする。
【0046】
一方、双方向無線システム「Bluetooth」のチップを内蔵した携帯電話やPDA(携帯電話網によるデータの受信が可能なもの)などの端末装置が、広域到達電波を受信すると、その広域到達電波を発信した装置との双方向通信を開始する。広告発信店は、双方向通信を受信したら、インターネット網を介してデータセンターへ送信する。そのデータセンターでは、端末装置の携帯電話番号を照合し、その番号を用いて、携帯電話網を介して広告情報を発信する。そして、端末装置は、その広告情報を受信し、出力させる。端末装置のユーザは、その広告情報を見たり聞いたりして興味を持った場合には、広告情報の発信元へ導かれる。
【0047】
そして、広告情報に係る広告発信店の店内に入る。すると、狭域到達電波を端末装置が受信し、再び双方向通信が開始される。店のコンピュータにおいては、狭域到達電波による双方向通信が行われた回数と、広域到達電波による双方向通信が行われた回数とを蓄積しており、来店誘発率を演算することができる。そして、広告情報の善し悪しを判断し、その判断を次の広告に生かすことができる。
広告発信店では、チラシ配りなどによって行っていた来店誘発行動を機械化することができ、人件費を抑制できる。また、「ただ今から○時までは△%割引」のタイムサービスの告知においても、店員が声を張り上げなくても広域到達電波に乗せて広告情報として発信させることができる。
【0048】
(図2)
図2には、広域到達電波が受信可能なエリア内に入った端末装置のフローチャートを示す。まず、広域到達電波の待ち受けモードとして広域到達電波が受信可能なエリア内に入ると、「Bluetooth」の認証が開始される。ここで、その広域到達電波を発していた店舗の店舗IDを受信し、端末内のメモリへ記録する。発せられる店舗IDは、広域到達電波であるか狭域到達電波であるかを区別するためのパラメータが付されている。
【0049】
受信した店舗IDが既に蓄積された店舗IDの場合には、その後に送られてくるはずの広告情報を受信せずに、待ち受けモードへ戻る。同じ広告情報を何度も受信しないためである。既に蓄積された店舗IDではない場合には、店舗IDを蓄積し、端末IDを送信する。送信された端末IDを受信した店舗は、その端末IDをデータセンターへ転送する。データセンターでは、送信されてきた端末IDとユーザデータベースとを照合し、当該端末IDの携帯電話番号を算出する。そして、その携帯電話番号に対して、店舗の広告情報を携帯電話網から送信する。このとき、端末IDによって算出されたユーザに関するデータにマッチした広告を広告データベースから引き出すこととすれば、来店誘発率を向上させることができる。
【0050】
広告情報を受信した端末装置では、それを蓄積し、出力させる。ユーザの端末IDを送信する。「端末ID」とは、端末装置の個体を識別するために予め付されたIDのことである。この端末IDによって、契約者あるいは購入者の登録データベースと照合すれば、契約者あるいは購入者が特定できる。更に、属性情報を入手できたりするので、マーケティング情報などとして使用できる。
その後、待ち受けモードへ戻る。なお、 店舗側の装置は、その端末IDを、マーケティング情報に役立てるなどして活用する。
【0051】
(図3)
図3には、狭域到達電波が受信可能なエリア内に入った端末装置のフローチャートを示す。まず、広告情報を出力させた端末装置のユーザが、その広告情報に刺激されて狭域到達電波の待ち受けモードとして狭域到達電波が受信可能なエリア内に入ると、「Bluetooth」の認証が開始される。ここで、その狭域到達電波を発していた店舗の店舗IDを受信し、端末内のメモリへ記録する。受信した店舗IDが既に蓄積された店舗IDの場合には、待ち受けモードへ戻る。
既に蓄積された店舗IDではない場合には、店舗IDを蓄積し、ユーザの端末IDを送信する。その後、待ち受けモードへ戻る。店舗側の装置は、その端末IDを受信し、マーケティング情報に役立てるなどして活用する。
【0052】
(図4)
図4に示す実施形態は、二種類の双方向無線を発信する店舗、その店舗からの広告情報を受信した双方向無線内蔵端末装置(ユーザ端末装置)、およびその店舗の広告情報をユーザ端末装置へ発信するデータセンターのハードウエア構成、並びにそのハードウエアによるデータのやり取りを概念的に示している。
【0053】
まず、店舗から広域電波発信手段によって広域到達電波を発信する。このとき、広域到達電波である旨のパラメータをつけた店舗IDも発信される。ユーザ端末装置は、広域電波受信手段によって広域到達電波を受信し、広域セッション送信手段によって、発信した店舗との広域セッションを開始する。このとき、ユーザ端末装置からは、端末IDを送信する。この端末IDは携帯電話の番号であるとする。店舗側の装置は、データセンター指示手段によって受信した端末IDをデータセンターへ送信する。
【0054】
端末ID(携帯電話番号)を取得したデータセンターでは、広告データベースから当該店舗の広告情報を引き出し、広告情報出力手段によって、ユーザ端末装置へ送信する。ユーザ端末装置の広告情報受信手段は、その広告情報を受信し、広告情報出力手段によって出力させる。出力して興味を引かれた広告に対しては、当該店舗へ行ってみようと、移動することとなる。広告情報を発信した店舗のエリア、すなわち狭域到達電波が受信可能なエリア内に入ったら、狭域到達電波を受信する。このとき、狭域到達電波である旨のパラメータをつけた店舗IDも発信される。続いて、狭域セッションが開始され、店舗側は端末IDも取得する。
【0055】
広域セッションおよび狭域セッションによって取得した端末IDを受信データベースに蓄積する。広域セッションおよび狭域セッションのいずれでも存在する端末IDは、広告情報に誘発されて来店したお客が所有するユーザ端末であると考えられ、広域セッションで得られた端末IDによってわり算すれば、広告情報による来店誘発率を算出することができる。
【0056】
(図5)
図5に示す実施形態について、図4に示す実施形態との相違点を中心に説明する。図5の実施形態は、データセンターに、ユーザデータベースを備えている。このユーザデータベースは、端末IDが「Bluetooth」チップ毎に付されたIDである場合に、そのユーザを特定し、携帯電話番号を割り出すことができる。したがって、端末IDが携帯電話番号ではない場合であっても、ユーザ端末へ広告情報を送信することができる。
【0057】
更に、ユーザデータベースは、ユーザの属性を中心にしたデータも蓄積してある。このため、広告データベースに蓄積された広告情報が属性毎に細分化されている場合などにおいて、当該ユーザに最適な広告情報をピックアップするためのマッチング演算手段を備えている。マッチング演算手段によって送るべき広告情報がピックアップされない場合には、広告情報がユーザ端末へ送信されない。なお、端末IDを取得したにもかかわらず広告情報を送信できなかった場合をカウントして蓄積しておき、次の広告戦略のデータとして用いることもできる。
【0058】
(図6)
図6に示す実施形態について、図5に示す実施形態との相違点を中心に説明する。図6の実施形態は、双方向無線内蔵端末装置(ユーザ端末)に、広告選別入力手段を備えている。この広告選別入力手段は、広告メニューの中から選ぶ方式である。メニュー方式の場合、対応する広告情報については、例えば、分類コードを付された統一規格とすることによってメニューへの表示や選択に対応する。
【0059】
入力した選別情報は、データセンターのユーザデータベースへ送信し、蓄積してもらうこととする。ここで蓄積された選別情報を用いて、データセンターのマッチング演算手段が、当該ユーザに送信してもよい広告情報をピックアップする。マッチング演算手段によって送るべき広告情報がピックアップされない場合には、広告情報がユーザ端末へ送信されない。ここでも、端末IDを取得したにもかかわらず広告情報を送信できなかった場合をカウントして蓄積しておき、次の広告戦略のデータとして用いることもできる。
【0060】
(図7)
図7に示す実施形態について、図6に示す実施形態との相違点を中心に説明する。図7の実施形態もまた、ユーザ端末に、広告選別入力手段を備えている。図6の実施形態との相違点は、この広告選別入力手段が、広域セッション送信手段において、端末IDとともに選別情報を送信してしまう点である。店舗において受信した選別情報は、データセンター指示手段によってデータセンターへ送信し、ユーザデータベースへ登録してもらう。ここで蓄積された選別情報を用いて、データセンターのマッチング演算手段が、当該ユーザに送信してもよい広告情報をピックアップする。
マッチング演算手段によって送るべき広告情報がピックアップされない場合には、広告情報がユーザ端末へ送信されない。ここでも、端末IDを取得したにもかかわらず広告情報を送信できなかった場合をカウントして蓄積しておき、次の広告戦略のデータとして用いることもできる。
【0061】
(バリエーション)
図示は省略するが、選別情報をユーザ端末の内部でのみ使用する実施形態もあり得る。すなわち、広告選別入力手段によって入力した選別情報を、広告情報出力手段における出力制御に用いるのである。これによれば、携帯電話網から広告情報が送られてきて、ユーザ端末のメモリに一旦蓄積されるものの、出力はされないので、ユーザとしては煩わしくない。
【0062】
【発明の効果】
請求項1から請求項4に記載の発明によれば、広告情報を発信してその効果を検証可能な広告システムを提供することができた。
また、請求項5から請求項8に記載の発明によれば、双方向無線通信の機能を活かして広告情報を利用可能な端末装置を提供することができた。
【0063】
また、請求項9から請求項12に記載の発明によれば、双方向無線通信の機能を活かして広告情報を発信可能な電波発信装置を提供することができた。
請求項13から請求項16に記載の発明によれば、携帯電話網と双方向通信の機能を活かして広告を発信可能なデータセンターを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の代表的な実施形態を示す全体概念図である。
【図2】 広域到達電波が受信可能なエリア内に入った端末装置のフローチャートである。
【図3】 狭域到達電波が受信可能なエリア内に入った端末装置のフローチャートである。
【図4】 本発明の実施形態におけるハードウエア構成を示す概念図である。
【図5】 本発明の実施形態におけるハードウエア構成を示す概念図である。
【図6】 本発明の実施形態におけるハードウエア構成を示す概念図である。
【図7】 本発明の実施形態におけるハードウエア構成を示す概念図である。

Claims (16)

  1. 店舗に設けられてその店舗に関する広告情報をユーザに係る端末装置に発信する広告システムであって、
    広域到達電波を出力する広域電波発信手段と、
    前記端末装置に備えられ、前記広域到達電波を受信することによって広域セッション出力を実行するとともに当該端末装置に固有の識別情報である端末IDを送信する広域セッション出力手段と、
    前記広域セッション出力および前記端末IDを受信する広域セッション受信手段と、
    前記広域セッション出力を実行する前記端末装置に対して前記店舗の広告情報を発信する広告情報発信手段と、
    前記広域到達電波よりも狭い地域に到達する狭域到達電波を出力する狭域電波発信手段と、
    前記端末装置に備えられ、前記狭域到達電波を受信することにより狭域セッション出力を実行するとともに前記端末IDを送信する狭域セッション出力手段と、
    前記狭域セッション出力および前記端末IDを受信する狭域セッション受信手段と、
    前記広域セッション受信手段および前記狭域セッション受信手段が受信した前記端末IDを蓄積する受信データベースと、
    前記受信データベースに蓄積された端末IDに基づいて前記店舗への来店誘発率を演算する演算手段と、を備える広告システム。
  2. 前記広域電波発信手段は、前記広告情報発信手段を兼ねて構成し、
    前記広域電波発信手段が発信する前記広域到達電波は、前記広告情報を含むこととした請求項1に記載の広告システム。
  3. 前記広域セッション出力手段は、前記端末IDとして携帯電話番号を前記広告情報発信手段に対して送信することとし、
    前記広告情報発信手段は、前記端末IDとしての携帯電話番号を用いて携帯電話網を介することによって前記広告情報を前記端末装置に受信させて出力させる請求項1に記載の広告システム。
  4. 前記広域電波発信手段は、当該広域電波発信手段に固有の識別情報である店舗IDを保持しており、
    前記端末装置は、前記広域到達電波とともに前記店舗IDを受信して記憶する店舗IDメモリを備えるとともに、
    受信した当該店舗IDが当該メモリに記憶されている場合には、待ち受けモードとなるようにした請求項1から請求項3のいずれかに記載の広告システム。
  5. 店舗に関する広告情報を発信する広告システムから当該広告情報を受信するユーザに係る端末装置であって、
    前記広告システムは、広域到達電波を出力する広域電波発信手段と、 前記端末装置に備えられ、前記広域到達電波を受信することによって広域セッション出力を実行するとともに当該端末装置に固有の識別情報である端末IDを送信する広域セッション出力手段と、 前記広域セッション出力および前記端末IDを受信する広域セッション受信手段と、 前記広域セッション出力を実行する前記端末装置に対して前記店舗の広告情報を発信する広告情報発信手段と、 前記広域到達電波よりも狭い地域に到達する狭域到達電波を出力する狭域電波発信手段と、 前記端末装置に備えられ、前記狭域到達電波を受信することにより狭域セッション出力を実行するとともに前記端末IDを送信する狭域セッション出力手段と、 前記狭域セッション出力および前記端末IDを受信する狭域セッション受信手段と、 前記広域セッション受信手段および前記狭域セッション受信手段が受信した前記端末IDを蓄積する受信データベースと、 前記受信データベースに蓄積された端末IDに基づいて前記店舗への来店誘発率を演算する演算手段と、を備えて形成されており、
    前記端末装置は、
    前記広告システムが出力する広域到達電波を受信することにより広域セッション出力を実行するとともに当該端末装置に固有の識別情報である端末IDを送信する広域セッション出力手段と、
    前記端末IDを受信した前記広告システムが出力する前記店舗の広告情報を受信する広告情報受信手段と、
    受信した広告情報を当該ユーザに出力する広告情報出力手段と、
    前記広告システムが出力して前記広域到達電波よりも狭い地域に到達する狭域到達電波を受信することにより狭域セッション出力を実行するとともに、前記端末IDを送信する狭域セッション出力手段と、
    前記狭域到達電波を受信することにより狭域セッション出力を実行するとともに、前記端末IDを送信する狭域セッション出力手段と、を備えた端末装置。
  6. 前記広域電波発信手段は、前記広告情報発信手段を兼ねて構成し、
    前記広域電波発信手段が発信する前記広域到達電波は、前記広告情報を含むとすることとした請求項5に記載の端末装置。
  7. 前記広域セッション出力手段は、前記端末IDとして携帯電話番号を前記広告情報発信手段に対して送信することとし、
    前記広告情報発信手段は、前記端末IDとしての携帯電話番号を用いて携帯電話網を介することによって前記広告情報を前記端末装置に受信させて出力させることとした請求項5に記載の端末装置。
  8. 前記広域電波発信手段は、当該広域電波発信手段に固有の識別情報である店舗IDを保持しており、
    前記端末装置は、前記広域到達電波とともに前記店舗IDを受信して記憶する店舗IDメモリを備えるとともに、
    受信した当該店舗IDが当該メモリに記憶されている場合には、待ち受けモードとなるようにした請求項5から請求項7のいずれかに記載の端末装置。
  9. 店舗に設けられてその店舗に関する広告情報をユーザに係る端末装置に発信する広告システムに用いる電波発信装置であって、
    広域到達電波を出力する広域電波発信手段と、
    前記広域到達電波を受信することによって広域セッション出力を実行するとともに固有の識別情報である端末IDを送信する端末装置から、前記広域セッション出力および前記端末IDを受信する広域セッション受信手段と、
    前記広域セッション出力を実行する前記端末装置に対して前記店舗の広告情報を発信する広告情報発信手段と、
    前記広域到達電波よりも狭い地域に到達する狭域到達電波を出力する狭域電波発信手段と、
    前記狭域到達電波を受信することにより狭域セッション出力を実行するとともに前記端末IDを送信する前記端末装置から、前記狭域セッション出力および前記端末IDを受信する狭域セッション受信手段と、を備え、
    前記広告システムは、前記広域セッション受信手段および前記狭域セッション受信手段が受信した前記端末IDを蓄積する受信データベースと、 前記受信データベースに蓄積された端末IDに基づいて前記店舗への来店誘発率を演算する演算手段と、を備えて形成されていることとした電波発信装置。
  10. 前記広域電波発信手段は、前記広告情報発信手段を兼ねて構成し、
    前記広域電波発信手段が発信する前記広域到達電波は、前記広告情報を含むこととした請求項9に記載の電波発信装置。
  11. 前記広域セッション出力手段は、前記端末IDとして携帯電話番号を前記広告情報発信手段に対して送信することとし、
    前記広告情報発信手段は、前記端末IDとしての携帯電話番号を用いて携帯電話網を介することによって前記広告情報を前記端末装置に受信させて出力させることとした請求項9に記載の電波発信装置。
  12. 前記広域電波発信手段は、当該広域電波発信手段に固有の識別情報である店舗IDを保持しており、
    前記端末装置は、前記広域到達電波とともに前記店舗IDを受信して記憶する店舗IDメモリを備えるとともに、
    受信した当該店舗IDが当該メモリに記憶されている場合には、待ち受けモードとなるようにした請求項9から請求項11のいずれかに記載の電波発信装置。
  13. ユーザに係る端末装置に対してある店舗に関する広告情報を携帯電話網にて送信する広告システムに用いるデータセンターであって、
    前記広告情報を蓄積する広告データベースと、
    広域到達電波を出力する広域電波発信手段と、
    前記広域到達電波を受信したユーザに係る端末装置がその端末IDとともに送信した広域セッション出力を受信する広域セッション受信手段と、
    前記広域到達電波よりも狭い地域に到達する狭域到達電波を出力する狭域電波発信手段と、
    前記狭域到達電波を受信ユーザに係る端末装置がその端末IDとともに送信した狭域セッション出力および前記端末IDを受信する狭域セッション受信手段と、
    前記広域セッション受信手段および前記狭域セッション受信手段が受信した前記端末IDを蓄積する受信データベースと、
    前記広域セッション出力を実行する前記端末装置に対して前記広告データベースへ蓄積された広告情報を発信する広告情報発信手段と、を備え、
    前記広告システムは、前記広域セッション受信手段が受信した端末IDと前記狭域セッション受信手段が受信した端末IDとを用いて来店誘発率を演算する演算手段を備えることとしたデータセンター。
  14. 前記広域電波発信手段は、前記広告情報発信手段を兼ねて構成し、
    前記広域電波発信手段が発信する前記広域到達電波は、前記広告情報を含むとすることとした請求項13に記載のデータセンター。
  15. 前記広域セッション出力手段は、前記端末IDとして携帯電話番号を前記広告情報発信手段に対して送信することとし、
    前記広告情報発信手段は、前記端末IDとしての携帯電話番号を用いて携帯電話網を介することによって前記広告情報を前記端末装置に受信させて出力させることとした請求項13に記載のデータセンター。
  16. 前記広域電波発信手段は、当該広域電波発信手段に固有の識別情報である店舗IDを保持しており、
    前記端末装置は、前記広域到達電波とともに前記店舗IDを受信して記憶する店舗IDメモリを備えるとともに、
    受信した当該店舗IDが当該メモリに記憶されている場合には、待ち受けモードとなるようにした請求項13から請求項15のいずれかに記載のデータセンター。
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