JP2008191905A - 情報配信システム、情報配信方法およびプログラム - Google Patents
情報配信システム、情報配信方法およびプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ユーザが、個人情報を開示することなく、また、クーポンの入手を意識することなく必要な時点でクーポンを利用すること。
【解決手段】配送車両が、クーポンIDを付与したクーポン情報を車車間通信でユーザ車両の車載端末に送信し、店舗システムが、ユーザ車両の車載端末にクーポンIDを送信し、ユーザ車両の車載端末が、情報配信車両から受信したクーポンIDと、店舗システムから受信したクーポンIDとを照合してクーポン情報の利用可否を判断する。
【選択図】図1
【解決手段】配送車両が、クーポンIDを付与したクーポン情報を車車間通信でユーザ車両の車載端末に送信し、店舗システムが、ユーザ車両の車載端末にクーポンIDを送信し、ユーザ車両の車載端末が、情報配信車両から受信したクーポンIDと、店舗システムから受信したクーポンIDとを照合してクーポン情報の利用可否を判断する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ドライバーまたは同乗者(以下ユーザと明記)に対し、他の車両が持つ広告または特典情報を、ユーザの車両に搭載された車載端末等が受信し提供する技術に関する。
現状のクーポン配信サービスの方法は主に2通り挙げられる。ユーザが携帯電話機を活用し、クーポンを取得したいサイトへ自らアクセスする方法と、ユーザが携帯電話機、PDA等の携帯端末またはPCを活用し、事前にクーポンを取得したいサイトに個人情報の入力等を行い登録し、サイト(システム)側から定期的にクーポンを受信する方法である。
ここで、宣伝車両はDSRC通信可能な車載器を備え、また、一般車両もDSRC通信可能な車載器を備え、宣伝車両は、車載器に会社や商店の宣伝情報のデータを入力可能であり、その入力された宣伝情報のデータをメモリに記憶しており、宣伝車両は、走行しながら車載器により宣伝車両の通信領域内に位置する一般車両の車載器に対して宣伝情報を送信し、車載器及び一般車両の通信領域は、車両の前方に設定されており、宣伝車両と一般車両がすれ違う際に互いに通信を確立し、車載器から車載器へ宣伝情報が送信されることで、狭域無線通信を利用して特定の地域にだけ情報を提供することでローカル性を有し、車両により容易に情報提供可能で利便性を向上させることができる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−221636号公報
しかしながら、従来の技術では、ユーザはクーポンをその都度取得する操作をしなければならない問題と、登録時に個人情報を入力し開示しなければならないといった問題がある。
また、店舗側は個人情報に対して厳重に注意しなければならないといった問題がある。
さらに、ユーザは取得したクーポンをいざ利用したいという時に、配信された時期、利用期限、どの店舗のクーポンを取得したのかを覚えておくことが困難であるという問題がある。
本発明は、以上説明した問題点を解決するためになされたものである。その目的は、ユーザが、個人情報を開示することなく、また、クーポンの入手を意識することなく必要な時点でクーポンを利用することができるようにすることである。
本発明は、情報配信車両は、クーポンIDを付与したクーポン情報を車車間通信でユーザ車両の車載端末に送信し、
店舗システムは、ユーザ車両の車載端末にクーポンIDを送信し、
前記ユーザ車両の車載端末は、前記情報配信車両から受信したクーポンIDと、前記店舗システムから受信したクーポンIDとを照合してクーポン情報の利用可否を判断する情報配信システムを提供する。
店舗システムは、ユーザ車両の車載端末にクーポンIDを送信し、
前記ユーザ車両の車載端末は、前記情報配信車両から受信したクーポンIDと、前記店舗システムから受信したクーポンIDとを照合してクーポン情報の利用可否を判断する情報配信システムを提供する。
また、本発明は、情報配信車両が、クーポンIDを付与したクーポン情報を車車間通信でユーザ車両の車載端末に送信し、
店舗システムが、ユーザ車両の車載端末にクーポンIDを送信し、
前記ユーザ車両の車載端末が、前記情報配信車両から受信したクーポンIDと、前記店舗システムから受信したクーポンIDとを照合してクーポン情報の利用可否を判断する情報配信方法を提供する。
店舗システムが、ユーザ車両の車載端末にクーポンIDを送信し、
前記ユーザ車両の車載端末が、前記情報配信車両から受信したクーポンIDと、前記店舗システムから受信したクーポンIDとを照合してクーポン情報の利用可否を判断する情報配信方法を提供する。
本発明によれば、ユーザが、個人情報を開示することなく、また、クーポンの入手を意識することなく必要な時点でクーポンを利用することができるようにすることができる。
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、車車間通信とは、車両内に通信機能を持つ車載端末を利用し、車両2台以上で近距離無線通信により、情報の送受信を行うものである。
図1を参照すると、本実施の形態における情報配信システムは、センタとしてセンタサーバ1と、センタ通信部2と、DB3と、店舗システムとして店舗サーバ4と、店舗内通信部5と、店舗表示部6と、DB7と、配送車両として配送車両車載端末処理部8と、通信部9と、DB10と、ユーザ車両としてユーザ車両車載端末処理部11と、通信部12と、車載端末表示部13と、DB14から構成されている。
センタは、センタサーバ1と、センタ通信部2と、DB3から構成される。
センタサーバ1は、各店舗に配信する特典情報(以下、クーポン情報と明記)の送受信を判断し、そのクーポン情報をDB3に記録する。その際、クーポン情報にID(以下クーポンIDと明記)を付与し、センタ通信部2に店舗内通信部5及び通信部9へ送信するよう指示する機能を有する。
センタ通信部2は、店舗内通信部5と社内LAN等の広域通信を介し接続し、センタと店舗システム間において情報を送受信する機能と、通信部9と携帯電話網等の広域無線通信を介して接続し、センタと配送車両間において情報を送受信する機能を有する。
DB3は、センタサーバ1からのクーポン情報及びクーポンIDを記録する機能を有する。
DB3は、センタサーバ1からのクーポン情報及びクーポンIDを記録する機能を有する。
店舗システムは、店舗サーバ4と、店舗内通信部5と、店舗表示部6と、DB7から構成される。
店舗サーバ4は、センタサーバから受信したクーポン情報及びクーポンIDをDB7に記録する機能と、店舗内通信部5にクーポン情報及びクーポンIDを通信部12へ送信するよう指示する機能と、店舗表示部6にクーポン情報を表示するよう指示する機能を有する。
店舗内通信部5は、センタ通信部2と社内LAN等の広域通信を介し接続し、店舗システムとセンタ間において情報を送受信する機能と、通信部12と無線LAN及びDSRC等の狭域無線通信を介し接続し、店舗システムとユーザ車両間において情報を送受信する機能を有する。
店舗表示部6は、店舗サーバ4からクーポン情報表示の指示があった時、表示する機能を有する。
DB7は、店舗サーバ4からのクーポン情報及びクーポンIDを記録する機能を有する。
配送車両は、配送車両車載端末処理部8と、通信部9、DB10から構成されている。
配送車両車載端末処理部8は、センタから受信したクーポン情報及びクーポンIDをDB10に記録する機能と、通信部9にクーポン情報及びクーポンIDを通信部12へ送信するよう指示する機能と、ユーザ車両に対してクーポン情報及びクーポンIDを送信するか否かの確認及び判断を行う機能を有する。
通信部9は、センタ通信部2と携帯電話網等の広域無線通信を介し接続し、配送車両とセンタ間において情報を送受信する機能と、通信部12と無線LAN等の狭域無線通信を介して接続し、配送車両とユーザ車両間において情報を送受信する機能を有する。
DB10は、センタからのクーポン情報及びクーポンIDを記録する機能を有する。
ユーザ車両は、ユーザ車両車載端末処理部11と、通信部12と、車載端末表示部13と、DB14から構成されている。
ユーザ車両車載端末処理部11は、配送車両からの情報を受信するか否かを判断する機能と、DB14に記録されているクーポンIDと受信したクーポンIDを照会する機能と、配送車両から受信したクーポン情報及びクーポンIDをDB14に記録する機能と、通信部12にクーポンIDを店舗内通信部5に送信するよう指示する機能と、車載端末表示部13にクーポン情報を表示するよう指示する機能と、DB14に登録されているユーザ嗜好情報等の個人情報から、受信したクーポン情報及びクーポンIDを受信するか否かの判断をする機能を有する。また、ユーザ車両車載端末処理部11は、照会したクーポンIDが同じだった場合、そのクーポン情報及びクーポンIDは記録しない、と判断するものとする。
通信部12は、店舗内通信部5と無線LAN及びDSRC等の狭域無線通信を介して接続し、ユーザ車両と店舗システム間において情報を送受信する機能と、通信部9と無線LAN等の狭域無線通信を介し接続し、ユーザ車両と配送車両間において情報を送受信する機能を有する。
車載端末表示部13は、ユーザ車両車載端末処理部11からクーポン情報表示の指示があった時、表示する機能を有する。
DB14は、配送車両からのクーポン情報及びクーポンIDを記録する機能と、個人情報を記録する機能を有する。ここで、個人情報とは、ユーザ車両車載端末処理部11が、配送車両からの情報を受信する判断するために必要となる情報のことで、性別、ジャンル、年齢、希望エリア等のことである。
次に、図1、図2及び図3を参照して本実施の形態の動作について詳細に説明する。
ここでは、店舗をロードサイド店舗(車両で行くことができる店舗)で利用すると考え、ユーザが車両から降りずに利用することのできる(ドライブスルー)ファーストフード店におけるクーポン情報受信から利用までの流れを例に説明する。
ここでは、店舗をロードサイド店舗(車両で行くことができる店舗)で利用すると考え、ユーザが車両から降りずに利用することのできる(ドライブスルー)ファーストフード店におけるクーポン情報受信から利用までの流れを例に説明する。
なお、情報を配信する車両と店舗は、同じ系列または会社(例えば、店舗の商品のみを配送している車両)であるものとする。
まず初めに、配送車両からユーザ車両へ情報を送信する前の過程について説明する(図2参照)。
センタでは、センタサーバ1が実施している割引クーポン券(以下クーポン情報と明記)及びID(以下クーポンID)をDB3から抽出し、社内LAN等で接続し、センタ通信部2と店舗内通信部5を介し店舗サーバ4へ送信する(ステップA1)。
同時に、センタサーバ1は、センタ通信部2と携帯電話網等の広域無線通信で接続し、店舗サーバ4へ送信したクーポン情報及びクーポンIDと同じ情報を通信部9を介し、配送車両車載端末処理部8へ送信する(ステップA2)。
次に、配送車両からユーザ車両へ情報を送信する過程について説明する。
店舗システムでは、店舗サーバ4が、センタから受信したクーポン情報及びクーポンIDをDB7に記録する(ステップA3)。
配送車両では、配送車両車載端末処理部8が、センタから受信したクーポン情報及びクーポンIDをDB10に記録する(ステップA4)。
配送車両車載端末処理部8は、クーポン情報及びクーポンIDを無線LAN等の狭域無線通信で接続し、通信部9及び通信部12を介し、ユーザ車両車載端末処理部11へ送信する(ステップA5)。
ユーザ車両では、ユーザ車両車載端末処理部11が、配送車両から受信したクーポン情報及びクーポンIDを受信し、受信したクーポン情報がDB14に登録している個人情報に合致した情報であるかを判断し(ステップA6)、受信したクーポンIDが既にDB14に記録されているものかを確認し、記録されていない場合はDB14に記録する(ステップA7)。ここでは個人情報と合致したクーポン情報を受信するものとする。
これにより、ユーザは運転中に情報の送受信を意識することなく、且つ運転に支障がない状態で、配送車両から情報を受信することができる。また、ここでは配送車両を例にとって説明しているが、他には路線バス、物流車両等の車両も情報配信の移動体として考えられる。
次に、取得したクーポンを利用する過程について説明する(図3参照)。
ユーザ車両がファーストフード店に入店した際、店舗内サーバ4は、現在実施している割引サービスのクーポンIDを、入店してきたユーザ車両に対し、無線LAN及びDSRC等の狭域無線通信を接続し、ファーストフード店入口に設置された店舗内通信部5と通信部12を介し、ユーザ車両車載端末処理部11に送信する(ステップA8)。
ユーザ車両車載端末処理部11は、受信したクーポンIDとDB14に記録されているクーポンIDを照会し(ステップA9)、受信されたクーポンIDがDB14に記録されていたら、クーポン取得情報を店舗サーバ4へ送信する(ステップA10)。
店舗システムでは、受信したクーポン取得情報から、店舗サーバ4がクーポン利用と判断し、店舗表示部6にクーポン情報表示の指示する(ステップA11)。
ファーストフード店の店員は、クーポン情報が表示された店舗表示部6を確認し、ユーザに対し、クーポンを取得し利用可能である旨を告げサービスを提供し、ユーザはサービスを受けることができる。
ここでは、店舗システムからユーザ車両に対してクーポンIDを送信し、ユーザ車両のユーザ車両車載端末処理部11がクーポン情報の取得の有無を判断しているが、店舗システム側でユーザ車両がクーポン情報を取得している否かを確認することも考えられる。その場合、ユーザ車両車載端末処理部11が店舗サーバ4へ取得しているクーポンIDを送信する。この時、ユーザ車両が取得しているクーポンIDを全て送信することとなる。クーポンIDを受信した店舗システムでは、店舗が配布しているクーポンIDがあった場合、現在実施ししているクーポンIDと照会し、ユーザ車両からのクーポンIDが合致していれば、店舗サーバ4は店舗表示部6にクーポン情報の表示を指示する。これにより、ファーストフード店の店員はユーザに対しサービスを提供し、ユーザはサービスを受けることができる。
以上のように本実施の形態によれば、ユーザは携帯電話機やPDA、車載端末を操作することなく走行中にクーポン情報を取得することができる。また、受信したい広告またはクーポンの登録を車載端末で行うことにより、ユーザは店舗側に個人情報を開示する必要がなく、店舗側は個人情報を扱うことなく、店舗にとって集客効果となる情報を提供することができる。また、車載端末と店舗システムが通信を介し、車載端末が受信し記録したクーポン情報を確認することで、ユーザは取得したクーポンの利用時期、利用可能店舗を明確に覚えていなくても、店舗に入場した際にクーポンが利用可能である旨を通知されるため、確実に利用することが可能になる。クーポンは、車載端末に記録されるため、その車両のドライバーまたは同乗者(ユーザ)であれば利用することができる。
店舗側は、クーポンを取得しているユーザに対し、スムーズにサービスを提供することができ、広告及びサービス提供の範囲を広げることができる。
また、車両(車載端末)を情報送受信に活用することで、ユーザは走行エリアのクーポン情報及び広告等を取得することができ、店舗側は地域に密着した情報を提供することができる。
次に、本発明の第2の実施例について、図4を参照して詳細に説明する。
本実施の形態では、店舗をロードサイド店舗(車両で行くことができる店舗)で利用すると考え、スーパーマーケットにおける、ユーザが車両から降りて利用する例について説明する。
図4を参照すると、本実施の形態における情報配信システムは、センタとしてセンタサーバ1と、センタ通信部2と、DB3と、店舗システムとして店舗サーバ4と、店舗内通信部5と、店舗表示部6と、DB7と、配送車両として配送車両車載端末処理部8と、通信部9と、DB10と、ユーザ車両としてユーザ車両車載端末処理部11と、通信部12と、車載端末表示部13と、DB14と、リーダ/ライタ15と、携帯端末16から構成されている。
図1との違いは、リーダ/ライタ15と、携帯端末16の追加である。1〜14の機能は、上記の第1の実施の形態と同様であるので重複する説明は省略する。
リーダ/ライタ15は、携帯電話機に情報を読み書きする機能を有する。
携帯端末16は、携帯電話機、PDA等のことであり、携帯電話網等の広域無線通信及び赤外線通信、Bluetooth、Felica等の近距離無線通信の機能を有する。
図4及び図5を参照して本実施の形態の動作について以下に説明する。
配送車両からユーザ車両へ情報を送信する前の過程及び配送車両からユーザ車両へ情報を送信する過程については、上記の第1の実施の形態の動作の説明と同様である。
配送車両からユーザ車両へ情報を送信する前の過程及び配送車両からユーザ車両へ情報を送信する過程については、上記の第1の実施の形態の動作の説明と同様である。
上記の第1の実施の形態と異なる取得したクーポンを利用する過程について説明する。
ユーザ車両がスーパーマーケットに入店した際、店舗サーバ4は、現在実施している割引サービスのクーポン情報を、入店してきたユーザ車両に対し、無線LAN及びDSRC等の狭域無線通信を接続し、スーパーマーケット店入口に設置された店舗内通信部5と通信部12を介し、クーポンIDをユーザ車両車載端末処理部11に送信する(ステップB1)。
ユーザ車両がスーパーマーケットに入店した際、店舗サーバ4は、現在実施している割引サービスのクーポン情報を、入店してきたユーザ車両に対し、無線LAN及びDSRC等の狭域無線通信を接続し、スーパーマーケット店入口に設置された店舗内通信部5と通信部12を介し、クーポンIDをユーザ車両車載端末処理部11に送信する(ステップB1)。
ユーザ車両車載端末処理部11は、受信したクーポンIDとDB14に記録されているクーポンIDを照会し、受信されたクーポンIDがDB14に記録されていたら、車載端末表示部13にクーポン情報の表示を指示し、音声と共にユーザにクーポンを取得していることを知らせる(ステップB2)。
ユーザはリーダ/ライタ15に携帯端末を置いておく。この時ユーザ車両車載端末処理部11は、リーダ/ライタに携帯端末16が接触していることを感知し(ステップB3)、車載端末表示部13に表示しているクーポン情報を携帯端末16に書き込むよう、リーダ/ライタ15に指示する(ステップB4)。
クーポンを携帯端末16に移行したユーザは、その画面を店員に見せるか、もしくは店舗内のPOSと連動して、クーポンを使用する。
ここで、ユーザ車両車載端末処理部11と携帯端末16は、リーダ/ライタ15を活用してクーポン情報の移行を行っているが、赤外線通信またはBluetoothの通信を介して移行することも考えられる。その場合、車載端末にこれらの通信機能が対応していることが必要となる。
ここで、ユーザ車両車載端末処理部11と携帯端末16は、リーダ/ライタ15を活用してクーポン情報の移行を行っているが、赤外線通信またはBluetoothの通信を介して移行することも考えられる。その場合、車載端末にこれらの通信機能が対応していることが必要となる。
以上のように本実施の形態によれば、車載端末からユーザの携帯端末にクーポンを移行することで、クーポンを受信した端末でなくてもクーポンを利用することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
ここでは、店舗をロードサイド店舗(車両で行くことができる店舗)で利用すると考え、ユーザが車両から降りずに利用することのできる(ドライブスルー)ファーストフード店におけるクーポン情報受信から利用までの流れを例に説明する。
ここでは、店舗をロードサイド店舗(車両で行くことができる店舗)で利用すると考え、ユーザが車両から降りずに利用することのできる(ドライブスルー)ファーストフード店におけるクーポン情報受信から利用までの流れを例に説明する。
ここでは、情報を配信する車両と店舗は、異なる系列または異なる会社(例えば、その店舗以外の商品を配送している車両やバス等の公共機関の車両等)であるものとし、情報を配信する配送車両(配信者)は、ユーザが配送車両からのクーポン情報を受信したことにより店舗を来店あるいはクーポンを利用した際に、対価を得られることとする。
図1を参照すると、本実施の形態における情報配信システムは、センタとしてセンタサーバ1と、センタ通信部2と、DB3と、店舗システムとして店舗サーバ4と、店舗内通信部5と、店舗表示部6と、DB7と、配送車両として配送車両車載端末処理部8と、通信部9と、DB10と、ユーザ車両としてユーザ車両車載端末処理部11と、通信部12と、車載端末表示部13と、DB14から構成されている。
センタは、センタサーバ1と、センタ通信部2と、DB3から構成される。
センタサーバ1は、各店舗に配信する特典情報(以下、クーポン情報と明記)の送受信を判断し、そのクーポン情報をDB3に記録する。その際、クーポン情報にID(以下、クーポンIDと明記)とクーポン情報を配信する車両のID(以下、車両IDと明記)を付与し、センタ通信部2に店舗内通信部5及び通信部9へ送信するよう指示する機能を有する。
センタ通信部2は、店舗内通信部5と社内LAN等の広域通信を介し接続し、センタと店舗システム間において情報を送受信する機能と、通信部9と携帯電話網等の広域無線通信を介し接続し、センタと配送車両間において情報を送受信する機能を有する。
DB3は、センタサーバ1からのクーポン情報及びクーポンID、配送車両IDを記録する機能を有する。
店舗システムは、店舗サーバ4と、店舗内通信部5と、店舗表示部6と、DB7から構成される。
店舗サーバ4は、センタサーバから受信したクーポン情報及びクーポンID、配送車両IDをDB7に記録する機能と、店舗内通信部5にクーポン情報及びクーポンIDを通信部12へ送信するよう指示する機能と、店舗表示部6にクーポン情報を表示するよう指示する機能を有する。
店舗内通信部5は、センタ通信部2と社内LAN等の広域通信を介し接続し、店舗システムとセンタ間において情報を送受信する機能と、通信部9と携帯電話網等の広域無線通信を介し接続し、店舗システムと配送車両間において情報を送受信する機能と、通信部12と無線LAN及びDSRC等の狭域無線通信を介して接続し、店舗システムとユーザ車両間において情報を送受信する機能を有する。
店舗表示部6は、店舗サーバ4からクーポン情報表示の指示があった時、表示する機能を有する。
DB7は、店舗サーバ4からのクーポン情報及びクーポンID、配送車両IDを記録する機能を有する。
配送車両は、配送車両車載端末処理部8と、通信部9、DB10から構成されている。
配送車両車載端末処理部8は、センタから受信したクーポン情報及びクーポンID、配送車両IDをDB10に記録する機能と、通信部9にクーポン情報及びクーポンID、配送車両IDを通信部12へ送信するよう指示する機能と、ユーザ車両に対してクーポン情報及びクーポンID、配送車両IDを送信するか否かの確認及び判断を行う機能を有する。
通信部9は、センタ通信部2と携帯電話網等の広域無線通信を介して接続し、配送車両とセンタ間において情報を送受信する機能と、店舗内通信部5と携帯電話網等の広域無線通信を介し接続し、配送車両と店舗システム間において情報を送受信する機能と、通信部12と無線LAN等の狭域無線通信を介し接続し、配送車両とユーザ車両間において情報を送受信する機能を有する。
DB10は、センタからのクーポン情報及びクーポンID、配送車両IDを記録する機能を有する。
ユーザ車両は、ユーザ車両車載端末処理部11と、通信部12と、車載端末表示部13と、DB14から構成されている。
ユーザ車両車載端末処理部11は、配送車両からの情報を受信するか否かを判断する機能と、DB14に記録されているクーポンIDと受信したクーポンIDを照会する機能と、配送車両から受信したクーポン情報及びクーポンID、配送車両IDをDB14に記録する機能と、通信部12にクーポンID及び配送車両IDを店舗内通信部5に送信するよう指示する機能と、車載端末表示部13にクーポン情報を表示するよう指示する機能を有する。ここでユーザ車両車載端末処理部11は、DB14に登録されているユーザ嗜好情報等の個人情報から、受信したクーポン情報及びクーポンIDを受信するか否かの判断をする機能を有する。また、ユーザ車両車載端末処理部11は、照会したクーポンIDが同じだった場合、そのクーポン情報及びクーポンIDは記録しない、と判断するものとする。
通信部12は、店舗内通信部5と無線LAN及びDSRC等の狭域無線通信を介し接続し、ユーザ車両と店舗システム間において情報を送受信する機能と、通信部9と無線LAN等の狭域無線通信を介し接続し、ユーザ車両と配送車両間において情報を送受信する機能を有する。
車載端末表示部13は、ユーザ車両車載端末処理部11からクーポン情報表示の指示があった時、表示する機能を有する。
DB14は、配送車両からのクーポン情報及びクーポンID、配送車両IDを記録する機能と、個人情報を記録する機能を有する。ここで、個人情報とは、ユーザ車両車載端末処理部11が、配送車両からの情報を受信する判断するために必要となる情報のことで、性別、ジャンル、年齢、希望エリア等のことである。
図1、図6、図7および図8を参照して本実施の形態の動作について詳細に説明する。
図2及び図3に示す第1の実施の形態との違いは、クーポン情報及びクーポンIDに、配送車両IDを付与することにより、これらの情報を配信する配送車両(配信者)に対し対価を与え、店舗側、配信者、ユーザの三者全てにメリットを見出せる点である。
まず初めに、配送車両からユーザ車両へ情報を送信する前の過程について説明する(図6参照)。
センタでは、センタサーバ1が実施している割引クーポン券(以下、クーポン情報と明記)及びID(以下、クーポンID)、配送車両IDをDB3から抽出し、社内LAN等で接続し、センタ通信部2と店舗内通信部5を介し店舗サーバ4へ送信する(ステップC1)。
同時に、センタサーバ1は、センタ通信部2と携帯電話網等の広域無線通信で接続し、店舗サーバ4へ送信したクーポン情報及びクーポンID、配送車両IDと同じ情報を通信部9を介し、配送車両車載端末処理部8へ送信する(ステップC2)。
次に、配送車両からユーザ車両へ情報を送信する過程について説明する。
店舗システムでは、店舗サーバ4が、センタから受信したクーポン情報及びクーポンID、配送車両IDをDB7に記録する(ステップC3)。
配送車両では、配送車両車載端末処理部8が、センタから受信したクーポン情報及びクーポンID、配送車両IDをDB10に記録する(ステップC4)。
配送車両車載端末処理部8は、クーポン情報及びクーポンID、配送車両IDを無線LAN等の狭域無線通信で接続し、通信部9及び通信部12を介し、ユーザ車両車載端末処理部11へ送信する(ステップC5)。
ユーザ車両では、ユーザ車両車載端末処理部11が、配送車両から受信したクーポン情報及びクーポンID、配送車両IDを受信し、受信したクーポン情報がDB14に登録している個人情報に合致した情報であるかを判断し(ステップC6)、受信したクーポンIDが既にDB14に記録されているものかを確認し、記録されていない場合はDB14に記録する(ステップC7)。ここでは個人情報と合致したクーポン情報を受信するものとする。
なお、ここでは、センタから配送車両IDが抽出されているが、配送車両(車載端末)側で配送車両IDを付与することも考えられる。その場合、配送車両の車載端末に付与されているIDを配送車両IDとし、ユーザ車両へクーポン情報及びクーポンIDを送信する際に、配送車両IDを付与することとなる。
次に、取得したクーポンを利用する過程について説明する(図7、図8参照)。
ユーザ車両がファーストフード店に入店した際、店舗内サーバ4は、現在対象としている割引サービスのクーポンIDを、入店してきたユーザ車両に対し、無線LAN及びDSRC等の狭域無線通信を接続し、ファーストフード店入口に設置された店舗内通信部5と通信部12を介し、ユーザ車両車載端末処理部11に送信する(ステップC8)。
ユーザ車両車載端末処理部11は、受信したクーポンIDとDB14に記録されているクーポンIDを照会し(ステップC9)、受信されたクーポンIDがDB14に記録されていたら、クーポン取得情報及び配送車両IDを店舗サーバ4へ送信する(ステップC10)。
店舗システムでは、受信したクーポン取得情報から、店舗サーバ4がクーポン利用と判断し、店舗表示部6にクーポン情報表示の指示する(ステップC11)。
それと同時に、店舗サーバ4は、受信した配送車両IDをDB7に記録し(ステップC12)、センタへ配送車両IDを送信する(ステップC13)。
これにより、ファーストフード店の店員は、クーポン情報が表示された店舗表示部6を確認し、ユーザに対しクーポンを取得し利用可能である旨を告げサービスを提供し、ユーザはサービスを受けることができる。
センタでは、配送車両IDを受信したセンタサーバ4が、クーポン利用があったクーポンID及び配送車両IDをDB3に記録する(ステップC14)。
配信者は、自分の車両が配信したクーポンIDが利用されたことを評価される。これにより、配送者は利用者数または来店者数に応じ、店舗側から対価を得ることが可能となる。
ここでは、店舗システムからユーザ車両に対してクーポンIDを送信し、ユーザ車両のユーザ車両車載端末処理部11がクーポン情報の取得の有無を判断しているが、店舗システム側でユーザ車両がクーポン情報を取得している否かを確認することも考えられる。その場合、ユーザ車両車載端末処理部11が店舗サーバ4へ取得しているクーポンIDを送信する。この時、ユーザ車両が取得しているクーポンIDを全て送信することとなる。クーポンIDを受信した店舗システムでは、店舗が配布しているクーポンIDがあった場合、現在実施ししているクーポンIDと照会し、ユーザ車両からのクーポンIDが合致していれば、店舗サーバ4は店舗表示部6にクーポン情報の表示を指示する。
これにより、ファーストフード店の店員はユーザに対しサービスを提供し、ユーザはサービスを受けることができる。また、クーポン情報表示の指示と同時に、店舗サーバ4は、ユーザ車両に対し、配送車両IDを送信するよう要求する。ユーザ車両車載端末処理部11は、店舗サーバ4からの要求に対し、配送車両IDを送信する。これにより、どの配送車両がこのユーザにクーポン情報を配信したかを把握することができる。
配送車両が、どれくらいのユーザを集客させたかを記録する場所として、DB3、DB7、DB10が考えられる。ユーザの集客数により、配送者に対して対価を与えることを考えると、センタで管理するのが妥当であるが、店舗システムまたは配送車両で管理することもできる。
以上のように本実施の形態によれば、情報を配信する配送車両は(車載端末を搭載しているもの)、情報を配信している店舗に関係する系列に所属していなくとも、宅配便車両、物流車両、バス等の公共機関の車両等の関連のない系列だとしても、対価を得ることでユーザ車両に対し配信するメリットが見出すことができる。
なお、上述する実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。例えば、センタサーバ1、店舗サーバ4、配送車両車載端末、ユーザ車両車載端末、携帯端末の機能を実現するためのプログラムを各装置に読込ませて実行することにより各装置の機能を実現する処理を行ってもよい。さらに、そのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であるCD−ROMまたは光磁気ディスクなどを介して、または伝送媒体であるインターネット、電話回線などを介して伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。
1 センタサーバ
2 センタ通信部
3、7、10、14 DB
4 店舗サーバ
5 店舗内通信部
6 店舗表示部
8 配送車両車載端末処理部
9、12 通信部
10 単純置換コストの算出手段
11 ユーザ車両車載端末処理部
12 サーバスペックデータ部
13 車載端末表示部
2 センタ通信部
3、7、10、14 DB
4 店舗サーバ
5 店舗内通信部
6 店舗表示部
8 配送車両車載端末処理部
9、12 通信部
10 単純置換コストの算出手段
11 ユーザ車両車載端末処理部
12 サーバスペックデータ部
13 車載端末表示部
Claims (9)
- 情報配信車両は、クーポンIDを付与したクーポン情報を車車間通信でユーザ車両の車載端末に送信し、
店舗システムは、ユーザ車両の車載端末にクーポンIDを送信し、
前記ユーザ車両の車載端末は、前記情報配信車両から受信したクーポンIDと、前記店舗システムから受信したクーポンIDとを照合してクーポン情報の利用可否を判断することを特徴とする情報配信システム。 - 前記ユーザ車両の車載端末はユーザが予め設定したものおよび入手していないクーポン情報のみを取得することを特徴とする請求項1記載の情報配信システム。
- 前記ユーザ車両の車載端末は前記クーポン情報を携帯端末に書き込むことを特徴とする請求項1または2記載の情報配信システム。
- 前記クーポン情報に情報配信車両IDを付しておき、
前記店舗システムは、前記クーポン情報を受信したユーザが来店またはクーポン情報を利用したときに前記情報配信車両IDに基づいて前記クーポン情報を配信した前記情報配信車両に対価を与えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報配信システム。 - 情報配信車両が、クーポンIDを付与したクーポン情報を車車間通信でユーザ車両の車載端末に送信し、
店舗システムが、ユーザ車両の車載端末にクーポンIDを送信し、
前記ユーザ車両の車載端末が、前記情報配信車両から受信したクーポンIDと、前記店舗システムから受信したクーポンIDとを照合してクーポン情報の利用可否を判断することを特徴とする情報配信方法。 - 前記ユーザ車両の車載端末がユーザが予め設定したものおよび入手していないクーポン情報のみを取得することを特徴とする請求項5記載の情報配信方法。
- 前記ユーザ車両の車載端末が前記クーポン情報を携帯端末に書き込むことを特徴とする請求項5または6記載の情報配信方法。
- 前記クーポン情報に情報配信車両IDを付しておき、
前記店舗システムが、前記クーポン情報を受信したユーザが来店またはクーポン情報を利用したときに前記情報配信車両IDに基づいて前記クーポン情報を配信した前記情報配信車両に対価を与えることを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の情報配信方法。 - コンピュータシステムに請求項1から4のいずれか1項に記載の機能を実現させることを特徴とするプログラム。
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