JP4468098B2 - 課金システム、駐車料金算出装置、移動機、車載機及びプログラム - Google Patents

課金システム、駐車料金算出装置、移動機、車載機及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4468098B2
JP4468098B2 JP2004217511A JP2004217511A JP4468098B2 JP 4468098 B2 JP4468098 B2 JP 4468098B2 JP 2004217511 A JP2004217511 A JP 2004217511A JP 2004217511 A JP2004217511 A JP 2004217511A JP 4468098 B2 JP4468098 B2 JP 4468098B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discount information
parking fee
discount
vehicle
calculating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004217511A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006039855A (ja
Inventor
潤玉 許
幸治 田島
直樹 松本
康久 中村
光一 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PARK24 CO., LTD.
NTT Docomo Inc
Original Assignee
PARK24 CO., LTD.
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PARK24 CO., LTD., NTT Docomo Inc filed Critical PARK24 CO., LTD.
Priority to JP2004217511A priority Critical patent/JP4468098B2/ja
Publication of JP2006039855A publication Critical patent/JP2006039855A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4468098B2 publication Critical patent/JP4468098B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、利用者が携帯する移動機を用いて車両の駐車料金を算出するための技術に関する。
デパートやショッピングモールなどの商業施設に併設された駐車場では、その商業施設で利用者が商品やサービスの対価として支払った金額(以下、利用金額という)に応じて駐車料金を割り引くというサービスが導入されている。より具体的には、車両の出庫時に利用者が料金支払い所の係員に対して駐車券とレシートとを提示すると、そのレシートに印字された利用金額に応じた割引額が正規の駐車料金から差し引かれて利用者に請求される、といった具合である。また、ゲートを自動で開閉する精算機を備えた駐車場では、利用者が商業施設を利用するたびにその利用金額が駐車券に磁気的に記録され、出庫時にはこの駐車券を精算機に挿入するだけで割引額を差し引いた駐車料金が自動で算出されるようになっている。
さらに、車両に同乗している複数の同乗者がそれぞれで商業施設を利用したときには、各自の利用金額を合算して駐車料金を割り引くことも可能である。ただし、駐車券は車両に対して1枚しか発行されないため、各々の同乗者は商業施設を利用するたびに駐車券を互いに手渡して商業施設の従業員に提示しなければならない。この手間は非常に煩雑であり、従来から何らかの改善策が望まれている。
ところで、最近は、商品やサービスの対価をクレジットカードやプリペイドカード等によって支払うための様々な技術が提唱されている。例えば特許文献1〜3には、携帯電話機やICカード等の携帯可能な通信媒体を用いてクレジットカードなどで駐車料金を支払う際に、その駐車料金を割り引くための技術が記載されている。
特開2003−256897号公報 特開2002−222276号公報 特開2001−155200号公報
ところが、特許文献1〜3に記載された仕組みでは、複数人の同乗者の利用金額を合算して割引してほしいという要望に応えることはできない。本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、煩雑な手間を要することなく、商業施設における複数人の利用金額に応じた割引額を加味して駐車料金を算出できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、複数の移動機と、駐車料金算出装置とを備え、前記複数の移動機はそれぞれ、駐車料金の割引額を算出するための割引情報を取得する取得手段を備え、前記複数の移動機のうち少なくとも1の移動機は、自機以外の移動機が備える前記取得手段によって取得された割引情報を収集する収集手段と、前記収集手段によって収集された割引情報と、自機が備える前記取得手段によって取得された割引情報とを前記駐車料金算出装置に通知する通知手段とを備え、前記駐車料金算出装置は、前記通知手段によって通知された割引情報に基づいて車両の駐車料金を算出する算出手段と、前記複数の移動機のうち少なくとも1の移動機の利用者に対し、前記算出手段によって算出された駐車料金を課金するための処理を行う課金処理手段とを備える課金システムを提供する。この課金システムによれば、移動機が自機も含めた複数の移動機によって取得された割引情報を収集し、料金算出装置が収集した割引情報に基づいて駐車料金を算出する。
また、本発明は、車両に搭載された車載機と、駐車料金算出装置とを備え、前記車載機は、複数の移動機の各々から、駐車料金の割引額を算出するための割引情報を収集する収集手段と、前記収集手段によって収集された割引情報を前記駐車料金算出装置に通知する通知手段とを備え、前記駐車料金算出装置は、前記通知手段によって通知された割引情報に基づいて駐車料金を算出する算出手段と、前記複数の移動機のうち少なくとも1の移動機の利用者に対し、前記算出手段によって算出された駐車料金を課金するための処理を行う課金処理手段とを備える課金システムを提供する。この課金システムによれば、車載機が複数の移動機によって取得された割引情報を収集し、料金算出装置が収集した割引情報に基づいて駐車料金を算出する。
前記割引情報には、前記移動機の利用者が利用した店舗とその利用金額とを示す情報が含まれており、前記駐車料金算出装置は、前記割引情報によって示される店舗に対し、前記割引情報によって示される利用金額での利用が行われたか否かを問い合わせる問い合わせ手段を備え、この問い合わせにより前記利用が行われたことが確認された場合には、前記課金処理手段が課金のための処理を行うようにしてもよい。このようにすれば、割引情報の内容を意図的に偽って駐車料金を不当に安くしよう、といった不正行為を防止することができる。
また、前記駐車料金算出装置は、前記課金処理手段が行った処理の内容を表す情報を前記複数の移動機のうち少なくとも1の移動機に送信する課金内容通知手段を備えるようにしてもよい。このようにすれば、移動機の利用者は課金の内容を容易に知ることが可能となる。
また、本発明は、複数の移動機の各々から、駐車料金の割引額を算出するための割引情報を収集する収集手段と、前記収集手段によって収集された割引情報に基づいて駐車料金を算出する算出手段と、前記複数の移動機のうち少なくとも1の移動機の利用者に対し、前記算出手段によって算出された駐車料金を課金するための処理を行う課金処理手段とを備える駐車料金算出装置を提供する。
前記割引情報には、前記移動機の利用者が利用した店舗とその利用金額とを示す情報が含まれており、前記割引情報によって示される店舗に対し、前記割引情報によって示される利用金額での利用が行われたか否かを問い合わせる問い合わせ手段を備え、この問い合わせにより前記利用が行われたことが確認された場合には、前記課金処理手段が課金のための処理を行うようにしてもよい。このようにすれば、割引情報の内容を意図的に偽って駐車料金を不当に安くしよう、といった不正行為を防止することができる。
また、前記課金処理手段が行った処理の内容を表す情報を前記複数の移動機のうち少なくとも1の移動機に送信する課金内容通知手段を備えるようにしてもよい。このようにすれば、移動機の利用者は課金の内容を容易に知ることが可能となる。
また、本発明は、駐車料金の割引額を算出するための割引情報を取得する取得手段と、複数の移動機の各々から前記割引情報を収集する収集手段と、前記収集手段によって収集された割引情報と、前記取得手段によって取得された割引情報とを外部装置に通知する通知手段とを備えた移動機を提供する。
また、本発明は、複数の移動機から駐車料金の割引額を算出するための割引情報を収集する収集手段と、前記収集手段によって収集された割引情報を外部装置に通知する通知手段とを備えた車載機を提供する。
また、本発明は、コンピュータに、駐車料金の割引額を算出するための割引情報を取得する取得機能と、複数の移動機の各々から前記割引情報を収集する収集機能と、前記収集機能によって収集された割引情報と、前記取得機能によって取得された割引情報とを外部装置に通知する通知機能とを実現させるためのコンピュータプログラムを提供する。
次に、図面を参照しながら、この発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、図面において、共通する部分には同一の符号が付されている。
(A)第1実施形態
まず、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、商業施設に併設された駐車場に適用される課金システム100の構成を示す図である。この課金システム100は、車両2に搭載された車載機3と、複数の利用者1a,1bがそれぞれ携帯可能な複数の移動機4a,4bと、これらの移動機4a,4bに移動通信サービスを提供するための移動通信網5と、駐車場入口に備えられた路側装置6と、駐車場出口に備えられた路側装置7と、路側装置6,7と無線或いは有線によって通信接続されたサーバ装置8と、商業施設内の店舗A及び店舗Bにそれぞれ設置された店舗端末9a,9bと、サーバ装置8及び店舗端末9a,9bを接続するためのネットワーク10とを備えている。サーバ装置8は駐車料金算出装置としての役割を担う。このサーバ装置8は、上述したネットワーク10のほか、移動通信網5にも接続されている。移動機4aを携帯する利用者1aは車両2の運転者であり、移動機4bを携帯する利用者1bはその同乗者である。なお、図1においては図面が繁雑になるのを避けるために、移動機、路側装置、店舗端末をそれぞれ2つずつしか図示していないが、これらは実際にはもっと多く存在する。
図1に示した課金システム100においては、次のような原理によって駐車料金が算出される。利用者1a,1bは、車両2を駐車場に駐車した後、商業施設内において移動機4a,4bを常に携帯する。そして、利用者1a,1bがそれぞれ商業施設内の店舗を利用すると、その店舗に設置された店舗端末9a,9bには、利用金額、利用時刻及び各店舗に割り当てられた識別情報(店舗ID)を表す2次元コードが表示されるようになっている。この2次元コードで表された情報は、利用者1a,1bに課金される駐車料金の割引額を算出するための情報であり、以下では、「割引情報」と呼ぶ。そして、移動機4a,4bはそれぞれ利用者1a,1bの操作に従って、店舗端末9a,9bによって表示された2次元コードを読み取ることによって、割引情報を取得する機能を有している。さらに移動機4a,4bのうち少なくともいずれか一方(ここでは移動機4aとする)は、自機以外の移動機(つまり移動機4b)が取得した割引情報をその移動機4bから収集する機能を備えている。また、移動機4aは、自機以外の移動機から収集した割引情報と、自機が店舗端末9a,9bから取得した割引情報とを、車載機3及び路側装置7を介してサーバ装置8に通知する機能も備えている。
一方、サーバ装置8は、移動機4aによって通知されてくる割引情報に基づいて車両2の駐車料金を算出する機能と、算出された駐車料金を移動機4aの利用者1aに課金するための処理を行う機能とを備えている。このように第1実施形態においては、商業施設を利用するたびに移動機4a,4bによって取得された割引情報が特定の1つの移動機4aによって収集され、収集された割引情報が移動機4aからサーバ装置8に通知される。サーバ装置8はこの割引情報の内容に基づいて駐車料金を算出するので、複数人の利用金額に応じた割引額を加味した駐車料金を利用者に課金することが可能となる。
以下、課金システム100の構成についてさらに詳細に説明する。
図1に示した移動機4a,4bは、例えばPDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communications )方式或いはIMT−2000(International Mobile Telecommnucation-2000)方式の携帯電話機や、PHS(Personal Handyphone System:登録商標)方式の簡易携帯電話機である。これらの移動機4a,4bを収容する移動通信網5は、発呼元の電話機の電話番号を発呼先の電話機に通知する機能(いわゆる発信者番号通知機能)を備えている。従って例えば移動機4aがある電話番号をダイヤルして発呼した場合には、その発呼先に対して移動機4aの電話番号が通知されることになる。車載機3は、例えばDSRC(Dedicated Short Range Communication)方式に従って狭域データ通信を行うETC(Electronic Toll Collection System)端末である。また、路側装置6,7もDSRC方式に従って狭域データ通信を行う機能を備えており、車載機3と路側装置6,7との間ではDSRC方式に従った双方向のデータ通信(以下、DSRC通信という)が行われる。さらに、車載機3は、移動機4a,4bとの間で例えばブルートゥース(登録商標)によって定められた手順に従って双方向の狭域データ通信(以下、ブルートゥース通信という)をも行うようになっている。
ここで、図2は車載機3及び移動機4aの構成を示すブロック図である。図2に示すように、車載機3は、CPU(Central Processing Unit)31と、メモリ32のほか、路側装置6,7とDSRC通信を行うDSRC通信回路33と、移動機4aとブルートゥース通信を行うBT通信回路34と、ETCカード(図示略)が挿入されるカードI/F35とを備えている。メモリ32には、車載機3の識別子であるWCN(Wireless Call Number)や、CPU31が実行する制御プログラムが記憶されている。一方、移動機4aは、CPU41aと、メモリ42aと、表示部43aと、操作部44aと、通話部45aと、車載機3や他の移動機(例えば移動機4b)とブルートゥース通信を行うBT通信回路46aと、移動通信網5を介して広域通信を行う広域通信回路47aと、CCDカメラ等のコード読み取り部48aとを備えている。メモリ42aは、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)或いはEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等によって構成されている。このメモリ42aには、移動機4aの電話番号や、移動機4aに割り当てられたメールアドレスや、CPU41aが実行する制御プログラムが記憶されている。なお、移動機4bの構成も移動機4aと同様である。
次に、図3は、サーバ装置8の構成を示すブロック図である。図3に示すように、サーバ装置8は、制御部81と、通信部82と、記憶部83とを備えている。制御部81は、CPUなどの演算装置と、ROMやRAMなどの各種メモリとを備えている。通信部82は、ネットワーク10に接続するためのインタフェースや通信制御回路と、路側装置6,7に接続するためのインタフェースや通信制御回路と、移動通信網5に接続するためのインタフェースや通信制御回路とを備えている。記憶部83は、例えばハードディスク等の大容量の不揮発性記憶手段である。この記憶部83には、サーバ装置8の電話番号のほか、制御部81が後述する処理を実行するための手順が記述された制御プログラム831が記憶されている。さらに、記憶部83には、利用者データベース832と、利用状況データベース833と、課金データベース834とが記憶されている。利用者データベース832は、駐車場の利用者に関する情報を含むデータベースである。利用状況データベース833は、駐車場の利用状況を表す情報を含むデータベースである。そして、課金データベース834は、駐車料金の課金に関する情報を含むデータベースである。なお、以下の説明及び図面においては、「データベース」を「DB」と略称する。
ここで、図4(a)〜図4(c)はそれぞれ、利用者DB832と、利用状況DB833と、課金DB834の内容の一例を表す図である。まず、利用者DB832では、図4(a)に示すように、各々の利用者1a,1b・・・を識別するための「利用者ID」と、利用者1a,1b・・・が携帯する移動機4a,4b・・・の「電話番号」と、その移動機4a,4b・・・に割り当てられた「メールアドレス」と、その利用者1a,1b・・・に対して課金された駐車料金を決済するための「クレジットカード番号」とが対応付けられている。図4(a)に示す例では、例えば利用者ID「user001」の利用者(利用者1aとする)が携帯する移動機4aの電話番号は「090-5555-1111」であり、その移動機4aに割り当てられたメールアドレスは「taro@aaa.co.jp」であり、駐車料金を決済するためのクレジットカード番号は「1111-2222-3333-4444」である場合が示されている。
次に、利用状況DB833には、図4(b)に示すように、「利用者ID」と、車載機3の「WCN」と、車両2の「入庫時刻」と、「認証フラグ」とが対応付けられている。ここで、「認証フラグ」とは、駐車場を利用する利用者の本人性の確認がなされているか否かを示すフラグ情報であり、本人性の確認がなされている場合はオン(「1」)設定され、確認がなされていない場合にはオフ(「0」)設定される。本実施形態では、車両2が入庫しようとした時点ではごく簡単な認証が行われるだけで入庫が許可されるようになっており、この入庫の時点では、認証フラグはオフ設定されている。そして、その入庫後に、より精度の高い認証が行われ、正当な利用者であることが確認されると認証フラグはオン設定されることになる。出庫までにこの認証フラグがオン設定されていないと、出口側の路側装置7のゲートは開かないようになっており、車両2は出庫することができない。図4(b)に示す例では、例えば利用者ID「user001」の利用者1aが乗車している車両2の車載機3のWCNは「wcn0002」であり、入庫時刻は「10:31」であり、認証フラグはオン(「1」)設定されている場合が示されている。
次に、課金DB834には、図4(c)に示すように、「利用者ID」と、車載機3の「WCN」と、車両2の「入庫時刻」及び「出庫時刻」と、「駐車時間」と、「正規の駐車料金」と、商業施設における利用者の「利用金額」と、「割引後の駐車料金」とが対応付けられている。図4(c)に示す例では、例えば利用者ID「user001」の利用者1aが乗車している車両2の車載機3のWCNは「wcn0002」であり、入庫時刻は「10:31」であり、出庫時刻は「15:36」であり、これらの時刻差である駐車時間は「5:05」であり、この駐車時間に応じた正規の駐車料金は「2500円」であり、利用金額は「5000円」であり、割引後の駐車料金は「500円」であることが示されている。なお、この駐車場では、駐車時間が1時間を超えるたびに駐車料金500円が加算され、商業施設における利用金額が1500円以上で駐車料金1000円(駐車時間1時間分)が無料となり、利用金額3000円以上で駐車料金2000円(駐車時間2時間分)が無料となる、という料金体系を採用しているものとする。
次に、図5〜図8を参照しながら、第1実施形態の動作について説明する。
以下では、
(1)運転者及び同乗者が車両に乗車するとき、
(2)車両が駐車場に入庫するとき、
(3)運転者及び同乗者の移動機が店舗端末から2次元コード(割引情報)を取得し、これらを1つの移動機に収集するとき、
(4)車両が駐車場から出庫するとき、
という4つの利用シーンに分けて動作説明を行う。
(1)乗車
図5において、運転者(利用者1a)が車両2の運転席に乗り込み、イグニッションをオンにすると、車両2のバッテリーから車載機3に電力が供給される。車載機3は、電力が供給されると、まずBT通信回路34からポーリング信号S1を送信する。移動機4aのBT通信回路46aがこのポーリング信号S1を受信すると、移動機4aのCPU41aは、これに応答する応答信号S2をBT通信回路46aから送信させる。次いで、車載機3と移動機4aとは、予め定められた通信手順に従ってネゴシエーションを行い、ピコネットと呼ばれる通信リンクS3を確立する。以後、車載機3と移動機4aとの間では双方向のブルートゥース通信が可能となる。
(2)入庫
駐車場入口に備えられた路側装置6からは定期的にDSRCのポーリング信号S11が送信されている。車両2が入口から駐車場に入場しようとすると、車載機3のDSRC通信回路33は上記ポーリング信号S11を受信する。これに応じて、車載機3のCPU31は応答信号S12をDSRC通信回路33から送信させる。路側装置6は、この応答信号S12を受信すると、これをサーバ装置8に転送する。サーバ装置8は、通信部82によって応答信号S12を受信すると、移動機の電話番号を要求する要求信号S13を通信部82から路側装置6に送信する。この要求信号S13はサーバ装置8の電話番号も含んでおり、路側装置6を経由して車載機3に送信される。
車載機3のDSRC通信回路33が上記要求信号S13を受信すると、CPU31は、要求信号S13に含まれていたサーバ装置8の電話番号をメモリ32に記憶した後、移動機4aに対して電話番号を要求する要求信号S14をBT通信回路34から送信させる。移動機4aのBT通信回路46aがこの要求信号S14を受信すると、CPU41aはメモリ42aから自機の電話番号(ここでは「090-5555-1111」)を読み出し、この電話番号を含む応答信号S15をBT通信回路46aから車載機3に送信する。車載機3のBT通信回路34がこの応答信号S15を受信すると、CPU31はこの応答信号S15から電話番号「090-5555-1111」を抽出する。次いで、CPU31は、メモリ32からWCN「wcn0002」を読み出し、このWCNと移動機4aの上記電話番号とを含む応答信号S16をDSRC通信回路33から路側装置6に送信する。路側装置6は、この応答信号S16を受信すると、これをサーバ装置8に転送する。
サーバ装置8の制御部81は、通信部82が受信した応答信号S16に含まれる電話番号「090-5555-1111」をキーにして利用者DB832を検索し、一致する電話番号が含まれているか否かを判断する。図5中の矢印S17はこの検索動作を表している。前述した図4(a)に示すように、電話番号「090-5555-1111」は利用者DB832に含まれているので、制御部81は、車両2を駐車しようとしている利用者は予め登録されている利用者であると判断する。そして、制御部81は、利用状況DB833に新たなレコードを追加し、追加したレコードに、応答信号S16に含まれていたWCN「wcn0002」と、電話番号「090-5555-1111」に対応する利用者ID「user001」とを書き込む。さらに、制御部81は、「入庫時刻」として現在時刻(ここでは「10:31」とする)を書き込み、「認証フラグ」をオフ(「0」)設定する。図5中の矢印S18はこの書き込み動作を表している。そして制御部81は、ゲートを開くことを指示する指示信号S19を路側装置6に送信する。この指示信号S19を受信した路側装置6はゲートを開き、これによって車両2は駐車場に入ることができるようになる。
さて、車載機3のCPU31は応答信号S16を送信した後、サーバ装置8を発呼することを要求する発呼動作要求信号S20をBT通信回路34から移動機4aに送信する。この発呼動作要求信号S20には、メモリ32に記憶されていたサーバ装置8の電話番号が含まれている。移動機4のBT通信回路46aがこの発呼動作要求信号S20を受信すると、CPU41aはこの発呼要求信号S20に含まれていた電話番号を用いてサーバ装置8を発呼する。図5中の矢印S21は移動機4aから発せられ移動通信網5を経由してサーバ装置8に至る発呼信号を表している。この発呼の際には、移動通信網5の発信者番号通知機能によって、サーバ装置8に対して移動機4aの電話番号「090-5555-1111」が通知される。サーバ装置8の制御部81は、通知された電話番号と既に利用状況DBに記憶している電話番号とを照合し、両者が一致すれば、利用状況DB833の認証フラグをオフ設定からオン設定に切り替える。ここでは、両者は「090-5555-1111」で一致するはずであるから、利用状況DB833の認証フラグは図4(a)に示すようにオン設定されることになる。図5中の矢印S22は、この照合・フラグ切替動作を表している。
(3)割引情報の取得・収集
次に図6において、運転者(利用者1a)が商業施設の店舗Aで商品を購入したと仮定する。このとき、店舗Aの従業員による所定の操作に応じて、店舗端末9aには、利用時刻(現在時刻)、利用金額(購入金額)及び店舗Aに割り当てられた店舗IDといった割引情報を表した2次元コードが表示される。そこで、利用者1aは自身の移動機4aを操作し、コード読み取り部48aによって上記2次元コードを読み取らせて割引情報を取得する。図6中の矢印S31はこの読み取り(取得)動作を表している。なお、店舗端末9aは、後述する利用確認処理のために、上記の利用時刻及び利用金額を利用ログとして記憶しておく。図7は、移動機4aが2次元コードを読み取るときのCPU41aの動作を示すフローチャートである。CPU41aは、まずコード読み取り部48aによって2次元コードを光学的に読み取る(ステップS101)。次いで、CPU41aは、読み取った2次元コードの内容をメモリ42aに記憶された制御プログラムに従って解析し(ステップS102)、解析した内容(利用時刻、利用金額及び店舗ID)を割引情報としてメモリ42aに記憶する(ステップS103)。
次に、同乗者(利用者1b)が店舗Bで商品を購入したと仮定する。この場合も、上記と同様に、移動機4bは、店舗端末9bに表示された2次元コードを読み取り(矢印S32)、読み取った2次元コードの内容を解析し、解析した内容を自機のメモリに記憶する。次いで、移動機4aは、移動機4bが取得した割引情報を収集する(矢印S33)。具体的には次のようにして割引情報が収集される。
利用者1aと利用者1bはそれぞれショッピングを済ませると、お互いに移動機4aと移動機4bとを近接させてブルートゥース通信を行うための所定の操作を行う。この操作に応じて、図8のシーケンスに示すように、移動機4aと移動機4bとは予め定められた通信手順で通信コネクションS61を確立する。通信コネクションS61が確立すると、移動機4aのCPU41aは、割引情報を要求する要求信号S62をBT通信回路46aから移動機4bに送信する。これに応じて、移動機4bのCPUは自機のメモリに記憶されている割引情報を含む応答信号S63をBT通信回路から移動機4aへ送信する。移動機4aは受信した応答信号S63から割引情報を抽出し、メモリ42aに記憶する。
(4)出庫
次に、図6において、運転者(利用者1a)が車両の運転席に乗り込み、イグニッションをオンにすると、上述した乗車時と同じように、車載機3と移動機4aとは予め定められた通信手順に従ってネゴシエーションを行って通信リンクを確立する(図示は省略)。そして、車両2が出口から出庫しようとすると、車載機3は、駐車場出口に備えられた路側装置7から定期的に送信されているポーリング信号S41を受信し、これに応答する応答信号S42を送信する。路側装置7は、この応答信号S42を受信すると、これをサーバ装置8に転送する。サーバ装置8は、応答信号S42を受信すると、移動機の電話番号を要求する要求信号S43を路側装置7に送信する。この要求信号S43は路側装置7を経由して車載機3によって受信される。
車載機3は、要求信号S43を受信すると、移動機4aに対して電話番号を要求する要求信号S44を送信する。移動機4aはこの要求信号S44を受信すると、メモリ42aから自機の電話番号「090-5555-1111」を読み出し、この電話番号を含む応答信号S45を車載機3に送信する。次いで、車載機3は移動機4aに対して割引情報を要求する要求信号S46を送信する。移動機4aはこの要求信号S46を受信すると、メモリ42aから全ての割引情報を読み出し、これらの割引情報を含む応答信号S47を車載機3に送信する。即ち、移動機4a自身が店舗端末9aから取得した割引情報と、移動機4aが移動機4bから収集した割引情報とが車載機3に供給されることになる。車載機3は、応答信号S45に含まれていた電話番号「090-5555-1111」と、応答信号S47に含まれていた割引情報と、メモリ32に記憶されているWCN「wcn0002」とを含む応答信号S48を路側装置7に送信する。路側装置7は、この信号S48を受信すると、これをサーバ装置8に転送する。
サーバ装置8の制御部81は、応答信号S48を受信すると、まず、その応答信号S48に含まれている全ての割引情報を参照することによって、商業施設において2回の利用が行われたことを確認する。そして、制御部81は、1回目の利用がなされた店舗Aの店舗IDに基づき、移動機の利用者による利用があったか否かを問い合わせるための問い合わせ信号S49をネットワーク10経由で店舗端末9aに送信する。この問い合わせ信号S49には、割引情報によって示される利用時刻や利用金額が含まれている。店舗端末9aは、受信した問い合わせ信号S49に含まれていた利用時刻及び利用金額と、自端末が利用ログとして記憶している内容とを照合する。ここでは、両者は一致しているはずであるから、店舗端末9aは利用内容を確認したことを示す確認信号S50をサーバ装置8に送信する。
次に、上記と同様に、制御部81は2回目の利用がなされた店舗Bの店舗IDに基づき、移動機の利用者による利用があったか否かを問い合わせるための問い合わせ信号S51を店舗端末9bに送信する。店舗端末9bは、上記と同様にして、受信した問い合わせ信号S51に含まれていた利用時刻及び利用金額と、自端末が利用ログとして記憶している内容とを照合する。ここでは、両者は一致しているはずであるから、店舗端末9bは、利用内容を確認したことを示す確認信号S52をサーバ装置8に送信する。サーバ装置8の制御部81は、確認信号S50及び確認信号S52を受信することによって全ての割引情報の信頼性を確認すると、ゲートを開くことを指示する指示信号S53を路側装置7に送信する。この指示信号S53を受信した路側装置7はゲートを開き、これによって車両2は駐車場から出ることができる。
この後、サーバ装置8の制御部81は、割引情報に基づいて車両の駐車料金を算出し、算出した駐車料金を課金するための処理を行う。具体的には、まず制御部81は、入庫時刻と出庫時刻(現在時刻)との時刻差である駐車時間から正規の駐車料金を算出する。次いで、制御部81は、割引情報に含まれる利用金額に基づいて割引額を決定し、これを正規の駐車料金から差し引いて駐車料金を算出する。これらの情報は制御部81によって課金DB834に書き込まれる。図6中の矢印S54はこの書き込み動作を表している。このような課金DB834の内容に基づいて、クレジット会社は車両2毎に予め定められた銀行口座から駐車料金を引き落とすことになる。次に、制御部81は、移動機4aの電話番号「090-5555-1111」に対応するメールアドレス「taro@aaa.co.jp」を利用者DB832から取得し、これを宛先として上記課金内容を表す内容の電子メールを作成する。そして、制御部81は移動通信網5を介してこの電子メールS55を移動機4aに送信する。移動機4aは電子メールS55を受信した後、利用者1aによる開封操作に従ってこの電子メールを表示部43aに表示する。これによって利用者1aは課金の内容を確認することができる。
上述したように、第1実施形態に係る課金システムによれば、複数人の各々の利用金額に応じた割引額を加味して駐車料金を算出することができる。また、利用者は、商業施設の利用時においては自身の移動機を携帯していればよいので、従来のように1枚の駐車券を利用者間で手渡しするような手間がかからないことはもちろん、駐車券の発券に係るコストを削減することもできるし、駐車券を紛失する心配からも解放される。また、車両は駐車場の入口および出口であってもスムーズに通過することができるようになり、駐車場の混雑の緩和に役立つ。
(B)第2実施形態
上述した第1実施形態では、運転者(利用者1a)の移動機4aが同乗者(利用者1bの移動機4bから割引情報を収集し、収集した割引情報をサーバ装置8に通知していた。ただし、割引情報を収集する主体となる装置は移動機でなくてもよい。以下に述べる第2実施形態では、第1実施形態の移動機4aに代わって車載機3が割引情報を収集する。この第2実施形態の構成が第1実施形態と異なる点は、割引情報の収集に関わる制御プログラムを移動機4aではなく車載機3が記憶しているところであり、その他の構成は第1実施形態と同様である。
以下、図9を参照しながら、第2実施形態の動作について説明する。
図9において、移動機4a,4bがそれぞれ店舗端末9a,9bから読み取った2次元コードの内容を解析し、解析した内容をそれぞれのメモリに記憶するところまでの動作は第1実施形態と同じである。この動作の後、運転者(利用者1a)が車両2の運転席に乗り込み、イグニッションをオンにすると、車載機3と移動機4aとはネゴシエーションを行って通信リンクを確立する。これと同様に、車載機3と移動機4bもネゴシエーションを行って通信リンクを確立する。これによって、車載機3と移動機4aとの間、及び、車載機3と移動機4aとの間ではそれぞれ双方向のブルートゥース通信が可能となる。そして、車両2が出口から出庫しようとすると、車載機3は、駐車場出口に備えられた路側装置7から定期的に送信されているポーリング信号S71を受信し、これに応答する応答信号S72を路側装置7に送信する。路側装置7は、この応答信号S72を受信すると、これをサーバ装置8に転送する。サーバ装置8は、応答信号S72を受信すると、移動機の電話番号を要求する要求信号S73を路側装置7に送信する。この要求信号S73は路側装置7を経由して車載機3によって受信される。
車載機3は、要求信号S73を受信すると、移動機4aに対して電話番号を要求する要求信号S74を送信する。移動機4aはこの要求信号S74を受信すると、これに応じてメモリ42aから自機の電話番号「090-5555-1111」を読み出し、この電話番号を含む応答信号S75を車載機3に送信する。次いで、車載機3は移動機4aに対し割引情報を要求する要求信号S76を送信する。移動機4aはこの要求信号S76を受信すると、メモリ42aから割引情報を読み出し、この割引情報を含む応答信号S77を車載機3に送信する。
次に、車載機3は、移動機4bに対して割引情報を要求する要求信号S78を送信する。移動機4bはこの要求信号S78を受信すると、自機のメモリから割引情報を読み出し、この割引情報を含む応答信号S79を車載機3に送信する。車載機3は、メモリ32に記憶されているWCNと、応答信号S75に含まれていた電話番号と、応答信号S77と応答信号S79に含まれていた全ての割引情報を含む応答信号S80を路側装置7に送信する。路側装置7は、この応答信号S80を受信すると、これをサーバ装置8に転送する。以後の動作は第1実施形態と同じである。
このように第2実施形態に係る課金システムによれば、第1実施形態と同様に、複数人の各々の利用金額に応じた割引額を加味して駐車料金を算出することができる。特に第2実施形態においては、第1実施形態のように利用者1aと利用者1bとがお互いに移動機4aと移動機4bとを近接させてブルートゥース通信を行わせる、という操作が不要である。
(C)第3実施形態
次に、第3実施形態では、サーバ装置8が第1実施形態の移動機や第2実施形態の車載機に代わって割引情報を収集する。この第3実施形態の構成が第2実施形態と異なる点は、割引情報の収集に関わる制御プログラムをサーバ装置8が記憶部83に記憶しているところであり、その他の構成は第2実施形態と同様である。
以下、図10を参照しながら、第3実施形態の動作について説明する。
図10において、移動機4aがそれぞれ割引情報を車載機3に送信するところまでの動作は第2実施形態と同じである。図9と図10とで共通する信号に対しては同一の符号が付されている。
車載機3は移動機4aから応答信号S77を受信した後、この応答信号S77に含まれていた割引情報と、メモリ32に記憶されているWCNと、応答信号S75に含まれていた電話番号とを含む応答信号S90を路側装置7に送信する。路側装置7は、この応答信号S90を受信すると、これをサーバ装置8に転送する。
次いで、車載機3は移動機4bに対し割引情報を要求する要求信号S91を送信する。移動機4bはこの要求信号S91を受信すると、自機のメモリから割引情報を読み出し、この割引情報を含む応答信号S92を車載機3に送信する。車載機3は、メモリ32に記憶されているWCNと、応答信号S75に含まれていた電話番号と、応答信号S92に含まれていた割引情報とを含む応答信号S93を路側装置7に送信する。路側装置7は、この応答信号S93を受信すると、これをサーバ装置8に転送する。サーバ装置8は応答信号S90と応答信号93に含まれていた割引情報を合算し、これらの割引情報を参照して商業施設において2回の利用が行われたことを確認する。それ以後の動作は第2実施形態と同じである。
このように第3実施形態に係る課金システムによれば、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、複数人の各々の利用金額に応じた割引額を加味して駐車料金を算出することができる。
(D)変形例
本発明は、上述した実施形態に限定されず、例えば次のような変更が可能である。
車載機3と路側装置6,7との間の通信は、DSRC通信に限らず、例えば光ビーコン、電波ビーコン、ブルートゥース、IrDA(Infrared Data Association)等を用いた通信であってもよい。また、移動機4a,4bと車載機3との間の通信も、ブルートゥース通信に限らず、IrDA等を用いた通信であってもよいし、PDCケーブルやUSBケーブルなどを用いた有線による通信であってもよい。また、移動機4を車載機3もしくは車両2に直接はめ込むようにして通信を行うようにしてもよい。また、車載機3は、車両2に搭載されて路側装置6,7と通信を行うことが可能な装置であればよく、例えばカーナビゲーション装置などであってもよい。また、移動機4a,4bは、実施形態で示した携帯電話機や簡易携帯電話機に限らず、移動通信網を介してデータ通信を行う通信装置を内蔵したPDA(Personal Digital Assistants)やモバイルパーソナルコンピュータであってもよい。また、店舗端末9a、9bから移動機4a,4bへ割引情報を通知する方法は、2次元コードを用いたものに限らず、例えば店舗端末と移動機との間で無線或いは有線でデータ通信を行うことで割引情報を通知するという方法であってもよい。
また、サーバ装置8から移動機4aに対し電子メールで課金内容を通知するようにしていたが、この電子メールの送信先は、複数の利用者が携帯する複数の移動機のうち少なくとも1の移動機であればよく、例えば移動機4bであってもよいし、移動機4a,4bの双方であってもよい。また、移動機4a,4bからHTTP(Hypertext Transfer Protocol)でサーバ装置8にアクセスすると、これに応じてサーバ装置8から課金内容を表すWEBページを移動機4a,4bに送信するようにしてもよい。
また、実施形態の説明では、サーバ装置8の制御部81が情報を書き込んだ課金DB834の内容に基づいて、クレジット会社により駐車料金が引き落とされることになっていた。従って、制御部81が課金DB834に情報を書き込むという動作は、特許請求の範囲における「利用者に駐車料金を課金するための処理」に相当する。この「利用者に駐車料金を課金するための処理」は、上記の課金DB834への書き込み動作に限らず、サーバ装置8自身が銀行口座から駐車料金を引き落とすという動作が可能であれば、この動作も含み得る。また、例えば利用者に請求書を発行するような場合には、制御部81がその請求書を作成するための情報を生成したり記憶したりする動作が「利用者に駐車料金を課金するための処理」に含まれる。
また、第1実施形態では、移動機4aが1つの移動機4bから割引情報を収集する例で説明したが、移動機4aはこれと同様にして複数の移動機から割引情報を収集することができる。例えば、運転者以外の同乗者が3人であった場合には、これらの同乗者の移動機の各々から割引情報を収集するようにしてもよい。また、第1実施形態では、移動機4aだけが割引情報を収集する機能を有している例で説明したが、要するに、複数の利用者がそれぞれ携帯する複数の移動機のうち、少なくとも1の移動機が割引情報の収集に関する機能を備えていればよいので、場合によっては全ての移動機が割引情報の収集機能を備えていてもよい。
上述した移動機4a,4b、車載機3、サーバ装置8が動作するためのコンピュータプログラムは、CPUによって読み取り可能な磁気記録媒体、光記録媒体あるいはROMなどの記録媒体に記録して提供することができる。また、インターネットのようなネットワーク経由でダウンロードさせることももちろん可能である。
本発明の第1実施形態に係る課金システムの構成を示す図である。 同システムにおける移動機と車載機の構成を示すブロック図である。 同システムにおけるサーバ装置の構成を示す図である。 同システムにおけるサーバ装置が記憶している情報の一例を示す図である。 同システムにおけるサーバ装置が記憶している情報の一例を示す図である。 同システムにおけるサーバ装置が記憶している情報の一例を示す図である。 同システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 同システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 同システムにおける移動機のCPUの動作を示すフローチャートである。 同システムにおける移動機のCPUの動作を示すシーケンス図である。 第2実施形態に係る課金システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 第3実施形態に係る課金システムの動作の一例を示すシーケンス図である。
符号の説明
2・・・車両、3・・・車載機、4a,4b・・・移動機、5・・・移動通信網、6,7・・・路側装置、8・・・サーバ装置、9a,9b・・・店舗端末、10・・・ネットワーク。

Claims (10)

  1. 複数の移動機と、駐車料金算出装置とを備え、
    前記複数の移動機はそれぞれ、駐車料金の割引額を算出するための割引情報を取得する取得手段を備え、
    前記複数の移動機のうち少なくとも1の移動機は、
    自機以外の移動機が備える前記取得手段によって取得された割引情報を収集する収集手段と、
    前記収集手段によって収集された割引情報と、自機が備える前記取得手段によって取得された割引情報とを前記駐車料金算出装置に通知する通知手段とを備え、
    前記駐車料金算出装置は、
    前記通知手段によって通知された割引情報に基づいて車両の駐車料金を算出する算出手段と、
    前記複数の移動機のうち少なくとも1の移動機の利用者に対し、前記算出手段によって算出された駐車料金を課金するための処理を行う課金処理手段とを備える課金システム。
  2. 車両に搭載された車載機と、駐車料金算出装置とを備え、
    前記車載機は、
    複数の移動機の各々から、駐車料金の割引額を算出するための割引情報を収集する収集手段と、
    前記収集手段によって収集された割引情報を前記駐車料金算出装置に通知する通知手段とを備え、
    前記駐車料金算出装置は、
    前記通知手段によって通知された割引情報に基づいて駐車料金を算出する算出手段と、
    前記複数の移動機のうち少なくとも1の移動機の利用者に対し、前記算出手段によって算出された駐車料金を課金するための処理を行う課金処理手段とを備える課金システム。
  3. 前記割引情報には、前記移動機の利用者が利用した店舗とその利用金額とを示す情報が含まれており、
    前記駐車料金算出装置は、前記割引情報によって示される店舗に対し、前記割引情報によって示される利用金額での利用が行われたか否かを問い合わせる問い合わせ手段を備え、
    この問い合わせにより前記利用が行われたことが確認された場合には、前記課金処理手段が課金のための処理を行う請求項1又は2記載の課金システム。
  4. 前記駐車料金算出装置は、前記課金処理手段が行った処理の内容を表す情報を前記複数の移動機のうち少なくとも1の移動機に送信する課金内容通知手段を備える請求項1又は2記載の課金システム。
  5. 複数の移動機の各々から、駐車料金の割引額を算出するための割引情報を収集する収集手段と、
    前記収集手段によって収集された割引情報に基づいて駐車料金を算出する算出手段と、
    前記複数の移動機のうち少なくとも1の移動機の利用者に対し、前記算出手段によって算出された駐車料金を課金するための処理を行う課金処理手段と
    を備える駐車料金算出装置。
  6. 前記割引情報には、前記移動機の利用者が利用した店舗とその利用金額とを示す情報が含まれており、
    前記割引情報によって示される店舗に対し、前記割引情報によって示される利用金額での利用が行われたか否かを問い合わせる問い合わせ手段を備え、
    この問い合わせにより前記利用が行われたことが確認された場合には、前記課金処理手段が課金のための処理を行う請求項5記載の駐車料金算出装置。
  7. 前記課金処理手段が行った処理の内容を表す情報を前記複数の移動機のうち少なくとも1の移動機に送信する課金内容通知手段を備える請求項5記載の駐車料金算出装置。
  8. 駐車料金の割引額を算出するための割引情報を取得する取得手段と、
    複数の移動機の各々から前記割引情報を収集する収集手段と、
    前記収集手段によって収集された割引情報と、前記取得手段によって取得された割引情報とを外部装置に通知する通知手段と
    を備えた移動機。
  9. 複数の移動機の各々から、駐車料金の割引額を算出するための割引情報を収集する収集手段と、
    前記収集手段によって収集された割引情報を外部装置に通知する通知手段と
    を備えた車載機。
  10. コンピュータに、
    駐車料金の割引額を算出するための割引情報を取得する取得機能と、
    複数の移動機の各々から前記割引情報を収集する収集機能と、
    前記収集機能によって収集された割引情報と、前記取得機能によって取得された割引情報とを外部装置に通知する通知機能と
    を実現させるためのコンピュータプログラム。
JP2004217511A 2004-07-26 2004-07-26 課金システム、駐車料金算出装置、移動機、車載機及びプログラム Expired - Lifetime JP4468098B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004217511A JP4468098B2 (ja) 2004-07-26 2004-07-26 課金システム、駐車料金算出装置、移動機、車載機及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004217511A JP4468098B2 (ja) 2004-07-26 2004-07-26 課金システム、駐車料金算出装置、移動機、車載機及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006039855A JP2006039855A (ja) 2006-02-09
JP4468098B2 true JP4468098B2 (ja) 2010-05-26

Family

ID=35904802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004217511A Expired - Lifetime JP4468098B2 (ja) 2004-07-26 2004-07-26 課金システム、駐車料金算出装置、移動機、車載機及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4468098B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104021598A (zh) * 2014-07-01 2014-09-03 福州瑞芯微电子有限公司 一种车辆计费的方法、装置和系统

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101923735A (zh) 2010-08-20 2010-12-22 北京握奇数据系统有限公司 一种停车场智能收费系统和方法
JP6979890B2 (ja) * 2018-01-24 2021-12-15 東芝テック株式会社 駐車料金管理装置およびプログラム
JP7327234B2 (ja) * 2020-03-24 2023-08-16 トヨタ自動車株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002157616A (ja) * 2000-11-17 2002-05-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車両駐車管理方法及び車両駐車管理システム
JP2003022460A (ja) * 2001-07-09 2003-01-24 Toshiba Corp 駐車場管理システム、および駐車場管理方法
JP3616050B2 (ja) * 2001-11-08 2005-02-02 三菱重工業株式会社 駐車場料金課金システム
JP2003208667A (ja) * 2002-01-11 2003-07-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 購入商品情報収集処理システム
JP2003256897A (ja) * 2002-03-06 2003-09-12 Toshiba Corp 駐車システム、駐車方法
JPWO2004015635A1 (ja) * 2002-08-08 2005-12-02 富士通株式会社 駐車場管理方法
JP2004102687A (ja) * 2002-09-10 2004-04-02 Oki Electric Ind Co Ltd 収支情報処理装置および収支情報処理システム
JP2004102726A (ja) * 2002-09-10 2004-04-02 Aruze Corp 携帯電話同士の情報処理システム、当該情報処理システムを機能させるためのプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104021598A (zh) * 2014-07-01 2014-09-03 福州瑞芯微电子有限公司 一种车辆计费的方法、装置和系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006039855A (ja) 2006-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9123034B2 (en) Methods and systems for electronic payment for parking using autonomous position sensing
CN107111792A (zh) 用于在交通网络中售检票及验票的方法和系统
JP2011209989A (ja) 課金システム
JP2006079557A (ja) 予約方法、予約制入庫方法、ワイヤレスコールナンバー取得方法、通信処理方法、駐車場予約システム
JP2005275719A (ja) 駐車場案内と料金自動支払いシステム及びその方法並びに駐車場案内サービスホストコンピュータ
KR101247965B1 (ko) 차량용 엔에프씨를 이용한 비용 결제 방법 및 시스템
KR100863679B1 (ko) 이동통신단말기를 이용한 미납 도로 통행료 징수 시스템 및방법
JP4468098B2 (ja) 課金システム、駐車料金算出装置、移動機、車載機及びプログラム
KR100645232B1 (ko) 교통 및 통신 요금 통합 청구시스템
KR100999525B1 (ko) 이동 단말기를 이용한 주차 관리 방법 및 시스템
KR20070080364A (ko) 무선통신을 이용한 택시 요금 결제 시스템 및 그 방법
TW202013279A (zh) 可支付交通費用的設備、組合設備、系統及方法
KR101555993B1 (ko) 차량탑재 단말을 이용한 차량의 주차 요금 정산 시스템
JP2005182428A (ja) 駐車料金徴収方法および装置
JP4219752B2 (ja) 駐車場管理システム
KR100426610B1 (ko) 주차장의 요금징수 서비스방법
KR101228843B1 (ko) 포스 단말기를 이용한 이동통신요금 충전 시스템 및 그방법
KR100725822B1 (ko) 지능형 교통 시스템에서의 통합요금징수 네트워크 및통합요금징수방법
JP4382417B2 (ja) 駐車場管理方法および駐車場管理システム
KR20090000754A (ko) 이동단말기를 이용한 통행요금 결제 방법 및 서비스 서버
JP3916238B2 (ja) 運賃預託管理システム,方法,運賃預託管理サーバおよびプログラム
JP2001325625A (ja) 交通機関の自動料金徴収システムおよび自動料金徴収方法
JP2006072728A (ja) 駐車場管理装置、駐車場管理システム、駐車場管理方法、駐車場管理サーバ、精算装置、店舗端末および携帯端末
JP2002074435A (ja) サーバ及び料金徴収システム
JP3725116B2 (ja) 施設利用料金自動課金決済システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20051221

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070406

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100223

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4468098

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140305

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250