JP4170556B2 - Etcシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、有料道路の利用者が、有料道路の料金所のゲートを通過するだけで通行料金の支払ができるETCシステム(自動料金収受システム)に係わり、特に、利用者が後日自己が支払う通行料金を簡単に検索できる機能を付加したETCシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、有料道路における料金所での渋滞を解消する目的で、車両が料金所のゲートを通過するだけで通行料金の支払ができるETCシステムが提唱されている。このETCシステムの概要を図11、図12を用いて説明する。
【0003】
有料道路1の各IC(インターチェンジ)2a、2bにはゲート4が設けられており、この各ゲート4には、このIC2a、2bを通過して有料道路1に進入したり、退出する各車両3に搭載された車載器6に記憶された車両特定情報としての車両番号やクレジットカード番号を非接触で読取る送受信器5が取付られている。
【0004】
具体的には、各車両3に取付けられた各車載器6には、利用者が所持するクレジットカード7を挿入するカード挿入口が設けられており、利用者は車両3に乗車する時点でクレジットカード7をカード挿入口へ挿入する。すると、車載器6はクレジットカード7に記憶されているクレジットカード番号を読取って記憶保持する。クレジットカード7を引抜くと記憶保持されたクレジットカード番号がクリアされる。車両番号は車載器6に常時記憶保持されている。
【0005】
送受信器5は各車両3の車載器6から読取った車両番号及びクレジットカード番号をそれぞれ料金所装置8へ転送する。料金所装置8は、入力された車両番号及びクレジットカード番号を図12(a)に示す伝送フレーム9に組込んで道路会社のホスト装置10へ送信する。この伝送フレーム9には、ICコード(IC名)、車両番号、クレジットカード番号、日時(日付及び時刻)、進入か退出かを示す入/出フラグ等が組込まれている。
【0006】
各料金所装置8から伝送フレーム9を受信した道路会社のホスト装置10は、内部に各IC相互間の通行料金を記憶した通行料金テーブルと、図12(b)に示す利用実績ファイル11が形成されている。この利用実績ファイル11内には、この有料道路1を利用した各車両毎に、車両番号、進入IC、退出IC、通行料金、日付時刻、クレジットカード番号を書込むための複数の領域が形成されている。
【0007】
道路会社のホスト装置10は、各料金所装置8から伝送フレーム9を受信すると、伝送フレーム9の入/出フラグが進入の場合は、この伝送フレーム9の各情報を利用実績ファイル11の新規領域に書込む。伝送フレーム9の入/出フラグが退出の場合は、利用実績ファイル11内の伝送フレーム9の車両番号と同一車両番号が書込まれた領域を検索して、この領域の退出ICの欄に伝送フレーム9に含まれるICコード(IC名)を書込む。そして、該当領域の進入ICと退出ICとの間の通行料金を通行料金テーブルから読取って、該当領域の通行料金の欄に書込む。
【0008】
このように、道路会社のホスト装置10内に形成された利用実績ファイル11の各領域に各車両毎の利用情報が順番に書き込まれていく。
【0009】
そして、道路会社のホスト装置10は、毎日又は一定期間毎に、利用実績ファイル11に記憶された各車両毎の利用情報を、クレジットカード番号毎の利用情報に編集してクレジットカード会社12へ送信する。クレジットカード会社12は受領したクレジットカード番号毎の利用情報を、該当クレジットカード番号に対応する顧客毎の利用情報に直して、図12(c)に示す顧客ファイル13へ累積登録する。
【0010】
クレジットカード会社12は、原則として、月に1度、顧客に対してクレジットカードの利用明細を送付し、指定された日に顧客の金融機関の口座から利用代金を引落とす。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図11、図12に示すETCシステムにおいても未だ解消すべき次のような課題があった。
【0012】
すなわち、各車両3は、有料道路1の各IC2a、2bにおける料金所のゲート4をノンストップで通過するので、レシート(受領書)を受取ることはない。また、このETCシステムを採用するに際して、利用者側の経済的負担を軽減するために、車載器6は、自己の車両番号とクレジットカード番号をIC2a,2b側の送受信器5へ送出しているのみである。したがって、この車載器6が通行料金をIC2a,2b側から受信することはない。
【0013】
その結果、有料道理1の各利用者は、クレジットカード会社12から1月に1度送付されて来るクレジットカードの利用明細を見るまで、個々の通行料金(利用代金)を確認できない。一般に、クレジットカードで商品を購入したりサービスの提供を受けた場合、その時点でカードの利用代金を確認できるので、このETCシステムにおいては、後日どの程度の金額が請求されるのか不安に感じる利用者も多数いると推定できる。
【0014】
また、現在時点で、クレジットカードによる通行料金の請求金額がどの程度に達しているかの情報を各利用者へ提供可能にすることは、各利用者に対するサービスを向上する上で大切なことである。
【0015】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、各種の通信網を用いることによって、現在時点における利用済みの各通行料金の一覧を確認することができ、有料道路の利用者に対するサービスを向上できるETCシステムを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、有料道路における入口ゲート及び出口ゲートにおいて、この各ゲートをノンストップで通過する車両に搭載された車載器が記憶する車両特定情報及びクレジットカード番号を非接触で読取り、該当車両の通行料金を算出し、後日クレジット会社を介して該当車両の利用者に通行料金を請求するETCシステムに適用される。
【0017】
そして、上記課題を解消するために、本発明のETCシステムにおいては、有料道路におけるIC相互間の通行料金をインターネットを介して公開する料金Webサイトと、車両に搭載されたナビゲーション装置とを備えている。
そして、ナビゲーション装置を、自己車両の有料道路の利用状況を記憶保持するための利用状況テーブルと、自己車両の現在位置を検出して表示器に表示するナビゲーション手段と、車両特定情報及びクレジットカード番号が非接触で読取られたタイミングで、自己車両が進入した入口ゲート又は自己車両が退出した出口ゲートが所属する各ICをナビゲーション手段で得られる現在位置を用いて検出するIC検出手段と、このIC検出手段で検出された進入IC又は退出ICを利用状況テーブルに書込むIC書込手段と、利用状況テーブルに進入ICと退出ICとが書込まれたタイミングで、進入ICから退出ICまでの通行料金をインターネットを介して料金Webサイトから検索する料金検索手段と、この料金検索手段で検索した通行料金を利用状況テーブルに書込む通行料金書込手段と、利用状況テーブルに記憶された進入IC、退出IC及び通行料金の自己車両の利用状況を表示する利用状況表示手段とを有する。
【0022】
このように構成されたETCシステムにおいては、車両に搭載されたナビゲーション装置は、自己車両の現在位置を検出して表示器に表示する通常のナビゲーション機能の他に、自己車両が有料道路に進入、退出したICを検出して、料金Webサイトから通行料金を検索して表示器に表示する。
【0023】
その結果、利用者は有料道路を退出した時点で、自己の車内のナビゲーション装置の表示画面上で今回の通行料金を確認できる。
【0027】
さらに、車両特定情報及びクレジットカード番号が非接触で読取られたタイミングで各ICを検出しているので、ナビゲーション装置における各ICを検出する処理負担が軽減される。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態を図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係るETCシステムの概略構成を示すブロック図である。図11に示す従来のETCシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
【0029】
有料道路1の各IC2a、2bの各ゲート4には、このIC2a、2bを通過して有料道路1に進入したり、退出する各車両3に搭載された車載器6に記憶された車両番号やカード挿入口に挿入されたクレジットカード7クレジットカード番号を非接触で読取る送受信器5が取付られている。
【0030】
送受信器5は各車両3の車載器6から読取った車両特定情報としての車両番号及びクレジットカード番号はそれぞれ料金所装置8へ転送される。料金所装置8は、入力された車両番号及びクレジットカード番号を図12(a)に示す伝送フレーム9に組込んで道路会社のホスト装置10へ送信する。道路会社のホスト装置10は、内部に各IC相互間の通行料金を記憶した通行料金テーブルと、図12(b)に示す利用実績ファイル11とが形成されている。道路会社のホスト装置10は、各料金所装置8から伝送フレーム9を受信する毎に、利用実績ファイル11の各領域に各車両毎の利用情報を順番に書込んでいく。
【0031】
そして、道路会社のホスト装置10は、毎日又は一定期間毎に、利用実績ファイル11に記憶された各車両毎の利用情報をクレジットカード会社のホスト装置12aへ送信する。クレジットカード会社のホスト装置12aは受領した利用情報を図12(c)に示す顧客ファイル13へ累積登録する。このクレジットカード会社のホスト装置12aは、インターネット14を介して利用者が自由にアクセス可能な利用者Webサイトを有している。
【0032】
車両3内には、上述した車載器6の他に、利用者端末としてのナビゲーション装置15、及びこのナビゲーション装置15が外部のインターネット14をアクセスするための通信機器としての携帯電話16が収納されている。ナビゲーション装置15は、アンテナ17を介してGPS衛星18からのGPS電波を受信して、自己の現在位置を検出して表示器に表示出力する。
【0033】
さらに、このナビゲーション装置15は、利用者のキー操作に基づいて、携帯電話16を起動して、外部のインターネット14を介してクレジットカード会社のホスト装置12aの利用者Webサイトをアクセスして、顧客ファイル13に記憶されている自己の通行料金の一覧を検索して、この自己の通行料金を表示器に表示出力する。
【0034】
そして、クレジットカード会社のホスト装置12aは、図2に示す流れ図に従って各種処理を実施する。
例えば、1月のうちの予め定められた規定日に達すると(S1)、顧客ファイル13に記憶された各顧客に対する通行料金等の請求金額を該当顧客の金融期間の口座から引落とす(S2)。また、道路会社のホスト装置10からカード利用情報が入力すると(S3)、このカード利用情報を顧客ファイル13の該当顧客の領域へ書込む(S4)。
【0035】
利用者端末としてのナビゲーション装置15から携帯電話16及びインターネッ14を介して利用者Webサイトがアクセスされると(S5)、クレジットカード番号が入力されるのを待つ(S6)。クレジットカード番号及び暗証番号が入力されると(S6,S7)、入力された暗証番号が正しいことを確認する(S8)。
【0036】
暗証番号が正しいことが確認されると、顧客ファイル13内の該当顧客の通行料金を含むカード利用状況の一覧を読出して(S9)、アクセス要求元のナビゲーション装置15へダウンロードする(S10)。車両3のナビゲーション装置15はカード利用状況を受信すると、このダウンロードされたカード利用状況の一覧を表示器に表示出力する。
【0037】
このように構成された第1実施形態のETCシステムにおいて、クレジットカード会社のホスト装置12aに対して、クレジットカード番号と暗証番号入力等の一定の条件で顧客ファイル13の内容を利用者に知らせるための利用者Webサイトを設けている。
【0038】
したがって、有料道路1の利用者は、車内において、任意のタイミングで自己のこれまでの通用料金の一覧をナビゲーション装置15の表示画面上で確認できる。
【0039】
なお、利用者はインターネット14に接続可能な自宅のパーソナルコンピユータや事務所のパーソナルコンピユータを用いて自己の有料道路のカード利用状況の一覧を確認できる。
【0040】
(第2実施形態)
図3は本発明の第2実施形態に係るETCシステムの概略構成を示すブロック図である。図1に示す第1実施形態のETCシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
【0041】
この第2実施形態のETCシステムにおいては、内部に各IC相互間の通行料金を記憶した図4に示す通行料金テーブル19と、図12(b)に示す利用実績ファイル11が形成されている道路会社のホスト装置10aは、インターネット14aを介して利用者が自由にアクセス可能な料金Webサイトを有している。
【0042】
車両3内には、車載器6の他に、ナビゲーション装置15a、及びこのナビゲーション装置15aが外部のインターネット14aをアクセスするための通信機器としての携帯電話16が収納されている。
【0043】
車載器6は、各ゲート4の送受信器5で自己の車両番号及びクレジットカード番号が非接触で読取られたタイミングでゲート通過情報をナビゲーション装置15aへ送信する機能を有する。
【0044】
図5はナビゲーション装置15aの概略構成を示すブロック図である。
GPS受信部20は、アンテナ17を介してGPS衛星18からのGPS電波を受信してGPS信号として位置算出部21へ送出する。位置算出部21はGPS信号から自己の現在位置を算出して表示器22及び地図メモリ23へ送出する。表示器22は地図メモリ23から読出された地図上に自己の現在位置を表示出力する。表示器22に表示された現在位置はデータ処理部24へ送出される。
【0045】
車載器6から入力されたゲート通過情報はIC通過情報受信部25で受信されてデータ処理部24へ送信される。また、通信IF26は、携帯電話16を起動してインターネット14aを介して道路会社のホスト装置10aの料金Webサイトをアクセスする。
【0046】
データ処理部24内には利用状況テーブル27が形成されている。この利用状況テーブル27内には、図6に示すように、自己の車両3が有料道路1を利用する毎に、進入IC、退出IC、日時、通行料金を書込む欄を有する複数の領域28が形成されている。
【0047】
このような構成のナビゲーション装置15aのデータ処理部24は、図7に示す流れ図に基づいて通行料金の算出処理を実行する。
車載器6から自己車両3のIC通過情報が入力すると(Q1)、ナビゲーション機能を用いて、自己車両3が現在時点で位置するIC名、該当IC2a、2bに対する進入、退出の区別を表示器22に表示されている地図から判定する(Q2)。
【0048】
そして、進入の場合(Q3)、利用者状況テーブル27の新規領域28の進入ICの欄に判定したIC名、日時の欄に現在の日時をそれぞれ書き込む(Q4)。また、退出の場合(Q5)、利用状況テーブル27の既に進入ICが書き込まれている領域28における空の退出ICの欄に判定したIC名を書込む(Q6)。
【0049】
次に、携帯電話16及びインターネット14aを介して、道路会社のホスト装置10aの料金Webサイトをアクセスする(Q7)。そして、今回利用状況テーブル27の領域28に新規書き込んだ、進入ICと退出ICとでを料金Webサイトの通行料金テーブル19に対する検索要求を行う(Q8)。料金Webサイトから進入ICと退出ICとも間の通行料金が得られると(Q9)、この得られた通行料金を利用状況テーブル27の該当領域28における空の通行料金の欄に書き込む(Q10)。
【0050】
最後に、利用状況テーブル27の該当領域28に書込まれた進入IC、退出IC、日時、通行料金を今回の利用状況として表示器22に表示出力する(Q11)。
【0051】
また、Q12において、利用者(操作者)が、利用状況表示指示操作を実行すると、利用状況テーブル27の各領域28に書込まれた利用状況の一覧を表示器22に表示出力する(Q13)。
【0052】
このように構成された第2実施形態のETCシステムにおいては、道路会社のホスト装置10aは、インターネット14aを介して利用者が自由にアクセス可能な料金Webサイトを有している。そして、有料道路1を通行する車両3に搭載されたナビゲーション装置15aは、自己車両3の現在位置を検出して表示器22に表示する通常のナビゲーション機能の他に、自己車両3が有料道路1のIC2a、2bを通過する毎に、通過ICのIC名(ICコード)及び進入か退出かを地図上から検出して、この検出した進入IC、退出IC相互間の通行料金を料金Webサイトを検索して得ている。
【0053】
したがって、利用者は、有料道路1を退出した時点で、自己の車両3内のナビゲーション装置15aにおける表示器22の表示画面上で今回の通行料金を自動的に確認できる。さらに、必要に応じて、利用者は、自己が過去に有料道路1を利用した時の通行料金の一覧をこのナビゲーション装置15aの表示画面上に表示出力させることができる。
【0054】
(第3実施形態)
図8は本発明の第3実施形態に係るETCシステムの概略構成を示すブロック図である。図3に示す第2実施形態のETCシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
【0055】
この第3実施形態のETCシステムにおいて、道路会社のホスト装置10は、第2実施形態で示した料金Webサイトを有していない。車両3内には、車載器6の他にナビゲーション装置15bが設けられているが、第2実施形態で示した携帯電話16は設けられていない。
【0056】
図9は、車両3内に搭載されたナビゲーション装置15bの概略構成を示すブロック図である。図5に示した第2実施形態のナビゲーション装置15aと同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
【0057】
この第3実施形態のナビゲーション装置15bには、携帯電話16が接続されておらず、代わりに、データ処理部24a内に、図4で示した通行料金テーブル19と同一構成の通行料金テーブル19aが設けられている。
【0058】
このような構成のナビゲーション装置15bのデータ処理部24aは、図10に示す流れ図に基づいて通行料金の算出処理を実行する。なお、図10の流れ図のうちR1〜R6までの各処理は、図7におけるQ1〜Q6の処理と同じであるので説明を省略する。
【0059】
R6にて、利用状況テーブル27の既に進入ICが書込まれている領域28における空の退出ICの欄に判定したIC名が書込まれると、今回利用状況テーブル27の領域28に新規に書込んだ進入ICと退出ICとで通行料金テーブル19aに対する検索を行う(R7)。この通行料金テーブル19aから進入ICと退出ICとの間の通行料金が得られると、この得られた通行料金を利用状況テーブル27の該当領域28における空の通行料金の欄に書込む(R8)。
【0060】
最後に、料金状況テーブル27の該当領域28に書込まれた進入IC、退出IC、日時、通行料金を今回の利用状況として表示器22に表示出力する(R9)。
【0061】
また、R10において、利用者(操作者)が、利用状況表示指示操作を実行すると、利用状況テーブル27の各領域28に書込まれた利用状況の一覧を表示器22に表示出力する(R11)。
【0062】
このように構成された第3実施形態のETCシステムにおいては、有料道路1を通行する車両3に搭載されたナビゲーション装置15b内には通行料金テーブル19aが設けられている。そして、ナビゲーション装置15bは、自己車両3が有料道路1のIC2a、2bを通過する毎に、通過ICのIC名(ICコード)及び進入か退出かを地図上から検出して、この検出した進入IC、退出IC相互間の通行料金を通行料金テーブル19aを検索して得ている。
【0063】
したがって、利用者は、前述した第2実施形態のETCシステムと同様に、有料道路1を退出した時点で、自己車両3内のナビゲーション装置15bの表示器22の表示画面上で今回の通行料金を自動的に確認できる。さらに、必要に応じて、利用者は、自己が過去に有料道路1を利用した時の通行料金の一覧をこのナビゲーション装置15bの表示画面上に表示出力させることができる。
【0064】
さらに、この第3実施形態のETCシステムにおいては、ナビゲーション装置15b内に通行料金テーブル19aを設けている。ナビゲーション装置15bの地図メモリ33はCD―ROMやDVD―ROM等で形成されており、地図の記載事項が頻繁に変更されるので、このCD―ROMやDVD―ROMも定期的に新しいCD―ROMやDVD―ROMに交換される。したがって、このCD―ROMやDVD―ROMに通行料金テーブル19aを書込むことによって、通行料金テーブル19aの記憶内容を常時最新値に維持できる。
【0065】
よって、外部のインターネットをアクセスすることなく、通行料金テーブル19aを検索できるので、通行料金を経済的にかつ短時間で検索できる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のETCシステムにおいては、インターネットを介して道路会社の料金Webサイトにアクセスしたり、さらにナビゲーション機能を用いて通過ICを特定することによって、現在時点における利用済みの各通行料金の一覧や今回の通行料金を例えば車内で確認することができ、有料道路の利用者に対するサービスを大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るETCシステムの概略構成を示すブロック図
【図2】同第1実施形態に係るETCシステムにおけるクレジットカード会社のホスト装置の動作を示す流れ図
【図3】本発明の第2実施形態に係るETCシステムの概略構成を示すブロック図
【図4】同第2実施形態に係るETCシステムにおける道路会社のホスト装置内に形成された通行料金テーブルの記憶内容を示す図
【図5】同第2実施形態に係るETCシステムにおけるナビゲーション装置の概略構成を示すブロック図
【図6】同ナビゲーション装置内に形成さらた利用状況テーブルを示す図
【図7】同ナビゲーション装置の動作を示す流れ図
【図8】本発明の第3実施形態に係るETCシステムの概略構成を示すブロック図
【図9】同第3実施形態に係るETCシステムにおけるナビゲーション装置の概略構成を示すブロック図
【図10】同ナビゲーション装置の動作を示す流れ図
【図11】従来のETCシステムの概略構成を示すブロック図
【図12】同従来のETCシステムにおける伝送フレーム、利用実績ファイル及び顧客ファイルの各記憶内容を示す図
【符号の説明】
1…有料道路
2a,2b…IC
3…車両
4…ゲート
5…送受信器
6…車載器
7…クレジットカード
8…料金所装置
9…伝送フレーム
10,10a……道路会社のホスト装置
11…利用実績ファイル
12,12a…クレジットカード会社のホスト装置
13…顧客ファイル
14,14a…インターネット
15,15a…ナビゲーション装置
15…携帯端末
19,19a…通行料金テーブル
27…利用状況テーブル
Claims (1)
- 有料道路における入口ゲート及び出口ゲートにおいて、この各ゲートをノンストップで通過する車両に搭載された車載器が記憶する車両特定情報及びクレジットカード番号を非接触で読取り、該当車両の通行料金を算出し、後日クレジット会社を介して該当車両の利用者に前記通行料金を請求するETCシステムにおいて、
前記有料道路におけるIC相互間の通行料金をインターネットを介して公開する料金Webサイトと、前記車両に搭載されたナビゲーション装置とを備え、
前記ナビゲーション装置は、
自己車両の前記有料道路の利用状況を記憶保持するための利用状況テーブルと、
自己車両の現在位置を検出して表示器に表示するナビゲーション手段と、
前記車両特定情報及びクレジットカード番号が非接触で読取られたタイミングで、自己車両が進入した入口ゲート又は自己車両が退出した出口ゲートが所属する各ICを前記ナビゲーション手段で得られる現在位置を用いて検出するIC検出手段と、
このIC検出手段で検出された進入IC又は退出ICを前記利用状況テーブルに書込むIC書込手段と、
前記利用状況テーブルに進入ICと退出ICとが書込まれたタイミングで、前記進入ICから退出ICまでの通行料金をインターネットを介して前記料金Webサイトから検索する料金検索手段と、
この料金検索手段で検索した通行料金を前記利用状況テーブルに書込む通行料金書込手段と、
前記利用状況テーブルに記憶された進入IC、退出IC及び通行料金の自己車両の利用状況を表示する利用状況表示手段と
を有することを特徴とするETCシステム。
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