JPH0918039A - 有機太陽電池 - Google Patents

有機太陽電池

Info

Publication number
JPH0918039A
JPH0918039A JP7165993A JP16599395A JPH0918039A JP H0918039 A JPH0918039 A JP H0918039A JP 7165993 A JP7165993 A JP 7165993A JP 16599395 A JP16599395 A JP 16599395A JP H0918039 A JPH0918039 A JP H0918039A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tetrabenzporphyrin
metal
derivative
dielectric
solar cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7165993A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Murata
和彦 村田
Masaji Ito
正自 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Nippon Shokubai Co Ltd
Priority to JP7165993A priority Critical patent/JPH0918039A/ja
Publication of JPH0918039A publication Critical patent/JPH0918039A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K85/00Organic materials used in the body or electrodes of devices covered by this subclass
    • H10K85/30Coordination compounds
    • H10K85/311Phthalocyanine
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K30/00Organic devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation
    • H10K30/50Photovoltaic [PV] devices
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/549Organic PV cells

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光電変換効率を向上させた有機太陽電池を提
供する。 【構成】 テトラベンズポルフィリン誘導体を2個の電
極間に配置した有機太陽電池であって、該テトラベンズ
ポルフィリン誘導体が、昇華精製により得られた純度の
高い、次の一般式(1) 【化1】 ないし一般式(2) 【化2】 (いずれの式中でも、4個のXのうち少なくとも1個は
CHで、他はNであり、16個のRは、いずれもHまた
は電子供与性の置換基であり、Mは、金属、金属酸化物
または金属ハロゲン化物である)で表されるものである
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機太陽電池に関す
る。
【0002】
【従来の技術】有機半導体を用いる太陽電池は、シリコ
ンなどに代表される無機太陽電池に比べ製造工程の容易
さから低コストで大面積化が可能であるという利点を持
つが、エネルギー変換効率は低く実用レベルに達してい
ない。有機半導体は、p型半導体特性を示すものが多
い。これは有機分子が酸化され易く空気中の酸素が電子
受容性の不純物(ドーパント)として働き有機分子中に
正のキャリアを発生させるためである。このような有機
p型半導体は、仕事関数の小さな金属と接触させたり、
n型半導体と接合させることで太陽電池とすることがで
きる。例えば、無金属フタロシアニンとアルミニウムの
接触を利用した所謂ショットキー障壁型の素子が報告さ
れている(R. O. Loutfy et al., J. Chem. Phys. Vol.
71, p1211)。有機太陽電池の光電変換効率が低い原因と
して第1に有機半導体はシリコンなどの無機半導体に比
べて純度が低く発生した光電荷がトラップされてしまう
こと、第2に有機半導体の電気抵抗が無機半導体と比較
して高い点が挙げられる。無機半導体は、ドーパントと
共有結合で結ばれるため、ドーピング量とそれに伴うキ
ャリア密度、さらには電気抵抗を自由に制御すること、
すなわち価電子制御が可能である。一方、有機半導体で
は酸素のようなドーパントが、ファンデルワールス力で
結ばれているだけなのでそのドーピング量を制御するこ
とは困難であった。
【0003】次に、テトラベンズポルフィリン誘導体の
うち、環の中心の金属がMg、Cd、Znであり、ポル
フィリン環のメソ位がすべてCHである金属テトラベン
ズポルフィリンを用いた有機太陽電池が、山下氏らによ
り報告されているが(Chem. Lett., 1982, p1085 および
Bull. Chem. Soc. Jpn., Vol. 60, p803)、光電流の量
子収率は最大でも15%程度に留まっている。この原因
は、昇華精製を行っていないので該金属テトラベンズポ
ルフィリンの純度が低かったためと考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、エネ
ルギー変換効率が低いという有機太陽電池の欠点を解決
することにある。特に、純度の高い有機半導体の価電子
制御を行い電気抵抗を下げ、発生した光電子の移動をス
ムーズにすることで目的を達成しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、2個の電極
間に、昇華法による精製手段を用いて得られた下記の一
般式(1)ないし一般式(2)で表される純度の高いテ
トラベンズポルフィリン誘導体層を有する有機太陽電池
を作成した結果、昇華精製により高純度化が進むにつれ
て、加えてさらにテトラベンズポルフィリン誘導体の4
箇所のメソ位をNからCHへと置き換えていくにつれ
て、光電変換効率が向上することを見いだしこの発明に
至った。
【0006】したがって、本発明は、(I) 2個の電
極間にテトラベンズポルフィリン誘導体を配置してなる
有機太陽電池において、該テトラベンズポルフィリン誘
導体が、昇華精製して得られた次の一般式(1)
【0007】
【化3】
【0008】(式中、4個のXのうち少なくとも1個は
CHで、他はNであり、16個のRは、いずれもHまた
は電子供与性の置換基である)で表される無金属テトラ
ベンズポルフィリン誘導体ないし一般式(2)
【0009】
【化4】
【0010】(式中、4個のXのうち少なくとも1個は
CHで、他はNであり、16個のRは、いずれもHまた
は電子供与性の置換基であり、Mは、金属、金属酸化物
または金属ハロゲン化物である)で表される金属テトラ
ベンズポルフィリン誘導体であることを特徴とする有機
太陽電池により達成される。
【0011】さらに、本発明は、(II) 前記一般式
(2)で表される金属テトラベンズポルフィリン誘導体
が、昇華精製して得られた一般式(1)で表される無金
属テトラベンズポルフィリン誘導体の環の中心の水素を
金属置換して得られたものであることを特徴とする上記
(I)に示す有機太陽電池によっても達成される。
【0012】
【作用】本発明は、まず第1に、有機太陽電池の光電流
発生層として昇華精製によって得られた純度の高いテト
ラベンズポルフィリン誘導体を用いることで高い光電変
換効率と光電流量子収率を達成している。すなわち、有
機半導体の純度を高くすると発生した光電流がトラップ
される可能性が少なくなり光電変換効率が向上するもの
と考えられる。さらに第2に、テトラベンズポルフィリ
ン誘導体のポルフィリン環の4箇所にあるメソ位をNか
らCHに置換していくことで、すなわち、テトラアゾテ
トラベンズポルフィリン(フタロシアニン)からトリア
ゾテトラベンズポルフィリン、ジアゾテトラベンズポル
フィリン、モノアゾテトラベンズポルフィリン、テトラ
ベンズポルフィリンの順に置換していくことでその光電
変換効率の向上を達成することができる。光電変換効率
が向上する理由としては、ポルフィリン環の4箇所ある
メソ位をNからCHに置換していくと環の酸化電位が小
さくなり、空気中の酸素によりドーピングされる量が大
きくなる。結局、ポルフィリン環中のキャリア密度が増
大することでポルフィリン薄膜の電気抵抗が低下し光電
流が増大するものと考えられる。
【0013】本発明に用いられる、昇華精製によって得
られた一般式(1)で表される環の中心に金属を持たな
い誘導体である無金属テトラベンズポルフィリン誘導体
ないし昇華精製によって得られた一般式(2)で表され
る環の中心に金属(金属酸化物、金属ハロゲン化物を含
む)を入れた誘導体である金属テトラベンズポルフィリ
ン誘導体の両方を総称してなるものであるテトラベンズ
ポルフィリン誘導体の具体的としては、例えば、トリア
ゾテトラベンズポルフィリン、ジアゾテトラベンズポル
フィリン、モノアゾテトラベンズポルフィリン、テトラ
ベンズポルフィリンおよびそれらの混合物が用いられ
る。また、昇華精製によって得られたこれら一般式
(1)および一般式(2)で表されるテトラベンズポル
フィリン誘導体の式中のRとしては、Hまたは電子供与
性の置換基である。該電子供与性の置換基としては、例
えば、アルキル基などが挙げられる。
【0014】また、昇華精製によって得られた一般式
(2)で表される金属テトラベンズポルフィリン誘導体
の式中のMとしては、マグネシウム、銅、銀、アルミニ
ウム、ケイ素、チタン、バナジウム、クロム、マンガ
ン、鉄、コバルト、ニッケル、亜鉛、ゲルマニウム、パ
ラジウム、カドミウム、インジウム、スズ、白金、鉛な
どの金属、金属酸化物、金属ハロゲン化物が用いられ
る。ここで、金属とは、最も広義に解釈されるものであ
り、長周期型周期表においてホウ素とアスタチンを結ぶ
線を引くと、その左側に位置するものをさす。すなわ
ち、水素を除くI族(アルカリ金属および銅族)、II族
(アルカリ土金属および亜鉛族)、ホウ素を除くIII
族、炭素を除くIV族、VIII族(鉄族および白金族)およ
びV、VI、VII 族の各a亜族に属する元素をいう。さら
にMとして好ましくは、銅、アルミニウム、チタン、バ
ナジウム、ニッケル、コバルトの金属、当該金属の酸化
物ないし当該金属のハロゲン化物が用いられる。
【0015】なお、上記一般式(2)で表される高純度
の金属テトラベンズポルフィリン誘導体(金属体)は、
粗金属テトラベンズポルフィリン誘導体に直接、昇華精
製法を適用し得ることは昇華性が悪いなどの理由から困
難であることから、一旦、粗無金属テトラベンズポルフ
ィリン誘導体から昇華精製を行なうことで、まずは一般
式(1)で表される高純度の無金属テトラベンズポルフ
ィリン誘導体(水素体)を精製し、その後、この無金属
テトラベンズポルフィリン誘導体の環の中心の2つの>
N−Hの水素との交換反応によって得ることができる。
また、このようにして得られた金属テトラベンズポルフ
ィリン誘導体は、純度が向上したことにより昇華性が改
善されているので再度これを昇華精製することでより高
純度のものを得ることができる。したがって、昇華精製
した水素体を経由して本発明の金属体を得たような場合
にも、本発明にいう、昇華精製により得られた金属体に
含まれるものとする。
【0016】上記テトラベンズポルフィリン誘導体は、
p型半導体特性を示すので、仕事関数の小さい金属とシ
ョットキー障壁を形成させたり、n型半導体とpn接合
を形成させ太陽電池を作成することができる。例えば、
ショットキー型の太陽電池を作成するには、ポルフィリ
ン薄膜層をオーミックな接触をする仕事関数の大きな電
極材層と電位障壁を形成する仕事関数の小さな電極材層
ではさめばよい。これらの電極は真空蒸着、イオンスパ
ッタリングなどの方法で5〜200nm程度の薄膜とし
て形成することができる。仕事関数の大きな電極材料と
しては金、白金、スズがドープされた酸化インジウム
(ITO)、フッ素がドープされた酸化スズなどが、仕
事関数の小さな電極材料としてはアルミニウム、インジ
ウムなどが使用できる。テトラベンズポルフィリン誘導
体および電極の薄膜層は、例えば、真空蒸着法で作成さ
れる。
【0017】テトラベンズポルフィリン膜の厚さは、通
常1〜1000nm、好ましくは20〜200nmであ
る。膜厚は、薄すぎると電気的短絡を起こし光電変換特
性を示さないし、厚すぎると膜の電気抵抗が高くなり光
電流は減少する。
【0018】仕事関数の小さな電極材料としては、例え
ば、アルミニウムを用いた場合のアルミニウム層の厚さ
は、通常1〜30nm、好ましくは10〜20nmであ
る。膜厚は、薄すぎると電極のシート抵抗が大きくなり
すぎ、発生した光電荷を十分に外部回路へ伝達できない
し、厚すぎると照射光の透過率が悪くなるので実用上の
変換効率が悪くなる。
【0019】仕事関数の大きな電極材料として例えば、
シート抵抗が10〜200Ω/□のITOを用いること
ができるが、シート抵抗が50Ω/□以下のものを用い
るのが、発生した光電荷を十分に外部回路へ伝達するう
えで好ましい。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。
【0021】合成例1 (高純度無金属テトラベンズポ
ルフィリンの合成) 1−ニトロソ−2−ナフトール200g(1.15mo
l)、塩化パラトルエンスルホニル230g(1.2m
ol)およびアセトン800mlを2リットルビーカー
中で混合し、55℃(沸点付近)で15分間撹拌した。
この溶液に15%水酸化ナトリウム水溶液1.1リット
ルを滴下ロートから滴下して加えた。このとき液温が5
5〜60℃になるように氷浴で冷やしながら操作した。
この溶液の色はオレンジ(酸性)から緑(塩基性)へと
変わった。冷却後、吸引ろ過で固形の不純物を取り除
き、深緑色の溶液1.5リットルを得た。ロータリーエ
バポレーターでアセトンを除き約1.3リットルとなっ
た溶液に濃塩酸150mlを加え冷却後、吸引ろ過する
と茶色の沈殿物が得られた。これを冷水で洗浄後、活性
炭を加えた3リットルの熱水から再結晶を行うとオルト
シアノけい皮酸103g(収率51%、融点137〜1
39℃)が得られた。
【0022】2リットル丸底フラスコ中のオルトシアノ
けい皮酸103g(0.58mol)に10%水酸化ナ
トリウム水溶液580mlを加え油温190℃の油浴中
で3時間還流させた。熱いまま1.5リットルビーカー
に移し溶液を撹拌しながら、濃塩酸150mlを滴下し
た。一晩冷蔵庫で冷やし、得られる粗結晶を活性炭入り
の1.5リットル熱水から再結晶させた。イソインドリ
ノン−3−酢酸91g(0.47mol、収率82%)
が得られた。
【0023】イソインドリノン−3−酢酸17.5g
(91.5mmol)と酢酸亜鉛2水和物13g(59
mmol)を乳鉢ですりつぶしよく混合した。これを5
00ml丸底フラスコに移し室温で窒素を1時間流し
た。マントルヒーターで450℃に達するまで加熱し、
そのまま十分な窒素気流下12時間保った。このとき強
酸性のガス(酢酸)および溶融した不純物が窒素ガスと
共に排出されてくるのでドラフト中、ゴム管で三角フラ
スコに導いた。丸底フラスコに残った黒紫色の反応生成
物(10.3g)を乳鉢ですりつぶし、熱したピリジン
200mlで3回(計600ml)抽出および吸引ろ過
を繰り返した。この緑色のピリジン溶液に無水ジエチル
エーテル1.4リットルを加え一晩放置した。沈殿して
くる黒色不純物を吸引ろ過で取り除き、ろ液をエバポレ
ーターで蒸発させ、残った緑色粉末をアセトンで洗浄す
ると、粗製亜鉛テトラベンズポルフィリン2.8gが得
られた。これを減圧蒸留で精製した1−クロロナフタレ
ン10mlに投入し、沸点(258℃)まで加熱後その
ままろ過せず室温で冷却すると再結晶され、可視吸収ス
ペクトルで460nmに現れる不純物が除去された。ア
セトン洗浄、乾燥後、亜鉛テトラベンズポルフィリン
1.9g(3.3mmol、収率14.4%)が得られ
た。
【0024】亜鉛テトラベンズポルフィリン1.9g
(3.3mmol)を氷浴で冷却したビーカー中の濃硫
酸100mlに30分かけて撹拌しながら溶解させた。
そのまま0℃で2時間撹拌した。亜鉛が抜け無金属テト
ラベンズポルフィリンが微結晶となり沈殿してきた。こ
れを吸引ろ過して集めた。ろ液が中性となるまで蒸留水
で洗浄した。さらにアセトンで洗浄、吸引ろ過して無金
属テトラベンズポルフィリンの粗結晶1.54gが得ら
れた。この粗結晶を石英製の円筒ろ紙に移し1−クロロ
ナフタレン20mlを還流させながら抽出を行った。抽
出液を氷浴で冷却し沈殿してくる結晶をろ別、アセトン
洗浄後、乾燥した。これを10-5torr、500℃で
2回昇華精製し、無金属テトラベンズポルフィリン0.
92(1.8mmol、収率55%)を得た。
【0025】合成例2 (高純度無金属トリアゾテトラ
ベンズポルフィリンの合成) グリニヤール反応用マグネシウムをオーブン中100℃
で一晩乾燥した。このマグネシウムを乳鉢ですりつぶし
7.2g(0.296mol)を1リットル三口フラス
コに入れ、400ml無水ジエチルエーテルを加えた。
ヨードメタン19.5ml(0.313mol)を無水
ジエチルエーテル50mlと混合し100ml滴下ロー
トに入れ、ロートを三口フラスコに取り付けた。マグネ
シウムの入ったエーテルを撹拌しながらヨードメタンの
溶液を1時間かけて滴下した。その後30分間撹拌し
た。この間に2リットルフラスコにフタロニトリル3
8.4g(0.3mol)とジエチルエーテル450m
lを仕込み、窒素気流下で撹拌させておいた。これにす
ばやく吸引ろ過を行い固形物を取り除いたヨウ化メチル
マグネシウムのエーテル溶液を窒素を流しながら加え、
1時間撹拌した。エーテルを除去し乾燥後、1リットル
ビーカーに移しビーカーの底に押し固めた。これを23
0℃の油浴で1時間加熱した。室温で冷却後、濃塩酸を
エタノールで4倍に希釈した溶液中で加熱洗浄を数回行
った。次いでアセトンで洗浄し乾燥すると粗製マグネシ
ウムトリアゾテトラベンズポルフィリンが得られた。こ
のマグネシウムトリアゾテトラベンズポルフィリンを合
成例1で示したテトラベンズポルフィリンの場合と同様
に脱金属、1−クロロナフタレンで抽出、昇華精製を行
い、純粋な無金属トリアゾテトラベンズポルフィリンを
得た。
【0026】合成例3 (高純度コバルトテトラベンズ
ポルフィリンの合成) 石英製の100ml丸底フラスコ中に合成例1で得られ
た高純度無金属テトラベンズポルフィリン0.45g
(0.78mmol)、二塩化コバルト六水和物0.4
2g(1.8mmol)を仕込み、それぞれ減圧蒸留に
より精製した1−クロロナフタレン20mlとキノリン
2mlを加え20時間還流させながら反応させた。これ
を室温まで冷却した後、氷浴中で冷却すると粗製コバル
トテトラベンズポルフィリンが析出してきた。この反応
物を1−クロロナフタレン中の可視吸収スペクトルで調
べると未反応の無金属テトラベンズポルフィリンに由来
するピークが確認されたので、これが消滅するまで上記
反応を数回繰り返した。ろ別、アセトン洗浄、および乾
燥して得られた0.40gのコバルトテトラベンズポル
フィリンを10-5torr、500℃で2回昇華精製
し、高純度コバルトテトラベンズポルフィリン0.30
g(5.3mmol、無金属テトラベンズポルフィリン
からの収率68%)を得た。
【0027】合成例4 (高純度無金属フタロシアニン
の合成) フタロニトリルを加熱したエタノール中に溶解させた
後、活性炭を加えて溶液を脱色した。吸引ろ過で活性炭
を取り除き、ろ液を冷却してフタロニトリルを再結晶さ
せた。ハイドロキノンは昇華精製を行った。
【0028】フタロニトリル4g(31.2mmol)
とハイドロキノン1g(9.08mmol)を直径20
mm程度の石英試験管中に仕込み、水流アスピレーター
で達成できる程度の真空にした後封印した。この試験管
を180℃のオイルバスにつけ揺すりながら内容物を融
解させて混合した。6時間反応後、室温で冷却し、黒紫
色の固まりを取りだし乳鉢で細かく粉砕した。この粉末
をろ液がきれいになるまでアセトンで洗浄した。得られ
た粗製フタロシアニンを10-5torr、400℃で2
回昇華精製し、純粋なフタロシアニン1.8g(3.5
mmol、収率45%)を得た。
【0029】実施例1 イソプロピルアルコール中で超音波洗浄したITOガラ
ス基板(アルバック製膜製、シート抵抗30Ω/□)上
に合成例1で得られた高純度無金属テトラベンズポルフ
ィリンを10-5torrの真空中で石英るつぼから蒸着
させた。水晶発振式の成膜コントローラー(アルバック
製CRTM−5000)でモニターしたときの蒸着速度
は0.5nm/secであった。形成された有機薄膜層
の厚さは表面粗さ計(Sloan Dektak 30
30)で測定した結果50nmであった。最後に無金属
テトラベンズポルフィリン層の上にアルミニウムを10
-5torrの真空度で15nmの厚さ(透過率5〜10
%)に蒸着し有効面積0.1cm2 の有機太陽電池を得
た。
【0030】太陽電池特性の測定にあたり、150Wハ
ロゲンタングステンランプからの光を分光器(日本分光
製CT−25C)に通し400nmの単色光とし、本実
施例の有機太陽電池に照射した。光パワーメーター(安
藤電気株式会社製AQ−1135E)で測定した光強度
はアルミニウム電極の透過率を補正した後で2μWcm
-2であった。光電変換効率を求めるための電流−電位曲
線はファンクションジェネレーター(北斗電工製HB−
105)で電位をかけながらエレクトロメーター(ケス
レー製617)で電流値を測定し、GP−IBインター
フェースによりコンピューターに取り込み記録した。こ
の電流−電位曲線より開放光起電力(Voc)、短絡光電
流密度(Jsc)、光電流量子収率(φ)、フィルファク
ター(FF)およびアルミニウム/テトラベンズポルフ
ィリン界面に入射した光に対する光電変換効率(η)と
いった太陽電池特性を求め、結果を表1に示した。
【0031】ここで、光電流量子収率は、φ(%)=
(有機太陽電池回路を流れた電子数/ポルフィリン膜に
吸収された光子数)×100により与えられる値であ
る。また、フィルファクターは、FF=(有機太陽電池
の作動により実際取り出すことのできる最大出力/有機
太陽電池が理想的に作動すれば取り出すことができるJ
sc×Vocワットの出力)とする割合で与えられる値であ
る。ただし、Jscは短絡光電流、Vocは開放光起電力で
ある。さらにアルミニウム/テトラベンズポルフィリン
界面に入射した光に対する光電変換効率は、η(%)=
(取り出すことができた電気出力/入射した光エネルギ
ー)×100により与えられる値である。
【0032】キャリア密度は、低周波容量法により求め
た。すなわち、ファンクションジェネレーター(北斗電
工製HB−105)から周波数0.01Hz、振幅0.
85Vの電位をかけながら高速サンプリングが可能なピ
コアンメーター(ケスレー製487)で電流を測定し容
量に変換した。さらにかけた電位に対し容量の2乗の逆
数をプロットすると直線が得られ、切片からキャリア密
度(N)を求め表1に示した。
【0033】無金属テトラベンズポルフィリン薄膜の電
気抵抗は、ガラス基板上に金を櫛形(幅0.15mm、
全長20.77cm)に真空蒸着し、その上に無金属テ
トラベンズポルフィリンを真空蒸着したものに、10V
の電位をかけたときに流れる電流をエレクトロメーター
(ケスレー製617)で測定し求めた。このような薄膜
の場合、電気力線は膜中すべて貫通すると考えられるの
で、金電極の全長と無金属テトラベンズポルフィリンの
膜厚との積を電極面積として無金属テトラベンズポルフ
ィリンの体積抵抗(ρ)を求め結果を表1に示した。
【0034】実施例2 イソプロピルアルコール中で超音波洗浄したITOガラ
ス基板(アルバック製膜製、シート抵抗30Ω/□)上
に合成例2で得られた高純度無金属トリアゾテトラベン
ズポルフィリンを10-5torrの真空中で石英るつぼ
から蒸着させた。水晶発振式の成膜コントローラー(ア
ルバック製CRTM−5000)でモニターしたときの
蒸着速度は0.5nm/secであった。形成された有
機薄膜層の厚さは表面粗さ計(Sloan Dekta
k 3030)で測定した結果70nmであった。最後
に無金属トリアゾテトラベンズポルフィリン層の上にア
ルミニウムを10-5torrの真空度で15nmの厚さ
(透過率5〜10%)に蒸着し有効面積0.1cm2
有機太陽電池を得た。
【0035】太陽電池特性の測定にあたり、150Wハ
ロゲンタングステンランプからの光を分光器(日本分光
製CT−25C)に通し615nmの単色光とし、本実
施例の有機太陽電池に照射した。光パワーメーター(安
藤電気株式会社製AQ−1135E)で測定した光強度
は、アルミニウム電極の透過率を補正した後で2μWc
-2であった。光電変換効率を求めるための電流−電位
曲線はファンクションジェネレーター(北斗電工製HB
−105)で電位をかけながらエレクトロメーター(ケ
スレー製617)で電流値を測定し、GP−IBインタ
ーフェースによりコンピューターに取り込み記録した。
この電流−電位曲線より開放光起電力(Voc)、短絡光
電流密度(Jsc)、光電流量子収率(φ)、フィルファ
クター(FF)およびアルミニウム/トリアゾテトラベ
ンズポルフィリン界面に入射した光に対する光電変換効
率(η)といった太陽電池特性を求め、結果を表1に示
した。
【0036】キャリア密度は、低周波容量法により求め
た。すなわち、ファンクションジェネレーター(北斗電
工製HB−105)から周波数0.01Hz、振幅0.
95Vの電位をかけながら高速サンプリングが可能なピ
コアンメーター(ケスレー製487)で電流を測定し容
量に変換した。さらにかけた電位に対し容量の2乗の逆
数をプロットすると直線が得られ、切片からキャリア密
度(N)を求め表1に示した。
【0037】無金属トリアゾテトラベンズポルフィリン
薄膜の電気抵抗は、ガラス基板上に金を櫛形(幅0.1
5mm、全長20.77cm)に真空蒸着し、その上に
無金属トリアゾテトラベンズポルフィリンを真空蒸着し
たものに、10Vの電位をかけたときに流れる電流をエ
レクトロメーター(ケスレー製617)で測定し求め
た。このような薄膜の場合、電気力線は膜中すべて貫通
すると考えられるので、金電極の全長と無金属トリアゾ
テトラベンズポルフィリンの膜厚との積を電極面積とし
て無金属トリアゾテトラベンズポルフィリンの体積抵抗
(ρ)を求め結果を表1に示した。
【0038】実施例3 イソプロピルアルコール中で超音波洗浄したITOガラ
ス基板(アルバック製膜製、シート抵抗30Ω/□)上
に合成例3で得られた高純度コバルトテトラベンズポル
フィリンを10-5torrの真空中で石英るつぼから蒸
着させた。水晶発振式の成膜コントローラー(アルバッ
ク製CRTM−5000)でモニターした。このときの
蒸着速度は0.5nm/secであった。形成された有
機薄膜層の厚さは、表面粗さ計(Sloan Dekt
ak 3030)で測定した結果50nmであった。最
後にコバルトテトラベンズポルフィリン層の上にアルミ
ニウムを10-5torrの真空度で15nmの厚さ(透
過率5〜10%)に蒸着し有効面積0.1cm2 の有機
太陽電池を得た。
【0039】太陽電池特性の測定にあたり、150Wハ
ロゲンタングステンランプからの光を分光器(日本分光
製CT−25C)に通し400nmの単色光とし、本実
施例の有機太陽電池に照射した。光パワーメーター(安
藤電気株式会社製AQ−1135E)で測定した光強度
は、アルミニウム電極の透過率を補正した後で2μWc
-2であった。光電変換効率を求めるための電流−電位
曲線はファンクションジェネレーター(北斗電工製HB
−105)で電位をかけながらエレクトロメーター(ケ
スレー製617)で電流値を測定し、GP−IBインタ
ーフェースによりコンピューターに取り込み記録した。
この電流−電位曲線より太陽電池特性として、開放光起
電力Voc=0.63V、短絡光電流密度Jsc=2.7μ
Acm-2、フィルファクターFF=0.19およびアル
ミニウム/トリアゾテトラベンズポルフィリン界面に入
射した光に対する光電変換効率η=16.5%が得られ
た。
【0040】比較例1 イソプロピルアルコール中で超音波洗浄したITOガラ
ス基板(アルバック製膜製、シート抵抗30Ω/□)上
に合成例4で得られた高純度無金属フタロシアニンを1
-5torrの真空中で石英るつぼから蒸着させた。水
晶発振式の成膜コントローラー(アルバック製CRTM
−5000)でモニターしたときの蒸着速度は0.5n
m/secであった。形成された有機薄膜層の厚さは表
面粗さ計(Sloan Dektak 3030)で測
定した結果50nmであった。最後に無金属フタロシア
ニン層の上にアルミニウムを10-5torrの真空度で
15nmの厚さ(透過率5〜10%)に蒸着し有効面積
0.1cm2 の有機太陽電池を得た。
【0041】太陽電池特性の測定にあたり、150Wハ
ロゲンタングステンランプからの光を分光器(日本分光
製CT−25C)に通し625nmの単色光とし、本比
較例の有機太陽電池に照射した。光パワーメーター(安
藤電気株式会社製AQ−1135E)で測定した光強度
は、アルミニウム電極の透過率を補正した後で2μWc
-2であった。光電変換効率を求めるための電流−電位
曲線はファンクションジェネレーター(北斗電工製HB
−105)で電位をかけながらエレクトロメーター(ケ
スレー製617)で電流値を測定し、GP−IBインタ
ーフェースによりコンピューターに取り込み記録した。
この電流−電位曲線より開放光起電力(Voc)、短絡光
電流密度(Jsc)、光電流量子収率(φ)、フィルファ
クター(FF)およびアルミニウム/フタロシアニン界
面に入射した光に対する光電変換効率(η)といった太
陽電池特性を求め、結果を表1に示した。
【0042】キャリア密度は、低周波容量法により求め
た。すなわち、ファンクションジェネレーター(北斗電
工製HB−105)から周波数0.01Hz、振幅0.
95Vの電位をかけながら高速サンプリングが可能なピ
コアンメーター(ケスレー製487)で電流を測定し容
量に変換した。さらにかけた電位に対し容量の2乗の逆
数をプロットすると直線が得られ、切片からキャリア密
度(N)を求め表1に示した。
【0043】無金属フタロシアニン薄膜の電気抵抗は、
ガラス基板上に金を櫛形(幅0.15mm、全長20.
77cm)に真空蒸着し、その上に無金属フタロシアニ
ンを真空蒸着したものに、10Vの電位をかけたときに
流れる電流をエレクトロメーター(ケスレー製617)
で測定し求めた。このような薄膜の場合、電気力線は膜
中すべて貫通すると考えられるので、金電極の全長と無
金属フタロシアニンの膜厚との積を電極面積として無金
属フタロシアニンの体積抵抗(ρ)を求め結果を表1に
示した。
【0044】
【表1】
【0045】
【発明の効果】実施例から明らかなように有機太陽電池
の光電流発生層として純度の高いテトラベンズポルフィ
リン誘導体を用いることで高い光電変換効率と光電流量
子収率が達成できた。例えば、昇華精製した高純度無金
属テトラベンズポルフィリンを用いた素子では光電流量
子収率は177%にも達し、山下らが報告した昇華精製
していない亜鉛テトラベンズポルフィリンを用いた素子
の光電流量子収率15%に比べてはるかに大きい。この
ように、昇華精製は、有機半導体太陽電池中で光電流の
トラップとなる不純物を除去し、光電流を増大させるた
めには不可欠な操作である。さらに、テトラベンズポル
フィリン誘導体のポルフィリン環の4箇所あるメソ位を
NからCHに置換していくと、すなわちテトラアゾテト
ラベンズポルフィリン(フタロシアニン)からトリアゾ
テトラベンズポルフィリン、テトラベンズポルフィリン
の順に光電変換効率が向上していく理由は以下のように
考えられる。ポルフィリン環の4箇所あるメソ位をNか
らCHに置換していくと環の酸化電位が小さくなり、空
気中の酸素によりドーピングされる量が大きくなる。結
局、表1に示したように、ポルフィリン環中のキャリア
密度が増大し、ポルフィリン薄膜の電気抵抗が低下する
ので、光電変換効率および光電流量子収率が増大してい
るのである。以上のことから、有機半導体では困難とさ
れてきた価電子制御が可能になったといえる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個の電極間にテトラベンズポルフィリ
    ン誘導体を配置してなる有機太陽電池において、該テト
    ラベンズポルフィリン誘導体が、昇華精製して得られた
    次の一般式(1) 【化1】 (式中、4個のXのうち少なくとも1個はCHで、他は
    Nであり、16個のRは、いずれもHまたは電子供与性
    の置換基である)で表される無金属テトラベンズポルフ
    ィリン誘導体ないし一般式(2) 【化2】 (式中、4個のXのうち少なくとも1個はCHで、他は
    Nであり、16個のRは、いずれもHまたは電子供与性
    の置換基であり、Mは、金属、金属酸化物または金属ハ
    ロゲン化物である)で表される金属テトラベンズポルフ
    ィリン誘導体であることを特徴とする有機太陽電池。
  2. 【請求項2】 前記一般式(2)で表される金属テトラ
    ベンズポルフィリン誘導体が、昇華精製して得られた一
    般式(1)で表される無金属テトラベンズポルフィリン
    誘導体の環の中心の水素を金属置換して得られたもので
    あることを特徴とする請求項1に記載の有機太陽電池。
JP7165993A 1995-06-30 1995-06-30 有機太陽電池 Pending JPH0918039A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7165993A JPH0918039A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 有機太陽電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7165993A JPH0918039A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 有機太陽電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0918039A true JPH0918039A (ja) 1997-01-17

Family

ID=15822884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7165993A Pending JPH0918039A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 有機太陽電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0918039A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001518914A (ja) * 1997-03-20 2001-10-16 アヴェンティス・リサーチ・ウント・テクノロジーズ・ゲーエムベーハー・ウント・コー・カーゲー スピロ化合物及びそれらの使用
US6916982B2 (en) * 2000-07-21 2005-07-12 North Carolina State University Synthesis of perylene-porphyrin building blocks and polymers thereof for the production of light-harvesting arrays
US7193237B2 (en) 2002-03-27 2007-03-20 Mitsubishi Chemical Corporation Organic semiconductor material and organic electronic device
WO2009021655A2 (de) * 2007-08-10 2009-02-19 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Elektronisches bauelement und verwendung von stickstoffhaltigen makrozyklen als dielektrikum in organischen elektronischen bauteilen
JP2010529695A (ja) * 2007-06-13 2010-08-26 ユニバーシティ オブ サザン カリフォルニア 非平面状ポルフィリンを用いた有機感光性光電子デバイス
WO2010122997A1 (ja) * 2009-04-20 2010-10-28 福留 裕文 光電池
JP2012231149A (ja) * 2012-06-05 2012-11-22 Mitsubishi Chemicals Corp 有機光電変換素子の製造方法及び有機光電変換素子
US9136489B2 (en) 2006-05-02 2015-09-15 Mitsubishi Chemical Corporation Method for producing organic photoelectric conversion device and organic photoelectric conversion device

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001518914A (ja) * 1997-03-20 2001-10-16 アヴェンティス・リサーチ・ウント・テクノロジーズ・ゲーエムベーハー・ウント・コー・カーゲー スピロ化合物及びそれらの使用
US6916982B2 (en) * 2000-07-21 2005-07-12 North Carolina State University Synthesis of perylene-porphyrin building blocks and polymers thereof for the production of light-harvesting arrays
US7193237B2 (en) 2002-03-27 2007-03-20 Mitsubishi Chemical Corporation Organic semiconductor material and organic electronic device
US8304283B2 (en) 2002-03-27 2012-11-06 Mitsubishi Chemical Corporation Method for producing organic electronic device including converting a precursor for a semiconductor layer
US9136489B2 (en) 2006-05-02 2015-09-15 Mitsubishi Chemical Corporation Method for producing organic photoelectric conversion device and organic photoelectric conversion device
JP2010529695A (ja) * 2007-06-13 2010-08-26 ユニバーシティ オブ サザン カリフォルニア 非平面状ポルフィリンを用いた有機感光性光電子デバイス
WO2009021655A2 (de) * 2007-08-10 2009-02-19 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Elektronisches bauelement und verwendung von stickstoffhaltigen makrozyklen als dielektrikum in organischen elektronischen bauteilen
WO2009021655A3 (de) * 2007-08-10 2009-04-23 Fraunhofer Ges Forschung Elektronisches bauelement und verwendung von stickstoffhaltigen makrozyklen als dielektrikum in organischen elektronischen bauteilen
WO2010122997A1 (ja) * 2009-04-20 2010-10-28 福留 裕文 光電池
JP4883595B2 (ja) * 2009-04-20 2012-02-22 福留 裕文 光電池
EA019500B1 (ru) * 2009-04-20 2014-04-30 Фукутоме Хирофуми Фотоэлектрический элемент
JP2012231149A (ja) * 2012-06-05 2012-11-22 Mitsubishi Chemicals Corp 有機光電変換素子の製造方法及び有機光電変換素子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4121148B2 (ja) 光電池
US6245988B1 (en) Metal complex photosensitizer and photovoltaic cell
JP3783872B2 (ja) ホスホン酸化ポリピリジル化合物及びその錯体
JP5722792B2 (ja) 新規な配位子および増感剤を含む光電変換機器
JP4081149B2 (ja) フタロシアニン化合物を用いる湿式太陽電池
WO2020232973A1 (zh) 一种双D-π-A型柱[5]芳烃染料及其合成方法与应用
AU2011346645A1 (en) Naphtalene monoimide derivatives and use thereof as photosensitizers in solar cells and photodetectors
JP7379444B2 (ja) 有機化合物及び有機光電変換素子
US20100326528A1 (en) Photosensitizing transition metal complex and its use for photovoltaic cell
JP2001525108A (ja) 光電池
CN103492402A (zh) 用于电化学器件和光电器件的改进的氧化还原对
WO1994005025A1 (en) Use of optical brighteners and phthalocyanines as photosensitizers
JP5443001B2 (ja) 増感錯体、その製造方法、それを備えた無機/有機ハイブリッド型半導性材料、及び、該材料を備えた太陽電池
JP4522090B2 (ja) 色素増感太陽電池
JPH0974216A (ja) 有機太陽電池
JPH0918039A (ja) 有機太陽電池
JP2011060669A (ja) 光電変換素子及びその製造方法、並びに、金属フタロシアニン錯体色素
JP3435459B2 (ja) 色素増感太陽電池
JP4485181B2 (ja) 金属錯体およびそれを用いた色素増感太陽電池
Houarner-Rassin et al. Improved efficiency of a thiophene linked ruthenium polypyridine complex for dry dye-sensitized solar cells
US8609846B2 (en) Naphthalene monoimide derivatives and use thereof as photosensitizers in solar cells and photodetectors
Liu et al. Hybridized ruthenium (II) complexes with high molar extinction coefficient unit: Effect of energy band and adsorption on photovoltatic performances
CN114409551A (zh) 富勒烯衍生物材料及其制备方法及其在钙钛矿太阳能电池中的应用
JP2005162717A (ja) 金属錯体およびそれを用いた色素増感太陽電池
JP5151192B2 (ja) ペリレン誘導体およびそれを用いた光電変換素子