JP2008063226A - アンスラキノンカルボン酸誘導体、及び、これを用いた色素増感型酸化物系半導体電極、並びに色素増感型太陽電池 - Google Patents

アンスラキノンカルボン酸誘導体、及び、これを用いた色素増感型酸化物系半導体電極、並びに色素増感型太陽電池 Download PDF

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Abstract

【課題】太陽電池用増感色素として優れた性能を示す新規なアンスラキノンカルボン酸誘導体を開発し、更に、該アンスラキノンカルボン酸誘導体を用いた色素増感型太陽電池を提供すること。
【解決手段】下記一般式で示されることを特徴とするアンスラキノンカルボン酸誘導体、更には、このアンスラキノンカルボン酸誘導体を用いた色素増感型酸化物系半導体電極および色素増感型太陽電池を開示する。
Figure 2008063226

(式中、Rは、水素の一部がハロゲン基、低級アルキル基などで置換されていてもよいフェニル基、または低級アルキル基を表す)
【選択図】なし

Description

本発明は、貴金属元素を含まない有機系の光増感色素として機能する新規なアンスラキノンカルボン酸誘導体と、これを用いた色素増感型の酸化物系半導体電極、並びに色素増感型太陽電池に関するものである。
太陽光を電気エネルギーに変換する太陽電池は、石油資源に代わるエネルギー源として、また地球温暖化などを含めて環境汚染を起こすことのない無限のエネルギー源として広く実用化されはじめている。その中でも代表的なのはシリコン系太陽電池であるが、最近、材料費や製造コストの点で一層の改善が求められている。
他方、次世代型の太陽電池として注目されている色素増感型の太陽電池は、低価格で環境負荷も少ない点で優れたものとされているが、反面、シリコン系太陽電池に比べるとエネルギー変換効率が低くて寿命も短いことから、実用化を進める際の大きな課題になっている。
例えば色素増感型太陽電池の増感色素として、貴金属元素であるルテニウムを含むルテニウム錯体が知られているが、コスト上の問題から最近では貴金属を含まない低コストの増感色素も検討されている。例えば特許文献1には、ルテニウム錯体に匹敵する性能を有するものとして、クマリン、ポリエン、スチリル色素などの有機色素も開発されており、今後は、他の有機色素についての検討も進められていくものと考えられる。
ところでアンスラキノン系の色素は、従来より染料を始め様々の用途に用いられているが、色素増感型太陽電池用の増感色素として検討されている例は極めて少なく、本発明者らが知る限りでは、非特許文献1に記載されている如く、アリザリンやパルプリンといった単純な構造の色素が検討されている程度である。しかし、それらのアンスラキノン系色素はエネルギー変換効率が低く、シリコン系太陽電池用の増感色素として代替していくには、耐久寿命やエネルギー変換効率の向上が求められる。
特開2003−234133号公報 Journal of Photochemistry and Photobiology A:Chemistry 168(2004),p191-196
本発明は上記の様な状況の下で、太陽電池用の増感色素に焦点を絞り、様々の分野で有機色素として実績のあるアンスラキノン系誘導体を対象とし、アンスラキノン骨格に種々の置換基を導入することで、太陽電池用増感色素として優れた性能を発揮する新規なアンスラキノン系誘導体を開発すべく、鋭意研究を進めてきた。
従って本発明の目的は、太陽電池用増感色素として優れた性能を示す新規なアンスラキノン系誘導体を開発し、更に、該アンスラキノン系誘導体を用いた高性能の色素増感型酸化物系半導体電極を提供し、更に加えて、該色素増感型酸化物系半導体電極を主たる構成要素として用いて、色素増感型太陽電池への実用化を実現可能にすることにある。
上記課題を解決することのできた本発明のアンスラキノンカルボン酸誘導体は、下記式(I)で示される新規化合物である。
Figure 2008063226
(式中、Rは、水素の一部がハロゲン基、低級アルキル基、ジ低級アルキルアミノ基、チオ低級アルキル基またはオキシ低級アルキル基で置換されていてもよいフェニル基、または低級アルキル基を表す)
また、本発明に係る色素増感型酸化物系半導体電極は、上記式(I)で示されるアンスラキノンカルボン酸誘導体を、酸化物半導体電極に吸着せしめてなるところに特徴を有し、更に本発明の色素増感型太陽電池は、導電性支持体上に、上記色素増感型酸化物系半導体電極、キャリア輸送層および対電極が順次積層されたものであるところに特徴を有している。
本発明によれば、色素増感タイプの太陽電池用として優れた性能の酸化物系半導体電極を提供できると共に、該電極の製造に用いられる増感色素として有用なアンスラキノン系の新規化合物であるアンスラキノンカルボン酸誘導体を提供することができ、ひいては、シリコン系太陽電池に代わる次世代型の太陽電池として有用な色素増感型の太陽電池を提供できる。
本発明のアンスラキノンカルボン酸誘導体は、前記一般式(I)で示される新規化合物であり、例えば、J.Med.Chem.,22,1024−1020(1979)に記載されている9,10−ジヒドロ−5,8−ジヒドロキシ−9,10−ジオキソアンスラセン−2−カルボン酸における5位と8位の2個のヒドロキシル基がアミノ基を含む所定の基で置換された構造の新規な化合物である。ここで所定の置換基とは、フェニル基または炭素数3〜8のアルキル基であり、フェニル基は、当該各フェニル基骨格に結合した水素の1つがハロゲン(好ましくは塩素、臭素または沃素)、低級アルキル基、ジ低級アルキルアミノ基、チオ低級アルキル基、またはオキシ低級アルキル基で置換されたものであってもよい。ここで低級アルキル基とは、炭素数1〜5のアルキル基を意味し、より好ましくは炭素数1〜3のアルキル基、最も代表的には炭素数1のメチル基である。
尚、上記5位と8位に導入することのできる置換基は無限に考えられる。しかし今回、本発明者らが実際に合成し、色素増感電池用の色素として優れた特性を示すことを確認しているのは前掲の置換基のみであり、勿論、その他の置換基で優れた色素増感作用を有するものの存在も予測されるが、置換基の種類に格別の規則性は確認できないことから、本発明では置換基の種類を前掲のものに限定している。
本発明に係るアンスラキノンカルボン酸誘導体の中でも代表的なものを例示すると、下記式に示す化合物である。
Figure 2008063226
Figure 2008063226
Figure 2008063226
Figure 2008063226
Figure 2008063226
Figure 2008063226
Figure 2008063226
これらのアンスラキノンカルボン酸誘導体は、後述する実施例で個々の化合物ごとに具体例を挙げて示す如く、元素分析、Hおよび13CのNMR分析、EIMS分析、MALDI−TOF−MS分析などによって同定できる。
そして、新規化合物である該アンスラキノンカルボン酸化合物は、例えば既知物質である9,10−ジヒドロ−5,8−ジヒドロキシ−9,10−ジオキソアンスラセン−2−カルボン酸を原料とし、これに後記実施例にも示す如く、アニリン、アルキルアミン、パラ(またはメタ)ジメチルアミノアニリン、パラ(またはメタ)チオメチルアニリン、パラ(またはメタ)オキシメチルアニリンなどを、使用原料に応じた適切な有機溶剤(例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、酢酸、プロピオン酸、酢酸エチル、或は水などの単独ないし混合溶媒)の存在下に、好ましくは不活性ガス雰囲気中、例えば120〜200℃程度、より一般的には140〜180℃で加熱反応させることによって得ることができる。この際、反応触媒としてほう酸、粉末亜鉛、ナトリウムハイドロサルファイト(Na)を使用することも有効である。
反応終了後は、目的物質に応じた溶剤に溶解し、不溶物を濾別してからカラム処理、溶剤洗浄、減圧濃縮、再結晶、昇華など周知の方法で精製すれば、高純度の目的物を得ることができる。
かくして得られる一般式(1)で示される本発明のアンスラキノンカルボン酸誘導体は、アンスラキノン骨格に特有の色素増感能と、選択された前記置換基(R)の作用が相まって色素増感作用を示すと共に、該増感作用を長期的に持続し得るものとなる。
そしてこのアンスラキノンカルボン酸誘導体を色素増感成分として、例えば酸化亜鉛、酸化鉄、酸化ケイ素、酸化チタン等からなる酸化物系半導体に吸着乃至含浸させれば、高性能の色素増感型の酸化物系半導体電極を得ることができる。なお半導体の基本成分となる酸化物として特に好ましいのは酸化チタンであり、中でもゾル−ゲル法により10〜30nmレベルの酸化チタン結晶を焼結させたものは、ナノレベルの微細構造を有し非常に高い表面積を有しているので、上記アンスラキノンカルボン酸誘導体の優れた色素増感作用とも相まって、高性能の色素増感型酸化物系半導体電極となる。
そして、この色素増感型酸化物系半導体電極を用いて色素増感型太陽電池を製造する際には、例えば図1に略示する如く、吸光量を高めるべく増感性色素の塗布乃至含浸側を凹凸面加工した多孔質酸化物層(酸化チタンなど)1の凹凸面側に前述したアンスラキノンカルボン酸誘導体を含む色素を塗布乃至含浸することによって色素増感層2を形成し、該増感層2の開放面側にはキャリア輸送層を構成する電解質溶液層3を介して透明導電膜からなる対電極4を形成し、また多孔質酸化物層1の反対面側にも透明導電膜5を形成する。そして、それらの両面をガラス基板6,6でサンドイッチ状に挟み込んで保護すると共に、対電極4と透明導電膜5とを負荷を介してリード線7で連結すれば、色素増感型の太陽電池が完成する。
なお図1は、本発明に係る増感性色素を用いた色素増感型太陽電池の一例を示しただけで、本発明はもとより図示した構造の太陽電池に制限されるものではなく、形状、構造などは必要に応じて任意に変更できるし、用いる酸化物系半導体や透明電極、保護基板などの素材や形状なども自由に変更することができ、それらは何れも本発明の技術的範囲に包含される。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施例によって制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも可能であり、それらは何れも本発明の技術的範囲に包含される。
実施例
製造例1(原料物質の製造)
9,10−ジヒドロ−5,8−ジヒドロキシ−9,10−ジオキソアンスラセン−2−カルボン酸の合成
Figure 2008063226
撹拌機とガス導入管、原料装入管、温度計を備えたガラス容器内をアルゴン置換した後、該容器内にAlCl:30.0g(0.22モル)とNaCl:6g(0.10モル)を装入してアルゴン気流下に混合し、160℃に昇温する。同温度で30分間撹拌し、混合物がほぼ融解したところに、予め混合粉砕しておいたヒドロキノン:1.8g(0.016モル)と1,2,4−ベンゼントリカルボン酸無水物:4.3g(0.022モル)をゆっくりと加え、同温度で2時間撹拌して反応させた。
反応液を6モルのHCl:10mlを含む冷水300mlに添加してしばらく撹拌した後、析出する結晶を濾取すると、赤黒色の結晶3.2gが得られた。この粗結晶をDMF(ジメチルホルムアミド)16mlで再結晶すると、赤褐色の結晶1.90g(収率41.7%)が得られた。該結晶の分析結果は下記の通りであった。この結晶を、以下の実施例で原料物質として使用した。
mp:349−351℃
1H-NMR (DMSO-d6) δ
7.393(s,2H,C1H)、8.250(d,1H,J=8.1Hz)、8.360(dd,1H,J=8.1Hz、1.5Hz)、8.566(s,1H,C1H)、12.533(s,2H,OH)
13C-NMR (DMSO-d6) δ
112.496、112.636、127.068、127.199、129.590、129,680、132.894、134,815、135,326、136.133、156.853、156.935、165.696、185.699
MALDI-TOF-MS分析(マトリクス:9NA)m/e 284.13(M+)
元素分析:C15としての計算値(Ref.J.Med.Chem.,22,1024-1030(1979));C:63.39%、H:2.84%、実測値;C:63.38%、H:2.82%
製造例2(既知物質の製造)
6,7−ジブロモ−5,8−ジヒドロキシ−9,10−ジオキソ−9,10−ジヒドロアンスラセン−2−カルボン酸の合成
Figure 2008063226
撹拌機とガス導入管、原料装入管、温度計を備えたガラス容器内をアルゴン置換した後、該容器内に、製造例1で得た9,10−ジヒドロ−5,8−ジヒドロキシ−9,10−ジオキソアンスラセン−2−カルボン酸:0.80g(2.81モル)とI:1.40g(5.51モル)、Br:0.99g(6.19モル)および濃硫酸22mlを入れてアルゴン気流下で混合し、外温150℃で5.5時間加熱撹拌した。
反応液を300mlの水に注ぎ、粗結晶を濾取した後この粗結晶をトルエンで洗浄すると、赤茶色の結晶1.07g(収率86.1%)が得られた。該結晶の分析結果は下記の通りであった。
mp:368−371℃
1H-NMR (DMSO-d6) δ
8.211(d,1H,J=8.1Hz)、8.358(d,1H,J=8.1Hz)、8.509(s,1H,C1H)、13.220 (s,2H,OH)
13C-NMR δ:難溶性のため測定不能
MALDI-TOF-MS分析 EIMS m/z 440[M+]
元素分析:C15Brとしての計算値;C:40.76%、H:1.37%、実測値:C:40.64%、H:1.43%
製造例3(目的物質の製造)
5,8−ビス(フェニルアミノ)−9,10−ジヒドロ−9,10−ジオキソアンスラセン−2−カルボン酸の合成
Figure 2008063226
撹拌機とガス導入管、還流器、原料装入管、温度計を備えたガラス容器内をアルゴン置換した後、該容器内に、5,8−ジヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9,10−ジオキソアンスラセン−2−カルボン酸:2.00g(7.04ミリモル)と、アニリン:20.0g(0.215モル)、プロピオン酸2.40g(32.4ミリモル)、ほう酸:0.36g(5.82ミリモル)および亜鉛粉:0.36g(5.51ミリモル)を入れてアルゴン気流下で混合し、160℃で6.5時間還流した。
得られた反応液をジクロロメタン500mlで希釈し、濾過して約5gの結晶を得た。この結晶を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:400g、溶出液ジクロロメタン/テトラヒドロフラン=1/1)にかけた後、ジメチルホルムアミドを用いて再結晶すると、青黒色の結晶1.25g(収率40.9%)が得られた。
得られた結晶のうち0.10gを昇華精製(250〜300℃/5×10−3Pa)すると、青黒色の結晶0.088gが得られた。該結晶の分析結果は下記の通りであった。
mp:341−342℃
1H-NMR (DMSO-d6) δ
7.203(t,2H,J=7.2Hz)、7.280(d,4H, J=7.5Hz)、7.419(t,4H, J=7.5Hz)、7.514(s,2H)、8.202(s,2H)、8.647(s,1H)、12.150(s,1H)、12.195(s,1H)
13C-NMR(DMSO-d6) δ
110.395、110.691、123.070、123.095、124.628、124.678、125.329、125.477、126.449、127.051、129.606、132.754、133.323、134.287、135.927、138.631、138.680、143.040、143.205
MALDI-TOF-MS分析(マトリクス:9NA)m/z434.377(M+)
元素分析:C2718としての計算値:C:74.65%、H:4.18%、N:6.45%、分析値:C:74.57%、H:4.13%、N:6.27%
製造例4(目的物質の製造)
5,8−ビス[1−ブチルアミノ]−9,10−ジヒドロ−9,10−ジオキソアンスラセン−2−カルボン酸の合成
Figure 2008063226
撹拌機とガス導入管、還流器、原料装入管、温度計を備えたガラス容器内をアルゴン置換した後、該容器内に、5,8−ジヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9,10−ジオキソアンスラセン−2−カルボン酸:2.00g(7.04ミリモル)とブチルアミン:5.20g(71.1ミリモル)、Na:1.00g(5.74ミリモル)および水:13mlを入れ、アルゴン気流下に混合した後、18時間還流した。
その後、反応液をクロロホルムで100mlに希釈し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:100g、溶出液:酢酸エチル/メタノール=6/1)に通し、溶離液をスラリー状まで減圧濃縮してから濾過すると、ほぼ純粋な目的物のブチルアミン塩2.0g(収率60.8%)が得られた。
得られたブチルアミン塩をテトラヒドロフランに溶かし、酢酸1mlと水5mlを加え、これを減圧濃縮して、テトラヒドロフランが留去されたところで濾過すると、目的物として青黒色の結晶1.60g(収率57.6%)が得られた。このものの分析結果は下記の通りであった。
mp:211−212℃
1H-NMR (DMSO-d6) δ
0.964(t,6H,J=7.2Hz)、1.446(m,4H, J=7.2Hz)、1.656(m,4H, J=7.2Hz)、3.452(m,4H)、7.472(s,2H) 、8.229(dd,1H,J=8.1Hz、1.8Hz)、8.307(d,1H,J=8.4Hz)、8.762(d,1H, J=1.8Hz)、10.977(t,1H, J=5.4Hz)、11.050(t,1H, J=5.4Hz)
13C-NMR (DMSO-d6) δ
13.687、19.720、31.217、41.750、107.906、108.326、124.587、124.743、126.103、126.936、131.716、133.381、133.677、136.414、146.213、146.394、166.578、178.990、179.221
MALDI-TOF-MS分析(マトリクス:9NA)m/z394.431(M+)
元素分析:C2326としての計算値:C:70.03%、H:6.64%、N:7.10%、実測値:C:69.47%、H:6.56%、N:6.97%
製造例5(目的物質の製造)
5,8−ビス−(4−ジメチルアミノ−フェニルアミノ)−9,10−ジオキソ−9,10−ジヒドロアンスラセン−2−カルボン酸の合成
Figure 2008063226
撹拌機とガス導入管、還流器、原料装入管、温度計を備えたガラス容器内をアルゴン置換した後、該容器内に、5,8−ジヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9,10−ジオキソアンスラセン−2−カルボン酸:0.50g(1.76ミリモル)、N,N−ジメチル−p−フェニレンジアミン:2.85g(20.9ミリモル)、プロピオン酸:0.611g(8.25ミリモル)、ほう酸:0.090g(1.49ミリモル)および亜鉛粉:0.108g(1.65ミリモル)を入れてアルゴン気流下で混合し、160℃で3時間撹拌した。
その後、反応液に少量の酢酸を添加し、テトラヒドロフランで希釈してから濾過し、濾液を濃縮した後、シリカゲルカラム精製(シリカゲル:200g、溶出液ジクロロメタン→酢酸エチル→テトラヒドロフラン)を行った。得られた結晶を酢酸エチル/ヘキサンで再沈殿した後、少量のジクロロメタンで洗浄すると、薄層クロマトグラフィーでワンスポット品:0.41g(収率44.7%)が得られた。このものの分析結果は下記の通りであった。
mp:500℃以上
1H-NMR (DMSO-d6) δ
2.923(s,12H)、6.791(d,4H, J=9.0Hz)、7.164(t,4H, J=9.0Hz)、7.414(s,2H)、8.300(dd,1H,J=8.1Hz、1.8Hz)、8.388(d,1H,J=8.4Hz)、8.833(d,1H, J=1.5Hz)、12.463(s,1H)、12.536(s,1H)
13C-NMR (DMSO-d6) δ
40.176、108.796、109.175、112.999、125.254、125.287、125.502、126.202、126.952、127.010、132.095、133.496、133.958、136.125、144.713、144.861、148.265
MALDI-TOF-MS分析(マトリクス:9NA)m/z 520.367(M+)
元素分析:C3128としての計算値:C:71.52%、H:5.42%、N:10.76%、実測値:C:71.04%、H:5.29%、N:10.36%
製造例6(目的物質の製造)
5,8−ビス−(4−メチルスルファニル−フェニルアミノ)−9,10−ジオキソ−9,10−ジヒドロアンスラセン−2−カルボン酸の合成
Figure 2008063226
撹拌機とガス導入管、還流器、原料装入管、温度計を備えたガラス容器内をアルゴン置換した後、該容器内に、5,8−ジヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9,10−ジオキソアンスラセン−2−カルボン酸:0.50g(1.76ミリモル)、p−(メチルチオ)アニリン2.52g(18.1ミリモル)、プロピオン酸:0.675g(9.10ミリモル)、ほう酸:0.088g(1.42ミリモル)および亜鉛粉末:0.088g(1.35ミリモル)を入れてアルゴン気流下で混合し、160℃で3時間撹拌した。
得られた反応液を濃縮し、残渣をシリカゲルカラム精製(シリカゲル:200g、溶出液ジクロロメタン→テトラヒドロフラン/ジクロロメタン=1/1→酢酸エチル)し、得られた粗結晶をジクロロメタンで洗浄すると、目的物である黒色の結晶0.328g(収率35.4%)が得られた。該結晶の分析結果は下記の通りであった
mp:306−308℃
1H-NMR (DMSO-d6) δ
2.494(s,6H)、7.238(d,4H, J=8.7Hz)、7.306(d,4H, J=8.7Hz)、7.495(s,2H)、8.245(s,2H)、8.700(s,1H)、12.147 (s,1H)、12.188(s,1H)
13C-NMR δ
15.228、110.395、110.683、123.895、124.356、125.444、125.568、126.449、127.109、127.463、132.903、133.356、133.991、134.057、135.796、135.853、143.139、143.287
MALDI-TOF-MS分析(マトリクス:9NA)m/z 525.893(M+)
元素分析:C2922としての計算値:C:66.14%、H:4.21%、N:5.32%、実測値:C:65.37%、H:4.05%、N:4.88%
製造例7(目的物質の製造)
5,8−ビス−(4−メトキシ−フェニルアミノ)−9,10−ジオキソ−9,10−ジヒドロアンスラセン−2−カルボン酸の合成
Figure 2008063226
撹拌機とガス導入管、還流器、原料装入管、温度計を備えたガラス容器内をアルゴン置換した後、該容器中に、5,8−ジヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9,10−ジオキソアンスラセン−2−カルボン酸:0.50g(1.76ミリモル)、p−アニシジン:6.62g(53.8ミリモル)、プロピオン酸:0.60g(8.10ミリモル)、ほう酸:0.06g(1.46ミリモル)および亜鉛粉末:0.06g(1.38ミリモル)を入れてアルゴン気流下で混合し、160℃で4時間還流した。
得られた反応液をトルエンで希釈して結晶を濾取し、粗結晶を酢酸エチル、テトラヒドロフラン、酢酸に溶かしてシリカゲル30gに通した。溶出液を濃縮し、酢酸エチルで洗浄すると、目的物として黒色の結晶0.46g(収率52.9%)が得られた。
得られた結晶のうち50mgを昇華精製(250℃/5×10−3Paで1時間、280℃/5×10−3Paで1時間、300℃/5×10−3Paで1時間)し、昇華品0.02gを得た。このものの分析結果は下記の通りであった。
mp:312−314℃
1H-NMR (DMSO-d6) δ
3.787(s,6H)、7.019(d,4H,J=6.6Hz)、7.278(d,4H,J=6.6Hz)、7.430(s,2H)、8.276(d,1H,J=7.5Hz)、8.380(d,1H,J=6Hz)、8.811(s,1H)12.291(s,1H)、12.349(s,1H)
13C-NMR (DMSO-d6) δ
55.348、109.429、109.774、114.928、125.655、125.845、126.627m127.145、131.122、131.171、132.744、133.682、134.258、136.325、144.549、144.706、157.013、166.382、180.600、180.757
MALDI-TOF-MS分析(マトリクス:9NA)m/z 494.228(m+)
元素分析:C2922としての計算値:C:70.44%、H:4.48%、N:5.66%、実測値:C:70.53%、H:4.37%、N:5.62%
製造例8(目的物質の製造)
5,8−ビス−(4−ブロモ−フェニルアミノ)−9,10−ジオキソ−9,10−ジヒドロアンスラセン−2−カルボン酸の合成
Figure 2008063226
撹拌機とガス導入管、還流器、原料装入管、温度計を備えたガラス容器内をアルゴン置換した後、該容器中に、5,8−ジヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9,10−ジオキソアンスラセン−2−カルボン酸:0.50g(1.76ミリモル)、p−ブロモアニリン:9.25g(53.8ミリモル)、プロピオン酸:0.60g(8.10ミリモル)、ほう酸:0.09g(1.46ミリモル)および亜鉛粉末0.09g(1.38ミリモル)を入れてアルゴン気流下で混合し、160℃で4時間還流した。途中で結晶が多量析出し撹拌困難になったが、そのまま放置した。
得られた反応液を酢酸エチル:20mlで希釈して不溶結晶を濾取し、粗結晶を酢酸エチル、テトラヒドロフラン、酢酸で溶かしてシリカゲル30gに通した。溶出液を濃縮してから酢酸エチルで洗浄すると、目的物として黒色結晶0.66g(収率63.3%)が得られた。
上記黒色結晶のうち122mgを昇華精製(250℃/5×10−3Paで10時間)すると、昇華品0.07gが得られた。該昇華品の分析結果は下記の通りであった。
mp:355−356℃
1H-NMR (DMSO-d6) δ
7.288(d,4H,J=8.7Hz)、7.583(d,4H,J=8.7z)、7.593(s,2H)、8.276(dd,1H,J=8.1Hz,1.5Hz)、8.309(s,2H)、8.723(s,1H)12.008(s,1H)、12.041(s,1H)
13C-NMR:難溶性のため検出不可
MALDI-TOF-MS分析(マトリクス:9NA)m/z 589.922(m+)
元素分析:C2716Brとしての計算値:C:54.76%、H:2.72%、N:4.73%、実測値:C:54.97%、H:2.67%、N:4.67%
製造例9(目的物質の製造)
9,10−ジオキソ−5,8−ビス−p−トリルアミノ−9,10−ジヒドロアンスラセン−2−カルボン酸の合成
Figure 2008063226
撹拌機とガス導入管、還流器、原料装入管、温度計を備えたガラス容器内をアルゴン置換した後、この容器中に、5,8−ジヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9,10−ジオキソアンスラセン−2−カルボン酸:0.5g(1.76ミリモル)、p−トルイジン:5.0g(46.7ミリモル)、プロピオン酸:0.60g(8.10ミリモル)、ほう酸:0.10g(1.62ミリモル)および亜鉛粉末:0.10g(1.53ミリモル)を入れてアルゴン気流下で混合し、160℃で4時間還流した。
得られた反応液をシリカゲル200gで処理してから溶出液を濃縮し、トルエンで洗浄すると、黒色結晶0.22g(収率27.0%)が得られた。
この粗結晶0.081gを昇華精製(250℃/5×10−3Paで1時間、290℃/5×10−3で10時間)し、黒緑色の結晶0.036gを得た。得られた結晶の分析結果は下記の通りであった。
mp:329−331℃
1H-NMR (DMSO-d6) δ
2.923(s,6H)、7.200(d,4H,J=8.4Hz)、7.246(d,4H,J=8.1Hz)、7.505(s,2H)、8.276(dd,1H,J=8.1Hz,1.5Hz)、8.320(d,1H,J=8.1Hz)、12.215(s,1H)、12.303(s,1H)
13C-NMR (DMSO-d6) δ
20.505、109.974、110.290、123.542、125.519、125.661、126.529、127.099、130.116、132.755、133.517、134.242、134.298、134.440、135.915、135.964、136.113、143.678、143.833、166.322、180.907、181.043
MALDI-TOF-MS分析(マトリクス:9NA)m/z 462.016(M+)
元素分析:C2922としての計算値:C:75.31%、H:4.76、N:6.06%、実測値:C:75.38%、H:4.79%、N:5.96%
[性能試験]
(1)セルの調整
市販のITO(インジウム錫酸化物)を塗布した導電性ガラス(Geomatec社製:表面抵抗は2Ω/□)に酸化チタン分散液を繰り返し塗布し、350〜500℃で焼成することにより、半導体粒子を10〜12μmの膜厚で積層した導電性基板を作製した。この基板を色素濃度0.3mM/L、溶媒t−ブチルアルコール/アセトニトリル(v/v=1/1)の混合溶媒またはジメチルホルムアミドに浸漬する。16時間浸漬してから取り出し、アセトニトリルで洗浄したのち自然乾燥させて色素吸着基板を得た。次に、スペーサーを設置した後、電解液(溶媒;アセトニトリル、ヨウ素;0.05M/L、ヨウ化リチウム;0.1M/L、4−t−ブチルピリジン;0.5M/L、ヨウ化1−プロピル−2,3−ジメチルイミダゾリウム;0.5M/L)に含浸させ、最後に、対極である白金蒸着ガラスを重ね合わせて有機太陽電池セルを得た。
(2)変換効率の測定
上記の様にして作製した有機太陽電池について、分光計器社製の分光感度測定装置「CEP−2000型」を用いてI−V(電流−電圧)測定からそれぞれの変換効率の最大値を測定した。AM1.5、100mW/cmの擬似太陽光照射下における短絡電流、開放電圧、形状因子、変換効率を表1に示した。
Figure 2008063226
色素増感型太陽電池の構造を例示する概念図である。
符号の説明
1 多孔質酸化物層(酸化チタンなど)
2 色素増感層
3 電解質溶液層(キャリア輸送層)
4 対電極
5 透明導電膜
6 ガラス基板
7 リード線

Claims (3)

  1. 下記一般式で示されることを特徴とするアンスラキノンカルボン酸誘導体。
    Figure 2008063226
    (式中、Rは、水素の一部がハロゲン基、低級アルキル基、ジ低級アルキルアミノ基、チオ低級アルキル基またはオキシ低級アルキル基で置換されていてもよいフェニル基、または低級アルキル基を表す)
  2. 酸化物系半導体電極に、前記請求項1に記載のアンスラキノンカルボン酸誘導体が吸着していることを特徴とする色素増感型酸化物系半導体電極。
  3. 導電性支持体上に、前記請求項2に記載の色素増感型酸化物系半導体からなる電極と、キャリア輸送層、および対電極が順次積層されていることを特徴とする色素増感型太陽電池。
JP2006239249A 2006-09-04 2006-09-04 アンスラキノンカルボン酸誘導体、及び、これを用いた色素増感型酸化物系半導体電極、並びに色素増感型太陽電池 Withdrawn JP2008063226A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5201287B1 (ja) * 2012-08-31 2013-06-05 大日本印刷株式会社 色素増感型太陽電池、および色素増感型太陽電池の製造方法
CN111138884A (zh) * 2019-12-28 2020-05-12 江苏亚邦染料股份有限公司 一种合成还原棕br的方法
WO2023008548A1 (ja) 2021-07-29 2023-02-02 三菱ケミカル株式会社 水系電解液及びそれに用いる塩、並びに該水系電解液を用いたレドックスフロー電池

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WO2023008548A1 (ja) 2021-07-29 2023-02-02 三菱ケミカル株式会社 水系電解液及びそれに用いる塩、並びに該水系電解液を用いたレドックスフロー電池

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