JPH09179230A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH09179230A
JPH09179230A JP33875695A JP33875695A JPH09179230A JP H09179230 A JPH09179230 A JP H09179230A JP 33875695 A JP33875695 A JP 33875695A JP 33875695 A JP33875695 A JP 33875695A JP H09179230 A JPH09179230 A JP H09179230A
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silver halide
layer
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halide photographic
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Eiichi Ueda
栄一 上田
Shinichi Okamura
真一 岡村
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高感度のハロゲン化銀写真感光材料を提供す
る。 【構成】 支持体上に少なくとも1層の親水性コロイド
層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該親水
性コロイド層に、以下の、の特徴を有する平板無機
微粒子を該平板無機微粒子含有層のゼラチン量1gに対
し0.1g未満の比率で含有することを特徴とするハロ
ゲン化銀写真感光材料。 粒径が16μm未満の微粒子の存在量が体積分率で9
9.5以上 表面が金属酸化物で被覆されている

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハロゲン化銀写真感
光材料に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料は、他の記録
材料と比べ感度が高いと言われているが、さらなる感度
向上のため、たゆまぬ努力が続けられている。
【0003】感度向上の一つの手段として、現像速度を
上げる方法がある。本発明者らは、現像速度の向上検討
をバインダーで行えないかと検討したところ、表面を金
属酸化物で被覆した平板無機微粒子の粒径と使用量をコ
ントロールして用いると、感度上昇効果があることが判
った。このような効果は金属酸化物の表面処理のない平
板粒子にはなく、また、粒径によっても効果が逆転する
ことも判った。
【0004】特開平4−251246では、表面に導電
性金属酸化物微粒子で被覆したマイカを写真感光材料の
保護層またはその他の層に含有せしめて帯電防止層を形
成させたハロゲン化銀写真感光材料が記載されている。
該発明は、導電性層の形勢が目的であり、表面に導電性
金属酸化物微粒子で被覆したマイカを多量に使用するも
のであり、ハロゲン化銀乳剤層側へ使用することは感度
低下を引起し、好ましくない。本願発明は感度向上のた
めむしろ少量での使用である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたものであり、その目的は、高感度のハロ
ゲン化銀写真感光材料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、 1 支持体上に少なくとも1層の親水性コロイド層を有
するハロゲン化銀写真感光材料において、該親水性コロ
イド層に、以下の、の特徴を有する平板無機微粒子
を該平板無機微粒子含有層のゼラチン量1gに対し0.
1g未満の比率で含有することを特徴とするハロゲン化
銀写真感光材料、 粒径が16μm未満の微粒子の存在量が体積分率で9
9.5以上 表面が金属酸化物で被覆されている 2 親水性コロイド層が、ハロゲン化銀乳剤層の少なく
とも1層であることを特徴とする1に記載のハロゲン化
銀写真感光材料、 3 親水性コロイド層が、保護層であることを特徴とす
る1に記載のハロゲン化銀写真感光材料、 4 親水性コロイド層が、ハロゲン化銀乳剤層の少なく
とも1層および保護層であることを特徴とする1に記載
のハロゲン化銀写真感光材料、 5 金属酸化物が酸化スズであることを特徴とする1乃
至4に記載のハロゲン化銀写真感光材料によって達成さ
れる。
【0007】即ち、本発明者は、親水性コロイド層に添
加される油剤の分散量や添加層、複合ラテックスの含有
量や添加層及びそれらとバインダーであるゼラチンの量
との関係を最適化すれば、圧力カブリの改良のみならず
カバリングパワー及び感度を向上できることを見出し本
発明に至ったものである。
【0008】以下、本発明について詳述する。
【0009】本発明に用いる親水性コロイド層とは、ハ
ロゲン化銀乳剤層を有する側で、親水性のバインダーを
有するいずれの層でもよく、具体的にはハロゲン化銀乳
剤層や中間層、保護層などである。
【0010】本発明でいう平板無機微粒子とは、雲母等
に代表される薄片状の微粒子で、大きなアスペクト比を
有するものであれば特に限定されない。アスペクト比と
しては、概ね10以上が好ましい。
【0011】また、本発明に用いられる平板無機微粒子
は、粒径が16μm未満の微粒子の存在量が体積分率で
99.5以上有するものである。
【0012】本発明に用いられる平板無機微粒子の粒径
および体積分率の測定は、コールター社製コールターマ
ルチサイザー、100ミクロンのアパーチャーを用い、
測定個数5万個の測定により計測される。
【0013】表面被覆の金属酸化物は以下のものが挙げ
られる。
【0014】 SO−1 SiO2 SO−11 ZrSiO4 SO−2 TiO2 SO−12 CaWO4 SO−3 ZnO SO−13 CaSiO3 SO−4 SnO2 SO−14 InO2 SO−5 MnO2 SO−15 SnSbO2 SO−6 Fe23 SO−16 Sb25 SO−7 ZnSiO4 SO−17 Nb25 SO−8 Al23 SO−18 Y23 SO−9 BeSiO4 SO−29 CeO2 SO−10 Al2SiO5 SO−20 Sb23 これらのなかで特に好ましいのは、酸化スズである。酸
化スズは例えばアンチモン等の固溶化物であってもかま
わない。
【0015】本発明に用いられる平板無機微粒子は、ハ
ロゲン化銀写真感光材料のハロゲン化銀乳剤層を有する
側に含有される。好ましくは、ハロゲン化銀乳剤層の少
なくとも1層に含有するかまたは、保護層に含有するこ
とである。最も好ましいのはハロゲン化銀乳剤層の少な
くとも1層および保護層の両方に含有されることであ
る。
【0016】本発明に用いられる平板無機微粒子は該平
板無機微粒子を含有する層のゼラチン1gに対し0.1
g未満の比率で含有する。好ましくは0.03g〜0.
09gであり、最も好ましくは0.06〜0.09gで
ある。
【0017】本発明に用いるハロゲン化銀乳剤は、ハロ
ゲン化銀粒子の成長終了後に可溶性塩類を除去して化学
増感に適するpAgイオン濃度にするためにヌードル水
洗法、フロキュレーション沈降法等を用いてよく、好ま
しい水洗法としては、例えば特公昭35−16086号
に記載のスルホ基を含む芳香族炭化水素系アルデヒド樹
脂を用いる方法、又は特開平2−7037号に記載の高
分子凝集剤である例示化合物G−3、G−8等を用いる
脱塩法を挙げることができる。又、リサーチ・ディスク
ロージャー(RD)Vol.102(1972)Oc
t.Item10208及びVol.131(197
5)Mar.Item13122に記載の限外濾過法を
用いて脱塩を行ってもよい。
【0018】ハロゲン化銀乳剤はシアニン色素類等によ
って分光増感されてもよい。
【0019】ハロゲン化銀乳剤に用いるバインダーとし
ては、ゼラチンを始めとして、ポリビニルアルコール,
ポリアクリルアミド等の合成ポリマー、コロイド状アル
ブミン、ポリサッカライド、セルロース誘導体等の親水
性コロイドを用いることができる。本発明によれば、ゼ
ラチン含有量が片面当たり1.7g/m2以下といった
薄膜で超迅速処理に有利な感光材料において、その効果
を遺憾なく発揮することができる。
【0020】本発明の感光材料には、ハロゲン化銀乳剤
の物理熟成又は化学熟成前後の工程で、RDNo.17
643,No.18716(1979年11月),N
o.308119(1989年12月)等に記載の各種
写真用添加剤を用いることができる。
【0021】本発明の感光材料に用いることができる支
持体としては、上記RDに記載のものが挙げられるが、
プラスチックフィルム等が適当で、塗布層の接着性のた
めにその表面に下引層を設けたり、コロナ放電や紫外線
照射等を施してもよい。
【0022】本発明の感光材料には、必要に応じて、ア
ンチハレーション層、中間層、フィルター層等を設ける
ことができる。
【0023】本発明の感光材料の構成層の塗布には、デ
ィップ塗布法、ローラー塗布法、カーテン塗布法、押し
出し塗布法、スライド・ホッパー法等を用いることがで
き、RD,Vol.176,p.27〜28の「Coa
ting procedures」の項に詳しい。
【0024】本発明の感光材料の処理に用いることがで
きる処理液も、前記RDNo.17643及び3081
19等に記載されている。
【0025】白黒写真写真に用いる現像剤としては、ジ
ヒドロキシベンゼン類(ハイドロキノン等)、3−ピラ
ゾリドン類(1−フェニル−3−ピラゾリドン)、アミ
ノフェノール類(N−メチル−アミノフェノール)等が
挙げられ、現像液には必要に応じて保恒剤、アルカリ
剤、pH緩衝剤、カブリ防止剤、硬膜剤、現像促進剤、
界面活性剤、消泡剤、色調剤、硬水軟化剤、溶解助剤、
粘性付与剤等を添加することができる。また定着液には
チオ硫酸塩、チオシアン酸塩等の定着剤が用いられ、更
に硬膜剤としての水溶性のアルミニウム塩(硫酸アルミ
ニウム、カリ明礬等)、保恒剤、pH調整剤、硬水軟化
剤等を含有してもよい。
【0026】本発明の感光材料は自動現像機を用いてD
ry to dryの全処理時間で25秒以下といった
超迅速処理を行うことができ、現像液や定着液の補充量
を感光材料1m2当たり200ml以下といった低補充
で処理することができる。
【0027】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0028】16μm以下の微粒子の分級:大塚化学社
製表面酸化スズコーティング雲母WK941を、アルピ
ネ社製ラボラトリージグザグクラシファイヤーを用いて
分級し16μm以下の微粒子の体積分率が0.0%の本
発明微粒子Aと、16μm以下の微粒子の体積分率が
6.6%の比較微粒子Bを得た。
【0029】又、金属酸化物を被覆していないコープケ
ミカル社製ミクロマイカMK100を同時に分級して、
16μm以下の微粒子の体積分率が0.0%とした微粒
子を比較微粒子Cとした。
【0030】尚、粒径および体積分率の測定は、コール
ター社製コールターマルチサイザーを用い、100ミク
ロンのアパーチャーで、測定個数5万個の測定により計
測した。
【0031】試料No.1の作成 《乳剤Em−1の調製》下記の様にして平板状沃臭化銀
粒子からなる乳剤Em−1を調製した。
【0032】 (A1液) オセインゼラチン 24.2g 水 9657ml HO(CH2CH2O)n[CH(CH3)CH2O]17(CH2CH2O)m H(n+m=5〜7)10%メタノール溶液 1.20ml 臭化カリウム 10.8g 10%硝酸 160ml (B1液) 2.5N硝酸銀水溶液 2825ml (C1液) 臭化カリウム 841g 水で 2825ml (D1液) オセインゼラチン 121g 水 2040ml HO(CH2CH2O)n[CH(CH3)CH2O]17(CH2CH2O)m H(n+m=5〜7)10%メタノール溶液 5.70ml (E1液) 1.75N臭化カリウム水溶液 銀電位制御量 特公昭58−58288号に記載の混合撹拌機を用い
て、35℃でA1液にB1液及びC1液各々475.0
mlを同時混合法により2.0分で添加し、核形成を行
った。
【0033】B1液及びC1液の添加終了後、60分か
けてA1液の温度を60℃に上昇させ、D1液の全量を
添加し、KOH3%水溶液でpHを5.5とし、再びB
1液及びC1液を各々55.4ml/分の添加速度で4
2分間添加した。この間、E1液を用いて銀電位(飽和
銀−塩化銀電極を比較電極として銀イオン選択電極で測
定)を+8mV及び+30mVになる様に制御した。
【0034】添加終了後KOH3%水溶液でpHを6.
0とし、直ちに脱塩、水洗を行って種乳剤を得た。この
種乳剤を電子顕微鏡によって観察したところ、ハロゲン
化銀粒子の全投影面積の90%以上が最大隣接辺比が
1.0〜2.0の六角平板粒子よりなり、六角平板粒子
の平均厚さは0.090μm、平均円相当直径は0.5
10μmであった。
【0035】得られた種乳剤を53℃にし、分光増感色
素A(5,5′−ジクロロ−9−エチル−3,3′−ジ
−(3−スルホプロピル)オキサカルボシアニンナトリ
ウム塩の無水物)450mg、分光増感色素B(5,
5′−ジ−(ブトキシカルボニル)−1,1′−ジ−エ
チル−3,3′−ジ−(4−スルホブチル)ベンゾイミ
ダゾロカルボシアニンナトリウムの無水物)8mgを固
体微粒子状の分散物として添加後に、4−ヒドロキシ−
6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデン(T
AI)60mg、アデニン15mg、チオシアン酸アン
モニウム50mg、塩化金酸2.5mg及びチオ硫酸ナ
トリウム5.0mgを含有する水溶液、沃化銀微粒子乳
剤(平均粒径0.05μm)5ミリモル相当、トリフェ
ニルホスフィンセレナイド6.0mgの分散液を加え、
総計2時間30分の熟成を施した。熟成終了時に安定剤
としてTAI750mgを添加した。
【0036】尚、分光増感色素の固体微粒子分散物は、
27℃の水に色素を加え高速撹拌機(ディゾルバー)で
3500r.p.m.にて30〜120分撹拌して得
た。またトリフェニルホスフィンセレナイドの分散液
は、トリフェニルホスフィンセレナイド120gを50
℃の酢酸エチル30kg中に添加して撹拌し、完全に溶
解させ、他方でゼラチン3.8kgを純水38kgに溶
解し、これにドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2
5重量%水溶液93gを添加し、これらの2液を混合し
て直径10cmのディゾルバーを有する高速撹拌型分散
機により50℃、分散翼周速40m/秒で30分間分散
し、その後速やかに減圧して酢酸エチルの残留濃度が
0.3重量%以下になるまで、撹拌を行いつつ酢酸エチ
ルを除去し、純水で希釈して80kgに仕上げて得た。
【0037】《乳剤Em−2の調製》乳剤Em−1を種
乳剤として、以下の溶液を用い平板状沃臭化銀粒子から
なる乳剤Em−2を調製した。
【0038】 (A2液) オセインゼラチン 19.04g HO(CH2CH2O)n[CH(CH3)CH2O]17(CH2CH2O )m H(n+m=5〜7)10%メタノール溶液 2.00ml 沃化カリウム 7.00g Em−1 1.55モル相当 水で2800mlに仕上げる (B2液) 臭化カリウム 1493g 水で3585mlに仕上げる (C2液) 硝酸銀 2131g 水で3585mlに仕上げる (D2液) 3重量%のゼラチンと、沃化銀粒子(平均粒径0.05μm)からなる微粒子 乳剤(*) 0.028モル相当 *0.06モルの沃化カリウムを含む5.0重量%のゼ
ラチン水溶液6.64lに、7.06モルの硝酸銀と、
7.06モルの沃化カリウムを含む水溶液それぞれ2l
を10分間かけて添加した。微粒子形成中のpHは硝酸
を用いて2.0に、温度は40℃に制御した。粒子形成
後、炭酸ナトリウム水溶液を用いてpHを6.0とし
た。
【0039】反応容器内でA2液を55℃に保ちながら
激しく撹拌し、B2液及びC2液のそれぞれ半量を35
分かけて同時混合法にて添加した。この間pHは5.8
に保った。1%KOH水溶液にてpHを8.8とし、B
2液、C2液及びD2液をD2液が無くなるまで同時混
合法で添加した。0.3%クエン酸水溶液にてpHを
6.0とし、B2液及びC2液の残量を25分かけて同
時混合法で添加した。この間のpAgは8.9に保っ
た。尚、B2液とC2液の添加速度は臨界成長速度に応
じて関数様に変化させ、小粒子の発生とオストワルド熟
成による多分散化を抑えた。
【0040】添加終了後、Em−1と同様に脱塩、水
洗、再分散を行い、再分散後40℃でpHを5.80、
pAgを8.2に調整した。
【0041】得られたハロゲン化銀乳剤を電子顕微鏡に
よって観察したところ、平均円相当直径0.91μm、
平均厚さ0.23μm、平均アスペクト比約4.0、粒
径分布の広さ(粒径分布の標準偏差/平均粒径)20.
5%の平板状ハロゲン化銀粒子からなる乳剤であった。
【0042】得られた乳剤を47℃にし、沃化銀微粒子
乳剤(平均粒径0.05μm)5ミリモル相当、分光増
感色素A 390mg及び分光増感色素B 4mgを固
体微粒子状の分散物として添加後に、アデニン10m
g、チオシアン酸アンモニウム50mg、塩化金酸2.
0mg及びチオ硫酸ナトリウム3.3mgを含有する水
溶液、トリフェニルホスフィンセレナイド4.0mgの
分散液を加え、総計2時間30分の熟成を施した。熟成
終了時に安定剤としてTAI750mgを添加した。
【0043】調製したEm−1とEm−2それぞれを重
量比で6:4に混合した乳剤を用いて以下の処方で試料
を作製した。
【0044】《試料の作製》濃度0.15に青色着色し
た厚さ175μmのポリエチレンテレフタレートフィル
ムベースの両面に、下記処方(片面当たり)でクロスオ
ーバーカット層、乳剤層、中間層、保護層の順に、片面
当たりの銀付量1.8g/m2、保護層ゼラチン量0.
4g/m2、中間層ゼラチン量0.4g/m2、乳剤層ゼ
ラチン量1.5g/m2、クロスオーバーカット層ゼラ
チン量0.2g/m2になるように塗布し、乾燥して試
料を作製した。
【0045】 第1層(クロスオーバーカット層) 固体微粒子分散体染料AH 180mg/m2 ゼラチン 0.2g/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 5mg/m2 化合物I 5mg/m2 ラテックスL 0.2g/m2 2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1,3,5−トリアジンナトリウム塩 5mg/m2 コロイダルシリカ(平均粒径0.014μm) 10mg/m2 硬膜剤A 2mg/m2 第2層(乳剤層) ハロゲン化銀乳剤 銀量 1.8g/m2 化合物G 0.5mg/m2 2,6−ビス(ヒドロキシアミノ)−4−ジエチルアミノ−1,3,5−トリ アジン 5mg/m2 t−ブチル−カテコール 130mg/m2 ポリビニルピロリドン(平均分子量10000) 35mg/m2 スチレン−無水マレイン酸共重合体 80mg/m2 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム 80mg/m2 トリメチロールプロパン 350mg/m2 ジエチレングリコール 50mg/m2 ニトロフェニル−トリフェニル−ホスホニウムクロリド 20mg/m2 1,3−ジヒドロキシベンゼン−4−スルホン酸アンモニウム 500mg/m2 2−メルカプトベンツイミダゾール−5−スルホン酸ナトリウム 5mg/m2 化合物H 0.5mg/m2 n−C49OCH2CH(OH)CH2N(CH2COOH)2 350mg/m2 化合物M 5mg/m2 化合物N 5mg/m2 コロイダルシリカ 0.5g/m2 ラテックスL 0.2g/m2 デキストラン(平均分子量1000) 0.2g/m2 化合物P 0.2g/m2 化合物Q 0.2g/m2 第3層(中間層) ゼラチン 0.4g/m2 ホルムアルデヒド 10mg/m2 2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1,3,5−トリアジンナトリウム塩 5mg/m2 ビス−ビニルスルホニルメチルエーテル 18mg/m2 ラテックスL 0.05 g/m2 ポリアクリル酸ナトリウム 10mg/m 化合物S−1
3mg/m2 化合物K 5mg/m2 硬膜剤B 1mg/m2 第4層(保護層) ゼラチン 0.4g/m2 マット剤(面積平均粒径7.0μmのポリメチルメタクリレート) 50mg/m2 ホルムアルデヒド 10mg/m2 2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1,3,5−トリアジンナトリウム塩 5mg/m2 ビス−ビニルスルホニルメチルエーテル 18mg/m2 ラテックスL 0.1g/m2 ポリアクリルアミド(平均分子量10000) 0.05g/m2 ポリアクリル酸ナトリウム 20mg/m2 ポリシロキサンSI 20mg/m2 化合物I 12mg/m2 化合物J 2mg/m2 化合物S−1 7mg/m2 化合物K 15mg/m2 化合物O 50mg/m2 化合物S−2 5mg/m2 919O(CH2CH2O)11H 3mg/m2 817SO2N(C37)−(CH2CH2O)15H 2mg/m2 817SO2N(C37)−(CH2CH2O)4−(CH24SO3 Na 1mg/m2 硬膜剤B 1.5mg/m2 表1に記載の如く、微粒子種、微粒子の添加層および添
加量を変更した以外は同様にしてNo.2〜10を作製
した。
【0046】
【化1】
【0047】
【化2】
【0048】
【化3】
【0049】
【化4】
【0050】 《蛍光増感紙の作製》 Gd22S:Tb蛍光体(平均粒径1.8μm) 200g ポリウレタン系熱可塑性エラストマー 20g [住友バイエルウレタン(株)製:デモラックTPKL−5−2625(固形分 40%)] ニトロセルロース(消化度11.5%) 2g からなる組成物にメチルエチルケトン溶媒を加え、プロ
ペラ型ミキサーで分散させて粘度25ps(25℃)の
蛍光体層形成用塗布液を調製した。(結合剤/蛍光体=
1/22) 又、下塗層形成用塗布液として軟質アクリル樹脂90g
(固形分)、ニトロセルロース50gにメチルエチルケ
トンを加え、分散、混合して粘度3〜6ps(25℃)
の分散液を調製した。
【0051】二酸化チタンを練り込んだ厚さ250μm
のポリエチレンテレフタレート支持体をガラス板上に水
平に置き、下塗層形成用塗布液をドクターブレードを用
いて均一に塗布した後、25℃から100℃に徐々に昇
温して乾燥し、厚さ15μmの下塗層を形成した。
【0052】この上に蛍光体形成用塗布液をドクターブ
レードを用いて膜厚240μmで均一に塗布し、乾燥
後、カレンダーロールを用いて800kgw/cm2
圧力で、80℃で圧縮を行った。
【0053】更に、特開平6−75097号の実施例1
に記載の方法で厚さ3μmの透明保護層を形成し、支持
体、下塗層、蛍光体層、透明保護層からなる蛍光増感紙
を作製した。
【0054】《評価》得られた各試料について感度を評
価した。
【0055】(感度)作製した蛍光増感紙に各試料を挟
み、コニカメディカル(株)製ペネトロメータB型を介
してX線照射し、コニカ(株)製自動現像機SRX−5
03にてSR−DF処理液(同)を用い、現像温度35
℃でDry to dry45秒で処理を行う。このと
き、カブリ濃度+1.0の濃度を得るのに必要なX線量
の逆数を感度とし、試料No.1の感度を100とする
相対感度で評価した。
【0056】以上の結果を表1に示す。
【0057】
【表1】
【0058】表1から明らかなように、粒径16μm以
上の微粒子の存在量が体積分率で実質的に存在しない表
面が金属酸化物で被覆されている平板無機微粒子を含有
する試料No.2、3、4、5、7、8は、感度が上昇
している。このような無機微粒子でも添加量が添加層の
バインダー量を1としたときに0.12となる試料N
o.6は、逆に感度が低下している。また、粒径が16
μm以上の微粒子の存在量が体積分率で6.6%の試料
は、感度低下が起こっている。また、表面が金属酸化物
で被覆されていない平板無機微粒子を含有する試料N
o.10は特に効果は表れない。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも1層の親水性コロ
    イド層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該
    親水性コロイド層に、以下の、の特徴を有する平板
    無機微粒子を該平板無機微粒子含有層のゼラチン量1g
    に対し0.1g未満の比率で含有することを特徴とする
    ハロゲン化銀写真感光材料。 粒径が16μm未満の微粒子の存在量が体積分率で9
    9.5以上 表面が金属酸化物で被覆されている
  2. 【請求項2】 親水性コロイド層が、ハロゲン化銀乳剤
    層の少なくとも1層であることを特徴とする請求項1に
    記載のハロゲン化銀写真感光材料。
  3. 【請求項3】 親水性コロイド層が、保護層であること
    を特徴とする請求項1に記載のハロゲン化銀写真感光材
    料。
  4. 【請求項4】 親水性コロイド層が、ハロゲン化銀乳剤
    層の少なくとも1層および保護層であることを特徴とす
    る請求項1に記載のハロゲン化銀写真感光材料。
  5. 【請求項5】 金属酸化物が酸化スズであることを特徴
    とする請求項1乃至4に記載のハロゲン化銀写真感光材
    料。
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