JPH0917897A - BiCMOS半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
BiCMOS半導体装置及びその製造方法Info
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Abstract
ド酸化層が局所的に食刻されるのを防止する 【解決手段】BiCMOS半導体装置において、半導体
基板に形成された第1導電型のコレクタ領域101と、
コレクタ領域101に形成された第1導電型のエミッタ
領域123と、エミッタ領域123を取り囲むように第
1濃度でド−ピングされて形成された第2導電型の活性
ベ−ス領域113と、活性ベ−ス領域113の両側に第
1濃度より高い第2濃度でド−ピングされて形成された
第2導電型の不活性ベ−ス領域115と、エミッタ領域
123が露出されるように活性ベ−ス領域113及び不
活性ベ−ス領域115上に形成されたゲ−ト絶縁層パ−
タン105aと、活性ベ−ス領域113の上部のゲ−ト
絶縁層パタ−ン105aの上部に形成されたゲ−トパタ
−ン107aと、エミッタ領域123の露出された表
面、ゲ−トパタ−ン107aの内部側壁を覆うエミッタ
電極とを含む。ゲートパターンaを蝕刻せずに、バイポ
ーラトランジスタの構成の一部として利用することによ
り、蝕刻に伴う問題を解決する。
Description
体装置及びその製造方法に係り、特にバイポ−ラトラン
ジスタの電気的な特性を改善したBiCMOS半導体装
置及びその製造方法に関する。
の要請に応えるべく、MOSトランジスタが広く使用さ
れている。しかしながら、MOSトランジスタは、集積
度及び電力消費の面ではバイポ−ラトランジスタより優
れているが、動作速度の面ではバイポ−ラトランジスタ
より劣っている。そこで、半導体装置の集積度、電力消
費及び動作速度の全てを改善する方法として、バイポ−
ラトランジスタとMOSトランジスタとが混在したBi
CMOS半導体装置が出現し、これに関する研究が盛ん
に行われている。
BiCMOS半導体装置の製造方法を説明するための断
面図である。なお、これらの断面図は、いずれもバイポ
−ラトランジスタが形成される部分のみを示している。
に素子分離のためのフィ−ルド酸化層3とゲ−トパタ−
ン7を形成する工程を示す。具体的には、第1導電型の
半導体基板1に素子分離のためのフィ−ルド酸化層3を
形成することにより、活性領域と不活性領域とを限定す
る。次に、フィ−ルド酸化層3の形成された半導体基板
の全面にゲ−ト絶縁層5を形成する。ゲ−ト絶縁層5
は、一般的に熱酸化層で形成されるため、フィ−ルド酸
化層3の上部には殆ど形成されない。次いで、ゲ−ト絶
縁層5の形成された半導体基板の全面に導電層と絶縁層
を順に形成した後に、これらを連続的にパタニングして
ゲ−トパタ−ン7を形成する。この際、ゲ−トパタ−ン
7は、MOSトランジスタの形成される活性領域(不図
示)の上部にも同時に形成される。前記導電層は、MO
Sトランジスタにおいては、ゲ−ト電極として使用さ
れ、ポリシリコン、又はポリシリコンとタングステンシ
リサイドとより構成されたタングステンポリサイドより
構成される。また、前記絶縁層は、一般的に酸化シリコ
ンにより形成する。
ストパタ−ン11を形成する工程を示す。具体的に
は、、まず、ゲ−トパタ−ン7の形成された半導体基板
の全面にCVD法による酸化層を蒸着する。次に、CV
D酸化層を異方性食刻してゲ−トパタ−ン7の側壁にス
ペ−サ9を形成する。ここで、スペ−サ9の形成は、M
OSトランジスタのゲ−トパタ−ンの側壁のスペ−サ
(不図示)と同時に形成される。次いで、スペ−サ9及
びゲ−トパタ−ン7が露出するようにフォトレジストパ
タ−ン11を形成する。
する工程を示している。具体的には、フォトレジストパ
タ−ン11を食刻マスクとして露出されたゲ−トパタ−
ン7を食刻して除去する。この際、露出したフィ−ルド
酸化層3も共に食刻されて変形したフィ−ルド酸化層3
aが形成され、これと同時にスペ−サ9も小さくなって
フィ−ルド酸化層の表面に突出するように変形したスペ
−サ9aが形成される。これは、ゲ−トパタ−ン7の上
部層(絶縁層)として酸化層が広く用いられるため、こ
の上部層を除去する際に、露出したフィ−ルド酸化層3
及びスペ−サ9が共に食刻されるからである。さらに、
ゲ−トパタ−ン7の下部層、即ちポリシリコン又はタン
グステンポリサイドにより形成されたゲ−ト電極を食刻
する際に、フィ−ルド酸化層とゲ−ト絶縁層との食刻比
が高くない場合、露出したフィ−ルド酸化層3及びゲ−
ト絶縁層5も同時に食刻される。従って、スペ−サ9a
及びフィ−ルド酸化層3aの表面には、激しい凹凸が発
生し、その上部に層間絶縁層及び配線層を形成する際に
パタ−ン不良を引き起こす。また、ゲ−トパタ−ン7を
食刻する際に、ゲ−ト絶縁層5の下の活性領域に食刻損
傷を与える。
ゲ−ト絶縁層5をスクリ−ン層としてその下に第2導電
型の不純物を第1ド−ズ量でイオン注入することによっ
て、第2導電型領域13を形成する。
完成させる工程を示す。具体的には、まず、フォトレジ
ストパタ−ン11を除去する。そして、通常の写真工程
により第2導電型領域13の一部に第2導電型の不純物
を前記第1ド−ズ量より多い第2ド−ズ量でイオン注入
して第2導電型の不活性ベ−ス領域15を形成すると同
時に、不活性ベ−ス領域15が形成されない第2導電型
領域13、即ち活性ベ−ス領域13aを限定する。不活
性ベ−ス領域15は、活性ベ−ス領域13aに電気的な
信号を印加するためのベ−ス電極と抵抗性接触とを形成
するために高濃度でド−ピングされる。次いで、その結
果物の全面に層間絶縁層を形成する。
−ス領域13aの上部にコンタクトホ−ルを開口し、層
間絶縁層パタ−ン17及びゲ−ト絶縁層パタ−ン5aを
形成する。次いで、前記コンタクトホ−ルを埋め込む第
1導電型のエミッタ電極19を形成する。エミッタ電極
19は、ポリシリコン層とタングステンポリサイド層の
いずれか一方により形成する。次いで、エミッタ電極1
9の形成された半導体基板の全面に絶縁層(不図示)を
形成した後に、熱処理によりエミッタ電極19から第1
導電型の不純物を拡散させて、その下に第1導電型のエ
ミッタ領域21を形成する。
トパタ−ンを食刻する際に、その下の活性ベ−ス領域が
形成される活性領域に食刻損傷を与える。この蝕刻損傷
は、バイポ−ラトランジスタの電気的な特性を低下させ
る。さらに、ゲ−トパタ−ンを食刻することにより、フ
ィ−ルド酸化層の一部が薄くなり、変形したスペ−サが
フィ−ルド酸化層の上部に突出した形状で残る。このよ
うな従来技術の問題点は、図2より容易に理解される。
MOS半導体装置の切断面を電子走査顕微鏡(SEM)
で撮影した写真であり、図1(C)においてフォトレジ
ストパタ−ン11を除去した状態に対応する断面を示
す。なお、図1(A)乃至(D)に付された参照番号と
同一の参照番号は同一部分であり、それに対する説明は
省略する。参照符号Aで示された円の内部は、ゲ−トパ
タ−ンを食刻する際に、同時に蝕刻されたフィ−ルド酸
化層を示し、参照符号Bで示された円内の突出部分は、
変形したスペ−サを示す。このような変形したスペ−サ
及びフィ−ルド酸化層は、その上部に絶縁層及び配線を
形成する際にパタ−ン不良を引き起こす恐れがある。
に鑑みてなされたものであり、その目的は、BiCMO
S半導体装置において、活性ベ−ス領域の食刻損傷をな
くし、フィ−ルド酸化層が局所的に食刻されるのを防止
することにある。
半導体装置を製造するに好適な製造方法を提供するにあ
る。
め、本発明は、バイポ−ラトランジスタとMOSトラン
ジスタとを有するBiCMOS半導体装置において、前
記バイポ−ラトランジスタは、半導体基板に形成された
第1導電型のコレクタ領域と、前記コレクタ領域の主表
面の一部に形成された第1導電型のエミッタ領域と、前
記エミッタ領域を取り囲み第1濃度でド−ピングされて
形成された第2導電型の活性ベ−ス領域と、前記活性ベ
−ス領域の両側に第1濃度より高い第2濃度でド−ピン
グされて形成された第2導電型の不活性ベ−ス領域と、
前記エミッタ領域が露出されるように前記活性ベ−ス領
域及び前記不活性ベ−ス領域上に形成されたゲ−ト絶縁
層パ−タンと、前記活性ベ−ス領域の上部のゲ−ト絶縁
層パタ−ンの上部に形成された変形したゲ−トパタ−ン
と、前記エミッタ領域の露出された表面と前記変形した
ゲ−トパタ−ンの内部側壁を覆うエミッタ電極とを含む
ことを特徴とする。
バイポ−ラトランジスタとMOSトランジスタとを有す
るBiCMOS半導体装置の製造方法において、前記バ
イポ−ラトランジスタは、半導体基板に第1導電型のコ
レクタ領域を形成する工程と、前記コレクタ領域の主表
面にフィ−ル酸化層を形成することによって、活性領域
と不活性領域とを限定する工程と、前記活性領域にゲ−
ト絶縁層を形成する工程と、前記ゲ−ト絶縁層の上部に
ゲ−トパタ−ンを形成する工程と、前記ゲ−トパタ−ン
の下の活性領域及び前記ゲ−トパタ−ンの両側の活性領
域に第2導電型の不純物を第1ド−ズ量でイオン注入し
て、それぞれ第1深さの活性ベ−ス領域及び前記第1深
さより深い第2深さの第2導電型領域を形成する工程
と、前記第2導電型の領域に第2導電型の不純物を前記
第1ド−ズ量より多い第2ド−ズ量でイオン注入して不
活性ベ−ス領域を形成する工程と、前記不活性ベ−ス領
域の形成された半導体基板の全面に層間絶縁層を形成す
る工程と、前記活性ベ−ス領域の上部にコンタクトホ−
ルを形成する工程と、前記コンタクトホ−ルを覆う第1
導電型のエミッタ電極を形成する工程と、前記エミッタ
電極と接触された前記活性ベ−ス領域の表面に第1導電
型のエミッタ領域を形成する工程とを含むことを特徴と
する。
明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
OS半導体装置の構造を説明する。図3は、本実施の形
態に係るBiCMOS半導体装置におけるバイポ−ラト
ランジスタの断面図である。なお、MOSトランジスタ
の構成要素と同時に形成される部分(例えば、ゲートパ
ターン)は、その機能面では異なるが、説明の便宜上、
MOSトランジスタと同一の名称を用いている。
に形成された第1導電型のコレクタ領域、105aは、
コレクタ領域101の所定領域が露出されるように半導
体基板の表面に形成されたゲ−ト絶縁層パタ−ン、12
3は、露出したコレクタ領域101の表面に第1導電型
の不純物がド−ピングされたエミッタ領域、107a
は、エミッタ領域123の周辺部のゲ−ト絶縁層パタ−
ン105a上に形成されたゲ−トパタ−ン、113は、
エミッタ領域123の側面と底面を取り囲むように、ゲ
−トパタ−ン107aの下におけるコレクタ領域101
の表面に第2導電型の不純物をド−ピングして形成され
た活性ベ−ス領域、115は、活性ベ−ス領域113の
側面を取り囲み、活性ベ−ス領域113の不純物濃度よ
り高い濃度を有する第2導電型の不活性ベ−ス領域を示
す。
と絶縁層(例えば、酸化層)が順に積層された構造を有
するが、実施の態様によっては、この絶縁層を含まなく
ても良い。ゲ−ト電極層は、ポリシリコン、又はポリシ
リコンとタングステンシリサイドとで構成されたタング
ステンポリサイドにより形成される。
aの外部側壁にCVD酸化層で形成されたスペ−サ、1
17は、ゲ−トパタ−ン107a、スペ−サ109及び
ゲ−ト絶縁層パタ−ン105aを覆う層間絶縁層、12
1は、エミッタ領域123の表面とゲ−トパタ−ン10
7aの内部側壁を覆うエミッタ電極を示す。エミッタ電
極121は、第1導電型の不純物がド−ピングされたポ
リシリコン、又は第1導電型のポリシリコンとタングス
テンシリサイドとで構成されたタングステンポリサイド
により形成することが好ましい。
形態に係るBiCMOS半導体装置は、ゲ−トパタ−ン
を構成するゲ−ト電極層とエミット電極とが連結された
構造を有するため、ゲ−ト電極層もエミッタ電極の機能
を果たし得る。
半導体装置に拠れば、バイポ−ラトランジスタが動作す
る際に、ゲ−ト電極の下の活性ベ−ス領域の抵抗が減少
し、バイポ−ラトランジスタの電流利得が高くなる。こ
れは、例えば、NPN型のバイポ−ラトランジスタの場
合においては、当該トランジスタをオン状態にする際
に、エミッタ電極及びゲート電極の電位が活性ベ−ス領
域の電位より0.7V程度低い電圧になるから、換言す
ると、活性ベ−ス領域の表面に蓄積層が形成されること
により活性ベ−ス領域による抵抗が小さくなるからであ
る。このような効果は、PNP型のバイポ−ラトランジ
スタの場合にも同様に得られる。
導体装置の製造方法を説明する。図4(A)乃至(D)
は、本実施の形態に係るBiCMOS半導体装置の製造
方法を説明するための断面図であって、バイポ−ラトラ
ンジスタの領域を示すものである。なお、MOSトラン
ジスタの構成要素と同時に形成される部分(例えば、ゲ
ートパターン)は、その機能面で異なるが、説明の便宜
上、MOSトランジスタと同一の名称を用いている。ま
た、図3の参照番号と同一の参照番号は同一部分を示
す。
−トパタ−ン107を形成する工程を示す。先ず、半導
体基板(不図示)の所定領域に第1導電型のコレクタ領
域101(例えば、N型のウェル)を形成した後に、フ
ィ−ルド酸化層103を形成することによって活性領域
と不活性領域とを限定する。次いで、この活性領域にゲ
−ト絶縁層105(例えば、熱酸化層)を形成する。次
いで、ゲ−ト絶縁層105の形成された半導体基板の全
面に第1導電型の導電層と絶縁層を順に形成した後に、
これらを通常の写真食刻工程でパタニングして、ゲ−ト
絶縁層105の上部の所定領域に導電層と絶縁層とを順
に積層してなるたゲ−トパタ−ン107を形成する。ゲ
−ト電極層としての導電層は、第1導電型のポリシリコ
ン、又は第1導電型のポリシリコンとタングステンシリ
サイドとで構成されたタングステンポリサイドにより形
成し、その上部の絶縁層は、二酸化シリコンにより形成
することが好ましいが、実施の態様によっては、当該絶
縁層は不要である。
活性ベ−ス領域113と不活性ベ−ス領域115を形成
する工程を示す。具体的には、ゲ−トパタ−ン107の
形成された半導体基板の全面にCVD酸化層を蒸着した
後に、これを異方性食刻してゲ−トパタ−ン107の側
壁にスペ−サ109を形成する。次いで、バイポ−ラト
ランジスタの形成される活性領域に第2導電型の不純物
を第1ド−ズ量でイオン注入して、ゲ−トパタ−ン10
7の下の活性領域に第1深さを有する第2導電型の活性
ベ−ス領域113とゲ−トパタ−ン107の両側の活性
領域に前記第1深さより深い第2深さを有する第2導電
型領域を同時に形成する。前記第2導電型の不純物とし
ては、ボロンイオンが好適であり、前記第1ド−ズ量と
しては、3.0×1013[ions/cm3]程度が好
適である。
ッ化ボロンイオン)を前記第1ド−ズ量より多い第2ド
−ズ量でさらにイオン注入して、前記第2導電型領域に
活性ベ−ス領域113の濃度より高い第2導電型の不活
性ベ−ス領域115を形成する。フッ化ボロンイオン注
入時におけるイオン注入エネルギーは、フッ化ボロンイ
オンがゲ−トパタ−ン107を通過しないような値に調
節する。
出するためのコンタクトホ−ルを形成する工程を示す。
具体的には、まず、不活性ベ−ス領域115の形成され
た半導体基板の全面に層間絶縁層を形成する。次いで、
活性ベ−ス領域113の上部の層間絶縁層が露出するよ
うにフォトレジストパタ−ン119を形成する。次い
で、フォトレジストパタ−ン119を食刻マスクとして
前記層間絶縁層、ゲ−トパタ−ン107及びゲ−ト絶縁
層105を連続的に食刻することにより、活性ベ−ス領
域113の上部にコンタクトホ−ルを有する層間絶縁層
パタ−ン117、ゲ−トパタ−ン107a及びゲ−ト絶
縁層パタ−ン105aを形成する。
MOS半導体装置を完成させる工程を示す。具体的に
は、まず、フォトレジストパタ−ン119を除去する。
次いで、フォトレジストパタ−ン119が除去された半
導体基板の全面に前記コンタクトホ−ルを埋め込む第1
導電型の導電層を、例えば、N型のポリシリコン、又は
N型のポリシリコンとタングステンシリサイドとで構成
されたタングステンポリサイドにより形成する。次い
で、前記第1導電型の導電層を写真食刻工程でパタニン
グして前記コンタクトホ−ルを覆うエミッタ電極121
を形成する。
07aを構成するゲ−ト電極と連結されているため、当
該ゲ−ト電極は、常にエミッタ電極121と同一電圧を
有する。従って、バイポ−ラトランジスタがオン状態に
ある場合に、活性ベ−ス領域113の上部に蓄積層が形
成されて活性ベ−ス領域113の抵抗が減少する。その
結果、バイポ−ラトランジスタの電流利得が増加する。
導体基板の全面に絶縁層(不図示)を蒸着した後に熱処
理を施す。この熱処理により、第1導電型のエミッタ電
極121から第1導電型の不純物(例えば、N型の不純
物)が拡散して、その下の活性ベ−ス領域113の上部
に第1導電型のエミッタ領域123が形成される。
イポ−ラトランジスタが形成される活性領域の上部に形
成されたゲ−トパタ−ンを除去せずに、バイポーラトラ
ンジスタの構成の一部として利用することにより、フィ
−ルド酸化層の局所的な食刻及び活性ベ−ス領域の食刻
損傷が防止される。さらに、活性ベ−ス領域の上部のゲ
−ト絶縁層パタ−ンの上部にエミッタ電極と連結された
ゲ−ト電極層が存在するため、バイポ−ラトランジスタ
がオン状態にある場合の活性ベ−ス領域の抵抗を減ら
し、バイポ−ラトランジスタの電流利得を増加させるこ
とができる。この理由は、例えば、NPNバイポ−ラト
ランジスタの場合においては、エミッタ電極、即ちゲ−
ト電極層の電圧が活性ベ−ス領域の電圧より、例えば
0.7V程度低いために活性ベ−ス領域の上部に蓄積層
が形成されるからである。また、PNPバイポ−ラトラ
ンジスタの場合にも同様の効果が得られることは明らか
である。
ず、本発明の技術的思想の範囲において様々な変形が可
能である。
置において、活性ベ−ス領域の食刻損傷をなくし、フィ
−ルド酸化層が局所的に食刻されるのを防止することが
できる。
層パタ−ンの上部にエミッタ電極と連結されたゲ−ト電
極層を設けることにより、バイポ−ラトランジスタがオ
ン状態にある場合の活性ベ−ス領域の抵抗を減らし、バ
イポ−ラトランジスタの電流利得を増加させることがで
きる。
方法を説明するための断面図である。
面を電子走査顕微鏡で撮影した写真である。
装置の構造を示した断面図である。
装置の製造方法を説明するための断面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 バイポ−ラトランジスタとMOSトラン
ジスタとが混在したBiCMOS半導体装置において、
前記バイポ−ラトランジスタは、 半導体基板に形成された第1導電型のコレクタ領域と、 前記コレクタ領域の表面の所定領域に形成された第1導
電型のエミッタ領域と、 前記エミッタ領域を取り囲むように第1濃度にド−ピン
グされて形成された第2導電型の活性ベ−ス領域と、 前記活性ベ−ス領域の両側に前記第1濃度より高い第2
濃度にド−ピングされて形成された第2導電型の不活性
ベ−ス領域と、 前記エミッタ領域が露出するように前記活性ベ−ス領域
及び前記不活性ベ−ス領域上に形成されたゲ−ト絶縁層
パタ−ンと、 前記活性ベ−ス領域の上部のゲ−ト絶縁層パタ−ンの上
部に形成されたゲ−トパタ−ンと、 前記エミッタ領域の露出された表面と前記ゲ−トパタ−
ンの内部側壁を覆うエミッタ電極と、 を含むことを特徴とするBiCMOS半導体装置。 - 【請求項2】 前記ゲ−トパタ−ンは、ゲ−ト電極層及
び絶縁層が順に積層された構造であることを特徴とする
請求項1に記載のBiCMOS半導体装置。 - 【請求項3】 前記ゲ−トパタ−ンは、ゲ−ト電極層よ
りなることを特徴とする請求項1に記載のBiCMOS
半導体装置。 - 【請求項4】 前記ゲ−ト電極層は、第1導電型のポリ
シリコン層又はタングステンポリサイド層で形成される
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のBiCMOS
半導体装置。 - 【請求項5】 前記エミッタ電極は、ポリシリコン層又
はタングステンポリサイド層で形成されることを特徴と
する請求項1に記載のBiCMOS半導体装置。 - 【請求項6】 前記ポリシリコン層は、第1導電型の不
純物をド−ピングしてなることを特徴とする請求項5に
記載のBiCMOS半導体装置。 - 【請求項7】 バイポ−ラトランジスタとMOSトラン
ジスタとが混在したBiCMOS半導体装置の製造方法
において、前記バイポ−ラトランジスタは、 半導体基板に第1導電型のコレクタ領域を形成する工程
と、 前記コレクタ領域の表面にフィ−ルド酸化層を形成して
活性領域と不活性領域とを限定する工程と、 前記活性領域にゲ−ト絶縁層を形成する工程と、 前記ゲ−ト絶縁層の上部にゲ−トパタ−ンを形成する工
程と、 前記ゲ−トパタ−ンの下の活性領域及び前記ゲ−トパタ
−ンの両側の活性領域に第2導電型の不純物を第1ド−
ズ量でイオン注入して、それぞれ第1深さの活性ベ−ス
領域及び前記第1深さより深い第2深さの第2導電型の
領域を形成する工程と、 前記第2深さの第2導電型の領域に第2導電型の不純物
を前記第1ド−ズ量より多い第2ド−ズでイオン注入し
て不活性ベ−ス領域を形成する工程と、 前記不活性ベ−ス領域の形成された半導体基板の全面に
層間絶縁層を形成する工程と、 前記活性ベ−ス領域の上部にコンタクトホ−ルを形成す
る工程と、 前記コンタクトホ−ルを覆う第1導電型のエミッタ電極
を形成する工程と、 前記エミッタ電極と接触する前記活性ベ−ス領域の表面
に第1導電型のエミッタ領域を形成する工程と、 を含むことを特徴とするBiCMOS半導体装置の製造
方法。 - 【請求項8】 前記エミッタ領域は、前記エミッタ電極
の形成された半導体基板の全面に絶縁層を形成した後に
熱処理を施すことによって、前記エミッタ電極に含有さ
れた第1導電型の不純物を拡散させて形成することを特
徴とする請求項7に記載のBiCMOS半導体装置の製
造方法。
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- 1996-06-19 US US08/666,025 patent/US5717227A/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-06-28 JP JP8188823A patent/JPH0917897A/ja not_active Ceased
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