JPH09172356A - 遅延回路及びデジタル位相ロック回路 - Google Patents

遅延回路及びデジタル位相ロック回路

Info

Publication number
JPH09172356A
JPH09172356A JP7330556A JP33055695A JPH09172356A JP H09172356 A JPH09172356 A JP H09172356A JP 7330556 A JP7330556 A JP 7330556A JP 33055695 A JP33055695 A JP 33055695A JP H09172356 A JPH09172356 A JP H09172356A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
field effect
effect transistor
circuit
type field
buffer gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7330556A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Okabe
優美 岡部
Yoshiteru Ogata
芳照 尾形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP7330556A priority Critical patent/JPH09172356A/ja
Publication of JPH09172356A publication Critical patent/JPH09172356A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/13Arrangements having a single output and transforming input signals into pulses delivered at desired time intervals
    • H03K5/133Arrangements having a single output and transforming input signals into pulses delivered at desired time intervals using a chain of active delay devices
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K2005/00013Delay, i.e. output pulse is delayed after input pulse and pulse length of output pulse is dependent on pulse length of input pulse
    • H03K2005/00019Variable delay
    • H03K2005/00058Variable delay controlled by a digital setting
    • H03K2005/00071Variable delay controlled by a digital setting by adding capacitance as a load

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Dram (AREA)
  • Pulse Circuits (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遅延回路及びデジタル位相ロック回路に関
し、任意の遅延時間を実現でき、データ信号のデューテ
ィ比劣化が少ない遅延回路、及び、それを用いた位相誤
差が少ないデジタル位相ロック回路を提供する。 【解決手段】 遅延回路は、第一のバッファ・ゲート
と、第二のバッファ・ゲートと、第一のバッファ・ゲー
トの出力端子と第二のバッファ・ゲートの入力端子とを
接続する信号線と所定の電位に設定された点との間に接
続される、スイッチとコンデンサとの複数の直列接続体
とを有する構成を備える。又、デジタル位相ロック回路
は、リング発振器に適用する遅延回路に上記遅延回路を
適用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遅延回路及びデジ
タル位相ロック回路に係り、特に、任意の遅延時間を実
現でき、データ信号のデューティ比劣化が少ない遅延回
路、及び、それを用いた位相誤差が少ないデジタル位相
ロック回路に関する。
【0002】デジタル回路においては、クロックとデー
タ信号の位相や、データ間の位相を調整する必要がある
場合が多い。そのような位相調整は、遅延回路を使用し
たりデータ信号をクロックで打ち直すこと等によって行
なうが、本発明は前者に係るものである。そして、遅延
回路には、任意の遅延時間が実現できること、遅延回路
の入出力間での波形劣化、とりわけデューティ比劣化が
少ないことが要請される。
【0003】又、デジタル位相ロック回路においては、
デジタル位相ロック回路が内蔵する発振器の周波数を、
その発振器の出力周波数を分周した信号と入力クロック
との位相関係によって制御して、入力クロックに同期し
たクロックを出力する。従って、デジタル位相ロック回
路が内蔵する発振器の周波数の調整精度によってデジタ
ル位相ロック回路の位相誤差が決定される。このために
は、その発振器に適用される遅延回路の遅延時間の調整
精度が高いこと、即ち、その遅延回路で任意の遅延時間
が実現できることが必要である。
【0004】
【従来の技術】図12は、従来の遅延回路(その1)で
ある。図12において、1は第一のインバーティング・
バッファ、1aは第二のインバーティング・バッファ、
3はコンデンサである。
【0005】図12の構成において、入力端子に矩形波
が印加されるものとして動作を説明する。矩形波が
“1”のレベルの時には第一のインバーティング・バッ
ファはコンデンサを放電させるので、コンデンサの端子
電圧は低下してゆく。このコンデンサの端子電圧が第二
のインバーティング・バッファの閾値に達すると、第二
のインバーティング・バッファがオフして出力レベルは
“1”になる。一方、矩形波が“0”のレベルの時には
第一のインバーティング・バッファはコンデンサを充電
するので、コンデンサの端子電圧は上昇してゆく。この
コンデンサの端子電圧が第二のインバーティング・バッ
ファの閾値に達すると、第二のインバーティング・バッ
ファがオンして出力レベルは“0”になる。従って、イ
ンバーティング・バッファの応答遅延時間が無視できれ
ば、入力信号の立ち上がりからコンデンサの端子電圧が
第二のインバーティング・バッファの閾値に達するまで
の時間が図12の構成の遅延時間になる。実際には、第
二のインバーティング・バッファの応答遅延時間も無視
できないので、図12の構成の遅延時間は入力信号の立
ち上がりからコンデンサの端子電圧が第二のインバーテ
ィング・バッファの閾値に達するまでの時間に第二のイ
ンバーティング・バッファの応答遅延時間を加算した時
間が図12の構成の遅延時間となる。そして、図12の
構成が大規模集積回路中に構成される時、その遅延時間
は固定である。
【0006】図13は、従来の遅延回路(その2)であ
る。図13において、1は第一のインバーティング・バ
ッファ、1aは第二のインバーティング・バッファ、3
はコンデンサである。
【0007】図13の構成は、第一のインバーティング
・バッファと第二のインバーティング・バッファとが大
規模集積回路中に構成され、コンデンサはその大規模集
積回路外に設けられる場合を示している。尚、図13に
おいてコンデンサの一方の端子が接続されるアースを大
規模集積回路内のアースにとっているのは、コンデンサ
からアースまでの配線を短くして正確な遅延時間を得る
ためであるが、配線長に留意すれば大規模集積回路外で
アースしてもよい。寧ろこの方がコンデンサを設けるた
めに必要な大規模集積回路のピン数を少なくできる利点
がある。図13の構成の特徴は、コンデンサを外付けに
したために、コンデンサの容量を調整すれば遅延時間を
可変にできる点にある。
【0008】図14は、従来の遅延回路(その3)であ
る。図14において、1は第一のインバーティング・バ
ッファ、1aは第二のインバーティング・バッファ、1
bは第三のインバーティング・バッファ、1cは第四の
インバーティング・バッファ、1dは第五のインバーテ
ィング・バッファ、1eは第六のインバーティング・バ
ッファ、1fは第七のインバーティング・バッファ、1
gは第八のインバーティング・バッファ、1hは第九の
インバーティング・バッファ、1iは第十のインバーテ
ィング・バッファ、2は第一のスイッチ、2aは第二の
スイッチ、2bは第三のスイッチ、2cは第四のスイッ
チ、2dは第五のスイッチ、2eは第六のスイッチ、2
fは第七のスイッチ、2gは第八のスイッチ、2hは第
九のスイッチ、2iは第十のスイッチである。
【0009】図14の構成において、第一のスイッチと
第二のスイッチ、第三のスイッチと第四のスイッチ、第
五のスイッチと第六のスイッチ、第七のスイッチと第八
のスイッチ、第九のスイッチと第十のスイッチは連動し
て互いに逆に動くスイッチで、これらのスイッチの開閉
制御によって図14の構成は遅延時間が可変の遅延回路
となる。例えば、第一のスイッチをオンにして第二のス
イッチをオフにすると、入力信号は第一のインバーティ
ング・バッファと第二のインバーティング・バッファの
みを経由して出力端子に達する。又、第二のスイッチを
オンにして第三のスイッチをオンにすると、入力信号は
第一のインバーティング・バッファと第二のインバーテ
ィング・バッファと第三のインバーティング・バッファ
と第四のインバーティング・バッファを通って出力端子
に達する。即ち、図14の構成は、第二のインバーティ
ング・バッファの遅延時間を単位にして遅延時間を調整
できる遅延回路である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図12の構成が大規模
集積回路中に組み込まている場合には、図12の構成に
よって得られる遅延時間は固定である。従って、遅延回
路として使用される場合に遅延時間の調整が不可能であ
り、デジタル位相ロック回路に図12の構成が使用され
る場合には周波数が固定される。
【0011】図13の構成においては、遅延回路として
使用される場合に外付けのコンデンサの容量を調整する
ことによって遅延時間を調整することが可能になり、デ
ジタル位相ロック回路に図13の構成が使用される場合
には周波数を可変にできる利点が生ずる。しかし、遅延
回路の遅延時間を調整する箇所やデジタル位相ロック回
路の周波数を調整する箇所が多くなると、大規模集積回
路の端子を多数必要とするので、大規模集積回路を端子
ネックの状態に追い込んでしまう恐れがある。
【0012】図14の構成は、遅延時間を調整できる利
点に対して、多数のインバーティング・バッファを必要
とすることと、遅延調整のために大規模集積回路の端子
を多数必要とすることを代償として支払わなければなら
ない上に、遅延調整量の最小ステップがインバーィング
・バッファ2段分になるため、遅延の微調整に敵してい
ない。
【0013】又、図15は、従来の遅延回路の問題点を
説明する図で、特に図12と図13の構成における問題
点を説明するものである。図15において、(1)はデ
ューティ比が50%の入力信号、(2)はコンデンサの
端子電圧、(3)は出力信号である。
【0014】問題は、第一のインバーティング・バッフ
ァがコンデンサを充電する電流と放電させる電流が十分
でなく、入力信号が“1”である間にコンデンサの端子
電圧がアース電圧であるVSSに達することができないこ
とが起こり、入力信号が“0”である間にコンデンサの
端子電圧が電源電圧であるVDDに達することができない
ことが起こると、出力信号のデューティ比が50%でな
くなるということである。即ち、入力信号が“1”であ
る間にコンデンサは放電させられて、コンデンサの端子
電圧が低下してゆくが、VSSに達しない内に入力電圧が
“0”に変わってしまう。入力電圧が“0”になるとコ
ンデンサは充電されるので、コンデンサの端子電圧は上
昇するが、やはりVDDに達しない内に入力電圧が“1”
に変わってしまう。しかも、コンデンサを放電させる電
流を流すトランジスタと、コンデンサを充電する電流を
流すトランジスタの特性が異なるために、放電と充電の
傾斜が異なることが一般的である。このため、図15に
示した充電の傾斜の方が小さい場合には、コンデンサの
端子電圧の平均値は段々低くなってゆく。この双方の影
響で、出力信号の、、の時間は全て異なり、デュ
ーティ比が50%からずれてしまう。入力信号の“1”
と“0”の間にコンデンサの端子電圧がぎりぎりVDD
SSの間を行き来できる場合を細い実線で示している
が、出力波形がかなり違うことが判る。尚、図15の場
合には、以降は波形は一定になる。
【0015】本発明は、かかる問題点を解決すべく、任
意の遅延時間を実現でき、データ信号のデューティ比劣
化が少ない遅延回路、及び、それを用いた位相誤差が少
ないデジタル位相ロック回路を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の遅延回
路の第一の原理である。図1において、1は第一のイン
バーティング・バッファ、1aは第二のインバーティン
グ・バッファ、2は第一のスイッチ、2aは第二のスイ
ッチ、2bは第三のスイッチ、3は第一のコンデンサ、
3aは第二のコンデンサ、3bは第三のコンデンサであ
る。
【0017】図1の構成は、基本的には図12の構成と
同じ動作をするものであるが、複数のコンデンサを用意
し、該コンデンサと直列に接続されたスイッチの開閉に
よって第一のインバーティング・バッファと第二のイン
バーティング・バッファの間に接続されるコンデンサの
容量を可変にし、異なる遅延時間を実現できるような構
成にした点に特徴がある。図1の場合には、三のコンデ
ンサの容量が全て異なるようにしておけば、コンデンサ
を接続しない場合も含めて、8通りの遅延時間を実現す
ることが可能である。即ち、図1の構成においては、ス
イッチの開閉には制約がない。
【0018】図2は、本発明の遅延回路の第二の原理で
ある。図2において、1は第一のインバーティング・バ
ッファ、1aは第二のインバーティング・バッファ、1
bは第三のインバーティング・バッファ、1cは第四の
インバーティング・バッファ、1dは第五のインバーテ
ィング・バッファ、2は第一のスイッチ、2aは第二の
スイッチ、2bは第三のスイッチ、2cは第四のスイッ
チ、3はコンデンサである。尚、第一乃至第四のスイッ
チのどれかは必ずオンになるようにしなければならな
い。
【0019】図2の構成の特徴は、第一のインバーティ
ング・バッファと第二のインバーティング・バッファを
除いて、第三以降のインバーティング・バッファに直列
に接続したスイッチの開閉によって、コンデンサを充電
したり放電させるインバーティング・バッファの数を調
整することによって遅延時間を調整する点にある。即
ち、接続されるインバーティング・バッファの数が多け
ればコンデンサを充電したり放電させる電流が大きくな
るので、インバーティング・バッファの数を調整するこ
とによって遅延時間を調整することが可能である。そし
て、第一、第三、第四、第五のインバーティング・バッ
ファの特性が全て異なるものであれば、15通りの遅延
時間を実現することが可能である。又、インバーティン
グ・バッファの数を増やしてコンデンサの充電、放電の
速度をあげることによって、入力信号が“1”の間にコ
ンデンサの端子電圧がVDDからVssにまで下降すること
ができるようになり、入力信号が“1”の間にコンデン
サの端子電圧がVSSからVDDにまで上昇することができ
るようになるために、コンデンサの充電、放電の初期条
件がいつでも同一になる。従って、コンデンサの充電、
放電の傾斜が異なることの影響を受けたにしても出力信
号のデューティ比は一定になり、コンデンサの充電、放
電の傾斜の差が無視できる範囲であれば出力信号のデュ
ーティ比はほぼ50%になって、安定した出力信号の波
形を得ることが可能になる。
【0020】図3は、本発明の遅延回路の第三の原理で
ある。図3において、1は第一のインバーティング・バ
ッファ、1aは第二のインバーティング・バッファ、3
はコンデンサ、4は第一のP−CH型電界効果トランジ
スタ、4aは第二のP−CH型電界効果トランジスタ、
5は第一のN−CH型電界効果トランジスタ、5aは第
二のN−CH型電界効果トランジスタである。この、第
一のP−CH型電界効果トランジスタ4、第二のP−C
H型電界効果トランジスタ4a、第一のN−CH型電界
効果トランジスタ5、第二のN−CH型電界効果トラン
ジスタ5aによって構成される回路をフル・スイング回
路と呼ぶことにする。
【0021】図3の構成において、第一のP−CH型電
界効果トランジスタ4と第一のN−CH型電界効果トラ
ンジスタ5はインバーティング・バッファを構成してコ
ンデンサを充電したり放電させたりする。又、第二のP
−CH型電界効果トランジスタ4aと第二のN−CH型
電界効果トランジスタ5aはスイッチとして動作し、イ
ンバーティング・バッファの電流をオン、オフする。
【0022】尚、図3においては電界効果トランジスタ
4a及び5aを使って第一のP−CH型電界効果トラン
ジスタ4と第一のN−CH型電界効果トランジスタ5の
電流をオン、オフする構成にしているが、電界効果トラ
ンジスタ4a及び5aの代わりにトランスミッション・
ゲート等を用いることもできる。
【0023】図4は、図3の構成の動作を説明する図
で、(1)はデューティ比50%の入力信号、(2)は
コンデンサの端子電圧、(3)は出力信号である。ま
ず、入力信号が“1”で出力信号が“0”の時には、第
一のP−CH型電界効果トランジスタ4と第二のN−C
H型電界効果トランジスタ5aはオフになっている。こ
の時、第一のN−CH型電界効果トランジスタ5と第二
のP−CH型電界効果トランジスタ4aはオンになりう
る条件であるが、第一のP−CH型電界効果トランジス
タ4と第二のN−CH型電界効果トランジスタ5aがオ
フになっているために、フル・スイング回路はコンデン
サを充電することも、コンデンサを放電させることもし
ない。従って、この期間は第一のインバーティング・バ
ッファがコンデンサを放電させている。この放電によっ
てコンデンサの端子電圧が第二のインバーティング・バ
ッファの閾値に達すると、第二のインバーティング・バ
ッファの出力は“1”になって、入力信号も出力信号も
“1”になる。この期間には、第一のP−CH型電界効
果トランジスタ4と第二のP−CH型電界効果トランジ
スタ4aがオフになり、第一のN−CH型電界効果トラ
ンジスタ5と第二のN−CH型電界効果トランジスタ5
aとがオンになるので、フル・スイング回路はコンデン
サの放電を加速させる。従って、コンデンサの端子電圧
は急速に低下してVSSに到達する。そして、入力信号が
“0”に下がった時、出力信号は未だ“1”であるの
で、第一のP−CH型電界効果トランジスタ4と第二の
N−CH型電界効果トランジスタ5aがオンになりうる
条件であるが、第一のN−CH型電界効果トランジスタ
5と第二のP−CH型電界効果トランジスタ4aがオフ
であるので、フル・スイング回路はコンデンサを充電す
ることも放電させることもしない。従って、この期間に
は第一のインバーティング・バッファがコンデンサを充
電している。この充電によってコンデンサの端子電圧が
第二のインバーティング・バッファの閾値に到達する
と、第二のインバーティング・バッファの出力信号は
“0”になって、入力信号も出力信号も“0”になる。
この期間には、第一のP−CH型電界効果トランジスタ
4と第二のP−CH型電界効果トランジスタ4aがオン
になり、第一のN−CH型電界効果トランジスタ5と第
二のN−CH型電界効果トランジスタ5aがオフにな
る。従って、フル・スイング回路回路はコンデンサの充
電を加速させ、コンデンサの端子電圧は急速に上昇して
DDに達する。そして、上記の動作は入力信号の繰り返
しと共に繰り返される。従って、コンデンサの放電開始
時の条件は常に一定で、又、コンデンサの充電開始時の
条件も常に一定になる。このため、出力信号は、インバ
ーティング・バッファの充電電流と放電電流とに差があ
ればデューティ比は50%からずれるものの、波形はど
の周期でも常に一定になるし、デューティ比のずれは従
来の遅延回路より小さくなる。尚、インバーティング・
バッファの充電電流と放電電流との差が無視できる範囲
であれば、出力信号のデューティ比はほぼ50%にな
る。従来の遅延回路では、充放電が遅くてコンデンサの
端子電圧がVDDとVSSの少なくとも一方に到達できない
時には、インバーティング・バッファの充電電流と放電
電流との差が無視できる範囲であっても出力信号のデュ
ーティ比は50%にはならないことと比較すると、大幅
なデューティ比改善効果があることが判る。
【0024】
【発明の実施の形態】図5は、本発明の遅延回路の第一
の実施の形態である。図5において、4は第一のP−C
H型電界効果トランジスタ、4aは第二のP−CH型電
界効果トランジスタ、4bは第三のP−CH型電界効果
トランジスタ、4cは第四のP−CH型電界効果トラン
ジスタ、4dは第五のP−CH型電界効果トランジス
タ、5は第一のN−CH型電界効果トランジスタ、5a
は第二のN−CH型電界効果トランジスタ、5bは第三
のN−CH型電界効果トランジスタ、5cは第四のN−
CH型電界効果トランジスタ、5dは第五のN−CH型
電界効果トランジスタ、6は第一のトランスミッション
・ゲート、6aは第二のトランスミッション・ゲート、
6bは第三のトランスミッション・ゲートである。
【0025】図5の構成において、第一のP−CH型電
界効果トランジスタ4と第一のN−CH型電界効果トラ
ンジスタ5は図1の第一のインバーティング・バッファ
を構成し、第二のP−CH型電界効果トランジスタ4a
と第二のN−CH型電界効果トランジスタ5aは図1の
第二のインバーティング・バッファを構成する。又、第
三のP−CH型電界効果トランジスタ4b、第四のP−
CH型電界効果トランジスタ4c、第五のP−CH型電
界効果トランジスタ4d、第三のN−CH型電界効果ト
ランジスタ5b、第四のN−CH型電界効果トランジス
タ5c、第五のN−CH型電界効果トランジスタ5d
は、それぞれドレインとソースを接続され、P−CH型
電界効果トランジスタの場合には接続されたドレインと
ソースが電源(高電位側)に接続され、N−CH型電界
効果トランジスタの場合には接続されたドレインとソー
スがアース(低電位側)に接続されているが、これらは
ゲートと、接続されたドレイン及びソース間の容量を使
ったコンデンサを構成している。ここで、P−CH型電
界効果トランジスタの場合には接続されたドレインとソ
ースを電源(高電位側)に接続し、N−CH型電界効果
トランジスタの場合には接続されたドレインとソースを
アース(低電位側)に接続するのは、各々のゲート電極
との電位関係によっており、この場合にはゲート電極を
二のインバーティング・バッファの接続点に接続してい
るから、チャネル部に有効な電荷が滞留するようにして
コンデンサの容量を確保するためなので必須な接続であ
る。さらに一般的にいうと、各々のトランジスタのチャ
ネルに有効な電荷が滞留するようにゲート電極又は接続
されたドレイン及びソースとの間の電位を決めればよい
ので、P−CH型電界効果トランジスタでは接続された
ドレイン及びソースがゲート電極より必ず高電位になる
ようにすればよく、N−CH型電界効果トランジスタで
は接続されたドレイン及びソースがゲート電極より必ず
低電位になるようにすればよい。又、P−CH型電界効
果トランジスタによるコンデンサとN−CH型電界効果
トランジスタによるコンデンサを並列接続しているの
は、ゲートと、接続されたドレイン及びソース間の電圧
による容量変化がP−CH型電界効果トランジスタ又は
N−CH型電界効果トランジスタ単体では大きいのを、
P−CH型電界効果トランジスタとN−CH型電界効果
トランジスタとでは逆の容量変化をすることを利用し
て、容量変化を抑圧するためである。そして、第一乃至
第三のトランスミッション・ゲートは図1のスイッチの
機能を果たす。従って、図5の構成は、オンさせるトラ
ンスミッション・ゲートの選択により遅延時間を可変で
きる遅延回路となる。
【0026】もし、第三乃至第五のP−CH型電界効果
トランジスタを同じ大きさにし、第三乃至第五のN−C
H型電界効果トランジスタを同じ大きさで実現すれば、
インバーティング・バッファの遅延時間を除いた遅延時
間は、一のトランスミッション・ゲートをオンさせた時
の遅延時間をτとすれば、0、τ、2τ、3τの内から
選択できる。又、第三のP−CH型電界効果トランジス
タの大きさに対して第四のP−CH型電界効果トランジ
スタの大きさを2倍にし、第五のP−CH型電界効果ト
ランジスタの大きさを4倍にし、同様に、第三のN−C
H型電界効果トランジスタの大きさに対して第四のN−
CH型電界効果トランジスタの大きさを2倍にし、第五
のN−CH型電界効果トランジスタの大きさを4倍にす
れば、第一のトランスミッション・ゲートのみをオンに
した時の遅延時間をτとすれば、インバーティング・バ
ッファの遅延時間を除いた遅延時間は、いずれのトラン
スミッション・ゲートをオンさせるかによって、0、
τ、2τ、3τ、4τ、5τ、6τ、7τの内から選択
できる。このように、第三乃至第五のP−CH型電界効
果トランジスタとN−CH型電界効果トランジスタの大
きさを同じにしない方が選択可能な遅延時間の数を増す
ことができる。更に、第三のP−CH型電界効果トラン
ジスタと第三のN−CH型電界効果トランジスタの大き
さに対して第四のP−CH型電界効果トランジスタとN
−CH型電界効果トランジスタの大きさを1/10に
し、第五のP−CH型電界効果トランジスタとN−CH
型電界効果トランジスタの大きさを1/5にすれば、イ
ンバーティング・バッファの遅延時間を除いた遅延時間
はτの近傍でτ+0.1τ、τ+0.2τ、τ+0.3
τの内から選択でき、遅延時間の微調整を行なうことが
できる。
【0027】図6は、本発明の遅延回路の第二の実施の
形態である。図6において、4は第一のP−CH型電界
効果トランジスタ、4aは第二のP−CH型電界効果ト
ランジスタ、4bは第三のP−CH型電界効果トランジ
スタ、4cは第四のP−CH型電界効果トランジスタ、
4dは第五のP−CH型電界効果トランジスタ、4eは
第六のP−CH型電界効果トランジスタ、5は第一のN
−CH型電界効果トランジスタ、5aは第二のN−CH
型電界効果トランジスタ、5bは第三のN−CH型電界
効果トランジスタ、5cは第四のN−CH型電界効果ト
ランジスタ、5dは第五のN−CH型電界効果トランジ
スタ5eは第六のN−CH型電界効果トランジスタ、6
は第一のトランスミッション・ゲート、6aは第二のト
ランスミッション・ゲート、6bは第三のトランスミッ
ション・ゲート、6cは第四のトランスミッション・ゲ
ートである。
【0028】図6の構成において、第一のP−CH型電
界効果トランジスタ4と第一のN−CH型電界効果トラ
ンジスタ5、第三のP−CH型電界効果トランジスタ4
bと第三のN−CH型電界効果トランジスタ5b、第四
のP−CH型電界効果トランジスタ4cと第四のN−C
H型電界効果トランジスタ5c、第五のP−CH型電界
効果トランジスタ4dと第五のN−CH型電界効果トラ
ンジスタ5dの組合せは、それぞれ図2における第一、
第三、第四、第五のインバーティング・バッファに対応
し、第二のP−CH型電界効果トランジスタ4aと第二
のN−CH型電界効果トランジスタ5aの組合せは図2
の第二のインバーティング・バッファに対応し、第六の
P−CH型電界効果トランジスタ4dと第六のN−CH
型電界効果トランジスタ5dはコンデンサに対応し、第
一乃至第四のトランスミッション・ゲート6乃至6cは
図2の第一乃至第四のスイッチに対応する。尚、第一乃
至第四のトランスミッション・ゲートは、どれか一つは
オンにしておかなければならない。
【0029】そして、いずれのトランスミッション・ゲ
ートをオンにするかの組合せによって、図6の構成は遅
延時間可変の遅延回路になる。例えば、第一のP−CH
型電界効果トランジスタと第一のN−CH型電界効果ト
ランジスタに対して、第三のP−CH型電界効果トラン
ジスタと第三のN−CH型電界効果トランジスタの大き
さを2倍とし、第四のP−CH型電界効果トランジスタ
と第四N−CH型電界効果トランジスタの大きさを4倍
とし、第五のP−CH型電界効果トランジスタと第五の
N−CH型電界効果トランジスタの大きさを8倍とすれ
ば、各々のインバーティング・バッファの電流駆動力は
電界効果トランジスタの大きさに比例するので、図の構
成の第二のインバーティング・バッファの遅延時間を除
いた遅延時間は(1/n)τ(ここで、nは1から15
の整数)15通りから選択することができる。
【0030】図7は、本発明の遅延回路の第三の実施の
形態である。図7において、4は第一のP−CH型電界
効果トランジスタ、4aは第二のP−CH型電界効果ト
ランジスタ、4bは第三のP−CH型電界効果トランジ
スタ、4cは第四のP−CH型電界効果トランジスタ、
4dは第五のP−CH型電界効果トランジスタ、4eは
第六のP−CH型電界効果トランジスタ、4fは第七の
P−CH型電界効果トランジスタ、4gは第八のP−C
H型電界効果トランジスタ、4hは第九のP−CH型電
界効果トランジスタ、4iは第十のP−CH型電界効果
トランジスタ、5は第一のN−CH型電界効果トランジ
スタ、5aは第二のN−CH型電界効果トランジスタ、
5bは第三のN−CH型電界効果トランジスタ、5cは
第四のN−CH型電界効果トランジスタ、5dは第五の
N−CH型電界効果トランジスタ、5eは第六のN−C
H型電界効果トランジスタ、5fは第七のN−CH型電
界効果トランジスタ、5gは第八のN−CH型電界効果
トランジスタ、5hは第九のN−CH型電界効果トラン
ジスタ、5iは第十のN−CH型電界効果トランジス
タ、7は第一の否定回路、7aは第二の否定回路、7b
は第三の否定回路、7cは第四の否定回路である。
【0031】図7の構成において、第一のP−CH型電
界効果トランジスタ4、第一のN−CH型電界効果トラ
ンジスタ5の組は図2の第一のインバーティング・バッ
ファに対応し、第二のP−CH型電界効果トランジスタ
4a、第二のN−CH型電界効果トランジスタ5aの組
は図2の第二のインバーティング・バッファに対応し、
第三のP−CH型電界効果トランジスタ4b、第三のN
−CH型電界効果トランジスタ5bの組、第四のP−C
H型電界効果トランジスタ4c、第四のN−CH型電界
効果トランジスタ5cの組、第五のP−CH型電界効果
トランジスタ4d、第五のN−CH型電界効果トランジ
スタ5dの組は図2の第三乃至第五のインバーティング
・バッファに対応し、第六のP−CH型電界効果トラン
ジスタ4e、第六のN−CH型電界効果トランジスタ5
eの組、第七のP−CH型電界効果トランジスタ4f、
第七のN−CH型電界効果トランジスタ5fの組、第八
のP−CH型電界効果トランジスタ4g、第八のN−C
H型電界効果トランジスタ5gの組、第九のP−CH型
電界効果トランジスタ4h、第九のN−CH型電界効果
トランジスタ5hの組は、それぞれ図2の第一乃至第四
のスイッチに対応し、第十のP−CH型電界効果トラン
ジスタ4iと第十のN−CH型電界効果トランジスタ5
iの組は図3のコンデンサに対応する。尚、図7におい
ても、どれかのスイッチは必ずオンでなければならな
い。そして、図7の構成は、スイッチの構成が異なるの
みで、本質的には図6の構成と等価である。即ち、図7
における、例えば、第六のP−CH型電界効果トランジ
スタ4eと第六のN−CH型電界効果トランジスタ5e
は、インバーティング・バッファを構成する電界効果ト
ランジスタ4及び5の電流を直接オン、オフする。一
方、図6のトランスミッション・ゲートによるスイッチ
はインバーティング・バッファの出力電位をオン、オフ
する形態である。しかし、いずれの場合にもスイッチの
動作によってインバーティング・バッファの出力側に現
れる信号を制御することには全く変わりがないのであ
る。
【0032】図8は、本発明の遅延回路の第四の実施の
形態である。図8において、4は第一のP−CH型電界
効果トランジスタ、4aは第二のP−CH型電界効果ト
ランジスタ、4bは第三のP−CH型電界効果トランジ
スタ、4cは第四のP−CH型電界効果トランジスタ、
4dは第五のP−CH型電界効果トランジスタ、4eは
第六のP−CH型電界効果トランジスタ、4fは第七の
P−CH型電界効果トランジスタ、4gは第八のP−C
H型電界効果トランジスタ、5は第一のN−CH型電界
効果トランジスタ、5aは第二のN−CH型電界効果ト
ランジスタ、5bは第三のN−CH型電界効果トランジ
スタ、5cは第四のN−CH型電界効果トランジスタ、
5dは第五のN−CH型電界効果トランジスタ、5eは
第六のN−CH型電界効果トランジスタ、5fは第七の
N−CH型電界効果トランジスタ、5gは第八のN−C
H型電界効果トランジスタ、6は第一のトランスミッシ
ョン・ゲート、6aは第二のトランスミッション・ゲー
ト、6bは第三のトランスミッション・ゲート、6cは
第四のトランスミッション・ゲート、6dは第五のトラ
ンスミッション・ゲート、6eは第六のトランスミッシ
ョン・ゲート、6fは第七のトランスミッション・ゲー
トである。
【0033】図8を見れば明らかなように、これは図5
の構成と図6の構成を組み合わせたものであるので、詳
細な説明は省略するが、図8の構成において、いずれか
のトランスミッション・ゲートは必ずオンでなければな
らない。
【0034】図9は、本発明の遅延回路の第五の実施の
形態である。図9において、4は第一のP−CH型電界
効果トランジスタ、4aは第二のP−CH型電界効果ト
ランジスタ、4bは第三のP−CH型電界効果トランジ
スタ、4cは第四のP−CH型電界効果トランジスタ、
4dは第五のP−CH型電界効果トランジスタ、4eは
第六のP−CH型電界効果トランジスタ、4fは第七の
P−CH型電界効果トランジスタ、4gは第八のP−C
H型電界効果トランジスタ、4hは第九のP−CH型電
界効果トランジスタ、4iは第十のP−CH型電界効果
トランジスタ、4jは第十一のP−CH型電界効果トラ
ンジスタ、4kは第十二のP−CH型電界効果トランジ
スタ、5は第一のN−CH型電界効果トランジスタ、5
aは第二のN−CH型電界効果トランジスタ、5bは第
三のN−CH型電界効果トランジスタ、5cは第四のN
−CH型電界効果トランジスタ、5dは第五のN−CH
型電界効果トランジスタ、5eは第六のN−CH型電界
効果トランジスタ、5fは第七のN−CH型電界効果ト
ランジスタ、5gは第八のN−CH型電界効果トランジ
スタ、5hは第九のN−CH型電界効果トランジスタ、
5iは第十のN−CH型電界効果トランジスタ、5jは
第十一のN−CH型電界効果トランジスタ、5kは第十
二のN−CH型電界効果トランジスタ、7は第一の否定
回路、7aは第二の否定回路、7bは第三の否定回路で
ある。
【0035】図9の構成において、第一のP−CH型電
界効果トランジスタ4と第一のN−CH型電界効果トラ
ンジスタ5の組は図3の第一のインバーティング・バッ
ファに対応し、第二のP−CH型電界効果トランジスタ
4aと第二のN−CH型電界効果トランジスタ5aの組
は図3の第二のインバーティング・バッファに対応し、
第六のP−CH型電界効果トランジスタ4eと第六のN
−CH型電界効果トランジスタ5eは図3のコンデンサ
に対応し、第三のP−CH型電界効果トランジスタ4b
と第三のN−CH型電界効果トランジスタ5bと第十の
P−CH型電界効果トランジスタ4iと第十のN−CH
型電界効果トランジスタ5iの組は図3のフル・スイン
グ回路に対応し、第七のP−CH型電界効果トランジス
タ4fと第七のN−CH型電界効果トランジスタ5f及
び第一の否定回路7の組は図2のスイッチに対応し、以
下、残りの電界効果トランジスタ及び否定回路はフル・
スイング回路又はスイッチに対応する。即ち、図9の構
成は図2と図3の原理を組み合わせたものである。何故
なら、例えば第七のP−CH型電界効果トランジスタ4
fと第七のN−CH型電界効果トランジスタ5fをショ
ートしてみると、第三のP−CH型電界効果トランジス
タ4bと第三のN−CH型電界効果トランジスタ5bと
第十のP−CH型電界効果トランジスタ4iと第十のN
−CH型電界効果トランジスタ5iの組はフル・スイン
グ回路を構成していることがよく判る。又、第七のP−
CH型電界効果トランジスタ4fと第七のN−CH型電
界効果トランジスタ5f及び第一の否定回路7の組は、
図7の例えば第六のP−CH型電界効果トランジスタ4
eと第六のN−CH型電界効果トランジスタ5eと第一
の否定回路7の組でできるスイッチと同じ構成になって
いる。そして、図7ではスイッチがオン、オフするのは
インバーティング・バッファの電流であるのに対して、
図9ではフル・スイング回路に変わっているだけの違い
しかない。従って、第七のP−CH型電界効果トランジ
スタ4fと第七のN−CH型電界効果トランジスタ5f
だけをオンにし、第八のP−CH型電界効果トランジス
タ4gと第八のN−CH型電界効果トランジスタ5g、
第九のP−CH型電界効果トランジスタ4hと第九のN
−CH型電界効果トランジスタ5hをオフにしておけ
ば、図9の構成は図3の構成と同じになる。そして、他
のスイッチを構成する電界効果トランジスタもオンにす
れば、フル・スイング回路が複数接続されることになる
ので、図4における、コンデンサの端子電圧が第二のイ
ンバーティング・バッファの閾値に達した後のコンデン
サの端子電圧の変化がより加速される。
【0036】尚、例えば第三のP−CH型電界効果トラ
ンジスタ4b、第七のP−CH型電界効果トランジスタ
4f、第九のP−CH型電界効果トランジスタ4iには
同じ電流が流れ、第三のN−CH型電界効果トランジス
タ5b、第七のN−CH型電界効果トランジスタ5f、
第九のN−CH型電界効果トランジスタ5iには同じ電
流が流れるので、これらの大きさは同じにしておくのが
望ましい。もし、大きさが異なる電界効果トランジスタ
を使用した場合には、その最小のもので電流容量が決ま
ってしまい、他を大きくした効果はなくなるので注意を
要する。
【0037】最後に、図9においては第一のP−CH型
電界効果トランジスタ4と第一のN−CH型電界効果ト
ランジスタ5とからなるインバーティング・バッファに
はスイッチを設けていないので、スイッチの開閉は自由
である。
【0038】図10は、本発明の遅延回路の第六の実施
の形態である。図10において、4は第一のP−CH型
電界効果トランジスタ、4aは第二のP−CH型電界効
果トランジスタ、4bは第三のP−CH型電界効果トラ
ンジスタ、4cは第四のP−CH型電界効果トランジス
タ、4dは第五のP−CH型電界効果トランジスタ、4
eは第六のP−CH型電界効果トランジスタ、4fは第
七のP−CH型電界効果トランジスタ、4gは第八のP
−CH型電界効果トランジスタ、4hは第九のP−CH
型電界効果トランジスタ、4iは第十のP−CH型電界
効果トランジスタ、4jは第十一のP−CH型電界効果
トランジスタ、4kは第十二のP−CH型電界効果トラ
ンジスタ、5は第一のN−CH型電界効果トランジス
タ、5aは第二のN−CH型電界効果トランジスタ、5
bは第三のN−CH型電界効果トランジスタ、5cは第
四のN−CH型電界効果トランジスタ、5dは第五のN
−CH型電界効果トランジスタ、5eは第六のN−CH
型電界効果トランジスタ、5fは第七のN−CH型電界
効果トランジスタ、5gは第八のN−CH型電界効果ト
ランジスタ、5hは第九のN−CH型電界効果トランジ
スタ、5iは第十のN−CH型電界効果トランジスタ、
5jは第十一のN−CH型電界効果トランジスタ、5k
は第十二のN−CH型電界効果トランジスタ、7は第一
の否定回路、7aは第二の否定回路、7bは第三の否定
回路である。
【0039】図10の構成において、第一のP−CH型
電界効果トランジスタ4と第一のN−CH型電界効果ト
ランジスタ5の組は図3の第一のインバーティング・バ
ッファに対応し、第二のP−CH型電界効果トランジス
タ4aと第二のN−CH型電界効果トランジスタ5aの
組は図3の第二のインバーティング・バッファに対応
し、第六のP−CH型電界効果トランジスタ4eと第六
のN−CH型電界効果トランジスタ5eは図3のコンデ
ンサに対応する。又、第三のP−CH型電界効果トラン
ジスタ4bと第三のN−CH型電界効果トランジスタ5
bと第十のP−CH型電界効果トランジスタ4iと第十
のN−CH型電界効果トランジスタ5iを組として見る
と図3のフル・スイング回路に対応する。更に、第三の
P−CH型電界効果トランジスタ4bと第三のN−CH
型電界効果トランジスタ5bの組は図2の、例えば、第
三のインバーティング・バッファに対応し、第七のP−
CH型電界効果トランジスタ4fと第七のN−CH型電
界効果トランジスタ5f及び第一の否定回路7の組は図
2のスイッチに対応するので、第三のP−CH型電界効
果トランジスタ4bと第三のN−CH型電界効果トラン
ジスタ5bと第七のP−CH型電界効果トランジスタ4
fと第七のN−CH型電界効果トランジスタ5f及び第
一の否定回路7を組として見ると、図7に示した、イン
バーティング・バッファの電源側とアース側に直列にス
イッチを挿入した構成に対応する。以下、残りの電界効
果トランジスタ及び否定回路も同様に機能するので、図
10の構成は図2と図3の原理を図9とは異なる形で組
み合わせたものである。何故なら、例えば第七のP−C
H型電界効果トランジスタ4fと第七のN−CH型電界
効果トランジスタ5fを除去或いはオフにしてみると、
第三のP−CH型電界効果トランジスタ4bと第三のN
−CH型電界効果トランジスタ5bと第十のP−CH型
電界効果トランジスタ4iと第十のN−CH型電界効果
トランジスタ5iの組はフル・スイング回路を構成して
いることがよく判る。又、例えば第十のP−CH型電界
効果トランジスタ4iと第十のN−CH型電界効果トラ
ンジスタ5iを除去して見ると、第三のP−CH型電界
効果トランジスタ4bと第三のN−CH型電界効果トラ
ンジスタ5bと第七のP−CH型電界効果トランジスタ
4fと第七のN−CH型電界効果トランジスタ5fとイ
ンバーティング・バッファ7の組は図7に示した、イン
バーティング・バッファの電源側とアース側に直列にス
イッチを挿入した構成になっていることがよく判る。
【0040】そして、図10における第三のP−CH型
電界効果トランジスタ4b、第三のN−CH型電界効果
トランジスタ5b、第七のP−CH型電界効果トランジ
スタ4f、第七のN−CH型電界効果トランジスタ5
f、第十のP−CH型電界効果トランジスタ4i、第十
のN−CH型電界効果トランジスタ5i及び否定回路の
組が図9における第三のP−CH型電界効果トランジス
タ4b、第三のN−CH型電界効果トランジスタ5b、
第七のP−CH型電界効果トランジスタ4f、第七のN
−CH型電界効果トランジスタ5f、第十のP−CH型
電界効果トランジスタ4i、第十のN−CH型電界効果
トランジスタ5i及び否定回路の組と異なるのは、図9
では第七のP−CH型電界効果トランジスタ4fと第十
のP−CH型電界効果トランジスタ4i及び第七のN−
CH型電界効果トランジスタ5fと第十のN−CH型電
界効果トランジスタ5iが直列に接続されていたのに対
して、図10では第七のP−CH型電界効果トランジス
タ4fと第十のP−CH型電界効果トランジスタ4i及
び第七のN−CH型電界効果トランジスタ5fと第十の
N−CH型電界効果トランジスタ5iが並列に接続され
ている点である。従って、フル・スイング回路はスイッ
チを構成するトランジスタのオン、オフとは無関係に動
作し、スイッチがオンになった時にはそのオン電流がイ
ンバーティング・バッファを構成する第三のP−CH型
電界効果トランジスタ4b及び第三のN−CH型電界効
果トランジスタ5bを流れることになる。このため、図
10においてはインバーティング・バッファを構成する
第三のP−CH型電界効果トランジスタ4bは第七のP
−CH型電界効果トランジスタ4fと第十のP−CH型
電界効果トランジスタ4iの電流を流し得るように設計
されていなけれはならない。このことは第三のN−CH
型電界効果トランジスタ5bについても同様である。
【0041】このように設計しておけば、図10の構成
においては、各々のスイッチのオン、オフの制御によっ
てコンデンサである第六のP−CH型電界効果トランジ
スタ4eと第六のN−CH型電界効果トランジスタ5e
とに充放電電流を流すインバーティング・バッファの数
を可変にできると同時に、フル・スイング動作を行なわ
せることができる。
【0042】尚、図10では、インバーティング・バッ
ファを構成する第三のP−CH型電界効果トランジスタ
4b、第三のN−CH型電界効果トランジスタ5bの
組、第四のP−CH型電界効果トランジスタ4c、第四
のN−CH型電界効果トランジスタ5cの組、第五のP
−CH型電界効果トランジスタ4d、第五のN−CH型
電界効果トランジスタ5dの組に対して全てフル・スイ
ング動作をさせるためのトランジスタを付加している
が、これは必須なことではなく、いずれかのインバーテ
ィング・バッファに付加するだけでもよい。
【0043】以上、本発明の遅延回路の構成を説明し
た。上記においては、インバーティング・バッファ基に
遅延回路を構成する例について説明してきたが、バッフ
ァの形式はこれには限定されず、ノン・インバーティン
グ・バッファであっても差し支えない。そして、ノン・
インバーティング・バッファをインバーティング・バッ
ファ2段で構成した場合、図7の第六のP−CH型電界
効果トランジスタ4eと第六のN−CH型電界効果トラ
ンジスタ5eと第一の否定回路に対応するスイッチはそ
のいずれか1段に設ければよく、フル・スイング回路を
構成する場合にも、図3の第二のP−CH型電界効果ト
ランジスタ4aと第二のN−CH型電界効果トランジス
タ5aに対応する回路をそのいずれか1段に設ければよ
い。又、図6のように、スイッチをトランスミッション
・ゲートで実現する場合にはノン・インバーティング・
バッファの出力端子に直列にトランスミッション・ゲー
トを挿入すればよい。
【0044】更に、上記で一貫して電流出力型のバッフ
ァで説明したが、電圧出力型のバッファもある。これに
ついても、スイッチの設け方、フル・スイング回路の構
成の仕方は本質的に上記の方法と同じである。
【0045】尚、上記では、スイッチの構成要素の一つ
について「否定回路」と呼んだが、これはインバーティ
ング・バッファと本質的に同じものである。ただ、遅延
回路の構成において、例えば図1の第一、第二のインバ
ーティング・バッファとは区別した方が説明上明瞭にな
ることを考慮して、名称を変えただけである。
【0046】図11は、本発明のデジタル位相ロック回
路の実施の形態である。図11において、10はリング
発振回路、20は位相比較回路、30はアップ・ダウン
・計数回路(図ではU/D計数回路)40は分周回路で
ある。又、リング発振回路は遅延回路11と否定回路1
2とによって構成される。
【0047】図11のデジタル位相ロック回路は、入力
クロックに対してリング発振回路の出力を分周した信号
との位相を比較し、両者の位相関係によってアップ・ダ
ウン計数回路の計数を歩進させたり、後退させる。該ア
ップ・ダウン計数回路の出力である2進数を遅延回路の
遅延時間を選択するスイッチのオン、オフ信号として供
給する。従って、アップ・ダウン計数回路から出力する
ビット数は遅延回路のスイッチの数に等しい。図10の
ように、アップ・ダウン計数回路が3ビットの計数値を
出力し、例えば、図5の構成の遅延回路が図10の遅延
回路11として使用されているものとすれば、該3ビッ
トの計数値の1ビットずつを図5のトランスミッション
・ゲートの一方の端子に供給する。尚、各々のトランス
ミッション・ゲートのもう一方の端子は共通電位に設定
される。これによって、遅延回路の遅延時間を選択する
ことができる。
【0048】遅延回路の選択された遅延時間をτd
し、否定回路12の遅延時間をτg とすれば、リング発
振器10の発振周波数は1/〔2(τd +τg )〕であ
るので、上記のように遅延回路の遅延時間をアップ・ダ
ウン計数回路の出力によって選択すれば、リング発振器
の発振周波数を可変できる。そして、入力クロックとリ
ング発振器の出力を分周した信号の位相差が最も小さく
なる該リング発振器の出力が出力クロックとなる。この
ことは、デジタル位相ロック回路の出力クロックの安定
性は遅延回路において選択できる遅延時間の精度に左右
されるということを意味する。
【0049】従って、既に詳述した如く、本発明の遅延
回路は選択できる遅延時間の精度を高くできる上、遅延
回路で生ずる波形歪みも大幅に改善できるので、デジタ
ル位相ロック回路の安定性も大幅に改善することが可能
になる。
【0050】尚、図11において、分周回路は省略する
ことも可能であるが、リング発振器の発振周波数を入力
クロックより高く設定した方がデジタル位相ロック回路
の安定度を向上できるので、分周回路を使用する方が望
ましい。
【0051】
【発明の効果】以上詳述した如く、選択できる遅延時間
の精度が高く、波形歪みも小さい遅延回路を実現するこ
とができる。これにより、クロックとデータ信号の位相
調整、データ信号間の位相調整を精密に行なうことが可
能になる。
【0052】又、上記遅延回路をデジタル位相ロック回
路のリング発振器に使用することによって、デジタル位
相ロック回路の安定度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の遅延回路の第一の原理。
【図2】 本発明の遅延回路の第二の原理。
【図3】 本発明の遅延回路の第三の原理。
【図4】 図3の構成の動作を説明する図。
【図5】 本発明の遅延回路の第一の実施の形態。
【図6】 本発明の遅延回路の第二の実施の形態。
【図7】 本発明の遅延回路の第三の実施の形態。
【図8】 本発明の遅延回路の第四の実施の形態。
【図9】 本発明の遅延回路の第五の実施の形態。
【図10】 本発明の遅延回路の第六の実施の形態。
【図11】 本発明のデジタル位相ロック回路の実施の
形態。
【図12】 従来の遅延回路(その1)。
【図13】 従来の遅延回路(その2)。
【図14】 従来の遅延回路(その3)。
【図15】 従来の遅延回路の問題点を説明する図。
【符号の説明】
1 第一のインバーティング・バッファ 1a 第二のインバーティング・バッファ 2 第一のスイッチ 2a 第二のスイッチ 2b 第三のスイッチ 3 第一のコンデンサ 3b 第二のコンデンサ 3c 第三のコンデンサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一のバッファ・ゲートと、第二のバッ
    ファ・ゲートと、 第一のバッファ・ゲートの出力端子と第二のバッファ・
    ゲートの入力端子とを接続する信号線と所定の電位に設
    定された点との間に接続される、スイッチとコンデンサ
    との少なくとも一つの直列接続体とを有する構成を備え
    ることを特徴とする遅延回路。
  2. 【請求項2】 バッファ・ゲートとスイッチとの直列接
    続体を並列に接続した並列接続体と、 該並列接続体の出力端子と所定の電位に設定された点と
    の間に接続されるコンデンサと、 該直列接続体を構成するバッファ・ゲートとは異なる、
    該並列接続体の出力端子に入力端子を接続されるバッフ
    ァ・ゲートとを備えることを特徴とする遅延回路。
  3. 【請求項3】 第一のバッファ・ゲートと、 第二のバッファ・ゲートと、 該第一のバッファ・ゲートの出力端子と該第二のバッフ
    ァ・ゲートの入力端子とを接続する信号線と所定の電位
    に設定された点との間に接続されるコンデンサと、 該第一のバッファ・ゲートの入力端子に入力端子を接続
    され、該第二のバッファ・ゲートの入力端子に出力端子
    を接続される第三のバッファ・ゲートと、 該第三のバッファ・ゲートの電流流入側の端子に直列に
    挿入される第一のスイッチと、該第三のバッファ・ゲー
    トの電流流出側に直列に挿入される第二のスイッチとを
    有する構成を有し、該第二のバッファ・ゲートの出力電
    位によって該第一及び第二のスイッチの開閉を制御し、
    且つ、該第一及び第二のスイッチの開閉を逆に制御する
    フル・スイング回路と、を備えることを特徴とする遅延
    回路。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の遅延回路において、 請求項3記載のフル・スイング回路を設け、 該フル・スイング回路を構成する第三のバッファ・ゲー
    トの入力端子を前記第一のバッファ・ゲートの入力端子
    に接続し、該フル・スイング回路を構成する第三のバッ
    ファ・ゲートの出力端子を前記第二のバッファ・ゲート
    の入力端子に接続することを特徴とする遅延回路。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の遅延回路において、 前記並列に接続された直列接続体を構成するバッファ・
    ゲートの内、少なくとも一のバッファ・ゲートを除いた
    バッファ・ゲートを請求項3記載のフル・スイング回路
    に置換し、 該フル・スイング回路を構成する前記第三のバッファ・
    ゲートの入力端子を前記並列接続体の入力端子に接続
    し、該フル・スイング回路を構成する前記第三のバッフ
    ァ・ゲートの出力端子を前記並列接続体の出力端子に接
    続し、 該フル・スイング回路を構成する前記第一、第二のスイ
    ッチの開閉を前記直列接続体を構成するバッファ・ゲー
    トとは異なる前記バッファ・ゲートの出力電位によって
    制御し、且つ、該第一及び第二のスイッチの開閉状態を
    逆に制御し、 更に、該フル・スイング回路の電流流入側及び電流流出
    側に直列にスイッチを挿入することを特徴とする遅延回
    路。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の遅延回路において、 前記並列に接続された直列接続体を構成するバッファ・
    ゲートの内、少なくとも一のバッファ・ゲートを除いた
    バッファ・ゲートを請求項3記載のフル・スイング回路
    に置換し、 該フル・スイング回路を構成する前記第三のバッファ・
    ゲートの入力端子を前記並列接続体の入力端子に接続
    し、該フル・スイング回路を構成する前記第三のバッフ
    ァ・ゲートの出力端子を前記並列接続体の出力端子に接
    続し、 該フル・スイング回路を構成する前記第一、第二のスイ
    ッチの開閉を前記直列接続体を構成するバッファ・ゲー
    トとは異なる前記バッファ・ゲートの出力電位によって
    制御し、且つ、該第一及び第二のスイッチの開閉状態を
    逆に制御し、 更に、該フル・スイング回路においてスイッチ機能を果
    たす二のトランジスタに並列に、開閉が逆に制御される
    スイッチ機能を果たすトランジスタを接続することを特
    徴とする遅延回路。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    の遅延回路であって、 前記コンデンサは、 少なくとも一の、ドレインとソースを接続され、且つ、
    接続されたドレインとソースがゲート電極より必ず高電
    位になるようにされたP−CH型電界効果トランジスタ
    と、 該P−CH型電界効果トランジスタと同数の、ドレイン
    とソースを接続され、且つ接続されたドレインとソース
    がゲート電極より必ず低電位になるようにされたN−C
    H型電界効果トランジスタとを並列に接続したコンデン
    サであることを特徴とする遅延回路。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
    の遅延回路をリング発振器に適用し、 後述する位相比較回路の出力によってアップ・ダウン計
    数回路の計数を制御し、 該アップ・ダウン計数回路の計数出力によって該遅延回
    路の遅延時間を選択して該リング発振器の発振周波数を
    選択し、 該リング発振器の発振出力を分周比1を含む分周回路で
    分周し、 位相比較器において、該分周出力と入力クロックとの位
    相を比較することを特徴とするデジタル位相ロック回
    路。
JP7330556A 1995-12-19 1995-12-19 遅延回路及びデジタル位相ロック回路 Withdrawn JPH09172356A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7330556A JPH09172356A (ja) 1995-12-19 1995-12-19 遅延回路及びデジタル位相ロック回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7330556A JPH09172356A (ja) 1995-12-19 1995-12-19 遅延回路及びデジタル位相ロック回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09172356A true JPH09172356A (ja) 1997-06-30

Family

ID=18233976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7330556A Withdrawn JPH09172356A (ja) 1995-12-19 1995-12-19 遅延回路及びデジタル位相ロック回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09172356A (ja)

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6278309B1 (en) 1998-02-27 2001-08-21 Nec Corporation Method of controlling a clock signal and circuit for controlling a clock signal
US6344763B1 (en) 2000-04-24 2002-02-05 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor integrated circuit device that can suppress generation of signal skew between data input/output terminals
US6400201B1 (en) 2000-09-05 2002-06-04 Sharp Kabushiki Kaisha Delay circuit and ring oscillator incorporating the same
WO2003085831A3 (en) * 2002-03-29 2003-11-20 Intel Corp A method and apparatus for precise signal interpolation
JP2005159963A (ja) * 2003-11-28 2005-06-16 Advantest Corp 高周波遅延回路、及び試験装置
JP2006093748A (ja) * 2004-09-16 2006-04-06 Renesas Technology Corp 半導体集積回路装置のタイミング制御回路
JP2006352384A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 集積回路内蔵発振器
JP2007509541A (ja) * 2003-10-16 2007-04-12 インテル・コーポレーション 適応型入力/出力バッファ及びその方法
JP2007150820A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Fujitsu Ltd デジタル制御発振器
KR100785721B1 (ko) * 2006-03-23 2007-12-18 후지쯔 가부시끼가이샤 지연 제어 회로
WO2008111192A1 (ja) * 2007-03-14 2008-09-18 Fujitsu Microelectronics Limited 出力回路
JP2009516470A (ja) * 2005-11-15 2009-04-16 アナログ デバイセス インコーポレーテッド タイマ回路および方法
JP2009153110A (ja) * 2007-11-29 2009-07-09 Nec Lcd Technologies Ltd 遅延素子、可変遅延線及び電圧制御発振器並びにそれを備えた表示装置及びシステム
WO2009091008A2 (ja) * 2008-01-15 2009-07-23 Nagasaki University, National University Corporation 遅延回路および遅延回路システム
JP2010273186A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Renesas Electronics Corp 遅延回路
JP2012029211A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Fujitsu Ltd タイミング調整回路
DE102007047458B4 (de) * 2006-10-27 2012-05-16 Infineon Technologies Ag Ringoszillatorschaltung und PLL-Schaltung
JP5093222B2 (ja) * 2007-03-06 2012-12-12 富士通株式会社 移相器
US8384462B2 (en) 2007-11-29 2013-02-26 Nlt Technologies, Ltd. Delay element, variable delay line, and voltage controlled oscillator, as well as display device and system comprising the same
JP2013183381A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Nec Network Products Ltd 半導体装置、半導集積回路の制御方法およびそのプログラム
JP2016116097A (ja) * 2014-12-16 2016-06-23 株式会社メガチップス クロック生成回路
JP2017521904A (ja) * 2014-05-28 2017-08-03 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 再構成可能な周波数ディバイダ

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6278309B1 (en) 1998-02-27 2001-08-21 Nec Corporation Method of controlling a clock signal and circuit for controlling a clock signal
US6344763B1 (en) 2000-04-24 2002-02-05 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor integrated circuit device that can suppress generation of signal skew between data input/output terminals
US6400201B1 (en) 2000-09-05 2002-06-04 Sharp Kabushiki Kaisha Delay circuit and ring oscillator incorporating the same
WO2003085831A3 (en) * 2002-03-29 2003-11-20 Intel Corp A method and apparatus for precise signal interpolation
JP2007509541A (ja) * 2003-10-16 2007-04-12 インテル・コーポレーション 適応型入力/出力バッファ及びその方法
JP2005159963A (ja) * 2003-11-28 2005-06-16 Advantest Corp 高周波遅延回路、及び試験装置
JP4642417B2 (ja) * 2004-09-16 2011-03-02 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体集積回路装置
JP2006093748A (ja) * 2004-09-16 2006-04-06 Renesas Technology Corp 半導体集積回路装置のタイミング制御回路
JP2006352384A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 集積回路内蔵発振器
JP2009516470A (ja) * 2005-11-15 2009-04-16 アナログ デバイセス インコーポレーテッド タイマ回路および方法
JP2007150820A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Fujitsu Ltd デジタル制御発振器
KR100785721B1 (ko) * 2006-03-23 2007-12-18 후지쯔 가부시끼가이샤 지연 제어 회로
DE102007047458B4 (de) * 2006-10-27 2012-05-16 Infineon Technologies Ag Ringoszillatorschaltung und PLL-Schaltung
JP5093222B2 (ja) * 2007-03-06 2012-12-12 富士通株式会社 移相器
GB2460772A (en) * 2007-03-14 2009-12-16 Fujitsu Microelectronics Ltd Output circuit
JPWO2008111192A1 (ja) * 2007-03-14 2010-06-24 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 出力回路
US8067964B2 (en) 2007-03-14 2011-11-29 Fujitsu Semiconductor Limited Output circuit
WO2008111192A1 (ja) * 2007-03-14 2008-09-18 Fujitsu Microelectronics Limited 出力回路
JP4952783B2 (ja) * 2007-03-14 2012-06-13 富士通セミコンダクター株式会社 出力回路
US8384462B2 (en) 2007-11-29 2013-02-26 Nlt Technologies, Ltd. Delay element, variable delay line, and voltage controlled oscillator, as well as display device and system comprising the same
JP2009153110A (ja) * 2007-11-29 2009-07-09 Nec Lcd Technologies Ltd 遅延素子、可変遅延線及び電圧制御発振器並びにそれを備えた表示装置及びシステム
WO2009091008A3 (ja) * 2008-01-15 2009-10-22 国立大学法人長崎大学 遅延回路および遅延回路システム
WO2009091008A2 (ja) * 2008-01-15 2009-07-23 Nagasaki University, National University Corporation 遅延回路および遅延回路システム
JP5401715B2 (ja) * 2008-01-15 2014-01-29 国立大学法人 長崎大学 遅延回路および遅延回路システム
JP2010273186A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Renesas Electronics Corp 遅延回路
JP2012029211A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Fujitsu Ltd タイミング調整回路
JP2013183381A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Nec Network Products Ltd 半導体装置、半導集積回路の制御方法およびそのプログラム
JP2017521904A (ja) * 2014-05-28 2017-08-03 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 再構成可能な周波数ディバイダ
JP2016116097A (ja) * 2014-12-16 2016-06-23 株式会社メガチップス クロック生成回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09172356A (ja) 遅延回路及びデジタル位相ロック回路
US6191630B1 (en) Delay circuit and oscillator circuit using same
JP3445412B2 (ja) 周波数制御ループを備えたリング発振器
KR100684050B1 (ko) 지연회로및그것을이용한발진회로
US6246271B1 (en) Frequency multiplier capable of generating a multiple output without feedback control
US5682114A (en) Variable delay circuit, ring oscillator, and flip-flop circuit
US5790393A (en) Voltage multiplier with adjustable output level
US5059838A (en) Signal delay circuit using charge pump circuit
JPH07154221A (ja) 遅延回路
US11984849B2 (en) Switchover schemes for transition of oscillator from internal-resistor to external-resistor mode
JP3527225B2 (ja) 位相混合器及びこれを利用した多重位相発生器
US5457429A (en) Ring oscillator circuit for VCO
JP2001094418A (ja) 電圧制御発振器
US7474162B2 (en) RC-oscillator circuit
US10998892B1 (en) Frequency doubler with duty cycle control and method thereof
EP0328339A2 (en) Frequency-dividing circuit
US20060170478A1 (en) Delay circuit for semiconductor device
JPH1098356A (ja) 電圧制御発振器
KR100205004B1 (ko) 반도체 장치용 발진회로
JPH0427729B2 (ja)
JP2001024485A (ja) Pll回路
JP3116922B2 (ja) 半導体集積回路
JP4268580B2 (ja) スイッチトキャパシタ回路
JPH09223950A (ja) Vco回路の駆動方法及びvco回路
JPH0730382A (ja) 電圧制御発振器

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030304