JP3445412B2 - 周波数制御ループを備えたリング発振器 - Google Patents

周波数制御ループを備えたリング発振器

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    • H03L7/099Details of the phase-locked loop concerning mainly the controlled oscillator of the loop
    • H03L7/0995Details of the phase-locked loop concerning mainly the controlled oscillator of the loop the oscillator comprising a ring oscillator

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、正確にセットする
ことができる周波数において動作する発振器システム、
並びにその動作の方法に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】正しい動作のために、
回路の一部の他との正確なタイミングないし同期を提供
することが必要である、多くの電子回路用途がある。こ
のようなタイミングは従来は、その周波数が時間調整さ
れまたは同期がとられる回路の要求に対して十分に正確
である局部発振器により提供されていた。要求される正
確の程度に依存して、発振器は、一方において周波数レ
ンジが広い許容範囲を持つ場合には非常に単純で安価と
できるが、周波数において高い正確の程度が要求される
場合には比較的複雑で高価である。単純で安価であると
ともに正確な周波数において動作する発振器が望まれて
いる。
【0003】相補型金属酸化物半導体(CMOS)の製
造技術は、非常に進歩し、また多くの用途に対しては、
大規模集積回路を設計し実施する際の選択の技術であ
る。種々の種類の発振器がCMOS集積回路(IC)上
の他の回路のオンボードタイミングのために使用されて
いる。CMOS技術により特に十分に役に立つのは発振
器の1つの種類はリング発振器である。この種の発振器
においては、他の発振器において動作周波数を正確にセ
ットするために使用されるインダクタ−キャパシタ同調
回路はない。同調回路の代わりに、リング発振器は奇数
同一で非常に単純な直列に接続された反転ステージ(i
nverting stage)を有しており、各ステ
ージの出力は次のステージの入力に接続され、また最後
のステージの出力は最初のステージの入力に接続されて
いる。1つの実施例では、各ステージは、一対の直列に
接続された相補型金属酸化物半導体(CMOS)トラン
ジスタを有するインバータであり、トランジスタの出力
は、その入力にローレベル「0」が印加された時にはハ
イレベル「1」に切り換えられ、またその入力に「1」
が印加された時には「0」に切り換えられる。このタイ
プの発振器の動作周波数は、リングの回りの1つのステ
ージから他への「1」から「0」、および「0」から
「1」への切換えイベントの進行速度により、並びにス
テージの数により決定される。
【0004】ICチップの一部としてCMOS技術にお
いて実施される従来のリング発振器は、非常に広い周波
数範囲内でその自身の動作周波数を有している。よっ
て、一例として、ICチップの一部として現在製造され
ている1つのリング発振器においては、他の推定上同一
なチップの発振器の周波数からの1つのチップの発振器
の周波数の差は3から1の大きさとすることができる。
この広い動作周波数の範囲は、製造プロセスにおける固
有の物理的および寸法的な変化により、また規定温度と
供給電圧変化により生じる。明らかなように、回路の正
確なタイミングが必要な場合には(例えば、数パーセン
ト以内の周波数の正確さ)、このような広い周波数範囲
は受容できない。
【0005】比較的安価であるその周波数が所望の正確
なレベルにセットすることができる、CMOSリング発
振器が望まれている。本発明はこのリング発振器の動作
周波数における正確さの問題の有効で安価な解答を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの例示的な
実施例において、集積回路(IC)チップの一部として
のCMOS技術において全体的に実施されている発振器
システムが提供される。発振器システムは、リング発振
器(ROSC)、論理カウンタコンパレータ(LCC)
ユニット、バイアスユニット、マルチプレクサ、並びに
メモリから構成される。リング発振器の動作周波数は、
バイアスユニットにより印加されるセット可能なバイア
ス電流により非常に正確に自動的に制御される。後者は
逆に、ROSCの周波数を外部の基準クロック信号(R
EF CLOCK)と初期的に比較するように動作す
る、LCCユニットにより制御される。ROSCの周波
数が基準クロック信号のものよりも低い場合には、LC
Cは自動的にバイアスユニットを、選択された数の小さ
なデジタル増分だけ増大するように制御し、これにより
ROSCに印加された電流は増大してその周波数が基準
クロックのそれと合致するようになる。逆に、ROSC
の周波数が基準クロック信号のものよりも高い場合に
は、バイアスユニットは、選択された数の小さなステッ
プ状の増分だけ減らすように制御され、これにより発振
器(ROSC)の周波数は、それが基準クロックのそれ
と合致するようになる減少する。このように、リング発
振器に印加されるバイアス電流を小さい増分において増
大ないし減少することで、その周波数を正確に基準クロ
ックのそれと合致することができる。バイアス電流がそ
の値に一旦調節されたならば、リング発振器の動作の周
波数が基準クロック信号の周波数に正確に合致し、バイ
アス電流を制御するバイアスユニットのデジタル設定は
メモリ内に入り、基準クロック信号は切断される。その
後、ICチップの主電力と発振器システムが切断された
場合でも、メモリはバイアスユニットのための適切なデ
ジタル設定値を保持し、これにより電力が回復したとき
にはバイアス電流の必要な値が再度リング発振器に印加
されて発振の必要とされる周波数を発生する。よって、
リング発振器はその後は、基準クロックにより先に決定
された主端数において、非常に近接した限度内で動作す
る。
【0007】ROSCはICチップと一体であり、よっ
て非許可の人が容易にその動作の正確な周波数を決定す
ることに対する安全が付加される。周波数を知ること
は、有料ケーブルTVチャネルのような制限された情報
に対する非許可のアクセスができてしまう。
【0008】本発明の発振器システムは、製造公差およ
び構成要素の変化がそれぞれの不正な周波数が著しく異
なる(例えば、一般的には2から1より多い)ことの原
因となる場合でも、自動的で、迅速で非常に正確なリン
グ発振器の周波数の設定を許容する。
【0009】他の観点から、本発明は、発振器、基準ク
ロック手段、クロックカウンタおよび制御手段、論理手
段、並びにバイアス手段から構成される。発振器は、n
の実質的に同じ複数の反転するステージを有し、各ステ
ージはそれぞれ入力と出力を有し、各ステージの出力が
次のステージの入力に接続され、また最後のステージの
出力は最初のステージの入力に接続されており、nは1
より大きい奇数である。nステージのそれぞれは、電荷
を選択的に蓄積するためのキャパシタ手段、キャパシタ
手段に接続された調節可能な電荷源、並びに発振器の出
力において動作中に発振器により発生される出力信号の
周波数および対応する時間周期を制御するべく、キャパ
シタ手段の充電/放電を選択的に促進するために、キャ
パシタ手段に接続されたスイッチ手段からなる。基準ク
ロック手段は、予め選択された周波数と対応する時間周
期を有する基準クロック信号を受信する。カウンタおよ
び制御手段は、多数の発振器の時間周期および多数の基
準クロック信号の時間周期を同じ時間の周期にわたって
別々にカウントし、また個々の時間周期のカウントの間
のカウント差を発生する。論理手段は、カウンタおよび
制御手段により発生されたカウント差に応答し、カウン
ト差に対応する制御信号を発生する。バイアス手段は、
論理手段により発生される制御信号に応答し、また電荷
源に接続されて、発振器の周波数が基準クロック信号の
周波数と近接して一致するように発振器の周波数がカウ
ント差にしたがって調節するべく発振器のステージのそ
れぞれの電荷源を制御する。
【0010】さらに別の観点から、本発明は、リング発
振器(ROSC)、バイアス手段、並びに論理カウンタ
コンパレータ(LCC)手段から構成される発振器シス
テムである。リング発振器(ROSC)は、奇数の複数
のnステージからなり、各ステージは、制御電極付きの
定電流源トランジスタを有し、制御電極付きのスイッチ
トランジスタ対を有する。スイッチトランジスタ対の出
力は電流源トランジスタに直列に接続される。各ステー
ジは、次のステージのスイッチトランジスタ対の制御電
極に接続された出力を有し、最後のステージの出力は最
初のステージのスイッチトランジスタ対の制御電極に接
続される。バイアス手段は、nステージの電流源トラン
ジスタの制御電極に接続されて、各電流源トランジスタ
を通る電流を決定する。論理カウンタコンパレータ(L
CC)手段は、その出力によりバイアス手段の入力に接
続され、ROSCの周波数を基準クロック信号のそれと
比較し、2つの周波数の間の数の差を決定し、また発振
器の周波数が基準クロック信号の周波数に近接して一致
するROSCに接続されたバイアス手段が信号を発生す
るように、その出力においてこのような差を表す出力を
発生する。
【0011】更に別の観点から、本発明は、奇数の複数
のnの反転するステージを有する発振器を動作する方法
であって、各ステージは入力、出力、キャパシタ、次の
ステージにおけるキャパシタを充電するための調節可能
な電流源、並びに次のステージにおけるキャパシタを放
電するためのスイッチを有し、第1のステージの出力は
第2のステージの入力に接続され、またn番目のステー
ジはその出力が第1のステージの入力に戻し接続されて
いる。本方法は、第1のステージの負荷キャパシタを調
節可能な電流源から充電する第1のステップからなる。
第2のステップは、第1のステージの負荷キャパシタの
充電に応答して第2のステージの負荷キャパシタを放電
する。第3のステップは、第2のステージの負荷キャパ
シタの放電に応答して第3のステージの負荷キャパシタ
を調節可能な電流源から充電し、同様にしてnステージ
のリングにおいて1つの連続するステージから次に連続
的に回る。第4のステップは、発振器と基準クロックの
発振の時間周期の数をいずれかのカウントにおいて予め
定められたカウントに達するまで別々に同時にカウント
し、次いでカウント動作を止めて、発振器の周波数を基
準クロック信号の周波数と比較する。第5のステップ
は、カウントの間のカウント差を決定する。第6のステ
ップは、複数のステージにおいて調節可能な電流源によ
り供給される電流におけるステップの数の増分的な変化
を提供し、また第7のステップは、決定されたカウント
差にしたがって調節可能な電流源により供給される電流
における変化を作って、発振器の発振の周波数が基準ク
ロック信号の周波数と近接して合致するように調節す
る。
【0012】他の観点から、本発明は、発振器の動作の
周波数を制御するための方法に関する。本方法は、充電
電流源と放電スイッチを備えた複数のnキャパシタをリ
ング形状に配置して発振器を形成する第1のステップか
ら構成される。第2のステップは、充電電流を使用して
nキャパシタの第1のキャパシタを選択的に充電してn
キャパシタの第2のキャパシタのスイッチを通して放電
し、また第2のキャパシタの放電がnキャパシタの第3
のキャパシタを充電する充電電流を発生し、同様にして
nキャパシタまで順次行い次いで第1のキャパシタに戻
りキャパシタの充電と放電のイベントの連続的な順序に
より周波数および対応する時間周期を有する出力信号を
得る。第3のステップは、発振器の周波数を基準クロッ
ク信号の周波数と比較してその差を決定し、また第4の
ステップは、発振器の周波数と基準クロック信号の周波
数との決定された差にしたがってキャパシタ内への充電
電流の値を調節して、発振器の周波数が基準クロック信
号の周波数に近接するように調節する。
【0013】本発明のより良い理解、およびその重要な
特徴のより十分な認識は、以下の説明を添付図面および
クレームとともに考察することで得られるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1を参照して、本発明による発
振器システム12は、ブロックダイヤグラムの形で示さ
れており(実線の長四角形の内側に)、またこれは導線
18を経て回路14に接続された出力を有している。発
振器システム12は導電18上に、回路14により必要
とされる周波数を有する信号を発生する。バッテリー3
2が図示したようにその陽極端子により発振器12のメ
モリ24に接続されている。
【0015】発振器システム12は、リング発振器(R
OSC)16、バイアスユニット36、マルチプレクサ
(MUX)26、メモリ24、並びに論理カウンタコン
パレータ(LCC)20から構成される。導線18はま
た発振器16の出力をLCC20の入力に接続してい
る、LCC20の出力は共通の導線22を経てメモリ2
4の入力およびマルチプレクサ(MUX)26の入力に
接続されている。メモリ24は導線28を経てMUX2
6の他の入力に接続されている。バッテリー32は、発
振器システム12への外部電力が切断されたときにメモ
リ24内のデータを保持することを確保する。メモリ2
4は不揮発性のメモリであり、有用な時間の周期のため
に蓄積されたメモリを保持するためにバッテリー32を
必要としない。MUX26の出力は多芯導線34を経て
バイアスユニット36に接続され、またこれは導線40
を経てROSC16に接続されている。発振器システム
12の動作の間において、電流I−バイアスは、バイア
スユニット36の出力から導線40を経てROSC16
の入力に流れる。電流I−バイアスはROSC16の動
作の周波数を制御する。発振器システム12は、+VD
Dとグランドのような外部電圧がそれぞれ選択的に接続
される一対の電力供給端子44と45を有している。同
様に、発振器システム12は、予め選択された周波数を
有する外部基準クロック信号(図示せず)が選択的に接
続される端子46(REF CLOCK)を有してい
る。端子46は導線48を経て、LCC20の入力に接
続されている。発振器システム12はまた、導線54を
経てMUX26の設定を制御する外部「MUX SEL
ECT」信号が選択的に印加される端子52を有してい
る。一時的に1つの位置に設定されたときには、MUX
26はLCC20からのデジタル制御データをバイアス
ユニット36に印加する。他の(長期)位置にセットさ
れたときには、MUX26はメモリ24の内容をバイア
スユニット36に印加する。メモリ24の内容は、校正
プロセス直後の(後述する)LCC20からのデジタル
制御データと同じである。校正プロセスは、端子(CN
TR START)55に、また導線56を経てLCC
20に印加される開始信号により開始される。端子13
2は導線130を経てバイアスユニット36に接続され
ている。発振器システム12の動作中、電流I−OSC
がバイアスユニット36内に設定され、これは導線13
0を経て端子132内に流れる。定電流源(図示せず)
が端子132に接続され、またこれは一般的には、有効
測定範囲における電源および温度の変動から実質的に独
立な定電流レベルを発生する、バンドギャップ電流発生
器である。
【0016】発振器システム12は一般的には集積回路
チップ内において形成される。回路14は、発振器シス
テム12と同じ集積回路上に自由に形成され、チップの
より大きな部分を構成しても良い。好ましい実施例で
は、発振器システム12は、CMOSコンポーネントを
使用した集積回路チップ内に形成され、また同様にCM
OSコンポーネントを使用した回路14は、同様に同じ
集積回路チップ内に形成される。回路14の動作は、そ
れが設計された用途により決定される。発振器システム
12は導線18を経て回路14にタイミングないし同期
を供給する。
【0017】発振器システム12の動作の全体の概要は
次の通りである。外部電力(VDDおよびグランド)が
発振器システム12の端子44と45にそれぞれ印加さ
れたときには、ROSC16はその基本設計により決定
された周波数において発振する。この周波数は、電圧や
温度のような変数により、製造公差による物理的および
寸法的な差により、並びに導線40を経てバイアスユニ
ット36から印加される制御電流により、制御される。
これらの要因のためおよびバイアスユニット36からの
電流の制御なしに、ROSC16は回路14の動作のた
めに所望の周波数から大きく異なる周波数において動作
する。
【0018】ROSC16の設計は、導線40上の制御
電流を中央値ないし公称値より上または下に増分させる
ことにより、ROSC16の周波数は所望の値に調節す
ることができる(数パーセント以内)ようにされるもの
である。この調節をするために、所望の周波数において
正確に動作する、基準クロック(図示せず)が「REF
CLOCK」端子46に接続されている。開始信号が
端子55に印加されたときには、校正プロセスが開始
し、またLCCユニット20は自動的に基準クロックの
周波数をROSC16の周波数と比較する。ROSC1
6の周波数が基準クロックのものよりも高い場合には、
与えられた時間において開始するROSC16の発振の
時間周期のカウント(サイクル)が基準クロックの時間
周期のカウントよりいくらか早めに予め決定された数
(例えば「1」)に達する。他方、ROSC16の周波
数が基準クロックのものよりも低い場合には、基準クロ
ックの時間周期のカウントがROSC16の時間周期の
カウントよりいくらか早めに予め決定された数(例えば
「1」)に達する。いずれの場合でも、2つの周波数の
間でカウントされたサイクル数における差は、次いでL
CC20内で検知され復号化される。LCC20は次い
で、予め選択されたアルゴリズムにしたがって、共通多
芯導線22を経てMUX26を通ってバイアスユニット
36に分離したデジタルの「オン」ないし「オフ」信号
を印加する。同時にこれらのデジタル信号はまたメモリ
24内に供給されまた蓄積される。
【0019】LCC20からのデジタル信号は、バイア
スユニット36内のそれぞれのスイッチ(ここでは図示
しないが図3に示し、また後で詳述する)の設定を制御
する。このようにして、導線40を経てバイアスユニッ
ト36からROSC16に印加された制御電流は、RO
SC16の動作の周波数が基準クロックの周波数に合致
する(数パーセント以内)ようにする値にセットされ
る。LCC20からのこれらの同じデジタル信号はメモ
リユニット24内に蓄積され、これにより、発振器シス
テム12への主電力が切断されまた基準クロックが取り
外された場合でも、電力が回復したときに、これらのデ
ジタル信号は自動的にメモリユニット24からMUX2
6を通ってバイアスユニット36に再度印加され、また
制御電流の正しい値が導線40に再度印加される。RO
SC16は、このようにして、所望の周波数(つまり、
存在しない場合でも基準クロックの周波数)において動
作する。発振器システム12は、全自動であり、また非
常に正確である。LCC20内における周波数の比較お
よび導線40上の制御電流をROSC16に設定する動
作は、1秒の小さい部分だけがかかる。これは校正プロ
セスと呼ばれる。ROSC16の周波数が一旦セットさ
れた場合には、それは、必要ならば、新しいCNTR
START信号を端子55にまた基準クロック周波数を
端子46に印加することにより上記した基準クロックと
の比較のプロセス(校正プロセス)を繰り返すことによ
りリセットされるまで、基準クロックの周波数において
セットされる。
【0020】図2を参照して、図1のROSC16の1
つの例示的な実施例の基本的な図式形態が示されてい
る。追加的な説明を以下に述べる。図示したように、R
OSC16は「n」の実質的に等しいスイッチングステ
ージ60を有している(ステージ1、ステージ2、並び
にステージ「n」だけを示した)。各ステージ60のそ
れぞれの要素は、同じ番号を付してある。バイアスユニ
ット36からの導線40を経てROSC16に印加され
る入力制御電流は、ここでは「I−バイアス」と称す
る。各スイッチングステージ60は定電流発生器62か
らなり、これからの電流は「I−バイアス」により制御
される。発生器62からの電流は矢印65の向きに流れ
る。電流発生器62は、電流発生器62に接続された上
側端子67を有し、またグランドに接続された下側端子
68を有するスイッチ66に直列に接続されている。キ
ャパシタ70は、以下の(次の)ステージに属し、また
スイッチ66に並列に接続されており、更に端子67に
接続された電極72を有し、また端子68(グランド)
に接続された電極74を有している。キャパシタ79
は、時には「オン」でありまた別のときには「オフ」で
あるトランジスタ(ここには図示せず)のインピーダン
スを示すインピーダンス78と並列である。「n」ステ
ージのそれぞれの出力は、コンダクタ86を経て次のス
テージの入力に接続されており、「n」番目のステージ
の出力は第1(1)のステージの入力に接続されてい
る。ROSC16のこれらおよび他の要素は以下に詳細
に説明する。
【0021】スイッチングステージ60のステージ1の
スイッチ66を、実線82の位置により示した「開」の
位置で、一例として図示した。以下に説明するように、
これらのスイッチ66は実際にはトランジスタである
(ここでは図示せず)。ここで、ここに示した例におい
て、ステージ2のスイッチは「閉」の位置であり(実線
82の位置により示した)、またステージ「n」ではス
イッチ66の位置が閉じている(線82の位置により示
した)。ステージ60の数字「n」は常に「奇数」であ
る。
【0022】好ましい実施例においては、各ステージ6
0のキャパシタ70は、そのステージに関連したトラン
ジスタ(図示せず)の電極間寄生キャパシタンスを示
す。キャパシタ70は、一般的には非常に小さい(例え
ば、フェムトファラッド)が、各ステージ60の、「オ
フ」(デジタル「0」)から「オン」(デジタル
「1」)またはその逆になる際のスイッチング時間に影
響を及ぼす(放電時間は充電時間と同じく重要であ
る)。よって、ステージ1のスイッチ66が最初に閉じ
た状態から開いた状態になったときには、ステージ2の
キャパシタ70上の電荷および電圧は実質的にゼロ(デ
ジタル「0」)である。充電電流がステージ1お電流発
生器62から非開のスイッチ66の回りを矢印の向きに
流れ始めるとともに、ステージ2のキャパシタ70の両
端の電荷と電圧はフル値(デジタル「1)になり、これ
はステージ1のスイッチが開いたままである限り維持さ
れる。
【0023】短時間の後、ステージ2のキャパシタ70
上の電荷が、ステージ2のそれぞれのスイッチ6が開い
た位置から閉じた位置に切替わるためのレベルに達す
る。ステージ2のスイッチ66が閉じたときには、ステ
ージnのキャパシタ70がステージ2のそれぞれのスイ
ッチ66を通って放電し、ステージnのこのそれぞれの
キャパシタ70上にデジタル「0」が蓄積される。ステ
ージnのキャパシタ70上の電圧が低い十分なレベル
(ゼロに近い)に低下したとき、ステージn(ここで
は、ステージ「n」はステージ2の後、ステージ3は図
示しない)のそれぞれのスイッチ66は閉じた状態から
開いた位置に駆動され、またその奇数番号付けされたス
テージ60のそれぞれのキャパシタ70はデジタル
「1」に充電される。このようなそれぞれのスイッチ6
6の連続的な駆動およびステージ60のそれぞれのキャ
パシタ70の充電と放電は、一連のステージ60の最初
から最後(ステージ「1」からステージ「n」まで)を
通る累積時間の間だけ進行する。
【0024】ステージ「n」は導線90を経て、その出
力がROSC16のクロック出力信号(CLKO)が生
成される導線18に接続された(図1参照)緩衝増幅器
92の入力に接続されている。ステージ「n」からのス
イッチング信号はそれぞれのコンダクタ86を経てステ
ージ1のスイッチ66に印加される。ステージ「n」の
スイッチ66がデジタル「1」を蓄積するために「開」
に切替わったときには、ステージ1のスイッチ66は、
短い遅延の後に、「閉」の位置に切替わり、ステージ1
においてデジタル「1」を効率的に蓄積する。ステージ
「n」のスイッチ66が閉じたときには、ステージ
「n」において「0」が蓄積され、捨て±字1のスイッ
チ66が「開」に切替わり、同様なことがリング状のス
テージ60の回りで連続して継続的に起こる。
【0025】当業者にはスイッチングステージ60のそ
れぞれのキャパシタ70が制御されたスイッチ66を通
してデジタル「1」を充電しあるいはデジタル「0」を
放電するために要する時間は、そのステージのそれぞれ
の電流発振器62によりそれに印加される充電電流の特
に振幅の関数であることが理解される。この発生器62
からの電流はI−バイアス電流により制御される。本発
明の重要な特徴は、ROSC16(出力信号CLKO)
の動作周波数がI−バイアス電流の振幅を制御すること
により正確に調節できることにある。これを以下により
詳細に説明する。このようにして、ROSC16の出力
信号CLKOは、回路構成要素の変化や供給電圧や温度
における公称動作変化に拘らず、基準クロックの周波数
に合致する(数パーセント以内)ように電子的に自動的
に制御される。
【0026】図3を参照して、図1のバイアスユニット
36が、例示的な、省略した図式態様で示されている。
バイアスユニット36からの出力制御電流I−バイアス
導線40を経てROSC16に印加される(図1と2
を同様に参照)。バイアスユニット36は多数の電流ス
テージ「I−1」から「I−N」からなり、各電流ステ
ージは全体的に100で示され、また電流ミラー(C
M)ユニット102が電流デバイダとして機能する。こ
れらの「N」電流ステージ100(I−1,I−2,並
びにI−Nの3つだけを示した)は一般的には互いに等
しく、またステージ100のそれぞれの対応する要素は
同じそれぞれの参照番号を付した。
【0027】各電流ステージ100は、第1の電流発生
器104、第1の(上側の)スイッチ106(開で示し
た)、第2の(下側の)スイッチ108(開で示した)
並びに第2の電流発生器110から構成される。スイッ
チ106は、発生器104に接続された上側端子11
2、並びに導線40と端子134に接続された下側端子
114を有している。電流は第1の発生器104から
(スイッチ106が閉じているとき)矢印116の向き
に流れる。下側のスイッチ108は、導線40および端
子134に接続された上側端子120、並びに第2の発
生器110に接続された下側端子122を有している。
電流は発生器110から(スイッチ108が閉じている
とき)矢印124の向きにグランドに下側に流れる。ス
テージI−1からI−Nの全ての上側のスイッチ106
と下側のスイッチ108は同時に開く(ここで示したよ
うに)が、いずれかの上側のスイッチ106が閉じてい
るときには、下側のスイッチ108の全ては開き、また
この逆である。よって、いずれかの電流発生器104の
上側のスイッチ106が閉じているときには、それぞれ
の電流発生器104からの電流は矢印116の向きに導
線40中に流れ、また下側のスイッチ108の全ては開
く。いずれかの電流ステージ100の下側のスイッチ1
08が閉じているときには、それぞれの下側の電流発生
器110は矢印124の向きに導線40から出てグラン
ドに流れる。
【0028】CMユニット102は導線130を経て入
力端子132に接続されている。通常の電圧供給変化や
温度変化があるときでも非常に安定に維持される逆電流
「I−OSC」は、電流源(図示せず)から入力端子1
32に印加される。電流「I−OSC」は矢印133の
向きに流れる。CMユニット102は端子134に、矢
印136の向きに導線40内に流れる定電流「I−O」
を印加する。電流「I−O」は、例えば、「I−OS
C」と等しい振幅を有し、また非常に安定である。CM
ユニット102は、それぞれの上側の発生器104には
上側の破線104により示したように、またそれぞれの
下側の発生器110には下側の破線142により示した
ように、上側の各電流発生器104から、ならびに下側
の各電流発生器110からのそれぞれの電流の振幅を制
御する(以下に詳細に説明する)。例えば、8つの電流
ステージ100があり、それぞれの電流発生器104ま
たは110は、小さな、正確に決定され、CM102に
より導線40に印加される電流の「I−O」の小部分を
生成する。
【0029】1つまたはそれより多くの上側のスイッチ
106の制御された閉じ、あるいは選択的に電流ステー
ジ100の1つまたはそれより多い下側のスイッチ10
8の閉じに依存して、CMユニット102からの電流
「I−O」に加えて電流が導線40に増分的に付加さ
れ、あるいは導線40上の電流から増分的に電流が引か
れる。導線40上の出力電流「I−バイアス」は、この
ようにして「I−O」と小さな、電流ステージ100に
より供給された電流の正確に決定された増分の付加(ま
たは減算)となる。上側のスイッチ106と下側のスイ
ッチ108の設定は、以下に詳細に説明するように、多
芯導線34を経てスイッチにそれぞれ印加される独立の
「オン」または「オフ」デジタル信号により制御される
(図1参照)。ここで(図3)、図示した導線34は多
コンダクタの上側部分146と多コンダクタの下側部分
148を有している。
【0030】図4を参照して、図1のLCCユニット2
0の例示的な実施例の機能部分がブロック形式で示され
ている。LCC20は、制御ロジック(CL)部分20
0、発振器カウンタ(OC)202、基準クロックカウ
ンタ(RCC)204、最小カウント検出器(MCD)
206、並びにスイッチ論理および出力ラッチ(SLO
L)部分208から構成される。SLOL208からの
独立した「オン」または「オフ」出力信号は導線22に
印加され(図1を参照)、この導線22はここでは上側
の、多コンダクタ部分210、および下側の多コンダク
タ部分212を有している。これらのデジタル信号はそ
れらのそれぞれの導線22内のコンダクタを経てメモリ
ユニット24とMUX26に印加され(図1参照)、し
たがってMUX26の出力において導線34内の独立の
コンダクタを経てバイアスユニット36に印加される。
SLOL208からのこれらのデジタル信号は、先に説
明したように、バイアスユニット36の電流ステージI
−1からI−Nのスイッチ106と108のそれぞれの
設定を制御する。
【0031】LCC20のCL部分200は導線18を
経てROSC16から信号を受信し、また導線48を経
て端子46に印加された基準クロック(図示せず)から
の信号を受信する。「開始」コマンド(端子55に印加
されたCNTR START)により、CL部分200
は導線216を経てROSCからOCに信号を印加し、
また導線218を経て基準クロックからRCC204に
信号を印加する。カウンタOC202とRCC204は
同一であり、それぞれのROSCの開始の瞬間からカウ
ントされたサイクルの数の累積カウント、並びにカウン
トに印加された基準クロック信号をそれぞれ供給する。
一例として、カウンタ202と204は、それらに印加
された発振信号の256時間周期(サイクル)までカウ
ントアップすることができる、8ビットバイナリーカウ
ンタ(業界では公知)である。OC202の出力カウン
トは多コンダクタ共通導線220を経てMDC206に
またSLOL208に印加される。RCC206の出力
カウントは、多芯共通導線222を経てMCD206お
よびSLOL208に印加されている。「開始」の際に
は(CNTR STARTが端子55に印加されたと
き)、各カウンタは初期的に10進法で255に等価な
2進値にセットされ、その後にゼロ(最小カウント)に
カウントダウンされる。カウンタOC202あるいはR
CC204のいずれかが「ゼロ」カウントになるかこれ
に略なったときに(他のカウンタはまだゼロでないカウ
ント)、このゼロはMCD206により検出され、MC
D206は次いで導線224を経てCL200が導線2
16と218上の入力信号を「停止」するためにそれぞ
れのカウンタOC202とRCC204に信号出力す
る。CL200がMCD206からのゼロカウント信号
上で「停止」を受信したときには、OCC202とRC
C204のそれぞれの出力カウントはよって「凍結」さ
れる。カウンタOC202とRC204はカウントして
いるが、これらのそれぞれの2進値出力カウントは飛ん
でSLOL208に印加される。SLOL208は連続
的に2進値カウントを復号化し、また導線230を経て
CL200からの続くコマンドを印加し、カウントが
「凍結」されたときには、選択されたデジタル列「オ
ン」または「オフ」が出力導線22のそれぞれのコンダ
クタに信号を出力する。
【0032】1つまたは他のカウンタOC200ないし
RCC204から「ゼロ」カウントにおいてMCD20
6からCL200に「停止」信号を受信したときには、
カウンタ内のゼロおよび非ゼロカウンタが「凍結され」
また復号化される。同時に、CL200は導線230を
経てSLOL208に別々の準備状態デジタル「オン」
または「オフ」信号を多コンダクタ出力導線22上に
「ラッチ」するように信号を送る。これらのデジタル信
号「オン」および「オフ」の列は、後述するように予め
決定されたアルゴリズムにしたがって復号化された非ゼ
ロカウントに対応する。残りの非ゼロカウントがOC2
02内に残っている場合には、ROSC16は基準クロ
ックのものよりも遅い周波数を有する。残りの非ゼロカ
ウントがRCC204内に残っている場合には、ROS
C16は基準クロックのものよりも早い周波数を有す
る。SLOL208はこのように、導線220上ないし
導線222上の「凍結された」非ゼロ2進値カウントか
ら、デジタル「オン」信号を印加するか、または出力導
線22の上側部分内のそれぞれのコンダクタ、または導
線22内の下側部分内のそれぞれのコンダクタへ信号出
力するかを、表すことができる。LCC20の上記の説
明は動作の機構とモードの概要である。LCC20の動
作の別の説明とその構成と機構の特定の詳細は以下に行
う。
【0033】図5Aと5Bを参照して、図1と2のRO
SCの好ましい実施例の特定の回路ダイヤグラムが示さ
れている。ROSC16はここでは、破線のボックス3
00内で示された、5つの実質的に同じスイッチングス
テージ「1」から「5」(ステージの奇数番号)で構成
される。各ステージ300はここでは図2に図式的に示
したスイッチングステージ60を等価である。各ステー
ジ300、例えばステージ1は、Nチャネル電界効果ト
ランジスタ304に電流直列に接続されたP−チャネル
電界効果トランジスタ302から構成される。N−チャ
ネル電界効果トランジスタ306は、そのドレインとゲ
ートが一緒に接続されてダイオードとして機能し、また
トランジスタ304と接続され、同じステージの内側に
位置している。トランジスタ304と306は、N−チ
ャネル電流ミラーは位置で接続され、それらの動作は後
述する。トランジスタ302、304および306のそ
れぞれは、ドレイン、ソース、並びにゲートを有する。
ドレインとソースは、第1および第2のないし第2ない
し第1のトランジスタの出力と称する。ステージ300
のそれぞれにおける対応する要素は同じ参照番号を付し
てある。
【0034】トランジスタ302は、供給電圧+VDD
が印加された共通電圧バス312に接続されたソース電
極310を有している。トランジスタ302は、制御電
圧バス316に接続されたゲート電極314を有し、ま
た端子(ノード)320に接続されたドレイン電極31
8を有する。トランジスタ304は、端子320に接続
されたドレイン電極322を有し、直ぐ前の(駆動)ス
テージの端子320に接続されたゲート電極324を有
し、またグランドバス328に接続されたソース電極3
26を有する。トランジスタ306は、共に駆動(直ぐ
前の)ステージの端子320に接続されまたグランドバ
ス328に接続されたソース電極334を有する、ドレ
イン電極330とゲート電極332を有している。トラ
ンジスタ306はダイオードとして形成され、また先の
駆動ステージの端子の電圧揺動を制限する電圧クランプ
として機能する。これにより、発振器システム12にお
ける好ましくないスイッチングノイズが減じられる。駆
動ステージのトランジスタ302と304に関連した寄
生キャパシタンス、並びに次のステージのトランジスタ
306と304は、破線で示し、キャパシタ329は駆
動ステージの端子320に接続された第1のプレートと
グランドバス328に接続された第2のプレートを有す
る。ここで、ステージ2におけるトランジスタ304の
ゲート電極324はステージ1の端子320に戻し接続
され、ステージ3のトランジスタ304のゲート電極3
24はステージ2の端子(ノード)320に戻し接続さ
れており、以下ステージ5まで同様である。ステップ5
の端子(ノード)320は導線336を経てステージ1
のトランジスタ304のゲート324に接続されてい
る。このようにして、RISC16の5つのステージ3
00は「リング状」に接続されている。
【0035】図5Bの右側に示したのは、P−チャネル
電界効果トランジスタ346であり、これは電圧供給バ
ス312に接続されたドレイン電極348を有し、電圧
バス316に接続されたゲート電極350を有し、並び
にドレイン電極352を有している。N−チャネル電界
効果トランジスタ354は、トランジスタ346のドレ
イン電極352および導線358に共通に接続されたド
レイン電極356を有し、ステージ5のトランジスタ3
04のゲート電極324に接続されたゲート電極360
を有し、またグランドバス328に接続されたソース電
極362を有している。導線358は第1の増幅器−イ
ンバータ364の入力に接続され、またその出力が出力
導線18に接続されてROSC16の出力信号CLKO
が得られる第2の増幅器−インバータ366の入力に接
続されている。
【0036】図5Aの左に示したのは、電圧バス312
に接続されたソース電極372を有し、また電圧バス3
16にともに接続されたゲート電極374とドレイン電
極376を有するPーチャネル電界効果トランジスタ3
70である。N−チャネル電界効果トランジスタ380
は、トランジスタ370のドレイン電極376と電圧バ
ス316に共に接続されたドレイン電極382を有し、
I−バイアス電流導線40に接続された(図2を参照)
ゲート電極384を有し、またグランドバス328に接
続されたソース電極386を有している。N−チャネル
電界効果トランジスタ390は、導線40にともに接続
されたドレイン電極392とゲート電極394を有し、
またグランドバス328に接続されたソース電極396
を有する。
【0037】制御電流I−バイアスは導線40から矢印
398の向きに、ダイオード接続されたトランジスタ3
90を通って流れ、またトランジスタ380のゲート3
84上に制御電圧を生成し、またこれはトランジスタ3
80を通ってグランドに流れる制御電流I−バイアスに
比例する電流を発生させる。ダイオード接続されたトラ
ンジスタ380を通って流れる電流は、逆に、制御電圧
バス316上の電圧を生成し、これはI−バイアス電流
に比例する電流を発生するために使用される。この電圧
はI−バイアス電流により正確に制御される。事実上、
この配置はI−バイアス制御電流を対応する電圧バス3
16上の制御電圧に変換する。トランジスタ370は、
電流ミラー配列(業界では公知)内のステージ300の
トランジスタ302に接続されて、トランジスタ370
を通る電流に比例する、ステージ300のトランジスタ
302内のそれぞれの電流を生成する。電圧バス316
上の制御電圧は、I−バイアス電流に比例し、逆に、ト
ランジスタ302を通るそれぞれの電流を制御する、ト
ランジスタ370を通る電流により決定される。一例と
して、トランジスタ370を通る電流は、N−チャネル
トランジスタ390と380を構成する電流ミラーによ
りI−バイアス電流に等しくセットされ、またステージ
300のトランジスタ302を通るそれぞれの電流はそ
れぞれトランジスタ370を通る電流に等しくされる。
【0038】図2に関して説明したように、それぞれの
スイッチ66が開いているときにステージ60の負荷キ
ャパシタ70を充電するために発生器62から利用可能
な電流は、キャパシタ70をフル値に充電するのに必要
な時間を決定する。スイッチが閉じたときの放電電流は
また、発生器62から利用可能な電流に比例し(N−チ
ャネル電流ミラートランジスタ306と304の動作を
通して)、また放電時間を決定する。図5Aと5Bにお
いて、キャパシタは示されておらず、またキャパシタ7
0(図2)の等価は、それぞれのステージ300に対し
て端子(ノード)320からグランドの寄生キャパシタ
である。図5Aと5Bのステージ300のトランジスタ
304はスイッチ66(図2)に対応し、また図5Aと
5Bのトランジスタ306はインピーダンス(図2)に
対応する。図5Aと5Bの各ステージ300のトランジ
スタ302は電流発生器(図2)に対応する。各ステー
ジ300のトランジスタ302から利用可能なそれぞれ
の電流は、制御電圧バス316上の電圧を通ってI−バ
イアス電流により制御される。
【0039】好ましい実施例では、トランジスタ306
のサイズはトランジスタ304の半分であり、これによ
りトランジスタ304は、オンのときには、トランジス
タ306の2倍に等しい電流を導通する。トランジスタ
306を通る電流は先のステージのトランジスタ302
における電流に等しい。よって、トランジスタ304
は、オンしたときには、トランジスタ302からの電流
の全ておよびそれ以上を受け、これによりノード320
上の電位を迅速にゼロ(グランド電位)に近く引き下げ
ることができる。これによりキャパシタ329が放電さ
れ、またその特定のステージ300においてデジタル
「0」が蓄積される。トランジスタ304がオフになっ
たときには、トランジスタ302からの制御電流を短時
間でこのステージ300の負荷キャパシタンス(キャパ
シタ329)をデジタル「1」を示す電位まで充電す
る。この電位は、ダイオード接続されたトランジスタ3
06により比較的低い値(通常は単にN−チャネルデバ
イスのしきい値よりやや大きい値)にクランプされる。
寄生キャパシタンス(つまり、キャパシタ329)の充
電と放電の時間は、先に説明したように、トランジスタ
302により供給される電流の振幅の関数である。
【0040】図5Aと5Bに示されたROSC16の回
路から分かるように、ステージ300のステージ1のト
ランジスタ304が「オン」したときには、電圧ノード
320のそれぞれの電圧は、制御された時間内にグラン
ド電位(デジタル「0」)近くまで引き下げられる。こ
れは、逆に、次のステージ300である、ステージ2の
トランジスタ304と306のゲート324と332
を、グランド電位近くまで引き下げ、ステージ2のトラ
ンジスタ304が「オフ」になる。これが起きたときに
は、ステージ2の端子320(およびその寄生キャパシ
タンス)が次いで(制御された時間内で)、ステージ2
のトランジスタ302によりハイレベル(デジタル
「1」)に充電される。ステージ300は電流ステアリ
ングインバータと呼ばれる。ROSC16とその関連し
たバイアスユニット36は電流ステアリング論理にした
がって動作する。ROSC16の1つのステージ300
から次のステージ300への「1」から「0」へ、また
逆に「0」から「1」へのスイッチングは、各ステージ
300が双安定であるものの、連続的である。1つのス
テージから次のステージへ進行するため(これは制御可
能である)のスイッチングイベントのために必要な時間
およびステージの数(これは予め定められる)は、RO
SC16の動作の周波数を決定する。P−チャネルトラ
ンジスタ346とN−チャネルトランジスタ354の機
能は、電流−ステアリング論理のデジタルレベルを標準
のCMOS論理のデジタルレベルに変換することであ
る。これは、これらのトランジスタのサイズを互いに適
切に設定することにより達成される。
【0041】図6Aと6Bを参照して、図3のバイアス
ユニット36の好ましい実施例が示されている。図6A
と6Bのバイアスユニット36は、8つの電流−供給ス
テージ「I−1」から「I−8」から構成され、各ステ
ージは全体を400で示した破線のボックス内にある。
ステージ400は互いに実質的に同じであり、また各ス
テージの対応する要素はそれぞれ同じ番号を付してあ
る。各ステージ400、例えばステージI−1は、P−
チャネル電界効果トランジスタ402、第1のN−チャ
ネル電界効果トランジスタ404、第2のN−チャネル
電界効果トランジスタ406並びにN−チャネル電界効
果トランジスタ408を有している。トランジスタ40
2は、共通の供給電圧(+VDD)バス411が接続さ
れたソース電極410を有し、共通の制御電圧バス41
1に接続されたゲート電極412を有し、またドレイン
電極416を有する。トランジスタ404は、トランジ
スタ402のドレイン電極416に接続されたドレイン
電極418を有し、入力制御端子「P−1」に接続され
たゲート電極420を有し、また共通の出力電流バス4
24に接続されたソース電極422を有する。トランジ
スタ406は、出力電流バス424に接続されたゲート
電極428を有し、制御端子「M−1」に接続されたゲ
ート電極428を有し、またトランジスタ408のドレ
イン電極432に接続されたソース電極430を有す
る。トランジスタ408は、共通の制御電圧バス436
に接続されたゲート電極434を有し、また共通のグラ
ンドバス440に接続されたソース電極438を有す
る。ここで、入力端子「P−1」と「M−1」はそれぞ
れステージI−1だけにであり、端子「P−2」と「M
−2」はステージI−2に印加され、同様に、端子「P
−8」と「M−8」はステージI−8のためである。定
常状態のデジタル「オン」または「オフ」の制御電圧信
号は、電流I−バイアスのレベルをセットするために、
後述するように、端子P−1からP−8およびM−1か
らM−8のいずれか1つに印加される。
【0042】図6Aの左に示したのは、Pーチャネル電
界効果トランジスタ442、Pーチャネル電界効果トラ
ンジスタ444、Pーチャネル電界効果トランジスタ4
46並びにNーチャネル電界効果トランジスタ448で
ある。トランジスタ442は、供給電圧バス411に接
続されたソース電極を有し、またそれに接続された端子
132を有する共通導線130(図1と3を参照)に接
続されたゲート電極452と454を有している。発振
器システム12の動作の間、図6Aと6Bのバイアスユ
ニット36内で電流I−OSCが設定され、これは導線
130w経て端子132内に流れる。定電流源(図示せ
ず)は、端子132に接続され、また一般的には有効測
定範囲において実質的に電力と温度に独立な定電流レベ
ルを発生するバンドギャップ電流発生器である。トラン
ジスタ444は供給電圧(+VDD)端子460に接続
されたソース電極458を有し、共通導線130に接続
されたゲート電極462を有し、また出力電流バス42
4に接続されたドレイン電極464を有する。図6Aと
6Bのバイアスユニット36の動作の間、電流I−Oは
導線570を通って流れ、また図示したように導線40
中を流れるI−バイアスの一部を形成する。トランジス
タ446は電圧供給(+VDD)端子468に接続され
たソース電極466を有し、共通の導線130に接続さ
れたドレイン電極472を有し、またトランジスタ44
9のドレイン電極474に接続されたドレイン電極47
2を有する。トランジスタ448はそのドレイン電極4
74に接続されたゲート電極476を有し、またグラン
ド端子479に接続されたソース電極478を有する。
同じ電圧+VDDはバス411と端子460と468に
接続することができる。
【0043】トランジスタ442の右側においては、ダ
イオード接続され、電流デバイダ電流ミラー構成であ
り、全体を破線ボックス480の内側に示した。この構
成480は4つのトランジスタ、P−チャネル電界効果
トランジスタ482、N−チャネル電界効果トランジス
タ484、P−チャネル電界効果トランジスタ486、
並びにN−チャネル電界効果トランジスタ488から構
成される。N−チャネルトランジスタ448の右には、
破線のボックス490内に示した、同様な(しかしなが
ら同一ではない)電流デバイダ電流−ミラー構成があ
る。構成490は4つのトランジスタ、P−チャネル電
界効果トランジスタ492と496、N−チャネル電界
効果トランジスタ494と498から構成される。
【0044】構成480のトランジスタ482は、供給
電圧バス411に接続されたソース電極502を有し、
導線130に接続されたゲート電極504を有し、また
トランジスタ484のドレイン電極508に接続された
ドレイン電極506を有する。トランジスタ484は、
ドレイン電極508に接続されたゲート電極510を有
し、またグランドバス514に接続されたソース電極5
12を有する。トランジスタ486は、供給電圧バス4
11に接続されたソース電極516を有し、また電圧バ
ス414にともに接続されたゲート電極518とドレイ
ン電極520を有する。トランジスタ488は、トラン
ジスタ486のドレイン電極520と電圧バス414に
共に接続されたドレイン電極522を有し、トランジス
タ484のゲート510とドレイン508にともに接続
されたゲート電極521を有し、またグランドバス51
4に接続されたソース電極526を有する。
【0045】構成490のトランジスタ492は、供給
電圧(+VDD)バス532に接続されたソース電極5
30を有し、またトランジスタ494のドレイン電極5
38に共に接続されたゲート電極534とドレイン電極
536を有する。トランジスタ494は、トランジスタ
448のドレイン電極474とゲート電極476にとも
に接続されたゲート電極540を有し、またグランドバ
ス544に接続されたソース電極542を有する。トラ
ンジスタ496は、電圧供給バス532に接続されたソ
ース電極546を有し、トランジスタ492のゲート電
極534とドレイン電極538にともに接続されたゲー
ト電極548を有し、またトランジスタ498のドレイ
ン電極552と電圧バス436にともに接続されたドレ
イン電極550を有する。トランジスタ498は、ドレ
イン電極552に接続されたゲート電極554を有し、
またグランドバス544に接続されたソース電極556
を有する。
【0046】バイアスユニット36の出力電流バス42
4は、導線40(I−バイアス)が接続された端子56
0の左において接続されている。電流は端子560に矢
印562により示した向きに流れる。共通の導線130
は、電流「I−OSC」が印加される端子132に接続
されている。電流は端子132に矢印566の向きに流
れる。
【0047】上記したように、電流「I−OSC」は供
給電圧と温度の変化に関して安定である。この電流「I
−OSC」の流れはトランジスタ442を通って共通の
導線130上に安定な電圧を設定し、これは電流「I−
OSC」に比例する電流を発生するために使用される。
共通導線130は、電流−デバイダ電流−ミラー構成4
80の一部を形成するトランジスタ482のゲート50
4に接続される。導線130上の電圧は、ダイオード接
続されて電流源として機能するトランジスタ482とト
ランジスタ484を通って直列に流れるI−OSCに比
例する電流を発生する。トランジスタ48を通る電流
は、トランジスタ482と484のドレイン506と5
08にともにそれぞれ接続されたそのゲート電極521
により制御され、また電流I−OSCに比例する。トラ
ンジスタ488は、電流源としてダイオード接続された
トランジスタ486を直列に接続されている。トランジ
スタ486は電圧バス414を経て電流−ミラー構成内
部でステージI−1からI−8のそれぞれのトランジス
タ402に接続される。構成480のトランジスタ48
2,484,486および488のサイズと、トランジ
スタ402のサイズは、トランジスタ442のサイズに
比例し、これによりトランジスタ402のそれぞれに供
給される電流の振幅は電流「I−OSC」の振幅の予め
定められた小さい小部分である。これは以下にさらに詳
細に説明する。
【0048】トランジスタ44のゲートに接続された、
導線130上の電圧は、トランジスタ444を通る電流
により制御される。この電流は、「I−O」と呼ばれ、
制御電流バス424内へ矢印570の向きに流れる。ト
ランジスタ44のトランジスタ442に対するサイズ
は、例えば、「I−O」の振幅が「I」の振幅と等しく
なるようなものである。
【0049】導線130上の電圧は、トランジスタ44
6のゲート470に接続され、電流I−OSCに比例
し、このトランジスタ446およびダイオード接続され
てこれと直列なトランジスタ448を通って流れる、電
流を発生する。これらのトランジスタは、電流「I−O
SC」にしたがって、電流−デバイダ電流−ミラー構成
490の動作を制御する。トランジスタ494のゲート
電極540はトランジスタ446と448のドレイン電
極472と474の共通接続に接続されている。トラン
ジスタ494は、トランジスタ492に直列に接続さ
れ、これはダイオード接続され、またこれらを通る電流
は電流I−OSCに比例する。トランジスタ492と4
94のそれぞれのドレイン電極536と538は、とも
にそれぞれトランジスタ494と492のゲート電極5
48と534に接続されている。ゲート電極548のバ
イアスレベルはトランジスタ496を通る電流を発生す
るために使用され、これはダイオード接続されたトラン
ジスタ492を通って流れる電流に比例し、この電流は
またトランジスタ498を流れる。トランジスタ498
は電流源としてダイオード接続されており、また制御電
圧バス43を通ってステージI−1からI−8のそれぞ
れのトランジスタ408のための電流ミラーを形成す
る。各トランジスタ408により生成されたそれぞれの
電流は電流I−OSCの予め定められた小さな小部分で
ある。それぞれのトランジスタ402と408を通る別
々の電流の振幅は以下に説明する基準により決定され
る。これらの別々の電流は、先に説明したように(図
3)、新しい電流「I−バイアス」を生成するためにバ
イアス電流出力導線424上の電流「I−O」から増分
的に追加ないし減算される。
【0050】以下の表1は、発振器時間周期(Tpo)
のナノ秒(nsec)、ROSC16の周波数のメガヘ
ルツ(MHz)、並びに電流I−バイアスのマイクロア
ンペア(μA)の間の値の関係を示したものである。典
型的な例示的な実施例では、高い電圧+VD=+3.3
ボルト、温度=55℃、Tpo=33.998nse
c、並びにI−バイアス=32.4560896μAで
ある。これらの値は、当行技術において公知な技術にし
たがってコンピュータシュミレーションして得たもので
あり、発振器システム12のための基準は下記の通りで
ある。
【0051】
【表1】
【0052】表Iは、a)の部分が発振器がスピードア
ップした際のTpo、fo,並びにI−バイアスの関係
を示し、b)の部分が発振器がスローダウンした時のこ
れらの関係を示している。部分a)から分かるように、
列8、I−バイアス電流が約59.58μAで、foは
約46.27MHz、あるいは29.41MHzの公称
foより52.32%大きい。列8のI−バイアス電流
は約59.58μAであり、公称I−バイアス電流より
83.5%大きく、またTpoは約21.6nsecで
公称Tpoより−36.43%小さい。同様に、部分
b)から分かるように、I−バイアス電流は約12μA
(公称I−バイアス電流よりも−62.7%小さい)、
foは13.367MHz(公称foよりも−54.5
5%小さい)、またTpoは74.812nsec(公
称Tpoより120%大きい)である。
【0053】ここで、周波数foが表Iのように調節さ
れる範囲は、I−バイアスの変化により、公称周波数の
約29.41MHzに対して+57.32%(列8、部
分a)から−54.55%(列8、部分b)に広がる。
よって、これらの生成グループから外れたいかなる与え
られた発振器の周波数のための調節範囲は約±50%で
ある。この範囲は、所望の公称周波数の約29.41M
Hzの両側上にある調節されない周波数を有した発振器
の密度により必要な長生を十分にカバーし、各発振器の
ためのそれぞれの調節はその動作周波数を公称周波数
(基準クロックに対して測定された)の数パーセント以
内に持っていく。
【0054】また、表Iの部分a)の電流I−バイアス
の範囲は公称値(約32.45μA)から公称値(列
8)より+83.5%大きいところまで広がる。便宜
上、8つの電流ステージ400が採用されるので(図6
Aと6B)、列1−8として示したそれぞれの増大する
電流I−バイアスの増分は、I−バイアスの公称値の約
10.5%(83.5%/8)に等しい。同様に、部分
b)から分かるように、電流I−バイアスの負の増分は
公称値の約−7.9%(−62.7%/8)に等しい。
よって、負の増分ステップ、部分b)における列1−8
は、互いにほぼ等しい(つまり、それぞれ約2.5μ
A)。電流I−バイアスにおける正の増分ステップは、
部分a)の列1−8に示し、同様に互いに等しい(つま
り、それぞれ約3.4μA)が、部分b)の負の増分ス
テップよりはやや大きい値を有する。
【0055】以下の表IIは、部分a)発振器カウンタ
におけるそれぞれの残りのカウントに対応する実際の発
振器時間周期Tpo(vs.公称時間周期)の種々の値
の関係、および部分b)ROSC16の実際の周波数f
oへの必要なパーセンテージ調節とともに、基準クロッ
クカウンタにおけるそれぞれの残りのカウントを示して
いる。表IIは電流I−バイアスの値における調節をす
る際の残りのカウントを利用するためのアルゴリズムを
例示している。
【0056】
【表2】
【0057】表2の部分a)は、発振器システム12が
ますます遅く動作する際の、列1−8におけるTpoの
それぞれのパーセンテージ差(vs.33.998ns
ecの公称値)を示している。発振器システム12が基
準クロック(図4参照)に対して遅く動作したときに
は、基準クロックカウンタ204がゼロ、または予めセ
ットされたゼロに近い最小カウントに到達した際に、発
振器カウンタ202における残りのカウントがあること
を思い出すべきである。表IIの部分a)の列1−8に
おけるTpoの選択された値に基づいて、発振器カウン
タ202における対応する残りのカウンタがそれぞれの
列1−8に与えられる。例えば、両方のカウンタが8ビ
ットダウンカウンタであり、最初に最大カウントの25
5が負荷されている場合には、列1に示した+7.92
%のTpoが残りの「18」のカウント結果となる。こ
れは以下のように計算される。 残りのカウント=〔1−1/(1.0792)〕×25
5=18(整数に丸めた)。列8に示した+57.32
%Tpoは、〔1−1/(1.5732)〕×255=
92(丸め)の残りのカウントの結果である。発振器カ
ウンタはここでは発振器カウンタ(OC)202(図
4)である。その8つの2進数ビットは次のように考え
られる。 ビット位 置 1番 2番 3番 4番 5番 6番 7番 8番 重み付け10進値 1 2 4 8 16 32 64 128 8つの位置のそれぞれにセットされたビットは10進カ
ウントの「255」となる。部分a)の列1のカウント
「18」は、5番目の位置におけるビット(重みつけ1
0進値の16)プラス2番目の位置におけるビット(重
み付け10進値の2)により表され、つまり16+2=
18である。同様に、列8に示された57.32%のT
poは、64(7番目のビット)+16(5番目のビッ
ト)+8(4番目のビット)+4(3番目のビット)に
より表される、残りのカウントの「92」となる。
【0058】同様にして、表IIの部分b)は列1−8
において、発振器がますます速く動作する際の、基準ク
ロックカウンタにおけるそれぞれの残りのカウントを示
す。よって、列1においては、Tpoは−6.13%で
あり、残りのカウントは、(0.0613)×255=
16により計算されるように16(丸め)である。同様
に列8において、−54.55%のTpoに対して残り
のカウントは(0.5455)×255=139(丸
め)である。これらのそれぞれのカウントの重みつけ2
進値は示した通りである(例えば、列8では、139=
128+8+2+1)。
【0059】バイアスユニット36の連続的な電流ステ
ージがいつオンしたかを決定するためのアルゴリズムが
ここで使用されて、それぞれ公称I−バイアス電流に付
加されまたはこれから減算される。これは以下に説明す
る。8ビットの残りのカウントの1番目と2番目のビッ
トは、これらがなんら正確さを増大するものでないの
で、無視される。表IIの部分a)のように発振器が遅
く走行する際には、公称I−バイアスに増分の電流量を
付加するために、残りのカウントが「18」(列1)に
達するまでは電流ステージ400(図6)はオンするこ
とがない。2番目のビットは無視されるので、実際のタ
ーゲットカウントはここでは「16」に減じられる。カ
ウントが16に達したときには、バイアスユニット36
(図6Aと6B)1つのステージ400内のトランジス
タ404がオンし、約35.85μAのI−バイアスを
与えるためにI−バイアスの公称値に約+10.5%が
付加され、発振器周波数foが+7.92%だけ増加す
る(テーブルIの部分a、列1に示したように)。テー
ブルIIの部分a)の残りのカウントが「34」、実際
には2番目のビットが無視されるので32に達したとき
に(列2)、第2のステージ400のトランジスタ40
4がオンし、また列1−8のそれぞれの残りのカウント
にしたがって8つのステップも同様となる。周波数fo
において得られた調節は、列1−8に示したように、+
7.92から+57.32%に広がる。
【0060】発振器が速く動作しており、また表IIの
部分b)の列1に示したように基準クロックカウンタ内
の残りのカウントが「16」に達したときには、1つの
電流ステージ400内のトランジスタ406がオンす
る。これは、表Iの部分b)列1に示したように、発振
器周波数foを6.13%だけ減少するべく約29.9
μAの調節されたI−バイアス電流を与えるために、公
称I−バイアス電流から−7.9%の増分を減算する。
別のステージ400におけるトランジスタ404は、表
IIの部分b、列1のカウント16において1つのステ
ージからオンし、カウント31ないし1番目と2番目の
ビットが無視されるので(列2)実際には28において
は2つがオンし、カウント48においては3つがオン
し、すべての8つのステージがカウント139、実際に
は1番目と2番目のビットが無視されるので(列2)1
36においてオンするまで、以下同様である。この結果
得られた周波数foにおける調節は、列1−8に示した
ように、−6.13%から−54.55%である。以下
に、どのようにして、それぞれのカウントOC202と
RCC204の1つまたは他の残りのカウントにおける
それぞれの2進ビットが、バイアスユニット36(ZU
6)のそれぞれの電流ステージ400を制御するため
の、定常状態のデジタル「オン」と「オフ」信号を発生
するためにSLOC208(図4)に印加されるのかを
説明する。これらの定常状態の制御信号は、先に説明し
たように、バイアスユニット36の端子「P−1」から
「P−8」および「M−1」から「M−8」にそれぞれ
印加される。
【0061】図7を参照して、論理回路600の詳細な
ダイヤグラムが示されている。論理回路600は、それ
ぞれ図4に示した制御論理(CL)ユニット200と最
小カウント検出器(MCD)の機能を達成するのに有用
である。論理ユニット600は、左側において、基準ク
ロック導線48(図4を参照)が接続された端子602
と、ROSC16からの導線18が接続された端子60
4(OSC CLKIN)を有している。論理ユニット
600は、正の動作開始信号(CNTR START)
が印加された端子605、および負のリセット信号(R
SETB)が印加された端子606を有している。論理
回路600は、図7の中央部付近において、発振器カウ
ンタクリア信号(OSC CLEAR)が印加された端
子608と、基準クロックカウンタクリア信号(REF
CLEAR)が印加された端子609を有している。
論理回路600は3つの「D」フリップ−フロップラッ
チ610,612および614から構成される。これら
のラッチは業界では公知であり、それぞれ従来設計のよ
うに「D」、「Q」、「Qbar」、「CLR」並びに
「CLK」の端子を有している。論理回路600はさら
に、インバータ616,618,620,622,62
4,626,628,630,632,634,63
6,638,640,642,644,646,64
8,650,および654,並びにNANDゲート66
0,662,664,666,668,670,67
2,674,676,および678から構成される。こ
れらのNANDゲートは業界では公知であり、またそれ
ぞれ入力A、入力B、並びに両方の入力AとBがハイの
時にローとなる出力を有している。論理回路600はさ
らにNORゲート680,682および684を有して
いる。これらのNORゲートは業界では公知であり、ま
たそれぞれA入力、B入力、並びに入力AまたはBのい
ずれかがハイのときにローとなる出力を有している。
【0062】ソース(図示せず)からの負のリセット信
号が端子606(RESETB)に印加されたとき、論
理回路600は「初期化され」、つまり、回路600は
動作準備状態となる。端子606におけるこの負の信号
は、導線690を経てNNDゲート660の「B」入力
に印加され、またこれによりNANDゲート660の出
力が、導線692を経てラッチ610の「Qbar」端
子に接続された、入力Aがハイかローであるかに拘ら
ず、ハイになる。NANDゲート660の出力は導線6
94を経て、その出力が導線696を経てラッチ610
のクリア(CLR)端子に接続されたインバータ616
の入力に接続される。NANDゲート660の出力がハ
イになったとき、インバータ616の出力はローにな
る。これは、ラッチ610をリセットしてそのQ出力が
ローである初期状態にする。同様に、端子606におけ
るリセット信号が導線698を経て、インバータ644
と646に直列に接続されたインバータ642の入力に
印加される。このように、インバータ642の入力がロ
ーになったときには、短時間後に、インバータ644の
入力がハイになり、またインバータ646の入力がロー
になってその出力がハイになる。インバータ646の出
力はインバータ648の入力に、また導線700を経て
NORゲート680の「B」入力に接続される。NOR
ゲート680の入力Bがハイのときには、その出力はロ
ーとなり、このレベルが導線702を経てラッチ612
のCLR端子に印加される。CLR端子がローに下がっ
たときには、ラッチ612はそのQ出力がローになる初
期状態にリセットされる。これはREF CLK端子7
30およびOSC CLK端子732を、REF CL
KIN端子602とOSC CLKIN端子604の状
態に拘らずローにし、これによりカウント動作が可能に
なる。
【0063】インバータ648の入力がハイになったと
き、その出力はローとなり、これは、導線704を経
て、ラッチ614のCLR端子をローに引き下げ、これ
によりラッチ614をリセットし、そのQbar出力が
ハイとなり、結果的にLOAD端子760がローにな
る。インバータ648の出力がローになったとき、イン
バータ650の入力も同様になり、その出力がハイにな
り、インバータ652が入力をハイになってその出力が
ローとなる。インバータ652の出力は、図4の発振器
カウンタ(OC)202と図4の基準クロックカウンタ
(RCC)204におけるそれぞれの初期状態のリセッ
トのための負の信号を印加する(図示しない導線を経
て)ために、端子706(CNTR RESETB)に
接続されている。一例として、各カウンタはカウント
「255」にリセットされる。
【0064】論理回路600がカウンタOC202とR
CC204をリセットした後に、正の開始信号(図示し
ないソースからの)が端子605(CNTR STAR
T)に印加される。この信号は導線708を経て、ラッ
チ610のクロック(CLK)端子に印加され、ラッチ
610がイネーブルとなる。これが発生したときには、
ラッチ610におけるその出力端子「Q」の信号レベル
が入力端子「D」における信号レベルと実質的に同じと
なり、実際には出力「Q」は入力「D」に「ラッチ」さ
れる。ラッチ610の入力端子「D」は導線710を経
て、供給電圧+VDDが印加されている端子712に接
続される。同様に、ラッチ612の入力端子「D」は導
線714を経て端子712に接続され、ラッチ610の
クロック(CLK)端子は導線716を経てラッチ61
0の「Q」端子に接続される。ラッチ610が開始信号
によりイネーブルとなった時には、ラッチ612のCL
K端子への導線716上の正の信号がラッチ612をイ
ネーブルとし、またその端子「D」における電位をその
端子「Q」に伝送する。その後、定常状態の正の信号が
ラッチ612の出力端子「Q」に印加される(ラッチ6
10がその出力端子「Qbar」、NANDゲート66
0、並びにインバータ616を通って実質的にそれ自身
をリセットした場合でも)。
【0065】ラッチ612の出力端子「Q」は共通の導
線720を経てNANDゲート662,664,666
および668の「B」入力に接続される。これらの
「B」入力は、ラッチ612がイネーブルになったとき
にハイになり、これにより共通の導線720がハイに保
持される。端子602(REF CLKIN)における
発振信号は、共通の導線722を経て、NANDゲート
662の「A」入力、並びにその出力がNANDゲート
664の「A」入力に接続されたインバータ618の入
力に接続される。端子602における発振信号がハイに
なったときに共通の導線720はハイに保持され(ラッ
チ612がイネーブルとなる)、NANDゲート662
の両入力AとBはハイとなり、その出力はローとなり、
また、入力Aにおける発振信号がローのときには、NA
NDゲート662の出力がハイになり、これにより反転
発振信号が生成される。NANDゲート662の出力に
おけるこの反転信号は、インバータ626により再度反
転されて、端子(REF CLK)730に、端子60
2における入力信号に同位相の出力発振信号として印加
される。端子730(REFCLK)における出力発振
信号は導線218(図4を参照)を経てRCC204に
印加され、上記したように、これは「255」から基準
クロックの発振の周期の数をカウントダウンすることを
開始する。同時に同じ態様で、端子604(OSC C
LKIN)における発振信号が、導線724を経て、N
ANDゲート666とインバータ636を通って出力端
子732(OSC CLK)に印加される。端子732
における出力信号は、導線216(図4)を経てOC2
02に印加され、これは同様にROSC16の時間周期
の数を「255」からカウントダウンすることを開始す
る。
【0066】カウンタOC202またはRCC204の
いずれかにおけるカウントがゼロまたはゼロに近い予め
セットされた最小カウントに達した場合には、その最小
カウントを持ったカウンタは、端子608(OSC C
LEAR)あるいは609(REF CLEAR)のい
ずれか1つに正の信号を印加する。この正の信号はNA
NDゲート671の「B」入力、あるいはNANDゲー
ト672の「A」入力のいずれかをハイにする。両方の
カウンタがカウントしているが、OSC CLEAR端
子608およびREF CLEAR端子609は両方、
ローであり、またNANDゲート670と672の出力
が両方ともハイになる。例えば一例として、ROSC1
6が遅く走行し(基準クロックに対して)、またRCC
204がゼロにカウントダウンする場合を考える。RC
C204は次いで正の信号を端子609(REF CL
EAR)に印加し、またNANDゲート672の「A」
入力をハイにする。使用されたカウンタが正−エッジト
リガされたものである場合には、REF CLEAR端
子609は、端子602におけるREF CLKINお
よび端子730におけるREF CLKの正エッジ上の
状態をローからハイに変更する。OC202は非ゼロカ
ウントを有し、またNANDゲート670の出力がハイ
のままであるので、NANDゲート670の「B」入力
はローに維持される。
【0067】NANDゲート672の「B」入力は導線
736を経てインバータ624の出力に接続される。適
当な遅延の後、またインバータ618、NANDゲート
664、およびインバータ620、622と624を通
る多くの相転換の後、基準クロック発振の信号の「ロ
ー」レベルが端子602(REF CLOCLIN)に
印加されて導線736上で「ハイ」となる。NANDゲ
ート672の「B」入力に印加されたこのハイがその
「A」入力上のハイ(検出された最小カウント)ととも
に、NANDゲート672の出力がローとなる結果とな
る。これはREFCELARがREF CLKINおよ
びREF CLKの正のエッジ上でローからハイに切替
わった半クロック周期後に起こり、全てのカウンタ論理
が伝搬し整定される。これは導線738を経てNAND
ゲート674のB入力をローに下げ、またその出力をハ
イにする、NANDゲート674の出力がローとなる一
方、入力AとBの両方はハイに保持される。NANDゲ
ート674の出力は共通の導線740を経てインバータ
638の入力に、またNORゲート680の「A」入力
に接続される。よって、共通の導線740がハイになっ
たときには、NORゲート680の出力はローになり、
また導線702を経てラッチ612をリセットする。こ
れが起きたときには、ラッチ612の「Q」出力に接続
された共通導線720上のレベルはハイからローにな
り、またこれは、発振信号REF CLKINおよびO
SC CLKINをNANDゲート662、664、6
66および668を通過させる。また残りのカウント、
この例ではOC212内のものは、どのような値であっ
てもそこで凍結され、次いでREF CLKとOSC
CLKとしてローに戻り、またラッチ612のロー出力
Qによりローに保持される。
【0068】最小カウント信号がOC202から受信さ
れた場合には(ROSC16は基準クロックよりも速く
走行している)、端子608(OSC CLEAR)は
ハイになり、またNANDゲート670をハイにする。
NANDゲート670の「A」入力は導線742を経て
インバータ634の出力に接続される。よって、端子6
04(OSC CLKIN)における発振器信号の「ロ
ー」が相変換と遅延されてインバータ628、NAND
ゲート668、並びにインバータ630、632、およ
び634を通って導線742に伝送され、そこにおいて
端子604(OSC CLKIN)における入力レベル
がローのときにはレベルはハイとなる。NANDゲート
670の両方の入力AとBがハイになるとき、これはO
SC CLEARがOSC CLKINとOSC CL
Kの正のエッジ上でローからハイになった半クロック周
期後に起こり、その出力はローになり、またこれは導線
744を経てNANDゲート674の「A」入力をロー
にする(「B」入力はこの時にハイに保持される)。こ
れが起きたときにはNANDゲート674の出力は共通
の導線740をハイにする。また、先に説明したよう
に、ラッチ612がリセットされ、REF CLKとO
SC CLKの戻り、RCC204を非ゼロの残りのカ
ウントとし、またOC202を最小カウントとしたま
ま、これらをローに保持する。
【0069】共通の導線740がハイになったときに
は、このレベルはまたインバータ638と640を経
て、インバータ640とラッチ614のCLK入力との
間に接続された導線746上にハイレベルを生成するた
めに印加される。これはラッチを可能にする。ラッチ6
14の「D」入力は導線748を経て端子750に接続
され、これは正の供給電圧プラスVDDに接続される。
ラッチ614の、出力「Qbar」(Qとしてラインの
上部に示した)は、導線752を経てNANDゲート6
76の「A」入力に接続される。ラッチ614がイネー
ブルとなったとき、その出力「Qbar」はローになり
(「Qbar」は入力「CLK」がハイになったときに
「D」における信号の補数を生成する)、これはNAN
Dゲート676の「A」入力をローにする。NANDゲ
ート676の「B」入力およびNANDゲート678の
「A」入力は、正の供給電圧端子754と756(プラ
スVDD)のそれぞれの1つに接続される。NORゲー
ト682と684の「B」入力はそれぞれグランドに接
続されている。よって、導線752上の「ロー」信号レ
ベルは、相転換および適切な遅延で、NANDゲート6
76、NORゲート62、NANDゲート678、NO
Rゲート684およびインバータ654を直列に通っ
て、端子760(OSC LOAD)に伝送される。ラ
ッチ614がリセットされず、また導線752上が「ロ
ー」維持される限り、端子760(OSCLOAD)上
には「ロー」が維持される。端子760(OSC LO
AD)におけるハイレベルは、導線230を経てSLO
C208(図4)に印加され、また後述するように回路
を駆動する。
【0070】図8Aと8Bを一緒に参照して、全体を8
00で示した、スイッチングおよび論理回路の詳細な回
路ダイヤグラムが示されている。図8は図8Aと8Bが
どのように結合するかを示している。回路800はSL
OL208(図4参照)の機能を達成する。図8Aから
分かるように、回路800の上側部分は発振器カウンタ
(OC)202に関連し、また図8Bから分かるよう
に、回路800の下側部分は基準クロックカウンタ(R
CC)204に関連している。回路800の上側部分
(図8A)は、OC202の対応するビット位置「3」
から「8」からの「ビット」を示す正の真の信号を受信
するための、それぞれ「OQ3」から「OQ8」で示し
た入力端子を有し、またOC202からの補数のビット
を示す負の真の信号を受信するための、それぞれ「OQ
3B」から「OQ8B」で示した入力端子を有してい
る。ここで、上記したように、カウンタの1番目および
2番目の位置の「ビット」が使用される。同様に、回路
800の下側部分(図8B)は、RCC204の対応す
る位置の「ビット」を示す正の真の信号を受信するため
の、それぞれ「RQ3」から「RQ8」で示した入力端
子を有し、またRCC204からの補数のビットを示す
負の真の信号を受信するための、それぞれ「RQ4B」
から「RQ8B」(「RQ3B」がないことに注意)で
示した入力端子を有している。これは以下に更に説明す
る。
【0071】回路800は第1の制御バス802(垂直
に整列され、また水平なブランチを備える)を有し、こ
れは論理回路600(図7)の端子706(CNTR
RESETB)からの負のリセット信号を受信するよう
に適合するために、その上端において(図8A)制御端
子804(CNTR RESETB)に接続されてい
る。回路800は第2の制御バス806(垂直に整列さ
れ、また水平なブランチを備える)を有し、これは論理
回路600の端子760(OSC LOAD)からの正
の「ラッチ」信号を受信するように適合するために、そ
の上端に制御端子808(OSC LOAD)を有して
いる。回路800は、それぞれ「SP1X」から「SP
8X」(図8A)で示された8つの出力端子を有し、ま
たそれぞれ「SM1X」から「SM8X」(図8B)で
示された8つの出力端子を有している。これらの出力端
子は正の真の出力信号を供給する。
【0072】回路800(図8Aと8B)は互いに相互
接続されが複数のNORゲート、NANDゲートおよび
「D」フリップフリップラッチ、並びに表IIに示した
アルゴリズムを実施するように設計された入力、出力お
よび制御端子から構成される。本発明の範囲内におい
て、スイッチング論理回路800に他の等価な配線パタ
ーンおよびアルゴリズムを使用することもできる。回路
800は7つのNORゲート810、811、812、
813、814、815、および816(図8Aを参
照)および8つのNORゲート817、818、81
9、820、821、822、823、および924
(図8Bに示したように)から構成される。回路800
は更に、それぞれ830、831、832、833、8
34、835、836、837、838、839、84
0、841、841、842、843、844、84
5、846、847、848、849、850、85
1、852、および853が付けられた24のNAND
ゲート(図8Aを参照)、並びに15のNANDゲート
854、855、856、857、858、859、8
60、861、861、862、865、864、86
5、866、867、および868(図8Bを参照)か
ら構成される。各NORゲートおよび各NANDゲート
はそれぞれ入力「A」(上側)、および「B」(下
側)、並びにそれぞれの出力を有している。回路800
はさらに、871、872、873、874、875、
876、877、および878(図8Aを参照)、並び
に879、880、881、881、882、883、
884、885、886、887、および888(図8
Bを参照)が付けられた16の「D」フリップフロップ
ラッチから構成される。これらのラッチ(それぞれは図
7のラッチ610と同じ)はそれぞれ「D」、「Q」、
「Qbar」、「CLR」および「CLK」で示された
端子を有している。各ラッチ871から878の「Q」
端子は、出力端子SP1XからSP8Xのそれぞれの1
つに接続され、また各ラッチ881から888の「Q」
端子は、出力端子SM1XからSM8Xのそれぞれの1
つに接続されている。これらの全てのラッチ(図8Aと
8B)の「CLK」端子は、その一体のブランチにより
制御バス806に接続されており、またこれら全てのラ
ッチの「CLK」端子はそのブランチにより制御バス8
02に接続されている。
【0073】図8Aから分かるように、入力端子OQ5
は共通の導線901を経て、NORゲート810の
「A」入力に、NORゲート814の「A」入力に、N
ORゲート815の「A」入力に、NANDゲート84
6の「B」入力に、並びにNANDゲート850の
「B」入力にそれぞれ接続されている。入力端子OQ6
は共通の導線902を経て、NORゲート810,81
4および815の「B」入力に、またNANDゲート8
34と836の「B」入力に接続されている。入力端子
OQ7は共通の導線903を経て、NORゲート811
の「B」入力に、またNANDゲート839、843、
848、および852の「B」入力に接続されている。
入力端子OQ8は共通の導線904を経て、NORゲー
ト811の「B」入力に接続されている。入力端子OQ
6Bは共通の導線905を経て、NANDゲート83
1,847、および851の「B」入力に接続されてい
る。入力端子OQ3は共通の導線906を経て、NAN
Dゲート832、および841の「A」入力に、またN
ORゲート813の「A」入力に接続されている。入力
端子OQ4は共通の導線907を経て、NANDゲート
832および841の「B」入力に、またNORゲート
813の「B」入力に接続されている。入力端子OQ5
Bは共通の導線908を経て、NANDゲート833の
「B」入力に、またNORゲート812の「A」入力に
接続されている。入力端子OQ4Bは共通の導線909
を経て、NORゲート812と816の「B」入力に、
またNANDゲート845の「B」入力に、接続されて
いる。入力端子OQ8Bは共通の導線910を経て、N
ANDゲート840、844、849、および853の
「B」入力に接続されている。入力端子OQ3Bは共通
の導線911を経て、NANDゲート845の「A」入
力に、またNORゲート816の「A」入力に接続され
ている。
【0074】更に図8Aを参照して、NORゲート81
0の出力は導線920を経て、NANDゲート830の
A入力に接続され、またNORゲート811の出力は共
通の導線921を経てNANDゲート830と835の
B入力に、またNANDゲート831と837のA入力
に接続される。NANDゲート832の出力は導線92
2を経てNANDゲート833のA入力に接続され、そ
の出力は導線923を経てNANDゲート834の入力
に接続され、その出力は導線924を経てNANDゲー
ト835のA入力に接続される。NORゲート812の
出力は導線925を経てNANDゲート836のA入力
に接続され、その出力は導線926を経てNANDゲー
ト837のB入力に接続される。NORゲート813の
出力は導線927を経てNANDゲート838の出力に
接続される。NORゲート814の出力は導線928を
経てNANDゲート838のB入力に接続されている。
NANDゲート838の出力は導線929を経てNAN
Dゲート839のA入力に接続され、その出力は導線9
30を経てNANDゲート840のA入力に接続され
る。NANDゲート841の出力は導線932を経てN
ANDゲート842のA入力に接続され、またNORゲ
ート815の出力は導線933を経てNANDゲート8
42のB入力に接続される。NANDゲート845、8
46、947、948および949はそれらのそれぞれ
の出力とA入力が導線936、937、938および9
39の対応する1つにより直列接続されている。NOR
ゲート816の出力は導線940を経てNANDゲート
850のA入力に接続されている。NANDゲート85
0、851、852、および853はそれらのそれぞれ
の出力とA入力が導線941、942および943の対
応する1つにより直列接続されている。8つのNAND
ゲート830、831、835、837、840、84
4、949、および853は8つの導線951、95
2、953、954、955、956、957、および
958のそれぞれの1つにより、ラッチ871から87
8の対応する「D」端子に接続されている。例えば、N
ANDゲート835は導線953を経てラッチ873の
D端子に接続される。
【0075】図8Bを参照して、RQ5の入力端子は共
通の導線960を経てNORゲート817のA入力に、
またNANDゲート856のA入力に接続されている。
入力端子RQ6は共通の導線961を経てNORゲート
817のB入力に、またNANDゲート856のB入力
に接続される。入力端子RQ7は共通の導線962を経
てNORゲート818のA入力に、NORゲート819
のA入力に、並びにNANDゲート860のB入力に接
続される。入力端子RQ8は共通の導線963を経てN
ORゲート818と819のB入力に接続される。入力
端子RQ6Bは共通の導線964を経て、NANDゲー
ト855と859のB入力に、またNORゲート821
のA入力とNANDゲート868のA入力に接続され
る。入力端子RQ7Bは共通の導線965を経て、NA
NDゲート858のB入力に、NORゲート821のB
入力に、またNANDゲート868のB入力に接続され
る。入力端子RQ8Bは共通の導線966を経て、NA
NDゲート858、861、864、および866のB
入力に、またNORゲート824のB入力に接続され
る。入力端子RQ5Bは共通の導線967を経て、NA
NDゲート859のA入力に、NANDゲート862の
B入力に、NORゲート822のB入力に、またNAN
Dゲート867のB入力に接続される。入力端子RQ3
は共通の導線968を経て、NORゲート820のA入
力に接続され、また入力端子RQ4は共通の導線969
を経てNORゲート820のB入力に接続される。入力
端子RQ4Bは共通の導線970を経てNANDゲート
867のA入力に接続される。
【0076】NORゲート817の出力は導線980を
経てNANDゲート854のA入力に接続される。NO
Rゲート818の出力は共通の導線981を経てNAN
Dゲート854のB入力に、またNANDゲート855
のA入力に接続される。NANDゲート856出力は、
導線982を経てNANDゲート857のA入力に接続
され、またNORゲート819の出力は導線983を経
てNANDゲート857のB入力に接続される。NAN
Dゲート859の出力は導線984を経てNANDゲー
ト860のA入力に接続され、その出力は導線985を
経てNANDゲート861のA入力に接続される。NO
Rゲート820の出力は共通の導線986を経てNAN
Dゲート862のA入力に、またNORゲートのA入力
に接続される。NANDゲート862の出力は導線98
7を経てNANDゲート863のA入力に接続され、こ
の出力は導線988を経てNANDゲート864のA入
力に接続される。NORゲート821の出力は共通の導
線989を経てNANDゲート863のB入力に、また
NANDゲート865のA入力に接続される。NORゲ
ート822の出力は導線990を経てNANDゲート8
65のB入力に接続され、その出力は導線991を経て
NANDゲート866のA入力に接続される。NAND
ゲート867の出力は導線992を経てNORゲート8
23のA入力に接続され、その出力は導線993を経て
NORゲート824のA入力に接続される。NANDゲ
ート868の出力は導線994を経てNORゲート82
3のB入力に接続されている。7つのNANDゲート8
54、855、857、858、861、864および
866とNORゲート824は、それらの出力が、ラッ
チ881から888の「D」端子に対応する導線100
1から1008のそれぞれの1つにより接続されてい
る。例えば、NANDゲート854はその出力が導線1
001を経てラッチ881のD端子に接続され、またN
ANDゲート855はその出力が導線1002を経てラ
ッチ882のD端子に接続されている。
【0077】論理回路600(図7を参照)における対
応する端子706から端子804(CNTR RESE
TB)において制御バス802に負のリセット信号が印
加されたときには、回路800の全ての16のラッチが
リセットされ、またそれらのそれぞれの出力端子「Q」
がローになる。論理回路600(図7)によりカウンタ
OC202とRCC204はそれらのカウントが停止し
た後には、NANDゲート676と678、NORゲー
ト682と684、並びにインバータ654により、論
理回路600内には、ラッチ信号が端子760(OSC
LOAD)に供給するまでには、短時間の遅延が提供
される。この遅延はカウンタ時間内において安定化し、
また図8のスイッチ論理を通って出力ラッチの入力端子
「D」に伝搬するために、それぞれの位置においてビッ
ト信号を与える。カウンタOC202からのこれらのビ
ット信号およびそれらの補数のそれぞれの1つは、導線
220内(図4)の別々のコンダクタを経て、図8に示
したように入力端子OQ3からOQ8までおよびOQ3
BからOQ8Bまでの対応する1つに印加される(参照
番号OQ7Bは使用されないことを注意)。よって、カ
ウンタOC202の3番目の部分における「ビット」が
端子OQ3に印加され、4番目の位置にあるビットはO
Q4に印加され、以下同様である。同様に、カウンタR
CC204からのビット信号とこれらの補数は導線22
2内の別々のコンダクタ(図示せず)を経て、図8に示
したように入力端子RQ3からRQ8までおよびRQ4
BからRQ8Bまでの対応する1つに印加される(RQ
3Bがないことを注意)。2つのカウンタ内部の1と2
の位置のビットは、上記したように、使用されない。
【0078】端子808(OSC LOAD)において
制御バス806に正の信号が印加されたときには、16
のラッチ871から878および881から888がデ
ータ伝送がイネーブルになる。これは次いでそれぞれの
出力端子「Q」に印加され、信号レベルは次いでラッチ
のそれぞれの入力端子「D」上に現れる。これらの信号
レベルは、選択された順序で、定常状態「ハイ」または
「ロー」(「オン」または「オフ」)レベルとして、出
力端子SP1XからSP8XおよびSM1XからSM8
Xに印加される。導線22(図4)内の別々のコンダク
タを経てメモリ24およびMUX26に、また導線34
内の別々のコンダクタ(図示せず)を経てバイアスユニ
ット36(図1)に接続される。出力端子SP1Xから
SP8X上の信号(ハイまたはロー)は、よってバイア
スユニット36(図6Aと6B)の対応する入力端子P
−1からP−8に印加される。同様に、出力端子SM1
XからSM8X上の信号(ハイまたはロー)は、バイア
スユニット36の対応する入力端子M−1からM−8に
印加される。
【0079】表II、部分a)に与えられたアルゴリズ
ムに関して先に説明したように、発振器カウンタOC2
02におけるカウントの最後において少なくとも「1
8」のカウント(または2番目のビットが無視されるの
で実際には「16」)が残っている場合には、バイアス
ユニット36内の1つのステージ内のトランジスタ40
4は、I−バイアス制御電流に単一の正の増分を加える
ためにオンになる。カウントがすくなくとも「16」で
ある場合には、5番目のビット位置の少なくとも1つ、
6番目のビット位置、7番目のビット位置、8番目のビ
ット位置が、ハイである。例えば、5番目のビット位置
がハイである場合には、上記した順序を経て、入力端子
OQ5(図8A)が「ハイ」になる。これにより、NO
Rゲート810の出力とNANDゲート830のA入力
が「ロー」になり、その出力がハイになる。これによっ
て導線951を経て、ラッチ871の入力端子「D」に
「ハイ」が印加され、またその出力端子「Q」を通っ
て、出力端子SPIXにハイが印加される。このハイに
より、バイアスユニット36の入力端子P−1(図6A
と6B)において、電流ステージ「I−1」のトランジ
スタ404がオンし、これによりバイアス導線424上
の電流I−バイアスへの電流の増分が加えられる。
【0080】表II、部分a)に例示した異なるカウン
タのためのアルゴリズムと同様な方法で、出力端子SP
1XからSP8Xの1つまたはそれより多くが、バイア
スユニット36の1つまたはそれより多い電流ステージ
「I−1」から「I−8」をオンにするために、「ハ
イ」にされる。アルゴリズムを適用する際の単純化のた
めに、これらのカウンタのいくつかは、1番目と2番目
のビットが無視されるので、上または下にやや丸められ
る。いずれかの端子SP1XからSP8Xがハイであれ
ば、全ての端子SM1XからSM8Xはローであり、ま
たこの逆である。
【0081】表IIの部分b)において示したように、
RCC204内部の残りのカウントがある場合には、列
1から8における種々の残りのカウントは論理およびス
イッチング回路800に出力端子SM1XからSM8X
の1つまたはそれより多くを「ハイ」にすることを教示
するために使用される。アルゴリズムを適用する際の単
純化のために、1番目と2番目のビットが無視されるの
で、これらのカウントのいくつかが上または下にやや丸
められる。列1におけるカウント「16」は、RCC2
04(他の位置にビットはない)5番目の位置の1つの
ビットがあることを示す。これは次いで単一の入力端子
RQ5(図8B)に翻訳され、「ハイ」にされる。端子
RQ4B、RQ6B,RQ7BおよびRQ8B(RQ5
Bはない)における補数信号は同様にハイである(端子
RQ4B、RQ6B,RQ7BおよびRQ8Bはローで
ある)。よって、NORゲート817のA入力上の「ハ
イ」によりその出力およびNANDゲート854のA入
力はローになる。この結果、NANDゲート854の出
力はハイになり、また導線1001を経てラッチ881
の入力端子「D」がハイになり、さらにこれにより出力
端子SM1Xはハイになる。残りの端子SM2XからS
M8Xは「ロー」のままである。端子SM1Xにおける
ハイは、バイアスユニット36(図6)の電流ステージ
「I−1」のトランジスタ406をオンにするために端
子M−1に印加される。これにより先に説明したよう
に、電流I−バイアスからの電流の増分が減算される。
表1I、部分b)に例示されたアルゴリズムと同様な態
様で、出力端子SM1XからSM8Xの1つまたはそれ
より多くが、RCC204内のカウントの増加とともに
ハイになる。いずれかの端子SM1XからSM8Xがハ
イであれば、全ての端子SP1XからSP8Xがローで
あり、またこの逆である。以上説明した発振器システム
において、当業者には請求の範囲に記載された本発明の
趣旨と範囲を逸脱することなしに種々の変更や変形が可
能であることは自明である。例えば、ここで与えられた
ROSC16のための公称動作基準(周波数、バイアス
電流、レベル、調節範囲など)は、本発明の範囲内で変
更可能である。更に、発振器の周波数の調整における所
望の正確さの精度に応じて、バイアスユニット36内に
1つまたは2、3の電流ステージを設けても良い。更
に、表IIに例示したアルゴリズムは正確さあるいは周
波数調節の範囲の異なる程度を得るために変更すること
ができる。更に、電流I−バイアスから加減算する電流
の増分は等しいないし略等しい値とする必要はなく、ま
た図示したバッテリー付きのメモリよりもむしろ不揮発
性のメモリが使用される。さらに、図7、8A、8Bに
示した論理要素の特定の構成は、所望の全体の機能を達
成するために異なる論理結合に変更できる。発振器シス
テムはCMOS技術以外にも実施できる。さらに、バイ
アスユニットがその他の部分に制御信号を供給するよう
に発振器12を変更して、発振器の周波数が基準クロッ
ク信号のものに近くなることを確保するように放電およ
び/または充電時間が調節されるようしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により発振器システムをブロックダイヤ
グラムの形態で図式的に示した説明図である。
【図2】図1の発振器システムにおいて有用なリング発
振器(ROSC)の図式的な説明図である。
【図3】図1の発振器システムにおいて有用なバイアス
ユニットの図式的な説明図である。
【図4】図1の発振器システムにおいて有用な論理カウ
ンタコンパレータ(LCC)の、ブロックダイヤグラム
の形態の、図式的な説明図である。
【図5】図5Aと図5Bの接続関係を示す図である。
【図5A】図5Aは図1の発振器システムにおいて有用
なリング発振器(ROSC)の詳細な回路ダイヤグラム
を示した説明図である。
【図5B】図5Bは図1の発振器システムにおいて有用
なリング発振器(ROSC)の詳細な回路ダイヤグラム
を示した説明図である。
【図6】図6Aと図6Bの接続関係を示す図である。
【図6A】図6Aは図1の発振器システムにおいて有用
なバイアスユニットの詳細な回路ダイヤグラムを示した
説明図である。
【図6B】図6Bは図1の発振器システムにおいて有用
なバイアスユニットの詳細な回路ダイヤグラムを示した
説明図である。
【図7】図4の制御論理ユニットおよび最小カウント検
出器の機能を達成するために有用な論理回路の詳細なダ
イヤグラムである。
【図8】図8A及び図8Bの接続関係を示す図である。
【図8A】図8Aは論理カウンタコンパレータ(LC
C)の他の部分を形成する論理およびスイッチング回路
の詳細なダイヤグラムである。
【図8B】図8Bは論理カウンタコンパレータ(LC
C)の他の部分を形成する論理およびスイッチング回路
の詳細なダイヤグラムである。
【符号の説明】 12 発振器システム 14 回路 16 リング発振器(ROSC) 20 論理カウンタコンパレータ(LCC) 24 メモリ 26 マルチプレクサ(MUX) 36 バイアスユニット
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−291229(JP,A) 特開 昭51−29068(JP,A) 特開 平5−259900(JP,A) 特開 昭62−181523(JP,A) 特開 平5−136693(JP,A)

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ入力と出力を有するnの実質的
    に同じ複数のステージを有する発振器であり、各ステー
    ジの出力は次のステージの入力に接続され、また最後の
    ステージの出力は最初のステージの入力に接続されてお
    り、nは1より大きい奇数である発振器、 nステージのそれぞれは、電荷を選択的に蓄積するため
    のキャパシタ手段、キャパシタ手段に接続された調節可
    能な電荷源、並びに発振器の出力において動作中に発振
    器により発生される出力信号の周波数および対応する時
    間周期を制御するべく、キャパシタ手段の充電/放電を
    選択的に促進するために、キャパシタ手段に接続され
    た、スイッチ手段からなり、 予め選択された周波数と対応する時間周期を有する基準
    クロック信号を受信するための基準クロック手段、 多数の発振器の時間周期および多数の基準クロック信号
    の時間周期を同じ時間の周期にわたって別々にカウント
    するための、また個々の時間周期のカウントの間のカウ
    ント差を発生するためのカウンタおよび制御手段、 カウント差に対応する制御信号を発生するために、カウ
    ンタおよび制御手段により発生されたカウント差に応答
    する、論理手段、並びに発振器の周波数が基準クロック
    信号の周波数と近接して一致するように発振器の周波数
    がカウント差にしたがって調節するべく発振器のステー
    ジのそれぞれの電荷源を制御するために、論理手段によ
    り発生される制御信号に応答する、電荷源に接続された
    バイアス手段、からなり、発振器ステージの調節可能な電荷源が調節可能な電流源
    として接続された第1のトランジスタであり、 各ステージのスイッチ手段が、その共通の制御電極がス
    テージの入力に接続され、その出力が電流源に直列に接
    続された電流ミラーとして接続された一対のトランジス
    タであり、キャパシタの充電が電流ミラーがオフのとき
    に有効となることを特徴とする 発振器システム。
  2. 【請求項2】 論理手段により発生された制御信号を蓄
    積するために、論理手段に接続された、メモリ手段、並
    びに基準クロックが基準クロック手段に印加されたとき
    に論理手段からの制御信号をバイアス手段に接続するた
    め、および基準クロック信号がないときにメモリ手段に
    蓄積された制御信号をバイアス手段に接続するために、
    論理手段とメモリ手段に接続された、マルチプレクサ手
    段を更に有してなる、請求項1記載の発振器システム。
  3. 【請求項3】 各ステージのキャパシタ手段がステージ
    と関連した寄生キャパシタンスにより形成されたキャパ
    シタであり、 キャパシタの放電が電流ミラーがオフのときに有効とな
    り、キャパシタの充電時間が電流源による電流供給の調
    節による制御され、キャパシタの放電時間が先のステー
    ジの電流源による電流供給の調節による制御される、請
    求項1記載の発振器システム。
  4. 【請求項4】 発振器の周波数が基準クロック信号に一
    旦調節されたならば、発振器は電力の一時的な損失の後
    も、また基準クロック手段への基準クロック信号の印加
    なしでも、引き続いてこの周波数で動作すべく、論理手
    段からの制御信号を蓄積するための不揮発性メモリ手段
    を更に有してなる、請求項1記載の発振器システム。
  5. 【請求項5】 バイアス手段が発振器のステージのそれ
    ぞれの第1のトランジスタを制御するための電流I−バ
    イアスを提供し、バイアス手段が、論理手段からの制御
    信号にしたがって電流I−バイアスを増加的に変化する
    ためにオンまたはオフされる複数の電流ステージからな
    る、請求項3記載の発振器システム。
  6. 【請求項6】 発振器システムであって、該発振器シス
    テムは、 奇数の複数のnステージからなるリング発振器(ROS
    C)であって、各ステージは、制御電極付きの定電流源
    トランジスタを有し、制御電極付きのスイッチトランジ
    スタ対を有し、スイッチトランジスタ対の出力は電流源
    トランジスタに直列に接続され、各ステージは、次のス
    テージのスイッチトランジスタ対の制御電極に接続され
    た出力を有し、最後のステージの出力は最初のステージ
    のスイッチトランジスタ対の制御電極に接続されたリン
    グ発振器、及び各電流源トランジスタを通る電流を決定
    するために、nステージの電流源トランジスタの制御電
    極に接続されたバイアス手段を備え、該バイアス手段
    は、安定 な電流が供給され、また制御電流I−バイアス
    を発生し、バイアス手段は、I−バイアス電流を得るた
    めに、それぞれ選択的に電流の小さな増分を定電流に対
    して引いたり加えたりされる複数(N個)の電流ステー
    ジを有しており、前記発振器システムはさらに、 リング発振器の周波数を基準クロック信号の周波数と比
    較し、2つの周波数間の数の差を決定し、そしてかかる
    差を表わす信号を出力において発生する論理カウンタコ
    ンパレータ(LCC)手段であって、バイアス手段は、
    発振器の周波数が基準クロック信号の周波数に近接して
    一致することを確実にする、リング発振器に結合される
    信号を発生するようにした、出力においてバイアス手段
    の入力へ接続された論理カウンタコンパレータ(LC
    C)手段からなることを特徴とする発振器システム。
  7. 【請求項7】 LCC手段が、 入力と出力を有する発振器カウンタ(OC)、 入力と出力を有する基準クロックカウンタ(RCC)、 カウンタのいずれか一方が予めセットされたカウントか
    ら最小の回数にカウントダウンしたときを決定するため
    の最小カウント検出器(MCD)手段、 カウンタからのカウントを復号化し、また一連の出力信
    号を発生するためのスイッチ論理および出力ラッチ(S
    LOL)手段、 OCおよびRCCおよびSLOLを制御するための制御
    論理(CL)手段、並びにCL手段はOCおよびRCC
    カウンタおよびSLOLのそれぞれの入力に接続された
    出力を有し、また中央制御システムからの初期化信号を
    受信する入力と同様にROSCと基準クロックからの信
    号を受信するそれぞれの入力を有し、CL手段はMCD
    手段の出力に接続された4番目の入力を有し、SLOL
    手段はOCとRCCのそれぞれの出力に接続された第1
    および第2の入力およびCL手段の出力に接続された第
    3の入力を有し、SLOL手段はバイアス手段に接続さ
    れた出力を有する、請求項6記載の発振器システム。
  8. 【請求項8】 LCC手段は、バイアス手段の1つまた
    はそれより多いN個の電流ステージを選択的にオンまた
    はオフするためのデジタル信号を発生する、請求項6記
    載の発振器システム。
  9. 【請求項9】 バイアス手段に8つのステージmがあ
    り、5つの発振器ステージnがあり、リング発振器の公
    称周波数が約±50%だけ調節可能である請求項8記載
    の発振器システム。
  10. 【請求項10】 不揮発性メモリを更に有してなり、L
    CC手段により発生されたデジタル信号がメモリ内に蓄
    積され、また基準クロックが存在しないときにはバイア
    ス手段に引き続いて印加される、請求項8記載の発振器
    システム。
  11. 【請求項11】 奇数の複数のnステージのリング発振
    器(ROSC)であって、各ステージは、ゲートを有し
    調節可能な定電流源として接続されたP−チャネル電界
    効果トランジスタを有し、ゲートを有しP−チャネル電
    界効果トランジスタに直列に接続されたスイッチとして
    接続された第1のN−チャネル電界効果トランジスタを
    有し、ダイオード接続され、第1のN−チャネル電界効
    果トランジスタと共通の制御電極を共用する第2のN−
    チャネル電界効果トランジスタを有し、第1および第2
    のN−チャネル電界効果トランジスタは電流ミラーであ
    り、 各ステージは、第1および第2のN−チャネル電界効果
    トランジスタの共通制御電極に接続された入力を有し、
    第1のN−チャネル電界効果トランジスタとP−チャネ
    ル電界効果トランジスタとのそれぞれの出力に接続され
    た出力を有し、 各ステージの出力は次のステージの入力に接続され、ま
    たn番目のステージの出力は第1のステージの入力に接
    続されており、 リング発振器の動作の間に電流は電流源のP−チャネル
    電界効果トランジスタにより供給され、これは、現在の
    ステージの第1のN−チャネル電界効果トランジスタと
    P−チャネル電界効果トランジスタに、および第1のN
    −チャネル電界効果トランジスタがオフとなった時に次
    のステージの第1および第2のN−チャネル電界効果ト
    ランジスタに、並びに第1のN−チャネル電界効果トラ
    ンジスタがオンになった時に第1のN−チャネル電界効
    果トランジスタに関連した寄生キャパシタンスを充電
    し、 寄生キャパシタンスの充電の間に供給される電流の量は
    P−チャネル電界効果トランジスタのゲートに印加され
    たバイアスレベルにより決定され、寄生キャパシタンス
    を充電するのに必要な時間はそれに供給される電流の量
    により決定され、 寄生キャパシタンスの放電の間に供給される電流の量
    は、第1および第2のN−チャネル電界効果トランジス
    タにより形成される電流ミラーの動作を通して先のステ
    ージの充電電流に比例し、寄生キャパシタンスを放電す
    るための時間はこの放電電流により決定され、 nステージのP−チャネル電界効果トランジスタのゲー
    トへの調節可能なバイアスレベルを印加するためのバイ
    アス手段、並びにリング発振器の周波数を基準クロック
    信号のそれと比較し、2つの周波数の数の差を決定する
    論理カウンタコンパレータ(LCC)であって、LCC
    は数の差に対応するデジタル信号を発生し、デジタル信
    号は、リング発振器の周波数が基準クロック信号の周波
    数と近接して一致するようにバイアスレベルを調節する
    ためにバイアス手段に印加されるLCC、からなること
    を特徴とする発振器システム。
  12. 【請求項12】 デジタル信号を受信して蓄積するため
    に接続され、その後にこれらをバイアス手段に印加し、
    これにより基準クロックが発振器システムから取り除か
    れた後で、また発振器システムへの電力が妨害されて
    も、所望の周波数でリング発振器が動作する不揮発性メ
    モリを更に有してなる、請求項11記載の発振器システ
    ム。
  13. 【請求項13】 全体の発振器システムが、集積回路チ
    ップの一部としての相補型金属酸化物半導体(CMO
    S)技術において実施されている、請求項11記載の発
    振器システム。
  14. 【請求項14】 発振器システムであって、該発振器シ
    ステムは、 複数のnの実質的に同一ステージを有する発振器を備
    え、各ステージは入力、出力、キャパシタ、並びにその
    ステージにおけるキャパシタを充電するための調節可能
    な電荷源を有し、各ステージの出力は次のステージの入
    力に接続され、nステージの出力は最初のステージの入
    力に接続され、調節可能な電荷源は制御端子を有し、
    発振器システムは、 各発振器ステージ内で、その入力に接続されたスイッチ
    手段を備え、該スイッ チ手段はそれぞれのキャパシタの
    そのステージの電荷源からの充電/放電を選択的に促進
    しており、nステージのキャパシタの一連の充電と放電
    とは発振器の発振の周波数および対応する時間周期を制
    しており、そして該発振器システムは、 予め選択された周波数と対応する時間周期とを有する基
    準クロック信号を受信するための基準クロック手段と、 ある時間期間 にわたって発振器時間周期の数および基
    準クロック信号時間周期の数を別々にカウントするた
    め、並びに時間周期のそれぞれのカウントの間のカウン
    ト差を発生するためのカウンタおよび制御手段と、 nステージのそれぞれのキャパシタの充電および放電時
    間を制御するために、電荷源のそれぞれの制御端子に接
    続された出力を有する、バイアス手段とを備え、該バイ
    アス手段は、温度におよび電力供給変化に対して有用な
    範囲内において実質的に一定に維持される、供給された
    電流I−OSCから電流I−Oを発生しており、該バイ
    アス手段は、それぞれがI−バイアス電流を得るために
    電流I−Oの増加分を選択的に引いたり加えたりする複
    数のm電流ステージを有しており、該発振器システムは
    さらに、 カウント差に対応するデジタル制御信号を発生するため
    に、カウンタおよび制御手段により発生されるカウント
    差に応答する、論理手段を備え、該デジタル制御信号は
    その出力を調節するためにバイアス手段の入力に印加さ
    れ、これにより、発振器の周波数は基準クロック信号の
    周波数に近接して合致するように発振器の周波数のカウ
    ント差にしたがって調節されることを特徴とする発振器
    システム。
  15. 【請求項15】 論理手段は、発振器の周波数が基準ク
    ロック信号の周波数と近接して一致するために調節され
    るようにI−バイアスを調節するべく、バイアス手段の
    1つまたはそれより多いステージを選択的にオンまたは
    オフするために、デジタル信号を発生する、請求項14
    記載の発振器システム。
  16. 【請求項16】 発振器が奇数の複数のnステージから
    なり、各ステージはゲート電極を備えた調節可能な定電
    流源として接続されたP−チャネル電界効果トランジス
    タを有し、各ステージはゲート電極を備えまたP−チャ
    ネル電界効果トランジスタにグランドに直列に接続され
    たスイッチとして接続された第1のN−チャネル電界効
    果トランジスタを有し、各ステージはダイオード接続さ
    れまた第1のN−チャネル電界効果トランジスタと共通
    電極を共有する第2のN−チャネル電界効果トランジス
    タを有し、各ステージは、第1および第2のN−チャネ
    ル電界効果トランジスタの共通ゲート電極に接続された
    入力と、第1のN−チャネルおよびP−チャネル電界効
    果トランジスタに共通に接続された出力を有し、そのス
    テージにはキャパシタを形成する電極間容量があり、キ
    ャパシタは出力とグランドの間に接続され、第1のステ
    ージの出力は第2のステージの入力およびその出力が第
    1のステージの入力に接続されたn番目のステージに接
    続され、電流源のP−チャネル電界効果トランジスタに
    より供給される電流は第1のN−チャネル電界効果トラ
    ンジスタがオフのときにキャパシタを充電し、第1のN
    −チャネル電界効果トランジスタがオンのときには第1
    のN−チャネル電界効果トランジスタはキャパシタを放
    電し、並びにP−チャネル電界効果トランジスタのゲー
    ト電極に印加されたバイアスレベルは電流、よって各ス
    テージのキャパシタの充電時間、並びに同様に次のステ
    ージのキャパシタの放電時間を次のステージの第1およ
    び第2のN−チャネル電界効果トランジスタにより形成
    される電流ミラーを通して制御する請求項14記載の発
    振器システム。
  17. 【請求項17】 カウンタおよび制御手段が、 入力と出力を有する発振器カウンタ(OC)、 入力と出力を有する基準クロックカウンタ(RCC)、 カウンタのいずれか一方が予めセットされたカウントか
    ら最小の回数にカウントダウンしたときを決定するため
    の最小カウント検出器(MCD)手段、 カウンタからのカウントを復号化し、また一連の出力信
    号を発生するためのスイッチ論理および出力ラッチ(S
    LOL)手段、 OC、RCCおよびSLOL手段を制御するための制御
    論理(CL)手段、 CL手段はOCおよびRCCカウンタおよびSLOL手
    段のそれぞれの入力に接続された出力を有し、また発振
    器と基準クロックからの信号を受信するためのそれぞれ
    の入力を有し、中央制御システムからの信号を初期化
    し、CL手段はMCD手段の出力に接続された4番目の
    入力を有し、SLOL手段はOCおよびRCCカウンタ
    のそれぞれの出力に接続された第1および第2の入力お
    よびCL手段の出力に接続された第3の入力を有し、S
    LOL手段はバイアス手段に接続された出力を有する、
    請求項14記載の発振器システム。
  18. 【請求項18】 奇数の複数のnステージを有する発振
    器を動作する方法において、各ステージは入力、出力、
    キャパシタ、並びにステージにおいてキャパシタを充電
    するための調節可能な電流源を有し、第1のステージの
    出力は第2のステージの入力に接続され、またn番目の
    ステージはその出力が第1のステージの入力に接続され
    ており、該方法は、 第1のステージのキャパシタをその調節可能な電流源か
    ら充電するステップと、 第1のステージのキャパシタの充電に応答して第2のス
    テージのキャパシタを放電するステップと、 第2のステージのキャパシタの放電に応答して第3のス
    テージのキャパシタをその調節可能な電流源から充電
    るステップとを備え、このようにしてnステージのリン
    グにおいて1つの連続するステージから次に連続的に回
    しており、さらに該方法は、 発振器の発振及び基準クロック信号の時間周期の数をい
    ずれかのカウントにおいて予め定められたカウントに達
    するまで別々に同時にカウントし、次いでカウント動作
    を止めることで発振器の周波数を基準クロック信号の周
    波数と比較するステップと、 カウントの間のカウント差を決定するステップと、 複数のステージにおいて調節可能な電流源により供給
    される電流に多数の階段状の増分的な変化を提供するス
    テップと、 決定されたカウント差にしたがって調節可能な電流源に
    より供給される電流に変化を作って、発振器の発振の周
    波数が基準クロック信号の周波数と近接して合致するよ
    うに調節するステップとからなることを特徴とする発振
    器の動作方法。
  19. 【請求項19】 請求項18の方法において、前記多数
    の階段状の増分的な変化を提供するステップは、正負い
    ずれかの電流の階段状の増分の充電電流を生成してお
    り、該方法はさらに、 不揮発性メモリ内充電電流の調節された値を蓄積する
    ステップを含む方法。
  20. 【請求項20】 充電電流が正または負のいずれかの電
    流の階段状の増分調節され、充電電流に対して調節す
    る電流の増分が、発振器の周波数が基準クロック信号
    周波数と近接して合致するように選択される、請求項
    記載の方法。
  21. 【請求項21】 それぞれの電流の増分をそれぞれの
    カウント値により表すステップと、 2進カウント値から電流の増分のどれがキャパシタ充電
    電流に付加されまたは引かれるかを決定するステップと
    を更に含む請求項20記載の方法。
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