JPH09171054A - スキャンパス構成回路 - Google Patents

スキャンパス構成回路

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JPH09171054A
JPH09171054A JP7332123A JP33212395A JPH09171054A JP H09171054 A JPH09171054 A JP H09171054A JP 7332123 A JP7332123 A JP 7332123A JP 33212395 A JP33212395 A JP 33212395A JP H09171054 A JPH09171054 A JP H09171054A
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Tokuya Oosawa
▲徳▼哉 大澤
Hideshi Maeno
秀史 前野
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    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
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    • G01R31/3181Functional testing
    • G01R31/3185Reconfiguring for testing, e.g. LSSD, partitioning
    • G01R31/318533Reconfiguring for testing, e.g. LSSD, partitioning using scanning techniques, e.g. LSSD, Boundary Scan, JTAG
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常動作時に高速動作が得られるスキャンパ
ス構成回路を提供する。 【解決手段】 セレクタ2,3及びフリップフロップ4
によって接続回路CCは構成される。セレクタ2はテス
ト保持制御信号thldによって、セレクタ3はシフト
モード制御信号smによって切替の制御が行われる。セ
レクタ2のデータ入力0端子にはスキャンイン端子si
が接続され、データ入力1端子にはフリップフロップ4
の出力端子が接続される。セレクタ2の出力端子はセレ
クタ3のデータ入力1端子に接続される。セレクタ3の
データ入力0端子には入力端子dが接続される。セレク
タ3の出力端子はフリップフロップ4の入力端子に接続
される。フリップフロップ4の出力端子は接続回路CC
のスキャンアウト端子so及び出力端子qにも接続され
る。通常動作時には入力端子dを用いてデータを入力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は試験回路に関するも
のであり、詳しくは半導体装置に備えられる論理回路を
試験するために論理回路周辺に設けられるスキャンパス
を構成する、スキャンパス構成回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、半導体装置に備えられる論理
回路の動作試験のために、試験容易化回路を設けるとい
う設計が半導体装置に施されてきた。
【0003】試験容易化設計によるスキャンテストにつ
いての説明を行う前に、まず論理回路であるデータ回路
及びデータ回路の入出力動作について図30を用いて説
明を行う。
【0004】図30はデータ回路1及びデータ回路1の
データの入出力を行う回路を示す回路図である。
【0005】以下、本明細書中においては、データまた
は信号及び端子を表す英字の参照符を兼用するものとす
る。例えば、IN[0]は入力データを表すこともあれ
ばデータ入力端子を表すこともある。
【0006】まずデータ回路1について説明する。デー
タ回路1は入力端子DI[0]〜[3]及び出力端子D
O[0]〜[3]を備える。データ回路1は入力端子D
I[0]〜[3]に与えられる入力データDI[0]〜
[3]に対して固有の出力データDO[0]〜[3]を
出力端子DO[0]〜[3]から出力する回路である。
データ回路1として組み合わせ回路またはRAM(Ra
ndom Access Memory)のような記憶
回路を挙げることができる。データ入力端子IN[0]
〜[3]は入力端子DI[0]〜[3]に、データ出力
端子OUT[0]〜[3]は出力端子DO[0]〜
[3]に、後述のセレクタ102[0]〜[3]及びフ
リップフロップ4[0]〜[3]を介してそれぞれ接続
される。ここで、データあるいは端子に付加されている
[番号]はデータのビット番号を表す。上述のように、
端子に入力されるデータあるいは端子から出力されるデ
ータはそれぞれビット番号によって対応づけられてい
る。従って、データあるいは端子等を総称するとき、ま
たはビット番号による違いを考慮しなくても良いときに
は、ビット番号を以後省略する。ビット番号が省略され
るときにも、それぞれのデータはそれぞれのビット番号
の端子に対応する。
【0007】次にデータの入出力に関する回路について
説明を行う。データ回路1の入力端子DIとデータ入力
端子INとの間に、また出力端子DOとデータ出力端子
OUTとの間には入力あるいは出力データを保持するた
めにセレクタ102とフリップフロップ4がそれぞれ挿
入される。全てのセレクタ102は保持端子HLD0か
ら入力される保持制御信号HLD0によって同時に制御
される。フリップフロップ4はDフリップフロップある
いはDフリップフロップと同様の働きを有するフリップ
フロップである。セレクタ102とフリップフロップ4
の働きはどのビット番号においても同様であり、入力側
と出力側でその働きは変わらない。よって入力側のセレ
クタ102とフリップフロップ4について以下に説明を
行うが、出力側についても入力側と同様である。
【0008】接続の状態について説明する。セレクタ1
02は二つのデータ入力端子を備える。一方は保持制御
信号HLD0が“0”のときに選択され接続されるデー
タ入力0端子であり、他方は保持制御信号HLD0が
“1”のときに選択され接続されるデータ入力1端子で
ある。データ入力0端子にはデータ入力端子INが接続
され、データ入力1端子にはフリップフロップ4の出力
端子が接続される。セレクタ102の出力端子はフリッ
プフロップ4の入力端子に接続される。フリップフロッ
プ4の出力端子は入力端子DI及び前述のようにセレク
タ102のデータ入力1端子に共通に接続される。
【0009】上述の接続状態における回路動作について
説明する。保持制御信号HLD0が“0”のとき、セレ
クタ102のデータ入力0端子に入力されるデータがセ
レクタ102の出力端子に接続される。従って、入力デ
ータINがセレクタ102、フリップフロップ4を介し
て入力端子DIに与えられる。保持制御信号HLD0が
“1”のとき、データ入力1端子が選択されるので、フ
リップフロップ4の出力端子から出力されるデータがセ
レクタ102を介してフリップフロップ4の入力端子に
与えられる。従って、フリップフロップ4のデータは保
持される。
【0010】図30に示される回路における回路動作を
入力側及び出力側についてまとめると以下のようにな
る。保持制御信号HLD0が“0”のときに入力データ
INは入力端子DIに入力され、出力データDOがデー
タ出力端子OUTから出力される。すなわち入力と出力
は同期している。保持制御信号HLD0が“1”のとき
には、セレクタ102及びフリップフロップ4によって
入力データDI及び出力データDOはそれぞれ保持され
る。
【0011】次にスキャンテストについての説明を行
う。
【0012】スキャンテストとは、 1.テストが行われる回路にスキャンパスを設け、 2.スキャンパスから回路にテストパターンを与え、 3.テストパターンに対して回路が出力する出力データ
を再びスキャンパスにて取り込み、 4.結果を解析する というものである。スキャンテストとはテスト容易化設
計の一手法である。スキャンパスはテストされる回路の
入力あるいは出力端子に接続されるフリップフロップを
スキャンフリップフロップに変換することによって実現
される。
【0013】図31はフリップフロップ4をスキャンフ
リップフロップSFFに変換する様子を示す回路図であ
る。この場合のスキャン変換とは、フリップフロップ4
の入力端子にセレクタ103を接続することである。セ
レクタ103の出力はシフトモード信号SMによって切
替えられる。セレクタ103のデータ入力0端子にはデ
ータDが入力され、データ入力1端子にはスキャンイン
データSIが入力される。シフトモード信号SMが
“0”のときにはスキャンインデータSIが選択され、
“1”のときにはデータDが選択されてフリップフロッ
プ4に入力される。
【0014】図32はスキャンパスが設けられるデータ
回路1を示す回路図である。セレクタ102,103及
びフリップフロップ4からなる、接続回路PCC[0]
〜[3]が入力側においてデータ入力端子IN[0]〜
[3]と入力端子DI[0]〜[3]との間にそれぞれ
接続される。また出力側においても同様に、出力端子D
O[0]〜[3]とデータ出力端子OUT[0]〜
[3]との間に接続回路PCC[0]〜[3]がそれぞ
れ挿入される。接続回路PCCを図33に示す。
【0015】接続回路PCCの働きは入力側と出力側と
では同様であるので、図30と同様に入力側を例として
図33に示される接続回路PCCの接続状態についての
説明を行う。
【0016】セレクタ102のデータ入力0端子にはデ
ータ入力端子INが接続され、データ入力1端子にはフ
リップフロップ4の出力端子が接続される。セレクタ1
02の出力端子はセレクタ103のデータ入力0端子に
接続される。セレクタ103のデータ入力1端子にはス
キャンイン端子SIが接続される。セレクタ103の出
力端子はフリップフロップ4の入力端子に接続され、フ
リップフロップ4の出力データは前述の如くセレクタ1
02のデータ入力1端子に入力され、さらに接続回路P
CCのスキャンアウトデータSOあるいはシリアル入力
データQとして出力される。
【0017】ここで図32に示されるとおり、スキャン
アウトデータSOは次のビット番号を有する接続回路P
CCのスキャンインデータSIとなり、接続回路PCC
のスキャンイン端子SIに接続される。ここで入力側の
接続回路PCC[3]のスキャンアウトデータSOは出
力側の接続回路PCC[0]のスキャンインデータSI
となり、出力側の接続回路PCC[3]のスキャンアウ
トデータSOはスキャンパス全体のスキャンアウトデー
タSOとして出力される。
【0018】次に回路動作について説明を行う。図32
に示される回路の動作として通常動作とスキャンテスト
動作が存在する。
【0019】まず通常動作について説明する。図32に
示される回路の通常動作は図30に示される回路の動作
と同様である。
【0020】通常動作時にはシフトモード制御信号SM
を“0”とする。このとき、保持制御信号HLD0が
“0”ならば入力側では入力データINが接続回路PC
Cを介してデータ回路1の入力端子DIに取り込まれ
る。出力側では出力データDOが接続回路PCCを介し
てデータ出力端子OUTに出力される。保持制御信号H
LD0が“1”ならば、入力データIN及び出力データ
DOは接続回路PCCにおいてそれぞれ保持される。
【0021】次にスキャンテスト動作について説明す
る。スキャンテスト時には、テストパターンのシフトイ
ン、実行、テスト結果のシフトアウトを順に行う。
【0022】1.テストパターンのシフトイン データ回路1にテストパターンを入力する準備として、
入力側の接続回路PCCにテストパターンをシフトイン
する。シフトモード制御信号SMを“1”とすると、デ
ータ回路1に入力するテストパターンをスキャンイン端
子SIからシフトインすることが可能である。本従来例
のデータ回路1は4ビットであるので、4ビットのテス
トパターンがシフトインされる。テストパターンは入力
側の接続回路PCC[0]→PCC[1]→PCC
[2]→PCC[3]の順でシフトされ、入力側の接続
回路PCC[0]〜[3]にテストパターンが入力され
る。
【0023】2.実行 シフトモード制御信号SMを“0”とする。このとき、
保持制御信号HLD0が“1”ならば、入力側の接続回
路PCCにおいてはテストパターンのシフトイン終了後
のデータ、すなわちテストパターンが保持される。出力
側の接続回路PCCにおいてはテストパターンのシフト
イン終了後のデータが保持される。シフトモード制御信
号SMを“0”とするときに、保持制御信号HLD0が
“0”ならば、入力データINが入力端子DIに取り込
まれ、データ回路1のテスト結果である出力データDO
はデータ出力端子OUTに出力される。この後、保持制
御信号HLD0を“0”から“1に変えると、入力側の
接続回路PCCにおいては入力データINが保持され、
出力側の接続回路PCCにおいてはテスト結果である出
力データDOが保持される。
【0024】3.テスト結果のシフトアウト シフトモード制御信号SMを“1”とする。このときテ
スト結果を順にスキャンアウト端子SOからシフトアウ
トする。
【0025】以上が図32に示される回路の回路動作で
ある。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】図32に示されるよう
に、従来技術によるスキャンパス回路では、通常動作の
ためのデータ入力端子INとデータ回路1の入力端子D
Iとの間に二つのセレクタ102,103が含まれてい
た。同様に、データ回路1の出力端子DOと通常動作の
ためのデータ出力端子OUTとの間に二つのセレクタ1
02,103が含まれていた。したがって、セットアッ
プが大きくなり、通常動作時の回路速度が低下するとい
う問題点があった。
【0027】本発明は以上の点に鑑み、通常動作時に高
速動作が得られる、論理回路の動作試験のためのスキャ
ンパス構成回路を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のスキャ
ンパス構成回路は、第1及び第2切替回路ならびに記憶
回路を含んでなり、接続回路用入力端子、接続回路用試
験入力端子、接続回路用出力端子、ならびに接続回路用
第1及び第2制御端子を備え、接続回路用第1制御端子
に入力される接続回路用第1制御信号及び接続回路用第
2制御端子に入力される接続回路用第2制御信号はそれ
ぞれ、互いに異なる第1論理及び第2論理からなる2値
論理をとり、第1切替回路は、第1切替回路用一方入力
端子、第1切替回路用他方入力端子、第1切替回路用出
力端子及び第1切替回路用制御端子を有し、第2切替回
路は、第2切替回路用一方入力端子、第2切替回路用他
方入力端子、第2切替回路用出力端子及び第2切替回路
用制御端子を有し、記憶回路は記憶回路用入力端子及び
記憶回路用出力端子を有し、第1切替回路用制御端子は
接続回路用第1制御端子を構成し、第1切替回路用一方
入力端子は接続回路用入力端子を構成し、接続回路用第
1制御信号が第1論理をとるときに第1切替回路用一方
入力端子は第1切替回路用出力端子に接続され、接続回
路用第1制御信号が第2論理をとるときに第1切替回路
用他方入力端子は第1切替回路用出力端子に接続され、
第2切替回路用制御端子は接続回路用第2制御端子を構
成し、第2切替回路用一方入力端子は接続回路用試験入
力端子を構成し、接続回路用第2制御信号が第1論理を
とるときに第2切替回路用一方入力端子は第2切替回路
用出力端子に接続され、接続回路用第2制御信号が第2
論理をとるときに第2切替回路用他方入力端子は第2切
替回路用出力端子に接続され、第2切替回路用出力端子
は第1切替回路用他方入力端子に接続され、第1切替回
路用出力端子は記憶回路用入力端子に接続され、記憶回
路用出力端子は接続回路用出力端子を構成するとともに
第2切替回路用他方入力端子に接続されることを特徴と
する接続回路と、制御回路用第1及び第2制御入力端
子、制御回路用第1及び第2制御出力端子、ならびに制
御回路用試験端子を備え、制御回路用第1及び第2制御
入力端子ならびに制御回路用試験端子にはそれぞれ制御
回路用第1及び第2制御入力信号ならびに制御回路用試
験信号が入力され、制御回路用第1及び第2制御出力端
子からはそれぞれ制御回路用第1及び第2制御出力信号
が出力され、制御回路用第1及び第2制御入力信号、制
御回路用第1及び第2制御出力信号、ならびに制御回路
用試験信号はそれぞれ2値論理をとり、制御回路用試験
信号が2値論理のいずれか一方をとるとき、制御回路用
第1及び第2制御出力信号の論理は制御回路用第2制御
入力信号の論理に等しく、制御回路用試験信号が2値論
理の他方をとるとき、制御回路用第1制御出力信号の論
理は制御回路用第1制御入力信号の反転論理に等しく、
制御回路用第2制御出力信号の論理は制御回路用第1制
御入力信号の論理に等しく、制御回路用第1制御出力端
子は接続回路用第1制御端子に接続され、制御回路用第
2制御出力端子は接続回路用第2制御端子に接続される
ことによって接続回路を制御する制御回路とを含んでな
ることを特徴とする。
【0029】請求項2に記載のスキャンパス構成回路
は、第1及び第2切替回路ならびに記憶回路を含んでな
り、接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接
続回路用出力端子、ならびに接続回路用第1及び第2制
御端子を備え、接続回路用第1制御端子に入力される接
続回路用第1制御信号及び接続回路用第2制御端子に入
力される接続回路用第2制御信号はそれぞれ、互いに異
なる第1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、第
1切替回路は、第1切替回路用一方入力端子、第1切替
回路用他方入力端子、第1切替回路用出力端子及び第1
切替回路用制御端子を有し、第2切替回路は、第2切替
回路用一方入力端子、第2切替回路用他方入力端子、第
2切替回路用出力端子及び第2切替回路用制御端子を有
し、記憶回路は記憶回路用入力端子及び記憶回路用出力
端子を有し、第1切替回路用制御端子は接続回路用第1
制御端子を構成し、第1切替回路用一方入力端子は接続
回路用入力端子を構成し、接続回路用第1制御信号が第
1論理をとるときに第1切替回路用一方入力端子は第1
切替回路用出力端子に接続され、接続回路用第1制御信
号が第2論理をとるときに第1切替回路用他方入力端子
は第1切替回路用出力端子に接続され、第2切替回路用
制御端子は接続回路用第2制御端子を構成し、第2切替
回路用一方入力端子は接続回路用試験入力端子を構成
し、接続回路用第2制御信号が第1論理をとるときに第
2切替回路用一方入力端子は第2切替回路用出力端子に
接続され、接続回路用第2制御信号が第2論理をとると
きに第2切替回路用他方入力端子は第2切替回路用出力
端子に接続され、第2切替回路用出力端子は第1切替回
路用他方入力端子に接続され、第1切替回路用出力端子
は記憶回路用入力端子に接続され、記憶回路用出力端子
は接続回路用出力端子を構成するとともに第2切替回路
用他方入力端子に接続されることを特徴とする接続回路
と、制御回路用第1及び第2制御入力端子ならびに制御
回路用第1及び第2制御出力端子を備え、制御回路用第
1及び第2制御入力端子にはそれぞれ制御回路用第1及
び第2制御入力信号が入力され、制御回路用第1及び第
2制御出力端子からはそれぞれ制御回路用第1及び第2
制御出力信号が出力され、制御回路用第1及び第2制御
入力信号、ならびに制御回路用第1及び第2制御出力信
号はそれぞれ2値論理をとり、制御回路用第1制御入力
信号が第1論理をとるとき、制御回路用第1及び第2制
御出力信号の論理は制御回路用第2制御入力信号の論理
に等しく、制御回路用第1制御入力信号が第2論理をと
るとき、制御回路用第1制御出力信号の論理は制御回路
用第1制御入力信号の反転論理に等しく、制御回路用第
2制御出力信号の論理は制御回路用第1制御入力信号の
論理に等しく、制御回路用第1制御出力端子が接続回路
用第1制御端子に接続され、制御回路用第2制御出力端
子が接続回路用第2制御端子に接続されることによって
接続回路を制御する制御回路とを含んでなることを特徴
とする。
【0030】請求項3に記載のスキャンパス構成回路
は、第1及び第2切替回路ならびに記憶回路を含んでな
り、接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接
続回路用出力端子、ならびに接続回路用第1及び第2制
御端子を備え、接続回路用第1制御端子に入力される接
続回路用第1制御信号及び接続回路用第2制御端子に入
力される接続回路用第2制御信号はそれぞれ、互いに異
なる第1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、第
1切替回路は、第1切替回路用一方入力端子、第1切替
回路用他方入力端子、第1切替回路用出力端子及び第1
切替回路用制御端子を有し、第2切替回路は、第2切替
回路用一方入力端子、第2切替回路用他方入力端子、第
2切替回路用出力端子及び第2切替回路用制御端子を有
し、記憶回路は記憶回路用入力端子及び記憶回路用出力
端子を有し、第1切替回路用制御端子は接続回路用第1
制御端子を構成し、第1切替回路用一方入力端子は接続
回路用入力端子を構成し、接続回路用第1制御信号が第
1論理をとるときに第1切替回路用一方入力端子は第1
切替回路用出力端子に接続され、接続回路用第1制御信
号が第2論理をとるときに第1切替回路用他方入力端子
は第1切替回路用出力端子に接続され、第2切替回路用
制御端子は接続回路用第2制御端子を構成し、第2切替
回路用一方入力端子は接続回路用試験入力端子を構成
し、接続回路用第2制御信号が第1論理をとるときに第
2切替回路用一方入力端子は第2切替回路用出力端子に
接続され、接続回路用第2制御信号が第2論理をとると
きに第2切替回路用他方入力端子は第2切替回路用出力
端子に接続され、第2切替回路用出力端子は第1切替回
路用他方入力端子に接続され、第1切替回路用出力端子
は記憶回路用入力端子に接続され、記憶回路用出力端子
は接続回路用出力端子を構成するとともに第2切替回路
用他方入力端子に接続されることを特徴とする接続回路
と、制御回路用第1乃至第3制御入力端子、制御回路用
第1及び第2制御出力端子、ならびに制御回路用試験端
子を備え、制御回路用第1乃至第3制御入力端子ならび
に制御回路用試験端子にはそれぞれ制御回路用第1乃至
第3制御入力信号ならびに制御回路用試験信号が入力さ
れ、制御回路用第1及び第2制御出力端子からはそれぞ
れ制御回路用第1及び第2制御出力信号が出力され、制
御回路用第1乃至第3制御入力信号、制御回路用第1及
び第2制御出力信号、ならびに制御回路用試験信号はそ
れぞれ2値論理をとり、制御回路用試験信号が2値論理
のいずれか一方をとるとき、制御回路用第1及び第2制
御出力信号の論理は制御回路用第2制御入力信号の論理
に等しく、制御回路用試験信号が2値論理の他方をとる
とき、制御回路用第1制御出力信号の論理は制御回路用
第1制御入力信号の論理に等しく、制御回路用第2制御
出力信号の論理は制御回路用第3制御入力信号の論理に
等しく、制御回路用第1制御出力端子は接続回路用第1
制御端子に接続され、制御回路用第2制御出力端子は接
続回路用第2制御端子に接続されることによって接続回
路を制御する制御回路とを含んでなることを特徴とす
る。
【0031】請求項4に記載のスキャンパス構成回路
は、第1及び第2切替回路ならびに記憶回路を含んでな
り、接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接
続回路用出力端子、ならびに接続回路用第1及び第2制
御端子を備え、接続回路用第1制御端子に入力される接
続回路用第1制御信号及び接続回路用第2制御端子に入
力される接続回路用第2制御信号はそれぞれ、互いに異
なる第1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、第
1切替回路は、第1切替回路用一方入力端子、第1切替
回路用他方入力端子、第1切替回路用出力端子及び第1
切替回路用制御端子を有し、第2切替回路は、第2切替
回路用一方入力端子、第2切替回路用他方入力端子、第
2切替回路用出力端子及び第2切替回路用制御端子を有
し、記憶回路は記憶回路用入力端子及び記憶回路用出力
端子を有し、第1切替回路用制御端子は接続回路用第1
制御端子を構成し、第1切替回路用一方入力端子は接続
回路用入力端子を構成し、接続回路用第1制御信号が第
1論理をとるときに第1切替回路用一方入力端子は第1
切替回路用出力端子に接続され、接続回路用第1制御信
号が第2論理をとるときに第1切替回路用他方入力端子
は第1切替回路用出力端子に接続され、第2切替回路用
制御端子は接続回路用第2制御端子を構成し、第2切替
回路用一方入力端子は接続回路用試験入力端子を構成
し、接続回路用第2制御信号が第1論理をとるときに第
2切替回路用一方入力端子は第2切替回路用出力端子に
接続され、接続回路用第2制御信号が第2論理をとると
きに第2切替回路用他方入力端子は第2切替回路用出力
端子に接続され、第2切替回路用出力端子は第1切替回
路用他方入力端子に接続され、第1切替回路用出力端子
は記憶回路用入力端子に接続され、記憶回路用出力端子
は接続回路用出力端子を構成するとともに第2切替回路
用他方入力端子に接続されることを特徴とする接続回路
と、制御回路用第1乃至第3制御入力端子、制御回路用
第1及び第2制御出力端子、ならびに制御回路用試験端
子を備え、制御回路用第1乃至第3制御入力端子ならび
に制御回路用試験端子にはそれぞれ制御回路用第1乃至
第3制御入力信号ならびに制御回路用試験信号が入力さ
れ、制御回路用第1及び第2制御出力端子からはそれぞ
れ制御回路用第1及び第2制御出力信号が出力され、制
御回路用第1乃至第3制御入力信号、制御回路用第1及
び第2制御出力信号、ならびに制御回路用試験信号はそ
れぞれ2値論理をとり、制御回路用試験信号が2値論理
のいずれか一方をとり、かつ制御回路用第1及び第3制
御入力信号がそれぞれ第1論理をとるとき、制御回路用
第1及び第2制御出力信号の論理は制御回路用第2制御
入力信号の論理に等しく、制御回路用試験信号が2値論
理の他方をとるとき、制御回路用第1制御出力信号の論
理は制御回路用第1制御入力信号の論理に等しく、制御
回路用第2制御出力信号の論理は制御回路用第3制御入
力信号の論理に等しく、制御回路用第1制御出力端子は
接続回路用第1制御端子に接続され、制御回路用第2制
御出力端子は接続回路用第2制御端子に接続されること
によって接続回路を制御する制御回路とを含んでなるこ
とを特徴とする。
【0032】請求項5に記載のスキャンパス構成回路
は、第1及び第2切替回路ならびに記憶回路を含んでな
り、接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接
続回路用出力端子、ならびに接続回路用第1及び第2制
御端子を備え、接続回路用第1制御端子に入力される接
続回路用第1制御信号及び接続回路用第2制御端子に入
力される接続回路用第2制御信号はそれぞれ、互いに異
なる第1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、第
1切替回路は、第1切替回路用一方入力端子、第1切替
回路用他方入力端子、第1切替回路用出力端子及び第1
切替回路用制御端子を有し、第2切替回路は、第2切替
回路用一方入力端子、第2切替回路用他方入力端子、第
2切替回路用出力端子及び第2切替回路用制御端子を有
し、記憶回路は記憶回路用入力端子及び記憶回路用出力
端子を有し、第1切替回路用制御端子は接続回路用第1
制御端子を構成し、第1切替回路用一方入力端子は接続
回路用入力端子を構成し、接続回路用第1制御信号が第
1論理をとるときに第1切替回路用一方入力端子は第1
切替回路用出力端子に接続され、接続回路用第1制御信
号が第2論理をとるときに第1切替回路用他方入力端子
は第1切替回路用出力端子に接続され、第2切替回路用
制御端子は接続回路用第2制御端子を構成し、第2切替
回路用一方入力端子は接続回路用試験入力端子を構成
し、接続回路用第2制御信号が第1論理をとるときに第
2切替回路用一方入力端子は第2切替回路用出力端子に
接続され、接続回路用第2制御信号が第2論理をとると
きに第2切替回路用他方入力端子は第2切替回路用出力
端子に接続され、第2切替回路用出力端子は第1切替回
路用他方入力端子に接続され、第1切替回路用出力端子
は記憶回路用入力端子に接続され、記憶回路用出力端子
は接続回路用出力端子を構成するとともに第2切替回路
用他方入力端子に接続されることを特徴とする接続回路
と、制御回路用第1乃至第3制御入力端子ならびに制御
回路用第1及び第2制御出力端子を備え、制御回路用第
1乃至第3制御入力端子にはそれぞれ制御回路用第1乃
至第3制御入力信号が入力され、制御回路用第1及び第
2制御出力端子からはそれぞれ制御回路用第1及び第2
制御出力信号が出力され、制御回路用第1乃至第3制御
入力信号ならびに制御回路用第1及び第2制御出力信号
はそれぞれ2値論理をとり、制御回路用第1制御入力信
号が第1論理をとるとき、制御回路用第1及び第2制御
出力信号の論理は制御回路用第2制御入力信号の論理に
等しく、制御回路用第1制御入力信号が第2論理をとる
とき、制御回路用第1制御出力信号の論理は制御回路用
第1制御入力信号の論理に等しく、制御回路用第2制御
出力信号の論理は制御回路用第3制御入力信号の論理に
等しく、制御回路用第1制御出力端子は接続回路用第1
制御端子に接続され、制御回路用第2制御出力端子は接
続回路用第2制御端子に接続されることによって接続回
路を制御する制御回路とを含んでなることを特徴とす
る。
【0033】請求項6に記載のスキャンパス構成回路
は、第1及び第2切替回路ならびに記憶回路を含んでな
り、接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接
続回路用出力端子、ならびに接続回路用第1及び第2制
御端子を備え、接続回路用第1制御端子に入力される接
続回路用第1制御信号及び接続回路用第2制御端子に入
力される接続回路用第2制御信号はそれぞれ、互いに異
なる第1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、第
1切替回路は、第1切替回路用一方入力端子、第1切替
回路用他方入力端子、第1切替回路用出力端子及び第1
切替回路用制御端子を有し、第2切替回路は、第2切替
回路用一方入力端子、第2切替回路用他方入力端子、第
2切替回路用出力端子及び第2切替回路用制御端子を有
し、記憶回路は記憶回路用入力端子及び記憶回路用出力
端子を有し、第1切替回路用制御端子は接続回路用第1
制御端子を構成し、第1切替回路用一方入力端子は接続
回路用入力端子を構成し、接続回路用第1制御信号が第
1論理をとるときに第1切替回路用一方入力端子は第1
切替回路用出力端子に接続され、接続回路用第1制御信
号が第2論理をとるときに第1切替回路用他方入力端子
は第1切替回路用出力端子に接続され、第2切替回路用
制御端子は接続回路用第2制御端子を構成し、第2切替
回路用一方入力端子は接続回路用試験入力端子を構成
し、接続回路用第2制御信号が第1論理をとるときに第
2切替回路用一方入力端子は第2切替回路用出力端子に
接続され、接続回路用第2制御信号が第2論理をとると
きに第2切替回路用他方入力端子は第2切替回路用出力
端子に接続され、第2切替回路用出力端子は第1切替回
路用他方入力端子に接続され、第1切替回路用出力端子
は記憶回路用入力端子に接続され、記憶回路用出力端子
は接続回路用出力端子を構成するとともに第2切替回路
用他方入力端子に接続されることを特徴とする接続回路
と、制御回路用第1乃至第3制御入力端子ならびに制御
回路用第1及び第2制御出力端子を備え、制御回路用第
1乃至第3制御入力端子にはそれぞれ制御回路用第1乃
至第3制御入力信号が入力され、制御回路用第1及び第
2制御出力端子からはそれぞれ制御回路用第1及び第2
制御出力信号が出力され、制御回路用第1乃至第3制御
入力信号ならびに制御回路用第1及び第2制御出力信号
はそれぞれ2値論理をとり、制御回路用第1制御入力信
号が第1論理をとり、かつ制御回路用第3制御信号が第
1論理をとるとき、制御回路用第1及び第2制御出力信
号の論理は制御回路用第2制御入力信号の論理に等し
く、制御回路用第1制御入力信号が第2論理をとると
き、制御回路用第1制御出力信号の論理は制御回路用第
1制御入力信号の論理に等しく、制御回路用第2制御出
力信号の論理は制御回路用第3制御入力信号の論理に等
しく、制御回路用第1制御出力端子は接続回路用第1制
御端子に接続され、制御回路用第2制御出力端子は接続
回路用第2制御端子に接続されることによって接続回路
を制御する制御回路とを含んでなることを特徴とする。
【0034】請求項7に記載のスキャンパス構成回路
は、接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接
続回路用出力端子、接続回路用第1及び第2制御端子、
ならびに期待端子を備え、接続回路用第1制御端子に入
力される接続回路用第1制御信号と接続回路用第2制御
端子に入力される接続回路用第2制御信号とはそれぞ
れ、互いに異なる第1論理及び第2論理からなる2値論
理をとり、接続回路用第1制御信号が第1論理をとると
き、接続回路用入力端子に入力される信号を接続回路用
出力端子から出力し、接続回路用第1制御信号が第2論
理をとり、かつ接続回路用第2制御信号が第1論理をと
るとき、接続回路用試験入力端子に入力される信号を接
続回路用出力端子から出力し、接続回路用第1及び第2
制御信号がそれぞれ第2論理をとるときには、期待端子
に入力される信号の論理と接続回路用入力端子に入力さ
れる信号の論理とが一致する場合には接続回路用出力端
子から出力していた信号を接続回路用出力端子から出力
し続け、一致しない場合には第1論理を接続回路用出力
端子から出力し続けることを特徴とする接続回路と、制
御回路用第1乃至第3制御入力端子ならびに制御回路用
第1及び第2制御出力端子を備え、制御回路用第1乃至
第3制御入力端子にはそれぞれ制御回路用第1乃至第3
制御入力信号が入力され、制御回路用第1及び第2制御
出力端子からはそれぞれ制御回路用第1及び第2制御出
力信号が出力され、制御回路用第1乃至第3制御入力信
号ならびに制御回路用第1及び第2制御出力信号はそれ
ぞれ2値論理をとり、制御回路用第1制御入力信号が第
1論理をとり、かつ制御回路用第3制御信号が第1論理
をとるとき、制御回路用第1及び第2制御出力信号の論
理は制御回路用第2制御入力信号の論理に等しく、制御
回路用第1制御入力信号が第2論理をとるとき、制御回
路用第1制御出力信号の論理は制御回路用第1制御入力
信号の論理に等しく、制御回路用第2制御出力信号の論
理は制御回路用第3制御入力信号の論理に等しく、制御
回路用第1制御出力端子は接続回路用第1制御端子に接
続され、制御回路用第2制御出力端子は接続回路用第2
制御端子に接続されることによって接続回路を制御する
制御回路とを含んでなることを特徴とする。
【0035】請求項8に記載のスキャンパス構成回路
は、接続回路はさらに、比較端子及び期待端子を備え、
排他的論理和素子、否定論理積素子及び論理積素子を含
んでなり、比較端子に入力される比較信号は2値論理を
とり、排他的論理和素子は排他的論理和素子用出力端子
及び二つの排他的論理和素子用入力端子を備え、否定論
理積素子は否定論理積素子用出力端子及び二つの否定論
理積素子用入力端子を備え、論理積素子は論理積素子用
出力端子及び二つの論理積素子用入力端子を備え、記憶
回路用出力端子と第2切替回路用他方入力端子との接続
は論理積素子を介する接続であり、排他的論理和素子用
入力端子のいずれか一方は期待端子を構成し、排他的論
理和素子用入力端子の他方と第1切替回路用一方入力端
子とが共通に接続され、排他的論理和素子用出力端子は
否定論理積素子用入力端子のいずれか一方に接続され、
否定論理積素子用入力端子の他方が比較端子を構成し、
否定論理積素子用出力端子は論理積用入力端子の一方に
接続され、記憶回路用出力端子は論理積回路用入力端子
の他方に接続されることを特徴とする。
【0036】請求項9に記載のスキャンパス構成回路
は、接続回路はさらに、比較端子及び期待端子を備え、
排他的論理和素子及び否定論理積素子を含んでなり、記
憶回路はさらに記憶回路用初期化端子を備え、比較端子
に入力される比較信号は2値論理をとり、排他的論理和
素子は排他的論理和素子用出力端子及び二つの排他的論
理和素子用入力端子を備え、否定論理積素子は否定論理
積素子用出力端子及び二つの否定論理積素子用入力端子
を備え、排他的論理和素子用入力端子のいずれか一方は
期待端子を構成し、排他的論理和素子用入力端子の他方
と第1切替回路用一方入力端子とが共通に接続され、排
他的論理和素子用出力端子は否定論理積素子用入力端子
のいずれか一方に接続され、否定論理積素子用入力端子
の他方が比較端子を構成し、否定論理積素子用出力端子
は記憶回路用初期化端子に接続されることを特徴とす
る。
【0037】請求項10に記載のスキャンパス構成回路
は、書き込み用端子及び読み出し用端子を備えるRAM
に設けられるスキャンパス構成回路であり、接続回路が
書き込み用端子毎に、及び読み出し用端子毎に用意さ
れ、書き込み用端子に用意される接続回路の接続回路用
出力端子には書き込み用端子がそれぞれ接続され、読み
出し用端子に用意される接続回路の接続回路用入力端子
には読み出し用端子がそれぞれ接続され、書き込み用端
子毎に用意される接続回路を制御する書き込み用制御回
路とは制御回路であり、読み出し用端子毎に用意される
接続回路を制御する読み出し用制御回路とは制御回路で
あり、書き込み用制御回路による制御と読み出し用制御
回路による制御とはそれぞれ独立であることを特徴とす
る。
【0038】請求項11に記載のスキャンパス構成回路
は、書き込み用端子及び読み出し用端子を備え、読書き
込み用端子は書き込み用アドレス端子と書き込み用入力
端子とからなり、読み出し用端子は読み出し用アドレス
端子と読み出し用出力端子とからなるRAMに設けられ
るスキャンパス構成回路であり、接続回路が書き込み用
アドレス端子毎に、書き込み用入力端子毎に、読み出し
用アドレス端子毎に、及び読み出し用出力端子毎にそれ
ぞれ用意され、書き込み用アドレス端子に用意される接
続回路の接続回路用出力端子には書き込み用アドレス端
子がそれぞれ接続され、書き込み用入力端子に用意され
る接続回路の接続回路用出力端子には書き込み用入力端
子がそれぞれ接続され、読み出し用アドレス端子に用意
される接続回路の接続回路用入力端子には読み出し用ア
ドレス端子がそれぞれ接続され、読み出し用出力端子に
用意される接続回路の接続回路用入力端子には読み出し
用出力端子がそれぞれ接続され、書き込み用アドレス端
子毎に用意される接続回路を制御する書き込みアドレス
用制御回路とは制御回路であり、書き込み用入力端子毎
に用意される接続回路を制御する書き込み入力用制御回
路とは制御回路であり、読み出し用アドレス端子毎に用
意される接続回路を制御する読み出しアドレス用制御回
路とは制御回路であり、読み出し用出力端子毎に用意さ
れる接続回路を制御する読み出し出力用制御回路とは制
御回路であり、書き込みアドレス用制御回路による制御
と、書き込み入力用制御回路による制御と、読み出しア
ドレス用制御回路による制御と、読み出し出力用制御回
路による制御とはそれぞれ独立であることを特徴とす
る。
【0039】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は本実施の形態に従う制御回路及び
試験回路の備えられる、論理回路の回路図である。従来
の技術にて示された回路等と同一の構成、働き等を有す
るものに対しては同一の参照符号を付けるものとする。
【0040】同図に示されるとおり、試験回路であるテ
スト回路TCによって論理回路であるデータ回路1は入
出力の制御を行われる。
【0041】まずデータ回路1について説明する。デー
タ回路1は入力端子DI[0]〜[3]及び出力端子D
O[0]〜[3]を備える。データ回路1は入力端子D
I[0]〜[3]に与えられる入力データDI[0]〜
[3]に対して固有の出力データDO[0]〜[3]を
出力端子DO[0]〜[3]から出力する回路である。
データ回路1として組み合わせ回路またはRAMのよう
な記憶回路を挙げることができる。
【0042】本実施の形態において示されるデータ回路
1は4ビットであるが、本発明に従う試験回路の適用は
4ビットの論理回路に限定されるものではなく、どのよ
うなビット数の論理回路に対しても本発明の試験回路を
適用することは可能である。データあるいは端子に付加
されている[番号]はデータのビット番号を表す。上述
のように、端子に入力されるデータあるいは端子から出
力されるデータはそれぞれビット番号によって対応づけ
られている。従って、データあるいは端子等を総称する
とき、またはビット番号による違いを考慮しなくて良い
ときには、ビット番号を以下省略する。ビット番号が省
略されるときにも、それぞれのデータはそれぞれビット
番号の端子に対応する。特にビット毎の対応を明確にし
たいときには、DI[N]のように記述する。特にこと
わらない限り、Nは0,1,2,3のうちの任意の数字
を表す。
【0043】次にデータの入出力に関する回路について
説明を行う。データ回路1の入力端子DIとデータ入力
端子INとの間に、また出力端子DOとデータ出力端子
OUTとの間にはテスト回路TCがそれぞれ挿入され
る。テスト回路TCは入力端子d[0]〜[3]、出力
端子q[0]〜[3]、スキャンイン端子si、テスト
保持端子thld、シフトモード端子sm及びスキャン
アウト端子soを備える回路である。
【0044】テスト保持端子thld及びシフトモード
端子smにそれぞれ入力されるテスト保持制御信号th
ld及びシフトモード制御信号smによるテスト回路T
Cの動作について説明する。シフトモード制御信号sm
が“0”のとき、テスト回路TCは入力端子dに入力さ
れるデータ取り込み、そのまま出力端子qから出力す
る。シフトモード制御信号smが“1”であり、かつテ
スト保持制御信号thldが“0”のとき、テスト回路
TCはスキャンイン端子siに入力されるデータを取り
込んでスキャンアウト端子soから出力する。シフトモ
ード制御信号smが“1”であり、かつテスト保持制御
信号thldが“1”のとき、テスト回路TC中に備え
られる後述の接続回路CCにてデータが保持される。
【0045】以上のような回路動作を行うテスト回路T
Cは図2に示される接続回路CCを用いることによって
得られる。接続回路CCについて説明を行う。セレクタ
2,3及びフリップフロップ4によって接続回路CCは
構成される。セレクタ2,3はデータ入力0端子及びデ
ータ入力1端子、出力端子ならびに制御端子をそれぞれ
有するセレクタである。セレクタの制御端子にはセレク
タを切替えるための制御信号が入力される。データ入力
0端子は制御信号が“0”のときに選択され出力端子に
接続される。一方、データ入力1端子は制御信号が
“1”のときに選択され出力端子に接続される。よっ
て、セレクタに入力される制御信号の“1”,“0”を
切替えることによって、セレクタから出力されるデータ
を選択することが可能となる。セレクタ2はテスト保持
制御信号thldによって、セレクタ3はシフトモード
制御信号smによって切替の制御が行われる。セレクタ
2のデータ入力0端子にはスキャンイン端子siが接続
され、データ入力1端子にはフリップフロップ4の出力
端子が接続される。セレクタ2の出力端子はセレクタ3
のデータ入力1端子に接続される。セレクタ3のデータ
入力0端子には入力端子dが接続される。セレクタ3の
出力端子はフリップフロップ4の入力端子に接続され
る。フリップフロップ4の出力データは前述の如くセレ
クタ2のデータ入力1端子に入力され、さらに接続回路
CCのスキャンアウトデータsoあるいはシリアル入力
データqとして出力される。シリアル入力データとは、
通常動作時に出力されるデータのことである。フリップ
フロップ4はDフリップフロップあるいはDフリップフ
ロップと同様の働きを有するフリップフロップである。
【0046】接続回路CCの回路動作について説明を行
う。接続回路CCは、シフトモード制御信号smが
“0”のとき、入力端子dに入力される信号を出力する
回路である。シフトモード制御信号smが“1”であ
り、かつテスト保持制御信号thldが“0”のとき、
接続回路CCはスキャンイン端子siに入力されるデー
タを出力する。シフトモード制御信号smが“1”であ
り、かつテスト保持制御信号thldが“1”のとき、
接続回路CCはスキャンフリップフロップ4のデータを
保持する。データ入力端子d[0]〜[3]と出力端子
q[0]〜[3]との間に接続回路CC[0]〜[3]
がそれぞれ挿入され接続されて4ビットのテスト回路T
Cが構成される。
【0047】図3はテスト回路TCの構成を示す回路図
である。接続回路CCが順に接続されてテスト回路TC
は構成される。接続回路CC同士の接続について説明を
行う。接続回路CC[0]のセレクタ2[0]のデータ
入力0端子はテスト回路TCのスキャンイン端子siに
接続される。N=1〜3に関しては、接続回路CC
[N]のセレクタ2[N]のデータ入力0端子には接続
回路CC[N−1]のスキャンアウトデータso[N−
1]が入力される。接続回路CC[3]のフリップフロ
ップ4[3]の出力端子はテスト回路TCのスキャンア
ウト端子soに接続される。以上のように接続されるこ
とに加えて、接続回路CC[N]のそれぞれのスキャン
アウト端子so[N]はテスト回路TCの出力端子q
[N]をも構成する。
【0048】次にデータ回路1及び本実施の形態に従う
スキャンパスを含む回路について図1を用いて説明を行
う。
【0049】まず通常動作に必要である、データ入力端
子IN及びデータ出力端子OUTならびにデータ回路1
とテスト回路TCとの接続について説明を行う。データ
回路1の入力側においては、テスト回路TCの入力端子
d[N]及び出力端子q[N]がデータ入力端子IN
[N]及びデータ回路1の入力端子DI[N]とそれぞ
れ接続される。出力側においても同様に、テスト回路T
Cの入力端子d[N]及び出力端子q[N]がデータ回
路1の出力端子DO[N]及びデータ出力端子OUT
[N]と接続される。
【0050】次にスキャンテストを行う際に用いられる
スキャンイン端子SI,si及びスキャンアウト端子S
O,soについて説明を行う。スキャンイン端子SIは
入力側のテスト回路TCのスキャンイン端子siに接続
される。入力側のテスト回路TCのスキャンアウト端子
soは出力側のテスト回路TCのスキャンイン端子si
に接続される。出力側のテスト回路TCのスキャンアウ
ト端子soはスキャンパスの最終の出力端子であるスキ
ャンアウト端子SOに接続される。
【0051】次にテスト回路TCにテスト保持制御信号
thld及びシフトモード制御信号smを与える、本実
施例に従う制御回路CTL1について説明を行う。制御
回路CTL1はテスト制御信号TEST、シフトモード
制御信号SM及び保持制御信号HLD0を入力され、テ
スト回路TCにテスト保持制御信号thld及びシフト
モード制御信号smを出力する回路である。
【0052】制御回路CTL1は、テスト制御信号TE
STが“0”のとき、テスト保持制御信号thld及び
シフトモード制御信号smとして保持制御信号HLD0
を出力する。テスト制御信号TESTが“1”のとき、
テスト保持制御信号thldとしてシフトモード制御信
号SMの論理反転信号を、シフトモード制御信号smと
してシフトモード制御信号SMを制御回路CTLは出力
する。ここで、論理反転信号について説明する。入力信
号が“0”のときには論理反転信号は“1”であり、入
力信号が“1”のときには論理反転信号は“0”とな
る。
【0053】制御回路CTL1の接続について説明を行
う。セレクタ5,6及びインバータ10によって制御回
路CTL1は構成される。セレクタ5,6はデータ入力
0端子及びデータ入力1端子、出力端子ならびに制御端
子端子をそれぞれ有するセレクタである。セレクタ5,
6の制御端子にはセレクタ5,6を同時に切替えるため
のテスト制御信号TESTが入力される。データ入力0
端子はテスト制御信号TESTが“0”のときに選択さ
れ出力端子に接続される。一方、データ入力1端子はテ
スト制御信号TESTが“1”のときに選択され出力端
子に接続される。よって、セレクタ5,6に入力される
テスト制御信号TESTの“1”,“0”を切替えるこ
とによって、セレクタ5,6からそれぞれ出力されるデ
ータを選択することが可能となる。セレクタ5及び6の
それぞれのデータ入力0端子には保持端子HLD0が共
通に接続される。セレクタ5のデータ入力1端子にはイ
ンバータ10を介してシフトモード端子SMが接続さ
れ、セレクタ6のデータ入力1端子は何も介さずにシフ
トモード端子SMが接続される。セレクタ5の出力端子
はテスト回路TCのテスト保持端子thldに接続され
る。セレクタ6の出力端子はテスト回路TCのシフトモ
ード端子smに接続される。
【0054】図1に示される回路の回路動作を以下にま
とめる。回路動作としては、通常動作及びスキャンテス
ト動作が存在する。通常動作及びスキャンテストにおけ
る、それぞれの信号及びデータの最適な設定値を表1に
示す。表において、“DC”とは“Don’t Car
e”の意味であり、信号あるいはデータが動作に関与し
ないことを示す。
【0055】
【表1】
【0056】まず通常動作について説明を行う。通常動
作時にはテスト制御信号TESTを“0”とする。テス
ト制御信号TESTが“0”のとき、セレクタ5,6は
データ入力0端子に入力されるデータを出力するので、
保持制御信号HLD0がテスト保持制御信号thld及
びシフトモード制御信号smとして入力側及び出力側の
テスト回路TCに与えられる。このとき、保持制御信号
HLD0が“0”ならば、入力側では入力データINが
入力側の接続回路CCを介してデータ回路1の入力端子
DIに取り込まれる。出力側では出力データDOが出力
側の接続回路CCを介してデータ出力端子OUTに出力
される。保持制御信号HLD0が“1”ならば、入力デ
ータIN及び出力データDOは接続回路CCにおいてそ
れぞれ保持される。
【0057】次にスキャンテスト動作について説明す
る。スキャンテスト時には、テストパターンのシフトイ
ン、実行、テスト結果のシフトアウトを順に行う。スキ
ャンテスト時にはテスト制御信号TESTを“1”とす
る。テスト制御信号TESTが“1”のとき、シフトモ
ード制御信号SMの反転論理及びシフトモード制御信号
SMがそれぞれテスト保持制御信号thld及びシフト
モード制御信号smとして、入力側及び出力側のテスト
回路TCに与えられる。
【0058】1.テストパターンのシフトイン データ回路1にテストパターンを入力する準備として、
入力側の接続回路CCにテストパターンをシフトインす
る。シフトモード制御信号SMを“1”とすると、デー
タ回路1に入力するテストパターンをスキャンイン端子
SIからシフトインすることが可能である。本実施の形
態のデータ回路1は4ビットであるので、4ビットのテ
ストパターンがシフトインされる。テストパターンは入
力側の接続回路CC[0]→CC[1]→CC[2]→
CC[3]の順でシフトされ、入力側の接続回路CC
[0]〜[3]にテストパターンが入力される。シフト
モード制御信号SMによって入力側及び出力側のテスト
回路TCは同時に制御されるので、出力側の接続回路C
C[0]〜CC[3]においてもデータのシフトが起こ
る。
【0059】2.実行 シフトモード制御信号SMを“0”とする。このとき、
入力側あるいは出力側のそれぞれの接続回路CCを介し
て、入力データINが入力端子DIに取り込まれ、デー
タ回路1のテスト結果である出力データDOはデータ出
力端子OUTに出力される。
【0060】3.テスト結果のシフトアウト シフトモード制御信号SMを“1”とする。このときテ
スト結果を順にスキャンアウト端子SOからシフトアウ
トする。
【0061】以上が図1に示される回路の回路動作であ
る。図2に示されるセレクタ2,3のデータ入力0端子
とデータ入力1端子をそれぞれ入れ替え、かつセレクタ
2,3のそれぞれの制御端子に入力されるテスト保持制
御信号thld及びシフトモード制御信号smの“0”
と”1”をそれぞれ入れ換えても、本発明の試験回路の
回路動作は変わらない。
【0062】図1に示される制御回路CTL1を用いる
と、以下に記す利点が生ずる。
【0063】図4はデータ回路1,1a及び1bの入力
側及び出力側においてテスト回路TCがそれぞれ設けら
れスキャンパスが構成される回路を示す回路図である。
データ回路1a及び1bは論理回路であり、データ回路
1は図示されない制御回路CTL1によって制御され
る。データ回路1の入力側及び出力側のTCに入力され
る保持制御信号HLD0はデータ回路1aから出力され
るデータ回路1a,1及び1bが順に並べられ、スキャ
ンパスは、スキャンイン端子SI→データ回路1aの入
力側のテスト回路TC→データ回路1aの出力側のテス
ト回路TC→データ回路1の入力側のテスト回路TC→
データ回路1出力側のテスト回路TC→データ回路1b
の入力側のテスト回路TC→データ回路1bの出力側の
テスト回路TC→スキャンアウト端子SO、のように構
成されている。
【0064】上述のように、図4に示される回路におい
ては保持制御信号HLD0がデータ回路1aからデータ
回路1の入力側及び出力側のテスト回路TCにそれぞれ
与えられる。制御回路CTL1においては、テスト制御
信号TESTによって保持端子HLD0とシフトモード
端子SMのどちらが選択されるかが制御される。従っ
て、データ回路1の入力側及び出力側のテスト回路TC
を制御回路CTL1によって制御することによって、デ
ータ回路1のスキャンテストをデータ回路1aから与え
られる保持制御信号HLD0とは独立に行うことがで
き、テストパターンの生成が単純となる。
【0065】図5に示されるように、スキャンイン端子
SIをスキャンフリップフロップHSFFを介して入力
側のテスト回路TCのスキャンイン端子siに接続する
ことも可能である。
【0066】図6はスキャンフリップフロップHSFF
を示す回路図である。スキャンフリップフロップHSF
Fはセレクタ14及びフリップフロップ15から成る回
路である。テスト回路TCを制御する制御回路に入力さ
れる保持制御信号HLDを確認するためにスキャンフリ
ップフロップHFSSは設けられる。保持制御信号HL
Dは保持制御信号HLD0を含む信号である。セレクタ
14はデータ入力0端子及びデータ入力1端子、出力端
子ならびに制御端子を有する。制御端子にはセレクタ1
4を切替えるためのシフトモード制御信号SMが入力さ
れる。データ入力0端子はシフトモード制御信号SMが
“0”のときに選択され出力端子に接続される。一方、
データ入力1端子はシフトモード制御信号SMが“1”
のときに選択され出力端子に接続される。よって、セレ
クタ14に入力されるシフトモード制御信号SMの
“1”,“0”を切替えることによって、セレクタ14
から出力されるデータを選択することが可能となる。セ
レクタ14のデータ入力1端子にはスキャンイン端子S
Iが接続され、データ入力0端子には保持端子HLDが
接続される。セレクタ14の出力端子はフリップフロッ
プ15の入力端子に接続される。フリップフロップ15
の出力端子はスキャンフリップフロップHSFFのスキ
ャンアウト端子SOとなる。フリップフロップ15はD
フリップフロップあるいはDフリップフロップと同様の
働きを有するフリップフロップである。
【0067】保持制御信号HLDは制御回路に入力され
る信号である。制御回路に入力される保持制御信号HL
Dはテスト回路TCの制御を行う信号であり、詳しくは
テスト回路TCに含まれるセレクタ2の接続を切り換え
るための信号であるので、保持制御信号HLD自体が出
力データとしてデータ回路1から、あるいはスキャンパ
スから出力されることはない。従って、スキャンフリッ
プフロップHSFFを設けない場合には直接的に保持制
御信号HLDを観察することは困難である。保持制御信
号HLDが所望の論理をとらないならば、保持制御信号
HLDによって制御されるテスト回路TCは所望の動作
を行わず、論理回路の動作試験を信頼することは不可能
となる。従って、保持制御信号HLDを直接観察する必
要が生ずる。スキャンフリップフロップHSFFを用い
ることによって、保持制御信号HLDを直接観察するこ
とが可能となる。
【0068】スキャンフリップフロップHSFFのデー
タ入力0端子に保持制御信号HLDを入力し、シフトモ
ード制御信号SMを“0”とすることによって、フリッ
プフロップ15に保持制御信号HLDの値を記憶させる
ことが可能となる。前述の通り、セレクタ14はシフト
モード制御信号SMによって制御される。しかし、テス
ト回路TCの制御に関係しない制御端子を新たに設け、
この制御端子から出力される制御信号によってセレクタ
14を制御することも可能である。
【0069】スキャンフリップフロップHSFFのフリ
ップフロップ15に記憶された値を観察する方法につい
て説明する。図5において、スキャンフリップフロップ
HSFFのセレクタ14のデータ入力0端子に入力され
る保持制御信号HLDは保持制御信号HLD0である。
図5に示される構成では、スキャンフリップフロップH
FSSに保持されたデータが入力側のテスト回路TCの
スキャンイン端子siに入力されるので、保持制御信号
HLD0をスキャンパスからスキャンアウトデータSO
として取りだした後に観察することが可能となる。
【0070】図5においてスキャンフリップフロップH
SFFはスキャンイン端子SIと入力側のテスト回路T
Cのスキャンイン端子siとの間に挿入されるが、入力
側のテスト回路TCのスキャンアウト端子soと出力側
のテスト回路TCのスキャンイン端子siとの間に挿入
されても同じ作用が得られ、保持制御信号HLDの観察
が可能となる。また、出力側のテスト回路TCのスキャ
ンアウト端子soとスキャンアウト端子SOとの間に挿
入されても同じ作用が得られる。
【0071】以上の記述から明らかなように、スキャン
フリップフロップHFSSはデータ回路1の動作試験の
ために直接必要となるものではない。以後、本実施の形
態及び他の実施の形態において、特に必要とされない限
りスキャンフリップフロップHSFFは図示及び説明を
省略されるものとする。
【0072】次に、本実施の形態に従う別の制御回路に
ついての説明を行う。図7は図4にて示される制御回路
CTL1の代わりに用いられる制御回路CTL2を示す
回路図である。
【0073】制御回路CTL2について説明を行う。制
御回路CTL2はシフトモード制御信号SM及び保持制
御信号HLD0を入力され、テスト回路TCにテスト保
持制御信号thld及びシフトモード制御信号smを出
力する回路である。
【0074】制御回路CTL2は、シフトモード制御信
号SMが“0”のとき、テスト保持制御信号thld及
びシフトモード制御信号smとして保持制御信号HLD
0を出力する。シフトモード制御信号SMが“1”のと
き、テスト保持制御信号thldとして“0”を、シフ
トモード制御信号smとして“1”を制御回路CTL2
は出力する。
【0075】制御回路CTL2の構成について図7に基
づき説明を行う。制御回路CTL2は二つのゲートを用
いて構成可能である。それぞれのゲートは二つの入力端
子と一つの出力端子を有する。一方のゲートはゲート2
0であり、他方のゲートはORゲート21である。ゲー
ト20は反転入力端子reに入力される入力信号reの
反転論理と入力端子geに入力される入力信号geとの
論理積を取るゲートである。ORゲート21はORゲー
ト21に入力される二つの入力信号の論理和を取るゲー
トである。
【0076】制御回路CTL2の接続状態について説明
を行う。保持端子HLD0はゲート20の入力端子ge
及びORゲート21の一方の入力端子に共通に接続され
る。シフトモード端子SMはゲート20の反転入力端子
re及びORゲート21の他方の入力端子に共通に接続
される。ゲート20の出力端子はテスト回路TCにテス
ト保持制御信号thldを出力し、ORゲート21の出
力端子はテスト回路TCにシフトモード制御信号smを
出力する。制御回路CTL1と異なる点とは、制御回路
CTL2にはテスト端子TESTが備えられないことで
ある。
【0077】図7に示される制御回路の回路動作を以下
にまとめる。回路動作としては、通常動作の制御及びス
キャンテスト動作の制御が存在する。通常動作及びスキ
ャンテストにおける制御回路CTL2aに関するそれぞ
れの信号及びデータの最適な設定値を表2に示す。
【0078】
【表2】
【0079】まず通常動作について説明を行う。通常動
作時にはシフトモード制御信号SMを“0”とする。シ
フトモード制御信号SMが“0”のとき、ゲート20及
びORゲート21は、保持制御信号HLD0の論理をテ
スト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号s
mとして入力側及び出力側のテスト回路TCに与える。
このとき、保持制御信号HLD0が“0”ならば入力側
では入力データINが入力側の接続回路CCを介してデ
ータ回路1の入力端子DIに取り込まれる。出力側では
出力データDOが出力側の接続回路CCを介してデータ
出力端子OUTに出力される。保持制御信号HLD0が
“1”ならば、入力データIN及び出力データDOは接
続回路CCにおいてそれぞれ保持される。
【0080】次にスキャンテスト動作について説明す
る。スキャンテスト時には、テストパターンのシフトイ
ン、実行、テスト結果のシフトアウトを順に行う。
【0081】1.テストパターンのシフトイン シフトモード制御信号SMを“1”とすると、データ回
路1に入力するテストパターンをスキャンイン端子SI
からシフトインすることが可能である。
【0082】2.実行 シフトモード制御信号SMを“0”とする。シフトモー
ド制御信号SMが“0”なので、回路動作は通常動作と
等しい。このとき、入力側あるいは出力側のそれぞれの
接続回路CCを介して、入力データINが入力端子DI
に取り込まれ、データ回路1のテスト結果である出力デ
ータDOはデータ出力端子OUTに出力される。
【0083】3.テスト結果のシフトアウト シフトモード制御信号SMを“1”とする。このときテ
スト結果を順にスキャンアウト端子SOからシフトアウ
トする。
【0084】以上が図7に示される回路の回路動作であ
る。
【0085】図7に示される制御回路CTL2を、図9
に示されるCTL2aと交換しても同一の回路動作が得
られる。制御回路CTL2aについて説明を行う。制御
回路CTL2と同様に、制御回路CTL2aはシフトモ
ード制御信号SM及び保持制御信号HLD0を入力さ
れ、テスト回路TCにテスト保持制御信号thld及び
シフトモード制御信号smを出力する回路である。
【0086】制御回路CTL2aは、シフトモード制御
信号SMが“0”のとき、テスト保持制御信号thld
及びシフトモード制御信号smとして保持制御信号HL
D0を出力する。シフトモード制御信号SMが“1”の
とき、テスト保持制御信号thldとして“0”を、シ
フトモード制御信号smとして“1”を制御回路CTL
は出力する。
【0087】制御回路CTL2aの構成について図9に
基づき説明を行う。制御回路CTL2aは二つのゲート
を用いて構成可能である。それぞれのゲートは二つの入
力端子と一つの出力端子を有する。一方のゲートはゲー
ト20aであり、他方のゲートはORゲート21aであ
る。ゲート20a及びゲート21はそれぞれゲート20
及びORゲート21と同一の構成及び働きを有するゲー
トである。
【0088】制御回路CTL2aの接続状態について説
明を行う。保持端子HLD0はゲート20aの入力端子
geに共通に接続される。シフトモード端子SMはゲー
ト20aの反転入力端子re及びORゲート21aの一
方の入力端子に共通に接続される。ゲート20aの出力
端子はテスト回路TCのテスト保持端子thld及びゲ
ート21aの他方の入力端子に共通に接続される。OR
ゲート21aの出力端子はテスト回路TCのシフトモー
ド端子smに接続される。
【0089】テスト制御信号TESTを受けない制御回
路CTL2及び2aを用いると、図4に示される回路に
おいて、データ回路1のスキャンテストをデータ回路1
aから与えられる保持制御信号HLD0とは独立に行う
ことが不可能となる。しかし、制御回路CTL1におい
てはセレクタ5,6という二つのセレクタが用いられて
いる。二入力のセレクタは図8に示されるように、三つ
のゲートによって構成される。三つのゲートのうち、一
つはANDゲートG1であり、一つはORゲートG2で
あり、残る一つは反転入力端子re及び入力端子geを
有するゲートG3である。従って、セレクタ5,6をゲ
ート20及びORゲート21という二つのゲートに交換
することによって、回路面積が縮小される。
【0090】実施の形態2.本実施の形態においては、
試験結果を保持して圧縮する機能が付加される、論理回
路の試験回路を示す。また、本実施の形態においては、
論理回路の動作試験時にデータの保持を可能とする制御
回路を示す。さらに、本実施の形態においては、入力側
の試験回路と出力側の試験回路とを独立に制御する試験
回路を示す。
【0091】図10は論理回路及び本実施の形態に従う
試験回路を示す回路図である。実施の形態1にて示され
た回路等と同一の構成、働き等を有するものに対しては
同一の参照符号を付け、説明は省略するものとする。
【0092】同図に示されるとおり、データ回路1はテ
スト回路TCによって入力の制御が行われ、テスト回路
CTCによって出力の制御が行われる。
【0093】テスト回路CTCについて説明を行う。テ
スト回路CTCはデータ出力端子OUTとデータ回路1
の出力端子DOとの間に挿入される。テスト回路CTC
は、テスト回路TCと同様に入力端子d[0]〜
[3]、出力端子q[0]〜[3]、スキャンイン端子
si、テスト保持端子thld、シフトモード端子sm
及び、スキャンアウト端子soを備え、さらに期待デー
タ端子exp及び比較端子cmpenを備える回路であ
る。テスト回路CTCは、実際にデータ回路1がテスト
パターンに対して出力するデータDOと期待データとE
XPを比較する機能を有し、さらに比較結果を保持して
テスト結果を圧縮する機能を有する。ここで期待データ
EXPとは、正常に動作するデータ回路1がデータ回路
1に入力されるテストパターンに対して固有に出力する
出力データパターンのことである。期待データEXPは
期待データ端子expに入力される。
【0094】ここでテスト結果の圧縮について説明す
る。テスト開始前に、テスト回路CTCにおいて“0”
が保持されないように設定しておく。比較されるデータ
が一致しないとテスト回路CTCにおいて一度も判定さ
れなければ、テスト回路CTC内にて“0”は保持され
ない。テスト回路CTCにおいて比較されるデータが一
致しないと一度でも判定されたならば、テスト回路CT
C内にて“0”が保持される。一旦“0”が保持される
と、“0”が続いて保持される。以上がテスト結果の圧
縮である。
【0095】また、圧縮テストとはテスト結果の圧縮を
利用する試験を表す。テスト終了後にテスト回路CTC
内に“0”が保持されていないことが確認されたなら
ば、全ての期待される出力データと同一のデータをデー
タ回路1が出力したことが観察され、データ回路1が正
常に動作したことが確認される。テスト回路CTC内に
“0”が保持されていることが確認されたならば、デー
タ回路1が期待される出力データとは異なるデータを少
なくとも一度は出力したことが観察され、データ回路1
が正常に動作しなかったことが確認される。従って、テ
ストパターンをデータ回路1に入力する度にテスト結果
を観察する必要がなくなる。複数のテストパターンを順
にデータ回路1に入力すると同時にテスト回路CTCに
てテスト結果を圧縮させ、圧縮されたテスト結果を圧縮
テスト終了後に観察することのみによって、データ回路
1の動作試験を行うことが可能となる。
【0096】テスト保持端子thld、シフトモード端
子sm、比較イネーブル端子cmpen及び期待データ
端子expにそれぞれ入力される、テスト保持制御信号
thld、シフトモード制御信号sm、比較イネーブル
信号CMPEN及び期待データEXPによるテスト回路
CTCの動作について説明する。
【0097】テスト回路CTCは期待データEXPと入
力データdとを比較する機能を有する回路である。シフ
トモード制御信号smが“0”のとき、テスト回路CT
Cは入力端子dに入力されるデータを取り込み、そのま
ま出力端子qから出力する。シフトモード制御信号sm
が“1”であり、かつテスト保持制御信号thldが
“0”のとき、テスト回路CTCはスキャンイン端子s
iからデータを取り込み、スキャンアウト端子soから
データを出力する。シフトモード制御信号smが
“1”、テスト保持制御信号thldが“1”であり、
かつ比較イネーブル信号CMPENが“0”のとき、テ
スト回路CTCは圧縮されたテスト結果を保持する。シ
フトモード制御信号smが“1”、テスト保持制御信号
thldが“1”であり、かつ比較イネーブル信号CM
PENが“1”のとき、テスト回路CTCは入力される
期待データEXPと入力データdとの比較結果を圧縮し
て保持する。
【0098】以上のような動作を行うテスト回路CTC
は、図11に示される接続回路CCCを用いることによ
って得られる。接続回路CCCについて説明を行う。接
続回路CCCは、入力端子cd、スキャンイン端子cs
i、テスト保持端子cthld、シフトモード端子cs
m、スキャンアウト端子cso、期待データ端子cex
p及び比較端子ccmpenを備える回路である。セレ
クタ2,3、フリップフロップ4、Ex−ORゲート3
0、NANDゲート31及びANDゲート32によって
接続回路CCCは構成される。
【0099】セレクタ2,3はデータ入力0端子及びデ
ータ入力1端子、出力端子ならびに制御端子端子をそれ
ぞれ有するセレクタである。セレクタ2はテスト保持制
御信号cthldによって、セレクタ3はシフトモード
制御信号csmによって切替の制御が行われる。入力端
子cdはEx−ORゲート30の一方の入力端子及びセ
レクタ3のデータ入力0端子に共通に接続される。期待
データ端子cexpはEx−ORゲート30の他方の入
力端子に接続される。Ex−ORゲート30の出力端子
はNANDゲート31の一方の入力端子に接続され、N
ANDゲート31の他方の入力端子には比較端子ccm
penが接続される。NANDゲート31の出力端子は
ANDゲート32の一方の入力端子に接続され、フリッ
プフロップ4の出力端子がANDゲート32の他方の入
力端子に接続される。ANDゲート32の出力端子はセ
レクタ2のデータ入力1端子に接続され、スキャンイン
端子csiはセレクタ2のデータ入力0端子に接続され
る。セレクタ2の出力端子はセレクタ3のデータ入力1
端子に接続され、前述のように入力端子cdがセレクタ
3のデータ入力0端子に接続される。セレクタ3の出力
端子はフリップフロップ4の入力端子に接続される。フ
リップフロップ4の出力データは前述の如くANDゲー
ト32の他方の入力端子に入力され、また接続回路CC
Cのスキャンアウト端子csoに接続される。
【0100】接続回路CCCの回路動作について説明を
行う。
【0101】1.接続回路CCCは、シフトモード制御
信号csmが“0”のとき、入力端子cdに入力される
信号をセレクタ3及びフリップフロップ4を介して出力
する。
【0102】2.シフトモード制御信号csmが“1”
であり、かつテスト保持制御信号cthldが“0”の
とき、接続回路CCCはスキャンイン端子csiに入力
されるデータをセレクタ2,3及びフリップフロップ4
を介してスキャンアウト端子csoから出力する。
【0103】3.シフトモード制御信号csmが“1”
であり、テスト保持制御信号cthldが“1”のとき
の回路動作について以下に説明を行う。
【0104】比較端子ccmpenから入力される比較
イネーブル信号ccmpenが“0”のとき、NAND
ゲート31はEx−ORゲート30からの出力データに
関わりなく“1”をANDゲート32に出力する。この
ときゲート32はフリップフロップ4の出力データをセ
レクタ2,3を介してフリップフロップ4に出力する。
従って、接続回路CCCはフリップフロップ4のデータ
を保持し続ける。
【0105】比較端子ccmpenから入力される比較
イネーブル信号ccmpenが“1”のとき、NAND
ゲート31はEx−ORゲート30の出力データの反転
論理を出力する。Ex−ORゲート30は期待データe
xpと入力データcdが一致するときには“0”を出力
し、一致しないときには“1”を出力する。従って、E
x−ORゲート30において期待データexpと入力デ
ータcdが一致するときには、NANDゲート31は
“1”をANDゲート32に出力する。このときゲート
32はフリップフロップ4の出力データをセレクタ2,
3を介してフリップフロップ4に出力する。従って、接
続回路CCCはフリップフロップ4のデータを保持し続
ける。Ex−ORゲート30において期待データexp
と入力データcdが一致しないときには、NANDゲー
ト31は“0”をANDゲート32に出力する。このと
き、ANDゲート32は“0”をセレクタ2,3を介し
てフリップフロップ4に出力し、フリップフロップ4は
ANDゲート32に“0”を出力する。これによって、
ANDゲート32、セレクタ2,3及びフリップフロッ
プ4において“0”が保持される状態が続く。
【0106】接続回路CCCを用いることによって、上
述のテスト回路CTCの回路動作が得られる。
【0107】データ入力端子d[0]〜[3]と出力端
子q[0]〜[3]との間に接続回路CCC[0]〜
[3]がそれぞれ挿入され接続されて4ビットのテスト
回路CTCが構成される。テスト回路CTCを図13に
示す。
【0108】テスト回路CTCの構成について詳細に述
べると以下のようになる。接続回路CCC[N]の入力
端子cd[N]、テスト保持端子cthld[N]、シ
フトモード端子csm[N]、スキャンアウト端子cs
o[N]、期待データ端子cexp[N]及び比較端子
ccmpen[N]はそれぞれテスト回路CTCの入力
端子d[N]、テスト保持端子thld、シフトモード
端子sm、出力端子q[N]、期待データ端子exp及
び比較端子cmpenに接続される。さらに、接続回路
CCC[N]のスキャンアウト端子cso[N]は接続
回路CCC[N+1]のスキャンイン端子csi[N+
1]に接続される。但しN=3のとき、接続回路CCC
[3]のスキャンアウト端子csi[3]はテスト回路
CTCのスキャンアウト端子soに接続される。また、
接続回路CCC[0]のスキャンイン端子csi[0]
はテスト回路CTCのスキャンイン端子siに接続され
る。
【0109】論理回路及び本実施の形態に従う試験回路
を含んで成る回路について、図10を用いて説明を行
う。
【0110】まず通常動作に必要である、データ入力端
子IN及びデータ出力端子OUTならびにデータ回路1
とテスト回路TC,CTCとの接続について説明を行
う。データ回路1の入力側においては、テスト回路TC
の入力端子d[N]及び出力端子q[N]がデータ入力
端子IN[N]及びデータ回路1の入力端子DI[N]
とそれぞれ接続される。出力側においても同様に、テス
ト回路CTCの入力端子d[N]及び出力端子q[N]
がデータ回路1の出力端子DO[N]及びデータ出力端
子OUT[N]と接続される。
【0111】次にスキャンテストを行う際に用いられ
る、スキャンイン端子SI及びテスト回路TC,CTC
のそれぞれのスキャンイン端子siならびにスキャンア
ウト端子SO及びテスト回路TC,CTCのそれぞれの
スキャンアウト端子soの接続について説明を行う。ス
キャンイン端子SIはテスト回路TCのスキャンイン端
子siに接続される。テスト回路TCのスキャンアウト
端子soはテスト回路CTCのスキャンイン端子siに
接続される。テスト回路CTCのスキャンアウト端子s
oはスキャンパスの最終の出力端子であるスキャンアウ
ト端子SOに接続される。
【0112】本実施の形態においては、図10にて示さ
れるように、テスト回路TCのシフトモード端子smに
保持制御信号HLD0及びシフトモード制御信号SMの
うちのいずれかが与えられる。テスト回路CTCのシフ
トモード端子smに保持制御信号HLD1及びシフトモ
ード制御信号SMのうちのいずれかが与えられる。ま
た、テスト回路TCのテスト保持端子thldには保持
制御信号HLD0及びテスト保持制御信号THLD0の
うちのいずれかが与えられる。テスト回路CTCのテス
ト保持端子thldには保持制御信号HLD1及びテス
ト保持制御信号THLD1のうちのいずれかが与えられ
る。テスト回路CTCの期待データ端子exp及び比較
端子cmpenにはそれぞれ期待データ信号EXP及び
比較イネーブル信号CMPENを与えて制御を行う。
【0113】以上記述したような制御信号を与える制御
回路を図14に示す。図14はテスト回路TCを制御す
る制御回路CTL3及びテスト回路CTCを制御する制
御回路CCTL3の設けられる回路を示す回路図であ
る。
【0114】制御回路CTL3は、保持制御信号HLD
0、テスト保持制御信号THLD0、シフトモード制御
信号SM及びテスト制御信号TESTを受けて、テスト
保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smを
テスト回路TCに与える。制御回路CTL3と同様に、
制御回路CCTL3は、保持制御信号HLD1、テスト
保持制御信号THLD1、シフトモード制御信号SM及
びテスト制御信号TESTを受けて、テスト保持制御信
号thld及びシフトモード制御信号smをテスト回路
CTCに与える。シフトモード制御信号SM及びテスト
制御信号TESTは共通に制御信号CTL3及びCCT
L3に与えられる。また、制御回路CCTL3とは独立
に、期待データEXP及び比較イネーブル信号CMPE
Nがテスト回路CCTL3に与えられる。
【0115】まず、制御回路CTL3の回路動作につい
て説明を行う。制御回路CTL3は、テスト制御信号T
ESTが“0”のとき、テスト保持制御信号thld及
びシフトモード制御信号smとして保持制御信号HLD
0を出力する。テスト制御信号TESTが“1”のと
き、テスト保持制御信号thldとしてテスト保持制御
信号THLD0を、シフトモード制御信号smとしてシ
フトモード制御信号SMを制御回路CTL3は出力す
る。
【0116】次に、制御回路CCTL3の回路動作につ
いて説明を行う。制御回路CCTL3の回路動作は制御
回路CTL3の回路動作と同様である。制御回路CCT
L3は、テスト制御信号TESTが“0”のとき、テス
ト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号sm
として保持制御信号HLD1を出力する。テスト制御信
号TESTが“1”のとき、テスト保持制御信号thl
dとしてテスト保持制御信号THLD1を、シフトモー
ド制御信号smとしてシフトモード制御信号SMを制御
回路CCTL3は出力する。
【0117】制御回路CTL3の構成について図14に
基づき説明を行う。セレクタ5,6によって制御回路C
TL3は構成される。セレクタ5,6はデータ入力0端
子及びデータ入力1端子、出力端子ならびに制御端子端
子をそれぞれ有するセレクタである。セレクタ5,6の
制御端子にはセレクタ5,6を同時に切替えるためのテ
スト制御信号TESTが入力される。データ入力0端子
はテスト制御信号TESTが“0”のときに選択され出
力端子に接続される。一方、データ入力1端子はテスト
制御信号TESTが“1”のときに選択され出力端子に
接続される。よって、セレクタ5,6に入力されるテス
ト制御信号TESTの“1”,“0”を切替えることに
よって、セレクタ5,6からそれぞれ出力されるデータ
を選択することが可能となる。セレクタ5,6のそれぞ
れのデータ入力0端子には保持端子HLD0が共通に接
続される。セレクタ5のデータ入力1端子にはテスト保
持端子THLD0が接続され、セレクタ6のデータ入力
1端子にはシフトモード端子SMが接続される。セレク
タ5の出力端子はテスト回路TCのテスト保持端子th
ldに接続される。セレクタ6の出力端子はテスト回路
TCのシフトモード端子smに接続される。
【0118】制御回路CCTL3の構成について図14
に基づき説明を行う。制御回路CCTL3の接続は制御
回路CTL3の接続と同様である。制御回路CTL3を セレクタ5,6→セレクタ7,8 保持端子HLD0→保持端子HLD1 テスト保持端子THLD0→テスト保持端子THLD0 のように変換して制御回路CCTL3は構成される。
【0119】図14に示される制御回路の回路動作を以
下にまとめる。回路動作としては、通常動作、通常のス
キャンテスト動作及びテスト結果の圧縮機能を用いるス
キャンテスト動作が存在する。通常のスキャンテスト動
作とは、実施の形態1において示されるスキャンテスト
動作である。テスト結果の圧縮機能を用いるスキャンテ
スト動作とは、実際の論理回路の出力データと期待され
る論理回路の出力データとを論理回路の出力側において
比較し、比較結果を保持する事によってテスト結果を圧
縮し、圧縮した後にデータをスキャンアウトするという
動作である。通常動作、通常のスキャンテスト及びテス
ト結果の圧縮機能を用いるスキャンテストにおける、そ
れぞれの信号及びデータの最適な設定値を表3に示す。
【0120】
【表3】
【0121】まず通常動作について説明を行う。通常動
作時にはテスト制御信号TESTを“0”とし、比較イ
ネーブル信号CMPENを“0”とする。始めに入力側
について説明を行う。テスト制御信号TESTが“0”
のときにセレクタ5,6はデータ入力0端子に入力され
るデータを出力するので、保持制御信号HLD0がテス
ト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号sm
としてテスト回路TCに与えられる。このとき、保持制
御信号HLD0が“0”ならば、入力データINがテス
ト回路TCを構成する接続回路CCを介してデータ回路
1の入力端子DIに取り込まれる。保持制御信号HLD
0が“1”ならば、入力データINは接続回路CCにお
いて保持される。出力側においては、セレクタ7,8が
データ入力0端子に入力されるデータを出力するので、
保持制御信号HLD1がテスト保持制御信号thld及
びシフトモード制御信号smとしてテスト回路CTCに
与えられる。このとき、保持制御信号HLD1が“0”
ならば、出力データDOがテスト回路CTCを構成する
接続回路CCCを介してデータ出力端子OUTに出力さ
れる。保持制御信号HLD1が“1”ならば、比較イネ
ーブル信号CMPENが“0”なので、出力データDO
は接続回路CCCにおいて保持される。
【0122】通常動作、通常のスキャンテスト及びテス
ト結果の圧縮機能を用いるスキャンテストにおいては、
テスト制御信号TESTを“1”とする。テスト制御信
号TESTが“1”のとき、制御回路CTL3を構成す
るセレクタ5,6及び制御回路CCTL3を構成するセ
レクタ7,8はデータ入力1端子に入力されるデータを
それぞれ出力する。このとき、入力側においては、テス
ト保持制御信号THLD0及びシフトモード制御信号S
Mがそれぞれテスト保持制御信号thld及びシフトモ
ード制御信号smとしてテスト回路TCに出力される。
出力側においては、テスト保持制御信号THLD1及び
シフトモード制御信号SMがそれぞれテスト保持制御信
号thld及びシフトモード制御信号smとしてテスト
回路CTCに出力される。
【0123】次に通常のスキャンテスト動作について説
明する。通常のスキャンテスト時には比較イネーブル信
号CMPENを“0”とする。通常のスキャンテスト時
には、テストパターンのシフトイン、実行、テスト結果
のシフトアウトを順に行う。また、接続回路CC,CC
Cにおいてデータの保持を行うことが可能である。
【0124】1.テストパターンのシフトイン データ回路1にテストパターンを入力する準備として、
入力側の接続回路CCにテストパターンをシフトインす
る。テスト保持制御信号THLD0を“0”、かつシフ
トモード制御信号SMを“1”とすると、データ回路1
に入力するテストパターンをスキャンイン端子SIから
シフトインすることが可能である。本実施の形態のデー
タ回路1は4ビットであるので、4ビットのテストパタ
ーンがシフトインされる。テストパターンは入力側の接
続回路CC[0]→CC[1]→CC[2]→CC
[3]の順でシフトされ、入力側の接続回路CC[0]
〜[3]にテストパターンが入力される。
【0125】2.実行 シフトモード制御信号SMを“0”とする。このとき、
入力側では接続回路CCを介して入力データINが入力
端子DIに取り込まれ、出力側では接続回路CCCを介
してデータ回路1のテスト結果である出力データDOが
データ出力端子OUTに出力される。
【0126】3.テスト結果のシフトアウト テスト保持制御信号THLD1を“0”、かつシフトモ
ード制御信号SMを“1”とする。このときテスト結果
を順にスキャンアウト端子SOからシフトアウトする。
【0127】スキャンテストの途中でデータの保持を行
いたいときには、シフトモード制御信号SMを“1”と
する。保持制御信号THLD0が“1”ならば、入力側
において接続回路CCがデータを保持する。保持制御信
号THLD1が“1”ならば、出力側において接続回路
CCCがデータを保持する。
【0128】もちろん、出力側のテスト回路CTCをテ
スト回路TCに置き換えても、上述の通常動作及び通常
のスキャンテストを行うことは可能である。また、通常
動作時のデータの保持及び通常のスキャンテスト時のデ
ータの保持を接続回路CCあるいはCCCにて兼用して
行うので、回路のオーバーヘッドを縮小し、回路面積を
小さくすることが可能である。
【0129】スキャンテスト動作における実行時に、入
力端子DIに取り込まれた入力データINを保持するこ
とによって、一つのスキャンパスで複数の論理回路のス
キャンテストを行うことが可能となる。以下に説明を行
う。
【0130】図15はデータ回路1inの入力側、デー
タ回路1inの出力側とデータ回路1の入力側との間、
データ回路1の出力側とデータ回路1outの入力側と
の間及びデータ回路1outの出力側においてテスト回
路TCa,TC,TCb及びTCcがそれぞれ設けら
れ、スキャンパスが構成される回路を示す回路図であ
る。データ回路1in及び1outはそれぞれ論理回路
である。データ回路1inはデータ回路1に入力データ
INを与える。データ回路1はデータ回路outに出力
データOUTを与える。テスト回路TCa,TC,TC
b及びTCcはそれぞれ、図示されない制御回路CTL
TCa,CTL3,CTLTCb及びCTLTCcによ
って制御される。テスト回路TCaはテスト回路TCと
同様の働きを有するテスト回路である。テスト回路TC
b及びTCcはテスト回路TCあるいはCTCと同様の
構成及び働きを有するテスト回路である。
【0131】データ回路1in,1及び1outが順に
並べられ、スキャンパスは、スキャンイン端子SI→テ
スト回路TCa→テスト回路TC→テスト回路TCb→
テスト回路TCc→スキャンアウト端子SOのように構
成されている。
【0132】データ回路1の入力端子DIに実行時に取
り込まれたデータ回路1inからの入力データINをテ
スト回路TCによって保持する後にシフトアウトしてス
キャンアウト端子SOから取り出す。同様の操作をテス
ト回路TCbあるいはTCcにて行うことが可能であ
る。
【0133】上述の操作を行えば、一つのスキャンパス
で複数の論理回路のスキャンテストを行うことが可能と
なる。
【0134】通常のスキャンテストにおいては、テスト
パターンの数だけ1〜3に記述される動作を繰り返さね
ばならない。次に、全てのパターンに対して一回のシフ
トアウトを行えば足りるというスキャンテスト、すなわ
ちテスト結果の圧縮機能を用いるスキャンテスト動作に
ついて説明する。
【0135】テスト結果の圧縮機能を用いるスキャンテ
スト動作について図14を用いて説明する。テスト結果
の圧縮機能を用いるスキャンテスト時には、初期設定の
後に、テストパターンのシフトインと比較及び圧縮とを
交互に行う。全ての所望のテストパターンに対する比較
及び圧縮が済んだ後に、圧縮されたテスト結果のシフト
アウトを行う。
【0136】テスト結果の圧縮機能を用いるスキャンテ
スト時には比較イネーブル信号CMPENは“0”と
“1”の両方の値を採る。
【0137】1.初期設定 初期設定として、テスト回路CTCを構成する接続回路
CCCに含まれる全てのフリップフロップ4に“1”を
設定する。シフトモード制御信号SMを“1”、テスト
保持制御信号THLD0,THLD1をそれぞれ”0”
に設定して、スキャンイン端子SIから“1”をシフト
インするとフリップフロップ4に“1”が設定される。
比較イネーブル信号CMPENは“0”に設定する。
【0138】2.テストパターンのシフトインならびに
比較及び圧縮 データ回路1にテストパターンを入力する準備として、
入力側の接続回路CCにテストパターンをシフトインす
る。このとき、初期設定において接続回路CCCのフリ
ップフロップ4に設定された“1”を保持するために、
テスト保持制御信号THLD1を“1”にする。テスト
保持制御信号THLD0及びシフトモード制御信号SM
のそれぞれの値は初期設定時の値と等しい。すなわち、
テスト保持制御信号THLD0が“0”、テスト保持制
御信号THLD1が“1”であり、かつシフトモード制
御信号SMが“1”という状態で、データ回路1に入力
するテストパターンをスキャンイン端子SIからシフト
インする。
【0139】本実施の形態のデータ回路1は4ビットで
あるので、4ビットのテストパターンがシフトインされ
る。テストパターンは入力側の接続回路CC[0]→C
C[1]→CC[2]→CC[3]の順でシフトされ、
入力側の接続回路CC[0]〜[3]にテストパターン
が入力される。例えばテストパターンとして4次の全周
期系列を与える。ここで、全周期系列とは、M系列に全
てのビットが“0”であるデータを付け加えたもので
る。従って、全周期系列は全ての組み合わせのデータを
発生する。従って、テストパターンとして全周期系列を
与えることによって、全ての組み合わせのテストパター
ンを効率よく接続回路CCに設定することが可能とな
る。また、マーチングパターンにおいて順次“0”
“1”が繰り返されるように、テスト保持制御信号TH
LD0が“0”のときにテストパターンをシフトインし
て、次にテスト保持制御信号THLD0を”1”として
テストパターンを接続回路CCにて保持することを繰り
返しながらデータ回路1にテストパターンを入力するこ
とによって、データ回路1に効率よくテストパターンを
入力することが可能となる。
【0140】期待データEXPが入力される状態におい
て、テストを行いたいテストパターンに対してのみ比較
イネーブル信号を“1”とする事によってデータ回路1
の出力データと期待データEXPを比較する。テスト回
路CTCの上述の回路動作によって、比較結果は圧縮さ
れる。
【0141】3.テスト結果のシフトアウト テスト保持制御信号THLD1を“0”、かつシフトモ
ード制御信号SMを“1”とする。このとき、接続回路
CCCにて圧縮されたテスト結果を順にスキャンアウト
端子SOからシフトアウトする。
【0142】以上が図14に示される回路の回路動作で
ある。図11に示される接続回路CCCの代わりに、図
12に示される接続回路CCCrを用いても同様の回路
動作を得ることが可能である。接続回路CCCrにおい
ては、フリップフロップに通常備わるリセット端子が有
効に活用されることが特徴となっている。接続回路CC
Crについて、接続回路CCCとの違いをふまえながら
説明を行う。
【0143】接続回路CCCrは、接続回路CCCの備
える端子と同一の働きを有する端子を備え、さらにクロ
ック端子tを備える。すなわち、接続回路CCCrに備
わる入力端子cdr、スキャンイン端子csir、テス
ト保持端子cthldr、シフトモード端子csmr、
スキャンアウト端子csor、期待データ端子cexp
r及び比較端子ccmpenrはそれぞれ、接続回路C
CCに備わる入力端子cd、スキャンイン端子csi、
テスト保持端子cthld、シフトモード端子csm、
スキャンアウト端子cso、期待データ端子cexp及
び比較端子ccmpenと同一の働きを有する。
【0144】また、接続回路CCCrはセレクタ2,
3、フリップフロップ4r、Ex−ORゲート30r、
及びゲート31rによって構成される。Ex−ORゲー
ト30rはEx−ORゲート30と同一の構成及び働き
を有し、ゲート31rは二つの入力端子にそれぞれ入力
される信号と、一つの反転入力端子に入力される信号の
反転信号との否定論理積をとり、出力端子から出力する
回路である。
【0145】フリップフロップ4にはリセット端子及び
クロック端子が備わっていたがこれまでの実施の形態に
おいては特別な機能を果たす必要はなかった。よって、
それらの説明及び図示は省略されていた。接続回路CC
Crにおいては、リセット端子を有効に活用し、さらに
クロック端子に入力される信号を利用することによって
同期をとり、テスト結果の圧縮を行う。従って、接続回
路CCCrにおいてのみフリップフロップ4rのリセッ
ト端子とクロック端子の図示を特に行う。これに伴い、
テスト回路CTCにもクロック端子Tを付け加え、接続
回路CCCrのクロック端子tと接続させることが必要
となる。しかし、テスト回路CTCに置けるクロック端
子Tの図示は省略するものとする。
【0146】接続回路CCCrと接続回路CCCとの主
たる違いとは、 1.ゲート31rとNANDゲート31及びANDゲー
ト32との違い、 2.フリップフロップ4とセレクタ2との接続と、フリ
ップフロップ4rとセレクタ2との接続との違い 3.クロック端子tの存在及び接続から生ずる違い である。他の接続は同様であるので、説明は省略する。
【0147】Ex−ORゲート30rの出力端子はゲー
ト31rの一方の入力端子に接続され、ゲート31rの
他方の入力端子には比較端子ccmpenrが接続され
る。ゲート31rの反転入力端子にはクロック端子tが
接続され、同時にクロック端子tはフリップフロップ4
rのクロック端子にも共通に接続される。ゲート31r
の出力端子はフリップフロップ4rのリセット端子に接
続される。フリップフロップ4rのリセット端子は
“0”を受けたときに、自身の中に記憶されるデータを
リセットする。フリップフロップ4rの出力端子はセレ
クタ2のデータ入力1端子に接続され、また接続回路C
CCrのスキャンアウト端子csorに接続される。
【0148】接続回路CCCrの回路動作について説明
を行う。接続回路CCCrを用いても、接続回路CCC
の回路動作1,2と全く同一の回路動作が得られ、また
接続回路CCCの回路動作3と同様の回路動作が得られ
る。そこで、接続回路CCCrを用いる場合の回路動作
3について、説明を以下に行う。
【0149】比較イネーブル信号ccmpenrが
“0”のとき、ゲート31rはEx−ORゲート30r
からの出力データとクロック端子tに入力されるクロッ
ク信号tとに関わりなく“1”をフリップフロップ4r
のリセット端子に出力する。従ってフリップフロップ4
rにおいてデータはリセットされず、接続回路CCCr
はフリップフロップ4rのデータを保持し続ける。
【0150】比較イネーブル信号ccmpenrが
“1”であり、かつクロック端子tから入力されるクロ
ック信号tが“0”のとき、ゲート31rはEx−OR
ゲート30rの出力データの反転論理を出力する。従っ
て、Ex−ORゲート30rにおいて期待データexp
と入力データcdが一致する場合には、ゲート31rは
“1”をフリップフロップ4rのリセット端子に出力す
る。従って、接続回路CCCはフリップフロップ4rの
データを保持し続ける。
【0151】このとき、Ex−ORゲート30rにおい
て期待データexprと入力データcdrとが一致しな
い場合には、ゲート31rは“0”をフリップフロップ
4rのリセット端子に出力する。従って、フリップフロ
ップ4rにおいてデータはリセットされるので、セレク
タ2,3及びフリップフロップ4rにおいて“0”が保
持される状態が続く。
【0152】すなわち、期待データexprと入力デー
タcdrとが一致するときにはフリップフロップ4rの
データを保持し、一致しないときにはフリップフロップ
4rにて“0”を保持し続けるという回路機能を接続回
路CCCrは有する。この回路機能は接続回路CCCの
回路機能と同一である。しかし、特に接続回路CCCr
を用いることによって、以下の利点を得ることが可能と
なる。
【0153】接続回路CCCにおいては、データの保持
をセレクタ2,3、フリップフロップ4及びANDゲー
ト32によって形成されるループによって行っていた。
しかし接続回路CCCrにおいてはセレクタ2,3及び
フリップフロップ4rのみによって形成されるループに
よってデータの保持を行うので、余計なノイズ等によっ
てデータが影響を受ける可能性が低減される。
【0154】また接続回路CCCrにおいては、クロッ
ク信号tによって同期をとっているが、ゲート31rか
ら反転入力端子を取り除くことによってゲート31rを
NANDゲートとして、クロック信号による同期をとら
ないようにしても良い。
【0155】以上の説明から明らかなように、接続回路
CCCを用いる場合と同様に、接続回路CCCrを用い
てテスト回路CTCを構成することが可能である。
【0156】テスト回路CTCをデータ回路1の出力側
に設け、テスト結果の圧縮機能を用いるスキャンテスト
を行うことによって、複数のテストパターンに対するテ
スト結果のシフトアウトが一回ですむという利点が生ず
る。従って、複数のテストパターンに対して通常のスキ
ャンテストを複数回行う為に要する時間よりも、複数の
テストパターンに対してテスト結果の圧縮機能を用いる
スキャンテストを行うために要する時間の方が短い。す
なわち、テスト時間を短縮可能である。
【0157】図14に示される制御回路CTL3を用い
ると、実施の形態1にて記述された効果と同様の効果が
生ずる。制御回路CTL3においては、テスト制御信号
TESTによって保持端子HLD0とテスト保持端子T
HLD0及びシフトモード端子SMとのうちどちらが選
択されるかが制御される。従って、制御回路CTL3を
用いることによって、図4に示される回路においてデー
タ回路1のスキャンテストをデータ回路1aから与えら
れる保持制御信号HLD0とは独立に行うことが可能と
なる。
【0158】制御回路CTL3と制御回路CCTL3と
の構成の違いとは、入力される制御信号による違いのみ
であり、テスト制御信号TESTによって同時に制御さ
れるので、セレクタ5,6の動作とセレクタ7,8の動
作は同一である。すなわち、制御回路の構成に関する発
明に関しては、テスト回路TCを制御する制御回路の説
明を行い、この説明をテスト回路CTCを制御する制御
回路の説明に替えることが可能である。従って、データ
回路1の出力側の回路を省略して、図14に示される回
路を図17のように図示することが可能である。今後は
特に必要とされるとき以外はデータ回路1の出力側の回
路の図示及び説明は省略するものとする。
【0159】本実施の形態においては、入力側の制御回
路に入力される保持制御信号HLD0と、出力側の制御
回路に入力される保持制御信号HLD1とは異なる。従
って、複数のスキャンフリップフロップを保持制御信号
確認のために用いる必要が生ずる。複数の保持制御信号
を確認するために用いられるスキャンフリップフロップ
に関して図16を用いて以下に説明を行う。図16は複
数の保持制御信号を確認するために用いられるスキャン
フリップフロップの接続の状態を示す図であり、テスト
保持端子、期待データ端子及び比較端子等の図示は同図
においては省略されている。
【0160】保持制御信号HLD0,HLD1を確認す
る場合を考える。スキャンイン端子SIとテスト回路T
Cのスキャンイン端子siとの間に、スキャンフリップ
フロップHSFF及びHSFFaを挿入する。スキャン
フリップフロップHSFFはセレクタ14及びフリップ
フロップ15から成る回路である。同様に、スキャンフ
リップフロップHSFFaはセレクタ14a及びフリッ
プフロップ15aから成る回路である。テスト回路TC
を制御する制御回路に入力される保持制御信号HLD0
を確認するためにスキャンフリップフロップHFSSは
設けられる。同様に、テスト回路CTCを制御する制御
回路に入力される保持制御信号HLD1を確認するため
にスキャンフリップフロップHFSSaは設けられる。
セレクタ14,14aはデータ入力0端子及びデータ入
力1端子、出力端子ならびに制御端子端子をそれぞれ有
する。それぞれの制御端子にはセレクタ14,14aを
切替えるためのシフトモード制御信号SMが入力され
る。データ入力0端子はシフトモード制御信号SMが
“0”のときに選択され出力端子に接続される。一方、
データ入力1端子はシフトモード制御信号SMが“1”
のときに選択され出力端子に接続される。よって、セレ
クタ14,14aに入力されるシフトモード制御信号S
Mの“1”,“0”を切替えることによって、セレクタ
14,14aから出力されるデータを選択することが可
能となる。セレクタ14のデータ入力1端子にはスキャ
ンイン端子SIが接続される。セレクタ14のデータ入
力0端子には保持端子HLD0が接続される。セレクタ
14の出力端子はフリップフロップ15の入力端子に接
続される。フリップフロップ15の出力端子はセレクタ
14aのデータ入力1端子に接続される。セレクタ14
aのデータ入力0端子には保持端子HLD1が接続され
る。フリップフロップ15の出力端子はテスト回路TC
のスキャンイン端子siに接続される。フリップフロッ
プ15,15aはDフリップフロップあるいはDフリッ
プフロップと同様の働きを有するフリップフロップであ
る。
【0161】以上のようなスキャンフリップフロップH
SFF,HSFFaにおいてシフトモード制御信号SM
を“0”とすることによって、フリップフロップ15,
15aに保持制御信号HLD0,HLD1の値をそれぞ
れ記憶させることが可能となる。図16に示される構成
では、スキャンフリップフロップHSFF,HSFFa
の出力端子がテスト回路TCのスキャンイン端子siに
接続される。従って、シフトモード制御信号SMを
“1”、テスト保持制御信号THLD0,THLD1を
それぞれ“0”として、シフトモード制御信号SMが
“0”のときにスキャンフリップフロップHSFF,H
SFFaに記憶された保持制御信号HLD0,HLD1
の論理をスキャンパスからスキャンアウトデータSOと
して取りだした後に観察を行えば良い。例えばテスト保
持制御信号THLD0,THLD1のような他の制御信
号の観察も、同様の構成を用いることによって可能とな
る。
【0162】前述の通り、セレクタ14,14aはシフ
トモード制御信号SMによって制御されるが、テスト回
路TC,CTCの制御に関係しない制御端子を新たに設
け、この制御端子から出力される制御信号によってセレ
クタ14,14aを制御することも可能である。しか
し、前述のようにシフトモード制御信号SMを用いてセ
レクタ14,14aの制御を兼用することによって、以
下の利点が生ずる。
【0163】本実施の形態のテスト回路TC,CTCに
おいては、テスト制御信号TESTが“1”のとき、シ
フトモード制御信号SMを“0”とすることによって、
入力側では接続回路CCを介して入力データINが入力
端子DIに取り込まれる。このとき、出力側では接続回
路CCCを介してデータ回路1のテスト結果である出力
データDOがデータ出力端子OUTに出力される。シフ
トモード制御信号SMが“0”のときには、セレクタ1
4,14aにおいては制御信号HLD0,HLD1がス
キャンフリップフロップHSFF,HSFFaにおいて
記憶されるが、テスト回路TCにはシフトインされな
い。スキャンテストにおいて、テストパターンのシフト
インあるいはテスト結果のシフトアウトを行うときに
は、シフトモード制御信号SMが“1”と設定される。
従って、セレクタ14,14aにおいてはスキャンイン
端子SIからシフトインされるテストパターンが導通さ
れるので、スキャンフリップフロップHSFF,HSF
Faはテストパターンのシフトインあるいはテスト結果
のシフトアウトを阻害しない。セレクタ14,14aの
制御をシフトモード制御信号SMによって行ってもスキ
ャンテスト動作に悪影響を及ぼすことはないので、シフ
トモード制御信号SMを兼用することによって、スキャ
ンフリップフロップHSFF,HSFFaに制御信号を
与える制御端子を減らすことが可能である。
【0164】また、図16においてスキャンフリップフ
ロップHSFF,HSFFaはスキャンイン端子SIと
テスト回路TCのスキャンイン端子siとの間に挿入さ
れるが、テスト回路TCのスキャンアウト端子soとテ
スト回路CTCのスキャンイン端子siとの間に挿入さ
れても同じ作用が得られ、保持制御信号HLD0,HL
D1の観察が可能となる。また、テスト回路CTCのス
キャンアウト端子soとスキャンアウト端子SOとの間
に挿入されても同じ作用が得られる。
【0165】以上の説明においては観察を行う制御信号
の数は二つであるが、観察可能な制御信号の数は二つに
限られるものではない。観察を行いたい制御信号が複数
個存在するときには、同複数個のスキャンフリップフロ
ップを直列に接続すれば良いことは明らかである。
【0166】本実施の形態に従うテスト回路TC,CT
Cのホールド機能を兼用して通常動作時とスキャンテス
ト動作時に用いることが可能であるので、オーバーヘッ
ドを無くすことによって回路面積を小さくすることが可
能である。
【0167】次に、本実施の形態に従う他の制御回路に
ついての説明を行う。図18は図17にて示される制御
回路CTL3と同様に構成され同一の働きを持つ制御回
路CTL3aを示す回路図である。
【0168】制御回路CTL3aと制御回路CTL3と
の違いとは、構成の違いのみである。構成の違いとは、
セレクタ6のデータ入力0端子に接続される端子の違い
であり、セレクタ6のデータ入力0端子にはセレクタ5
の出力端子が接続される。
【0169】制御回路CTL3aの回路動作について説
明を行う。上述の構成の違いを鑑みると、テスト制御信
号TESTが“0”のときのみを考えれば良い。テスト
制御信号TESTが“0”のとき、セレクタ5の出力を
セレクタ6は出力するので、保持制御信号HLD0がセ
レクタ6の出力端子から出力されることとなる。
【0170】従って、制御回路CTL3aの回路動作は
制御回路CTL3の回路動作と同一である。
【0171】図17においては、制御回路CTL3は保
持端子HLD0,テスト保持端子THLD0及びシフト
モード制御信号SMに直接接続されている。セレクタ1
4の制御端子に入力されるシフトモード制御信号SMを
通常動作時に“0”としておくことによって、図19に
示される回路のようにスキャンフリップフロップHSF
Fを介して保持端子HLD0を制御回路CTL3に接続
することも可能である。
【0172】次に、スキャンフリップフロップの構成を
変更することによって得ることができる、本実施の形態
に従う試験回路について説明を行う。既述の回路等と同
一の構成、働き等を有するものに対しては同一の参照符
号を付け、説明は省略するものとする。
【0173】図20は論理回路及び本実施の形態に従う
試験回路を示す回路図である。本実施の形態に従うテス
ト回路TCSは、テスト回路TCの代わりに用いること
が可能な回路である。本実施の形態に従う試験回路TC
Sもテスト回路TCと同様に、フリップフロップ4、保
持機能切り換え用のセレクタ2及びスキャンモード切り
換え用のセレクタ3によって構成される。セレクタ2は
テスト保持制御信号thldによって制御され、セレク
タ3はシフトモード制御信号smによって制御される。
【0174】テスト回路TCとテスト回路TCSとの違
いとは、保持機能切り換え用のセレクタ2とスキャンモ
ード切り換え用のセレクタ3との順が入れ替わっている
ことである。
【0175】テスト回路TCSについて説明を行う。テ
スト回路TCSはデータ回路1の入力側及び出力側のい
ずれにも用いることが可能である。出力側に用いられる
テスト回路TCSの動作は入力側に用いられるテスト回
路TCSの動作と同様である。従って、同図においては
入力側のみ図示されており、また説明も必要とされると
きを除いて入力側についてのみ行う。
【0176】データ回路1はテスト回路TCSによって
入力の制御が行われる。テスト回路TCSはデータ入力
端子INとデータ回路1の入力端子DIとの間に挿入さ
れる。テスト回路TCSは入力データIN[0]〜
[3]を入力するための入力端子d[0]〜[3]及び
データ回路1の入力端子DIに出力するための出力端子
q[0]〜[3]、ならびにスキャンイン端子si、テ
スト保持端子thld、シフトモード端子sm及びスキ
ャンアウト端子soを備える回路である。
【0177】テスト保持端子thld及びシフトモード
端子smにそれぞれ入力されるテスト保持制御信号th
ld及びシフトモード制御信号smによるテスト回路T
CSの動作について説明する。シフトモード制御信号s
mが“0”であり、かつテスト保持制御信号thldが
“0”のとき、テスト回路TCSはを入力端子dに入力
されるデータ取り込み、そのまま出力端子qから出力す
る。シフトモード制御信号smが“1”であり、かつテ
スト保持制御信号thldが“0”のとき、テスト回路
TCSはスキャンイン端子siに入力されるデータを取
り込んでスキャンアウト端子soから出力する。テスト
保持制御信号thldが“1”のとき、テスト回路TC
S中にてデータが保持される。
【0178】以上のような動作を行うテスト回路TCS
は以下のように構成される。セレクタ3[N]のデータ
入力1端子にはフリップフロップ4の出力端子[N−
1]が接続される。但し、特にN=0のときには、セレ
クタ3[0]のデータ入力1端子にはスキャンイン端子
siが接続される。セレクタ3[N]のデータ入力0端
子にはデータ入力端子INが接続される。セレクタ3
[N]の出力端子はセレクタ2[N]のデータ入力0端
子に接続される。セレクタ2[N]のデータ入力1端子
にはフリップフロップ4[N]の出力端子が接続され
る。セレクタ2[N]の出力端子はフリップフロップ4
[N]の入力端子に接続される。フリップフロップ4
[N]の出力端子は前述の如くセレクタ2[N]のデー
タ入力1端子に入力され、さらにデータ回路1の入力端
子DI[N]及びセレクタ3[N+1]に共通に接続さ
れる。但し、特にN=3のときには、フリップフロップ
4[3]の出力端子はセレクタ2[3]のデータ入力1
端子、入力端子DI[3]及びテスト回路TCSのスキ
ャンアウト端子soに共通に接続される。
【0179】データ回路1の出力側にテスト回路TCS
を設けるときには、以上の説明において、 データ入力端子IN → 出力端子DO 入力端子DI → データ出力端子OUT のように変換して考えれば良い。
【0180】上述のテスト回路TCSによっても、通常
動作及びスキャンテスト動作を行うことが可能である。
【0181】次にテスト回路TCSにテスト保持制御信
号thld及びシフトモード制御信号smを与える、本
実施例に従う制御回路CTL4について説明を行う。制
御回路CTL4はテスト制御信号TEST、シフトモー
ド制御信号SM及び保持制御信号HLD0を入力され、
テスト回路TCSにテスト保持制御信号thld及びシ
フトモード制御信号smを出力する回路である。
【0182】制御回路CTL4は、シフトモード制御信
号smとしてシフトモード制御信号SMを常時出力す
る。テスト制御信号TESTが“0”のとき、制御回路
CTL4はテスト保持制御信号thldとして保持制御
信号HLD0を出力する。テスト制御信号TESTが
“1”のとき、テスト保持制御信号thldとしてテス
ト保持制御信号THLD0を出力する。
【0183】制御回路CTL4の接続について図20に
基づき説明を行う。制御回路CTL4はセレクタ5とい
う一つのセレクタを含んで構成される。セレクタ5の制
御端子にはテスト制御信号TESTが入力される。
【0184】セレクタ5のデータ入力0端子には保持端
子HLD0が接続される。セレクタ5のデータ入力1端
子にはテスト保持制御信号THLD0が接続される。セ
レクタ5の出力端子はテスト回路TCSのテスト保持端
子thldに接続される。シフトモード制御信号SMは
テスト回路TCSのシフトモード端子smに直接接続さ
れる。
【0185】データ回路1の出力側に用いられる制御回
路CTL4に関しては、以上の説明において、 保持端子HLD0 → 保持端子HLD1 テスト保持端子THLD0 → テスト保持端子THL
D1 のように変換して考えれば良い。
【0186】上述のテスト回路TCSによっても、通常
動作及びスキャンテスト動作を行うことが可能である。
【0187】図20に示される回路の回路動作を以下に
まとめる。データ回路1の入力側及び出力側にテスト回
路TCSを設ける場合について説明を行う。回路動作と
しては、通常動作及びスキャンテスト動作が存在する。
【0188】通常動作時の回路動作は制御回路CTL
1,CTL2あるいはCTL3とテスト回路TCとから
なる回路の回路動作と同一である。
【0189】次にスキャンテスト動作について説明す
る。実行時とデータの保持時においてのみ、制御回路C
TL4とテスト回路TCSとからなる回路の操作は制御
回路CTL3とテスト回路TCとからなる回路の操作と
異なる。従って、実行時とデータの保持時についてのみ
説明を行う。
【0190】1.実行時 シフトモード制御信号SMを“0”、テスト保持制御信
号THLD1を“0”とすることによって、制御回路C
TL3とテスト回路TCとからなる回路と同一の回路動
作が得られる。
【0191】2.保持時 スキャンテストの途中でデータの保持を入力側にて行い
たいときには、テスト保持制御信号THLD0を“1”
とすれば良い。データの保持を出力側にて行いたいとき
には、テスト保持制御信号THLD1を“1”とする。
【0192】以上が図20に示される制御回路の回路動
作である。データ回路1の入力側及び出力側にテスト回
路TCSをそれぞれ設けるとき、入力側と出力側のテス
ト回路TCSをシフトモード制御信号SMで同時に制御
可能である。
【0193】上述のテスト回路TCSにて構成されるス
キャンパスについて述べる。データ回路1の入力側にお
いてテスト回路TCSを設ける場合には、データ入力端
子INと論理回路の入力端子DIとの間にはセレクタ
2,3という二つのセレクタが含まれる。同様に、デー
タ回路1の出力側においてテスト回路TCSを設ける場
合には、出力端子DOとデータ出力端子OUTとの間に
はセレクタ2,3という二つのセレクタが含まれる。従
って通常動作時において、従来技術に従う試験回路と同
様の動作速度しか得られない。
【0194】しかし、テスト回路TCSを制御する制御
回路CTL4にはセレクタ5という一つのセレクタしか
含まれないので、回路面積を縮小することは可能であ
る。また、テスト回路TCSにおいても、テスト回路T
CSのホールド機能を兼用して通常動作時とスキャンテ
スト動作時に用いることが可能であるので、オーバーヘ
ッドを無くすことによって回路面積を小さくすることは
可能である。
【0195】実施の形態3.本実施の形態に従う発明
は、試験回路を制御する制御回路に関する。
【0196】本実施の形態に従う制御回路はテスト回路
TCあるいはCTCの制御を行う制御回路であり、実施
の形態1,2において示される制御回路よりも構成の簡
単な制御回路である。テスト回路TCあるいはCTCの
制御を行う制御回路は、テスト回路TCあるいはCTC
にテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信
号smを与える回路である。以下、テスト回路TCにお
いてもテスト回路CTCにおいても、制御回路の有する
構成及び働きは変わらないので、制御される回路をテス
ト回路TCに限って説明を行うこととする。データ回路
1の入力側に関して以下の説明を行うが、出力側に関し
ても同様である。
【0197】図21は本実施の形態に従う制御回路CT
L5を示す回路図である。制御回路CTL5は、保持制
御信号HLD0、テスト保持制御信号THLD0、シフ
トモード制御信号SM及びテスト制御信号TESTを受
けて、テスト保持制御信号thld及びシフトモード制
御信号smをテスト回路TCに与える。通常動作時にテ
スト保持制御信号THLD0を“0”とすることによっ
て、制御回路CTL5は実施の形態2に示される制御回
路よりも回路面積が少なくなっている。出力側のテスト
回路TCに制御回路CTL5を設けるときには、 保持制御信号HLD0 → 保持制御信号HLD1 テスト保持制御信号THLD0 → テスト保持制御信
号THLD1 のように変換すれば良い。
【0198】制御回路CTL5の構成について図21に
基づき説明を行う。制御回路CTL5は三つのゲートを
用いて構成可能である。それぞれのゲートは二つの入力
端子と一つの出力端子を有する。一つのゲートはゲート
41であり、残る二つはORゲート42,43である。
【0199】ゲート41は入力端子ge及び反転入力端
子reを有する。ゲート40は反転入力端子reに入力
される入力信号reの反転論理と入力端子geに入力さ
れる入力信号geとの論理積を取るゲートである。OR
ゲート42,43はそれぞれ、入力される二つの入力信
号の論理和を取るゲートである。
【0200】制御回路CTL5の接続状態について説明
を行う。ゲート41の反転入力端子にはテスト端子TE
STが接続される。ゲート41の入力端子geには保持
端子HLD0が接続される。ゲート41の出力端子はO
Rゲート42,43のそれぞれの一方の入力端子に共通
に接続される。ORゲート42の他方の入力端子にはテ
スト保持端子THLD0が接続される。ORゲート43
の他方の入力端子にはシフトモード端子SMが接続され
る。ORゲート42の出力端子はテスト回路TCにテス
ト保持制御信号thldを出力し、ORゲート43の出
力端子はテスト回路TCにシフトモード制御信号smを
出力する。
【0201】図21に示される制御回路の回路動作を以
下にまとめる。回路動作としては、通常動作の制御及び
スキャンテスト動作の制御が存在する。通常動作及びス
キャンテストにおける、制御回路CTL5に関するそれ
ぞれの信号及びデータの最適な設定値を表4に示す。
【0202】
【表4】
【0203】通常動作における制御回路CTL5の回路
動作と制御回路CTL3の回路動作の違いについて説明
を行う。通常動作時には制御回路CTL3における設定
と同様にテスト制御信号TESTを“0”と設定する
が、とくに制御回路CTL5ではシフトモード制御信号
SM及びテスト保持制御信号THLD0をそれぞれ
“0”とする。以上の設定によって、通常動作時におけ
る制御回路CTL5の回路動作は制御回路CTL3の回
路動作と同一となる。
【0204】スキャンテスト動作における制御回路CT
L5の回路動作は制御回路CTL3の回路動作と同一で
あるので、説明は省略する。
【0205】制御回路CTL5を用いてテスト回路TC
の制御を行っても、実施の形態2において示される通常
動作の制御及びスキャンテスト動作の制御を得ることが
可能である。
【0206】制御回路CTL5は三つのゲートから構成
されるので、テスト保持制御信号を“0”として制御回
路CTL5を用いて制御を行うことによって、半導体装
置の回路面積を縮小することが可能である。
【0207】制御回路CTL5と同様に構成され、同一
の働きを持つ制御回路CTL5aを図22に示す。
【0208】制御回路CTL5aの構成及び接続につい
ての説明を、制御回路CTL5の構成との違いをふまえ
て行う。制御回路CTL5aは制御回路CTL5と同様
に、ゲート41a及びORゲート42a,43aという
三つのゲートを用いて構成可能である。ゲート41a及
びORゲート42a,43aはそれぞれ、ゲート41及
びORゲート42,43と同一の構成及び働きを有す
る。
【0209】制御回路CTL5においてはORゲート4
3の一方の入力端子にはゲート41の出力端子が接続さ
れていたが、制御回路CTL5aにおいてはORゲート
43aの一方の入力端子にはORゲート42aの出力端
子が接続される。
【0210】以上の接続の違いによって制御回路CTL
5の回路動作と制御回路CTL5aの回路動作に違いは
生じないので、回路動作に関する説明は省略する。
【0211】制御回路CTL5aは制御回路CTL5と
同様に構成され、制御回路CTL5aの回路動作は制御
回路CTL5の回路動作と同一である。従って、制御回
路CTL5aを用いることによって、制御回路CTL5
と同様の効果を得ることが可能である。
【0212】次に、実施の形態1において示される制御
回路CTL2と同様に、テスト制御信号TESTを受け
ずにテスト回路TC,CTCを制御できる制御回路CT
L6について説明を行う。
【0213】図23は本実施の形態に従う制御回路CT
L6を示す回路図である。制御回路CTL5においては
シフトモード制御信号SMを“0”と設定したが、さら
にスキャンテスト動作時に保持制御信号HLD0を
“0”とすることによって、制御回路CTL6において
はテスト端子TESTが省略されている。
【0214】出力側のテスト回路TCに制御回路CTL
6を設けるときには、 保持制御信号HLD0 → 保持制御信号HLD1 テスト保持制御信号THLD0 → テスト保持制御信
号THLD1 のように変換すれば良い。
【0215】制御回路CTL6の構成について図23に
基づき説明を行う。制御回路CTL6はセレクタ5とO
Rゲート45によって構成される。
【0216】制御回路CTL6の接続状態について説明
を行う。セレクタ5はデータ入力0端子及びデータ入力
1端子、出力端子ならびに制御端子端子を有するセレク
タである。保持端子HLD0はセレクタ5のデータ入力
0端子及びORゲート45の一方の入力端子に共通に接
続される。セレクタ5のデータ入力1端子にはテスト保
持端子THLD0が接続される。シフトモード端子SM
はセレクタ5の制御端子及びORゲート45の他方の入
力端子に共通に接続される。セレクタ5の出力端子はテ
スト回路TCにテスト保持制御信号thldを出力し、
ORゲート45の出力端子はテスト回路TCにシフトモ
ード制御信号smを出力する。
【0217】図23に示される制御回路の回路動作を以
下にまとめる。回路動作としては、通常動作の制御及び
スキャンテスト動作の制御が存在する。通常動作及びス
キャンテストにおける、制御回路CTL6に関するそれ
ぞれの信号及びデータの最適な設定値を表5に示す。
【0218】
【表5】
【0219】通常動作においては、シフトモード制御信
号SMを“0”とすることによって、制御回路CTL
3,CTL5の回路動作と同一の回路動作を得ることが
可能となる。
【0220】次に、スキャンテスト動作における制御回
路CTL6の回路動作について説明を行う。スキャンテ
スト動作においては、テストパターンのシフトイン、テ
スト結果のシフトアウト及びデータの保持を行うときに
は、シフトモード制御信号SMを“1”とする。このと
きの制御回路CTL6の回路動作は制御回路CTL3,
CTL5の回路動作と同一である。スキャンテスト動作
において、実行を行うときには、シフトモード制御信号
SMを“0”、かつ保持制御信号HLD0を“0”とす
ることによって、制御回路CTL6の回路動作は制御回
路CTL3,CTL5の回路動作と同一となる。
【0221】従って、制御回路CTL6を用いてテスト
回路TCの制御を行っても、実施の形態2において示さ
れる通常動作の制御及びスキャンテスト動作の制御を得
ることが可能である。
【0222】スキャンテスト動作時に保持制御信号HL
D0を“0”と設定することによって、テスト端子TE
STを用いることなく制御回路CTL6はテスト回路T
Cの制御を行うことが可能である。テスト端子TEST
を省くことができるので、本実施の形態に従う制御回路
を用いると半導体装置の回路面積が縮小される。
【0223】制御回路CTL6と同様に構成され、同一
の働きを持つ制御回路CTL6aを図22に示す。
【0224】制御回路CTL6aの構成について図24
に基づき説明を行う。制御回路CTL6を構成するセレ
クタ5とORゲート45と同一の構成及び働きを有する
セレクタ5aとORゲート45aによって制御回路CT
L6aは構成される。
【0225】制御回路CTL6では、OR回路45の一
方の入力端子には保持端子HLD0が接続されていた
が、制御回路CTL6aではセレクタ45aの一方の入
力端子にはセレクタ5aの出力端子が接続されている。
この接続状態の違いによっては回路動作の違いは生じ
ず、制御回路CTL6aの回路動作は制御回路CTL6
の回路動作と同一であり、制御回路CTL6aを用いて
も制御回路CTL6と同様の動作を行うことが可能であ
る。
【0226】従って、制御回路CTL6aを用いてテス
ト回路TCの制御を行っても、実施の形態2において示
される通常動作の制御及びスキャンテスト動作の制御を
得ることが可能である。また、制御回路CTL6による
効果と同一の効果を制御回路CTL6aを用いることに
よって得ることが可能である。
【0227】次に、本実施の形態にて示される制御回路
の構成をさらに簡易化する事によって得られる制御回路
を示す。
【0228】図25は本実施の形態に従う制御回路CT
L7を示す回路図である。制御回路CTL7に備えられ
る端子は制御回路CTL6に備えられる端子と同一であ
る。また、制御回路CTL7の回路構成は制御回路CT
L5の回路構成と酷似している。通常動作及びスキャン
テストにおける、制御回路CTL7に関するそれぞれの
信号及びデータの最適な設定値を表6に示す。
【0229】
【表6】
【0230】制御回路CTL7においては、通常動作時
にシフトモード制御信号SM及びテスト保持制御信号T
HLD0をそれぞれ“0”とし、スキャンテスト動作時
には保持制御信号HLD0を“0”と設定することによ
って、少ない回路構成でも制御回路CTL5,CTL6
と同一の回路動作が得られる。
【0231】制御回路CTL7の構成及び接続状態につ
いて図25に基づき説明を行う。制御回路CTL7は制
御回路CTL5と同様に、ゲート50及びORゲート5
1,52という三つのゲートを用いて構成可能である。
ゲート50は制御回路CTL5を構成するゲート50と
同一の構成及び働きを有する。
【0232】制御回路CTL7の接続状態について、制
御回路CTL5との違いをふまえて説明を行う。制御回
路CTL5においては、ゲート41の反転入力端子re
にテスト端子TESTが接続され、ORゲート43の一
方の入力端子に保持端子HLD0が接続されていた。ゲ
ート50の反転入力端子にはシフトモード端子SMが接
続され、ORゲート52の一方の入力端子に保持端子H
LD0が接続される。他の端子の接続は制御回路CTL
5と制御回路CTL7において同様である。
【0233】制御回路CTL7の回路動作を理解するた
めには、テスト保持端子TESTの代わりにシフトモー
ド制御信号SMを反転入力端子reに接続されるゲート
50の動作と、また一方の入力端子に保持端子HLD0
を接続されるORゲート52の動作について理解をすれ
ば足りる。
【0234】まずゲート50の動作について説明を行
う。制御回路CTL5を用いる制御動作においては、通
常動作及びスキャンテスト動作時にテスト制御信号TE
STとシフトモード制御信号SMの値が異なるのは、ス
キャンテストの実行時のみである。そこで、反転入力端
子reにシフトモード端子SMが接続されるゲート50
については、スキャンテストの実行時のみを考えれば良
い。しかし、スキャンテスト実行時には、セレクタ3の
制御端子に出力端子が接続されるORゲート52が
“0”を出力すれば良いだけであり、制御回路CTL7
においてはスキャンテスト動作時に保持制御信号HLD
0が“0”、スキャンテストの実行時にはシフトモード
制御信号SMが“0”と設定されるので、この条件は満
足される。従って、ゲート50の動作はスキャンテスト
の実行には影響を与えない。
【0235】次にORゲート52の動作について説明を
行う。シフトモード制御信号SMが“1”ならば必ずO
Rゲート52は“1”を出力し、ORゲート43の動作
と同一である。よって、シフトモード制御信号SMが
“0”となる通常動作時とスキャンテストの実行時につ
いてのみ理解すれば良い。スキャンテストの実行時に関
する説明については既にゲート50の動作の説明時に成
されている。通常動作時にはORゲート52は“0”を
出力すれば良く、通常動作時に保持制御信号HLD0は
“0”と設定されるのでこの条件は満足される。
【0236】上述の説明より、制御回路CTL7の回路
動作と制御回路CTL5の回路動作は同一であることが
わかる。
【0237】従って、制御回路CTL7を用いてテスト
回路TCの制御を行っても、実施の形態2において示さ
れる通常動作の制御及びスキャンテスト動作の制御を得
ることが可能である。
【0238】制御回路CTL7は三つのゲートから構成
されるので、テスト保持制御信号THLD0を“0”と
して制御回路CTL7を用いて制御を行うことによっ
て、制御回路CTL6を用いて制御する場合よりも半導
体装置の回路面積を縮小することが可能である。
【0239】また、スキャンテスト動作時に保持制御信
号HLD0を“0”と設定することによって、テスト端
子TESTを用いることなく制御回路CTL7はテスト
回路TCの制御を行うことが可能である。テスト端子T
ESTを省くことができるので、本実施の形態に従う制
御回路を用いると半導体装置の回路面積がさらに縮小さ
れる。
【0240】制御回路CTL7と同様に構成され同一の
働きを持つ、制御回路CTL7aを図26に、制御回路
CTL7bを図27に示す。図26は本実施の形態に従
う制御回路CTL7aを示す回路図であり、図27は本
実施の形態に従う制御回路CTL7bを示す回路図であ
る。
【0241】制御回路CTL7a,CTL7bの構成と
制御回路CTL7の構成との違いについて図26,26
に基づき説明を行う。ゲート50a及びORゲート51
a,52aによって制御回路CTL7aは構成され、ゲ
ート50b及びORゲート51b,52bによって制御
回路CTL7bは構成される。ゲート50a,50b、
ORゲート51a,51b及びORゲート52a,52
bはそれぞれ、ゲート50、ORゲート51及びORゲ
ート52と同一の働き及び構成を有する。
【0242】制御回路CTL7a,CTL7bの接続状
態について、制御回路CTL7との違いをふまえながら
説明を行う。制御回路CTL7においては、OR回路5
2の一方の入力端子には保持端子HLD0が接続されて
いる。制御回路CTL7aにおいては、ORゲート52
aの一方の入力端子にはゲート50aの出力端子が接続
されている。制御回路CTL7bにおいては、ORゲー
ト52bの一方の入力端子にはORゲート51bの出力
端子が接続されている。
【0243】上述の接続の違いによって、制御回路CT
L7,CTL7a,CTL7bの回路動作には違いは生
じず、制御回路CTL7a,CTL7bを制御回路CT
L7の代わりに用いてテスト回路TCの制御を行うこと
が可能である。
【0244】本実施の形態にて示される様々な制御回路
を用いることによって、テスト回路TCの制御が可能と
なる。
【0245】実施の形態4.本実施の形態においては、
実施の形態2において示されるテスト回路TCとテスト
回路CTCを用いてスキャンパスを構成し、RAMの動
作試験に用いる。
【0246】図28は試験回路を設けられるRAMを示
す回路図である。実施の形態1〜3にて示された回路等
と同一の構成、働き等を有するものに対しては同一の参
照符号を付けるものとする。
【0247】同図に示されるとおり、試験回路であるテ
スト回路TCA0,TCDI,TCA1,CTCによっ
て論理回路であるRAM11は入出力の制御を行われ
る。
【0248】まずRAM11について説明する。RAM
11への書き込みのために、アドレス書き込みのための
アドレス入力端子A0[0]〜[2]及びデータ入力の
ための入力端子DI0[0]〜[2]をRAM11は備
える。さらに、RAM11からの読み出しのために、ア
ドレス書き込みのためのアドレス入力端子A1[0]〜
[2]及びデータ出力のための入力端子DO1[0]〜
[2]をRAM11は備える。
【0249】RAM11はアドレス入力端子A0[0]
〜[2]に与えられる入力データA0[0]〜[2]に
対する固有の番地に入力端子DI0[0]〜[2]に与
えられる入力データDI0[0]〜[2]を書き込む回
路である。また、RAM11はアドレス入力端子A1
[0]〜[2]に与えられる入力データA1[0]〜
[2]に対応する固有の番地に入力されているデータを
出力端子DO1[0]〜[2]から出力する回路であ
る。本実施の形態において示されるRAM11は3ビッ
トであるが、どのようなビット数のRAMに対しても本
実施の形態に従う試験回路を適用することは可能であ
る。
【0250】アドレス入力端子A0[0]〜[2]にデ
ータを入力するための端子はデータ入力端子INA0
[0]〜[2]であり、入力端子DI0[0]〜[2]
にデータを入力するための端子はデータ入力端子IND
I[0]〜[2]である。アドレス入力端子A1[0]
〜[2]にデータを入力するための端子はデータ入力端
子INA1[0]〜[2]である。出力端子DO1
[0]〜[2]から出力するデータを出力するための端
子はデータ出力端子OUT[0]〜[2]である。
【0251】次にテスト回路TCA0,TCDI,TC
A1,CTCに関する説明を行う。テスト回路TCA
0,TCDI,TCAは、テスト回路TCと同様の構成
を持ち、同様の動作を行う試験回路である。アドレス入
力端子A0[0]〜[2]とINA0[0]〜[2]と
の間にはテスト回路TCA0が挿入される。入力端子D
I0[0]〜[2]とINDI[0]〜[2]との間に
はテスト回路TCDIが挿入される。アドレス入力端子
A1[0]〜[2]とINA1[0]〜[2]との間に
はテスト回路TCA1が挿入される。出力端子DO1
[0]〜[2]とOUT[0]〜[2]との間にはテス
ト回路CTCが挿入される。
【0252】次にスキャンテストを行う際に用いられる
スキャンイン端子SI及びスキャンアウト端子SOとテ
スト回路TCA0,TCDI,TCA1,CTCとの接
続について説明を行う。
【0253】図28においては、スキャンイン端子SI
→スキャンフリップフロップ70,71→テスト回路T
CA0のスキャンイン端子si→テスト回路TCA0の
スキャンアウト端子so→テスト回路TCDIのスキャ
ンイン端子si→テスト回路TCDIのスキャンアウト
端子so→テスト回路TCA1のスキャンイン端子si
→テスト回路TCA1のスキャンアウト端子so→テス
ト回路CTCのスキャンイン端子si→テスト回路CT
Cのスキャンアウト端子so→スキャンアウト端子SO
のようにスキャンパスは構成されている。スキャンフリ
ップフロップ70,71はテスト回路TCA0とテスト
回路TCDIとの間、テスト回路TCDIとテスト回路
TCA1との間、テスト回路TCA1とテスト回路CT
Cとの間、及びテスト回路CTCとスキャンアウト端子
SOとの間のうちのいずれに設けられても良い。
【0254】スキャンフリップフロップ70,71につ
いて説明を行う。スキャンフリップフロップ70,71
はそれぞれ、保持制御信号HLD0,HLD1を観察す
るために用いられるスキャンフリップフロップである。
スキャンフリップフロップ70,71は図6に示される
スキャンフリップフロップHSFFと同様に、一つのセ
レクタと一つのフリップフロップによって構成される。
スキャンフリップフロップHSFFを構成するセレクタ
14のデータ入力端子0端子、データ入力1端子及び制
御端子をスキャンフリップフロップHSFF自体のデー
タ入力端子0端子、データ入力1端子及び制御端子とみ
なすことが可能である。同様に、スキャンフリップフロ
ップ70,71はデータ入力0端子及びデータ入力1端
子、出力端子ならびに制御端子端子をそれぞれ備える。
制御端子に入力される信号に応じて、スキャンフリップ
フロップ70,71はそれぞれ、データ入力0端子に入
力される信号とデータ入力1端子に入力される信号との
うちからいずれか一方を出力する。
【0255】テスト回路TCA0,TCDI,TCA
1,CTCにはそれぞれテスト保持端子thld及びシ
フトモード端子smが備えられ、テスト保持制御信号t
hld及びシフトモード制御信号smがそれぞれ与えら
れる。また、テスト回路CTCには比較端子cmpen
及び期待端子exp[0]〜[2]がさらに備えられ、
比較イネーブル信号CMPEN及び期待データEXP
[0]〜[2]がそれぞれ与えられる。
【0256】テスト回路TCA0,TCDI,TCA
1,CTCにそれぞれテスト保持制御信号thld及び
シフトモード制御信号smを与える回路について説明を
行う。セレクタ60〜65を用いて、テスト保持制御信
号thld及びシフトモード制御信号smを与える回路
を構成する。
【0257】セレクタ60〜65はそれぞれ、データ入
力0端子、データ入力1端子、出力端子及び制御端子を
備えるセレクタである。セレクタ60〜65の制御端子
にはテスト端子TESTが共通に接続される。
【0258】セレクタ60,61の出力端子はそれぞれ
テスト回路TCA0,TCDIのそれぞれのテスト保持
端子thldに接続され、テスト保持制御信号thld
を互いに独立に与える。セレクタ62の出力端子はテス
ト回路TCA0,TCDIのそれぞれのシフトモード端
子smに共通に接続され、シフトモード制御信号smを
共通に与える。同様に、セレクタ63,64の出力端子
はそれぞれテスト回路TCA1,CTCのそれぞれのテ
スト保持端子thldに接続され、テスト保持制御信号
thldを互いに独立に与える。セレクタ65の出力端
子はテスト回路TCA1,CTCのそれぞれのシフトモ
ード端子smに共通に接続され、シフトモード制御信号
smを共通に与える。
【0259】次に保持端子について説明を行う。保持端
子HLD0はスキャンフリップフロップ70及びセレク
タ60〜62のそれぞれのデータ入力0端子に共通に接
続される。同様に、保持端子HLD1はスキャンフリッ
プフロップ71及びセレクタ63〜65のそれぞれのデ
ータ入力0端子に共通に接続される。シフトモード端子
SMはセレクタ62,65のそれぞれのデータ入力1端
子及びスキャンフリップフロップ70,71のそれぞれ
の制御端子に共通に接続される。セレクタ60,61の
それぞれのデータ入力1端子にはテスト保持端子THL
DA0,THLDDI0がそれぞれ接続される。セレク
タ63,64のそれぞれのデータ入力1端子にはテスト
保持端子THLDA1,THLDDO1がそれぞれ接続
される。
【0260】図28に示される回路の回路動作について
説明を行う。回路動作としては、通常動作及びテスト動
作が存在する。テスト動作とは通常のスキャンテスト動
作及びテスト結果の圧縮機能を用いるスキャンテスト動
作を含む動作である。
【0261】まず、通常動作について説明を行う。通常
動作時にはテスト制御信号TESTを“0”とし、比較
イネーブル信号CMPENを“0”とする。テスト制御
信号TESTが“0”のときにセレクタ60〜65はデ
ータ入力0端子に入力されるデータをそれぞれ出力す
る。従って、保持制御信号HLD0がテスト保持制御信
号thld及びシフトモード制御信号smとしてテスト
回路TCA0,TCDIに与えられる。保持制御信号H
LD1はテスト保持制御信号thld及びシフトモード
制御信号smとしてテスト回路TCA1,CTCに与え
られる。このとき、保持制御信号HLD0が“0”なら
ば、入力データINA0,INDIがそれぞれテスト回
路TCA0,TCDIを介してRAM11のアドレス入
力端子A0及び入力端子DIに取り込まれる。保持制御
信号HLD0が“1”ならば、入力データINA0,I
NDIがテスト回路TCA0,TCDIにて保持され
る。同様に、保持制御信号HLD1が“0”ならば、入
力データINA1がテスト回路TCA1を介してRAM
11のアドレス入力端子A1に取り込まれる。出力デー
タDO1はテスト回路CTCを介してデータ出力端子O
UTに出力される。保持制御信号HLD1が“1”なら
ば、入力データINA1及び出力データDO1がテスト
回路TCA1,CTCにて保持される。
【0262】すなわち、通常動作においては、保持制御
信号HLD0によってテスト回路TCA0,TCDIに
おけるデータの保持を同時に制御する。また、保持制御
信号HLD1によってテスト回路TCA1,CTCにお
けるデータの保持を同時に制御する。従って、書き込み
用のアドレス入力端子A0及び入力端子DI0における
データの保持と、読み出し用のアドレス入力端子A1及
び出力端子DO1におけるデータの保持とが独立に制御
される。
【0263】次にテスト動作について説明する。テスト
動作時にはテスト制御信号TESTを“1”とし、比較
イネーブル信号CMPENを“0”とする。テスト制御
信号TESTが“1”のとき、セレクタ60〜65はデ
ータ入力1端子に入力されるデータをそれぞれ出力す
る。このとき、テスト保持制御信号THLDA0及びシ
フトモード制御信号SMがそれぞれテスト保持制御信号
thld及びシフトモード制御信号smとしてテスト回
路TCA0に入力される。テスト保持制御信号THLD
DI0及びシフトモード制御信号SMがそれぞれテスト
保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smと
してテスト回路TCDIに入力される。また、テスト保
持制御信号THLDA1及びシフトモード制御信号SM
がそれぞれテスト保持制御信号thld及びシフトモー
ド制御信号smとしてテスト回路TCA1に入力され
る。テスト保持制御信号THLDDO1及びシフトモー
ド制御信号SMがそれぞれテスト保持制御信号thld
及びシフトモード制御信号smとしてテスト回路TCD
Iに入力される。
【0264】テスト動作における制御をまとめる。シフ
トモード制御信号SMがテスト回路TCA0,TCD
I,TCA1,CTCに共通にシフトモード制御信号s
mとして入力され、テスト回路TCA0,TCDI,T
CA1,CTCにおいて入力されるデータの選択が制御
される。テスト回路TCA0,TCDI,TCA1,C
TCにおけるデータの保持は、テスト保持制御信号TH
LDA0,THLDDI0,THLDA1,THLDD
O1によってそれぞれ独立に成される。
【0265】それぞれのテスト回路におけるデータの保
持を独立に行うことによって、以下に述べる利点が生ず
る。
【0266】RAM11のアドレス入力端子A0,A1
及び入力端子DIから出力端子DOまでのパスには、入
力端子側の一つのフリップフロップ及び出力端子側の一
つのフリップフロップから成る合計2個のフリップフロ
ップが含まれると考える。ここで、RAM11を同期さ
せなければならない論理回路12が存在する場合を考え
る。論理回路12の入力端子と出力端子の間のパスに、
例えば三つのフリップフロップが含まれるとする。RA
M11と論理回路12との同期をとるためには、一個の
フリップフロップをデータが通過するのに要する時間分
だけRAM11においてデータを保持すると良い。すな
わち、パスに含まれるフリップフロップの数の違う分だ
けデータを保持することによって同期をとることが可能
である。
【0267】図28に示される回路では、通常動作時に
おいて、書き込み用のアドレス入力端子A0及び入力端
子DIにおけるデータの保持と、読み出し用のアドレス
入力端子A1及び出力端子DOにおけるデータの保持と
が独立に制御される。従って、同期をとらねばならない
論理回路12に含まれパスを形成するフリップフロップ
の数に柔軟に対応して、RAM11の出力を同期させる
ことが可能である。
【0268】試験動作時には、アドレス入力端子A0に
おけるデータの保持と、入力端子DIにおけるデータの
保持と、アドレス入力端子A1におけるデータの保持
と、出力端子DOにおけるデータの保持とが、それぞれ
独立に制御される。従って、効率よくRAM11の動作
試験を行うことが可能である。
【0269】次に、通常動作時においても、アドレス入
力端子A0におけるデータの保持と、入力端子DIにお
けるデータの保持と、アドレス入力端子A1におけるデ
ータの保持と、出力端子DOにおけるデータの保持と
を、それぞれ独立に制御することが可能な回路を図29
に示す。
【0270】図29は試験回路が設けられるRAMを示
す回路図である。図28において示される回路と同様
に、同図においては、試験回路であるテスト回路TCA
0,TCDI,TCA1,CTCによって論理回路であ
るRAM11は入出力の制御を行われる。
【0271】通常動作時においてデータの保持を独立に
制御するために、図28に示される保持端子を、 保持端子HLD0→保持端子HLDA0,HLDDI0 保持端子HLD1→保持端子HLDA1,HLDDO1 のように変換している。保持端子の変換に伴い、セレク
タ及びスキャンフリップフロップに関しても、 セレクタ62→セレクタ62a,62b セレクタ65→セレクタ65a,65b スキャンフリップフロップ70→スキャンフリップフロ
ップ70a,70b スキャンフリップフロップ71→スキャンフリップフロ
ップ71a,71b のような変換が施されている。セレクタ62a,62
b,65a,65bはセレクタ62,65と同一の構成
及び働きをそれぞれ有するセレクタである。同様に、ス
キャンフリップフロップ70a,70b,71a,71
bはスキャンフリップフロップ70,71と同一の構成
及び働きをそれぞれ有するスキャンフリップフロップで
ある。図28に示される回路と異なる部分についての
み、図29に示される回路について以下に説明を行う。
【0272】スキャンフリップフロップ70a,70
b,71a,71bについて説明を行う。スキャンフリ
ップフロップ70a,70b,71a,71bはそれぞ
れ、保持制御信号HLDA0,HLDDI0,HLDA
1,HLDDO1を観察するために用いられるスキャン
フリップフロップである。スキャンフリップフロップ7
0a,70b,71a,71bはデータ入力0端子及び
データ入力1端子、出力端子ならびに制御端子をそれぞ
れ備える。制御端子に入力される信号に応じて、スキャ
ンフリップフロップ70a,70b,71a,71bは
それぞれ、データ入力0端子に入力される信号とデータ
入力1端子に入力される信号とのうちからいずれか一方
を出力する。
【0273】テスト回路TCA0,TCDI,TCA
1,CTCにそれぞれテスト保持制御信号thld及び
シフトモード制御信号smを与える回路について説明を
行う。セレクタ60,61,62a,62b,63,6
4,65a,65bを用いて、テスト保持制御信号th
ld及びシフトモード制御信号smを与える回路を構成
する。
【0274】セレクタ60,61,62a,62b,6
3,64,65a,65bはそれぞれ、データ入力0端
子、データ入力1端子、出力端子及び制御端子を備える
セレクタである。これらのセレクタの制御端子にはテス
ト端子TESTが共通に接続される。
【0275】セレクタ60,62aのそれぞれの出力端
子はテスト回路TCA0のテスト保持端子thld及び
シフトモード端子smに接続され、テスト保持制御信号
thld及びシフトモード制御信号smを与える。同様
の接続によって、セレクタ61,62bはテスト回路T
CDIにテスト保持制御信号thld及びシフトモード
制御信号smを与える。セレクタ63,65aはテスト
回路TCA1にテスト保持制御信号thld及びシフト
モード制御信号smを与える。セレクタ64,65bは
テスト回路CTCにテスト保持制御信号thld及びシ
フトモード制御信号smを与える。
【0276】次に保持端子について説明を行う。保持端
子HLDA0はスキャンフリップフロップ70a及びセ
レクタ60,62aのそれぞれのデータ入力0端子に共
通に接続される。保持端子HLDDI0はスキャンフリ
ップフロップ70b及びセレクタ61,62bのそれぞ
れのデータ入力0端子に共通に接続される。同様に、保
持端子HLDA1はスキャンフリップフロップ71a及
びセレクタ63,65aのそれぞれのデータ入力0端子
に共通に接続される。保持端子HLDDO1はスキャン
フリップフロップ71b及びセレクタ63,65bのそ
れぞれのデータ入力0端子に共通に接続される。シフト
モード端子SMはセレクタ62a,62b,65a,6
5bのそれぞれのデータ入力1端子及びスキャンフリッ
プフロップ70a,70b,71a,71bのそれぞれ
の制御端子に共通に接続される。セレクタ60,61の
それぞれのデータ入力1端子にはテスト保持端子THL
DA0,THLDDI0がそれぞれ接続される。セレク
タ63,64のそれぞれのデータ入力1端子にはテスト
保持端子THLDA1,THLDDO1がそれぞれ接続
される。
【0277】図29に示される回路の回路動作について
説明を行う。図28に示される回路と同じく、回路動作
としては通常動作及びテスト動作が存在する。
【0278】まず、通常動作について説明を行う。通常
動作時にはテスト制御信号TESTを“0”とし、比較
イネーブル信号CMPENを“0”とする。テスト制御
信号TESTが“0”のときにセレクタ60,61,6
2a,62b,63,64,65a,65bはデータ入
力0端子に入力されるデータをそれぞれ出力する。従っ
て、保持制御信号HLDA0がテスト保持制御信号th
ld及びシフトモード制御信号smとしてテスト回路T
CA0に与えられる。保持制御信号HLDDI0がテス
ト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号sm
としてテスト回路TCDIに与えられる。同様に、保持
制御信号HLDA1がテスト保持制御信号thld及び
シフトモード制御信号smとしてテスト回路TCA1に
与えられる。保持制御信号HLDDO1がテスト保持制
御信号thld及びシフトモード制御信号smとしてテ
スト回路CTCに与えられる。
【0279】従って、保持制御信号HLDA0,HLD
DI0,HLDA1,HLDDO1の“0”,“1”を
それぞれ切り換えることによって、テスト回路TCA
0,TCDI,TCA1,CTCにおける入力データI
NA0,INDI,INA1の入力及びOUTの出力と
データの保持との切替を互いに独立に制御することが可
能となる。
【0280】次にテスト動作について説明する。テスト
動作時にはテスト制御信号TESTを“1”とし、比較
イネーブル信号CMPENを“0”とする。テスト制御
信号TESTが“1”のとき、セレクタ60,61,6
2a,62b,63,64,65a,65bはデータ入
力1端子に入力されるデータをそれぞれ出力する。前述
のように、シフトモード端子SMがセレクタ62a,6
2b,65a,65bのそれぞれのデータ入力1端子に
共通に接続される。また、図28に示される回路と同様
に、セレクタ60,61のそれぞれのデータ入力1端子
にはテスト保持端子THLDA0,THLDDI0がそ
れぞれ接続され、セレクタ63,64のそれぞれのデー
タ入力1端子にはテスト保持端子THLDA1,THL
DDO1がそれぞれ接続される。従って、テスト動作時
における回路動作は、図28に示される回路の回路動作
と同一である。
【0281】すなわち、図29に示される回路において
は、テスト動作時には図28に示される回路の回路動作
と同一の回路動作が得られる。通常動作時には、アドレ
ス入力端子A0におけるデータの保持と、入力端子DI
におけるデータの保持と、アドレス入力端子A1におけ
るデータの保持と出力端子DOにおけるデータの保持と
をそれぞれ独立に制御することが可能であり、さらに優
れた効果が得られる。
【0282】
【発明の効果】請求項1〜6に記載の構成によると、接
続回路用入力端子と接続回路用出力端子との間に含まれ
る切替回路は一つである。従って、通常動作用の端子を
接続回路用入力端子に接続することによってセットアッ
プが小さくなり、通常動作時の回路速度が向上する。
【0283】また、請求項1に記載の構成によると、制
御回路用第1制御入力信号と制御回路用第2制御信号と
のいずれか一方の論理を、制御回路用試験信号を受ける
ことによって接続回路の制御において無視する制御回路
が用いられる。従って、無視される制御信号の論理とは
独立に接続回路の制御を行うことが可能となる。
【0284】また、請求項2に記載の構成によると、制
御回路用第1制御入力信号と制御回路用第2制御信号と
を受けることによって接続回路を制御する制御回路が用
いられる。従って、請求項1に記載される制御信号より
も少ない制御信号によって接続回路の制御を行うことが
可能となる。
【0285】また、請求項3に記載の構成によると、制
御回路用第1及び第3制御入力信号と制御回路用第2制
御信号とのいずれか一方を、制御回路用試験信号を受け
ることによって接続回路の制御において無視する制御回
路が用いられる。従って、無視される制御信号の論理と
は独立に接続回路の制御を行うことが可能となる。
【0286】また、請求項4に記載の構成によると、制
御回路用試験信号が第1論理をとるときには制御回路用
第1及び第3制御入力信号も第1論理をとるという設定
の元で、制御回路用第1及び第3制御入力信号と制御回
路用第2制御信号とのいずれか一方を、制御回路用試験
信号を受けることによって接続回路の制御において無視
する制御回路が用いられる。従って、無視される制御信
号の論理とは独立に接続回路の制御を行うことが可能と
なる。
【0287】また、請求項5に記載の構成によると、通
常動作時には制御回路用第1制御入力信号が第1論理を
とるという設定の元で、制御回路用第1及び第3制御入
力信号と制御回路用第2制御信号とのいずれか一方を、
制御回路用第1制御入力信号を受けることによって接続
回路の制御において無視する制御回路が用いられる。従
って、無視される制御信号の論理とは独立に接続回路の
制御を行うことが可能となる。
【0288】また、請求項6に記載の構成によると、通
常動作時には制御回路用第1及び第3制御入力信号がそ
れぞれ第1論理をとるという設定の元で、制御回路用第
1及び第3制御入力信号と制御回路用第2制御信号との
いずれか一方を、制御回路用第1制御入力信号を受ける
ことによって接続回路の制御において無視する制御回路
が用いられる。従って、無視される制御信号の論理とは
独立に接続回路の制御を行うことが可能となる。
【0289】請求項7に記載の構成によると、接続回路
用第1及び第2制御信号が第2論理をとるときに、接続
回路は信号の保持と試験結果の圧縮とを行う。従って、
試験結果を圧縮することによって試験結果の観察回数を
減少させることが可能となる。
【0290】請求項8及び9に記載の構成によると、接
続回路用第1及び第2制御信号が第2論理をとるとき
に、比較信号の論理を切り換えることによって記憶回路
に記憶されるデータの保持と試験結果の圧縮とを行う。
従って、試験結果を圧縮することによって試験結果の観
察回数を減少させることが可能となる。
【0291】請求項10に記載の構成によると、書き込
み用制御回路による制御と読み出し用制御回路による制
御は独立である。従って、書き込み用端子における同期
動作と読み出し用端子における同期動作とを独立に制御
することが可能となる。
【0292】請求項11に記載の構成によると、書き込
みアドレス用制御回路による制御、書き込み入力用制御
回路による制御、読み出しアドレス用制御回路による制
御及び読み出し出力用制御回路による制御はそれぞれ独
立である。従って、書き込み用アドレス端子における同
期動作、書き込み用入力端子における同期動作、読み出
し用アドレス端子における同期動作及び読み出し用出力
端子における同期動作とをそれぞれ独立に制御すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に従う、テスト回路T
Cからなる試験回路及び制御回路CTL1の備えられる
論理回路を示す回路図である。
【図2】 接続回路CCを示す回路図である。
【図3】 本発明に従うテスト回路TCを示す回路図で
ある。
【図4】 テスト回路TCからなるスキャンパスが備え
られる複数の論理回路を示す回路図である。
【図5】 スキャンフリップフロップHSFFが備えら
れる回路を示す回路図である。
【図6】 本発明に従うスキャンフリップフロップHS
FFを示す回路図である。
【図7】 制御回路CTL2を示す回路図である。
【図8】 2入力のセレクタの構成を示す回路図であ
る。
【図9】 制御回路CTL2aを示す回路図である。
【図10】 実施の形態2に従うテスト回路CTCを含
んでなる試験回路が備えられる論理回路を示す回路図で
ある。
【図11】 接続回路CCCを示す回路図である。
【図12】 接続回路CCCrを示す回路図である。
【図13】 接続回路CCCによって構成されるテスト
回路CTCを示す回路図である。
【図14】 試験回路TC,CTCをそれぞれ制御する
制御回路CTL3,CCTL3を示す回路図である。
【図15】 複数の論理回路にスキャンパスが備えられ
る構成を持つ回路を示す回路図である。
【図16】 スキャンフリップフロップHSFF,HS
FFaの備えられる回路を示す回路図である。
【図17】 図14に示される回路を入力側においての
み示す回路図である。
【図18】 制御回路CTL3と同一の働きを有する制
御回路CTL3aを示す回路図である。
【図19】 スキャンフリップフロップHSFFを介し
て保持端子HLD0が制御回路CTL3に接続される構
成を持つ回路を示す回路図である
【図20】 実施の形態2に従うテスト回路TCSを示
す回路図である。
【図21】 実施の形態3に従う制御回路CTL5を示
す回路図である。
【図22】 制御回路CTL5aを示す回路図である。
【図23】 制御回路CTL6を示す回路図である。
【図24】 制御回路CTL6aを示す回路図である
【図25】 制御回路CTL7を示す回路図である。
【図26】 制御回路CTL7aを示す回路図である。
【図27】 制御回路CTL7bを示す回路図である。
【図28】 実施の形態4に従うスキャンパスが設けら
れるRAMを示す回路図である。
【図29】 図28に示される回路がさらに改良されて
構成される回路を示す回路図である。
【図30】 保持機能付きの論理回路を示す回路図であ
る。
【図31】 フリップフロップ4をスキャン変換する様
子を示す回路図である。
【図32】 図30に示されるフリップフロップがスキ
ャン変換されて構成される回路を示す回路図である。
【図33】 接続回路PCCを示す回路図である。
【符号の説明】
2,3,60〜65 セレクタ、4,4r フリップフ
ロップ、11 RAM、30,30r Ex−ORゲー
ト、31 NANDゲート、31r ゲート、32 A
NDゲート、A0,1 アドレス入力端子、CC,CC
C,CCCr 接続回路、CMPEN,ccmpen,
ccmpenr 比較端子,比較イネーブル信号、CT
L1〜7 制御回路、DI,d,cd,cdr 入力端
子,入力データ、DO 出力端子,出力データ、EX
P,exp,cexp,cexpr 期待端子,期待デ
ータ、HLD0,HLD1 保持端子,保持制御信号、
q 出力端子,シリアル入力データ、SI,si,cs
i,csir スキャンイン端子、SM,sm,cs
m,csmr シフトモード端子,シフトモード制御信
号、SO,so,cso,csor スキャンアウト端
子、T,t クロック端子、TC,TCA0,TCA
1,TCDI,CTC テスト回路、TEST テスト
端子,テスト制御信号、THLD0,THLD1,th
ld,cthld,cthldr テスト保持端子,テ
スト保持制御信号。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2切替回路ならびに記憶回路
    を含んでなり、 接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接続回
    路用出力端子、ならびに接続回路用第1及び第2制御端
    子を備え、 前記接続回路用第1制御端子に入力される接続回路用第
    1制御信号及び前記接続回路用第2制御端子に入力され
    る接続回路用第2制御信号はそれぞれ、互いに異なる第
    1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、 前記第1切替回路は、第1切替回路用一方入力端子、第
    1切替回路用他方入力端子、第1切替回路用出力端子及
    び第1切替回路用制御端子を有し、 前記第2切替回路は、第2切替回路用一方入力端子、第
    2切替回路用他方入力端子、第2切替回路用出力端子及
    び第2切替回路用制御端子を有し、 前記記憶回路は記憶回路用入力端子及び記憶回路用出力
    端子を有し、 前記第1切替回路用制御端子は前記接続回路用第1制御
    端子を構成し、 前記第1切替回路用一方入力端子は前記接続回路用入力
    端子を構成し、 前記接続回路用第1制御信号が前記第1論理をとるとき
    に前記第1切替回路用一方入力端子は前記第1切替回路
    用出力端子に接続され、 前記接続回路用第1制御信号が前記第2論理をとるとき
    に前記第1切替回路用他方入力端子は前記第1切替回路
    用出力端子に接続され、 前記第2切替回路用制御端子は前記接続回路用第2制御
    端子を構成し、 前記第2切替回路用一方入力端子は前記接続回路用試験
    入力端子を構成し、 前記接続回路用第2制御信号が前記第1論理をとるとき
    に前記第2切替回路用一方入力端子は前記第2切替回路
    用出力端子に接続され、 前記接続回路用第2制御信号が前記第2論理をとるとき
    に前記第2切替回路用他方入力端子は前記第2切替回路
    用出力端子に接続され、 前記第2切替回路用出力端子は前記第1切替回路用他方
    入力端子に接続され、 前記第1切替回路用出力端子は前記記憶回路用入力端子
    に接続され、 前記記憶回路用出力端子は前記接続回路用出力端子を構
    成するとともに前記第2切替回路用他方入力端子に接続
    されることを特徴とする接続回路と、 制御回路用第1及び第2制御入力端子、制御回路用第1
    及び第2制御出力端子、ならびに制御回路用試験端子を
    備え、 前記制御回路用第1及び第2制御入力端子ならびに前記
    制御回路用試験端子にはそれぞれ制御回路用第1及び第
    2制御入力信号ならびに制御回路用試験信号が入力さ
    れ、前記制御回路用第1及び第2制御出力端子からはそ
    れぞれ制御回路用第1及び第2制御出力信号が出力さ
    れ、 前記制御回路用第1及び第2制御入力信号、前記制御回
    路用第1及び第2制御出力信号、ならびに前記制御回路
    用試験信号はそれぞれ前記2値論理をとり、 前記制御回路用試験信号が前記2値論理のいずれか一方
    をとるとき、前記制御回路用第1及び第2制御出力信号
    の論理は前記制御回路用第2制御入力信号の論理に等し
    く、 前記制御回路用試験信号が前記2値論理の他方をとると
    き、前記制御回路用第1制御出力信号の論理は前記制御
    回路用第1制御入力信号の反転論理に等しく、前記制御
    回路用第2制御出力信号の論理は前記制御回路用第1制
    御入力信号の論理に等しく、 前記制御回路用第1制御出力端子は前記接続回路用第1
    制御端子に接続され、 前記制御回路用第2制御出力端子は前記接続回路用第2
    制御端子に接続されることによって前記接続回路を制御
    する制御回路とを含んでなることを特徴とするスキャン
    パス構成回路。
  2. 【請求項2】 第1及び第2切替回路ならびに記憶回路
    を含んでなり、 接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接続回
    路用出力端子、ならびに接続回路用第1及び第2制御端
    子を備え、 前記接続回路用第1制御端子に入力される接続回路用第
    1制御信号及び前記接続回路用第2制御端子に入力され
    る接続回路用第2制御信号はそれぞれ、互いに異なる第
    1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、 前記第1切替回路は、第1切替回路用一方入力端子、第
    1切替回路用他方入力端子、第1切替回路用出力端子及
    び第1切替回路用制御端子を有し、 前記第2切替回路は、第2切替回路用一方入力端子、第
    2切替回路用他方入力端子、第2切替回路用出力端子及
    び第2切替回路用制御端子を有し、 前記記憶回路は記憶回路用入力端子及び記憶回路用出力
    端子を有し、 前記第1切替回路用制御端子は前記接続回路用第1制御
    端子を構成し、 前記第1切替回路用一方入力端子は前記接続回路用入力
    端子を構成し、 前記接続回路用第1制御信号が前記第1論理をとるとき
    に前記第1切替回路用一方入力端子は前記第1切替回路
    用出力端子に接続され、 前記接続回路用第1制御信号が前記第2論理をとるとき
    に前記第1切替回路用他方入力端子は前記第1切替回路
    用出力端子に接続され、 前記第2切替回路用制御端子は前記接続回路用第2制御
    端子を構成し、 前記第2切替回路用一方入力端子は前記接続回路用試験
    入力端子を構成し、 前記接続回路用第2制御信号が前記第1論理をとるとき
    に前記第2切替回路用一方入力端子は前記第2切替回路
    用出力端子に接続され、 前記接続回路用第2制御信号が前記第2論理をとるとき
    に前記第2切替回路用他方入力端子は前記第2切替回路
    用出力端子に接続され、 前記第2切替回路用出力端子は前記第1切替回路用他方
    入力端子に接続され、 前記第1切替回路用出力端子は前記記憶回路用入力端子
    に接続され、 前記記憶回路用出力端子は前記接続回路用出力端子を構
    成するとともに前記第2切替回路用他方入力端子に接続
    されることを特徴とする接続回路と、 制御回路用第1及び第2制御入力端子ならびに制御回路
    用第1及び第2制御出力端子を備え、 前記制御回路用第1及び第2制御入力端子にはそれぞれ
    制御回路用第1及び第2制御入力信号が入力され、前記
    制御回路用第1及び第2制御出力端子からはそれぞれ制
    御回路用第1及び第2制御出力信号が出力され、 前記制御回路用第1及び第2制御入力信号、ならびに前
    記制御回路用第1及び第2制御出力信号はそれぞれ前記
    2値論理をとり、 前記制御回路用第1制御入力信号が前記第1論理をとる
    とき、前記制御回路用第1及び第2制御出力信号の論理
    は前記制御回路用第2制御入力信号の論理に等しく、 前記制御回路用第1制御入力信号が前記第2論理をとる
    とき、前記制御回路用第1制御出力信号の論理は前記制
    御回路用第1制御入力信号の反転論理に等しく、前記制
    御回路用第2制御出力信号の論理は前記制御回路用第1
    制御入力信号の論理に等しく、 前記制御回路用第1制御出力端子が前記接続回路用第1
    制御端子に接続され、 前記制御回路用第2制御出力端子が前記接続回路用第2
    制御端子に接続されることによって前記接続回路を制御
    する制御回路とを含んでなることを特徴とするスキャン
    パス構成回路。
  3. 【請求項3】 第1及び第2切替回路ならびに記憶回路
    を含んでなり、 接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接続回
    路用出力端子、ならびに接続回路用第1及び第2制御端
    子を備え、 前記接続回路用第1制御端子に入力される接続回路用第
    1制御信号及び前記接続回路用第2制御端子に入力され
    る接続回路用第2制御信号はそれぞれ、互いに異なる第
    1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、 前記第1切替回路は、第1切替回路用一方入力端子、第
    1切替回路用他方入力端子、第1切替回路用出力端子及
    び第1切替回路用制御端子を有し、 前記第2切替回路は、第2切替回路用一方入力端子、第
    2切替回路用他方入力端子、第2切替回路用出力端子及
    び第2切替回路用制御端子を有し、 前記記憶回路は記憶回路用入力端子及び記憶回路用出力
    端子を有し、 前記第1切替回路用制御端子は前記接続回路用第1制御
    端子を構成し、 前記第1切替回路用一方入力端子は前記接続回路用入力
    端子を構成し、 前記接続回路用第1制御信号が前記第1論理をとるとき
    に前記第1切替回路用一方入力端子は前記第1切替回路
    用出力端子に接続され、 前記接続回路用第1制御信号が前記第2論理をとるとき
    に前記第1切替回路用他方入力端子は前記第1切替回路
    用出力端子に接続され、 前記第2切替回路用制御端子は前記接続回路用第2制御
    端子を構成し、 前記第2切替回路用一方入力端子は前記接続回路用試験
    入力端子を構成し、 前記接続回路用第2制御信号が前記第1論理をとるとき
    に前記第2切替回路用一方入力端子は前記第2切替回路
    用出力端子に接続され、 前記接続回路用第2制御信号が前記第2論理をとるとき
    に前記第2切替回路用他方入力端子は前記第2切替回路
    用出力端子に接続され、 前記第2切替回路用出力端子は前記第1切替回路用他方
    入力端子に接続され、 前記第1切替回路用出力端子は前記記憶回路用入力端子
    に接続され、 前記記憶回路用出力端子は前記接続回路用出力端子を構
    成するとともに前記第2切替回路用他方入力端子に接続
    されることを特徴とする接続回路と、 制御回路用第1乃至第3制御入力端子、制御回路用第1
    及び第2制御出力端子、ならびに制御回路用試験端子を
    備え、 前記制御回路用第1乃至第3制御入力端子ならびに前記
    制御回路用試験端子にはそれぞれ制御回路用第1乃至第
    3制御入力信号ならびに制御回路用試験信号が入力さ
    れ、前記制御回路用第1及び第2制御出力端子からはそ
    れぞれ制御回路用第1及び第2制御出力信号が出力さ
    れ、 前記制御回路用第1乃至第3制御入力信号、前記制御回
    路用第1及び第2制御出力信号、ならびに前記制御回路
    用試験信号はそれぞれ前記2値論理をとり、 前記制御回路用試験信号が前記2値論理のいずれか一方
    をとるとき、前記制御回路用第1及び第2制御出力信号
    の論理は前記制御回路用第2制御入力信号の論理に等し
    く、 前記制御回路用試験信号が前記2値論理の他方をとると
    き、前記制御回路用第1制御出力信号の論理は前記制御
    回路用第1制御入力信号の論理に等しく、前記制御回路
    用第2制御出力信号の論理は前記制御回路用第3制御入
    力信号の論理に等しく、 前記制御回路用第1制御出力端子は前記接続回路用第1
    制御端子に接続され、 前記制御回路用第2制御出力端子は前記接続回路用第2
    制御端子に接続されることによって前記接続回路を制御
    する制御回路とを含んでなることを特徴とするスキャン
    パス構成回路。
  4. 【請求項4】 第1及び第2切替回路ならびに記憶回路
    を含んでなり、 接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接続回
    路用出力端子、ならびに接続回路用第1及び第2制御端
    子を備え、 前記接続回路用第1制御端子に入力される接続回路用第
    1制御信号及び前記接続回路用第2制御端子に入力され
    る接続回路用第2制御信号はそれぞれ、互いに異なる第
    1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、 前記第1切替回路は、第1切替回路用一方入力端子、第
    1切替回路用他方入力端子、第1切替回路用出力端子及
    び第1切替回路用制御端子を有し、 前記第2切替回路は、第2切替回路用一方入力端子、第
    2切替回路用他方入力端子、第2切替回路用出力端子及
    び第2切替回路用制御端子を有し、 前記記憶回路は記憶回路用入力端子及び記憶回路用出力
    端子を有し、 前記第1切替回路用制御端子は前記接続回路用第1制御
    端子を構成し、 前記第1切替回路用一方入力端子は前記接続回路用入力
    端子を構成し、 前記接続回路用第1制御信号が前記第1論理をとるとき
    に前記第1切替回路用一方入力端子は前記第1切替回路
    用出力端子に接続され、 前記接続回路用第1制御信号が前記第2論理をとるとき
    に前記第1切替回路用他方入力端子は前記第1切替回路
    用出力端子に接続され、 前記第2切替回路用制御端子は前記接続回路用第2制御
    端子を構成し、 前記第2切替回路用一方入力端子は前記接続回路用試験
    入力端子を構成し、 前記接続回路用第2制御信号が前記第1論理をとるとき
    に前記第2切替回路用一方入力端子は前記第2切替回路
    用出力端子に接続され、 前記接続回路用第2制御信号が前記第2論理をとるとき
    に前記第2切替回路用他方入力端子は前記第2切替回路
    用出力端子に接続され、 前記第2切替回路用出力端子は前記第1切替回路用他方
    入力端子に接続され、 前記第1切替回路用出力端子は前記記憶回路用入力端子
    に接続され、 前記記憶回路用出力端子は前記接続回路用出力端子を構
    成するとともに前記第2切替回路用他方入力端子に接続
    されることを特徴とする接続回路と、 制御回路用第1乃至第3制御入力端子、制御回路用第1
    及び第2制御出力端子、ならびに制御回路用試験端子を
    備え、 前記制御回路用第1乃至第3制御入力端子ならびに前記
    制御回路用試験端子にはそれぞれ制御回路用第1乃至第
    3制御入力信号ならびに制御回路用試験信号が入力さ
    れ、前記制御回路用第1及び第2制御出力端子からはそ
    れぞれ制御回路用第1及び第2制御出力信号が出力さ
    れ、 前記制御回路用第1乃至第3制御入力信号、前記制御回
    路用第1及び第2制御出力信号、ならびに前記制御回路
    用試験信号はそれぞれ前記2値論理をとり、 前記制御回路用試験信号が前記2値論理のいずれか一方
    をとり、かつ前記制御回路用第1及び第3制御入力信号
    がそれぞれ前記第1論理をとるとき、前記制御回路用第
    1及び第2制御出力信号の論理は前記制御回路用第2制
    御入力信号の論理に等しく、 前記制御回路用試験信号が前記2値論理の他方をとると
    き、前記制御回路用第1制御出力信号の論理は前記制御
    回路用第1制御入力信号の論理に等しく、前記制御回路
    用第2制御出力信号の論理は前記制御回路用第3制御入
    力信号の論理に等しく、 前記制御回路用第1制御出力端子は前記接続回路用第1
    制御端子に接続され、 前記制御回路用第2制御出力端子は前記接続回路用第2
    制御端子に接続されることによって前記接続回路を制御
    する制御回路とを含んでなることを特徴とするスキャン
    パス構成回路。
  5. 【請求項5】 第1及び第2切替回路ならびに記憶回路
    を含んでなり、 接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接続回
    路用出力端子、ならびに接続回路用第1及び第2制御端
    子を備え、 前記接続回路用第1制御端子に入力される接続回路用第
    1制御信号及び前記接続回路用第2制御端子に入力され
    る接続回路用第2制御信号はそれぞれ、互いに異なる第
    1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、 前記第1切替回路は、第1切替回路用一方入力端子、第
    1切替回路用他方入力端子、第1切替回路用出力端子及
    び第1切替回路用制御端子を有し、 前記第2切替回路は、第2切替回路用一方入力端子、第
    2切替回路用他方入力端子、第2切替回路用出力端子及
    び第2切替回路用制御端子を有し、 前記記憶回路は記憶回路用入力端子及び記憶回路用出力
    端子を有し、 前記第1切替回路用制御端子は前記接続回路用第1制御
    端子を構成し、 前記第1切替回路用一方入力端子は前記接続回路用入力
    端子を構成し、 前記接続回路用第1制御信号が前記第1論理をとるとき
    に前記第1切替回路用一方入力端子は前記第1切替回路
    用出力端子に接続され、 前記接続回路用第1制御信号が前記第2論理をとるとき
    に前記第1切替回路用他方入力端子は前記第1切替回路
    用出力端子に接続され、 前記第2切替回路用制御端子は前記接続回路用第2制御
    端子を構成し、 前記第2切替回路用一方入力端子は前記接続回路用試験
    入力端子を構成し、 前記接続回路用第2制御信号が前記第1論理をとるとき
    に前記第2切替回路用一方入力端子は前記第2切替回路
    用出力端子に接続され、 前記接続回路用第2制御信号が前記第2論理をとるとき
    に前記第2切替回路用他方入力端子は前記第2切替回路
    用出力端子に接続され、 前記第2切替回路用出力端子は前記第1切替回路用他方
    入力端子に接続され、 前記第1切替回路用出力端子は前記記憶回路用入力端子
    に接続され、 前記記憶回路用出力端子は前記接続回路用出力端子を構
    成するとともに前記第2切替回路用他方入力端子に接続
    されることを特徴とする接続回路と、 制御回路用第1乃至第3制御入力端子ならびに制御回路
    用第1及び第2制御出力端子を備え、 前記制御回路用第1乃至第3制御入力端子にはそれぞれ
    制御回路用第1乃至第3制御入力信号が入力され、前記
    制御回路用第1及び第2制御出力端子からはそれぞれ制
    御回路用第1及び第2制御出力信号が出力され、 前記制御回路用第1乃至第3制御入力信号ならびに前記
    制御回路用第1及び第2制御出力信号はそれぞれ前記2
    値論理をとり、 前記制御回路用第1制御入力信号が前記第1論理をとる
    とき、前記制御回路用第1及び第2制御出力信号の論理
    は前記制御回路用第2制御入力信号の論理に等しく、 前記制御回路用第1制御入力信号が前記第2論理をとる
    とき、前記制御回路用第1制御出力信号の論理は前記制
    御回路用第1制御入力信号の論理に等しく、前記制御回
    路用第2制御出力信号の論理は前記制御回路用第3制御
    入力信号の論理に等しく、 前記制御回路用第1制御出力端子は前記接続回路用第1
    制御端子に接続され、 前記制御回路用第2制御出力端子は前記接続回路用第2
    制御端子に接続されることによって前記接続回路を制御
    する制御回路とを含んでなることを特徴とするスキャン
    パス構成回路。
  6. 【請求項6】 第1及び第2切替回路ならびに記憶回路
    を含んでなり、 接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接続回
    路用出力端子、ならびに接続回路用第1及び第2制御端
    子を備え、 前記接続回路用第1制御端子に入力される接続回路用第
    1制御信号及び前記接続回路用第2制御端子に入力され
    る接続回路用第2制御信号はそれぞれ、互いに異なる第
    1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、 前記第1切替回路は、第1切替回路用一方入力端子、第
    1切替回路用他方入力端子、第1切替回路用出力端子及
    び第1切替回路用制御端子を有し、 前記第2切替回路は、第2切替回路用一方入力端子、第
    2切替回路用他方入力端子、第2切替回路用出力端子及
    び第2切替回路用制御端子を有し、 前記記憶回路は記憶回路用入力端子及び記憶回路用出力
    端子を有し、 前記第1切替回路用制御端子は前記接続回路用第1制御
    端子を構成し、 前記第1切替回路用一方入力端子は前記接続回路用入力
    端子を構成し、 前記接続回路用第1制御信号が前記第1論理をとるとき
    に前記第1切替回路用一方入力端子は前記第1切替回路
    用出力端子に接続され、 前記接続回路用第1制御信号が前記第2論理をとるとき
    に前記第1切替回路用他方入力端子は前記第1切替回路
    用出力端子に接続され、 前記第2切替回路用制御端子は前記接続回路用第2制御
    端子を構成し、 前記第2切替回路用一方入力端子は前記接続回路用試験
    入力端子を構成し、 前記接続回路用第2制御信号が前記第1論理をとるとき
    に前記第2切替回路用一方入力端子は前記第2切替回路
    用出力端子に接続され、 前記接続回路用第2制御信号が前記第2論理をとるとき
    に前記第2切替回路用他方入力端子は前記第2切替回路
    用出力端子に接続され、 前記第2切替回路用出力端子は前記第1切替回路用他方
    入力端子に接続され、前記第1切替回路用出力端子は前
    記記憶回路用入力端子に接続され、 前記記憶回路用出力端子は前記接続回路用出力端子を構
    成するとともに前記第2切替回路用他方入力端子に接続
    されることを特徴とする接続回路と、 制御回路用第1乃至第3制御入力端子ならびに制御回路
    用第1及び第2制御出力端子を備え、 前記制御回路用第1乃至第3制御入力端子にはそれぞれ
    制御回路用第1乃至第3制御入力信号が入力され、前記
    制御回路用第1及び第2制御出力端子からはそれぞれ制
    御回路用第1及び第2制御出力信号が出力され、 前記制御回路用第1乃至第3制御入力信号ならびに前記
    制御回路用第1及び第2制御出力信号はそれぞれ前記2
    値論理をとり、 前記制御回路用第1制御入力信号が前記第1論理をと
    り、かつ前記制御回路用第3制御信号が該第1論理をと
    るとき、前記制御回路用第1及び第2制御出力信号の論
    理は前記制御回路用第2制御入力信号の論理に等しく、 前記制御回路用第1制御入力信号が前記第2論理をとる
    とき、前記制御回路用第1制御出力信号の論理は前記制
    御回路用第1制御入力信号の論理に等しく、前記制御回
    路用第2制御出力信号の論理は前記制御回路用第3制御
    入力信号の論理に等しく、 前記制御回路用第1制御出力端子は前記接続回路用第1
    制御端子に接続され、 前記制御回路用第2制御出力端子は前記接続回路用第2
    制御端子に接続されることによって前記接続回路を制御
    する制御回路とを含んでなることを特徴とするスキャン
    パス構成回路。
  7. 【請求項7】 接続回路用入力端子、接続回路用試験入
    力端子、接続回路用出力端子、接続回路用第1及び第2
    制御端子、ならびに期待端子を備え、 前記接続回路用第1制御端子に入力される接続回路用第
    1制御信号と前記接続回路用第2制御端子に入力される
    接続回路用第2制御信号とはそれぞれ、互いに異なる第
    1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、 前記接続回路用第1制御信号が前記第1論理をとると
    き、前記接続回路用入力端子に入力される信号を前記接
    続回路用出力端子から出力し、 前記接続回路用第1制御信号が前記第2論理をとり、か
    つ前記接続回路用第2制御信号が前記第1論理をとると
    き、前記接続回路用試験入力端子に入力される信号を前
    記接続回路用出力端子から出力し、 前記接続回路用第1及び第2制御信号がそれぞれ前記第
    2論理をとるときには、前記期待端子に入力される信号
    の論理と前記接続回路用入力端子に入力される信号の論
    理とが一致する場合には前記接続回路用出力端子から出
    力していた信号を該接続回路用出力端子から出力し続
    け、一致しない場合には前記第1論理を該接続回路用出
    力端子から出力し続けることを特徴とする接続回路と、 制御回路用第1乃至第3制御入力端子ならびに制御回路
    用第1及び第2制御出力端子を備え、 前記制御回路用第1乃至第3制御入力端子にはそれぞれ
    制御回路用第1乃至第3制御入力信号が入力され、前記
    制御回路用第1及び第2制御出力端子からはそれぞれ制
    御回路用第1及び第2制御出力信号が出力され、 前記制御回路用第1乃至第3制御入力信号ならびに前記
    制御回路用第1及び第2制御出力信号はそれぞれ前記2
    値論理をとり、 前記制御回路用第1制御入力信号が前記第1論理をと
    り、かつ前記制御回路用第3制御信号が該第1論理をと
    るとき、前記制御回路用第1及び第2制御出力信号の論
    理は前記制御回路用第2制御入力信号の論理に等しく、 前記制御回路用第1制御入力信号が前記第2論理をとる
    とき、前記制御回路用第1制御出力信号の論理は前記制
    御回路用第1制御入力信号の論理に等しく、前記制御回
    路用第2制御出力信号の論理は前記制御回路用第3制御
    入力信号の論理に等しく、 前記制御回路用第1制御出力端子は前記接続回路用第1
    制御端子に接続され、 前記制御回路用第2制御出力端子は前記接続回路用第2
    制御端子に接続されることによって前記接続回路を制御
    する制御回路とを含んでなることを特徴とするスキャン
    パス構成回路。
  8. 【請求項8】 上記接続回路はさらに、比較端子及び期
    待端子を備え、排他的論理和素子、否定論理積素子及び
    論理積素子を含んでなり、 前記比較端子に入力される比較信号は上記2値論理をと
    り、 前記排他的論理和素子は排他的論理和素子用出力端子及
    び二つの排他的論理和素子用入力端子を備え、 前記否定論理積素子は否定論理積素子用出力端子及び二
    つの否定論理積素子用入力端子を備え、 前記論理積素子は論理積素子用出力端子及び二つの論理
    積素子用入力端子を備え、 上記記憶回路用出力端子と上記第2切替回路用他方入力
    端子との接続は前記論理積素子を介する接続であり、 前記排他的論理和素子用入力端子のいずれか一方は前記
    期待端子を構成し、 前記排他的論理和素子用入力端子の他方と上記第1切替
    回路用一方入力端子とが共通に接続され、 前記排他的論理和素子用出力端子は前記否定論理積素子
    用入力端子のいずれか一方に接続され、 前記否定論理積素子用入力端子の他方が前記比較端子を
    構成し、 前記否定論理積素子用出力端子は前記論理積用入力端子
    の一方に接続され、 前記記憶回路用出力端子は前記論理積回路用入力端子の
    他方に接続されることを特徴とする請求項3乃至6のい
    ずれか一つに記載のスキャンパス構成回路。
  9. 【請求項9】 上記接続回路はさらに、比較端子及び期
    待端子を備え、排他的論理和素子及び否定論理積素子を
    含んでなり、 上記記憶回路はさらに記憶回路用初期化端子を備え、 前記比較端子に入力される比較信号は上記2値論理をと
    り、 前記排他的論理和素子は排他的論理和素子用出力端子及
    び二つの排他的論理和素子用入力端子を備え、 前記否定論理積素子は否定論理積素子用出力端子及び二
    つの否定論理積素子用入力端子を備え、 前記排他的論理和素子用入力端子のいずれか一方は前記
    期待端子を構成し、 前記排他的論理和素子用入力端子の他方と上記第1切替
    回路用一方入力端子とが共通に接続され、 前記排他的論理和素子用出力端子は前記否定論理積素子
    用入力端子のいずれか一方に接続され、 前記否定論理積素子用入力端子の他方が前記比較端子を
    構成し、 前記否定論理積素子用出力端子は前記記憶回路用初期化
    端子に接続されることを特徴とする請求項3乃至6のい
    ずれか一つに記載のスキャンパス構成回路。
  10. 【請求項10】 書き込み用端子及び読み出し用端子を
    備えるRAMに設けられるスキャンパス構成回路であ
    り、 上記接続回路が前記書き込み用端子毎に、及び前記読み
    出し用端子毎に用意され、 前記書き込み用端子に用意される前記接続回路の上記接
    続回路用出力端子には該書き込み用端子がそれぞれ接続
    され、 前記読み出し用端子に用意される前記接続回路の上記接
    続回路用入力端子には該読み出し用端子がそれぞれ接続
    され、 前記書き込み用端子毎に用意される前記接続回路を制御
    する書き込み用制御回路とは上記制御回路であり、 前記読み出し用端子毎に用意される前記接続回路を制御
    する読み出し用制御回路とは上記制御回路であり、 前記書き込み用制御回路による制御と前記読み出し用制
    御回路による制御とはそれぞれ独立であることを特徴と
    する請求項3乃至9のいずれか一つに記載のスキャンパ
    ス構成回路。
  11. 【請求項11】 書き込み用端子及び読み出し用端子を
    備え、 上記読書き込み用端子は書き込み用アドレス端子と書き
    込み用入力端子とからなり、 上記読み出し用端子は読み出し用アドレス端子と読み出
    し用出力端子とからなるRAMに設けられるスキャンパ
    ス構成回路であり、 上記接続回路が前記書き込み用アドレス端子毎に、前記
    書き込み用入力端子毎に、前記読み出し用アドレス端子
    毎に、及び前記読み出し用出力端子毎にそれぞれ用意さ
    れ、 前記書き込み用アドレス端子に用意される前記接続回路
    の上記接続回路用出力端子には該書き込み用アドレス端
    子がそれぞれ接続され、 前記書き込み用入力端子に用意される前記接続回路の上
    記接続回路用出力端子には該書き込み用入力端子がそれ
    ぞれ接続され、 前記読み出し用アドレス端子に用意される前記接続回路
    の上記接続回路用入力端子には該読み出し用アドレス端
    子がそれぞれ接続され、 前記読み出し用出力端子に用意される前記接続回路の上
    記接続回路用入力端子には該読み出し用出力端子がそれ
    ぞれ接続され、 前記書き込み用アドレス端子毎に用意される前記接続回
    路を制御する書き込みアドレス用制御回路とは上記制御
    回路であり、 前記書き込み用入力端子毎に用意される前記接続回路を
    制御する書き込み入力用制御回路とは上記制御回路であ
    り、 前記読み出し用アドレス端子毎に用意される前記接続回
    路を制御する読み出しアドレス用制御回路とは上記制御
    回路であり、 前記読み出し用出力端子毎に用意される前記接続回路を
    制御する読み出し出力用制御回路とは上記制御回路であ
    り、 前記書き込みアドレス用制御回路による制御と、前記書
    き込み入力用制御回路による制御と、前記読み出しアド
    レス用制御回路による制御と、前記読み出し出力用制御
    回路による制御とはそれぞれ独立であることを特徴とす
    る請求項3乃至9のいずれか一つに記載のスキャンパス
    構成回路。
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