JP3691144B2 - スキャンパス構成回路 - Google Patents

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    • G01R31/318541Scan latches or cell details

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は試験回路に関するものであり、詳しくは半導体装置に備えられる論理回路を試験するために論理回路周辺に設けられるスキャンパスを構成する、スキャンパス構成回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、半導体装置に備えられる論理回路の動作試験のために、試験容易化回路を設けるという設計が半導体装置に施されてきた。
【0003】
試験容易化設計によるスキャンテストについての説明を行う前に、まず論理回路であるデータ回路及びデータ回路の入出力動作について図30を用いて説明を行う。
【0004】
図30はデータ回路1及びデータ回路1のデータの入出力を行う回路を示す回路図である。
【0005】
以下、本明細書中においては、データまたは信号及び端子を表す英字の参照符を兼用するものとする。例えば、IN[0]は入力データを表すこともあればデータ入力端子を表すこともある。
【0006】
まずデータ回路1について説明する。データ回路1は入力端子DI[0]〜[3]及び出力端子DO[0]〜[3]を備える。データ回路1は入力端子DI[0]〜[3]に与えられる入力データDI[0]〜[3]に対して固有の出力データDO[0]〜[3]を出力端子DO[0]〜[3]から出力する回路である。データ回路1として組み合わせ回路またはRAM(Random Access Memory)のような記憶回路を挙げることができる。データ入力端子IN[0]〜[3]は入力端子DI[0]〜[3]に、データ出力端子OUT[0]〜[3]は出力端子DO[0]〜[3]に、後述のセレクタ102[0]〜[3]及びフリップフロップ4[0]〜[3]を介してそれぞれ接続される。ここで、データあるいは端子に付加されている[番号]はデータのビット番号を表す。上述のように、端子に入力されるデータあるいは端子から出力されるデータはそれぞれビット番号によって対応づけられている。従って、データあるいは端子等を総称するとき、またはビット番号による違いを考慮しなくても良いときには、ビット番号を以後省略する。ビット番号が省略されるときにも、それぞれのデータはそれぞれのビット番号の端子に対応する。
【0007】
次にデータの入出力に関する回路について説明を行う。データ回路1の入力端子DIとデータ入力端子INとの間に、また出力端子DOとデータ出力端子OUTとの間には入力あるいは出力データを保持するためにセレクタ102とフリップフロップ4がそれぞれ挿入される。全てのセレクタ102は保持端子HLD0から入力される保持制御信号HLD0によって同時に制御される。フリップフロップ4はDフリップフロップあるいはDフリップフロップと同様の働きを有するフリップフロップである。セレクタ102とフリップフロップ4の働きはどのビット番号においても同様であり、入力側と出力側でその働きは変わらない。よって入力側のセレクタ102とフリップフロップ4について以下に説明を行うが、出力側についても入力側と同様である。
【0008】
接続の状態について説明する。セレクタ102は二つのデータ入力端子を備える。一方は保持制御信号HLD0が“0”のときに選択され接続されるデータ入力0端子であり、他方は保持制御信号HLD0が“1”のときに選択され接続されるデータ入力1端子である。データ入力0端子にはデータ入力端子INが接続され、データ入力1端子にはフリップフロップ4の出力端子が接続される。セレクタ102の出力端子はフリップフロップ4の入力端子に接続される。フリップフロップ4の出力端子は入力端子DI及び前述のようにセレクタ102のデータ入力1端子に共通に接続される。
【0009】
上述の接続状態における回路動作について説明する。保持制御信号HLD0が“0”のとき、セレクタ102のデータ入力0端子に入力されるデータがセレクタ102の出力端子に接続される。従って、入力データINがセレクタ102、フリップフロップ4を介して入力端子DIに与えられる。保持制御信号HLD0が“1”のとき、データ入力1端子が選択されるので、フリップフロップ4の出力端子から出力されるデータがセレクタ102を介してフリップフロップ4の入力端子に与えられる。従って、フリップフロップ4のデータは保持される。
【0010】
図30に示される回路における回路動作を入力側及び出力側についてまとめると以下のようになる。保持制御信号HLD0が“0”のときに入力データINは入力端子DIに入力され、出力データDOがデータ出力端子OUTから出力される。すなわち入力と出力は同期している。保持制御信号HLD0が“1”のときには、セレクタ102及びフリップフロップ4によって入力データDI及び出力データDOはそれぞれ保持される。
【0011】
次にスキャンテストについての説明を行う。
【0012】
スキャンテストとは、
1.テストが行われる回路にスキャンパスを設け、
2.スキャンパスから回路にテストパターンを与え、
3.テストパターンに対して回路が出力する出力データを再びスキャンパスにて取り込み、
4.結果を解析する
というものである。スキャンテストとはテスト容易化設計の一手法である。スキャンパスはテストされる回路の入力あるいは出力端子に接続されるフリップフロップをスキャンフリップフロップに変換することによって実現される。
【0013】
図31はフリップフロップ4をスキャンフリップフロップSFFに変換する様子を示す回路図である。この場合のスキャン変換とは、フリップフロップ4の入力端子にセレクタ103を接続することである。セレクタ103の出力はシフトモード信号SMによって切替えられる。セレクタ103のデータ入力0端子にはデータDが入力され、データ入力1端子にはスキャンインデータSIが入力される。シフトモード信号SMが“0”のときにはデータDが選択され、“1”のときにはスキャンインデータSIが選択されてフリップフロップ4に入力される。
【0014】
図32はスキャンパスが設けられるデータ回路1を示す回路図である。セレクタ102,103及びフリップフロップ4からなる、接続回路PCC[0]〜[3]が入力側においてデータ入力端子IN[0]〜[3]と入力端子DI[0]〜[3]との間にそれぞれ接続される。また出力側においても同様に、出力端子DO[0]〜[3]とデータ出力端子OUT[0]〜[3]との間に接続回路PCC[0]〜[3]がそれぞれ挿入される。接続回路PCCを図33に示す。
【0015】
接続回路PCCの働きは入力側と出力側とでは同様であるので、図30と同様に入力側を例として図33に示される接続回路PCCの接続状態についての説明を行う。
【0016】
セレクタ102のデータ入力0端子にはデータ入力端子INが接続され、データ入力1端子にはフリップフロップ4の出力端子が接続される。セレクタ102の出力端子はセレクタ103のデータ入力0端子に接続される。セレクタ103のデータ入力1端子にはスキャンイン端子SIが接続される。セレクタ103の出力端子はフリップフロップ4の入力端子に接続され、フリップフロップ4の出力データは前述の如くセレクタ102のデータ入力1端子に入力され、さらに接続回路PCCのスキャンアウトデータSOあるいはシリアル入力データQとして出力される。
【0017】
ここで図32に示されるとおり、スキャンアウトデータSOは次のビット番号を有する接続回路PCCのスキャンインデータSIとなり、接続回路PCCのスキャンイン端子SIに入力される。ここで入力側の接続回路PCC[3]のスキャンアウトデータSOは出力側の接続回路PCC[0]のスキャンインデータSIとなり、出力側の接続回路PCC[3]のスキャンアウトデータSOはスキャンパス全体のスキャンアウトデータSOとして出力される。
【0018】
次に回路動作について説明を行う。図32に示される回路の動作として通常動作とスキャンテスト動作が存在する。
【0019】
まず通常動作について説明する。図32に示される回路の通常動作は図30に示される回路の動作と同様である。
【0020】
通常動作時にはシフトモード制御信号SMを“0”とする。このとき、保持制御信号HLD0が“0”ならば入力側では入力データINが接続回路PCCを介してデータ回路1の入力端子DIに取り込まれる。出力側では出力データDOが接続回路PCCを介してデータ出力端子OUTに出力される。保持制御信号HLD0が“1”ならば、入力データIN及び出力データDOは接続回路PCCにおいてそれぞれ保持される。
【0021】
次にスキャンテスト動作について説明する。スキャンテスト時には、テストパターンのシフトイン、実行、テスト結果のシフトアウトを順に行う。
【0022】
1.テストパターンのシフトイン
データ回路1にテストパターンを入力する準備として、入力側の接続回路PCCにテストパターンをシフトインする。シフトモード制御信号SMを“1”とすると、データ回路1に入力するテストパターンをスキャンイン端子SIからシフトインすることが可能である。本従来例のデータ回路1は4ビットであるので、4ビットのテストパターンがシフトインされる。テストパターンは入力側の接続回路PCC[0]→PCC[1]→PCC[2]→PCC[3]の順でシフトされ、入力側の接続回路PCC[0]〜[3]にテストパターンが入力される。
【0023】
2.実行
シフトモード制御信号SMを“0”とする。このとき、保持制御信号HLD0が“1”ならば、入力側の接続回路PCCにおいてはテストパターンのシフトイン終了後のデータ、すなわちテストパターンが保持される。出力側の接続回路PCCにおいてはテストパターンのシフトイン終了後のデータが保持される。シフトモード制御信号SMを“0”とするときに、保持制御信号HLD0が“0”ならば、入力データINが入力端子DIに取り込まれ、データ回路1のテスト結果である出力データDOはデータ出力端子OUTに出力される。この後、保持制御信号HLD0を“0”から“1に変えると、入力側の接続回路PCCにおいては入力データINが保持され、出力側の接続回路PCCにおいてはテスト結果である出力データDOが保持される。
【0024】
3.テスト結果のシフトアウト
シフトモード制御信号SMを“1”とする。このときテスト結果を順にスキャンアウト端子SOからシフトアウトする。
【0025】
以上が図32に示される回路の回路動作である。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
図32に示されるように、従来技術によるスキャンパス回路では、通常動作のためのデータ入力端子INとデータ回路1の入力端子DIとの間に二つのセレクタ102,103が含まれていた。同様に、データ回路1の出力端子DOと通常動作のためのデータ出力端子OUTとの間に二つのセレクタ102,103が含まれていた。したがって、セットアップが大きくなり、通常動作時の回路速度が低下するという問題点があった。
【0027】
本発明は以上の点に鑑み、通常動作時に高速動作が得られる、論理回路の動作試験のためのスキャンパス構成回路を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のスキャンパス構成回路は、第1及び第2切替回路ならびに記憶回路を含んでなり、接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接続回路用出力端子、ならびに接続回路用第1及び第2制御端子を備え、接続回路用第1制御端子に入力される接続回路用第1制御信号及び接続回路用第2制御端子に入力される接続回路用第2制御信号はそれぞれ、互いに異なる第1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、第1切替回路は、第1切替回路用一方入力端子、第1切替回路用他方入力端子、第1切替回路用出力端子及び第1切替回路用制御端子を有し、第2切替回路は、第2切替回路用一方入力端子、第2切替回路用他方入力端子、第2切替回路用出力端子及び第2切替回路用制御端子を有し、記憶回路は記憶回路用入力端子及び記憶回路用出力端子を有し、第1切替回路用制御端子は接続回路用第1制御端子を構成し、第1切替回路用一方入力端子は接続回路用入力端子を構成し、接続回路用第1制御信号が第1論理をとるときに第1切替回路用一方入力端子は第1切替回路用出力端子に接続され、接続回路用第1制御信号が第2論理をとるときに第1切替回路用他方入力端子は第1切替回路用出力端子に接続され、第2切替回路用制御端子は接続回路用第2制御端子を構成し、第2切替回路用一方入力端子は接続回路用試験入力端子を構成し、接続回路用第2制御信号が第1論理をとるときに第2切替回路用一方入力端子は第2切替回路用出力端子に接続され、接続回路用第2制御信号が第2論理をとるときに第2切替回路用他方入力端子は第2切替回路用出力端子に接続され、第2切替回路用出力端子は第1切替回路用他方入力端子に接続され、第1切替回路用出力端子は記憶回路用入力端子に接続され、記憶回路用出力端子は接続回路用出力端子を構成するとともに第2切替回路用他方入力端子に接続されることを特徴とする接続回路と、制御回路用第1及び第2制御入力端子、制御回路用第1及び第2制御出力端子、ならびに制御回路用試験端子を備え、制御回路用第1及び第2制御入力端子ならびに制御回路用試験端子にはそれぞれ制御回路用第1及び第2制御入力信号ならびに制御回路用試験信号が入力され、制御回路用第1及び第2制御出力端子からはそれぞれ制御回路用第1及び第2制御出力信号が出力され、制御回路用第1及び第2制御入力信号、制御回路用第1及び第2制御出力信号、ならびに制御回路用試験信号はそれぞれ2値論理をとり、制御回路用試験信号が2値論理のいずれか一方をとるとき、制御回路用第1及び第2制御出力信号の論理は制御回路用第2制御入力信号の論理に等しく、制御回路用試験信号が2値論理の他方をとるとき、制御回路用第制御出力信号の論理は制御回路用第1制御入力信号の反転論理に等しく、制御回路用第制御出力信号の論理は制御回路用第1制御入力信号の論理に等しく、制御回路用第1制御出力端子は接続回路用第1制御端子に接続され、制御回路用第2制御出力端子は接続回路用第2制御端子に接続されることによって接続回路を制御する制御回路とを含んでなることを特徴とする。
【0029】
請求項2に記載のスキャンパス構成回路は、第1及び第2切替回路ならびに記憶回路を含んでなり、接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接続回路用出力端子、ならびに接続回路用第1及び第2制御端子を備え、接続回路用第1制御端子に入力される接続回路用第1制御信号及び接続回路用第2制御端子に入力される接続回路用第2制御信号はそれぞれ、互いに異なる第1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、第1切替回路は、第1切替回路用一方入力端子、第1切替回路用他方入力端子、第1切替回路用出力端子及び第1切替回路用制御端子を有し、第2切替回路は、第2切替回路用一方入力端子、第2切替回路用他方入力端子、第2切替回路用出力端子及び第2切替回路用制御端子を有し、記憶回路は記憶回路用入力端子及び記憶回路用出力端子を有し、第1切替回路用制御端子は接続回路用第1制御端子を構成し、第1切替回路用一方入力端子は接続回路用入力端子を構成し、接続回路用第1制御信号が第1論理をとるときに第1切替回路用一方入力端子は第1切替回路用出力端子に接続され、接続回路用第1制御信号が第2論理をとるときに第1切替回路用他方入力端子は第1切替回路用出力端子に接続され、第2切替回路用制御端子は接続回路用第2制御端子を構成し、第2切替回路用一方入力端子は接続回路用試験入力端子を構成し、接続回路用第2制御信号が第1論理をとるときに第2切替回路用一方入力端子は第2切替回路用出力端子に接続され、接続回路用第2制御信号が第2論理をとるときに第2切替回路用他方入力端子は第2切替回路用出力端子に接続され、第2切替回路用出力端子は第1切替回路用他方入力端子に接続され、第1切替回路用出力端子は記憶回路用入力端子に接続され、記憶回路用出力端子は接続回路用出力端子を構成するとともに第2切替回路用他方入力端子に接続されることを特徴とする接続回路と、制御回路用第1及び第2制御入力端子ならびに制御回路用第1及び第2制御出力端子を備え、制御回路用第1及び第2制御入力端子にはそれぞれ制御回路用第1及び第2制御入力信号が入力され、制御回路用第1及び第2制御出力端子からはそれぞれ制御回路用第1及び第2制御出力信号が出力され、制御回路用第1及び第2制御入力信号、ならびに制御回路用第1及び第2制御出力信号はそれぞれ2値論理をとり、制御回路用第1制御入力信号が第1論理をとるとき、制御回路用第1及び第2制御出力信号の論理は制御回路用第2制御入力信号の論理に等しく、制御回路用第1制御入力信号が第2論理をとるとき、制御回路用第制御出力信号の論理は制御回路用第1制御入力信号の反転論理に等しく、制御回路用第制御出力信号の論理は制御回路用第1制御入力信号の論理に等しく、制御回路用第1制御出力端子が接続回路用第1制御端子に接続され、制御回路用第2制御出力端子が接続回路用第2制御端子に接続されることによって接続回路を制御する制御回路とを含んでなることを特徴とする。
【0030】
請求項3に記載のスキャンパス構成回路は、第1及び第2切替回路ならびに記憶回路を含んでなり、接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接続回路用出力端子、ならびに接続回路用第1及び第2制御端子を備え、接続回路用第1制御端子に入力される接続回路用第1制御信号及び接続回路用第2制御端子に入力される接続回路用第2制御信号はそれぞれ、互いに異なる第1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、第1切替回路は、第1切替回路用一方入力端子、第1切替回路用他方入力端子、第1切替回路用出力端子及び第1切替回路用制御端子を有し、第2切替回路は、第2切替回路用一方入力端子、第2切替回路用他方入力端子、第2切替回路用出力端子及び第2切替回路用制御端子を有し、記憶回路は記憶回路用入力端子及び記憶回路用出力端子を有し、第1切替回路用制御端子は接続回路用第1制御端子を構成し、第1切替回路用一方入力端子は接続回路用入力端子を構成し、接続回路用第1制御信号が第1論理をとるときに第1切替回路用一方入力端子は第1切替回路用出力端子に接続され、接続回路用第1制御信号が第2論理をとるときに第1切替回路用他方入力端子は第1切替回路用出力端子に接続され、第2切替回路用制御端子は接続回路用第2制御端子を構成し、第2切替回路用一方入力端子は接続回路用試験入力端子を構成し、接続回路用第2制御信号が第1論理をとるときに第2切替回路用一方入力端子は第2切替回路用出力端子に接続され、接続回路用第2制御信号が第2論理をとるときに第2切替回路用他方入力端子は第2切替回路用出力端子に接続され、第2切替回路用出力端子は第1切替回路用他方入力端子に接続され、第1切替回路用出力端子は記憶回路用入力端子に接続され、記憶回路用出力端子は接続回路用出力端子を構成するとともに第2切替回路用他方入力端子に接続されることを特徴とする接続回路と、制御回路用第1乃至第3制御入力端子、制御回路用第1及び第2制御出力端子、ならびに制御回路用試験端子を備え、制御回路用第1乃至第3制御入力端子ならびに制御回路用試験端子にはそれぞれ制御回路用第1乃至第3制御入力信号ならびに制御回路用試験信号が入力され、制御回路用第1及び第2制御出力端子からはそれぞれ制御回路用第1及び第2制御出力信号が出力され、制御回路用第1乃至第3制御入力信号、制御回路用第1及び第2制御出力信号、ならびに制御回路用試験信号はそれぞれ2値論理をとり、制御回路用試験信号が2値論理のいずれか一方をとるとき、制御回路用第1及び第2制御出力信号の論理は制御回路用第2制御入力信号の論理に等しく、制御回路用試験信号が2値論理の他方をとるとき、制御回路用第1制御出力信号の論理は制御回路用第1制御入力信号の論理に等しく、制御回路用第2制御出力信号の論理は制御回路用第3制御入力信号の論理に等しく、制御回路用第1制御出力端子は接続回路用第1制御端子に接続され、制御回路用第2制御出力端子は接続回路用第2制御端子に接続されることによって接続回路を制御する制御回路とを含んでなることを特徴とする。
【0031】
請求項4に記載のスキャンパス構成回路は、第1及び第2切替回路ならびに記憶回路を含んでなり、接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接続回路用出力端子、ならびに接続回路用第1及び第2制御端子を備え、接続回路用第1制御端子に入力される接続回路用第1制御信号及び接続回路用第2制御端子に入力される接続回路用第2制御信号はそれぞれ、互いに異なる第1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、第1切替回路は、第1切替回路用一方入力端子、第1切替回路用他方入力端子、第1切替回路用出力端子及び第1切替回路用制御端子を有し、第2切替回路は、第2切替回路用一方入力端子、第2切替回路用他方入力端子、第2切替回路用出力端子及び第2切替回路用制御端子を有し、記憶回路は記憶回路用入力端子及び記憶回路用出力端子を有し、第1切替回路用制御端子は接続回路用第1制御端子を構成し、第1切替回路用一方入力端子は接続回路用入力端子を構成し、接続回路用第1制御信号が第1論理をとるときに第1切替回路用一方入力端子は第1切替回路用出力端子に接続され、接続回路用第1制御信号が第2論理をとるときに第1切替回路用他方入力端子は第1切替回路用出力端子に接続され、第2切替回路用制御端子は接続回路用第2制御端子を構成し、第2切替回路用一方入力端子は接続回路用試験入力端子を構成し、接続回路用第2制御信号が第1論理をとるときに第2切替回路用一方入力端子は第2切替回路用出力端子に接続され、接続回路用第2制御信号が第2論理をとるときに第2切替回路用他方入力端子は第2切替回路用出力端子に接続され、第2切替回路用出力端子は第1切替回路用他方入力端子に接続され、第1切替回路用出力端子は記憶回路用入力端子に接続され、記憶回路用出力端子は接続回路用出力端子を構成するとともに第2切替回路用他方入力端子に接続されることを特徴とする接続回路と、制御回路用第1乃至第3制御入力端子、制御回路用第1及び第2制御出力端子、ならびに制御回路用試験端子を備え、制御回路用第1乃至第3制御入力端子ならびに制御回路用試験端子にはそれぞれ制御回路用第1乃至第3制御入力信号ならびに制御回路用試験信号が入力され、制御回路用第1及び第2制御出力端子からはそれぞれ制御回路用第1及び第2制御出力信号が出力され、制御回路用第1乃至第3制御入力信号、制御回路用第1及び第2制御出力信号、ならびに制御回路用試験信号はそれぞれ2値論理をとり、制御回路用試験信号が2値論理のいずれか一方をとり、かつ制御回路用第1及び第3制御入力信号がそれぞれ第1論理をとるとき、制御回路用第1及び第2制御出力信号の論理は制御回路用第2制御入力信号の論理に等しく、制御回路用試験信号が2値論理の他方をとるとき、前記制御回路用第3制御入力信号が前記第2論理をとる場合には前記制御回路用第1制御入力信号も前記第2論理をとり、制御回路用第1制御出力信号の論理は制御回路用第1制御入力信号の論理に等しく、制御回路用第2制御出力信号の論理は制御回路用第3制御入力信号の論理に等しく、制御回路用第1制御出力端子は接続回路用第1制御端子に接続され、制御回路用第2制御出力端子は接続回路用第2制御端子に接続されることによって接続回路を制御する制御回路とを含んでなることを特徴とする。
【0032】
請求項5に記載のスキャンパス構成回路は、第1及び第2切替回路ならびに記憶回路を含んでなり、接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接続回路用出力端子、ならびに接続回路用第1及び第2制御端子を備え、接続回路用第1制御端子に入力される接続回路用第1制御信号及び接続回路用第2制御端子に入力される接続回路用第2制御信号はそれぞれ、互いに異なる第1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、第1切替回路は、第1切替回路用一方入力端子、第1切替回路用他方入力端子、第1切替回路用出力端子及び第1切替回路用制御端子を有し、第2切替回路は、第2切替回路用一方入力端子、第2切替回路用他方入力端子、第2切替回路用出力端子及び第2切替回路用制御端子を有し、記憶回路は記憶回路用入力端子及び記憶回路用出力端子を有し、第1切替回路用制御端子は接続回路用第1制御端子を構成し、第1切替回路用一方入力端子は接続回路用入力端子を構成し、接続回路用第1制御信号が第1論理をとるときに第1切替回路用一方入力端子は第1切替回路用出力端子に接続され、接続回路用第1制御信号が第2論理をとるときに第1切替回路用他方入力端子は第1切替回路用出力端子に接続され、第2切替回路用制御端子は接続回路用第2制御端子を構成し、第2切替回路用一方入力端子は接続回路用試験入力端子を構成し、接続回路用第2制御信号が第1論理をとるときに第2切替回路用一方入力端子は第2切替回路用出力端子に接続され、接続回路用第2制御信号が第2論理をとるときに第2切替回路用他方入力端子は第2切替回路用出力端子に接続され、第2切替回路用出力端子は第1切替回路用他方入力端子に接続され、第1切替回路用出力端子は記憶回路用入力端子に接続され、記憶回路用出力端子は接続回路用出力端子を構成するとともに第2切替回路用他方入力端子に接続されることを特徴とする接続回路と、制御回路用第1乃至第3制御入力端子ならびに制御回路用第1及び第2制御出力端子を備え、制御回路用第1乃至第3制御入力端子にはそれぞれ制御回路用第1乃至第3制御入力信号が入力され、制御回路用第1及び第2制御出力端子からはそれぞれ制御回路用第1及び第2制御出力信号が出力され、制御回路用第1乃至第3制御入力信号ならびに制御回路用第1及び第2制御出力信号はそれぞれ2値論理をとり、制御回路用第1制御入力信号が第1論理をとるとき、制御回路用第1及び第2制御出力信号の論理は制御回路用第2制御入力信号の論理に等しく、制御回路用第1制御入力信号が第2論理をとるとき、制御回路用第1制御出力信号の論理は制御回路用第1制御入力信号の論理に等しく、制御回路用第2制御出力信号の論理は制御回路用第3制御入力信号の論理に等しく、制御回路用第1制御出力端子は接続回路用第1制御端子に接続され、制御回路用第2制御出力端子は接続回路用第2制御端子に接続されることによって接続回路を制御する制御回路とを含んでなることを特徴とする。
【0033】
請求項6に記載のスキャンパス構成回路は、第1及び第2切替回路ならびに記憶回路を含んでなり、接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接続回路用出力端子、ならびに接続回路用第1及び第2制御端子を備え、接続回路用第1制御端子に入力される接続回路用第1制御信号及び接続回路用第2制御端子に入力される接続回路用第2制御信号はそれぞれ、互いに異なる第1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、第1切替回路は、第1切替回路用一方入力端子、第1切替回路用他方入力端子、第1切替回路用出力端子及び第1切替回路用制御端子を有し、第2切替回路は、第2切替回路用一方入力端子、第2切替回路用他方入力端子、第2切替回路用出力端子及び第2切替回路用制御端子を有し、記憶回路は記憶回路用入力端子及び記憶回路用出力端子を有し、第1切替回路用制御端子は接続回路用第1制御端子を構成し、第1切替回路用一方入力端子は接続回路用入力端子を構成し、接続回路用第1制御信号が第1論理をとるときに第1切替回路用一方入力端子は第1切替回路用出力端子に接続され、接続回路用第1制御信号が第2論理をとるときに第1切替回路用他方入力端子は第1切替回路用出力端子に接続され、第2切替回路用制御端子は接続回路用第2制御端子を構成し、第2切替回路用一方入力端子は接続回路用試験入力端子を構成し、接続回路用第2制御信号が第1論理をとるときに第2切替回路用一方入力端子は第2切替回路用出力端子に接続され、接続回路用第2制御信号が第2論理をとるときに第2切替回路用他方入力端子は第2切替回路用出力端子に接続され、第2切替回路用出力端子は第1切替回路用他方入力端子に接続され、第1切替回路用出力端子は記憶回路用入力端子に接続され、記憶回路用出力端子は接続回路用出力端子を構成するとともに第2切替回路用他方入力端子に接続されることを特徴とする接続回路と、制御回路用第1乃至第3制御入力端子ならびに制御回路用第1及び第2制御出力端子を備え、制御回路用第1乃至第3制御入力端子にはそれぞれ制御回路用第1乃至第3制御入力信号が入力され、制御回路用第1及び第2制御出力端子からはそれぞれ制御回路用第1及び第2制御出力信号が出力され、制御回路用第1乃至第3制御入力信号ならびに制御回路用第1及び第2制御出力信号はそれぞれ2値論理をとり、制御回路用第1制御入力信号が第1論理をとり、かつ制御回路用第3制御入力信号が第1論理をとるとき、制御回路用第1及び第2制御出力信号の論理は制御回路用第2制御入力信号の論理に等しく、制御回路用第1制御入力信号が第2論理をとるとき、制御回路用第1制御出力信号の論理は制御回路用第1制御入力信号の論理に等しく、制御回路用第2制御出力信号の論理は制御回路用第3制御入力信号の論理に等しく、制御回路用第1制御出力端子は接続回路用第1制御端子に接続され、制御回路用第2制御出力端子は接続回路用第2制御端子に接続されることによって接続回路を制御する制御回路とを含んでなることを特徴とする。
【0034】
請求項7に記載のスキャンパス構成回路は、接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接続回路用出力端子、接続回路用第1及び第2制御端子、ならびに期待端子を備え、接続回路用第1制御端子に入力される接続回路用第1制御信号と接続回路用第2制御端子に入力される接続回路用第2制御信号とはそれぞれ、互いに異なる第1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、接続回路用第1制御信号が第1論理をとるとき、接続回路用入力端子に入力される信号を接続回路用出力端子から出力し、接続回路用第1制御信号が第2論理をとり、かつ接続回路用第2制御信号が第1論理をとるとき、接続回路用試験入力端子に入力される信号を接続回路用出力端子から出力し、接続回路用第1及び第2制御信号がそれぞれ第2論理をとるときには、期待端子に入力される信号の論理と接続回路用入力端子に入力される信号の論理とが一致する場合には接続回路用出力端子から出力していた信号を接続回路用出力端子から出力し続け、一致しない場合には第1論理を接続回路用出力端子から出力し続けることを特徴とする接続回路と、制御回路用第1乃至第3制御入力端子ならびに制御回路用第1及び第2制御出力端子を備え、制御回路用第1乃至第3制御入力端子にはそれぞれ制御回路用第1乃至第3制御入力信号が入力され、制御回路用第1及び第2制御出力端子からはそれぞれ制御回路用第1及び第2制御出力信号が出力され、制御回路用第1乃至第3制御入力信号ならびに制御回路用第1及び第2制御出力信号はそれぞれ2値論理をとり、制御回路用第1制御入力信号が第1論理をとり、かつ制御回路用第3制御入力信号が第1論理をとるとき、制御回路用第1及び第2制御出力信号の論理は制御回路用第2制御入力信号の論理に等しく、制御回路用第1制御入力信号が第2論理をとるとき、制御回路用第1制御出力信号の論理は制御回路用第1制御入力信号の論理に等しく、制御回路用第2制御出力信号の論理は制御回路用第3制御入力信号の論理に等しく、制御回路用第1制御出力端子は接続回路用第1制御端子に接続され、制御回路用第2制御出力端子は接続回路用第2制御端子に接続されることによって接続回路を制御する制御回路とを含んでなることを特徴とする。
請求項8に記載のスキャンパス構成回路は、接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接続回路用出力端子、接続回路用第1及び第2制御端子、ならびに期待端子を備え、前記接続回路用第1制御端子に入力される接続回路用第1制御信号と前記接続回路用第2制御端子に入力される接続回路用第2制御信号とはそれぞれ、互いに異なる第1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、前記接続回路用第1制御信号が前記第1論理をとるとき、前記接続回路用入力端子に入力される信号を前記接続回路用出力端子から出力し、前記接続回路用第1制御信号が前記第2論理をとり、かつ前記接続回路用第2制御信号が前記第1論理をとるとき、前記接続回路用試験入力端子に入力される信号を前記接続回路用出力端子から出力し、前記接続回路用第1及び第2制御信号がそれぞれ前記第2論理をとるときには、前記期待端子に入力される信号の論理と前記接続回路用入力端子に入力される信号の論理とが一致する場合には前記接続回路用出力端子から出力していた信号を該接続回路用出力端子から出力し続け、一致しない場合には前記第1論理を該接続回路用出力端子から出力し続けることを特徴とする接続回路と、制御回路用第1乃至第3制御入力端子、制御回路用第1及び第2制御出力端子、ならびに制御回路用試験端子を備え、前記制御回路用第1乃至第3制御入力端子ならびに前記制御回路用試験端子にはそれぞれ制御回路用第1乃至第3制御入力信号ならびに制御回路用試験信号が入力され、前記制御回路用第1及び第2制御出力端子からはそれぞれ制御回路用第1及び第2制御出力信号が出力され、前記制御回路用第1乃至第3制御入力信号、前記制御回路用第1及び第2制御出力信号、ならびに前記制御回路用試験信号はそれぞれ前記2値論理をとり、前記制御回路用試験信号が前記2値論理のいずれか一方をとるとき、前記制御回路用第1及び第2制御出力信号の論理は前記制御回路用第2制御入力信号の論理に等しく、前記制御回路用試験信号が前記2値論理の他方をとるとき、前記制御回路用第1制御出力信号の論理は前記制御回路用第1制御入力信号の論理に等しく、前記制御回路用第2制御出力信号の論理は前記制御回路用第3制御入力信号の論理に等しく、前記制御回路用第1制御出力端子は前記接続回路用第1制御端子に接続され、前記制御回路用第2制御出力端子は前記接続回路用第 2制御端子に接続されることによって前記接続回路を制御する制御回路とを含んでなることを特徴とする。
【0035】
請求項に記載のスキャンパス構成回路は、接続回路はさらに、比較端子及び期待端子を備え、排他的論理和素子、否定論理積素子及び論理積素子を含んでなり、比較端子に入力される比較信号は2値論理をとり、排他的論理和素子は排他的論理和素子用出力端子及び二つの排他的論理和素子用入力端子を備え、否定論理積素子は否定論理積素子用出力端子及び二つの否定論理積素子用入力端子を備え、論理積素子は論理積素子用出力端子及び二つの論理積素子用入力端子を備え、記憶回路用出力端子と第2切替回路用他方入力端子との接続は論理積素子を介する接続であり、排他的論理和素子用入力端子のいずれか一方は期待端子を構成し、排他的論理和素子用入力端子の他方と第1切替回路用一方入力端子とが共通に接続され、排他的論理和素子用出力端子は否定論理積素子用入力端子のいずれか一方に接続され、否定論理積素子用入力端子の他方が比較端子を構成し、否定論理積素子用出力端子は論理積素子用入力端子の一方に接続され、記憶回路用出力端子は論理積素子用入力端子の他方に接続されることを特徴とする。
【0036】
請求項10に記載のスキャンパス構成回路は、接続回路はさらに、比較端子及び期待端子を備え、排他的論理和素子及び否定論理積素子を含んでなり、記憶回路はさらに記憶回路用初期化端子を備え、比較端子に入力される比較信号は2値論理をとり、排他的論理和素子は排他的論理和素子用出力端子及び二つの排他的論理和素子用入力端子を備え、否定論理積素子は否定論理積素子用出力端子及び二つの否定論理積素子用入力端子を備え、排他的論理和素子用入力端子のいずれか一方は期待端子を構成し、排他的論理和素子用入力端子の他方と第1切替回路用一方入力端子とが共通に接続され、排他的論理和素子用出力端子は否定論理積素子用入力端子のいずれか一方に接続され、否定論理積素子用入力端子の他方が比較端子を構成し、否定論理積素子用出力端子は記憶回路用初期化端子に接続されることを特徴とする。
【0037】
請求項11に記載のスキャンパス構成回路は、書き込み用端子及び読み出し用端子を備えるRAMに設けられるスキャンパス構成回路であり、接続回路が書き込み用端子毎に、及び読み出し用端子毎に用意され、書き込み用端子に用意される接続回路の接続回路用出力端子には書き込み用端子がそれぞれ接続され、読み出し用端子に用意される接続回路の接続回路用入力端子には読み出し用端子がそれぞれ接続され、書き込み用端子毎に用意される接続回路を制御する書き込み用制御回路とは制御回路であり、読み出し用端子毎に用意される接続回路を制御する読み出し用制御回路とは制御回路であり、書き込み用制御回路による制御と読み出し用制御回路による制御とはそれぞれ独立であることを特徴とする。
【0038】
請求項12に記載のスキャンパス構成回路は、書き込み用端子及び読み出し用端子を備え、読書き込み用端子は書き込み用アドレス端子と書き込み用入力端子とからなり、読み出し用端子は読み出し用アドレス端子と読み出し用出力端子とからなるRAMに設けられるスキャンパス構成回路であり、接続回路が書き込み用アドレス端子毎に、書き込み用入力端子毎に、読み出し用アドレス端子毎に、及び読み出し用出力端子毎にそれぞれ用意され、書き込み用アドレス端子に用意される接続回路の接続回路用出力端子には書き込み用アドレス端子がそれぞれ接続され、書き込み用入力端子に用意される接続回路の接続回路用出力端子には書き込み用入力端子がそれぞれ接続され、読み出し用アドレス端子に用意される接続回路の接続回路用入力端子には読み出し用アドレス端子がそれぞれ接続され、読み出し用出力端子に用意される接続回路の接続回路用入力端子には読み出し用出力端子がそれぞれ接続され、書き込み用アドレス端子毎に用意される接続回路を制御する書き込みアドレス用制御回路とは制御回路であり、書き込み用入力端子毎に用意される接続回路を制御する書き込み入力用制御回路とは制御回路であり、読み出し用アドレス端子毎に用意される接続回路を制御する読み出しアドレス用制御回路とは制御回路であり、読み出し用出力端子毎に用意される接続回路を制御する読み出し出力用制御回路とは制御回路であり、書き込みアドレス用制御回路による制御と、書き込み入力用制御回路による制御と、読み出しアドレス用制御回路による制御と、読み出し出力用制御回路による制御とはそれぞれ独立であることを特徴とする。
【0039】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本実施の形態に従う制御回路及び試験回路の備えられる、論理回路の回路図である。従来の技術にて示された回路等と同一の構成、働き等を有するものに対しては同一の参照符号を付けるものとする。
【0040】
同図に示されるとおり、試験回路であるテスト回路TCによって論理回路であるデータ回路1は入出力の制御を行われる。
【0041】
まずデータ回路1について説明する。データ回路1は入力端子DI[0]〜[3]及び出力端子DO[0]〜[3]を備える。データ回路1は入力端子DI[0]〜[3]に与えられる入力データDI[0]〜[3]に対して固有の出力データDO[0]〜[3]を出力端子DO[0]〜[3]から出力する回路である。データ回路1として組み合わせ回路またはRAMのような記憶回路を挙げることができる。
【0042】
本実施の形態において示されるデータ回路1は4ビットであるが、本発明に従う試験回路の適用は4ビットの論理回路に限定されるものではなく、どのようなビット数の論理回路に対しても本発明の試験回路を適用することは可能である。データあるいは端子に付加されている[番号]はデータのビット番号を表す。上述のように、端子に入力されるデータあるいは端子から出力されるデータはそれぞれビット番号によって対応づけられている。従って、データあるいは端子等を総称するとき、またはビット番号による違いを考慮しなくて良いときには、ビット番号を以下省略する。ビット番号が省略されるときにも、それぞれのデータはそれぞれビット番号の端子に対応する。特にビット毎の対応を明確にしたいときには、DI[N]のように記述する。特にことわらない限り、Nは0,1,2,3のうちの任意の数字を表す。
【0043】
次にデータの入出力に関する回路について説明を行う。データ回路1の入力端子DIとデータ入力端子INとの間に、また出力端子DOとデータ出力端子OUTとの間にはテスト回路TCがそれぞれ挿入される。テスト回路TCは入力端子d[0]〜[3]、出力端子q[0]〜[3]、スキャンイン端子si、テスト保持端子thld、シフトモード端子sm及びスキャンアウト端子soを備える回路である。
【0044】
テスト保持端子thld及びシフトモード端子smにそれぞれ入力されるテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smによるテスト回路TCの動作について説明する。シフトモード制御信号smが“0”のとき、テスト回路TCは入力端子dに入力されるデータ取り込み、そのまま出力端子qから出力する。シフトモード制御信号smが“1”であり、かつテスト保持制御信号thldが“0”のとき、テスト回路TCはスキャンイン端子siに入力されるデータを取り込んでスキャンアウト端子soから出力する。シフトモード制御信号smが“1”であり、かつテスト保持制御信号thldが“1”のとき、テスト回路TC中に備えられる後述の接続回路CCにてデータが保持される。
【0045】
以上のような回路動作を行うテスト回路TCは図2に示される接続回路CCを用いることによって得られる。接続回路CCについて説明を行う。セレクタ2,3及びフリップフロップ4によって接続回路CCは構成される。セレクタ2,3はデータ入力0端子及びデータ入力1端子、出力端子ならびに制御端子をそれぞれ有するセレクタである。セレクタの制御端子にはセレクタを切替えるための制御信号が入力される。データ入力0端子は制御信号が“0”のときに選択され出力端子に接続される。一方、データ入力1端子は制御信号が“1”のときに選択され出力端子に接続される。よって、セレクタに入力される制御信号の“1”,“0”を切替えることによって、セレクタから出力されるデータを選択することが可能となる。セレクタ2はテスト保持制御信号thldによって、セレクタ3はシフトモード制御信号smによって切替の制御が行われる。セレクタ2のデータ入力0端子にはスキャンイン端子siが接続され、データ入力1端子にはフリップフロップ4の出力端子が接続される。セレクタ2の出力端子はセレクタ3のデータ入力1端子に接続される。セレクタ3のデータ入力0端子には入力端子dが接続される。セレクタ3の出力端子はフリップフロップ4の入力端子に接続される。フリップフロップ4の出力データは前述の如くセレクタ2のデータ入力1端子に入力され、さらに接続回路CCのスキャンアウトデータsoあるいはシリアル入力データqとして出力される。シリアル入力データとは、通常動作時に出力されるデータのことである。フリップフロップ4はDフリップフロップあるいはDフリップフロップと同様の働きを有するフリップフロップである。
【0046】
接続回路CCの回路動作について説明を行う。接続回路CCは、シフトモード制御信号smが“0”のとき、入力端子dに入力される信号を出力する回路である。シフトモード制御信号smが“1”であり、かつテスト保持制御信号thldが“0”のとき、接続回路CCはスキャンイン端子siに入力されるデータを出力する。シフトモード制御信号smが“1”であり、かつテスト保持制御信号thldが“1”のとき、接続回路CCはスキャンフリップフロップ4のデータを保持する。データ入力端子d[0]〜[3]と出力端子q[0]〜[3]との間に接続回路CC[0]〜[3]がそれぞれ挿入され接続されて4ビットのテスト回路TCが構成される。
【0047】
図3はテスト回路TCの構成を示す回路図である。接続回路CCが順に接続されてテスト回路TCは構成される。接続回路CC同士の接続について説明を行う。接続回路CC[0]のセレクタ2[0]のデータ入力0端子はテスト回路TCのスキャンイン端子siに接続される。N=1〜3に関しては、接続回路CC[N]のセレクタ2[N]のデータ入力0端子には接続回路CC[N−1]のスキャンアウトデータso[N−1]が入力される。接続回路CC[3]のフリップフロップ4[3]の出力端子はテスト回路TCのスキャンアウト端子soに接続される。以上のように接続されることに加えて、接続回路CC[N]のそれぞれのスキャンアウト端子so[N]はテスト回路TCの出力端子q[N]をも構成する。
【0048】
次にデータ回路1及び本実施の形態に従うスキャンパスを含む回路について図1を用いて説明を行う。
【0049】
まず通常動作に必要である、データ入力端子IN及びデータ出力端子OUTならびにデータ回路1とテスト回路TCとの接続について説明を行う。データ回路1の入力側においては、テスト回路TCの入力端子d[N]及び出力端子q[N]がデータ入力端子IN[N]及びデータ回路1の入力端子DI[N]とそれぞれ接続される。出力側においても同様に、テスト回路TCの入力端子d[N]及び出力端子q[N]がデータ回路1の出力端子DO[N]及びデータ出力端子OUT[N]と接続される。
【0050】
次にスキャンテストを行う際に用いられるスキャンイン端子SI,si及びスキャンアウト端子SO,soについて説明を行う。スキャンイン端子SIは入力側のテスト回路TCのスキャンイン端子siに接続される。入力側のテスト回路TCのスキャンアウト端子soは出力側のテスト回路TCのスキャンイン端子siに接続される。出力側のテスト回路TCのスキャンアウト端子soはスキャンパスの最終の出力端子であるスキャンアウト端子SOに接続される。
【0051】
次にテスト回路TCにテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smを与える、本実施例に従う制御回路CTL1について説明を行う。制御回路CTL1はテスト制御信号TEST、シフトモード制御信号SM及び保持制御信号HLD0を入力され、テスト回路TCにテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smを出力する回路である。
【0052】
制御回路CTL1は、テスト制御信号TESTが“0”のとき、テスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smとして保持制御信号HLD0を出力する。テスト制御信号TESTが“1”のとき、テスト保持制御信号thldとしてシフトモード制御信号SMの論理反転信号を、シフトモード制御信号smとしてシフトモード制御信号SMを制御回路CTLは出力する。ここで、論理反転信号について説明する。入力信号が“0”のときには論理反転信号は“1”であり、入力信号が“1”のときには論理反転信号は“0”となる。
【0053】
制御回路CTL1の接続について説明を行う。セレクタ5,6及びインバータ10によって制御回路CTL1は構成される。セレクタ5,6はデータ入力0端子及びデータ入力1端子、出力端子ならびに制御端子をそれぞれ有するセレクタである。セレクタ5,6の制御端子にはセレクタ5,6を同時に切替えるためのテスト制御信号TESTが入力される。データ入力0端子はテスト制御信号TESTが“0”のときに選択され出力端子に接続される。一方、データ入力1端子はテスト制御信号TESTが“1”のときに選択され出力端子に接続される。よって、セレクタ5,6に入力されるテスト制御信号TESTの“1”,“0”を切替えることによって、セレクタ5,6からそれぞれ出力されるデータを選択することが可能となる。セレクタ5及び6のそれぞれのデータ入力0端子には保持端子HLD0が共通に接続される。セレクタ5のデータ入力1端子にはインバータ10を介してシフトモード端子SMが接続され、セレクタ6のデータ入力1端子は何も介さずにシフトモード端子SMが接続される。セレクタ5の出力端子はテスト回路TCのテスト保持端子thldに接続される。セレクタ6の出力端子はテスト回路TCのシフトモード端子smに接続される。
【0054】
図1に示される回路の回路動作を以下にまとめる。回路動作としては、通常動作及びスキャンテスト動作が存在する。通常動作及びスキャンテストにおける、それぞれの信号及びデータの最適な設定値を表1に示す。表において、“DC”とは“Don’t Care”の意味であり、信号あるいはデータが動作に関与しないことを示す。
【0055】
【表1】
Figure 0003691144
【0056】
まず通常動作について説明を行う。通常動作時にはテスト制御信号TESTを“0”とする。テスト制御信号TESTが“0”のとき、セレクタ5,6はデータ入力0端子に入力されるデータを出力するので、保持制御信号HLD0がテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smとして入力側及び出力側のテスト回路TCに与えられる。このとき、保持制御信号HLD0が“0”ならば、入力側では入力データINが入力側の接続回路CCを介してデータ回路1の入力端子DIに取り込まれる。出力側では出力データDOが出力側の接続回路CCを介してデータ出力端子OUTに出力される。保持制御信号HLD0が“1”ならば、入力データIN及び出力データDOは接続回路CCにおいてそれぞれ保持される。
【0057】
次にスキャンテスト動作について説明する。スキャンテスト時には、テストパターンのシフトイン、実行、テスト結果のシフトアウトを順に行う。スキャンテスト時にはテスト制御信号TESTを“1”とする。テスト制御信号TESTが“1”のとき、シフトモード制御信号SMの反転論理及びシフトモード制御信号SMがそれぞれテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smとして、入力側及び出力側のテスト回路TCに与えられる。
【0058】
1.テストパターンのシフトイン
データ回路1にテストパターンを入力する準備として、入力側の接続回路CCにテストパターンをシフトインする。シフトモード制御信号SMを“1”とすると、データ回路1に入力するテストパターンをスキャンイン端子SIからシフトインすることが可能である。本実施の形態のデータ回路1は4ビットであるので、4ビットのテストパターンがシフトインされる。テストパターンは入力側の接続回路CC[0]→CC[1]→CC[2]→CC[3]の順でシフトされ、入力側の接続回路CC[0]〜[3]にテストパターンが入力される。シフトモード制御信号SMによって入力側及び出力側のテスト回路TCは同時に制御されるので、出力側の接続回路CC[0]〜CC[3]においてもデータのシフトが起こる。
【0059】
2.実行
シフトモード制御信号SMを“0”とする。このとき、入力側あるいは出力側のそれぞれの接続回路CCを介して、入力データINが入力端子DIに取り込まれ、データ回路1のテスト結果である出力データDOはデータ出力端子OUTに出力される。
【0060】
3.テスト結果のシフトアウト
シフトモード制御信号SMを“1”とする。このときテスト結果を順にスキャンアウト端子SOからシフトアウトする。
【0061】
以上が図1に示される回路の回路動作である。図2に示されるセレクタ2,3のデータ入力0端子とデータ入力1端子をそれぞれ入れ替え、かつセレクタ2,3のそれぞれの制御端子に入力されるテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smの“0”と”1”をそれぞれ入れ換えても、本発明の試験回路の回路動作は変わらない。
【0062】
図1に示される制御回路CTL1を用いると、以下に記す利点が生ずる。
【0063】
図4はデータ回路1,1a及び1bの入力側及び出力側においてテスト回路TCがそれぞれ設けられスキャンパスが構成される回路を示す回路図である。データ回路1a及び1bは論理回路であり、データ回路1は図示されない制御回路CTL1によって制御される。データ回路1の入力側及び出力側のTCに入力される保持制御信号HLD0はデータ回路1aから出力される
データ回路1a,1及び1bが順に並べられ、スキャンパスは、スキャンイン端子SI→データ回路1aの入力側のテスト回路TC→データ回路1aの出力側のテスト回路TC→データ回路1の入力側のテスト回路TC→データ回路1出力側のテスト回路TC→データ回路1bの入力側のテスト回路TC→データ回路1bの出力側のテスト回路TC→スキャンアウト端子SO、のように構成されている。
【0064】
上述のように、図4に示される回路においては保持制御信号HLD0がデータ回路1aからデータ回路1の入力側及び出力側のテスト回路TCにそれぞれ与えられる。制御回路CTL1においては、テスト制御信号TESTによって保持端子HLD0とシフトモード端子SMのどちらが選択されるかが制御される。従って、データ回路1の入力側及び出力側のテスト回路TCを制御回路CTL1によって制御することによって、データ回路1のスキャンテストをデータ回路1aから与えられる保持制御信号HLD0とは独立に行うことができ、テストパターンの生成が単純となる。
【0065】
図5に示されるように、スキャンイン端子SIをスキャンフリップフロップHSFFを介して入力側のテスト回路TCのスキャンイン端子siに接続することも可能である。
【0066】
図6はスキャンフリップフロップHSFFを示す回路図である。スキャンフリップフロップHSFFはセレクタ14及びフリップフロップ15から成る回路である。テスト回路TCを制御する制御回路に入力される保持制御信号HLDを確認するためにスキャンフリップフロップHFSSは設けられる。保持制御信号HLDは保持制御信号HLD0を含む信号である。セレクタ14はデータ入力0端子及びデータ入力1端子、出力端子ならびに制御端子を有する。制御端子にはセレクタ14を切替えるためのシフトモード制御信号SMが入力される。データ入力0端子はシフトモード制御信号SMが“0”のときに選択され出力端子に接続される。一方、データ入力1端子はシフトモード制御信号SMが“1”のときに選択され出力端子に接続される。よって、セレクタ14に入力されるシフトモード制御信号SMの“1”,“0”を切替えることによって、セレクタ14から出力されるデータを選択することが可能となる。セレクタ14のデータ入力1端子にはスキャンイン端子SIが接続され、データ入力0端子には保持端子HLDが接続される。セレクタ14の出力端子はフリップフロップ15の入力端子に接続される。フリップフロップ15の出力端子はスキャンフリップフロップHSFFのスキャンアウト端子SOとなる。フリップフロップ15はDフリップフロップあるいはDフリップフロップと同様の働きを有するフリップフロップである。
【0067】
保持制御信号HLDは制御回路に入力される信号である。制御回路に入力される保持制御信号HLDはテスト回路TCの制御を行う信号であり、詳しくはテスト回路TCに含まれるセレクタ2の接続を切り換えるための信号であるので、保持制御信号HLD自体が出力データとしてデータ回路1から、あるいはスキャンパスから出力されることはない。従って、スキャンフリップフロップHSFFを設けない場合には直接的に保持制御信号HLDを観察することは困難である。保持制御信号HLDが所望の論理をとらないならば、保持制御信号HLDによって制御されるテスト回路TCは所望の動作を行わず、論理回路の動作試験を信頼することは不可能となる。従って、保持制御信号HLDを直接観察する必要が生ずる。スキャンフリップフロップHSFFを用いることによって、保持制御信号HLDを直接観察することが可能となる。
【0068】
スキャンフリップフロップHSFFのデータ入力0端子に保持制御信号HLDを入力し、シフトモード制御信号SMを“0”とすることによって、フリップフロップ15に保持制御信号HLDの値を記憶させることが可能となる。前述の通り、セレクタ14はシフトモード制御信号SMによって制御される。しかし、テスト回路TCの制御に関係しない制御端子を新たに設け、この制御端子から出力される制御信号によってセレクタ14を制御することも可能である。
【0069】
スキャンフリップフロップHSFFのフリップフロップ15に記憶された値を観察する方法について説明する。図5において、スキャンフリップフロップHSFFのセレクタ14のデータ入力0端子に入力される保持制御信号HLDは保持制御信号HLD0である。図5に示される構成では、スキャンフリップフロップHFSSに保持されたデータが入力側のテスト回路TCのスキャンイン端子siに入力されるので、保持制御信号HLD0をスキャンパスからスキャンアウトデータSOとして取りだした後に観察することが可能となる。
【0070】
図5においてスキャンフリップフロップHSFFはスキャンイン端子SIと入力側のテスト回路TCのスキャンイン端子siとの間に挿入されるが、入力側のテスト回路TCのスキャンアウト端子soと出力側のテスト回路TCのスキャンイン端子siとの間に挿入されても同じ作用が得られ、保持制御信号HLDの観察が可能となる。また、出力側のテスト回路TCのスキャンアウト端子soとスキャンアウト端子SOとの間に挿入されても同じ作用が得られる。
【0071】
以上の記述から明らかなように、スキャンフリップフロップHFSSはデータ回路1の動作試験のために直接必要となるものではない。以後、本実施の形態及び他の実施の形態において、特に必要とされない限りスキャンフリップフロップHSFFは図示及び説明を省略されるものとする。
【0072】
次に、本実施の形態に従う別の制御回路についての説明を行う。図7は図にて示される制御回路CTL1の代わりに用いられる制御回路CTL2を示す回路図である。
【0073】
制御回路CTL2について説明を行う。制御回路CTL2はシフトモード制御信号SM及び保持制御信号HLD0を入力され、テスト回路TCにテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smを出力する回路である。
【0074】
制御回路CTL2は、シフトモード制御信号SMが“0”のとき、テスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smとして保持制御信号HLD0を出力する。シフトモード制御信号SMが“1”のとき、テスト保持制御信号thldとして“0”を、シフトモード制御信号smとして“1”を制御回路CTL2は出力する。
【0075】
制御回路CTL2の構成について図7に基づき説明を行う。制御回路CTL2は二つのゲートを用いて構成可能である。それぞれのゲートは二つの入力端子と一つの出力端子を有する。一方のゲートはゲート20であり、他方のゲートはORゲート21である。ゲート20は反転入力端子reに入力される入力信号reの反転論理と入力端子geに入力される入力信号geとの論理積を取るゲートである。ORゲート21はORゲート21に入力される二つの入力信号の論理和を取るゲートである。
【0076】
制御回路CTL2の接続状態について説明を行う。保持端子HLD0はゲート20の入力端子ge及びORゲート21の一方の入力端子に共通に接続される。シフトモード端子SMはゲート20の反転入力端子re及びORゲート21の他方の入力端子に共通に接続される。ゲート20の出力端子はテスト回路TCにテスト保持制御信号thldを出力し、ORゲート21の出力端子はテスト回路TCにシフトモード制御信号smを出力する。制御回路CTL1と異なる点とは、制御回路CTL2にはテスト端子TESTが備えられないことである。
【0077】
図7に示される制御回路の回路動作を以下にまとめる。回路動作としては、通常動作の制御及びスキャンテスト動作の制御が存在する。通常動作及びスキャンテストにおける制御回路CTL2に関するそれぞれの信号及びデータの最適な設定値を表2に示す。
【0078】
【表2】
Figure 0003691144
【0079】
まず通常動作について説明を行う。通常動作時にはシフトモード制御信号SMを“0”とする。シフトモード制御信号SMが“0”のとき、ゲート20及びORゲート21は、保持制御信号HLD0の論理をテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smとして入力側及び出力側のテスト回路TCに与える。このとき、保持制御信号HLD0が“0”ならば入力側では入力データINが入力側の接続回路CCを介してデータ回路1の入力端子DIに取り込まれる。出力側では出力データDOが出力側の接続回路CCを介してデータ出力端子OUTに出力される。保持制御信号HLD0が“1”ならば、入力データIN及び出力データDOは接続回路CCにおいてそれぞれ保持される。
【0080】
次にスキャンテスト動作について説明する。スキャンテスト時には、テストパターンのシフトイン、実行、テスト結果のシフトアウトを順に行う。
【0081】
1.テストパターンのシフトイン
シフトモード制御信号SMを“1”とすると、データ回路1に入力するテストパターンをスキャンイン端子SIからシフトインすることが可能である。
【0082】
2.実行
シフトモード制御信号SMを“0”とする。シフトモード制御信号SMが“0”なので、回路動作は通常動作と等しい。このとき、入力側あるいは出力側のそれぞれの接続回路CCを介して、入力データINが入力端子DIに取り込まれ、データ回路1のテスト結果である出力データDOはデータ出力端子OUTに出力される。
【0083】
3.テスト結果のシフトアウト
シフトモード制御信号SMを“1”とする。このときテスト結果を順にスキャンアウト端子SOからシフトアウトする。
【0084】
以上が図7に示される回路の回路動作である。
【0085】
図7に示される制御回路CTL2を、図9に示されるCTL2aと交換しても同一の回路動作が得られる。制御回路CTL2aについて説明を行う。制御回路CTL2と同様に、制御回路CTL2aはシフトモード制御信号SM及び保持制御信号HLD0を入力され、テスト回路TCにテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smを出力する回路である。
【0086】
制御回路CTL2aは、シフトモード制御信号SMが“0”のとき、テスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smとして保持制御信号HLD0を出力する。シフトモード制御信号SMが“1”のとき、テスト保持制御信号thldとして“0”を、シフトモード制御信号smとして“1”を制御回路CTL2aは出力する。
【0087】
制御回路CTL2aの構成について図9に基づき説明を行う。制御回路CTL2aは二つのゲートを用いて構成可能である。それぞれのゲートは二つの入力端子と一つの出力端子を有する。一方のゲートはゲート20aであり、他方のゲートはORゲート21aである。ゲート20a及びORゲート21はそれぞれゲート20及びORゲート21と同一の構成及び働きを有するゲートである。
【0088】
制御回路CTL2aの接続状態について説明を行う。保持端子HLD0はゲート20aの入力端子geに接続される。シフトモード端子SMはゲート20aの反転入力端子re及びORゲート21aの一方の入力端子に共通に接続される。ゲート20aの出力端子はテスト回路TCのテスト保持端子thld及びゲート21aの他方の入力端子に共通に接続される。ORゲート21aの出力端子はテスト回路TCのシフトモード端子smに接続される。
【0089】
テスト制御信号TESTを受けない制御回路CTL2及び2aを用いると、図4に示される回路において、データ回路1のスキャンテストをデータ回路1aから与えられる保持制御信号HLD0とは独立に行うことが不可能となる。しかし、制御回路CTL1においてはセレクタ5,6という二つのセレクタが用いられている。二入力のセレクタは図8に示されるように、三つのゲートによって構成される。三つのゲートのうち、一つはANDゲートG1であり、一つはORゲートG2であり、残る一つは反転入力端子re及び入力端子geを有するゲートG3である。従って、セレクタ5,6をゲート20及びORゲート21という二つのゲートに交換することによって、回路面積が縮小される。
【0090】
実施の形態2.
本実施の形態においては、試験結果を保持して圧縮する機能が付加される、論理回路の試験回路を示す。また、本実施の形態においては、論理回路の動作試験時にデータの保持を可能とする制御回路を示す。さらに、本実施の形態においては、入力側の試験回路と出力側の試験回路とを独立に制御する試験回路を示す。
【0091】
図10は論理回路及び本実施の形態に従う試験回路を示す回路図である。実施の形態1にて示された回路等と同一の構成、働き等を有するものに対しては同一の参照符号を付け、説明は省略するものとする。
【0092】
同図に示されるとおり、データ回路1はテスト回路TCによって入力の制御が行われ、テスト回路CTCによって出力の制御が行われる。
【0093】
テスト回路CTCについて説明を行う。テスト回路CTCはデータ出力端子OUTとデータ回路1の出力端子DOとの間に挿入される。テスト回路CTCは、テスト回路TCと同様に入力端子d[0]〜[3]、出力端子q[0]〜[3]、スキャンイン端子si、テスト保持端子thld、シフトモード端子sm及び、スキャンアウト端子soを備え、さらに期待データ端子exp及び比較端子cmpenを備える回路である。テスト回路CTCは、実際にデータ回路1がテストパターンに対して出力するデータDOと期待データとEXPを比較する機能を有し、さらに比較結果を保持してテスト結果を圧縮する機能を有する。ここで期待データEXPとは、正常に動作するデータ回路1がデータ回路1に入力されるテストパターンに対して固有に出力する出力データパターンのことである。期待データEXPは期待データ端子expに入力される。
【0094】
ここでテスト結果の圧縮について説明する。テスト開始前に、テスト回路CTCにおいて“0”が保持されないように設定しておく。比較されるデータが一致しないとテスト回路CTCにおいて一度も判定されなければ、テスト回路CTC内にて“0”は保持されない。テスト回路CTCにおいて比較されるデータが一致しないと一度でも判定されたならば、テスト回路CTC内にて“0”が保持される。一旦“0”が保持されると、“0”が続いて保持される。以上がテスト結果の圧縮である。
【0095】
また、圧縮テストとはテスト結果の圧縮を利用する試験を表す。テスト終了後にテスト回路CTC内に“0”が保持されていないことが確認されたならば、全ての期待される出力データと同一のデータをデータ回路1が出力したことが観察され、データ回路1が正常に動作したことが確認される。テスト回路CTC内に“0”が保持されていることが確認されたならば、データ回路1が期待される出力データとは異なるデータを少なくとも一度は出力したことが観察され、データ回路1が正常に動作しなかったことが確認される。従って、テストパターンをデータ回路1に入力する度にテスト結果を観察する必要がなくなる。複数のテストパターンを順にデータ回路1に入力すると同時にテスト回路CTCにてテスト結果を圧縮させ、圧縮されたテスト結果を圧縮テスト終了後に観察することのみによって、データ回路1の動作試験を行うことが可能となる。
【0096】
テスト保持端子thld、シフトモード端子sm、比較端子cmpen及び期待データ端子expにそれぞれ入力される、テスト保持制御信号thld、シフトモード制御信号sm、比較イネーブル信号CMPEN及び期待データEXPによるテスト回路CTCの動作について説明する。
【0097】
テスト回路CTCは期待データEXPと入力データdとを比較する機能を有する回路である。シフトモード制御信号smが“0”のとき、テスト回路CTCは入力端子dに入力されるデータを取り込み、そのまま出力端子qから出力する。シフトモード制御信号smが“1”であり、かつテスト保持制御信号thldが“0”のとき、テスト回路CTCはスキャンイン端子siからデータを取り込み、スキャンアウト端子soからデータを出力する。シフトモード制御信号smが“1”、テスト保持制御信号thldが“1”であり、かつ比較イネーブル信号CMPENが“0”のとき、テスト回路CTCは圧縮されたテスト結果を保持する。シフトモード制御信号smが“1”、テスト保持制御信号thldが“1”であり、かつ比較イネーブル信号CMPENが“1”のとき、テスト回路CTCは入力される期待データEXPと入力データdとの比較結果を圧縮して保持する。
【0098】
以上のような動作を行うテスト回路CTCは、図11に示される接続回路CCCを用いることによって得られる。接続回路CCCについて説明を行う。接続回路CCCは、入力端子cd、スキャンイン端子csi、テスト保持端子cthld、シフトモード端子csm、スキャンアウト端子cso、期待データ端子cexp及び比較端子ccmpenを備える回路である。セレクタ2,3、フリップフロップ4、Ex−ORゲート30、NANDゲート31及びANDゲート32によって接続回路CCCは構成される。
【0099】
セレクタ2,3はデータ入力0端子及びデータ入力1端子、出力端子ならびに制御端子をそれぞれ有するセレクタである。セレクタ2はテスト保持制御信号cthldによって、セレクタ3はシフトモード制御信号csmによって切替の制御が行われる。入力端子cdはEx−ORゲート30の一方の入力端子及びセレクタ3のデータ入力0端子に共通に接続される。期待データ端子cexpはEx−ORゲート30の他方の入力端子に接続される。Ex−ORゲート30の出力端子はNANDゲート31の一方の入力端子に接続され、NANDゲート31の他方の入力端子には比較端子ccmpenが接続される。NANDゲート31の出力端子はANDゲート32の一方の入力端子に接続され、フリップフロップ4の出力端子がANDゲート32の他方の入力端子に接続される。ANDゲート32の出力端子はセレクタ2のデータ入力1端子に接続され、スキャンイン端子csiはセレクタ2のデータ入力0端子に接続される。セレクタ2の出力端子はセレクタ3のデータ入力1端子に接続され、前述のように入力端子cdがセレクタ3のデータ入力0端子に接続される。セレクタ3の出力端子はフリップフロップ4の入力端子に接続される。フリップフロップ4の出力データは前述の如くANDゲート32の他方の入力端子に入力され、また接続回路CCCのスキャンアウト端子csoに接続される。
【0100】
接続回路CCCの回路動作について説明を行う。
【0101】
1.接続回路CCCは、シフトモード制御信号csmが“0”のとき、入力端子cdに入力される信号をセレクタ3及びフリップフロップ4を介して出力する。
【0102】
2.シフトモード制御信号csmが“1”であり、かつテスト保持制御信号cthldが“0”のとき、接続回路CCCはスキャンイン端子csiに入力されるデータをセレクタ2,3及びフリップフロップ4を介してスキャンアウト端子csoから出力する。
【0103】
3.シフトモード制御信号csmが“1”であり、テスト保持制御信号cthldが“1”のときの回路動作について以下に説明を行う。
【0104】
比較端子ccmpenから入力される比較イネーブル信号ccmpenが“0”のとき、NANDゲート31はEx−ORゲート30からの出力データに関わりなく“1”をANDゲート32に出力する。このときゲート32はフリップフロップ4の出力データをセレクタ2,3を介してフリップフロップ4に出力する。従って、接続回路CCCはフリップフロップ4のデータを保持し続ける。
【0105】
比較端子ccmpenから入力される比較イネーブル信号ccmpenが“1”のとき、NANDゲート31はEx−ORゲート30の出力データの反転論理を出力する。Ex−ORゲート30は期待データexpと入力データcdが一致するときには“0”を出力し、一致しないときには“1”を出力する。従って、Ex−ORゲート30において期待データexpと入力データcdが一致するときには、NANDゲート31は“1”をANDゲート32に出力する。このときゲート32はフリップフロップ4の出力データをセレクタ2,3を介してフリップフロップ4に出力する。従って、接続回路CCCはフリップフロップ4のデータを保持し続ける。Ex−ORゲート30において期待データexpと入力データcdが一致しないときには、NANDゲート31は“0”をANDゲート32に出力する。このとき、ANDゲート32は“0”をセレクタ2,3を介してフリップフロップ4に出力し、フリップフロップ4はANDゲート32に“0”を出力する。これによって、ANDゲート32、セレクタ2,3及びフリップフロップ4において“0”が保持される状態が続く。
【0106】
接続回路CCCを用いることによって、上述のテスト回路CTCの回路動作が得られる。
【0107】
データ入力端子d[0]〜[3]と出力端子q[0]〜[3]との間に接続回路CCC[0]〜[3]がそれぞれ挿入され接続されて4ビットのテスト回路CTCが構成される。テスト回路CTCを図13に示す。
【0108】
テスト回路CTCの構成について詳細に述べると以下のようになる。接続回路CCC[N]の入力端子cd[N]、テスト保持端子cthld[N]、シフトモード端子csm[N]、スキャンアウト端子cso[N]、期待データ端子cexp[N]及び比較端子ccmpen[N]はそれぞれテスト回路CTCの入力端子d[N]、テスト保持端子thld、シフトモード端子sm、出力端子q[N]、期待データ端子exp及び比較端子cmpenに接続される。さらに、接続回路CCC[N]のスキャンアウト端子cso[N]は接続回路CCC[N+1]のスキャンイン端子csi[N+1]に接続される。但しN=3のとき、接続回路CCC[3]のスキャンアウト端子csi[3]はテスト回路CTCのスキャンアウト端子soに接続される。また、接続回路CCC[0]のスキャンイン端子csi[0]はテスト回路CTCのスキャンイン端子siに接続される。
【0109】
論理回路及び本実施の形態に従う試験回路を含んで成る回路について、図10を用いて説明を行う。
【0110】
まず通常動作に必要である、データ入力端子IN及びデータ出力端子OUTならびにデータ回路1とテスト回路TC,CTCとの接続について説明を行う。データ回路1の入力側においては、テスト回路TCの入力端子d[N]及び出力端子q[N]がデータ入力端子IN[N]及びデータ回路1の入力端子DI[N]とそれぞれ接続される。出力側においても同様に、テスト回路CTCの入力端子d[N]及び出力端子q[N]がデータ回路1の出力端子DO[N]及びデータ出力端子OUT[N]と接続される。
【0111】
次にスキャンテストを行う際に用いられる、スキャンイン端子SI及びテスト回路TC,CTCのそれぞれのスキャンイン端子siならびにスキャンアウト端子SO及びテスト回路TC,CTCのそれぞれのスキャンアウト端子soの接続について説明を行う。スキャンイン端子SIはテスト回路TCのスキャンイン端子siに接続される。テスト回路TCのスキャンアウト端子soはテスト回路CTCのスキャンイン端子siに接続される。テスト回路CTCのスキャンアウト端子soはスキャンパスの最終の出力端子であるスキャンアウト端子SOに接続される。
【0112】
本実施の形態においては、図10にて示されるように、テスト回路TCのシフトモード端子smに保持制御信号HLD0及びシフトモード制御信号SMのうちのいずれかが与えられる。テスト回路CTCのシフトモード端子smに保持制御信号HLD1及びシフトモード制御信号SMのうちのいずれかが与えられる。また、テスト回路TCのテスト保持端子thldには保持制御信号HLD0及びテスト保持制御信号THLD0のうちのいずれかが与えられる。テスト回路CTCのテスト保持端子thldには保持制御信号HLD1及びテスト保持制御信号THLD1のうちのいずれかが与えられる。テスト回路CTCの期待データ端子exp及び比較端子cmpenにはそれぞれ期待データEXP及び比較イネーブル信号CMPENを与えて制御を行う。
【0113】
以上記述したような制御信号を与える制御回路を図14に示す。図14はテスト回路TCを制御する制御回路CTL3及びテスト回路CTCを制御する制御回路CCTL3の設けられる回路を示す回路図である。
【0114】
制御回路CTL3は、保持制御信号HLD0、テスト保持制御信号THLD0、シフトモード制御信号SM及びテスト制御信号TESTを受けて、テスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smをテスト回路TCに与える。制御回路CTL3と同様に、制御回路CCTL3は、保持制御信号HLD1、テスト保持制御信号THLD1、シフトモード制御信号SM及びテスト制御信号TESTを受けて、テスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smをテスト回路CTCに与える。シフトモード制御信号SM及びテスト制御信号TESTは共通に制御回路CTL3及びCCTL3に与えられる。また、制御回路CCTL3とは独立に、期待データEXP及び比較イネーブル信号CMPENがテスト回路CTCに与えられる。
【0115】
まず、制御回路CTL3の回路動作について説明を行う。制御回路CTL3は、テスト制御信号TESTが“0”のとき、テスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smとして保持制御信号HLD0を出力する。テスト制御信号TESTが“1”のとき、テスト保持制御信号thldとしてテスト保持制御信号THLD0を、シフトモード制御信号smとしてシフトモード制御信号SMを制御回路CTL3は出力する。
【0116】
次に、制御回路CCTL3の回路動作について説明を行う。制御回路CCTL3の回路動作は制御回路CTL3の回路動作と同様である。制御回路CCTL3は、テスト制御信号TESTが“0”のとき、テスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smとして保持制御信号HLD1を出力する。テスト制御信号TESTが“1”のとき、テスト保持制御信号thldとしてテスト保持制御信号THLD1を、シフトモード制御信号smとしてシフトモード制御信号SMを制御回路CCTL3は出力する。
【0117】
制御回路CTL3の構成について図14に基づき説明を行う。セレクタ5,6によって制御回路CTL3は構成される。セレクタ5,6はデータ入力0端子及びデータ入力1端子、出力端子ならびに制御端子をそれぞれ有するセレクタである。セレクタ5,6の制御端子にはセレクタ5,6を同時に切替えるためのテスト制御信号TESTが入力される。データ入力0端子はテスト制御信号TESTが“0”のときに選択され出力端子に接続される。一方、データ入力1端子はテスト制御信号TESTが“1”のときに選択され出力端子に接続される。よって、セレクタ5,6に入力されるテスト制御信号TESTの“1”,“0”を切替えることによって、セレクタ5,6からそれぞれ出力されるデータを選択することが可能となる。セレクタ5,6のそれぞれのデータ入力0端子には保持端子HLD0が共通に接続される。セレクタ5のデータ入力1端子にはテスト保持端子THLD0が接続され、セレクタ6のデータ入力1端子にはシフトモード端子SMが接続される。セレクタ5の出力端子はテスト回路TCのテスト保持端子thldに接続される。セレクタ6の出力端子はテスト回路TCのシフトモード端子smに接続される。
【0118】
制御回路CCTL3の構成について図14に基づき説明を行う。制御回路CCTL3の接続は制御回路CTL3の接続と同様である。制御回路CTL3を
セレクタ5,6→セレクタ7,8
保持端子HLD0→保持端子HLD1
テスト保持端子THLD0→テスト保持端子THLD
のように変換して制御回路CCTL3は構成される。
【0119】
図14に示される制御回路の回路動作を以下にまとめる。回路動作としては、通常動作、通常のスキャンテスト動作及びテスト結果の圧縮機能を用いるスキャンテスト動作が存在する。通常のスキャンテスト動作とは、実施の形態1において示されるスキャンテスト動作である。テスト結果の圧縮機能を用いるスキャンテスト動作とは、実際の論理回路の出力データと期待される論理回路の出力データとを論理回路の出力側において比較し、比較結果を保持する事によってテスト結果を圧縮し、圧縮した後にデータをスキャンアウトするという動作である。通常動作、通常のスキャンテスト及びテスト結果の圧縮機能を用いるスキャンテストにおける、それぞれの信号及びデータの最適な設定値を表3に示す。
【0120】
【表3】
Figure 0003691144
【0121】
まず通常動作について説明を行う。通常動作時にはテスト制御信号TESTを“0”とし、比較イネーブル信号CMPENを“0”とする。めに入力側について説明を行う。テスト制御信号TESTが“0”のときにセレクタ5,6はデータ入力0端子に入力されるデータを出力するので、保持制御信号HLD0がテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smとしてテスト回路TCに与えられる。このとき、保持制御信号HLD0が“0”ならば、入力データINがテスト回路TCを構成する接続回路CCを介してデータ回路1の入力端子DIに取り込まれる。保持制御信号HLD0が“1”ならば、入力データINは接続回路CCにおいて保持される。出力側においては、セレクタ7,8がデータ入力0端子に入力されるデータを出力するので、保持制御信号HLD1がテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smとしてテスト回路CTCに与えられる。このとき、保持制御信号HLD1が“0”ならば、出力データDOがテスト回路CTCを構成する接続回路CCCを介してデータ出力端子OUTに出力される。保持制御信号HLD1が“1”ならば、比較イネーブル信号CMPENが“0”なので、出力データDOは接続回路CCCにおいて保持される。
【0122】
通常動作、通常のスキャンテスト及びテスト結果の圧縮機能を用いるスキャンテストにおいては、テスト制御信号TESTを“1”とする。テスト制御信号TESTが“1”のとき、制御回路CTL3を構成するセレクタ5,6及び制御回路CCTL3を構成するセレクタ7,8はデータ入力1端子に入力されるデータをそれぞれ出力する。このとき、入力側においては、テスト保持制御信号THLD0及びシフトモード制御信号SMがそれぞれテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smとしてテスト回路TCに出力される。出力側においては、テスト保持制御信号THLD1及びシフトモード制御信号SMがそれぞれテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smとしてテスト回路CTCに出力される。
【0123】
次に通常のスキャンテスト動作について説明する。通常のスキャンテスト時には比較イネーブル信号CMPENを“0”とする。通常のスキャンテスト時には、テストパターンのシフトイン、実行、テスト結果のシフトアウトを順に行う。また、接続回路CC,CCCにおいてデータの保持を行うことが可能である。
【0124】
1.テストパターンのシフトイン
データ回路1にテストパターンを入力する準備として、入力側の接続回路CCにテストパターンをシフトインする。テスト保持制御信号THLD0を“0”、かつシフトモード制御信号SMを“1”とすると、データ回路1に入力するテストパターンをスキャンイン端子SIからシフトインすることが可能である。本実施の形態のデータ回路1は4ビットであるので、4ビットのテストパターンがシフトインされる。テストパターンは入力側の接続回路CC[0]→CC[1]→CC[2]→CC[3]の順でシフトされ、入力側の接続回路CC[0]〜[3]にテストパターンが入力される。
【0125】
2.実行
シフトモード制御信号SMを“0”とする。このとき、入力側では接続回路CCを介して入力データINが入力端子DIに取り込まれ、出力側では接続回路CCCを介してデータ回路1のテスト結果である出力データDOがデータ出力端子OUTに出力される。
【0126】
3.テスト結果のシフトアウト
テスト保持制御信号THLD1を“0”、かつシフトモード制御信号SMを“1”とする。このときテスト結果を順にスキャンアウト端子SOからシフトアウトする。
【0127】
スキャンテストの途中でデータの保持を行いたいときには、シフトモード制御信号SMを“1”とする。保持制御信号THLD0が“1”ならば、入力側において接続回路CCがデータを保持する。保持制御信号THLD1が“1”ならば、出力側において接続回路CCCがデータを保持する。
【0128】
もちろん、出力側のテスト回路CTCをテスト回路TCに置き換えても、上述の通常動作及び通常のスキャンテストを行うことは可能である。また、通常動作時のデータの保持及び通常のスキャンテスト時のデータの保持を接続回路CCあるいはCCCにて兼用して行うので、回路のオーバーヘッドを縮小し、回路面積を小さくすることが可能である。
【0129】
スキャンテスト動作における実行時に、入力端子DIに取り込まれた入力データINを保持することによって、一つのスキャンパスで複数の論理回路のスキャンテストを行うことが可能となる。以下に説明を行う。
【0130】
図15はデータ回路1inの入力側、データ回路1inの出力側とデータ回路1の入力側との間、データ回路1の出力側とデータ回路1outの入力側との間及びデータ回路1outの出力側においてテスト回路TCa,TC,TCb及びTCcがそれぞれ設けられ、スキャンパスが構成される回路を示す回路図である。データ回路1in及び1outはそれぞれ論理回路である。データ回路1inはデータ回路1に入力データINを与える。データ回路1はデータ回路outに出力データOUTを与える。テスト回路TCa,TC,TCb及びTCcはそれぞれ、図示されない制御回路CTLTCa,CTL3,CTLTCb及びCTLTCcによって制御される。テスト回路TCaはテスト回路TCと同様の働きを有するテスト回路である。テスト回路TCb及びTCcはテスト回路TCあるいはCTCと同様の構成及び働きを有するテスト回路である。
【0131】
データ回路1in,1及び1outが順に並べられ、スキャンパスは、スキャンイン端子SI→テスト回路TCa→テスト回路TC→テスト回路TCb→テスト回路TCc→スキャンアウト端子SOのように構成されている。
【0132】
データ回路1の入力端子DIに実行時に取り込まれたデータ回路1inからの入力データINをテスト回路TCによって保持する後にシフトアウトしてスキャンアウト端子SOから取り出す。同様の操作をテスト回路TCbあるいはTCcにて行うことが可能である。
【0133】
上述の操作を行えば、一つのスキャンパスで複数の論理回路のスキャンテストを行うことが可能となる。
【0134】
通常のスキャンテストにおいては、テストパターンの数だけ1〜3に記述される動作を繰り返さねばならない。次に、全てのパターンに対して一回のシフトアウトを行えば足りるというスキャンテスト、すなわちテスト結果の圧縮機能を用いるスキャンテスト動作について説明する。
【0135】
テスト結果の圧縮機能を用いるスキャンテスト動作について図14を用いて説明する。テスト結果の圧縮機能を用いるスキャンテスト時には、初期設定の後に、テストパターンのシフトインと比較及び圧縮とを交互に行う。全ての所望のテストパターンに対する比較及び圧縮が済んだ後に、圧縮されたテスト結果のシフトアウトを行う。
【0136】
テスト結果の圧縮機能を用いるスキャンテスト時には比較イネーブル信号CMPENは“0”と“1”の両方の値を採る。
【0137】
1.初期設定
初期設定として、テスト回路CTCを構成する接続回路CCCに含まれる全てのフリップフロップ4に“1”を設定する。シフトモード制御信号SMを“1”、テスト保持制御信号THLD0,THLD1をそれぞれ”0”に設定して、スキャンイン端子SIから“1”をシフトインするとフリップフロップ4に“1”が設定される。比較イネーブル信号CMPENは“0”に設定する。
【0138】
2.テストパターンのシフトインならびに比較及び圧縮
データ回路1にテストパターンを入力する準備として、入力側の接続回路CCにテストパターンをシフトインする。このとき、初期設定において接続回路CCCのフリップフロップ4に設定された“1”を保持するために、テスト保持制御信号THLD1を“1”にする。テスト保持制御信号THLD0及びシフトモード制御信号SMのそれぞれの値は初期設定時の値と等しい。すなわち、テスト保持制御信号THLD0が“0”、テスト保持制御信号THLD1が“1”であり、かつシフトモード制御信号SMが“1”という状態で、データ回路1に入力するテストパターンをスキャンイン端子SIからシフトインする。
【0139】
本実施の形態のデータ回路1は4ビットであるので、4ビットのテストパターンがシフトインされる。テストパターンは入力側の接続回路CC[0]→CC[1]→CC[2]→CC[3]の順でシフトされ、入力側の接続回路CC[0]〜[3]にテストパターンが入力される。例えばテストパターンとして4次の全周期系列を与える。ここで、全周期系列とは、M系列に全てのビットが“0”であるデータを付け加えたものでる。従って、全周期系列は全ての組み合わせのデータを発生する。従って、テストパターンとして全周期系列を与えることによって、全ての組み合わせのテストパターンを効率よく接続回路CCに設定することが可能となる。また、マーチングパターンにおいて順次“0”“1”が繰り返されるように、テスト保持制御信号THLD0が“0”のときにテストパターンをシフトインして、次にテスト保持制御信号THLD0を”1”としてテストパターンを接続回路CCにて保持することを繰り返しながらデータ回路1にテストパターンを入力することによって、データ回路1に効率よくテストパターンを入力することが可能となる。
【0140】
期待データEXPが入力される状態において、テストを行いたいテストパターンに対してのみ比較イネーブル信号CMPENを“1”とする事によってデータ回路1の出力データと期待データEXPを比較する。テスト回路CTCの上述の回路動作によって、比較結果は圧縮される。
【0141】
3.テスト結果のシフトアウト
テスト保持制御信号THLD1を“0”、かつシフトモード制御信号SMを“1”とする。このとき、接続回路CCCにて圧縮されたテスト結果を順にスキャンアウト端子SOからシフトアウトする。
【0142】
以上が図14に示される回路の回路動作である。図11に示される接続回路CCCの代わりに、図12に示される接続回路CCCrを用いても同様の回路動作を得ることが可能である。接続回路CCCrにおいては、フリップフロップに通常備わるリセット端子が有効に活用されることが特徴となっている。接続回路CCCrについて、接続回路CCCとの違いをふまえながら説明を行う。
【0143】
接続回路CCCrは、接続回路CCCの備える端子と同一の働きを有する端子を備え、さらにクロック端子tを備える。すなわち、接続回路CCCrに備わる入力端子cdr、スキャンイン端子csir、テスト保持端子cthldr、シフトモード端子csmr、スキャンアウト端子csor、期待データ端子cexpr及び比較端子ccmpenrはそれぞれ、接続回路CCCに備わる入力端子cd、スキャンイン端子csi、テスト保持端子cthld、シフトモード端子csm、スキャンアウト端子cso、期待データ端子cexp及び比較端子ccmpenと同一の働きを有する。
【0144】
また、接続回路CCCrはセレクタ2,3、フリップフロップ4r、Ex−ORゲート30r、及びゲート31rによって構成される。Ex−ORゲート30rはEx−ORゲート30と同一の構成及び働きを有し、ゲート31rは二つの入力端子にそれぞれ入力される信号と、一つの反転入力端子に入力される信号の反転信号との否定論理積をとり、出力端子から出力する回路である。
【0145】
フリップフロップ4にはリセット端子及びクロック端子が備わっていたがこれまでの実施の形態においては特別な機能を果たす必要はなかった。よって、それらの説明及び図示は省略されていた。接続回路CCCrにおいては、リセット端子を有効に活用し、さらにクロック端子に入力される信号を利用することによって同期をとり、テスト結果の圧縮を行う。従って、接続回路CCCrにおいてのみフリップフロップ4rのリセット端子とクロック端子の図示を特に行う。これに伴い、テスト回路CTCにもクロック端子Tを付け加え、接続回路CCCrのクロック端子tと接続させることが必要となる。しかし、テスト回路CTCに置けるクロック端子Tの図示は省略するものとする。
【0146】
接続回路CCCrと接続回路CCCとの主たる違いとは、
1.ゲート31rとNANDゲート31及びANDゲート32との違い、
2.フリップフロップ4とセレクタ2との接続と、フリップフロップ4rとセレクタ2との接続との違い
3.クロック端子tの存在及び接続から生ずる違い
である。他の接続は同様であるので、説明は省略する。
【0147】
Ex−ORゲート30rの出力端子はゲート31rの一方の入力端子に接続され、ゲート31rの他方の入力端子には比較端子ccmpenrが接続される。ゲート31rの反転入力端子にはクロック端子tが接続され、同時にクロック端子tはフリップフロップ4rのクロック端子にも共通に接続される。ゲート31rの出力端子はフリップフロップ4rのリセット端子に接続される。フリップフロップ4rのリセット端子は“0”を受けたときに、自身の中に記憶されるデータをリセットする。フリップフロップ4rの出力端子はセレクタ2のデータ入力1端子に接続され、また接続回路CCCrのスキャンアウト端子csorに接続される。
【0148】
接続回路CCCrの回路動作について説明を行う。接続回路CCCrを用いても、接続回路CCCの回路動作1,2と全く同一の回路動作が得られ、また接続回路CCCの回路動作3と同様の回路動作が得られる。そこで、接続回路CCCrを用いる場合の回路動作3について、説明を以下に行う。
【0149】
比較イネーブル信号ccmpenrが“0”のとき、ゲート31rはEx−ORゲート30rからの出力データとクロック端子tに入力されるクロック信号tとに関わりなく“1”をフリップフロップ4rのリセット端子に出力する。従ってフリップフロップ4rにおいてデータはリセットされず、接続回路CCCrはフリップフロップ4rのデータを保持し続ける。
【0150】
比較イネーブル信号ccmpenrが“1”であり、かつクロック端子tから入力されるクロック信号tが“0”のとき、ゲート31rはEx−ORゲート30rの出力データの反転論理を出力する。従って、Ex−ORゲート30rにおいて期待データexpと入力データcdが一致する場合には、ゲート31rは“1”をフリップフロップ4rのリセット端子に出力する。従って、接続回路CCCはフリップフロップ4rのデータを保持し続ける。
【0151】
このとき、Ex−ORゲート30rにおいて期待データexprと入力データcdrとが一致しない場合には、ゲート31rは“0”をフリップフロップ4rのリセット端子に出力する。従って、フリップフロップ4rにおいてデータはリセットされるので、セレクタ2,3及びフリップフロップ4rにおいて“0”が保持される状態が続く。
【0152】
すなわち、期待データexprと入力データcdrとが一致するときにはフリップフロップ4rのデータを保持し、一致しないときにはフリップフロップ4rにて“0”を保持し続けるという回路機能を接続回路CCCrは有する。この回路機能は接続回路CCCの回路機能と同一である。しかし、特に接続回路CCCrを用いることによって、以下の利点を得ることが可能となる。
【0153】
接続回路CCCにおいては、データの保持をセレクタ2,3、フリップフロップ4及びANDゲート32によって形成されるループによって行っていた。しかし接続回路CCCrにおいてはセレクタ2,3及びフリップフロップ4rのみによって形成されるループによってデータの保持を行うので、余計なノイズ等によってデータが影響を受ける可能性が低減される。
【0154】
また接続回路CCCrにおいては、クロック信号tによって同期をとっているが、ゲート31rから反転入力端子を取り除くことによってゲート31rをNANDゲートとして、クロック信号による同期をとらないようにしても良い。
【0155】
以上の説明から明らかなように、接続回路CCCを用いる場合と同様に、接続回路CCCrを用いてテスト回路CTCを構成することが可能である。
【0156】
テスト回路CTCをデータ回路1の出力側に設け、テスト結果の圧縮機能を用いるスキャンテストを行うことによって、複数のテストパターンに対するテスト結果のシフトアウトが一回ですむという利点が生ずる。従って、複数のテストパターンに対して通常のスキャンテストを複数回行う為に要する時間よりも、複数のテストパターンに対してテスト結果の圧縮機能を用いるスキャンテストを行うために要する時間の方が短い。すなわち、テスト時間を短縮可能である。
【0157】
図14に示される制御回路CTL3を用いると、実施の形態1にて記述された効果と同様の効果が生ずる。制御回路CTL3においては、テスト制御信号TESTによって保持端子HLD0とテスト保持端子THLD0及びシフトモード端子SMとのうちどちらが選択されるかが制御される。従って、制御回路CTL3を用いることによって、図4に示される回路においてデータ回路1のスキャンテストをデータ回路1aから与えられる保持制御信号HLD0とは独立に行うことが可能となる。
【0158】
制御回路CTL3と制御回路CCTL3との構成の違いとは、入力される制御信号による違いのみであり、テスト制御信号TESTによって同時に制御されるので、セレクタ5,6の動作とセレクタ7,8の動作は同一である。すなわち、制御回路の構成に関する発明に関しては、テスト回路TCを制御する制御回路の説明を行い、この説明をテスト回路CTCを制御する制御回路の説明に替えることが可能である。従って、データ回路1の出力側の回路を省略して、図14に示される回路を図17のように図示することが可能である。今後は特に必要とされるとき以外はデータ回路1の出力側の回路の図示及び説明は省略するものとする。
【0159】
本実施の形態においては、入力側の制御回路に入力される保持制御信号HLD0と、出力側の制御回路に入力される保持制御信号HLD1とは異なる。従って、複数のスキャンフリップフロップを保持制御信号確認のために用いる必要が生ずる。複数の保持制御信号を確認するために用いられるスキャンフリップフロップに関して図16を用いて以下に説明を行う。図16は複数の保持制御信号を確認するために用いられるスキャンフリップフロップの接続の状態を示す図であり、テスト保持端子、期待データ端子及び比較端子等の図示は同図においては省略されている。
【0160】
保持制御信号HLD0,HLD1を確認する場合を考える。スキャンイン端子SIとテスト回路TCのスキャンイン端子siとの間に、スキャンフリップフロップHSFF及びHSFFaを挿入する。スキャンフリップフロップHSFFはセレクタ14及びフリップフロップ15から成る回路である。同様に、スキャンフリップフロップHSFFaはセレクタ14a及びフリップフロップ15aから成る回路である。テスト回路TCを制御する制御回路に入力される保持制御信号HLD0を確認するためにスキャンフリップフロップHFSSは設けられる。同様に、テスト回路CTCを制御する制御回路に入力される保持制御信号HLD1を確認するためにスキャンフリップフロップHFSSaは設けられる。セレクタ14,14aはデータ入力0端子及びデータ入力1端子、出力端子ならびに制御端子をそれぞれ有する。それぞれの制御端子にはセレクタ14,14aを切替えるためのシフトモード制御信号SMが入力される。データ入力0端子はシフトモード制御信号SMが“0”のときに選択され出力端子に接続される。一方、データ入力1端子はシフトモード制御信号SMが“1”のときに選択され出力端子に接続される。よって、セレクタ14,14aに入力されるシフトモード制御信号SMの“1”,“0”を切替えることによって、セレクタ14,14aから出力されるデータを選択することが可能となる。セレクタ14のデータ入力1端子にはスキャンイン端子SIが接続される。セレクタ14のデータ入力0端子には保持端子HLD0が接続される。セレクタ14の出力端子はフリップフロップ15の入力端子に接続される。フリップフロップ15の出力端子はセレクタ14aのデータ入力1端子に接続される。セレクタ14aのデータ入力0端子には保持端子HLD1が接続される。フリップフロップ15の出力端子はテスト回路TCのスキャンイン端子siに接続される。フリップフロップ15,15aはDフリップフロップあるいはDフリップフロップと同様の働きを有するフリップフロップである。
【0161】
以上のようなスキャンフリップフロップHSFF,HSFFaにおいてシフトモード制御信号SMを“0”とすることによって、フリップフロップ15,15aに保持制御信号HLD0,HLD1の値をそれぞれ記憶させることが可能となる。図16に示される構成では、スキャンフリップフロップHSFF,HSFFaの出力端子がテスト回路TCのスキャンイン端子siに接続される。従って、シフトモード制御信号SMを“1”、テスト保持制御信号THLD0,THLD1をそれぞれ“0”として、シフトモード制御信号SMが“0”のときにスキャンフリップフロップHSFF,HSFFaに記憶された保持制御信号HLD0,HLD1の論理をスキャンパスからスキャンアウトデータSOとして取りだした後に観察を行えば良い。例えばテスト保持制御信号THLD0,THLD1のような他の制御信号の観察も、同様の構成を用いることによって可能となる。
【0162】
前述の通り、セレクタ14,14aはシフトモード制御信号SMによって制御されるが、テスト回路TC,CTCの制御に関係しない制御端子を新たに設け、この制御端子から出力される制御信号によってセレクタ14,14aを制御することも可能である。しかし、前述のようにシフトモード制御信号SMを用いてセレクタ14,14aの制御を兼用することによって、以下の利点が生ずる。
【0163】
本実施の形態のテスト回路TC,CTCにおいては、テスト制御信号TESTが“1”のとき、シフトモード制御信号SMを“0”とすることによって、入力側では接続回路CCを介して入力データINが入力端子DIに取り込まれる。このとき、出力側では接続回路CCCを介してデータ回路1のテスト結果である出力データDOがデータ出力端子OUTに出力される。シフトモード制御信号SMが“0”のときには、セレクタ14,14aにおいては制御信号HLD0,HLD1がスキャンフリップフロップHSFF,HSFFaにおいて記憶されるが、テスト回路TCにはシフトインされない。スキャンテストにおいて、テストパターンのシフトインあるいはテスト結果のシフトアウトを行うときには、シフトモード制御信号SMが“1”と設定される。従って、セレクタ14,14aにおいてはスキャンイン端子SIからシフトインされるテストパターンが導通されるので、スキャンフリップフロップHSFF,HSFFaはテストパターンのシフトインあるいはテスト結果のシフトアウトを阻害しない。セレクタ14,14aの制御をシフトモード制御信号SMによって行ってもスキャンテスト動作に悪影響を及ぼすことはないので、シフトモード制御信号SMを兼用することによって、スキャンフリップフロップHSFF,HSFFaに制御信号を与える制御端子を減らすことが可能である。
【0164】
また、図16においてスキャンフリップフロップHSFF,HSFFaはスキャンイン端子SIとテスト回路TCのスキャンイン端子siとの間に挿入されるが、テスト回路TCのスキャンアウト端子soとテスト回路CTCのスキャンイン端子siとの間に挿入されても同じ作用が得られ、保持制御信号HLD0,HLD1の観察が可能となる。また、テスト回路CTCのスキャンアウト端子soとスキャンアウト端子SOとの間に挿入されても同じ作用が得られる。
【0165】
以上の説明においては観察を行う制御信号の数は二つであるが、観察可能な制御信号の数は二つに限られるものではない。観察を行いたい制御信号が複数個存在するときには、同複数個のスキャンフリップフロップを直列に接続すれば良いことは明らかである。
【0166】
本実施の形態に従うテスト回路TC,CTCのホールド機能を兼用して通常動作時とスキャンテスト動作時に用いることが可能であるので、オーバーヘッドを無くすことによって回路面積を小さくすることが可能である。
【0167】
次に、本実施の形態に従う他の制御回路についての説明を行う。図18は図17にて示される制御回路CTL3と同様に構成され同一の働きを持つ制御回路CTL3aを示す回路図である。
【0168】
制御回路CTL3aと制御回路CTL3との違いとは、構成の違いのみである。構成の違いとは、セレクタ6のデータ入力0端子に接続される端子の違いであり、セレクタ6のデータ入力0端子にはセレクタ5の出力端子が接続される。
【0169】
制御回路CTL3aの回路動作について説明を行う。上述の構成の違いを鑑みると、テスト制御信号TESTが“0”のときのみを考えれば良い。テスト制御信号TESTが“0”のとき、セレクタ5の出力をセレクタ6は出力するので、保持制御信号HLD0がセレクタ6の出力端子から出力されることとなる。
【0170】
従って、制御回路CTL3aの回路動作は制御回路CTL3の回路動作と同一である。
【0171】
図17においては、制御回路CTL3は保持端子HLD0,テスト保持端子THLD0及びシフトモード制御信号SMに直接接続されている。セレクタ14の制御端子に入力されるシフトモード制御信号SMを通常動作時に“0”としておくことによって、図19に示される回路のようにスキャンフリップフロップHSFFを介して保持端子HLD0を制御回路CTL3に接続することも可能である。
【0172】
次に、スキャンフリップフロップの構成を変更することによって得ることができる、本実施の形態に従う試験回路について説明を行う。既述の回路等と同一の構成、働き等を有するものに対しては同一の参照符号を付け、説明は省略するものとする。
【0173】
図20は論理回路及び本実施の形態に従う試験回路を示す回路図である。本実施の形態に従うテスト回路TCSは、テスト回路TCの代わりに用いることが可能な回路である。本実施の形態に従う試験回路TCSもテスト回路TCと同様に、フリップフロップ4、保持機能切り換え用のセレクタ2及びスキャンモード切り換え用のセレクタ3によって構成される。セレクタ2はテスト保持制御信号thldによって制御され、セレクタ3はシフトモード制御信号smによって制御される。
【0174】
テスト回路TCとテスト回路TCSとの違いとは、保持機能切り換え用のセレクタ2とスキャンモード切り換え用のセレクタ3との順が入れ替わっていることである。
【0175】
テスト回路TCSについて説明を行う。テスト回路TCSはデータ回路1の入力側及び出力側のいずれにも用いることが可能である。出力側に用いられるテスト回路TCSの動作は入力側に用いられるテスト回路TCSの動作と同様である。従って、同図においては入力側のみ図示されており、また説明も必要とされるときを除いて入力側についてのみ行う。
【0176】
データ回路1はテスト回路TCSによって入力の制御が行われる。テスト回路TCSはデータ入力端子INとデータ回路1の入力端子DIとの間に挿入される。テスト回路TCSは入力データIN[0]〜[3]を入力するための入力端子d[0]〜[3]及びデータ回路1の入力端子DIに出力するための出力端子q[0]〜[3]、ならびにスキャンイン端子si、テスト保持端子thld、シフトモード端子sm及びスキャンアウト端子soを備える回路である。
【0177】
テスト保持端子thld及びシフトモード端子smにそれぞれ入力されるテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smによるテスト回路TCSの動作について説明する。シフトモード制御信号smが“0”であり、かつテスト保持制御信号thldが“0”のとき、テスト回路TCSはを入力端子dに入力されるデータ取り込み、そのまま出力端子qから出力する。シフトモード制御信号smが“1”であり、かつテスト保持制御信号thldが“0”のとき、テスト回路TCSはスキャンイン端子siに入力されるデータを取り込んでスキャンアウト端子soから出力する。テスト保持制御信号thldが“1”のとき、テスト回路TCS中にてデータが保持される。
【0178】
以上のような動作を行うテスト回路TCSは以下のように構成される。セレクタ3[N]のデータ入力1端子にはフリップフロップ4の出力端子[N−1]が接続される。但し、特にN=0のときには、セレクタ3[0]のデータ入力1端子にはスキャンイン端子siが接続される。セレクタ3[N]のデータ入力0端子にはデータ入力端子INが接続される。セレクタ3[N]の出力端子はセレクタ2[N]のデータ入力0端子に接続される。セレクタ2[N]のデータ入力1端子にはフリップフロップ4[N]の出力端子が接続される。セレクタ2[N]の出力端子はフリップフロップ4[N]の入力端子に接続される。フリップフロップ4[N]の出力端子は前述の如くセレクタ2[N]のデータ入力1端子に接続され、さらにデータ回路1の入力端子DI[N]及びセレクタ3[N+1]に共通に接続される。但し、特にN=3のときには、フリップフロップ4[3]の出力端子はセレクタ2[3]のデータ入力1端子、入力端子DI[3]及びテスト回路TCSのスキャンアウト端子soに共通に接続される。
【0179】
データ回路1の出力側にテスト回路TCSを設けるときには、以上の説明において、
データ入力端子IN → 出力端子DO
入力端子DI → データ出力端子OUT
のように変換して考えれば良い。
【0180】
上述のテスト回路TCSによっても、通常動作及びスキャンテスト動作を行うことが可能である。
【0181】
次にテスト回路TCSにテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smを与える、本実施例に従う制御回路CTL4について説明を行う。制御回路CTL4はテスト制御信号TEST、シフトモード制御信号SM、テスト保持制御信号THLD0及び保持制御信号HLD0を入力され、テスト回路TCSにテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smを出力する回路である。
【0182】
制御回路CTL4は、シフトモード制御信号smとしてシフトモード制御信号SMを常時出力する。テスト制御信号TESTが“0”のとき、制御回路CTL4はテスト保持制御信号thldとして保持制御信号HLD0を出力する。テスト制御信号TESTが“1”のとき、テスト保持制御信号thldとしてテスト保持制御信号THLD0を出力する。
【0183】
制御回路CTL4の接続について図20に基づき説明を行う。制御回路CTL4はセレクタ5という一つのセレクタを含んで構成される。セレクタ5の制御端子にはテスト制御信号TESTが入力される。
【0184】
セレクタ5のデータ入力0端子には保持端子HLD0が接続される。セレクタ5のデータ入力1端子にはテスト保持制御端子THLD0が接続される。セレクタ5の出力端子はテスト回路TCSのテスト保持端子thldに接続される。シフトモード制御信号SMはテスト回路TCSのシフトモード端子smに直接接続される。
【0185】
データ回路1の出力側に用いられる制御回路CTL4に関しては、以上の説明において、
保持端子HLD0 → 保持端子HLD1
テスト保持端子THLD0 → テスト保持端子THLD1
のように変換して考えれば良い。
【0186】
上述のテスト回路TCSによっても、通常動作及びスキャンテスト動作を行うことが可能である。
【0187】
図20に示される回路の回路動作を以下にまとめる。データ回路1の入力側及び出力側にテスト回路TCSを設ける場合について説明を行う。回路動作としては、通常動作及びスキャンテスト動作が存在する。
【0188】
通常動作時の回路動作は制御回路CTL1,CTL2あるいはCTL3とテスト回路TCとからなる回路の回路動作と同一である。
【0189】
次にスキャンテスト動作について説明する。実行時とデータの保持時においてのみ、制御回路CTL4とテスト回路TCSとからなる回路の操作は制御回路CTL3とテスト回路TCとからなる回路の操作と異なる。従って、実行時とデータの保持時についてのみ説明を行う。
【0190】
1.実行時
シフトモード制御信号SMを“0”、テスト保持制御信号THLD1を“0”とすることによって、制御回路CTL3とテスト回路TCとからなる回路と同一の回路動作が得られる。
【0191】
2.保持時
スキャンテストの途中でデータの保持を入力側にて行いたいときには、テスト保持制御信号THLD0を“1”とすれば良い。データの保持を出力側にて行いたいときには、テスト保持制御信号THLD1を“1”とする。
【0192】
以上が図20に示される制御回路の回路動作である。データ回路1の入力側及び出力側にテスト回路TCSをそれぞれ設けるとき、入力側と出力側のテスト回路TCSをシフトモード制御信号SMで同時に制御可能である。
【0193】
上述のテスト回路TCSにて構成されるスキャンパスについて述べる。データ回路1の入力側においてテスト回路TCSを設ける場合には、データ入力端子INと論理回路の入力端子DIとの間にはセレクタ2,3という二つのセレクタが含まれる。同様に、データ回路1の出力側においてテスト回路TCSを設ける場合には、出力端子DOとデータ出力端子OUTとの間にはセレクタ2,3という二つのセレクタが含まれる。従って通常動作時において、従来技術に従う試験回路と同様の動作速度しか得られない。
【0194】
しかし、テスト回路TCSを制御する制御回路CTL4にはセレクタ5という一つのセレクタしか含まれないので、回路面積を縮小することは可能である。また、テスト回路TCSにおいても、テスト回路TCSのホールド機能を兼用して通常動作時とスキャンテスト動作時に用いることが可能であるので、オーバーヘッドを無くすことによって回路面積を小さくすることは可能である。
【0195】
実施の形態3.
本実施の形態に従う発明は、試験回路を制御する制御回路に関する。
【0196】
本実施の形態に従う制御回路はテスト回路TCあるいはCTCの制御を行う制御回路であり、実施の形態1,2において示される制御回路よりも構成の簡単な制御回路である。テスト回路TCあるいはCTCの制御を行う制御回路は、テスト回路TCあるいはCTCにテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smを与える回路である。以下、テスト回路TCにおいてもテスト回路CTCにおいても、制御回路の有する構成及び働きは変わらないので、制御される回路をテスト回路TCに限って説明を行うこととする。データ回路1の入力側に関して以下の説明を行うが、出力側に関しても同様である。
【0197】
図21は本実施の形態に従う制御回路CTL5を示す回路図である。制御回路CTL5は、保持制御信号HLD0、テスト保持制御信号THLD0、シフトモード制御信号SM及びテスト制御信号TESTを受けて、テスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smをテスト回路TCに与える。通常動作時にテスト保持制御信号THLD0を“0”とすることによって、制御回路CTL5は実施の形態2に示される制御回路よりも回路面積が少なくなっている。出力側のテスト回路TCに制御回路CTL5を設けるときには、
保持制御信号HLD0 → 保持制御信号HLD1
テスト保持制御信号THLD0 → テスト保持制御信号THLD1
のように変換すれば良い。
【0198】
制御回路CTL5の構成について図21に基づき説明を行う。制御回路CTL5は三つのゲートを用いて構成可能である。それぞれのゲートは二つの入力端子と一つの出力端子を有する。一つのゲートはゲート41であり、残る二つはORゲート42,43である。
【0199】
ゲート41は入力端子ge及び反転入力端子reを有する。ゲート4は反転入力端子reに入力される入力信号reの反転論理と入力端子geに入力される入力信号geとの論理積を取るゲートである。ORゲート42,43はそれぞれ、入力される二つの入力信号の論理和を取るゲートである。
【0200】
制御回路CTL5の接続状態について説明を行う。ゲート41の反転入力端子にはテスト端子TESTが接続される。ゲート41の入力端子geには保持端子HLD0が接続される。ゲート41の出力端子はORゲート42,43のそれぞれの一方の入力端子に共通に接続される。ORゲート42の他方の入力端子にはテスト保持端子THLD0が接続される。ORゲート43の他方の入力端子にはシフトモード端子SMが接続される。ORゲート42の出力端子はテスト回路TCにテスト保持制御信号thldを出力し、ORゲート43の出力端子はテスト回路TCにシフトモード制御信号smを出力する。
【0201】
図21に示される制御回路の回路動作を以下にまとめる。回路動作としては、通常動作の制御及びスキャンテスト動作の制御が存在する。通常動作及びスキャンテストにおける、制御回路CTL5に関するそれぞれの信号及びデータの最適な設定値を表4に示す。
【0202】
【表4】
Figure 0003691144
【0203】
通常動作における制御回路CTL5の回路動作と制御回路CTL3の回路動作の違いについて説明を行う。通常動作時には制御回路CTL3における設定と同様にテスト制御信号TESTを“0”と設定するが、とくに制御回路CTL5ではシフトモード制御信号SM及びテスト保持制御信号THLD0をそれぞれ“0”とする。以上の設定によって、通常動作時における制御回路CTL5の回路動作は制御回路CTL3の回路動作と同一となる。
【0204】
スキャンテスト動作における制御回路CTL5の回路動作は制御回路CTL3の回路動作と同一であるので、説明は省略する。
【0205】
制御回路CTL5を用いてテスト回路TCの制御を行っても、実施の形態2において示される通常動作の制御及びスキャンテスト動作の制御を得ることが可能である。
【0206】
制御回路CTL5は三つのゲートから構成されるので、テスト保持制御信号を“0”として制御回路CTL5を用いて制御を行うことによって、半導体装置の回路面積を縮小することが可能である。
【0207】
制御回路CTL5と同様に構成され、同一の働きを持つ制御回路CTL5aを図22に示す。
【0208】
制御回路CTL5aの構成及び接続についての説明を、制御回路CTL5の構成との違いをふまえて行う。制御回路CTL5aは制御回路CTL5と同様に、ゲート41a及びORゲート42a,43aという三つのゲートを用いて構成可能である。ゲート41a及びORゲート42a,43aはそれぞれ、ゲート41及びORゲート42,43と同一の構成及び働きを有する。
【0209】
制御回路CTL5においてはORゲート43の一方の入力端子にはゲート41の出力端子が接続されていたが、制御回路CTL5aにおいてはORゲート43aの一方の入力端子にはORゲート42aの出力端子が接続される。
【0210】
以上の接続の違いによって制御回路CTL5の回路動作と制御回路CTL5aの回路動作に違いは生じないので、回路動作に関する説明は省略する。
【0211】
制御回路CTL5aは制御回路CTL5と同様に構成され、制御回路CTL5aの回路動作は制御回路CTL5の回路動作と同一である。従って、制御回路CTL5aを用いることによって、制御回路CTL5と同様の効果を得ることが可能である。
【0212】
次に、実施の形態1において示される制御回路CTL2と同様に、テスト制御信号TESTを受けずにテスト回路TC,CTCを制御できる制御回路CTL6について説明を行う。
【0213】
図23は本実施の形態に従う制御回路CTL6を示す回路図である。制御回路CTL5においてはシフトモード制御信号SMを“0”と設定したが、さらにスキャンテスト動作時に保持制御信号HLD0を“0”とすることによって、制御回路CTL6においてはテスト端子TESTが省略されている。
【0214】
出力側のテスト回路TCに制御回路CTL6を設けるときには、
保持制御信号HLD0 → 保持制御信号HLD1
テスト保持制御信号THLD0 → テスト保持制御信号THLD1
のように変換すれば良い。
【0215】
制御回路CTL6の構成について図23に基づき説明を行う。制御回路CTL6はセレクタ5とORゲート45によって構成される。
【0216】
制御回路CTL6の接続状態について説明を行う。セレクタ5はデータ入力0端子及びデータ入力1端子、出力端子ならびに制御端子を有するセレクタである。保持端子HLD0はセレクタ5のデータ入力0端子及びORゲート45の一方の入力端子に共通に接続される。セレクタ5のデータ入力1端子にはテスト保持端子THLD0が接続される。シフトモード端子SMはセレクタ5の制御端子及びORゲート45の他方の入力端子に共通に接続される。セレクタ5の出力端子はテスト回路TCにテスト保持制御信号thldを出力し、ORゲート45の出力端子はテスト回路TCにシフトモード制御信号smを出力する。
【0217】
図23に示される制御回路の回路動作を以下にまとめる。回路動作としては、通常動作の制御及びスキャンテスト動作の制御が存在する。通常動作及びスキャンテストにおける、制御回路CTL6に関するそれぞれの信号及びデータの最適な設定値を表5に示す。
【0218】
【表5】
Figure 0003691144
【0219】
通常動作においては、シフトモード制御信号SMを“0”とすることによって、制御回路CTL3,CTL5の回路動作と同一の回路動作を得ることが可能となる。
【0220】
次に、スキャンテスト動作における制御回路CTL6の回路動作について説明を行う。スキャンテスト動作においては、テストパターンのシフトイン、テスト結果のシフトアウト及びデータの保持を行うときには、シフトモード制御信号SMを“1”とする。このときの制御回路CTL6の回路動作は制御回路CTL3,CTL5の回路動作と同一である。スキャンテスト動作において、実行を行うときには、シフトモード制御信号SMを“0”、かつ保持制御信号HLD0を“0”とすることによって、制御回路CTL6の回路動作は制御回路CTL3,CTL5の回路動作と同一となる。
【0221】
従って、制御回路CTL6を用いてテスト回路TCの制御を行っても、実施の形態2において示される通常動作の制御及びスキャンテスト動作の制御を得ることが可能である。
【0222】
スキャンテスト動作時に保持制御信号HLD0を“0”と設定することによって、テスト端子TESTを用いることなく制御回路CTL6はテスト回路TCの制御を行うことが可能である。テスト端子TESTを省くことができるので、本実施の形態に従う制御回路を用いると半導体装置の回路面積が縮小される。
【0223】
制御回路CTL6と同様に構成され、同一の働きを持つ制御回路CTL6aを図2に示す。
【0224】
制御回路CTL6aの構成について図24に基づき説明を行う。制御回路CTL6を構成するセレクタ5とORゲート45と同一の構成及び働きを有するセレクタ5aとORゲート45aによって制御回路CTL6aは構成される。
【0225】
制御回路CTL6では、OR回路45の一方の入力端子には保持端子HLD0が接続されていたが、制御回路CTL6aではセレクタ45aの一方の入力端子にはセレクタ5aの出力端子が接続されている。この接続状態の違いによっては回路動作の違いは生じず、制御回路CTL6aの回路動作は制御回路CTL6の回路動作と同一であり、制御回路CTL6aを用いても制御回路CTL6と同様の動作を行うことが可能である。
【0226】
従って、制御回路CTL6aを用いてテスト回路TCの制御を行っても、実施の形態2において示される通常動作の制御及びスキャンテスト動作の制御を得ることが可能である。また、制御回路CTL6による効果と同一の効果を制御回路CTL6aを用いることによって得ることが可能である。
【0227】
次に、本実施の形態にて示される制御回路の構成をさらに簡易化する事によって得られる制御回路を示す。
【0228】
図25は本実施の形態に従う制御回路CTL7を示す回路図である。制御回路CTL7に備えられる端子は制御回路CTL6に備えられる端子と同一である。また、制御回路CTL7の回路構成は制御回路CTL5の回路構成と酷似している。通常動作及びスキャンテストにおける、制御回路CTL7に関するそれぞれの信号及びデータの最適な設定値を表6に示す。
【0229】
【表6】
Figure 0003691144
【0230】
制御回路CTL7においては、通常動作時にシフトモード制御信号SM及びテスト保持制御信号THLD0をそれぞれ“0”とし、スキャンテスト動作時には保持制御信号HLD0を“0”と設定することによって、少ない回路構成でも制御回路CTL5,CTL6と同一の回路動作が得られる。
【0231】
制御回路CTL7の構成及び接続状態について図25に基づき説明を行う。制御回路CTL7は制御回路CTL5と同様に、ゲート50及びORゲート51,52という三つのゲートを用いて構成可能である。ゲート50は制御回路CTL5を構成するゲート41と同一の構成及び働きを有する。
【0232】
制御回路CTL7の接続状態について、制御回路CTL5との違いをふまえて説明を行う。制御回路CTL5においては、ゲート41の反転入力端子reにテスト端子TESTが接続され、ORゲート43の一方の入力端子に保持端子HLD0が接続されていた。ゲート50の反転入力端子にはシフトモード端子SMが接続され、ORゲート52の一方の入力端子に保持端子HLD0が接続される。他の端子の接続は制御回路CTL5と制御回路CTL7において同様である。
【0233】
制御回路CTL7の回路動作を理解するためには、テスト保持端子TESTの代わりにシフトモード制御端子SM反転入力端子reに接続されるゲート50の動作と、また一方の入力端子に保持端子HLD0接続されるORゲート52の動作について理解をすれば足りる。
【0234】
まずゲート50の動作について説明を行う。制御回路CTL5を用いる制御動作においては、通常動作及びスキャンテスト動作時にテスト制御信号TESTとシフトモード制御信号SMの値が異なるのは、スキャンテストの実行時のみである。そこで、反転入力端子reにシフトモード端子SMが接続されるゲート50については、スキャンテストの実行時のみを考えれば良い。しかし、スキャンテスト実行時には、セレクタ3の制御端子に出力端子が接続されるORゲート52が“0”を出力すれば良いだけであり、制御回路CTL7においてはスキャンテスト動作時に保持制御信号HLD0が“0”、スキャンテストの実行時にはシフトモード制御信号SMが“0”と設定されるので、この条件は満足される。従って、ゲート50の動作はスキャンテストの実行には影響を与えない。
【0235】
次にORゲート52の動作について説明を行う。シフトモード制御信号SMが“1”ならば必ずORゲート52は“1”を出力し、ORゲート43の動作と同一である。よって、シフトモード制御信号SMが“0”となる通常動作時とスキャンテストの実行時についてのみ理解すれば良い。スキャンテストの実行時に関する説明については既にゲート50の動作の説明時に成されている。通常動作時にはORゲート52は“0”を出力すれば良く、通常動作時に保持制御信号HLD0は“0”と設定されるのでこの条件は満足される。
【0236】
上述の説明より、制御回路CTL7の回路動作と制御回路CTL5の回路動作は同一であることがわかる。
【0237】
従って、制御回路CTL7を用いてテスト回路TCの制御を行っても、実施の形態2において示される通常動作の制御及びスキャンテスト動作の制御を得ることが可能である。
【0238】
制御回路CTL7は三つのゲートから構成されるので、テスト保持制御信号THLD0を“0”として制御回路CTL7を用いて制御を行うことによって、制御回路CTL6を用いて制御する場合よりも半導体装置の回路面積を縮小することが可能である。
【0239】
また、スキャンテスト動作時に保持制御信号HLD0を“0”と設定することによって、テスト端子TESTを用いることなく制御回路CTL7はテスト回路TCの制御を行うことが可能である。テスト端子TESTを省くことができるので、本実施の形態に従う制御回路を用いると半導体装置の回路面積がさらに縮小される。
【0240】
制御回路CTL7と同様に構成され同一の働きを持つ、制御回路CTL7aを図26に、制御回路CTL7bを図27に示す。図26は本実施の形態に従う制御回路CTL7aを示す回路図であり、図27は本実施の形態に従う制御回路CTL7bを示す回路図である。
【0241】
制御回路CTL7a,CTL7bの構成と制御回路CTL7の構成との違いについて図26,2に基づき説明を行う。ゲート50a及びORゲート51a,52aによって制御回路CTL7aは構成され、ゲート50b及びORゲート51b,52bによって制御回路CTL7bは構成される。ゲート50a,50b、ORゲート51a,51b及びORゲート52a,52bはそれぞれ、ゲート50、ORゲート51及びORゲート52と同一の働き及び構成を有する。
【0242】
制御回路CTL7a,CTL7bの接続状態について、制御回路CTL7との違いをふまえながら説明を行う。制御回路CTL7においては、OR回路52の一方の入力端子には保持端子HLD0が接続されている。制御回路CTL7aにおいては、ORゲート52aの一方の入力端子にはゲート50aの出力端子が接続されている。制御回路CTL7bにおいては、ORゲート52bの一方の入力端子にはORゲート51bの出力端子が接続されている。
【0243】
上述の接続の違いによって、制御回路CTL7,CTL7a,CTL7bの回路動作には違いは生じず、制御回路CTL7a,CTL7bを制御回路CTL7の代わりに用いてテスト回路TCの制御を行うことが可能である。
【0244】
本実施の形態にて示される様々な制御回路を用いることによって、テスト回路TCの制御が可能となる。
【0245】
実施の形態4.
本実施の形態においては、実施の形態2において示されるテスト回路TCとテスト回路CTCを用いてスキャンパスを構成し、RAMの動作試験に用いる。
【0246】
図28は試験回路を設けられるRAMを示す回路図である。実施の形態1〜3にて示された回路等と同一の構成、働き等を有するものに対しては同一の参照符号を付けるものとする。
【0247】
同図に示されるとおり、試験回路であるテスト回路TCA0,TCDI,TCA1,CTCによって論理回路であるRAM11は入出力の制御を行われる。
【0248】
まずRAM11について説明する。RAM11への書き込みのために、アドレス書き込みのためのアドレス入力端子A0[0]〜[2]及びデータ入力のための入力端子DI0[0]〜[2]をRAM11は備える。さらに、RAM11からの読み出しのために、アドレス書き込みのためのアドレス入力端子A1[0]〜[2]及びデータ出力のための入力端子DO1[0]〜[2]をRAM11は備える。
【0249】
RAM11はアドレス入力端子A0[0]〜[2]に与えられる入力データA0[0]〜[2]に対する固有の番地に入力端子DI0[0]〜[2]に与えられる入力データDI0[0]〜[2]を書き込む回路である。また、RAM11はアドレス入力端子A1[0]〜[2]に与えられる入力データA1[0]〜[2]に対応する固有の番地に入力されているデータを出力端子DO1[0]〜[2]から出力する回路である。本実施の形態において示されるRAM11は3ビットであるが、どのようなビット数のRAMに対しても本実施の形態に従う試験回路を適用することは可能である。
【0250】
アドレス入力端子A0[0]〜[2]にデータを入力するための端子はデータ入力端子INA0[0]〜[2]であり、入力端子DI0[0]〜[2]にデータを入力するための端子はデータ入力端子INDI[0]〜[2]である。アドレス入力端子A1[0]〜[2]にデータを入力するための端子はデータ入力端子INA1[0]〜[2]である。出力端子DO1[0]〜[2]から出力するデータを出力するための端子はデータ出力端子OUT[0]〜[2]である。
【0251】
次にテスト回路TCA0,TCDI,TCA1,CTCに関する説明を行う。テスト回路TCA0,TCDI,TCAは、テスト回路TCと同様の構成を持ち、同様の動作を行う試験回路である。アドレス入力端子A0[0]〜[2]とINA0[0]〜[2]との間にはテスト回路TCA0が挿入される。入力端子DI0[0]〜[2]とINDI[0]〜[2]との間にはテスト回路TCDIが挿入される。アドレス入力端子A1[0]〜[2]とINA1[0]〜[2]との間にはテスト回路TCA1が挿入される。出力端子DO1[0]〜[2]とOUT[0]〜[2]との間にはテスト回路CTCが挿入される。
【0252】
次にスキャンテストを行う際に用いられるスキャンイン端子SI及びスキャンアウト端子SOとテスト回路TCA0,TCDI,TCA1,CTCとの接続について説明を行う。
【0253】
図28においては、スキャンイン端子SI→スキャンフリップフロップ70,71→テスト回路TCA0のスキャンイン端子si→テスト回路TCA0のスキャンアウト端子so→テスト回路TCDIのスキャンイン端子si→テスト回路TCDIのスキャンアウト端子so→テスト回路TCA1のスキャンイン端子si→テスト回路TCA1のスキャンアウト端子so→テスト回路CTCのスキャンイン端子si→テスト回路CTCのスキャンアウト端子so→スキャンアウト端子SOのようにスキャンパスは構成されている。スキャンフリップフロップ70,71はテスト回路TCA0とテスト回路TCDIとの間、テスト回路TCDIとテスト回路TCA1との間、テスト回路TCA1とテスト回路CTCとの間、及びテスト回路CTCとスキャンアウト端子SOとの間のうちのいずれに設けられても良い。
【0254】
スキャンフリップフロップ70,71について説明を行う。スキャンフリップフロップ70,71はそれぞれ、保持制御信号HLD0,HLD1を観察するために用いられるスキャンフリップフロップである。スキャンフリップフロップ70,71は図6に示されるスキャンフリップフロップHSFFと同様に、一つのセレクタと一つのフリップフロップによって構成される。スキャンフリップフロップHSFFを構成するセレクタ14のデータ入力端子0端子、データ入力1端子及び制御端子をスキャンフリップフロップHSFF自体のデータ入力端子0端子、データ入力1端子及び制御端子とみなすことが可能である。同様に、スキャンフリップフロップ70,71はデータ入力0端子及びデータ入力1端子、出力端子ならびに制御端子をそれぞれ備える。制御端子に入力される信号に応じて、スキャンフリップフロップ70,71はそれぞれ、データ入力0端子に入力される信号とデータ入力1端子に入力される信号とのうちからいずれか一方を出力する。
【0255】
テスト回路TCA0,TCDI,TCA1,CTCにはそれぞれテスト保持端子thld及びシフトモード端子smが備えられ、テスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smがそれぞれ与えられる。また、テスト回路CTCには比較端子cmpen及び期待端子exp[0]〜[2]がさらに備えられ、比較イネーブル信号CMPEN及び期待データEXP[0]〜[2]がそれぞれ与えられる。
【0256】
テスト回路TCA0,TCDI,TCA1,CTCにそれぞれテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smを与える回路について説明を行う。セレクタ60〜65を用いて、テスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smを与える回路を構成する。
【0257】
セレクタ60〜65はそれぞれ、データ入力0端子、データ入力1端子、出力端子及び制御端子を備えるセレクタである。セレクタ60〜65の制御端子にはテスト端子TESTが共通に接続される。
【0258】
セレクタ60,61の出力端子はそれぞれテスト回路TCA0,TCDIのそれぞれのテスト保持端子thldに接続され、テスト保持制御信号thldを互いに独立に与える。セレクタ62の出力端子はテスト回路TCA0,TCDIのそれぞれのシフトモード端子smに共通に接続され、シフトモード制御信号smを共通に与える。同様に、セレクタ63,64の出力端子はそれぞれテスト回路TCA1,CTCのそれぞれのテスト保持端子thldに接続され、テスト保持制御信号thldを互いに独立に与える。セレクタ65の出力端子はテスト回路TCA1,CTCのそれぞれのシフトモード端子smに共通に接続され、シフトモード制御信号smを共通に与える。
【0259】
次に保持端子について説明を行う。保持端子HLD0はスキャンフリップフロップ70及びセレクタ60〜62のそれぞれのデータ入力0端子に共通に接続される。同様に、保持端子HLD1はスキャンフリップフロップ71及びセレクタ63〜65のそれぞれのデータ入力0端子に共通に接続される。シフトモード端子SMはセレクタ62,65のそれぞれのデータ入力1端子及びスキャンフリップフロップ70,71のそれぞれの制御端子に共通に接続される。セレクタ60,61のそれぞれのデータ入力1端子にはテスト保持端子THLDA0,THLDDI0がそれぞれ接続される。セレクタ63,64のそれぞれのデータ入力1端子にはテスト保持端子THLDA1,THLDDO1がそれぞれ接続される。
【0260】
図28に示される回路の回路動作について説明を行う。回路動作としては、通常動作及びテスト動作が存在する。テスト動作とは通常のスキャンテスト動作及びテスト結果の圧縮機能を用いるスキャンテスト動作を含む動作である。
【0261】
まず、通常動作について説明を行う。通常動作時にはテスト制御信号TESTを“0”とし、比較イネーブル信号CMPENを“0”とする。テスト制御信号TESTが“0”のときにセレクタ60〜65はデータ入力0端子に入力されるデータをそれぞれ出力する。従って、保持制御信号HLD0がテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smとしてテスト回路TCA0,TCDIに与えられる。保持制御信号HLD1はテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smとしてテスト回路TCA1,CTCに与えられる。このとき、保持制御信号HLD0が“0”ならば、入力データINA0,INDIがそれぞれテスト回路TCA0,TCDIを介してRAM11のアドレス入力端子A0及び入力端子DIに取り込まれる。保持制御信号HLD0が“1”ならば、入力データINA0,INDIがテスト回路TCA0,TCDIにて保持される。同様に、保持制御信号HLD1が“0”ならば、入力データINA1がテスト回路TCA1を介してRAM11のアドレス入力端子A1に取り込まれる。出力データDO1はテスト回路CTCを介してデータ出力端子OUTに出力される。保持制御信号HLD1が“1”ならば、入力データINA1及び出力データDO1がテスト回路TCA1,CTCにて保持される。
【0262】
すなわち、通常動作においては、保持制御信号HLD0によってテスト回路TCA0,TCDIにおけるデータの保持を同時に制御する。また、保持制御信号HLD1によってテスト回路TCA1,CTCにおけるデータの保持を同時に制御する。従って、書き込み用のアドレス入力端子A0及び入力端子DI0におけるデータの保持と、読み出し用のアドレス入力端子A1及び出力端子DO1におけるデータの保持とが独立に制御される。
【0263】
次にテスト動作について説明する。テスト動作時にはテスト制御信号TESTを“1”とし、比較イネーブル信号CMPENを“0”とする。テスト制御信号TESTが“1”のとき、セレクタ60〜65はデータ入力1端子に入力されるデータをそれぞれ出力する。このとき、テスト保持制御信号THLDA0及びシフトモード制御信号SMがそれぞれテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smとしてテスト回路TCA0に入力される。テスト保持制御信号THLDDI0及びシフトモード制御信号SMがそれぞれテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smとしてテスト回路TCDIに入力される。また、テスト保持制御信号THLDA1及びシフトモード制御信号SMがそれぞれテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smとしてテスト回路TCA1に入力される。テスト保持制御信号THLDDO1及びシフトモード制御信号SMがそれぞれテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smとしてテスト回路CTCに入力される。
【0264】
テスト動作における制御をまとめる。シフトモード制御信号SMがテスト回路TCA0,TCDI,TCA1,CTCに共通にシフトモード制御信号smとして入力され、テスト回路TCA0,TCDI,TCA1,CTCにおいて入力されるデータの選択が制御される。テスト回路TCA0,TCDI,TCA1,CTCにおけるデータの保持は、テスト保持制御信号THLDA0,THLDDI0,THLDA1,THLDDO1によってそれぞれ独立に成される。
【0265】
それぞれのテスト回路におけるデータの保持を独立に行うことによって、以下に述べる利点が生ずる。
【0266】
RAM11のアドレス入力端子A0,A1及び入力端子DIから出力端子DOまでのパスには、入力端子側の一つのフリップフロップ及び出力端子側の一つのフリップフロップから成る合計2個のフリップフロップが含まれると考える。ここで、RAM11を同期させなければならない論理回路12が存在する場合を考える。論理回路12の入力端子と出力端子の間のパスに、例えば三つのフリップフロップが含まれるとする。RAM11と論理回路12との同期をとるためには、一個のフリップフロップをデータが通過するのに要する時間分だけRAM11においてデータを保持すると良い。すなわち、パスに含まれるフリップフロップの数の違う分だけデータを保持することによって同期をとることが可能である。
【0267】
図28に示される回路では、通常動作時において、書き込み用のアドレス入力端子A0及び入力端子DIにおけるデータの保持と、読み出し用のアドレス入力端子A1及び出力端子DOにおけるデータの保持とが独立に制御される。従って、同期をとらねばならない論理回路12に含まれパスを形成するフリップフロップの数に柔軟に対応して、RAM11の出力を同期させることが可能である。
【0268】
試験動作時には、アドレス入力端子A0におけるデータの保持と、入力端子DIにおけるデータの保持と、アドレス入力端子A1におけるデータの保持と、出力端子DOにおけるデータの保持とが、それぞれ独立に制御される。従って、効率よくRAM11の動作試験を行うことが可能である。
【0269】
次に、通常動作時においても、アドレス入力端子A0におけるデータの保持と、入力端子DIにおけるデータの保持と、アドレス入力端子A1におけるデータの保持と、出力端子DOにおけるデータの保持とを、それぞれ独立に制御することが可能な回路を図29に示す。
【0270】
図29は試験回路が設けられるRAMを示す回路図である。図28において示される回路と同様に、同図においては、試験回路であるテスト回路TCA0,TCDI,TCA1,CTCによって論理回路であるRAM11は入出力の制御を行われる。
【0271】
通常動作時においてデータの保持を独立に制御するために、図28に示される保持端子を、
保持端子HLD0→保持端子HLDA0,HLDDI0
保持端子HLD1→保持端子HLDA1,HLDDO1
のように変換している。保持端子の変換に伴い、セレクタ及びスキャンフリップフロップに関しても、
セレクタ62→セレクタ62a,62b
セレクタ65→セレクタ65a,65b
スキャンフリップフロップ70→スキャンフリップフロップ70a,70b
スキャンフリップフロップ71→スキャンフリップフロップ71a,71b
のような変換が施されている。セレクタ62a,62b,65a,65bはセレクタ62,65と同一の構成及び働きをそれぞれ有するセレクタである。同様に、スキャンフリップフロップ70a,70b,71a,71bはスキャンフリップフロップ70,71と同一の構成及び働きをそれぞれ有するスキャンフリップフロップである。図28に示される回路と異なる部分についてのみ、図29に示される回路について以下に説明を行う。
【0272】
スキャンフリップフロップ70a,70b,71a,71bについて説明を行う。スキャンフリップフロップ70a,70b,71a,71bはそれぞれ、保持制御信号HLDA0,HLDDI0,HLDA1,HLDDO1を観察するために用いられるスキャンフリップフロップである。スキャンフリップフロップ70a,70b,71a,71bはデータ入力0端子及びデータ入力1端子、出力端子ならびに制御端子をそれぞれ備える。制御端子に入力される信号に応じて、スキャンフリップフロップ70a,70b,71a,71bはそれぞれ、データ入力0端子に入力される信号とデータ入力1端子に入力される信号とのうちからいずれか一方を出力する。
【0273】
テスト回路TCA0,TCDI,TCA1,CTCにそれぞれテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smを与える回路について説明を行う。セレクタ60,61,62a,62b,63,64,65a,65bを用いて、テスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smを与える回路を構成する。
【0274】
セレクタ60,61,62a,62b,63,64,65a,65bはそれぞれ、データ入力0端子、データ入力1端子、出力端子及び制御端子を備えるセレクタである。これらのセレクタの制御端子にはテスト端子TESTが共通に接続される。
【0275】
セレクタ60,62aのそれぞれの出力端子はテスト回路TCA0のテスト保持端子thld及びシフトモード端子smに接続され、テスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smを与える。同様の接続によって、セレクタ61,62bはテスト回路TCDIにテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smを与える。セレクタ63,65aはテスト回路TCA1にテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smを与える。セレクタ64,65bはテスト回路CTCにテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smを与える。
【0276】
次に保持端子について説明を行う。保持端子HLDA0はスキャンフリップフロップ70a及びセレクタ60,62aのそれぞれのデータ入力0端子に共通に接続される。保持端子HLDDI0はスキャンフリップフロップ70b及びセレクタ61,62bのそれぞれのデータ入力0端子に共通に接続される。同様に、保持端子HLDA1はスキャンフリップフロップ71a及びセレクタ63,65aのそれぞれのデータ入力0端子に共通に接続される。保持端子HLDDO1はスキャンフリップフロップ71b及びセレクタ63,65bのそれぞれのデータ入力0端子に共通に接続される。シフトモード端子SMはセレクタ62a,62b,65a,65bのそれぞれのデータ入力1端子及びスキャンフリップフロップ70a,70b,71a,71bのそれぞれの制御端子に共通に接続される。セレクタ60,61のそれぞれのデータ入力1端子にはテスト保持端子THLDA0,THLDDI0がそれぞれ接続される。セレクタ63,64のそれぞれのデータ入力1端子にはテスト保持端子THLDA1,THLDDO1がそれぞれ接続される。
【0277】
図29に示される回路の回路動作について説明を行う。図28に示される回路と同じく、回路動作としては通常動作及びテスト動作が存在する。
【0278】
まず、通常動作について説明を行う。通常動作時にはテスト制御信号TESTを“0”とし、比較イネーブル信号CMPENを“0”とする。テスト制御信号TESTが“0”のときにセレクタ60,61,62a,62b,63,64,65a,65bはデータ入力0端子に入力されるデータをそれぞれ出力する。従って、保持制御信号HLDA0がテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smとしてテスト回路TCA0に与えられる。保持制御信号HLDDI0がテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smとしてテスト回路TCDIに与えられる。同様に、保持制御信号HLDA1がテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smとしてテスト回路TCA1に与えられる。保持制御信号HLDDO1がテスト保持制御信号thld及びシフトモード制御信号smとしてテスト回路CTCに与えられる。
【0279】
従って、保持制御信号HLDA0,HLDDI0,HLDA1,HLDDO1の“0”,“1”をそれぞれ切り換えることによって、テスト回路TCA0,TCDI,TCA1,CTCにおける入力データINA0,INDI,INA1の入力及びOUTの出力とデータの保持との切替を互いに独立に制御することが可能となる。
【0280】
次にテスト動作について説明する。テスト動作時にはテスト制御信号TESTを“1”とし、比較イネーブル信号CMPENを“0”とする。テスト制御信号TESTが“1”のとき、セレクタ60,61,62a,62b,63,64,65a,65bはデータ入力1端子に入力されるデータをそれぞれ出力する。前述のように、シフトモード端子SMがセレクタ62a,62b,65a,65bのそれぞれのデータ入力1端子に共通に接続される。また、図28に示される回路と同様に、セレクタ60,61のそれぞれのデータ入力1端子にはテスト保持端子THLDA0,THLDDI0がそれぞれ接続され、セレクタ63,64のそれぞれのデータ入力1端子にはテスト保持端子THLDA1,THLDDO1がそれぞれ接続される。従って、テスト動作時における回路動作は、図28に示される回路の回路動作と同一である。
【0281】
すなわち、図29に示される回路においては、テスト動作時には図28に示される回路の回路動作と同一の回路動作が得られる。通常動作時には、アドレス入力端子A0におけるデータの保持と、入力端子DIにおけるデータの保持と、アドレス入力端子A1におけるデータの保持と出力端子DOにおけるデータの保持とをそれぞれ独立に制御することが可能であり、さらに優れた効果が得られる。
【0282】
【発明の効果】
請求項1〜6に記載の構成によると、接続回路用入力端子と接続回路用出力端子との間に含まれる切替回路は一つである。従って、通常動作用の端子を接続回路用入力端子に接続することによってセットアップが小さくなり、通常動作時の回路速度が向上する。
【0283】
また、請求項1に記載の構成によると、制御回路用第1制御入力信号と制御回路用第2制御入力信号とのいずれか一方の論理を、制御回路用試験信号を受けることによって接続回路の制御において無視する制御回路が用いられる。従って、無視される制御入力信号の論理とは独立に接続回路の制御を行うことが可能となる。
【0284】
また、請求項2に記載の構成によると、制御回路用第1制御入力信号と制御回路用第2制御入力信号とを受けることによって接続回路を制御する制御回路が用いられる。従って、請求項1に記載される制御信号よりも少ない制御信号によって接続回路の制御を行うことが可能となる。
【0285】
また、請求項3に記載の構成によると、制御回路用第1及び第3制御入力信号と制御回路用第2制御入力信号とのいずれか一方を、制御回路用試験信号を受けることによって接続回路の制御において無視する制御回路が用いられる。従って、無視される制御入力信号の論理とは独立に接続回路の制御を行うことが可能となる。
【0286】
また、請求項4に記載の構成によると、制御回路用試験信号が第1論理をとるときには制御回路用第1及び第3制御入力信号も第1論理をとるという設定の元で、制御回路用第1及び第3制御入力信号と制御回路用第2制御入力信号とのいずれか一方を、制御回路用試験信号を受けることによって接続回路の制御において無視する制御回路が用いられる。従って、無視される制御入力信号の論理とは独立に接続回路の制御を行うことが可能となる。
【0287】
また、請求項5に記載の構成によると、通常動作時には制御回路用第1制御入力信号が第1論理をとるという設定の元で、制御回路用第1及び第3制御入力信号と制御回路用第2制御入力信号とのいずれか一方を、制御回路用第1制御入力信号を受けることによって接続回路の制御において無視する制御回路が用いられる。従って、無視される制御入力信号の論理とは独立に接続回路の制御を行うことが可能となる。
【0288】
また、請求項6に記載の構成によると、通常動作時には制御回路用第1及び第3制御入力信号がそれぞれ第1論理をとるという設定の元で、制御回路用第1及び第3制御入力信号と制御回路用第2制御入力信号とのいずれか一方を、制御回路用第1制御入力信号を受けることによって接続回路の制御において無視する制御回路が用いられる。従って、無視される制御入力信号の論理とは独立に接続回路の制御を行うことが可能となる。
【0289】
請求項7及び8に記載の構成によると、接続回路用第1及び第2制御入力信号が第2論理をとるときに、接続回路は信号の保持と試験結果の圧縮とを行う。従って、試験結果を圧縮することによって試験結果の観察回数を減少させることが可能となる。
【0290】
請求項及び10に記載の構成によると、接続回路用第1及び第2制御入力信号が第2論理をとるときに、比較信号の論理を切り換えることによって記憶回路に記憶されるデータの保持と試験結果の圧縮とを行う。従って、試験結果を圧縮することによって試験結果の観察回数を減少させることが可能となる。
【0291】
請求項11に記載の構成によると、書き込み用制御回路による制御と読み出し用制御回路による制御は独立である。従って、書き込み用端子における同期動作と読み出し用端子における同期動作とを独立に制御することが可能となる。
【0292】
請求項12に記載の構成によると、書き込みアドレス用制御回路による制御、書き込み入力用制御回路による制御、読み出しアドレス用制御回路による制御及び読み出し出力用制御回路による制御はそれぞれ独立である。従って、書き込み用アドレス端子における同期動作、書き込み用入力端子における同期動作、読み出し用アドレス端子における同期動作及び読み出し用出力端子における同期動作とをそれぞれ独立に制御することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に従う、テスト回路TCからなる試験回路及び制御回路CTL1の備えられる論理回路を示す回路図である。
【図2】 接続回路CCを示す回路図である。
【図3】 本発明に従うテスト回路TCを示す回路図である。
【図4】 テスト回路TCからなるスキャンパスが備えられる複数の論理回路を示す回路図である。
【図5】 スキャンフリップフロップHSFFが備えられる回路を示す回路図である。
【図6】 本発明に従うスキャンフリップフロップHSFFを示す回路図である。
【図7】 制御回路CTL2を示す回路図である。
【図8】 2入力のセレクタの構成を示す回路図である。
【図9】 制御回路CTL2aを示す回路図である。
【図10】 実施の形態2に従うテスト回路CTCを含んでなる試験回路が備えられる論理回路を示す回路図である。
【図11】 接続回路CCCを示す回路図である。
【図12】 接続回路CCCrを示す回路図である。
【図13】 接続回路CCCによって構成されるテスト回路CTCを示す回路図である。
【図14】 試験回路TC,CTCをそれぞれ制御する制御回路CTL3,CCTL3を示す回路図である。
【図15】 複数の論理回路にスキャンパスが備えられる構成を持つ回路を示す回路図である。
【図16】 スキャンフリップフロップHSFF,HSFFaの備えられる回路を示す回路図である。
【図17】 図14に示される回路を入力側においてのみ示す回路図である。
【図18】 制御回路CTL3と同一の働きを有する制御回路CTL3aを示す回路図である。
【図19】 スキャンフリップフロップHSFFを介して保持端子HLD0が制御回路CTL3に接続される構成を持つ回路を示す回路図である
【図20】 実施の形態2に従うテスト回路TCSを示す回路図である。
【図21】 実施の形態3に従う制御回路CTL5を示す回路図である。
【図22】 制御回路CTL5aを示す回路図である。
【図23】 制御回路CTL6を示す回路図である。
【図24】 制御回路CTL6aを示す回路図である
【図25】 制御回路CTL7を示す回路図である。
【図26】 制御回路CTL7aを示す回路図である。
【図27】 制御回路CTL7bを示す回路図である。
【図28】 実施の形態4に従うスキャンパスが設けられるRAMを示す回路図である。
【図29】 図28に示される回路がさらに改良されて構成される回路を示す回路図である。
【図30】 保持機能付きの論理回路を示す回路図である。
【図31】 フリップフロップ4をスキャン変換する様子を示す回路図である。
【図32】 図30に示されるフリップフロップがスキャン変換されて構成される回路を示す回路図である。
【図33】 接続回路PCCを示す回路図である。
【符号の説明】
2,3,60〜65 セレクタ、4,4r フリップフロップ、11 RAM、30,30r Ex−ORゲート、31 NANDゲート、31r ゲート、32 ANDゲート、A0,1 アドレス入力端子、CC,CCC,CCCr 接続回路、CMPEN,ccmpen,ccmpenr 比較端子,比較イネーブル信号、CTL1〜7 制御回路、DI,d,cd,cdr 入力端子,入力データ、DO 出力端子,出力データ、EXP,exp,cexp,cexpr 期待端子,期待データ、HLD0,HLD1 保持端子,保持制御信号、q 出力端子,シリアル入力データ、SI,si,csi,csir スキャンイン端子、SM,sm,csm,csmr シフトモード端子,シフトモード制御信号、SO,so,cso,csor スキャンアウト端子、T,t クロック端子、TC,TCA0,TCA1,TCDI,CTC テスト回路、TEST テスト端子,テスト制御信号、THLD0,THLD1,thld,cthld,cthldr テスト保持端子,テスト保持制御信号。

Claims (12)

  1. 第1及び第2切替回路ならびに記憶回路を含んでなり、
    接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接続回路用出力端子、ならびに接続回路用第1及び第2制御端子を備え、
    前記接続回路用第1制御端子に入力される接続回路用第1制御信号及び前記接続回路用第2制御端子に入力される接続回路用第2制御信号はそれぞれ、互いに異なる第1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、
    前記第1切替回路は、第1切替回路用一方入力端子、第1切替回路用他方入力端子、第1切替回路用出力端子及び第1切替回路用制御端子を有し、
    前記第2切替回路は、第2切替回路用一方入力端子、第2切替回路用他方入力端子、第2切替回路用出力端子及び第2切替回路用制御端子を有し、
    前記記憶回路は記憶回路用入力端子及び記憶回路用出力端子を有し、
    前記第1切替回路用制御端子は前記接続回路用第1制御端子を構成し、
    前記第1切替回路用一方入力端子は前記接続回路用入力端子を構成し、
    前記接続回路用第1制御信号が前記第1論理をとるときに前記第1切替回路用一方入力端子は前記第1切替回路用出力端子に接続され、
    前記接続回路用第1制御信号が前記第2論理をとるときに前記第1切替回路用他方入力端子は前記第1切替回路用出力端子に接続され、
    前記第2切替回路用制御端子は前記接続回路用第2制御端子を構成し、
    前記第2切替回路用一方入力端子は前記接続回路用試験入力端子を構成し、
    前記接続回路用第2制御信号が前記第1論理をとるときに前記第2切替回路用一方入力端子は前記第2切替回路用出力端子に接続され、
    前記接続回路用第2制御信号が前記第2論理をとるときに前記第2切替回路用他方入力端子は前記第2切替回路用出力端子に接続され、
    前記第2切替回路用出力端子は前記第1切替回路用他方入力端子に接続され、
    前記第1切替回路用出力端子は前記記憶回路用入力端子に接続され、
    前記記憶回路用出力端子は前記接続回路用出力端子を構成するとともに前記第2切替回路用他方入力端子に接続される
    ことを特徴とする接続回路と、
    制御回路用第1及び第2制御入力端子、制御回路用第1及び第2制御出力端子、ならびに制御回路用試験端子を備え、
    前記制御回路用第1及び第2制御入力端子ならびに前記制御回路用試験端子にはそれぞれ制御回路用第1及び第2制御入力信号ならびに制御回路用試験信号が入力され、前記制御回路用第1及び第2制御出力端子からはそれぞれ制御回路用第1及び第2制御出力信号が出力され、
    前記制御回路用第1及び第2制御入力信号、前記制御回路用第1及び第2制御出力信号、ならびに前記制御回路用試験信号はそれぞれ前記2値論理をとり、
    前記制御回路用試験信号が前記2値論理のいずれか一方をとるとき、前記制御回路用第1及び第2制御出力信号の論理は前記制御回路用第2制御入力信号の論理に等しく、
    前記制御回路用試験信号が前記2値論理の他方をとるとき、前記制御回路用第制御出力信号の論理は前記制御回路用第1制御入力信号の反転論理に等しく、前記制御回路用第制御出力信号の論理は前記制御回路用第1制御入力信号の論理に等しく、
    前記制御回路用第1制御出力端子は前記接続回路用第1制御端子に接続され、
    前記制御回路用第2制御出力端子は前記接続回路用第2制御端子に接続される
    ことによって前記接続回路を制御する制御回路とを
    含んでなることを特徴とするスキャンパス構成回路。
  2. 第1及び第2切替回路ならびに記憶回路を含んでなり、
    接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接続回路用出力端子、ならびに接続回路用第1及び第2制御端子を備え、
    前記接続回路用第1制御端子に入力される接続回路用第1制御信号及び前記接続回路用第2制御端子に入力される接続回路用第2制御信号はそれぞれ、互いに異なる第1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、
    前記第1切替回路は、第1切替回路用一方入力端子、第1切替回路用他方入力端子、第1切替回路用出力端子及び第1切替回路用制御端子を有し、
    前記第2切替回路は、第2切替回路用一方入力端子、第2切替回路用他方入力端子、第2切替回路用出力端子及び第2切替回路用制御端子を有し、
    前記記憶回路は記憶回路用入力端子及び記憶回路用出力端子を有し、
    前記第1切替回路用制御端子は前記接続回路用第1制御端子を構成し、
    前記第1切替回路用一方入力端子は前記接続回路用入力端子を構成し、
    前記接続回路用第1制御信号が前記第1論理をとるときに前記第1切替回路用一方入力端子は前記第1切替回路用出力端子に接続され、
    前記接続回路用第1制御信号が前記第2論理をとるときに前記第1切替回路用他方入力端子は前記第1切替回路用出力端子に接続され、
    前記第2切替回路用制御端子は前記接続回路用第2制御端子を構成し、
    前記第2切替回路用一方入力端子は前記接続回路用試験入力端子を構成し、
    前記接続回路用第2制御信号が前記第1論理をとるときに前記第2切替回路用一方入力端子は前記第2切替回路用出力端子に接続され、
    前記接続回路用第2制御信号が前記第2論理をとるときに前記第2切替回路用他方入力端子は前記第2切替回路用出力端子に接続され、
    前記第2切替回路用出力端子は前記第1切替回路用他方入力端子に接続され、
    前記第1切替回路用出力端子は前記記憶回路用入力端子に接続され、
    前記記憶回路用出力端子は前記接続回路用出力端子を構成するとともに前記第2切替回路用他方入力端子に接続される
    ことを特徴とする接続回路と、
    制御回路用第1及び第2制御入力端子ならびに制御回路用第1及び第2制御出力端子を備え、
    前記制御回路用第1及び第2制御入力端子にはそれぞれ制御回路用第1及び第2制御入力信号が入力され、前記制御回路用第1及び第2制御出力端子からはそれぞれ制御回路用第1及び第2制御出力信号が出力され、
    前記制御回路用第1及び第2制御入力信号、ならびに前記制御回路用第1及び第2制御出力信号はそれぞれ前記2値論理をとり、
    前記制御回路用第1制御入力信号が前記第1論理をとるとき、前記制御回路用第1及び第2制御出力信号の論理は前記制御回路用第2制御入力信号の論理に等しく、
    前記制御回路用第1制御入力信号が前記第2論理をとるとき、前記制御回路用第制御出力信号の論理は前記制御回路用第1制御入力信号の反転論理に等しく、前記制御回路用第制御出力信号の論理は前記制御回路用第1制御入力信号の論理に等しく、
    前記制御回路用第1制御出力端子が前記接続回路用第1制御端子に接続され、
    前記制御回路用第2制御出力端子が前記接続回路用第2制御端子に接続されることによって前記接続回路を制御する制御回路とを
    含んでなることを特徴とするスキャンパス構成回路。
  3. 第1及び第2切替回路ならびに記憶回路を含んでなり、
    接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接続回路用出力端子、ならびに接続回路用第1及び第2制御端子を備え、
    前記接続回路用第1制御端子に入力される接続回路用第1制御信号及び前記接続回路用第2制御端子に入力される接続回路用第2制御信号はそれぞれ、互いに異なる第1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、
    前記第1切替回路は、第1切替回路用一方入力端子、第1切替回路用他方入力端子、第1切替回路用出力端子及び第1切替回路用制御端子を有し、
    前記第2切替回路は、第2切替回路用一方入力端子、第2切替回路用他方入力端子、第2切替回路用出力端子及び第2切替回路用制御端子を有し、
    前記記憶回路は記憶回路用入力端子及び記憶回路用出力端子を有し、
    前記第1切替回路用制御端子は前記接続回路用第1制御端子を構成し、
    前記第1切替回路用一方入力端子は前記接続回路用入力端子を構成し、
    前記接続回路用第1制御信号が前記第1論理をとるときに前記第1切替回路用一方入力端子は前記第1切替回路用出力端子に接続され、
    前記接続回路用第1制御信号が前記第2論理をとるときに前記第1切替回路用他方入力端子は前記第1切替回路用出力端子に接続され、
    前記第2切替回路用制御端子は前記接続回路用第2制御端子を構成し、
    前記第2切替回路用一方入力端子は前記接続回路用試験入力端子を構成し、
    前記接続回路用第2制御信号が前記第1論理をとるときに前記第2切替回路用一方入力端子は前記第2切替回路用出力端子に接続され、
    前記接続回路用第2制御信号が前記第2論理をとるときに前記第2切替回路用他方入力端子は前記第2切替回路用出力端子に接続され、
    前記第2切替回路用出力端子は前記第1切替回路用他方入力端子に接続され、
    前記第1切替回路用出力端子は前記記憶回路用入力端子に接続され、
    前記記憶回路用出力端子は前記接続回路用出力端子を構成するとともに前記第2切替回路用他方入力端子に接続される
    ことを特徴とする接続回路と、
    制御回路用第1乃至第3制御入力端子、制御回路用第1及び第2制御出力端子、ならびに制御回路用試験端子を備え、
    前記制御回路用第1乃至第3制御入力端子ならびに前記制御回路用試験端子にはそれぞれ制御回路用第1乃至第3制御入力信号ならびに制御回路用試験信号が入力され、前記制御回路用第1及び第2制御出力端子からはそれぞれ制御回路用第1及び第2制御出力信号が出力され、
    前記制御回路用第1乃至第3制御入力信号、前記制御回路用第1及び第2制御出力信号、ならびに前記制御回路用試験信号はそれぞれ前記2値論理をとり、
    前記制御回路用試験信号が前記2値論理のいずれか一方をとるとき、前記制御回路用第1及び第2制御出力信号の論理は前記制御回路用第2制御入力信号の論理に等しく、
    前記制御回路用試験信号が前記2値論理の他方をとるとき、前記制御回路用第1制御出力信号の論理は前記制御回路用第1制御入力信号の論理に等しく、前記制御回路用第2制御出力信号の論理は前記制御回路用第3制御入力信号の論理に等しく、
    前記制御回路用第1制御出力端子は前記接続回路用第1制御端子に接続され、
    前記制御回路用第2制御出力端子は前記接続回路用第2制御端子に接続される
    ことによって前記接続回路を制御する制御回路とを
    含んでなることを特徴とするスキャンパス構成回路。
  4. 第1及び第2切替回路ならびに記憶回路を含んでなり、
    接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接続回路用出力端子、ならびに接続回路用第1及び第2制御端子を備え、
    前記接続回路用第1制御端子に入力される接続回路用第1制御信号及び前記接続回路用第2制御端子に入力される接続回路用第2制御信号はそれぞれ、互いに異なる第1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、
    前記第1切替回路は、第1切替回路用一方入力端子、第1切替回路用他方入力端子、第1切替回路用出力端子及び第1切替回路用制御端子を有し、
    前記第2切替回路は、第2切替回路用一方入力端子、第2切替回路用他方入力端子、第2切替回路用出力端子及び第2切替回路用制御端子を有し、
    前記記憶回路は記憶回路用入力端子及び記憶回路用出力端子を有し、
    前記第1切替回路用制御端子は前記接続回路用第1制御端子を構成し、
    前記第1切替回路用一方入力端子は前記接続回路用入力端子を構成し、
    前記接続回路用第1制御信号が前記第1論理をとるときに前記第1切替回路用一方入力端子は前記第1切替回路用出力端子に接続され、
    前記接続回路用第1制御信号が前記第2論理をとるときに前記第1切替回路用他方入力端子は前記第1切替回路用出力端子に接続され、
    前記第2切替回路用制御端子は前記接続回路用第2制御端子を構成し、
    前記第2切替回路用一方入力端子は前記接続回路用試験入力端子を構成し、
    前記接続回路用第2制御信号が前記第1論理をとるときに前記第2切替回路用一方入力端子は前記第2切替回路用出力端子に接続され、
    前記接続回路用第2制御信号が前記第2論理をとるときに前記第2切替回路用他方入力端子は前記第2切替回路用出力端子に接続され、
    前記第2切替回路用出力端子は前記第1切替回路用他方入力端子に接続され、
    前記第1切替回路用出力端子は前記記憶回路用入力端子に接続され、
    前記記憶回路用出力端子は前記接続回路用出力端子を構成するとともに前記第2切替回路用他方入力端子に接続される
    ことを特徴とする接続回路と、
    制御回路用第1乃至第3制御入力端子、制御回路用第1及び第2制御出力端子、ならびに制御回路用試験端子を備え、
    前記制御回路用第1乃至第3制御入力端子ならびに前記制御回路用試験端子にはそれぞれ制御回路用第1乃至第3制御入力信号ならびに制御回路用試験信号が入力され、前記制御回路用第1及び第2制御出力端子からはそれぞれ制御回路用第1及び第2制御出力信号が出力され、
    前記制御回路用第1乃至第3制御入力信号、前記制御回路用第1及び第2制御出力信号、ならびに前記制御回路用試験信号はそれぞれ前記2値論理をとり、
    前記制御回路用試験信号が前記2値論理のいずれか一方をとり、かつ前記制御回路用第1及び第3制御入力信号がそれぞれ前記第1論理をとるとき、前記制御回路用第1及び第2制御出力信号の論理は前記制御回路用第2制御入力信号の論理に等しく、
    前記制御回路用試験信号が前記2値論理の他方をとるとき、前記制御回路用第3制御入力信号が前記第2論理をとる場合には前記制御回路用第1制御入力信号も前記第2論理をとり、前記制御回路用第1制御出力信号の論理は前記制御回路用第1制御入力信号の論理に等しく、前記制御回路用第2制御出力信号の論理は前記制御回路用第3制御入力信号の論理に等しく、
    前記制御回路用第1制御出力端子は前記接続回路用第1制御端子に接続され、
    前記制御回路用第2制御出力端子は前記接続回路用第2制御端子に接続されることによって前記接続回路を制御する制御回路とを
    含んでなることを特徴とするスキャンパス構成回路。
  5. 第1及び第2切替回路ならびに記憶回路を含んでなり、
    接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接続回路用出力端子、ならびに接続回路用第1及び第2制御端子を備え、
    前記接続回路用第1制御端子に入力される接続回路用第1制御信号及び前記接続回路用第2制御端子に入力される接続回路用第2制御信号はそれぞれ、互いに異なる第1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、
    前記第1切替回路は、第1切替回路用一方入力端子、第1切替回路用他方入力端子、第1切替回路用出力端子及び第1切替回路用制御端子を有し、
    前記第2切替回路は、第2切替回路用一方入力端子、第2切替回路用他方入力端子、第2切替回路用出力端子及び第2切替回路用制御端子を有し、
    前記記憶回路は記憶回路用入力端子及び記憶回路用出力端子を有し、
    前記第1切替回路用制御端子は前記接続回路用第1制御端子を構成し、
    前記第1切替回路用一方入力端子は前記接続回路用入力端子を構成し、
    前記接続回路用第1制御信号が前記第1論理をとるときに前記第1切替回路用一方入力端子は前記第1切替回路用出力端子に接続され、
    前記接続回路用第1制御信号が前記第2論理をとるときに前記第1切替回路用他方入力端子は前記第1切替回路用出力端子に接続され、
    前記第2切替回路用制御端子は前記接続回路用第2制御端子を構成し、
    前記第2切替回路用一方入力端子は前記接続回路用試験入力端子を構成し、
    前記接続回路用第2制御信号が前記第1論理をとるときに前記第2切替回路用一方入力端子は前記第2切替回路用出力端子に接続され、
    前記接続回路用第2制御信号が前記第2論理をとるときに前記第2切替回路用他方入力端子は前記第2切替回路用出力端子に接続され、
    前記第2切替回路用出力端子は前記第1切替回路用他方入力端子に接続され、
    前記第1切替回路用出力端子は前記記憶回路用入力端子に接続され、
    前記記憶回路用出力端子は前記接続回路用出力端子を構成するとともに前記第2切替回路用他方入力端子に接続される
    ことを特徴とする接続回路と、
    制御回路用第1乃至第3制御入力端子ならびに制御回路用第1及び第2制御出力端子を備え、
    前記制御回路用第1乃至第3制御入力端子にはそれぞれ制御回路用第1乃至第3制御入力信号が入力され、前記制御回路用第1及び第2制御出力端子からはそれぞれ制御回路用第1及び第2制御出力信号が出力され、
    前記制御回路用第1乃至第3制御入力信号ならびに前記制御回路用第1及び第2制御出力信号はそれぞれ前記2値論理をとり、
    前記制御回路用第1制御入力信号が前記第1論理をとるとき、前記制御回路用第1及び第2制御出力信号の論理は前記制御回路用第2制御入力信号の論理に等しく、
    前記制御回路用第1制御入力信号が前記第2論理をとるとき、前記制御回路用第1制御出力信号の論理は前記制御回路用第1制御入力信号の論理に等しく、前記制御回路用第2制御出力信号の論理は前記制御回路用第3制御入力信号の論理に等しく、
    前記制御回路用第1制御出力端子は前記接続回路用第1制御端子に接続され、
    前記制御回路用第2制御出力端子は前記接続回路用第2制御端子に接続される
    ことによって前記接続回路を制御する制御回路とを
    含んでなることを特徴とするスキャンパス構成回路。
  6. 第1及び第2切替回路ならびに記憶回路を含んでなり、
    接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接続回路用出力端子、ならびに接続回路用第1及び第2制御端子を備え、
    前記接続回路用第1制御端子に入力される接続回路用第1制御信号及び前記接続回路用第2制御端子に入力される接続回路用第2制御信号はそれぞれ、互いに異なる第1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、
    前記第1切替回路は、第1切替回路用一方入力端子、第1切替回路用他方入力端子、第1切替回路用出力端子及び第1切替回路用制御端子を有し、
    前記第2切替回路は、第2切替回路用一方入力端子、第2切替回路用他方入力端子、第2切替回路用出力端子及び第2切替回路用制御端子を有し、
    前記記憶回路は記憶回路用入力端子及び記憶回路用出力端子を有し、
    前記第1切替回路用制御端子は前記接続回路用第1制御端子を構成し、
    前記第1切替回路用一方入力端子は前記接続回路用入力端子を構成し、
    前記接続回路用第1制御信号が前記第1論理をとるときに前記第1切替回路用一方入力端子は前記第1切替回路用出力端子に接続され、
    前記接続回路用第1制御信号が前記第2論理をとるときに前記第1切替回路用他方入力端子は前記第1切替回路用出力端子に接続され、
    前記第2切替回路用制御端子は前記接続回路用第2制御端子を構成し、
    前記第2切替回路用一方入力端子は前記接続回路用試験入力端子を構成し、
    前記接続回路用第2制御信号が前記第1論理をとるときに前記第2切替回路用一方入力端子は前記第2切替回路用出力端子に接続され、
    前記接続回路用第2制御信号が前記第2論理をとるときに前記第2切替回路用他方入力端子は前記第2切替回路用出力端子に接続され、
    前記第2切替回路用出力端子は前記第1切替回路用他方入力端子に接続され、
    前記第1切替回路用出力端子は前記記憶回路用入力端子に接続され、
    前記記憶回路用出力端子は前記接続回路用出力端子を構成するとともに前記第2切替回路用他方入力端子に接続される
    ことを特徴とする接続回路と、
    制御回路用第1乃至第3制御入力端子ならびに制御回路用第1及び第2制御出力端子を備え、
    前記制御回路用第1乃至第3制御入力端子にはそれぞれ制御回路用第1乃至第3制御入力信号が入力され、前記制御回路用第1及び第2制御出力端子からはそれぞれ制御回路用第1及び第2制御出力信号が出力され、
    前記制御回路用第1乃至第3制御入力信号ならびに前記制御回路用第1及び第2制御出力信号はそれぞれ前記2値論理をとり、
    前記制御回路用第1制御入力信号が前記第1論理をとり、かつ前記制御回路用第3制御入力信号が該第1論理をとるとき、前記制御回路用第1及び第2制御出力信号の論理は前記制御回路用第2制御入力信号の論理に等しく、
    前記制御回路用第1制御入力信号が前記第2論理をとるとき、前記制御回路用第1制御出力信号の論理は前記制御回路用第1制御入力信号の論理に等しく、前記制御回路用第2制御出力信号の論理は前記制御回路用第3制御入力信号の論理に等しく、
    前記制御回路用第1制御出力端子は前記接続回路用第1制御端子に接続され、
    前記制御回路用第2制御出力端子は前記接続回路用第2制御端子に接続される
    ことによって前記接続回路を制御する制御回路とを
    含んでなることを特徴とするスキャンパス構成回路。
  7. 接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接続回路用出力端子、接続回路用第1及び第2制御端子、ならびに期待端子を備え、
    前記接続回路用第1制御端子に入力される接続回路用第1制御信号と前記接続回路用第2制御端子に入力される接続回路用第2制御信号とはそれぞれ、互いに異なる第1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、
    前記接続回路用第1制御信号が前記第1論理をとるとき、前記接続回路用入力端子に入力される信号を前記接続回路用出力端子から出力し、
    前記接続回路用第1制御信号が前記第2論理をとり、かつ前記接続回路用第2制御信号が前記第1論理をとるとき、前記接続回路用試験入力端子に入力される信号を前記接続回路用出力端子から出力し、
    前記接続回路用第1及び第2制御信号がそれぞれ前記第2論理をとるときには、前記期待端子に入力される信号の論理と前記接続回路用入力端子に入力される信号の論理とが一致する場合には前記接続回路用出力端子から出力していた信号を該接続回路用出力端子から出力し続け、一致しない場合には前記第1論理を該接続回路用出力端子から出力し続ける
    ことを特徴とする接続回路と、
    制御回路用第1乃至第3制御入力端子ならびに制御回路用第1及び第2制御出力端子を備え、
    前記制御回路用第1乃至第3制御入力端子にはそれぞれ制御回路用第1乃至第3制御入力信号が入力され、前記制御回路用第1及び第2制御出力端子からはそれぞれ制御回路用第1及び第2制御出力信号が出力され、
    前記制御回路用第1乃至第3制御入力信号ならびに前記制御回路用第1及び第2制御出力信号はそれぞれ前記2値論理をとり、
    前記制御回路用第1制御入力信号が前記第1論理をとり、かつ前記制御回路用第3制御入力信号が該第1論理をとるとき、前記制御回路用第1及び第2制御出力信号の論理は前記制御回路用第2制御入力信号の論理に等しく、
    前記制御回路用第1制御入力信号が前記第2論理をとるとき、前記制御回路用第1制御出力信号の論理は前記制御回路用第1制御入力信号の論理に等しく、前記制御回路用第2制御出力信号の論理は前記制御回路用第3制御入力信号の論理に等しく、
    前記制御回路用第1制御出力端子は前記接続回路用第1制御端子に接続され、
    前記制御回路用第2制御出力端子は前記接続回路用第2制御端子に接続される
    ことによって前記接続回路を制御する制御回路とを
    含んでなることを特徴とするスキャンパス構成回路。
  8. 接続回路用入力端子、接続回路用試験入力端子、接続回路用出力端子、接続回路用第1及び第2制御端子、ならびに期待端子を備え、
    前記接続回路用第1制御端子に入力される接続回路用第1制御信号と前記接続回路用第2制御端子に入力される接続回路用第2制御信号とはそれぞれ、互いに異なる第1論理及び第2論理からなる2値論理をとり、
    前記接続回路用第1制御信号が前記第1論理をとるとき、前記接続回路用入力端子に入力される信号を前記接続回路用出力端子から出力し、
    前記接続回路用第1制御信号が前記第2論理をとり、かつ前記接続回路用第2制御信号が前記第1論理をとるとき、前記接続回路用試験入力端子に入力される信号を前記接続回路用出力端子から出力し、
    前記接続回路用第1及び第2制御信号がそれぞれ前記第2論理をとるときには、前記期待端子に入力される信号の論理と前記接続回路用入力端子に入力される信号の論理とが一致する場合には前記接続回路用出力端子から出力していた信号を該接続回路用出力端子から出力し続け、一致しない場合には前記第1論理を該接続回路用出力端子から出力し続ける
    ことを特徴とする接続回路と、
    制御回路用第1乃至第3制御入力端子、制御回路用第1及び第2制御出力端子、ならびに制御回路用試験端子を備え、
    前記制御回路用第1乃至第3制御入力端子ならびに前記制御回路用試験端子にはそれぞれ制御回路用第1乃至第3制御入力信号ならびに制御回路用試験信号が入力され、前記制御回路用第1及び第2制御出力端子からはそれぞれ制御回路用第1及び第2制御出力信号が出力され、
    前記制御回路用第1乃至第3制御入力信号、前記制御回路用第1及び第2制御出力信号、ならびに前記制御回路用試験信号はそれぞれ前記2値論理をとり、
    前記制御回路用試験信号が前記2値論理のいずれか一方をとるとき、前記制御回路用第1及び第2制御出力信号の論理は前記制御回路用第2制御入力信号の論理に等しく、
    前記制御回路用試験信号が前記2値論理の他方をとるとき、前記制御回路用第1制御出力信号の論理は前記制御回路用第1制御入力信号の論理に等しく、前記制御回路用第2制御出力信号の論理は前記制御回路用第3制御入力信号の論理に等しく、
    前記制御回路用第1制御出力端子は前記接続回路用第1制御端子に接続され、
    前記制御回路用第2制御出力端子は前記接続回路用第2制御端子に接続される
    ことによって前記接続回路を制御する制御回路とを
    含んでなることを特徴とするスキャンパス構成回路。
  9. 上記接続回路はさらに、比較端子及び期待端子を備え、排他的論理和素子、否定論理積素子及び論理積素子を含んでなり、
    前記比較端子に入力される比較信号は上記2値論理をとり、
    前記排他的論理和素子は排他的論理和素子用出力端子及び二つの排他的論理和素子用入力端子を備え、
    前記否定論理積素子は否定論理積素子用出力端子及び二つの否定論理積素子用入力端子を備え、
    前記論理積素子は論理積素子用出力端子及び二つの論理積素子用入力端子を備え、
    上記記憶回路用出力端子と上記第2切替回路用他方入力端子との接続は前記論理積素子を介する接続であり、
    前記排他的論理和素子用入力端子のいずれか一方は前記期待端子を構成し、
    前記排他的論理和素子用入力端子の他方と上記第1切替回路用一方入力端子とが共通に接続され、
    前記排他的論理和素子用出力端子は前記否定論理積素子用入力端子のいずれか一方に接続され、
    前記否定論理積素子用入力端子の他方が前記比較端子を構成し、
    前記否定論理積素子用出力端子は前記論理積素子用入力端子の一方に接続され、
    前記記憶回路用出力端子は前記論理積素子用入力端子の他方に接続される
    ことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか一つに記載のスキャンパス構成回路。
  10. 上記接続回路はさらに、比較端子及び期待端子を備え、排他的論理和素子及び否定論理積素子を含んでなり、
    上記記憶回路はさらに記憶回路用初期化端子を備え、
    前記比較端子に入力される比較信号は上記2値論理をとり、
    前記排他的論理和素子は排他的論理和素子用出力端子及び二つの排他的論理和素子用入力端子を備え、
    前記否定論理積素子は否定論理積素子用出力端子及び二つの否定論理積素子用入力端子を備え、
    前記排他的論理和素子用入力端子のいずれか一方は前記期待端子を構成し、
    前記排他的論理和素子用入力端子の他方と上記第1切替回路用一方入力端子とが共通に接続され、
    前記排他的論理和素子用出力端子は前記否定論理積素子用入力端子のいずれか一方に接続され、
    前記否定論理積素子用入力端子の他方が前記比較端子を構成し、
    前記否定論理積素子用出力端子は前記記憶回路用初期化端子に接続される
    ことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか一つに記載のスキャンパス構成回路。
  11. 書き込み用端子及び読み出し用端子を備えるRAMに設けられるスキャンパス構成回路であり、
    上記接続回路が前記書き込み用端子毎に、及び前記読み出し用端子毎に用意され、
    前記書き込み用端子に用意される前記接続回路の上記接続回路用出力端子には該書き込み用端子がそれぞれ接続され、
    前記読み出し用端子に用意される前記接続回路の上記接続回路用入力端子には該読み出し用端子がそれぞれ接続され、
    前記書き込み用端子毎に用意される前記接続回路を制御する書き込み用制御回路とは上記制御回路であり、
    前記読み出し用端子毎に用意される前記接続回路を制御する読み出し用制御回路とは上記制御回路であり、
    前記書き込み用制御回路による制御と前記読み出し用制御回路による制御とはそれぞれ独立である
    ことを特徴とする請求項3乃至10のいずれか一つに記載のスキャンパス構成回路。
  12. 書き込み用端子及び読み出し用端子を備え、
    上記読書き込み用端子は書き込み用アドレス端子と書き込み用入力端子とからなり、
    上記読み出し用端子は読み出し用アドレス端子と読み出し用出力端子とからなる
    RAMに設けられるスキャンパス構成回路であり、
    上記接続回路が前記書き込み用アドレス端子毎に、前記書き込み用入力端子毎に、前記読み出し用アドレス端子毎に、及び前記読み出し用出力端子毎にそれぞれ用意され、
    前記書き込み用アドレス端子に用意される前記接続回路の上記接続回路用出力端子には該書き込み用アドレス端子がそれぞれ接続され、
    前記書き込み用入力端子に用意される前記接続回路の上記接続回路用出力端子には該書き込み用入力端子がそれぞれ接続され、
    前記読み出し用アドレス端子に用意される前記接続回路の上記接続回路用入力端子には該読み出し用アドレス端子がそれぞれ接続され、
    前記読み出し用出力端子に用意される前記接続回路の上記接続回路用入力端子には該読み出し用出力端子がそれぞれ接続され、
    前記書き込み用アドレス端子毎に用意される前記接続回路を制御する書き込みアドレス用制御回路とは上記制御回路であり、
    前記書き込み用入力端子毎に用意される前記接続回路を制御する書き込み入力用制御回路とは上記制御回路であり、
    前記読み出し用アドレス端子毎に用意される前記接続回路を制御する読み出しアドレス用制御回路とは上記制御回路であり、
    前記読み出し用出力端子毎に用意される前記接続回路を制御する読み出し出力用制御回路とは上記制御回路であり、
    前記書き込みアドレス用制御回路による制御と、前記書き込み入力用制御回路による制御と、前記読み出しアドレス用制御回路による制御と、前記読み出し出力用制御回路による制御とはそれぞれ独立である
    ことを特徴とする請求項3乃至10のいずれか一つに記載のスキャンパス構成回路。
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