JPH09170854A - リキッドタンクを備えたコンデンサ - Google Patents

リキッドタンクを備えたコンデンサ

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JPH09170854A
JPH09170854A JP20819596A JP20819596A JPH09170854A JP H09170854 A JPH09170854 A JP H09170854A JP 20819596 A JP20819596 A JP 20819596A JP 20819596 A JP20819596 A JP 20819596A JP H09170854 A JPH09170854 A JP H09170854A
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condenser
liquid tank
refrigerant
block
mounting block
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JP20819596A
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English (en)
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Hiroyuki Inaba
浩行 稲葉
Hideo Kobayashi
秀雄 小林
Naohisa Kamiyama
直久 神山
Yutaka Moriyama
豊 森山
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンデンサ23とリキッドタンク24とを一
体に取り扱える構造で、しかも容易に実施可能な構造を
得る。 【解決手段】 コンデンサ23を構成するヘッダパイプ
26aの側方にリキッドタンク24を設ける。コンデン
サ23から吐出された液状冷媒をリキッドタンク24に
送り込む。リキッドタンク24は、ボルトにより結合さ
れる接続ブロック31と取付ブロック36との組み合わ
せにより、上記ヘッダパイプ26aに結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係るリキッドタン
クを備えたコンデンサは、自動車用空調機を構成する蒸
気圧縮式冷凍機のコンプレッサとエバポレータとの間に
直列に組み込む。そして、コンプレッサで圧縮した冷媒
を放熱し凝縮させた後、水分等の異物を除去してからエ
バポレータに送り出す。
【0002】
【従来の技術】自動車室内の冷房や除湿を行なう自動車
用空調機には、蒸気圧縮式冷凍機が組み込まれている。
図12は、特開平4−95522号公報に記載された、
蒸気圧縮式冷凍機の基本構成を示す回路図である。コン
プレッサ1から吐出された高温・高圧のガス状冷媒は、
コンデンサ2を通過する間に空気との間で熱交換を行な
って温度低下し、凝縮液化する。この結果生じた液状の
冷媒は、一度リキッドタンク3に溜められてから、膨張
弁4を介してエバポレータ5に送られ、このエバポレー
タ5内で蒸発する。エバポレータ5の温度は、蒸発潜熱
を奪われて低下する為、このエバポレータ5に空調用の
空気を流通させれば、この空気の温度を低下させると同
時に、この空気中に含まれる水蒸気を取り除く事ができ
る。エバポレータ5内で蒸発気化した冷媒は、上記コン
プレッサ1に吸引されて圧縮され、再び上記サイクルを
繰り返す。
【0003】この様な、自動車用空調機の蒸気圧縮式冷
凍機を構成するリキッドタンク3は従来、コンデンサ2
とは独立して造られたものを、このコンデンサ2とエバ
ポレータ5とを結ぶ配管の途中に接続していた。ところ
が、この様にリキッドタンク3とコンデンサ2とを別個
に構成した場合、このリキッドタンク3の設置スペース
が嵩むだけでなく、このリキッドタンク3を、上記コン
デンサ2とは独立して、十分な耐振性を持たせて車体に
取り付ける必要が生じる。又、コンデンサ2とリキッド
タンク3とを接続する為の配管の製造作業、部品管理、
及び組み付け作業が必要になって、自動車用空調機のコ
ストが嵩む。
【0004】この様な面倒やコスト上の問題を解決する
為に従来から、リキッドタンク3をコンデンサ2と一体
に構成する構造が、特開平3−87572号公報、同4
−103973号公報、同4−131667号公報等に
記載されている様に、各種提案されている。図13は、
このうちの特開平4−103973号公報に記載された
構造を示している。コンデンサ2は、互いに水平方向
(図13の左右方向)に離隔してそれぞれ鉛直方向(図
13の上下方向)に配置された1対のヘッダパイプ6
a、6bを有する。これら1対のヘッダパイプ6a、6
bの間には、複数の扁平伝熱管7、7を設けている。こ
れら複数の扁平伝熱管7、7は、互いに鉛直方向に離隔
してそれぞれ水平方向に配置されている。そして、これ
ら各扁平伝熱管7、7の両端部は、それぞれ上記1対の
ヘッダパイプ6a、6bを気密且つ液密に貫通させて、
それぞれの内側流路をこれら各ヘッダパイプ6a、6b
の内側に連通させている。又、上下に隣り合う扁平伝熱
管7、7同士の間には、金属薄板をジグザグに形成して
成るコルゲート型のフィン8、8を挟持する事により、
コア部9を構成している。このコア部9の上下両側に
は、それぞれサイドプレート10、11を設け、これら
両サイドプレート10、11の両端部を、それぞれ上記
ヘッダパイプ6a、6bの上下両端部内側面に結合固定
している。
【0005】この様に構成されるコンデンサ2は、上記
コア部9部分で、上記各扁平伝熱管7、7内を流れる冷
媒と各扁平伝熱管7、7外を流れる空気とを熱交換さ
せ、上記冷媒を凝縮液化させる。即ち、一方(図13の
右方)のヘッダパイプ6aの上部に設けた入口管12か
ら送り込まれたガス状の冷媒は、このヘッダパイプ6a
と他方(図13の左方)のヘッダパイプ6bとの間を行
き来しつつ、上記コア部9を構成する扁平伝熱管7、7
内を流れ、その間に凝縮液化する。この結果生じた液状
の冷媒は、上記一方のヘッダパイプ6aの下端部に溜
り、冷媒移送管13からリキッドタンク3に送り込まれ
る。
【0006】一方、リキッドタンク3は、上記一方のヘ
ッダパイプ6aの外側面に固定している。即ち、このリ
キッドタンク3を構成する円筒状のケース本体14を上
記ヘッダパイプ6aの側面に、ろう付け等により固定し
ている。このケース本体14の下端開口は底板15によ
り、上端開口は上板16により、それぞれ塞いでいる。
上記底板15には上記冷媒移送管13を貫通させ、この
冷媒移送管13を上記ケース本体14の中心部に挿入し
ている。従って、この冷媒移送管13の外周面と上記ケ
ース本体14の内周面との間には、円筒状の空間18が
形成される。又、上記冷媒移送管13の上端部で、上記
ケース本体14の上部に存在する部分には多数の小孔1
7、17を形成し、上記ヘッダパイプ6aからこの冷媒
移送管13内に送り込まれた液状の冷媒を吐出自在とし
ている。又、上記空間18の中間部には下側から順に、
フェルト等の多孔質材により造られた、塵芥等の異物を
捕集除去する為のフィルタ19と、シリカゲル、塩化カ
ルシウム等の乾燥剤20と、金網、パンチングメタル等
の多孔の抑え板21とを、互いに直列に設けている。上
記フィルタ19と乾燥剤20とが、冷媒中に混入した異
物を除去する為の除去手段を構成する。更に、上記ケー
ス本体14の下端部には出口管22を設けて、上記空間
18の下端部に溜った液状の冷媒を取り出し自在として
いる。
【0007】上述の様に構成されるリキッドタンクを備
えたコンデンサの使用時(リキッドタンクを備えたコン
デンサを組み込んだ蒸気圧縮式冷凍機の運転時)には、
図13に矢印で示す様に流れる冷媒が、コンデンサ2内
で凝縮液化してからリキッドタンク3に送り込まれる。
そして、このリキッドタンク3内で水分や異物を除去さ
れた、清浄な冷媒が、上記出口管22から、エバポレー
タ5直前の膨張弁4(図12参照)に向けて送り出され
る。この様に構成され作用するリキッドタンクを備えた
コンデンサは、コンデンサ2とリキッドタンク3とを一
体的に取り扱える為、エンジンルーム内部の限られた空
間への設置が容易になり、しかもコンデンサ2とリキッ
ドタンク3との耐振性確保を独立して行なう必要がなく
なるので、設置作業の容易化を図れる。又、コンデンサ
2とリキッドタンク3とを結ぶ配管が不要となり、この
面からもコスト低減を図れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の様に
構成され作用する従来のリキッドタンクを備えたコンデ
ンサの場合には、リキッドタンク3をコンデンサ2に固
定する作業が面倒で、コストが嵩んでしまう。特開平4
−131667号公報に記載された発明の場合も同様で
ある。又、特開平3−87572号公報に記載された発
明は、コンデンサを構成するヘッダタンク内にリキッド
タンクを組み込む構造であり、実際に製作する事は難し
い為、やはりコストが嵩んでしまう。本発明のリキッド
タンクを備えたコンデンサは、この様な事情に鑑みて発
明したものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のリキッドタンク
を備えたコンデンサは、前述した従来のリキッドタンク
を備えたコンデンサと同様に、互いに間隔をあけて配置
された1対のヘッダパイプと、それぞれの両端部を上記
各ヘッダパイプの内側に開口させた複数本の伝熱管と、
隣り合う伝熱管同士の間に設けられたフィンとを備えた
コンデンサと、上記1対のヘッダパイプのうちの一方の
ヘッダパイプに支持固定されたリキッドタンクとから成
り、このリキッドタンクの冷媒入口と上記コンデンサの
冷媒出口とを互いに連通させている。
【0010】特に、本発明のリキッドタンクを備えたコ
ンデンサに於いては、上記リキッドタンクはヘッダパイ
プと独立して設けられた、上下方向一端側が塞がれ他端
側が開口したケースと、このケースの他端側開口部にこ
の他端側開口部を塞ぐ状態で固定された取付ブロックと
を備え、この取付ブロックには少なくとも1個の接続面
が設けられており、上記取付ブロックの内部には、それ
ぞれが横孔部と縦孔部とから成るL字形の第一の冷媒通
路及び第二の冷媒通路が設けられており、これら両冷媒
通路を構成する各横孔部の端部は上記接続面に開口して
おり、上記一方のヘッダパイプの一端部側面には接続ブ
ロックが固定されており、この接続ブロックには上記接
続面と密接自在な被接続面が設けられており、この被接
続面には、上記一方のヘッダパイプの一端部内側に通じ
る吐出口が開口しており、上記取付ブロックと上記接続
ブロックとの間には、これら両ブロック同士を結合固定
する為の結合手段が設けられており、この結合手段によ
り上記取付ブロックと上記接続ブロックとを結合固定し
た状態で上記吐出口と上記第一の冷媒通路の横孔部の端
部開口とを気密且つ液密に接続自在としている。
【0011】
【作用】上述の様に構成される本発明のリキッドタンク
を備えたコンデンサは、リキッドタンクの他端側開口部
に設けた取付ブロックを、ヘッダパイプの一端部側面に
固定した接続ブロックに結合する事により、リキッドタ
ンクとコンデンサとを一体的に組み合わせる事ができ
る。従って、冷媒配管を簡略化した構造を安価に得られ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜4は本発明の実施の形態の
第1例として、本発明を、1対のヘッダ同士の間で冷媒
が水平方向に流れる、所謂横流れ式のコンデンサ及びサ
ブコンデンサに適用した例を示している。本例のリキッ
ドタンクを備えたコンデンサは、図1に略示する様に、
コンデンサ23とリキッドタンク24とサブコンデンサ
25とを、同図に矢印で示す冷媒の流れ方向に関して、
上流側から下流側に向け互いに直列に配置して成る。こ
のうちのサブコンデンサ25は上記コンデンサ23の下
側に、上記リキッドタンク24はこれらコンデンサ23
及びサブコンデンサ25の側方に、それぞれ設けてい
る。
【0013】上記コンデンサ23及びサブコンデンサ2
5はそれぞれ、互いに間隔をあけて配置された左右1対
のヘッダパイプ26a、26bを含んで構成される。各
ヘッダパイプ26a、26bの一端部である、下部内側
には、それぞれ隔壁27、27を設けて、各ヘッダパイ
プ26a、26bの下部内側を気密・液密を保持した状
態で仕切っている。そして、上記1対のヘッダパイプ2
6a、26bの一部で上記各隔壁27、27よりも上側
部分により上記コンデンサ23を構成し、これら1対の
ヘッダパイプ26a、26bの残部で上記各隔壁27、
27よりも下側部分により上記サブコンデンサ25を構
成している。尚、図示の実施例では、上記各ヘッダパイ
プ26a、26bを、それぞれ1対の素子を最中状に組
み合わせる事で構成している。但し、各ヘッダパイプ2
6a、26bは、それぞれ単一部材で構成される円管状
のものとしても良い。
【0014】上記コンデンサ23を構成すべく、上記左
右1対のヘッダパイプ26a、26bの一部内側面同士
の間には、図2に示す様に複数本の伝熱管28、28を
設けている。各伝熱管28、28の両端部は、それぞれ
上記各ヘッダパイプ26a、26bの内側壁を気密・液
密を保持した状態で貫通している。又、これら伝熱管2
8、28は、上下に間隔をあけた状態で互いに平行に配
置しており、上下に隣り合う伝熱管28、28同士の間
には、コルゲート型のフィン34、34を設けている。
又、最上段に配置された伝熱管28の上面と、上記1対
のヘッダパイプ26a、26bの上端部内側面同士の間
に掛け渡したサイドプレート29aの下面との間にも、
同様のフィン34を設けている。又、上記サイドプレー
ト29aの中間部上面には、車体への取り付け用のブラ
ケット46a、46aを固定している。
【0015】又、図示の実施例の場合には、上記1対の
ヘッダパイプ26a、26bの一部で上記コンデンサ2
3を構成する部分の中間部内側に、それぞれ仕切板30
a、30bを設けている。そして、一方(図1の右方)
のヘッダパイプ26aの一端部である下部外側面には接
続ブロック31を、他方(図1の左方)のヘッダパイプ
26bの他端部である上部外側面には入口ブロック32
を、それぞれろう付け固定している。このうちの接続ブ
ロック31は、上側の吐出口と下側の送り込み口とを備
えており、このうちの吐出口が、上記隔壁27よりも上
側部分で、上記一方のヘッダパイプ26aの一部内側に
通じている。又、上記送り込み口は、上記隔壁27より
も下側部分で、上記一方のヘッダパイプ26aの残部内
側に通じている。更に、上記入口ブロック32には入口
ポートを設けており、この入口ポートは上記仕切板30
bよりも上側部分で、上記他方のヘッダパイプ26bの
一部内側に通じている。上記入口ポートから送り込まれ
た冷媒は、図1に矢印で示す様に、上記1対のヘッダパ
イプ26a、26bの間部分を折り返しつつ流れ、上記
吐出口に達する。即ち、上記入口ポートがコンデンサ2
3の上流端開口に、上記吐出口が下流端開口に、それぞ
れ相当する。又、上記送り込み口は、サブコンデンサ2
5の上流端開口に相当する。
【0016】このサブコンデンサ25は、上記1対のヘ
ッダパイプ26a、26bの残部である、上記各隔壁2
7、27の下側部分の内側面同士の間に、図2に示す様
に1乃至複数本(図示の例では3本)のサブ伝熱管3
3、33を設けている。これら各サブ伝熱管33、33
の両端部は、それぞれ上記各ヘッダパイプ26a、26
bの下部内側壁を気密・液密を保持した状態で貫通して
いる。又、これらサブ伝熱管33、33は、上下に間隔
をあけた状態で互いに平行に配置しており、上下に隣り
合うサブ伝熱管33、33同士の間には、コルゲート型
のフィン34、34を設けている。又、上段に配置され
たサブ伝熱管33の上面と、前記複数本の伝熱管28、
28のうちで最下段に配置された伝熱管28の下面との
間、並びに下段に配置されたサブ伝熱管33の下面と上
記1対のヘッダパイプ26a、26bの下端部内側面同
士の間に掛け渡したサイドプレート29bの上面との間
にも、同様のフィン34を設けている。このサイドプレ
ート29bの中間部下面には、車体への取り付け用のブ
ラケット46b、46bを固定している。又、前記他方
のヘッダパイプ26bの下部外側面には、出口ポートを
有する出口ブロック37を固定している。この出口ポー
トは、上記他方のヘッダパイプ26bの残部で、前記隔
壁27よりも下側部分の内部に通じており、上記サブコ
ンデンサ25の下流端開口に相当する。
【0017】更に、前記リキッドタンク24は、上下方
向一端である上端を上蓋45により塞がれた円筒状のケ
ース35と、このケース35の他端側開口部である下端
側開口部に固定された取付ブロック36とを備える。こ
の取付ブロック36は、前記接続ブロック31に対し着
脱自在としている。即ち、上記接続ブロック31に形成
したフランジ部に上下1対のねじ孔を、上記取付ブロッ
ク36の一部でこれら各ねじ孔と整合する位置には上下
1対の通孔を、それぞれ形成している。そして、これら
各通孔に挿通した上下1対のボルト38、38を上記各
ねじ孔に螺合し更に緊締する事で、上記取付ブロック3
6を上記接続ブロック31に接合固定自在としている。
これら、それぞれ上下1対ずつ設けたねじ孔、通孔、並
びにボルト38、38が、上記取付ブロック36と上記
接続ブロック31とを結合固定する為の結合手段を構成
する。
【0018】上記取付ブロック36の内側面(ヘッダパ
イプ26aに対向する側面で、図1、2、4の左側面)
には、平坦な接続面48を形成している。又、上記取付
ブロック36の内部には、それぞれが横孔部49と縦孔
部50とから成る、L字形の第一の冷媒通路51及び第
二の冷媒通路52を設けている。そして、これら両冷媒
通路51、52を構成する各横孔部49、49の端部
を、上記接続面48に開口させている。図示の例の場合
には、これら各横孔部49、49の端部開口から連続す
る状態で、それぞれが短管状に形成された、取り入れ口
39及び吐き出し口40を設けている。又、上記接続ブ
ロック31には、上記接続面48と密接自在な、平坦な
被接続面53を設けている。そして、この被接続面53
と上記接続面48とを密接させると共に上記結合手段に
より上記取付ブロック36と上記接続ブロック31とを
結合固定した状態で、この接続ブロック31に設けた前
記吐出口及び送り込み口と、上記第一、第二の冷媒通路
51、52の横孔部49、49の端部開口に連接した取
り入れ口39及び吐き出し口40とを、気密且つ液密に
接続自在としている。
【0019】即ち、上記取付ブロック36の側面上部に
は取り入れ口39を、側面下部には吐き出し口40を、
それぞれ上記取付ブロック36の側面から突出する状態
で形成している。上記結合手段を構成するボルト38、
38により上記取付ブロック36を上記接続ブロック3
1に接続固定した状態で、上記取り入れ口39は前記吐
出口に、上記吐き出し口40は前記送り込み口に、それ
ぞれ挿入される。上記取り入れ口39がリキッドタンク
の冷媒入口であり、上記吐出口がコンデンサの冷媒出口
である。又、取り入れ口39と吐出口との接続部、吐き
出し口40と送り込み口との接続部をシールする為、上
記取り入れ口39及び吐き出し口40の外周面にはOリ
ング41、41を係止している。これらOリング41、
41は、上記吐出口或は送り込み口の内周面に接触し
て、上記接続部から冷媒が漏洩するのを防止する。又、
長期間に亙る使用に伴って、リキッドタンク24を修
理、或は交換する必要が生じた場合には、上記ボルト3
8、38を弛める事で、このリキッドタンク24のみを
取り外す事ができる。従って、リキッドタンク24の修
理或は交換の際に、コンデンサ23までも車体から取り
外す面倒をなくせる。
【0020】尚、上記結合手段を構成するねじ孔、通
孔、ボルトを、上記取付ブロック36及び接続ブロック
31の上下方向中央部に設ければ、これらねじ孔、通
孔、ボルトを1組だけ設けるのみで、上記取付ブロック
36と上記接続ブロック31とを確実に結合固定でき
る。これら取付ブロック36と接続ブロック31との回
り止めは、取り入れ口39と吐出口との接続部、吐き出
し口と送り込み口との接続部のうち、少なくとも一方の
接続部を嵌合構造にする事で行なう。従って、部品点数
の低減及び組立作業の簡略化によるコスト低減を図れ
る。又、図示の実施例とは逆に、上記接続ブロック31
に形成したフランジ部に通孔を形成すると共に、上記取
付ブロック36にフランジ部を形成し、このフランジ部
の一部で上記通孔と整合する位置にねじ孔を形成する事
もできる。
【0021】更には、図5に示した本発明の実施の形態
の第2例の様に、取付ブロック36からフランジ部を省
略し、この取付ブロック36の本体部分にねじ孔56を
形成する事もできる。この場合にねじ孔56は、上下1
対の横孔部49、49の間部分に形成する。従って、1
本のボルトにより、上記取付ブロック36とヘッダパイ
プ26aに固定する接続ブロック31(図1、2、4)
とを確実に結合固定できる。上記ねじ孔56、接続ブロ
ック31に形成した通孔、及び上記1本のボルトが結合
手段を構成する。但し、図5に示した構造を、図1〜4
に示す様な構造を有するコンデンサ23を構成するヘッ
ダパイプ26aの側方に結合支持する場合には、上記両
ブロック31、36同士の結合作業は、上記接続ブロッ
ク31をヘッダパイプ26aの外側面に固定する以前に
行なう。
【0022】但し、図6〜8に示した本発明の実施の形
態の第3例の様な構造を採用すれば、図5に示す様な構
造を採用して、しかも接続ブロック31と取付ブロック
36との結合作業を、コンデンサ23の組み立て完了後
に行なえるだけでなく、コンデンサ23とリキッドタン
ク24との分離作業を容易に行なえる。この図6〜8に
示した第3例の場合には、接続ブロック31の内側に、
平面形状がL字形である1対の冷媒流路(図示省略)
を、上下に離隔した状態で形成している。そして、上側
の冷媒流路と取付ブロック36側に設けた第一の冷媒通
路51とを連通自在とし、下側の冷媒流路と同じく取付
ブロック36側に設けた第二の冷媒通路52とを連通自
在としている。接続ブロック31と取付ブロック36と
を結合する場合には、接続ブロック31の一部で上記両
冷媒流路の間部分に形成した貫通孔に挿通した1本のボ
ルト38を、上記取付ブロック36の一部で上記第一、
第二の冷媒通路51、52の間部分に形成したねじ孔5
6(図5)に螺合し更に緊締する。上記貫通孔、ねじ孔
56、及び1本のボルト38が結合手段を構成する。こ
の様な第3例の場合には、1本のボルト38を操作する
のみで、コンデンサ23に対してリキッドタンク24を
着脱できる。従って、この着脱作業が容易になる。
【0023】図1〜4に示した第1例の説明に戻って、
前記取り入れ口39には冷媒移送管42の下端部を連通
させており、この冷媒移送管42の上端部を、上記ケー
ス35の上部内側に開口させている。従って、前記コン
デンサ23の下流端の吐出口から上記取り入れ口39に
吐出された冷媒は、上記冷媒移送管42により、上記ケ
ース35の上部に送られる。又、このケース35の中間
部には、前述の図13に示した従来構造と同様に、フィ
ルタ19、乾燥剤20、抑え板21等を設けて、冷媒中
に混入した水分や異物を除去する様にしている。更に、
上記ケース35の上部は、スペーサ43と抑えベルト4
4とにより、前記一方のヘッダパイプ26aの上部に結
合固定している。即ち、アルミニウム材、合成樹脂等に
より造られたスペーサ43を、上記ヘッダパイプ26a
の上部外側面と上記ケース35の上部内側面との間に挟
持した状態で、上記抑えベルト44によりヘッダパイプ
26aの上部と上記ケース35の上部とを束ねている。
上記コンデンサ23とリキッドタンク24との結合強度
は、前記接続ブロック31と取付ブロック36との結合
により、或る程度確保されているので、上記スペーサ4
3と抑えベルト44とによる結合強度はそれ程大きくす
る必要はない。言い換えれば、ヘッダパイプ26aの上
部と上記ケース35の上部との結合部の構造は簡単なも
ので良い。尚、図6〜8に示した第3例の場合も、同様
の理由により、ヘッダパイプ26aの中間部とケース3
5の上部との結合部の結合強度を大きくする必要はな
い。この第3例の場合、クランプ金具57により、上記
ヘッダパイプ26aと中間部とケース35の上部とを結
合している。更に、上記取付ブロック36の後面には、
図2〜4に示す様に圧力スイッチ47を設けて、コンデ
ンサ23の出口部分の冷媒圧力を検出自在としている。
【0024】上述の様に構成される本発明のリキッドタ
ンクを備えたコンデンサを蒸気圧縮式冷凍機に組み込む
場合には、前記入口ブロック32に設けた入口ポートに
コンプレッサ1(図12)に通じる冷媒配管の下流端
を、前記出口ブロック37に設けた出口ポートにエバポ
レータ5(図12)に通じる冷媒配管の上流端を、それ
ぞれ接続する。この状態でコンプレッサ1を運転する
と、本例のリキッドタンクを備えたコンデンサは、コン
プレッサ1から吐出された冷媒を凝縮し、過冷却してか
ら、エバポレータ5に送り出す。
【0025】上記入口ブロック32に設けた入口ポート
からコンデンサ23に送り込まれた冷媒ガスは、このコ
ンデンサ23を構成する複数本の伝熱管28、28を、
1対のヘッダパイプ26a、26b同士の間を折り返し
つつ流れる。そして上記冷媒ガスはこの間に、これら各
伝熱管28、28及びフィン34、34の間を通過する
空気との間で熱交換を行なって凝縮液化する。この結果
生じた液状冷媒は、前記接続ブロック31に設けた吐出
口から、前記リキッドタンク24を構成する取付ブロッ
ク36に設けた取り入れ口39に送り込まれる。この様
に取り入れ口39に送り込まれた液状冷媒は、前記冷媒
移送管42を通じて上記ケース35の上部に送られてか
ら、このケース35の内側を流下する。そして、流下す
る間に前記フィルタ19及び乾燥剤20により、冷媒中
に混入した水分や異物を除去されてから、前記吐き出し
口40を通じて、前記接続ブロック31に設けた送り込
み口に送り込まれる。この様にして送り込み口に送り込
まれた液状冷媒は、前記サブコンデンサ25を構成する
サブ伝熱管33、33を通過する間に過冷却される。そ
して、この様にして過冷却された液状冷媒は、前記出口
ブロック37に形成した出口ポートを通じて、上記エバ
ポレータ5に向けて送り出される。図5に示した第2例
並びに図6〜8に示した第3例も、上述の作用に就いて
は同様である。
【0026】特に、図1〜4に示した第1例、並びに図
6〜8に示した第3例の場合には、リキッドタンク24
を修理或は交換する必要が生じた際に、前記抑えベルト
44(第1例の場合)、或はクランプ金具57(第3例
の場合)を取り外すと共に、前記ボルト38、38を取
り外す事により、上記リキッドタンク24の下端部に設
けた取付ブロック36を、前記一方のヘッダ26aの下
部外側面に固定した接続ブロック31から取り外せる。
この結果、コンデンサ23及びサブコンデンサ25をそ
のままにして、リキッドタンク24のみを修理或は交換
する事ができる。
【0027】尚、上述した第1例及び第3例の場合に
は、上記一方のヘッダパイプ26aに比べてリキッドタ
ンク24を前側(自動車への組み付け状態で進行方向前
側を言い、図1、2、6で手前側、図3、7で左側、図
4、8で下側)にオフセットしている。従って、ヘッダ
パイプ26aに比べて大径のリキッドタンク24の後部
が、上記コンデンサ23及びサブコンデンサ25の後背
面よりも後側に突出する事がない。自動車用空調機用の
蒸気圧縮式冷凍機を構成するコンデンサ23及びサブコ
ンデンサ25は、冷却水放熱用のラジエータの直前に、
このラジエータの前面に対して近接配置する事が多い。
この為、リキッドタンク24の後部が上記コンデンサ2
3及びサブコンデンサ25の後背面よりも後側に突出す
ると、リキッドタンクを備えたコンデンサをラジエータ
の直前に配置する事が難しくなる。これに対して図示の
第1、第3例の場合には、リキッドタンク24の後部が
上記コンデンサ23及びサブコンデンサ25の後背面よ
りも後側に突出しない為、リキッドタンクを備えたコン
デンサをラジエータの直前に配置する事が容易になる。
言い換えれば、自動車の設計が容易となる。特に、図6
〜8に示した第3例の場合には、リキッドタンク24を
コンデンサ23の前方に設置している為、リキッドタン
クを備えたコンデンサの幅寸法を小さくして、幅寸法が
小さなエンジンルーム内への設置を可能としたり、幅寸
法が同じとした場合にはコンデンサ23のコア部を広く
できると言った効果がある。
【0028】次に、図9〜10は本発明の実施の形態の
第4例を示している。上述の第1〜3例が、サブコンデ
ンサ25(図1〜3、及び図6〜7)を一体に設けたコ
ンデンサ23にリキッドタンク24を、これらコンデン
サ23及びサブコンデンサ25に対し直列に組み込んで
いたのに対して、本例の場合には、サブコンデンサ25
を省略している。従って本例の場合には、コンデンサ2
3を構成するヘッダパイプ26aからリキッドタンク2
4に送り込んだ冷媒は、上記ヘッダパイプ26aに戻る
事なく、そのまま膨張弁4(図12)に通じる冷媒配管
54に吐出する。従って本例の場合には、第1例に於い
て他方のヘッダパイプ26bに設けた様な出口ブロック
(図1)は不要である。
【0029】この様な相違に伴って本例の場合には、リ
キッドタンク24の下端部に設ける取付ブロック36
に、互いに平行な1対の接続面48、48を形成してい
る。又、第一、第二の冷媒通路51、52を構成する横
孔部49、49を互いに逆向きに、且つ同心に形成し、
これら各横孔部49、49の端部を、上記各接続面4
8、48に開口させている。そして、第一の冷媒通路5
1を構成する横孔部49の端部開口を、上記ヘッダパイ
プ26aの下部外側面に固定した接続ブロック31の吐
出口に通じさせている。この接続ブロック31と上記取
付ブロック36とは、この接続ブロック31に形成した
フランジ部を挿通したボルト38により接続固定してい
る。上記フランジ部の片側面(図9の右側面)が被接続
面である。又、上記フランジ部に設けた通孔、取付ブロ
ック36に設けたねじ孔、及び上記通孔を挿通し上記ね
じ孔に螺合するボルト38が結合手段を構成する。又、
第二の冷媒通路52を構成する横孔部49の端部開口
を、上記冷媒配管54の上流端開口に通じさせている。
この冷媒配管54の上流端部に固定したコネクタ55と
上記取付ブロック36とは、このコネクタ55を挿通し
た別のボルト38により接続固定している。
【0030】本例の場合には、サブコンデンサ25を省
略した為、コンデンサ23により得られる以上の過冷却
度を確保する必要があれば、上記冷媒配管54の下流側
に、別途サブコンデンサを設ける。その他の構成及び作
用は、前述した第1例とほぼ同様である。尚、上記冷媒
配管54の上流端を接続する第二の冷媒通路52を構成
する横孔部49の方向は、図示の例に限らず、任意の方
向に設定できる。例えば、コンデンサ23の側方にサイ
ドパネル等が存在する場合には、上記横孔部49を前方
(図9〜10の手前方向)に形成して、上記冷媒配管5
4をリキッドタンクを備えたコンデンサの手前方向に取
り出す事もできる。この様に構成すれば、幅寸法が限ら
れた空間部分に、リキッドタンクを備えたコンデンサを
設置できる。尚、前述した第3例の場合も、接続ブロッ
ク31に設ける上下1対の冷媒流路のうち、下側の冷媒
流路をヘッダパイプ26a内に通じさせず、冷媒配管の
端部に連通自在とすれば、サブコンデンサを持たない構
造にも対応できる。
【0031】次に、図11は、本発明の実施の形態の第
5例として、本発明を、1対のヘッダ同士の間で冷媒が
上下方向に流れる、所謂縦流れ式のコンデンサ及びサブ
コンデンサに適用した例を示している。コンデンサ23
a及びサブコンデンサ25aはそれぞれ、互いに間隔を
あけて配置された上下1対のヘッダパイプ26a´、2
6b´を含んで構成される。各ヘッダパイプ26a´、
26b´の一端寄り部分(図11の左寄り部分)の内側
には、それぞれ隔壁(図示省略)を設けて、各ヘッダパ
イプ26a´、26b´の一端部(図11の左端部)内
側を、気密・液密を保持した状態で仕切っている。そし
て、上記1対のヘッダパイプ26a´、26b´の一部
で上記各隔壁よりも他端寄り部分(図11の右寄り部
分)により上記コンデンサ23aを構成し、これら1対
のヘッダパイプ26a´、26b´の残部で各隔壁より
も一端寄り部分により上記サブコンデンサ25aを構成
している。又、これらコンデンサ23a及びサブコンデ
ンサ25aを構成する伝熱管28a、28a及びサブ伝
熱管(図示省略)は、上記1対のヘッダパイプ26a
´、26b´同士の間に、水平方向に隣り合う伝熱管2
8a、28a及びサブ伝熱管同士の間に間隔をあけ、フ
ィン34a、34aを挟持した状態で、上下方向に配設
している。
【0032】そして、一方(図11の下方)のヘッダパ
イプ26a´の一端部前側面に接続ブロック31aを、
他方(図11の左方)のヘッダパイプ26bの他端部上
側面には入口ブロック32aを、それぞれろう付け固定
している。このうちの接続ブロック31aは、上記一方
のヘッダ26a´の中央寄り(図11の右寄り)に存在
する吐出口と、同じく端部寄り(図11の左寄り)に存
在する送り込み口とを備えている。そして、このうちの
吐出口が、上記隔壁よりも上記ヘッダ26a´の中央寄
り部分で、このヘッダパイプ26a´の一部内側に通じ
ている。又、上記送り込み口は、上記隔壁よりも上記ヘ
ッダパイプ26a´の端部寄り部分で、このヘッダパイ
プ26aの残部内側に通じている。更に、上記入口ブロ
ック32aには入口ポート58を設けており、この入口
ポート58は、上記他方のヘッダパイプ26b´の他端
部内側に通じている。上記入口ポート58から送り込ま
れた冷媒は、図11に矢印で示す様に、上記1対のヘッ
ダパイプ26a´、26b´の間部分を折り返しつつ流
れ、上記吐出口に達する。即ち、上記入口ポート58が
コンデンサ23aの上流端開口に、吐出口が下流端開口
に、それぞれ相当する。又、上記送り込み口は、サブコ
ンデンサ25aの上流端開口に相当する。
【0033】又、上記コンデンサ23aとサブコンデン
サ25aとの間に直列に接続されるリキッドタンク24
aを構成するケース35aの下端部には、取付ブロック
36aを固定している。この取付ブロック36aは、上
記接続ブロック31aに対して着脱自在としている。即
ち、この取付ブロック36aの中央部に挿通したボルト
38aを、上記取付ブロック36aの一部で上記吐出口
と送り込み口との間部分に形成したねじ孔に螺合し更に
緊締する事により、上記取付ブロック36aを上記接続
ブロック31aに接合固定自在としている。尚、上記接
続ブロック31aに設けた吐出口と送り込み口とが水平
方向に配置されている事に合わせて、上記接続ブロック
31aの取り入れ口及び吐き出し口(図示省略)も水平
方向に配置している。
【0034】更に、前記他方のヘッダパイプ26b´の
一端部上側面には、出口ポート49を備えた出口ブロッ
ク37aを固定している。この出口ポート49は、上記
他方のヘッダパイプ26b´の一端部内側に通じてい
る。上記リキッドタンク24aを通過した冷媒は、上記
サブコンデンサ25a内を図11に矢印で示す様に、下
側のヘッダパイプ26a´から上側のヘッダパイプ26
b´に向けて流れ、上記他方のヘッダパイプ26b´の
一端部内側に達する。そして、上記出口ポート49から
吐出され、膨張弁4を経て、エバポレータ5(図12参
照)に送られる。この様に、1対のヘッダパイプ26a
´、26b´を上下に配置し、これら両ヘッダパイプ2
6a´、26b´同士の間に冷媒を、縦方向に流す構造
にも、本発明は適用可能である。
【0035】尚、図示の各例の場合には何れも、リキッ
ドタンク24、24aを構成する取付ブロック36、3
6aをケース35、35aの下端部に配置した状態で、
このリキッドタンク24、24aをコンデンサ23、2
3aのヘッダパイプ26a、26a´に接続固定してい
る。但し、本発明の構造は、リキッドタンク24、24
aを上下逆にした状態でも実施できる。即ち、上記取付
ブロック36、36aをケース35、35aの上端側開
口部に配置した状態で、このリキッドタンク24、24
aをコンデンサ23、23aのヘッダパイプ26a、2
6a´に接続固定する事もできる。例えば、この様にし
てリキッドタンク24をコンデンサ23のヘッダパイプ
26aに接続固定した場合には、上記ヘッダパイプ26
aの側方で上記リキッドタンク24の上方部分に空間が
形成される。そこで、この空間に圧力スイッチ、チャー
ジバルブ、可溶栓等の空調機用の付属機器を配置すれ
ば、空間の有効利用を図れる。尚、接続ブロック31、
31a及び取付ブロック36、36aの対向面(接続面
48及び被接続面53)の形状、並びに結合手段の構造
を、上下左右対称に構成すれば、同一のリキッドタンク
を上下何れの方向にもセットできる。例えば、図5に示
した第2例は、そのままでリキッドタンク24の上下位
置の選択が自由である。
【0036】
【発明の効果】本発明のリキッドタンクを備えたコンデ
ンサは、以上に述べた通り構成され作用するので、 従来構造と同様に、コンデンサとリキッドタンクと
を一体的に取り扱える為、エンジンルーム内部の限られ
た空間への設置が容易になり、しかもコンデンサとリキ
ッドタンクとの耐振性確保を独立して行なう必要がなく
なるので、設置作業の容易化を図れる。 上記の効果をそのまま確保しつつ、コンデンサに
リキッドタンクを結合する作業が容易になる。又、必要
に応じ、リキッドタンクが故障した場合に、コンデンサ
を着脱する事なく、リキッドタンクのみを着脱する構造
も実施可能になる。この為、修理に要する時間の短縮及
び費用の低廉化を図れる。 リキッドタンクの上下方向を任意に選択できる様に
構成する事も可能である為、空間の有効利用が可能にな
る。と言った、優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を、コンデンサ及
びサブコンデンサからリキッドタンクを取り外した状態
で示す略正面図。
【図2】組み立てた状態で図1の右端部を示す、部分正
面図。
【図3】図2の右方から見た側面図。
【図4】図2の上方から見た平面図。
【図5】本発明の実施の形態の第2例を構成するリキッ
ドタンクを示しており、(A)は断面図、(B)は
(A)の左方から見た図。
【図6】同第3例を示す部分正面図。
【図7】図6の右方から見た側面図。
【図8】図6の上方から見た部分拡大平面図。
【図9】本発明の実施の形態の第4例を示す、要部略正
面図。
【図10】第4例に使用するリキッドタンクの断面図。
【図11】本発明の実施の形態の第5例を示す、略斜視
図。
【図12】コンデンサ及びリキッドタンクが組み込まれ
る蒸気圧縮式冷凍機の回路図。
【図13】従来のリキッドタンクを備えたコンデンサの
1例を示す部分縦断正面図。
【符号の説明】
1 コンプレッサ 2 コンデンサ 3 リキッドタンク 4 膨張弁 5 エバポレータ 6a、6b ヘッダパイプ 7 扁平伝熱管 8 フィン 9 コア部 10、11 サイドプレート 12 入口管 13 冷媒移送管 14 ケース本体 15 底板 16 上板 17 小孔 18 空間 19 フィルタ 20 乾燥剤 21 抑え板 22 出口管 23、23a コンデンサ 24、24a リキッドタンク 25、25a サブコンデンサ 26a、26b、26a´、26b´ ヘッダパイプ 27 隔壁 28、28a 伝熱管 29a、29b サイドプレート 30a、30b 仕切板 31、31a 接続ブロック 32、32a 入口ブロック 33 サブ伝熱管 34、34a フィン 35、35a ケース 36、36a 取付ブロック 37、37a 出口ブロック 38、38a ボルト 39 取り入れ口 40 吐き出し口 41 Oリング 42 冷媒移送管 43 スぺーサ 44 抑えベルト 45 上蓋 46a、46b ブラケット 47 圧力スイッチ 48 接続面 49 横孔部 50 縦孔部 51 第一の冷媒通路 52 第二の冷媒通路 53 被接続面 54 冷媒配管 55 コネクタ 56 ねじ孔 57 クランプ金具 58 入口ポート 59 出口ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森山 豊 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニック株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに間隔をあけて配置された1対のヘ
    ッダパイプと、それぞれの両端部を上記各ヘッダパイプ
    の内側に開口させた複数本の伝熱管と、隣り合う伝熱管
    同士の間に設けられたフィンとを備えたコンデンサと、
    上記1対のヘッダパイプのうちの一方のヘッダパイプに
    支持固定されたリキッドタンクとから成り、このリキッ
    ドタンクの冷媒入口と上記コンデンサの冷媒出口とを互
    いに連通させたリキッドタンクを備えたコンデンサに於
    いて、上記リキッドタンクはヘッダパイプと独立して設
    けられた、上下方向一端側が塞がれ他端側が開口したケ
    ースと、このケースの他端側開口部にこの他端側開口部
    を塞ぐ状態で固定された取付ブロックとを備え、この取
    付ブロックには少なくとも1個の接続面が設けられてお
    り、上記取付ブロックの内部には、それぞれが横孔部と
    縦孔部とから成るL字形の第一の冷媒通路及び第二の冷
    媒通路が設けられており、これら両冷媒通路を構成する
    各横孔部の端部は上記接続面に開口しており、上記一方
    のヘッダパイプの一端部側面には接続ブロックが固定さ
    れており、この接続ブロックには上記接続面と密接自在
    な被接続面が設けられており、この被接続面には、上記
    一方のヘッダパイプの一端部内側に通じる吐出口が開口
    しており、上記取付ブロックと上記接続ブロックとの間
    には、これら両ブロック同士を結合固定する為の結合手
    段が設けられており、この結合手段により上記取付ブロ
    ックと上記接続ブロックとを結合固定した状態で上記吐
    出口と上記第一の冷媒通路の横孔部の端部開口とを気密
    且つ液密に接続自在とした事を特徴とするリキッドタン
    クを備えたコンデンサ。
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