JPH09310936A - リキッドタンク付コンデンサ - Google Patents

リキッドタンク付コンデンサ

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JPH09310936A
JPH09310936A JP21112996A JP21112996A JPH09310936A JP H09310936 A JPH09310936 A JP H09310936A JP 21112996 A JP21112996 A JP 21112996A JP 21112996 A JP21112996 A JP 21112996A JP H09310936 A JPH09310936 A JP H09310936A
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JP
Japan
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liquid tank
refrigerant
case
condenser
capacitor
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JP21112996A
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English (en)
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Hiroyuki Inaba
浩行 稲葉
Hiroaki Hashimoto
博秋 橋本
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B39/00Evaporators; Condensers
    • F25B39/04Condensers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2339/00Details of evaporators; Details of condensers
    • F25B2339/04Details of condensers
    • F25B2339/044Condensers with an integrated receiver
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B40/00Subcoolers, desuperheaters or superheaters
    • F25B40/02Subcoolers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Thermal Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型に構成でき、しかもエバポレータに向け
て送り出す冷媒の過冷却度を十分に確保できる構造を実
現する。 【解決手段】 コンデンサ2で凝縮した液状冷媒は、リ
キッドタンク3aを通過させてから、エバポレータに送
る。このリキッドタンク3aを構成するケース15を、
伝熱性の良好な金属により造り、外周面に放熱フィン1
7、17を設ける。コンデンサ2からリキッドタンク3
aに送り込まれた冷媒を、リキッドタンク3aを流下す
る間に更に冷却する事により、過冷却度を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係るリキッドタン
ク付コンデンサは、自動車用空調機を構成する蒸気圧縮
式冷凍機のコンプレッサとエバポレータとの間に直列に
組み込む。そして、コンプレッサで圧縮した冷媒を放熱
し凝縮させ、更に過冷却してからエバポレータに送り出
す。
【0002】
【従来の技術】自動車室内の冷房や除湿を行なう自動車
用空調機には、蒸気圧縮式冷凍機が組み込まれている。
図6は、特開平4−95522号公報に記載された、蒸
気圧縮式冷凍機の基本構成を示す回路図である。コンプ
レッサ1から吐出された高温・高圧のガス状冷媒は、コ
ンデンサ2を通過する間に空気との間で熱交換を行なっ
て温度低下し、凝縮液化する。この結果生じた液状冷媒
は、一度リキッドタンク3に溜められて、ガス状冷媒と
分離される。そして、液状冷媒のみを、膨張弁4を介し
てエバポレータ5に送り、このエバポレータ5内で蒸発
させる。エバポレータ5の温度は、蒸発潜熱を奪われて
低下する為、このエバポレータ5に空調用の空気を流通
させれば、この空気の温度を低下させると同時に、この
空気中に含まれる水蒸気を取り除く事ができる。エバポ
レータ5内で蒸発気化した冷媒は、上記コンプレッサ1
に吸引されて圧縮され、再び上記サイクルを繰り返す。
【0003】更に、この様な、自動車用空調機の蒸気圧
縮式冷凍機の性能を向上させる為に、リキッドタンク3
とエバポレータ5との間に、このリキッドタンク3から
吐出された液状冷媒を、更に冷却(過冷却)するサブコ
ンデンサを設ける事も、一部で行なわれている。図7
は、この様なサブコンデンサを設ける構造の1例とし
て、コンデンサ2とサブコンデンサ6とを一体に設け、
コンデンサ2から吐出された冷媒を、リキッドタンク3
を通過させてから、上記コンデンサ2の下側に設けたサ
ブコンデンサ6に送り込む構造を示している。
【0004】上記コンデンサ2は、互いに水平方向(図
7の左右方向)に離隔してそれぞれ鉛直方向(図7の上
下方向)に配置された1対のヘッダパイプ7a、7bを
有する。これら1対のヘッダパイプ7a、7b同士の間
には、複数の扁平伝熱管とコルゲート型のフィンとを上
下方向に亙り交互に、互いに平行に配置して、コア部8
を構成している。上記各扁平伝熱管の両端部は、それぞ
れ上記1対のヘッダパイプ7a、7bを、ろう付け等に
より気密且つ液密に貫通させて、それぞれの内側流路を
これら各ヘッダパイプ7a、7bの内側に連通させてい
る。又、上記各ヘッダパイプ7a、7bの内部は、それ
ぞれ複数の隔壁9、9により複数の室10a〜10fに
分割して、冷媒が上記1対のヘッダパイプ7a、7b同
士の間を行き来しつつ流れる様にしている。そして、上
記コア部8のうちの下端部分をサブコンデンサ6として
機能させ、その他の部分をコンデンサ2として機能させ
る様にしている。
【0005】上述の様なコンデンサ2とリキッドタンク
3とサブコンデンサ6とは次の様に作用して、コンプレ
ッサ1(図6)から吐出された高温・高圧の冷媒を凝縮
してからエバポレータ5(図6)に送り出す。先ず、コ
ンプレッサ1から吐出された冷媒を、図7に矢印イに示
す様に、一方(図7の左方)のヘッダパイプ7aの上部
に設けた送り込み口11から室10a内に送り込む。こ
の様に室10a内に送り込まれた冷媒は、矢印ロで示す
様に、複数の扁平伝熱管内を通る事で上記1対のヘッダ
パイプ7a、7b同士の間を行き来しつつ、室10b、
10cを通じて室10dにまで流れ、この室10dに通
じる送り出し口12から送り出される。この間に冷媒
は、上記コア部8を図7の表裏方向に流通する空気との
間で熱交換を行なって凝縮液化する。上記送り出し口1
2から送り出され、更に上記リキッドタンク3を通過し
た液状冷媒は、他方(図7の右方)のヘッダパイプ7b
の下部に設けた送り込み口13から室10eに流入し、
更に上記サブコンデンサ6内を、矢印ハに示す様に、室
10eから室10fに向けて流れる。この間に液状冷媒
は、空気との間で熱交換を行なって、過冷却される。そ
して、この様に過冷却された液状冷媒は、上記一方のヘ
ッダパイプ7aの下部に設けた送り出し口14から冷媒
配管に吐出され、エバポレータ5(図6)に送られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の様に構成される
従来構造の場合、エバポレータ5に送り込む冷媒の過冷
却度を十分に確保する為には、コンデンサ2及びサブコ
ンデンサ6として、或る程度大型のものを使用する必要
がある。一方、これらコンデンサ2及びサブコンデンサ
6を設置するエンジンルームの容積は限られている。こ
の為、これらコンデンサ2及びサブコンデンサ6を小型
化し、更にできればサブコンデンサ6を省略する事が望
まれている。又、リキッドタンクをコンデンサと一体に
取り扱える様にすべく、このリキッドタンクをコンデン
サを構成する一方のヘッダパイプに沿って結合固定する
事も考えられている。そしてこの場合に、リキッドタン
クとヘッダパイプとをろう付けにより結合する事も考え
られる。ところが、リキッドタンク部分の熱容量は他の
部分の熱容量よりも大きい為、ろう付けする為の加熱時
にリキッドタンク部分の温度上昇が他の部分の温度上昇
よりも遅れ、このリキッドタンク部分のろう付けが不良
になり易い。又、この様なろう付け不良は、リキッドタ
ンクとヘッダパイプとをブラケットにより結合する場合
でも、リキッドタンクの構成部材同士の間で発生し得
る。本発明のリキッドタンク付コンデンサは、この様な
事情に鑑みて発明したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のリキッドタンク
付コンデンサは、従来から知られているリキッドタンク
付コンデンサと同様に、互いに間隔をあけて配置された
1対のヘッダパイプと、これら1対のヘッダパイプ同士
の間に互いに平行に設けられて、それぞれの両端部を上
記各ヘッダパイプの内側に開口させた複数本の伝熱管
と、隣り合う伝熱管同士の間に設けられたフィンとを備
えたコンデンサと、上記1対のヘッダパイプのうちの一
方のヘッダパイプに結合固定され、上記コンデンサの吐
出口から吐出された液状の冷媒を受け入れるリキッドタ
ンクとを備える。特に、本発明のリキッドタンク付コン
デンサに於いては、上記リキッドタンクを構成して上記
液状の冷媒を受け入れるケースは、伝熱性の良好な金属
により造られている。そして、このケースの外面には、
このケースと空気との熱交換を促進する為の放熱部が設
けられている。
【0008】
【作用】上述の様に構成される本発明のリキッドタンク
付コンデンサの場合には、リキッドタンク部分で冷媒と
空気との間で熱交換が行なわれる。従って、コンデンサ
及びサブコンデンサを小型化しても、エバポレータに送
り込む冷媒の過冷却度を十分に確保できる。更に、場合
によってはサブコンデンサを省略し、コスト削減を図る
事も可能になる。又、リキッドタンクを一方のヘッダパ
イプに沿って配置し、これらリキッドタンクと一方のヘ
ッダとをろう付け固定する構造の場合等、リキッドタン
クと他の部材とをろう付けする為の加熱の際に、上記リ
キッドタンク部分の温度上昇が迅速に行なわれる。この
結果、このリキッドタンクとろう付けする他の部分との
温度差を実用上問題ない程度に小さくできる。この為、
リキッドタンク付コンデンサの良好なろう付け性を確保
して、製品の歩留を向上させる事ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜2は、本発明の実施の形態
の第1例を示している。コンデンサ2は、互いに水平方
向(図1の左右方向)に離隔してそれぞれ鉛直方向(図
1の上下方向)に配置された、1対のヘッダパイプ7
a、7bを有する。これら1対のヘッダパイプ7a、7
b同士の間には、複数の扁平伝熱管とコルゲート型のフ
ィンとを上下方向に亙り交互に、互いに平行に配置する
事により、コア部8を構成している。上記各扁平伝熱管
の両端部は、それぞれ上記1対のヘッダパイプ7a、7
bを、ろう付けにより気密且つ液密に貫通させて、それ
ぞれの内側流路をこれら各ヘッダパイプ7a、7bの内
側に連通させている。又、上記各ヘッダパイプ7a、7
bの内部は、それぞれ複数の隔壁9、9により複数の室
10a〜10dに分割している。尚、これら各ヘッダパ
イプ7a、7b、扁平伝熱管、フィン、隔壁は、互いに
接触し合う部材のうちの少なくとも一方を、ろう材を積
層した板材(クラッド材)により造る。そして、コンデ
ンサを構成する上記各部材を組み立てた状態で、加熱炉
中で加熱し、上記ろう材を溶融させて、組み立てられた
部材同士をろう付け接合する。
【0010】更に、上記1対のヘッダパイプ7a、7b
のうちの一方(図1の左方)のヘッダパイプ7aの外側
面(図1の左側面)には、リキッドタンク3aを構成す
るケース15の内側面(図1の右側面)を、このヘッダ
パイプ7aに沿って結合固定している。結合固定方法と
しては、ろう付け、或は結合ブラケットを使用する等、
周知の方法を採用する。上記ケース15は、アルミニウ
ム合金を一体押し出し成形する事により造り、図2に示
す様な断面形状を有し、その外周面に放熱部である複数
の放熱フィン17、17を有する。但し、このケース1
5の一部外周面で、上記ヘッダパイプ7aと結合する部
分や、次述する送り出し口16を設ける部分に存在する
放熱フィン17、17は、予め切除しておく(或は始め
から形成しない)。上記ケース15の下部外側面(図1
の左側面)には、上記リキッドタンク3aの底部に流下
した液状冷媒を送り出す為の送り出し口16を設けてい
る。又、他方(図1の右方)のヘッダパイプ7bの下部
外側面(図1の右側面)には、このヘッダパイプ7b内
に、コンプレッサ1(図6)から吐出された高温・高圧
の冷媒を送り込む為の送り込み口18を設けている。
【0011】上述の様なリキッドタンク付コンデンサは
次の様に作用して、コンプレッサ1(図6)から吐出さ
れた高温・高圧の冷媒を凝縮してからエバポレータ5
(図6)に送り出す。先ず、コンプレッサ1から吐出さ
れた冷媒を、矢印イで示す様に、上記送り込み口18か
ら室10a内に送り込む。この様に室10a内に送り込
まれた冷媒は、矢印ロで示す様に、室10b、10cを
通じ、上記1対のヘッダパイプ7a、7b同士の間を行
き来しつつ室10dにまで流れ、この室10dから上記
リキッドタンク3aの上部に入り込む。この間に冷媒
は、上記コア部8を図1の表裏方向に流通する空気との
間で熱交換を行なって凝縮液化する。リキッドタンク3
aの上部に送り込まれた液状の冷媒は、このリキッドタ
ンク3a内を矢印ハで示す様に流下しこのリキッドタン
ク3aの底部に溜められる。
【0012】本発明のリキッドタンク付コンデンサのリ
キッドタンク3aを構成するケース15の外周面には多
数の放熱フィン17、17が形成されているので、この
ケース15は常に周囲の空気により冷却される。従っ
て、このケース15内に存在する液状の冷媒は、上記矢
印ハで示す様にリキッドタンク3a内を流下する間に過
冷却され、このリキッドタンク3aの底部に溜る。この
様にしてリキッドタンク3aの底部に溜った、過冷却さ
れた液状の冷媒は、矢印ニで示す様に冷媒配管(図示せ
ず)内に吐出され、この冷媒配管を通じてエバポレータ
5に送られる。この様に本例のリキッドタンク付コンデ
ンサの場合には、リキッドタンク3a部分で冷媒と空気
との間で熱交換を行なわせる為、エバポレータ5に送ら
れる冷媒の過冷却度を確保できて、サブコンデンサを省
略する事も可能である為、コスト削減を図れる。又、上
記リキッドタンク3aと他の部材とをろう付けする為の
加熱の際に、上記リキッドタンク3a部分の温度上昇が
迅速に行なわれて、このリキッドタンク3aとろう付け
する他の部分との温度差を実用上問題ない程度に小さく
できる。この為、ヘッダパイプ7aとケース15とをろ
う付けにより結合する場合に、リキッドタンク付コンデ
ンサの良好なろう付け性を確保して、製品の歩留を向上
させる事ができる。又、ヘッダパイプ7aとケース15
とをブラケットにより予め結合しておく場合も、リキッ
ドタンク3aの構成部材同士のろう付け性を確保でき
る。
【0013】次に、図3は、本発明の実施の形態の第2
例を示している。本例の場合には、リキッドタンク3を
構成するケース15aは単なる筒状に形成し、代わり
に、このケース15aの外周面に、放熱部であるコルゲ
ート型の放熱フィン19をろう付け固定している。本例
のリキッドタンク付コンデンサの使用時には、この放熱
フィン19の働きにより上記ケース15aの温度が低下
し、このケース15a内を流下する液状冷媒を過冷却で
きる。その他の構成及び作用は、上述した第1例の場合
と同様である。
【0014】次に、図4は、本発明の実施の形態の第3
例として、前記図7に示した様な、コンデンサ2の下側
にサブコンデンサ6を設けた構造に、本発明を適用した
ものである。即ち、一方(図4の左方)のヘッダ7aの
外側面(図4の左側面)に、前述した第1例に組み込ん
だ如きケース15を有するリキッドタンク3aを設け、
コンデンサ2で凝縮液化した冷媒を、リキッドタンク3
aを通過する間に或る程度冷却してから、上記サブコン
デンサ6に送り込む様にしている。本例の場合には、コ
ンデンサ2及びサブコンデンサ6を、前記図7に示した
従来構造の場合よりも小型化しても、必要とする過冷却
度を確保できる。その他の構成及び作用は、前述した第
1例の場合と同様である。
【0015】次に、図5は、本発明の実施の形態の第4
例として、本発明を、1対のヘッダ同士の間で冷媒が上
下方向に流れる、所謂縦流れ式のコンデンサにリキッド
タンクを組み付けた構造に適用した例を示している。コ
ンデンサ2aは、互いに間隔をあけて配置された上下1
対のヘッダパイプ7a´、7b´を含んで構成してい
る。即ち、これら両ヘッダパイプ7a´、7b´同士の
間に、それぞれ複数ずつの伝熱管20、20とコルゲー
ト型のフィン21、21とを交互に重ね合わせて成るコ
ア部8aを設け、上記各伝熱管20、20の上下両端部
を、それぞれ上記ヘッダパイプ7a´、7b´内に通じ
させている。
【0016】そして、一方(図5の下方)のヘッダパイ
プ7a´の一端部(図5の左端部)前側面に接続ブロッ
ク22を、他方(図1の上方)のヘッダパイプ7b´の
他端部(図5の右端部)上面には入口ブロック23を、
それぞれろう付け固定している。このうちの接続ブロッ
ク22の前側面には吐出口を開口させて、上記コンデン
サ2aで凝縮した液状冷媒を吐出自在としている。又、
上記入口ブロック23には入口ポート24を設け、この
入口ポート24を、上記他方のヘッダパイプ7b´の他
端部内側に通じさせている。上記入口ポート24から送
り込まれた冷媒は、図5に矢印で示す様に、上記1対の
ヘッダパイプ7a´、7b´の間部分を折り返しつつ流
れ、上記吐出口に達する。
【0017】又、上記コンデンサ2aに対して結合固定
されるリキッドタンク3bは、上端部が塞がれたケース
15bの下端部に、取付ブロック25を固定して成る。
この取付ブロック25は、上記接続ブロック22に対し
着脱自在としている。即ち、この取付ブロック25の中
央部に挿通したボルト26を、上記接続ブロック22の
一部で上記吐出口から外れた部分に形成したねじ孔に螺
合し更に緊締する事により、上記取付ブロック25を上
記接続ブロック22に接合固定自在としている。更に、
上記取付ブロック25の前側面片側部分には出口ポート
27を設け、上記リキッドタンク3bを通過した冷媒
を、この出口ポート27から吐出自在としている。上記
吐出口から吐出された液状冷媒は、上記取付ブロック2
5に形成した受入口及び上記ケース15b内に設けた冷
媒移送管を通じて、このケース15bの上部に送られ
る。この様にケース15bの上部に送られた液状冷媒
は、このケース15b内に設けたフィルタ及び乾燥剤を
通過する間に異物や水分を除去されて、上記出口ポート
27からエバポレータ5(図6)に向けて吐出される。
尚、図5の例では、上記ケース15bの上面に圧力スイ
ッチ28を設けて、上記リキッドタンク3b内の圧力を
検出自在としている。
【0018】上述の様に、1対のヘッダパイプ7a´、
7b´を上下に配置し、これら両ヘッダパイプ7a´、
7b´同士の間に冷媒を、縦方向に流す構造にも、本発
明は適用可能である。即ち、図5には省略したが、上記
ケース15bの外周面に、前記図1〜2に示した第1例
の様な放熱フィン17、17を形成したり、或は前記図
3に示した様な放熱フィン19を添設する事により、上
記リキッドタンク3b内を流れる液状冷媒を過冷却でき
る。更に、このリキッドタンク3bを構成するケース1
5bの温度上昇を早め、このリキッドタンク3bの構成
部材である、このケース15bと取付ブロック25との
ろう付け性を向上させる事ができる。尚、図5に示した
構造で、コンデンサ2aの一端側(図5の左側)にサブ
コンデンサを設け、上記リキッドタンク3bを通過した
液状冷媒を、このサブコンデンサに送り込む事もでき
る。この場合には、他方のヘッダパイプ7b´の一端部
に、出口ポートを備えた出口ブロックを設ける。この場
合でも、上記リキッドタンク3b部分で或る程度の過冷
却度を確保できるので、サブコンデンサは小型のもので
足りる。
【0019】
【発明の効果】本発明のリキッドタンク付コンデンサ
は、以上に述べた通り構成され作用する為、コンデンサ
及びサブコンデンサを小型化しても、エバポレータに送
り込む冷媒の過冷却度を十分に確保できる。更に、場合
によってはサブコンデンサを省略し、コスト削減を図る
事も可能になる。又、ろう付け性を向上させて、歩留の
向上及び生産性の向上により、より一層のコスト低減を
図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す略正面図。
【図2】リキッドタンクを構成するケースの断面図。
【図3】本発明の実施の形態の第2例を示す略正面図。
【図4】同じく第3例を示す略正面図。
【図5】同じく第4例を示す略斜視図。
【図6】コンデンサ及びリキッドタンクを組み込んだ蒸
気圧縮式冷凍機の回路図。
【図7】従来のサブコンデンサを備えたコンデンサとリ
キッドタンクとの接続状態を示す略正面図。
【符号の説明】
1 コンプレッサ 2、2a コンデンサ 3、3a、3b リキッドタンク 4 膨張弁 5 エバポレータ 6 サブコンデンサ 7a、7b ヘッダパイプ 8、8a コア部 9 隔壁 10a〜10f 室 11 送り込み口 12 送り出し口 13 送り込み口 14 送り出し口 15、15a、15b ケース 16 送り出し口 17 放熱フィン 18 送り込み口 19 放熱フィン 20 伝熱管 21 フィン 22 接続ブロック 23 入口ブロック 24 入口ポート 25 取付ブロック 26 ボルト 27 出口ポート 28 圧力スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに間隔をあけて配置された1対のヘ
    ッダパイプと、これら1対のヘッダパイプ同士の間に互
    いに平行に設けられて、それぞれの両端部を上記各ヘッ
    ダパイプの内側に開口させた複数本の伝熱管と、隣り合
    う伝熱管同士の間に設けられたフィンとを備えたコンデ
    ンサと、上記1対のヘッダパイプのうちの一方のヘッダ
    パイプに結合固定され、上記コンデンサの吐出口から吐
    出された液状の冷媒を受け入れるリキッドタンクとを備
    えたリキッドタンク付コンデンサに於いて、上記リキッ
    ドタンクを構成して上記液状の冷媒を受け入れるケース
    は、伝熱性の良好な金属により造られており、このケー
    スの外面には、このケースと空気との熱交換を促進する
    為の放熱部が設けられている事を特徴とする、リキッド
    タンク付コンデンサ。
JP21112996A 1995-10-18 1996-08-09 リキッドタンク付コンデンサ Pending JPH09310936A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21112996A JPH09310936A (ja) 1996-03-18 1996-08-09 リキッドタンク付コンデンサ
EP96307554A EP0769666B1 (en) 1995-10-18 1996-10-17 Condenser structure with a liquid tank
DE69626595T DE69626595T2 (de) 1995-10-18 1996-10-17 Verflüssiger mit einem Flüssigkeitsbehälter
US08/734,030 US5709106A (en) 1995-10-18 1996-10-18 Condenser structure with liquid tank
KR1019960046632A KR100462051B1 (ko) 1995-10-18 1996-10-18 액체탱크를가진콘덴서구조

Applications Claiming Priority (3)

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