JPH09168062A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

Info

Publication number
JPH09168062A
JPH09168062A JP8238356A JP23835696A JPH09168062A JP H09168062 A JPH09168062 A JP H09168062A JP 8238356 A JP8238356 A JP 8238356A JP 23835696 A JP23835696 A JP 23835696A JP H09168062 A JPH09168062 A JP H09168062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
standby
telephone
power supply
power
mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8238356A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Kiguchi
雅夫 木口
Shigeru Koizumi
茂 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP8238356A priority Critical patent/JPH09168062A/ja
Publication of JPH09168062A publication Critical patent/JPH09168062A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 待機時の消費電力を低減させる省電力スタン
バイモードと、着信時に付属の電話機を鳴動させずに通
信を行う無鳴動着信モードとを有する通信装置におい
て、無鳴動着信モード時における待機時の消費電力を低
減する。 【解決手段】 省電力スタンバイ状態において、前記無
鳴動着信モードを実現するためのリレーの動作状態をス
タンバイ電源によって保持することにより、省電力スタ
ンバイモードと無鳴動着信モードとを両立させて、無鳴
動着信モード時における待機時の消費電力を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、待機時の消費電力
を低減させる省電力スタンバイモードと、着信時に付属
の電話機を鳴動させずに通信を行う無鳴動着信モードと
を有する通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、例えばファ
クシミリ装置では、着信時に付属の電話機を鳴動させる
ことなしに着信が画像通信または電話のいずれかである
かを自動的に判断し、画像通信であれば画像受信へ移行
し、電話であれば疑似呼出信号を電話機(子電話)へ印
加して鳴動させるか、画像通信装置のスピーカから呼出
音を鳴らしてユーザへ知らせるように動作する無鳴動着
信機能を有する装置が知られている。
【0003】一方、最近では、各国から電子機器の消費
電力に関する規制が打ち出されている。そして、画像通
信装置においても、記録速度に応じてスタンバイ状態に
おける消費電力を低減することが提言されている。以
下、この消費電力を抑えた省電力スタンバイモードをE
SSモード(エナジー・セイブ・スタンバイ・モード)
というものとする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の無鳴
動着信モードを有し、ESSモードを有していないファ
クシミリ装置では、電話回線をファクシミリ装置(モデ
ム)側と電話機側に切り換えるCML(Communication
Line) リレーと電話機との間に電話機を回線から切り離
すためのHリレーを設け、このHリレーに電源供給し、
待機時にHリレーをオン状態に保持しておく。これによ
って、回線から呼出信号(CI信号)が受信されても、
このCI信号が電話機に供給されないようにし、電話機
のベルが鳴動されないように構成されている。
【0005】一方、ESSモードを有するファクシミリ
装置では、待機時の消費電力を極力少なくするために、
マイクロコンピュータ等の制御回路(CPU)等の最低
限の回路にのみ電源供給するに留まり、上述のHリレー
を駆動するための電源供給は、待機時ではオフされてし
まう。
【0006】このため、装置がESSモードに設定され
てしまうと、待機時にHリレーをオン状態にすることが
できず、無鳴動着信モードを実行することができないと
いう問題がある。
【0007】本発明は、上述した問題点に鑑み、省電力
スタンバイモードと無鳴動着信モードとを有する通信装
置を改良することを目的とする。すなわち、本発明は、
無鳴動着信モード時における待機時の消費電力を極力少
なくし、省電力スタンバイモードと両立させることを目
的とする。
【0008】また、本発明は、省電力スタンバイモード
時に、極力付属の電話機を鳴動させないようにすること
を目的とする。さらに、本発明は、省電力スタンバイモ
ードを優先させた無鳴動着信処理、無鳴動着信モードを
優先させた省電力スタンバイ処理を任意に選択可能とす
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、呼出信号の
着信時に電話機接続端子に接続された電話機を鳴動する
ことなしにデータ通信および電話のいずれかを自動的に
選択して実行する無鳴動着信モードと、待機時の消費電
力を低減する省電力スタンバイモードとを有する通信装
置において、前記電話機を回線またはオフフック検知用
電源のいずれかに接続する切換手段と、前記無鳴動着信
モードで電話と判断したときに、電話機を鳴動させる疑
似呼出信号発生手段と、電源のメイン電源出力をオン・
オフ制御し、前記切換手段を制御する制御手段と、通常
スタンバイから省電力スタンバイ状態に移行した場合、
通常スタンバイのときの前記制御手段の制御用出力ポー
トの状態を保持する保持手段とを有し、前記省電力スタ
ンバイ状態時に、前記電源のスタンバイ電源により前記
オフフック検知用電源を供給して、無鳴動着信モード時
に前記オフフック検知用電源を用いてオフフック検知を
行い、省電力スタンバイ状態時に、電源リモート手段に
よって前記電源のメイン電源出力をオフし、前記スタン
バイ電源により前記保持手段と前記電話切換手段に電源
供給し、その動作状態を継続させることにより、無鳴動
着信モード時における待機時の消費電力を極力少なく
し、省電力スタンバイモードと両立させることができ
る。
【0010】また、本発明では、電話機が接続可能であ
り着呼時に接続された電話機を鳴動させることなく回線
を接続する通信装置において、低消費電力で待機する待
機モードと高消費電力で動作する動作モードとを切り換
える第1切換手段と、データ通信を行う通信手段と、前
記動作モードにおいて回線を前記電話機と前記通信手段
とのいずれかに接続するかいずれにも接続しない状態に
切り換え、前記待機モードにおいて回線を前記電話機と
前記通信手段のいずれにも接続しない状態を保持する保
持手段とを有することにより、省電力スタンバイモード
時に、極力付属の電話機を鳴動させないようにすること
ができる。
【0011】さらに、本発明では、待機時の消費電力を
低減させる省電力スタンバイモードと、着信時に付属の
電話機を鳴動させずに通信を行う無鳴動着信モードとを
有する通信装置において、回線に前記電話機を接続する
か、前記通信装置を接続するかを切り換える第1切換手
段と、前記第1切換手段と前記電話機との間に設けら
れ、前記電話機を前記回線に接続または前記回線から切
り離す第2切換手段と、前記回線からの呼出信号成分を
検出する検出手段と、オン/オフ制御可能なメイン電源
と装置のスタンバイ状態で電源供給されるスタンバイ電
源を有する電源と、前記スタンバイ状態において、前記
スタンバイ電源により電源供給され、前記検出手段の検
出に従って、前記メイン電源をオンし、前記第2切換手
段に前記電話機を前記回線から切り離させる制御手段と
を有し、前記制御手段は、前記メイン電源をオンし、前
記第2切換手段を動作させた後に、前記回線からの呼出
信号が正しく検出されたか否かを判定し、その判定結果
に従って前記第1切換手段を制御することにより、省電
力スタンバイモードを優先させた無鳴動着信処理、無鳴
動着信モードを優先させた省電力スタンバイ処理を任意
に選択可能とすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態および実施例】図1は、本発明の第
1実施例におけるファクシミリ装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【0013】CPU1は、ROM2に記憶されているプ
ログラムに従って通信装置(ファクシミリ装置)全体を
コントロールするものであり、マイクロコンピュータ等
により構成されている。
【0014】不揮発性メモリ4は、通信装置の電源5が
遮断された状態にあっても保存しておくべきデータを格
納するものである。
【0015】電源部5は、リモート制御でCPU1によ
って出力のオン・オフ制御が可能である。また、電源部
5は、呼出信号発生部21を内蔵している。
【0016】記録部6は、CPU1の制御によってRA
M3に格納されている記録データを取り出し、ハードコ
ピーとしてプリントアウトするものである。
【0017】読み取り部7は、CPU1の制御に基づい
て、CCDを使用して読み取ったデータを二値化し、そ
の二値化データを順次RAM3に送るものである。
【0018】モデム部8は、G3、G2モデムと、これ
らモデムに接続されたクロック発生回路等より構成さ
れ、CPU1の制御に基づいて、RAM3に格納されて
いる送信データを変調し、NCU部9を介して電話回線
10に出力するものである。さらに、このモデム部8
は、電話回線10のアナログ信号をNCU部9を介して
導入し、これを復調して二値化したデータをRAM3に
格納するものである。
【0019】NCU部9は、CPU1の制御によって電
話回線をモデム部8または本体電話部11、留守番電話
12のいずれかに切り換えて接続するものである。
【0020】電源部5は、メイン電源とスタンバイ電源
で構成され、メイン電源はリモート制御でオン・オフ制
御が可能である。また、スタンバイ電源は、電源スイッ
チのオンで常時出力される。
【0021】そして、CPU1を含むCPU周辺回路、
例えばCPU1、ROM2、RAM3、不揮発性メモリ
4、モデム部8、NCU部9には、前記スタンバイ電源
を供給する。また、記録系や読み取り系のロジックやス
テッピングモータ等のように、システム側と容易に電気
的に切り離せ、スタンバイ時に必要としない部分はメイ
ン電源を供給している。
【0022】図4は、電源部5の詳細な構成を示すブロ
ック図であり、図中、+5VS、+18Vがスタンバイ
電源であり、+5VM、+24V、疑似CI(+24V
〜−150V)がメイン電源である。
【0023】電源部5は、本通信装置の電源を生成して
いて、電源スイッチオンでAC100Vの入力(1次
側)に対してDC出力を得るように構成されている。ま
た、電源部5は、留守番電話12の起動や本体電話部1
1の鳴動のための呼出信号用の疑似呼出信号を生成して
いる。電源部5の直流電圧の出力制御は、リモート信号
(XPON)をCPU1で制御することにより行う。図
5は、直流電源リモート制御の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【0024】以下、図4、図5を使って説明する。呼出
信号発生部21は、留守番電話12に対して疑似呼出信
号(疑似CI信号)を出力するものであって、電源部5
に内蔵されている。
【0025】前記呼出信号発生部21は、前記電源5の
リモート信号がオン(メイン電源がオン)の場合、疑似
呼出制御信号XPCIのレベルがハイで+24Vを出力
し、ロウレベルで−150Vを出力する。
【0026】また、前記電源5のリモート信号がオフの
場合、つまりESSのときに、疑似呼出制御信号のレベ
ルがハイレベルで+24Vを出力し、ロウレベルでは出
力は0Vとなる。上記のようにESSのときに、危険電
圧が出されない構成をしている。
【0027】図2は、上記NCU部9の構成を示すブロ
ック図である。NCU部9のCI検出部22は、回線1
0からの呼出信号を検出するものである。
【0028】このNCU部9は、回線10を電話11、
留守番電話12側とモデム部8に選択的に切換接続する
CMLリレー17と、前記本体電話部11の応答を検出
するオフフック検知回線18と、前記留守番電話12の
応答を検知するオフフック検知回路19と、留守番電話
12を回線10側と呼出信号発生部21側とに選択的に
切換接続するKリレー20とを有する。
【0029】留守番電話12が回線に接続された場合の
オフフック検知は前記オフフック検知回路19で行い、
前記本体電話11が回線に接続されたときのオフフック
検知は前記オフフック検知回路18で行う。前記オフフ
ック回路18、19は、受話器のフックアップを検知す
るとオフフック信号を出力する。CPU1は、前記オフ
フック信号を検知し、留守番電話12の受話器がフック
アップされたことを判定する。
【0030】一方、前記呼出信号発生部21は、前に説
明したように呼出信号を送出していない場合は所定の直
流電圧(本実施の形態では+24V)を出力する。そし
て、無鳴動着信モード設定時や通信中のオフフック検知
は、前記直流電圧を電話機に印加し、受話器をフックア
ップしたとき電話機に流れる電流を電話ラインに直列に
挿入したオフフック検知回路19により検出することに
よって、受話器のフックアップを検出する。そして、検
出と同時に前記オフフック検知回路からフックアップの
応答であるオフフック信号を出力する。
【0031】次に、ESSモードと無鳴動着信について
説明する。まず、ESSモードへの移行手順を説明す
る。通常スタンバイモードとESSモードの選択は、ソ
フトウエアスイッチのモード選択を設定することにより
行う。
【0032】ここでは前もってソフトウエアスイッチを
無鳴動着信モードに設定されているものとして説明す
る。無鳴動着信モードにおいては、呼出信号が着信した
とき電話機のベルを鳴動させないで受信し、画像通信に
特有の信号(たとえばCNG信号)を受信したら画像受
信を行い、そうでないならば回線10を電話機11また
は12に接続する。無鳴動着信モードに設定した時点か
らNCU9の切換リレー20は呼出信号発生部21側
(A側)に接続される。また、疑似呼出信号は図5のタ
イミングチャート(疑似CI)のようにハイレベルを出
力している。
【0033】前記ソフトウエアスイッチをESSモード
に設定すると、送信や受信、コピーなど一連の動作終了
後にシステムを起動させるための要因が所定時間ない場
合、自動的にESSスタンバイ状態に移行する構成とな
っている。
【0034】ここで、起動要因とは、呼出信号(CI)
の着信、ファクシミリ呼出信号(FC)の着信、タイマ
ーの出力信号の到来、原稿がセットされたことを検知し
たとき、あるいは不示図の操作パネルの起動スイッチ
(ESSキー)を押したときなどである。
【0035】次に、ESSモードに設定されて所定時間
起動要因がない場合の動作を、図3を用いて説明する。
まず、CPU1は、ESSモードに設定されていること
を前記ソフトウエアスイッチの設定値から認識する(S
100)。
【0036】所定時間起動要因がないならば(S103
のNO)、ESSスタンバイに移行するための制御を行
う(S104〜S107)。電源5のリモート信号を制
御して電源5の所定出力をオフにする(S104)。
【0037】このとき+5VS(スタンバイ5V)と+
18Vだけがオンで+5VM(メイン5V)と+24V
と疑似呼出信号がオフとなる(S105)。なお、+5
VSは、CPU1、ROM2、RAM3、不揮発性メモ
リ4など、CPU周辺回路やNCU9のリレー20など
に電力を供給している。また、+5VMは、記録系6、
NCU9のCMLリレー17などに電力を供給してい
る。また、+24Vは、記録系、モータなどに電力を供
給している。さらに、+18Vは、主に通信系、読み取
り系のアナログ回路に電力を供給している。
【0038】次に、システムクロック以外の発振回路、
例えば読み取り系のタイミングを形成する発振回路等を
CPU1からの制御で停止する。それから、モデム部8
のモデムはスリープ・モード機能を持っているので、ス
リープ・モードにする。この他のCPU1の周辺で、+
5VSを供給しているICのうち、スリープ・モードを
有するICは、スリープ・モードに制御する。これによ
り、待機時の消費電力が低減される。
【0039】次に、CPU1は、STOP命令を実行す
る(S106)。STOP命令を実行すると、CPU1
の発振回路で発振してCPU1から出力され、各制御回
路に供給されているシステムクロックが停止し(S10
7)、システムはESS状態(省電力待機状態)とな
る。
【0040】このとき、CPU1やパラレルI/Oから
出力される、リレーや電源のリモート、疑似呼出信号等
の制御を行う出力ポートは、STOP命令実行前の状態
を保持した状態で静止する(S107)。CPU1や周
辺ICのデータバス、アドレスバスは、ハイインピーダ
ンス状態にする。この出力ポートの状態保持は、図6に
示す構成により実現される。
【0041】図6において、リセット信号はパワー・オ
ン・リセットとソフトリセットの2系統で構成され、電
源の立ち上げたときのパワー・オン・リセット(ハード
・リセット)と、リセットのオン・オフをソフトで制御
するソフトリセットとを持っている。
【0042】電源オン時にリセットをかける回路はパワ
ー・オン・リセットを使用し、電源オン時のリセットを
かける・かけないの制御が必要な回路にはソフトリセッ
ト使用する。また、前記制御用出力ポートは、出力した
状態を保持しておくためにソフトリセットを使用し、電
源オン時のリセットをソフト的に制御できる構成として
いる。
【0043】そして、この第1実施例では、リレー20
へのオン信号を出力ポート1−2より出力する構成と
し、CPU1がスリープ・モードになっても、スタンバ
イ電源によりその出力ポートの状態が保持されるように
し、メイン電源をオンした場合に、外部のパワー・オン
・リセット回路により出力ポートがリセットされないよ
うにする。
【0044】次に、ESSスタンバイ状態から通常状態
に立ち上がる手順を説明する。ESSスタンバイ状態に
おいて、起動要因がかかったときに電源部5は立ち上が
る(S110のYES)。起動要因とは、呼出信号(C
I)やファクシミリ通信専用の通信網からの呼出信号で
あるファクシミリ呼出信号(FC)や受話器のフックア
ップやESSキーの押し下げ等である。ここでは呼出信
号(CI)が到来した場合について説明する。
【0045】まず、ESSスタンバイする前に無鳴動着
信モードに設定されていたため、無鳴動着信に関係する
リレーや制御信号は、ESSスタンバイ前の状態を保持
している。
【0046】したがって、NCU9の切換リレー20は
呼出信号発生部21側(A側)に接続されている。電源
リモート信号は、オフで疑似呼出信号はハイレベルを出
力している。このとき呼出信号発生部21は、+24V
の直流電圧を出力している。このように制御されている
ためESSスタンバイ状態で無鳴動着信モードであって
も呼出信号の着信による留守番電話機のベルの鳴動はな
い。
【0047】また、前記+24Vの電圧を留守番電話機
12に印加して受話器のフックアップ時に電話機を流れ
る電流をオフフック検知回路19で検知することも可能
である。
【0048】まず、NCU9の電話回線10より呼出信
号(CI)が到来すると、NCU9のCi検出部22に
よって呼出信号を波形整形し、CPU1へ入力可能なT
TLレベルに変換する。TTLレベルに変換されたCi
信号はCPU1のNMI(ノンマスカブル割り込み)へ
入力される(S111)。
【0049】CPU1は、静止状態からの復帰のNMI
がかかると立ち上がり、STOP命令の次からプログラ
ムから実行を開始する。
【0050】CPU1が立ち上がると、前に説明したE
SSスタンバイへの移行の逆の手順で制御する。まず、
CPU1周辺ICやモデムをスリープ・モードから解除
する。システムクロック以外の発振回路を動作させる
(S112)。電源リモートによって(S113)遮断
されていた電力を消費する(S114)。
【0051】一方、CPU1は、NMI割り込みで立ち
上がった時点は何の要因で立ち上がったのか認識してい
ないので、CPU1の入力ポートをセンスして起動要因
をチェックする。ここで呼出信号の着信によるらしいと
判断してCi信号の周波数、インターバルを計測して所
定値であれば呼出信号の着信であると判断する(S11
5のYES)。
【0052】呼出信号の着信と判断したならば、NCU
9のCMLリレー17をモデム(B側)に切り換える
(S116)。そして、CNG信号の検出を行い所定時
間CNG信号が見つからなければ(S117のYES)
ファクシミリ受信モードへ移行する(S118)。画像
受信の終了後、S100へ戻る。そして、所定時間起動
要因がないならば(S103のNO)、ESSへ移行す
る。
【0053】所定時間内にCNG信号がみつからなけれ
ば(S117のNO)、疑似呼出を行い(S119)、
オフフックが検出されれば(S120)、リレー20を
回線側(B側)へ切り換え(S121)、CMLリレー
17を電話側(A側)へ切り換え(S122)、電話モ
ードにする(S123)。
【0054】なお、上述の第1実施例では、留守番電話
機12を無鳴動状態にしているが、リレー20と同様の
リレーを本体電話部11にも設けることで、本体電話部
11も無鳴動状態にできる。
【0055】以上の第1実施例によれば、前記無鳴動着
信モードかつESSモードは、前記CPU1によって前
記電源のメイン電源出力をオフし、スタンバイ電源によ
りリレー20を動作状態に保持し、電話機をオフフック
検知用電源5側に接続し、前記オフフック検知電源5を
用いてオフフック検知を行うとともに呼出信号の着信時
に電話機を鳴動することなしに着信できるようになっ
た。
【0056】また、従来の如く、単にシステム系のクロ
ックを停止させる方法でESSモードを実現するもので
は、ESS状態の解除によるシステムクロックの起動時
にシステム系がすべてリセットされ、これによりCPU
1の出力ポートがリセットされてしまい、リレー20も
オフとなり着信時に電話機12が鳴動状態になってしま
う。そこで、上述の第1実施例では、上記の不具合をな
くすために、通常スタンバイからESS状態への移行時
またはその逆のESSから通常スタンバイへ移行する際
に、出力ポート時の状態が変化しないように保持回路を
設けた。
【0057】この保持回路によって通常スタンバイから
ESS状態へ移行したときポートが変化しないので通常
スタンバイの状態を保持できる。
【0058】また、電源部5は、CPU1によって出力
のオン・オフを制御できる。ESS状態のときCPU周
辺以外の電源供給をオフする。一方、呼出信号発生部2
1は電源部5に内蔵されており、リモート・オフすなわ
ちESS状態のとき疑似呼出信号出力は所定の直流電圧
を出力する。ESS状態で無鳴動着信モードのとき、前
記直流電圧を使用してオフフック検知できるようになっ
た。
【0059】また、前記呼出信号発生部21はリモート
がオンの場合、すなわちシステムが立ち上がっている状
態、例えば通常スタンバイでは疑似呼出制御信号がハイ
レベルで+24Vを疑似呼出制御信号がロウレベルで−
150Vを出力する。リモート・オフすなわちESSス
タンバイのとき疑似呼出制御信号がハイレベルで+24
Vを出力し、疑似呼出信号がロウレベルでは0Vであ
る。ESSのとき危険電圧が出力されない。
【0060】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0061】上述の第1実施例では、装置が無鳴動着信
モードでESSモードに設定され、装置がESS状態に
なった場合、サブ電源によりリレー20のオン状態が保
持されるので、完全に着信時に無鳴動状態を実現でき
る。反面、ESS状態でリレー20のオン状態が保持さ
れるため、これまでのESSに比べてスタンバイ時の消
費電力が若干増えてしまう。
【0062】そこで、本発明の第2実施例として、着信
時に電話機のベルを完全に無鳴動状態にできない(瞬間
的に電話機のベルが鳴動する)ものの、スタンバイ時の
消費電力をこれまでのESSと同等にできる微鳴動着信
モードについて説明する。
【0063】この第2実施例では、図2にCPU1から
のコントロール信号により電源部5からリレー20に供
給される電源をオン/オフする半導体スイッチ50を設
け、オペレータが操作部51に設けられている不図示の
スイッチにより、上述の第1実施例で説明した無鳴動着
信モードと、これから説明する微鳴動着信モードを選択
できる構成となっている。
【0064】図7は、通常の鳴動着信モードと微鳴動着
信モードの着信時の動作タイミングを示すタイミングチ
ャートである。
【0065】まず、通常の鳴動着信モードでは、回線1
0からCI信号がくると、2個目のCI信号が検出され
ることにより、CI信号の検出と判定し、CPU1が電
源部5のメイン電源をオンする。このとき、半導体スイ
ッチ50はオフされているので、リレー20はオフ状態
となっており、電話機12はメイン電源がオンされ、リ
レー17がオンされ(回線10をモデム部20に接続)
るまでCI信号により鳴動される。
【0066】一方、微鳴動着信モードでは、まず、半導
体スイッチ50がオフされ、ESS状態でリレー20は
オフ状態になっている。そして、CI検出部22からの
積分信号(CI信号成分の検出信号)によりCPU1の
スリープ・モードを解除し、CPU1がメイン電源をオ
ンし、続いてリレー20をオンする。
【0067】これによって、電話機12は、CI信号に
より、ほんの一瞬鳴動するだけになる。その後、2個目
のCI信号の検出により、CPU1はCI検出と判定
し、リレー17をオンする。
【0068】この微鳴動着信モードでは、スタンバイ状
態において、リレー20をオン状態に保持する必要がな
いので、消費電力を低減できる。
【0069】図8は、この第2実施例におけるCPU1
の制御動作を示したフローチャートである。
【0070】まず、S1のスタンバイにおいて、省電力
モードの(微鳴動着信モード)の要求があるかどうか判
定する。そして、省電力モードの要求がある場合には、
S2で省電力モードに装置を設定する。
【0071】次に、S3で無鳴動着信モードの要求があ
るかどうか判定する。そして、無鳴動着信モードの要求
がある場合には、S4で省電力モードの設定ではある
が、無鳴動着信モードを優先させるので、上記第1実施
例で説明した無鳴動着信モードに設定する。そこで、S
5で、スイッチ50をオン状態にし、スタンバイ時にリ
レー20に駆動用電源がスタンバイ電源により印加され
るようにする。同様に、CPU1よりリレー20をオン
し、S6で、電話機を回線からFAX電源側に切り換
え、電話機を開放にして、S7でスタンバイになる。
【0072】また、S3にて無鳴動着信モードの要求が
ない場合には、S8で無鳴動着信モードを向こうにして
省電力モードを優先させる。S9でスイッチ50をオフ
のままにし、S10で電話機は、回線に接続されたまま
とし、S11ではスタンバイ状態となり、着信時には、
上述の微鳴動着信モードのシーケンスを実行する。
【0073】以上説明したように、本発明の第2実施例
によれば、省電力モード優先と無鳴動着信モード優先の
設定がどちらも可能となり、ユーザは、装置の置かれた
状況により、自由に設定を選択できるようになる。
【0074】したがって、省電力モード選択時に、省
電力モードを優先させて、無鳴動着信モードを禁止させ
るか、Hリレー駆動分の電力アップは考慮するが、夜
間等の静寂な自動受信を優先させて、無鳴動着信モード
を可能にするかの選択の幅が増え、便利な装置を提供で
きる効果がある。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
無鳴動着信モード時における待機時の消費電力を極力少
なくし、省電力スタンバイモードと両立させることがで
きる効果がある。
【0076】また、本発明によれば、省電力スタンバイ
モード時に、極力付属の電話機を鳴動させないようにす
ることができる効果がある。
【0077】さらに、本発明によれば、省電力スタンバ
イモードを優先させた無鳴動着信処理、無鳴動着信モー
ドを優先させた省電力スタンバイ処理を任意に選択可能
とすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるファクシミリ装置
の全体の構成を示すブロック図である。
【図2】上記第1実施例におけるファクシミリ装置のN
CU部の構成を示すブロック図である。
【図3】上記第1実施例におけるCPUの動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】上記第1実施例におけるファクシミリ装置の電
源部の構成を示すブロック図である。
【図5】上記第1実施例における電源のリモート制御動
作を示すタイミングチャートである。
【図6】上記第1実施例のスタンバイ時におけるCPU
の出力ポートの状態保持の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明の第2実施例における微鳴動着信モード
と通常の鳴動着信モードの動作を示すタイミングチャー
トである。
【図8】上記第2実施例におけるCPUの動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1…CPU、 2…ROM、 3…RAM、 4…不揮発性メモリ、 5…電源部、 6…記録部、 7…読取部、 8…モデム部、 9…NCU部、 10…電話回線、 11…本体電話部、 12…留守番電話、 51…操作部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼出信号の着信時に電話機接続端子に接
    続された電話機を鳴動することなしにデータ通信および
    電話のいずれかを自動的に選択して実行する無鳴動着信
    モードと、待機時の消費電力を低減する省電力スタンバ
    イモードとを有する通信装置において、 前記電話機を回線またはオフフック検知用電源のいずれ
    かに接続する切換手段と;前記無鳴動着信モードで電話
    と判断したときに、電話機を鳴動させる疑似呼出信号発
    生手段と;電源のメイン電源出力をオン・オフ制御し、
    前記切換手段を制御する制御手段と;通常スタンバイか
    ら省電力スタンバイ状態に移行した場合、通常スタンバ
    イのときの前記制御手段の制御用出力ポートの状態を保
    持する保持手段と;を有し、 前記省電力スタンバイ状態時に、前記電源のスタンバイ
    電源により前記オフフック検知用電源を供給して、無鳴
    動着信モード時に前記オフフック検知用電源を用いてオ
    フフック検知を行い、省電力スタンバイ状態時に、電源
    リモート手段によって前記電源のメイン電源出力をオフ
    し、前記スタンバイ電源により前記保持手段と前記電話
    切換手段に電源供給し、その動作状態を継続させること
    を特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記疑似呼出信号発生手段は前記電源に内蔵され、前記
    制御手段によりメイン電源出力をオフしているときに、
    前記オフフック検知用電源として所定の直流電圧を出力
    することを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 電話機が接続可能であり着呼時に接続さ
    れた電話機を鳴動させることなく回線を接続する通信装
    置において、 低消費電力で待機する待機モードと高消費電力で動作す
    る動作モードとを切り換える第1切換手段と;データ通
    信を行う通信手段と;前記動作モードにおいて回線を前
    記電話機と前記通信手段とのいずれかに接続するかいず
    れにも接続しない状態に切り換え、前記待機モードにお
    いて回線を前記電話機と前記通信手段のいずれにも接続
    しない状態を保持する保持手段と;を有することを特徴
    とする通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記保持手段はスタンバイ電源により動作することを特
    徴とする通信装置。
  5. 【請求項5】 待機時の消費電力を低減させる省電力ス
    タンバイモードと、着信時に付属の電話機を鳴動させず
    に通信を行う無鳴動着信モードとを有する通信装置にお
    いて、 回線に前記電話機を接続するか、前記通信装置を接続す
    るかを切り換える第1切換手段と;前記第1切換手段と
    前記電話機との間に設けられ、前記電話機を前記回線に
    接続または前記回線から切り離す第2切換手段と;前記
    回線からの呼出信号成分を検出する検出手段と;オン/
    オフ制御可能なメイン電源と装置のスタンバイ状態で電
    源供給されるスタンバイ電源を有する電源と;前記スタ
    ンバイ状態において、前記スタンバイ電源により電源供
    給され、前記検出手段の検出に従って、前記メイン電源
    をオンし、前記第2切換手段に前記電話機を前記回線か
    ら切り離させる制御手段と;を有し、 前記制御手段は、前記メイン電源をオンし、前記第2切
    換手段を動作させた後に、前記回線からの呼出信号が正
    しく検出されたか否かを判定し、その判定結果に従って
    前記第1切換手段を制御することを特徴とする通信装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 さらに、前記スタンバイ電源により、前記第2切換手段
    によって前記電話機を前記回線から切り離した状態に保
    持する保持手段を有することを特徴とする通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記保持手段により前記第2切換手段の動作状態を保持
    する第1の省電力スタンバイモードと、前記第2切換手
    段の動作状態を保持しない第2の省電力スタンバイモー
    ドの一方を選択する選択手段を有することを特徴とする
    通信装置。
JP8238356A 1995-08-22 1996-08-21 通信装置 Pending JPH09168062A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8238356A JPH09168062A (ja) 1995-08-22 1996-08-21 通信装置

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21353195 1995-08-22
JP29052095 1995-10-12
JP7-290520 1995-10-12
JP7-213531 1995-10-12
JP8238356A JPH09168062A (ja) 1995-08-22 1996-08-21 通信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09168062A true JPH09168062A (ja) 1997-06-24

Family

ID=27329511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8238356A Pending JPH09168062A (ja) 1995-08-22 1996-08-21 通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09168062A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012074933A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
US11184500B2 (en) 2018-05-17 2021-11-23 Canon Kabushiki Kaisha Image communication apparatus, method of controlling same, and storage medium

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012074933A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
US11184500B2 (en) 2018-05-17 2021-11-23 Canon Kabushiki Kaisha Image communication apparatus, method of controlling same, and storage medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0154359B1 (ko) 전원장치
US5909488A (en) Communication apparatus having a non-ringing call receiving mode and an energy-saving stand-by mode
JP2002185549A (ja) モデム装置及び通信端末装置
JPH09168062A (ja) 通信装置
JP2001061027A (ja) 電気装置及び通信端末装置
EP0835022B1 (en) Communication apparatus with standby power supply
JPH10247996A (ja) ファクシミリ装置
JP3509692B2 (ja) 省エネ機能付き通信端末装置
JPH0969889A (ja) データ処理装置
JP2009147726A (ja) 回線制御装置、回線制御方法、プログラム、記憶媒体
JP2002158812A (ja) ファクシミリ装置
JP7058551B2 (ja) 画像通信装置、その制御方法、及びプログラム
JP3724958B2 (ja) 通信端末装置
JPH0243395B2 (ja)
JPH10164292A (ja) ファクシミリ装置
JP2002344657A (ja) 通信端末装置
JPH06311269A (ja) ファクシミリ装置
JP3070413B2 (ja) 電話機を外付けしたファクシミリ装置
JPH07147561A (ja) コードレス電話機
JP2002290640A (ja) 画像形成装置および画像形成装置の電力制御方法
JP2680836B2 (ja) 通信装置
JP2680610B2 (ja) 通信装置
JP2000151868A (ja) 通信装置
JPH08204863A (ja) ファクシミリ装置およびその節電制御方法
JPH0685979A (ja) ファクシミリ装置