JP2002344657A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JP2002344657A
JP2002344657A JP2001150197A JP2001150197A JP2002344657A JP 2002344657 A JP2002344657 A JP 2002344657A JP 2001150197 A JP2001150197 A JP 2001150197A JP 2001150197 A JP2001150197 A JP 2001150197A JP 2002344657 A JP2002344657 A JP 2002344657A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低電力モードから通常電力モードへ復帰する
際に、付属電話機が設定回数以上鳴動しないようにした
省エネルギー機能付き通信端末装置を提供する。 【解決手段】 低電力モードから通常電力モードへの復
帰処理中に、鳴動回数が設定値に達した場合、付属電話
機TELを電話回線Lから切り離す接続制御手段(主制
御部1)を備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未使用時は消費電
力を必要最小限に抑制する省エネルギー機能を有する通
信端末装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、オフィスなどで広く使用されてい
るファクシミリ装置等の通信端末装置の多くは、消費電
力を低減させる低電力作動状態(以下、低電力モードと
いう)への切換及び着呼による低電力モードの解除を行
う省エネルギー(以下、省エネという)機能を有してい
る。低電力モードで作動しているとき、通信端末装置の
制御手段であるCPU等を含めたほぼ全ての回路は、ス
リープ状態である。スリープ状態では、発呼を受ける等
の必要最小限の機能は実行可能である。ここで、低電力
モードへの切換前及び解除後の作動状態を通常電力モー
ドと呼ぶ。
【0003】通常電力モードで作動しているときに、制
御手段が着呼(CI信号)を検出すると、付属電話機が
所定回数鳴動した後、着信が行われる。低電力モードで
作動しているときに発呼を受けた場合、まず制御手段を
含む全ての回路のスリープ状態が解除されて通常電力モ
ードに復帰し、付属電話機が前記所定回数鳴動した後、
着信が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の通信端末装置は、低電力モードで作動していると
き、付属電話機は電話回線に接続されているため、低電
力モードから通常電力モードに復帰する間、ベル信号
(IR信号)により付属電話機は鳴動し続け、上述した
所定回数以上鳴動する。このような通常より多い鳴動回
数は、ユーザーに違和感を覚えさせ、装置が故障したと
誤解させる等の問題が生じる。また、低電力モードの解
除中に付属電話機の受話器を取った場合、解除完了後に
着信が開始されるため、付属電話機の通話が途中で切断
されてしまう。
【0005】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
のであり、低電力モードから通常電力モードへ復帰する
際に、付属電話機が設定回数以上鳴動しないようにした
省エネルギー機能付き通信端末装置を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る通信端末
装置は、電話機を備え、消費電力を低減させる低電力作
動状態への切換及び着呼による該低電力作動状態の解除
が可能な通信端末装置において、前記低電力作動状態の
解除中に、前記電話機を電話回線から切り離す接続制御
手段を備えたことを特徴とする。
【0007】このような通信端末装置は、前記接続制御
手段により、着呼による低電力作動状態(低電力モー
ド)の解除中に、電話機(付属電話機)は電話回線から
切り離される。着呼後に付属電話機は鳴動するが、前記
接続制御手段によって付属電話機は電話回線から切り離
されるため、鳴動は途中で停止する。また、低電力モー
ドの解除中は付属電話機が電話回線と切り離されるた
め、付属電話機による通話は行えない。
【0008】請求項2に係る通信端末装置は、請求項1
において、前記接続制御手段は、前記電話機の鳴動回数
を計数する手段を備え、鳴動回数が所定回数に達した場
合に前記電話機を電話回線から切り離すべくなしてある
ことを特徴とする。
【0009】このような通信端末装置は、鳴動回数が設
定値を超えた場合に付属電話機が電話回線から切り離さ
れる。前記設定値は、例えば、通常電力モード作動時の
着呼から着信が行われるまでの鳴動回数に設定すること
ができる。
【0010】請求項3に係る通信端末装置は、請求項1
又は2において、前記解除が完了した後、着信を開始す
べくなしてあることを特徴とする。
【0011】このような通信端末装置は、低電力モード
の解除(通常電力モードへの復帰)が完了した後、着信
を行うことにより、従来のように低電力モードの解除完
了後に鳴動回数を計数することはない。例えば、前記解
除の完了と同時に着信を開始することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて具体的に説明する。図1は、本発明
の通信端末装置の一例であるファクシミリ装置の要部構
成の一例を示す図である。本実施の形態では、通信端末
装置としてファクシミリ装置Fの構成を示しているが、
本発明ではこの例に限定されず、通常電力モード及び低
電力モードの切換が可能で、かつ通信回線を通じたデー
タ伝送機能を備えたパーソナルコンピュータなどであっ
てもよい。
【0013】ファクシミリ装置Fは、以下の各部を制御
するCPUなどで構成された主制御部1と、ファクシミ
リ通信する各種信号を変復調するモデム2と、電話回線
Lに対する接続制御を行うNCU3と、付属電話機TE
Lと、符号化された画像データを格納する画像メモリ4
と、短縮ダイヤル番号などを記憶するRAM5と、この
ファクシミリ装置Fの動作に必要な各種プログラムなど
を記憶するROM6と、省エネランプ7Aを有する、液
晶画面などで構成された表示部7と、省エネキー8A及
び省エネ解除キー8Bを有する、各種操作キーなどで構
成された操作部8と、セットされた原稿を読み取る読取
部9と、画像データを予めセットされた記録紙に記録す
る記録部10と、このファクシミリ装置Fをパーソナル
コンピュータPCに接続するためのPCインタフェイス
11と、通常電力モードの実行時間を計時する省エネタ
イマ12と、メイン電源13A及びサブ電源13Bを有
し、このファクシミリ装置Fが動作するのに必要な電力
を供給する電源部13とを備える。
【0014】図2は、図1に示した、主制御部1、モデ
ム2、NCU3及び付属電話機TEL部分の構成を示す
ブロック図である。NCU3は、モデム2を介した主制
御部1と電話回線Lとの接続/切断を切換えるCMLリ
レーRと、電話回線Lを通じて送られてくる信号(CI
信号,IR信号)を検出する呼出信号検出部30と、付
属電話機TELのフックオン/フックオフを検出するフ
ック検出部OHと、フック検出部OHを介した付属電話
機TELと電話回線Lとの接続/切断を切換えるリレー
R1と、呼出信号検出部30と主制御部1との間に接続
されたスリープ解除信号発生部32とを備える。
【0015】CMLリレーRは、呼出待状態では開状態
であり、主制御部1と電話回線Lとの接続は切り離され
ている。また、リレーR1は、呼出待状態では閉状態で
あり、付属電話機TELは電話回線Lと接続されてい
る。
【0016】ここで、主制御部1は本発明の接続制御手
段を構成し、呼出信号検出部30で検出されるベル信号
(IR信号)に基づいて鳴動回数を計数し、計数値が設
定値に達したとき、リレーR1を閉状態から開状態に切
換える。また、主制御部1は、通常電力モードへの復帰
が完了した後、CMLリレーRを開状態から閉状態に切
換える。本実施の形態では、主制御部1は、復帰完了と
同時にCMLリレーRを閉じる。
【0017】次に、このような構成のファクシミリ装置
Fの動作について、図3のフローチャートとともに説明
する。通常電力モードで作動しているとき、主制御部1
及びその他の回路は、メイン電源13Aから電源供給を
受けている。通常電力モードで呼出信号検出部30が着
呼(CI信号)を検出した場合、主制御部1はベル信号
(IR信号)に基づいて付属電話機TELの鳴動回数を
計数し、例えば4回鳴動したとき、CMLリレーRを閉
状態に切換えて、着信を開始する。
【0018】通常電力モード時のファクシミリ装置F
は、省エネタイマ12をリセットし(S100)、操作
部8のいずれかのキー操作があれば(S101)、操作
されたキーが省エネキー8Aであるか判別する(S10
2)。省エネキー8Aの操作であった場合、以下に説明
する低電力モードへの切換を実行し、省エネキー8Aの
操作でない場合、そのキー操作に応じた各種の処理を実
行する(S103)。また、キー操作がなく(S10
1)、省エネタイマ12が予め設定された時間を超えた
場合(S104)、以下に説明する低電力モードへの切
換を実行する。
【0019】通常電力モードから低電力モードへの切換
時、ファクシミリ装置Fは、メイン電源13Aから主制
御部1を含むすべての回路への電力供給を停止し(S1
05)、その後、サブ電源13Bから主制御部1へ必要
最小限の電源供給が開始され、スリープ状態となる(S
106)。スリープ状態時、NCU3、省エネランプ7
A、PCインタフェイス11に対して必要最小限の電源
供給が行われる。このとき、省エネランプ7Aが点灯ま
たは点滅するので、ユーザーはスリープ状態であること
を認識できる。
【0020】低電力モード時に発呼を受けた場合、呼出
信号検出部30が着呼(CI信号)を検出し(S10
7)、スリープ解除信号発生部32より主制御部1にス
リープ解除信号が送出される。また、付属電話機TEL
の受話器が取られた(フックオフ)ことをフック検出部
OHが検出したとき、または、省エネ解除キー8Bが操
作されたとき、スリープ解除信号発生部32から主制御
部1にスリープ解除信号が送出される。
【0021】スリープ解除信号を受けた主制御部1は低
電力モードの解除を開始し(S108)、通常電力モー
ドに復帰させる。主制御部1は、サブ電源13Bによる
電源供給を中止し、メイン電源13Aによる主制御部1
を含む全ての回路への電源供給を開始し、主制御部1以
外の全ての回路を初期化する。このとき、省エネランプ
7Aの点灯または点滅は解除される。
【0022】着呼(CI信号)によってスリープ解除が
行われた場合、付属電話機TELは電話回線Lと接続さ
れているため、鳴動する。付属電話機TELの鳴動は、
呼出信号検出部30で検出される。主制御部1は、設定
値(本実施の形態では4回)に達するまで(S10
9)、鳴動回数を計数する(S110)。設定値に達し
た場合(S109)、リレーR1を開状態に切換える
(S111)。リレーR1を開状態にして、付属電話機
TELを電話回線Lから切り離すことにより、鳴動は停
止する。このときの付属電話TELの鳴動回数は、通常
電力モード作動時と同じ鳴動回数(本実施の形態では4
回)である。また、電話回線Lと切り離されているた
め、付属電話機TELによる通話は行えない。
【0023】付属電話機TELの電話回線Lからの切り
離しと並行して、周辺回路への電力供給の再開及び周辺
回路の初期化が行われる。主制御部1は、通常電力モー
ドへの復帰が完了した場合(S112)、CMLリレー
Rを閉状態に切換え(S113)、着信を行う。CML
リレーRが閉状態の場合、主制御部1はモデム2を介し
て電話回線Lに接続され、例えばファクシミリ通信が行
われる。本実施の形態では、復帰が完了すると同時に着
信が開始される。リレーR1は着信開始後又は着信終了
後に閉じられる。
【0024】
【発明の効果】本発明の通信端末装置によれば、着信に
よる低電力モードの解除中に、付属電話機が電話回線か
ら切り離されるため、鳴動は途中で停止する。低電力モ
ードの解除中に付属電話機が鳴動し続けることを防止で
きる。また、付属電話機を電話回線から切り離すことに
より、解除中の付属電話機による通話は行えない。従来
のように、低電力モードの解除中に付属電話機の受話器
を取り、解除完了後に着信が開始され、通話が途中で切
断されることはない。
【0025】また、本発明の通信端末装置によれば、鳴
動回数が設定値に達した場合に付属電話機を電話回線か
ら切り離す。設定値を、通常電力モード時の着呼から着
信開始までの鳴動回数と同じ回数に設定することによ
り、低電力モード時と通常電力モード時との鳴動回数を
同一にすることができる。従来のように設定回数以上鳴
動することはなく、装置が故障した等の誤解を生じさせ
ることはない。
【0026】また、本発明の通信端末装置によれば、通
常電力モードへの復帰完了後に着信が開始されるため、
従来のように復帰完了後に鳴動回数を計数する場合より
早く着信を開始することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信端末装置の要部構成の一例を示す
図である。
【図2】図1に示す主制御部、モデム、NCU及び付属
電話機部分の構成を示す図である。
【図3】本発明の通信端末装置の基本動作の一例につい
て説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
F ファクシミリ装置(通信端末装置) 1 主制御部 30 呼出信号検出部 TEL 付属電話機 L 電話回線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話機を備え、消費電力を低減させる低
    電力作動状態への切換及び着呼による該低電力作動状態
    の解除が可能な通信端末装置において、 前記低電力作動状態の解除中に、前記電話機を電話回線
    から切り離す接続制御手段を備えたことを特徴とする通
    信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記接続制御手段は、 前記電話機の鳴動回数を計数する手段を備え、鳴動回数
    が所定回数に達した場合に前記電話機を電話回線から切
    り離すべくなしてあることを特徴とする請求項1記載の
    通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記解除が完了した後、着信を開始すべ
    くなしてあることを特徴とする請求項1又は2記載の通
    信端末装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015046766A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 ファクシミリ装置
US9041983B2 (en) 2013-08-28 2015-05-26 Kyocera Document Solutions Inc. Facsimile device performing off-hook in preset specified number of rings without ring apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015046766A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 ファクシミリ装置
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