JPH09167541A - 薄型スイッチおよびスイッチ付表示パネル - Google Patents

薄型スイッチおよびスイッチ付表示パネル

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JPH09167541A
JPH09167541A JP34863995A JP34863995A JPH09167541A JP H09167541 A JPH09167541 A JP H09167541A JP 34863995 A JP34863995 A JP 34863995A JP 34863995 A JP34863995 A JP 34863995A JP H09167541 A JPH09167541 A JP H09167541A
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switch
touch panel
touch
thin
panel
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JP34863995A
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Inventor
Akito Okamoto
炳人 岡本
Toshihiro Fujita
俊弘 藤田
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Idec Izumi Corp
Original Assignee
Idec Izumi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タッチパネルの極めて薄型化が可能であると
いう特長を生かしつつストローク感およびクリック感を
得ることができ、しかもスイッチ操作部の数、大きさ、
配置等の自由度が大きい薄型スイッチおよびスイッチ付
表示パネルを提供する。 【解決手段】 このスイッチ付表示パネルは、情報表示
機能を有する表示パネル2の上方近傍に薄型スイッチ5
0を配置した構造をしている。薄型スイッチ50は、タ
ッチ面4bの裏側近傍に1以上のスイッチ部4aを有し
ていてそれを押し込みストロークがほぼ0で操作可能な
抵抗膜式のタッチパネル4と、このタッチパネル4の少
なくとも一つのスイッチ部4aが操作されたことに応答
して、そのタッチ面4bを含むタッチパネル4全体をタ
ッチ面4bにほぼ平行に急速に移動させるソレノイド3
8と、このタッチパネル4に復帰力を与えるばね36と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばFA(フ
ァクトリーオートメーション)機器、自動販売機、自動
券売機、情報機器、家庭電気製品、医療用の操作機器等
に用いられる薄型スイッチおよびそれを用いたスイッチ
付表示パネルに関する。
【0002】
【先行技術】薄型スイッチの典型的なものにタッチパネ
ルがある。タッチパネルは、要約すれば、人がタッチす
るタッチ面の表ないし裏近傍に1以上のスイッチ部を有
していてそれを押し込みストロークがほぼ0で、即ち触
れるか軽く押す程度で操作可能なパネル状のスイッチと
言うことができる。
【0003】情報表示機能を有する表示パネル上にこの
ようなタッチパネルを重ねた構造のスイッチ付表示パネ
ルが従来から提案されているが(例えば実開昭61−7
23号公報参照)、タッチパネルは極めて薄型化が可能
であるけれどもスイッチ部の押し込みストロークがほぼ
0であるためスイッチ部を操作したというストローク感
(これは操作感とも呼ばれる)を得ることができないと
いう課題を有している。また、表示パネル上にスイッチ
機構を設けてストローク感を出してはいるが、表示パネ
ルの表示内容をイメージガイドで浮き上がらせなければ
ならない構造のスイッチ付表示パネルも従来から提案さ
れているが(例えば特開平6−44857号公報参
照)、これは、イメージガイドが高価でしかも画質が粗
くかつ表示内容を斜め方向から見にくい等の課題を有し
ている。そこでこれらの課題を解決した薄型スイッチお
よびそれを用いたスイッチ付表示パネルが同一出願人に
よって先に提案されている。
【0004】その一例を図19を参照して説明すると、
このスイッチ付表示パネルは、情報表示機能を有する表
示パネル2上に、薄型スイッチ32を重ねた構造をして
いる。
【0005】表示パネル2は、典型的には液晶ディスプ
レイであり、それには通常は、後述するタッチパネル4
のスイッチ部4aの下部付近に、当該スイッチ部4aの
操作によって選択される内容、例えばFAにおける制御
内容、自動券売機における行先等を表示する表示領域2
aが形成されている。そのようにすれば、所望のスイッ
チ部4aの選択・操作が容易になる。
【0006】薄型スイッチ32は、透明薄板間に外部か
ら軽く(即ちストロークがほぼ0で)押されることによ
ってオンする1以上のスイッチ部4aを設けて成る抵抗
膜式のタッチパネル4と、このタッチパネル4のスイッ
チ部4a上に設けられた1以上の操作機構部20とを備
えている。
【0007】各操作機構部20は、タッチパネル4のス
イッチ部4aを押してオンさせる上下に可動で透明の押
ボタン22と、この押ボタン22の周辺部付近に設けら
れていて押ボタン22の矢印Aで示すような上下の直線
的な動きをガイドするガイド部材24と、押ボタン22
の周辺部付近に設けられていて押ボタン22に復帰力を
与える復帰手段26とをそれぞれ備えている。
【0008】復帰手段26は、この例では、ガイド部材
24の上部に押ボタン22を取り囲むように設けられた
磁性板30と、押ボタン22の周縁部であってこの磁性
板30の下側に位置する部分に設けられていて当該磁性
板30を吸引する可動側磁石28とを備えている。可動
側磁石28は、押ボタン22の相対向する2辺または4
辺に設けられている。
【0009】このスイッチ付表示パネルにおいては、常
時は可動側磁石28が磁性板30を強く吸引しており、
押ボタン22を押し下げる場合、初めはある程度強く押
し下げないと押ボタン22は下がらないが、押ボタン2
2が少しでも下がると、可動側磁石28が磁性板30を
吸引する力は急に弱くなるので、押し下げは急に軽くな
る。これは、スナップアクションまたはクリック感とも
呼ばれており、これがあるとスイッチの操作感は一層良
好になる。押すのを止めれば、可動側磁石28が磁性板
30を吸引する力によって押ボタン22は復帰する。
【0010】このようにこのスイッチ付表示パネルは、
押ボタン22を押し込むストロークを確保することがで
きるので、従来の人が直接タッチパネルを押す構造のス
イッチ付表示パネルと違って、明確なストローク感を得
ることができる。かつ上述したようにクリック感をも得
ることができる。
【0011】しかも、スイッチにタッチパネル4を用い
ており、押ボタン22と表示パネル2との間に機械的な
スイッチ機構を設ける必要がないので、押ボタン22と
表示パネル2との間を、ストローク感を得るのに必要な
距離(例えば0.数mm〜2mm程度)だけ残して近づ
けることができる。従って、押ボタン22のすぐ近くに
表示パネル2の表示内容が表示されることになるので、
従来のイメージガイドで表示を浮き上がらせる構造のス
イッチ付表示パネルと違って、イメージガイドが不要に
なる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記先行例の薄型スイ
ッチおよびそれを用いたスイッチ付表示パネルについて
更に検討を重ねたところ、次のような点に尚改善の余地
があることが分かった。
【0013】スイッチ操作部(即ち薄型スイッチ32
内のスイッチ操作可能な部分)の数を増やす場合、タッ
チパネル4のスイッチ部4aの数は、その透明電極の交
差部の数を多くすることによって容易に増やすことがで
きるけれども、それに対応するように押ボタン22の数
を増やすためには操作機構部20そのものの数を増やさ
なければならず、そのためには部品点数および組立工数
等が増大する。従って、スイッチ操作部の数を増やすの
は簡単ではない。
【0014】薄型スイッチ32を組み立てた後にスイ
ッチ操作部の数、大きさ、配置等を変更しようとして
も、タッチパネル4のスイッチ部4aの数、大きさ、配
置等は、その透明電極のどの交差部をスイッチ部4aと
して選ぶかによって比較的自由に変更することができる
けれども、それに対応するように押ボタン22の数、大
きさ、配置等を変更するためには操作機構部20そのも
のの数、大きさ、配置等を変更しなければならず、これ
を薄型スイッチ32の組立後に行うことはできない。従
って、薄型スイッチ32を組み立てた後にスイッチ操作
部の数、大きさ、配置等を変更することはできない。
【0015】複数個の操作機構部20を設ける場合、
図19に示す例のようにガイド部材24を隣の操作機構
部20のそれと共通にするのが省スペース、部品点数削
減等から合理的であるが、その場合、同一の大きさの操
作機構部20を複数個並べることは容易であるけれど
も、大きさの異なる押ボタン22ひいては操作機構部2
0を自由に組み合わせて並べることは困難である。
【0016】互いに隣接する複数個の操作機構部20
の下に、それらによって選択される内容を表示する一つ
の(共通の)表示領域2aを設けることが可能であり、
そのようにすれば操作機構部および押ボタンを実質的に
大型化することができるが、その場合、隣り合う押ボタ
ン22間にガイド部材24や磁性板30が桟のような形
で存在してこれが視覚的に邪魔になるので、下の表示パ
ネル2の表示内容が見にくくなる。
【0017】そこでこの発明は、このような点を更に改
善して、タッチパネルの極めて薄型化が可能であるとい
う特長を生かしつつストローク感およびクリック感を得
ることができ、しかもスイッチ操作部の数、大きさ、配
置等の自由度が大きい薄型スイッチおよびそれを用いた
スイッチ付表示パネルを提供することを主たる目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明の薄型スイッチ
は、タッチ面の表ないし裏近傍に1以上のスイッチ部を
有していてそれを押し込みストロークがほぼ0で操作可
能なタッチパネルと、このタッチパネルの少なくとも一
つのスイッチ部が操作されたことに応答して、当該タッ
チパネルの少なくともタッチ面をその面にほぼ平行に急
速に移動させる駆動手段と、このタッチパネルの少なく
ともタッチ面に復帰力を与える復帰手段とを備えること
を特徴とする。
【0019】また、この発明のスイッチ付表示パネル
は、情報表示機能を有する表示パネルと、この表示パネ
ルの上方近傍に配置されたものであって、タッチ面の表
ないし裏近傍に1以上のスイッチ部を有していてそれを
押し込みストロークがほぼ0で操作可能な透明または半
透明のタッチパネルと、このタッチパネルの少なくとも
一つのスイッチ部が操作されたことに応答して、当該タ
ッチパネルの少なくともタッチ面をその面にほぼ平行に
急速に移動させる駆動手段と、このタッチパネルの少な
くともタッチ面に復帰力を与える復帰手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0020】タッチ面とは、タッチパネルの人がタッチ
する面のことである。タッチ面の表ないし裏近傍とは、
タッチ面の表面そのもの、タッチ面の表近傍またはタッ
チ面の裏近傍のいずれでも良いことを意味する。スイッ
チ部の操作とは、スイッチ部の状態を変化させることを
意味し、典型的にはオンさせることである。
【0021】上記薄型スイッチによれば、そのタッチパ
ネルのスイッチ部を操作すると、それに応答して、駆動
手段によって当該タッチパネルの少なくともタッチ面が
その面にほぼ平行に急速に移動させられ、その移動が操
作した人の指に伝わる。このとき、タッチ面が押圧方向
に下がらなくても、指先が少し動くような感じになり、
この動きによってストローク感が得られ、しかもこの動
きが急速であるのでクリック感も得られる。このように
して得られるストローク感およびクリック感は、指先の
押圧方向とタッチ面の移動方向とが一致していないとい
う意味から、疑似的と言えるかも知れないが、それでも
確かにストローク感およびクリック感を得ることができ
る。タッチパネルのスイッチ部の操作を止めると、当該
タッチパネルの少なくともタッチ面は、復帰手段によっ
て元の状態に復帰させられる。
【0022】しかもこの薄型スイッチは、先行例のよう
な押ボタンを含む操作機構部を用いておらず、人がタッ
チパネルのスイッチ部を直接操作する構造であるので、
タッチパネルが有している、スイッチ部の数、大きさ、
配置等の自由度が大きいという特長をそのまま生かすこ
とができる。
【0023】上記スイッチ付表示パネルは、実質的に
は、タッチパネルを用いた上記のような薄型スイッチを
表示パネルの上方近傍に配置した構造をしており、タッ
チパネルと表示パネルとの間を接近させることができ、
それによってタッチパネルのすぐ近くに表示パネルの表
示内容が表示されることになるので、イメージガイドが
不要になる。しかも、タッチパネルの操作時に、上記の
ような作用によってストローク感およびクリック感を得
ることができると共に、スイッチ操作部の数、大きさ、
配置等の自由度が大きい。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、抵抗膜式のタッチパネル
を備える薄型スイッチを用いたスイッチ付表示パネルの
実施例を示す平面図である。図2は、図1の線C−Cに
沿う断面図である。図3は、図1の線D−Dに沿う断面
図である。この実施例では、タッチパネル4のタッチ面
4bの裏近傍に1以上のスイッチ部4aが形成されてい
る。
【0025】主として図2を参照して、この実施例のス
イッチ付表示パネルは、ケース44内の底部に、情報表
示機能を有する表示パネル2を配置すると共に、この表
示パネル2の上方近傍に薄型スイッチ50を配置した構
造をしている。
【0026】表示パネル2は、要は情報表示機能を有し
ておれば良く、表示する情報が固定情報であるか可変情
報であるか、自発光であるか否か、バックライト等を有
しているか否か、等は問わない。例えば、この表示パネ
ル2は、典型的には液晶ディスプレイであるが、その
他、EL(エレクトロルミネッセント)ディスプレイ、
プラズマディスプレイ、CRT、LEDアレイ、情報を
表示する記銘板や液晶シャッターとそれを照らす発光体
や反射板とを組み合わせたもの、更には情報を記載した
単なるシートやプレート等でも良い。この内、液晶ディ
スプレイは、比較的安価であり、しかも後述するタッチ
パネル4のスイッチ部4aの数、大きさ、配置等の設定
・変更に容易に対応することができる。
【0027】表示パネル2が例えばシートやプレート等
のように極く薄いものの場合は、それをタッチパネル4
の裏面に取り付けて、タッチパネル4と一緒にこの表示
パネル2を移動させるようにしても良い。
【0028】ケース44の構造は、表示パネル2の種類
等に応じて適宜選定すれば良い。また、薄型スイッチ5
0用のケースと表示パネル2用のケースとを別にしても
良い。
【0029】表示パネル2には、この実施例では、薄型
スイッチ50を構成するタッチパネル4の各スイッチ部
4aの下部付近に、当該スイッチ部4aの操作によって
選択される内容を表示する表示領域2aがそれぞれ形成
されている。従って、所望のスイッチ部4aの選択・操
作が容易になる。
【0030】薄型スイッチ50は、この実施例では、抵
抗膜式のタッチパネル4と、このタッチパネルの4の少
なくとも一つのスイッチ部4aが操作されたことに応答
して、表面のタッチ面4bを含むタッチパネル4全体
を、矢印Bのようにタッチ面4bにほぼ平行に(換言す
れば表示パネル2の表面にほぼ平行に)急速に移動させ
る駆動手段を構成するソレノイド38と、このタッチ面
4bを含むタッチパネル4全体に弾性的な復帰力を与え
る復帰手段を構成するばね36とを備えている。もっと
も、真に移動させる必要があるのはタッチ面4bである
が、この例ではタッチパネル4の表面が即ちタッチ面4
bであるので、タッチパネル4全体を移動させることに
しているだけであり、タッチパネル全体を移動させると
いうのは必須ではない。
【0031】タッチパネル4は、硬質基板の表面近傍
に、外部から軽く(即ちストロークがほぼ0で)押され
ることによってオンする1以上のスイッチ部4aを設け
て成り、しかもこの例では全体が透明または半透明であ
る。より具体例を示せば、例えば図4に示す例のよう
に、タッチパネル4は、上面に透明電極8が形成された
透明の硬質基板6上に、複数の開口部12を有する透明
薄板10を重ね、更にその上に、下面に透明電極18が
形成された透明薄板16を重ねて成る。透明電極8およ
び18は、互いに直交する複数のストライプ状の電極の
場合もあるし、一方の電極、例えば透明電極18が複数
の電極であり、他方の電極、例えば透明電極8が共通電
極の場合もある。透明薄板16は、薄板だから可撓性が
ある。
【0032】下に硬質基板6を用いているのは、タッチ
パネル4全体を表示パネル2から浮かせているのでその
平板形状を保つためである。この硬質基板6は、例えば
透明アクリル板、透明ガラス板等から成る。もっとも、
透明シートを用いて形成した比較的柔らかいタッチパネ
ルを、他の硬質の基板上(この例の場合は透明の硬質基
板上)に重ねても良い。また、タッチパネル4専用の硬
質基板を設ける代わりに、表示パネル2を硬質かつ水平
移動可能のものにして、この表示パネル2に上記硬質基
板を兼ねさせても良い。
【0033】このタッチパネル4では、その表面が、よ
り具体的にはその透明薄板16の表面が、人がタッチす
るタッチ面4bであり、その裏側近傍にある各開口部1
2の部分にスイッチ部4aが形成されており、透明薄板
16側から所望の開口部12の部分を軽く押すと、押さ
れた部分の透明薄板16および透明電極18が撓んで、
その透明電極18は開口部12を通して下の透明電極8
と接触して電気的にオンする。但し、各スイッチ部4a
の大きさ、形状、位置、数等は任意であり、また、小さ
なスイッチ部4aを複数個まとめて(即ち電気的に並列
接続して)一つのスイッチ部として使用する場合もあ
る。
【0034】再び図2等を参照して、ケース44の周縁
部46内に凹部48が形成されており、そこに、タッチ
パネル4の周縁部が、上記矢印B方向およびその逆方向
に摺動自在に嵌め込まれている。タッチパネル4には通
常使用状態では大きな押圧力は加えられないので、上記
凹部48にブッシュのような軸受的なものを特に設けな
くても、タッチパネル4をソレノイド38によって容易
に移動させることができる。また、必要に応じて、摺動
部を、例えばタッチパネル4の周縁部の凹部48との摺
動部を、フッ素樹脂、ポリブチレンテレフタレート(P
BT)等の摺動性に富む樹脂等で形成しても良く、その
ようにすれば、タッチパネル4をより少ない力で移動さ
せることができる。ケース44は通常はABS樹脂等で
形成されるが、これと上記フッ素樹脂やPBTとの間の
摺動抵抗は非常に小さい。
【0035】ソレノイド38は、この例では、ケース4
4の矢印B方向側の周縁部46内の左右付近に2個設け
ている。そのようにすれば、タッチパネル4をバランス
良く移動させることができる。ただし、ソレノイド38
の数、配置等はこの例のようなものに限らない。例え
ば、タッチパネル4の中央線上にソレノイド38を1個
設けても良く、要はタッチパネル4をバンラス良く移動
させることができれば良い。各ソレノイド38は、公知
の構造のものであり、プランジャー40(図2参照)
と、それを引き込むコイル等を有している。
【0036】この例ではタッチパネル4のソレノイド3
8側の端面に端板34を取り付け、この端板34にソレ
ノイド38のプランジャー40を接続し、端板34を介
してタッチパネル4をソレノイド38によって矢印B方
向に急速に移動させるようにしている。このようにして
タッチパネル4を移動させる距離(ストローク)は、こ
の例では例えば0.5mm〜1mm程度に設定してお
り、この程度でも十分なストローク感を得ることができ
る。
【0037】各ソレノイド38と端板34との間に、こ
の例ではプランジャー40の露出部を取り巻くように、
前述したばね36をそれぞれ設けている。各ばね36
は、この例では圧縮コイルばねであり、これによってタ
ッチパネル4に矢印Bと逆向きの復帰力を与える。復帰
時のタッチパネル4は、この例では、ケース44の底面
からの突起部42と上記端板34との当接によって位置
決めされる。ただし、復帰時のタッチパネル4は、これ
以外の手段によって位置決めしても良い。例えば、タッ
チパネル4のソレノイド38とは反対側の端面をケース
44の凹部48の壁面に当接させること、等によって位
置決めしても良い。
【0038】ばね36の形状、数、配置等は上記例のよ
うなものに限らない。例えば、ばね36を、ソレノイド
38の側方に配置しても良い。その場合は、ばね36を
例えば山形をした板ばねにしても良い。また、ばね36
を引張りコイルばねとして、それを、タッチパネル4の
ソレノイド38とは反対側の端面部に配置しても良い。
また、復帰手段は、ばね以外のもの、例えば、永久磁石
同士の吸引力または反発力、あるいは永久磁石と強磁性
材間の吸引力を利用するもの、等で構成しても良い。こ
れらのことは、後述する他の実施例においても同様であ
る。
【0039】各ソレノイド38を電気的に駆動(励磁)
する駆動回路の一例を図5に示す。
【0040】タッチパネル4は、この例ではm行の透明
電極8と、n列の透明電極18とを有しており(m、n
は1以上の整数)、それらの各交点が前述したスイッチ
部4aである。これらの各透明電極8、18は、押圧操
作の行われたスイッチ部4aを特定する外部の回路(図
示省略)へ接続するために引き出されると共に、検出回
路52に接続されている。
【0041】検出回路52は、タッチパネル4の少なく
とも一つのスイッチ部4aが操作されたことを検出し
て、当該スイッチ部4aが操作されている間ずっと所定
レベルの、例えば高レベルの検出信号Sを出力する。こ
の検出回路52は、例えば、1〜m行の透明電極8が入
力部に接続された第1のオア回路と、1〜n列の透明電
極18が入力部に接続された第2のオア回路と、両オア
回路からの出力のアンドを求めるアンド回路とを用いる
等して、公知の技術で構成することができる。
【0042】この検出回路52からの検出信号Sは、必
要に応じて増幅回路56によって適当に増幅されて、各
ソレノイド38に一括して、それの直流の励磁電流とし
て供給される。検出回路52と増幅回路56との間に、
検出信号Sをわずかに遅延させる遅延回路54を設けて
も良く、その理由については後述する。
【0043】この検出回路52および増幅回路56は
(遅延回路54を設ける場合はそれも)、前述したケー
ス44内に収納する等してこの実施例の薄型スイッチ5
0に付属させても良いし、そのようにせずに、この薄型
スイッチ50が接続される相手側の機器内に収納した
り、そこに設けられた回路やマイコン等を利用して構成
しても良い。後述する検出回路92および108等につ
いても同様である。
【0044】図1〜図3に示した薄型スイッチ50の動
作を説明すると、タッチパネル4の任意の一つのスイッ
チ部4aを押してそれをオンさせると、それが検出回路
52によって検出されてそこから検出信号Sが出力さ
れ、それが増幅回路56で増幅されて各ソレノイド38
に励磁電流が供給され、各ソレノイド38が、ばね36
による復帰力に抗して、タッチ面4bを含むタッチパネ
ル4全体を矢印B方向に急速に(即ち一瞬にして)所定
ストロークだけ移動させる。そしてこのタッチパネル4
の移動が操作した人の指に伝わる。このとき、タッチ面
4bが押圧方向に下がらなくても、指先が少し動くよう
な感じになり、この動きによって、タッチパネル4のス
イッチ部4aを操作したというストローク感が得られ、
しかもこの動きが急速であるのでクリック感も得られ
る。このようして得られるストローク感およびクリック
感は、指先の押圧方向とタッチ面4bの移動方向とが一
致していないという意味から、疑似的と言えるかも知れ
ないが、それでも確かにストローク感およびクリック感
を得ることができる。このようにこの薄型スイッチ50
では、ストローク感に加えてクリック感をも得ることが
できるので、スイッチ部の操作感が非常に良好になる。
【0045】タッチパネル4のスイッチ部4aを押して
それをオンさせている間は、この例では各ソレノイド3
8に励磁電流が流れ続けているので、タッチパネル4を
移動させた状態は保持されている。
【0046】タッチパネル4のスイッチ部4aの押圧操
作を止めると、当該スイッチ部4aは自力でオフし、そ
れに応答して検出回路52からの検出信号Sの出力が止
み、各ソレノイド38に供給されている励磁電流がオフ
され、各ソレノイド38によるタッチパネル4の移動状
態が解除され、タッチパネル4はばね36による復帰力
によって元の状態に復帰する。
【0047】この薄型スイッチ50は、上記のようにス
トローク感およびクリック感が得られると共に、先行例
のような押ボタン22を含む操作機構部20を用いてお
らず、人がタッチパネル4のスイッチ部4aを直接操作
する構造であるので、タッチパネル4が有している、ス
イッチ部4aの数、大きさ、配置等の自由度が大きいと
いう特長をそのまま生かすことができる。
【0048】これを先行例の前述した〜の課題に即
して説明すれば次のとおりである。
【0049】スイッチ操作部の数を増やす場合、タッ
チパネル4のスイッチ部4aの数は、その透明電極の交
差部の数を多くすることによって容易に増やすことがで
き、この薄型スイッチ50ではこのようにタッチパネル
4のスイッチ部4aの数を増やすだけで良く、先行例の
ように部品点数や組立工数等の増大を伴わないので、ス
イッチ操作部の数を簡単に増やすことができる。
【0050】薄型スイッチ50を組み立てた後にスイ
ッチ操作部の数、大きさ、配置等を変更する場合、タッ
チパネル4のスイッチ部4aの数、大きさ、配置等は、
その透明電極のどの交差部をスイッチ部4aとして選ぶ
かによって比較的自由に変更することができ、この薄型
スイッチ50ではこのようにタッチパネル4のスイッチ
部4aの数、大きさ、配置等を変更するだけで良いの
で、薄型スイッチ50を組み立てた後でもスイッチ操作
部の数、大きさ、配置等を容易に変更することができ
る。
【0051】タッチパネル4のスイッチ部4aの大き
さや配置等は、上記のように自由に選ぶことができるの
で、この薄型スイッチ50では、一つのタッチパネル4
上に、互いに大きさの異なる複数のスイッチ操作部を自
由に組み合わせて並べることができる。
【0052】タッチパネル4の複数のスイッチ部4a
を組み合わせて大型のスイッチ操作部を構成しても、こ
の薄型スイッチ50では先行例の桟のような視覚的に邪
魔になるものが存在しないので、その下の表示パネル2
の表示内容が見にくくなることもない。
【0053】このようにこの薄型スイッチ50は、スイ
ッチ操作部の数、大きさ、配置等の自由度が非常に大き
い。
【0054】更に、先行例の薄型スイッチ32の場合、
クリック感を出す操作機構部20とタッチパネル4とは
別のものであり、厳密に見れば、押ボタン22を押して
クリック感は得られているのにタッチパネル4のスイッ
チ部4aがまだオンしていないことも起こり得ることに
なるけれども、この薄型スイッチ50の場合は、タッチ
パネル4のスイッチ部4aがオンした時に初めてクリッ
ク感が出るので、クリック感が得られているのにタッチ
パネル4のスイッチ部4aがオンしていないという誤動
作が起こる可能性は全くない。従って信頼性が非常に高
い。
【0055】また、先行例の薄型スイッチ32の場合、
各押ボタン22の周囲には隙間が存在し、その隙間から
水滴や塵埃が中に入るのを防いで防水・防塵構造にする
ためには、並設された複数の操作機構部20の上面の全
体を、可撓性を有していて少なくとも押ボタン22のス
トローク分だけ撓むことができる透明の薄いシートで覆
うのが一番簡単であるが、この薄型スイッチ50の場合
はそれよりも更に簡単に防水・防塵構造を実現すること
ができる。即ち、この薄型スイッチ50の場合は、タッ
チパネル4は穴や隙間がなく元々防水・防塵機能を有し
ており、問題はその周縁部とケース44の周縁部46と
の間の隙間だけである。そこでこの隙間に、例えば図6
に示す例のように、例えばシリコーンゴム等から成り可
撓性を有する台形状のパッキン68を設けてそこを密閉
すれば良い。このパッキン68は、少なくともタッチパ
ネル4のストローク分、例えば前述したように0.5m
m〜1mm程度撓むことができれば良いので、実際上は
非常に薄くかつ小さいもので良い。このようなパッキン
68を設けることによって非常に簡単に、薄型スイッチ
50全体を防水・防塵構造にすることができる。
【0056】なお、前述したように(図5参照)、検出
回路52と増幅回路56やソレノイド38との間に遅延
回路54を設けて、タッチパネル4のスイッチ部4aが
オンされてからソレノイド38がタッチパネル4を実際
に移動させるまでのタイミングをわずかに(例えば0.
2〜0.3秒程度)遅らせても良く、そのようにすれ
ば、操作する人がスイッチ部4aをある程度押してから
タッチパネル4が急速に移動させられることになるの
で、操作する人にストローク感およびクリック感を一層
効果的に伝えることができる。
【0057】また、図5の検出回路52と増幅回路56
(または遅延回路54を設ける場合はそれ)との間に、
検出信号Sが出力されたことに応答してパルス信号を1
パルス出力するワンショット回路(例えば単安定マルチ
バイブレータ等)を挿入して、検出信号Sが出力される
最初の瞬間だけソレノイド38をパルス的に励磁して、
それ以降はタッチパネル4のスイッチ部4aを人が押し
続けてもソレノイド38に励磁電流が流れないようにし
ても良い。そのようにしても、タッチパネル4が瞬間的
に移動させられることに変わりはないので、操作する人
にストローク感およびクリック感を与えることができ
る。しかもこのようにすれば、ソレノイド38をパルス
電流で励磁するので、タッチパネル4のスイッチ部4a
がオンされている間ずっとソレノイド38を励磁し続け
る場合に比べて省電力化を図ることができる。また、上
記のようにソレノイド38を単なるパルス電流で励磁す
る代わりに、検出信号Sが出力される最初の瞬間は大き
い値のパルス電流で励磁し、その後はそれよりも小さい
(例えば数分の1ないし十分の一程度の)電流でソレノ
イド38を励磁し続けるようにしても良い。
【0058】タッチパネル4を急速に移動させる駆動手
段は、上記ソレノイド38以外の手段によって構成して
も良い。例えば、タッチパネル4に接続された強磁性
材と、それを吸引する電磁石とで構成しても良いし、
圧電体を利用した圧電アクチュエータで構成しても良
い。このことは、後述する他の実施例においても同様で
ある。また、これらの電磁石または圧電アクチュエータ
の電気的な駆動回路は、ソレノイド38の場合と同様で
あるので(例えば図5参照)、以下の例ではその重複説
明を省略する。
【0059】図7は、駆動手段に電磁石58を用いた例
を示す。この例では、タッチパネル4の端面に、鉄板等
の強磁性材64を取り付けており、それを、鉄心60に
コイル62を巻いて成る電磁石58で吸引して、タッチ
パネル4を矢印B方向に急速に移動させるよう構成して
いる。強磁性材64は、前述した端板34に取り付けて
も良いし、端板34を省略してこの強磁性材64に端板
を兼ねさせても良い。
【0060】図8および図9は、駆動手段に積層型の圧
電アクチュエータ80を用いた例を示す。
【0061】図8の例では、タッチパネル4の端面とケ
ース44との間に二つの圧電アクチュエータ80を配置
しており、両圧電アクチュエータ80の両端の電極(図
示省略)間に所定の電圧を印加すると、両圧電アクチュ
エータ80は矢印Eに示すように所定の寸法だけ瞬間的
に伸び、それによってタッチパネル4を矢印B方向に急
速に移動させることができる。この圧電アクチュエータ
80が伸びる寸法がタッチパネル4のストロークにな
り、それは圧電アクチュエータ80における積層数を多
くすることによって大きくすることができる。圧電アク
チュエータ80の反対側には、復帰手段を構成するばね
36を設けている。このばね36の形状、数、配置等が
図示例のものに限定されないのは、前述のとおりであ
る。
【0062】図9は、圧電アクチュエータ80のストロ
ークをテコ79を用いて拡大する場合の例を示す。81
は支点である。この場合、圧電アクチュエータ80の両
端の電極間に上記とは逆極性の電圧を印加すると、圧電
アクチュエータ80は矢印Fに示すように瞬間的に縮
み、それがテコ79で拡大され、タッチパネル4をより
大きなストロークで矢印B方向に急速に移動させること
ができる。
【0063】圧電アクチュエータは一般的に電気−機械
の変換効率が高いので、上記例のように圧電アクチュエ
ータ80を用いれば、ソレノイド38や電磁石58を用
いる場合に比べて省電力化を図ることができる。
【0064】次に、パルス電流駆動方式の駆動手段を備
える実施例を図10〜図12を参照して説明する。
【0065】この実施例では、図10に示すように、タ
ッチパネル4の端面部に、電磁石58に隙間をあけて対
向するように永久磁石66を取り付けている。この電磁
石58を駆動する駆動回路は、図11および図12を参
照して、タッチパネル4の少なくとも一つのスイッチ部
4aが操作されたことを検出して当該スイッチ部4aが
操作されている間ずっと高レベルの検出信号Sを出力す
る前述したような検出回路52と、この検出信号Sの立
上りを検出する立上り検出回路72と、その検出に応答
して、電磁石58を永久磁石66と逆極性に励磁する
(図10参照)パルス電流(例えば正パルス電流)を1
個出力するワンショット回路76と、検出信号Sの立下
りを検出する立下り検出回路74と、その検出に応答し
て、電磁石58を永久磁石66と同極性に励磁するパル
ス電流(例えば負パルス電流)を1個出力するワンショ
ット回路78とを備えている。ワンショット回路76お
よび78は、例えば単安定マルチバイブレータである。
遅延回路54については後述する。図12中に、このよ
うにして各電磁石58に供給されるパルス電流PSの波
形の一例を示す。
【0066】この実施例の動作を説明すると、常時は、
タッチパネル4は前述したばね36等の復帰手段によっ
て、永久磁石66が電磁石58の鉄心60を吸引する力
に抗して押し戻されて、タッチパネル4のどれか一つの
スイッチ部4aを押してそれをオンさせると、それが検
出回路52によって検出されてそこから検出信号Sが出
力され、その出力の瞬間にワンショット回路76からパ
ルス電流が1パルス出力されて電磁石58が永久磁石6
6と逆極性に励磁され、永久磁石66およびそれに結合
されたタッチパネル4をばね36等の復帰手段の復帰力
に抗して一瞬にして吸引する。電磁石58が永久磁石6
6を吸引すると、電磁石58の励磁電流がなくなって
も、今度は永久磁石66が電磁石58の鉄心60を吸引
するので、吸引状態はそのまま保持される。
【0067】タッチパネル4のスイッチ部4aの押圧操
作を止めると、当該スイッチ部4aは自力でオフし、そ
れに応答して検出回路52からの検出信号が止み、その
瞬間にワンショット回路78から上記とは逆極性のパル
ス電流が1パルス出力されて電磁石58が永久磁石66
と同極性に励磁され、それらの間の反発力とばね36等
の復帰手段による復帰力とが加算されて、タッチパネル
4は元の状態に復帰する。
【0068】このようにこの実施例では、電磁石58を
パルス電流で駆動するので、タッチパネル4のスイッチ
部4aがオンされている間ずっと電磁石58を励磁し続
けている場合に比べて、省電力化を図ることができる。
【0069】この実施例においても、先の実施例の場合
と同様、例えば立上り検出回路72とワンショット回路
76との間に前述したような遅延回路54を挿入して、
タッチパネル4の吸引のタイミングをわずかに遅らせる
ようにしても良い。
【0070】なお、タッチパネル4は、上記各実施例の
場合は、下に配置した表示パネル2と組み合わせるため
に前述したように透明のものとしたが、表示パネル2の
表示内容等によっては、必ずしも透明である必要はな
く、半透明であっても良く、要は下の表示パネル2から
の光が透過できれば良い。
【0071】また、上記薄型スイッチ50は、表示パネ
ル2上に重ねずに使用することもでき、例えば薄型スイ
ッチ50を表示パネル2とは別個に単独で、あるいは他
の機器等と組み合わせて使用することもでき、その場合
は、下の表示パネル2からの光を透過させる必要はない
ので、タッチパネル4は透明または半透明である必要は
なく、不透明でも良い。その場合、スイッチ部4aの識
別等のために、必要に応じて、タッチパネル4の表面に
文字や記号等を記入、刻印、貼付する等しても良い。後
述する他の実施例においても同様である。
【0072】ところで、タッチパネルは、上記のような
抵抗膜式のタッチパネル4の他に、発光素子から出た光
が受光素子に入るのを断続または減衰させる光電式のタ
ッチパネル、または、超音波発振素子から出た超音波が
受振素子に入るのを断続または減衰させる超音波式のタ
ッチパネル、その他静電容量式等のでも良い。そこで次
に、光電式のタッチパネルまたは超音波式のタッチパネ
ルを用いた実施例を説明する。但し、先の実施例と同様
の部分は重複説明を省略し、先の実施例との相違点を主
体に説明する。
【0073】図13は、タッチパネル114が光電式の
場合の例を部分的に示す断面図であり、タッチパネル1
14より下の部分は先の実施例と同様であるのでここで
は図示を省略している。この実施例では、タッチパネル
114のタッチ面114bの表近傍に1以上のスイッチ
部114aが形成されている。
【0074】タッチパネル114は、図14も参照し
て、光86を出力する複数の発光素子84および当該光
86を受けてそれを電気信号に変換する複数の受光素子
90をケース44の周縁部46内に縦横に相対向させて
配置し、硬質基板82の表面近傍の空間に、マトリック
ス状の光路88を形成した構成をしている。二つの光路
88の交点付近が、それぞれスイッチ部114aとなっ
ている。マトリックス配置する光路88の数は、m×n
(m、nは1以上の整数)で任意である。
【0075】硬質基板82は、例えば透明または半透明
のガラス板またはアクリル板である。各発光素子84
は、例えばLED、半導体レーザ等である。各受光素子
90は、例えばホトダイオード、ホトトランジスタ等で
ある。
【0076】各発光素子84から出力する光86は、赤
外光が人目に付かないので好ましいが、もちろん可視光
でも良い。また、各発光素子84を発光させる方式は、
常時発光させておく方式でも良いし、マイコン等を利用
して順番に発光させる方式(これは順次発光方式または
スキャニング方式とも呼ばれる)でも良い。このマイコ
ン等は、例えば、次に説明する検出回路92を構成する
ものと兼用しても良い。
【0077】縦横の各受光素子90には、この例では図
14に示すように、各受光素子90からの信号に応答し
て、光量の低下した光路88の交点の位置(座標)を検
出する、即ち操作の行われたスイッチ部114aを特定
してその位置を表す位置信号Pを出力する機能と、少な
くとも一つのスイッチ部114aが操作されたことを検
出して前述したような検出信号Sを出力する機能とを有
する検出回路92が接続されている。遅延回路54以降
は前述した実施例の場合と同様であり、その作用等の説
明は省略する。
【0078】この実施例では、硬質基板82の表面が、
人がタッチするタッチ面114bになっており、このタ
ッチ面114bを形成する硬質基板82を前述したソレ
ノイド38等の駆動手段によって急速に移動させる。即
ち、タッチ面114bに指でタッチして光路88を指で
遮って任意のスイッチ部114aを操作すると、それが
検出回路92によって検出され、ソレノイド38等の駆
動手段によって前記と同様にして、硬質基板82が一瞬
にして矢印B方向に移動させられる。これによってスト
ローク感およびクリック感が得られる。
【0079】この光電式のタッチパネル114の場合
は、厳密に見ると、指が硬質基板82の表面のタッチ面
114bに触れる少し前に光路88を遮ってスイッチ部
114aを操作することになるので、前述した遅延回路
54を設けて、硬質基板82の移動のタイミングを少し
遅らせるのが好ましく、そのようにすれば、指がタッチ
面114bに触れて触感を得た後にストローク感および
クリック感が得られるので、操作感が一層良好になる。
【0080】図15は、タッチパネル124が超音波式
の場合の例を部分的に示す断面図であり、タッチパネル
124より下の部分は先の実施例の場合と同様であるの
でここでは図示を省略している。この実施例では、タッ
チパネル124のタッチ面124bの表面そのものに1
以上のスイッチ部124aが形成されている。
【0081】このタッチパネル124は、例えば米国特
許第5,177,327号に記載されているタッチパネ
ルと同様の技術思想に基づくものである。
【0082】即ちこのタッチパネル124は、図16も
参照して、超音波100を出力する複数の発振素子96
および当該超音波100を受けてそれを電気信号に変換
する複数の受振素子106を硬質基板94の周縁部の表
面に縦横に相対向させて配置し、硬質基板94の表面
に、マトリックス状の超音波経路102を形成した構成
をしている。二つの超音波経路102の交点付近が、そ
れぞれスイッチ部124aとなっている。この場合、超
音波100は指向性が極めて高いから、一つの超音波経
路102を伝播する超音波100が隣の超音波経路10
2に入って干渉する恐れは通常はない。マトリックス配
置する超音波経路102の数は、m×n(m、nは1以
上の整数)で任意である。
【0083】硬質基板94は、例えば透明または半透明
のガラス基板である。
【0084】超音波100は、この例では弾性表面波で
あり、発振素子96からの超音波100は導波路98を
経由して基板94の表面に導かれ、かつ基板94の表面
の超音波100は導波路104を経由して受振素子10
6に導かれる。各発振素子96および各受振素子106
は、例えば圧電振動子である。これらは、この実施例で
はケース44の周縁部46内の空間部に納めている。
【0085】縦横の各受振素子106には、この例では
図16に示すように、各受振素子106からの信号に応
答して、超音波100が減衰した超音波経路102の交
点の位置(座標)を検出する、即ち操作の行われたスイ
ッチ部124aを特定してその位置を表す位置信号Pを
出力する機能と、少なくとも一つのスイッチ部124a
が操作されたことを検出して前述したような検出信号S
を出力する機能とを有する検出回路108が接続されて
いる。遅延回路54以降は前述した実施例の場合と同様
であり、その作用等の説明は省力する。
【0086】この実施例では、硬質基板94の表面が、
人がタッチするタッチ面124bになっており、この硬
質基板94を含むタッチパネル124全体を前述したソ
レノイド38等の駆動手段によって急速に移動させる。
即ち、タッチ面124bに指でタッチして超音波100
を指で吸収して任意のスイッチ部114aを操作する
と、それが検出回路108によって検出され、ソレノイ
ド38等の駆動手段によって前記と同様にして、タッチ
面124bを含むタッチパネル124が一瞬にして矢印
B方向に移動させられる。これによってストローク感お
よびクリック感が得られる。
【0087】超音波100として、上記のような弾性表
面波の代わりに、硬質基板94の内部を伝播するねじれ
波を利用しても良い。その場合、硬質基板94の相対向
する端面に発振素子96および受振素子106を取り付
ける。この方式は内面導波形とも呼ばれている。この方
式の場合は、硬質基板94の表面のタッチ面124bの
裏近傍に1以上の前述したようなスイッチ部124aが
形成されていると考えることができる。
【0088】なお、タッチパネルのタッチ面4b、11
4b、124bを駆動手段によって移動させる方向は、
前述した矢印B方向に限られるものではなく、図17中
に矢印で示すように、タッチ面4b、114b、124
bにほぼ平行でありさえすれば、上下、左右、斜めのど
の方向でも良い。もっとも、タッチ面4b、114b、
124bを急速に移動させることによって得られるスト
ローク感およびクリック感は前述したように疑似的とも
言えるものであるので、操作する人の指先の向く方向
に、例えば図1の下側が操作する人側である場合は矢印
B方向に移動させるのが好ましく、そのようにすれば、
操作する人の指先が向こう側へ引かれるような感じにな
るので、タッチ面4b、114b、124bを下に下げ
る場合により近いストローク感およびクリック感を得る
ことができる。
【0089】また、上述した各方式のタッチパネルの表
面に、例えば図18に示す例のように、それらのタッチ
パネルのスイッチ部に対応する部分に貫通穴134を有
する透明薄板132を重ねておいても良く、そのように
すれば、貫通穴134の部分に生じるわずかな段差によ
って指の位置決めが行えるので、スイッチ部への指の位
置決めが容易かつ確実になる。この透明薄板132に、
貫通穴134の代わりに、貫通はしていないけれどもそ
こが薄くなって段差を有する部分を設けておいても良
く、そのようにしても上記と同様の効果が得られる。
【0090】ところで、タッチパネルのタッチ面を上記
各実施例のようにタッチ面にほぼ平行に移動させる代わ
りに、例えば図20に示す薄型スイッチ150のよう
に、タッチ面4bを含むタッチパネル4全体を矢印Gの
ように急速に下げる(後退させる)という考えもある。
この例の場合は、タッチパネル4に鉄板等の強磁性体か
ら成る枠体70を取り付けており、それをその下方に配
置した電磁石58で所定のストロークだけ吸引する。ば
ね36は、タッチパネル4等を上方に復帰させる。しか
しこの比較例の場合は、タッチパネル4をバランス良く
上下させるためには電磁石58およびばね36をタッチ
パネル4の周縁部の少なくとも4個所に設けなければな
らず、そのぶん構造が複雑化する。また、薄型スイッチ
150の上下方向に、タッチパネル4のストローク距離
を確保すると共に電磁石58等の駆動手段を配置しなけ
ればならず、そのぶん薄型スイッチ150全体が厚くな
る。これに対して、上記各実施例の薄型スイッチ50
は、タッチパネル4等をバランス良く移動させるために
はソレノイド38等が2個あれば十分であり、そのぶん
構造が簡単になる。従ってより低コスト化を図ることが
できる。また、タッチパネル4が上下する距離を確保す
る必要がない上に、ソレノイド38等の駆動手段をタッ
チパネル4の側方に配置することができるので、そのぶ
ん薄型スイッチ50全体を薄くすることができる。従っ
て、より薄型化が望まれる利用分野により好適である。
【0091】
【発明の効果】この発明は、上記のとおり構成されてい
るので、次のような効果を奏する。
【0092】請求項1記載の薄型スイッチによれば、タ
ッチパネルに上記のような駆動手段等を組み合わせたの
で、タッチパネルのスイッチ部を操作した時に、タッチ
面が急速に移動してそれが操作した人の指先に伝わり、
このタッチ面の移動によってスイッチ部を操作したとい
うストローク感が得られ、しかもこの移動が急速である
のでクリック感も得られる。従って、タッチパネルの極
めて薄型化が可能であるという特長を生かしつつ、スト
ローク感およびクリック感を得ることができる。
【0093】しかも、この薄型スイッチは、先行例のよ
うな押ボタンを含む操作機構部を用いておらず、人がタ
ッチパネルのスイッチ部を直接操作する構造であるの
で、タッチパネルが有している、スイッチ部の数、大き
さ、配置等の自由度が大きいという特長をそのまま生か
すことができる。従って、スイッチ操作部の数、大き
さ、配置等の自由度が非常に大きい。
【0094】更に、この薄型スイッチでは、先行例の場
合と違って、タッチパネルのスイッチ部が実際に操作さ
れた時に初めてクリック感が出るので、クリック感が得
られているのにタッチパネルのスイッチ部がまだ操作さ
れていないという誤動作が起こる可能性は全くない。従
って信頼性が非常に高い。
【0095】請求項2記載のスイッチ付表示パネルは、
タッチパネルを用いた請求項1記載のような薄型スイッ
チを表示パネルの上方近傍に配置した構造をしており、
タッチパネルと表示パネルとの間を接近させることがで
き、それによってタッチパネルのすぐ近くに表示パネル
の表示内容が表示されることになるので、イメージガイ
ドが不要になる。その結果、表示パネルの表示内容を良
好な画質で見ることができる。しかも、視野角を制限す
るイメージガイドを用いていないので、表示パネルの表
示内容を斜め方向からも良く見ることができる。また、
高価なイメージガイドが不要になり、かつ複雑なスイッ
チ機構も不要で構造が簡単になるため、スイッチ付表示
パネルのコストダウンを図ることができる。
【0096】更に、請求項1記載のような薄型スイッチ
を用いているので、タッチパネルの操作時にストローク
感およびクリック感を得ることができると共に、スイッ
チ操作部の数、大きさ、配置等の自由度が非常に大きい
等の、請求項1記載の薄型スイッチと同様の効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】抵抗膜式のタッチパネルを備える薄型スイッチ
を用いたスイッチ付表示パネルの実施例を示す平面図で
ある。
【図2】図1の線C−Cに沿う断面図である。
【図3】図1の線D−Dに沿う断面図である。
【図4】抵抗膜式のタッチパネルの一例を分解して示す
断面図である。
【図5】図1および図2中のソレノイドを電気的に駆動
する回路の一例を示す図である。
【図6】防水・防塵用のパッキンを設けた例を拡大して
部分的に示す断面図である。
【図7】駆動手段に電磁石を用いた例を部分的に示す断
面図である。
【図8】駆動手段に圧電アクチュエータを用いた例を示
す平面図である。
【図9】駆動手段に圧電アクチュエータとテコを用いた
例を部分的に示す平面図である。
【図10】パルス電流駆動方式の駆動手段の例を示す図
である。
【図11】図10の場合の電磁石を電気的に駆動する回
路の一例を示す図である。
【図12】図11中の信号波形の例を示す図である。
【図13】タッチパネルが光電式の場合の例を部分的に
示す断面図であり、図1のD−D断面に相当する。
【図14】図13のタッチパネルを、ソレノイドを電気
的に駆動する回路と共に示す平面図である。
【図15】タッチパネルが超音波式の場合の例を部分的
に示す断面図であり、図1のD−D断面に相当する。
【図16】図15のタッチパネルを、ソレノイドを電気
的に駆動する回路と共に示す平面図である。
【図17】タッチ面の移動方向の例を示す平面図であ
る。
【図18】タッチパネル上に重ねる透明薄板の一例を示
す平面図である。
【図19】薄型スイッチを用いたスイッチ付表示パネル
の先行例を部分的に示す断面図である。
【図20】タッチパネルを急速に後退させる方式の薄型
スイッチを用いたスイッチ付表示パネルをこの発明に対
する比較例として示す断面図である。
【符号の説明】
2 表示パネル 4 抵抗膜式のタッチパネル 4a スイッチ部 4b タッチ面 36 ばね 38 ソレノイド 50 薄型スイッチ 52 検出回路 58 電磁石 80 圧電アクチュエータ 114 光電式のタッチパネル 114a スイッチ部 114b タッチ面 124 超音波式のタッチパネル 124a スイッチ部 124b タッチ面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タッチ面の表ないし裏近傍に1以上のス
    イッチ部を有していてそれを押し込みストロークがほぼ
    0で操作可能なタッチパネルと、このタッチパネルの少
    なくとも一つのスイッチ部が操作されたことに応答し
    て、当該タッチパネルの少なくともタッチ面をその面に
    ほぼ平行に急速に移動させる駆動手段と、このタッチパ
    ネルの少なくともタッチ面に復帰力を与える復帰手段と
    を備えることを特徴とする薄型スイッチ。
  2. 【請求項2】 情報表示機能を有する表示パネルと、こ
    の表示パネルの上方近傍に配置されたものであって、タ
    ッチ面の表ないし裏近傍に1以上のスイッチ部を有して
    いてそれを押し込みストロークがほぼ0で操作可能な透
    明または半透明のタッチパネルと、このタッチパネルの
    少なくとも一つのスイッチ部が操作されたことに応答し
    て、当該タッチパネルの少なくともタッチ面をその面に
    ほぼ平行に急速に移動させる駆動手段と、このタッチパ
    ネルの少なくともタッチ面に復帰力を与える復帰手段と
    を備えることを特徴とするスイッチ付表示パネル。
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