JP2816823B2 - 薄型スイッチおよびスイッチ付表示パネル - Google Patents
薄型スイッチおよびスイッチ付表示パネルInfo
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H13/00—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
- H01H13/70—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard
- H01H13/702—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard with contacts carried by or formed from layers in a multilayer structure, e.g. membrane switches
- H01H13/705—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard with contacts carried by or formed from layers in a multilayer structure, e.g. membrane switches characterised by construction, mounting or arrangement of operating parts, e.g. push-buttons or keys
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H2221/00—Actuators
- H01H2221/036—Return force
- H01H2221/04—Return force magnetic
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- Push-Button Switches (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Description
ァクトリーオートメーション)機器、自動販売機、自動
券売機、情報機器、家庭電気製品、医療用の操作機器等
に用いられる薄型スイッチおよびそれを用いたスイッチ
付表示パネルに関する。
ネルがある。タッチパネルは、要約すれば、1以上のス
イッチ部を有していてそれを押し込みストロークがほぼ
0で操作可能なパネル状のスイッチ、あるいは、触れる
か軽く押す程度で操作可能な1以上のスイッチ部を有す
るパネル状のスイッチと言うことができる。
透明電極をわずかなスペースをあけて対向させた抵抗膜
式(これは透明電極式とも呼ばれる。以下同じ)、発
光素子から出た光が受光素子に入るのを指などで遮断ま
たは減衰させる光電式、超音波発振素子から出た超音
波が受振素子に入るのを指などで遮断または減衰させる
超音波式、等がある。
のものであり、簡単に言えば、透明薄板間に、外部から
軽く(即ちストロークがほぼ0で)押されることよって
オンする1以上のスイッチ部を設けて成る。詳述すれば
このタッチパネル4は、上面に透明電極8が形成された
透明薄板6上に、複数の開口部12を有する透明薄板1
0を重ね、更にその上に、下面に透明電極18が形成さ
れた透明薄板16を重ねて成る。透明電極8および18
は、互いに直交する複数のストライプ状の電極の場合も
あるし、一方の電極、例えば透明電極18が複数の電極
であり、他方の電極、例えば透明電極8が共通電極の場
合もある。両透明薄板6および16は、薄板だから可撓
性がある。但し、下の透明薄板6は可撓性がなくても良
い。
成されており、この例では透明薄板16側から所望の開
口部12の部分を軽く押すと、押された部分の透明薄板
16および透明電極18が撓んで、その透明電極18は
開口部12を通して下の透明電極8と接触して電気的に
オンする。但し、各スイッチ部4aの大きさ、形状、数
等は任意であり、また、小さなスイッチ部4aを複数個
まとめて(即ち電気的に並列接続して)一つのスイッチ
部として使用する場合もある。
4に示すように、情報表示機能を有する表示パネル2上
に重ねることによって、スイッチ付表示パネルを構成す
ることができる(例えば、実開昭61−723号公報参
照)。表示パネル2は、典型的には液晶ディスプレイで
ある。
に示すように、タッチパネル4のスイッチ部4aの下部
付近に、当該スイッチ部4aの操作によって選択される
内容、例えばFAにおける制御内容、自動券売機におけ
る行先等を表示する表示領域2aが形成されている。そ
のようにすれば、所望のスイッチ部4aの選択・操作が
容易になる。
は、全体がせいぜい1mm程度の厚さであって極めて薄
型であるという利点を有している反面、スイッチ部4a
の押し込みストロークがほぼ0であるため、具体的には
0.1〜0.2mm程度と極めて小さいため、その変位
を人の指で知覚することができず、従ってスイッチ部4
aを操作したというストローク感(これは操作感とも呼
ばれる)を得ることができないという問題がある。スト
ローク感を得ることができないと、操作した人は、スイ
ッチ部4aを操作したという手応えがないことから不安
になり、スイッチ部4aが既にオンされたにも拘わら
ず、何度も、しかも必要以上に強く押圧操作することが
ある。特に手袋をして押した場合は、ストローク感を得
ることは全くできない。
ネルも、その表面等に指で触れるだけで(即ち押し込み
ストローク0で)操作するものであるため、ストローク
感を得ることはできない。
如の問題を解決するものとして、図26に示すようなス
イッチ付表示パネルが提案されている(例えば、特開平
6−44857号公報参照)。
な表示パネル2上に、より具体的にはその各表示領域2
a上に、スイッチユニット20をそれぞれ設けた構造を
している。
2と、透明の押ボタン24と、この押ボタン24によっ
て操作されるスイッチ機構26と、イメージガイド28
とを備えている。スイッチ機構26は、電気接点ならび
にこの電気接点および押ボタン24を復帰させる復帰ば
ねを有している(いずれも図示省略)。イメージガイド
28は、複数本の光ファイバを束ねて一体化したもので
あり、これによって、表示パネル2の表示内容を当該イ
メージガイド28の上面まで浮き上がらせることができ
る。このようなイメージガイド28を設けるのは、スイ
ッチ機構26を設けることによって表示パネル2の表面
と押ボタン24との間の距離が不可避的に大きくなり、
そのままでは表示パネル2の表示内容が押ボタン24の
かなり奥の方に表示されて見にくくなるのを防止するた
めである。
ボタン24の押し込みストロークをある程度確保するこ
とができるのでストローク感を得ることはできるけれど
も、機械的なスイッチ機構26を用いている関係上、ス
イッチユニット20の厚さが大きく、そのために上記理
由からイメージガイド28が必要であり、それに伴って
次のような問題がある。即ち、イメージガイド28は前
述したように複数本の光ファイバを束ねたものであり、
光ファイバの本数を多くするには限界があるため、画質
が粗く、きめ細かな表示が困難である。しかも、イメー
ジガイド28を構成する光ファイバの上端面から光は、
真上からせいぜい70度程度の範囲内にしか放出されな
いので、表示パネル2の表示内容を斜め方向から見にく
い。また、このようなイメージガイド28は高価である
ため、スイッチ付表示パネル全体も高価になる。
薄型化が可能であるという特長を生かしつつストローク
感を得ることができる薄型スイッチ、および、それを用
いることによってイメージガイドが不要でありしかもス
トローク感を得ることができるスイッチ付表示パネルを
提供することを主たる目的とする。
は、情報表示機能を有する表示パネル上に重ねて使用さ
れる薄型スイッチであって、1以上のスイッチ部を有し
ていてそれを押し込みストロークがほぼ0で操作可能な
透明または半透明のタッチパネルと、このタッチパネル
上に配置された1以上の操作機構部とを備えており、か
つ各操作機構部が、全体が押圧方向に一定のストローク
で直線的に後退して前記タッチパネルの対応するスイッ
チ部を操作する透明または半透明の押ボタンと、永久磁
石と磁性体間の吸引力または永久磁石同士間の少なくと
も吸引力を利用するものであって、前記押ボタンの端部
付近に設けられていて当該押ボタンに復帰力を与えると
共に、同押ボタンを押す時にクリック感を出す復帰手段
とをそれぞれ備えることを特徴とする。
は、情報表示機能を有する表示パネルと、この表示パネ
ル上に重ねられていて、1以上のスイッチ部を有してい
てそれを押し込みストロークがほぼ0で操作可能である
透明または半透明のタッチパネルと、このタッチパネル
上に配置された1以上の操作機構部とを備えており、か
つ各操作機構部が、全体が押圧方向に一定のストローク
で直線的に後退して前記タッチパネルの対応するスイッ
チ部を操作する透明または半透明の押ボタンと、永久磁
石と磁性体間の吸引力または永久磁石同士間の少なくと
も吸引力を利用するものであって、前記押ボタンの端部
付近に設けられていて当該押ボタンに復帰力を与えると
共に、同押ボタンを押す時にクリック感を出す復帰手段
とをそれぞれ備えることを特徴とする。
部の押ボタンを押すと、その押ボタンは全体が一定のス
トロークで直線的に後退し(下がり)、それによってタ
ッチパネルの対応するスイッチ部を操作(例えばオン)
することができる。このようにこの薄型スイッチにおい
ては、押ボタンを押し込むストロークを確保することが
できるので、タッチパネルの極めて薄型化が可能である
という特長を生かしつつ、明確なストローク感を得るこ
とができる。
ていて、ストローク感に加えてクリック感をも得ること
ができるので、スイッチの操作感が一層良好になると共
に、スイッチ操作がより確実になる。
は、タッチパネルを用いた上記のような薄型スイッチを
表示パネル上に重ねた構造をしており、押ボタンと表示
パネルとの間に機械的なスイッチ機構を設ける必要がな
いので、押ボタンと表示パネルとの間を近づけることが
でき、それによって押ボタンの奥のすぐ近くに表示パネ
ルの表示内容が表示されることになるので、イメージガ
イドが不要になる。しかも、押ボタンの操作時にストロ
ーク感に加えてクリック感をも得ることができる。
である薄型スイッチ80を用いたスイッチ付表示パネル
の実施例を部分的に示す断面図である。図2は、図1の
スイッチ付表示パネルの平面図である。図3は、図1の
スイッチ付表示パネルの押ボタンを押し下げた状態を示
す断面図である。
スイッチ付表示パネルは、情報表示機能を有する表示パ
ネル2上に、薄型スイッチ80を重ねた構造をしてお
り、その薄型スイッチ80の構成が各実施例ごとに相違
している。
レイであるが、その他、EL(エレクトロルミネッセン
ト)ディスプレイ、プラズマディスプレイ、薄型CR
T、LEDアレイ、更には、情報を表示する記銘板や液
晶シャッターと、それを照らす発光体や反射板とを組み
合わせたもの等でも良く、要は情報表示機能を有してい
れば良い。
スイッチ80を構成するタッチパネル4のスイッチ部4
aの下部付近に、当該スイッチ部4aの操作によって選
択される内容を表示する表示領域2aが形成されてい
る。従って、所望のスイッチ部4aの選択・操作が容易
になる。
ねられていて、透明薄板間に外部から軽く押されること
によってオンする1以上の透明のスイッチ部4aを設け
て成る前述したような抵抗膜式のタッチパネル4と、こ
のタッチパネル4のスイッチ部4a上に設けられた1以
上の操作機構部30とを備えている。
全体が押圧方向に一定のストロークで直線的に後退して
(即ち直動式であって)タッチパネル4の対応するスイ
ッチ部4aを押してオンさせる透明の押ボタン32と、
この押ボタン32の周辺部付近に設けられていて押ボタ
ン32に復帰力を与えると共にクリック感を出す復帰手
段50とをそれぞれ備えている。更に各操作機構部30
は、この実施例では、押ボタン32の周辺部付近に設け
られていて押ボタン32の上下の直線的な動きをガイド
する支柱36と、押ボタン32の抜け止めを行う係合部
40とをそれぞれ備えている。
ル4のスイッチ部4aおよび押ボタン32の平面形状は
任意であるが、この実施例では、一例として、表示パネ
ル2の表示領域2aは四角形をしており、それに対応し
てタッチパネル4のスイッチ部4aも表示領域2aとほ
ぼ同サイズの四角形をしており(図25参照)、それら
に対応して押ボタン32もスイッチ部4aとほぼ同サイ
ズの四角形をしている(図2参照)。但し、タッチパネ
ル4のスイッチ部4aは、必ずしも表示パネル2の表示
領域2a上の全域、あるいは押ボタン32の下の全域に
ある必要はなく、少なくとも、表示パネル2の表示領域
2aの上部付近であって押ボタン32またはそれにつな
がる部材によって操作される位置にあれば良い。他の実
施例においても同様である。
32の周縁部34と支柱36の張出し部38とが互いに
係合して、押ボタン32の抜け止めを行う構造をしてい
る。
石同士間の反発力と吸引力の組み合わせを利用するもの
であり、押ボタン32の周縁部34内に、その磁極が上
下に位置するように設けられた可動側磁石52と、支柱
36の根本部内であって、押ボタン32が押し下げられ
たときに可動側磁石52と内外において対向すると共に
上下において部分的に対向する位置に、しかもその磁極
が可動側磁石52と逆極性で上下に位置するように設け
られた固定側磁石54とを備えている。
ると、両磁石52および54は、平面的には図2に示す
ように、内外においてほぼ完全に対向する位置にある。
しかし、上下方向には、図3に示すように、押ボタン3
2が押し下げられても両磁石52および54は完全には
対向せず、可動側磁石52が上にずれた状態で対向して
止まる位置にある。これは、詳しくは後述するが、両磁
石52および54が互いに吸引し合って押ボタン32が
上方に復帰できなくなるのを防止するためである。
その磁極は、図示例とは全て逆であっても良い。また両
磁石52および54は、図2に示すように複数個(具体
的には2個または4個)ずつでも良いし、環状のものが
1個ずつでも良い。環状の磁石は、樹脂内に磁粉を混ぜ
たものを成形する等して作ることができる。また、両磁
石52および54は、図1に示す例と違って、その一部
分が押ボタン32や支柱36から露出していても良い。
これらのことは、他の実施例においても同様である。
石52および54が上下方向において部分的に対向する
ようにする手段は種々あるが、図1のスペーサ56はそ
の一例である。他の例については後述する。
32の周縁部34の下方に、押ボタン32の押し込み量
を制限する環状のスペーサ56を設けている。このスペ
ーサ56は、タッチパネル4の対応するスイッチ部4a
を押す部材を兼ねており、上下に可動である。但し上下
に可動といっても、少なくともタッチパネル4のスイッ
チ部4aをオンオフできる程度に可動であれば良く、前
述したようにタッチパネル4のスイッチ部4aを操作す
るストロークはほぼ0であり、タッチパネル4全体の厚
さで言っても前述したように1mm程度であるから、そ
の程度の距離だけ可動であれば十分である。
は、両磁石52および54は互いに逆極性で向かい合っ
ているから、両磁石52、54間の反発力によって押ボ
タン32は押し上げられている。但し、係合部40があ
るから押ボタン32が抜け出る(飛び出す)ことはな
い。
タン32を押し下げると、押ボタン32全体は支柱36
にガイドされて押し下げられ、スペーサ56に当接し、
このスペーサ56を介して、タッチパネル4の対応する
スイッチ部4aを押してオンさせることができる。これ
が図3の状態である。
両磁石52、54間の距離が小さくなるので反発力は一
層大きくなるが、ある領域を過ぎると(ある程度以上押
し下げると)、図3を参照すれば分かるように、両磁石
52、54の反対極性の磁極同士が近づいて吸引力が働
き始めるので、両磁石52、54間の反発力は急に小さ
くなり、押し下げは急に軽く(楽に)なる。
中から急に軽くなる動作あるいは感覚は、スナップアク
ションあるいはクリック感と呼ばれており、これがある
とスイッチを操作したという感触を操作者により確実に
伝えることができるので、スイッチの操作感が一層良好
になる。また、押ボタン32の押し下げが急に軽くなる
ことで、押ボタン32によってタッチパネル4のスイッ
チ部4aを確実に最後まで操作するようになるので(換
言すれば、押ボタン32の押し下げを中途半端な位置で
止めることはできないので)、タッチパネル4に対する
操作がより確実になる。
も、スペーサ56を設けているので、両磁石52、54
が完全に対向することはなく、両磁石52、54間に反
発力は残っている。この反発力は、少なくとも押ボタン
32を復帰させるだけあれば良い。この反発力は、例え
ばスペーサ56の高さ等によって容易に調整することが
できる。
と、押ボタン32は両磁石52、54間の反発力によっ
て復帰させられ、係合部40で止められる。また、タッ
チパネル4のスイッチ部4aは自力で復帰してオフす
る。このようにして図1の状態に戻る。
は、押ボタン32を押し込むストロークを確保すること
ができるので、タッチパネルの極めて薄型化が可能であ
るという特長を生かしつつ、明確なストローク感を得る
ことができる。その結果、操作する人に対して、スイッ
チ部を押したという明確な手応えを与えて、安心感を与
えることができる。この押ボタン32のストロークは、
この実施例の場合は押ボタン32の下面とスペーサ56
の上面との間の距離で規定されるが、例えば0.数mm
〜2mm程度でも、十分なストローク感を得ることがで
きる。
加えてクリック感をも得ることができるので、スイッチ
の操作感が一層良好になると共に、スイッチ操作がより
確実になる。
チパネル4を用いた上記のような薄型スイッチ80を表
示パネル2上に重ねたものであり、押ボタン32と表示
パネル2との間に図26の従来例の場合と違って機械的
なスイッチ機構を設ける必要がないので、押ボタン32
と表示パネル2との間を近づけることができる。例え
ば、押ボタン32のストロークを0.5mm程度とした
場合、スペーサ56の高さを2mm程度としても、タッ
チパネル4の厚さは1mm程度と極めて小さいから、押
ボタン32の下面と表示パネル2の上面との間の距離
は、押ボタン32を押し下げていない場合でも、高々
3.5mm程度というように非常に小さくすることがで
きる。従って、押ボタン32の奥のすぐ近くに表示パネ
ル2の表示内容が表示されることになるので、図26の
従来例の場合と違ってイメージガイドが不要になる。そ
の結果、表示パネル2の表示内容を、粗くすることな
く、表示パネル2自身の良好な画質で見ることができ
る。しかも、視野角を制限するイメージガイドを用いて
いないので、表示パネル2の表示内容を斜め方向からも
良く見ることができる。また、高価なイメージガイドが
不要になり、かつ複雑なスイッチ機構も不要で構造が簡
単であるため、スイッチ付表示パネルのコストダウンを
図ることができる。しかも、押ボタン32の操作時にス
トローク感に加えてクリック感をも得ることができる。
は、この実施例の場合は表示パネル2と組み合わせるた
めに前述したように透明のものとしたが、表示パネル2
の表示内容等によっては、必ずしも透明である必要はな
く、半透明であっても良く、要は下の表示パネル2から
の光が透過できれば良い。表示パネル2と組み合わせる
他の実施例においても同様である。
ル2上に重ねずに使用することもでき、例えば薄型スイ
ッチ80を表示パネル2とは別個に単独で、あるいは他
の機器等と組み合わせて使用することもでき、その場合
は、下の表示パネル2からの光を透過させる必要はない
ので、タッチパネル4および押ボタン32は透明または
半透明である必要はなく、不透明でも良い。その場合、
押ボタン32の識別等のために、押ボタン32の表面に
文字や記号等を記入、刻印、貼付する等しても良い。他
の実施例においても同様である。
も良いが、この実施例のように環状にすると、表示パネ
ル2の表示領域2aの周縁部の人目につかない所でのみ
タッチパネル4のスイッチ部4aを押すことができるの
で、押ボタン32を押すことによってタッチパネル4に
万一傷が付くとしても、人目につかない所に付くので、
長期間の使用によって表示パネル2の表示内容が見にく
くなるのを防止することができる。
に、例えば図6に示す例のように、押ボタン32の周縁
部から下に向けて、タッチパネル4の対応するスイッチ
部4aを押す1以上の足部42を突出させておいても良
い。この足部42は、1個の環状の足部でも良いし、押
ボタン32の下面の複数個所に、例えば四隅に配置され
た複数個の足部でも良い。複数個の足部42の方が、タ
ッチパネル4の目的とするスイッチ部4aのみを少ない
力で確実に押すことができるので、スイッチ操作の信頼
性が高い。
も、スペーサ56の場合と同様の作用効果を奏すること
ができる。即ち、押ボタン32を押し下げたときに可動
側磁石52と固定側磁石54とが上下方向において部分
的に対向するようにして、押ボタン32が上方に復帰で
きなくなるのを防止することができる。また、タッチパ
ネル4の人目につく所に傷が付いて表示パネル2の表示
内容が見にくくなるのを防止することができる。しかも
足部42は押ボタン32と一体的に形成することができ
るので、スペーサ56を設ける場合よりも、部品点数が
少なくなり、それに伴って組立も簡単になり、一層のコ
ストダウンを図ることができる。
けなくても、可動側磁石52を押ボタン32の下面のす
ぐ近くではなく、押ボタン32内の上の方に設けること
によっても、押ボタン32を押し下げたときに可動側磁
石52と固定側磁石54とが上下方向において部分的に
対向するようにすることも可能である。
は、押ボタン32の内部または下面部に、例えば図7に
示す例のように、凸レンズ部70を設けても良い。その
場合、通常はこの凸レンズ部70の焦点距離内に表示パ
ネル2の表示領域2aが位置するようにする。このよう
な凸レンズ部70を設ければ、凸レンズ部70によって
その下の表示パネル2の表示内容を拡大して、換言すれ
ば浮き上がらせて表示することができるので、表示パネ
ル2の表示内容を一層見やすくすることができる。
と表示パネル2との間の空間にではなく、押ボタン32
の内部または下面部に設けると、余分なスペースを取ら
ないので、凸レンズ部70を設けても、スイッチ付表示
パネル全体の厚さが増大するのを防止することができ
る。
示す例のように平坦面でも良いが、図7に示す例のよう
に少し窪ませておくと、押ボタン32の周縁部のみで下
のタッチパネル4を押すことができるので、タッチパネ
ル4の目的とするスイッチ部4aに力を集中させて確実
に押すことができると共に、タッチパネル4の人目につ
く所に傷が付くのを防止することができる。
あまり問題にならないのであれば、凸レンズ部70は、
例えば図8に示す例のように、その一部分を押ボタン3
2の下面から下方に突出させても良い。このようにすれ
ば、この凸レンズ部70に、前述したスペーサ56や足
部42の作用をもさせることができるので、それらを省
略することも可能になる。
タン32は、例えば、屈折率の相対的に小さい透明樹脂
から成る押ボタン32に、屈折率の相対的に大きい透明
樹脂から成る凸レンズ部70を、二重成形したり嵌め込
んだりすることによって形成することができる。
0は、以下に説明する他の実施例においても勿論適用す
ることができ、前述したのと同様の作用効果を奏するこ
とができる。凸レンズ部70は、凸レンズ作用をするフ
レネルレンズであっても良い。
ボタン32内には可動側磁石52を設ける場合がある
が、この可動側磁石52の図示は省略している。
工や抗菌コーティングを施しておいても良い。このこと
は、以下の実施例においても同様である。
くとも押ボタン32および同押ボタン32の周囲に存在
する隙間72の上面部を、より簡単には並設された複数
の操作機構部30の上面の全体を、可撓性を有する透明
の薄いシート74で覆っておいても良い。
埃が中へ入ってタッチパネル4の表面に付着したり、水
滴がタッチパネル4と表示パネル2との間に広がったり
して、表示パネル2の表示が見にくくなるのを防止する
ことができる。もっとも、抵抗膜式のタッチパネル4は
通常は防水機能を有しているので、水滴による機能障害
は通常は起こらない。また、工場等の塵埃の多い環境で
使用する等の場合に、押ボタン32の表面の清掃が容易
になる。このように、シート74を設けることによっ
て、簡単に防滴および防塵構造を実現することができ
る。
リコーンゴムあるいは透明のPET(ポリエチレンテレ
フタレート)である。前者は、可撓性が非常に大きいか
ら、シート74は単なる平板状で良い。後者は、可撓性
がやや小さいので、押ボタン32上の部分を押ボタン3
2のストロークに応じたぶん盛り上げる、いわゆるエン
ボス加工を施して押ボタン32を部分を押しやすくして
おくのが好ましい。
施例と同様の部分は重複説明を省略し、先の実施例との
相違点を主体に説明する。
磁石と磁性体間の吸引力を利用するものであり、支柱3
6の上部に設けられた磁性板58と、押ボタン32の周
縁部であってこの磁性板58の下側に位置する部分に設
けられていて当該磁性板58を吸引する可動側磁石52
とを備えている。磁性板58は、強磁性体から成り、例
えば鉄板である。
52が磁性板58を強く吸引しており、押ボタン32を
押し下げる場合、初めはある程度強く押し下げないと押
ボタン32は下がらないが、押ボタン32が少しでも下
がると、可動側磁石52と磁性板58間の距離が大きく
なって可動側磁石52が磁性板58を吸引する力は急に
弱くなるので、押し下げは急に軽くなる。即ち、ストロ
ーク感に加えて、クリック感をも得ることができる。押
すのを止めれば、可動側磁石52が磁性板58を吸引す
る力によって押ボタン32は復帰する。
例におけるスペ─サ56のようなものが不要なので、そ
の分、薄型スイッチスイッチ80の厚さを小さくするこ
とができると共に、押ボタン32の下面と表示パネル2
の上面との間の距離を小さくすることができるので表示
パネル2の表示内容が一層見やすくなる。また、磁石が
可動側磁石52のみで済み、固定側は磁石よりも安価な
磁性板58で良いので、そのぶんコストダウンを図るこ
とができる。
れるので、可動側磁石52からの外部への漏れ磁界が弱
くなるという利点もある。
磁石同士間の吸引力を利用するものであり、支柱36内
の上部に、より具体的にはその張出し部38内に、磁極
が上下に位置するように設けられた固定側磁石54と、
押ボタン32の周縁部内であってこの固定側磁石54の
下側に位置する部分に設けられていて固定側磁石54と
逆極性で対向して吸引し合う可動側磁石52とを備えて
いる。但し、両磁石52、54は、その磁極が、上下で
はなく左右に位置するように設けても良い。
52と固定側磁石54とが互いに強く吸引し合ってお
り、押ボタン32を押し下げる場合、初めはある程度強
く押し下げないと押ボタン32は下がらないが、少しで
も下がると、両磁石52、54間の距離が大きくなって
吸引し合う力は急に弱くなるので、押し下げは急に軽く
なる。即ち、ストローク感に加えて、クリック感をも得
ることができる。押すのを止めれば、両磁石52、54
が吸引し合う力によって押ボタン32は復帰する。
び可動側共に磁石を用いているので、図4の実施例の場
合よりも、より大きなクリック感およびより大きな復帰
力を得ることができる。
押ボタン32の周縁部34の下側に(換言すれば奥に)
位置している(換言すれば隠れている)実施例である。
ように、支柱36が表面に表れないので、表面が非常に
すっきりして外観が良くなる。
できるので、目的とする押ボタン32を間違いなく押し
易くなり、操作性が向上する。
各操作機構部30を互いに近づけて配置することができ
るので、高密度配置が可能になる。
違点を主体に説明する。
の復帰手段50を有している。但し、この復帰手段50
を構成する可動側磁石52は押ボタン32から下方に突
出した足部42の下部内に設けており、磁性板58は押
ボタン32の奥に位置する支柱36の上部に設けてい
る。足部42でタッチパネル4の対応するスイッチ部4
aを押してオンさせることができる。この復帰手段50
における作用効果は図4の実施例の場合と同様であるの
で、ここでは重複説明を省略する。
す例のように、押ボタン32の周縁部から下方に突出し
た鉤部44と、支柱36の上部に設けた張出し部38と
が互いに係合するようにして、押ボタン32の抜け止め
を行う係合部40を構成している。もっとも、図9の実
施例では、押ボタン32の足部42と磁性板58とで、
押ボタン32の抜け止めを行う係合部を兼ねることがで
きるので、敢えて上記のような係合部40を設けなくて
も良い。図12の実施例においては上記のような係合部
40を設けている。この鉤部44と上記足部42とは、
即ち係合部40と復帰手段50とは、互いに干渉しない
位置に設けている。例えば、係合部40は押ボタン32
の周縁部の四隅にそれぞれ設けており、復帰手段50は
押ボタン32の周縁部の四隅を除いた四辺の中央部付近
にそれぞれ設けている。
ボタン32の内部またはその下面部に凸レンズ部を設け
ても良く、そのようにすれば前述したような効果が得ら
れる。その一例を図13に示す。但し、凸レンズ部70
は、図7に示したように少し窪んでいても良いし、図8
に示したように突出していても良い。
想の復帰手段50を有している。但し、この復帰手段5
0を構成する可動側磁石52は足部42の根本部に設け
ている。足部42でタッチパネル4の対応するスイッチ
部4aを押してオンさせることができる。この復帰手段
50における作用効果は図1の実施例の場合と同様であ
るので、ここでは重複説明を省略する。足部42の下部
をこの実施例のように下方に延ばしておけば、図1の実
施例と違ってスペーサ56は不要になる。
タッチパネル4の他に、前述したような、発光素子から
出た光が受光素子に入るのを断続または減衰させる光電
式のタッチパネル、または、超音波発振素子から出た超
音波が受振素子に入るのを断続または減衰させる超音波
式のタッチパネルでも良い。そこで次に、光電式のタッ
チパネル114または超音波式のタッチパネル124を
用いた実施例を説明する。但し、先の実施例と同様の部
分は重複説明を省略し、先の実施例との相違点を主体に
説明する。
型スイッチ80を用いたスイッチ付表示パネルの実施例
を部分的に示す断面図である。
80は、図4の実施例と同様の操作機構部30と、光電
式のタッチパネル114とを備えている。従って操作機
構部30については、ここでは重複説明を省略する。
て、光86を出力する複数の発光素子84および当該光
86を受けてそれを電気信号に変換する複数の受光素子
90を基板82の周縁部上に縦横に相対向させて配置
し、基板82の表面と押ボタン32との間の空間に、マ
トリックス状の光路88を形成した構成をしている。二
つの光路88の交点付近が、それぞれスイッチ部114
aとなっている。
または切欠き39をそれぞれ設けている。但し、その部
分を透明な樹脂等で形成しても良い。
ラス基板である。但し、表示パネル2を構成する基板等
にこの基板82の代用をさせることによって、基板82
を省略することも可能である。
レーザ等である。各受光素子90は、例えばホトダイオ
ード、ホトトランジスタ等である。
外光が人目に付かないので好ましいが、もちろん可視光
でも良い。また、各発光素子84を発光させる方式は、
常時発光させておく方式でも良いし、マイコン等を利用
して順番に発光させる方式(これは順次発光方式または
スキャニング方式とも呼ばれる)でも良い。このマイコ
ン等は、例えば、次に説明する検出回路92を構成する
ものと兼用しても良い。
15に示すように、各受光素子90からの信号に応答し
て、光量の低下した光路88の交点の位置(座標)を検
出する、即ち操作の行われたスイッチ部114aを特定
する、検出回路92が接続されている。但し、このよう
な検出回路92は、このタッチパネル114に付属させ
ずに、それが接続される機器内に設けられた回路やマイ
コン等を利用しても良い。
表面に指などで触れることによって光86を遮光する操
作を行っており、そのままでは、可動部分がなくて押し
込みストロークは0であるので、ストローク感を得るこ
とはできない。
2を押し下げることによって光86を遮光ないし減衰さ
せるように構成している。即ち、押ボタン32を押し下
げると、光路88に押ボタン32が入る。押ボタン32
が不透明の場合は、それによって光86が完全に遮光さ
れる。押ボタン32が透明または半透明の場合は、完全
には遮光できないが、押ボタン32内における屈折、減
衰等によって光量が低下し、対応する受光素子90から
の出力信号レベルが低下するので、それによって光路8
8に押ボタン32が入ったことを検出できる。押ボタン
32が透明または半透明の場合に光86をより強く遮光
ないし減衰させるために、光路88に位置する押ボタン
32の端面を黒く塗る等して不透明にしても良いし、当
該端面に、光86を拡散させる梨地加工や光86を反射
させる鏡面仕上げ等を施しても良い。あるいは、可動側
磁石52は不透明であるので、それが光路88上に位置
するように配置しても良い。
は、押ボタン32を押し込むストロークを確保すること
ができるので、従来の光電式のタッチパネル単独の場合
と違って、明確なストローク感を得ることができる。か
つこの操作機構部30では、前述したようにクリック感
をも得ることができる。
場合は、その表面に異物(例えば虫、ゴミ等)が付着す
ると、それによって光路が遮られるため誤動作するとい
う問題があったが、この薄型スイッチ80では押ボタン
32に虫、ゴミ等の異物が付着しても、それによって誤
動作が起こることはない。従って信頼性が高い。
においては、先の実施例の場合と同様、押ボタン32と
表示パネル2との間との距離を小さく(例えば1〜2m
m程度に)することができるので、押ボタン32の奥の
すぐ近くに表示パネル2の表示内容が表示されることに
なり、表示を浮き上がらせるイメージガイド等を用いな
くても、表示パネル2の表示内容を明瞭に視認すること
ができる。
0および光路88の数は、図15に示す例のような3×
2に限られるものではなく、m×n(m、nは1以上の
整数)で任意であり、具体的には用途等に応じて決めれ
ば良い。
薄型スイッチ80を用いたスイッチ付表示パネルの実施
例を部分的に示す断面図である。
80は、図4の実施例と同様の操作機構部30と、超音
波式のタッチパネル124とを備えている。従って操作
機構部30については、ここでは重複説明を省略する。
許第5,177,327号に記載されているタッチパネ
ルと同様の技術思想に基づくものである。
参照して、超音波100を出力する複数の発振素子96
および当該超音波100を受けてそれを電気信号に変換
する複数の受振素子106を基板94の周縁部の表面に
縦横に相対向させて配置し、基板94の表面に、マトリ
ックス状の超音波経路102を形成した構成をしてい
る。二つの超音波経路102の交点付近が、それぞれス
イッチ部124aとなっている。この場合、超音波10
0は指向性が極めて高いから、一つの超音波経路102
を伝播する超音波100が隣の超音波経路102に入っ
て干渉する恐れは通常はない。
ラス基板である。
あり、発振素子96からの超音波100は導波路98を
経由して基板94の表面に導かれ、かつ基板94の表面
の超音波100は導波路104を経由して受振素子10
6に導かれる。
は、例えば圧電振動子である。
図17に示すように、各受振素子106からの信号に応
答して、超音波100が減衰した超音波経路102の交
点の位置(座標)を検出する、即ち操作の行われたスイ
ッチ部124aを特定する、検出回路108が接続され
ている。但し、このような検出回路108は、このタッ
チパネル124に付属させずに、それが接続される機器
内に設けられた回路やマイコン等を利用しても良い。
構成する基板94の表面に指などで触れることによって
超音波100を吸収してそれを減衰させる操作を行って
おり、そのままでは、可動部分がなくて押し込みストロ
ークは0であるので、ストローク感を得ることはできな
い。
2を押し下げることによって超音波100を減衰させる
ように構成している。そのために、押ボタン32の下面
の周縁部に、超音波吸収体110を設けている。超音波
吸収体110は、適当に軟らかくて超音波100を良く
吸収するものであり、例えばシリコーンゴム、ウレタン
ゴム等のゴムである。この超音波吸収体110は、少な
くとも超音波経路102に位置する部分に設ければ良
い。但し、押ボタン32を弾性を有する樹脂等で形成し
ても良く、その場合は押ボタン32自体で超音波100
を吸収して減衰させることができるので、超音波吸収体
110を設けなくても良い。
成り、超音波100を殆ど吸収しないので、それが超音
波経路102上に存在していても不都合はない。仮に不
都合があれば、超音波経路102上に位置する支柱36
の根本部に切欠きを設ける等すれば良い。
表面の超音波経路102上に超音波吸収体110が当接
し、この超音波吸収体110に超音波100が吸収され
てそれが減衰し、対応する受振素子106からの出力信
号レベルが低下するので、操作の行われたスイッチ部1
24aを検出することができる。
は、押ボタン32を押し込むストロークを確保すること
ができるので、従来の超音波式のタッチパネル単独の場
合と違って、明確なストローク感を得ることができる。
かつこの操作機構部30では、前述したようにクリック
感をも得ることができる。
のタッチパネル単独の場合は、その表面に異物(例えば
虫、ゴミ、水滴、油膜等)が付着すると、それによって
超音波が吸収されるため誤動作する可能性があるという
問題があったが、この薄型スイッチ80では押ボタン3
2に虫、ゴミ、水滴、油膜等の異物が付着しても、それ
によって誤動作が起こることはない。従って信頼性が高
い。
においては、先の実施例の場合と同様、押ボタン32と
表示パネル2との間との距離を小さく(例えば1〜2m
m程度に)することができるので、押ボタン32の奥の
すぐ近くに表示パネル2の表示内容が表示されることに
なり、表示を浮き上がらせるイメージガイド等を用いな
くても、表示パネル2の表示内容を明瞭に視認すること
ができる。
0および超音波経路102の数は、図17に示す例のよ
うな3×2に限られるものではなく、m×n(m、nは
1以上の整数)で任意であり、具体的には用途等に応じ
て決めれば良い。
弾性表面波の代わりに、図18に示す例のように、基板
94の内部を伝播するねじれ波を利用しても良い。その
場合、基板94の相対向する端面に発振素子96および
受振素子106を取り付ける。この方式は内面導波形と
も呼ばれている。
音波100の経路上の基板表面に超音波吸収体110を
押し当てると、より具体的には弾性表面波利用の場合よ
りも幾分強く押し当てると、内部を伝播する超音波10
0(ねじれ波)が減衰するので、押ボタン32を押し下
げたことを検出することができる。
は、図9の実施例と同様の操作機構部30と、図14の
実施例と同様の光電式のタッチパネル114とを組み合
わせたものであり、それぞれの実施例について先に説明
したのと同様の作用効果を奏するので、ここでは重複説
明を省略する。但し、タッチパネル114のスイッチ部
114aの操作は、即ち光86の断続ないし減衰は、押
ボタン32に設けた足部42を用いて行われる。
は、図9の実施例と同様の操作機構部30と、図16の
実施例と同様の超音波式のタッチパネル124とを組み
合わせたものであり、それぞれの実施例について先に説
明したのと同様の作用効果を奏するので、ここでは重複
説明を省略する。但し、タッチパネル124のスイッチ
部124aの操作は、即ち超音波100の減衰は、押ボ
タン32の足部42の下面部に設けた超音波吸収体11
0を用いて行われる。
および超音波式のタッチパネル124を用いる場合も、
復帰手段50には勿論、先に図1、図5あるいは図12
に示したのと同じ思想の復帰手段50を用いることがで
きる。その場合、固定側磁石54等が光86や超音波1
00の伝送の妨げになるのであれば、それらを、例えば
図21に示すように、光路88あるいは超音波経路10
2から外れるように配置すれば良い。
うに直動式にせずに、例えば図27に示す比較例のよう
に、支点用突起45を支点にして矢印Bで示すように押
圧方向に一定のストロークで回動させる回動式にすると
いう考えもある。しかし、回動式にすると、支点用突起
45の上部を押しても押ボタン32は回動しないので、
押圧操作するためには支点用突起45の上部から離れた
所を、しかも軽く操作するためにはできるだけ遠く離れ
た所を押さなければならず、従って押圧操作可能な部位
が限定される。従ってその分、操作性が低下する。ま
た、押ボタン32の表面に何もないと、押圧操作可能部
位が分からないので、押ボタン32の表面に、押圧操作
可能部位を表す目印用突起48を設ける等しなければな
らない。従ってその分、押ボタン32の構造が複雑にな
る。これに対して、上記各実施例の操作機構部30は、
全体が押圧方向に一定のストロークで直線的に後退する
直動式の押ボタン32を採用しているので、押ボタン3
2のどこを押しても押圧操作が可能であり、押圧操作可
能な部位が限定されない。従ってその分、回動式に比べ
て、操作性が向上すると共に、押ボタンの表面に目印用
突起等を設ける必要がないので押ボタンの構造が簡単に
なる。
ネルによれば、表示パネル上にスイッチユニットを設け
た従来のスイッチ付表示パネルに比べて、次のような効
果が得られる。即ち、例えば図22AまたはBに例示す
るように、表示パネル2の一つの大きな表示領域2a上
に、複数の操作機構部30およびそれに対応するスイッ
チ部4aをまとめて配置する、換言すれば、互いに隣接
する複数の操作機構部30およびそれに対応するスイッ
チ部4aの下に、それらによって選択される内容を表示
する一つの(共通の)表示領域2aを設けることも可能
であり、そのようにすれば簡単に、表示パネル2の表示
領域およびその表示内容を選択する操作機構部を実質的
に大型化することができる。その結果例えば、連続文
字、大型図形、バーグラフ等の表示も可能になる。更
に、操作機構部30やそれに対応するスイッチ部4a、
更にはそれらに対応する表示領域2aの形状や大きさ等
を変えることによって、一つのスイッチ付表示パネルに
おける操作機構部および表示領域の配置構成を自由に行
うことができる。
るので、次のような効果を奏する。
ネルに、直動式の押ボタンおよびそれに復帰力を与える
復帰手段を有する操作機構部を組み合わせたものであ
り、押ボタンを押し込むストロークを確保することがで
きるので、タッチパネルの極めて薄型化が可能であると
いう特長を生かしつつ、明確なストローク感を得ること
ができる。その結果、操作する人に対して、スイッチ部
を押したという明確な手応えを与えて、安心感を与える
ことができる。
ていて、ストローク感に加えてクリック感をも得ること
ができるので、スイッチの操作感が一層良好になると共
に、スイッチ操作がより確実になる。
識する際に、表示パネル上での表示情報を指で追うよう
な行為がよく見られるが、従来のタッチパネルだけの場
合はスイッチ部の押し込みストロークがほぼ0であるた
め、タッチパネルを表示パネル上に配置した場合、上記
のような行為がタッチパネルの誤操作につながる可能性
が高かったのに対して、この発明の薄型スイッチでは、
押ボタンの押し込みストロークを確保することができる
ため、表示パネル上に配置した場合でも上記のような誤
操作の可能性は殆どなくなる。
タフェース性に非常に優れたスイッチを実現することが
できる。
式の場合に比べて、次のような効果を奏する。即ち、押
ボタンの全体が押圧方向に一定のストロークで直線的に
後退する構造であるので、押ボタンのどこを押しても押
圧操作が可能であり、押圧操作可能な部位が限定されな
い。従ってその分、回動式に比べて、操作性が向上する
と共に、押ボタンの表面に目印用突起等を設ける必要が
ないので押ボタンの構造が簡単になる。
タッチパネルを用いた請求項1記載のような薄型スイッ
チを表示パネル上に重ねた構造をしており、押ボタンと
表示パネルとの間に機械的なスイッチ機構を設ける必要
がないので、押ボタンと表示パネルとの間を近づけるこ
とができ、それによって押ボタンの奥のすぐ近くに表示
パネルの表示内容が表示されることになるので、イメー
ジガイドが不要になる。その結果、表示パネルの表示内
容を良好な画質で見ることができる。しかも、視野角を
制限するイメージガイドを用いていないので、表示パネ
ルの表示内容を斜め方向からも良く見ることができる。
また、高価なイメージガイドが不要になり、かつ複雑な
スイッチ機構も不要で構造が簡単になるため、スイッチ
付表示パネルのコストダウンを図ることができる。
いるので、押ボタンの操作時に明確なストローク感に加
えてクリック感をも得ることができ、しかも上述したよ
うに表示パネルの表示情報を指で追うことによるタッチ
パネルの誤操作の可能性も殆どなくなり、マン・マシン
・インタフェース性にも非常に優れている。
操作可能な部位が限定されず、従ってその分、回動式の
場合に比べて、操作性が向上すると共に、押ボタンの表
面に目印用突起等を設ける必要がないので押ボタンの構
造が簡単になる。
用いたスイッチ付表示パネルの実施例を部分的に示す断
面図である。
下げた状態を示す断面図である。
用いたスイッチ付表示パネルの他の実施例を部分的に示
す断面図である。
用いたスイッチ付表示パネルの他の実施例を部分的に示
す断面図である。
る。
図である。
面図である。
用いたスイッチ付表示パネルの他の実施例を部分的に示
す断面図である。
る。
を用いたスイッチ付表示パネルの他の実施例を部分的に
示す断面図である。
示す断面図である。
用いたスイッチ付表示パネルの実施例を部分的に示す断
面図である。
共に示す平面図である。
を用いたスイッチ付表示パネルの実施例を部分的に示す
断面図である。
共に示す平面図である。
を示す概略断面図である。
用いたスイッチ付表示パネルの他の実施例を部分的に示
す断面図である。
を用いたスイッチ付表示パネルの実施例を部分的に示す
断面図である。
となるのを避ける手段の例を示す平面図である。
機構部を配置した例を示す図である。
す断面図である。
チ付表示パネルの一例を部分的に示す断面図である。
ッチ部との関係の一例を示す平面図である。
表示パネルの他の例を部分的に示す断面図である。
イッチ付表示パネルをこの発明に対する比較例として示
す断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 情報表示機能を有する表示パネル上に重
ねて使用される薄型スイッチであって、1以上のスイッ
チ部を有していてそれを押し込みストロークがほぼ0で
操作可能な透明または半透明のタッチパネルと、このタ
ッチパネル上に配置された1以上の操作機構部とを備え
ており、かつ各操作機構部が、全体が押圧方向に一定の
ストロークで直線的に後退して前記タッチパネルの対応
するスイッチ部を操作する透明または半透明の押ボタン
と、永久磁石と磁性体間の吸引力または永久磁石同士間
の少なくとも吸引力を利用するものであって、前記押ボ
タンの端部付近に設けられていて当該押ボタンに復帰力
を与えると共に、同押ボタンを押す時にクリック感を出
す復帰手段とをそれぞれ備えることを特徴とする薄型ス
イッチ。 - 【請求項2】 情報表示機能を有する表示パネルと、こ
の表示パネル上に重ねられていて、1以上のスイッチ部
を有していてそれを押し込みストロークがほぼ0で操作
可能である透明または半透明のタッチパネルと、このタ
ッチパネル上に配置された1以上の操作機構部とを備え
ており、かつ各操作機構部が、全体が押圧方向に一定の
ストロークで直線的に後退して前記タッチパネルの対応
するスイッチ部を操作する透明または半透明の押ボタン
と、永久磁石と磁性体間の吸引力または永久磁石同士間
の少なくとも吸引力を利用するものであって、前記押ボ
タンの端部付近に設けられていて当該押ボタンに復帰力
を与えると共に、同押ボタンを押す時にクリック感を出
す復帰手段とをそれぞれ備えることを特徴とするスイッ
チ付表示パネル。
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