JP5681694B2 - 入力デバイスのキーの位置を変更する方法、入力デバイスおよび携帯式コンピュータ - Google Patents

入力デバイスのキーの位置を変更する方法、入力デバイスおよび携帯式コンピュータ Download PDF

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Description

本発明はキーがマグネットでレディ・ポジションに位置付けられるタイプの入力デバイスの薄型化を図る技術に関し、さらには、押下されてないキーをレディ・ポジションからリリースする技術に関する。
キーボードはユーザに対して、スイッチの動作を指で感じる操作感覚(tactile)を与え、かつ長時間の操作でも疲労を与えないことが求められる。このニーズに対応するために多くのノートブック型パーソナル・コンピュータ(ノートPC)では、いわゆるパンタグラフ方式のキーボードを採用する。パンタグラフ方式のキーボードでは、各キーがパンタグラフ(またはScissor mechanism)という支持構造とラバードームという指の押下圧力に対する反力を与える弾力部材を含んでいる。
パンタグラフ方式のキーボードは、押下されたキー・トップが徐々に垂直方向に移動(travelling)していくと、パンタグラフの底部がラバードームの上部を徐々に押しつぶす。垂直方向への移動距離が長くなるに従って、ラバードームの変形の程度が大きくなり指への反力も増大する。さらに移動距離が長くなると降伏点に達したラバードームの頂部が急激に凹んで反力も低下する。
キー・スイッチは降伏点の直後に動作するように設定されているためユーザは反力の低下を感じてキー・スイッチの動作を認識する。指は急激な反力の低下を感じても急に操作を停止できないため、キー・スイッチが動作したあともさらにキーを押し込んでいく。キーの移動に伴ってさらに反力が強くなってからやがてユーザは押下する操作をやめる。このような操作感覚は、ディスプレイに表示されるソフトウェア・キーボードからは得ることができず、キーの物理的な移動を伴うキーボードが保有する独特の性能である。
パンタグラフは指がキー・トップの端を押下してもキー・トップの姿勢を保つことができるため、キー・トップが垂直方向に移動する間にキー・トップの表面をほぼ水平に維持する。パンタグラフ式のキーボードは、垂直方向にキー・トップが移動するための所定のストロークが必要なため、薄型のノートPCに適用する上では限界があある。特許文献1および特許文献2は、パンタグラフ式のキーボードに近似する操作感覚を与えながら薄型化を実現した薄型キーボードを開示する。
図15は、特許文献1、2が開示する薄型キーボードの原理を説明する側面方向の断面図である。キー10は、キー・トップ11、フレーム19およびベース21を含んでいる。キー・トップ11の端部にはマグネット17bが取り付けられ、フレーム19にはマグネット17aを吸引するマグネット17aが取り付けられている。キー・トップ11の下側(内側)には傾斜面(Chamfer)13a、13bが形成されている。
ベース21には傾斜面を備えるランプ15a、15bが設けられている。傾斜面13a、13bはランプ15a、15bの傾斜面を滑るように両者の形状および角度が調整されている。傾斜面とランプの組は図では2組だけ示しているが、実際には平面が矩形状のキー・トップ11の四隅の下に配置されている。図15(A)はキー10が押下される前のレディ・ポジションを示す。レディ・ポジションでは、マグネット17a、17bの吸引力でキー・トップ10はZ軸方向(垂直方向)で最上部に位置付けられる。このとき4組のランプと傾斜面がキー・トップの表面を水平に維持する。
図15(B)はキー10が押下されたときの状態を示している。レディ・ポジションではマグネット17a、17bが強固に吸引し合っているため、指に押圧力に対する抵抗を感じさせる。その抵抗に打ち勝つように押圧力を強めると、傾斜面13a、13bがランプ15a、15bの傾斜面を滑りながら、Z軸方向の押圧力に対してX軸方向(水平方向)の力成分を生成する。したがって、キー・トップ11は押下されたときにZ軸方向とX軸方向に同時に移動する。
マグネット17aとマグネット17bの吸引力は距離の二乗に反比例する。距離がある程度以上離れると、両者の吸引力およびそれによってもたらされる指に対する抵抗力が急激に低下して図15(C)の状態に移行する。図15(C)では、キー・トップ11がZ軸方向およびX軸方向の最大の位置まで移動し、ベース21の表面に配置されたキースイッチ(図示せず)が動作する。このときユーザは、指に対する抵抗の急激な低下によりキー・スイッチの動作を認識する。
ユーザが指を離すか押下力を弱めると、マグネット17a、17bの吸引力によりキー・トップ11はレディ・ポジションに戻る。キー・トップの傾斜面とランプの傾斜面の組は、レディ・ポジションの間および移動している間にキー・トップ11の姿勢を維持する。キー・トップ11はZ軸方向の所定のストロークだけ移動するが、ユーザは指に大きな反力を感じるまで、キー・トップ11がそれより長いストロークを移動したと感じる。このようにキー10は、キー・トップ11に対する押下圧力を垂直方向と水平方向の移動に変換することにより、キー・トップ11を水平に保ちながら良好な操作感覚を与えるとともに薄型化を可能にしている。
米国特許出願公開第2012/0169603号明細書 米国特許出願公開第2012/0268384号明細書
先行技術文献が開示するキーボードは、垂直方向の押下圧力によりキーを垂直方向の移動と水平方向の移動に変換する機構を備えている。以後、この方式のキーボードを本明細書においては斜めスライド式キーボードということにする。斜めスライド式キーボードは、レディ・ポジションで図15(A)に示すようにキー・トップ11の表面がフレーム19の表面よりも長さSだけ飛び出ている。
斜めスライド式キーボードをノートPCに搭載した場合には、ディスプレイがキーボード面に向かい合うようにディスプレイ筐体を閉じた時に、キー・トップまたはディスプレイが損傷しないように両者の間に多少の隙間を空ける必要がある。したがって、図15(A)におけるキーボードの垂直方向の長さがノートPCの厚さを決める一要因になるため、斜めスライド式キーボードもより一層の薄型化を図ることが望ましい。
そこで本発明の目的は、マグネットでレディ・ポジションに位置付けられる入力デバイスのキーの位置を簡単な操作で変更する方法を提供することにある。さらに本発明の目的は、簡単な操作で薄型化を可能にする入力デバイスを提供することにある。さらに本発明の目的は、そのような入力デバイスを搭載する携帯式コンピュータを提供することにある。
本発明は、マグネットによりレディ・ポジションに位置付けられるキーを備えた入力デバイスに関する。第1の態様では、キー・マグネットを搭載するキーと、キー・マグネットに対する吸引力でキーをレディ・ポジションに位置付ける保持マグネットを有する。リリース機構は、保持マグネットとキー・マグネットの距離を離間して、キーをレディ・ポジションからリリース・ポジションに移動させる。リリース機構は、保持マグネットとキー・マグネットの距離をレディ・ポジションの状態に戻して、キーをリリース・ポジションからレディ・ポジションに移動させることができる。
キーがレディ・ポジションに移動すると、キー・トップの位置が下方向に移動するためキー操作をしないときの入力デバイスの薄型化を図ることができる。また、入力デバイスをキー操作に加えてタッチ・パッドとしても利用するように構成する場合には、キーとキー・カバーとの間の段差を解消して平坦な操作面を提供することができる。さらに、入力デバイスをPCモードまたはタブレット・モードで使用することができるコンパチブル・タイプのノートPCに利用する場合には、タブレット・モードで使用する際に入力デバイスのキーが机上面に接触して損傷することを防ぐことができる。入力デバイスは、キーがレディ・ポジションからリリース・ポジションに移動する際に、キーを垂直方向と水平方向に同時に移動させるトラベリング機構を有するようにしてもよい。
リリース機構は、複数の保持マグネットを搭載し複数のキーの間を水平方向にスライドすることが可能な第1のスライダを含むことができる。その結果、第1のスライダをスライドすることで同時に複数のキーをリリース・ポジションに位置付けることができる。第1のスライダがキー・マグネットを保持マグネットから遠ざける方向の力をキーに加える離間機構を含むようにすれば、キー・マグネットと保持マグネットの間隔をより広げて効果的にリリース・ポジションに位置付けることができるようになる。
離間機構は、リリース・ポジションに位置付けられたキーがレディ・ポジションに移動することを抑制するように構成することができる。トラベリング機構は、キー・マグネットと保持マグネットの吸引力がレディ・ポジションでの吸引力より低下したときにキーをリリース・ポジションまで重力で落下させるランプ構造を含むように構成してもよい。
ランプ構造は、リリース・ポジションに位置付けられたキーが垂直方向に移動することを抑制する抑制機構を含むようにしてもよい。リリース機構が水平方向にスライドして複数の第1のスライダをスライドさせる第2のスライダを含むようにすれば、第2のスライダの操作で一層多くのキーをリリース・ポジションに位置付けることができる。第2のスライダが、複数の第1のスライダのそれぞれが第2のスライダに対して加える反力の最大値が発生するタイミングをずらすタイミング調整機構を含むようにすれば第2のスライダをシフトさせる力を軽減することができる。複数のキーの周囲にキー・カバーが配置される場合に、レディ・ポジションでキーの頂部がキー・カバーより飛び出しており、リリース・ポジションでキーの頂部がキー・カバーとほぼ同一平面に位置付けられるようにすることができる。
第2の態様にかかる入力デバイスは、リリース機構が保持マグネットとキー・マグネットとの間に磁気的な反発力が発生する位置に保持マグネットを移動させてキーをレディ・ポジションからリリース・ポジションに移動させる。第3の態様にかかる入力デバイスは、キーに傾斜面が形成されており、リリース機構がX軸方向に移動しながら傾斜面と係合してキーにZ軸方向の力を加え、キーをレディ・ポジションからリリース・ポジションに移動させる。第4の態様では、キー・マグネットと保持マグネットの少なくとも一方を磁性体の金属片で構成する。
本発明により、マグネットでレディ・ポジションに位置付けられる入力デバイスのキーの位置を簡単な操作で変更する方法を提供することができた。さらに本発明により、簡単な操作で薄型化を可能にする入力デバイスを提供することができた。さらに本発明により、そのような入力デバイスを搭載する携帯式コンピュータを提供することができた。
斜めスライド式キーボード100の概略を説明する図である。 キーボード100の概略の構成を説明するための分解斜視図である。 縦スライダ107、111、横スライダ群109、113およびキー群105の平面的な配置を説明する図である。 横スライダ群109の一部を構成する横スライダ109aの構造を説明する図である。 キー群105を構成するキー105aの構造を説明する図である。 横スライダ109aをスライドさせたときに保持マグネット161bとキー・マグネット171が、レディ・ポジションからリセット・ポジションに移動するときの平面的な動きを説明する図である。 フレーム115の構造を説明する図である。 ランプ構造225、227を説明する斜視図である。 ランプ構造225、227にキー105bの傾斜突起173c、173dが係合する様子を説明する図である。 スライダ・ガイド103aの構造を説明する図である。 他のリリース機構の構成を説明する平面図である。 他のリリース機構の構成を説明する平面図である。 キーボード100をコンパチブル・タイプのノートPC501に適用する例を説明する図である。 ノートPC501に適用するリリース機構の構成を説明する図である。 従来の斜めスライド式キーボードの構造を説明する断面図である。
図1は、斜めスライド式キーボード(以下、キーボード)100の概略を説明する図である。図1(A)は全体の平面図で、図1(B)、(C)はキー105bの近辺の平面図で、図1(D)、(E)は図1(A)の矢印A方向から見たキー105bの近辺の側面図である。図1(A)には、キー・カバー101とキー105bを含むキー群105を示している。キー・カバー101には、図1(B)、(C)に代表的に示すように各キーが配置される位置にカバー開口101bが形成されている。
図1(B)、(D)はキー105aが指で押下される前の状態を示し、図1(C)、(E)はキー105aが指で押下された状態または本発明によりリリースされた状態を示す。ここで、図1(A)、(D)に示すようにキーボード100に対して3次元の直行座標を定義する。キー・カバー101の平面上で長手方向にx軸を設定し短手方向にy軸を設定し、キー・カバー101の平面に垂直な方向にz軸を設定する。また、机上に置かれたキーボード100を操作するときのz軸方向の指の位置を上といい、机の位置を下ということにする。さらにキーボード100を操作するときのy軸方向の掌の位置を手前といいその反対の位置を奥ということにする。図1(A)においてx軸方向に左と右を設定する。
z軸方向におけるキー105bの頂部平面(キー・トップ)の位置に関して、押下される前の位置をレディ・ポジションといい、押下された状態での位置を押下ポジションといい、本発明によりリリースされたときの位置をリリース・ポジションということにする。押下ポジションはキー105bに指で押下圧力が加えられた状態におけるz軸方向の位置である。
リリース・ポジションは後に説明するように、キーの重量または補助部材による強制力で位置付けられた状態におけるz軸方向の位置である。押下ポジションとリリース・ポジションのキーの位置はレディ・ポジションより下側でほぼ同一であるが、位置づけの方法の相違により多少異なる。後に説明するトラベリング機構により、押下ポジションとリリース・ポジションの間でキー105bの位置が変化するときは、z軸方向の位置とy軸方向の位置が同時に変化しx軸方向の位置は変化しない。
図1(B)、(C)の平面図において、カバー開口101bのサイズはy軸方向においてキー105bより大きい。レディ・ポジションでは図1(B)に示すように、カバー開口101bの手前側の縁とキー105bの手前側の縁との間に長さy1の移動空間が形成され、図1(D)に示すようにキー105bのキー・トップがキー・カバー101の平面に対して高さz1だけ突き出ている。一例としてz1は0.9ミリメートルである。
高さz1は、キー群105を操作する際に指が対応するカバー開口の縁に触れないようにするために設けている。後に構造を説明するように各キーは押下されたときにこの移動空間を利用してz軸方向とy軸方向に同時に移動する。押下ポジションまたはリリース・ポジションでは図1(C)に示すように、カバー開口101bの奥側の縁とキー105bの奥側の縁との間に長さy1の移動空間が形成され、図1(D)に示すようにキー・トップはキー・カバー101の平面とほぼ同じ平面上に位置付けられる。なお、図1(B)、(C)に示した移動空間を形成するカバー開口の縁とキーの縁との位置関係は一例で、たとえば、レディ・ポジションで手前側に移動空間を形成し、押下ポジションまたはリリース・ポジションで奥側に移動空間を形成するようにしてもよい。また、移動空間をx軸方向に形成するようにしてもよい。
図2は、キーボード100の概略の構成を説明するための分解斜視図である。キー・カバー101の下には順番に1対のスライダ・ガイド103a、103b、キー群105、1対の縦スライダ107、111および横スライダ群109、113、フレーム115、ベース117、およびセンサ・シート119を示している。キー・カバー101は、キー群105の各キーが配置される位置にカバー開口が形成されており、その他の部分では表面が平坦に形成されている。スライダ・ガイド103a、103bは、主として縦スライダ107、111のy軸方向における移動経路を画定する。
縦スライダ107、111は、レディ・ポジションとリリース・ポジションの間でy軸方向にスライドしながら、横スライダ群109、113をx軸方向にスライドさせる。一例として横スライダ群109は5本の横スライダを含み、横スライダ群113は6本の横スライダを含む。横スライダ群109、113は、レディ・ポジションとリリース・ポジションの間でx軸方向にスライドする。
縦スライダ107、111と横スライダ群109、113は協働して、キー群105をレディ・ポジションまたはリリース・ポジションに位置付ける。フレーム115は、主として横スライダ群109、113の移動経路を画定するとともに各キーに対して後に説明するトラベリング機構を提供する。ベース117は、キーボード100の強度を確保する。センサ・シート119は、各キーが押下されたときにクローズになり、レディ・ポジションではオープンになるようなスイッチ機能を提供する。
センサ・シート119は、キーの機械的な圧力を検出するメンブレン・スイッチ、電極の接近を検出する静電容量スイッチ、または、キーに取り付けられたキー・マグネットの磁気を検出する磁気センサなどで構成することができる。強度が必要な縦スライダ107、111およびベース117はアルミニウムなどの軽金属で形成し、その他の要素はプラスチック材料で形成することができる。
図3は、縦スライダ107、111、横スライダ群109、113およびキー群105の平面的な配置を説明する図である。キー群105はx軸方向に複数の行を形成するようにほぼ整列して配置されており、行の間には横スライダ群109、113を構成する横スライダ109a〜109e、113a〜113fのいずれかが配置される。縦スライダ107、111にはそれぞれガイド開口153a〜153e、157a〜157fが形成されている。さらに縦スライダ107、111には、z軸方向に突き出た駆動ピン151a、151b、155a、155bが形成されている。
縦スライダ107、111はユーザが駆動ピン151a、151b、155a、155bに対して力を加えたときにy軸方向にスライドするように構成される。キー・カバー101に、駆動ピン151a、151b、155a、155bがスライドできる開口を形成して、駆動ピンをキー・カバー101の上から操作できるようにすることができる。横スライダ109a〜109eは縦スライダ107のy軸方向へのスライドに伴ってx軸方向にスライドし、横スライダ113a〜113fは縦スライダ111のy軸方向へのスライドに伴ってx軸方向にスライドする。
図4は、横スライダ群109の一部を構成する横スライダ109aの構造を説明する図である。他の横スライダの構造も図4から理解することができる。図4(A)は平面図で、図4(B)は手前側からみた側面図である。横スライダ109aの上面には、x軸方向に配置された各キー105a〜105hの位置に対応して保持マグネット161a〜161hが取り付けられている。横スライダ109aの手前側の側面には各キー105a〜105hの位置に対応して離間突起163a〜163hが形成されている。横スライダ109aの下面の端部にはガイド開口153aと係合するスライド・ピン167が形成されている。
さらに横スライダ109aの下面には、フレーム115に形成されたガイド開口211(図7参照)などに係合するガイド・ピン165a〜165hが形成されている。ガイド・ピン165a〜165hは、ガイド開口211などと係合して、横スライダ109aのx軸方向への移動を許容するとともにy軸方向への移動を抑制する。図3に戻って、ガイド開口153a〜153eには、横スライダ109a〜109eのスライド・ピンが係合し、ガイド開口157a〜157fには、横スライダ113a〜113fのスライド・ピンが係合する。
ガイド開口153a、157aは、スライド・ピンをガイドする方向のベクトル成分に関して、x成分とy成分の2つの成分を含む領域で構成されている。その他のガイド開口153b〜153e、157b〜157fは、x成分とy成分の2つの成分を含む領域と、y成分だけを含む領域で構成されている。縦スライダ107、111をそれぞれy軸に沿って奥側にスライドさせると、横スライダ109a〜109eは各スライド・ピンが係合するガイド開口153a〜153eのx成分によって左方向にスライドし、横スライダ113a〜113fはスライド・ピンが対応するガイド開口157a〜157fのx成分によって右方向にスライドする。
ここで一旦キーの構造を説明する。図5はキー群105の一部を構成するキー105bの構造を説明する図である。他のキーの構造も図5から理解することができる。図5(A)は手前側斜め上方からみた斜視図で、図5(B)は奥側斜め上方からみた斜視図である。キー105bには、レディ・ポジションで保持マグネット161bに対向する位置にキー・マグネット171が埋め込まれている。キー・マグネット171は、レディ・ポジションで保持マグネット161bに吸着するように一部が横スライダ109aと対向するキー105aの側面174aから露出している。
側面174bには傾斜突起173a、173bが形成され、側面174dには傾斜突起173c、173dが形成されている。傾斜突起173a〜173dは、後に説明するようにフレーム115に形成されたランプ構造と協働してトラベリング機構を提供する。側面174aには、リセス部175が形成されている。リセス部175は傾斜面175cを含む。傾斜面175cは、x−y平面に垂直で右から左に昇るように奥から手前に傾斜している。傾斜面175cは後に説明するように離間突起163bと協働してリリース機構を提供する。
図4に戻って、横スライダ109a〜109eの平面には、それぞれ複数の保持マグネットが取り付けられており、各保持マグネットはレディ・ポジションで対応するキーのキー・マグネットと吸着する。マグネットは吸着しているときに最も吸引力が強い。縦スライダ107を奥側にスライドさせるときには、横スライダ109a〜109eに取り付けられたすべての保持マグネットをキー・マグネットから離脱させる必要があり、マグネットの離脱が一斉に行われると縦スライダ107の駆動に大きな力が必要となる。
図3でガイド開口153b〜153eのy成分だけを含む領域にいずれかのスライド・ピンが係合している間は、縦スライダ107をy軸方向にスライドさせても当該横スライダの反力が加わらない。各ガイド開口153b〜153eのベクトル成分を調整することで、縦スライダ107をシフトさせるときに各横スライダ109a〜109eが縦スライダ107に与える反力の最大値が生ずるタイミングが同期しないようにして縦スライダ107に加える力を軽減することができる。
ガイド開口153a〜153eの形状は、横スライダ109a〜109eがスライドするときに縦スライダ107に加わる力が分散するように、さまざまな曲線で形成することができる。図3では、縦スライダ107を奥側にスライドさせるに従って、マグネットを離脱させるときの横スライダ109aから109eまでの反力が順番に加わるようにしている。縦スライダ111のガイド開口157a〜157fと横スライダ群113も同様の関係になるように構成されている。
図6は、横スライダ109aをスライドさせたときに保持マグネット161bとキー・マグネット171が、レディ・ポジションからリリース・ポジションに移動するときの平面的な動きを説明する図である。図6(A)は奥側の側面図で、図6(B)はレディ・ポジションを示す図6(A)のA−A矢視の断面図で、図6(C)はリリース・ポジションを示す図6(B)と同じ位置の断面図である。リセス部175は天井面175dによりz軸方向が画定された空間領域175a、175bを含む。

レディ・ポジションではキー105bが空間領域175aを利用して、離間突起163bの制限を受けることなく下方向に移動することができる。横スライダ109aがレディ・ポジションから左方向にスライドしたときに離間突起163bは、空間領域175bを通過しながら傾斜面175cを摺動しリリース・ポジションで側面174aまで移動する。離間突起163bのy軸方向の移動は横スライダ109aのスライド・ピンで抑制されているため、離間突起163bの移動によりキー105bは側面174aが押されて、図6(C)に示すように手前側に移動する。
図7は、フレーム115の構造を説明する図である。図7は、キー105bを保持する部分だけを拡大して示しているが、他のキーに対する部分も同様の構造である。図8はランプ構造225、227を説明する斜視図である。他のランプ構造も同様に構成されている。キー105bが配置される領域は、側壁201〜207で囲まれている。側壁203、207には、キー・カバー101を支持する役割もある。キー105bが配置される領域の底部には、ベース117が露出している。ベース117の一部には開口が形成されてセンサ・シート119が露出している。ベース117には、押下されたキー105bに対するクッションの役割を果たす薄い弾力部材209が取り付けられている。
側壁201、205には、横スライダ109a、109bのガイド・ピンが挿入されるガイド開口211、213が形成され、その上面に横スライダ109a、109bが配置される。側壁203、207には、ランプ構造221〜227が形成されている。キー105bがフレーム115に納められたときに、ランプ構造221〜227とキー105aの傾斜突起173a〜173dがそれぞれ係合して、押下されたキー105bを下側と手前側に同時に移動させるトラベリング機構を提供する。
図8に示すようにランプ構造225、227は下向きに手前側に下降するように傾斜する床側の傾斜面225a、227aとそれに対向する天井側の傾斜面225b、227b(図9参照)を備えている。図9は、ランプ構造225、227にキー105bの傾斜突起173c、173dが係合する様子を説明する図である。図9(A)はレディ・ポジションを示し、図9(B)はリリース・ポジションを示している。
図9(A)に示すように、レディ・ポジションではキー105bのキー・マグネット171と保持マグネット161bとが吸着して、キー105bは最も奥側に位置付けられている。傾斜突起173c、173dは、ランプ構造225、227の傾斜面225a、225bと傾斜面227a、227bで形成される空間領域よりも外側に位置しているが、キー105bは保持マグネット161bで拘束されているためフレーム115から離脱することはない。
なおフレーム115または横スライダ109aに、レディ・ポジションのキー105bがマグネット同士の吸着を振り切ってキーボード100から離脱しないように機械的に拘束する構造を設けてもよい。図9(B)に示すように、リリース・ポジションでは傾斜突起173c、173dがランプ構造の傾斜面225a、227aを摺動して手前方向と下方向に同時に移動している。ランプ構造221、223を傾斜突起173a、173bが摺動する様子も同様である。
図10は、スライダ・ガイド103aの構造を説明する図である。スライダ・ガイド103bの構造も図10から理解することができる。図10(A)は平面図で、図10(B)は底面図である。図10(A)には横スライダ群109も示している。スライダ・ガイド103aには底面に縦スライダ107がy軸方向にスライドするためのガイド溝255が形成されている。ガイド溝255の底面にはガイド開口251、253が形成されている。
ガイド開口251、253にはそれぞれ縦スライダ107の駆動ピン151a、151bが挿入される。また、スライダ・ガイド103aのx軸方向には各横スライダ109a〜109eをx軸方向に円滑に移動させるためのガイドとして機能するスリット257a〜257eが形成されている。スライダ・ガイド103aはベース117に固定されy軸方向にスライドした縦スライダ107が、横スライダ群109の反力でx軸方向に移動することを防ぐとともに、各横スライダにスライド・ピンの近辺で大きな応力がかかることを防ぐ役割を果たす。
つぎに、図6および図9を参照してキーボード100の動作を説明する。以下では、キー群105を代表してキー105bの動作を説明するが他のキーも同様に動作する。図6(B)、図9(A)のレディ・ポジションでは、キー・マグネット171と保持マグネット161bが吸着している。最初にキー105bがレディ・ポジションから押下ポジションに移動するときの動作を説明する。レディ・ポジションのキー105bが押下される前は、横スライダ109aがレディ・ポジションに位置付けられているので、離間突起163aが存在しても空間領域175aの存在によりキー105bは下方向に移動できる。
押下する力は保持マグネット161bとキー・マグネット171を離脱させるのに十分な大きさである。押下されたキー105bは、傾斜突起173a〜173dがランプ構造221〜227の床側の傾斜面を滑りながら手前方向と下方向に同時に移動する。キー105bは傾斜突起173a〜173dがランプ構造221〜227によりx軸方向への移動が抑制される。また、4箇所のトラベリング機構で移動中にキー・トップの姿勢が水平に維持される。ユーザはキー105bの底部が弾力部材209に接触してわずかに凹んだときに大きな反力を感じてその後指の力を抜くことができる。キー105bの底部が弾力部材209に接触する直前または接触直後にセンサ・シート119のスイッチ機構が動作してキー105bの押下を検出する。
押下ポジションでキー・マグネット171は、保持マグネット161bに対してレディ・ポジションの位置から下方向と手前方向に移動しているが、両者はキー105bをレディ・ポジションに戻す吸引力が残るように磁界の強さが調整されている。キー・トップから指を離すと、保持マグネット161bとキー・マグネット171の吸引力により傾斜突起173a〜173dがランプ構造221〜227の床側の傾斜面と天井側の傾斜面の間を昇ってキー105bはレディ・ポジションに戻る。
つぎに、キー105bがレディ・ポジションからリリース・ポジションに移動するときの動作を説明する。駆動ピン151a、151bにユーザが力を加えて縦スライダ107をリリース・ポジションまで奥方向に移動させていくときに、離間突起163bの先端部が傾斜面175cを押し付けて保持マグネット161bとキー・マグネット171を離間しさらに両者の距離を徐々に広げる。同時に、保持マグネット161bはキー・マグネット171から左方向に離れていく。保持マグネット161bとキー・マグネット171の距離がx軸方向とy軸方向に広がるにしたがって、両者の吸引力は指数関数的に低下する。
やがて離間突起163bがキー105bの側面174aに接触するようになると、キー105bの重力がマグネット間の吸引力より大きくなって、キー105bは重力で下方向に落下する。キー105bは押下されたときと同じようにトラベリング機構を通じてリリース・ポジションまで移動する。キーボード100を上下反転させても傾斜突起173a〜173dがランプ構造の上側の傾斜面にブロックされるためキー105bはリリース・ポジションを維持する。
傾斜突起173a〜173dがランプ構造221〜227の床側と天井側の傾斜面の間を昇ってキー105bがレディ・ポジションに戻ろうとしてもリリース・ポジションに位置付けられている離間突起163bが、キー105bの側面174aに当たって抑制される。したがって、横スライダ109aがリリース・ポジションに位置付けられている限りキー105bはキーボード10の姿勢に係わらずリリース・ポジションを維持する。
つぎに、リリース・ポジションのキー105bがレディ・ポジションに移動するときの動作を説明する。縦スライダ107を手前方向にスライドさせてレディ・ポジションに戻すと、横スライダ群109も右方向にスライドしてレディ・ポジションに戻る。レディ・ポジションで離間突起163bは空間領域175aに対応する位置に位置付けられるため、キー105bが上方向に移動してレディ・ポジションに移動する動作を妨げることはない。保持マグネット161bとキー・マグネット171のx軸方向における位置が整合すると両者の吸引力が急激に増加し、キー105bはトラベリング機構を通じてレディ・ポジションに戻る。
これまでの説明で、キー群105をレディ・ポジションからリリース・ポジションに移動させるために主として、縦スライダ、横スライダ、横スライダに形成された離間突起、キーに形成されたリセス部がリリース機構として機能することを説明した。リリース機構は、レディ・ポジションでの保持マグネットとキー・マグネットの吸引力を両者の距離を離して低下させる機能(第1の機能)、吸引力が低下したキーをリリース・ポジションまで位置付ける機能(第2の機能)、およびキーをリリース・ポジションに確保する機能(第3の機能)の3つの機能を実現するように構成されている。
第1の機能は、離間突起163bとリセス部175の傾斜面175cによるキー・マグネット171の手前方向への離間、および縦スライダ107と横スライダ109aによる保持マグネット161bの左方向への離間により実現した。第2の機能は、キー105bの重量で実現した。第3の機能は、ランプ構造225、227の天井側の傾斜面225b、227bと傾斜突起173c、173dの係合、およびリリース・ポジションに位置付けられた離間突起163bとキー105bの側面174aで実現した。
第1の機能は、縦スライダ107と横スライダ109aによる保持マグネット151bの左方向への離間だけで実現することもできる。第2の機能は、キーに重力以外の力を加えて実現することもできる。第3の機能は離間突起163bに代えてマグネットを利用して実現することもできる。つぎに、これらの機能を実現するリリース機構の他の例について説明する。
図11は、他のリリース機構の構成を説明する平面図である。図11(A)はレディ・ポジションを示し、図11(B)はリリース・ポジションを示している。キー307は、キー・マグネット305が露出した状態を示しているが、実際のキー・マグネット305のz方向の位置は、図5、図6で説明したようにキー・トップよりも下側である。
キー307とフレームの側壁309a、309bで構成されるトラベリング機構の構造は、図7〜図9で説明したものと同じである。横スライダ301には、保持マグネット303が取り付けられている。横スライダ301はx軸方向にはスライドできるが、上側および奥側への移動が拘束されるようにフレームにガイド(図示せず)を設けている。保持マグネット303は、x軸方向にN極303bとS極303aが向くように配置している。キー・マグネット305はレディ・ポジションで保持マグネット303との間に吸引力が発生するようにS極305aとN極305bをx軸方向に向けて配置している。
いま、図11(B)に示すように横スライダ301を左方向にスライドしてリリース・ポジションまで移動させると、保持マグネット303のN極303bとキー・マグネット305のN極305bが対向するようなり、両者に磁気的な反発力が発生してキー307は手前方向に移動すると同時に反発力および重力で下方向に移動してリリース・ポジションに位置付けられる。
リリース・ポジションに位置付けられたキー307は、保持マグネットのN極303bとキー・マグネットのN極305bの反発力でレディ・ポジションに戻ることが抑制される。この構造は、横スライダ301をx軸方向にスライドさせたときに、保持マグネット303とキー・マグネット305に、レディ・ポジションでは吸引力を発生させ、リリース・ポジションでは反発力を発生させるようにして、第1の機能、第2の機能および第3の機能を実現する。
図12は、さらに他のリリース機構の構成を説明する平面図である。図12(A)はキー401の奥側からみた斜視図で、図12(B)はレディ・ポジションを示す奥側の側面図で、図12(C)はリリース・ポジションを示す奥側の側面図である。トラベリング機構の構造は、図7〜図9で説明したものと同じである。キー401の奥側の側面407には、床側の傾斜面405aを含むリセス部405が形成されている。
この構成では保持マグネット(図示せず)はレディ・ポジションとリリース・ポジションでいずれの方向にも移動しないようにフレーム(図示せず)に固定する。横スライダ(図示せず)には離間突起409を形成し、図には示していないがフレームには横スライダが上側に移動しないようにガイドを設ける。離間突起409は横スライダとともにz軸方向の位置を保ちながらレディ・ポジションとリリース・ポジションの間をx軸方向に移動する。
図12(B)に示すように、レディ・ポジションでキー401は離間突起409に対して相対的に最も上側に位置している。リセス部405は、離間突起409の上側に空間領域405bを含むため、レディ・ポジションでは押下されたときに下方向に移動することができる。離間突起409は、リリース・ポジションまで左方向に移動する際に傾斜面405aを摺動する。
図12(C)に示すように、傾斜面405aはz軸方向への移動が抑制されている離間突起409から下方向の力を受けてリリース・ポジションまで移動する。リリース・ポジションでキー401は離間突起409に対して相対的に最も下側に位置する。このとき、キー401はトラベリング機構により下方向と手前方向に同時に移動する。傾斜面405aはリリース・ポジションでも離間突起409により上側への移動が抑制されるため、キーボードを反転させてもレディ・ポジションに戻ることはない。横スライダをレディ・ポジションに戻すと、離間突起409による傾斜面405aに対する抑制が解除されて、キー401はレディ・ポジションに戻る。図12のリリース機構は、第1の機能〜第3の機能を傾斜面405aと離間突起409で実現している。
キーボード100は、キー・マグネットと保持マグネットの吸引力を利用しているが、いずれか一方に強力なマグネットを利用して他方をマグネットに吸着する磁性体の金属片で構成することもできる。キーボード100は、リリース・ポジションでキー・カバー101の表面をほぼ平面にすることができるため、タッチ・センサを組み込んでタッチ・パッドとしても利用する場合に都合がよい。また、キーボード100はPCモードとタブレット・モードのいずれかで使用できるコンパチブル・タイプのノートPCに適用することもできる。
図13はキーボード100をコンパチブル・タイプのノートPC501に適用する例を説明する図である。図13(A)はPCモードで使用する状態を示している。タッチスクリーンとして機能するディスプレイ505を収納するディスプレイ筐体503が、表面511にキーボード100とタッチ・パッド513を実装するシステム筐体から開かれた状態で使用される。PCモードでは、キーボード100をリリース・ポジションにしてタッチ・パッドとして利用することもできる。
また、ディスプレイ筐体503を閉じるときにキーボード100をリリース・ポジションにすれば、全体の厚さを薄くできる。リリース・ポジションへのキーの移動を図3に示した駆動ピン151a、151b、155a、155bで行う場合は、キー・カバー101の表面に駆動ピンが移動できるガイド開口を設ける。ガイド開口はキー・カバーに設けたリセス部に形成して、駆動ピンの頂部がキー・カバーの表面よりも突き出ないようにすることができる。ただしノートPC501は、縦スライダのスライドをディスプレイ筐体503の開閉に連動させる新たなリリース機構を含む。
ノートPC501は、ディスプレイ筐体503を閉じた状態から矢印Aの方向にヒンジ・ブロック515a、515bを中心にしてほぼ360度回転させて、タブレット・モードで使用できる。タブレット・モードで使用するときは、図13(B)に示すようにシステム筐体507の表面511が机や膝の上に位置する。レディ・ポジションのキーボード100は、キー・トップが表面511から突き出て損傷し易いため、タブレット・モードのときにはリリース・ポジションに位置付けることが望ましい。
図14は、ノートPC501に採用するリリース機構601の構造を説明する図である。図14(A)〜(C)は、左側が側面図で右側がそれに対応する平面図である。リリース機構601は、ヒンジ・ブロック515aと連携動作するように構成されている。ヒンジ・ブロック515aは、クラッチ603および固定部607を含んでいる。ヒンジ・ブロック515aは、システム筐体507に固定され、固定部607はディスプレイ筐体503に結合される。ヒンジ・ブロック515aは、ディスプレイ筐体503が開かれたときに任意の位置で停止できるように回転動作に対して適度の摩擦力を付与する。
リリース機構601は、円筒状の歯車605、金属シート651、縦スライダ653、横スライダ657を含んでいる。歯車605はヒンジ・ブロック603のクラッチ603と結合したときに、固定部607の回転に応じてヒンジ・ブロック515aと共通する軸の周りを回転する。歯車605の周囲には複数の突起609が規則正しく形成されている。金属シート651には、突起609に係合する複数の開口が連続的に形成されている。金属シート651は一端が歯車605に固定され、他端が縦スライダ653の端部に固定されている。
歯車605が回転したときに金属シート651は、歯車605に巻き込まれたり繰り出されたりして縦スライダ653にy軸方向の力を加える。金属シート651には歯車605に巻き込むことができる程度の可撓性が必要となるが、同時に引っ張りだけでなく押し出しに対する剛性も必要となる。金属シート651の繰り出し時の剛性を高めるために、金属シートの繰り出し部分の断面が金属性の巻き尺のようにアーチ状に反るように繰り出し部分に金属シート651の上下を挟み込んでガイドするガイド部材を設けることができる。縦スライダ653には、横スライダ657のガイド・ピン(図示せず)が係合するガイド開口655が形成されている。
ガイド開口655は、図3で説明したガイド開口とは異なり、y成分と左方向のx成分の2つの成分を含む領域と、y成分と右方向のx成分の2つの成分を含む領域と、y成分だけを含む領域で構成されている。したがって、図14(A)のリリース・ポジションの状態で金属シート651を繰り出して縦スライダ653を手前側にシフトさせていくと、横スライダ657が最初は右方向にシフトし、続いてレディ・ポジションでしばらくシフトを停止し、やがて左方向にシフトしてリリース・ポジションに戻る。横スライダ657の近辺にはキー659が配置されている。縦スライダ653のy軸方向へのシフトに連動して横スライダ657がx軸方向にシフトすることで、キー659をレディ・ポジションまたはリリース・ポジションに位置付ける構造は、これまで説明したものと同じである。
つぎに、リリース機構601の動作を詳細に説明する。図14(A)は、ディスプレイ筐体503が閉じた状態を示しており、横スライダ657は左端に移動してキー659はリリース・ポジションに位置付けられている。このときのディスプレイ筐体503とシステム筐体507の角度(ディスプレイ角度)を0度とする。図14(A)の状態からディスプレイ角度を広げていくと、縦スライダ653が手前側にシフトするのに伴って横スライダ657はガイド開口655の右方向のx成分を含む領域でガイドされて右側にシフトする。
そして、ディスプレイ角度が80度になったときにキー659の位置がリリース・ポジションからレディ・ポジションに変化する。図14(B)は、ディスプレイ角度が80度から145度のときの様子を示す。この範囲では、ガイド開口655がx成分を含まないためディスプレイ角度が変化して縦スライダ653がスライドしても横スライダ657はシフトせず、ノートPC501をPCモードで使用することができる。
さらにディスプレイ角度が145度を超えると、横スライダ657はガイド・ピンがガイド開口655の左方向のx成分を含む領域に係合して左方向にシフトする。図14(C)はディスプレイ角度が180度に接近したときの様子を示す。そして、ディスプレイ角度が180度に到達すると、キー659はリリース・ポジションに位置付けられる。
ヒンジ・ブロック603はディスプレイ角度が0度から180度までは結合され、180度を超えてから360度に到達するまでは離脱するように構成されている。したがって、ディスプレイ角度が180度を超えても金属シート651はそれ以上繰り出されない。ディスプレイ角度が360度のときは図13(B)の状態となり、キーボード100はリリース・ポジションに位置付けられる。なお、ここで説明したディスプレイ角度は一例であり、本発明の思想の範囲で任意に選定することができる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
100 斜めスライド式キーボード(キーボード)
101 キー・カバー
101b カバー開口
103a、103b スライダ・ガイド
105 キー群
105a〜105h、307、401、659 キー
107、111、653 縦スライダ
109、113 横スライダ群
109a〜109e、113a〜113f、301、657 横スライダ
115 フレーム
117 ベース
119 センサ・シート
153a〜153e、157a〜157f、655 ガイド開口
161a〜161h、303 保持マグネット
163a〜163h、409 離間突起
165a〜165h ガイド・ピン
167 スライド・ピン
171、305、403 キー・マグネット
173a〜173d 傾斜突起
173c 傾斜面
211、213 ガイド開口
221〜227 ランプ構造
501 ノートPC

Claims (20)

  1. マグネットによりレディ・ポジションに位置付けられるキーを備えた入力デバイスであって、
    キー・マグネットを搭載するキーと、
    前記キー・マグネットに対する吸引力で前記キーを前記レディ・ポジションに位置付ける保持マグネットと、
    前記保持マグネットと前記キー・マグネットの距離を離間して、前記キーを前記レディ・ポジションからリリース・ポジションに移動させるリリース機構と
    を有する入力デバイス。
  2. 前記キーが前記レディ・ポジションから前記リリース・ポジションに移動する際に、前記キーを垂直方向と水平方向に同時に移動させるトラベリング機構を有する請求項1に記載の入力デバイス。
  3. 前記リリース機構が複数の前記保持マグネットを搭載し複数の前記キーの間を水平方向にスライドすることが可能な第1のスライダを含む請求項2に記載の入力デバイス。
  4. 前記第1のスライダが前記キーに前記キー・マグネットを前記保持マグネットから遠ざける方向の力を加える離間機構を含む請求項3に記載の入力デバイス。
  5. 前記離間機構が前記リリース・ポジションに位置付けられた前記キーが前記レディ・ポジションに移動することを抑制する請求項4に記載の入力デバイス。
  6. 前記トラベリング機構が、前記キー・マグネットと前記保持マグネットの吸引力が前記レディ・ポジションでの吸引力より低下したときに前記キーを前記リリース・ポジションまで重力で落下させるランプ構造を含む請求項2に記載の入力デバイス。
  7. 前記ランプ構造が、前記リリース・ポジションに位置付けられたキーが垂直方向に移動することを抑制する抑制機構を含む請求項6に記載の入力デバイス。
  8. 前記リリース機構が水平方向にスライドして複数の前記第1のスライダをスライドさせる第2のスライダを含む請求項3に記載の入力デバイス。
  9. 前記第2のスライダが、前記複数の第1のスライダのそれぞれが前記第2のスライダに対して加える反力の最大値が発生するタイミングをずらすタイミング調整機構を含む請求項8に記載の入力デバイス。
  10. 前記複数のキーの周囲に配置されるキー・カバーを有し、前記レディ・ポジションで前記キーの頂部が前記キー・カバーより飛び出しており、前記リリース・ポジションで前記キーの頂部が前記キー・カバーとほぼ同一平面に位置付けられる請求項1に記載の入力デバイス。
  11. マグネットによりレディ・ポジションに位置付けられるキーを備えた入力デバイスであって、
    キー・マグネットを搭載するキーと、
    前記レディ・ポジションで前記キー・マグネットとの間に吸引力が発生するように配置された保持マグネットと、
    前記保持マグネットと前記キー・マグネットとの間に磁気的な反発力が発生する位置に前記保持マグネットを移動させて前記キーを前記レディ・ポジションからリリース・ポジションに移動させるリリース機構と
    を有する入力デバイス。
  12. X軸、Y軸、およびZ軸が定義され、マグネットによりレディ・ポジションに位置付けられるキーを備える入力デバイスであって、
    傾斜面が形成されキー・マグネットを搭載するキーと、
    前記キー・マグネットに対する吸引力で前記キーを前記レディ・ポジションに位置付ける保持マグネットと、
    前記X軸方向に移動しながら前記傾斜面と係合して前記キーに前記Y軸方向の力を加え、前記キーを前記レディ・ポジションからリリース・ポジションに移動させるリリース機構と
    を有する入力デバイス。
  13. マグネットによりレディ・ポジションに位置付けられるキーを備えた入力デバイスであって、
    マグネットまたは磁性体の金属片で構成された吸着部材を搭載するキーと、
    マグネットまたは磁性体の金属片で構成され、前記吸着部材に対する磁気的な吸引力で前記キーを前記レディ・ポジションに位置付ける保持部材と、
    前記吸着部材と前記保持部材の距離を離間して、前記キーを前記レディ・ポジションからリリース・ポジションに移動させるリリース機構と
    を有する入力デバイス。
  14. タッチスクリーンを搭載するディスプレイ筐体とキーボードを搭載するシステム筐体を含む携帯式コンピュータであって、前記キーボードが、
    キー・マグネットを搭載するキーと、
    前記キー・マグネットに対する吸引力で前記キーをレディ・ポジションに位置付ける保持マグネットと、
    前記保持マグネットと前記キー・マグネットの距離を離間して、前記キーを前記レディ・ポジションからリリース・ポジションに移動させるリリース機構と
    を有する携帯式コンピュータ。
  15. 前記携帯式コンピュータが、前記システム筐体の底面を下にして使用するPCモードと、前記ディスプレイ筐体を前記システム筐体と背中合わせになるまで回転させて前記システム筐体の前記キーボードを搭載する面が下になるようにして使用するタブレット・モードで使用可能なコンパチブル・タイプである請求項14に記載の携帯式コンピュータ。
  16. 前記リリース機構が、前記ディスプレイ筐体の回転に連動して少なくとも前記ディスプレイ筐体を閉じた時および前記タブレット・モードのときに前記キーボードを前記リリース・ポジションに位置付け、前記PCモードのときに前記レディ・ポジションに位置付ける請求項15に記載の携帯式コンピュータ。
  17. X軸、Y軸およびZ軸が定義され、キー・マグネットでレディ・ポジションに位置付けられるキーを備えた入力デバイスの前記Z軸方向における前記キーの位置を変更する方法であって、
    保持マグネットによる前記キー・マグネットに対する吸引力前記キーを前記レディ・ポジションに位置付けるステップと、
    リリース機構が前記保持マグネットの前記キー・マグネットに対する前記X軸方向の位置を変更して前記キー・マグネットに対する吸引力を低下させるステップと、
    前記キーに対する重力前記キーをリリース・ポジションに位置付けるステップと
    を有する方法。
  18. 前記吸引力を低下させるステップが、前記リリース機構が前記キー・マグネットの前記保持マグネットに対するY軸方向の位置を変更するステップを含む請求項17に記載の方法。
  19. 前記リリース機構が前記保持マグネットの前記キー・マグネットに対する位置を前記レディ・ポジションの位置まで戻すステップと、
    前記リリース機構が前記保持マグネットの位置が前記レディ・ポジションの位置に戻るまでの間に前記キーを前記リリース・ポジションに保持するステップと
    を有する請求項17または請求項18に記載の方法。
  20. 前記吸引力を低下させるステップが、前記リリース機構が前記保持マグネットと前記キー・マグネットに磁気的な反発力を発揮させるステップを含む請求項17に記載の方法。
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