JPH09167192A - 訪問看護支援システム用携帯端末 - Google Patents

訪問看護支援システム用携帯端末

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JPH09167192A
JPH09167192A JP26980896A JP26980896A JPH09167192A JP H09167192 A JPH09167192 A JP H09167192A JP 26980896 A JP26980896 A JP 26980896A JP 26980896 A JP26980896 A JP 26980896A JP H09167192 A JPH09167192 A JP H09167192A
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裕司 美澤
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道夫 富田
Seiji Saga
清二 佐香
Mari Mochizuki
麻理 望月
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千恵 関根
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数データを入力する場合、前回入力値を表
示し、入力の手間を省略できると共に、データが入力さ
れたか否かを検査可能な入力方法を提供する。 【解決手段】 データの入力画面は、チェック領域と、
入力領域とから構成されている。チェック領域は、第1
階層〜第3階層からなり、各階層の各項目の頭にはチェ
ックボックスが設けられている。第3階層には入力欄が
設けられており、実際にデータが入力される。入力欄に
データを書き込めばその項目のチェックボックスには自
動的にチェックが入れられる。第2階層の下に設けられ
ている第3階層の項目について全てデータが入力される
と、第2階層のその項目のチェックボックスに自動的に
チェックが入力される。この結果、どの項目にデータが
入力されていないのかを迅速に把握することができ、デ
ータの入力忘れを未然に防止することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、訪問看護支援シス
テム及びこのシステムの構築に関連する技術に関する。
特に、係るシステムにおいて訪問看護に用いられる携帯
端末であって、データの入力が容易な携帯端末に関す
る。
【0002】
【従来の技術】医療の現場において、重要な事項に「治
療」や、「診断」などがある。更に、医療の現場におい
ては「看護」も重要なものとして認識されている。その
ため、この看護を支援するシステムは従来から種々のも
のが提案されている。
【0003】例えば、特開平7−114596号公報に
は看護管理システムの例が示されている。ここに示され
ている看護管理システムの構成図が図16に示されてい
る。この看護管理システムは、看護に関するデータを正
しく、漏れなく入力し、日勤者と夜勤者との引継を円滑
にすることを目的とする。
【0004】図16に示されているように、携帯入力装
置20は、電子手帳型の小型コンピュータであり、看護
者の氏名、被看護者の氏名、看護の日時、看護の内容を
入力するために用いられている。入力されたこれらのデ
ータは、携帯入力装置20のメモリにいったん記憶され
た後、所定時刻に光通信によってホストコンピュータ1
1に伝送される。ホストコンピュータ11は、引継に必
要な連絡事項を上記データから抽出して表にまとめ表示
装置12に表示する。更に、これらのデータはプリンタ
13により印字され得る。
【0005】このように、特開平7−114596号公
報に記載されている看護管理システムは主に病院や診療
所内での看護を円滑にするために用いられるものであ
る。
【0006】しかし、近年病院を退院した後の一定期間
の看護や入院するまでもない患者の看護をする目的でい
わゆる訪問看護が種々の団体により行われている。その
ため、このいわゆる訪問看護をより円滑にするためのシ
ステムが求められている。例えば、図17には、携帯端
末を応用した訪問看護システムの一例である。図17に
示されているように、訪問看護に先立って、まず訪問す
る患者データをパソコンから携帯端末に伝送する。この
伝送は看護ステーションにおいて行われる。次に、この
携帯端末を携えて訪問看護者が患者宅に訪れ、看護の結
果、患者の容態などを携帯端末に入力する。そして、訪
問看護が終了した後、看護ステーションにおいて患者デ
ータが携帯端末からパソコンに伝送されるのである。こ
れによって、パソコン内の患者データの更新が行われ
る。ここに示されているシステムは、簡単で高速な検索
機能により見たいデータをすぐに出力できると共に、看
護者の業務効率も大幅にアップするとされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の訪
問看護支援システムにおいては、パソコンを中心とし
て、携帯端末に患者データをダウンロードしたり、携帯
端末に入力した患者データをパソコンにアップロードす
ることにより、患者データの集中管理が可能である。
【0008】しかし患者データをパソコンから携帯端末
にダウンロードしたり、あるいはパソコンにアップロー
ドしたりしながら看護を支援するシステムは従来の病院
内で行われてきた支援システムと結局のところ同一の構
成を有するものである。
【0009】例えば、図18は、病院や診療所内におい
て用いられる看護支援システムである。ここに示されて
いるシステムはホストコンピュータと、これとICカー
ド等を通じてデータのやりとりを行うペン入力型携帯端
末とを備えたシステムである。
【0010】上記図17に示されている訪問看護支援シ
ステムは、図18における病院内の看護支援システムの
端末を訪問の際に携帯するようにしたものである。しか
しながら、実際の訪問看護においては、各患者ごとにし
なければならない看護作業は、病院内の患者よりはるか
に多岐にわたり、かつ患者が療養している場所の環境も
各患者ごとに大きく異なる。また、病院内のシステムと
は異なり訪問看護の間隔は一般に長くなる(数日に一回
や、数週間に一回等)ため、看護者間の申し送り事項
や、チェック項目等も極めて複雑なものとなりがちであ
る。そのため、更に訪問看護を支援するためのきめの細
かい機能を有するシステムが所望されている。
【0011】本発明はかかる課題に鑑みなされたもので
あり、その目的はより効率的でかつ円滑な訪問看護を行
うために優れた訪問看護支援システムを提供すること、
及びそれに関連する技術を提供することである。
【0012】特に、係る訪問看護システムにおいて、訪
問看護の際に携行される携帯端末上でのデータ入力をよ
り簡易なものとすることが、本発明の目的である。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、上記課
題を解決するために、訪問看護支援システムに用いら
れ、患者宅に携行する訪問看護支援システム用携帯端末
において、所定のデータを入力する入力画面を表示する
入力画面表示手段、を備え、前記入力画面は、前記デー
タを入力する複数の入力項目欄と、前記入力項目欄のそ
れぞれに対応して設けられている複数の下位チェック欄
であって、所定数のグループに分類されている下位チェ
ック欄と、前記チェック欄のうち、同一のグループに属
する全ての下位チェック欄にチェックが入力されている
場合には、自動的にチェックが入力される上位チェック
欄であって、前記各グループ毎に設けられている上位チ
ェック欄と、を含み、前記下位チェック欄は、それに対
応する前記入力項目欄に、データを入力した場合に自動
的にチェックが入力されることを特徴とする訪問看護支
援システム用携帯端末である。
【0014】第2の本発明は、前記下位チェック欄は、
デフォルトのデータが予め表示されており、前記デフォ
ルトのデータを入力したい場合には、前記下位チェック
欄にチェックを入力することが可能なことを特徴とする
第1の本発明の訪問看護支援システム用携帯端末であ
る。
【0015】第3の本発明は、前記グループの数は1で
あって、前記上位チェック欄は1個のみ設けられてお
り、さらに、前記上位チェック欄にチェックが入力され
ていない場合に、データの入力を終了しようとする際
に、全てのデータが入力されていない旨の警告を発する
警告手段を備えることを特徴とする第1又は第2の本発
明の訪問看護支援システム用携帯端末である。
【0016】第4の本発明は、前記入力画面は、前記上
位チェック欄の全てにチェックが入力された場合に自動
的にチェックが入力される最上位チェック欄を含み、さ
らに、前記最上位チェック欄にチェックが入力されてい
ない場合に、データの入力を終了しようとする際に、全
てのデータが入力されていない旨の警告を発する警告手
段を備えることを特徴とする第1又は第2の本発明の訪
問看護支援システム用携帯端末である。
【0017】第5の本発明は、上記課題を解決するため
に、訪問看護支援システムに用いられ、患者宅に携行す
る訪問看護支援システム用携帯端末において、所定のデ
ータを入力する入力画面を表示する入力画面表示手段、
を備え、前記入力画面は、前記データを入力する複数の
入力項目欄と、前記入力項目欄のそれぞれに対応して設
けられている複数のチェック欄と、を含み、さらに、前
回のデータ入力時に前記入力欄にデータが入力されてい
た場合には、前記入力欄に前回入力されたデータを表示
する前回データ表示手段と、前記入力項目欄に設けられ
ている前記チェック欄にチェックが入力された場合に、
前記表示手段によりその入力項目欄に表示されている前
回のデータを、今回のデータとして入力する入力手段
と、を含むことを特徴とする訪問看護支援システム用携
帯端末である。
【0018】第6の本発明は、上記課題を解決するため
に、前記前回データ表示手段は、前記前回入力されたデ
ータを反転表示することを特徴とする第5の本発明の訪
問看護支援システム用携帯端末である。
【0019】第7の本発明は、上記課題を解決するため
に、前記前回データ表示手段は、前記前回入力されたデ
ータの近傍に所定のマークを付与することを特徴とする
第5又は第6の本発明の訪問看護支援システム用携帯端
末である。
【0020】第8の本発明は、上記課題を解決するため
に、前記前回データ表示手段が、前記入力項目欄に前回
のデータを表示している場合に、新たなデータを前記入
力項目欄に入力したときには、その新たなデータを反転
表示ではない通常表示で表示する通常表示手段と、を含
むことを特徴とする第6の本発明の訪問看護支援システ
ム用携帯端末である。
【0021】第9の本発明は、上記課題を解決するため
に、前記前回データ表示手段が、前記入力項目欄に前回
のデータを表示している場合に、新たなデータを前記入
力項目欄に入力した場合には、前記所定のマークを消去
する消去手段と、を含むことを特徴とする第7の本発明
の訪問看護支援システム用携帯端末である。
【0022】第10の本発明は、上記課題を解決するた
めに、訪問看護支援システムに用いられ、患者宅に携行
する訪問看護支援システム用携帯端末において、所定の
データを入力する入力画面を表示する入力画面表示手
段、を備え、前記入力画面は、前記データを入力する複
数の入力項目欄と、前記入力項目欄のそれぞれに対応し
て設けられている複数のチェック欄と、を含み、前記入
力項目欄毎に、データ入力が必須であるか否かを表す属
性である入力必須フラグが設けられており、さらに、前
記入力項目欄にデータが入力された場合に、その入力項
目欄に対応する前記チェック欄にチェックを入れるチェ
ック入力手段と、データの入力を終了しようとする際
に、前記入力必須フラグがデータ入力が必須であること
を表しているにも拘わらず、その入力必須フラグが対応
する前記入力項目欄に対応するチェック欄にチェックが
入力されていない時には、所定の警告を出力する警告手
段と、を含むことを特徴とする訪問看護支援システム用
携帯端末である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0024】実施の形態1訪問看護支援システムの基本構成及び基本動作 図1には、本発明の好適な実施の形態に係る訪問看護支
援システムの構成及びその動作の流れを表す説明図が示
されている。図1に示されているように、この訪問看護
支援システム全体を制御するサーバ100が、例えば訪
問看護ステーションや、診療所内に設けられている。こ
のサーバ100は、患者データや患者に対して行われた
看護の履歴の情報などを管理している。更に、外部から
の操作・要求により、このサーバ100が管理する患者
データや看護履歴情報は外部に出力され、印刷等に供さ
れる。この印刷等の結果、患者の一覧表や、ケア実績一
覧表、経過観察一覧表等が印刷され得る。
【0025】本訪問看護支援システムは、このサーバ1
00と、このサーバ100にLAN又は回線接続され得
る複数の携帯端末102とから構成されている。この携
帯端末102は、いわゆるペンPCが用いられ、だれで
も容易に操作ができるように構成されている。(以下L
AN接続の場合について事例を示す。) まず、訪問看護を行う前に、看護者は、訪問看護に携行
すべき携帯端末102をサーバ100に接続する。そし
て、これから訪問看護をしようとする患者に関する患者
データ(看護履歴の情報を含む)をサーバ100からダ
ウンロードする。このダウンロードは、看護者の管理負
担を軽減させるために、看護スケジュールシステム10
4によって示される患者のデータが自動的に選択され、
その患者データが携帯端末102にダウンロードされる
のである。
【0026】本実施の形態において特徴的なことは、こ
のようにスケジュールに従って特に看護者の指示がなく
とも自動的に患者データがダウンロードされることであ
る。さらに、一度ダウンロードされた患者データは、更
新不可フラグが設定され、他の看護者がダウンロード
し、データを書き換えて更新したりすることはできな
い。このように、本実施の形態においては、一旦正規の
ダウンロードが行われた後は、更新不可フラグが設定さ
れるので、患者データが2重に更新されたり、誤ってデ
ータが破壊されたりする恐れを小さくすることができ
る。すなわち、患者データをダウンロードするプログラ
ムは、患者データのダウンロードの要求があった場合に
は、更新不可フラグが設定されているか否かを検査し、
設定されていれば、ダウンロードを許可しないのであ
る。
【0027】具体的には、サーバ100内において、患
者毎のデータの上記更新フラグを格納したテーブルが作
成されており、患者データのダウンロードによってフラ
グが設定されるのである。
【0028】患者データがダウンロードされた後、看護
者は携帯端末102をサーバ100から切り離し、患者
宅に訪問看護に向かう。患者宅において、この携帯端末
102を用いて、所定の看護を行い、その記録をつける
と共に、患者の身体状況(病気の症状も含む)の記録も
この携帯端末102を利用して行われる。
【0029】訪問看護が終了すると、看護者は看護の記
録や、患者の身体状況などが記録された携帯端末102
を再びサーバ100に接続する。そして、今回新たに記
録された情報がサーバ100内に記憶・保存されるので
ある。
【0030】上述したように、患者データには更新不可
フラグが設定されているが、正規にダウンロードした看
護者から患者データのアップロードがあった場合には、
患者データは更新され、併せて更新不可フラグも解除さ
れる。この更新不可フラグの解除は、患者データのアッ
プロードプログラムによって併せて行われる。
【0031】このように、本実施の形態においては、看
護ステーションなどに設けられたサーバ100に集中的
に患者データ・看護履歴データ等を管理し、訪問看護を
行う際には、必要な患者データ等を携帯端末102にダ
ウンロードして、この携帯端末を患者宅に携行してい
る。このため、多数の患者を取り扱う場合においても、
全てのデータを効率よく管理することができると共に、
看護スケジュールシステム104に基づいて、自動的に
必要な患者データが携帯端末102にダウンロードされ
るので、訪問者の管理負担が大幅に低減するという効果
を奏する。更に、患者宅において、看護者が看護データ
及び患者の身体状況などを携帯端末102に入力し、こ
の携帯端末102をサーバ100に接続させることによ
り、訪問看護において行われた所定の看護や、患者の身
体状況等をサーバ100に新たに登録することが可能で
ある。更に、このサーバ100に集中的に記憶された患
者データ等は外部からの操作により、容易に見ることが
可能であるので、全体の訪問看護の様子を容易に管理可
能な訪問看護支援システムが提供される。
【0032】訪問看護のスケジュール管理機能 上述したように、本訪問看護支援システムにおいては、
看護者が訪問看護に出発する前に、所定の携帯端末10
2をサーバ100にLAN接続し、看護スケジュールに
基づいて患者データを携帯端末102にダウンロードし
た。この患者データのダウンロードの詳細な動作を表す
フローチャートが図2に示されている。図2に示されて
いるように、訪問スケジュールの設定や訪問スケジュー
ルの変更がステップS2−1及びステップS2−2にお
いて、必要に応じて随時実施される。このようにして、
作成された訪問スケジュールを表すスケジュールファイ
ルは、図2の表形式の部分にその構成が示されているよ
うに、日付と時間と、患者名とを含む構成をなしてい
る。また、この表中には示されていないが、その患者に
対する訪問看護者の名称もスケジュールファイルに記録
されている。なお、図1においては、このようなスケジ
ュールファイルを管理する看護スケジュールシステム1
04は、サーバ100とは別体に構成されているように
説明したが、この看護スケジュールシステム104をサ
ーバ100内部の機能として実現することも好適であ
る。いずれの構成を採用する場合においても、サーバ1
00は、看護スケジュールシステム104が管理するス
ケジュールファイル(図2参照)の内容に基づき、所定
の患者データを携帯端末102にダウンロードするので
ある。
【0033】次に、例えば1995年8月1日の訪問看
護についての患者データがダウンロードされる様子につ
いて説明する。まず、ステップS2−3において携帯端
末102であるペンPCをサーバ100にLAN接続し
てこの携帯端末102を立ち上げる。そして、看護者は
サーバ100から今日(1995年8月1日)訪問する
予定の患者の患者データをダウンロードしようとする。
【0034】すると、サーバ100は、携帯端末102
からのダウンロードの要求に基づき、患者検索処理を起
動する。この時、看護スケジュール機能が稼働している
か否かによりダウンロードの動作が異なる。ステップS
2−5においてはスケジュール機能が稼働しているか否
かの検査が行われ、スケジュール機能が稼働していない
場合には、看護者の手入力によりダウンロードすべき患
者データが選択される。
【0035】一方、スケジュール機能が稼働している場
合には、ステップS2−6において看護者はダウンロー
ドすべき日程の範囲を入力する。この入力は、例えば1
995年8月1日から4日間、すなわち1995年8月
4日までのように携帯端末102から看護者が入力す
る。
【0036】すると、サーバ100は看護スケジュール
システム104が管理するスケジュールファイルの内容
を参照し、1995年8月1日から同年8月4日までの
間のこの看護者が訪問する予定の患者名を抽出する。例
えば図2に示されているスケジュールファイルに基づけ
ば、患者はA、B、Cの3名である。サーバ100はこ
の3人の患者名A、B、Cを携帯端末102に送出し、
看護者に確認を促す。(ステップS2−7)。
【0037】さて、看護者はこの表示された患者名を見
て、追加/削除の必要があるか否かを判断する。それ
は、急に患者の要求があり訪問看護をしなければならな
くなった場合や、患者が急に来院した場合などに迅速に
対応するためである。ステップS2−8において患者の
追加や削除が必要がないと看護者が判断した場合には、
ステップS2−9において現在選択されている患者名に
対応する患者の患者データがサーバ100から携帯端末
102にダウンロードされる。このデータは、一般に患
者マスタと呼ばれている。すなわち、図2に模式的に示
されているように、サーバ側の患者マスタのファイルか
ら、携帯端末102であるペンPCの患者マスタに所定
の患者の患者データ、看護履歴の情報などがダウンロー
ドされているのである。
【0038】一方、上記ステップS2−8において患者
の追加が必要であると看護者が判断した場合には、ステ
ップS2−10において、看護者が患者の名称を入力す
ることにより、患者データの検索が行われる。なお、本
訪問看護支援システムにおいては、患者の名称がカナ名
前方一致検索により行われるため、看護者は患者の名前
を入力する。なお、このステップS2−10は、上記ス
テップS2−5においてスケジュール機能が稼働してい
ないと判断された場合にもこの処理が行われる。すなわ
ち、看護スケジュールシステム104が機能していない
場合には、訪問すべき患者の名称は全て看護者が入力す
ることになる。
【0039】反対に、ステップS2−8において患者の
削除が必要であると看護者が判断した場合には、ステッ
プS2−11において削除処理が行われる。この削除処
理は、サーバ100が、携帯端末102において看護者
が入力した削除の要求に対応して対象患者の候補から所
定の患者名を取り除く処理をいう。
【0040】上記ステップS2−10またはステップS
2−11のいずれの場合においても、追加/削除された
後の患者名の一覧が再びサーバ100から携帯端末10
2に送出され、対象となる患者の名称が携帯端末102
において看護者に表示される。これによって、ステップ
S2−12において、訪問看護の対象となる患者の看護
者による確認が再び行われるのである。そして、この確
認の結果患者の追加や削除が再び必要であるかもしくは
必要ないかがステップS2−8において再び判断され、
上述した処理と同様の処理が再び行われる。
【0041】このように、本実施の形態の訪問看護シス
テムにおいては、原則として各携帯端末102を操作す
る各操作者(看護人)が自分で患者名を指定してデータ
をダウンロードするのではなく、予め定められた看護ス
ケジュールに従っていわば自動的に患者データがダウン
ロードされるのである。そのため、訪問看護に出発する
前の作業を簡略化でき、看護者の事務的な負担を軽減す
ることに寄与する。勿論、急なスケジュールの変更など
の場合も上述したように看護者が患者名を追加したり削
除したりすることが可能であるため、柔軟に対応するこ
とが可能である。
【0042】実施の形態2データ入力機能 以下、本実施の形態において特徴的な事項であるデータ
入力機能について説明する。
【0043】上述したように、本実施の形態における訪
問看護システムは、サーバ100と、携帯端末102と
を中心とするシステムである。本実施の形態における携
帯端末102は、患者宅において、種々のデータを入力
することになる。
【0044】本携帯端末102の入力方法において特徴
的なことは、入力が確実に行われたか否か、を容易に確
認することができ、かつ入力が容易な手法を採用してい
る。これは、特に人命に関わる看護目的に使用される携
帯端末102であるため、データの入力を容易に、しか
も確実に行う方法が望ましいからである。
【0045】図3には、本携帯端末102の液晶画面に
表示される入力画面の一例を表す説明図が示されてい
る。図3に示されているように、入力画面は、所定のデ
ータを入力するための入力欄が配置されている入力領域
と、各入力欄にデータが入力されたか否かをチェックす
るためのチェックボックスが配置されているチェック領
域と、から構成されている。本実施の形態において特徴
的なことは、このチェック領域に含まれるチェックボッ
クス群が階層構造を成していることである。
【0046】本携帯端末102における入力画面(図
3)のチェックボックスを制御するために携帯端末10
2の記憶装置中には図4に示されているような制御ファ
イルが格納されている。このチェックボックス群を制御
する制御ファイルには、各チェックボックス毎に1行の
制御情報が記憶されている。図4の1行目は、各チェッ
クボックスの制御情報の項目名称を表す。ここで、第
1、第2、第3はチェックボックスの階層を表すための
符号であり、「前回値表示区分」、「チェック必須区
分」、「入力必須区分」は、後述するように第3階層に
含まれるチェックボックスの機能を表すフラグである。
そして、第1階層、第2階層のチェックボックスには、
「前回値表示区分」、「チェック必須区分」、「入力必
須区分」についての情報は記憶されておらず、そのチェ
ックボックスが対応する項目名が記憶されている。以
下、この項目名は、その対応するチェックボックス自体
の名称としても使用する。
【0047】2行目には「患者の病歴について」という
項目名に対応するチェックボックスが表されている。こ
のチェックボックスは第1階層に存在する。本実施の形
態においては、第1符号が「00」以外の数値で、第2
及び第3符号が「00」である場合には、そのチェック
ボックスは第1階層のチェックボックスを表す。また、
第1及び第2符号が「00」以外の値であり、第3符号
が「00」である場合にはそれは第2階層のチェックボ
ックスを表す。そして、第1及び第2、第3符号のいず
れもが「00」以外の値である場合には、それは第3階
層のチェックボックスを表す。図4に示されているよう
に、3行目には、第2階層のチェックボックス「投薬情
報」が表されている。そして、この「投薬情報」は、第
1階層のチェックボックス「患者の病歴について」の下
に位置しているチェックボックスである。そして、図4
の4〜6行目に示されているように、第3階層に3個の
チェックボックスが設けられている。この3個の第3階
層のチェックボックスは、上記第2階層のチェックボッ
クス「投薬情報」の下に設けられているチェックボック
スである。この第3階層のチェックボックスは、図3に
示されているように入力領域に含まれる各入力欄それぞ
れに対応して設けられているチェックボックスである。
【0048】すなわち、本実施の形態においては第3階
層のチェックボックスが入力領域の各入力欄に対応し、
所定のグループ毎にまとめて、複数の第3階層のチェッ
クボックスの上の階層に第2階層のチェックボックスが
所定の項目名(例えば「投薬情報」)が付されて設けら
れているのである。例えば、図4の7行目に示されてい
るように第2階層のチェックボックス「治療に関する情
報」が、上記第2階層のチェックボックス「投薬情報」
と同様に、第1階層のチェックボックス「患者の病歴に
ついて」の下に設けられている。そして、この第2階層
のチェックボックス「治療に関する情報」の下には、2
つの第3階層のチェックボックスが設けられている。こ
の2つの第3階層のチェックボックスは、上記3つの第
3階層のチェックボックス(第2階層のチェックボック
ス「投薬情報」の下に設けられている)と同様に入力領
域の各入力欄に対応して設けられているチェックボック
スである。
【0049】図4に示されているように、第3階層のチ
ェックボックスは、対応する入力欄の属性について種々
のフラグを備えている。例えば、「前回値表示区分」
は、その入力欄に、前回入力されていた値をデフォルト
の値として表示するか否かを表すフラグであり、この値
が「1」である場合には前回入力された値を入力欄に表
示し、「0」である場合には前回入力された値を入力欄
に表示しない(空白が表示される)ことを意味する。一
方、「チェック必須区分」は、操作者が第3階層のチェ
ックボックスにチェックを入れる必要があるか否かを表
すフラグであり、その値が「1」である場合には操作者
がそのチェックボックスに入力が完了したことを表すチ
ェックを入れなければならないことを意味する。また、
その値が「0」である場合には、係る操作者がチェック
を入れることは必ずしも必要ないことを意味する。ま
た、「入力必須区分」は、操作者がその値を入力するこ
とが必要であるか否かを表すフラグであり、その値が
「1」である場合には必ず値を入力しなければならない
ことを意味し、その値が「0」である場合には、必ずし
もデータの入力は必要ないことを意味する。例えば、図
4の4行目に示されている第3階層のチェックボックス
は、前回このチェックボックスに対応する入力欄に入力
されたデータをデフォルトの値として予め表示し、その
値をそのまま使う場合第3階層のチェックボックスに操
作者がチェックを入れることを必須要件とするものであ
る。また、図4の5行目に示されているチェックボック
スは、4行目に示されているチェックボックスとは異な
り、前回対応する入力欄に入力されたデータを予めデフ
ォルト値として表示することはしない。
【0050】さて、実際に所定のデータを入力するため
に、携帯端末102の画面に入力画面が表示される場合
には、まず制御ファイルから所定の制御情報が読み出さ
れ、携帯端末102のメモリ上に一定のテーブルが構築
される。このテーブルが構築される様子が図5に示され
ている。図5に示されているように、このテーブルは上
述した制御ファイルの情報と、各チェックボックスに対
応してチェック済み区分及び入力済み区分の各フラグを
記入するために各チェックボックスの情報に付加された
ワークエリアと、から構成されている。このワークエリ
アはそれぞれのチェックボックスにどのような処理がさ
れたかを表すものであり、いわば入力オペレーションの
状態を格納するワークエリアである。ここで、チェック
済み区分とは、その対応するチェックボックスにチェッ
クが入力されたか否かを表すフラグであり、その値が
「0」である場合にはチェックが入力されておらず、そ
の値が「1」である場合にはチェックが入力されている
ことを意味する。また、入力済み区分は、データが入力
されているか否かを表すフラグであり、その値が「0」
である場合にはデータが未入力であることを意味し、そ
の値が「1」である場合にはデータが入力済みであるこ
とをそれぞれ意味する。
【0051】このように、携帯端末102内のメモリ上
に一定のテーブルが構築された後、実際に携帯端末10
2の画面に入力画面が表示される。この入力画面の表示
の際には、携帯端末102内部の履歴ファイルから前回
入力されたデータが読み出され、必要な入力欄には前回
入力されたデータがデフォルト値として予め表示される
のである。このように入力画面が表示される様子が図6
に示されている。この入力画面の表示は、まず制御ファ
イルに記録されている制御情報の階層に従って、チェッ
クボックスが階層を表すようにチェック領域に表示され
る。この制御情報は、図5に示されているように、予め
メモリ上に展開されているため、実際にはメモリ上から
そのデータが読み込まれることになる。
【0052】次に、制御情報の前回値表示区分に基づい
て、各入力欄のデフォルト値が必要に応じて表示され
る。上述したように前回値表示区分は、前回に入力され
たデータをデフォルト値として表示するか否かを表すも
のであり、その前回値表示区分が「1」である第3階層
に属するチェックボックスに対応する各入力欄に所定の
前回入力されたデータがデフォルト値として表示される
のである。
【0053】次に、制御ファイルの情報中の入力必須区
分が「0」であるチェックボックスに対応する上記ワー
クエリア(上記図5参照)の入力済み区分に「1」をセ
ットする。すなわち、この入力必須区分が「0」である
チェックボックスに対応する入力欄は、入力が必須では
ないため、ワークエリアの入力済み区分に「1」を予め
セットしてしまうことにより、入力がない場合において
も入力済みであるとして取扱うためにこのような取扱い
をしているのである。
【0054】一方、上記制御ファイル中の情報におい
て、チェック必須区分の値が「0」であるチェックボッ
クスに対応する入力欄には、上記ワークエリアの入力済
み区分(上記図5参照)に「1」をセットする。これ
は、チェック必須区分の値が「0」であるチェックボッ
クスに対応する入力欄は、チェックの必要が必ずしもな
いため、入力済み区分の値を「1」にしてしまうことに
より、チェックが済んでしまったものと擬似的に取り扱
っているのである。
【0055】以上のようにして、図6(上記図3と同
様)に示されているように階層的に表示されたチェック
ボックスで構成されているチェック領域と、第3階層目
のチェックボックスと1対1に対応するように設けられ
ている各入力欄から構成される入力領域とが画面に表示
されるのである。本実施の形態においては、上記チェッ
ク領域に含まれる第3階層目のチェックボックスのみが
操作者によりチェックされるチェックボックスであり、
第1及び第2階層目のチェックボックスは操作者がその
チェックを入力することはない。第1及び第2階層目の
チェックボックスはその階層の下位に所属するチェック
ボックスのチェックの入力が全て完了しているか否かを
表示するためのチェックボックスである。すなわち、第
3階層目のチェックボックスのみが対応する入力欄に所
定のデータが入力されたか否かを表すために自動的にチ
ェックが入力されるのである。
【0056】次に、データの入力及びそれに対するチェ
ックがこの入力画面を用いて行われる。この様子を表す
説明図が図7に示されている。データの入力は、図7に
示されているようにスタイラスペンや、マウスまたはキ
ーボードなどにより行われる。本携帯端末102は、患
者宅においては主にスタイラスペンにより入力が行われ
るが、看護ステーションなどにおいてはマウスやキーボ
ードが接続される場合も考えられる。
【0057】まず、入力必須区分の値が「1」であるチ
ェックボックスに対応する入力欄については、必ずデー
タの入力を行わせる。この入力欄に操作者によってデー
タの入力が行われると、図5に示されているようなメモ
リ上に展開してあるテーブル上の入力済み区分に「1」
がセットされ更にチェック処理区分の値にかかわらずチ
ェック済み区分に「1」がセットされる。
【0058】チェック必須区分の値が「1」であるチェ
ックボックスに対応する入力欄にデータ入力が行われた
場合には、入力と同時にチェック済みとみなしてチェッ
ク済み区分に「1」がセットされる。なお、チェック必
須区分の値が「0」である場合には、上述したようにチ
ェック済み区分のワークエリアに既に「1」がセットさ
れているため、操作者がデータの入力を完了した時点で
自動的に第3階層目のチェックボックスにチェックが自
動的に入力されるのである。
【0059】一方、前回表示区分の値が「1」であるチ
ェックボックスに対応する入力欄には前回入力されたデ
ータがデフォルト値として表示されていれば、これを操
作者が新たな値に書き替える場合には上に述べたのと同
様に入力が完了した後自動的に第3階層目のチェックボ
ックスにチェックが入力されるのである。これによっ
て、操作者がわざわざ自らチェックを入力する必要がな
くなる。勿論、より確実なデータの入力を実現したい場
合には、操作者が手動でチェックを入力することを原則
とするように構成することも考えられる。逆に、前回入
力された値と同じ値を入力する場合には操作者は単にそ
の入力欄に対応するチェックボックスにチェックを入力
するだけでデータの入力を行うことができる。なお、こ
の際上記ワークエリアの入力済み区分には入力済みであ
ることを意味する「1」がセットされる。
【0060】このようにして、入力欄に対する入力また
はチェックが全て終了し、第3階層目のチェックボック
スにそれぞれチェックが入力された場合(図5に示され
ているテーブルのワークエリア(チェック済み区分と、
入力済み区分)の値が全て「1」となった場合には、第
2階層目のチェックボックスに一定の条件の下にチェッ
クが自動的に入力される。すなわち、第2階層目のチェ
ックボックスのそれぞれは、その下に設けられている第
3階層目のチェックボックスの全てにチェックが入力さ
れている場合には自動的にその第2階層目のチェックボ
ックスにチェックが入力されるのである。すなわち、第
2階層目のチェックボックスにチェックが(自動的に)
入力されることは、そのチェックボックスの下に設けら
れている第3階層目のチェックボックスの全てにチェッ
クが入力されていることを意味するのである。
【0061】同様の制御は、第1階層目のチェックボッ
クスにも適用される。すなわち、第1階層目のそれぞれ
のチェックボックスは、そのチェックボックスの下に設
けられている第2階層目のチェックボックスの全てがチ
ェックが入力された場合には、その第1階層目のチェッ
クボックスに自動的にチェックが入力されるのである。
すなわち、第1階層目のチェックボックスにチェックが
(自動的に)入力されていることは、そのチェックボッ
クスの下位の第2階層目のチェックボックスの全てにチ
ェックが入力されていることを意味する。このことは、
さらにその下位の全ての第3階層目のチェックボックス
にチェックが入力されていることをも意味する。
【0062】このように、本実施の形態における携帯端
末102は、入力画面のそれぞれの入力欄に対応してチ
ェックボックスを設けてデータが確かに入力されたか否
かをチェックするような構成を有している。特に、この
チェックボックスが階層構造をなしており、下位のチェ
ックボックスにチェックが全て入力されている場合にの
みその上位のチェックボックスに自動的にチェックが入
力されるように構成した。このため、いずれかの入力欄
にデータの入力忘れが生じた場合を迅速に発見すること
ができ、また前回入力された値をデフォルト値として表
示することによりデータ入力の手間を省くことが可能で
ある。
【0063】さらに、本実施の形態においては第1階層
目のチェックボックスにチェックが入力されていないこ
とが判断された場合には、このチェックが入っていない
まま入力が終了しようとされると所定の警告のメッセー
ジを画面に表示するように構成した。この警告のメッセ
ージは例えば「未入力のデータがあります。入力を終了
しますか?」などのように、未入力のデータがあること
について、操作者の注意を喚起するようなメッセージが
望ましい。このメッセージによって操作者は入力忘れが
あることに気付き入力をやり直す場合もあるであろう
し、もしくはその入力欄には入力をしなくても良いよう
な状況になっている場合にはそのまま警告のメッセージ
を無視して入力を終了することもできる。
【0064】以上述べたように、本実施の形態において
は入力を管理するチェックボックスを階層構造に構成し
たので、入力忘れなどを未然に防止することができ、安
全かつ確実なデータの入力を行うことが可能である。特
に図8に示されているように、入力/チェックの状況を
上位の階層からオーバービューすることで、入力画面が
数頁に及ぶ場合などに確認が容易にできる。
【0065】実施の形態3 以下、本発明の好適な他の実施の形態について説明す
る。
【0066】本実施の形態3も、上記実施の形態2と同
様に訪問看護支援システムにおける携帯端末上のデータ
入力機能に関するものである。本実施の形態3に係るデ
ータ入力機能においても、具体的な手段としては携帯端
末内のCPUと、このCPUが実行するプログラム(正
確には、プログラムが格納されたメモリ)と、から実現
されている。
【0067】本実施の形態3に係るデータ入力機能にお
いて用いられる制御情報の説明図が図9に示されてい
る。この図に示されているように、本実施の形態3にお
ける制御情報は、上記実施の形態1に係る制御情報とほ
ぼ同様の構造をなしている。上記実施の形態2に係るデ
ータ入力機能の制御情報を表す図4と比較されたい。本
実施の形態3における制御情報において特徴的なこと
は、各項目についてその階層情報と、入出力制御フラグ
と、を含んでいることの他に、項目名称が全ての項目に
ついて設けられていることである。上記実施の形態2に
おいては具体的な項目の名称については第1階層及び第
2階層に属する項目についてのみ制御情報として保持さ
れており、具体的に入力されるデータを表す第3階層の
項目についてはその名称は制御情報内には含まれず、他
のファイルなどに格納されていた。図9に示されている
ように、第1階層から第3階層まで含まれる各項目につ
いて項目の名称を独立に設けたので、各項目間の関係が
明瞭になるというメリットがある。
【0068】また、第1階層、第2階層、第3階層の各
階層に含まれる項目の関係も上記実施の形態2とほぼ同
様である。例えば、項目「患者の病歴について」は、第
1階層の情報が「01」であり、第2階層及び第3階層
の階層情報が共に「00」であるため、この項目は第1
階層の項目である。また、項目名称「投薬情報」は、第
3階層の階層情報のみが「00」であるため、第2階層
の項目である。一方、項目「通院方法」、「投薬方
法」、「服薬」は、第3階層の項目である。
【0069】本実施の形態3に係る入出力制御フラグ、
すなわち「前回値表示区分」、「チェック必須区分」、
「入力必須区分」の各フラグの意味は上記実施の形態2
と同様である。例えば、項目「通院方法」は、「前回値
表示区分」が「1」であるため、前回入力されたデータ
をデフォルト値として表示する項目である。また、「チ
ェック必須区分」が「1」であるため、操作者がこの通
院方法に対応するチェックボックスにチェックを入れる
必要がある。また、「入力必須区分」が「1」であるた
め、操作者がその値を入力することが必要であることを
意味している。また、上記実施の形態2と同様に、この
入出力制御フラグは、第3階層に属する項目についての
み設定されており、第1階層または第2階層に属する項
目についてはその名称のみが定められており、入出力制
御フラグの値は決められていない。これは、第1階層ま
たは第2階層に属する項目は実際の値が入力されるもの
ではなく、第3階層に属する項目を分類する役割しか果
していないためである。
【0070】本実施の形態3に係る携帯端末のデータ入
力の入力画面の模式図が図10に示されている。この図
10に示されている入力画面の様子は、上記実施の形態
2とほぼ同様である(上記図3及び図8参照)。
【0071】また、上記実施の形態2と同様にチェック
ボックスと項目名が表示されているチェック領域と、実
際のデータが入力される入力領域との2つの領域に分か
れている。チェック領域は、チェック入力欄と、チェッ
クが入力されることにより自動的にチェックが表示され
る第1及び第2階層のチェックボックスが表示されてい
る。また、入力領域は実際のデータが入力される複数の
入力欄を有している。制御情報の読込み 以下、本実施の形態3係るデータ入力機能において、入
力画面が表示される前の制御情報の読込み動作をフロー
チャートを用いて説明する。
【0072】図11には、制御情報の読込みの動作を表
すフローチャートが示されている。まず、ステップS2
2−1において制御情報読込みプログラムが、制御情報
読込みエリアとワークエリアをクリアする。制御情報読
込みエリアと、ワークエリアと、は共に本携帯端末のメ
モリ上のエリアであり、制御情報の読込みの前にこれら
のエリアをクリアするのである。
【0073】次に、ステップS22−2において読込み
プログラムは制御情報を1件ずつ読み込む。具体的に
は、図9に示されている制御情報を1行ずつ読み出して
行くのである。読み出した制御情報は図11に示されて
いるように、順次メモリ上に展開される。このメモリ上
への展開は上記実施の形態2とほぼ同様であり、例えば
上記図5に示されているようなデータがメモリ上に展開
される。すなわち、このメモリ上に展開されるケーブル
は、制御情報ファイルから読み出した制御情報そのもの
と、その項目に対するオペレーションの状態を格納する
ワークエリアと、から構成されている。このワークエリ
アの(1)は上記実施の形態2と同様にチェック済み区
分であり、ワークエリア(2)は入力済みチェック区分
である。
【0074】ステップS22−3においては制御情報フ
ァイルの内容が全て読み終わったか否かが検査される。
この検査の結果、全て制御情報を読み終わった時には、
ステップS22−4において終了処理が行われる。
【0075】ステップS22−3において終了ではない
と判断された場合には、ステップS22−5において読
み込んだ制御情報が第3階層の情報か否かが検査され
る。この検査の結果、第3階層の情報であれば次のステ
ップS22−6に処理が移行するが、第3階層の情報で
はない場合には上記ステップST22−2に処理が移行
する。
【0076】ステップS22−6においては読み出した
制御情報についてチェック必須区分の値が「0」である
か否かを検査する。この検査の結果、チェック必須区分
の値が「0」である場合には、次のステップS22−7
に処理が移行するが、チェック必須区分の値が「0」で
ない場合には、ステップS22−8に処理が移行する。
【0077】ステップS22−7においては、ワークエ
リア(1)のチッェク済み区分に「1」をセットする。
これは、現在読み込んでいる制御情報からチェック必須
区分の値が「0」であるため、チェックをする必要がな
いことからチェック済み区分を「1」にセットしチッェ
クの対象から外しているのである。
【0078】ステップS22−8においては入力必須区
分が「0」であるか否かが検査される。この検査の結
果、入力必須区分の値が「0」である場合には、次にス
テップS22−9に処理が移行するが、入力必須区分の
値が「0」でない場合には、上記ステップS22−2に
処理が戻る。
【0079】ステップS22−9においては、ワークエ
リア(2)の入力済み区分に「1」が設定される。これ
は、入力が必須でないため、入力済み区分の値を「1」
にすることにより擬似的に入力済みの形にしたものであ
る。
【0080】このように、本実施の形態3においても、
上記実施の形態2と同様に第3階層に属する項目につい
てはチェック済み区分(1)と入力済み区分(2)の値
が設定される。なお、図9に示されているフローチャー
トで「1」が設定されなかったワークエリア(1)、
(2)には全て「0」が設定されている。このため、第
1階層及び第2階層に属する項目のチェック済み区分
「1」と入力済み区分「2」とは全て「0」が設定され
ている。
【0081】入力画面の表示 入力画面を表示する際の動作のフローチャートが図12
に示されている。図11において説明したように、まず
制御情報がファイルから読み出され、メモリ上にテーブ
ルの形でこの制御情報のファイルのデータが格納され
る。
【0082】そして、図12のステップS23−1にお
いて、入力画面の表示に先立って、メモリ上のワークエ
リアのクリアが行われる。このワークエリアは本実施の
形態3においては「今回ワークエリア」と呼び、これか
らデータ入力によって入力されるデータが格納されるワ
ークエリアである。
【0083】ステップS23−2においてはメモリ上の
制御情報が1件ずつ読み込まれる。これは、上述した図
11のフローチャートにおいて説明したメモリ上に展開
されたテーブルに格納された制御情報である。このステ
ップS23−2においては制御情報ファイルから読み出
すのではなく、メモリ上のデータを読み込むのである。
【0084】ステップS23−3においては、制御情報
の読込みが全て終了したか否かが検査される。この検査
の結果、全ての制御情報が読み込まれたと判断された場
合には、ステップS23−4に処理が移行し、入力画面
の表示が終了する。一方、ステップS23−3において
読み込んだ制御情報が最後の制御情報ではないと判断さ
れた場合には、次のステップS23−5に処理が移行す
る。
【0085】ステップS23−5においては、項目の名
称を画面表示する。この項目の名称は例えば「患者の病
歴について」や、「投薬方法」などである。上記図10
に示したように、実際のデータが入力されない項目であ
っても、項目には名称が付されており、入力画面におい
てはこの項目の名称が全て表示されている(図10参
照)。
【0086】ステップS23−6においては、表示した
その項目が第3階層の情報か否かが検査される。第3階
層の情報ではない場合には、上記ステップS23−2に
処理が移行し制御情報の読込みが繰り返される。一方、
第3階層の情報である場合には、次のステップS23−
7に処理が移行する。
【0087】ステップS23−7においては、その項目
の前回値表示区分の値が「1」であるか否かが検査され
る。前回値表示区分の値が「1」でない場合には、上記
ステップS23−2に処理が移行し、制御情報の読込み
が繰り返される。一方、前回値表示区分の値が「1」で
ある場合には次のステップS23−8に処理が移行す
る。
【0088】ステップS23−8においては、その項目
に対してこれまでデータが入力されたことがあるか否か
が検査される。具体的にはデータ入力の履歴ファイルを
サーチし、その項目に入力されたデータのうち最も新し
いものを検索するのである。この検索の結果、その項目
にはこれまでデータが入力されたことがない、すなわち
前回データがない場合には上記ステップS23−2に処
理が移行し制御情報の読込みが再開される。一方、その
項目に対して前回入力したデータがある場合には、次の
ステップS23−9に処理が移行する。
【0089】ステップS23−9においては前回データ
をまだ読み込んでいない場合には、この前回データをメ
モリ上に読み込む。この読込み動作は、ワークエリアの
中に前回データ用のエリアを設け、この前回データ用の
エリアに前回データを読み込むのである。このように前
回データが格納されるメモリ上のエリアを、本実施の形
態3においては「前回ワークエリア」と呼ぶ。
【0090】次に、ステップS23−10においては該
当している項目の前回データを今回の値にコピーをす
る。具体的には、前回ワークエリアの該当項目の値を、
今回ワークエリアの対応する項目にコピーするのであ
る。例えば、項目2及び4が前回一致表示区分の値が
「1」である場合には、この項目2と項目4の値が前回
ワークエリアから、今回ワークエリアにコピーされるの
である。このようなコピーをすることにより、今回ワー
クエリアに格納されている値を画面に表示するので、前
回データを入力画面に表示することが可能となる。
【0091】ステップS23−11においては現在の項
目は、入力欄のある項目か否かが検査される。入力欄と
は、その項目のデータ入力が操作者によるキーボード操
作や手書入力などによることを意味する。入力欄のない
項目とは、例えば強、中、弱などの選択肢が並んでいる
だけの項目や、ON/OFFなどの切替ボタンが示され
ているだけの項目などや、ラジオボタンによるデータ入
力が行われる項目である。入力欄の存在する項目である
場合には、次のステップS23−12に処理が移行し、
入力欄のない項目の場合にはステップS23−13に処
理が移行する。
【0092】ステップS23−13においては前回のデ
ータ入力時において、その項目のチェックボックスにチ
ェックが入れられたか否かが検査される。この検査の結
果、チェックが入れられていた場合には、次のステップ
S23−14に処理が移行する。一方、チェックが入れ
られていない場合には上記ステップS23−2に処理が
移行し、メモリ上の制御情報を1件ずつ読み込む作業が
繰り返される。
【0093】ステップS23−14において、その項目
に対し前回チェックボックスにチェックが入れられたこ
とを表すため、その項目名称を反転表示する。この反転
表示によって、操作者は前回その項目にチェックボック
スの中にチェックが入れられていたことが把握可能であ
る。なお、本実施の形態においては項目の名称を反転表
示にしたが、前回チェックボックスにチェックが入れら
れたことが把握できるのであれば、例えば項目の先に所
定のマークを表示するなどその他の方法を採用すること
も好適である。
【0094】チェック入力及び入力値入力 次に、入力画面から操作者がデータを入力する場合の動
作を図13のフローチャートに基づいて説明する。
【0095】まず、ステップS24−1において操作者
が入力したデータが、データの入力欄に入力されたもの
か、または第3階層の項目のチェックボックスにチェッ
クを入れるものであるのかが検査される。この結果、操
作者が第3階層の項目のチェックボックスにチェックを
入れる操作である場合には、次のステップS24−2に
処理が移行し、入力欄に所定のデータを入力する場合に
はステップS24−3に処理が移行する。
【0096】ステップS24−2においては、図11に
おけるワークエリア(1)に「1」が設定される。この
ワークエリアは、図11において説明したようにチェッ
ク済み区分「1」である。すなわち、操作者が第3階層
の項目のチェックボックスにチェックが入れられること
は、そのデータがチェック済みであることを意味するか
らである。
【0097】次に、ステップS24−4においては入力
エリアがその第3階層の項目に対して存在するか否かが
検査される。この検査の結果、入力エリアがなかった場
合には、次のステップS24−4に処理が移行する。一
方、入力エリアがあった場合には前回入力された値で今
回も入力したいという操作者の意志の表れであるから、
そのままの値を有効にすべく、ステップS24−5に処
理が移行する。
【0098】ステップS24−4においてはメモリ上の
ワークエリアにおいて今回の項目が有効である旨のフラ
グが設定される。具体的には、図4におけるメモリ上の
ワークエリアの「今回分」において、前回の項目の値で
はなく、今回の項目を有効にすべく、前回の値を今回の
値にコピーしないのである。
【0099】さて、上記ステップS24−1において操
作者の入力が入力欄に対する入力であった場合には、ス
テップS24−3に処理が移行し、図3に示されるワー
クエリア(2)に「1」が設定される。このワークエリ
ア(2)は、図3に示されるように、入力済み区分
(2)を意味し、その値が「1」であることはデータが
入力済みであることを意味する。
【0100】ステップS24−7においては、ワークエ
リア(1)、すなわちチェック済み区分(1)に「1」
が入力される。これは、入力欄にデータが入力されたこ
とにより、自動的にチェック済みのデータであると判断
しチェック済みを意味するフラグを立てるのである。
【0101】ステップS24−8において、入力中は、
メモリ上の今回ワークエリアの該当項目にセットする。
この今回ワークエリアは、図4において説明したよう
に、今回入力されたデータ項目の値が格納されるワーク
エリアである。
【0102】ステップS24−9においては入力された
値を入力画面において通常の色彩で表示を行う。これ
は、入力した値を操作者に表示し、内容の確認を行わせ
るためである。
【0103】ステップS24−6においては、現在入力
対象となっている項目が属する第3階層のワークエリア
の(1)及び(2)(図3参照)の値が全て「1」であ
るか否かが検査される。この結果、全て「1」である場
合には次のステップS24−10に移行するが、1つで
も「0」である場合には上記ステップS24−1に処理
が移行し、次に入力されたデータの検査を行う。
【0104】図3において説明したワークエリアの
(1)及び(2)が全て「1」である場合にはステップ
S24−10に移行し、現在の入力項目(第3階層に属
する)の上位の第2階層について、そのワークエリア
(1)、(2)に「1」を設定する。
【0105】ステップS24−11においては、ワーク
エリアの(1)、(2)「1」をセットしたその第2階
層のチェックボックス表示をチェック済み(チェックを
入れた状態)に変更して表示する。
【0106】ステップS24−12においては、ワーク
エリア(1)、(2)に「1」をセットした第2階層の
ワークエリアの(1)、(2)の値が全て1であるか否
かが検査される。この検査の結果、1つでも「0」であ
るものがある場合には、次のデータの入力に対して処理
を行うべく、ステップS24−1に処理が移行する。一
方、この検査の結果全て「1」である場合には、ステッ
プS24−13に処理が移行する。
【0107】ステップS24−13においては、その第
2階層の項目が属する第1階層(その第2階層の上位の
第1階層)に関し、ワークエリアの(1)、(2)の値
として「1」が設定される。
【0108】そして、ステップS24−14においてそ
の第1階層のチェックボックス表示をチェック済み(チ
ェックが入れられた状態)に変更して表示が行われる。
【0109】ステップS4−14の処理の後は、上記ス
テップS24−1に処理が移行し、次の入力されたデー
タの処理に移行する。
【0110】以上述べたように、本実施の形態3におい
ては、データが入力される度に、その第3階層のワーク
エリア(1)、(2)を検査し、全て「1」である場合
にはその直近の上位の第2階層の項目についてワークエ
リア(1)及び(2)に「1」をセットする。さらに、
第2階層のワークエリアに「1」が設定される場合に
は、その第2階層の項目が含まれる直近上位の第1階層
の項目の下にぶら下がっている全ての第2階層のワーク
エリアについて検査を行い、その値が全て「1」である
場合には、その直近上位の第1階層項目のワークエリア
(1)、(2)の値を自動的に「1」に設定した。
【0111】このような動作によって、本実施の形態3
によれば所定の階層のチェックが全て入れられている場
合には、その直近上位の階層の項目に自動的にチェック
が入れられるのである。従って、最上位のチェックボッ
クスにチェックが入れられているか否かを検査すれば、
入力画面前提のデータが入力済みであるかもしくは確認
済みであるかを容易に判断することが可能である。
【0112】図14には、図9における専用情報ファイ
ルとワークエリアについての、さらに詳細な説明図が示
されている。この図14に示されているように第1階層
情報、第2階層情報、第3階層情報の各項目に関する制
御情報ファイルの情報と、2種類のワークエリアに格納
されているフラグから各項目に関するレコードが構成さ
れている。このワークエリアの内容は、図11において
も説明したように、チェック済み区分(1)と、入力済
み区分(2)の2種類のフラグが個々に格納されてい
る。
【0113】また、図14に示されているように、第3
階層情報についてのチェック済み区分(1)及び入力済
み区分(2)の全てのフラグが「1」になると、その第
3階層の項目の直近上位の第2階層のチェック済み区分
(1)と入力済み区分(2)とが共に「1」に設定され
る。また、ある第1階層の項目のチェック済み区分
(1)及び入力済み区分(2)は、その第1階層の項目
の下の第2階層の項目のチェック済み区分(1)及び入
力済み区分(2)の値が全て「1」になった場合に、
「1」に自動的に設定される。すなわち、本実施の形態
3においてはその項目にぶら下がっている下位の項目の
チェック済み区分(1)及び入力済み区分(2)が全て
「1」になった場合その所定の項目のチェック済み区分
(1)及び入力済み区分(2)も「1」に自動的に変更
したのである。このような制御を行うことにより、デー
タの入力が全て行われているか否かを迅速に把握するこ
とが可能である。
【0114】登録処理 入力画面においてデータの入力が完了した後、操作者は
登録ボタンをタップなどすることにより、入力されたデ
ータの登録動作が開始される。図15には、この登録処
理を行う場合の動作のフローチャートが示されている。
【0115】まず、ステップS26−1においては、そ
の入力画面における第1階層のチェック済み区分(1)
及び入力済み区分(2)の2つのワークエリアのフラグ
の値が全て「1」であるか否かが検査される。この検査
の結果、全てのフラグの値が「1」である場合には、ス
テップS26−3に処理が移行し、履歴ファイルへのデ
ータの格納が行われる。一方、「1」ではない値が含ま
れている場合には、次のステップS26−2に処理が移
行する。
【0116】ステップS26−2においては、「未入力
のデータがあります。入力を終了します。」のメッセー
ジを表示する。このメッセージを画面に表示することに
より、操作者に未入力のデータがあることについて注意
を喚起することができ、データの入力忘れなどを未然に
防止することが可能である。このメッセージを表示した
後、操作者がキャンセルボタンをタップなどすると、上
述した図13におけるステップS24−1に処理が移行
し、操作者の入力したデータの処理が再び行われ始め
る。
【0117】一方、ステップS26−2において所定の
メッセージを表示した後、OKボタンが操作者によりタ
ップ等された場合には、ステップS26−3に処理が移
行する。
【0118】ステップS26−3においてはメモリ上の
ワークエリア(今回ワークエリア)のデータ(図12参
照)をハードディスクなどに格納されている履歴ファイ
ルに書き込むのである。
【0119】以上のようにして、入力したデータを登録
する処理が終了する。
【0120】以上述べたように、本実施の形態3によれ
ば、入力すべきデータを階層構造を用いて管理したた
め、データの入力忘れを未然に防止することが可能なデ
ータ入力機能が実現される。
【0121】
【発明の効果】以上述べたように、第1、2、3および
4の本発明においては、チェック欄を階層的に設け、下
位のチェック欄が全てチェックされたときにその上位の
チェック欄も自動的にチェックが入力されるように構成
したので、データの入力忘れを確実に防止することが可
能なデータの入力方法が実現される。
【0122】第5の本発明によれば、前回と同一のデー
タを容易に入力できるのでデータ入力の効率化が実現さ
れうる。
【0123】第6及び7の本発明によれば、前回データ
が容易に識別できるため、前回データの入力がより容易
なものとなる。
【0124】第8の本発明によれば、新たにデータを入
力すると、前回データを表す反転表示が解除されるた
め、新たなデータであることが確実に確認可能である。
【0125】第9の本発明によれば、新たにデータを入
力すると、前回データを表す所定のマークが消去される
ため、新たなデータであることが確実に確認可能であ
る。
【0126】第10の本発明によれば、入力必須フラグ
が設けられているため、入力忘れのチェックの対象とな
る入力項目を自由に設定可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施の形態を表す訪問看護支
援システムの構成を表す説明図である。
【図2】 患者データのダウンロードの詳細な動作を表
すフローチャートである。
【図3】 本携帯端末の入力画面の説明図である。
【図4】 制御ファイルの説明図である。
【図5】 携帯端末のメモリ上に一定のテーブルが構築
される様子を表す説明図である。
【図6】 入力画面が表示される様子を表す説明図であ
る。
【図7】 データの入力等の説明図である。
【図8】 データの入力/チェックをオーバービューす
る場合の説明図である。
【図9】 制御情報の説明図である。
【図10】 入力画面の様子を表す説明図である。
【図11】 制御情報を読み込み、メモリ上にテーブル
が展開される様子を表すフローチャートである。
【図12】 入力画面を表示する際の動作を表すフロー
チャートである。
【図13】 操作者が入力画面からデータなどを入力し
た場合のチェック入力及び入力値入力の際の動作を表す
フローチャートである。
【図14】 図11に示されているメモリ上に展開され
たテーブルの詳細な内容を表す説明図である。
【図15】 登録処理の際の動作を表すフローチャート
である。
【図16】 従来の看護管理システムの説明図である。
【図17】 訪問看護ケアプランソフトのシステムの説
明図である。
【図18】 従来の看護支援システムの説明図である。
【符号の説明】
100 サーバ、102 携帯端末、104 看護スケ
ジュールシステム。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 11/00 310B (72)発明者 佐香 清二 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 望月 麻理 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 小野 宜子 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 新井 時男 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 関根 千恵 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 杉村 美砂 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 訪問看護支援システムに用いられ、患者
    宅に携行する訪問看護支援システム用携帯端末におい
    て、 所定のデータを入力する入力画面を表示する入力画面表
    示手段、 を備え、 前記入力画面は、 前記データを入力する複数の入力項目欄と、 前記入力項目欄のそれぞれに対応して設けられている複
    数の下位チェック欄であって、所定数のグループに分類
    されている下位チェック欄と、 前記チェック欄のうち、同一のグループに属する全ての
    下位チェック欄にチェックが入力されている場合には、
    自動的にチェックが入力される上位チェック欄であっ
    て、前記各グループ毎に設けられている上位チェック欄
    と、 を含み、 前記下位チェック欄は、それに対応する前記入力項目欄
    に、データを入力した場合に自動的にチェックが入力さ
    れることを特徴とする訪問看護支援システム用携帯端
    末。
  2. 【請求項2】 前記下位チェック欄は、デフォルトのデ
    ータが予め表示されており、前記デフォルトのデータを
    入力したい場合には、前記下位チェック欄にチェックを
    入力することが可能なことを特徴とする請求項1記載の
    訪問看護支援システム用携帯端末。
  3. 【請求項3】 前記グループの数は1であって、前記上
    位チェック欄は1個のみ設けられており、 さらに、 前記上位チェック欄にチェックが入力されていない場合
    に、データの入力を終了しようとする際に、全てのデー
    タが入力されていない旨の警告を発する警告手段を備え
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の訪問看護支援
    システム用携帯端末。
  4. 【請求項4】 前記入力画面は、前記上位チェック欄の
    全てにチェックが入力された場合に自動的にチェックが
    入力される最上位チェック欄を含み、 さらに、 前記最上位チェック欄にチェックが入力されていない場
    合に、データの入力を終了しようとする際に、全てのデ
    ータが入力されていない旨の警告を発する警告手段を備
    えることを特徴とする請求項1又は2記載の訪問看護支
    援システム用携帯端末。
  5. 【請求項5】 訪問看護支援システムに用いられ、患者
    宅に携行する訪問看護支援システム用携帯端末におい
    て、 所定のデータを入力する入力画面を表示する入力画面表
    示手段、を備え、 前記入力画面は、 前記データを入力する複数の入力項目欄と、 前記入力項目欄のそれぞれに対応して設けられている複
    数のチェック欄と、 を含み、さらに、 前回のデータ入力時に前記入力欄にデータが入力されて
    いた場合には、前記入力欄に前回入力されたデータを表
    示する前回データ表示手段と、 前記入力項目欄に設けられている前記チェック欄にチェ
    ックが入力された場合に、前記表示手段によりその入力
    項目欄に表示されている前回のデータを、今回のデータ
    として入力する入力手段と、 を含むことを特徴とする訪問看護支援システム用携帯端
    末。
  6. 【請求項6】 前記前回データ表示手段は、前記前回入
    力されたデータを反転表示することを特徴とする請求項
    5記載の訪問看護支援システム用携帯端末。
  7. 【請求項7】 前記前回データ表示手段は、前記前回入
    力されたデータの近傍に所定のマークを付与することを
    特徴とする請求項5又は6記載の訪問看護支援システム
    用携帯端末。
  8. 【請求項8】 前記前回データ表示手段が、前記入力項
    目欄に前回のデータを表示している場合に、新たなデー
    タを前記入力項目欄に入力したときには、その新たなデ
    ータを反転表示ではない通常表示で表示する通常表示手
    段と、 を含むことを特徴とする請求項6記載の訪問看護支援シ
    ステム用携帯端末。
  9. 【請求項9】 前記前回データ表示手段が、前記入力項
    目欄に前回のデータを表示している場合に、新たなデー
    タを前記入力項目欄に入力した場合には、前記所定のマ
    ークを消去する消去手段と、 を含むことを特徴とする請求項7記載の訪問看護支援シ
    ステム用携帯端末。
  10. 【請求項10】 訪問看護支援システムに用いられ、患
    者宅に携行する訪問看護支援システム用携帯端末におい
    て、 所定のデータを入力する入力画面を表示する入力画面表
    示手段、を備え、 前記入力画面は、 前記データを入力する複数の入力項目欄と、 前記入力項目欄のそれぞれに対応して設けられている複
    数のチェック欄と、 を含み、 前記入力項目欄毎に、データ入力が必須であるか否かを
    表す属性である入力必須フラグが設けられており、 さらに、 前記入力項目欄にデータが入力された場合に、その入力
    項目欄に対応する前記チェック欄にチェックを入れるチ
    ェック入力手段と、 データの入力を終了しようとする際に、前記入力必須フ
    ラグがデータ入力が必須であることを表しているにも拘
    わらず、その入力必須フラグが対応する前記入力項目欄
    に対応するチェック欄にチェックが入力されていない時
    には、所定の警告を出力する警告手段と、 を含むことを特徴とする訪問看護支援システム用携帯端
    末。
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JP7-266013 1995-10-13
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