JP2001014411A - 医療支援システムのリンク方法、この方法を記録した記録媒体 - Google Patents

医療支援システムのリンク方法、この方法を記録した記録媒体

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JP2001014411A
JP2001014411A JP18319099A JP18319099A JP2001014411A JP 2001014411 A JP2001014411 A JP 2001014411A JP 18319099 A JP18319099 A JP 18319099A JP 18319099 A JP18319099 A JP 18319099A JP 2001014411 A JP2001014411 A JP 2001014411A
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patient
medical support
support system
slave
master
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JP18319099A
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Masakazu Suzuki
正和 鈴木
Akifumi Tachibana
昭文 橘
Takeshi Hayashi
毅 林
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J Morita Manufaturing Corp
Original Assignee
J Morita Manufaturing Corp
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  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】共通のOS上で独立して稼働する複数の医療支
援システム間において、同じ患者の異なるシステム上の
様々なデータの参照が簡単に、かつ、間違いなくするこ
とができる医療支援システムのリンク方法を提供する。 【解決手段】患者IDを用いて管理されるデータベース
プログラム7、17を有し、独立して稼動可能な複数の
医療支援システム10、20を相互にリンクさせる方法
であって、医療支援システム10、20のうち、いずれ
かをマスター10、他をスレーブ20として、患者ID
を含む患者の個別情報2c、12cの編集はマスター1
0でのみ許容し、スレーブ20では禁止し、患者の個別
情報2cがマスター10側で追加、変更、削除されると
きには、スレーブ20側では、対応した患者の個別情報
12cが自動的に連動して更新されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データベースプロ
グラムを有し、独立して稼働可能な複数の医療支援シス
テム、例えば、レセプト管理システムや、診断画像管理
システムなどを相互にリンクさせる方法と、その方法を
記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、複数のコンピュータや、X
線撮影装置などの診断画像入力手段などを信号線で接続
して、基本OS(オペレーションシステム)上で独立し
て稼働するレセプト管理システムや、診断画像管理シス
テムなどの複数の医療支援システムを、院内のどのコン
ピュータからでも、参照できるようにした、いわゆる院
内LANと呼ばれるシステムを提供している。
【0003】図10は、そのような院内LANで歯科用
に構成されたものの一例を示しており、受付に設置され
たレセプト管理システム110、相談室に設置されたX
線診断画像管理システム120、患者が治療を受けるチ
ェアーサイドに設置された口腔カメラ画像管理システム
130を信号線Lで接続して構成されている。
【0004】レセプト管理システム110は、システム
全体を管理する中央制御部101、画像やデータを表示
するための表示部102、データ入力のための操作部1
03を備え、患者登録管理用のデータベースプログラム
(不図示)を有し、患者の登録、治療履歴の管理を含め
たレセプトの管理をすることができる。
【0005】X線診断画像管理システム120は、同様
に中央制御部111、表示部112、操作部113を備
えるとともに、X線デジタル画像データを管理するデー
タベースプログラム(不図示)を有し、X線防護室15
1に設置された口内法X線撮影装置118Bで口内法デ
ジタル画像を記録したイメージプレート(不図示)か
ら、そのデジタル画像を読み取るイメージプレート読取
装置118Aを備え、患者毎に口内法デジタル画像を参
照管理することができる。また、同様にX線防護室15
1に設置されたパノラマX線撮影装置118Cと接続さ
れ、その装置118Cで撮像されたデジタル化されたパ
ノラマX線画像を患者毎に参照管理することができる。
【0006】口腔カメラ画像管理システム130は、同
様に中央制御部121、表示部122、マウスで構成さ
れた操作部123を備えるとともに、デジタル画像デー
タを管理するデータベースプログラム(不図示)を有
し、口腔カメラ128を備えて、この口腔カメラで撮像
された口腔画像を患者毎に参照管理することができる。
【0007】また、この歯科用院内LANでは、それぞ
れのシステム110、120、130を構成する中央制
御部101、111、121、表示部102、112、
122、操作部103、113、123は、同一のも
の、あるいは互換性のあるものを用いて構成し、それぞ
れのシステムを稼働させているデータベースプログラム
を、それぞれのシステムの記憶部(不図示)に記憶させ
ておいて、あるいは、LAN接続された他のシステムの
記憶部(不図示)から読み込んで、かつ、必要なデータ
を共有して、それぞれのシステムにおいて、他のシステ
ムを稼働させることもできる。
【0008】例えば、OSがいわゆる「ウィンドウズ9
8」(マイクロソフト社の登録商標)である場合には、
レセプト管理システム110のウインドウを表示させ
て、このシステム110を稼働させ、ある患者の登録デ
ータを参照している状態で、口腔カメラ画像管理システ
ム130を立ち上げて、このシステム130のウインド
ウで、その患者の口腔カメラ画像を見ることができる。
こうして、この歯科用院内LANによれば、院内のいず
れのシステムにおいても、他のシステムを立ち上げて、
関連するデータを参照管理することができ、歯科治療の
情報の共有化、効率化を図ることができた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記院内LA
Nにおいては、それぞれのレセプト管理システム11
0、X線診断画像管理システム120、口腔カメラ画像
管理システム130などの医療支援システムは、独立に
稼働するもので、「ウィンドウズ98」上の一の医療支
援システム、例えば、レセプト管理システム110で、
ある患者のデータを参照中に、他の医療支援システム、
例えば、口腔カメラ画像管理システム130を立ち上げ
て、その患者の口腔カメラ画像を見たい際には、そのシ
ステムで、新たに、その患者名などを入力して、あるい
は検索して、その患者のデータを呼び出す必要があり、
手間と時間がかかり、また、間違った患者のデータを参
照して、診断ミスを招くといったことも起こり得た。
【0010】また、それぞれが独立に稼働するので、そ
れぞれのシステムで新たな患者についてのデータを登録
する場合、ほぼ共通する患者IDや、患者名、生年月日
などの個別情報を、その都度入力しなければならず、こ
れにも、手間と時間がかかり、また、同じ患者に異なる
患者IDを割り当ててしまう場合もあり得、その場合に
は、患者データの呼出ミスを招き、再入力などの余分な
労力を要することにもなっていた。さらに、それぞれの
システムで独立して患者データを登録するため、異なる
システム間での不整合が生じる場合もあり得た。
【0011】一方、「ウィンドウズ98」では、異なる
データベースプログラム間でのデータの受け渡しのため
の一時記憶バッファがあり、これを利用してコピーアン
ドペーストすることによって、再入力を避けることもで
きるが、この場合でも、コピーアンドペーストの手間を
要し、また、このコピーアンドペーストは、新たに患者
IDなどを登録する場合には、既に、患者IDなどを登
録済みの他のシステムを呼び出して、コピーする必要が
あり、却って手間となる場合もあった。また、このよう
な問題は、LANを構成している場合だけでなく、一台
のコンピュータに複数の医療支援システムが搭載されて
いる場合でも、同様に発生するものであった。
【0012】本発明は、上記問題を解決しようとするも
ので、LANなどで連結され、あるいは、一台のコンピ
ュータ上で、共通のOS上で独立して稼働する複数の医
療支援システム間において、同じ患者の異なるシステム
上の様々なデータの参照が簡単に、かつ、間違いなくす
ることができる医療支援システムのリンク方法と、この
方法を記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の医療支
援システムのリンク方法は、患者IDを用いて管理され
るデータベースプログラムを有し、独立して稼動可能な
複数の医療支援システムを相互にリンクさせる方法であ
って、複数の医療支援システムのうち、いずれかをマス
ター、他をスレーブとして、患者IDを含む患者の個別
情報の編集はマスターでのみ許容し、スレーブでは禁止
する設定とし、患者の個別情報がマスター側で追加、変
更、削除されるときには、スレーブ側では、対応した患
者の個別情報が自動的に連動して更新されるようにした
ことを特徴とする。
【0014】ここで、医療支援システムとは、中央制御
部、表示部、操作部、媒体読取書出部、記憶部などを備
えたコンピュータと、このコンピュータに搭載されたO
Sと、そのOS上で稼働するデータベースプログラムで
構成されるシステムであって、必要に応じて診断画像入
力手段を備えたものをいい、例えば、患者の登録、来院
履歴の管理などを含み、診療報酬の計算などを行うレセ
プト管理システムや、パノラマX線撮影装置や、口内法
X線撮影装置で撮影したデジタル画像を管理するX線診
断画像管理システム、口腔カメラで撮影したデジタル画
像を管理する口腔カメラ画像管理システムなどがある。
【0015】また、独立して稼動可能な複数の医療支援
システムは、一台のコンピュータの同じOSで稼働する
ものであってもよいし、それぞれ異なるコンピュータに
搭載され、相互に連結されてLANを構成しているよう
なもの、その二者の混合したものであってもよい。
【0016】患者IDとは、データベースの管理をする
ために、それぞれのレコードに付される基本的なキーコ
ードとなるものであって、その形式や名称はこだわらな
いが、重複は許されない。この医療支援システムでは、
患者の氏名のひらかな表記、カタカナ表記、ローマ字表
記、あるいは、コンピュータによって排他的に付される
番号や英文字のコードなどを用いることができる。患者
IDを含む患者の個別情報とは、医療支援システムで、
通常、共通して参照されることが多い患者に関する情報
であって、例えば、患者かな名、患者漢字名、担当する
術者名、患者の性別や生年月日、患者IDの登録年月日
などがあるが、これらは具体的なシステムの必要に応じ
て適宜取捨選択あるいは追加変更されるもので、これら
に限るものではない。
【0017】このリンク方法は、独立して稼動可能な複
数の医療支援システムに主従関係を設け、複数のシステ
ムの一つだけをマスター、他のシステムをスレーブと
し、患者IDを含む患者の個別情報の編集を、このマス
ター側の医療支援システムだけで許可し、他のスレーブ
側のシステムでは、個別情報の編集をすることが出来な
いようにすると共に、マスター側の医療支援システムで
個別情報が追加、変更、削除されるときには、スレーブ
側では、対応した患者の個別情報が自動的に連動して更
新されるようにしたことを特徴とするものである。
【0018】従来、同じOSで起動する2以上の医療支
援システムは、それぞれ独立して稼働し、システム毎に
患者IDを登録し変更する必要があるため、一方のシス
テムでは、患者IDの登録をしても、他方のシステムで
は患者IDの登録がされていなかったり、逆に一方のシ
ステムで患者IDを削除しても、他方のシステムでは削
除されずに残されることがあり、管理上不具合を生じて
いる。
【0019】本発明は、このような事情に鑑みて開発さ
れたもので、患者IDを共通にして、相互に独立して機
能する2以上の支援システムどうしの一元管理化を簡易
な方法で可能にしている。また、このように患者IDを
完全に共通化しておくと、マスター側のシステムから、
スレーブ側のシステムを参照する場合でも、患者IDに
対して関連するデータが間違いなく対応し、患者IDを
パラメータとして、スレーブ側のシステムを呼び出すだ
けで、間違いなく、その患者に対応したデータを参照す
ることができる。
【0020】また、このリンク方法を用いる場合、特に
スレーブ側のデータベースプログラムの修正が最小限で
済むので、マスター側とスレーブ側のプログラムの知的
価値に関する権利者が異なる場合でも、スレーブ側の権
利者の協力を得やすい。
【0021】なお、本発明のリンク方法は、設計当初よ
り、複数の医療支援システム、例えばレセプト管理シス
テムや、X線診断画像管理システム、口腔カメラ画像管
理システムなどを統合した統合医療支援システムを構築
し、患者IDを一元化して管理するものでなく、既に独
立して存在しているこれら複数の医療支援システムを主
従を設けてリンクすることによって、同様の効果を得よ
うとするもので、既存のシステムを有効利用しながら、
関係するシステムのプログラムの修正を最小限に抑える
ことのできるものである。
【0022】請求項2に記載の医療支援システムのリン
ク方法は、請求項1において、スレーブに設定された医
療支援システムに対して、患者の個別情報の編集指令が
なされたときには、編集の禁止メッセージを表示させる
ようにしたことを特徴とする。
【0023】このリンク方法では、スレーブ側の医療支
援システムにおいて、患者の個別情報を編集しようとす
ると、禁止メッセージが表示され、その編集を受け付け
ないので、オペレータに、そのシステムがスレーブで有
ることを明確に解らせることができる。
【0024】なお、この禁止メッセージの表示ととも
に、アラームを発するようにしてもよい。
【0025】請求項3に記載の医療支援システムのリン
ク方法は、請求項1において、スレーブに設定された医
療支援システムに対して、患者の個別情報の編集指令が
なされたときには、マスターに設定された医療支援シス
テムを起動して、患者の個別情報の編集画面を立ち上げ
て、マスター側で患者の個別情報の編集ができるように
したことを特徴とする。
【0026】このリンク方法は、いわゆるスレーブ=マ
スター連動機能を実現するものである。つまり、マスタ
側が起動されていなくても、マスター側を起動させ、ウ
インドウ画面を表示し、患者の個別情報を編集すること
ができるようにしているので、便利がよい。
【0027】請求項4に記載の医療支援システムのリン
ク方法は、請求項1〜3のいずれかにおいて、マスター
側の医療支援システムにおいて、患者IDを指定してス
レーブ側の医療支援システムを起動させ、そのスレーブ
側の医療支援システムにおける、その患者IDに関する
情報を参照することができるようにしたことを特徴とす
る。
【0028】このリンク方法は、請求項1のリンク方法
で保証された患者IDの一元化という利点を利用して、
マスター側からスレーブ側を起動させ、患者IDをパラ
メータとして参照できるようにしたものである。もちろ
ん、すでに、スレーブ側が起動している場合は、改めて
スレーブ側を起動させる必要はない。
【0029】このようにすると、マスター側で、ある患
者のデータを表示させている時に、スレーブ参照のボタ
ンなどを操作するだけで、そのスレーブで管理してい
る、その患者のデータを参照することができ、手間が省
けると同時に、参照ミスも防ぐことができる。
【0030】請求項5に記載の医療支援システムのリン
ク方法は、請求項1〜4のいずれかにおいて、マスター
側の医療支援システムにおいて、スレーブ側の医療支援
システムを起動させ、そのスレーブ側の医療支援システ
ムにおいて患者IDを参照して、その患者IDに関する
情報を参照することができるようにしたことを特徴とす
る。
【0031】このリンク方法は、請求項4のリンク方法
と同様に、マスター側からスレーブ側を参照する方法で
あるが、請求項4の方法と違い、マスター側で、患者を
指定することなしにスレーブ側を起動させて、スレーブ
側で患者を指定してデータを参照することができるもの
である。
【0032】請求項6に記載の医療支援システムのリン
ク方法は、請求項1〜5のいずれかにおいて、上記マス
ター側の医療支援システムが、患者に関して医療に必要
な文字情報を管理するシステムを含むレセプト管理シス
テムであることを特徴とする。
【0033】このリンク方法は、マスター側の医療支援
システムとして、通常、最も基本的に用いられるレセプ
ト管理システムを規定したものである。このレセプト管
理システムは、患者に関する様々な文字情報が集約さ
れ、最も頻繁に参照されるもので、また、患者に関する
基本的な情報を備えているので、マスター側として相応
しく、このレセプト管理システムをマスターとすること
で、複数の医療支援システムの最も理想的な主従関係を
構築することができる。
【0034】請求項7に記載の医療支援システムのリン
ク方法を記録した記録媒体は、患者IDを用いて管理さ
れるデータベースプログラムを有した、独立して稼動可
能な複数の医療支援システムを相互にリンクさせる方法
を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であ
って、複数の医療支援システムのうち、いずれかをマス
ター、他をスレーブとして、患者IDを含む患者の個別
情報の編集はマスターでのみ許容し、スレーブでは禁止
する設定とし、患者の個別情報がマスター側で追加、変
更、削除されるときには、スレーブ側では、対応した患
者の個別情報が自動的に連動して更新されるようにした
マスター側の医療支援システムと、スレーブ側の医療支
援システムとを実行させるためのプログラムをそれぞれ
記録したことを特徴とする。
【0035】ここで、記録媒体とは、フロッピー(登録
商標)ディスク、光ディスク、ROM、ハードディス
ク、光磁気ディスクなど、コンピュータで、あるいは特
殊な装置で書き込み可能であり、コンピュータなどによ
って作成されたプログラムが記録され、コンピュータで
読取可能な情報伝達媒体をいう。
【0036】この記録媒体は、請求項1に記載のマスタ
ー側のシステムを稼働させるためのプログラムと、スレ
ーブ側のシステムを稼働させるためのプログラムを記録
しているので、コンピュータに読み取らせることで、そ
のリンク方法を実現することができる。
【0037】請求項8に記載の医療支援システムのリン
ク方法を記録した記録媒体は、請求項7において、スレ
ーブに設定された医療支援システムに対して、患者の個
別情報の編集指令がなされたときには、編集の禁止メッ
セージを表示させるプログラムを記録したことを特徴と
する。
【0038】この記録媒体は、請求項2のリンク方法を
実現することができる。
【0039】請求項9に記載の医療支援システムのリン
ク方法を記録した記録媒体は、請求項7において、スレ
ーブに設定された医療支援システムに対して、患者の個
別情報の編集指令がなされたときには、マスターに設定
された医療支援システムを起動して、患者の個別情報の
編集画面を立ち上げて、マスター側で患者の個別情報の
編集を可能とするプログラムを記録したことを特徴とす
る。
【0040】この記録媒体は、請求項3のリンク方法を
実現することができる。
【0041】なお、請求項7から9に記載のような記録
媒体に、請求項4、5、6に記載のリンク方法を実現す
るようなプログラムを記録させることもでき、その場合
には、それらの記録媒体を、コンピュータに読み取らせ
ることで、それらのリンク方法を実現することができ
る。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、添付図を参照しつつ、本発
明の実施の形態について説明する。
【0043】図1(a)は、本発明のリンク方法を用い
てリンクされた複数の医療支援システムの一例を示すブ
ロック図、(b)は、(a)の医療支援システムのマス
ター側のシステムAと、スレーブ側のシステムBのウイ
ンドウを示す図である。
【0044】図1(a)は、本発明のリンク方法を用い
てリンクされた複数の医療支援システムが、同一のハー
ド機器、つまり、1台のコンピュータに搭載された例を
示しており、共通して用いられるハード機器について
は、重複して番号を付している。
【0045】リンクされた複数の医療支援システム1
0、20は、ハード構成上は、図10で説明した従来例
の医療支援システム110、120と同様の構成となっ
ており、それぞれ、CPUを備えシステム全体を制御す
る中央制御部1、11、文字情報や画像情報を表示する
ための表示部2、12、文字コードや、制御命令を入力
するための操作部3、13、コンピュータ読み取り可能
な記録媒体9に記録されたプログラムやデータなどを読
み取り、または、その記録媒体9にプログラムなどを書
き出す媒体読取書出部4、14、院内LANを構成する
他の医療支援システムとの通信を制御する通信制御部
5、15、プログラムやデータなどを記憶保存する記憶
部6、16、この記憶部6、16に記憶保存されたデー
タベースプログラムA7、ベータベースプログラムB1
7から構成されている。
【0046】本発明のリンク方法では、リンクされた複
数のシステム間に主従関係を設けるようにしており、こ
こでは、医療支援システム10をマスター側とし、シス
テムAと表記し、医療支援システム20をスレーブ側と
し、システムBと表記する。ここでは、この医療支援シ
ステム10は、従来例で説明したレセプト管理システム
であり、医療支援システム20は、従来例で説明したX
線診断画像管理システムである。したがって、医療支援
システム20には、パノラマX線撮影装置や、口内法デ
ジタル画像を記録したイメージプレート(不図示)か
ら、そのデジタル画像を読み取るイメージプレート読取
装置などの診断画像入力手段18を備えている。
【0047】なお、これらの複数のシステムは、一例と
して示したもので、もちろん、本発明のリンク方法の対
象となるのは、これらに限定されるものではない。
【0048】図1(b)は、医療支援システム10、2
0の表示画面2a、12aを示したもので、マスター側
のシステムAの患者参照ウインドウ2bと、スレーブ側
のシステムBの患者カードウインドウ12bが表示され
ている。システムAの患者参照ウインドウ2bは、登録
された患者に関する個別情報2cと種々の関連情報を参
照するためのもので、システムBの患者カードウインド
ウ12bは、患者の種々のX線画像を参照するためのも
ので、この例では、患者の個別情報12cと口内法デジ
タル画像が表示されている。なお、この口内法デジタル
画像は、解りやすくする為に、実際の画面の輪郭線だけ
を示した線図としている。
【0049】本発明のリンク方法を用いた場合、マスタ
ー側のシステムAでは、患者参照ウインドウ2bに表示
された個別情報2cの患者IDを除く情報、例えば、患
者名、性別などの修正をすることができる。かつ、これ
らの個別情報2cを修正した場合、その修正の確定入力
と同時に、スレーブ側のシステムBの個別情報12cの
対応するデータも修正されるようになっている。
【0050】一方、スレーブ側のシステムBでは、患者
IDを含む患者の個別情報12cは、修正をすることが
できないようになっている。このため、画面上は、個別
情報12cの部分は、網掛け表示となっており、修正が
できないことを示している。また、この例では、カーソ
ルを例えば、患者名の部分に持って行き、修正すべきデ
ータを入力することができるが、その場合には、「入力
禁止です」などの禁止メッセージ12dを表示し、ま
た、同時にアラーム音を鳴動させるようにしている。
【0051】一方、このような禁止メッセージ12dを
表示などする代わりに、スレーブ側で、個別情報12c
の修正要求が発生した場合には、自動的に、マスター側
のシステムAの患者参照ウインドウ2bに切り替えて、
そこで個別情報2cの修正が出来るようにしてもよい。
このような機能を、ここでは、スレーブ=マスター連動
機能と呼ぶ。この場合、マスター側で個別情報2cを修
正すると、上述したように、その確定入力と同時に、こ
のスレーブ側の個別情報12cも修正され、その修正さ
れたデータが、スレーブ側の患者カードウインドウ12
bがアクティブになった状態で更新表示される。また、
他にもスレーブとなっている医療支援システムがリンク
されている場合には、そのシステムの患者の個別情報も
同時に更新されるようになっている。
【0052】こうして、このリンク方法によると患者I
Dを含む患者の個別情報は、全ての主従関係を構成する
医療支援システムで整合性が維持され、患者IDによる
相互のデータの参照が間違いなく、また、便利に行われ
る。
【0053】これより、本発明のリンク方法についてよ
り詳しく説明していく。
【0054】図2(a)は図1に示したリンク方法を用
いてリンクされた複数の医療支援システムの一例を示す
全体構成図、(b)は、(a)の要部構成図、図3は本
発明のリンク方法で用いるパラメータファイルの構造を
示す図である。なお、これより既に説明した部分につい
ては同一の符号を付して、重複説明を省略する。
【0055】図2(a)の全体構成図は、図1の複数の
医療支援システム10や、他のシステムを通信線Lで連
結した院内LANを示すもので、そのハード的構成は、
図10の従来例のものと同一である。異なるのは、これ
らのLANを構成しているそれぞれのシステムが、本発
明のリンク方法でリンクされている点である。
【0056】この院内LANは、受け付けに備えつけら
れた医療支援システム10、相談室に備えつけられた医
療支援システム20、チェアーサイド、つまり、治療室
の患者の側に備えつけられた医療支援システム30、X
線防護室51内に備えられた診断画像入力手段である口
内法X線撮影装置18BとパノラマX線撮影装置18C
とで構成されている。
【0057】具体的には、医療支援システム10は、レ
セプト管理システムであり、医療支援システム20は、
口内法X線撮影装置18Bで口内法デジタル画像を記録
したイメージプレート(不図示)から、そのデジタル画
像を読み取るイメージプレート読取装置18Aを備え、
パノラマX線撮影装置18Cと接続されたX線診断画像
管理システムであり、医療支援システム30は、口腔カ
メラ28を備えた口腔カメラ画像管理システムである。
【0058】なお、図2(a)では、それぞれの場所に
設置されたコンピュータに搭載された代表的なシステム
をそれぞれ表示しているが、実際には、図1(a)に示
したように、必要に応じて、例えば、相談室に設けたコ
ンピュータには、X線診断画像管理システム20に加え
て、レセプト管理システム10を搭載するようにしてい
る。また、相互にLANを構成しているので、それぞれ
のシステムから、他のシステムをLAN上で簡単に呼び
出して、起動させることもできる。
【0059】図2(b)は、図2(a)のシステム相互
間の関係を、特に、本発明のリンク方法に関する部分だ
けを抽出して示したものである。この図では、医療支援
システム10、20、30をそれぞれ、システムA、シ
ステムB、システムCと表しており、システムAがマス
ターであり、システムB、Cはスレーブである。それぞ
れのシステムA、B、Cは、記憶部6、16、26を備
え、システムに固有のデータを保存し管理している。な
お、ここでは、それぞれの記憶部6、16、26は、物
理的に分離したものとして示しているが、一つのハード
機器の領域を分割して、それぞれの記憶部としてもよ
い。
【0060】22cは、医療支援システム30に於ける
患者の個別情報で、医療支援システム10、20の患者
の個別情報2c、12cと共通のものである。2fは、
医療支援システム10の患者の個別情報2cを主たる内
容とするパラメータファイルであって、このパラメータ
ファイル2fによって、マスター側のシステムAと、ス
レーブ側のシステムB、Cの患者の個別情報を一元化し
ている。
【0061】図3は、このパラメータファイルの構造を
示す図である。
【0062】パラメータファイル2fは、機能区分のた
めの1バイト、ウインドウ名の256バイト、患者ID
の10バイト、患者カナ名の15バイト、患者漢字名の
18バイト、術者コードの2バイト、術者名の18バイ
ト、性別の1バイト、生年月日の8バイト、登録年月日
の8バイトから構成されている。
【0063】機能区分は、パラメータファイル2fを受
けたスレーブ側のシステムが、このパラメータファイル
2fの内容にしたがって行うデータ処理の方法を規定し
ており、この機能区分がCの時は、患者の個別情報の登
録、Uの時は更新、Oの時は単にスレーブ側のデータを
開いて参照させるだけ、Dの時は患者の個別情報を削除
するようになっている。ウインドウ名は、マスター側で
スレーブ側を呼び出したウインドウのアドレスがセット
されており、スレーブ側での処理が済んだ後に、所定の
ボタンの操作がなされた時に、このアドレスのウインド
ウ、つまり、マスター側の呼出ウインドウに戻るように
している。
【0064】このパラメータファイル2fの内容は、将
来の使用可能性も含めて設計されているが、これら全部
を使用するものではなく、これらのデータの内から、必
要に応じて使用されるものである。
【0065】これより、これまで説明した図1〜図3も
適宜参照しながら、本発明のリンク方法における患者の
個別情報の登録の手順、参照の手順などについて説明す
る。
【0066】まず、スレーブ側のシステムにおいて、患
者の個別情報の編集を禁止する設定を行う。これは、例
えば、「ウィンドウズ98」では、付属しているデータ
ベースリンク機能の一つであるOLEオートメーション
を用いて、スレーブ側のデーターベースプログラムのレ
ジストリの内容の内、患者の個別情報の部分の編集欄を
無効にすることによって実現することができる。
【0067】ついで、図4に示したマスター側の医療支
援システムAの環境情報設定ウインドウによって、本発
明のリンク方法を使用するか、どうかの設定をする。
【0068】このウインドウの「スレーブ連携」のボタ
ンを「1」に設定すると、本発明のリンク方法を用いる
モードとなり、「0」に設定すると用いないモードとな
る。したがって、このウインドウで、「スレーブ連携」
のボタンを「1」に設定しておく。
【0069】患者登録は、図5に示す医療支援システム
Aの患者登録ウインドウを用いて行う。
【0070】この患者登録ウインドウでは、患者登録に
関する様々なデータ項目を表示しているが、この例で
は、患者の個別情報として用いるのは、キーコードとな
る「患者ID」と、患者の「カナ氏名」、「漢字氏
名」、「性別」、「生年月日」である。
【0071】「患者ID」は、システムA側から自動的
に割り当てられる連番の数字、または英数字を用いてい
るが、システム使用者の希望に合わせた設定、例えば、
マスター側の医療支援システム、ここでは、レセプト管
理システムが独立して複数存在するような場合には、こ
れらのシステム間で独自に割り当てられる連番に重複が
生じないように、番号の第1桁に、そのシステムの識別
のための英数字をセットするようにしたり、病院などで
嫌われる特定の数字などを除外したりすることもでき
る。また、完全に、任意に英数字を入力するようにもで
きるが、この場合には、システム側で、入力された「患
者ID」と既存の「患者ID」との間に重複が生じない
ように管理する必要がある。
【0072】「カナ氏名」は、患者検索で用いるので必
須の入力項目である。もちろん、カタカナでも、ひらか
なでも、また、場合によっては、ローマ字などを用いた
ものでもよい。
【0073】「漢字氏名」は、主として患者識別の視認
性向上のために要求されるもので、必須の入力項目では
ない。また、漢字で表記できない氏名の場合には、適
宜、システムで許容される全ての文字を使用することが
できる。
【0074】「性別」は、重要な必須入力項目であり、
この例では、「1」を入力すると男性、「2」を入力す
ると女性と判断するようにしており、その表示が、入力
数字の側になされるようになっている。
【0075】「生年月日」も必須入力項目であり、年号
の入力と年月日の入力を分けている。年号は、「1」で
明治、「2」で大正、「3」または入力なしで昭和、
「4」で平成と判断し、その旨をそばに表示するように
している。年月日は、年2桁、月2桁、日2桁で、該当
する桁が「0」の場合にも、「0」入力が必要な設定と
なっている。しかしながら、システムAとパラメータフ
ァイル2fには、この年号を西暦の4桁に翻訳して、記
憶保存するようにしている。
【0076】なお、上記の入力様式は一例を示したもの
で、これに限るものではない。
【0077】こうして、上記の必須入力項目の入力が済
むと、上部のタスクメニューの段の「業務メニュー」の
部分に「登録」と表示されるので、この「登録」をマウ
ス(不図示)などでクリックすると登録処理がなされ、
この登録処理の際、上記のパラメータファイル2fを介
して、スレーブ側の全てのシステムB、Cが起動され、
それらの患者の個別情報12c、22cも同時に新規登
録される。
【0078】また、上記の登録処理は、この患者登録ウ
インドウで入力すべき他のデータの入力後、適宜、タス
クメニューの「登録」をクリックし、また、全てのデー
タの入力後、再度、エンタ入力することによっても行う
ことができる。なお、エンタ入力とは、キーボードの
「Enter」キーを操作することをいう。
【0079】患者データを参照したい場合、図6のマス
ター側の医療支援システムAの患者検索ウインドウを用
いる。
【0080】この患者検索ウインドウで、「検索条件」
欄に、カナ入力をすると、入力された範囲のカナ文字を
カナ氏名に有する患者の一覧が表示される。例えば、
「ヤマダ」と入力すると、図のようにカナ氏名に「ヤマ
ダ」を含む患者の一覧が表示され、この内、参照したい
患者をカーソルを移動させて選択し、エンタ入力するこ
とによって、検索の小ウインドウが消え、このマスター
側のシステムAの患者データ(図5のような項目)を見
ることができる。
【0081】エンタ入力する代わりに、タスクメニュー
の「システムB」をクリックすると、パラメータファイ
ル2fを介して、スレーブ側のシステムBが起動され、
図7に示すように、その患者の個別情報12cの必要部
分と、そのシステムBにおけるデータ、この場合は、口
内法X線デジタル画像が表示される。なお、この口内法
X線デジタル画像は、解りやすくする為に、実際の画面
の輪郭線だけを示した線図としている。
【0082】また、患者の検索は、カナ氏名だけでな
く、生年月日、さらに、電話番号が登録されている場合
には、電話番号でも行うことができる。
【0083】患者データの参照は、図8の医療支援シス
テムAの来院患者一覧ウインドウを用いてもすることが
できる。この来院患者一覧ウインドウは、診療日当日に
来院予定の患者が検索されて図のように一覧表示される
もので、ここでも、上記の患者検索ウインドウと同様
に、参照したい患者を選択し、また他のシステムを呼び
出せば、マスター側のシステムAのデータだけでなく、
スレーブ側のシステムB、Cのデータも簡単にかつ間違
いなく参照することができる。
【0084】なお、上記、図6、図8などの場合、患者
を選択しないで、単に、タスクメニューの「システム
A」、「システムB」をクリックすると、そのシステム
を立ち上げることができ、そのスレーブ側のシステムに
おいて、同様の患者検索ウインドウで患者を選択して、
その患者のデータを見ることもできる。この場合も、患
者IDと個別情報が一元管理され、整合性が維持されて
いるので、参照ミスが生じることがない。
【0085】図9は、マスター側の医療支援システムA
の日常業務メニューウインドウの一例を示す図である。
【0086】この日常業務メニューウインドウは、医療
支援システムAの初期メニューであるが、ここで、「シ
ステムB」をクリックしてシステムBを、「システム
C」をクリックしてシステムCを立ち上げることもでき
る。上述のような複数の医療支援システムのリンク方法
を実現するマスター側の医療支援システムと、スレーブ
側の医療支援システムとを実行させるためのプログラム
は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体9(図1)に
記録することができ、そのような記録媒体を、記録媒体
読取装置を有するコンピュータに読み込ませ、上記のプ
ログラムをインストールすることで、これまでの院内L
ANを、簡単に、本発明のリンク方法を実現する院内L
ANとすることができ、産業的効果が大きい。
【0087】
【発明の効果】請求項1に記載の医療支援システムのリ
ンク方法によれば、独立して稼動可能な複数の医療支援
システムに主従関係を設け、複数のシステムの一つだけ
をマスター、他のシステムをスレーブとし、患者IDを
含む患者の個別情報の編集を、このマスター側の医療支
援システムだけで許可し、他のスレーブ側のシステムで
は、個別情報の編集をすることが出来ないようにすると
共に、マスター側の医療支援システムで個別情報が追
加、変更、削除されるときには、スレーブ側では、対応
した患者の個別情報が自動的に連動して更新されるよう
にしたので、患者IDを共通にして、相互に独立して機
能する2以上の医療支援システムどうしの一元管理化を
簡易な方法で可能にする。また、このように患者IDを
完全に共通化しておくと、マスター側のシステムから、
スレーブ側のシステムを参照する場合でも、患者IDに
対して関連するデータが間違いなく対応し、患者IDを
パラメータとして、スレーブ側のシステムを呼び出すだ
けで、間違いなく、その患者に対応したデータを参照す
ることができる。
【0088】また、このリンク方法を用いる場合、特に
スレーブ側のデータベースプログラムでの修正が最小限
で済むので、マスター側とスレーブ側のプログラムの知
的価値に関する権利者が異なる場合でも、スレーブ側の
権利者の協力を得やすい。
【0089】請求項2に記載の医療支援システムのリン
ク方法によれば、請求項1に記載の医療支援システムの
リンク方法の効果に加え、スレーブ側の医療支援システ
ムにおいて、患者の個別情報を編集しようとすると、禁
止メッセージが表示され、その編集を受け付けないの
で、オペレータに、そのシステムがスレーブで有ること
を明確に解らせることができる。
【0090】請求項3に記載の医療支援システムのリン
ク方法によれば、請求項1に記載の医療支援システムの
リンク方法の効果に加え、マスタ側が起動されていなく
ても、スレーブ側からマスター側を起動させ、ウインド
ウを表示し、患者の個別情報を編集することができるよ
うにしているので、便利がよい。
【0091】請求項4に記載の医療支援システムのリン
ク方法によれば、請求項1〜3のいずれかに記載の医療
支援システムのリンク方法の効果に加え、請求項1のリ
ンク方法で保証された患者IDの一元化という利点を利
用して、マスター側からスレーブ側を起動させ、患者I
Dをパラメータとして参照できるようにしたので、マス
ター側で、ある患者のデータを表示させている時に、ス
レーブ参照のボタンなどを操作するだけで、そのスレー
ブで管理している、その患者のデータを参照することが
でき、手間が省けると同時に、参照ミスも防ぐことがで
きる。
【0092】請求項5に記載の医療支援システムのリン
ク方法によれば、請求項1〜4のいずれかに記載の医療
支援システムのリンク方法の効果に加え、マスター側
で、患者を指定することなしにスレーブ側を起動させ
て、スレーブ側で患者を指定してデータを参照すること
ができる。
【0093】請求項6に記載の医療支援システムのリン
ク方法によれば、請求項1〜5のいずれかに記載の医療
支援システムのリンク方法の効果に加え、マスター側の
医療支援システムとして、通常、最も基本的に用いられ
るレセプト管理システムを規定したので、複数の医療支
援システムの最も理想的な主従関係を構築することがで
きる。
【0094】請求項7に記載の医療支援システムのリン
ク方法を記録した記録媒体によれば、請求項1に記載の
マスター側のシステムを稼働させるためのプログラム
と、スレーブ側のシステムを稼働させるためのプログラ
ムを記録しているので、コンピュータに読み取らせるこ
とで、そのリンク方法を簡単に実現することができる。
【0095】請求項8に記載の医療支援システムのリン
ク方法を記録した記録媒体によれば、請求項7にに記載
の医療支援システムのリンク方法を記録した記録媒体の
効果に加え、請求項2のリンク方法を実現することがで
きる。
【0096】請求項9に記載の医療支援システムのリン
ク方法を記録した記録媒体によれば、請求項7に記載の
医療支援システムのリンク方法を記録した記録媒体の効
果に加え、請求項3のリンク方法を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明のリンク方法を用いてリンク
された複数の医療支援システムの一例を示すブロック
図、(b)は、(a)の医療支援システムのマスター側
のシステムAと、スレーブ側のシステムBのウインドウ
を示す図
【図2】(a)は図1に示したリンク方法を用いてリン
クされた複数の医療支援システムの一例を示す全体構成
図、(b)は(a)の要部構成図
【図3】本発明のリンク方法で用いるパラメータファイ
ルの構造を示す図
【図4】本発明のリンク方法を用いるモードを選択する
ためのマスター側の医療支援システムAの環境情報設定
ウインドウの一例を示す図
【図5】図1のマスター側の医療支援システムAの患者
登録ウインドウの一例を示す図
【図6】図1のマスター側の医療支援システムAの患者
検索ウインドウの一例を示す図
【図7】図1のスレーブ側の医療支援システムBの患者
カードウインドウの一例を示す図
【図8】図1のマスター側の医療支援システムAの来院
患者一覧ウインドウの一例を示す図
【図9】図1のマスター側の医療支援システムAの日常
業務メニューウインドウの一例を示す図
【図10】従来のLANで接続された複数の医療支援シ
ステムの一例を示す全体構成図
【符号の説明】
1、11 中央制御部 2、12 表示部 2a、12a 表示画面 2b、12b ウインドウ 2c、12c 患者の個別情報 3、13 操作部 4、14 媒体読取書出部 5、15 通信制御部 6、16 記憶部 7、17 データベースプログラム 9 記録媒体 10、20 医療支援システム 12d 禁止メッセージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 毅 京都府京都市伏見区東浜南町680番地 株 式会社モリタ製作所内 Fターム(参考) 5B075 KK03 KK44 KK54 KK66 ND03 ND06 NK02 PQ02 UU26 UU27 UU28 UU29 5K033 AA05 BA02 DA01 DB12 DB14 DB20 EA06 EA07 EC01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】患者IDを用いて管理されるデータベース
    プログラムを有し、独立して稼動可能な複数の医療支援
    システムを相互にリンクさせる方法であって、 複数の医療支援システムのうち、いずれかをマスター、
    他をスレーブとして、患者IDを含む患者の個別情報の
    編集はマスターでのみ許容し、スレーブでは禁止する設
    定とし、患者の個別情報がマスター側で追加、変更、削
    除されるときには、スレーブ側では、対応した患者の個
    別情報が自動的に連動して更新されるようにしたことを
    特徴とする医療支援システムのリンク方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 スレーブに設定された医療支援システムに対して、患者
    の個別情報の編集指令がなされたときには、編集の禁止
    メッセージを表示させるようにしたことを特徴とする医
    療支援システムのリンク方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、 スレーブに設定された医療支援システムに対して、患者
    の個別情報の編集指令がなされたときには、マスターに
    設定された医療支援システムを起動して、患者の個別情
    報の編集画面を立ち上げて、マスター側で患者の個別情
    報の編集ができるようにしたことを特徴とする医療支援
    システムのリンク方法。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかにおいて、 マスター側の医療支援システムにおいて、患者IDを指
    定してスレーブ側の医療支援システムを起動させ、その
    スレーブ側の医療支援システムにおける、その患者ID
    に関する情報を参照することができるようにしたことを
    特徴とする医療支援システムのリンク方法。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかにおいて、 マスター側の医療支援システムにおいて、スレーブ側の
    医療支援システムを起動させ、そのスレーブ側の医療支
    援システムにおいて患者IDを参照して、その患者ID
    に関する情報を参照することができるようにしたことを
    特徴とする医療支援システムのリンク方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかにおいて、 上記マスター側の医療支援システムが、患者に関して医
    療に必要な文字情報を管理するシステムを含むレセプト
    管理システムであることを特徴とする医療支援システム
    のリンク方法。
  7. 【請求項7】患者IDを用いて管理されるデータベース
    プログラムを有した、独立して稼動可能な複数の医療支
    援システムを相互にリンクさせる方法を実行させるため
    のプログラムを記録した記録媒体であって、 複数の医療支援システムのうち、いずれかをマスター、
    他をスレーブとして、患者IDを含む患者の個別情報の
    編集はマスターでのみ許容し、スレーブでは禁止する設
    定とし、患者の個別情報がマスター側で追加、変更、削
    除されるときには、スレーブ側では、対応した患者の個
    別情報が自動的に連動して更新されるようにしたマスタ
    ー側の医療支援システムと、スレーブ側の医療支援シス
    テムとを実行させるためのプログラムをそれぞれ記録し
    たことを特徴とする医療支援システムのリンク方法を記
    録した記録媒体。
  8. 【請求項8】請求項7において、 スレーブに設定された医療支援システムに対して、患者
    の個別情報の編集指令がなされたときには、編集の禁止
    メッセージを表示させるプログラムを記録したことを特
    徴とする医療支援システムのリンク方法を記録した記録
    媒体。
  9. 【請求項9】請求項7において、 スレーブに設定された医療支援システムに対して、患者
    の個別情報の編集指令がなされたときには、マスターに
    設定された医療支援システムを起動して、患者の個別情
    報の編集画面を立ち上げて、マスター側で患者の個別情
    報の編集を可能としたプログラムを記録したことを特徴
    とする医療支援システムのリンク方法を記録した記録媒
    体。
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