JPH1049608A - 地域医療情報システム - Google Patents

地域医療情報システム

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JPH1049608A
JPH1049608A JP22450896A JP22450896A JPH1049608A JP H1049608 A JPH1049608 A JP H1049608A JP 22450896 A JP22450896 A JP 22450896A JP 22450896 A JP22450896 A JP 22450896A JP H1049608 A JPH1049608 A JP H1049608A
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JP
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database
medical information
medical
patient
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English (en)
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Shinichi Komori
眞一 小森
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地域内の医療情報を各医療機関の間で共有す
る際に、通信コストの削減,レスポンスの向上,データ
の整合性の保証,非常時における医療機関の独立性の保
持などを実現する。 【解決手段】 中央DB4には地域内の全ての患者の医
療情報が、個別DB1aには医療機関1において利用頻
度の高い情報がそれぞれ格納される。機関1に来院した
患者の情報がDB1aにある場合、DB4におけるこの
患者の情報と比較され不足分がDB1aにダウンロード
される。DB1aに情報が無い場合、DB4からその患
者の情報が全てダウンロードされる。情報がDB4およ
びDB1aの両方共に無い場合、新規に作成されDB1
aに格納される。格納された新規情報は、所定の手続の
後にDB4に対してアップロードされる。情報の新規作
成の際に患者による機関1に対する認証情報が作成さ
れ、DB4に格納される。情報のダウンロードの際に
は、この認証情報の確認がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定の地域の医
療機関において、電子カルテを中心とした患者の医療情
報をそれぞれの医療機関で共有するような地域医療情報
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】医療機関において、例えば患者の治療に
当たり、その患者の既往症や過去の治療歴、また、その
患者が複数の症状で以てそれぞれ異なる医療機関を利用
している場合などは、他の医療機関でその患者に対して
なされた治療内容などを前もって知っておくことによ
り、その患者に対してより効果的な治療を施すことがで
きる。
【0003】総合病院のように、一つの病院内に多数の
診療科を有する場合には、それぞれの診療科間での情報
の交換が容易であり、その患者の既往症や、他の診療科
において患者に対してなされた治療の内容などの情報を
直ちに得ることができる。これに対して、上述のような
比較的小規模な医療機関では、単一または互いに密接に
関連した複数の診療科を有するのみであり、複数の症状
で以て来院する患者について、例えば他の医療機関でど
のような治療が行われているか、また、その患者が過去
にどのような治療を受けたことがあるのかを知ることは
容易ではない。
【0004】そのため、従来、ある地域に存在する医療
機関の間で互いに患者の情報を交換するために、幾つか
の方法が提案されていた。第1の方法は、個々の医療機
関がそれぞれ独自のシステムを有し、電子カルテのデー
タフォーマットを共通化する方法である。このフォーマ
ットを共通化されたデータは、各医療機関の間で、IC
カードやインターネットなどを介してデータのやり取り
がなされる。
【0005】第2の方法としては、1つのデータベース
に個々の医療機関がそれぞれデータを格納する方法があ
る。この方法では、ここの医療機関がこのデータベース
に対して公衆電話回線や専用通信回線を用いてアクセス
することによってデータの共有化が図れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
第1および第2の方法は、実用化に際し困難とされる問
題点を有していた。
【0007】第1の方法においてICカードを利用する
場合、このシステムの運用が実質上患者に依存してしま
うという問題点があった。すなわち、来院の際に患者が
自分のデータが記録されたICカードを持参するのを忘
れてしまったり、そのICカードを紛失してしまったよ
うな場合、当然のことながらデータの共有化を行うこと
ができない。これを防ぐために、各医療機関は、個々に
内容の複製を有することが可能であるが、例えば患者が
複数の医療機関を利用するような場合、その患者のIC
カードの内容の整合性を保証することは、困難である。
【0008】また、この第1の方法においてインターネ
ットを介して、その都度患者のデータのやり取りを行え
ば、データの整合性の問題は解決できる。しかしなが
ら、この場合には、その地域において接続されている全
ての医療機関で、コンピュータなどを常時ネットワーク
に接続していなければいけないという問題点がある。す
なわち、例えば病院Aに来院したある患者について、以
前通院していた病院Bでの診療情報が欲しい場合、病院
Bにおいてコンピュータがネットワークに接続されてい
なければ、病院Aでは情報を得ることができない。常時
インターネットに接続するためにはコストが嵩むため、
開業医などによる個人の診療所を含む全ての医療機関に
対して高速な応答や安定したサービスを期待することが
難しいという問題点があった。
【0009】一方、上述の第2の方法によれば、データ
が中央のデータベースの1箇所で集中管理されているた
め、各医療機関においてデータの管理の必要がない。し
かし、何らかの理由で中央のデータベースが稼働を停止
してしまった場合、接続されている全ての医療機関にお
いてデータの利用が不能となるという問題点があった。
また、中央のデータベースに対する通信のための回線が
普通または混雑している状態では、各医療機関での運用
に問題が発生する可能性もある。これは、特に急患など
の非常時に問題となる。さらに、情報を必要とする度に
中央のデータベースに対して通信を行わなければならな
いため、通信コストも嵩んでしまうという問題点があっ
た。
【0010】したがって、この発明の目的は、通信コス
トを削減しつつレスポンスの向上を図り、且つ、データ
の整合性が保証されながらも非常時における医療機関の
独立性を保てるような地域医療情報システムを提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、所定の地域内の全ての患者の医療
情報が格納される第1のデータベースと、所定の地域内
に存在する医療機関に設置され、医療機関において利用
頻度の高い患者の医療情報が格納される第2のデータベ
ースと、第1のデータベースと複数の第2のデータベー
スとの間で通信を行なうための通信回線とを備え、通信
回線を通じて第1のデータベースと第2のデータベース
との間でのデータの整合性をとるようにしたことを特徴
とする地域医療情報システムである。
【0012】上述したように、この発明は、所定の地域
内の全ての医療情報が第1のデータベースに格納され、
それぞれの医療機関において利用頻度の高い医療情報が
それぞれの医療機関に設置される第2のデータベースに
格納され、これら第1および第2のデータベースが通信
回線を介して整合性をとるようにされているため、通信
の際のコストが削減され、それぞれの医療機関における
医療情報へのアクセスの際のレスポンスの向上が図ら
れ、それぞれの医療機関における独立性を保つことがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態
を、図面を参照しながら説明する。図1は、この発明に
よる地域医療情報システムの構成の一例を示す。例えば
医師会単位で構成される所定の地域内に存在する医療機
関1,2,および3は、それぞれローカルな個別データ
ベース1a,2a,および3cを有する。これら個別デ
ータベース1a,2a,および3aは、公衆回線5に接
続される。また、この所定の地域内の全域を受け持つ中
央データベース4が公衆回線5に接続される。
【0014】なお、この例では、地域内に存在する医療
機関が3つとされているが、勿論これはこの例に限定さ
れず、数百乃至は数千の医療機関の接続も可能とされ
る。また、各医療機関は、個別データベースの他に、こ
の個別データベースとネットワーク接続された1または
複数のコンピュータを有することができ、これらのコン
ピュータを個別データベースの検索端末とすることがで
きる。
【0015】この発明においては、中央データベース4
に対して所定の地域内全ての患者の情報(電子カルテ)
が格納される。一方、この地域内の各医療機関1,2,
および3がそれぞれ有する個別データベース1a,2
a,および3aには、これらの医療機関のそれぞれにお
いて通常の診断に必要な、利用頻度の高い医療情報だけ
が格納される。各医療機関1,2,および3において患
者の医療情報の参照が行われる時点と患者の医療情報を
追加した時点とで、中央データベース4と個別データベ
ース1a,2a,および3aとの整合性がとられる。
【0016】図2は、この発明において各医療機関の間
で共有される、医療情報の構造の一例を概略的に示す。
この例では、患者毎の診療情報である医療情報10は、
例えばアメリカなどで提唱されているPOS(Problem O
riented System) に基づき、患者属性11,基礎データ
12,プロブレム13,経過記録14などから成る項目
に分類され、さらに認証情報15が付け加えられ記憶さ
れる。
【0017】患者属性11は、その患者に関する属性デ
ータであり、例えば、患者に対して付されるIDとなる
患者番号,氏名および氏名の仮名表記,性別,生年月
日,現住所および電話番号,管掌(保険などの情報)の
各項目から成る。この患者属性は、それぞれの患者に対
して唯一のものである。この患者属性には、患者自身の
設定による暗証番号が含まれる。基礎データ12は、患
者の体重や身長などのデータから成り、さらに幾つかの
項目に分類される。プロブレム13は、患者が抱えてい
る問題点のリストである。複数の症状を有する患者に対
しては、このプロブレム13が複数発生する。経過記録
14は、プロブレム13の経過が記入される。
【0018】認証情報15は、この医療情報10の共有
が許可されている医療機関の情報から成る。患者は、あ
る特定の医療機関が自分の医療情報10を共有すること
ができるかどうかを設定することができる。この設定
は、患者自身によって行うことができる。これは、例え
ば、各医療機関において設置された端末に対してなされ
る。
【0019】なお、この実施の一形態においては、シス
テムの運用の規則として、個別データベース1a,2
a,および3a内にのみ存在し、中央データベース4内
に存在しない情報に対する削除および更新は、許可され
る。一方、一旦、中央データベース4に登録および格納
された情報の更新および削除は、禁止される。また、こ
の地域内の医療機関を利用する患者のそれぞれには、ユ
ニークなIDが割り振られる。これは例えば保険証の番
号を用いることができる。
【0020】図3は、この発明による、医療情報10の
登録の際のフローチャートを示す。例えば医療機関1に
患者Aが来院すると、患者Aに割り振られたIDや患者
Aの氏名,生年月日などの情報で以て、医療情報10の
検索が行われる(ステップS1)。これは、例えば医療
機関1に設置されたコンピュータなどから成る端末に対
して行われ、先ず、ステップS2により個別データベー
ス1aに患者Aの医療情報10が格納されているかどう
かが調べられる。若し、個別データベース1aに求める
医療情報10が格納されていなければ、処理はステップ
S3に移行する。
【0021】ステップS3において、公衆回線5に対し
て個別データベース1aが接続され、この公衆回線5を
介して中央データベース4にこの患者Aの医療情報10
が格納されているかどうかが調べられる。この個別デー
タベース1aの公衆回線5への接続および中央データベ
ース4に対する検索は、ステップS2からステップS3
への処理の移行の際に自動的に行うようにできる。勿
論、ユーザの操作によってその都度行うようにしてもよ
い。若し、このステップS3において中央データベース
4に求める医療情報10が格納されていないとされれ
ば、処理はステップS4に移行し、医療情報10の新規
の登録が開始される。
【0022】ステップS4において、患者Aによる患者
属性の入力が行われる。これは、患者A自身によって例
えば医療機関1に設置された端末に対してなされ、患者
Aの氏名,生年月日などの属性情報が入力される。患者
Aの保険などの情報も入力される。また、患者A自身に
より暗証番号が設定され入力される。この暗証番号は、
例えば4桁乃至6桁の数字の組み合わせから成り、後述
する認証の際に用いられる。患者属性は、上述の属性情
報とこの暗証番号とから構成される。また、このステッ
プS4では、医療機関1でのこの患者の医療情報10
を、他の医療機関との間で共有することを許可するかど
うかの認証情報が患者A自身によって設定され、入力さ
れる。これらの情報の入力が終了すると、処理は次のス
テップS5に移行する。
【0023】入力された患者属性および認証情報は、先
ず、ステップS5において、公衆回線5を介して中央デ
ータベース4に対して登録される。そして、次のステッ
プS6において、患者Aが来院した医療機関1の個別デ
ータベース1aに対して患者属性が登録される。情報の
データベース4および1aに対する登録が完了したら、
空の医療情報10が作成される。この空の医療情報10
は、ステップS12で個別データベース1aに対して登
録される。
【0024】一方、上述のステップS3において、医療
機関1に来院した患者Aの医療情報10が個別データベ
ース1aには存在しないが中央データベース4には存在
するとされた場合には、処理はステップS8に移行す
る。ステップS8では、患者Aによる医療機関1に対す
る認証が行われる。
【0025】図4は、この認証の方法の一例のフローチ
ャートを示す。最初のステップS20で、中央データベ
ース4に対してアクセスが行われ、中央データベース4
に格納されている患者Aの医療情報10が検索され取り
出され、取り出されたこの医療情報10から、医療機関
認証情報が読み出される。ステップS21で、読み出さ
れたこの認証情報に基づき認証が行えるかどうかが調べ
られ、患者Aが来院したこの医療機関1がこの患者Aに
認証されているかどうかが判断される。
【0026】若し、認証ができこの医療機関1が患者A
に認証されているとされれば、この認証のフローが終了
され、処理は図3に示されるフローチャートのステップ
S9に移行する。一方、ステップS21において認証が
できないとされれば、処理はステップS22に移行す
る。そして、このステップS22で、患者Aに暗証番号
を入力してもらうことによって、この医療機関1は、患
者Aの認証を得ることができる。患者Aの認証が得られ
ると、処理はステップS9に移行し、中央データベース
4から個別データベース1aへの、患者Aに関する全て
の情報のダウンロードが行われる。そして、処理はステ
ップS12に移行する。
【0027】また一方、上述のステップS2において医
療機関1に来院した患者Aの医療情報10が個別データ
ベース1aに存在するとされた場合には、処理はステッ
プS10に移行する。ステップS10では、上述の図4
に示されるフローに従い、患者Aによる医療機関1に対
する認証が行われる。患者Aによる認証が得られると、
処理は次のステップS11に移行する。
【0028】ステップS11では、中央データベース4
に対してアクセスが行われ、中央データベース4から個
別データベース1aへの、不足情報のダウンロードが行
われる。上述したように、医療情報10を構成するデー
タのうち、例えばプロブレム13および経過記録14
は、それぞれ複数存在することができる。これらのデー
タは、医療機関において患者Aの診療が行われる度に新
たに作成され、作成されたデータは、これまでのデータ
に対して追加される。
【0029】後述するが、このデータの追加は、個別デ
ータベースに対して行われると共に、中央データベース
4に対しても行われる。そして、中央データベース4に
おいて、追加されたこれらデータに対して各々を区別す
るための、例えば通し番号が振られる。例えば、図2の
経過記録14では、追加された順に、経過記録14a,
14b,14c,14d,および14eに対して、それ
ぞれ〔1〕,〔2〕,〔3〕,〔4〕,および〔5〕な
どと番号が振られる。この追加されるデータは、患者A
について常に同じ医療機関からのデータが追加されると
は限らず、複数の医療機関において作成されたデータが
混在することもあり得る。
【0030】上述のステップS3,ステップS8および
ステップS9で説明したように、個別データベース1a
内に存在する医療情報10は、元々が中央データベース
4からダウンロードされたものである。そのため、個別
データベース1aに存在する医療情報10を構成するデ
ータのそれぞれには、通し番号が振られている。したが
って、個別データベース1a内の、患者Aに関する医療
情報10を構成するデータのそれぞれに振られている番
号のリストを作成し、このリストと中央データベース4
内の、患者Aに関する医療情報10を構成するデータの
それぞれに振られている番号のリストとを比較すること
によって、個別データベース1aにおける患者Aに関す
る医療情報10の不足分を知ることができる。図2の例
では、個別データベース1aにおいて経過記録14dが
不足していることが示されている。この不足分の情報に
基づき、上述の中央データベース4から個別データベー
ス1aへの不足情報のダウンロードが行われる。これに
より、個別データベース1aでは、常に最新または最新
に近い医療情報10を得ることができる。中央データベ
ース4からの不足情報のダウンロードが完了すると、処
理はステップS12に移行する。
【0031】ステップS12において、患者Aに対する
医療行為に伴い作成された記録は、新規の医療情報とし
て一旦個別データベース1a内に蓄積される。そして、
次のステップS13で、新しく発生した医療情報は、誤
字などの修正がなされた後にプリンタなどによって印刷
され、ステップS14で、医療従事者によって、この印
刷された医療情報の内容が確認され著名および捺印がな
される。なお、これらステップS13およびステップS
14における処理は、法律上規定されているものであ
る。このように著名および捺印がなされた医療情報は、
変更や改ざんが禁止される。著名および捺印がなされる
と、処理は次のステップS15に移行する。
【0032】ステップS15では、中央データベース4
に対するアクセスが行われ、上述のステップS12にお
いて新規に作成された患者Aの医療情報が中央データベ
ース4に対してアップロードされる。アップロードされ
たこの医療情報は、中央データベース4において患者A
の医療情報10に対して追加され登録される。なお、こ
のアップロードは、必ずしも患者毎に行われる必要は無
く、例えば午前および午後に一度ずつ、また例えば、一
日の所定の時間に一回というようなスケジュールで以て
行なうようにしてもよい。
【0033】上述したシステムの運用規定により、一旦
アップロードされた情報は、個別データベース1aにお
いての修正および削除はできない。したがって、個別デ
ータベース1aと中央データベース4との間でデータの
整合性に矛盾が発生することが無い。勿論、これは他の
医療機関2および3においても同様である。
【0034】また、例えば医療機関1において、個別デ
ータベース1a内に存在するデータのうち、来院しなく
なった患者の医療情報などのような不要な医療情報は、
削除することができる。削除された医療情報が再び必要
となったときには、中央データベース4から該当する医
療情報を随時ダウンロードすることができる。
【0035】なお、この発明は、所定の地域内において
医療情報を共有化するためのシステムであるが、これは
この例に限定されず、他のデータベースシステムに対し
ても適用可能なものである。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、新規の医療情報は、各医療機関から中央データベー
スに対して随時または定期的にアップロードされ、各医
療機関においては、各医療機関が個別データベースにそ
れぞれ有する医療情報と中央データベースに存在する医
療情報とを比較し、不足分を中央データベースから個別
データベースに対してダウンロードするようにされてい
るため、各医療機関において、最新に近い医療情報を安
定して得られるという効果がある。
【0037】また、各医療機関の個別データベースと中
央データベースとの間の通信は、必要最小限に抑えら
れ、常に行なう必要が無いため、通信時間を節減でき、
さらに、中央データベースと個別データベースとの間で
は、差分データだけがやり取りされるため、通信の際の
時間およびデータ量が削減される効果がある。
【0038】さらに、各医療機関において医療行為を行
なう際には、各医療機関がそれぞれ有する個別データベ
ースに対してアクセスが行なわれるため、通信などによ
るレスポンスの低下が発生しないという効果がある。
【0039】さらにまた、中央データベースおよび個別
データベースとの間の回線が不通となった場合や、中央
データベースがメンテナンスのために稼働を停止してい
るような場合などでも、各医療機関がそれぞれ有する個
別データベースに利用可能なデータが存在することを期
待できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による地域医療情報システムの構成の
一例を示す略線図である。
【図2】医療情報の構造の一例を概略的に示す略線図で
ある。
【図3】この発明による医療情報の登録の際のフローチ
ャートである。
【図4】認証の方法の一例のフローチャートである。
【符号の説明】
1,2,3・・・医療機関、1a,2a,3a・・・個
別データベース、4・・・中央データベース、5・・・
公衆回線、10・・・医療情報

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子化された医療情報を所定の地域内の
    複数の医療機関で共有する地域医療情報システムにおい
    て、 所定の地域内の全ての患者の医療情報が格納される第1
    のデータベースと、 上記所定の地域内に存在する医療機関に設置され、上記
    医療機関において利用頻度の高い上記患者の医療情報が
    格納される第2のデータベースと、 上記第1のデータベースと複数の上記第2のデータベー
    スとの間で通信を行なうための通信回線とを備え、 上記通信回線を通じて上記第1のデータベースと上記第
    2のデータベースとの間でのデータの整合性をとるよう
    にしたことを特徴とする地域医療情報システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の地域医療情報システム
    において、 必要な第1の医療情報が上記第2のデータベースに存在
    するときには、上記第1のデータベース内に格納されて
    いる上記第1の医療情報に対応する第2の医療情報と上
    記第1の医療情報とを比較し、上記第2の医療情報に対
    する上記第1の医療情報の不足分を抽出し、該不足分を
    上記第1のデータベースから上記第2のデータベースに
    対してダウンロードし、 上記第1の医療情報が上記第2のデータベースに存在せ
    ず上記第1のデータベースに存在するときには、上記第
    1のデータベースから上記第2のデータベースに対して
    上記第2の医療情報をダウンロードし、 上記第1の医療情報が上記第1のデータベースおよび上
    記第2のデータベースに共に存在しない場合には、上記
    第2のデータベースに対して新規に上記第1の医療情報
    を作成し、所定の手続を終了後に上記新規に作成された
    第1の医療情報を上記第1のデータベースに対してアッ
    プロードすることを特徴とする地域医療情報システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の地域医療情報システム
    において、 上記不足分の抽出は、上記第2の医療情報を構成する情
    報のそれぞれに付された番号と上記第1の医療情報を構
    成する情報のそれぞれに付された番号とを比較すること
    によってなされることを特徴とする地域医療情報システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の地域医療情報システム
    において、 上記新規作成の際に、該新規作成される医療情報に係る
    患者によって上記第2のデータベースが設置される医療
    機関の認証がなされ、該認証情報が上記第1のデータベ
    ースに格納され、上記ダウンロードの際に上記認証情報
    の確認を行なうことを特徴とする地域医療情報システ
    ム。
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