JP2001236423A - 介護関連データ共有システムおよび介護データ共有システム用記録媒体 - Google Patents

介護関連データ共有システムおよび介護データ共有システム用記録媒体

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JP2001236423A
JP2001236423A JP2000047497A JP2000047497A JP2001236423A JP 2001236423 A JP2001236423 A JP 2001236423A JP 2000047497 A JP2000047497 A JP 2000047497A JP 2000047497 A JP2000047497 A JP 2000047497A JP 2001236423 A JP2001236423 A JP 2001236423A
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care
business
nursing
service
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JP2000047497A
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Inventor
Akira Akatsuka
彰 赤塚
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各事業者が、各事業者の業務に適したアプリ
ケーションソフトを利用でき、また事業者毎にローカル
データベースを管理運用でき、さらに、所定のデータを
セントラルデータベースに登録して共有できるようにす
る。 【解決手段】 各事業者2は、各事業者の業務内容に適
したアプリケーションソフトを利用して作成したデータ
をローカルデータベース28に格納する。登録データ抽
出・送信手段24は、作成されたデータの中から所定の
項目のデータを抽出してデータ共有機関1へ送信する。
データ共有機関1は、送信元の事業者のアクセス権限を
チェックした上で、受信したデータをセントラルデータ
ベース18に登録する。これにより、各事業者が作成し
たデータがセントラルデータベース18に一元的に蓄積
され管理される。データ共有機関1は、事業者2からの
データ提示要求に基づいて指定された要介護者に関する
各種のデータを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、介護関連データ
共有システムおよびそのシステム用の処理プログラムを
記録した記録媒体に関する。詳しくは、在宅介護に関連
する各種の事業者等(例えば、介護支援事業者、介護サ
ービス事業者、介護保険施設等)ならびにセントラルデ
ータベースを備えるデータ共有機関(サーバ)を、通信
ネットワークを介して接続し、各事業者等がそれぞれ所
有・管理・運用等している各ローカルデータベースのデ
ータの中から予め設定した項目のデータをデータ共有機
関へ送信してセントラルデータベースに蓄積させるとと
もに、各事業者等がセントラルデータベースに蓄積され
たデータを参照できるようにすることで、要介護者の介
護に関する各種のデータを各事業者等が共有できるよう
にしたものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に一人の要介護者は、複数の在宅介
護サービス事業者等からサービスを受けることがある。
従来、介護サービス実施実績等は各在宅介護サービス事
業者等がそれぞれの事業者のパソコン等で管理してい
る。このため、一人の要介護者について全ての実績デー
タを随時またはまとめて参照することが困難であった。
そこで、このような問題を解消するようにしたシステム
等が以下に示すように種々提案されている。
【0003】特開平8−30692号公報には、在宅介
護サービスに関連する各種情報を一元的に管理して共用
できるようにした在宅介護サービスのための情報処理シ
ステム及び方法が記載されている。この情報処理システ
ム及び方法は次のように構成されている。例えば在宅介
護支援センタ内にサーバを配置し、これにデータベース
及びプリンタを接続するとともに、LANを介して受付
用端末および提供者用端末を接続する。また、WANを
介して市町村のサービス調整チーム、社会福祉協議会、
訪問看護ステーションというサービス提供機関に配置さ
れた提供者用端末にも接続する。
【0004】サービス提供能力に関する情報は提供者用
端末から、要援護者に関する情報は受付用端末からそれ
ぞれ入力され、LANやWANを介してデータベースに
蓄積される。これらの情報を用いてサーバにより要援護
者に対する援護計画及びサービス提供のスケジュールが
作成される。援護サービス提供スケジュールの決定後、
要援護者から援護サービス提供の着手に対する承諾が得
られると、そのスケジュールに従って、各サービス提供
機関により要援護者への援護サービスが実施される。こ
のとき各サービス提供機関のサービス提供者は、援護サ
ービスの実施前に、データベースに蓄積されたスケジュ
ール情報を通信回線(LANやWAN等のネットワー
ク)を介して取り出して提供者用端末装置に表示させる
ことにより、上記スケジュールを知る。
【0005】また、サービス提供者は、援護サービスの
実施後に、サービスの実施状況および実施の際の要援護
者に対する観察結果を示す情報(実施情報および観察情
報)を提供者用端末から入力し、通信回線を介してデー
タベースに蓄積させる。これら実施情報および観察情報
は、他のサービス提供者によって参照され、他のサービ
ス提供者による同一に要援護者に対する援護サービスの
実施に利用される。また、これらの情報は、その要援護
者にとって必要とされる援護サービスの種類や量が変化
した場合には、この変化を知るために利用され、また、
この変化に基づき援護サービスの種類および量を新たに
決定するためにも利用される。
【0006】特開平10−21301号公報には、訪問
看護ステーションや在宅介護支援センタ等のサービス提
供組織から派遣されたサービス提供者が患者宅等にて看
護や介護等のサービス業務を行なうための地域保険医療
情報システムおよびそれに用いる可搬型記憶媒体(IC
カード)が記載されている。
【0007】この地域保険医療情報システムは、サービ
ス提供者に配布されるICカードと、所定の組織の管理
者がサービス提供者に認可したサービス業務の内容をI
Cカードに記録するための管理端末と、サービス提供者
とサービス業務を受けるサービス授受者を識別しICカ
ードに記録されたサービス業務の内容を読み出すために
訪問先に設置された操作端末と、医療または介護のサー
ビス業務を行なうための地域保険医療情報を記録した情
報蓄積装置と操作端末との間を結び地域保険医療情報か
ら所定の情報を伝送するネットワーク装置とから構成さ
れている。
【0008】特開平11−296604号公報には、ヘ
ルパーの巡回介護を支援する在宅介護総合支援システム
が記載されている。この在宅介護総合支援システムは、
ネットワークを介してクライアント及びサーバが接続さ
れたシステムである。サーバは、少なくとも介護対象者
に提供する介護プランからなるケアプランデータと、ヘ
ルパーの休暇予定情報を含む個人情報からなるヘルパー
データと、ヘルパーの巡回予定からなる巡回データと、
ヘルパーの巡回介護の実績となる活動実績データと、介
護対象者の個人情報からなる介護対象者データとを記憶
するデータベースを備えている。
【0009】そして、データベースに記憶されるケアプ
ランデータ、ヘルパーデータ、巡回データ、活動実績デ
ータおよび介護対象者データは、データおよびデータを
構成する情報単位毎に、検索可能となる利用者を特定す
るキー情報を有している。
【0010】クライアントは、予め定められたユーザ・
キー情報をサーバへ送信する。サーバは、クライアント
から送られたユーザ・キー情報に従ってデータベースか
ら検索可能な情報のみから構成される対象データを生成
し、生成したデータをクライアントへ送信する。
【0011】例えば、サーバは、クライアントから送ら
れたユーザ・キー情報に従ってデータベースから対象と
なる巡回データを取得し、取得した巡回データをクライ
アントへ送信する。クライアントは、サーバから受信し
た巡回データに対応してヘルパーが行なった巡回介護情
報を入力し、入力した巡回介護情報をユーザ・キー情報
と共にサーバへ送信する。サーバは、受信した巡回介護
情報から活動実績データを生成し、生成した活動実績デ
ータを、受信したユーザ・キー情報に従ってデータベー
スに記憶する。
【0012】特開平11−45304号公報には、各種
医療機関やそれらの患者が医療に関するデータを相互利
用できるようにした医療支援システムが記載されてい
る。この医療支援システムは、各種医療機関に設置され
る端末ならびに一般宅に設置される端末とデータ管理機
関に設置されるホストとがネットワークを介して接続さ
れており、各種医療機関で作成される患者の医療データ
を、ネットワークを介して伝送してデータ管理機関で集
中管理し、各種医療機関ならびに一般宅からの要求に応
じて医療データを提供できるようにしている。
【0013】データ管理機関のホストは、各種医療機関
および一般宅等から送られてくる認証用データに基づい
て利用者の認証を行なう認証手段と、認証手段による認
証結果に基づいて予め利用を定めたデータのみを提供す
るよう制御するデータ利用制御手段とを備えている。
【0014】データ管理機関にて集中管理されるデータ
は複数のレイヤ構造を有し、データ更新毎に更新日付を
含む属性情報を付与して異なるレイヤに記録し、同じ属
性を持つレイヤに対しては再度の記録を禁止するととも
に、属性の一部が同一であるレイヤを関連付けて提供す
るようにしている。
【0015】データ管理機関(医療支援サービス機関)
は集中データ貯蔵装置を備える。データ管理機関(医療
支援サービス機関)での停電やネットワークトラブル等
の障害発生時にも医療支援システムが利用できるような
予備的な手段として、医院・診療所等の端末に対して利
用者側データ貯蔵装置を備え、集中データ貯蔵装置に貯
蔵する医療データおよび業務データの一部を利用者側デ
ータ貯蔵装置にも貯蔵し、医療行為の利用に供するよう
にしている。
【0016】利用者側データ貯蔵装置に貯蔵するデータ
は、例えば直近の医療データである。この場合、利用者
側データ貯蔵装置と集中データ貯蔵装置とで貯蔵内容に
違いが出てくるので、利用後に集中データ貯蔵装置に送
るようにする。このようにすれば、医療支援システムが
異常発生によって動かなくなっても、利用者側データ貯
蔵装置に蓄えられているデータを使って医療行為を継続
することができる。
【0017】医院、診療所等や患者等では医療支援サー
ビス機関から配られるソフトウェアを使うだけで良いの
で、このシステムを利用するに当たっての投資を少なく
抑えることができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】特開平8−30692
号公報に記載された在宅介護サービスのための情報処理
システム、ならびに、特開平11−296604号公報
に記載された在宅介護総合支援システムでは、データベ
ースを備えたサーバを設け、このサーバのデータベース
に介護サービスに関する情報を一元的に蓄積すること
で、各種の事業者や利用者等が介護サービスに関する情
報を共用できるようにしている。
【0019】このようなクライアント・サーバ方式を採
用したシステムでは、各事業者や各利用者が使用するア
プリケーションソフトウェアがそのシステム用に開発さ
れたものに限定されることがある。このため、各事業者
や各利用者が自己の業務内容や業務形態に適したソフト
ウェアを利用できないことがある。また、介護サービス
に関する情報はサーバ側に設けられたデータベースに一
元的に蓄積されているため、各事業者や各利用者がそれ
ぞれの業務処理を行なう際にもサーバへアクセスする必
要がある。このため、サーバ側に大きな負荷がかかるこ
とがり、サーバ側の可動状況によっては各事業者や各利
用者側における業務処理が速やかになされないことがあ
る。また、ネットワークの混雑状況によっては各事業者
や各利用者側における業務処理が速やかになされないこ
とがある。
【0020】特開平11−45304号に記載された医
療支援システムでは、医院・診療所等の端末側に利用者
側データ貯蔵装置を備え、この利用者側データ貯蔵装置
に例えば直近の医療データで格納しておくことで、デー
タ管理機関(医療支援サービス機関)での停電やネット
ワークトラブル等の障害発生時にも医療支援システムが
利用できるようにしている。しかしながら、利用者側デ
ータ貯蔵装置に格納される医療データは例えば直近のも
の等であるため、また、医療支援サービス機関から配ら
れるソフトウェアを使用しているため、例えば介護サー
ビスに係る事業者等がその事業者の必要とする各種のデ
ータを利用者側データ貯蔵装置に蓄積してローカルデー
タベースを構成し、そのローカルデータベースを利用し
てその事業者の業務を行なうようにしたいという要求に
答えることは困難である。
【0021】特開平10−21301号に記載された地
域保険医療情報システムは、各サービス提供組織(病
院、介護支援センタ、市役所福祉課)がそれぞれ情報蓄
積端末を備え、それぞれの情報蓄積端末には各サービス
提供組織が責任を持つべき情報がそれぞれ記録されてい
る。このため、特定の要介護者に関する一連の情報を得
るには、各情報蓄積端末へそれぞれアクセスする必要が
あり、特定の要介護者に関する一連の情報を収集するの
に時間がかかる場合がある。
【0022】一方、データベースのデータを修正または
削除する際には、データベースに登録済のデータを書き
換えて修正または削除するのが一般的である。しかしな
がら、介護関連データでは修正や削除等の履歴を参照し
て介護計画の見直し等を行なえるようにすることが要望
されている。このため、修正または削除のデータをデー
タベースに追加登録することで、修正や削除を可能にす
ることが望まれていた。
【0023】また、サーバのデータベースに介護サービ
スに関する情報を一元的に蓄積することで、各種の事業
者や利用者等が介護サービスに関する情報を共用できる
ようにした場合、要介護者の介護に係る事業者等のみが
その要介護者のデータにアクセスできるようにするのが
望ましい。
【0024】
【発明の目的】この発明はこのような課題を解決するた
めなされたもので、介護に関連する各種の事業者等が各
事業者毎にローカルデータベースを備え、このローカル
データベースを利用して各事業者等の業務を行なえるよ
うにするとともに、各事業者等が各事業者等の業務内容
や業務形態に適したアプリケーションソフトを利用する
ことができ、かつ、ローカルデータベースに格納された
データの中から予め設定したデータ(各事業者等で共有
するデータ)をネットワークを介して共有データベース
(セントラルデータベース)に登録することで、介護に
関連するデータを各事業者等で共有することのできる介
護関連データ共有システムおよび介護関連データを共有
するためのプログラムを記録した記録媒体を提供するこ
とを目的とする。
【0025】また、この発明は、共有データベース(セ
ントラルデータベース)に蓄積されたデータの修正や削
除がなされた際には、修正や削除の履歴を参照できるよ
うにした介護関連データ共有システムおよび介護関連デ
ータを共有するためのプログラムを記録した記録媒体を
提供することを目的とする。
【0026】さらに、この発明は、共有データベース
(セントラルデータベース)に蓄積された要介護者のデ
ータを保護するために、要介護者の介護に係る事業者等
のみがその要介護者のデータにアクセスできるようにす
るした介護関連データ共有システムおよび介護関連デー
タを共有するためのプログラムを記録した記録媒体を提
供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る介護関連データ共有システムは、事業者
側情報処理装置にその事業者の業務用のアプリケーショ
ンソフトとその事業者用のローカルデータベースを備え
るとともに、ローカルデータベースから予め設定した項
目のデータを抽出してデータ共有機関へ送信する登録デ
ータ抽出・送信手段を備え、データ共有機関側情報処理
装置に予め設定した条件を満足する事業者側から送信さ
れた登録データをセントラルデータベースに格納させる
とともに、予め設定した条件を満足する事業者側からの
データ提示要求に対して必要なデータをセントラルデー
タベースから取り出して供給するアクセス制限手段を備
えたことを特徴とする。
【0028】上記の構成とすることで、各事業者はその
業務に適したアプリケーションソフトを利用して各種の
業務を行なうとともに、業務を行なうために必要な各種
データをその事業者用のローカルデータベースに蓄積し
て管理・運用できる。そして、ローカルデータベースか
ら予め設定した項目のデータ(複数の事業者が共有する
と有益なデータ)が抽出され、データ共有機関へ送信さ
れて、セントラルデータベースに登録される。各事業者
は、データ共有機関に設置されたセントラルデータにア
クセスすることで、介護計画(ケアプラン)、介護サー
ビスの実施実績等のデータを得ることができる。在宅介
護では、介護計画(ケアプラン)を作成する事業者、介
護サービスを提供する各種の事業者、介護保険施設等の
複数の事業者が関与することになる。各事業者が作成し
たデータがセントラルデータベースに一元的に蓄積され
るので、蓄積されたデータを利用することで計画実績管
理、進捗管理、介護実績分析等を容易に行なうことが可
能となる。
【0029】セントラルデータベースには、要介護者基
本データと介護計画データと介護サービス実施実績デー
タとが格納され、要介護者基本データには、要介護者を
特定するためのデータと、その要介護者のデータにアク
セスを許可する事業者を指定するためのデータとが格納
され、アクセス制限手段は要介護者基本データを参照し
てアクセスを許可する事業者からのアクセスを許可する
構成とするのが望ましい。
【0030】このような構成とすることで、要介護者の
介護に関連する事業者のみがその要介護者のデータをア
クセスできる。
【0031】また、要介護者基本データには、要介護者
を特定するためのデータと、その要介護者の介護を行な
う事業者を特定するデータと、要介護者基本データの作
成日時に係る作成日時データが少なくとも含まれてお
り、介護計画データには、要介護者を特定するためのデ
ータと、介護計画の内容に係るデータと、介護計画の対
象期間を示す計画対象期間データと、介護計画を作成し
た事業者を特定するデータと、介護計画の作成日時に係
る作成日時データとが少なくとも含まれており、アクセ
ス制限手段は、予め設定した基本データ登録許可事業者
から要介護者基本データが供給された場合にその要介護
者基本データをセントラルデータベースに登録し、アク
セス制限手段は、予め設定した介護計画登録許可事業者
から介護計画データが供給された場合にその介護計画デ
ータをセントラルデータベースに登録し、アクセス制限
手段は、介護サービスを提供する介護サービス提供事業
者から要介護者を指定してその要介護者の基本データな
らびに介護計画データの提示要求ならびに介護サービス
実施実績データの提示または登録要求がなされた際に、
要求した介護サービス提供事業者が要介護者基本データ
中の要介護者の介護を行なう事業者である場合にそれら
の要求に答える構成としてもよい。
【0032】このような構成にすることで、基本計画を
登録できる事業者ならびに介護計画を登録できる事業者
をそれぞれ限定できる。また、要介護者に介護サービス
を提供する介護サービス提供事業者のみがその要介護者
のデータにアクセスできる。さらに、日時データに基づ
いて事業者がセントラルデータベースにアクセスできる
期間を限定することができる。
【0033】なお、介護サービス実施実績データには、
家事援助、入浴サービス等の介護サービス提供事業者が
提供した介護の内容ならびに介護に要した時間等の介護
サービス実施実績に係るデータとその介護サービス実施
実績に係るデータの作成日時に係る作成日時データとの
他に、ADL(日常生活動作の状況)データ、バイタル
データ(血圧,脈拍等の身体に係るデータ)、申し送り
事項、特記事項等の要介護者およびその介護に関連する
各種の情報を含めるようにしてもよい。
【0034】上記の各種の情報をセントラルデータベー
スに蓄積し共用することで、介護サービス提供事業者は
要介護者の現況に即した介護サービスを提供することが
可能となる。また、介護支援事業者は介護計画の見直し
等を効率よく行なうことが可能となる。
【0035】事業者側情報処理装置は、セントラルデー
タベースに登録したデータを修正する際には、修正した
データをセントラルデータベースに追加登録する構成と
するのが望ましい。
【0036】これにより、修正の履歴が明確となる。必
要に応じて修正前のデータを参照することができる。
【0037】事業者側情報処理装置は、セントラルデー
タベースに登録したデータを削除する際には、作成日時
データと削除対象となるデータを特定するためのデータ
とそれ以外のデータについてはデータ項目のみからなる
空白のデータとをセントラルデータベースに追加登録す
る構成とするのが望ましい。
【0038】これにより、データが削除されたことが明
確となる。必要に応じて削除前のデータを確認すること
ができる。
【0039】データ共有機関側情報処理装置は、事業者
側情報処理装置からのデータ提示要求に対して、要求さ
れたデータが複数ある場合はそれら複数のデータを全て
要求元である事業者側情報処理装置へ供給する構成とす
るのが望ましい。
【0040】これにより、事業者側は必要に応じて修正
前のデータや削除前のデータを参照することができる。
【0041】事業者側情報処理装置は、データ共有機関
側情報処理装置から同一要介護者について複数のデータ
が供給された場合には、それらの複数のデータの作成日
時データに基づいて利用するデータを選択できる構成と
するのが望ましい。
【0042】これにより、作成日時が最新のデータを有
効なデータとして扱い、必要に応じて修正前のデータや
削除前のデータを参照することができる。
【0043】登録済の介護計画データを修正する場合は
登録済のデータを修正するのではなく、ローカルデータ
ベースにある以前に作成した介護計画データを修正する
か新たに介護計画データを作成して、セントラルデータ
ベースに登録し、目的とする要介護者の介護計画データ
を参照する際に複数の介護計画データが存在する場合
は、計画対象期間のデータに基づいて必要とする計画対
象期間の介護計画データを選択し、必要とする計画対象
期間の介護計画データが複数あるときには介護計画デー
タの作成日時データに基づいて介護計画データを選択す
るようにするのが望ましい。
【0044】例えば、今月までの介護計画と来月以降の
介護計画がある場合、介護サービスを実施する月に対応
して介護計画を選択できる。同一期間または重複した期
間に亘って複数の介護計画がある場合は、それらの介護
計画に作成日時に基づいて最新の介護計画を有効なもの
とし、介護計画内容の変更点を確認する場合は修正前の
介護計画を参照することができる。
【0045】登録済の介護計画データを削除する場合は
登録済のデータを削除するのではなく、ローカルデータ
ベースにある以前に作成した介護計画データの中でその
介護計画を特定するためにキーとなる項目以外の項目を
空白にするか、新たにキーとなる項目以外の項目を空白
にした介護計画データを作成して、セントラルデータベ
ースに登録し、目的とする介護計画データを参照した際
にキーとなる項目以外の項目が空白であるときは介護計
画データが削除されたものとして扱うようにするのが望
ましい。
【0046】これにより、介護計画が削除されたことが
明確となる。必要に応じて削除前の介護計画を参照する
ことができる。
【0047】介護サービス実施実績データは、介護サー
ビスを提供する事業者を特定するデータと要介護者と特
定するデータと介護サービスを提供する事業者が定める
通番データとに基づいて特定される構成とするのが望ま
しい。
【0048】介護サービスは介護計画に基づいて継続的
(例えば週に何回等)になされ、その都度介護サービス
実施実績データが作成される。したがって、事業者と要
介護者と通番とをデータ識別番号とすることで、同一の
事業者が同一の要介護者になした一連の介護サービスの
実施実績データを特定することができる。なお、通番デ
ータとして介護サービスを行なった日時データを用いる
ようにしてもよい。
【0049】登録済の介護サービス実施実績データを修
正する場合は、登録済の介護サービス実施実績データを
修正するのではなく、ローカルデータベースにある以前
に処理した介護サービス実施実績データを修正するか、
新たに介護サービス実施実績データを作成して、セント
ラルデータベースに登録し、登録された介護サービス実
施実績データを参照する際に、介護サービスを提供する
事業者を特定するデータと要介護者と特定するデータと
介護サービスを提供する事業者が定める通番データとに
基づいて特定される介護サービス実施実績データが複数
ある場合には、介護サービス実施実績データの作成日時
データに基づいて参照する介護サービス実施実績データ
を選択するのが望ましい。
【0050】これにより、修正の履歴が明確となる。必
要に応じて修正前のデータを参照することができる。
【0051】登録済の介護サービス実施実績データを削
除する場合は、登録済の介護サービス実施実績データを
削除するのではなく、ローカルデータベースにある以前
に処理した介護サービス実施実績データの中の介護サー
ビスを提供する事業者を特定するデータと要介護者と特
定するデータと介護サービスを提供する事業者が定める
通番データとを除く項目を空白データとするか、介護サ
ービスを提供する事業者を特定するデータと要介護者と
特定するデータと介護サービスを提供する事業者が定め
る通番データとを除く項目を空白としたデータを新たに
作成して、セントラルデータベースに登録し、登録され
た介護サービス実施実績データを参照する際に、介護サ
ービスを提供する事業者を特定するデータと要介護者と
特定するデータと介護サービスを提供する事業者が定め
る通番データとを除く項目が空白である場合にはその介
護サービス実施実績データは削除されたものとした扱う
のが望ましい。
【0052】これにより、データが削除されたことが明
確となる。必要に応じて削除前のデータを確認すること
ができる。
【0053】この発明に係る介護データ共有システム用
記録媒体は、在宅介護に関連する各事業者にそれぞれ設
置される事業者側情報処理装置で処理されてローカルデ
ータベースに格納されたデータ中から予め設定した項目
のデータを抽出し、抽出したデータを通信ネットワーク
介してデータ共有機関に設置されるデータ共有機関側情
報処理装置に送信する処理プログラムと、データ共有機
関側情報処理装置にデータ提示要求を送信するととも
に、そのデータ提示要求に対して前記データ共有機関側
情報処理装置から供給されたデータを受信する処理プロ
グラムとを、事業者側情報処理装置で読み取り可能な記
録媒体に記録したことを特徴とする。
【0054】介護データ共有システム用記録媒体に記録
された各処理プログラムを事業者側情報処理装置で実行
させることで、所定のデータをデータ共有機関側情報処
理装置側に登録して共用させることができ、また、登録
されたデータを利用することができる。すなわち、事業
者側情報処理装置をデータ共用のための端末として作動
させることができる。なお、各処理プログラムは通信ネ
ットワーク等を介して供給されるようにしてもよい。
【0055】なお、介護データ共有システム用記録媒体
は、データ共有機関側情報処理装置から供給されたデー
タを、そのデータ中に含まれる作成日時データに基づい
て修正後の最新データであるか修正前の旧データである
かを区別する処理プログラムと、予め設定した項目のデ
ータが空白データであることに基づいて削除データであ
ると判断する処理プログラムとを備えるが望ましい。
【0056】これにより、最新のデータを自動的に選択
したり、データが削除されていることを自動的に判断さ
せることができる。
【0057】この発明に係る介護データ共有システム用
記録媒体は、セントラルデータベースを有するデータ共
有機関に設置されたデータ共有機関側情報処理装置に、
事業者側情報処理装置から送信されたデータを受信し、
データを送信した事業者側情報処理装置のセントラルデ
ータベースへのアクセス可否チェックを行ない、アクセ
スが許可される場合で受信したデータがセントラルデー
タベースへの登録データであるときにはその登録データ
をセントラルデータベースへ登録し、受信したデータが
データ提示要求であるときには要求されたデータをセン
トラルデータベースから抽出して事業者側情報処理装置
へ送信する処理を実行させる処理プログラムをデータ共
有機関側情報処理装置に読み取り可能な記録媒体に記録
したことを特徴とする。
【0058】介護データ共有システム用記録媒体に記録
された処理プログラムをデータ共有機関側情報処理装置
に実行させることで、データ共有機関側情報処理装置を
データ供給システムのサーバとして動作させることがで
きる。
【0059】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。
【0060】図1はこの発明に係る介護関連データ共有
システムの全体構成図である。この発明に係る介護関連
データ共有システムは、データ共有機関1側に設置され
たデータ共有機関側情報処理装置10と各事業者2側に
それぞれ設置された事業者側情報処理装置20とを通信
ネットワーク3を介して接続してなる。通信ネットワー
ク3を介して接続される事業者は、介護計画(ケアプラ
ン)を作成する在宅介護支援事業者、要介護者宅に出向
いて入浴,家事,看護等の各種サービスを提供する在宅
介護サービス事業者、介護保険施設等の介護に関連する
各種の事業者である。なお、データ共有機関1はいずれ
かの事業者に併設するようにしてもよい。
【0061】データ共有機関1は、データ共有機関側情
報処理装置10と、共有データを格納するセントラルデ
ータベース18とを備える。また、データ共有機関1
は、セントラルデータベース18に蓄積された共有デー
タをバックアップするためのデータバックアップ装置1
9を必要に応じて設けている。
【0062】データ共有機関側情報処理装置10は、画
像表示装置、入力操作部等を備えたパーソナルコンピュ
ータやワークステーション等のコンピュータシステムを
用いて構成している。このデータ共有機関側情報処理装
置10は、データ通信機能を有するネットワーク(通
信)インタフェース装置(図示しない)を備える。ま
た、このデータ共有機関側情報処理装置10は、例えば
CD−ROM等の記録媒体に記録されているプログラム
等を読み取るためのディスクドライブ装置を備える。
【0063】セントラルデータベース18は、磁気ディ
スク装置や光磁気ディスク装置等のデータの書き換えが
可能なデータ記憶装置を用いて構成している。なお、セ
ントラルデータベース18は、パーソナルコンピュータ
等に内蔵されている磁気ディスク装置等を利用して構成
してもよい。
【0064】データ共有機関側情報処理装置10は、デ
ータベース管理手段11とアクセス制限手段12とデー
タ通信制御手段13とを備える。これらの各手段11,
12,13は、パーソナルコンピュータ等に内蔵されて
いるCPUならびに各種のハードウェアを利用しプログ
ラム制御によって実現している。上述の各手段11,1
2,13を実行させるためのプログラムを格納した記録
媒体(例えばCD−ROM等)からそれらのプログラム
をコンピュータシステムにインストールすることで、上
述の各手段11,12,13を実現できる。
【0065】データベース管理手段11は、アクセス制
限手段12からの要求に基づいて、セントラルデータベ
ース18へのデータ書き込み、セントラルデータベース
18からのデータ読み出しを行なう。また、データベー
ス管理手段11は、必要に応じてセントラルデータベー
ス18のデータをデータバックアップ装置19へバック
アップしたり、バックアップデータに基づいてセントラ
ルデータベース18の修復等を行なう機能を備えてい
る。さらに、データベース管理手段11は、セントラル
データベース18に蓄積されたデータのメンテナンス機
能や初期データの格納機能を備えている。
【0066】アクセス制限手段12は、事業者側からの
アクセス要求の内容をチェックし、正当なアクセス権限
を有する事業者のみがセントラルデータベース18にア
クセス(データの登録やデータの検索等)できるように
するもので、その詳細は後述する。
【0067】データ通信制御手段13は、図示しないネ
ットワークインタフェース装置(図示しない)ならびに
通信ネットワーク3を介してなされるデータ通信を制御
するもので、送信データを所定の通信プロトコルに対応
したデータに変換したり、エラーチェックコード等の付
与を行なったり、必要に応じて送信データの暗号化等を
行なうとともに、受信データの復号化、エラーチェック
等の処理を行なう。データ通信制御手段13は、通信の
相手先(事業者)を確認し、予め設定した所定の条件を
満足する相手先(事業者)である場合に、データの送受
信を行なうようにしてもよい。
【0068】各事業者2は、データ共有機関側情報処理
装置20と、各事業者が各事業者の業務を行なう上で必
要なデータを蓄積して管理・運用しているローカルデー
タベース28とをそれぞれ備える。また、各事業者2
は、ローカルデータをバックアップするためのデータバ
ックアップ装置29を必要に応じて設けている。
【0069】事業者側情報処理装置20は、画像表示装
置、入力操作部等を備えたパーソナルコンピュータやワ
ークステーション等のコンピュータシステムを用いて構
成している。この事業者側情報処理装置20は、データ
通信機能を有するネットワークインタフェース装置(図
示しない)を備える。また、この事業者側情報処理装置
20は、例えばCD−ROM等の記録媒体に記録されて
いるプログラム等を読み取るためのディスクドライブ装
置を備える。
【0070】ローカルデータベース28は、磁気ディス
ク装置や光磁気ディスク装置等のデータの書き換えが可
能なデータ記憶装置を用いて構成している。なお、ロー
カルデータベース28は、パーソナルコンピュータ等に
内蔵されている磁気ディスク装置等を利用して構成して
もよい。
【0071】事業者側情報処理装置20は、データベー
ス管理手段21と、業務処理実行手段22と、受信デー
タ判断手段23と、登録データ抽出・送信手段24と、
データ通信制御手段25とを備える。これらの各手段2
1〜25は、パーソナルコンピュータ等に内蔵されてい
るCPUならびに各種のハードウェアを利用しプログラ
ム制御によって実現している。上述の各手段21〜25
を実行させるためのプログラムを格納した記録媒体(例
えばCD−ROM等)からそれらのプログラムをコンピ
ュータシステムにインストールすることで、上述の各手
段21〜25を実現できる。
【0072】データベース管理手段21は、ローカルデ
ータベース28へのデータ書き込み、ローカルデータベ
ース28からのデータ読み出しを行なう。また、データ
ベース管理手段21は、必要に応じてローカルデータベ
ース28のデータをデータバックアップ装置29へバッ
クアップしたり、バックアップデータに基づいてローカ
ルデータベース28の修復等を行なう機能を備えてい
る。
【0073】業務処理実行手段22は、各事業者の業務
処理を行なうもので、主として各事業者用のアプリケー
ションソフト(アプリケーションプログラム)で構成さ
れる。
【0074】例えば、介護計画を作成する在宅介護支援
事業者は、ローカルデータベース28に要介護者に関す
る情報(識別番号、氏名、性別、生年月日、住所、電話
番号、緊急連絡先、保険証番号、主治医、病歴、血液
型、自立度、日常生活動作の状況、介護者の状況等)を
蓄積・管理しており、例えば自立度、日常生活動作の状
況、介護者の状況等に基づいて介護計画の作成を支援す
る業務用アプリケーションソフトを利用して介護計画を
作成、作成した介護計画をローカルデータベース28に
蓄積し管理する。
【0075】また、各種サービスを提供する在宅介護サ
ービス事業者は、ヘルパーに関する情報、要介護者に関
する情報、介護計画に基づく巡回予定、サービス実施実
績等のサービス提供に関する各種の情報をローカルデー
タベース28に蓄積・管理し、巡回予定の作成を支援す
るアプリケーションソフト、サービス実施実績の作成を
支援するアプリケーションソフト等を利用し、作成した
巡回予定,サービス実施実績等をローカルデータベース
28に蓄積し管理している。さらに、インターネットや
携帯電話のインターネットモード等を利用してヘルパー
に巡回予定を通知したり、ヘルパーが作成したサービス
実施実績を受信したりするためのアプリケーションソフ
トを使用している。
【0076】上記の例示のように、各事業者毎にその事
業者の業務を遂行するうえで好適なアプリケーションソ
フトが採択され、そのアプリケーションソフトが業務処
理実行手段22によって実行される。また、ローカルデ
ータベース28には、各事業者がその事業者の業務を遂
行する上で必要なデータが格納される。
【0077】ここで、業務処理実行手段22は、新規に
データ(ファイル,レコード等を含む)が作成された場
合には、その新規作成データに作成日時データを付与
し、データベース管理手段21を介してローカルデータ
ベース28に格納するようにしている。また、業務処理
実行手段22は、ローカルデータベース28に格納され
ているデータ(ファイル,レコード等を含む)に対して
修正がなされた場合には、修正されたデータに修正日時
データを付与し、データベース管理手段21を介してロ
ーカルデータベース28に格納するようにしている。な
お、修正日時データを別途付与するのではなく、過去の
作成日時データを修正を行なった日時データに書き換え
るようにしてもよい。
【0078】なお、作成日時データまたは修正日時デー
タの付与は業務処理実行手段22が行なうのではなく、
データベース管理手段21が行なうようにしてもよい。
この場合、データベース管理手段21は、新規作成され
たデータをローカルデータベース28に登録際にはその
登録の日時を作成日時データとして付与して登録する。
また、ローカルデータベース28に格納されているデー
タを書き換える(修正する)際にはその書き換えの日時
を修正日時データとして付与してデータの書き換えを行
なう。なお、修正日時データを別途付与するのではな
く、過去の作成日時データを修正を行なった日時データ
に書き換えるようにしてもよい。
【0079】ローカルデータベース28のデータ構造が
作成日時や修正日時を取り扱うことのできない構成であ
る場合、業務処理実行手段22は、新規に作成されたデ
ータ(ファイル,レコード等を含む)ならびに修正され
たデータ(ファイル,レコード等を含む)を登録データ
抽出・送信手段24へ通知する機能を備える。なお、業
務処理実行手段22は、新規に作成されたデータ(ファ
イル,レコード等を含む)ならびに修正されたデータ
(ファイル,レコード等を含む)を特定するための情報
をローカルデータベース28の所定の領域に格納させる
ようにしてもよい。また、業務処理実行手段22は、新
規作成ならびに修正されたデータ(ファイル,レコード
等を含む)を特定するための情報を含んだファイル等を
作成して、事業者用情報処理装置20に内蔵されている
磁気ディスク装置やメモリ等に格納するようにしてもよ
い。
【0080】ローカルデータベース28のデータ構造が
作成日時や修正日時を取り扱うことのできない構成であ
る場合、業務処理実行手段22が、新規に作成されたデ
ータ(ファイル,レコード等を含む)ならびに修正され
たデータ(ファイル,レコード等を含む)を登録データ
抽出・送信手段24へ通知するのではなく、データベー
ス管理手段21がそれらの通知を行なうようにしてもよ
い。この場合、データベース管理手段21は、新規に作
成されたデータ(ファイル,レコード等を含む)ならび
に修正されたデータ(ファイル,レコード等を含む)を
特定するための情報をローカルデータベース28の所定
の領域に格納させるようにしてもよい。また、データベ
ース管理手段21は、新規作成ならびに修正されたデー
タ(ファイル,レコード等を含む)を特定するための情
報を含んだファイル等を作成して、事業者用情報処理装
置20に内蔵されている磁気ディスク装置やメモリ等に
格納するようにしてもよい。
【0081】登録データ抽出・送信手段24は、前回の
登録データ抽出・送信処理を行なった以降に、ローカル
データベース28に新規に追加されたデータならびに修
正されたデータがあることを認識すると、データベース
管理手段21を介してそれらのデータをローカルデータ
ベース28から読み出す。そして、登録データ抽出・送
信手段24は、それらのデータの中から予め設定された
項目のデータを抽出して、送信元事業者を特定するため
の事業者識別コード等と抽出したデータとからなる登録
データファイルを作成し、データ通信制御手段25を介
して登録データファイルをデータ共有機関1へ送信させ
る。なお、登録データファイル内に事業者識別コード等
を含めずに、データ通信制御手段25が送信元事業者を
特定するための事業者識別コード等を送信するようにし
てもよい。
【0082】登録データ抽出・送信手段24は、予め設
定した時刻に上記の登録データ抽出・送信処理を行な
う。データ共有機関1が終日稼動している場合は、1日
の業務が終了した以降の夜間に登録データ抽出・送信処
理を行なうようにしてもよい。なお、登録データ抽出・
送信手段24は、予め設定した時間間隔で上記の登録デ
ータ抽出・送信処理を行なうようにしてもよい。なお、
登録データ抽出・送信手段24は、登録データの送信が
正常になされない場合は、所定の時間間隔で登録データ
の送信が正常になされるまで繰り返すようにしている。
また、登録データの送信を所定回数繰り返しても正常に
送信することができない場合には、その旨を画像表示装
置の画面上等に表示させることで、セントラルデータベ
ース18へのデータ登録が未完了であることを事業者側
に知らせるようにしてもよい。これにより、事業者側情
報処理装置20のメンテナンス等を速やかに行なうこと
ができ、必要に応じてデータ共有機関側情報処理装置1
0のメンテナンス等を行なうことが可能となる。
【0083】さらに、登録データ抽出・送信手段24
は、ローカルデータベース28から所定の項目を抽出し
た際に作成日時データが抽出できない場合(ローカルデ
ータベース28が作成日時を取り扱うことができない構
造である場合)には、データ抽出を行なった日時を作成
日時として付与するようにしてもよい。
【0084】受信データ判断手段23は、事業者2側か
らのデータ提示要求に基づいてデータ供給機関1側から
供給された受信データが、最新データであるか修正前の
データであるか、また削除データであるかを判断するも
ので、その詳細については後述する。
【0085】データ通信制御手段25は、図示しないネ
ットワークインタフェース装置(図示しない)ならびに
通信ネットワーク3を介してなされるデータ通信を制御
するもので、送信データを所定の通信プロトコルに対応
したデータに変換したり、エラーチェックコード等の付
与を行なったり、必要に応じて送信データの暗号化等を
行なうとともに、受信データの復号化、エラーチェック
等の処理を行なう。
【0086】通信ネットワーク3は、専用線等を用いた
ものでもよいし、公衆通信回線を利用したものでもよい
し、例えばインターネット等のオープンなネットワーク
を利用したものでもよい。
【0087】図2はセントラルデータベース18の内容
を示す説明図である。セントラルデータベース18に
は、要介護者基本データ、介護計画データ(ケアプラ
ン)、介護サービス実施実績データ、ならびに、その他
管理データが収容される。
【0088】図3は要介護者基本データ、介護計画デー
タ(ケアプラン)、介護サービス実施実績データのデー
タ構造を示す説明図であり、図3(a)は要介護者基本
データの構造を、図3(b)は介護計画データ(ケアプ
ラン)のデータ構造を、図3(c)は介護サービス実施
実績データのデータ構造を示す。
【0089】図3(a)に示すように、要介護者基本デ
ータは、要介護者を識別するための要介護者識別符号
と、その要介護者の基本データを作成または登録した年
月日時刻等の作成日時データと、その要介護者の住所、
氏名、性別、生年月日、電話番号、緊急連絡先、自立
度、日常生活動作の状況、介護者の状況等の要介護者に
関する情報(データ)、ならびに、その要介護者の介護
に関連する事業者(関連事業者)の名称、事業者識別符
号からなる。
【0090】ここで、要介護者基本データ中に登録され
た関連事業者が、その要介護者に関してセントラルデー
タベース18にアクセス(データの登録、参照等)でき
ることになる。すなわち、要介護者基本データに基づい
てセントラルデータベース18にアクセスできる関連事
業者が指定される。
【0091】図1に示したアクセス制限手段12は、事
業者2側から要介護者を特定してセントラルデータベー
ス18にアクセスしたい旨の要求を受けると、その要求
元である事業者がセントラルデータベース18内の要介
護者基本データ中の登録された事業者であるか否かをチ
ェックし、登録された事業者である場合には事業者側か
らのアクセス要求に対応した処理をデータベース管理手
段11に実行させ、登録された事業者でない場合にはそ
の旨(その要介護者に対してアクセスできない旨)をデ
ータ通信制御手段13を介して要求元である事業者へ通
知する。
【0092】ここで、アクセス制限手段12は、事業者
側からの要介護者基本データのデータ提示要求を受けた
場合、関連事業者として登録されている全ての事業者に
対してその要求を受け付けるが、事業者側からの要介護
者基本データの登録(修正を含む)要求を受けた場合
は、その要求元の事業者が予め設定した要介護者基本デ
ータ登録許可事業者である場合にのみ登録要求を受け付
ける。すなわち、要介護者基本データの登録・修正は、
特定の事業者だけができるようにしている。
【0093】本実施形態において、この要介護者基本デ
ータ登録許可事業者に係るデータは、図2に示したセン
トラルデータベース18内のその他管理データの領域に
格納している。そして、その他管理データの領域は、デ
ータ共有機関1の特定の管理者のみが所定の認証操作を
行なった場合に、データの管理(登録、変更等)を行な
えるようにしている。アクセス制限手段12は、要介護
者基本データの登録(修正を含む)要求を受けた場合
は、その他管理データの領域に格納されている要介護者
基本データ登録許可事業者に係るデータに基づいて、登
録要求の受け付け可否を判断する。
【0094】図3(b)に示すように、介護計画データ
は、要介護者を担当する在宅介護支援事業者識別符号
と、要介護者識別符号と、計画対象期間と、作成日時
(介護計画の作成日時または修正日時)と、介護計画の
内容に関する情報(データ)と、必要に応じて特記事項
等とからなる。
【0095】介護計画データは、その要介護者に対して
アクセスが許可された事業者(介護者基本データ中に登
録されている関連事業者)であれば参照できるようにし
ている。介護計画データの登録・修正は、その要介護者
に対してアクセスが許可された事業者(介護者基本デー
タ中に登録されている関連事業者)の中で介護計画の作
成を担当する在宅介護支援事業者のみが行なえるように
している。
【0096】したがって、図1に示したアクセス制限手
段12は、事業者2側から介護計画の提示要求を受ける
と、その要求元である事業者がセントラルデータベース
18内の要介護者基本データ中の登録された事業者であ
るか否かに基づいて提示要求受け付けの可否を判断す
る。また、アクセス制限手段12は、事業者2側から介
護計画の登録(修正を含む)要求を受けると、その要求
元である事業者が要介護者基本データ中に登録された在
宅介護支援事業者である場合にのみ介護計画の登録(修
正を含む)を許可し、それ以外は介護計画の登録(修正
を含む)ができない旨を要求元に通知する。
【0097】図3(c)に示すように、介護サービス実
施実績データは、要介護者に介護サービスを提供したサ
ービス提供事業者識別符号と、要介護者識別符号と、サ
ービスを提供した事業者が設定する通番と、作成日時
(介護サービス実施実績の作成日時または修正日時)
と、提供したサービスの内容とサービスを提供した日時
とそのサービス提供に要した時間等とからなる実施実績
の内容に関する情報(データ)と、日常生活動作の観察
結果(ADL)と、バイタルデータ(血圧,脈拍等の身
体に係るデータ)と、申し送り事項,特記事項等のコメ
ントデータと、その他必要な項目等とからなる。バイタ
ルデータ(血圧,脈拍等の身体に係るデータ)は検診等
を行なった場合に作成される。申し送り事項,特記事項
等のコメントデータは必要に応じて作成される。
【0098】サービス提供事業者識別符号と要介護者識
別符号と通番とで、介護サービス実施実績識別符号を構
成し、この介護サービス実施実績識別符号に基づいて介
護サービス実施実績を特定するようにしている。なお、
通番には介護サービスを提供した日時を用いてもよい。
【0099】介護サービス実施実績データは、その要介
護者に対してアクセスが許可された事業者(介護者基本
データ中に登録されている関連事業者)であれば参照で
きるようにしている。介護サービス実施実績データの登
録・修正は、その要介護者に対してアクセスが許可され
た事業者(介護者基本データ中に登録されている関連事
業者)の中で介護サービスを提供するサービス提供事業
者のみが行なえるようにしている。
【0100】したがって、図1に示したアクセス制限手
段12は、事業者2側から介護サービス実施実績データ
の提示要求を受けると、その要求元である事業者がセン
トラルデータベース18内の要介護者基本データ中の登
録された事業者であるか否かに基づいて提示要求受け付
けの可否を判断する。また、アクセス制限手段12は、
事業者2側から介護サービス実施実績データの登録(修
正を含む)要求を受けると、その要求元である事業者が
要介護者基本データ中の登録されたサービス提供事業者
である場合にのみ介護サービス実施実績データの登録
(修正を含む)を許可し、それ以外は介護サービス実施
実績データの登録(修正を含む)ができない旨を要求元
に通知する。
【0101】図1に示したデータ共有機関側情報処理装
置10内のデータベース管理手段11は、アクセス制限
手段12を介してデータの登録要求が供給されると、事
業者2側から供給されたデータをセントラルデータベー
ス18に追加登録する。修正データまたは削除データに
ついてもそれらのデータが追加登録される。これによ
り、一つのデータに対して複数のデータが存在すること
になるが、修正または削除の履歴を残すことができる。
複数のデータにはそれぞれ作成日時が付与されているの
で、作成日時に基づいて修正前のデータまたは削除前の
データを参照することができる。
【0102】なお、データベース管理手段11は、作成
日時ならびにデータ内容が同一のデータ、ならびに、作
成日時のみが異なるがデータ内容が同一のデータがセン
トラルデータベース18に2重登録されるのを防止する
機能を備えるようにしてもよい。この場合、データベー
ス管理手段11は、事業者2側から供給された登録(修
正,削除を含む)データとセントラルデータベース18
内に格納されている該当データであって作成日時が最新
であるデータとを比較し、作成日時以外のデータ内容が
同一である場合にはセントラルデータベース18への登
録を行なわずに、その旨を事業者2側へ通知する。これ
により、事業者2側は同一データの再送信を行なったの
か、未修正のままデータを送信したのか等をチェック
し、必要な措置を取ることができる。
【0103】データベース管理手段11は、事業者2側
からのデータ提示要求に対して、要求されたデータをセ
ントラルデータベース18内に複数格納されている場合
には、それらの全てのデータを取り出して、データ通信
手段13を介して要求元である事業者2側へ供給する。
【0104】事業者2側は、セントラルデータベース1
8に登録済のデータを修正する際には、修正したデータ
をセントラルデータベース18に追加登録する。事業者
2側は、セントラルデータベース18に登録済のデータ
を削除する際には、作成日時データと削除対象となるデ
ータを特定するためのデータとそれ以外のデータについ
てはデータ項目のみからなる空白のデータとをセントラ
ルデータベース18に追加登録する。
【0105】例えば、在宅介護支援事業者が登録済の介
護計画データを修正する場合は、登録済のデータを修正
するのではなく、ローカルデータベース28にある以前
に作成した介護計画データを修正するか、新たに介護計
画データを作成して、セントラルデータベース18に登
録する。また、在宅介護支援事業者が登録済の介護計画
データを削除する場合は、登録済のデータを削除するの
ではなく、ローカルデータベース28にある以前に作成
した介護計画データの中でその介護計画を特定するため
にキーとなる項目以外の項目を空白にするか、新たにキ
ーとなる項目以外の項目を空白にした介護計画データを
作成して、セントラルデータベース18に登録する。
【0106】また、介護サービス提供事業者が登録済の
介護サービス実施実績データを修正する場合は、登録済
の介護サービス実施実績データを修正するのではなく、
ローカルデータベース28にある以前に処理した介護サ
ービス実施実績データを修正するか、新たに介護サービ
ス実施実績データを作成して、セントラルデータベース
18に登録する。介護サービス提供事業者が登録済の介
護サービス実施実績データを削除する場合は、登録済の
介護サービス実施実績データを削除するのではなく、ロ
ーカルデータベース28にある以前に処理した介護サー
ビス実施実績データの中の介護サービスを提供する事業
者を特定するデータと要介護者と特定するデータと介護
サービスを提供する事業者が定める通番データとを除く
項目を空白データとするか、介護サービスを提供する事
業者を特定するデータと要介護者と特定するデータと介
護サービスを提供する事業者が定める通番データとを除
く項目を空白としたデータを新たに作成して、セントラ
ルデータベース18に登録する。
【0107】事業者2が要介護者を指定してデータの提
示要求を行ない、それに対してデータ共有機関1側から
複数のデータが提供された場合、受信データ判断手段2
3は受信した複数のデータ中に含まれている作成日時に
基づいて作成日時が最新のデータを現在有効なデータと
して扱う。これにより、事業者側情報処理装置20の画
像表示装置の画面には現在有効なデータが優先的に表示
される。さらに、受信データ判断手段23は、修正前の
データが存在することを示すメッセージ等を画像表示装
置の画面に表示させる。これにより、事業者2側では必
要に応じて修正前のデータを参照して修正項目等を確認
することができる。なお、受信データ判断手段23は、
修正前後のデータを比較して修正がなされているデータ
項目について画面の表示色や背景色を異ならしめたり下
線やハッチングを付加して表示させることで、修正項目
を強調して表示するようにしてもよい。
【0108】また、受信データ判断手段23は、受信し
た複数のデータの中で作成日時が最新のデータが、予め
設定したデータ項目を除いてデータ項目のみでその項目
のデータ内容が空白である場合には要求したデータが削
除されたものと判断し、データが削除されている旨を画
像表示装置の画面に表示させるとともに、削除以前のデ
ータが存在することを示すメッセージ等を画面に表示さ
せる。これにより、事業者2側では必要に応じて削除さ
れる前の内容を確認できる。
【0109】例えば、目的とする要介護者の介護計画を
要求し、それに対して例えば計画対象期間が×年2月ま
でのものと×年3月以降のものとが提供された場合、事
業者側で必要とする計画対象期間の介護計画を選択的に
参照(利用)することができる。また、計画対象期間が
×年2月のものが例えば2つ提供された場合、事業者側
ではそれらの介護計画の作成日時に基づいて最新の介護
計画を参照することができ、また、必要に応じて修正前
後の介護計画を比較することで修正された項目を確認す
ることができる。さらに、介護計画が削除されている場
合には、削除日時を確認できる。また、介護計画が削除
されている場合に、特記事項等として削除理由が格納さ
れている場合には、その理由(例えば要介護者の入院や
転居等によって介護が中断,不要となったこと等)を知
ることができる。
【0110】介護サービス実施実績データについても同
様である。サービス提供事業者識別符号と要介護者識別
符号と通番とからなる介護サービス実施実績識別符号に
よって特定される介護サービス実施実績データが複数供
給された場合、受信データ判断手段23は受信した複数
のデータ中に含まれている作成日時に基づいて作成日時
が最新のデータを現在有効なデータとして扱う。また、
受信データ判断手段23は、受信した複数のデータの中
で作成日時が最新のデータが、予め設定したデータ項目
を除いてデータ項目のみでその項目のデータ内容が空白
である場合には要求したデータが削除されたもの判断す
る。修正前や削除前のデータを参照できること、ならび
に、修正前や削除前のデータが存在することを画面に表
示すること等は、上述の通りである。
【0111】次に、この発明に係る介護関連データ共有
システムにおける各種の処理の内容を図4〜図8に示す
フローチャートを参照して説明する。なお、本実施の形
態においては、在宅介護支援事業者が要介護者基本デー
タならびに介護計画データ(ケアプラン)を作成してセ
ントラルデータベース18に登録するものとする。ま
た、要介護者に対して介護サービスを提供するのは在宅
介護サービス提供事業者および介護保険施設等の事業者
として、これらの在宅介護サービス提供事業者および介
護保険施設等の事業者が介護サービス実施実績データを
作成してセントラルデータベース18に登録するものと
する。
【0112】図4は要介護者基本データ・介護計画デー
タをセントラルデータベース18に登録する際の処理手
順を示すフローチャートである。なお、在宅介護支援事
業者のローカルデータベース28には、要介護者に関す
る各種の情報(基礎データ)が既に格納されているもの
とする。また、要介護者から介護サービス提供に対する
承諾が得られており、介護サービスを提供する事業者が
決定しているものとする。
【0113】ステップS1に示す要介護者基本データ・
介護計画データ(ケアプラン)作成処理において、在宅
介護支援事業者は、事業者側情報処理装置20にインス
トールされている業務用アプリケーションソフトを用い
ローカルデータベース28を利用して、用介護者基本デ
ータおよび介護計画データ(ケアプラン)を作成する。
作成された要介護者基本データおよび介護計画データ
(ケアプラン)はローカルデータベース28に格納され
る。ここで作成された要介護者基本データおよび介護計
画データ(ケアプラン)は在宅介護支援事業者が使用す
るものであって、これらのデータの中には要介護者のプ
ライバシーに関するデータや悪用されると好ましくない
データ等(共有すべきでないデータ)が含まれていても
よい。また、在宅介護支援事業者のみが必要とするデー
タ(共有する必要のないデータ)が含まれていてもよ
い。
【0114】ステップS2に示す登録データ抽出処理で
は、作成された要介護者基本データおよび介護計画デー
タ(ケアプラン)の中から予め設定した項目のデータが
抽出され、セントラルデータベース登録用の要介護者基
本データおよび介護計画データ(ケアプラン)が生成さ
れ、生成された登録用要介護者基本データおよび登録用
介護計画データ(ケアプラン)はローカルデータベース
28に格納される。予め設定した項目のデータは、図3
(a),図3(b)で例示したようにセントラルデータ
ベース18に登録して、介護に関連する複数の事業者が
共有するデータである。
【0115】ステップS3に示す登録データ送信処理で
は、ローカルデータベース28から登録用要介護者基本
データおよび登録用介護計画データ(ケアプラン)を取
り出し、通信ネットワーク3を介してデータ共有機関1
へ送信する。ここでは、登録用要介護者基本データおよ
び登録用介護計画データ(ケアプラン)の双方を同時に
作成して送信する例を示したが、登録用要介護者基本デ
ータを作成して登録した後に、登録用介護計画データ
(ケアプラン)を作成して登録するようにしてもよい。
【0116】上記のステップS1〜ステップS3までの
処理は事業者側情報処理装置20によってなされる。そ
して、ステップS4以降の処理はデータ共有機関側情報
処理装置10によってなされる。
【0117】ステップS4に示す登録データ受信処理で
は、在宅介護支援事業者から送信された登録用要介護者
基本データおよび登録用介護計画データ(ケアプラン)
が受信される。そして、ステップS5で受信したデータ
に要介護者基本データが含まれているかチェックされ
る。要介護者基本データがある場合には、ステップS6
で送信元が要介護者基本データの登録権限のある事業者
か否かチェックされる。ここでは、要介護者基本データ
の登録を要求する事業者が在宅介護支援事業者であるか
否かがチェックされる。送信元が要介護者基本データの
登録権限のある事業者である場合は、ステップS7で要
介護者基本データをセントラルデータベース18に登録
する。
【0118】ステップS8では、受信したデータに介護
計画データが含まれているかチェックされる。介護計画
データがある場合には、ステップS9で送信元が介護計
画データの登録権限のある事業者か否かチェックされ
る。送信元が介護計画データの登録権限のある事業者で
ある場合は、ステップS10で介護計画データをセント
ラルデータベース18に登録する。
【0119】ステップS6で送信元が要介護者基本デー
タを登録できる事業者ではないと判断された場合、なら
びに、ステップS8で送信元が介護計画データを登録で
きる事業者ではないと判断された場合は、ステップS1
1に示すエラー処理で、要求されたデータを登録できな
い旨を送信元である事業者に通知する。
【0120】なお、アクセス制限手段12は、介護計画
データの登録要求に対して介護計画データ中の計画対象
期間をチェックし、現在の日付(データ受信日)よりも
予め設定した所定日数以上将来の計画対象期間が指定さ
れている場合、ならびに、現在の日付(データ受信日)
よりも予め設定した所定日数以上過去の計画対象期間が
指定されている場合には、その旨を登録要求元である事
業者に通知し、介護計画データの登録を行なわないよう
にしてもよい。これにより、計画対象期間が妥当でない
介護計画データが登録されるのを防止できる。
【0121】図5はセントラルデータベース18に登録
されている要介護者基本データ・介護計画データを修正
する際の処理手順を示すフローチャートである。ステッ
プS21〜ステップS23の処理は事業者側で、ステッ
プS24以降の処理はデータ共有機関側でなされる。こ
の発明に係る介護関連データ共有システムでは、セント
ラルデータベース18に登録済みのデータを修正する際
には修正したデータを追加登録することにしているの
で、図5に示した修正処理手順は図4に示した新規登録
の際の処理手順と基本的に同じである。
【0122】在宅介護支援事業者は、ローカルデータベ
ース28に格納されている以前に作成した要介護者基本
データ・介護計画データを修正し、または新たに要介護
者基本データ・介護計画データを作成することで、修正
された要介護者基本データ・介護計画データを作成する
(ステップS21)。双方を修正する必要がない場合
は、一方のみを修正する。
【0123】ステップS22に示す登録データ抽出処理
によって、修正された要介護者基本データ・介護計画デ
ータの中から予め設定した項目のデータが抽出され、セ
ントラルデータベース18に追加登録するための修正デ
ータ(追加登録用要介護者基本データおよび追加登録用
介護計画データ)が作成され、作成された各データはス
テップS23に示す登録データ送信処理によってデータ
共有機関へ送信される。
【0124】ステップS24以降の処理は、図4に示し
たステップS4以降の処理と同じである。送信元の事業
者が登録権限のある事業者であることがチェックされる
と、修正データ(追加登録用要介護者基本データおよび
追加登録用介護計画データ)がセントラルデータベース
18に追加登録される。
【0125】介護計画データを登録できる事業者である
か否かは要介護者基本データ中の関連事業者のデータに
基づいて判断する。要介護者基本データは修正に伴う追
加登録によって複数存在することがある。そこで、要介
護者基本データが複数存在する場合は、追加登録用介護
計画データ中の計画対象期間に最も近い過去に作成され
た要介護者基本データに基づいて、介護計画データを登
録できる事業者であるか否かを判断するようにしてい
る。
【0126】なお、アクセス制限手段12は、介護計画
データの修正(追加登録)要求に対して介護計画データ
中の計画対象期間をチェックし、現在の日付(データ受
信日)よりも予め設定した所定日数以上将来の計画対象
期間が指定されている場合、ならびに、現在の日付(デ
ータ受信日)よりも予め設定した所定日数以上過去の計
画対象期間が指定されている場合には、その旨を登録要
求元である事業者に通知し、介護計画データの登録を行
なわないようにしてもよい。これにより、計画対象期間
が妥当でない介護計画データが登録されるのを防止でき
る。また、サービス提供が終了している介護計画データ
が誤修正されるのを防止できる。
【0127】また、アクセス制限手段12は、要介護者
基本データならびに介護計画データの修正(追加登録)
要求に対して、それらのデータの作成日時をチェック
し、作成日時が現在の日付(データ受信日)よりも予め
設定した所定日数以上ずれている場合には、その旨を登
録要求元である事業者に通知し、それらのデータの登録
を行なわないようにしてもよい。これにより、それらの
データの誤修正等を防止することができる。
【0128】図6は介護サービス実施実績データをセン
トラルデータベース18に登録する際の処理手順を示す
フローチャートである。ステップS41〜ステップS4
3までは在宅介護サービス提供事業者や介護保険施設等
の介護サービスを提供する事業者側での処理であり、ス
テップS44以降はデータ共有機関側での処理である。
【0129】介護サービスを提供した事業者は、事業者
側情報処理装置20にインストールされている業務用ア
プリケーションソフト利用し、必要に応じてローカルデ
ータベース28に蓄積されている各種のデータを参照等
しながら、図3(c)に例示したように、提供した介護
サービスの内容、要介護者の観察結果、検診等を実施し
た場合はその結果(バイタルデータ)、特記事項等、な
らびに、その事業者が必要とするデータ等からなるその
事業者用の介護サービス実施実績データを作成する(ス
テップS41)。ここで作成された事業者用の介護サー
ビス実施実績データはローカルデータベース28に格納
される。
【0130】ステップS42に示す登録データ抽出処理
では、作成された事業者用の介護サービス実施実績デー
タの中から予め設定した項目のデータを抽出し、セント
ラルデータベース登録用の介護サービス実施実績データ
を生成する。生成された登録用の介護サービス実施実績
データはローカルデータベース28に格納される。
【0131】ステップS43に示す登録データ送信処理
では、ローカルデータベース28から登録用の介護サー
ビス実施実績データ(登録データ)を取り出し、通信ネ
ットワーク3を介してデータ共有機関1へ送信する。
【0132】データ共有機関は、事業者側から送信され
た介護サービス実施実績データを受信する(ステップS
44)。データ共有機関は、その介護サービス実施実績
データ中に含まれている要介護者識別符号に基づいて、
セントラルデータベース18に格納されているその要介
護者の要介護者基本データにアクセスし、要介護者基本
データ中のその要介護者に対してセントラルデータベー
ス18にアクセスできる事業者を指定する情報(関連事
業者)に基づいて送信元の事業者がその要介護者の介護
に関与する事業者であるかチェックする(ステップS4
5)。すなわち、介護サービス実施実績データの登録を
要求している事業者がその要介護者のデータに対してア
クセスすることができる事業者であるか否かをチェック
する。
【0133】そして、送信元がその要介護者のデータに
対してアクセスすることができる事業者である場合に
は、登録要求のなされた介護サービス実施実績データを
セントラルデータベース18に登録する(ステップS4
6)。送信元がその要介護者のデータに対してアクセス
できない事業者である場合には、ステップS47に示す
エラー処理で、登録できない旨を送信元である事業者側
に通知する。
【0134】要介護者基本データは複数存在する場合が
ある。そこで、アクセス制限手段12は、登録要求のな
された介護サービス実施実績データ中の実施実績の内容
に関する情報の中に含まれているサービス提供の日時に
基づいて、そのサービス提供の日に有効である要介護者
基本データを用いて登録の可否を判断するようにしてい
る。これにより、例えばその要介護者にサービスを提供
する事業者が、3月までは事業者Aであり、4月以降は
事業者Bへ変更となった場合でも、事業者Aは例えば3
月末日に要介護者に提供した介護サービスの実施実績を
例えば4月1日以降であっても登録することができる。
【0135】なお、要介護者基本データ中にその要介護
者基本データが有効となる効力発生日を含めるようにし
てもよい。この場合、アクセス制限手段12は、効力発
生日に基づいて前記サービス提供の日に有効である要介
護者基本データを用いて登録の可否を判断する。これに
より、4月以降に有効となる要介護者基本データが4月
以前に追加登録されても、事業者Aは4月以前に提供し
た介護サービスの実施実績を例えば4月1日以降に登録
することができ、また、3月末以前に登録した介護サー
ビスの実施実績に修正が生じた場合でも、その修正を4
月1日以降であっても行なうことができる。
【0136】図7はセントラルデータベース18に登録
されている介護サービス実施実績データを修正する際の
処理手順を示すフローチャートである。この発明に係る
介護関連データ共有システムでは、セントラルデータベ
ース18に登録済みのデータを修正する際には修正した
データを追加登録することにしているので、図7に示し
た修正処理手順は図6に示した新規登録の際の処理手順
と基本的に同じである。図7において、ステップS51
〜ステップS53の処理は事業者側で、ステップS54
以降の処理はデータ共有機関側でなされる。
【0137】介護サービスを提供した事業者は、ローカ
ルデータベース28に格納されている以前に作成した事
業者用の介護サービス実施実績データを修正し、または
新たに介護サービス実施実績データを作成することで、
修正された介護サービス実施実績データ(事業者用)を
作成する(ステップS51)。例えば、バイタルデータ
の計測結果に間違いが判明した場合、それを修正した介
護サービス実施実績データ(事業者用)を作成する。
【0138】そして、ステップS52に示す登録データ
抽出処理によって、修正された介護サービス実施実績デ
ータ(事業者用)の中から予め設定した項目のデータを
抽出し、セントラルデータベース登録用の修正後の介護
サービス実施実績データを生成し、ステップS53に示
す登録データ送信処理で生成した介護サービス実施実績
データ(追加登録用)をデータ共有機関1へ送信する。
【0139】ステップS53以降のデータ供給機関側の
処理は、図6に示したステップS43以降の処理と同じ
である。送信元の事業者がセントラルデータベース18
にアクセスできる事業者であるか否かのチェックについ
ても、新規登録時と同様になされる。
【0140】なお、データ共有機関1は、介護サービス
実施実績データの修正(追加登録)要求を受けた場合
に、登録済みの介護サービス実施実績と追加登録する介
護サービス実施実績とのデータ内容を比較し、データの
作成日時を除いて内容が同一である場合にはセントラル
データベース18への追加登録を行なわずに、同一デー
タであるため登録しない旨を登録要求元の事業者へ通知
するようにしてもよい。
【0141】また、データ共有機関1のアクセス制限手
段12は、介護サービス実施実績データの登録要求なら
びに介護サービス実施実績データの修正(追加登録)要
求を受けた場合に、それらのデータ中のサービス提供の
日時に基づいてサービス提供日をチェックし、サービス
提供日が現在の日付(データを受信した日)から予め設
定した所定の日数以上過去のものである場合には、その
旨を要求元である事業者に通知し、登録または追加登録
を行なわないようにしてもよい。これにより、極端に過
去のデータを登録したり修正したりすることを防止でき
る。
【0142】図8はセントラルデータベース18に蓄積
された共有データを参照する際の処理を示すフローチャ
ートである。ステップS61およびステップS67,S
68は事業者側での処理、ステップS62〜S66はデ
ータ共有機関側の処理である。
【0143】事業者2は、要介護者を指定するデータと
要求するデータ項目を指定するデータと要求元事業者と
特定するデータとを含むデータ提示要求を作成して、そ
のデータ提示要求を通信ネットワーク3を介してデータ
共有機関1へ送信する(ステップS61)。
【0144】データ共有機関1は、事業者側からのデー
タ提示要求を受信すると(ステップS62)、要求元が
要介護者の介護に関与する事業者であるか否かをセント
ラルデータベース18内の要介護者基本データに基づい
てチェックし(ステップS63)、要求元が要介護者の
介護に関与する事業者である場合(その要介護者に対し
てセントラルデータベースにアクセスできる事業者であ
る場合)には、要求されたデータをセントラルデータベ
ース18から抽出して(ステップS64)、抽出したデ
ータ(要求データ)を要求元である事業者2へ送信する
(ステップS65)。なお、要求元が要介護者の介護に
関与する事業者でない場合には、データ提示要求に答え
られない旨を要求元である事業者2へ通知する(ステッ
プS66)。
【0145】事業者2は、データ共有機関1から送信さ
れた要求データを受信し(ステップS67)、受信した
要求データを必要に応じてローカルデータベース28に
格納し、分析・集計等の処理の目的とする処理を行なう
(ステップS68)。
【0146】これにより各事業者2は、要介護者に対し
てなされた介護の内容を確認したり、観察データに基づ
いて要介護者の日常生活動作の状況の変化を把握したり
することができる。また、他の事業者が最近提供したサ
ービスの内容やその実施実績データを参考にしてその事
業者が要介護者にとってより適切なサービスを提供でき
るよう改善を図ったりすることができる。さらに、介護
計画と介護実績を分析することによってより適切な介護
政策の立案が可能となる。
【0147】なお、同一の対象項目について複数のデー
タが供給された場合は、それらのデータの作成日時に基
づいて参照するデータを選択することができる。例え
ば、介護計画データについて、同一要介護者に対して同
一計画対象期間のデータが複数あるときは、介護計画デ
ータの作成日時の最新のものを最新の介護計画データと
して扱う。介護サービス実施実績データについても、サ
ービスを提供した事業者識別符号、要介護者識別符号、
通番が同一のデータが複数あるときは、介護サービス実
施実績データの作成日時の最新のものを最新のデータと
して扱う。また、介護計画データ、介護サービス実施実
績データでそれらのデータを特定するためのキー項目な
らびに作成日時以外の項目が空白となっているものは、
削除されたものとして扱う。必要に応じて、各データの
作成日時に基づいて修正前と修正後の内容を比較するこ
ともできる。
【0148】本発明に係る事業者用の介護データ共有シ
ステム用記録媒体は、ローカルデータベース28に格納
されたデータ中から予め設定した項目のデータを抽出
し、抽出したデータを通信ネットワーク介してデータ共
有機関1へ送信する処理プログラムと、データ共有機関
1に対してデータ提示要求を送信するとともに、そのデ
ータ提示要求に対してデータ共有機関1から供給された
データを受信する処理プログラムとを、例えばCD−R
OM等の記録媒体に記録したものである。この介護デー
タ共有システム用記録媒体に記録された各処理プログラ
ムを汎用コンピュータシステム等を用いて構成した事業
者側情報処理装置20にインストールすることで、事業
者側情報処理装置20を介護関連データ供給システムの
端末として動作させることができる。
【0149】また、上記事業者用の介護データ共有シス
テム用記録媒体には、データ共有機関1から供給された
データを、そのデータ中に含まれる作成日時データに基
づいて修正後の最新データであるか修正前の旧データで
あるかを区別する処理プログラムと、予め設定した項目
のデータが空白データであることに基づいて削除データ
であると判断する処理プログラムとを備えており、これ
らの処理プログラムを事業者用情報処理装置20にイン
ストールすることで、受信データ判別手段23を構成す
ることができ、最新のデータを自動的に選択したり、デ
ータが削除されていることを自動的に判断させたりする
ことができる。
【0150】本発明に係るデータ共有機関用の介護デー
タ共有システム用記録媒体は、事業者側2から送信され
たデータを受信し、データを送信した事業者2のセント
ラルデータベース18へのアクセス可否チェックを行な
い、アクセスが許可される場合で受信したデータがセン
トラルデータベース18への登録データであるときには
その登録データをセントラルデータベース18へ登録
し、受信したデータがデータ提示要求であるときには要
求されたデータをセントラルデータベース18から抽出
して事業者側情報処理装置へ送信する処理を実行させる
処理プログラムを、例えばCD−ROM等の記録媒体に
記録したものである。このデータ共有機関用の介護デー
タ共有システム用記録媒体に記録された処理プログラム
を、汎用コンピュータシステム等を用いて構成したデー
タ共有機関側情報処理装置10にインストールすること
で、データ共有機関側情報処理装置10を介護関連デー
タ供給システムのサーバとして動作させることができ
る。
【0151】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、在
宅介護に関連する各種の事業者等(例えば、介護支援事
業者、介護サービス事業者、介護保険施設等)はその事
業者が設置した情報処理装置、ローカルデータベースな
らびにその事業者の業務に適したアプリケーションソフ
トを利用してその事業者の業務を効率良く行なうことが
できるとともに、その事業者の業務を行なった結果生成
された各種データの中から予め設定した項目のデータ
(共有すると有益なデータ)を抽出して、データ共有機
関側のセントラルデータベースに登録することができ
る。これにより、介護に関わる各種のデータをデータ共
有機関で一元的に管理することができ、共有されたデー
タをアクセス権限を有する事業者が参照することで、質
の高いサービス提供が可能となり、また、介護計画と介
護実績とを分析することでより適切な介護政策の立案が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る介護関連データ共有システムの
全体構成図である。
【図2】セントラルデータベースの内容を示す説明図で
ある。
【図3】要介護者基本データ、介護計画データ(ケアプ
ラン)、介護サービス実施実績データのデータ構造を示
す説明図であり、図3(a)は要介護者基本データの構
造を、図3(b)は介護計画データ(ケアプラン)のデ
ータ構造を、図3(c)は介護サービス実施実績データ
のデータ構造を示す。
【図4】図4は要介護者基本データ・介護計画データを
セントラルデータベースに登録する際の処理手順を示す
フローチャートである。
【図5】セントラルデータベースに登録されている要介
護者基本データ・介護計画データを修正する際の処理手
順を示すフローチャートである。
【図6】介護サービス実施実績データをセントラルデー
タベースに登録する際の処理手順を示すフローチャート
である。
【図7】セントラルデータベースに登録されている介護
サービス実施実績データを修正する際の処理手順を示す
フローチャートである。
【図8】セントラルデータベースに蓄積された共有デー
タを参照する際の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 データ共有機関 2 事業者 3 通信ネットワーク 10 データ共有機関側情報処理装置 11データベース管理手段 12 アクセス制限手段 13 データ通信制御手段 18 セントラルデータベース 20 事業者側情報処理装置 21 データベース管理手段 22 業務実行処理手段 23 受信データ判断手段 24 登録データ抽出・送信手段 25 データ通信制御手段 28 ローカルデータベース

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 在宅介護に関連する各事業者にそれぞれ
    設置される事業者側情報処理装置と、データ共有機関に
    設置されるデータ共有機関側情報処理装置とを通信ネッ
    トワークを介して接続し、前記事業者側情報処理装置は
    前記各事業者側で作成した要介護者の介護に関連する各
    種のデータの中から予め設定した項目のデータを前記通
    信ネットワークを介して前記データ共有機関へ送信し、
    前記データ共有機関は前記事業者側情報処理装置から供
    給されたデータを前記データ共有機関に設けたセントラ
    ルデータベースに蓄積させるとともに、前記データ共有
    機関は前記事業者側情報処理装置からの要求に応じて前
    記セントラルデータベースに蓄積されたデータを提供す
    ることで、要介護者の介護に関連する各種のデータをそ
    の要介護者の介護に関連する複数の事業者が共有できる
    ようにした介護関連データ共有システムであって、 前記事業者側情報処理装置は、その事業者の業務を行な
    うためのアプリケーションソフトを実行させる業務処理
    実行手段とその事業者が運用し管理しているその事業者
    用のローカルデータベースとを備えるとともに、そのロ
    ーカルデータベースに格納されているデータの中から予
    め設定した項目のデータを抽出して抽出したデータを前
    記データ共有機関へ送信する登録データ抽出・送信手段
    を備え、 前記データ共有機関側情報処理装置は、前記事業者側情
    報処理装置から送信されたデータを受信した際には、デ
    ータを送信した事業者が予め設定した条件を満足してい
    る場合にその事業者側から送信されたデータを前記セン
    トラルデータベースに格納させるとともに、前記事業者
    側情報処理装置から要介護者の介護に関連する各種のデ
    ータの提示要求を受けた際には、その事業者が予め設定
    した条件を満足している場合に前記セントラルデータベ
    ースから要求されたデータを取り出して前記事業者側情
    報処理装置へ送信するよう制御するアクセス制限手段を
    備えたことを特徴とする介護関連データ共有システム。
  2. 【請求項2】 前記セントラルデータベースには、要介
    護者基本データと介護計画データと介護サービス実施実
    績データとが少なくとも格納され、 要介護者基本データには、要介護者を特定するためのデ
    ータと、その要介護者に関して前記セントラルデータベ
    ースにアクセスを許可する事業者を指定するためのデー
    タとが少なくとも格納され、 前記アクセス制限手段は、事業者から要介護者を指定し
    てその要介護者のデータに対するアクセス要求がなされ
    た際には、指定された要介護者に係る要介護者基本デー
    タ中のアクセスを許可する事業者を指定するためのデー
    タに基づいてアクセスの可否を判断することを特徴とす
    る請求項1記載の介護関連データ共有システム。
  3. 【請求項3】 前記セントラルデータベースには、要介
    護者基本データと介護計画データと介護サービス実施実
    績データとが少なくとも格納され、 要介護者基本データには、要介護者を特定するためのデ
    ータと、その要介護者の介護を行なう事業者を特定する
    データと、要介護者基本データの作成日時に係る作成日
    時データが少なくとも含まれており、 介護計画データには、要介護者を特定するためのデータ
    と、介護計画の内容に係るデータと、介護計画の対象期
    間を示す計画対象期間データと、介護計画を作成した事
    業者を特定するデータと、介護計画の作成日時に係る作
    成日時データとが少なくとも含まれており、 前記アクセス制限手段は、予め設定した基本データ登録
    許可事業者から前記要介護者基本データが供給された場
    合にその要介護者基本データを前記セントラルデータベ
    ースに登録し、 前記アクセス制限手段は、予め設定した介護計画登録許
    可事業者から前記介護計画データが供給された場合にそ
    の介護計画データを前記セントラルデータベースに登録
    し、 前記アクセス制限手段は、介護サービスを提供する介護
    サービス提供事業者から要介護者を指定してその要介護
    者の基本データならびに介護計画データの提示要求なら
    びに介護サービス実施実績データの提示または登録要求
    がなされた際に、要求した介護サービス提供事業者が前
    記要介護者基本データ中の要介護者の介護を行なう事業
    者である場合にそれらの要求に答えることを特徴とする
    請求項1記載の介護関連データ共有システム。
  4. 【請求項4】 前記介護サービス実施実績データには、
    家事援助、入浴サービス等の介護サービス提供事業者が
    提供した介護の内容ならびに介護に要した時間等の介護
    サービス実施実績に係るデータとその介護サービス実施
    実績に係るデータの作成日時に係る作成日時データとの
    他に、ADL(日常生活動作の状況)データ、バイタル
    データ(血圧,脈拍等の身体に係るデータ)、申し送り
    事項、特記事項等の要介護者およびその介護に関連する
    各種の情報を含むことを特徴とする請求項2または3に
    記載の介護関連データ共有システム。
  5. 【請求項5】 前記事業者側情報処理装置は、前記セン
    トラルデータベースに登録したデータを修正する際に
    は、修正したデータを前記セントラルデータベースに追
    加登録する構成としたことを特徴とする請求項1記載の
    介護関連データ共有システム。
  6. 【請求項6】 前記事業者側情報処理装置は、前記セン
    トラルデータベースに登録したデータを削除する際に
    は、作成日時データと削除対象となるデータを特定する
    ためのデータとそれ以外のデータについてはデータ項目
    のみからなる空白のデータとを前記セントラルデータベ
    ースに追加登録する構成としたことを特徴とする請求項
    1記載の介護関連データ共有システム。
  7. 【請求項7】 前記データ共有機関側情報処理装置は、
    前記事業者側情報処理装置からのデータ提示要求に対し
    て、要求されたデータが複数ある場合はそれら複数のデ
    ータを全て要求元である事業者側情報処理装置へ供給す
    る構成としたことを特徴とする請求項1記載の介護関連
    データ共有システム。
  8. 【請求項8】 前記事業者側情報処理装置は、前記デー
    タ共有機関側情報処理装置から同一要介護者について複
    数のデータが供給された場合には、それらの複数のデー
    タの作成日時データに基づいて利用するデータを選択で
    きる構成としたことを特徴とする請求項1記載の介護関
    連データの共有システム。
  9. 【請求項9】 登録済の介護計画データを修正する場合
    は登録済のデータを修正するのではなく、前記ローカル
    データベースにある以前に作成した介護計画データを修
    正するか、新たに介護計画データを作成して、前記セン
    トラルデータベースに登録し、目的とする要介護者の介
    護計画データを参照する際に複数の介護計画データが存
    在する場合は、計画対象期間のデータに基づいて必要と
    する計画対象期間の介護計画データを選択し、必要とす
    る計画対象期間の介護計画データが複数あるときには介
    護計画データの作成日時データに基づいて介護計画デー
    タを選択することを特徴とする請求項2または3に記載
    の介護関連データ共有システム。
  10. 【請求項10】 登録済の介護計画データを削除する場
    合は、登録済のデータを削除するのではなく、前記ロー
    カルデータベースにある以前に作成した介護計画データ
    の中でその介護計画を特定するためにキーとなる項目以
    外の項目を空白にするか、新たに前記キーとなる項目以
    外の項目を空白にした介護計画データを作成して、前記
    セントラルデータベースに登録し、目的とする介護計画
    データを参照した際に前記キーとなる項目以外の項目が
    空白であるときは介護計画データが削除されたものとし
    て扱うことを特徴とする請求項2または3に記載の介護
    関連データ共有システム。
  11. 【請求項11】 介護サービス実施実績データは、介護
    サービスを提供する事業者を特定するデータと要介護者
    と特定するデータと介護サービスを提供する事業者が定
    める通番データとに基づいて特定される構成としたこと
    を特徴とする請求項2または3に記載の介護関連データ
    共有システム。
  12. 【請求項12】 登録済の介護サービス実施実績データ
    を修正する場合は、登録済の介護サービス実施実績デー
    タを修正するのではなく、前記ローカルデータベースに
    ある以前に処理した介護サービス実施実績データを修正
    するか、新たに介護サービス実施実績データを作成し
    て、前記セントラルデータベースに登録し、登録された
    介護サービス実施実績データを参照する際に、介護サー
    ビスを提供する事業者を特定するデータと要介護者と特
    定するデータと介護サービスを提供する事業者が定める
    通番データとに基づいて特定される介護サービス実施実
    績データが複数ある場合には、介護サービス実施実績デ
    ータの作成日時データに基づいて参照する介護サービス
    実施実績データを選択することを特徴する請求項2また
    は3に記載の介護関連データ共有システム。
  13. 【請求項13】 登録済の介護サービス実施実績データ
    を削除する場合は、登録済の介護サービス実施実績デー
    タを削除するのではなく、前記ローカルデータベースに
    ある以前に処理した介護サービス実施実績データの中の
    介護サービスを提供する事業者を特定するデータと要介
    護者と特定するデータと介護サービスを提供する事業者
    が定める通番データとを除く項目を空白データとする
    か、介護サービスを提供する事業者を特定するデータと
    要介護者と特定するデータと介護サービスを提供する事
    業者が定める通番データとを除く項目を空白としたデー
    タを新たに作成して、前記セントラルデータベースに登
    録し、登録された介護サービス実施実績データを参照す
    る際に、介護サービスを提供する事業者を特定するデー
    タと要介護者と特定するデータと介護サービスを提供す
    る事業者が定める通番データとを除く項目が空白である
    場合にはその介護サービス実施実績データは削除された
    ものとした扱うことを特徴とする請求項2または3に記
    載の介護関連データ共有システム。
  14. 【請求項14】 在宅介護に関連する各事業者にそれぞ
    れ設置される事業者側情報処理装置で処理されてローカ
    ルデータベースに格納されたデータ中から予め設定した
    項目のデータを抽出し、抽出したデータを通信ネットワ
    ーク介してデータ共有機関に設置されるデータ共有機関
    側情報処理装置に送信する処理プログラムと、前記デー
    タ共有機関側情報処理装置にデータ提示要求を送信する
    とともに、そのデータ提示要求に対して前記データ共有
    機関側情報処理装置から供給されたデータを受信する処
    理プログラムとを、前記事業者側情報処理装置で読み取
    り可能な記録媒体に記録したことを特徴とする介護デー
    タ共有システム用記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記データ共有機関側情報処理装置か
    ら供給されたデータを、そのデータ中に含まれる作成日
    時データに基づいて修正後の最新データであるか修正前
    の旧データであるかを区別する処理プログラムと、予め
    設定した項目のデータが空白データであることに基づい
    て削除データであると判断する処理プログラムとを備え
    たことを特徴とする請求項14記載の介護データ共有シ
    ステム用記録媒体。
  16. 【請求項16】 セントラルデータベースを有するデー
    タ共有機関に設置されたデータ共有機関側情報処理装置
    に、事業者側情報処理装置から送信されたデータを受信
    し、データを送信した事業者側情報処理装置のセントラ
    ルデータベースへのアクセス可否チェックを行ない、ア
    クセスが許可される場合で受信したデータがセントラル
    データベースへの登録データであるときにはその登録デ
    ータをセントラルデータベースへ登録し、受信したデー
    タがデータ提示要求であるときには要求されたデータを
    セントラルデータベースから抽出して事業者側情報処理
    装置へ送信する処理を実行させる処理プログラムをデー
    タ共有機関側情報処理装置に読み取り可能な記録媒体に
    記録したことを特徴とする介護データ共有システム用記
    録媒体。
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