JPH1173373A - データ処理装置及びデータセキュリティ制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

データ処理装置及びデータセキュリティ制御プログラムを記録した記録媒体

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JPH1173373A
JPH1173373A JP9235014A JP23501497A JPH1173373A JP H1173373 A JPH1173373 A JP H1173373A JP 9235014 A JP9235014 A JP 9235014A JP 23501497 A JP23501497 A JP 23501497A JP H1173373 A JPH1173373 A JP H1173373A
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JP
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JP9235014A
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Junji Mori
潤二 森
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザ別にビューファイルを設定しなくとも、
各ユーザのセキュリティを確保してファイルをアクセス
する。 【解決手段】セキュリティ情報指定部21にて、ユーザ
毎にユーザに使用を許可する項目およびレコード条件を
指定する。このとき指定された許可項目およびレコード
条件はファイルセキュリティテーブル22に記憶され
る。データ処理時に、データセキュリティ制御部25を
介してデータ処理指定部23における許可項目を用いた
処理内容の設定と、データ処理部24における許可レコ
ード条件に従ったデータ処理を行う。これにより、ファ
イル項目およびレコードに関するセキュリティを実現で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ上で
データベース内のファイルにアクセスする際のデータの
セキュリティを確保するデータ処理装置及びデータセキ
ュリティ制御プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ上のデータベースには、例
えば帳票データなどの複数の項目データからなるファイ
ルが登録されており、そのデータファイルをユーザが必
要に応じて適宜読み出し、出力することができる。
【0003】ここで、1つのファイルを複数のユーザが
共有して使用するシステムの場合には、ユーザ別にその
ファイル内の個々のデータに対するセキュリティを確保
することが重要となる。
【0004】そこで、従来、この種のデータ処理装置で
は、1つのファイルに対し、その中の特定の部分(項
目、レコード)をアクセス対象としたビューファイルを
ユーザ毎に個別に設定しておき、それらのビューファイ
ルを通じてデータをアクセスすることで、各ユーザのセ
キュリティ(使用範囲)を確保していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法では、ユーザ毎にビューファイルを設定し、そ
れらのビューファイルを通じてデータをアクセスしなけ
ればならない。このため、元となるファイルを意識しな
がらも、操作、処理上は別のファイルとして扱う必要が
あり、ファイルの管理が複雑になるなどの問題があっ
た。
【0006】本発明は前記のような点に鑑みなされたも
のであり、ユーザ別にビューファイルを設定しなくと
も、各ユーザのセキュリティを確保してファイルをアク
セスすることのできるデータ処理装置及びデータセキュ
リティ制御プログラムを記録した記録媒体を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
データ処理装置は、ユーザ毎にファイルに対するアクセ
ス条件を指定するアクセス条件指定手段と、このアクセ
ス条件指定手段によって指定されたアクセス条件を記憶
するアクセス条件記憶手段と、このアクセス条件記憶手
段に記憶されたアクセス条件に基づいて、データ処理の
対象となるファイルの中でユーザにアクセス許可された
データを処理可能とするアクセス制御手段とを具備した
ことを特徴とする。
【0008】このような構成によれば、ユーザ毎にファ
イルに対するアクセス条件を指定することにより、ユー
ザにアクセス許可されたデータのみを処理可能としてア
クセスすることができる。これにより、各ユーザのセキ
ュリティを確保することができる。
【0009】また、本発明の請求項2では、前記ファイ
ルは、複数の項目からなるレコードを記憶したデータベ
ースファイルであり、前記アクセス条件指定手段では、
前記アクセス条件として、前記ファイルの中でアクセス
対象となる項目を指定することを特徴とする。
【0010】このような構成によれば、アクセス対象と
なる項目をアクセス条件として指定することで、ユーザ
にアクセス許可された項目データのみを処理可能として
アクセスすることができる。これにより、各ユーザのフ
ァイル項目に対するセキュリティを確保することができ
る。
【0011】また、本発明の請求項3では、前記ファイ
ルは、複数の項目からなるレコードを記憶したデータベ
ースファイルであり、前記アクセス条件指定手段では、
前記アクセス条件として、前記ファイルの中でアクセス
対象となる項目のレコードを指定することを特徴とす
る。
【0012】このような構成によれば、アクセス対象と
なる項目のレコードをアクセス条件として指定すること
で、ユーザにアクセス許可された項目のレコードのみを
処理可能としてアクセスすることができる。これによ
り、各ユーザのファイルレコードに対するセキュリティ
を確保することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係る
データ処理装置の構成を示すブロック図である。なお、
本装置は、例えば磁気ディスク等の記録媒体13aに記
録されたプログラムを読み込み、このプログラムによっ
て動作が制御されるコンピュータによって実現される。
【0014】図1に示すように、本装置は、CPU11
を備え、入力指示に従ったプログラムの起動によりデー
タ処理を実行する。CPU11には、システムバス12
を介して記憶装置13、RAM14、表示装置15、キ
ーボード16、マウス17、プリンタ18、ファイル装
置19が接続されている。
【0015】記憶装置13は、例えばハードディスク装
置やフロッピーディスク装置、CD−ROM装置などか
らなり、各種のデータやプログラム等を記憶している。
また、この記憶装置13には、記録媒体13aに記憶さ
れたプログラムがインストールされる。CPU11は、
この記憶装置13にインストールされたプログラムを読
み込み、同プログラムに従った処理(ここではユーザ単
位でのデータセキュリティ制御)を実行する。
【0016】RAM14は、本装置のメインメモリとし
て機能し、本装置の処理に必要な各種データを記憶する
ものである。また、このRAM14には、後述するファ
イルセキュリティテーブル22が格納されるようになっ
ている。
【0017】表示装置15は、例えばCRT (Cathode
Ray Tube) やLCD (Liquid Crystal Display) などか
らなり、入力データの表示や、本装置に必要な各種画面
の表示を行う。
【0018】キーボード16は、データの入力や各種フ
ァンクションの指示を行うための入力装置である。マウ
ス17は、ポインティングデバイスとして機能する。プ
リンタ18は、データの印刷を行うための印刷装置であ
る。
【0019】ファイル装置19は、例えば光ディスク装
置などからなり、各種のファイルを記憶管理している。
図2は前記図1のデータ処理装置にて実現されるデータ
セキュリティ制御機能をソフトウェア的に示した概念図
である。
【0020】図2において、セキュリティ情報指定部2
1は、ユーザ毎に各ファイルに対するセキュリティ情報
(許可項目および許可レコード条件)を指定する。ファ
イルセキュリティテーブル22は、セキュリティ情報設
定部21によって指定された各ファイルに対するセキュ
リティ情報(許可項目および許可レコード条件)をユー
ザ名と共に記憶する。
【0021】データ処理指定部23は、処理対象とする
ファイルの項目を取得し、その項目を出力時の形態に合
わせて配置するなどの処理を行う。データ処理部24
は、データ処理指定部23によって設定されたファイル
の項目に従ったデータをデータファイル26から取り出
して処理する。
【0022】データセキュリティ制御部25は、データ
処理指定部23が処理対象ファイルの項目を取得する際
に、そのファイルを使用するユーザの許可項目をファイ
ルセキュリティテーブル22から取り出してデータ処理
指定部23に与える制御と、データ処理部24が当該フ
ァイルの項目データを処理する際に、そのファイルを使
用するユーザの許可レコード条件をファイルセキュリテ
ィテーブル22から取り出してデータ処理部24に与え
る制御を行う。
【0023】データファイル26は、データ処理部24
のデータの取出し先であり、一般のデータベースファイ
ルである。出力データ27は、データ処理部24の処理
結果であり、ファイルまたは帳票である。
【0024】ここで、本装置の基本的な動作を3つのフ
ェーズに分けて説明する。 (1)セキュリティテーブルの設定 まず、データファイル26を共有するユーザ毎に許可項
目および許可レコード条件を定義したファイルセキュリ
ティテーブル22を設定する。この場合、許可項目は、
ファイルに存在する項目を複数指定可能である。また、
許可レコード条件は、ファイルの項目名を使用して一般
的なSQL(Structured Query Language )と同じ記述
で指定する。
【0025】今、例えばデータファイル26として、図
4に示すような複数の項目1〜5からなるレコードを記
憶したファイル1があり、このファイル1に図3に示す
ようなファイルセキュリティテーブル22が設定されて
いるとすると、同テーブル22の1行目は、ユーザ1に
対して、ファイル1の項目1、項目2、項目3の使用が
許可されていて、項目1が“1”であるレコードだけを
処理対象とすることを意味する。また、2行目は、ユー
ザ2に対して、ファイル1の項目1、項目2、項目3の
使用が許可されていて、項目1が“2”であるレコード
だけを処理対象とすることを意味する。
【0026】なお、4行目の「許可項目」に「*」とあ
るのは、全ての項目を許可するという意味である。 (2)許可項目によるセキュリティ データ処理指定部23にて、処理対象となるファイルの
項目を取得する場合において、データセキュリティ制御
部25に対してファイル名とユーザ名を与えると、デー
タセキュリティ制御部25は、そのファイル名とユーザ
名に従ってファイルセキュリティテーブル22を検索
し、当該ファイルの中でユーザに許可された項目を取り
出してデータ処理指定部23に返す。これにより、デー
タ処理指定部23では、ユーザに許可された項目だけを
得ることができ、その許可項目のみユーザに提示し、そ
の他の項目を隠すことで、ファイルの項目に関するセキ
ュリティを制御することができる。
【0027】(3)許可レコード条件によるセキュリテ
ィ データ処理部24にて、ファイルの項目データを処理す
る場合において、データセキュリティ制御部25に対し
てファイル名とユーザ名を与えると、データセキュリテ
ィ制御部25は、そのファイル名とユーザ名に従ってフ
ァイルセキュリティテーブル22を検索し、ユーザに設
定された許可レコード条件を取り出してデータ処理指定
部23に返す。これにより、データ処理指定部23で
は、その許可レコード条件で、まず、処理対象のレコー
ドを絞り込み、そのレコードに対するデータ処理を行う
ことができ、ファイルのレコードに関するセキュリティ
を制御することができる。
【0028】次に、同実施形態の動作について詳しく説
明する。 (セキュリティ制御)図5は同実施形態におけるセキュ
リティ制御の処理動作を示すフローチャートである。
【0029】データ処理を行うに際し、まず、例えばキ
ーボード16を通じてデータ処理を行うユーザの名前
と、ファイルの名称を指定する(ステップA11,A1
2)。この指定に従い、データ処理指定部23では、当
該ファイルの中からデータ処理の対象とする項目を取得
した後(ステップA13)、その項目を縦型あるいは横
型に配置するなどして帳票出力時のフォーマットを定義
し、これをユーザに提示する(ステップA14)。
【0030】ここで、本装置のセキュリティ制御では、
前記ステップA13において、データ処理指定部23が
データ処理の対象項目を取得するときに、ユーザに許可
された項目だけを得るように、ファイル項目を制御する
ことを第1の特徴とする。
【0031】このようなファイル項目の制御により、前
記ステップA14では、ユーザに使用が許可された項目
のみを提示することになり、ファイルの項目に関するセ
キュリティを実現できる。なお、ここでの許可項目の取
得処理については、後に図10を参照して説明する。
【0032】一方、当該ファイルをデータ処理する場合
には、まず、データ処理を行うユーザの名前を指定する
(ステップA15)。なお、前記ステップA14の後に
ファイルの保存等を行うことなく、当該ファイルのデー
タ処理を続けて実行する場合には、このステップA15
のユーザ名の指定は不要である。
【0033】データ処理が指定されると、データ処理部
24は、当該ファイルのレコードをデータファイル26
から取得する。その際、本装置のセキュリティ制御で
は、ユーザに対して設定された許可レコード条件に応じ
たデータを得るように、ファイルレコードを制御するこ
とを第2の特徴とする(ステップA16)。
【0034】このようなファイルレコードの制御によ
り、データ処理部24では、処理対象のレコードを絞り
込み、そのレコードに対するデータ処理を行って、その
処理結果を出力する(ステップA17,A18)。これ
により、ファイルのレコードに関するセキュリティを実
現できる。なお、ここでの許可レコード条件の取得処理
については、後に図11を参照して説明する。
【0035】これらの処理に使用するユーザ別の許可項
目および許可レコード条件を保持するのがファイルセキ
ュリティテーブル22であり、その指定を行うユーザイ
ンタフェースがセキュリティ情報指定部21である。
【0036】また、データ処理指定部23およびデータ
処理部24の要求により、ファイルに対するユーザ別の
許可項目および許可レコード条件を取得する処理を行う
のがデータセキュリティ制御部25である。
【0037】(許可項目および許可レコード条件の指
定)次に、許可項目および許可レコード条件の指定処理
について説明する。セキュリティ情報指定部21は、前
述したようにユーザ別の許可項目および許可レコード条
件を指定するためのユーザインタフェースであり、具体
的には、例えばファイルの管理者が図6乃至図9に示す
ような各画面を通じてセキュリティ情報の設定を行う。
【0038】まず、図6に示すようなメイン画面31を
表示する。このメイン画面31には、スキーマ名(ファ
イルの保存領域)を入力するためのスキーマ名入力エリ
ア32、ファイル名を入力するためのファイル名入力エ
リア33、セキュリティ設定の操作を選択する操作ボタ
ン34、設定されたセキュリティ情報を表示するための
セキュリティ情報表示エリア35が設けられている。
【0039】このメイン画面31にて、セキュリティ情
報を設定するファイル名をファイル名入力エリア33に
入力した後、操作ボタン34を操作することにより、図
7に示すような情報設定ダイアログ41を呼び出す。
【0040】この情報設定ダイアログ41には、ファイ
ルに対してセキュリティ情報を設定するユーザ名を入力
するためのユーザ名入力エリア42、ユーザに使用を許
可する項目を入力するための許可項目入力エリア43、
ファイル上に存在する項目の一覧を表示するための項目
一覧表示エリア44、項目設定の操作ボタン45、ユー
ザに許可するレコード条件を入力するための許可レコー
ド条件入力エリア46が設けられている。
【0041】この情報設定ダイアログ41にて、まず、
セキュリティ情報を設定するユーザ名をユーザ名入力エ
リア42に入力し、そのユーザに対して、許可項目およ
び許可レコード条件を許可項目入力エリア43および許
可レコード条件入力エリア46をそれぞれ入力する。な
お、許可項目は項目一覧表示エリア44の中から選択
し、許可レコード条件はファイル項目名を用いたファイ
ル検索のためのSQL文と同じ文法にて直接キー入力す
る。
【0042】このようにして設定されたセキュリティ情
報(許可項目および許可レコード条件)は、ファイルセ
キュリティテーブル22に記憶される。なお、図8はフ
ァイル1に対するユーザ1のセキュリティ情報を設定し
たときのメイン画面31の表示内容を示している。
【0043】また、図9は前記図3に示したファイルセ
キュリティテーブル22を設定したときのメイン画面3
1の表示内容を示している。 (許可項目の取得)次に、許可項目の取得処理について
説明する。
【0044】データ処理指定部23で処理対象とするフ
ァイルの項目を取得する場合に、直接取得するのではな
く、データセキュリティ制御部25に対してファイル名
とユーザ名を与えることにより、ユーザ別の許可項目を
データセキュリティ制御部25から得るようにする。こ
の許可項目の情報を元にデータ処理の具体的な内容を設
定(帳票出力の定義)することで、ファイル項目のセキ
ュリティを制御することができる。
【0045】図10は同実施形態における許可項目の取
得処理を示すフローチャートである。この許可項目の取
得処理は、ファイル名とユーザ名が指定されて起動する
データセキュリティ制御部25によって実行される。
【0046】データセキュリティ制御部25は、まず、
起動時にデータ処理指定部23から与えられたファイル
名とユーザ名をメモリ(例えばRAM14のワークエリ
ア)に保持した後(ステップB11)、そのファイル名
に従ってファイルセキュリティテーブル22を開く(ス
テップB12)。
【0047】次に、ユーザ名のユーザに指定されたセキ
ュリティ情報を検索するため、データセキュリティ制御
部25はファイルセキュリティテーブル22の先頭レコ
ードをカレントレコードとして指定し(ステップB1
3)、そこにレコードが存在するか否かをチェックする
(ステップB14)。
【0048】レコードが存在する場合には(ステップB
14のYes)、データセキュリティ制御部25はその
レコードをメモリ上に読み込み(ステップB15)、そ
のレコードのユーザ名が前記指定されたユーザ名と一致
するか否かをチェックする(ステップB16)。
【0049】ここで、両者のユーザ名が一致すれば(ス
テップB16のYes)、そのレコードはそのユーザに
対するセキュリティ情報を保持していることになる。し
たがって、データセキュリティ制御部25はそのレコー
ドの許可項目の内容を項目一覧としてデータ処理指定部
23に返して(ステップB17)、ここでの処理を終了
する。
【0050】一方、両者のユーザ名が一致しなければ
(ステップB16のNo)、データセキュリティ制御部
25は次のレコードをカレントレコードとして指定し
(ステップB18)、前記同様の処理を行う。
【0051】また、処理対象とするレコードがない場
合、つまり、ファイルセキュリティテーブル22のレコ
ードエンドに達した場合には(ステップB14のN
o)、当該ファイルにユーザのセキュリティ情報は設定
されていないことになる。このような場合には、ユーザ
に対して全ての項目の使用を許可するべく、データセキ
ュリティ制御部25は当該ファイルの全ての項目を取得
し(ステップB19)、これらを許可項目としてデータ
処理指定部23に返して(ステップB20)、ここでの
処理を終了する。
【0052】(許可レコード条件の取得)次に、許可レ
コード条件の取得処理について説明する。データ処理部
24で処理対象とするファイルのレコードを取得する場
合に、前記データ処理指定部23にて明示的に指定され
るレコード条件(処理対象とするレコードを絞るために
SQL文の条件式等で記述)に、そのファイルに対する
ユーザ別の許可レコード条件を付加して入力レコードを
選択することにより、ファイルレコードのセキュリティ
を制御することができる。
【0053】図11は同実施形態における許可レコード
条件の取得処理を示すフローチャートである。この許可
レコード条件の取得処理は、ファイル名とユーザ名が指
定されて起動するデータセキュリティ制御部25によっ
て実行される。なお、基本的な処理は、前記図10で説
明した許可項目の取得処理と同じである。
【0054】すなわち、データセキュリティ制御部25
は、まず、起動時にデータ処理部24から与えられたフ
ァイル名とユーザ名をメモリ(例えばRAM14のワー
クエリア)に保持した後(ステップC11)、そのファ
イル名に従ってファイルセキュリティテーブル22を開
く(ステップC12)。
【0055】次に、ユーザ名のユーザに指定されたセキ
ュリティ情報を検索するため、データセキュリティ制御
部25はファイルセキュリティテーブル22の先頭レコ
ードをカレントレコードとして指定し(ステップC1
3)、そこにレコードが存在するか否かをチェックする
(ステップC14)。
【0056】レコードが存在する場合には(ステップC
14のYes)、データセキュリティ制御部25はその
レコードをメモリ上に読み込み(ステップC15)、そ
のレコードのユーザ名が前記指定されたユーザ名と一致
するか否かをチェックする(ステップC16)。
【0057】ここで、両者のユーザ名が一致すれば(ス
テップC16のYes)、そのレコードはそのユーザに
対するセキュリティ情報を保持していることになる。し
たがって、データセキュリティ制御部25はそのレコー
ドの許可レコード条件の内容をデータ処理指定部23に
返して(ステップC17)、ここでの処理を終了する。
【0058】一方、両者のユーザ名が一致しなければ
(ステップC16のNo)、データセキュリティ制御部
25は次のレコードをカレントレコードとして指定し
(ステップC18)、前記同様の処理を行う。
【0059】また、処理対象とするレコードがない場
合、つまり、ファイルセキュリティテーブル22のレコ
ードエンドに達した場合には(ステップC14のN
o)、当該ファイルにユーザのセキュリティ情報は設定
されていないことになる。このような場合には、許可レ
コード条件として何も付加するものがないという意味
で、データセキュリティ制御部25は条件なしの情報を
データ処理指定部23に返して(ステップC19)、こ
こでの処理を終了する。
【0060】このように、データセキュリティ制御部2
5を介してデータ処理指定部23における許可項目を用
いた処理内容の設定と、データ処理部24における許可
レコード条件に従ったデータ処理を行う。これにより、
従来のようにユーザ別にビューファイルを設定しなくと
も、各ユーザのセキュリティを確保してファイルをアク
セスすることができる。
【0061】なお、前記実施形態では、ユーザに使用を
許可する項目を指定する構成としたが、これは、ユーザ
に使用を制限(禁止)する項目を指定することでも良
い。この場合、許可型、制限型といった情報をファイル
セキュリティテーブル22のレコード毎に持たせ、これ
を判定して制御することもできる。
【0062】また、上述した実施形態において記載した
手法、すなわち、図5に示すセキュリティ制御処理や、
図10に示す許可項目の取得処理、図11に示す許可レ
コード条件の取得処理は、コンピュータに実行させるこ
とのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フ
ロッピーディスク、ハードディスク等)、光ディスク
(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録
媒体13aに書き込んで各種装置に適用したり、通信媒
体により伝送して各種装置に適用することも可能であ
る。本装置を実現するコンピュータは、記録媒体13a
に記録されたプログラムを読み込み、このプログラムに
よって動作が制御されることにより、上述した処理を実
行する。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1によれ
ば、ユーザ毎にファイルに対するアクセス条件を指定す
ることにより、ユーザにアクセス許可されたデータのみ
を処理可能としてアクセスすることができる。これによ
り、各ユーザのセキュリティを確保することができる。
【0064】また、本発明の請求項2によれば、アクセ
ス対象となる項目をアクセス条件として指定すること
で、ユーザにアクセス許可された項目データのみを処理
可能としてアクセスすることができる。これにより、各
ユーザのファイル項目に対するセキュリティを確保する
ことができる。
【0065】また、本発明の請求項3によれば、アクセ
ス対象となる項目のレコードをアクセス条件として指定
することで、ユーザにアクセス許可された項目のレコー
ドのみを処理可能としてアクセスすることができる。こ
れにより、各ユーザのファイルレコードに対するセキュ
リティを確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデータ処理装置の構
成を示すブロック図。
【図2】前記図1のデータ処理装置にて実現されるデー
タセキュリティ制御機能をソフトウェア的に示した概念
図。
【図3】同実施形態におけるファイルセキュリティテー
ブルの構成を示す図。
【図4】同実施形態におけるデータファイルの構成を示
す図。
【図5】同実施形態におけるセキュリティ制御の処理動
作を示すフローチャート
【図6】同実施形態におけるセキュリティ情報の設定時
に表示されるメイン画面を示す図。
【図7】同実施形態におけるセキュリティ情報の設定時
に表示される情報設定ダイアログを示す図。
【図8】前記メイン画面の具体的な表示内容を示す図。
【図9】前記メイン画面の具体的な表示内容を示す図。
【図10】同実施形態における許可項目の取得処理を示
すフローチャート。
【図11】同実施形態における許可レコード条件の取得
処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…CPU 12…システムバス 13…記憶装置 13a…記録媒体 14…RAM 15…表示装置 16…キーボード 17…マウス 18…プリンタ 19…ファイル装置 21…セキュリティ情報指定部 22…ファイルセキュリティテーブル 23…データ処理指定部 24…データ処理部 25…データセキュリティ制御部 26…データファイル 27…出力データ 31…メイン画面 41…情報設定ダイアログ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザ毎にファイルに対するアクセス条
    件を指定するアクセス条件指定手段と、 このアクセス条件指定手段によって指定されたアクセス
    条件を記憶するアクセス条件記憶手段と、 このアクセス条件記憶手段に記憶されたアクセス条件に
    基づいて、データ処理の対象となるファイルの中でユー
    ザにアクセス許可されたデータを処理可能とするアクセ
    ス制御手段とを具備したことを特徴とするデータ処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ファイルは、複数の項目からなるレ
    コードを記憶したデータベースファイルであり、 前記アクセス条件指定手段では、前記アクセス条件とし
    て、前記ファイルの中でアクセス対象となる項目を指定
    することを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記ファイルは、複数の項目からなるレ
    コードを記憶したデータベースファイルであり、 前記アクセス条件指定手段では、前記アクセス条件とし
    て、前記ファイルの中でアクセス対象となる項目のレコ
    ードを指定することを特徴とする請求項1または請求項
    2記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 ユーザ毎にファイルに対するアクセス条
    件を指定させる手順と、 この指定されたアクセス条件をメモリに記憶させる手順
    と、 このメモリに記憶されたアクセス条件に基づいて、デー
    タ処理の対象となるファイルの中でユーザにアクセス許
    可されたデータを処理可能とさせる手順とをコンピュー
    タに実行させるためのデータセキュリティ制御プログラ
    ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001034529A (ja) * 1999-07-16 2001-02-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> データベース管理方法及びシステム及びデータベース管理プログラムを格納した記憶媒体
JP2001236423A (ja) * 2000-02-24 2001-08-31 Nec Corp 介護関連データ共有システムおよび介護データ共有システム用記録媒体
JP2002304318A (ja) * 2001-04-06 2002-10-18 Dainippon Printing Co Ltd コンピュータシステムおよびその使用制御方法
JP2008234286A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Dainippon Printing Co Ltd データベースシステム、データベースサーバ、プログラム、及び、記録媒体

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