JP7275477B2 - 情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、及びプログラムに関する。
特許文献1には、秘匿編集処理を文書の内容に応じて柔軟かつ簡便に行う文書編集装置、コンピュータプログラム、及び文書編集方法が開示されている。秘匿編集処理とは、文書を公開する際に、秘密にすべき情報を伏せるために文章の一部分(例えば特定の語句、固有名詞、数値等)を他の語句等に置換する等の編集処理のことを言う。
特許文献2には、非公開情報を含む構造化文書の出力時に非公開部分への対処を柔軟に行うことができるデータ出力装置、データ出力方法、及び、プログラムが開示されている。
特許文献3には、草稿文書と対応する編集済み文書との間の差異を観察することによって編集パターンを抽出してそれらのパターンから訂正ルールを導出する訂正システムが開示されている。
特開2006-276912号公報 特開2013-242688号公報 特表2009-515253号公報
文書を公開する相手(公開範囲)に応じて文書中の要素(語句、固有名詞、数値等)の表現を変更する必要がある。しかし、公開範囲ごとに前例を踏まえた妥当な表現を調査するのは手間である。
本発明は、文書の公開範囲を変更する際に表現を変更して承認された文書の前例を用いて、新しく公開範囲を変更しようとする利用者に変更すべき表現を示唆することを目的とする。
請求項1に係る発明は、公開の対象とされる公開対象文書、及び該公開対象文書の公開先の指定を取得する取得部と、前記公開先に既に公開されている文書が、該公開先に公開される際に変更された要素を、該文書の変更前と変更後とを比較した差分、及び該文書を変更した操作を示す操作履歴の少なくとも一方から抽出する抽出部と、抽出された前記要素の変更前の表現であって前記公開対象文書に含まれるもの及び該要素の変更後の表現としての複数の候補を利用者に通知する通知部とを有する情報処理装置を提供する。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、前記通知部は、前記要素の変更前の表現であって前記公開対象文書に含まれるものを、当該変更前の表現が変更された割合とともに通知することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の情報処理装置において、前記通知部は、前記表現が変更された後の文書が公開される際に付与された該文書を識別する識別情報を通知することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置において、前記利用者から指示された場合に、通知した前記公開対象文書に含まれる前記要素の変更前の表現を該要素の変更後の表現に変更する変更部、を有することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置に
おいて、前記抽出部は、前記変更された要素を、該変更を行った公開元の利用者を識別する利用者識別情報とともに抽出し、前記通知部は、前記要素の変更を行った利用者ごとに区別して通知することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、通信回線を介して互いに通信するサービス装置とクライアント装置とを含み、公開の対象とされる公開対象文書、及び該公開対象文書の公開先の指定を取得する取得部と、前記公開先に既に公開されている文書が、該公開先に公開される際に変更された要素を、該文書の変更前と変更後とを比較した差分、及び該文書を変更した操作を示す操作履歴の少なくとも一方から抽出する抽出部と、抽出された前記要素の変更前の表現であって前記公開対象文書に含まれるもの及び該要素の変更後の表現としての複数の候補を利用者に通知する通知部と、のうちの一部を前記サービス装置が有し、残りを前記クライアント装置が有する情報処理システムを提供する。
請求項7に係る発明は、コンピュータを、公開の対象とされる公開対象文書、及び該公開対象文書の公開先の指定を取得する取得部と、前記公開先に既に公開されている文書が、該公開先に公開される際に変更された要素を、該文書の変更前と変更後とを比較した差分、及び該文書を変更した操作を示す操作履歴の少なくとも一方から抽出する抽出部と、抽出された前記要素の変更前の表現であって前記公開対象文書に含まれるもの及び該要素の変更後の表現としての複数の候補を利用者に通知する通知部、として機能させるプログラムを提供する。
請求項1、6、7に係る発明によれば、文書の公開範囲を変更する際に表現を変更して承認された文書の前例を用いて、新しく公開範囲を変更しようとする利用者に変更すべき複数の表現の候補を示唆することができる。また、請求項1、6、7に係る発明によれば、利用者により指定された公開範囲に合わせた複数の表現の候補を利用者に示唆することができる。
請求項2に係る発明によれば、示唆された表現の変更が絶対的なものであるか否かの判断材料を利用者に提示することができる。
請求項3に係る発明によれば、表現が変更された後の文書の閲覧が容易になる。
請求項4に係る発明によれば、通知した表現に沿って指定された文書を一括変更することができ、公開範囲の変更に伴う編集の手間が軽減される。
請求項5に係る発明によれば、示唆された表現の変更を誰が行ったかを利用者に把握させることが可能になり、示唆に沿って表現を変更するか否かを利用者が判断し易くなる。
本発明の実施形態による情報処理システム1の全体構成の一例を示す図。 サービス装置10のハードウェア構成の一例を示す図。 サービス装置10の機能構成を示すブロック図。 サービス装置10の記憶部102に記録されている加工情報の一例を示す図。 公開対象文書の一例を示す図。 サービス装置10の制御部101が実行するレコメンド表示処理の流れを示すフローチャート。 レコメンド表示処理の処理結果としてクライアント装置20に表示される編集画面の一例を示す図。 サービス装置10の制御部101が実行する置換処理の流れを示すフローチャート。 サービス装置10の制御部101が実行する差分抽出処理の流れを示すフローチャート。 変形例1のレコメンド表示例を示す図。 変形例1のレコメンド表示処理の流れを示すフローチャート。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。
[実施形態]
(全体構成)
図1は、本発明の一実施形態による情報処理システム1の全体構成の一例を示す図である。情報処理システム1は、クライアント装置20の利用者に対して例えば文書に関係するサービスを提供するシステムである。
通信回線2は、データ通信が行われる通信手段である。通信回線2には、データ通信を行う複数のコンピュータ装置が接続される。通信回線2には、有線及び無線の通信手段が含まれている。図1に示すように、本実施形態では、通信回線2には、サービス装置10及びクライアント装置20が接続されている。
本実施形態においては、クライアント装置20は、文書閲覧機能及び文書編集機能を備えたコンピュータ装置である。クライアント装置20の具体例としては、各種の指示をするための操作ボタン、キーボード、マウス、タッチパネル等の操作子と、液晶ディスプレイ等の表示画面と、を有し、文書を閲覧するためのソフトウェア(例えばブラウザソフトウェア等)と文書を編集するためのソフトウェア(例えば、エディタソフトウェア)とが予めインストールされたパーソナルコンピュータが挙げられる。本実施形態においては、複数のクライアント装置20が通信回線2に接続可能となっているが、図面が煩雑になるのを防ぐため、図1においては1つのクライアント装置20のみを示している。図1に示す情報処理システム1は、複数の企業の社員に対して文書に関係するサービスを提供するシステムである。つまり、通信回線2には、各々異なる企業の社員の利用するクライアント装置20が接続される。
サービス装置10は、本発明の一実施形態による情報処理装置であり、クライアント装置20の利用者に対して文書に関係するサービスを提供する。例えば、サービス装置10は、文書を表す文書データについて、保存、配信、削除等の文書を管理する文書管理サービスをクライアント装置20の利用者に対して提供する。なお、文書データの配信については、文書データの表す文書を閲覧又は編集する権限を有する利用者に対してのみ文書データを配信する。これにより、サービス装置10は、閲覧又は編集する権限を有する利用者に対してのみ文書を公開することができる。
また、サービス装置10は、文書を公開する相手(公開範囲)の変更に応じて文書中の要素(語句、固有名詞、数値等)の表現を変更することを支援する編集支援サービスを、クライアント装置20の利用者に対して提供する。公開範囲の変更の具体例としては、例えば、企業Aにおける社内文書を企業Bの社員に公開すること、或いは企業Aのある部署内で公開されている文書を他の部署の社員に公開することが挙げられる。これらは文書の公開範囲を広げる場合に相当するが、公開範囲の変更には、公開範囲を狭める場合も含まれる。例えば部課長用に作成した文書を役員のみ閲覧可能に変更する場合等である。企業内で使用される文書には社外秘や部外秘等の公開範囲以外への開示が禁じられている要素が含まれている場合があり、公開範囲を広げる際には機密保持等の観点から文書中の要素の表現を変更する必要がある。公開範囲を狭める際には、機密保持のためにぼかした表現となっていた要素をより明確な表現に変更することが考えられる。編集支援サービスは、この編集作業を従来よりも簡便に行えるように利用者を支援するサービスである。なお、サービス装置10が提供するサービスは、上述したサービスに限定されるものではなく、他のサービスが含まれていてもよい。
本実施形態においては、サービス装置10が提供するサービスを利用する際には、利用者がサービス装置10により認証される必要がある。サービス装置10は、サービス装置10が提供するサービスの利用を許可されている利用者を認証するための利用者情報を記憶しており、クライアント装置20から送られる利用者情報を用いて利用者の認証を行う。利用者情報の一例としては、クライアント装置20の利用者を一意に示す利用者識別子とパスワードとの組み合わせが挙げられる。利用者識別子の具体例としては、クライアント装置20の利用者に対して割り当てられた電子メールアドレス、ユーザID等が挙げられる。クライアント装置20の利用者がサービス装置10により認証された場合には、利用者は、サービス装置10が提供するサービスを利用可能となり、利用者がサービス装置10により認証されなかった場合には、利用者は、サービス装置10が提供するサービスを利用できないこととなる。
(サービス装置10の構成)
図2は、サービス装置10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、サービス装置10は、制御部101と、記憶部102と、通信部105と、を含む。通信部105は、データ通信を行うための通信インターフェースとして機能し、通信回線2に接続されている。
記憶部102は、制御部101が実行するプログラム、及び、文書に関するサービスを提供する際に使用される情報を格納するテーブル等、を永続的に記憶する装置(例えばハードディスク装置)を含む。記憶部102に記憶されるプログラムの具体例としては、オペレーティングシステムのプログラム、文書管理サービスを提供するプログラム、編集支援サービスを提供するプログラム、編集支援サービスの提供を受ける利用者を認証するプログラム等が挙げられる。
記憶部102に記憶されている情報の具体例としては、サービス装置10により提供されるサービスを利用可能な利用者を示す利用者情報、この利用者が閲覧又は編集することが可能な文書を示す文書データ、及び上記編集支援サービスの提供過程で参照及び更新される加工情報が挙げられる。加工情報については後に詳細に説明する。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read OnlyMemory)、RAM(Random Access Memory)を有しており、記憶部102に記憶されているプログラムを実行し、記憶部102や通信部105を制御する。制御部101がプログラムを実行することにより、文書管理サービスに関係する機能、編集支援サービスに関係する機能、利用者を認証する機能等が実現する。なお、制御部101は、CPUに加えて、又は代えて、例えば専用のプロセッサ等を有してもよい。
図3は、サービス装置10において実現される機能のうち、本発明に係る機能の構成を示した機能ブロック図である。図3に示す機能ブロックのうち、文書管理部1105、操作履歴記録部1106、利用者管理部1107、及び加工情報管理部1108は記憶部102によって実現される機能ブロックである。一方、文書取得部1001、公開範囲特定部1002、公開範囲指定部1003、加工情報抽出部1004、加工情報表示部1005、文書公開部1006、差分抽出部1007、及び文書変更部1008は、プログラムにしたがって作動する制御部101により実現される機能ブロックである。
文書管理部1105は、情報処理システム1を介して閲覧又は編集が可能な文書を示す文書データに対応付けて、この文書の作成元及び公開先の各利用者を示す権限情報を記録する。権限情報の具体例としては、文書の作成元及び公開先の各利用者を識別する利用者識別子が挙げられる。操作履歴記録部1106は、文書に対する利用者の変更履歴を記録する。利用者管理部1107は、情報処理システム1の利用を許可された利用者を示す利用者情報を記録する。
加工情報管理部1108は、公開範囲の変更前の文書と変更後の文書とにおける要素の差分(変更前の要素と、その要素に対応する変更後の要素)と、その変更を行った公開元の利用者を識別する利用者識別子と、変更後の公開範囲を示す情報と、を含む加工情報が文書ごとに記録される(図4参照)。変更後の公開範囲を示す情報としては、変更後に新たに公開範囲となる利用者を識別する利用者識別子が挙げられる。例えば、図4に示す加工情報の1行目は、公開範囲の変更前の文書に含まれていた要素「化学重工ABC株式会社」が「化学系メーカー」と変更されたこと、この文書の公開元がユーザ識別子「userA」で識別される利用者(「ユーザ」ともいう)であること、変更後の公開先がユーザ識別子「userC」で識別される利用者であること、を示している。なお、図4に示す加工情報の4行目のように変更後の要素が記録されていないレコードは、このレコードに対応する編集操作において変更前の要素が削除されたことを意味する。
制御部101は、通信部105を介してクライアント装置20からのアクセスを受付けると、そのアクセス元の利用者についての認証を行う。制御部101は、認証を完了すると、文書管理部1105に文書データが記録されている文書のうちアクセス元の利用者が閲覧権限又は編集権限を有する文書のタイトルをクライアント装置20にリスト表示させ、閲覧又は編集対象の文書の選択を利用者に促す。利用者はクライアント装置20の操作部(図示略)に対する操作(例えば、マウスクリック等)により閲覧又は編集を所望する文書を指定すると、利用者の操作が通信回線2及び通信部105を介して制御部101へ伝達される。文書取得部1001は利用者により指定された文書を示す文書データを文書管理部1105から取得する。すなわち、この文書取得部1001は、利用者が指定した文書を取得する取得部の一例である。
また、制御部101は、クライアント装置20に対する操作により文書の指定が行われると、閲覧を行うか編集を行うのかを利用者に選択させるプルダウンリストをクライアント装置20に表示させる。プルダウンリストにて編集を選択する操作が為されると、利用者の操作が通信回線2及び通信部105を介して制御部101へ伝達される。この操作に応じて、公開範囲指定部1003は、公開先のユーザ識別子の入力を促す公開範囲指定画面をクライアント装置20に表示させ、この入力を受付け、公開範囲指定画面に対して入力されたユーザ識別子を、公開先を示す情報として取得する。すなわち、この公開範囲指定部1003は、利用者から範囲の指定を受付ける受付部の一例である。
公開範囲特定部1002は、文書取得部1001により取得された文書の現在の公開範囲をこの文書を示す文書データに対応付けて文書管理部1105に登録されている権限情報を参照して特定する。すなわち、この公開範囲特定部1002は、文書が現在、公開されている範囲を特定する特定部の一例である。
加工情報抽出部1004は、公開範囲特定部1002により特定された範囲に公開されている文書が該範囲と異なる範囲に公開される際に変更された要素(すなわち、変更前の要素)を示す加工情報を加工情報管理部1108から抽出する。すなわち、この加工情報抽出部1004は、特定された範囲に公開されている文書が、この範囲と異なる範囲に公開される際に変更された表現を抽出する抽出部の一例である。
加工情報表示部1005は、公開範囲を変更する上で加工を要する要素について、加工内容のレコメンド(変更後の要素の候補)をクライアント装置20に表示させる。文書公開部1006は、文書に付与されている権限を変更し、新たに公開先となった利用者へ通達し、文書を公開する。
差分抽出部1007は、公開範囲の変更前の文書と公開範囲の変更後の文書のタイトル及び文書内の要素を比較し、差分を抽出して加工情報を生成し加工情報管理部1108に登録する。
文書変更部1008は、加工情報抽出部1004により抽出された加工情報にしたがって文書に含まれる要素を変更し、新たな文書を生成する。
以上がサービス装置10の構成である。すなわち、この加工情報表示部1005は、抽出された表現のうち、変更前又は変更後の表現が文書に含まれるものを利用者に通知する通知部の一例である。
次いで、ユーザ識別子「userA」で識別される利用者Aが社内向けに自身で作成した文書X(図5参照)を元に、他の企業の社員である利用者B(ユーザ識別子「userB」で識別される利用者)へ公開する文書Yを編集する場合を例にとってサービス装置10の動作を説明する。なお、以下に説明する動作例では、サービス装置10の加工情報管理部1108には、図4に示す加工情報が記録されている。
前述したように、制御部101は、通信部105を介してクライアント装置20からのアクセスを受付けると、そのアクセス元の利用者についての認証を行う。制御部101は、認証を完了すると、文書管理部1105に文書データが記録されている文書のうちアクセス元の利用者が閲覧権限又は編集権限を有する文書のタイトルのリストをクライアント装置20に表示させ、閲覧又は編集対象の文書の選択を利用者に促す。受付けたアクセスが利用者Aからのアクセスである場合、文書Xは利用者Aが過去に作成した文書であるから、利用者Aは文書Xに対して編集権限を有している。このため、利用者Aの使用するクライアント装置20には、文書Xのタイトルを含むリストが表示され、利用者Aはクライアント装置20の操作部に対する操作により閲覧又は編集を所望する文書として文書Xを指定する。文書取得部1001は利用者Aにより指定された文書Xの文書データを文書管理部1105から取得する。
また、利用者Aは、クライアント装置20に表示されるプルダウンリストに対する操作により編集を選択し、この操作に応じて表示される公開範囲指定画面に対して利用者Bのユーザ識別子を入力する。公開範囲指定部1003は、公開範囲指定画面に対して入力されたユーザ識別子(本動作例では、ユーザ識別子「userB」)を、公開先を示す情報として取得する。
公開先の指定が為されたことを契機として制御部101は、図6に示すレコメンド表示処理を開始する。図6に示すように、レコメンド表示処理では、制御部101は、まず、文書取得部1001により取得された文書データの示す文書(以下、公開対象文書)を解析し、この公開対象文書に含まれる要素を抽出する(ステップSA100)。前述したように、本動作例における公開対象文書は図5に示す文書Xである。このため、本動作例におけるステップSA100の処理では、「化学重工ABC株式会社」、「売り上げ232189円」、「企画開発室 田中部長」、「東京本店」、「横浜支店」、「大阪支店」、「名古屋支店」、及び「湘南支店」の各要素が抽出される。
ステップSA100に後続するステップSA110では、加工情報抽出部1004は、公開対象文書の公開元及び公開先の各利用者のユーザ識別子を取得する。本動作例では、公開元のユーザ識別子として「userA」が取得され、公開先のユーザ識別子として「userB」が取得される。ステップSA110に後続するステップSA120では、加工情報抽出部1004は、ステップSA100にて抽出した要素とステップSA110にて取得した公開元及び公開先の各利用者のユーザ識別子とを用いて、加工情報を加工情報管理部1108から抽出する。より詳細に説明すると、加工情報抽出部1004は、(条件1)ステップSA100にて抽出した要素と同じ変更前の要素を含むこと、(条件2)公開元が利用者Aであること、(条件3)公開先が利用者Bであることの少なくとも1つを満たす加工情報を加工情報管理部1108から抽出する。
本動作例では、(条件1)のみを満たす加工情報として、図4における2行目から4行目、及び6行目の加工情報が抽出される。また、(条件1)及び(条件2)を満たす加工情報として、図4における1行目、5行目及び8行目から12行目の加工情報が抽出され、(条件1)、(条件2)及び(条件3)を全て満たす加工情報として、図4における7行目の加工情報が抽出される。つまり、本動作例では12個の加工情報が抽出される。
ステップSA120に後続するステップSA130では、加工情報表示部1005は、ステップSA120にて抽出された加工情報が存在するか否かを判定する。ステップSA120にて1つ以上の加工情報が抽出された場合には、加工情報表示部1005は加工情報が存在すると判定し、ステップSA130の判定結果は“Yes”となる。これに対して、ステップSA120にて加工情報が1つも抽出されなかった場合には、加工情報表示部1005は、加工情報が存在しないと判定し、ステップSA130の判定結果は“No”となる。ステップSA130の判定結果が“No”であった場合には、加工情報表示部1005はレコメンド表示処理を終了する。これに対して、ステップSA130の判定結果が“Yes”であった場合には、加工情報表示部1005は、ステップSA140からステップSA170の処理を実行してレコメンド表示処理を終了する。前述したように、本動作例では、ステップSA120にて12個の加工情報が抽出される。このため、ステップSA130の判定結果は“Yes”となり、ステップSA140以降の処理が実行される。
ステップSA140からステップSA160の処理は、加工情報を抽出された要素(以下、処理対象要素)ごとに実行される処理である。ステップSA140では、加工情報表示部1005は、処理対象要素に対して複数の加工情報が存在するか否かを判定する。処理対象要素に対して複数の加工情報が存在する場合にはステップSA140の判定結果は“Yes”となり、処理対象要素に対して加工情報が1つだけ存在する場合にはステップSA140の判定結果は“No”となる。ステップSA140の判定結果が“Yes”である場合には、加工情報表示部1005はステップSA150の処理を実行した後にステップSA160の処理を実行する。これに対して、ステップSA140の判定結果が“No”である場合には、加工情報表示部1005はステップSA150の処理を実行することなく、ステップSA160の処理を実行する。
本動作例では、要素「化学重工ABC株式会社」については4つの加工情報が抽出され、要素「売り上げ232189円」については2つの加工情報が抽出されるので、これらの要素についてはステップSA140の判定結果が“Yes”となり、ステップSA150の処理の実行後にステップSA160の処理が実行される。これに対して、要素「企画開発室 田中部長」、「東京本店」、「横浜支店」、「大阪支店」、「名古屋支店」、及び「湘南支店」の各要素について抽出される加工情報が1つであるため、これらの要素についてはステップSA140の判定結果が“No”になり、加工情報表示部1005は、ステップSA150の処理を実行することなく、ステップSA160の処理を実行する。
ステップSA150で、加工情報表示部1005は、複数の加工情報の各々について処理対象要素との関連度を算出し、処理対象要素と関連付けて各加工情報を表示する際の優先順位を決定する。優先順位の決定態様については、種々の態様が考えられる。例えば、前述の(条件1)から(条件3)の全てを満たす加工情報の優先順位を最も高くし、(条件3)のみを満たす加工情報の優先順位を次に高くし、(条件2)のみを満たす加工情報の優先順位を次に高くし、(条件1)のみを満たす加工情報の優先順位を最も低くする態様(以下、第1の態様)が考えられる。また、(条件3)のみを満たす加工情報の優先順位を最も高くし、(条件2)のみを満たす加工情報の優先順位を次に高くし、(条件1)のみを満たす加工情報の優先順位を最も低くする態様(以下、第2の態様)であってもよい。本実施形態では、上記第1の態様が採用されている。
要素「化学重工ABC株式会社」については4つの加工情報が抽出されるが、これら4つの加工情報のうち要素「化学系メーカー」への変更を示す加工情報は(条件1)及び(条件2)を満たす一方、他の3つの加工情報は(条件1)のみを満たす。このため、本動作例では、要素「化学重工ABC株式会社」については、要素「化学系メーカー」への変更を示す加工情報の優先順位が最も高く決定される。また、要素「売り上げ232189円」については2つの加工情報が抽出されるが、これら2つの加工情報のうち要素「前年比3倍」への変更を示す加工情報は(条件1)及び(条件2)を満たす一方、他方の加工情報は(条件1)のみを満たす。このため、本動作例では、要素「売り上げ232189円」については、要素「前年比3倍」への変更を示す加工情報の優先順位が最も高く決定される。
ステップSA160では、加工情報表示部1005は、公開対象文書において処理対象要素を含む文章に加工情報を付与する(図7:レコメンドR01、レコメンドR02.レコメンドR03及びレコメンドR04参照)。なお、複数の加工情報が存在する要素については、加工情報表示部1005は、ステップSA150にて決定した優先順位が高い加工情報程上位の位置に配置する。そして、加工情報表示部1005は、加工情報を付与した公開対象文書の編集画面G01(図7参照)をクライアント装置20に表示させ(ステップSA170)、レコメンド表示処理を終了する。
図7は、レコメンド表示処理の処理結果としてクライアント装置20に表示される編集画面の一例(編集画面G01)を示す図である。図7に示す編集画面G01を視認した利用者Aは、「化学重工ABC株式会社」、「売り上げ232189円」、「企画開発室 田中部長」、「東京本店」、「横浜支店」、「大阪支店」、「名古屋支店」、及び「湘南支店」の各要素が、過去の公開範囲変更の際にどのように変更されたのかを把握することができる。変更先の候補が複数ある要素については、関連度に応じた優先順位の高い候補ほど上位に表示されるので、前例を踏まえた妥当な表現を調査する手間を省くことができる。
本実施形態のサービス装置10によれば、文書の公開範囲を変更する際に要素を変更して公開を承認された文書の前例を用いて、新しく公開範囲を変更しようとする利用者に変更すべき要素を示唆することが可能になり、本来変更を要した要素の変更漏れを防ぐことができる。なお、本実施形態では、加工情報を表示する際の優先度を処理対象要素との関連度に応じて決定した。しかし、加工情報をその加工情報の示す変更を行った利用者ごとに区分けして表示してもよく、この場合、自身が過去に行った変更に対応する加工情報の表示の優先順位を高くし、上位に表示するようにしてもよい。これにより、通知部(加工情報表示部1005)は、抽出された表現のうち、変更前の表現が文書に含まれるものを、その変更をした利用者ごとに区別して通知する。
また、加工情報の表示の優先順位に応じて表示位置を変えるのではなく、字体、文字色、背景色、文字の大きさ等、文字の属性を優先順位に応じて変えるようにしてもよい。要素の変更を行うか否かの利用者の判断がし易くなるからである。また、本実施形態のレコメンド表示処理のステップSA120では、加工情報抽出部1004は、(条件1)、(条件2)及び(条件3)の少なくとも1つを満たす加工情報を抽出したが、(条件3)を満たすことを必須としてもよい。この態様によれば、利用者により指定された公開範囲に合わせた表現を利用者に示唆することが可能になる。
また、上述した編集画面G01には、例えば矩形状の仮想操作子が含まれる。この仮想操作子とは、指で押されたときに動作が行われるボタン等の操作子を、画面上に仮想的に表示したものである。例えば、クライアント装置20の表示画面に透明なタッチパネルが重ねて配置されている場合、仮想操作子が描かれている領域内に利用者が触れると、クライアント装置20は、この仮想操作子を選択する操作が行われたことを検知する。
図7に示す編集画面G01を視認した利用者Aは、仮想操作子B01又は仮想操作子B02を選択する操作を行うことで、各処理対象要素を変更することができる。仮想操作子B02は、全ての処理対象要素を一括して置換することをサービス装置10に指示するための仮想操作子であり、仮想操作子B01は、利用者により選択された処理対象要素のみを置換することをサービス装置10に指示するための仮想操作子である。利用者Aがクライアント装置20の操作部に対して仮想操作子B01又は仮想操作子B02を選択する操作を行うと、その操作は通信回線2及び通信部105を介して制御部101に伝達され、制御部101は図8に示す置換処理を実行する。
図8に示す置換処理では、文書変更部1008は、まず、全ての処理対象要素を置換するか否かを判定する(ステップSB100)。仮想操作子B01の選択を伝達された場合にはステップSB100の判定結果は“No”となり、仮想操作子B02の選択を伝達された場合にはステップSB100の判定結果は“Yes”となる。ステップSB100の判定結果が“No”である場合には、文書変更部1008はステップSB110からステップSB130の処理を実行する。ステップSB100の判定結果が“Yes”である場合には、文書変更部1008はステップSB140及びステップSB150の処理を実行する。
まず、ステップSB100の判定結果が“No”である場合に実行されるステップSB110からステップSB130の処理について説明する。ステップSB100の判定結果が“No”である場合、文書変更部1008は、まず、レコメンドR01からレコメンドR03のうち編集画面において最も上側に表示されているレコメンド(以下、処理対象レコメンド)にカーソルを位置づけ、この処理対象レコメンドの加工情報にしたがって処理対象要素の置換を行うか否かを利用者に問い合わせる。利用者が置換の実行を指示する操作を行うと、文書変更部1008は処理対象レコメンドの加工情報に基づいて処理対象要素を置換し(ステップSB110)、ステップSB110にて置換部分を更新した処理対象文書を置換内容とともに表示する(ステップSB120)。ステップSB120に後続するステップSB130では、文書変更部1008は、追加で置換すべきレコメンドが存在するか、つまり、未処理のレコメンドがあるか否かを判定する。ステップSB130の判定結果が“Yes”である場合には、文書変更部1008はステップSB110の処理を再度実行する。ステップSB130の判定結果が“No”である場合には、文書変更部1008は置換処理を終了する。
次いで、ステップSB100の判定結果が“Yes”である場合に実行されるステップSB140及びステップSB150の処理について説明する。ステップSB140では、文書変更部1008は、公開対象文書の全てのレコメンドを加工情報に基づき置換する。すなわち、文書変更部1008は、公開対象文書に含まれる各処理対象要素を、これらの処理対象要素に対応付けてレコメンドされた加工情報にしたがって置換する。なお、複数の加工情報の存在する処理対象要素については、文書変更部1008は、それら複数の加工情報のうち優先順位の最も高い加工情報にしたがってこの処理対象要素を置換する。ステップSB150では、文書変更部1008は、ステップSB110にて置換部分を更新した処理対象文書、すなわち、置換後の公開対象文書を置換内容とともに表示する。
本実施形態のサービス装置10によれば、文書の公開範囲を変更しようとする利用者は、仮想操作子B02を選択することで、変更すべき要素を一括して変更することができ、公開範囲の変更に伴う編集の手間を省くことができる。
公開範囲の変更に伴う文書Xの編集を完了した利用者Aは編集後の文書Xを、利用者Bに対する公開用の新たな文書Yとして文書管理部1105に登録し、この文書Yの利用者Bに対する公開の可否を上長へ問い合わせる。文書Yの利用者Bに対する公開について上長の承認が為されると、承認が為されたことが通信回線2及び通信部105を介して制御部101へ伝達され、制御部101は図9に示す差分抽出処理を実行する。
図9に示すように、差分抽出処理では、差分抽出部1007は、公開範囲変更前の文書(本動作例では、文書X)と変更後の文書(本動作例では、文書Y)とを比較し、差分となる要素を抽出する(ステップSC100)。ステップSC100に後続するステップSC110では、差分抽出部1007は、公開範囲変更前の文書と変更後の文書との差分が存在するか否か、を判定する。ステップSC100にて差分となる要素が抽出されていた場合には、差分抽出部1007は公開範囲変更前の文書と変更後の文書との差分が存在すると判定し、ステップSC110の判定結果は“Yes”となる。これに対して、ステップSC100にて差分となる要素が抽出されていなかった場合には、差分抽出部1007は公開範囲変更前の文書と変更後の文書との差分は存在しないと判定し、ステップSC110の判定結果は“No”となる。
ステップSC110の判定結果が“No”であった場合には、差分抽出部1007は差分抽出処理を終了する。これに対して、ステップSC110の判定結果が“Yes”であった場合には、差分抽出部1007は、ステップSC120からステップSC140の処理を実行して差分抽出処理を終了する。ステップSC120では、差分抽出部1007は、操作履歴記録部1106から公開元の利用者の操作履歴を取得する。ステップSC120に後続するステップSC130では、差分抽出部1007は、利用者管理部1107から公開元及び公開先の各利用者についての利用者情報を取得する。そして、ステップSC130に後続するステップSC140では、差分抽出部1007は、ステップSC100にて抽出した要素と、ステップSC120にて取得した操作履歴と、ステップSC130にて取得した公開元及び公開先の各利用者に関する利用者情報と、を対応付け(紐付け)新たな加工情報を生成し加工情報管理部1108に登録する。
以上が差分抽出処理の流れである。
上記差分抽出処理により新たに加工情報管理部1108に登録された加工情報は、その後に公開範囲の変更のための編集を行う利用者の編集支援において、要素を変更して公開を承認された文書の前例として利用される。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、上記実施形態を以下の変形例のように変形してもよい。複数の変形例を組み合わせてもよい。
<変形例1>
図10に示す編集画面G02におけるレコメンドR11からレコメンドR14のように、加工情報とともに、処理対象要素から加工情報の示す要素への置換が行われた割合(加工情報の生成元の文書に含まれていた処理対象要素の数に対する、この加工情報の示す置換の行われた回数の割合:この置換の重要度)を加工情報表示部に表示させてもよい。重要度の表示態様としては、上記割合の数値を表示する態様が考えられる。この態様に他にも、上記割合に応じて加工情報の表示色を異ならせる態様(例えば、上記割合が100%であれば「赤」、50%以上100%未満であれば「黄」、50%未満であれば「青」等)、又は上記割合に応じた文言(例えば、上記割合が100%であれば「重要度:高」、50%以上100%未満であれば「重要度:中」、50%未満であれば「重要度:低」等)を表示する態様が考えられる。図10に示す例では、上記割合に応じた文言の表示により重要度を表示する例が示されている。このように重要度の通知を通知部(加工情報表示部1005)に行わせることで、置換が行われた割合が100%であれば重要度の高い必須の置換であるため今回の編集においても前例を踏襲して置換を行う必要があり、50%未満であれば重要度の低い任意の置換である等の判断材料を利用者に提示することができる。
また、図10に示す編集画面G02におけるレコメンドR13のように、加工情報とともに、この加工情報の示す置換が行われた後の文書を識別する識別情報を加工情報表示部1005に表示させてもよい。加工情報の示す置換の行われた原本(以下、関連情報)を閲覧し易くなるからである。識別情報の具体例としては、加工情報の示す置換が行われた後の文書のURI(Uniform Resource Identifier)が挙げられる。識別情報としてURIを用いれば、この識別情報をクリックするだけで利用者は関連情報を閲覧することができ、処理対象要素の置換が必要となった背景を理解することができる。
重要度及び関連情報の表示を加工情報表示部1005に行わせるには、図6に示すレコメンド表示処理に代えて図11に示すレコメンド表示処理を加工情報表示部1005に実行させるようにすればよい。図11と図6とでは処理内容が同じステップには同一の符号が付与されている。図11と図6とを比較すれば明らかなように本変形例におけるレコメンド表示処理は、ステップSA1510からステップSA1540の処理を含む点が上記実施形態におけるレコメンド表示処理と異なる。ステップSA1510及びステップSA1520の処理は、加工情報の表示色により重要度を表示する処理である。ステップSA1530及びステップSA1530及びステップSA1540の処理は関連情報を表示する処理である。
ステップSA1510では、加工情報表示部1005は、処理対象要素に対応する加工情報に重要度が付されているか否かを判定する。ステップSA1510の判定結果が“Yes”である場合には、加工情報表示部1005は加工情報に基づきこの加工情報を表示する際の表示色を決定し(ステップSA1520)、その後、ステップSA1530の処理を実行する。ステップSA1510の判定結果が“No”である場合には加工情報表示部1005はステップSA1520の処理を実行することなくステップSA1530の処理を実行する。
ステップSA1530では、関連情報を閲覧する権限を公開対象文書の公開先が有するか否かを判定する。公開対象文書の公開先が関連情報を閲覧する権限を有さなければ、公開先はこの関連情報を閲覧できないので、関連情報を示す識別情報をこの公開先へ提示しても無意味となるからである。ステップSA1530の判定結果が“Yes”である場合には、加工情報表示部1005は関連情報についての識別情報を公開対象文書に付与し(ステップSA150)、その後、ステップSA160の処理を実行する。ステップSA1530の判定結果が“No”である場合には、加工情報表示部1005はステップSA1540の処理を実行することなく、ステップSA160の処理を実行する。
<変形例2>
仮想操作子B02の表示を省略するとともに、図8におけるステップSB100、ステップSB140及びステップSB150の処理を省略し、利用者により選択されたレコメンドについてのみ処理対象要素の置換を行ってもよい。また、上記実施形態では、公開対象文書の公開先を利用者に指定させたが、公開先の指定を省略してもよく、この場合、公開範囲指定部1003は不要である。さらに、文書公開部1006、差分抽出部1007及び文書変更部1008も省略可能である。文書公開部1006、差分抽出部1007及び文書変更部1008を省略しても、レコメンド表示処理をサービス装置10に実行させることは可能だからである。また、上記実施形態では、サービス装置10の記憶部102が文書管理部1105、操作履歴記録部1106.利用者管理部1107及び加工情報管理部1108の役割を担っていたが、サービス装置10からアクセス可能な外部の記憶装置にこれら各部の役割を担わせてもよい。つまり、文書管理部1105、操作履歴記録部1106.利用者管理部1107及び加工情報管理部1108も本発明の情報処理装置の必須構成要素ではなく、省略可能である。
また、上記実施形態では、サービス装置10に編集支援処理を実行させたが、クライアント装置20に編集支援処理を実行させてもよい。要は、利用者が指定した文書を取得する取得部(文書取得部1001)と、前記文書が現在、公開されている範囲を特定する特定部(公開範囲特定部1002)と、特定された前記範囲に公開されている文書が、該範囲と異なる範囲に公開される際に変更された表現を抽出する抽出部(加工情報抽出部1004)と、抽出された前記表現のうち、変更前又は変更後の表現が前記文書に含まれるものを前記利用者に通知する通知部(加工情報表示部1005)と、を有する情報処理装置を提供する態様であればよい。また、レコメンド表示処理、置換処理及び差分抽出処理をサービス装置10とクライアント装置20とに分散実行させてもよく、また、上記取得部、特定部、抽出部及び通知部をサービス装置10とクライアント装置20に分散させて設けてもよい。要は、上記取得部、特定部、抽出部及び通知部を有する情報処理システムを提供する態様であればよい。
<変形例3>
上記の実施形態では、編集支援処理の機能をソフトウェアで実現する例を示したが、この機能の一部又は全部をハードウェア回路で実現してもよい。このソフトウェアを、光記録媒体や半導体メモリ等、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供し、この記録媒体からソフトウェアを読み取ってインストールするようにしてもよい。また、このソフトウェアを電気通信回線で提供してもよい。
1…情報処理システム、2…通信回線、10…サービス装置、20…クライアント装置、101…制御部、102…記憶部、105…通信部、1001…文書取得部、1002…公開範囲特定部、1003…公開範囲指定部、1004…加工情報抽出部、1005…加工情報表示部、1006…文書公開部、1007…差分抽出部、1008…文書変更部、1105…文書管理部、1106…操作履歴記録部、1107…利用者管理部、1108…加工情報管理部。

Claims (7)

  1. 公開の対象とされる公開対象文書、及び該公開対象文書の公開先の指定を取得する取得部と、
    前記公開先に既に公開されている文書が、該公開先に公開される際に変更された要素を、該文書の変更前と変更後とを比較した差分、及び該文書を変更した操作を示す操作履歴の少なくとも一方から抽出する抽出部と、
    抽出された前記要素の変更前の表現であって前記公開対象文書に含まれるもの及び該要素の変更後の表現としての複数の候補を利用者に通知する通知部と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記通知部は、前記要素の変更前の表現であって前記公開対象文書に含まれるものを、当該変更前の表現が変更された割合とともに通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記通知部は、前記表現が変更された後の文書が公開される際に付与された該文書を識別する識別情報を通知する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記利用者から指示された場合に、通知した前記公開対象文書に含まれる前記要素の変更前の表現を該要素の変更後の表現に変更する変更部、を有する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記抽出部は、前記変更された要素を、該変更を行った公開元の利用者を識別する利用者識別情報とともに抽出し、
    前記通知部は、前記要素の変更を行った利用者ごとに区別して通知する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 通信回線を介して互いに通信するサービス装置とクライアント装置とを含み、
    公開の対象とされる公開対象文書、及び該公開対象文書の公開先の指定を取得する取得部と、
    前記公開先に既に公開されている文書が、該公開先に公開される際に変更された要素を、該文書の変更前と変更後とを比較した差分、及び該文書を変更した操作を示す操作履歴の少なくとも一方から抽出する抽出部と、
    抽出された前記要素の変更前の表現であって前記公開対象文書に含まれるもの及び該要素の変更後の表現としての複数の候補を利用者に通知する通知部と、のうちの一部を前記サービス装置が有し、残りを前記クライアント装置が有する情報処理システム。
  7. コンピュータを、
    公開の対象とされる公開対象文書、及び該公開対象文書の公開先の指定を取得する取得部と、
    前記公開先に既に公開されている文書が、該公開先に公開される際に変更された要素を、該文書の変更前と変更後とを比較した差分、及び該文書を変更した操作を示す操作履歴の少なくとも一方から抽出する抽出部と、
    抽出された前記要素の変更前の表現であって前記公開対象文書に含まれるもの及び該要素の変更後の表現としての複数の候補を利用者に通知する通知部、
    として機能させるプログラム。
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