JP2006276912A - 文書編集装置、文書編集方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 文書の内容に応じて柔軟な秘匿編集処理を簡便に行う。
【解決手段】 編集処理部14において、秘匿編集処理の対象となる文章に対し自然言語処理を行ったのち、記憶部に格納されるテーブルTを参照して文書中に含まれる編集対象候補を抽出する。すると、制御部10は、抽出された編集対象候補に対し強調処理が施された文書を表示部13に表示するとともに、編集対象候補を一覧表示する。ユーザが表示部を見て所望する編集対象を指定する。すると、制御部10はテーブルTを参照して指定された編集対象に対応する編集方法候補を一覧表示する。ユーザが所望する編集方法を指定すると、編集対象と編集方法とが確定し、編集処理部14にて、指定された編集対象に対して指定された編集方法に従って編集処理が行われる。最後に、文書出力部15にて当該編集後の文書が所定の方法で出力される。
【選択図】 図1
【解決手段】 編集処理部14において、秘匿編集処理の対象となる文章に対し自然言語処理を行ったのち、記憶部に格納されるテーブルTを参照して文書中に含まれる編集対象候補を抽出する。すると、制御部10は、抽出された編集対象候補に対し強調処理が施された文書を表示部13に表示するとともに、編集対象候補を一覧表示する。ユーザが表示部を見て所望する編集対象を指定する。すると、制御部10はテーブルTを参照して指定された編集対象に対応する編集方法候補を一覧表示する。ユーザが所望する編集方法を指定すると、編集対象と編集方法とが確定し、編集処理部14にて、指定された編集対象に対して指定された編集方法に従って編集処理が行われる。最後に、文書出力部15にて当該編集後の文書が所定の方法で出力される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、文書等に加工編集処理を施す装置に関する。
ワードプロセッサ等を用いて作成した文書を外部に公開する際に、秘密にすべき情報を伏せること(情報の非開示化)を目的として、当該ワードプロセッサその他の文書作成・編集装置を用いて、文章の一部分(たとえば特定の単語や特定の単語を含む一文)を自動的に他の適当な文字等に置換し又は黒塗する等の文書編集処理(以下、秘匿編集処理という)を施す必要に迫られる場合が多々ある。特許文献1には、非公開にすべき情報を指定するためのキーワードを予め設定しておき、このキーワードによって該当する情報(文字、語句等)を特定してその情報を削除または所定の文書等に置換する、という技術が開示されている。また、特許文献2には、開示制限対象情報、開示制限対象者、および変換ルールを予め登録しておき、開示制限対象者から文書の請求があると、当該開示対象情報に対して当該変換ルールに従った変換処理を施してから提供する、という技術が開示されている。また、特許文献3には、文書を画像データとして読み込み、予め画像の部分(領域)ごとに設定された属性(公開レベル)に基づいて当該画像に対して画像処理を施し、得られた画像をユーザに提供する、という技術が開示されている。
特開2001−202359号公報
特開2002−207637号公報
特開2002−298122号公報
しかしながら、特許文献1または2のように、キーワードを用いて文書データを検索し、キーワードに一致する箇所を予め定めた変換方法に従って変換する方法を採用する場合、所望の変換処理を行うためには、その文書の内容や開示者等に応じてキーワード(の組)を予め登録しておく必要がある。文書の内容や文書の開示相手が異なれば、秘匿編集処理の対象(以下、編集対象という)も異なり得るからである。例えば、ある文書について、文書中に登場する会社名を伏せる処理を行う必要があるが、他の文書では会社名ではなく担当部署名を伏せる処理を行う必要があるという場合も考えられる。しかし、特に、非開示すべき箇所が多数ある場合等、キーワードを登録する手間等を考ええると、この方法は現実的ではない。従って、現実的には、複数の秘匿編集処理対象となる文書に対して汎用的なキーワードを使用せざるを得ないが、これではどのような文書に対しても適切な秘匿編集処理がなされることは期待し難い。このように、従来のキーワードを用いた秘匿編集処理においては、適用できる文書にはおのずと限界があった。同様のことは秘匿編集処理の編集方法(すなわち、削除するのか、置換するとすればどのように置換するのかということ)についても言える。すなわち、編集対象が同一でも文書によって編集方法が異なる場合がある。例えば、「株式会社」を「●●●●」と伏せ字にするのか、あるいは「A社」とするのかを文書の開示相手に応じて決定する必要がある場合が考えられる。しかしながら、従来のキーワードを用いた秘匿編集処理においては、ユーザの利便性を損なわずに、文書の内容、開示相手、開示目的等に応じて柔軟に編集方法を決定することはできなかった。
また、特許文献3のように、キーワードを用いずに、文書を所定単位(領域)ごとに分割して各領域ごとに属性を付与し属性に基づいて変換処理等を決定する方法では、文書の全ての部分に対し何らかの属性を付与しなければならないから、多くの処理時間を要する大量の文書については適用が困難となるという問題点がある。
本発明は上述した背景に鑑みてなされたものであり、対象となる文書の内容および開示相手等に応じた秘匿編集処理を簡便に行うことができる装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の文書編集装置は、ユーザが指示を入力するための操作手段と、秘匿編集処理を行う箇所を表す編集対象候補と、前記編集対象候補の各々に対する秘匿編集処理の際に適用され得る編集方法を表す編集方法候補とを対応付けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された編集対象候補に一致する編集対象候補を文章から抽出し、所定の方法で前記ユーザに提示する対象提示手段と、前記操作手段の操作内容に基づいて、前記対象提示手段により提示された編集対象候補の中から編集対象を特定する対象特定手段と、前記対象特定手段により特定された編集対象の各々について、対応する編集方法候補を前記ユーザに提示する方法提示手段と、前記操作手段の操作内容に基づいて、前記方法提示手段により提示された編集方法候補の中から編集方法を特定する方法特定手段と、前記対象特定手段にて特定された編集対象に対し、前記方法特定手段にて特定された編集方法に従って編集処理を行うことにより、前記文章に秘匿編集処理を施す編集処理手段とを具備することを特徴とする。この文書編集装置によれば、文書中の編集対象候補を提示するとともに、編集対象候補の一覧をユーザに提示して編集対象候補のうち必要な編集対象をユーザが選択することができるので、秘匿編集処理を施すべき文書の内容に関係なく、秘匿編集処理を施す必要のある箇所を的確に指定することができる。さらに、各編集対象に応じた編集方法をユーザが選択することが可能となるから、編集方法を柔軟に設定することができる。
好ましい態様において、前記操作手段から入力された編集対象候補を前記記憶手段に記憶する対象登録手段を更に備える。別の好ましい態様において、前記操作手段から入力された編集方法候補を前記記憶手段に記憶する方法登録手段を更に備える。また、前記記憶手段は、更に前記編集対象候補の各々に対応付けて当該編集候補を提示する方法を表す対象提示方法を記憶し、前記対象提示手段は前記編集対象候補を提示する際において前記記憶手段に対応付けて記憶された対象提示方法を採用してもよい。
本発明は、他の観点において、コンピュータを、ユーザが指示を入力するための操作手段と、秘匿編集処理を行う箇所を表す編集対象候補と、前記編集対象候補の各々に対する秘匿編集処理の際に適用され得る編集方法とを対応付けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された編集対象候補に一致する編集対象候補を文章から抽出し、所定の方法でユーザに提示する対象提示手段と、前記操作手段の操作内容に基づいて、前記対象提示手段により提示された編集対象候補の中から編集対象を特定する対象特定手段と、前記対象特定手段により特定された編集対象の各々について、対応する編集方法候補を前記ユーザに提示する方法提示手段と、前記操作手段の操作内容に基づいて、前記方法提示手段により提示された編集方法候補の中から編集方法を特定する方法特定手段と、前記対象特定手段にて特定された編集対象に対し、前記方法特定手段にて特定された編集方法に従って編集処理を行うことにより、前記文章に秘匿編集処理を施す編集処理手段として機能させるためのコンピュータプログラムを提供する。
本発明は、更に他の観点において、ユーザからの指示を受け付ける入力ステップと、秘匿編集処理を行う箇所を表す編集対象候補と、前記編集対象候補の各々に対する秘匿編集処理の際に適用され得る編集方法を表す編集方法候補とを対応付けて記憶する記憶ステップと、前記記憶ステップにおいて記憶された編集対象候補に一致する編集対象候補を文章から抽出し、所定の方法で前記ユーザに提示する対象提示ステップと、前記入力ステップにおいて入力された指示内容に基づいて、前記対象提示ステップにより提示された編集対象候補の中から編集対象を特定する対象特定ステップと、前記対象特定ステップにより特定された編集対象の各々について、対応する編集方法候補を前記ユーザに提示する方法提示ステップと、前記操作ステップの操作内容に基づいて、前記方法提示ステップにより提示された編集方法候補の中から編集方法を特定する方法特定ステップと、前記対象特定ステップにて特定された編集対象に対し、前記方法特定ステップにて特定された編集方法に従って編集処理を行うことにより、前記文章に秘匿編集処理を施す編集処理ステップと、を具備することを特徴とする文書編集方法を提供する。
<実施例>
図1は、本発明の一実施例に係る文書編集装置1の機能構成を表した図である。同図に示すように、文書編集装置1は、制御部10、記憶部11、入力部12、表示部13、編集処理部14、および文書出力部15からなる。制御部10はCPU等の制御用プロセッサ等から構成され、文書編集装置1の各部との間でデータの授受等を行う。記憶部11は、RAM、ROM、ハードディスク等の記憶装置であって、編集の対象となる文書データのほか、編集処理部14にて文書データの編集処理を行う際に必要となる辞書データ等のデータなどが格納される。入力部12はキーボードやマウス等の入力デバイスであって、文書編集装置1のユーザが編集対象や編集方法の選択(詳細は後述)などの各種指示や必要な情報を入力するためのものである。入力された指示や情報は制御部10へ供給された後、必要に応じて各部へ提供される。表示部13は、描画用プロセッサ(図示せず)および液晶ディスプレイ等の表示装置(図示せず)から構成され、制御部10の指示の下、秘匿編集処理の対象となる文書(原文書)、編集中の文書、編集後の文書等を画面に表示する。ユーザは、表示部13の表示画面を見ながら入力部12から各種指示などを入力することによって編集処理を行う。
図1は、本発明の一実施例に係る文書編集装置1の機能構成を表した図である。同図に示すように、文書編集装置1は、制御部10、記憶部11、入力部12、表示部13、編集処理部14、および文書出力部15からなる。制御部10はCPU等の制御用プロセッサ等から構成され、文書編集装置1の各部との間でデータの授受等を行う。記憶部11は、RAM、ROM、ハードディスク等の記憶装置であって、編集の対象となる文書データのほか、編集処理部14にて文書データの編集処理を行う際に必要となる辞書データ等のデータなどが格納される。入力部12はキーボードやマウス等の入力デバイスであって、文書編集装置1のユーザが編集対象や編集方法の選択(詳細は後述)などの各種指示や必要な情報を入力するためのものである。入力された指示や情報は制御部10へ供給された後、必要に応じて各部へ提供される。表示部13は、描画用プロセッサ(図示せず)および液晶ディスプレイ等の表示装置(図示せず)から構成され、制御部10の指示の下、秘匿編集処理の対象となる文書(原文書)、編集中の文書、編集後の文書等を画面に表示する。ユーザは、表示部13の表示画面を見ながら入力部12から各種指示などを入力することによって編集処理を行う。
編集処理部14は、形態要素解析や構文解析等の自然言語処理を行うためのプロセッサ等を有し、制御部10の指示の下、文書データに対して検索や置換といったデータ処理を行って新たなデータを生成し、制御部10へ供給する。このデータ処理に詳細については後述する。なお、制御部10のCPUにて所定のアプリケーションを実行することにより、編集処理部14の機能をハードウェアでなくソフトウェア的に実現してもよい。文書出力部15は、プリンタ等の印刷装置又はCD−Rドライブやメモリカードライタ等の外部記憶装置などであり、編集後の文書を紙に印刷し、または編集後の文書のデータを所定の形式で保存する。なお、本明細書において「文書」または「文書データ」という用語は、文字のみが含まれたものを意味するだけでなく、例えばテキストデータに画像データが埋め込まれたものや、画像データの中にテキストデータが埋め込まれたものなど、広く、編集・加工の対象たり得るデジタルデータおよび当該データによって表される文書や画像を含む概念である。
図2は、記憶部11に格納されたテーブルTの内容の一例を示したものである。同図に示すように、テーブルTには、秘匿編集処理の対象となる候補(以下、編集対象候補という)と各編集対象候補に対応する編集方法の候補(以下、編集方法候補)とが記述されている。同図中、編集対象候補「*株式会社」に対応付けて編集方法候補「「{A}社」」、「「{A}株式会社」」、「削除」、「無変換」とあるのは、「株式会社」に後方一致する文章中の語句(例えば「○○株式会社」)に対しては、「A社」と置換するか、「A株式会社」と置換するか、「○○株式会社」を削除するか、何も行なわないか、の処理を選択可能であることを意味する。また、「{A}」とあるのは、必ずしも「A」と置換するという意味ではなく、重複使用を避けるためにアルファベット文字のいずれか(B、C、D、・・・)で置換することを意味する。なお、テーブルTにおいて「*{数}位」で指定される編集対象は、「業界第1位」、「世界4位」等の語句が該当することを意味する。また、「{人名}*」とあるのは、「記憶部11に人名として登録された単語に前方一致する後、例えば「鈴木様」、「高橋君」等が該当する。また、編集方法候補として「{イニシャル}」とあるのは、例えば「山田」の場合は「Y」と置換することを意味し、「{伏せ字}*」とあるのは、例えば「山田太郎殿」を「●●●●殿」と置換することを意味する。このテーブルTに格納される情報は、ユーザが入力部12を用いて、適宜、追加・変更することが可能である。
図3は、本実施例において秘匿編集処理の対象となる文書の一例を示したものである。以下、図5および図6を参照して、図3に示す文書の秘匿編集処理中および同編集処理後の表示部13の表示画面について説明するが、秘匿編集対象となる文書の形態は図3に示したものに限られないことは言うまでもない。
図4は、文書編集装置1の動作例を示すフロー図である。まず、制御部10は、所定の手順で記憶部11に格納された秘匿編集処理の対象となり得る文書データの一覧(図示せず)を表示部13に表示させる。ユーザが所望の文書データを選択すると(ステップS101)、表示部13に図3に示す文書Dが表示される。次に、編集処理部14は所定の自然言語処理を行い、テーブルTの内容に従って編集対象候補を抽出する(ステップS102)。具体的には、まず自然言語処理を行って固有名詞(会社名、部署名、人名、製品名、地名等)や数詞(金額、日時、割合、郵便番号、電話番号、人数、財務情報等)等を抽出し、テーブルTに編集対象候補として格納されているものと一致するものを抽出する。図2に示した例では、文章中に登場する「株式会社」、「総務部」、「課」、「鈴木」がそれぞれ、「*株式会社」、「総務部」、「*課」、「人名*」に一致するので、これらの語がテーブルTから抽出される。すると、表示部13は、抽出された編集対象候補に対して所定の画像処理を施して画面を表示する(ステップS103)。ここで所定の処理とは、例えば、抽出した編集対象(単語や文節など)にハイライト処理、太字化処理、文字色変更処理、網掛け処理、下線処理等の文字強調処理を施すことである。図5(a)には、抽出した編集対象候補にハイライト処理を施した文書がウィンドウWdに表示された表示画面の例を示したものである。更に、同図5に示すように、ウィンドウWdとは別のウィンドウWeが画面上に形成される。このウィンドウWeには、抽出された全ての編集対象候補が対象表示フィールドI1、I2、I3、にそれぞれ表示されるとともに、編集対象を新たに登録するためのフィールドI0が生成される。
ここで、「*株式会社」については、上述したように「一致」というのは後方一致を意味するので、編集対象候補の語と完全に一致する場合のみならず、編集対象候補と後方一致する箇所(図5(a)の例では「○×△株式会社」)があった場合は、編集対象候補である「株式会社」の前の部分の文字を含めた語句(但し一語に限る)、すなわち「○×△株式会社」について上記処理が行われる。「*課」についても同様に、「購買管理推進課」の部分にハイライト処理が行われる。また、前方一致を指定する「{人名}*」に該当する「鈴木」については、「鈴木様」の部分に強調処理が行われる。「*{数}位」については、「業界3位」の部分に強調処理が行われることになる。
ユーザが図5(a)に示した画面を見て所望する編集対象を見つけると(ステップS104、Yes)、ユーザは入力部12を用いて当該対象を指定する(ステップS105)。具体的には、マウスカーソルをウィンドウWdに表示されている文書中の該当箇所に対応する位置に合わせてマウスのボタンをクリックする。あるいは、ウィンドウWeの該当する対象表示フィールドI(I0、I1、I2、・・・)をクリックする。こうしてユーザが所望する編集対象が指定されると、表示部13は各対象表示フィールドIにて表示される文字を反転表示処理などの所定の処理を行うことによって、その編集対象が選択された状態にあるのか否かをユーザに認識させる。一方、例えばユーザが図5(a)に示す画面を見たときに当所想定した箇所以外にも非開示とする必要があることに改めて気がついた等の事情により、所望の編集対象が強調表示されていない(すなわちウィンドウWdに表示されていない)場合(ステップS104、No)、当該箇所(文字、語句等)をキーボード等を用いてウィンドウWeに表示されている対象表示フィールドI0に入力するか、または該当箇所が表示されているウィンドウ内の部分をマウス等で指定する等することにより、編集対象を追加する(ステップS112)。制御部10は、新たに指定された編集対象をテーブルTに書き込むとともに、当該編集対象に対して上述の強調処理を行って得られた文書データを記憶部11のRAMに格納する。そして、表示部13に対して当該強調処理が反映された文書D1をウィンドウWdに表示させる。
こうして編集対象が指定されると、表示部13は、指定された編集対象(例えば「○×△株式会社」)に対応する対象表示フィールドIの直下に方法表示フィールドS(S1、S2、・・・)を形成し、そこに当該編集対象に対応する編集方法候補(「A社」(S1a)、「A株式会社」(S1b)、「削除」(S1c)、「無変換」(S1d))を表示する(図5(b)参照)。なお、編集対象が文書中に複数登場する場合であっても、ウィンドウWeに表示されるのは一箇所のみである。ユーザは適用したい編集方法をウィンドウWeの中から見つけると(ステップS107)、当該編集方法を指定する(ステップS108)。こうして編集対象と編集方法とが指定されると、編集処理部14にて、指定された編集対象に対して指定された編集方法に従って編集処理が行われる(ステップS109)。すなわち、制御部10は、当該文書中に登場する編集対象の全てについて該指定された編集方法(置換や削除等)を実行し、当該編集処理後の文書データを記憶部11のRAMに格納するとともに、ウィンドウWdに当該編集処理が反映された文書を表示させる。
ユーザが適用したい編集方法が表示されていなかった場合(ステップS107、No)、ユーザは編集方法フィールドS内の新規登録入力フィールドS1xに、所望する置換後の語句を入力する(ステップS113)。ここで入力された語句は、当該編集対象候補に対応する編集方法候補としてテーブルTに登録される。
このようにして、ユーザは順次編集対象を指定するとともに対応する編集方法を指定していく。全ての編集対象および編集方法について指定が完了すると(ステップS110、Yes)、ユーザは所定の指定完了指示を入力する。すると、図6に示すような編集後の文書D2が画面に表示され、ユーザはこの画面を見て編集内容を確認し、編集し直したい場合は所定の再編集指示を入力する。同図に示す例では、編集対象「*株式会社」、「*{数}位」、「総務部」、「購買*課」、「{人名}*」に対して、編集方法「「{A}社」」、「削除」、「無変換」、「「購買関係部課」」、「「{イニシャル}*」」がそれぞれ選択された結果、文章中の「○×△株式会社」が「A社」に、「業界第3位」は削除され、「総務部」はそのまま、「購買管理推進課」は「購買関係部課」、「鈴木様」は「S様」と置換または削除されている。再編集指示が入力されると、制御部10は表示部13に図5に示す画面を再度表示させ、再びユーザによる編集対象または編集方法の指示を受け付ける。一方、ユーザがこの内容で問題がないと判断した場合は、所定の確認指示を入力する。確認指示が入力されると、制御部10は、記憶部11のRAMに現在格納されている文書データをROMまたはハードディスクに転送して編集内容を確定する。また、編集対象および編集候補の一覧を編集後の文書Dデータに関連付けて所定のデータ形式で記憶部11に格納する。そして、文書出力部15に当該編集後の文書を所定の方法で出力させる (ステップS111)。
このように本発明の文書編集装置1によれば、文書中の編集対象候補を提示するとともに、編集対象候補の一覧をユーザに提示して必要な編集対象をユーザに選択させることができるので、ユーザは秘匿編集処理を施す必要のある箇所を容易に把握して指定することができる。さらに、各編集対象候補に応じた編集方法をユーザが自由に選択することが可能であるから、柔軟な秘匿編集処理を実現することができる。
<変形例>
上記実施例においては、編集対象候補となるものは文字のみであったが、編集対象となる文書データに画像データが含まれていた場合、当該画像データを解析し、所定の特徴を持っていた場合は当該画像データに対し所定の画像処理を施してもよい。例えば、テーブルTに、画像の特徴(所定のロゴマークの特徴、画像の色合いやサイズ等)、その画像データの作成日時・作成者等に関する情報、あるいは画像中に含まれる文字等を登録しておくとともに、対応する編集方法(例えば、画像の削除や所定の画像処理方法を特定する情報)を登録しておく。そして、制御部10は、秘匿処理対象のデータの中に画像データが含まれていたと判定した場合、表示部13に所定の画像解析処理を行わせ、テーブルTに登録されている画像の特徴と一致する特徴を有しているか否かを判定させる。一致する特徴が見つかった場合、制御部10は当該特徴に対応付けて格納されている画像加工方法候補をテーブルTから読み出すとともに、その画像が抽出された旨および画像加工方法候補をウインドウWe内に表示する。例えば、画像のファイル名を対象表示フィールドIに表示してもよいし、あるいは画像データに縮小処理を施してから表示してもよい。図7は上述した文字に対する編集とともに画像に対しても編集を行って得られた文書D3例を示したものである。この例では、画像の特徴「○」、「×」、「△」を所定の位置に重ねて配置されているという特徴が抽出されたため、これに対応する「削除」という編集方法がユーザにより指定された結果、編集後の文書では画像が削除されている。
上記実施例においては、編集対象候補となるものは文字のみであったが、編集対象となる文書データに画像データが含まれていた場合、当該画像データを解析し、所定の特徴を持っていた場合は当該画像データに対し所定の画像処理を施してもよい。例えば、テーブルTに、画像の特徴(所定のロゴマークの特徴、画像の色合いやサイズ等)、その画像データの作成日時・作成者等に関する情報、あるいは画像中に含まれる文字等を登録しておくとともに、対応する編集方法(例えば、画像の削除や所定の画像処理方法を特定する情報)を登録しておく。そして、制御部10は、秘匿処理対象のデータの中に画像データが含まれていたと判定した場合、表示部13に所定の画像解析処理を行わせ、テーブルTに登録されている画像の特徴と一致する特徴を有しているか否かを判定させる。一致する特徴が見つかった場合、制御部10は当該特徴に対応付けて格納されている画像加工方法候補をテーブルTから読み出すとともに、その画像が抽出された旨および画像加工方法候補をウインドウWe内に表示する。例えば、画像のファイル名を対象表示フィールドIに表示してもよいし、あるいは画像データに縮小処理を施してから表示してもよい。図7は上述した文字に対する編集とともに画像に対しても編集を行って得られた文書D3例を示したものである。この例では、画像の特徴「○」、「×」、「△」を所定の位置に重ねて配置されているという特徴が抽出されたため、これに対応する「削除」という編集方法がユーザにより指定された結果、編集後の文書では画像が削除されている。
編集対象候補を提示する際において、強調表示により当該編集対象候補の存在を示すだけでなく、あわせて編集対象候補として抽出された理由を表示してもよい。具体的には、テーブルTに各編集対象候補に対応付けて編集対象候補となっている理由(以下、編集理由という)を予め記憶しておく。そして、編集対象候補に対し上述の強調処理を施した後、ユーザがその強調箇所が表示されている位置にマウスポインタ等を合わせるなどして当該強調箇所を指定すると、制御部10はテーブルTから該当する編集理由を読み出して、当該強調箇所の周辺にポップアップ表示させる。
編集対象候補を提示する際において用いる文字強調処理の方法をどのように設定するかは任意である。一例としては、原文書において既に使用されている方法と同じ方法は用いないようにするのが好ましい。この場合、強調処理の方法として、網掛け処理、ハイライト処理、下線処理、太文字処理を登録しておき、例えば編集処理部14にて文書データを解析して網掛け処理と太文字処理が原文書に施されていたと判定された場合、下線処理またはハイライト処理のいずれかをランダムに選択するようにしてもよい。
また、編集対象の種類ごとに強調処理方法を異ならせてもよい。この場合、テーブルTに予め編集対象候補に対応付けて強調処理方法を登録しておけばよい。例えば、編集対象が「人名」の場合は、強調処理として黄色によるハイライト処理を採用する一方、編集対象項目が「数詞」の場合は、緑色によるハイライト処理を採用する、といった方法を採用することも可能である。
また、編集対象が指定されたにも関わらず対応する編集方法が指定されることなく上記指定完了指示がユーザにより入力された場合は、該当するフィールドSの最上位に表示されたものが選択されたとみなすことにより秘匿処理内容を確定してもよい。ユーザの指定がない場合のデフォルト状態の候補を決定する方法は任意であるが、例えば各編集方法が指定された回数を記憶部11に記憶しておき、回数の多さに対応じて表示順を決定してもよい。
また、上記実施例中、編集対象候補および編集方法候補の表示においては、ウィンドウWdとは別のウィンドウWeに表示する方法でユーザに提示したが、ユーザの提示方法(画面の構成)はこれに限らない。例えば、ウインドウWeには編集対象候補の一覧のみを表示し、編集方法候補については、該当する編集候補がマウス等により選択された場合にのみポップアップ表示またはプルダウンメニュー表示されることとしてもよい。また、編集対象候補に表示のための別ウィンドウを設ける替わりに、表示画面において文書の余白部分に対応する表示位置に編集対象候補の一覧を表示させてもよい。
1・・・文書編集装置、10・・・制御部、11・・・記憶部、12・・・入力部、13・・・表示部、14・・・編集処理部、15・・・出力部。
Claims (6)
- ユーザが指示を入力するための操作手段と、
秘匿編集処理を行う箇所を表す編集対象候補と、前記編集対象候補の各々に対する秘匿編集処理の際に適用され得る編集方法を表す編集方法候補とを対応付けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された編集対象候補に一致する編集対象候補を文章から抽出し、所定の方法で前記ユーザに提示する対象提示手段と、
前記操作手段の操作内容に基づいて、前記対象提示手段により提示された編集対象候補の中から編集対象を特定する対象特定手段と、
前記対象特定手段により特定された編集対象の各々について、対応する編集方法候補を前記ユーザに提示する方法提示手段と、
前記操作手段の操作内容に基づいて、前記方法提示手段により提示された編集方法候補の中から編集方法を特定する方法特定手段と、
前記対象特定手段にて特定された編集対象に対し、前記方法特定手段にて特定された編集方法に従って編集処理を行うことにより、前記文章に秘匿編集処理を施す編集処理手段と
を具備することを特徴とする文書編集装置。 - 前記操作手段から入力された編集対象候補を前記記憶手段に記憶する対象登録手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の文書編集装置。
- 前記操作手段から入力された編集方法候補を前記記憶手段に記憶する方法登録手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の文書編集装置。
- 前記記憶手段は、更に、前記編集対象候補の各々に対応付けて、当該編集候補を提示する方法を表す対象提示方法を記憶し、
前記対象提示手段は、前記編集対象候補を提示する際において、前記記憶手段に対応付けて記憶された対象提示方法を採用する
ことを特徴とする請求項1に記載の文書編集装置。 - コンピュータを、
ユーザが指示を入力するための操作手段と、
秘匿編集処理を行う箇所を表す編集対象候補と、前記編集対象候補の各々に対する秘匿編集処理の際に適用され得る編集方法とを対応付けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された編集対象候補に一致する編集対象候補を文章から抽出し、所定の方法でユーザに提示する対象提示手段と、
前記操作手段の操作内容に基づいて、前記対象提示手段により提示された編集対象候補の中から編集対象を特定する対象特定手段と、
前記対象特定手段により特定された編集対象の各々について、対応する編集方法候補を前記ユーザに提示する方法提示手段と、
前記操作手段の操作内容に基づいて、前記方法提示手段により提示された編集方法候補の中から編集方法を特定する方法特定手段と、
前記対象特定手段にて特定された編集対象に対し、前記方法特定手段にて特定された編集方法に従って編集処理を行うことにより、前記文章に秘匿編集処理を施す編集処理手段と
して機能させるためのコンピュータプログラム。 - ユーザからの指示を受け付ける入力ステップと、
秘匿編集処理を行う箇所を表す編集対象候補と、前記編集対象候補の各々に対する秘匿編集処理の際に適用され得る編集方法を表す編集方法候補とを対応付けて記憶する記憶ステップと、
前記記憶ステップにおいて記憶された編集対象候補に一致する編集対象候補を文章から抽出し、所定の方法で前記ユーザに提示する対象提示ステップと、
前記入力ステップにおいて入力された指示内容に基づいて、前記対象提示ステップにより提示された編集対象候補の中から編集対象を特定する対象特定ステップと、
前記対象特定ステップにより特定された編集対象の各々について、対応する編集方法候補を前記ユーザに提示する方法提示ステップと、
前記操作ステップの操作内容に基づいて、前記方法提示ステップにより提示された編集方法候補の中から編集方法を特定する方法特定ステップと、
前記対象特定ステップにて特定された編集対象に対し、前記方法特定ステップにて特定された編集方法に従って編集処理を行うことにより、前記文章に秘匿編集処理を施す編集処理ステップと、
を具備することを特徴とする文書編集方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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2005
- 2005-03-25 JP JP2005090200A patent/JP2006276912A/ja not_active Withdrawn
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