JP4071479B2 - ユーザログインの高速化方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はユーザログインの高速化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図11は従来システムの構成例を示すブロック図である。このシステムは、保守者情報を管理するサーバと、保守者が操作する複数の端末が接続されるオペレーションシステムを構成している。図において、1は1台若しくは複数台からなるサーバ(群)、2は保守者が操作する複数の端末である。これらサーバ1と複数の端末2は、LAN(ローカルエリアネットワーク)3を介して接続されている。図では、サーバ1が2台設置された場合を示している。
【0003】
このシステムは、保守者の権限によりその保守者が作業若しくは参照できる範囲を限定することが可能な構成を持ち、かつそのシステムで提供される機能を限定することを可能としたサーバクライアント構成を示す。この種のシステムでは、端末側で保守者がログイン時に、サーバからその保守者の保守者情報を収集してログインさせるようになっている。
【0004】
図12は従来システムの動作シーケンス例を示す図である。このシーケンスは、保守者(ユーザ)と端末2とサーバ1間のシーケンスを示している。保守者が端末2で作業する時には、先ずログインする必要がある。その時、保守者IDとパスワード(PW)を入力し(S1)、端末2に入力する(S2)。次に、端末2ではサーバに保守者が入力した保守者IDとPWを通知する(S3)。サーバ1では、ユーザIDに該当する保守者情報を保守者情報DB(データベース)4から検索し(S4)、検索した保守者情報を端末2に転送する(S5)。端末2では、この転送された情報を基に保守者が作業可能な機能を端末2に表示する(S6)。保守者が代われば、その保守者のログイン名で再ログインすることによりその保守者の権限に合った作業画面が端末に表示される。保守者はその作業画面を見ながら操作処理を行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のシステムでは、この転送する保守者情報は保守者が作業できる機能、装置の制限等が含まれており、膨大な情報量になる。この膨大な情報量を同じ保守者がログインする度に毎回サーバと端末間の通信で情報転送する必要があり、この転送に時間がかかってしまう。そのため、保守者がログインしてからログイン処理が完了し作業画面になるまでに時間がかかってしまうという問題がある。
【0006】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、ログイン時間を短縮することができるユーザログインの高速化方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
1は本発明方法の原理を示す図である。そのシステム構成は、図1に示すものとこの原理図に示す発明は、保守者情報を管理するサーバと、保守者が操作する複数の端末が接続されるオペレーションシステムにおいて、保守者が作業を終了したら、その時の保守者情報をサーバから収集した日時と併せて端末側で保持し(ステップ1)、次回保守者がログインする時に、その保守者の保守者IDと前回保守者情報を収集した日時をサーバに送信し(ステップ2)、前記端末は、サーバからその保守者の保守者情報の差分をダウンロードする(ステップ3)ことを特徴とする。
(1)請求項1記載の発明は、保守者情報を管理するサーバと、保守者が操作する複数の端末が接続されるオペレーションシステムにおけるユーザログインの高速化方法であって、前記サーバ側では、各保守者IDとその保守者が作業できる機能項目及びパスワード情報を記憶する保守者情報データベースと、該保守者情報データベースの保守者情報が更新される毎にその変更部分を保守者IDと更新日時と変更情報として管理する更新履歴データベースとを具備し、前記端末側では、保守者毎に最後にサーバから保守者情報を収集した日時を管理する保守者情報更新テーブルと、保守者毎に過去に収集した保守者情報を管理する保守者情報保持テーブルと、ログインしている保守者の保守者情報を管理するマスタとを具備しているものにおいて、保守者IDとパスワードを端末に入力すると、該端末側では前記保守者情報更新テーブルから最後にログインした日時を収集してサーバに対して保守者IDとパスワードと日時を送信し、サーバ側ではこの電文情報を受けると、保守者IDとパスワードとが保守者情報データベースに登録されているか判断し、登録されている場合には前記更新履歴データベースに記憶されている最終更新日時と、端末から受け取った日時を比較し、前記更新履歴データベースに記憶されている日時が端末から受け取った日時より新しい場合には、前記端末より受け取った日時における保守者情報と前記更新履歴データベースとの差分情報と現在の日時とを端末に通知し、この通知を受けた端末では、サーバより通知された差分情報を前記保守者情報保持テーブルに記憶されている保守者情報と合わせて最新の保守者情報を作成して前記マスタに登録する、ことを特徴とする。
【0008】
このように構成すれば、前回操作時の端末における保守者情報と収集日時を端末側で保持しておくようにすることにより、次回の操作時には、サーバからその後追加された差分情報のみをダウンロードすればよいので、ユーザログインの高速化処理を実現することができる。
【0009】
(2)請求項2記載の発明は、前記サーバ側は、その保守者情報が更新される毎にその更新された項目及び日時を管理することを特徴とする。
このように構成することにより、サーバは常時保守者情報を更新するので、最新の情報を持つようにすることができる。
【0010】
(3)請求項3記載の発明は、前記サーバ側にて前記端末から保守者IDと過去にログインした日時の通知を受けた場合、サーバで管理する保守者情報が更新された日時が受信した日時よりも後に更新されている場合、その間に変更があった差分を差分情報として作成し、端末側に返信することを特徴とする。
【0011】
このように構成すれば、保守者がログインする時に、前回ログインした時よりも保守者情報が増加している場合には、その増加分を差分情報としてサーバ側から端末側に返信することで、ユーザログインの高速化を図ることができる。
【0012】
この発明において、前記サーバ側で受信した保守者ID及び過去にログインした日時がサーバで管理する保守者情報の最後の更新された日時と差分がない場合、サーバは差分なしという電文を端末側に返信することを特徴とする。
【0013】
このように構成すれば、今回ログイン時と前回ログイン時の間で保守者情報に変更がない場合には、サーバは差分なしの電文を端末側に送信するだけですむので高速処理が可能となる。
【0014】
また、この発明において、前記端末側で、過去にログインした保守者ID毎に保守者情報とログインした日時を複数管理し、以前その端末でログインしている保守者であれば、新たにログインする時に過去の日時と保守者名をサーバに通知することにより、サーバ側から差分情報だけ送信させることを特徴とする。
【0015】
このように構成すれば、サーバ側から端末側に差分情報のみ送信すればよいので、ユーザログインの高速化を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。本発明の基本構成としては、図11を用いる。
【0017】
図2は端末管理データとサーバ管理データの構成例を示す図である。11が端末管理データ、12がサーバ管理データである。サーバ1は管理するデータベースを2種類用意している。一つは保守者情報DB(データベース)301である。保守者情報DB301は、各保守者IDとその保守者が作業できる機能項目及びパスワード情報等の情報を持つ。二つめはDBが更新したデータの差分を管理するDB302である。該DB302は、DB301の保守者情報が更新される毎にその変更部分を保守者IDと更新日時と変更情報として管理するDBである。保守者情報DB301と更新履歴DB302は、アプリケーションが実行される時に、順次追加、更新されていく。
【0018】
端末側で管理するデータは3つ存在する。一つは保守者情報更新テーブル303であり、保守者毎に最後にサーバ1から保守者情報を収集した日時を管理するテーブルである。二つめは、保守者情報保持テーブル304であり、保守者毎に過去に収集した保守者情報を管理するテーブルである。三つめはマスタ305であり、端末で1面のみ持ち、ログインしている保守者の保守者情報を管理する。このマスタ305の情報を用いて端末側でそのログインしている保守者の保守者情報を管理する。このマスタ305の情報を用いて端末2側でそのログインしている保守者の作業可能機能を決定する。また、ここでいう保守者情報とは、各保守者が持つ作業可能な機能を記述してある情報ファイルのことである。端末2の管理ソフトは、複数インストールされている機能のうち、その情報ファイルを基に作業可能な機能を提供する。
【0019】
図3は上述した各データベース/テーブルの構成例を示す図である。保守者情報DB301は、図に示すように保守者IDと、操作可能地域/機能と、ログインパスワードから構成されている。更新履歴DB302は、保守者IDと、更新日と、更新内容から構成されている。保守者情報更新テーブル303は、保守者IDと、更新日から構成されている。保守者情報保持テーブル304は、保守者IDと保守者情報とから構成されている。マスタ305は、保守者情報から構成されている。
【0020】
図4は保守者情報のしくみの説明図である。本システムが提供する全機能は、図に示すように機能1、機能2、…機能NとN個存在する。このうち、各保守者には保守者毎に予め決められている保守者情報より機能を限定されて提供される。図に示す場合では、保守者は機能1と機能3が使用できることを示す。
【0021】
図5はログイン処理の動作を示す図である。図では、保守者と端末2とサーバ1間のやりとりを示している。保守者が端末2に保守者IDとパスワード(PW)を入力すると(601)、その情報端末2に入力される。端末2は、その保守者IDとPWを受けて、保守者情報更新テーブル303(図2参照)を参照し、この保守者IDに相当する情報があるかどうか判断する(602)。若し、過去にその保守者IDのレコードがない場合には*2に進む(604)。保守者IDのレコードがある場合には、*1に進む(603)。
【0022】
その端末に過去にアクセスしたことがある場合の処理の流れを図6に示す。図では、保守者と端末2とサーバ1間のやりとりを示している。端末2では、保守者情報更新テーブル303よりその保守者IDで最後にサーバ1より保守者情報を収集した日時を収集する(901)。そして、その日時及び保守者がログイン時に入力した保守者ID、PWを電文としてサーバ1に送信する(902)。
【0023】
サーバ1側では、端末2から受信した電文より、保守者IDとPWが保守者情報DB301に登録されているかどうかを判断する(903)。その保守者IDが登録されていないか、若しくは保守者IDはあるがPWが違っていた場合は、*3のログイン拒否シーケンスに進む(907)。保守者IDとPWがあっている場合、更新履歴DB302から保守者IDで検索して日時を収集し、検索結果の日時と端末2からの電文に添付された日時を比較し、検索した結果が古い日時である場合(302の方が古い場合)は、*4の差分無しシーケンス(908)へ進む。
【0024】
電文からの日時が古い場合(302の方が新しい場合)は、次に進む(904)。電文の日時が古い場合はその日時以降に変更された差分情報を作成するため、更新履歴DB302より電文での日時以降のデータ差分をマージし、差分情報を作成する(905)。次に、差分情報を作成した日時をOS(オペレーティングシステム)より収集する(906)。次に、差分情報とOSから収集した日時を端末2に通知する(909)。
【0025】
端末2では、サーバ1から受信した差分情報を保守者情報保持テーブル304とマージし、最新の保守者情報を作成する。作成した保守者情報をマスタ305のこの保守者IDのレコードに書き込む(910)。ここで、作成した保守者情報は、サーバ1で管理している保守者情報DB301の同じ保守者IDの保守者情報と同じものとなる。
【0026】
次に、サーバ1から通知された日時を保守者情報更新テーブル303の保守者IDのレコードに書き込む(911)。次に、マスタ305に書き込んだ保守者情報を保守者情報保持テーブル304に書き込む(912)。最後に、マスタ305の保守者情報にそった機能のみを選択し、画面に表示しログイン完了となり(913)、保守者はその保守者の権限のある作業を実施することができる(914)。
【0027】
このように、本発明によれば、前回操作時の端末における保守者情報と収集日時を端末側で保持しておくようすることにより、次回の操作時には、サーバからその後追加された差分情報のみをダウンロードすればよいので、ユーザログインの高速化処理を図ることができる。
【0028】
この場合において、サーバ1側は、その保守者情報が更新される毎にその更新された項目及び日時を管理する。これによれば、サーバ1は常時保守者情報を更新するので、最新の情報を持つようにすることができる。
【0029】
また、本発明によれば、保守者がログインする時に、前回ログインした時よりも保守者情報が増加している場合には、その増加分を差分情報としてサーバ側から端末側に返信することで、ユーザログインの高速化を図ることができる。
【0030】
ここで、サーバ1側で受信した保守者ID及び過去にログインした日時がサーバ1で管理する保守者情報の最後の更新された日時と差分がない場合には、サーバは差分なしという電文を端末側に返す。このようにすれば、サーバは差分なしの電文を端末側に送信するだけですむので、高速処理が可能となる。
【0031】
図5の602で、端末2に該当する保守者IDの履歴がない場合の処理を図7に示す。サーバ1は、端末2から受信した電文より、保守者IDとPWが保守者情報DB301に登録されているかどうかを判断する(1001)。その保守者IDが登録されていない、若しくは保守者IDはあるがPWが違っている場合は、*3のログイン拒否シーケンスに進む(1002)。保守者IDとPWの組み合わせが保守者情報DB301にある場合、サーバ1は保守者IDをキーにして保守者情報DB301から保守者情報を収集する(1003)。次に、保守者情報を収集した日時をOSより収集する(1004)。次に、サーバ1は保守者情報とOSからとった日時を端末2に通知する(1005)。
【0032】
端末2では、サーバ1から受信した保守者情報をマスタ305の保守者IDのレコードに書き込む(1006)。サーバ1から通知された日時を、保守者情報更新テーブル303の保守者IDのレコードに書き込む(1007)。次に、サーバ1から通知された保守者情報を保守者情報保持テーブル304に書き込む(1008)。最後に、マスタ305の保守者情報にそった機能のみを選択し、画面に表示し、ログイン完了となる(1009)。保守者は、その保守者の権限のある作業を実施することができる(1010)。
【0033】
保守者IDとパスワード(PW)が保守者情報DB301に書き込まれていない場合(903,1001)の処理を図8に示す。サーバ1側では、その判断でログインNGを通知された端末に対してNGを通知する(701)。端末2側では、ログインNGを保守者(ユーザ)に通知し(702)、保守者はログイン失敗となり、終了となる。
【0034】
サーバ1の保守者情報DB301、更新履歴DB302で管理している保守者情報と、端末2の保守者情報が同じ場合(日時が端末側で管理している方が新しい場合)、図6の904で908となる場合の処理を図9に示す。サーバ1側は差分なしを端末2に通知する(801)。端末2では、その電文を受信したら、端末2で保持している保守者情報が最新であるため、保守者情報保持テーブル304の内容をマスタ305にコピーする(802)。次に、マスタ305の保守者情報にそった機能のみを選択し画面に表示しログイン完了となる(803)。保守者は、その保守者の権限のある作業を実施することができる(804)。
【0035】
図10は保守者情報を修正する場合の処理を示す図で、サーバ1側の動作を示している。サーバ1で、保守者情報修正の依頼を受けると(501)、その変更内容を保守者情報DB301に反映し、保守者ID相当のレコードを変更する(502)。次に、OSから時刻を収集する(503)。最後に、今回変更のあった内容差分を更新履歴DB302に追加し(504)、処理終了となる。
【0036】
また、本発明において、端末側で、過去にログインした保守者ID毎に保守者情報とログインした日時を複数管理し、以前その端末でログインしている保守者であれば、新たにログインする時に過去の日時と保守者名をサーバに通知することにより、サーバ側から差分情報だけ送信させることができる。これによれば、サーバ側から端末側に差分情報のみ送信すればよいので、ユーザログインの高速化を図ることができる。
【0037】
本発明の効果を以下に説明する。保守者が日常作業する場合、複数ある端末のうち使用する端末は固定されてくる。また、保守者情報は新しい装置が追加になった時や、新しい機能が追加になった時に修正がかかる。よって、ほとんどの保守者がログインする場合、端末にログインする保守者が固定化されるため、ログイン時にサーバから転送されるデータが差分がないパターンとなる状態がほとんどのログインに当てはまる。本発明以前であれば、毎回保守者情報をフルセットで転送していたのに比べ、変更なしの電文を送信するだけになるので、電文サイズは皆無に近くなり電文転送時間がほぼ0となる。
【0038】
また、保守者情報が更新されたとしても、差分情報を転送すればよいわけであるので、保守者情報全てを転送するのに比べ極端に少なくなり、電文転送時間を短縮できる。そのため、ログインにかかる時間を短縮することが可能となる。
(付記1)保守者情報を管理するサーバと、保守者が操作する複数の端末が接続されるオペレーションシステムにおいて、
保守者が作業を終了したら、その時の保守者情報をサーバから収集した日時と併せて端末側で保持し(ステップ1)、
次回保守者がログインする時に、その保守者の保守者IDと前回保守者情報を収集した日時をサーバに送信し(ステップ2)、
前記端末は、サーバからその保守者の保守者情報の差分をダウンロードする(ステップ3)
ことを特徴とするユーザログインの高速化方法。(1)
(付記2)前記サーバ側は、その保守者情報が更新される毎にその更新された項目及び日時を管理することを特徴とする付記1記載のユーザログインの高速化方法。(2)
(付記3)前記サーバ側にて前記端末から保守者IDと過去にログインした日時の通知を受けた場合、サーバで管理する保守者情報が更新された日時が受信した日時よりも後に更新されている場合、その間に変更があった差分を差分情報として作成し、端末側に返信することを特徴とする付記2記載のユーザログインの高速化方法。(3)
(付記4)前記サーバ側で受信した保守者ID及び過去にログインした日時がサーバで管理する保守者情報の最後の更新された日時と差分がない場合、サーバは差分なしという電文を端末側に返信することを特徴とする付記2記載のユーザログインの高速化方法。
(付記5)前記端末側で、過去にログインした保守者ID毎に保守者情報とログインした日時を複数管理し、以前その端末でログインしている保守者であれば、新たにログインする時に過去の日時と保守者名をサーバに通知することにより、サーバ側から差分情報だけ送信させることを特徴とする付記2記載のユーザログインの高速化方法。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば以下の効果が得られる。
(1)請求項1記載の発明によれば、前回操作時の端末における保守者情報と収集日時を端末側で保持しておくようにすることにより、次回の操作時には、サーバからその後追加された差分情報のみをダウンロードすればよいので、ユーザログインの高速化処理を実現することができる。
【0040】
(2)請求項2記載の発明によれば、サーバは常時保守者情報を更新するので、最新の情報を持つようにすることができる。
(3)請求項3記載の発明によれば、保守者がログインする時に、前回ログインした時よりも保守者情報が増加している場合には、その増加分を差分情報としてサーバ側から端末側に返信することで、ユーザログインの高速化を図ることができる。
【0041】
このように、本発明によれば、ログイン時間を短縮することができるユーザログインの高速化方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の原理を示すフローチャートである。
【図2】端末管理データとサーバ管理データの構成例を示す図である。
【図3】各データベース/テーブルの構成例を示す図である。
【図4】保守者情報のしくみの説明図である。
【図5】ログイン処理の動作を示す図である。
【図6】端末に過去にアクセスしたことがある場合の処理の流れを示す図である。
【図7】端末に過去にアクセスしたことがない場合の処理の流れを示す図である。
【図8】保守者IDとパスワードが保守者情報DBに書き込まれていない場合の動作を示す図である。
【図9】更新履歴DBが古い場合の動作を示す図である。
【図10】保守者情報を修正する場合の処理を示す図である。
【図11】従来システムの構成例を示すブロック図である。
【図12】従来システムの動作シーケンス例を示す図である。
【符号の説明】
1 サーバ
2 端末
3 LAN
4 保守者情報DB
301 保守者情報DB
302 更新履歴DB
303 保守者情報更新テーブル
304 保守者情報保持テーブル
305 マスタ

Claims (3)

  1. 保守者情報を管理するサーバと、保守者が操作する複数の端末が接続されるオペレーションシステムにおけるユーザログインの高速化方法であって、
    前記サーバ側では、各保守者IDとその保守者が作業できる機能項目及びパスワード情報を記憶する保守者情報データベースと、該保守者情報データベースの保守者情報が更新される毎にその変更部分を保守者IDと更新日時と変更情報として管理する更新履歴データベースとを具備し、前記端末側では、保守者毎に最後にサーバから保守者情報を収集した日時を管理する保守者情報更新テーブルと、保守者毎に過去に収集した保守者情報を管理する保守者情報保持テーブルと、ログインしている保守者の保守者情報を管理するマスタとを具備しているものにおいて、
    保守者IDとパスワードを端末に入力すると、該端末側では前記保守者情報更新テーブルから最後にログインした日時を収集してサーバに対して保守者IDとパスワードと日時を送信し、
    サーバ側ではこの電文情報を受けると、保守者IDとパスワードとが保守者情報データベースに登録されているか判断し、
    登録されている場合には前記更新履歴データベースに記憶されている最終更新日時と、端末から受け取った日時を比較し、
    前記更新履歴データベースに記憶されている日時が端末から受け取った日時より新しい場合には、前記端末より受け取った日時における保守者情報と前記更新履歴データベースとの差分情報と現在の日時とを端末に通知し、
    この通知を受けた端末では、サーバより通知された差分情報を前記保守者情報保持テーブルに記憶されている保守者情報と合わせて最新の保守者情報を作成して前記マスタに登録する、
    ことを特徴とするユーザログイン時の高速化方法。
  2. 前記サーバ側は、その保守者情報が更新される毎にその更新された項目及び日時を管理することを特徴とする請求項1記載のユーザログインの高速化方法。
  3. 前記サーバ側にて前記端末から保守者IDと過去にログインした日時の通知を受けた場合、サーバで管理する保守者情報が更新された日時が受信した日時よりも後に更新されている場合、その間に変更があった差分を差分情報として作成し、端末側に返信することを特徴とする請求項2記載のユーザログインの高速化方法。
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