JP2002063294A - 設備管理サーバ、設備管理方法および設備管理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備管理データベースの作成を促し、そのデ
ータベースを基に設備の管理に用いて好適な設備管理サ
ーバ、設備管理方法および設備管理プログラムを記録し
た記録媒体を提供する。 【解決手段】 データ登録用画面制御部１０７は、ネッ
トワーク１２を介してアクセスしてくる端末に、管理す
る設備の設置位置を特定できる図面情報を登録するよう
に促し、前記登録した図面上に設備の位置を指定するよ
う促し、該指定した位置にマークを付加して該マークの
設備に関する設備情報の入力を促す。データベース１０
５は、端末より入力された各情報を関連付けて保存す
る。管理用画面制御部１０８は、データベース１０５に
保存された各情報に基づき、設備の位置をマークした図
面と設備情報を示す。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、端末より設備管
理サーバにネットワークを介してアクセスし、設備管理
情報を得て設備を管理する為の設備管理サーバ、設備管
理方法および設備管理プログラムを記録した記録媒体に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、設備管理は定期的に点検や新品と
交換を行ったり、故障した場合に新品と交換したりする
ことで行っていた。また、各設備によって点検の周期が
違っている為、管理者が各々コンピュータを使って設備
についてのデータベースを作成し、定期的な各設備の点
検日の管理を行ったりしていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は定期点検の日を設備管理者が各々で管理していた。こ
のため、定期点検や交換を忘れるミスが起こりやすかっ
た。また、どの設備がどの周期で定期点検するのか把握
するのは大変であった。また、故障した設備を新品に取
り替える場合も、その設備の設置位置情報より簡便にそ
の設備に関する情報が示されるシステムがなかった。

【０００４】この発明は、上述した事情を考慮してなさ
れたもので、設備管理データベースの作成を促し、その
データベースを基に設備の管理に用いて好適な設備管理
サーバ、設備管理方法および設備管理プログラムを記録
した記録媒体を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決すべくなされたもので、本発明による設備管理
サーバは、ネットワークを介してアクセスしてくる端末
へ、設備管理情報を提供する設備管理サーバであって、
管理する設備の設置位置を特定できる図面情報を登録す
るように促し、前記登録した図面上に設備の位置を指定
するよう促し、該指定した位置にマークを付加して該マ
ークの設備に関する設備情報の入力を促すデータ登録用
画面を前記端末の表示装置へ表示させるデータ登録用画
面制御部と、端末より入力された各情報を関連付けて保
存するデータベース部と、データベース部に保存された
各情報に基づき、設備の位置をマークした図面と設備情
報を示す設備管理用画面を前記表示装置へ表示させる管
理用画面制御部とを具備することを特徴とする。

【０００６】これにより、端末の表示装置に表示される
図面上に設備の位置の指定を促し、該指定した位置にマ
ークを付加して該マークの設備に関する設備情報の登録
を促すデータ登録用画面制御部と、その図面上のマーク
と該マークの設備の設備情報が関連付けられて登録され
るデータベース部と、そのデータベース部より管理する
設備の位置情報と管理情報を示した設備管理用画面を前
記表示装置へ表示させる管理用画面制御部とを備えるよ
うにしたので、設備の管理を設備の設置位置情報に関連
付けて行う。

【０００７】また、本発明による設備管理サーバにおい
ては、上記管理用画面制御部は、図面上にマークされた
各設備の管理履歴情報の登録を促すことを特徴とする。
これにより、管理用画面制御部は図面上にマークされた
各設備の管理履歴情報の登録を促すようにしたので、各
設備の管理履歴を確認できる。

【０００８】また、本発明による設備管理サーバにおい
ては、上記データベース部に管理する各設備の点検時期
情報を格納し、データベース部に格納される点検時期情
報に基づき、自動で設備管理者へ該設備の点検時期を通
知する点検時期通知部を具備することを特徴とする。

【０００９】これにより、上記データベース部に管理す
る各設備の点検時期情報を格納し、データベース部に格
納される前記点検時期情報に基づき、自動で設備管理者
へ該設備の点検時期を通知する点検時期通知部を具備す
るようにしたので、設備管理者へ自動で確実に各設備の
点検時期を通知する。

【００１０】また、本発明による設備管理サーバにおい
ては、上記データ登録用画面制御部は図面情報の登録を
促す場合に、木構造のフォルダに分類して登録するよう
促すことを特徴とする。これにより、上記データ登録用
画面制御部は図面情報の登録を促す場合に、木構造のフ
ォルダに分類して登録するよう促すようにしたので、設
備が設置されている施設の図面を構造的に分類して登録
を行う。

【００１１】また、本発明による設備管理サーバにおい
ては、上記管理用画面制御部は前記図面に付加するマー
クを設備の配置状況を把握しやすい様に色で分類するよ
う促すことを特徴とする。これにより、上記管理用画面
制御部は前記図面に付加するマークを設備の配置状況を
把握しやすい様に色で分類するよう促すようにしたの
で、同じ種類の設備の配置を同一色で登録することによ
り図面上で視覚的に分類を行う。

【００１２】また、本発明による設備管理サーバにおい
ては、前記設備の管理用画面を印刷する時に、印刷後に
見やすいようレイアウトし直した印刷用データを作成す
る印刷用処理部を具備することを特徴とする。これによ
り、前記設備の管理用画面を印刷する時に、印刷後に見
やすいようレイアウトし直した印刷用データを作成する
印刷用処理部を具備するようにしたので、管理用画面に
関連した情報を含めて設備管理者が必要な情報を管理し
やすい形式でプリントアウトできる。

【００１３】また、本発明による設備管理方法において
は、端末より設備管理サーバにネットワークを介してア
クセスし、設備管理情報を得て設備管理を行う設備管理
方法において、管理する設備の設置位置を特定できる図
面情報を登録するように促すステップと、登録した図面
上に設備の位置を指定するよう促すステップと、該指定
した位置にマークを付加して該マークの設備に関する設
備情報の登録を促すステップと、登録された図面情報と
設備情報より、設備の設置位置を示す図面と、該図面に
表示中の設備の管理情報を示す設備管理用画面を前記端
末の表示装置へ表示するステップと、上記設備の内、定
期点検の必要な設備において、自動で設備管理者へ該設
備の点検時期を通知するステップとを含むことを特徴と
する。

【００１４】また、本発明による設備管理方法において
は、上記設備管理用画面を前記表示装置へ表示するステ
ップは、設備管理用画面内の各設備の管理情報におい
て、管理履歴情報の登録を促すステップを含むことを特
徴とする。

【００１５】また、本発明による記録媒体においては、
請求項７または請求項８に記載の設備管理方法をコンピ
ュータにより実行させる為の設備管理プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。

【００１６】

【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明する。ただし、以下の実施の形態は特許請
求の範囲に記載された発明を限定するものではなく、ま
た実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの
すべてが発明の解決手段に必要であるとは限らない。図
１はこの発明の一実施形態による設備管理システムの全
体構成を示すブロック図である。この図において符号１
１は、設備管理サーバであり設備情報を管理する。符号
１３は設備管理サーバ１１へネットワーク１２を介して
設備管理情報を要求したり、登録したりする為の端末で
ある端末１、端末２、端末３…である。尚、図示してい
ないが、端末１・１３、端末２・１３、端末３・１３…
は、例えばＣＲＴ（Ｃａｔｈｏｄｅ Ｒａｙ Ｔｕｂｅ）
や液晶表示装置等である表示装置と、例えばキーボード
やマウスである入力装置を備え、更に、ブラウザ等ネッ
トワーク上に存在する種々のコンテンツを表示するのに
好適なソフトウェアを備えている。

【００１７】次に、本発明の一実施形態における設備管
理サーバ１１の内部構成を示すブロック図を図２に示
す。符号１０４は制御部であり設備管理サーバ１１内の
信号制御を行う。符号１０５はデータベースであり、設
備に関する管理情報が格納されている。符号１０６は設
備管理部であり、設備管理のための処理を行う処理部が
格納されている。

【００１８】ここで、本実施形態におけるデータベース
１０５の概略構成を示す図である図３を用いて、データ
ベース１０５の説明を行う。フォルダＤＢ（データベー
ス）・１０５ａはフォルダ情報を格納するデータベース
であり、図示するように、そのフォルダのＩＤ番号と、
図面を分類するフォルダの構造と、フォルダを表示する
順番を格納する。図面データＤＢ・１０５ｂは図面デー
タ情報を格納するデータベースであり、図示するよう
に、各図面のＩＤ番号と、その図面データと、その図面
をアップロードした日付と、分類するフォルダのＩＤ番
号と、表示する順番とを格納する。また、マーキングＤ
Ｂ・１０５ｃは、図面上に設備の位置を表わすマーク
（本実施形態では番号）を付加した場合にそのマークに
関連する設備情報を格納するデータベースであり、その
マークのＩＤ番号と、マークした図面のＩＤ番号と、マ
ークの番号や色と、設備の種類や場所、その設備を納入
した業者やアフターサービスを行っている業者の情報
と、その設備についての修理や点検に関する情報とを格
納する。また、データ種類ＤＢ・１０５ｄは、データの
種類のデータベースであり、マークのＩＤ番号とそのマ
ークに関する各種データが格納されている。また、図３
の矢印に示すように各々ＤＢは関連付けられてデータベ
ース１０５に格納されている。

【００１９】次に、図２の設備管理部１０６の詳細につ
いて説明する。まず、データ登録用画面制御部１０７
は、図４に示すデータ登録用画面４０を各端末の表示装
置に表示してデータの登録を促す。図４において、符号
４１は登録用図面であり、図面上の指定された位置にマ
ーク４２を付加する（マーキング）ことで、そこが設備
の設置位置として登録される。また、符号４３は、項目
入力欄でありマーキングしたマーク４２の色情報（設備
の種類毎に定めたマーク４２の表示色）やその設備情報
等の予め決められた項目についての入力欄である。符号
４４は、マーク一覧表であり、マーキングと項目入力欄
４３への入力を終えたマーク４２の一覧表である。

【００２０】次に、管理用画面制御部１０８は、図５に
示す設備管理用画面５１を各端末の表示装置に表示して
設備管理としての種々の作業を促す。図５において、符
号５２は、フォルダ表示部であり、フォルダを木構造で
表示する。またフォルダの中には分類された図面が枝と
して表示される。また、フォルダ表示部５２において選
択した図面は図面表示部５４に表示される。この時、図
面表示部５４の図中に示された、、、…は設備の
設置位置を表わすマークであり、データベース１０５内
のマーキングＤＢ・１０５ｃに格納される色情報とデー
タ種類ＤＢ・１０５ｄに格納される設備種類情報とを基
に、設備の種類別に表示色が色分けされている。また、
符号５３はフォルダ編集ボタンでありこれをマウスでク
リックすることで、フォルダ名やフォルダの木構造を編
集できる。また、符号５５はデータ表示選択部であり、
図面表示部５４上に表示する設備の色を指定することに
より、表示する設備の種類を選択できる。また、符号５
６は、設備情報一覧表であり、図面表示部５４上にマー
クされている設備の情報一覧表である。また、符号５７
は入力モードボタンであり、これをマウスでクリックす
ることで、通常は変更できない画面中の各データを変更
できる状態にする。

【００２１】次に、点検時期通知部１０９は、データベ
ース１０５に登録される情報より各設備の点検時期を検
出または計算し、その設備の管理者へ通知する。尚、点
検時期のみに限らず、設備の交換時期や定期的な清掃時
期等、ある周期で設備をメンテナンスする項目に用いて
好適な処理である。次に、印刷用処理部１１０は、図５
の印刷モードボタン５８をマウスでクリックすることで
起動する印刷用データ作成処理部である。例えば図６に
示す印刷例６１のように設備情報（マーキングデータ一
覧６４）を詳細に示す為、広いエリアを割り当てたレイ
アウトで印刷できるようにする。また、各設備を点検し
た場合にチェックを入れる欄等を含んだ点検用一覧表を
印刷できるようにしてもよい。

【００２２】尚、上記に示したこれらの各処理部は専用
のハードウェアにより実現されるものであってもよく、
また、各処理部はメモリおよびＣＰＵ（中央演算装置）
により構成され、各処理部の機能を実現する為のプログ
ラムをメモリにロードして実行することによりその機能
を実現させるものであってもよい。また、上記メモリ
は、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッ
シュメモリ等の不揮発性のメモリや、ＣＤ−ＲＯＭ等の
読み出しのみが可能な記録媒体、ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ
Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）のような揮発性のメモ
リ、あるいはこれらの組み合わせによるコンピュータ読
み取り、書き込み可能な記録媒体より構成されるものと
する。

【００２３】次に、上述した設備管理サーバ１１の動作
を上記で説明した図１〜図６と動作フロー図とで説明す
る。まず、データベース１０５へ図面データを登録する
場合の動作フロー図である図７を用いて図面データ登録
時における設備管理サーバ１１の動作について説明す
る。例えば、端末１・１３よりネットワーク１２を介し
てアクセスの要求があると、設備管理サーバ１１はそれ
を受け付けて起動画面データを端末１・１３へ送信する
（ステップＳ１）。次に、例えば、端末１・１３よりデ
ータの登録要求があれば、データ登録用画面制御部１０
７はデータ登録用の画面データを端末１・１３に送信す
る（ステップＳ２）。これにより端末１・１３の表示装
置にはデータ登録用画面が表示される。次に、データ登
録用画面制御部１０７はデータ登録用画面で図面データ
を分類するためのフォルダ作成を、図面データを登録し
ようとする利用者に促す（ステップＳ３）。次に、各フ
ォルダに格納する図面データをアップロードを利用者に
促す（ステップＳ４）。以上の動作によりデータベース
１０５にフォルダＤＢ・１０５ａと、図面データＤＢ・
１０５ｂが登録される。

【００２４】次に、データベース１０５へマーキングデ
ータ（設備情報を含む）を登録する場合の動作フロー図
である図８と、その登録画面表示例である図４を用いて
マーキングデータ登録時における設備管理サーバ１１の
動作について説明する。まず、設備管理サーバ１１は、
上述した動作で登録した図面データの中より、設備情報
を入力したい図面の選択を例えば端末１・１３の利用者
へ促す（ステップＳ１０）。これにより、データ登録用
画面制御部１０７は、データ登録用画面４０を端末１・
１３の表示装置へ表示させる（ステップＳ１１）。次
に、登録用図面４１上において、これから設備情報を登
録しようとする設備が、設置されている位置を指定する
よう利用者へ促す（ステップＳ１２）。尚、位置の指定
は利用者が図面上をマウスによりクリックすることによ
り行うことにより、図面上にマーク４２が付加される。
次に、そのマーク４２とマーク４２の位置に設置される
設備について、予め決められた項目の情報を入力する為
の、項目入力欄４３を端末の表示装置へ表示すること
で、各項目欄への入力を促す（ステップＳ１３）。以上
の動作によりデータベース１０５にマーキングＤＢ１０
５ｃが格納される。

【００２５】次に、データベース１０５へ設備情報の更
新及び設備管理の履歴を登録する場合の動作フロー図で
ある図９と、設備管理用画面の表示例である図５を用い
て設備情報の更新及び設備管理の履歴の登録時における
設備管理サーバ１１の動作について説明する。まず、設
備管理サーバ１１は、設備情報を更新したい図面をフォ
ルダ表示部５２の中より選択するよう促す（ステップＳ
２１）。これにより、選択された図面が図面表示部５４
に端末の表示装置に表示される。同時に、表示された図
面表示部５４内に設置される設備の一覧表である設備一
覧表５６も端末の表示装置に表示することで更新する設
備の番号の指定を利用者へ促す（ステップＳ２２）。
尚、利用者は図面表示部５４上のマークをマウスでクリ
ックして、設備一覧表５６より選択することで設備を指
定できる。次に、入力モードボタン５７をマウスでクリ
ックすることで、指定した設備についての管理データや
管理履歴データを変更可能となり、更新情報の入力を促
す（ステップＳ２３）。以上の動作により設備情報の更
新及び設備管理の履歴の登録を行うことができる。

【００２６】また、データベース１０５に格納されるマ
ーキングＤＢ１０５ｃに色の属性を持たせることによ
り、図５に示す設備管理用画面５１において、図面表示
部５４内の設備の設置位置を示すマークの色を、設備の
種類毎に違う色に設定することで、設備の位置を把握し
やすい図面となる。また、図５の設備一覧表５６の中か
らある設備を選択すると、当該設備を図面表示部５４の
真ん中に表示することで、その設備周辺を迅速に把握で
きる。また、図面表示部５４は、拡大縮小が可能であ
る。また、図面表示部５４上には、マークの付加のみな
らずコメントを書込むことができる。

【００２７】また、図２における設備管理部１０６で各
種処理を行う処理部の機能を実現する為のプログラムを
コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この
記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステ
ムに読み込ませ、実行することにより各処理を行っても
良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」と
は、ＯＳや周辺機器等のハードウェアを含むものとす
る。また、「コンピュータシステム」とは、ＷＷＷシス
テムを利用している場合であれば、ホームページ提供環
境（あるいは表示環境）も含むものとする。また、「コ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フロッピー
（登録商標）ディスク、光磁気ディスク、ＲＯＭ、ＣＤ
−ＲＯＭ等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵さ
れるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに
「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インタ
ーネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介
してプログラムが送信された場合のサーバやクライアン
トとなるコンピュータシステム内部の揮発メモリ（ＲＡ
Ｍ）のように、一定時間プログラムを保持しているもの
も含むものとする。

【００２８】また、上記プログラムは、このプログラム
を記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝
送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により
他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここ
で、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネ
ット等のネットワーク（通信網）や電話回線等の通信回
線（通信線）のように情報を伝送する機能を有する媒体
のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能
の一部を実現する為のものであっても良い。さらに、前
述した機能をコンピュータシステムに既に記録されてい
るプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆ
る差分ファイル（差分プログラム）であっても良い。以
上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も
含まれる。

【００２９】

【発明の効果】以上説明したように本発明による設備管
理サーバにおいては、端末より管理する設備の位置を特
定できる図面の登録を促し、その図面上に設備の位置の
指定を促す。次に、設備管理サーバは、指定した位置に
マークを付加して該マークの設備に関する設備情報の登
録を促す。また、設備管理サーバは、その図面上のマー
クと該マークの設備の設備情報が関連付けられて登録さ
れるデータベースを備える。次に設備管理サーバは、デ
ータベースより管理する設備の位置情報と管理情報を示
した設備管理用画面を前記表示装置へ表示させる。以上
により設備の管理を設備の設置位置情報に関連付けて行
うことができ、設備の交換や点検時に該設備の設置場所
や設置数を簡便に把握できるという効果がある。

【００３０】また、本発明による設備管理サーバにおい
ては、図面上にマークされた各設備の管理履歴情報の登
録を促す。以上により、各設備の管理履歴が登録され、
各設備が過去に受けた点検、修理、交換情報を簡便に確
認できるという効果がある。

【００３１】また、本発明による設備管理サーバにおい
ては、データベース部に管理する各設備の点検時期情報
を格納し、そのデータベース部より点検時期情報を読み
出し、各設備の点検時期を自動で設備管理者へ通知す
る。以上により、設備管理者へ自動で確実に各設備の点
検時期を通知することができ、点検漏れを防ぐことが出
来るという効果が得られる。また、点検時期を管理する
労力を軽減するという効果も得られる。

【００３２】また、本発明による設備管理サーバにおい
ては、図面情報の登録を促す場合に、木構造のフォルダ
に分類して登録するよう促すようにしたので、設備が設
置されている施設の図面を構造的に分類して登録を行う
ことができるので、図面を分類しやすく、図面の選択も
行いやすいという効果が得られる。

【００３３】また、本発明による設備管理サーバにおい
ては、図面に付加するマークを設備の配置状況を把握し
やすい様に色で分類するよう促すようにしたので、同じ
種類の設備の配置を同一色で登録することにより、図面
上で視覚的に設備の種類を見分けることが出来るという
効果が得られる。

【００３４】また、本発明による設備管理サーバにおい
ては、設備の管理用画面を印刷する時に、印刷後に見や
すいようレイアウトし直した印刷用データを作成する。
以上により、管理用画面に関連した情報を含めて設備管
理者が必要な情報を管理しやすい形式でプリントアウト
できるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の一実施形態による設備管理システム
の全体構成を示すブロック図である。

【図２】 本発明の一実施形態における設備管理サーバ
１１の内部構成を示すブロック図である。

【図３】 本実施形態におけるデータベース１０５の概
略構成を示す図である。

【図４】 本発明の一実施形態によるデータ登録用画面
の表示例を示す図である。

【図５】 本発明の一実施形態による設備管理用画面の
表示例を示す図である。

【図６】 本発明の一実施形態による印刷例を示す図で
ある。

【図７】 本発明の一実施形態によるデータベースへ図
面データを登録する場合の動作フロー図である。

【図８】 本発明の一実施形態によるデータベースへマ
ーキングデータを登録する場合の動作フロー図である。

【図９】 本発明の一実施形態によるデータベースへ設
備情報の更新及び設備管理の履歴を登録する場合の動作
フロー図である。

【符号の説明】

１１ 設備管理サーバ １２ ネットワーク １３ 端末１、端末２、端末３、… １０４ 制御部 １０５ データベース １０５ａ フォルダＤＢ １０５ｂ 図面データＤＢ １０５ｃ マーキングＤＢ １０５ｄ データ種類ＤＢ １０６ 設備管理部 １０７ データ登録用画面制御部 １０８ 管理用画面制御部 １０９ 点検時期通知部 １１０ 印刷用処理部

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ネットワークを介してアクセスしてくる
   端末へ、設備管理情報を提供する設備管理サーバにおい
   て、 管理する設備の設置位置を特定できる図面情報を登録す
   るように促し、前記登録した図面上に設備の位置を指定
   するよう促し、該指定した位置にマークを付加して該マ
   ークの設備に関する設備情報の入力を促すデータ登録用
   画面を前記端末の表示装置へ表示させるデータ登録用画
   面制御部と、 前記端末より入力された各情報を関連付けて保存するデ
   ータベース部と、 前記データベース部に保存された各情報に基づき、設備
   の位置をマークした図面と設備情報を示す設備管理用画
   面を前記表示装置へ表示させる管理用画面制御部と、 を具備することを特徴とする設備管理サーバ。
2. 【請求項２】 前記管理用画面制御部は、 前記図面上にマークされた各設備の管理履歴情報の登録
   を促すことを特徴とする請求項１に記載の設備管理サー
   バ。
3. 【請求項３】 前記データベース部に管理する各設備の
   点検時期情報を格納し、 前記データベース部に格納される前記点検時期情報に基
   づき、自動で設備管理者へ該設備の点検時期を通知する
   点検時期通知部を具備することを特徴とする請求項１ま
   たは請求項２に記載の設備管理サーバ。
4. 【請求項４】 前記データ登録用画面制御部は前記図面
   情報の登録を促す場合に、木構造のフォルダに分類して
   登録するように促すことを特徴とする請求項１から請求
   項３のいずれかに記載の設備管理サーバ。
5. 【請求項５】 前記管理用画面制御部は前記図面に付加
   するマークを設備の配置状況を把握しやすい様に色で分
   類するよう促すことを特徴とする請求項１から請求項４
   のいずれかに記載の設備管理サーバ。
6. 【請求項６】 前記設備の管理用画面を印刷する時に、
   印刷後に見やすいようレイアウトし直した印刷用データ
   を作成する印刷用処理部を具備することを特徴とする請
   求項１から請求項５のいずれかに記載の設備管理サー
   バ。
7. 【請求項７】 端末より設備管理サーバにネットワーク
   を介してアクセスし、設備管理情報を得て設備管理を行
   う設備管理方法において、 管理する設備の設置位置を特定できる図面情報を登録す
   るように促すステップと、 前記登録した図面上に設備の位置を指定するよう促すス
   テップと、 該指定した位置にマークを付加して該マークの設備に関
   する設備情報の登録を促すステップと、 前記登録された図面情報と設備情報より、設備の設置位
   置を示す図面と、該図面に表示中の設備の管理情報を示
   す設備管理用画面を前記端末の表示装置へ表示するステ
   ップと、 前記設備の内、定期点検の必要な設備において、自動で
   設備管理者へ該設備の点検時期を通知するステップと、 を含むことを特徴とする設備管理方法。
8. 【請求項８】 前記設備管理用画面を前記表示装置へ表
   示するステップは、 前記設備管理用画面内の各設備の管理情報において、管
   理履歴情報の登録を促すステップを含むことを特徴とす
   る請求項７に記載の設備管理方法。
9. 【請求項９】 請求項７または請求項８に記載の設備管
   理方法をコンピュータにより実行させる為の設備管理プ
   ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
   体。