JPH09165526A - 繊維反応性染料、それらの製造方法、及びそれらの用途 - Google Patents

繊維反応性染料、それらの製造方法、及びそれらの用途

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JPH09165526A
JPH09165526A JP8306191A JP30619196A JPH09165526A JP H09165526 A JPH09165526 A JP H09165526A JP 8306191 A JP8306191 A JP 8306191A JP 30619196 A JP30619196 A JP 30619196A JP H09165526 A JPH09165526 A JP H09165526A
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alkyl
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JP8306191A
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Inventor
Hans Reichert
ライヒェルト ハンス
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Novartis AG
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Ciba Geigy AG
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B62/00Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves
    • C09B62/44Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring
    • C09B62/4401Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring with two or more reactive groups at least one of them being directly attached to a heterocyclic system and at least one of them being directly attached to a non-heterocyclic system
    • C09B62/4403Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring with two or more reactive groups at least one of them being directly attached to a heterocyclic system and at least one of them being directly attached to a non-heterocyclic system the heterocyclic system being a triazine ring
    • C09B62/4411Azo dyes
    • C09B62/4415Disazo or polyazo dyes

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維材料を浸染及び捺染するための、高い固
着歩留り及び高い繊維−染料結合の安定特性などを改良
した新規な反応性染料を提供すること。 【解決手段】 下記式: 【化29】 (Bは−NR2 −(alk)−NR3 −など(基:al
kはC2 〜C12アルキレン);(R)nはC1 〜C4 アル
キルなど;(R′)mはC1 〜C4 アルキルなど;R1
1 ′、R2 及びR2 ′は水素又はC1 〜C4 アルキ
ル;R3 はヒドロキシル置換C1 〜C6 アルキル;R4
は水素又はC1 〜C4 アルキル;X1 及びX2 はハロゲ
ンなど;Y及びY′はビニルなど;p及びqは0又は
1;n及びmは0、1又は2;rは1、2、3である)
で示される化合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な反応性染
料、それらの製造方法、及び織物の繊維材料を浸染又は
捺染するための反応性染料に関する。
【0002】
【従来の技術】反応性染料を用いての染色は、最近の染
色の質及び染色工程の経済性に対する要求の増大を招い
ている。その結果、特に適用面について、特性を改良し
た新規な反応性染料への需要がある。
【0003】現在、適切な直接性を有すると同時に、非
固着部分の洗い落しが非常に容易である反応性染料が、
染色のために要求されている。更に、それらは、優れた
染色歩留りを示し、かつ高い反応性を保有しなければな
らず、特に、高度な固着を有する染め物を生じなければ
ならない。既知の染料は、すべての特性においてこれら
の必要条件を満たすわけではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、繊維材料を浸染及び捺染するための、上記に特徴付
けられた品質を高度に有する、新規な改良された反応性
染料を発見する目的に基づく。特に、この新規染料は、
高い固着歩留り、及び高い繊維−染料結合の安定性を特
色としなければならず、その上、繊維に固着していない
部分を、容易に洗い落とせなければならない。更に、優
れた全般的な特性、例えば光堅ろう度及び湿潤堅ろう度
の特性を有する染色物を生じなければならない。
【0005】
【課題を解決するための手段】記載の目的は、下記に示
される新規な反応性染料によって、ほぼ達成されること
を見出した。
【0006】上記により、本発明は、式(1):
【0007】
【化6】
【0008】〔式中、Bは、式(2a)、(2b)又は
(2c):
【0009】
【化7】
【0010】で示される架橋員であり、(R)nは、C1
〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ、ハロゲン及び
スルホよりなる群からのn個の同一又は異なる基であ
り、(R′)mは、C1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アル
コキシ、ハロゲン及びスルホよりなる群からのm個の同
一又は異なる基であり、R1 、R1 ′、R2 及びR2
は、互いに独立して、それぞれ、水素、又は置換若しく
は非置換C1 〜C4 アルキルであり、R3 は、ヒドロキ
シルで置換されたC1 〜C6 アルキルであり、R4 は、
水素又はC1 〜C4 アルキルであり、(alk)は、直
鎖又は分枝鎖C2 〜C12アルキレンであり、(al
k′)は、直鎖又は分枝鎖C2 〜C4 アルキレンであ
り、X1 及びX2 は、互いに独立して、それぞれ、ハロ
ゲン、3−カルボキシピリジン−1−イル又は3−カル
バモイルピリジン−1−イルであり、Y及びY′は、互
いに独立して、それぞれ、ビニル又は基:−CH2 −C
2−Uであり、Uは、脱離基であり、p及びqは、互
いに独立して、それぞれ、0又は1の数であり、n及び
mは、互いに独立して、それぞれ、0、1又は2の数で
あり、そしてrは、1、2又は3の数である〕で示され
る化合物に関する。
【0011】式(1)の化合物は、それぞれ、その遊離
の酸の形態で、又は、好ましくはその塩としてのいずれ
かで存在する、少なくとも2個、好ましくは2〜8個の
スルホ基を有する。塩は、例えば、アルカリ金属、アル
カリ土類金属若しくはアンモニウム塩、有機アミンの
塩、又はそれらの混合物である。その例は、ナトリウ
ム、リチウム、カリウム若しくはアンモニウム塩、モノ
−、ジ−若しくはトリ−エタノールアミンの塩、又はN
a/Li若しくはNa/Li/NH4 混合塩である。
【0012】適切な基:(alk)の例は、直鎖若しく
は分枝鎖のエチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレ
ン、ヘキシレン、ヘプチレン、オクチレン、ノニレン、
デシレン、ウンデシレン又はドデシレンである。二価基
の(alk)は、好ましくは直鎖又は分枝鎖C2 〜C6
アルキレン、特に好ましくは直鎖又は分枝鎖C2 〜C4
アルキレン、特別に好ましくは1,2−エチレン又は
1,3−プロピレンである。
【0013】二価基の(alk′)は、好ましくは1,
2−プロピレン、又は、特に1,2−エチレンである。
【0014】rは、好ましくは2又は3の数、特に好ま
しくは2の数である。p及びqは、好ましくはそれぞ
れ、1の数である。
【0015】置換又は非置換C1 〜C4 アルキルである
1 、R1 ′、R2 又はR2 ′は、例えば、非置換であ
るか、又は、例えば、ヒドロキシル、スルホ、スルファ
ト、カルボキシル、シアノ、ハロゲン、C1 〜C4 アル
コキシカルボニル若しくはカルバモイルで置換された、
メチル、エチル、n−若しくはイソ−プロピル、又はn
−、sec −、tert−若しくはイソ−ブチルであることが
できる。
【0016】R1 、R1 ′、R2 及びR2 ′は、互いに
独立して、それぞれ、好ましくは水素又はC1 〜C4
ルキル、特に好ましくは水素、メチル又はエチル、特別
に好ましくは水素である。
【0017】R3 は、例えば、、1〜3個、好ましくは
1個のヒドロキシル基を有する、メチル、エチル、n−
若しくはイソ−プロピル、n−、イソ−、sec −若しく
はtert−ブチル、又は直鎖若しくは分枝鎖ペンチル又は
ヘキシルである。R3 は、好ましくはモノヒドロキシル
置換C1 〜C4 アルキル基、特に好ましくはモノヒドロ
キシル置換エチル基又はモノヒドロキシル置換プロピル
基である。R3 は、特別に好ましくはβ−ヒドロキシエ
チル基である。
【0018】R4 は、好ましくは水素、メチル又はエチ
ル、特に好ましくは水素である。
【0019】好ましい架橋員Bは、(alk)が、直鎖
又は分枝鎖C2 〜C6 アルキレンであり、(alk′)
が、1,2−エチレンであり、rが、2又は3の数であ
り、R2 及びR2 ′が、それぞれ、水素であり、R3
が、モノヒドロキシル置換C1 〜C4 アルキルであり、
そしてR4 が、水素である、上記に定義された式(2
a)、(2b)又は(2c)の基である。
【0020】Bは、特に好ましくはR2 、R3 及び(a
lk)が、それぞれ、上記に定義されかつ好ましい式
(2a)の基である。Bは、特に好ましくは基:−NH
−CH2 CH2 −N(CH2 CH2 OH)−である。
【0021】X1 及びX2 は、互いに独立して、それぞ
れ、好ましくはフルオロ又はクロロである。X1 及びX
2 は、異なるか、又は、好ましくは同一であることがで
きる。X1 及びX2 は、特に好ましくはそれぞれ、クロ
ロである。
【0022】R及びR′は、互いに独立して、それぞ
れ、好ましくはメチル、メトキシ、クロロ又はスルホ、
特に好ましくはスルホ、メチル又はメトキシである。
【0023】n及びmは、互いに独立して、それぞれ、
好ましくは0又は1の数、特に好ましくはそれぞれ、0
の数である。
【0024】(R)n及び(R′)mは、互いに独立して、
それぞれ、好ましくはメチル、メトキシ及びスルホより
なる群からの0、1若しくは2個の同一又は異なる基で
あり、特に好ましくはメチル、メトキシ及びスルホより
なる群からの0又は1個の基である。
【0025】(R)n及び(R′)mは、異なるか、又は同
一であることができ、好ましくは同一である。
【0026】基:−CH2 −CH2 −UであるY又は
Y′において、脱離基Uは、例えば、、−Cl、−B
r、−F、−OSO3 H、−SSO3 H、−OCO−C
3 、−OPO32 、−OCO−C65 、−OSO
2 −C1 〜C4 アルキル又は−OSO2 −N〔C1 〜C
4 アルキル〕2 であることができる。Uは、好ましくは
式:−Cl、−OSO3 H、−SSO3 H、−OCO−
CH3 、−OCO−C65 又は−OPO32 、特に
−Cl又は−OSO3 H、特に好ましくは−OSO3
の基である。
【0027】Y及びY′は、互いに独立して、それぞ
れ、好ましくはビニル、β−クロロエチル、β−スルフ
ァトエチル、β−チオスルファトエチル、β−アセトキ
シエチル、β−フェノキシエチル又はβ−ホスファトエ
チル、特に好ましくはβ−スルファトエチル又はビニル
である。Y及びY′は、異なるか、又は同一であること
ができ、好ましくは同一である。
【0028】式(1)の染料は、好ましくは式:−SO
2 −Y′の基を有する。
【0029】本発明による化合物の好ましい一群は、式
(1a):
【0030】
【化8】
【0031】を有し、特に式(1b):
【0032】
【化9】
【0033】〔式中、すなわち式(1a)及び(1b)
において、B、X1 、X2 、Y、Y′、(R)n及び
(R′)m、n、mは、それぞれ、上記に定義されかつ好
ましい基である〕を有する。
【0034】本発明による化合物の特に好ましい一群
は、X1 及びX2 が、それぞれ、クロロであり、R1
びR1 ′が、それぞれ、水素であり、(R)n及び
(R′)mが、同一であって、それぞれ、メチル、メトキ
シ及びスルホよりなる群からの0、1若しくは2個の同
一又は異なる基であり、Y及びY′が、同一であって、
それぞれ、β−スルファトエチル又はビニルであり、そ
してBが、式(2a):
【0035】
【化10】
【0036】〔式中、R2 は水素であり、R3 は、モノ
ヒドロキシル置換C1 〜C4 アルキルであり、そして
(alk)は、直鎖又は分枝鎖C2 〜C4 アルキレンで
ある〕で示される架橋員である、式(1a)、特に式
(1b)を有する。
【0037】本発明は、更に、式(1)又は(1a)の
化合物の製造法であって、それぞれの場合に、約1モル
当量の下記式:
【0038】
【化11】
【0039】〔上記式中、B、(R)n、(R′)m、R
1 、R1 ′、X1 、X2 、Y、Y′、p、q、n及びm
は、それぞれ、上記に定義されたとおりである〕で示さ
れる化合物を、互いにいかなる順序ででも反応させるこ
とを特徴とする方法に関する。
【0040】式(3a)及び(3b)の化合物のジアゾ
化、並びに式(4a)及び(4b)の化合物との、ある
いは式(4a)及び(5a)又は(4b)及び(5
b)、及び、適切ならば、(6)の化合物の反応生成物
とのそれらのカップリングは、慣用の方式で、例え
ば、、鉱酸溶液、例えば、塩酸溶液中で、低温、例え
ば、0〜5℃で、式(3a)又は(3b)の化合物を、
亜硝酸塩、例えば、亜硝酸ナトリウムでジアゾ化し、次
いで、中性〜やや酸性のpH、例えば、pH3〜7、好まし
くは5〜6.5で、かつ低温、例えば、0〜30℃で、
対応するカップリング成分とのカップリングを実施する
ことにより実施する。
【0041】式(4a)、(4b)、(5a)、(5
b)及び(6)の化合物間の縮合反応は、一般的には、
例えば、0〜50℃の温度、及び、例えば、4〜10の
pHの水溶液中で、既知の方法と同様にして実施するのが
一般的である。
【0042】式(1)の好ましい対称化合物の製造法
は、初めに、約1モル当量の式(4a)の化合物を約1
モル当量の式(5a)の化合物との縮合反応に付し、得
られた生成物を、約1モル当量の、前もってジアゾ化し
ておいた式(3a)の化合物とカップリングさせ、得ら
れるモノアゾトリアジニル化合物を、約0.5モル当量
の式(6)の化合物との縮合反応に付すことを含む。
【0043】最も重要な変法を、実施例で説明する。
【0044】式(3a)、(3b)、(4a)、(4
b)、(5a)、(5b)及び(6)の化合物は、既知
であるか、又は既知化合物と同様にして製造できる。
【0045】本発明による染料は、繊維反応性である。
繊維反応性化合物は、セルロースのヒドロキシル基、羊
毛及び絹のアミノ、カルボキシル、ヒドロキシル若しく
はチオール基、又は合成ポリアミド類のアミノ、及び、
適切な場合は、カルボキシル基と反応して、共有化学結
合を形成できる化合物として捉えるべきである。
【0046】本発明による染料は、非常に多様な材料、
例えば、ヒドロキシル基若しくは窒素含有繊維材料を浸
染又は捺染するのに適している。その例は、絹、なめし
革、羊毛、ポリアミド繊維及びポリウレタン類、特にす
べての型式のセルロース性繊維材料である。そのような
セルロース性繊維材料は、例えば、天然セルロース性繊
維、例えば、綿、亜麻及び麻、並びにセルロース及び再
生セルロースである。本発明による染料は、混紡織物、
例えば、綿とポリエステル繊維又はポリアミド繊維との
混合物に含まれる、ヒドロキシル基を有する繊維を浸染
若しくは捺染するのにも適している。本発明による染料
混合物、及び本発明による染料は、セルロース性繊維材
料を浸染又は捺染するのに特に適している。その上、天
然又は合成ポリアミド繊維材料を浸染若しくは捺染する
ために用いることもできる。
【0047】本発明による染料は、広範囲な方法、特に
染料水溶液及び捺染糊料の形態で、繊維材料に作用さ
せ、繊維に固着させることができる。吸尽法と、パッド
染色法による染色との双方に適し、そこで、製品を、塩
類を含有してよい染料水溶液で含浸し、そして、染料
を、アルカリ処理後又はアルカリ存在下で、適切なら
ば、熱作用下に又は数時間の室温貯蔵により固着させ
る。固着後は、水及び熱水で、適切ならば、分散作用を
有し、非固着部分の拡散を促進する薬剤を添加し、染色
物又は捺染物を完全に水洗する。
【0048】本発明による染料は、高い反応性、優れた
固着能、及び非常に優れた付着能を特色とする。したが
って、低染色温度の吸尽染色法で用いることができ、パ
ッドスチーム法では、短い蒸熱時間を要するにすぎな
い。固着度が高く、非固着部分は容易に洗い落せ、そし
て吸尽度と固着度との差が著しく少ない、すなわち、ソ
ーピングによる損失が非常に少ない。本発明による染
料、特に本発明による染料混合物は、特に綿の捺染に適
すが、窒素含有繊維、例えば、羊毛若しくは絹、又は羊
毛若しくは絹を含む混紡織物の捺染にも特に適してい
る。
【0049】本発明による染料で製造した染色物及び捺
染物は、高い色相強度及び高い繊維−染料結合安定性
を、酸性及びアルカリ性範囲の双方で有し、更に、優れ
た光堅ろう度及び非常に優れた湿潤堅ろう度特性、例え
ば、洗濯堅ろう度、水堅ろう度、海水堅ろう度、クロス
染めに対する堅ろう度及び汗堅ろう度の特性はもとよ
り、プリーツ加工に対する優れた堅ろう度、ホットプレ
ッシング(fastness to ironing)及び摩擦堅ろう度も有
する。
【0050】
【実施例】下記の実施例は、本発明を例示する。別途記
述しない限り、温度は摂氏温度で示し、部は重量部であ
り、百分率のデータは重量%に基づく。重量部の体積部
への換算は、リットルに対するキログラムと同じ関係で
ある。
【0051】実施例1:下記式の化合物の製造
【0052】
【化12】
【0053】シアヌル酸塩化物19部及びリン酸水素2
ナトリウム5部を、湿潤剤を添加して、0℃で15分
間、激しく氷/水50部中で完全に混合した。水300
部中の1−アミノ−8−ナフトール−3,6−ジスルホ
ン酸32部の中性溶液を、反応混合物がpH3を超えない
よう滴下した。添加終了時に、混合物を、pH3に水酸化
ナトリウム溶液で及び0℃に更に2時間保った。
【0054】実施例2:硫酸水素2−(4−アミノフェ
ニルスルホニル)エチルのジアゾ化 硫酸水素2−(4−アミノフェニルスルホニル)エチル
28部を水300部に懸濁し、飽和炭酸ナトリウム溶液
でpH6にして溶解し、該溶液を0℃に冷却し、亜硝酸ナ
トリウム7部、氷50部及び濃塩酸30部を添加し、ジ
アゾ化を2時間実施した。その後、過剰な亜硝酸塩を少
量のスルファミン酸で分解した。
【0055】実施例3:式(7)の化合物の製造
【0056】
【化13】
【0057】実施例2に従って製造した反応混合物を、
実施例1に従って製造した反応混合物に、約30分かけ
て添加し、pH値を飽和酢酸ナトリウム溶液で3時間かけ
て4.5に上げ、温度は0〜5℃に保った。
【0058】実施例4:硫酸水素2−(4−アミノ−
3,6−ジメトキシフェニルスルホニル)エチルのジア
ゾ化 実施例2記載の手順を追うが、硫酸水素2−(4−アミ
ノフェニルスルホニル)エチル28部に代えて、等価量
の硫酸水素2−(4−アミノ−3,6−ジメトキシフェ
ニルスルホニル)エチルを用いた。
【0059】実施例5:式(8)の化合物の製造
【0060】
【化14】
【0061】実施例4に従って製造した反応混合物を、
実施例1に従って製造した反応混合物に、約30分かけ
て添加し、pH値を飽和酢酸ナトリウム溶液で3時間かけ
て4.5に上げ、温度は0〜5℃に保った。
【0062】実施例6:水50部中のN−(2−ヒドロ
キシエチル)エチレンジアミン5部を、式(7)の化合
物を含む、実施例3に従って得た反応混合物に、pHが
8.5を超えて上昇しないように添加した。添加終了時
に、該混合物を25〜30℃の温度に加熱し、pHを水酸
化ナトリウム溶液で8.5に2時間保った。続いて希塩
酸での中和、逆浸透、及び減圧下での蒸発によって、下
記式:
【0063】
【化15】
【0064】で示される化合物を得た。これは、綿を、
優れた全般的特性を有する赤色の色調に染めた。
【0065】実施例6a:水50部中のN−(2−ヒド
ロキシエチル)エチレンジアミン5部を、式(7)の化
合物を含む、実施例3に従って得た反応混合物に、pHが
8.5を超えて上昇しないように添加した。添加終了時
に、混合物を25〜30℃の温度に加熱し、pHを水酸化
ナトリウム溶液で8.5に2時間、そして11に20分
間保った。その後の中和、逆浸透、及び減圧下での蒸発
によって、下記式:
【0066】
【化16】
【0067】で示される化合物を得た。これは、綿を、
優れた全般的特性を有する赤色の色調に染色した。
【0068】実施例7:実施例6記載の手順を追うが、
N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミンに代え
て、等価量の2−ヒドロキシ−1,3−ジアミノプロパ
ンを用いて、下記式:
【0069】
【化17】
【0070】で示される染料を得た。これは、セルロー
スを、優れた全般的特性を有する赤色の色調に染色し
た。
【0071】実施例8:実施例6記載の手順を追うが、
N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミンに代え
て、等価量のN−(2−ヒドロキシエチル)プロピレン
ジアミンを用いて、下記式:
【0072】
【化18】
【0073】で示される染料を得た。これは、セルロー
スを、優れた全般的特性を有する赤色の色調に染色し
た。
【0074】実施例9:実施例6記載の手順を追うが、
N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミンに代え
て、等価量の1,8−ジアミノ−3,6−ジオキサオク
タンを用いて、下記式:
【0075】
【化19】
【0076】で示される染料を得た。これは、セルロー
スを、優れた全般的特性を有する赤色の色調に染色し
た。
【0077】実施例10:水50部中のN−ヒドロキシ
エチルエチレンジアミン5部を、式(8)の化合物を含
む、実施例5に従って製造した反応混合物に、pHが8.
5を超えて上昇しないように添加した。添加終了時に、
混合物を25〜30℃の温度に加熱し、pHを水酸化ナト
リウム溶液で8.5に2時間、そして11に20分間保
った。次いで、希塩酸でpHを7にし、続いて逆浸透及び
減圧下での蒸発によって、下記式:
【0078】
【化20】
【0079】で示される化合物を得た。これは、セルロ
ースを、優れた全般的特性を有する赤色の色調に染色し
た。
【0080】実施例11〜17:実施例6及び10に記
載したそれと類似の方式で、下記の化合物が製造でき
た。それらは、それぞれ、綿を、優れた全般的特性を有
して染色する。
【0081】
【表1】
【0082】
【表2】
【0083】実施例18:水200部中のN−(2−ヒ
ドロキシエチル)エチレンジアミン42部の中和溶液
を、実施例3に従って製造した反応混合物に、氷で冷却
しつつ、pHが5.5を超えないように添加した。反応終
了まで、pHを希水酸化ナトリウム水溶液で5.5で一定
に保った。塩化カリウムの添加によって、縮合生成物を
沈澱させた。沈澱は、下記式:
【0084】
【化21】
【0085】の化合物を主成分として含む。これを濾取
し、飽和塩化カリウム溶液で洗浄し、40℃で真空(in
vacuo)乾燥した。
【0086】実施例19:実施例18記載の手順を追う
が、N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン4
2部に代えて、等価量の2−ヒドロキシ−1,3−ジア
ミノプロパンを用いて、下記式の化合物を得た。
【0087】
【化22】
【0088】実施例20:実施例18記載の手順を追う
が、N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン4
2部に代えて、等価量のN−(2−ヒドロキシエチル)
プロピレンジアミンを用いて、下記式の化合物を得た。
【0089】
【化23】
【0090】実施例21:実施例18からの化合物83
部を、実施例5に記載のとおりに製造した反応混合物に
添加し、室温及びpH8.5で縮合反応を実施して、下記
式:
【0091】
【化24】
【0092】で示される染料を、中和、逆浸透及び真空
蒸発の後に、赤褐色粉末として得た。
【0093】実施例22〜26:実施例19の化合物8
1部を用い、実施例21記載と同じ方式で、実施例5の
反応混合物との縮合反応を実施した。こうして、下記
式:
【0094】
【化25】
【0095】の染料を得た。
【0096】実施例20の化合物84部を用い、実施例
21記載と同じ方式で、実施例5の反応混合物との縮合
反応を実施した。こうして、下記式:
【0097】
【化26】
【0098】の染料を得た。
【0099】下記式:
【0100】
【化27】
【0101】の染料を類似の方式で得ることができた。
【0102】実施例27:水500部中の7−アミノ−
4−ヒドロキシ−3−(4−メトキシ−2−スルホフェ
ニルアゾ)ナフタレン−2−スルホン酸塩50部及びリ
ン酸水素2ナトリウム5部の中和溶液に、0〜2℃の温
度でシアヌル酸フッ化物14部を滴下した。pHを、水酸
化ナトリウム水溶液の添加により、ここでは5.5で一
定に保った。反応終了時に、水400部中の実施例18
で製造した化合物83部の懸濁液を、この反応混合物に
添加し、pHを水酸化ナトリウム溶液で8.5に上げかつ
保った。縮合反応終了時に、温度を30℃に上げ、pHを
水酸化ナトリウム溶液の添加によって11に上げ、かつ
11に20分間保った。該反応混合物を中和し、逆浸透
によってほぼ脱塩し、真空濃縮した。下記式:
【0103】
【化28】
【0104】の染料を得た。
【0105】上記に得た染料の吸収極大値を表1及び表
2に示した。
【0106】
【表3】
【0107】
【表4】
【0108】浸染処方1 実施例6に従って得られた染料2部を水400部に溶解
し、1リットル当り塩化ナトリウム53gを含む溶液
1,500部を添加した。40℃のこの染浴に、綿織物
100部を入れた。45分後、1リットル当り水酸化ナ
トリウム16g及びか焼炭酸ナトリウム20gを含む溶
液100部を添加した。染浴の温度を更に45分間40
℃に保った。その後、染色した製品を水洗し、非イオン
系洗剤で沸点にて15分間ソーピングし、再度水洗し、
乾燥した。
【0109】浸染処方2 実施例10に従って得られた反応性染料2部を水400
部に溶解し、1リットル当り塩化ナトリウム53gを含
む溶液1,500部を添加した。35℃のこの染浴に、
綿織物100部を導入した。20分後、1リットル当り
水酸化ナトリウム16g及びか焼炭酸ナトリウム20g
を含む溶液100部を添加した。染浴の温度を更に15
分間35℃に保った。その後、20分かけて温度を60
℃に上げる。更に35分間温度を60℃に保った。次い
で、製品を水洗し、非イオン系洗剤で沸点にて15分間
ソーピングし、再度水洗し、乾燥した。
【0110】浸染処方3 実施例10に従って得られた反応性染料8部を水400
部に溶解し、1リットル当り硫酸ナトリウム100gを
含む溶液1,400部を添加した。25℃のこの染浴
に、綿織物100部を導入した。10分後、1リットル
当りリン酸三ナトリウム150gを含む溶液200部を
添加した。その後、10分かけて染浴の温度を60℃に
上げた。更に90分間温度を60℃に保った。次いで、
製品を水洗し、非イオン系洗剤で沸点にて15分間ソー
ピングし、再度水洗し、乾燥した。
【0111】浸染処方4 実施例6に従って得られた反応性染料4部を水50部に
溶解した。1リットル当り水酸化ナトリウム5g及びか
焼炭酸ナトリウム20gを含む溶液50部を添加した。
得られた溶液で綿織物を、その重量が70%増加するよ
うにパッドし、次いで、回分処理ローラーに巻き取っ
た。このようにして、綿織物を室温に3時間保った。そ
の後、染色した製品を水洗し、非イオン系洗剤で沸点に
て15分間ソーピングし、再度水洗し、乾燥した。
【0112】浸染処方5 実施例6に従って得られた反応性染料6部を水50部に
溶解した。1リットル当り水酸化ナトリウム16g及び
水ガラス(38ボーメ)0.04リットルを含む溶液5
0部を添加した。得られた溶液で綿織物を、その重量が
70%増加するようにパッドし、次いで回分処理ローラ
ーに巻き取った。このようにして、綿織物を室温に10
時間保った。その後、染色した製品を水洗し、非イオン
系洗剤で沸点にて15分間ソーピングし、再度水洗し、
乾燥した。
【0113】浸染処方6 実施例10に従って得られた反応性染料2部を水100
部に溶解して、m−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム0.5部を添加した。得られた溶液で綿織物を、その
重量が75%増加するように含浸し、次いで乾燥した。
次いで、1リットル当り水酸化ナトリウム4g及び塩化
ナトリウム300gを含む、20℃に暖めた溶液で織物
を含浸し、75%の重量増加まで絞り、次いで、染色物
を100〜120℃で30秒間蒸熱し、水洗し、0.3
%非イオン系洗剤沸騰溶液中で15分間ソーピングし、
水洗し、乾燥した。
【0114】浸染処方7 実施例6による染料0.1部を、軟化した水200部に
溶解し、芒硝0.5部、平滑剤0.1部及び酢酸ナトリ
ウム0.5部を添加した。次いで、混合物を、80%酢
酸でpH5.5にする。染浴を50℃に10分間加熱し、
次いで毛織物10部を添加した。約50分かけて浴を1
00℃に加熱し、この温度で60分間染色を実施した。
その後、浴を90℃まで冷えるに任せ、染色した製品を
取り出す。毛織物を熱水及び水で水洗し、次いで脱水機
にかけ、乾燥した。非常に優れた光及び湿潤堅ろう度の
特性を有する、鮮やかな色相の染色物が得られた。
【0115】捺染処方1 実施例6に従って得られた反応性染料3部を、5%アル
ギン酸ナトリウムの増粘剤50部、水27.8部、尿素
20部、m−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム1部
及び重炭酸ナトリウム1.2部を含む市販の増粘剤10
0部に、急速に撹拌しつつ散布した。こうして得られた
捺染のりで綿織物を捺染し、乾燥し、得られた捺染材料
を、102℃の飽和水蒸気で2分間蒸熱した。次いで、
捺染した織物を水洗し、適切ならば沸点でソーピング
し、再度水洗し、そうして乾燥した。
【0116】捺染処方2 実施例6に従って得られた反応性染料5部を、5%アル
ギン酸ナトリウムの増粘剤50部、水36.5部、尿素
10部、m−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム1部
及び重炭酸ナトリウム2.5部を含む市販の増粘剤10
0部に、急速に撹拌しつつ散布した。こうして得られ
た、その安定性が工業上の必要条件に合致する捺染のり
で綿織物を捺染し、乾燥し、得られた捺染材料を102
℃の飽和水蒸気で8分間蒸熱した。次いで、捺染した織
物を水洗し、適切ならば沸点でソーピングし、再度水洗
し、そうして乾燥した。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1): 【化1】 〔式中、Bは、式(2a)、(2b)又は(2c): 【化2】 で示される架橋員であり、 (R)nは、C1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコキ
    シ、ハロゲン及びスルホよりなる群からのn個の同一又
    は異なる基であり、 (R′)mは、C1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコキ
    シ、ハロゲン及びスルホよりなる群からのm個の同一又
    は異なる基であり、 R1 、R1 ′、R2 及びR2 ′は、互いに独立して、そ
    れぞれ、水素、又は置換若しくは非置換C1 〜C4 アル
    キルであり、 R3 は、ヒドロキシル置換C1 〜C6 アルキルであり、 R4 は、水素又はC1 〜C4 アルキルであり、 (alk)は、直鎖又は分枝鎖C2 〜C12アルキレンで
    あり、 (alk′)は、直鎖又は分枝鎖C2 〜C4 アルキレン
    であり、 X1 及びX2 は、互いに独立して、それぞれ、ハロゲ
    ン、3−カルボキシピリジン−1−イル又は3−カルバ
    モイルピリジン−1−イルであり、 Y及びY′は、互いに独立して、それぞれ、ビニル又は
    基:−CH2 −CH2−Uであり、Uは、脱離基であ
    り、 p及びqは、互いに独立して、それぞれ、0又は1の数
    であり、 n及びmは、互いに独立して、それぞれ、0、1又は2
    の数であり、そしてrは、1、2又は3の数である〕で
    示される化合物。
  2. 【請求項2】 (R)n及び(R′)mが、互いに独立し
    て、それぞれ、メチル、メトキシ及びスルホよりなる群
    からの0、1若しくは2個の同一又は異なる基である、
    請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 X1 及びX2 が、同一であって、それぞ
    れ、塩素若しくはフッ素、好ましくは塩素である、請求
    項1又は2記載の化合物。
  4. 【請求項4】 R1 及びR1 ′が、同一であって、それ
    ぞれ、水素又はC1〜C4 アルキルである、請求項1〜
    3のいずれか1項記載の化合物。
  5. 【請求項5】 p及びqが、それぞれ、1の数である、
    請求項1〜4のいずれか1項記載の化合物。
  6. 【請求項6】 X1 及びX2 が、同一であって、それぞ
    れ、クロロであり、 R1 及びR1 ′が、同一であって、それぞれ、水素、メ
    チル又はエチルであり、 (R)n及び(R′)mが、同一であって、それぞれ、メチ
    ル、メトキシ及びスルホよりなる群からの0、1若しく
    は2個の同一又は異なる基であり、 Y及びY′が、同一であって、それぞれ、ビニル又はβ
    −スルファトエチルであり、 p及びqが、それぞれ、1の数である、請求項1〜5の
    いずれか1項記載の化合物。
  7. 【請求項7】 Bが、上記に定義された式(2a)、
    (2b)又は(2c):〔式中、(alk)は、直鎖又
    は分枝鎖C2 〜C6 アルキレンであり、 (alk′)は、1,2−エチレンであり、 rは、2又は3の数であり、 R2 及びR2 ′は、それぞれ、水素であり、 R3 は、モノヒドロキシル置換C1 〜C4 アルキルであ
    り、そしてR4 は、水素である〕の基である、請求項1
    〜6のいずれか1項記載の化合物。
  8. 【請求項8】 Bが、式(2a)の基である、請求項1
    〜7のいずれか1項記載の化合物。
  9. 【請求項9】 Bが、請求項1に定義された式(2
    a):〔式中、R2 は、水素であり、 (alk)は、直鎖又は分枝鎖C2 〜C4 アルキレンで
    あり、そしてR3 は、モノヒドロキシル置換C1 〜C4
    アルキルである〕の基である、請求項1〜8のいずれか
    1項記載の化合物。
  10. 【請求項10】 式(1a): 【化3】 〔式中、X1 及びX2 は、同一であって、それぞれ、ク
    ロロであり、 R1 及びR1 ′は、それぞれ、水素であり、 (R)n及び(R′)mは、同一であって、それぞれ、メチ
    ル、メトキシ及びスルホよりなる群からの0、1若しく
    は2個の同一又は異なる基であり、 Y及びY′は、同一であって、それぞれ、ビニル又はβ
    −スルファトエチルであり、そしてBは、式(2a): 【化4】 (式中、R2 は、水素であり、 (alk)は、直鎖又は分枝鎖C2 〜C4 アルキレンで
    あり、そしてR3 は、モノヒドロキシル置換C1 〜C4
    アルキルである)で示される基である〕で示される、請
    求項1記載の化合物。
  11. 【請求項11】 Bが、基:−NH−CH2 CH2 −N
    (CH2 CH2 OH)−である、請求項10記載の化合
    物。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の式(1)の化合物の製
    造法であって、それぞれの場合に、約1モル当量の下記
    式: 【化5】 〔上記式中、B、(R)n、(R′)m、R1 、R1 ′、X
    1 、X2 、Y、Y′、p、q、n及びmは、それぞれ、
    上記に定義したとおりである〕で示される化合物を、互
    いにいかなる順序ででも反応させることを特徴とする方
    法。
  13. 【請求項13】 ヒドロキシル基若しくは窒素含有繊維
    材料を浸染又は捺染するための、請求項1〜11のいず
    れか1項記載の式(1)の化合物。
  14. 【請求項14】 ヒドロキシル基若しくは窒素含有繊維
    材料が、セルロース性繊維材料、特に綿含有繊維材料で
    ある、請求項13記載の化合物。
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