JPH09164664A - 輪転印刷機の胴外套面の洗浄装置 - Google Patents

輪転印刷機の胴外套面の洗浄装置

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JPH09164664A
JPH09164664A JP8311810A JP31181096A JPH09164664A JP H09164664 A JPH09164664 A JP H09164664A JP 8311810 A JP8311810 A JP 8311810A JP 31181096 A JP31181096 A JP 31181096A JP H09164664 A JPH09164664 A JP H09164664A
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  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄布の交換を簡単な取り扱いとわずかなコ
ストで確実に行うことができる胴外套面の洗浄装置を提
供する。 【解決手段】 貯蔵ロールから繰り出され押し当てレー
ルを経て巻き取りロールに送られる洗浄布を有し、該押
し当てレールによって、洗浄布を、洗浄される胴外套面
に押し当てることができる、輪転印刷機の胴外套面の洗
浄装置であって、貯蔵ロール（３）と巻き取りロール
（５）は、洗浄布（２）と共に支持部（７）によって案
内され、胴軸線方向に平行に機械から取り出すことが出
来るように配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯蔵ロールから繰
り出され押し当てレールを経て巻き取りロールに送られ
る洗浄布を有し、この洗浄布を、押し当てレールによっ
て、洗浄される胴外套面に押し当てることができる、輪
転印刷機の胴外套面の洗浄装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種類の公知の装置はＤＥ−ＧＭ第９
２１３６０５号に記載され、この文献には、すでに、洗
浄布の貯蔵ロールと巻き取りロール、押し当てレール、
洗浄装置を湿らし及び制御するその他の部分を収容する
洗浄ビームが設けられている洗浄装置が示されている。
この洗浄ビームは、カップリングとプラグ接続装置を通
して接続ユニットと連結されており、懸架装置によって
支持されている。この懸架装置から洗浄ビーム全体を印
刷ユニットの外に引き出したり、印刷ユニットの中に挿
入することができる。この公知の仕様の短所は、洗浄ビ
ームとそのすべての部材は非常に重く、印刷工はこれを
機械の外部では手で運ばなければならない点である。さ
らに、この洗浄装置は非常に高価であり、洗浄ビームを
種々の制御および可動部分と連結するために特別の方策
を必要とする。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、この
従来の技術を前提として、わずかな費用と簡単な取り扱
いで洗浄布の交換を確実に行うことができる胴外套面の
洗浄装置を提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
課題は、貯蔵ロールと巻き取りロールが、洗浄布と共に
支持部によって案内され、胴軸線方向に平行に機械から
取り出すことが出来るように配置されていることによっ
て解決される。この場合、支持部は軽量で、印刷工はこ
れを２つの洗浄布ロールと一緒に機械から取り出すだけ
でよいので、これらの部材（支持部、洗浄ロール）は簡
単に扱うことができる。さらに、供給部、制御部および
可動部を機械から取り外したり、洗浄装置と結合したり
する必要がないので、それによっても費用は著しく軽減
することができた。
【０００５】本発明の好ましい実施形態は、貯蔵ロール
と巻き取りロールの支持が、片側が機械の側方枠に支持
されている軸上で行われ、洗浄布は軸にはめ込むことが
できる管上に巻き取られており、これらの管は片側が中
空軸に固定されており、支持部が、貯蔵ロールと巻き取
りロールとが差し込まれた状態で、機械の他の側方枠に
固定されている。印刷工は、前記側方枠への固定を外し
て支持部を取り外した後、２つのロールを軸から引き抜
いて別の新しいロールを機械に差し込むことができる。
その後、印刷工は支持部を側方枠に固定するだけで、極
めて短い時間で新しい洗浄布を使用状態に置くことがで
きる。
【０００６】有利な実施形態においては、管は貯蔵ロー
ルと巻き取りロールを差し込んだ状態で回転結合（結合
すべき２つの物体が相対回転しないように結合するこ
と）によって軸と連結することができるので、差し込む
だけで巻き取りロールの回転駆動が作られている。
【０００７】やや変形した実施形態は、管は両側で支持
部材に支持されており、これらの支持部材は方向転換レ
ールによって連結されており、支持部材は貯蔵ロールと
巻き取りロールとをはめ込んだ状態で片側が機械の側方
枠に固定されていることを特徴とする。この非常に簡単
に構成される実施形態においても、２つの洗浄布ロール
だけを交換すればよく、この場合、たとえば押し当てレ
ールは機械内にとどめておく。
【０００８】簡単な実施形態において、両方の支持部材
は貯蔵ロールと巻き取りロールと共にレール上を胴外套
面と平行に洗浄装置の作業位置に挿入することができ
る。さらに、洗浄装置は、レールのへこみ部に噛み合う
掛け金によってその作業位置に確実に保持されている。
その際、洗浄装置の作業位置において、貯蔵ロール上の
布残量に対する触知手段が機能位置に移動されることが
好都合であろう。これらすべての手段の特徴により、洗
浄装置は本質的に簡単化され、それと同時に、作業員は
重い部材を運ばなくてもよくなる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【００１０】図１に示した胴外套面１の洗浄装置は、例
えば輪転印刷機のゴム胴または圧胴に付属することがで
きる。その際、洗浄布２は貯蔵ロール３から繰り出さ
れ、押し当てレール４を経て巻き取りロール５に送られ
る。押し当てレール４は、取り付け具６に設けられ、制
御手段によって胴外套面１に押し当てることができる。
【００１１】貯蔵ロール３と巻き取りロール５は、例え
ば使用済み洗浄布を新しい洗浄布と交換するために、支
持部７（図２参照）を用いて機械から取り出すことがで
きる。図示の実施例において、洗浄布２はそれぞれ管８
上に巻かれ、管８はころ軸受１１によって機械の側方枠
１０に軸受された軸９にはめ込まれることができる。軸
９の１つには、洗浄布を特定の量だけ送るために回転駆
動装置が設けられているので、胴外套面１の洗浄のため
に清潔な洗浄布の部分を自由に使用することができる。
【００１２】管８は反対側では、やはりころ軸受１３を
通して支持部７に支持された中空軸１２に固定されてい
る。支持部７は、機械の側方枠１５に固定されたガイド
ボルト１４にはめ込むことができる。中空軸１２上に固
定されたハンドル１６によって、貯蔵ロールもしくは巻
き取りロールは手で回すことができる。軸９上にはディ
スク１７が固定されている。ディスク１７は、ピン１８
を介して管８、したがって貯蔵ロール３もしくは巻き取
りロール５と連動して回転するように管８と結合してい
る。軸９を介して行われる付加的な回転によって、巻き
取りロール５の連動が保証されている。
【００１３】図３の実施例は、管１９が両側で支持部材
２０に支持されている点が異なっている。この場合、両
側の支持部材２０は、洗浄布１の全幅にわたって延びて
いる方向転換レール２１によって連結されている。図１
から分かるように、洗浄布２は方向転換レール２１上を
通過して案内され、押し当てレール４の手前で滴下管２
２により洗剤で湿らされる。両側の支持部材２０うち、
片側は機械の側方枠に固定することができる。両方の支
持部材２０は、レール２３上を胴外套面１と平行に洗浄
装置の作業位置に押し入れることができる。洗浄装置
は、掛け金２４によって作業位置に確実に保持されてお
り、掛け金２４はレール２３のへこみ部２５中にはまり
込んでいる。さらに、洗浄装置の作業位置では、差し込
みによって機能位置に就く触知手段２６によって貯蔵ロ
ール３上の布の残量が監視される。
【００１４】図４に、図２に開示された装置のやや変形
した実施例が示されている。ここでも、ころ軸受１１を
介して機械の側方枠１０に片持ち軸２７が支持されてお
り、この片持ち軸２７に貯蔵ロール３もしくは巻き取り
ロール５が管８と共にはめ込まれている。貯蔵ロールも
しくは巻き取りロールを交換した後、片持ち軸２７上に
スラスト部材２８がはめ込まれる。スラスト部材２８は
ころ軸受２９を介してスリーブ３０内に軸受されてい
る。スリーブ３０は、それぞれのロール（貯蔵ロール３
と巻き取りロール５）毎に、支持部３１とガイドボルト
１４を介して機械の側方枠１５に支持されることもでき
る。この実施例においては、機械内の２つの洗浄布ロー
ルを交換した後、それぞれ交換後に支持部３１はスリー
ブ３０およびスラスト部材２８と一緒に片持ち軸２７上
にはめ込まれる。
【００１５】ピン３３を通してスリット３４に差し込む
ことができる２つの固定カム３２として形成された高速
拘束装置は、ハンドグリップ３５を操作することによっ
て、貯蔵ロール３もしくは巻き取りロール５の管８を拘
束することができる。図４には、ハンドグリップ３５
が、拘束位置では実線で示され、拘束を解除する位置で
は破線で示されている。印刷工は、スラスト部材２８が
管８に当たるまで、２重拘束カム３２をスリット３４中
に押し込む。ハンドグリップ３５を実線で示されている
位置に旋回させることにより、拘束カムを介して外側ス
リーブ３６はスリーブ３０にロックされる。それから第
２の拘束カム３２を介してスラスト部材２８はスラスト
軸受３７を介して片持ち軸２７上を移動する。その結
果、管８が片持ち軸２７に固定されたディスク１７のピ
ン１８に回転出来ないように固定される。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、洗浄装置の側面図である。
【図２】図２は、洗浄装置の部分縦断面図である。
【図３】図３は、請求項４による洗浄装置の平面図であ
る。
【図４】図４は、変形したロール支持部の部分縦断面図
である。
【符号の説明】
１ 胴外套面 ２ 洗浄布 ３ 貯蔵ロール ４ 押し当てレール ５ 巻き取りロール ６ 取り付け具 ７、３１ 支持部 ８、１９ 管 ９ 軸 １０、１５ 機械の側方枠 １１、１３、２９ ころ軸受 １２ 中空軸 １４ ガイドボルト １６ ハンドル １７ ディスク １８ ピン ２０ 支持部材 ２１ 方向転換レール ２２ 滴下管 ２３ レール ２４ 掛け金 ２５ へこみ部 ２６ 触知手段 ２７ 片持ち軸 ２８ スラスト部材 ３０、３６ スリーブ ３２ 拘束カム ３３ ピン ３４ スリット ３５ ハンドグリップ ３７ スラスト軸受
【手続補正書】
【提出日】平成９年１月２７日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項２
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項４
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１５
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１５】差し込み３３を通してスリット３４に差し
込むことができる２つの固定カム３２として形成された
高速拘束装置は、ハンドグリップ３５を操作することに
よって、貯蔵ロール３もしくは巻き取りロール５の管８
を拘束することができる。図４には、ハンドグリップ３
５が、拘束位置では実線で示され、拘束を解除する位置
では破線で示されている。印刷工は、スラスト部材２８
が管８に当たるまで、２重拘束カム３２をスリット３４
中に押し込む。ハンドグリップ３５を実線で示されてい
る位置に旋回させることにより、拘束カムを介して外側
スリーブ３６はスリーブ３０にロックされる。それから
第２の拘束カム３２を介してスラスト部材２８はスラス
ト軸受３７を介して片持ち軸２７上を移動する。その結
果、管８が片持ち軸２７に固定されたディスク１７のピ
ン１８に回転出来ないように固定される。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 １ 胴外套面 ２ 洗浄布 ３ 貯蔵ロール ４ 押し当てレール ５ 巻き取りロール ６ 取り付け具 ７、３１ 支持部 ８、１９ 管 ９ 軸 １０、１５ 機械の側方枠 １１、１３、２９ ころ軸受 １２ 中空軸 １４ ガイドボルト １６ ハンドル １７ ディスク １８ ピン ２０ 支持部材 ２１ 方向転換レール ２２ 滴下管 ２３ レール ２４ 掛け金 ２５ へこみ部 ２６ 触知手段 ２７ 片持ち軸 ２８ スラスト部材 ３０、３６ スリーブ ３２ 拘束カム ３３ 差し込み ３４ スリット ３５ ハンドグリップ ３７ スラスト軸受
フロントページの続き (71)出願人 390009232 Ｋｕｒｆｕｅｒｓｔｅｎ−Ａｎｌａｇｅ 52−60，Ｈｅｉｄｅｌｂｅｒｇ，Ｆｅｄｅ ｒａｌ Ｒｅｐｕｂｌｉｃ ｏｆ Ｇｅｒ ｍａｎｙ (72)発明者 ゲルハルト ルース ドイツ連邦共和国 68219 マンハイム キムゼイシュトラーセ 92

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 貯蔵ロールから繰り出され押し当てレー
    ルを経て巻き取りロールに送られる洗浄布を有し、該押
    し当てレールによって、洗浄布を、洗浄される胴外套面
    に押し当てることができる、輪転印刷機の胴外套面の洗
    浄装置において、 貯蔵ロール（３）と巻き取りロール（５）は、洗浄布
    （２）と共に支持部（７）によって案内され、胴軸線方
    向に平行に機械から取り出すことが出来るように配置さ
    れていることを特徴とする、輪転印刷機の胴外套面の洗
    浄装置。
  2. 【請求項２】 貯蔵ロール（３）と巻き取りロール
    （５）の支持は、片側が機械の側方枠（１０）に支持さ
    れている軸（９）上で行われ、 前記洗浄布は軸（９）にはめ込むことができる管（８）
    上に巻き取られており、 これらの管（８）は片側が中空軸（１２）に固定されて
    おり、 中空軸（１２）は、支持部（７）によって、貯蔵ロール
    （３）と巻き取りロール（５）とが差し込まれた状態
    で、機械の他の側方枠（１５）に固定されている、請求
    項１に記載の装置。
  3. 【請求項３】 貯蔵ロール（３）と巻き取りロール
    （５）とが差し込まれた状態で、管（８）は、回転結合
    （１８）を介して軸（９）と連結することができる、請
    求項２に記載の装置。
  4. 【請求項４】 管（１９）は両側で支持部材（２０）に
    支持されており、 これらの支持部材（２０）は方向転換レール（２１）に
    よって連結されており、 支持部材（２０）の片側は、貯蔵ロール（３）と巻き取
    りロール（５）をはめ込んだ状態で機械の側方枠にピン
    で固定されている、請求項１に記載の装置。
  5. 【請求項５】 両方の支持部材（２０）は、貯蔵ロール
    （３）および巻き取りロール（５）と共にレール（２
    ３）上を胴外套面（１）に平行に洗浄装置の作業位置に
    挿入することができる、請求項４に記載の装置。
  6. 【請求項６】 洗浄装置は、レール（２３）のへこみ部
    （２５）に噛み合う掛け金（２４）によって作業位置に
    確実に保持されている、請求項５に記載の装置。
  7. 【請求項７】 洗浄装置の作業位置において、貯蔵ロー
    ル（３）上の布残量用の触知手段（２６）が機能位置に
    移動される、請求項５に記載の装置。
  8. 【請求項８】 貯蔵ロール（３）と巻き取りロール
    （５）は片持ち軸（２７）にはめ込まれていて、この片
    持ち軸（２７）の一方の側は機械の側方枠に回転できる
    ように支持されており、 前記片持ち軸（２７）の反対側には貯蔵ロール（３）と
    巻き取りロール（５）を片持ち軸（２７）に回転できな
    いように連結する拘束カム（３２）が設けられている、
    請求項１に記載の装置。
JP31181096A 1995-11-22 1996-11-22 輪転印刷機の胴外套面の洗浄装置 Expired - Fee Related JP3963510B2 (ja)

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DE19543518-4 1995-11-22

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FR (1) FR2741295B1 (ja)
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